JP4840234B2 - タンデムスクリューコンプレッサ - Google Patents

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Description

本発明は、2軸のスクリューが歯合するタンデムスクリューコンプレッサに関し、特に各軸にモータが軸直結されたタンデムスクリューコンプレッサに関する。
下記特許文献1には、小型・コンパクト化を図ることができる電動駆動式過給機として、スクリュー型過給機の雄ロータと雌ロータの2つのロータのうち相対回転速度の高い雄ロータを、高速回転型電動機で直接駆動するようにしたものが開示されている。これにより、同一駆動力を高速回転する小型の電動機で得て、電動駆動式過給機全体の小型・コンパクト化を図るというものである。
下記特許文献2には、スクリューコンプレッサではないが、「複数の被駆動箇所ごとにモータが配設された機構の例」として、個別駆動電気自動車および個別駆動電気自動車用タンデムモータが開示されている。具体的には、サスペンション類と干渉することなく限られた範囲内で2個の大容量のモータが設置できるように、シャシフレームの縦フレーム材に挟まれてタンデムモータが設置されたものである。このタンデムモータは、同一構成の2個のモータがそのモータ本体の主軸線をオフセットさせて互い違いに平行に配置され、それぞれミッションを介して主軸線からオフセットされた2個の出力軸が一直線に並び、この出力軸が前輪の車軸線上に略一致させてあるというものである。
前記「複数の被駆動箇所ごとにモータが配設された機構の例」として、特許文献1,2に開示された以外にも、例えば複数のモータにより全軸駆動するように動力分散した新幹線が、加速性能を初めとする基本的性能が優れていることも周知である。
特開2003−269182号公報 特開平6−64452号公報
特許文献1に開示された、2軸式のスクリュー型過給機は小型・コンパクト化を図ることができる電動駆動式過給機として有効であるが、これに類する車載用途等においては、さらなる改善余地が残されていた。例えば、電動駆動式過給機を搭載したエンジンが強い加速力を必要とする時、電動駆動式過給機が迅速に起動するように電動機が過給器に強い加速力を付与する必要があるという課題があった。
また、高速回転または高トルク出力による定格稼動(以下、「高風量域運転」ともいう)において効率良くなるように設計されたモータを含む駆動装置を、中低速運転または中低トルク負荷による微力稼動(以下、「低風量域運転」ともいう)すれば著しく効率低下する。これに対して、迅速な起動特性を不可欠として、低風量域運転から高風量域運転の全ての運転領域にわたって効率良くするという課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、迅速な起動特性のみならず、微力稼動から定格稼動の何れの運転領域においても効率良いタンデムスクリューコンプレッサを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1の発明に係るタンデムスクリューコンプレッサは、下記第1の手段を採用する。
第1軸に軸支され同軸結合された第1ギヤと共に回転自在の第1スクリューと、前記第1軸とほぼ平行な第2軸に軸支され前記第1ギヤと歯合して逆回転する第2ギヤに同軸結合された第2スクリューと、を備え、逆ネジの関係にある前記第1スクリューと前記第2スクリューをかみ合わせた空間で流体を圧縮するタンデムスクリューコンプレッサにおいて、前記第1スクリューに同軸結合された主モータと、前記第2スクリューに同軸結合された副モータと、を備え、前記主モータと前記副モータの何れか一方は軽負荷時に遊動可能とする。
第1の発明に係るタンデムスクリューコンプレッサによれば、第1スクリューに同軸結合された主モータを設計目標どおりに定格稼動させると高い効率が得られる。第1スクリューの回転に伴って第1ギヤも同軸回転する。第1ギヤと歯合した第2ギヤに同軸結合された第2スクリューは逆回転する。逆ネジの関係にある第1スクリューと第2スクリューをかみ合わせた空間において流体が圧縮され、ネジ送りにより送出される。
また、タンデムスクリューコンプレッサが起動する時、主モータの定格仕様どおりの起動トルクが発生するが、それで起動の加速が不足しているならば、第2スクリューに同軸結合された副モータが相当のトルク出力するように定格稼動する。そうすると、主モータの起動トルクに副モータの助勢を加えて迅速起動することが可能である。
ついで、指定速度に到達したならば、副モータは助勢を止めて遊動させるか、あるいは適宜に出力を弱める。この時、主モータのみを定格稼動させることにより運転効率を高く維持することが可能である。なお、主モータと副モータの何れか一方が軽負荷時に遊動可能であるので、副モータが中低速で効率良く運転可能ならば、主モータを遊動させ副モータのみを効率良く定格稼動させても良い。
このように、迅速な起動特性に加えて、低風量領域から高風量領域の何れの運転領域においても、主モータと副モータが定格点を下回る非効率な運転をしないで済むので、結果的にタンデムスクリューコンプレッサの運転効率を良くすることが可能である。
また、第2の発明に係るタンデムスクリューコンプレッサは、前記第1の発明に加え、前記主モータと前記副モータの少なくとも何れか一方は永久磁石同期モータであることを第2の手段として採用する。これによれば、永久磁石同期モータは小型軽量化して正確容易に速度制御が可能である。
また、第3の発明に係るタンデムスクリューコンプレッサは、前記第1または第2の発明に加え、前記主モータと前記副モータの少なくとも何れか一方は誘導モータであることを第3の手段として採用する。これによれば、誘導モータが安価で簡素なことに加えて、遊動時に鉄損が生じ難いので、遊動時間の長い運転領域において、誘導モータを遊動させることによって、効率を高く維持することが可能である。
また、第4の発明に係るタンデムスクリューコンプレッサは、前記第1ないし第3の何れかの発明に加え、前記主モータは永久磁石同期モータを用いて速度制御し、前記副モータは誘導モータを用いてトルク制御し軽負荷時には遊動可能であることを第4の手段として採用する。
第4の発明に係る、タンデムスクリューコンプレッサによれば、永久磁石同期モータを速度制御して用いる主モータは速度指令値に基づいて常時定格稼動に近くして運転効率を高くする。また、軽負荷時には遊動可能であるようにトルク制御して用いる誘導モータを定格稼動近くで必要な時にのみ運転することによって、運転効率を高くすることが可能である。なお、主・副でなる2つのモータがそれぞれ半ば独立した制御を受けているが、一方が速度制御で、他方はトルク制御であるため干渉するような害は生じない。
また、第5の発明に係るタンデムスクリューコンプレッサは、下記第5の手段を採用する。
前記第1ないし第4の何れかの発明に加え、前記主モータおよび前記副モータはモータ電流の目標値である電流指令値から実測された電流検出値を減算するようにフィードバックした値に基づいてトルク制御し、前記主モータは前記トルク制御に加えた上位の制御として速度指令値から実測された速度検出値を減算するようにフィードバックした値に基づいて速度制御する。
第5の発明に係る、タンデムスクリューコンプレッサによれば、主モータは、上位の制御系統とする速度指令値および、その下位の制御系統とする電流指令値による二重のフィードバック制御系統により、指令速度で安定動作することが可能である。すなわち、主モータは、実測された第1スクリューの速度検出値に対する速度指令値の差分をなくすように、速度検出値をフィードバックして速度制御されると共に、モータ電流の目標値である電流指令値と、実測された電流検出値との差分をなくすように、電流検出値をフィードバックしてトルク制御される。
一方、副モータはモータ電流の目標値である電流指令値と、実測された電流検出値との差分をなくすように、電流検出値のみをフィードバックしてトルク制御される。このように、主・副でなる2つのモータにより、第1・第2でなる2つのスクリューをそれぞれ駆動するタンデムスクリューコンプレッサによれば、高風量域運転する時は、主モータの運転効率を定格内で高く維持しながら指令速度で安定動作させることが可能である。また、上位の制御系統によって速度制御されている主モータの出力だけではトルク不足が生じた時は、その不足分だけを副モータが助勢する。
ついで、指定速度に到達したならば、副モータは助勢を止めて遊動させるか適宜に弱める。この時、主モータと副モータの何れか一方が軽負荷時に遊動可能であるので、副モータが中低速で比較的効率良く運転可能ならば、主モータを遊動させ副モータのみを効率良く定格稼動させても良い。このように、低風量域運転する時は、定格から外れて効率低下する主モータを遊動させて、副モータだけを定格内で効率良く運転することが可能である。
本発明によれば、迅速な起動特性のみならず、微力稼動から定格稼動の何れの運転領域においても運転効率の良好なタンデムスクリューコンプレッサを提供することが可能である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。なお、各図において、同一機能は同一符号を付して説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るタンデムスクリューコンプレッサE1,E2の概略を示す側面模式図であり、(a)永久磁石同期モータ1,2の2個使い型のタンデムスクリューコンプレッサE1、(b)永久磁石同期モータ1と誘導モータ2′の各1個使い型のタンデムスクリューコンプレッサE2である。
図1(a),(b)に示すタンデムスクリューコンプレッサE1,E2は、第1軸11に軸支され同軸結合された第1ギヤ12と共に回転自在の第1スクリュー10と、第1軸11とほぼ平行な第2軸21に軸支され第1ギヤ12と歯合して逆回転する第2ギヤ22に同軸結合された第2スクリュー20と、を備え、逆ネジの関係にある第1スクリュー10と第2スクリュー20をかみ合わせた空間で流体を圧縮するように基本構成されている。
このようなオス・メスの2ロータ(第1・第2スクリュー10,20)でなるタンデムスクリューコンプレッサE1,E2は、第1軸11および第2軸21の2軸にそれぞれ接続された主・副2つのモータ1,2による回転駆動力を第1・第2ギヤ12・22を介する各軸間で授受しながら運転される。また、本発明の特徴である各軸直結の2モータ方式において、主・副2つのモータ1,2が常時両方共にトルク出力するとは限らず、片方のモータを適宜に遊動させて運転効率を高めている。すなわち、第1スクリュー10に同軸結合された主モータ1と、第2スクリュー20に同軸結合された副モータ2と、を備え、主モータ1と副モータ2の何れか一方は軽負荷時に遊動可能とする。
なお、主モータ1はタンデムスクリューコンプレッサE1,E2を定格稼動した時に高効率が得られ、起動トルクおよび急加速性能は弱くても構わないものとする。一方、副モータ2は主モータ1を補助してタンデムスクリューコンプレッサE1,E2を全力稼動(最高風量運転)した時、または副モータ2単独で中低速運(低風量運転)した時に高い効率が得られる定格である。したがって、主モータ1の能力を超えた使用状況において、起動トルクおよび急加速性能が不足している時、またはタンデムスクリューコンプレッサE1,E2を制限稼動(微力運転)した時に、副モータ2がほぼ定格どおりに効率良くトルクを発生する。
なお、主モータ1および副モータ2の制御に関しては後述するように、主モータ1と副モータ2は第1ギヤ12と歯合する第2ギヤ22により常時連動して回転位置まで規定される関係であるため、それぞれのモータに独立した別系統から速度制御がなされた場合、干渉して回転異常をきたすので、一方を速度制御して他方をトルク制御することにより円滑な協働運転させる。
ここで動作も交えて説明する。第1スクリュー10に同軸結合された主モータ1を設計目標どおりに定格運転させると高い効率が得られる。第1スクリュー10の回転に伴って第1ギヤ12も同軸回転する。そして、第1ギヤ12と歯合した第2ギヤ22に同軸結合された第2スクリュー20は逆回転する。そうすると、逆ネジの関係にある第1スクリュー10と第2スクリュー20をかみ合わせた空間で、流体が圧縮され、ネジ送りにより送出される。
また、タンデムスクリューコンプレッサE1,E2が起動する時、主モータ1の仕様どおりに弱い起動トルクが発生するが、起動の加速が不足しているならば、第2スクリュー20に同軸結合された副モータ2が高いトルク出力によって主モータ1を助勢するように定格稼動する。そうすると、主モータ1の弱い起動トルクに副モータ2の助勢を加えて迅速起動することが可能である。
ついで、指定速度に到達したならば、副モータ2は助勢を止めて遊動させるか、あるいは適宜に出力を弱める。最終的には、主モータ1のみを定格稼動させることにより運転効率を高く維持することが可能である。なお、主モータ1と副モータ2の何れか一方が軽負荷時に遊動可能であるので、副モータ2が中低速で比較的効率良く運転可能ならば、主モータ1を遊動させ副モータ2のみを効率良く定格稼動させても良い。このように、迅速な起動特性に加えて、低風量領域から高風量領域の何れの運転領域においても、主モータ1と副モータ2のどちらも定格点を下回らないように、運転効率を良好に維持することが可能である。
ここで、図1(a)に示すタンデムスクリューコンプレッサE1と、図1(b)に示すタンデムスクリューコンプレッサE2との違いを説明する。まず、図1(a)に示すように、主モータ1と副モータ2の両方とも永久磁石同期モータ(PMSM)による2個使い型のタンデムスクリューコンプレッサE1は、永久磁石同期モータの性質上、小型軽量化して正確かつ容易に速度制御することが可能である。
つぎに、図1(b)に示すように、主モータ1は永久磁石同期モータを用いて速度制御し、副モータ2は誘導モータ(IM)を用いてトルク制御し軽負荷時には遊動可能にしている。これによれば、誘導モータが安価で簡素なことに加えて、遊動時に鉄損が生じ難いので、遊動時間の長い運転領域において、効率を高くすることが可能である。なお、主モータ1と副モータ2の少なくとも何れか一方に誘導モータを用いる設計思想があれば、他方が永久磁石同期モータまたは誘導モータ、あるいはその他の形式のモータを用いるようにしても構わない。
図2は本実施形態に係る2軸交互モータ配置のタンデムスクリューコンプレッサE3の概略を示す側面模式図である。図2に示すように、主モータ1が軸接続された第1軸11′の軸端から遠い方に、副モータ2が軸接続された第2軸21′の軸端が位置している。すなわち、平行な2軸に対して交互の軸端にそれぞれのモータを配置している。これは、取付けるスペース等に合わせて図1(a)に示したタンデムスクリューコンプレッサE1を変形して、タンデムスクリューコンプレッサE3を形成したものであり、制御方法および運転方法に変わりはない。
図3は本実施形態に係るタンデムスクリューコンプレッサE1〜E3の制御系統を示すブロック図であり、(a)主モータ制御系統、(b)副モータ制御系統である。図3(a)に示すように、主モータ1に対し、外部から直接入力される速度指令値13が、減算器31、PI制御器32、減算器33、およびPI制御器34を介して変換された電圧指令値17となって印加される。また、図3(b)に示すように、副モータ2に対し、外部から直接入力される電流指令値25が、減算器33およびPI制御器34を介して変換された電圧指令値27となって印加される。
図3から読み取れるように、主モータ1および副モータ2は、モータ電流の目標値である電流指令値15,25から、実測された電流検出値16,26を減算するようにフィードバックした値に基づいてトルク制御されているので、ある程度負荷トルクが変動しても安定した回転を維持できる。さらに主モータ1は前記トルク制御に加えた上位の制御である速度指令値13に対して、実測された速度検出値14を減算するようにフィードバックした値に基づいて速度制御される。
また、図3において、主モータ1に永久磁石同期モータを用い、副モータ2に誘導モータを用いた場合、主モータ1は速度指令値に基づいて定格稼動に近くして運転効率を高くすることができる。そして、重負荷時には副モータ2に助勢させる一方、軽負荷時には副モータ2を遊動させることが可能である。すなわち、トルク制御して用いる副モータ2を、必要な時にのみ定格稼動に近くして運転効率を高くすることが可能である。なお、主・副でなる2つのモータ1,2がそれぞれ半ば独立した制御を受けているが、一方が速度制御で、他方はトルク制御であるため干渉するような害は生じない。
タンデムスクリューコンプレッサE1,E3において、主モータ1は、上位の制御系統である度指令値13および、その下位の制御系統である電流指令値15による二重のフィードバック制御系統により指令速度で安定動作させることが可能である。すなわち、主モータ1は、目標とする速度指令値13に対し、実測された第1スクリュー10の速度検出値14と、の差分をなくすように、速度検出値14をフィードバックして速度制御されると共に、モータ電流の目標値である電流指令値15と、実測された電流検出値16との差分をなくすように、電流検出値16をフィードバックしてトルク制御される。
一方、副モータ2はモータ電流の目標値である電流指令値25と、実測された電流検出値26との差分をなくすように、電流検出値25のみをフィードバックしてトルク制御される。
このように、主・副でなる2つのモータ1,2により、第1・第2でなる2つのスクリュー10,20を駆動するタンデムスクリューコンプレッサE1〜3によれば、高風量域運転する時は、主モータ1を定格維持するように運転効率を高くしながら指令速度で安定動作させる一方、速度制御されている主モータ1だけのトルクに不足が生じた時は、その不足分だけ副モータ2が助勢する。逆に、低風量域運転する時は、主モータ1での駆動によれば定格から外れて効率低下するので、その主モータ1を遊動させて、副モータ2だけを定格内で効率良く運転することも可能である。
また、タンデムスクリューコンプレッサE1〜3が、主・副でなる2つのモータ1,2の全力稼動により起動した後、指定速度に到達したならば、副モータ2による助勢を適宜に弱め、最終的にはトルク出力を止めて遊動させる。この時、指定速度が中低速(低風量域運転)であり、その軽負荷に対して副モータ2が中低速で高い効率で運転することが可能ならば、主モータ1を遊動させて副モータ2のみを効率良く定格稼動させることが好ましい。
以上、説明したように、本発明のタンデムスクリューコンプレッサによれば、迅速な起動特性を有するのみならず、微力稼動から定格稼動の何れの運転領域においても効率良く運転することが可能である。
本発明の一実施形態(本実施形態)に係るタンデムスクリューコンプレッサの概略を示す側面模式図であり、(a)永久磁石同期モータの2個使い型、(b)永久磁石同期モータと誘導モータの各1個使い型である。 本実施形態に係る2軸交互モータ配置のタンデムスクリューコンプレッサの概略を示す側面模式図である。 本実施形態に係るタンデムスクリューコンプレッサの制御系統を示すブロック図であり、(a)主モータ制御系統、(b)副モータ制御系統である。
符号の説明
1 主モータ,永久磁石同期モータ(符号兼用)、
2,2′ 副モータ,永久磁石同期モータ,誘導モータ(符号兼用)、
10 第1スクリュー、 11 第1軸、 12 第1ギヤ、
20 第2スクリュー、 21,21′ 第2軸、 22 第2ギヤ、
E1〜E3 タンデムスクリューコンプレッサ、
13 速度指令値、 14 速度検出値、 15 電流指令値、 16 電流検出値、

Claims (5)

  1. 第1軸に軸支され同軸結合された第1ギヤと共に回転自在の第1スクリューと、
    前記第1軸とほぼ平行な第2軸に軸支され前記第1ギヤと歯合して逆回転する第2ギヤに同軸結合された第2スクリューと、を備え、
    逆ネジの関係にある前記第1スクリューと前記第2スクリューをかみ合わせた空間で流体を圧縮するタンデムスクリューコンプレッサにおいて、
    前記第1スクリューに同軸結合された主モータと、
    前記第2スクリューに同軸結合された副モータと、を備え、
    前記主モータと前記副モータの何れか一方は軽負荷時に遊動可能であることを特徴とするタンデムスクリューコンプレッサ。
  2. 前記主モータと前記副モータの少なくとも何れか一方は永久磁石同期モータであることを特徴とする請求項1に記載のタンデムスクリューコンプレッサ。
  3. 前記主モータと前記副モータの少なくとも何れか一方は誘導モータであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタンデムスクリューコンプレッサ。
  4. 前記主モータは永久磁石同期モータを用いて速度制御し、
    前記副モータは誘導モータを用いてトルク制御し軽負荷時には遊動可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のタンデムスクリューコンプレッサ。
  5. 前記主モータおよび前記副モータはモータ電流の目標値である電流指令値から実測された電流検出値を減算するようにフィードバックした値に基づいてトルク制御し、
    前記主モータは前記トルク制御に加えた上位の制御として速度指令値から実測された速度検出値を減算するようにフィードバックした値に基づいて速度制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のタンデムスクリューコンプレッサ。
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