JP4840166B2 - ベルト回転装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベルト回転装置、及び該ベルト回転装置を備える画像形成装置に関する。
インクジェット式の画像形成装置等において記録媒体搬送装置や中間転写装置等として機能するベルト回転装置では、ベルトが複数のローラにより張架されることによって、ベルトにしわが発生し、ベルトに保持された用紙またはベルトに形成される画質が低下する場合がある。このため、複数のローラにより張架されたベルトに発生するしわを抑制することを目的とした技術が考案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照)。
特開2002−145474号公報 特開平11−65302号公報 特開平10−26846号公報 特許文献1には、搬送ベルトを支持する2つのローラの接線よりも突出してガイド部材を設けることで、搬送ベルトのしわを抑える発明が記載されている。また、特許文献2には、ベルトの搬送方向に対し、斜め外方へ回転駆動される展張ローラを設け、ベルトのしわを解消する発明が記載されている。また、特許文献3には、第1ローラ及び第2ローラ間のベルト長さを180mm以下とすることでしわが発生することを防止する発明が記載されている。
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、複数のローラにより張架されたベルトに発生するしわの抑制効果を向上させることを目的とする。
請求項1に記載のベルト回転装置は、吸引孔が形成されていない無端状のベルトと、前記ベルトを張架し回転させる複数のローラと、前記ベルトの内周面に接して配設され、前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対向する位置に複数の空気孔が前記ベルトとの接触面に形成されたプラテンと、前記空気孔に負圧を発生させ、前記ベルトを前記プラテンの上面に吸着させる負圧発生手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載のベルト回転装置は、請求項1に記載のベルト回転装置であって、前記ベルトは非透気性部材により構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のベルト回転装置は、請求項1又は請求項2に記載のベルト回転装置であって、前記ベルトの内周面及び前記プラテンの前記ベルトとの接触面は導電性を有しており、前記ベルトの内周面及び前記プラテンの前記ベルトとの接触面の少なくとも一方が接地されていることを特徴とする。
請求項4に記載のベルト回転装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のベルト回転装置であって、前記ベルトの周回速度を測定する周回速度測定手段と、前記周回速度測定手段により測定された前記ベルトの周回速度が、所定値より遅い場合に、前記負圧発生手段の出力を低下させる負圧制御手段と、
を有することを特徴とする。
請求項に記載のベルト回転装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のベルト回転装置であって、前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対応するように、前記空気孔の位置を前記ベルトの幅方向にスライド可能とする調整手段を有することを特徴とする。
請求項に記載のベルト回転装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載のベルト回転装置であって、各々、前記ベルトの回転方向に配列された複数の前記空気孔により構成され、前記ベルトの幅方向に配列された複数の空気孔群を備えており、前記負圧発生手段は、各々、少なくとも1つの前記空気孔群と対向して配設された複数のチャンバと、各々、前記チャンバと前記負圧発生手段とを接続する複数の空気流路と、を備え、前記調整手段は、複数の前記空気流路の各々を開放及び閉塞する開閉弁であることを特徴とする。
請求項に記載のベルト回転装置は、請求項5又は6に記載のベルト回転装置であって、前記ベルトの厚み方向への変位量に応じて、負圧を発生する前記空気孔の位置を制御する第1調整制御手段と、前記ベルトの厚み方向への変位量を測定して、前記第1調整制御手段へ出力する変位量測定手段と、を有し、前記第1調整制御手段は、前記変位量測定手段が測定した変位量のピーク値が所定値範囲外となるベルトの位置に負圧を発生させることを特徴とする。
請求項に記載のベルト回転装置は、請求項5又は6に記載のベルト回転装置であって、前記ベルトの張力に応じて、負圧を発生する前記空気孔の位置を制御する第2調整制御手段と、前記ベルトの張力を測定して前記第2調整制御手段へ出力する張力測定手段と、を有し、前記第2調整制御手段は、前記張力測定手段が測定した張力に対応する前記ベルトの変形モードにおいて前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対応する位置に負圧を発生させることを特徴とする。
請求項に記載のベルト回転装置は、請求項5又は6に記載のベルト回転装置であって、前記ベルトに回転力を付与する前記ローラのトルクに応じて、負圧を発生する前記空気孔の位置を制御する第3調整制御手段と、前記ベルトに回転力を付与する前記ローラのトルクを測定して前記第3調整制御手段へ出力するトルク測定手段と、を有し、前記第3調整制御手段は、前記トルク測定手段が測定したトルクに対応する前記ベルトの変形モードにおいて前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対応する位置に負圧を発生させることを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のベルト回転装置を備えており、前記ベルトは、記録媒体を搬送する搬送ベルトであり、前記ベルトを挟んで前記プラテンと対向して配置され、前記搬送ベルトにより搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成手段を有することを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のベルト回転装置を備えており、前記ベルトを挟んで前記プラテンと対向して配置され、前記ベルトに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により前記ベルトに形成された画像を記録媒体へ転写させる転写手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、上記構成にしたことにより、複数のローラにより張架されたベルトに発生するしわの抑制効果を向上できる。
請求項2に記載の発明では、上記構成にしたことにより、複数のローラにより張架されたベルトをプラテンに吸着させることができ、該ベルトに発生するしわの抑制効果を向上できる。
請求項3に記載の発明では、上記構成にしたことにより、ベルトとプラテンとの摩擦帯電によるベルトの異常帯電を防止でき、以って、ベルトの異常放電や、ベルトの異常帯電に起因してベルトとベルトの周囲に近接された部品との間に生じる静電気力によって当該部品とベルトとが接触する等の諸問題の発生を防止できる。
請求項4に記載の発明では、ベルトとローラとの間でのスリップの発生を抑制でき、以って、ベルトの周回速度を安定化させることができる。
請求項に記載の発明では、上記構成にしたことにより、負圧を発生する空気孔の位置を、ベルトでのしわの発生位置に合わせて調整することが可能となる。例えば、ベルトの製造ばらつきに起因するベルトのしわの発生位置のばらつきに合わせて、空気孔の位置を調整することや、径時変化によるベルトのしわの発生位置の変化に合わせて、空気孔の位置を調整することが可能になる。
請求項に記載の発明では、上記した簡易な構成により、負圧を発生する空気孔の位置を、ベルトでのしわの発生位置に合わせて調整することが可能となる。
請求項に記載の発明では、上記構成にしたことにより、負圧を発生する空気孔の位置が、ベルトでのしわの発生位置の変動に追従して自動調整される。
請求項に記載の発明では、上記構成にしたことにより、負圧を発生する空気孔の位置が、ベルトでのしわの発生位置の変動に追従して自動調整される。
請求項に記載の発明では、上記構成にしたことにより、負圧を発生する空気孔の位置が、ベルトでのしわの発生位置の変動に追従して自動調整される。
請求項1に記載の発明では、上記構成にしたことにより、画像形成中の記録媒体の平面性、及び記録媒体と画像形成手段との位置精度(クリアランスの精度)を向上でき、以って、画像形成手段により記録媒体に形成される画像の品質を向上できる。
請求項1に記載の発明では、上記構成にしたことにより、ベルトの平面性、及びベルトと画像形成手段との位置精度(クリアランスの精度)を向上でき、以って、画像形成手段によりベルトに形成される画像の品質を向上できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、ベルトの回転方向(以下、ベルト回転方向という)を図中矢印Xで示し、ベルトの回転方向と直交する方向(以下、ベルト幅方向という)を図中矢印Yで示している。
図1には、本発明のベルト回転装置の第1実施形態に係る搬送装置10を備える画像形成装置としてのインクジェット記録装置12が示されている。インクジェット記録装置12には、給紙トレイ(図示省略)が備えられており、給紙トレイ内に積層された用紙Pが、1枚ずつ取り出され、所定の搬送経路を構成する複数の搬送ローラ対(1個のみ図示)16により搬送される。
該搬送ローラ対16の搬送方向下流側には、搬送装置10が配設されている。この搬送装置10は、無端状のベルトとしての搬送ベルト18と、搬送ベルト18を張架する駆動ローラ20及び従動ローラ22と、搬送ベルト18の内周側に配設され搬送ベルト18の上側弦部(上側の張られた部分)18Aと対向し且つ面同士で接触し合うプラテン24とを備えている。
駆動ローラ20は、従動ローラ22の搬送方向下流側に配設されており、モータ(図示省略)により駆動され、搬送ベルト18を摩擦力により回転させる。
また、搬送ベルト18の上方には画像形成手段としての記録ヘッドアレイ30が配置されており、搬送ベルト18の上側弦部18Aに対向している。この対向した領域が、記録ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。用紙Pは、搬送ベルト18で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ30に対向した状態で、記録ヘッドアレイ30から画像情報に応じたインク滴を付着される。
記録ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、サイアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)32が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
各記録ヘッド32は、ヘッド駆動回路(図示省略)によって駆動される。ヘッド駆動回路は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号を記録ヘッド32に送る構成である。
また、記録ヘッドアレイ30の上流側には、電源38が接続された帯電ローラ36が配置されている。帯電ローラ36は、従動ローラ22と共に搬送ベルト18及び用紙Pを挟んだ状態で、従動ローラ22に従動し、用紙Pを搬送ベルト18に押圧する。この際、接地された従動ローラ22と帯電ローラ36とに所定の電位差が生じることにより、用紙Pが、電荷を付与されて搬送ベルト18に静電吸着する。
また、記録ヘッドアレイ30の搬送方向下流側には、剥離プレート40が配置されており、用紙Pを搬送ベルト18から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離プレート40の下流側で複数の排出ローラ対(図示省略)により搬送され機外へ排出される。
ここで、搬送装置10の構成について説明する。
図2(A)、(B)に示すように、搬送装置10では、プラテン24が、中空の板材となっている。このプラテン24の搬送ベルト18の上側弦部18Aと対向し接する面(以下、上面という)24Aには、複数の小孔である空気孔26が縦横に形成されている。
複数の空気孔26は、ベルト回転方向に沿って、また、ベルト幅方向に対して傾斜する直線に沿って配列されている。即ち、ベルト回転方向に沿って配列された複数の空気孔26により構成される空気孔群46が、ベルト幅方向に沿って複数配列されている。
また、プラテン24の上面24Aには、フッ素樹脂のオーバーコート処理等の、搬送ベルト18との摩擦係数を低減するための処理が施されている。
また、プラテン24の上側弦部18Aの反対側の面(以下、下面という)24Bには、チューブ接続用の孔28が形成されている。このチューブ接続用の孔28には、チューブ42の一端が接続され、このチューブ42の他端には、ポンプ44が接続されている。即ち、ポンプ44、チューブ42、及びプラテン24内に形成されたチャンバ(圧力室)24Cにより、負圧発生手段としての負圧発生部45が構成されており、ポンプ44が作動された際には、チューブ42、及びプラテン24内に形成されたチャンバ(圧力室)24Cが減圧され、空気孔26に負圧(吸引圧)が発生する。
ところで、図3に示すように、搬送ベルト18の上側弦部18A及び下側弦部18Bには、駆動ローラ20及び従動ローラ22からテンションTを受けることによるしわが発生する。なお、上側弦部18Aに発生するしわのみを図示し、下側弦部18Bに発生するしわは図示を省略している。
このしわは、ベルト回転方向にかけて直線状、ベルト幅方向にかけて周期的な波形に形成される。また、該しわの頂部及び底部のベルト幅方向の位置(しわのベルト幅方向へかけての発生周期)は、搬送ベルト18の材料特性(弾性係数等)や外形寸法(幅、厚さ、周長等)、及び搬送ベルト18に作用するテンション(取付張力)により決定される。
本実施形態では、図4(A)に示すように、しわの頂部及び底部が、上側弦部18Aの幅方向の一端部から他端部側へ所定距離lだけ離れた位置P1、該位置P1から他端部側へ所定距離lだけ離れた位置P2、該位置P2から他端部側へ所定距離lだけ離れた位置P3、該位置P3から他端部側へ所定距離lだけ離れた(上弦部18Aの幅方向の他端部から一端部側へ所定距離lだけ離れた)位置P4に位置している。
ここで、上記複数の空気孔群46の中の4列の空気孔群46は、上側弦部18Aの上記位置P1、P2、P3、P4と対向する位置(搬送ベルト18の厚み方向から見て重なる位置)に配置されている。即ち、空気孔26が、搬送ベルト18に発生するしわの頂部及び底部と対向する位置に配置されている。
なお、しわの頂部及び底部とは、しわのベルト厚み方向への変位量がピークとなる位置を中心としてベルト幅方向両側へ所定の広がり(例えば、しわの半波長の±5%)をもった部位を指している。また、しわの頂部は、しわの反プラテン24側への変位量がピークとなる位置を中心とした部位であり、しわの底部は、しわのプラテン24側への変位量がピークとなる位置を中心とした部位である。
また、しわの頂部及び底部のベルト幅方向の位置は、レーザ変位計等を用いて予め測定しておいても良いし、搬送ベルト18の材料特性や外形寸法、及び搬送ベルト18に作用するテンション等から数値シュミレーションにより求めても良い。
また、搬送ベルト18は、透気度100.00sec以上の部材、即ち、非透気性(気密性を有する)部材により構成されている。なお、透気度は、JIS P8117−1980:「紙の透気度試験方法」により測定している。
また、搬送ベルト18の内周面、及びプラテン24の上面24Aは、導電性(体積抵抗が1012Ω・cm以下)を有している。また、搬送ベルト18の内周面は、従動ローラ22を介して接地されており、プラテン24の上面24Aを含む全体は、直接、接地されている。これにより、搬送ベルト18の内周面、及びプラテン24の上面24Aに授受される電荷が速やかに放出される。
搬送ベルト18の基材は、絶縁性を有する又は体積抵抗が高い樹脂またはゴムにより形成されている。例えば、PET、ポリイミド、ポリアミドイミド等である。なお、搬送ベルト18としては、所定の導電性の単層ベルト(例えば、体積抵抗が1010〜1014Ω・cm程度のポリイミド)も使用可能である。
また、プラテン24は、アルミ、ステンレス、スチール等の金属材料や導電性樹脂、又は非導電性の樹脂により形成されている。ここで、非導電性の樹脂によりプラテン24を形成する場合には、プラテン24の上面24Aに、金属等により構成された導電層を形成する必要がある。
次に、本実施形態における作用について説明する。
用紙Pが搬送ローラ対16により搬送装置10へ搬送される以前に、駆動ローラ20の駆動が開始され、搬送ベルト18が回転する。これと共に、ポンプ44が作動され、空気孔26に負圧が発生する。これによって、非透気性部材により構成された搬送ベルト18の上側弦部18Aが空気孔26からプラテン24側へ吸引される。
ここで、空気孔26が、上側弦部18Aに発生するしわの頂部と対向する位置のみに配置されている場合には、しわの頂部が空気孔26からプラテン24側へ吸引された際に、それまでしわの底部であった部位が、浮き上がって(反プラテン24側へ変位して)しわの頂部に変化することがある。即ち、頂部と底部とが逆転した逆位相のしわが形成されることがある。
これに対して、本実施形態では、空気孔26が、上側弦部18Aに発生するしわの頂部及び底部と対向する位置に配置されており、しわの頂部及び底部が、空気孔26からプラテン24側へ吸引されるため、逆位相のしわが形成されることがない。
また、搬送ベルト18がプラテン24上で摺動することにより、搬送ベルト18のプラテン24との接触面及びプラテン24の搬送ベルト18との接触面に摩擦帯電が発生する。しかし、搬送ベルト18のプラテン24との接触面及びプラテン24の搬送ベルト18との接触面は、導電性を有し、また、接地されているため、搬送ベルト18のプラテン24との接触面及びプラテン24の搬送ベルト18との接触面に授受された電荷は、速やかに放出される。
次に、用紙Pが、搬送ローラ対16により搬送ベルト18へ搬送され、帯電ローラ36と従動ローラ22とにより、搬送ベルト18に静電吸着される。搬送ベルト18に静電吸着された用紙Pは、プラテン24に吸着された上側弦部18Aと共に、記録ヘッドアレイ30の吐出領域SEを通過し、インク画像を形成される。
なお、本実施形態では、搬送ベルト18のプラテン24との接触面、及びプラテン24の搬送ベルト18との接触面の双方を接地したが、少なくとも一方が接地されていれば良い。例えば、搬送ベルト18のプラテン24との接触面のみが接地され、プラテン24の搬送ベルト18との接触面は接地されていない場合には、プラテン24側の電荷が搬送ベルト18側から放出されるため、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明のベルト回転装置の第2実施形態に係る搬送装置について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る搬送装置50では、空気孔群46が、上記搬送ベルト18の上記位置P1、P2、P3、P4と対向する位置(ベルト厚み方向に見て重なる位置)に配置されており、該位置以外には非設置とされている。即ち、空気孔26が、搬送ベルト18に発生するしわの頂部及び底部と対向する位置のみに配置されている。
このため、搬送ベルト18に発生するしわの頂部及び底部は、空気孔26からプラテン24側へ吸引されるが、搬送ベルト18のしわの頂部及び底部以外には、空気孔26からの吸引力が作用しないようになっている。
次に、本発明のベルト回転装置の第3実施形態に係る搬送装置について説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図6(A)に示すように、本実施形態に係る搬送装置60は、第1実施形態の搬送装置10に備えられているプラテン24に替えてプラテン48を備えている。このプラテン48は、ベルト幅方向に配列された複数(例えば、図示するように4個)の吸引部52と、複数の吸引部52のベルト幅方向の両側に配設された支持部56、58と、隣同士の一対の吸引部52、隣同士の支持部56と吸引部56、または、隣同士の支持部58と吸引部56により張架された複数(例えば、図示するように5個)のウェブ54と、搬送ベルト18の幅方向の一端部及び他端部に対向して配設されウェブ54を吸引部52と共に張架する支持部56、58と、吸引部52、支持部56、58の位置調整を行う位置調整手段としての複数(例えば、図示するように12個)の一軸ステージ62とを備えている。
このプラテン48の搬送ベルト18の上側弦部18Aと対向し接する面(以下、上面という)48Aは、複数の吸引部52、複数のウェブ54、支持部56、58により構成されている。即ち、吸引部52には、上側弦部18Aと対向し接する面(以下、上面という)52Aが設けられ、支持部56、58にはそれぞれ、上側弦部18Aと対向し接する面(以下、上面という)56A、58Aが設けられており、ウェブ54の張られた部位(以下、弦部という)54Aと上面52A、56A、58Aとは面一とされている。
吸引部52は、ベルト回転方向を長手方向とした中空部材である。また、吸引部52の上面52Aには、空気孔群46が形成され、吸引部52の内部空間は、チューブ42(図1参照)によりポンプ44(図1参照)に接続されている。また、支持部56、58は、ベルト回転方向を長手方向とする中空部材または中実部材である。
また、図6(B)に示すように、吸引部52及び支持部58には、ウェブ54のベルト幅方向一端側(図中右側)をロール状に巻き取る巻取り軸64が支持されている。この巻取り軸64は、各吸引部52及び支持部58のベルト幅方向他端側(図中左側)において、ベルト幅方向にスライド可能とされている。また、巻取り軸64は、引張りコイルバネ等の付勢部材(図示省略)により、ベルト幅方向一端側に付勢され、さらに、捻りコイルバネ等の付勢部材(図示省略)により、ウェブ54を巻取る回転方向(巻取り方向)に付勢されている。
これにより、ウェブ54のロール部54Bは、吸引部52のベルト幅方向他端側の壁部52D又は支持部58のベルト幅方向他端側の壁部58Dに圧接されると共に、巻取り方向に付勢される。また、各ウェブ54のベルト幅方向の他端側(図中左側)は、各ウェブ54のベルト幅方向の他端側の隣に配設された支持部56又は吸引部52の上端部に固定されている。
このため、ウェブ54の弦部54Aにテンションが作用し、該弦部54Aは、張られた状態に維持される。
また、図6(A)に示すように、一軸ステージ62は、吸引部62、及び支持部56、58の長手方向端部に配設されている。図6(B)、(C)に示すように、一軸ステージ62は、ベルト幅方向にスライド可能とされ、吸引部62又は支持部56又は支持部58を支持するステージ62Aと、ステージ62Aのベルト幅方向の位置を調整するためのダイヤル62Bとを備えている。
次に、本実施形態における作用について説明する。
ダイヤル62Bによるステージ62Aのベルト幅方向の位置調整により、ステージ62Aに支持された吸引部52又は支持部56又は支持部58のベルト幅方向の位置が調整される。例えば、図6(B)に2点鎖線で示すように、任意の吸引部52がベルト幅方向他端側(図中左側)へ移動された場合には、該吸引部52にベルト幅方向他端側を固定されたウェブ54(2点鎖線で図示)は、ベルト幅方向他端側へ引張られ、ロール部54Bから巻き出される。
また、該吸引部52に支持された巻取り軸64及び該巻取り軸64に巻き取られたロール部54B(2点鎖線で図示)は、該吸引部52と共にベルト幅方向他端側へ移動する。この際、該ロール部54Bから巻き出されている弦部54Aに作用していたテンションが除去され、巻取り軸64が、巻取り方向に付勢する付勢部材により巻取り方向に回転される。これにより、該弦部54Aが、吸引部52が移動した分だけ巻取り軸64に巻き取られる。よって、吸引部52や支持部56、58のベルト幅方向の位置調整を行った後も、プラテン48の上面48Aの平坦性が維持される。
なお、一軸ステージ62のステージ62Aのベルト幅方向の位置調整は、本実施形態のように、ダイヤル62Bを手動調整することによって行っても良いし、モータを用いて自動調整することによって行っても良い。また、吸引部52、及び支持部56、58のベルト幅方向の位置調整は、出荷時に行っても良いし、保守点検時に定期的に行っても良い。
次に、本発明のベルト回転装置の第4実施形態に係る搬送装置について説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る搬送装置70は、第1実施形態の搬送装置10に備えられているプラテン24に替えてプラテン68を備えている。このプラテン68は、ベルト幅方向に沿って配列された複数(例えば、図示するように3個)の吸引部72と、隣同士の一対の吸引部72の間に配設された複数(例えば、図示するように2個)の吸引部74と、両側の吸引部72のベルト幅方向外側に配設された一対の支持部76とを備えている。
このプラテン68の搬送ベルト18の上側弦部18Aと対向し接する面(以下、上面という)68Aは、複数の吸引部72、74、一対の支持部76により構成されている。即ち、吸引部72、74にはそれぞれ、上側弦部18Aと対向し接する面(以下、上面という)72A、74Aが設けられ、支持部76には、上側弦部18Aと対向し接する面(以下、上面という)76Aが設けられている。
吸引部72は、ベルト回転方向を長手方向とし、空気孔群46が形成された中空箱状の中空部72Bと、中空部72Bからベルト幅方向の両側に延出する矩形板状の複数枚(例えば、図示するように4枚)の係合板部72Cとを備えている。中空部72Bの内部空間にはチューブ42(図1参照)が接続されている。
また、吸引部74は、ベルト回転方向を長手方向とする板状に構成されており、吸引部74のベルト幅方向中央部に配設され、空気孔群46が形成された中空箱状の中空部74Bと、中空部74Bのベルト幅方向両側に配設された矩形板状の係合板部74Cとを備えている。中空部74Bの内部空間にはチューブ42が接続されている。また、係合板部74Cには、上記係合板部72Cがベルト幅方向にスライド可能に係合する複数の係合凹部74Dが形成されている。
また、支持部76は、ベルト回転方向を長手方向とする板状に構成されており、上記係合板部72Cがベルト幅方向にスライド可能に係合する複数の係合凹部76Dが形成されている。
即ち、係合板部72C、及び係合凹部74D、76Dにより吸引部72、74をベルト幅方向にスライド可能とする調整手段としての調整機構77が構成されており、空気孔群46のベルト幅方向の位置が調整可能となっている。なお、第3実施形態と同様、吸引部72、74のベルト幅方向の位置調整は、出荷時に行っても良いし、保守点検時に定期的に行っても良い。
次に、本発明のベルト回転装置の第5実施形態に係る搬送装置について説明する。なお、第1乃至第4実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図8、図9に示すように、本実施形態に係る搬送装置80は、第1実施形態に係る搬送装置10に備えられたプラテン24に替えてプラテン78を備えている。プラテン78は、複数の空気孔群46が形成された矩形板状のトッププレート82と、ベルト回転方向に沿って延びる複数のチャンバ84Aがベルト幅方向に並べて形成された矩形板状のチャンバプレート84と、ポンプ44に接続されたチューブ88が接続される複数の接続用の孔28がベルト幅方向に並べて形成された負圧供給プレート86とが積層された構成となっている。
各空気孔群46、各チャンバ84A、各接続用の孔28は、プレート積層方向から見て重なるように配置されている。また、チューブ88は、一端をポンプ44に接続された基部88Aと、基部88Aから分岐し、各接続用の孔28に接続される複数本の分岐部88Bとを備えている。即ち、チャンバ84A、チューブ88、ポンプ44により負圧発生手段としての負圧発生部87が構成されている。
また、各分岐部88Bには、各分岐部88Bを開放及び閉塞する調整手段としての開閉弁92が配設されている。なお、開閉弁92としては、電気的に動作されて分岐部88Bを開閉する電磁弁等を用いても良いし、手動で動作されて分岐部88Bを開閉するピンチコック等を用いても良い。
次に、本実施形態における作用について説明する。
開閉弁92により分岐部88Bが開放された場合には、ポンプ44の駆動時に、該分岐部88B、及び該分岐部88Bが接続されたチャンバ84Aが減圧され、プレート積層方向から見た場合に該チャンバ84Aと重なる空気孔群46に負圧が発生する。
一方で、開閉弁92により分岐部88が閉塞された場合には、ポンプ44の駆動時にも、該分岐部88B及び該分岐部88Bが接続されたチャンバ84Aが減圧されず、プレート積層方向から見た場合に該チャンバ84Aと重なる空気孔群46に負圧が発生しない。
即ち、開閉弁92による分岐部88Bの開閉により、各空気孔群46に負圧を発生させるか否かを選択することが可能となっており、これにより、負圧を発生する空気孔群46のベルト幅方向の位置調整が可能となっている。
なお、本実施形態では、負圧を発生する空気孔群46のベルト幅方向の位置調整を行う調整機構として、分岐部88Bを開閉する開閉弁92を用いたが、分岐部88Bが接続された接続用の孔28を開閉するシャッタ等の他の機構も、適用可能である。
次に、本発明のベルト回転装置の第6実施形態に係る搬送装置について説明する。なお、本実施形態に係る搬送装置の構成は、第5実施形態に係る搬送装置と同様である部分が多いので重複する説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態に係る搬送装置90は、搬送ベルト18の上側弦部18のベルト厚み方向の変位量を測定する変位量測定手段としての変位量測定機構94と、空気孔群46のベルト幅方向の位置を制御する第1調整制御手段としての制御部102とを備えている。この変位量測定機構94は、レーザ変位計96と、レーザ変位計96を上側弦部18Aの反プラテン側の面に対向させた状態で、ベルト幅方向に移動させる移動機構98と、を備えている。レーザ変位計96は、上側弦部18Aのベルト厚み方向の変位量の測定値を制御部102へ出力する。
次に、本実施形態における空気孔群46のベルト幅方向の位置調整方法について図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ1において、駆動ローラ20が駆動されて搬送ベルト18が回転を開始する。この際、ポンプ44は駆動停止状態にされ、空気孔26は負圧発生を停止した状態にされる。そして、移動機構98によるレーザ変位計96のベルト幅方向への移動が開始されると共に、レーザ変位計96による上側弦部18Aのベルト厚み方向の変位量の測定が開始される。
次に、ステップ2では、制御部102は、レーザ変位計96によって上側弦部18Aのベルト厚み方向の変位量のピーク値が測定された時点での、レーザ変位計96のベルト幅方向の位置を演算する。そして、開閉弁92が作動され、演算したレーザ変位計96のベルト幅方向の位置に対応する分岐部88Bが開放され、それ以外の分岐部部88Bは閉塞される。
次に、ステップ3では、駆動ローラ20が駆動され搬送ベルト18が回転された状態で、ポンプ44の駆動が開始され、開閉弁92により開放された分岐部88Bに対応する空気孔群46に負圧が発生される。そして、移動機構98によるレーザ変位計96のベルト幅方向への移動が開始されると共に、レーザ変位計96による上側弦部18Aのベルト厚み方向の変位量の検出が開始される。
次に、ステップ4では、制御部102が、レーザ変位計96によって測定された上側弦部18Aのベルト厚み方向の変位量ピーク値が、所定値範囲内であるか否かを判定し、否定判定の場合にはステップ2へ戻り、肯定判定の場合には処理ルーチンを終了する。
これによって、ポンプ44の駆動時に負圧を発生させる空気孔群46が、上側弦部18Aに発生するしわの頂部及び底部と対向する位置に配置される。
なお、本実施形態では、負圧を発生する空気孔群46のベルト幅方向の位置調整を自動調整としたが、手動により行っても良い。また、本実施形態では、変位量測定機構94を搬送装置90に設置したが、変位量測定機構94は、出荷前や保守点検時等に搬送装置90に一時的にセットされ、しわの頂部及び底部の位置検出を終了した後は、搬送装置90から外される測定治具のようなものであっても良い。
また、本実施形態では、負圧を発生する空気孔群46のベルト幅方向の位置調整を行う調整機構として、第5実施形態で説明した開閉弁92を用いたが、第3実施形態で説明した一軸ステージ62等を自動調整可能に構成して用いても良い。
次に、本発明のベルト回転装置の第7実施形態に係る搬送装置について説明する。なお、本実施形態に係る搬送装置は、第5実施形態に係る搬送装置の構成と同様である部分が多いので重複する説明は省略する。
図12に示すように、本実施形態に係る搬送装置100は、音波により搬送ベルト18のテンションを非接触で測定するテンション測定手段としてのテンション測定器104と、テンション測定器104の出力に応じて、負圧を発生する空気孔群46のベルト幅方向位置を制御する第2制御手段としての制御部106とを備えている。
ところで、搬送ベルト18に作用するテンションの大きさにより、搬送ベルト18に発生するしわのベルト幅方向への発生周期が変化し、しわの頂部及び底部のベルト幅方向の位置が変化する。即ち、搬送ベルト18のテンションの大きさにより、搬送ベルト18の変形モードが変化する。
例えば、搬送ベルト18のテンションが所定範囲T1〜T2(>T1)である場合には、搬送ベルト18の変形モードが、しわがベルト幅方向へかけてn(整数)回振幅するn次モードとなり、搬送ベルト18のテンションが所定範囲T2〜T3(>T2)である場合には、搬送ベルト18の変形モードが、しわがベルト幅方向へかけて(n+1)回振幅する(n+1)次モードとなる。このような搬送ベルト18のテンションの大きさと、搬送ベルト18の変形モードとの相対関係の情報、及び、各変形モードに対応する空気孔群46の配置の情報が、制御部106に設けられたメモリに記憶されている。
次に、本実施形態における空気孔群46のベルト幅方向の位置調整方法について図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ11において、駆動ローラ20が駆動されて搬送ベルト18が回転を開始する。この際、ポンプ44は駆動停止状態にされ、空気孔26は負圧発生を停止した状態にされる。そして、テンション測定器104による上側弦部18Aのテンションの測定が開始される。
次に、ステップ12において、制御部102が、テンション測定器104によって測定された上側弦部18Aのテンションに対応する上側弦部18Aの変形モードをメモリから読み出し、さらに、変形モードに対応する空気孔群46の配置情報をメモリから読み出す。
次に、ステップ13において、制御部102により開閉弁92が制御され、負圧を発生する空気孔群46の配置を、ステップ12においてメモリから読み出した空気孔群46の配置に設定する。以上で、処理ルーチンを終了する。
これによって、ポンプ44の駆動時に負圧を発生させる空気孔群46が、上側弦部18Aに発生するしわの頂部及び底部と対向する位置に配置される。
なお、本実施形態では、搬送ベルト18のテンションに応じて負圧を発生する空気孔群46のベルト幅方向の位置を制御したが、駆動ローラ20のトルクと搬送ベルト18とも相対関係を有し、駆動ローラ20のトルクと搬送ベルト18の変形モードとも相対関係を有するため、駆動ローラ20のトルクに応じて負圧を発生する空気孔群46のベルト幅方向の位置を制御することも可能である。
この場合、図14に示すように、トルク測定手段としてのトルク測定装置103を、駆動ローラ20を駆動するモータの駆動軸に取付け、該駆動軸のトルクを測定すれば良い。また、駆動ローラ20のトルクの大きさと、搬送ベルト18の変形モードとの相対関係の情報を、第3制御手段としての制御部106に設けられたメモリに記憶すれば良い。
次に、本発明のベルト回転装置の第8実施形態に係る搬送装置について説明する。なお、第1乃至第7実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図15には、本実施形態に係る搬送装置110の制御系の概略を示すブロック図が示されている。この図に示すように、搬送装置110には、搬送ベルト18の周回速度を測定するベルト速度測定部108と、ポンプ44の動作を制御する負圧制御手段としてのポンプ制御部114とを備えている。このポンプ制御部114は、ベルト速度測定部108による測定値と予め所望の値(予め設定された値)とを比較し、測定値が設定値より遅いか否かを演算する演算部112を有し、演算部112の演算結果に応じてポンプ44の動力を制御する。
次に、本実施形態におけるポンプ44の制御方法について図16のフローチャートを参照して説明する。
駆動ローラ20の駆動が開始されて搬送ベルト18が回転を開始し、また、ポンプ44が駆動されて空気孔26に負圧が発生されると処理ルーチンが開始され、ステップ21へ移行する。
ステップ21では、ベルト速度測定部108による搬送ベルト18の周回速度の測定が開始され、ステップ22へ移行する。ステップ22では、ベルト速度測定部108による測定値が、所望の速度より遅いか否かが判定され、肯定判定された場合にはステップ23へ移行し、否定判定された場合にはステップ24へ移行する。
ステップ23では、ポンプ制御部114によりポンプ44の回転速度が現状の回転速度に維持されることにより、空気孔26に発生する負圧(吸引力)が現状の大きさに維持される。そして、処理ルーチンを終了する。一方、ステップ24では、ポンプ制御部114によりポンプ44の回転速度が低下されることにより、空気孔26に発生する負圧(吸引力)が減少される。そして、ステップ21へ戻り、ステップ21以降の処理が再度実行される。
次に、本実施形態における作用について説明する。
ポンプ44の回転速度が上昇し、空気孔26に発生する負圧が増大していくにつれて、搬送ベルト18とプラテン24との吸着力、及び、搬送ベルト18のプラテン24に対する摺動抵抗が増大する(図17のグラフ参照)。そして、該摺動抵抗が搬送ベルト18と駆動ローラ20との摩擦抵抗を上回った場合(グラフ中の塗潰したエリアに入った場合)には、搬送ベルト18が駆動ローラ20に対してスリップする。これにより、搬送ベルト18の周回速度が低下する。
このため、本実施形態では、ベルト速度測定部108により搬送ベルト18の周回速度を測定し、搬送ベルト18の周回速度が設定値を下回った場合には、ポンプ44の回転速度を低下させ、空気孔26に発生する負圧を減少させることにより、搬送ベルト18とプラテン24との吸着力、及び、搬送ベルト18のプラテン24に対する摺動抵抗を減少させている。
なお、ベルト速度測定部108としては、従動ローラ22の回転速度を測定するエンコーダや、搬送ベルト18に形成された計測用のマークを、読み取るセンサ等が適用可能である。
次に、本発明のベルト回転装置の第9実施形態に係る中間転写装置について説明する。なお、第1乃至第8実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図18には、本実施形態に係る中間転写装置120を備える画像形成装置としてのインクジェット記録装置200が示されている。このインクジェット記録装置200では、記録ヘッドアレイ30の下方に中間転写装置120が備えられている。
この中間転写装置120は、無端状のベルトとしての中間転写ベルト116と、中間転写ベルト116を張架する駆動ローラ20、従動ローラ22、及びローラ118と、中間転写ベルト116の内周側に配設され中間転写ベルト116の上側弦部(上側の張られた部分)116Aと対向するプラテン24と、チューブ42と、ポンプ44とを備えている。なお、プラテン24内に設けられたチャンバ24C(図2参照)、チューブ42、及びポンプ44により、負圧発生手段としての負圧発生部45が構成されている。
駆動ローラ20は、従動ローラ22のベルト回転方向下流側に配設されており、モータ(図示省略)により駆動され、中間転写ベルト116を摩擦力により回転させる。また、ローラ118は、駆動ローラ20、及び従動ローラ22の下側に配置されており、中間転写ベルト116は、駆動ローラ20、従動ローラ22、及びローラ118により、三角形状に支持されている。また、プラテン24は、中間転写ベルト116の上側弦部116Aに面で接するように配置されている。
また、中間転写ベルト116のローラ118に巻き掛けられている部位には、転写ローラ122が圧接されている。また、ローラ118及び転写ローラ122は、用紙Pの搬送経路の両側に配設されており、ローラ118及び転写ローラ122の搬送方向上流側には、用紙Pを、中間転写ベルト116と転写ローラ122との間へ搬送する搬送ローラ対124が配設されている。なお、ローラ118は従動ローラでも良いし、独立に駆動しても良い。また、転写ローラ122も、中間転写ベルト116に従動して回転してもよいし、独立に駆動しても良い。独立に駆動する場合、転写効率を高める目的でベルト116の速度と転写ローラ122の周速との比を若干ずらしてもよい.
また、上記搬送ベルト18と同様、中間転写ベルト116は、気密性を有する部材により構成されており、また、中間転写ベルト116の内周面は、導電性を有している。
また、プラテン24の上面24Aに形成されている複数列の空気孔群46(図2参照)の中の数列(例えば4列)の空気孔群46は、中間転写ベルト116に発生するしわの頂部及び底部と対向する位置に配置されている。
次に、本実施形態における作用について説明する。
用紙Pが搬送ローラ対124により中間転写装置120へ搬送される以前、及び、記録ヘッド32のインク滴の吐出が開始される以前に、駆動ローラ20の駆動が開始され、中間転写ベルト116が回転する。これと共に、ポンプ44が作動され、空気孔26に負圧が発生する。これによって、気密性を有する中間転写ベルト116の上側弦部116Aが空気孔26からプラテン24側へ吸引される。
ここで、空気孔26は、中間転写ベルト116に発生するしわの頂部及び底部と対向する位置に配置されているため、しわの頂部及び底部が、空気孔26からプラテン24側へ吸引される。
また、中間転写ベルト116がプラテン24上で摺動することにより、中間転写ベルト116のプラテン24との接触面及びプラテン24の中間転写ベルト116との接触面に摩擦帯電が発生する。しかし、中間転写ベルト116のプラテン24との接触面及びプラテン24の中間転写ベルト116との接触面は、導電性を有し、また、接地されているため、中間転写ベルト116のプラテン24との接触面及びプラテン24の中間転写ベルト116との接触面に授受された電荷は、速やかに放出される。
次に、記録ヘッド32によるインク滴の吐出が開始され、プラテン24に吸着されつつ移動する上側弦部18Aに、インク画像が形成される。そして、用紙Pが、搬送ローラ対124により、該インク画像が転写ローラ122とローラ118とのニップ部に到達するタイミングに合わせて、該ニップ部へ搬送され、中間転写ベルト116から用紙Pへのインク画像の転写が行われる。その後、用紙Pは、定着装置(図示省略)を通過し、その際にインク画像を定着され、機外へ排出される。
以上、本発明のベルト回転装置を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
例えば、本発明のベルト回転装置は、搬送装置10や中間転写装置120の搬送方向下流側に配設され、印字後の用紙を搬送する搬送装置にも適用可能である。また、ベルトを吸引した際にベルトと接触して支持する面を有しているものであれば、上記の実施形態に示したプラテン以外の構成であっても、本発明のプラテンとして用いることが出来る。
本発明のベルト回転装置の第1実施形態に係る搬送装置を備えるインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。 本発明のベルト回転装置の第1実施形態に係る搬送装置を示す(A)は斜視図、(B)は側断面図である。 本発明のベルト回転装置の第1実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 本発明のベルト回転装置の第1実施形態に係る搬送装置を示す(A)は斜視図、(B)は平面図である。 本発明のベルト回転装置の第2実施形態に係る搬送装置を示す平面図である。 (A)は本発明のベルト回転装置の第3実施形態に係る搬送装置を示す斜視図、(B)は、(A)に示す搬送装置の一部を拡大して示す側面図、(C)は、(A)に示す搬送装置に備えられた一軸ステージを示す斜視図である。 本発明のベルト回転装置の第4実施形態に係る搬送装置を示す平面図である。 本発明のベルト回転装置の第5実施形態に係る搬送装置を示す側断面図である。 図8に示す搬送装置に備えられたプラテンを示す分解斜視図である。 本発明のベルト回転装置の第6実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 図10に示す搬送装置における空気孔群のベルト幅方向の位置調整方法を説明するためのフローチャートである。 本発明のベルト回転装置の第7実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 図12に示す搬送装置における空気孔群のベルト幅方向の位置調整方法を説明するためのフローチャートである。 本発明のベルト回転装置の第7実施形態に係る搬送装置の変形例を示す斜視図である。 本発明のベルト回転装置の第8実施形態に係る搬送装置の制御系の概略を示すブロック図である。 本発明のベルト回転装置の第8実施形態に係る搬送装置におけるポンプの制御方法を説明するためのフローチャートである。 搬送ベルトとプラテンとの吸着力と、搬送ベルトとプラテンとの摺動抵抗との関係を示すグラフである。 本発明のベルト回転装置の第9実施形態に係る中間転写装置を備えるインクジェット記録装置の概略を示す側面図である。
符号の説明
10 搬送装置(ベルト回転装置)
12 インクジェット記録装置(画像形成装置)
18 搬送ベルト(ベルト)
20 駆動ローラ(ローラ)
22 従動ローラ(ローラ)
24 プラテン
26 空気孔
30 記録ヘッドアレイ(画像形成手段)
45 負圧発生部(負圧発生手段)
46 空気孔群
50 搬送装置(ベルト回転装置)
60 搬送装置(ベルト回転装置)
62 一軸ステージ(調整手段)
70 搬送装置(ベルト回転装置)
77 調整機構(調整手段)
80 搬送装置(ベルト回転装置)
84A チャンバ
87 負圧発生部(負圧発生手段)
88B 分岐部(空気流路)
90 搬送装置(ベルト回転装置)
92 開閉弁(調整手段)
94 変位量測定機構(変位量測定手段)
100 搬送装置(ベルト回転装置)
102 制御部(第1調整制御手段)
103 トルク測定装置(トルク測定手段)
104 テンション測定器(テンション測定手段)
106 制御部(第2調整制御手段、第3調整制御手段)
108 ベルト速度測定部(周回速度測定手段)
110 搬送装置(ベルト回転装置)
114 ポンプ制御部(負圧制御手段)
116 中間転写ベルト(ベルト)
118 ローラ
120 中間転写装置(ベルト回転装置)
122 転写ローラ(転写手段)
200 インクジェット記録装置(画像形成装置)
P 用紙(記録媒体)

Claims (11)

  1. 吸引孔が形成されていない無端状のベルトと、
    前記ベルトを張架し回転させる複数のローラと、
    前記ベルトの内周面に接して配設され、前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対向する位置のみに複数の空気孔が前記ベルトとの接触面に形成されたプラテンと、
    前記空気孔に負圧を発生させ、前記ベルトを前記プラテンの上面に吸着させる負圧発生手段と、
    を有することを特徴とするベルト回転装置。
  2. 前記ベルトは非透気性部材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のベルト回転装置。
  3. 前記ベルトの内周面及び前記プラテンの前記ベルトとの接触面は導電性を有しており、
    前記ベルトの内周面及び前記プラテンの前記ベルトとの接触面の少なくとも一方が接地されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト回転装置。
  4. 前記ベルトの周回速度を測定する周回速度測定手段と、
    前記周回速度測定手段により測定された前記ベルトの周回速度が、所定値より遅い場合に、前記負圧発生手段の出力を低下させる負圧制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のベルト回転装置。
  5. 前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対応するように、前記空気孔の位置を前記ベルトの幅方向にスライド可能とする調整手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のベルト回転装置。
  6. 各々、前記ベルトの回転方向に配列された複数の前記空気孔により構成され、前記ベルトの幅方向に配列された複数の空気孔群を備えており、
    前記負圧発生手段は、
    各々、少なくとも1つの前記空気孔群と対向して配設された複数のチャンバと、
    各々、前記チャンバと前記負圧発生手段とを接続する複数の空気流路と、
    複数の前記空気流路の各々を開放及び閉塞する開閉弁と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のベルト回転装置。
  7. 前記ベルトの厚み方向への変位量に応じて、負圧を発生する前記空気孔の位置を制御する第1調整制御手段と、
    前記ベルトの厚み方向への変位量を測定して、前記第1調整制御手段へ出力する変位量測定手段と、
    を有し、
    前記第1調整制御手段は、前記変位量測定手段が測定した変位量のピーク値が所定値範囲外となるベルトの位置に負圧を発生させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のベルト回転装置。
  8. 前記ベルトの張力に応じて、負圧を発生する前記空気孔の位置を制御する第2調整制御手段と、
    前記ベルトの張力を測定して前記第2調整制御手段へ出力する張力測定手段と、
    を有し、
    前記第2調整制御手段は、前記張力測定手段が測定した張力に対応する前記ベルトの変形モードにおいて前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対応する位置に負圧を発生させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のベルト回転装置。
  9. 前記ベルトに回転力を付与する前記ローラのトルクに応じて、負圧を発生する前記空気孔の位置を制御する第3調整制御手段と、
    前記ベルトに回転力を付与する前記ローラのトルクを測定して前記第3調整制御手段へ出力するトルク測定手段と、
    を有し、
    前記第3調整制御手段は、前記トルク測定手段が測定したトルクに対応する前記ベルトの変形モードにおいて前記ベルトに発生するしわの頂部及び底部と対応する位置に負圧を発生させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のベルト回転装置。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のベルト回転装置を備えており、
    前記ベルトは、記録媒体を搬送する搬送ベルトであり、
    前記ベルトを挟んで前記プラテンと対向して配置され、前記搬送ベルトにより搬送される記録媒体に画像を形成する画像形成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のベルト回転装置を備えており、
    前記ベルトを挟んで前記プラテンと対向して配置され、前記ベルトに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により前記ベルトに形成された画像を記録媒体へ転写させる転写手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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