JP4839465B2 - 車両等における開閉体の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両等におけるドア、その他の開閉体を開閉するための駆動装置に関する。
従来の車両における開閉体、例えば自動車のスライドドアの駆動装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、開閉体に連結されるケーブルが巻回された回転(出力)ドラムと、電磁石、モータにより駆動されるロータ、及び回転ドラムと一体的に回転するアーマチュアを有する電磁クラッチとを備え、電磁石に通電して電磁クラッチを接続状態とし、アーマチュアをロータに吸着させることにより、モータの動力が、ロータ、アーマチュア、回転ドラム及びこれに巻回されたケーブルを介して、開閉体に伝達されるようにしたものがある。
特開2005−232918号公報
上記特許文献に記載されている開閉体の駆動装置においては、電磁クラッチを接続状態としたとき、アーマチュアが軸方向に移動してロータに吸着されるように、アーマチュアを、回転軸に、軸方向に移動可能に嵌合しているのが一般的である。
そのため、電磁石への非通電時、すなわち電磁クラッチが非接続状態にあるとき、車両走行時等の振動によりアーマチュアが軸方向に移動すると、ロータや回転ドラムと当接して異音を発生させる恐れがあり、この音が車内へ漏れて、搭乗者に不快感を与えることがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされてもので、アーマチュアが軸方向に移動しても、これがロータや回転ドラムに直接当接することのないようにし、異音が発生するのを抑えうるようにした、車両等における開閉体の駆動装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)固定支持体に枢支され、かつ伝達部材を介して開閉体に連係された回転ドラムと、この回転ドラムと同軸上に配設され、かつモータにより減速機構を介して回転駆動されるロータと、このロータと前記回転ドラムとの対向面間において、前記回転ドラムの回転軸に相対回転不能かつ軸方向に移動可能に装着されたアーマチュアと、通電時において前記ロータに磁気吸引力を発生させ、前記アーマチュアをロータに吸着することにより、前記ロータの回転駆動力を前記回転ドラムに伝達しうるようにした電磁石とを備える開閉体の駆動装置において、前記ロータとアーマチュアとの間に、前記電磁石への非通電時において、アーマチュアをロータより離間させる方向に付勢する付勢手段を設け、かつ前記回転ドラムとアーマチュアとの間に、アーマチュアが当接可能な緩衝部材を設ける。
(2)上記(1)項において、前記付勢手段をウエーブワッシャとし、これを、前記ロータとアーマチュアとの対向面のいずれか一方に設けた環状凹溝に嵌合する。
(3)上記(1)または(2)項において、前記緩衝部材をリング状とし、前記回転ドラムとアーマチュアとの間の回転軸に、軸方向に移動可能に嵌合する。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、前記緩衝部材を、前記回転ドラムとアーマチュアとの対向面のいずれか一方に設けた凹部に収容する。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、前記緩衝部材を、弾性材により形成する。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によると、ロータとアーマチュアとの間には、アーマチュアをロータより離間する方向に付勢する付勢手段が、また回転ドラムとアーマチュアとの間には、アーマチュアが当接可能な緩衝部材が、それぞれ設けられているため、電磁石への非通電時において、車両走行時等の振動によりアーマチュアが軸方向に移動しても、これがロータや回転ドラムに直接当接することがなくなり、従って異音が発生するのが防止される。
また、電磁石への通電時において、ロータに吸着されているアーマチュアが、非通電直後にウエーブワッシャの反力により回転ドラム側に押動させられた際にも、緩衝部材に当接して衝撃が吸収されるので、回転ドラムに衝突して打音を発生させるということがなくなる。
請求項2記載の発明によると、付勢手段をウエーブワッシャとし、これを、ロータとアーマチュアとの対向面のいずれか一方に設けた環状凹溝に嵌合したことにより、付勢手段及びその装着部の軸方向の寸法を小さくすることができるとともに、ウエーブワッシャが環状凹溝内に安定よく保持される。
請求項3記載の発明によると、緩衝部材をリング状として、回転ドラムとアーマチュアとの間の回転軸に、軸方向に移動可能に嵌合したことにより、緩衝部材と、アーマチュア及び回転ドラムとの接触領域が大となり、衝撃吸収性が大きくなるとともに、アーマチュアがロータ側に移動するのに追従して、緩衝部材も、位置ずれすることなく、軸方向に確実に移動することができる。
請求項4記載の発明によると、緩衝部材を、回転ドラムとアーマチュアとの対向面のいずれか一方に設けた凹部に収容したことにより、緩衝部材を設けても、回転ドラムとアーマチュアとの軸方向の寸法の増加量は最小限となり、駆動装置が大型化することはない。
請求項5記載の発明によると、緩衝部材を、弾性材により形成したことにより、アーマチュアが緩衝部材に衝突する際の衝撃吸収性が向上し、打音が発生するのを確実に抑えることができる。
以下、本発明一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の駆動装置を備える車両の側面図、図2は、駆動装置の縦断正面図、図3は、駆動装置の要部の分解斜視図である。なお、以下の説明においては、図1の左方を前とし、図2の左方及び図3の上方を左とする。
図1に示すように、ミニバンまたはワゴンタイプの車両の開閉体であるスライドドア1は、車体2の側面に設けられた上、中、下のガイドレール3、4、5により前後方向へ開閉可能に支持され、手動操作及び車体2の後部に組み付けられた駆動装置6により、車体2の乗降口を閉鎖する全閉位置から車体2の外側面より若干外方に移動しつつ、車体2の側面に沿って後方へ移動した全開位置及びその逆へ移動することができる。
図2及び図3に示すように、駆動装置6は、車体2に固定される金属製のべ一スプレート7と、正逆回転可能なモータ8(図3においては図示略)と、モータ8の出力軸9に固着されたウォーム10に噛合する減速機構をなすウォームホイール11と、合成樹脂よりなる左右方向を向く回転軸12と、その右端部に一体成形された合成樹脂製の回転ドラム13と、ウォームホイール11と回転ドラム13との間の動力伝達経路を断続可能な電磁クラッチ14とを備えている。
ベースプレート7の一側面(図2の左側面)には、モータ8の出力軸9と、ウォームホイール11と、ウォームホイール11とを回転自在に収容するギヤケース15が配設され、また、ベースプレート7の他側面(図2の右側面)には、電磁クラッチ14と、回転ドラム13と、回転ドラム13を覆うドラムケース16(図3においては省略)とが配設されている。なお、ウォームホイール11、電磁クラッチ14、回転ドラム13は、回転軸12の同軸上に配置されている。
回転軸12における回転ドラム13の側端より側方に突出する右端部は、ドラムケース16の中心部に設けられた軸受孔17に、ボールベアリング18を介して回転自在に枢支され、また、同じく左端部は、ベースプレート7に設けた円形の開口19を貫通して、ギヤケース15の中心部内に設けられた軸受筒部20内に、ボールベアリング21を介して回転自在に支持されている。
ウォームホイール11は、右方、すなわち電磁クラッチ14側が開口するほぼ有底円筒形をなし、ギヤケース15の軸受筒部20の外周面に回転自在に嵌合されている。
ウォームホイール11の筒部内には、それと一体的に回転するダンパープレート22が圧嵌されている。ダンパープレート22は、ウォームホイール11の回転を、電磁クラッチ14の後述するロータ32に伝達する際の衝撃を緩和するためのものである。
回転ドラム13は、右側面が回転軸12と連続する側壁13aにより閉塞されたほぼ有底円筒状をなし、側壁13aの内側面(左側面)と連続する内周面には、複数の係止凸部13bが、円周方向に間隔を設けて一体的に形成され、互いに隣接する係止凸部13bとの間には、後述するアーマチュア33の係止突片33aが嵌合される複数の係止凹部13cが形成されている。
また、回転ドラム13の外周面には、螺旋溝23が形成され、この螺旋溝23には、図1に示すように、一端がスライドドア1の開扉側と閉扉側にそれぞれ接続された、伝達部材としての開扉用のケーブル24aと閉扉用のケーブル24bとが、巻き取り及び送り出し可能に巻回されている。
両ケーブル24a、24bは、回転ドラム13の直上においてベースプレート7とドラムケース16との間の配索空間に左右方向に移動可能に設けられ、かつ互いに接近する方向に付勢された左右1対のテンションローラ(図示略)の対向面に掛け回され、常時テンションを与えられた状態で、ドラムケース16の挿通孔(図示略)から外部へ引き出されて、スライドドア1に連結されている。
図2、図4及び図6に示すように、回転ドラム13における最左方の螺旋溝23と近接する左端部の外周面には、外径が、螺旋溝23形成部、すなわちケーブル巻回部の最大外径よりも大径をなす拡径部25が一体的に形成され、そのやや外方(左方)寄りの外周面には、その一部を残して、凹溝26が形成されている。
上記拡径部25は、ケーブル24a、24bに付着したダスト等の異物、または回転ドラム13の上方の配索経路より落下した異物が、螺旋溝23を乗り越えて左方に移動し、回転ドラム13の内部、すなわち電磁クラッチ14の収容空間に侵入するのを防止するためのものである。
また、凹溝26は、拡径部25をも乗り越えて左方に移動しようとする異物を、凹溝26内に入り込ませて、それ以上左方に移動するのを防止するためのものである。
図2に示すように、ドラムケース16の上部の内周面は、回転ドラム13におけるケーブル巻回部の上部外周面と近接しており、またドラムケース16の左端面には、内周面が拡径部25の上部外周面と近接し、左端面がベースプレート7の右側面に当接する円弧状の閉塞片27が、その内周面と右方のドラムケース16の内周面とが連続するようにして一体的に形成されている。この閉塞片27により、ベースプレート7の右側面と、回転ドラム13の左端面の上部との間に形成された隙間Sの一部が閉塞され、回転ドラム13の上方のケーブル配索経路より落下した異物が、隙間Sの上部を通して電磁クラッチ14の収容空間に入り込むのが防止されるとともに、拡径部25の外周面を乗り越えて、異物が隙間Sに侵入しにくくなる。
図2及び図3に示すように、ベースプレート7における上記閉塞片27の上方には、回転ドラム13の内端部側にほぼ直角に折曲することにより、ベースプレート7と回転ドラム13との間の隙間Sの上方を覆いうる側面視山形状の閉塞部7aが、一体的に形成されている。このように、上記閉塞片27の上方に、さらに閉塞部7aを設けると、回転ドラム13の上方のケーブル配索経路より、異物が回転ドラム13の上端部に落下したとしても、それが隙間Sを通して回転ドラム13の内部に侵入する恐れがより小さくなる。
図5及び図6に示すように、回転ドラム13の開口端部である左端部、すなわち凹溝26が形成されていない部分の左端部には、内径側に膨出する厚肉部28が形成され、この厚肉部28には、上記開扉用のケーブル24aの他端を係止するための係止溝29が、外径方向と左方のみに開口し、回転ドラム13内には開口しないように、閉塞壁28aを残して、かつ最左方の螺旋溝23の周端と連続するようにして形成されている。このように、係止溝29を、回転ドラム13内に開口しないように、閉塞壁28aを残して形成すると、ケーブル24aに付着した異物や、回転ドラム13の上方のケーブル配索経路より落下した異物が、係止溝29内に侵入しても、回転ドラム13内に入り込む恐れはない。
図7に示すように、回転ドラム13における側壁13aの右端面の外周部寄りには、上記閉扉用のケーブル24bの他端を係止するための係止溝30が、右方に開口し、かつ最右方の螺旋溝23の周端と連続するようにして形成されている。
上記電磁クラッチ14は、回転ドラム13の内径側である円筒部内に収容されるとともに、ベースプレート7の右側面に固定された電磁石31と、電磁石31の右側面に対して回転軸12の軸方向で対向する磁性材よりなるロータ32と、回転ドラム13の側壁13aとロータ32間に設けられ、それらの内側面(左側面)と右側面に対して、軸方向に対向する磁性材よりなるアーマチュア33とを備えている。
電磁石31は、磁性材よりなるほぼ円筒状のフィールドコア31aと、フィールドコア31aに巻き付けられたコイル31bとを有し、フィールドコア31aは、ベースプレート7の右側面に、ねじ34により固定されている(図3参照)。
ロータ32の左側面には、左方を向き、フィールドコア31aの貫通孔35を回転自在に貫通する軸受筒部32aが連設され、この軸受筒部32a内に回転軸12が相対回転自在に嵌合されることにより、ロータ32は、回転ドラム13の円筒部内に回転自在に支持されている。
回転軸12の左端部の外周面に形成された環状溝36には、ロータ32の左方への移動を規制するE形のストッパリング37が嵌合されている。
軸受筒部32aの左端部は、セレーション軸38となっており、このセレーション軸38に、ダンパープレート22の中心のセレーション孔39を嵌合することにより、ロータ32は、ダンパープレート22を介して、ウォームホイール11と一体的に回転するようになっている。
アーマチュア33の外周面には、上記回転ドラム13の係止凹部13cに、相対回転不能かつ軸方向に移動可能として嵌合される複数の係止突片33aが、放射方向を向いて一体的に形成されている。
アーマチュア33は、その中心に形成された軸孔40を、回転ドラム13内における回転軸12の右端部に形成された拡径軸部41に、軸方向に摺動可能に嵌合するとともに、係止突片33aを係止凹部13cに嵌合することにより、ロータ32と回転ドラム13の側壁13a間において、回転ドラム13と一体的に回転するようにして、回転ドラム13内に収容されている。
ロータ32とアーマチュア33との対向面間において、ロータ32の右側面に形成された環状凹溝42には、ウェーブワッシャ43が収容され、このウェーブワッシャ43により、アーマチュア33は、ロータ32の対向面(右側面)から離れる方向に常時付勢されている。これにより、電磁クラッチ14の非作動時において、アーマチュア33がロータ32側に移動するのが阻止され、ロータ32に当接して異音が発生するのが防止される。
アーマチュア33と回転ドラム13の側壁13aとの対向面間において、側壁13aの左側面に形成された凹部44には、回転軸12に軸方向に移動可能に嵌合された扁平なリング状をなす緩衝部材45が、左端部をアーマチュア33側に若干突出させるとともに、アーマチュア33との対向面間に僅かに隙間が形成されるようにして挿嵌されている。この緩衝部材45は、例えばゴムまたは熱可塑性エラストマー(例えばポリエステル、ウレタン系)等の弾性材、もしくは軟質合成樹脂材等により形成されている。
このように、アーマチュア33と回転ドラム13の側壁13aとの対向面間に、緩衝部材45を設けると、電磁クラッチ14の非作動時においてアーマチュア33が右方に移動しても、側壁13aに直接当接することがないので、当接音の発生するのが防止される。
特に、電磁石31に通電して、電磁クラッチ14を接続状態とし、ロータ32に吸着されているアーマチュア33が、電磁石31への非通電直後に、ウエーブワッシャ43の反力により右方に押動させられた際でも、緩衝部材45に当接して衝撃が吸収されるので、側壁13aに衝突して打音を発生させるということがなくなる。
次に、駆動装置6の作用について説明する。
電磁石31に通電して電磁クラッチ14を作動させると、電磁石31の磁力により、アーマチュア33が、ウェーブワッシャ43の付勢力に抗して、ロータ32に吸着される。この状態においては、モータ8の回転が、ウォーム10、ウォームホイール11、ダンパープレート22、ロータ32、アーマチュア33、回転ドラム13及びケーブル24aまたはケーブル24bに伝達され、スライドドア1を閉じ方向または開き方向へ移動させることができる。
また、電磁石31への通電を停止して、電磁クラッチ14を非作動状態とすると、アーマチュア33が、ウェーブワッシャ43の付勢力により、ロータ32の右側面より離間し、回転ドラム13への動力の伝達が断たれることにより、スライドドア1の移動は停止する。
この際、上述したように、アーマチュア33は、ウエーブワッシャ43の反力により、回転ドラム13の側壁13a側に押動されるが、側壁13aとアーマチュア33との対向面間には、緩衝部材45を介設してあるため、これにアーマチュア33が当接して衝撃が吸収され、打音の発生するのが抑えられる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、ロータ32の右側面に環状凹溝42を設け、これにウエーブワッシャ43を収容しているが、これとは反対に、アーマチュア33の左側面に環状凹溝を設け、これに、ウエーブワッシャ43を収容してもよい。また、このような環状凹溝42を設けないで、ウエーブワッシャ43を、単に、ロータ32とアーマチュア33との対向面間に挟入してもよい。
また、上記実施形態では、緩衝部材45を、回転ドラム13の側壁13aの左側面に設けた凹部44に収容しているが、アーマチュア33の右側面に凹部を設けこれに緩衝部材45を収容してもよい。
さらに、上記実施形態では、回転軸12を、回転ドラム13と一体的に成形したものとしたが、回転ドラム13と別体として、互いに相対回転不能に連結してもよい。
本発明の駆動装置6は、上記スライドドアの他、ヒンジ式ドア、バックドア、サンルーフ、または窓等の開閉体を開閉する際にも適用することができる。
本発明の一実施形態を備える車両の側面図である。 本発明の駆動装置の中央縦断正面図である。 同じく、駆動装置の要部の分解斜視図である。 回転ドラムの正面図である。 図4のV-V線拡大縦断側面図である。 回転ドラムを開口側より見た斜視図である。 同じく、側壁側より見た斜視図である。
符号の説明
1 スライドドア(開閉体)
2 車体
3、4、5 ガイドレール
6 駆動装置
7 ベースプレート(固定支持体)
7a 閉塞部
8 モータ
9 出力軸
10 ウォーム
11 ウォームホイール(減速機構)
12 回転軸
13 回転ドラム
13a 側壁
13b 係止凸部
13c 係止凹部
14 電磁クラッチ
15 ギヤケース(固定支持体)
16 ドラムケース(固定支持体)
17 軸受孔
18 ボールベアリング
19 開口
20 軸受筒部
21 ボールベアリング
22 ダンパープレート
23 螺旋溝
24a、24b ケーブル
25 拡径部
26 凹溝
27 閉塞片
28 厚肉部
28a 閉塞壁
29、30 係止溝
31 電磁石
31a フィールドコア
31b コイル
32 ロータ
32a 軸受筒部
33 アーマチュア
33a 係止突片
34 ねじ
35 貫通孔
36 環状溝
37 ストッパリング
38 セレーション軸
39 セレーション孔
40 軸孔
41 拡径軸部
42 環状凹溝
43 ウエーブワッシャ
44 凹部
45 緩衝部材
S 隙間

Claims (5)

  1. 固定支持体に枢支され、かつ伝達部材を介して開閉体に連係された回転ドラムと、この回転ドラムと同軸上に配設され、かつモータにより減速機構を介して回転駆動されるロータと、このロータと前記回転ドラムとの対向面間において、前記回転ドラムの回転軸に相対回転不能かつ軸方向に移動可能に装着されたアーマチュアと、通電時において前記ロータに磁気吸引力を発生させ、前記アーマチュアをロータに吸着することにより、前記ロータの回転駆動力を前記回転ドラムに伝達しうるようにした電磁石とを備える開閉体の駆動装置において、
    前記ロータとアーマチュアとの間に、前記電磁石への非通電時において、アーマチュアをロータより離間させる方向に付勢する付勢手段を設け、かつ前記回転ドラムとアーマチュアとの間に、アーマチュアが当接可能な緩衝部材を設けたことを特徴とする車両等における開閉体の駆動装置。
  2. 前記付勢手段をウエーブワッシャとし、これを、前記ロータとアーマチュアとの対向面のいずれか一方に設けた環状凹溝に嵌合したことを特徴とする請求項1記載の車両等における開閉体の駆動装置。
  3. 前記緩衝部材をリング状とし、前記回転ドラムとアーマチュアとの間の回転軸に、軸方向に移動可能に嵌合したことを特徴とする請求項1または2記載の車両等における開閉体の駆動装置。
  4. 前記緩衝部材を、前記回転ドラムとアーマチュアとの対向面のいずれか一方に設けた凹部に収容したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両等における開閉体の駆動装置。
  5. 前記緩衝部材を、弾性材により形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両等における開閉体の駆動装置。
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