JP4839377B2 - 11−β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ−1−阻害剤−2−1型糖尿病 - Google Patents

11−β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ−1−阻害剤−2−1型糖尿病 Download PDF

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Description

本発明は、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼの阻害剤に関する。阻害剤には、例えば、ピラゾロン及びその誘導体があり、II型糖尿病及び代謝症候群などの疾患の処置に有用である。
本出願は、2005年8月31日出願の米国仮特許出願第60/713,074号の優先権の利益を主張し、その全ての内容が全体として参照により本明細書に組み入れられる。
以下に引用又は依存する文書は全て、本明細書に参照により明示的に組み入れられる。
発明の背景
糖尿病は、ますます多くの世界中の人々に影響を及ぼしている重篤な疾病である。多くの国々で、肥満の傾向が高まるに連れ、糖尿病の罹患率が増加している。糖尿病の重篤な結末としては、卒中、心臓疾患、腎障害、失明、及び切断のリスク増大が挙げられる。
糖尿病は、インスリン分泌の低下及び/又はインスリンに応答する末梢組織の能力障害の結果、血漿中のグルコース値が増加することを特徴とする。糖尿病には2つの形態:インスリン依存性及びインスリン非依存性があり、糖尿病の大部分は、2型糖尿病又はインスリン非依存性糖尿病(NIDDM)として知られる該疾患のインスリン非依存型に罹患している。重篤な結果をもたらすため、糖尿病を管理する必要性に迫られている。
NIDDMの処置は、一般に、体重減少、健康的な食事制限及び運動プログラムから開始する。これらの因子は、糖尿病に関連して増大した心臓血管リスクへの取り組みには特に重要であるが、疾患そのものの管理には一般に無効である。インスリン、メトホルミン、スルホニル尿素、アカルボース、及びチアゾリジンジオンなど利用できる薬物処置は多数ある。しかし、これらの処置のそれぞれに欠点があり、糖尿病を処置する新規な薬物が依然として求められている。
メトホルミンは、空腹時の血漿中グルコース値を低下させて、末梢組織のインスリン感受性を高める効果的な薬剤である。メトホルミンは、インビボでは、グルコースを貯蔵する際の高分子形態であるグリコーゲンの合成増加など、多数の効果を有する[R. A. De Fronzo Drugs 1999, 58 Suppl. l, 29]。メトホルミンは、脂質プロファイルへの有利な影響と、心臓血管の健康への好ましい結果も有する。メトホルミンでの処置により、LDLコレステロール及びトリグリセリドのレベル低下が得られる[S. E. Inzucchi JAMA 2002, 287, 360]。しかし、メトホルミンは、年数が経過すると効力を失い[R. C. Turner et al. JAMA 1999, 281, 2005]、その結果、糖尿病の新規な処置が必要となる。
チアゾリジンジオンは、核内受容体ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γの活性剤である。それらは、血糖値の低下に効果的であり、その有効性は、主に骨格筋のインスリン抵抗性を低下させることによるものであった[M. Tadayyon and S. A. Smith Expert Opin. Investig. Drugs 2003, 12, 307]。チアゾリジンジオンの使用に関する欠点の一つは、体重増加である。
スルホニル尿素は、膵臓β細胞のスルホニル尿素受容体に結合し、インスリン分泌を刺激し、その結果、血糖値を低下させる。体重増加は、スルホニル尿素の使用にも関係し[S. E. Inzucchi JAMA 2002, 287, 360]、メトホルミンと同様に、時間の経過と共に有効性を失う[R. C. Turner et al. JAMA 1999, 281, 2005]。スルホニル尿素で処置した患者の多くが直面する更なる問題は、低血糖症である[M. Salas J. J. and Caro Adv. Drug React. Tox. Rev. 2002, 21, 205-217]。
アカルボースは、酵素α−グルコシダーゼの阻害剤であり、腸内で二糖類及び複合糖質を分解する。それは、メトホルミン又はスルホニル尿素よりも有効性が低く、腸の不快感及び下痢を起こし、多くの場合、使用中止となる[S. E. Inzucchi JAMA 2002, 287, 360]。
これらの処置の中には、長期にわたり効果的で重篤な副作用を有さないものがないため、2型糖尿病の処置のために新規な薬物が求められている。
代謝症候群は、患者が以下の症状:肥満、高トリグリセリド血症、HDLコレステロールの低下、高血圧、及び空腹時グルコース値の上昇のうち2種より多くを示す状態である。この症候群は、多くの場合、2型糖尿病の前兆であり、米国では罹患率が高く、推定罹患率は24%である(E. S. Ford et al. JAMA 2002, 287,356)。代謝症候群を改善する治療剤は、2型糖尿病への進行を潜在的に緩和又は停止するのに有用となる。
肝臓内では、グルコースは、2種の異なる工程:ピルビン酸塩からの一連の酵素反応により新しいグルコースが産生される糖新生、及び高分子グリコーゲンの分解によりグルコースが産生される解糖で産生される。
糖新生の過程の重要な2種の酵素は、オキサル酢酸からホスホエノールピルビン酸への変換を触媒するホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)、及び遊離グルコースを得るためのグルコース−6−リン酸の加水分解を触媒するグルコース−6−ホスファターゼ(G6Pase)である。PEPCKにより触媒される、オキサル酢酸からホスホエノールピルビン酸への変換は、糖新生における律速段階である。空腹時は、PEPCK及びG6Paseが、両者とも上方制御され、糖新生の速度が上昇する。これらの酵素のレベルは、コルチコステロイドホルモン(ヒトではコルチゾル、マウスではコルチコステロン)により一部が制御される。コルチコステロイドがコルチコステロイド受容体に結合すると、シグナリングカスケードが惹起されて、これらの酵素の上方制御がもたらされる。
コルチコステロイドホルモンは、それらの酸化11−デヒドロ相当物(ヒト及びマウスではそれぞれコルチゾン及び11−デヒドロコルチコステロン)と共に体内で見出され、グルココルチコイド受容体では活性を有さない。該ホルモンの作用は、コルチコステロイド受容体が発現される組織の局所濃度に依存する。組織にはレドックス酵素の作用があるため、この局所濃度は、血漿中のホルモンの循環レベルとは異なる可能性がある。ホルモンの酸化状態を修正する酵素が、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼI型及びII型である。I型(11β−HSD1)は、インビボではコルチゾンからコルチゾルへの還元を担い、II型(11β−HSD2)は、コルチゾルからコルチゾンへの酸化を担う。それらの酵素は、相同性が低く、異なる組織で発現される。11β−HSD1は、肝臓、脂肪組織及び脳などの多数の組織で高度に発現されるが、11β−HSD2は、腎臓及び結腸などの鉱質コルチコイドの標的組織において高度に発現される。11β−HSD2は、コルチゾルと鉱質コルチコイド受容体との結合を妨害し、この酵素の欠損が、見かけの鉱質コルチコイド過剰(AME)症候群に関連することが見出された。
11β−ヒドロキシステロイドとコルチコステロイド受容体との結合は、PEPCKの上方制御と、それによる血糖値の上昇をもたらすため、11β−HSD1の阻害は、糖尿病処置のための有望なアプローチとなる。上記の生化学的議論に加え、トランスジェニックマウスから、そしてヒトにおける小規模臨床試験からも、11β−HSD1阻害の治療可能性を確認する証拠が存在する。
トランスジェニックマウスを用いた実験から、11β−HSD1の活性の調整が、糖尿病及び代謝症候群における有利な治療効果を有し得ることが示された。例えば、11β−HSD1遺伝子がマウスでノックアウトされると、空腹によるG6Pase及びPEPCKレベルの健常な上昇が得られず、動物はストレス又は肥満に関連した高血糖に順応できなくなる。その上、高脂肪食で肥満になったノックアウト動物は、体重を合わせた対照よりも空腹時グルコース値が有意に低い(Y. Kotolevtsev et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 1997, 94, 14924)。11β−HSD1ノックアウトマウスは、改善された脂質プロファイル、インスリン感受性、及び糖耐性を有することも見出された(N, M, Morton et al. J.Biol. Chem. 2001, 276, 41293)。マウスで、11β−HSD1遺伝子を過剰発現することの影響も研究された。これらのトランスジェニックマウスは、脂肪組織において11β−HSD1活性が上昇しており、代謝症候群に関連する内臓肥満を呈していた。コルチコステロンのレベルは、脂肪組織では上昇していたが血清中では上昇しておらず、マウスでは、特に高脂肪食の場合に肥満のレベルが上昇していた。低脂肪食を摂取したマウスは、高血糖及び過インスリン血症になり、糖不耐性及びインスリン抵抗性も示した(H. Masuzaki et al. Science, 2001, 294, 2166)。
非選択性11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害剤であるカルベノキソロンの影響が、ヒトにおける多数の小規模試験で試験された。一つの試験では、カルベノキソロンが、全身のインスリン感受性を上昇させることが見出されたが、この上昇は、肝臓グルコース産生の低下によるものであった(B. R. Walker et al J. Clin. Endocrinol. Metab. 1995, 80, 3155)。別の試験では、グルカゴン負荷に応答したグルコース産生及びグリコーゲン分解の低下が、糖尿病の対象では観察されたが、健常な対象では観察されなかった(R. C. Andrews et al. J. Clin. Enocrinol. Metab. 2003, 88, 285)。最後に、カルベノキソロンは、健常な高齢男子及び2型糖尿病患者において認知機能を改善することが見出された(T. C. Sandeep et al. Proc. Natl. Acad. Sci USA 2004, 101, 6734)。
グリチルレチン酸、アビエチン酸、及びカルベノキソロンなど、11β−HSD1及び11β−HSD2の非特異的阻害剤が多数同定された。加えて、ケノデオキシコール酸、フラバノン、及び2′−ヒドロキシフラバノンなど、11β−HSD1の選択的阻害剤が多数見出された(S. Diederich et al. Eur. J. Endocrinol. 2000, 142, 200及びR. A. S Schweizer et al. Mol. Cell. Endocrinol. 2003, 212, 41)。
WO2004089470、WO2004089416及びWO2004089415(Novo Nordisk A/S)は、代謝症候群ならびに関連の疾患及び障害の処置に有用な11bHSD1の阻害剤としての化合物に関する。
WO0190090、WO0190091、WO0190092、WO0190093、WO03043999(Biovitrum AB)は、11β−HSD1の阻害剤としての化合物に関する。WO2004113310、WO2004112779、WO2004112781、WO2004112782、WO2004112783及びWO2004112784は、創傷治癒を促進するためのこれらの化合物の幾つかの使用方法に関する。
WO0190094、WO03044000、WO03044009、及びWO2004103980(Biovitrum AB)は、11β−HSD1の阻害剤としての化合物に関する。WO2004112785は、創傷治癒を促進するためのこれらの化合物の幾つかの使用方法に関する。
WO03065983、WO03075660、WO03104208、WO03104207、US20040133011、WO2004058741、及びWO2004106294(Merk & Co., Inc.)は、11β−HSD1の阻害剤としての化合物に関する。US2004122033は、肥満及び肥満関連障害の処置のための、食欲抑制剤と11β−HSD1阻害剤との併用に関する。
WO2005016877(Merk & Co., Inc.);WO2004065351(Novartis);WO2004056744及びWO2004056745(Janssen Pharmaceutica N. V.);WO2004089367;WO2004089380及びWO2004089896(Novo Nordisk A/S)は、11β−HSD1の阻害剤としての化合物に関する。更にUS20050137209(AGY Therapeutics, Inc)は、11β−HSD1の阻害による神経障害の処置のための方法及び組成物に関し;JP2005170939(Takeda Chemical Industries, Ltd.)は、11β−HSD1の阻害剤に関し;WO2004097002(The Miriam Hospital)は、男性の生殖能を向上させる方法としての11β−HSD1の阻害剤の使用に関し;WO2005060963(Pfizer, Inc.)は、11β−HSD1の阻害剤としての化合物に関し;WO2004089471(Novo Nordisk A/S)には、11β−HSD1の阻害剤としてのピラゾロ[1,5−a]ピリミジンが開示され;WO2005042513(Sterix Limited)は、11β−HSD1の阻害剤としてのフェニルカルボキシアミド及びスルホンアミド誘導体に関する。WO2004037251(Sterix Limited)は、11β−HSD1の阻害剤としてのスルホンアミドに関し;WO2004027047A2(Hartmut Hanauske-Abel)は、11β−HSD1の阻害剤に関し;WO2004011410、WO2004033427、WO2004041264、WO2005046685、及びWO2005047250(AstraZeneca UK Limited)は、11β−HSD1の阻害剤に関し;WO2005044192(Amgen SF LLC及びJapan Tobacco Inc)は、11β−HSD1の阻害剤に関する。
WO2004089415(Novo Nordisk A/S)は、癌を含む疾患及び炎症を伴う疾患の処置のための、グルココルチコイド受容体のアゴニストと併用される11β−HSD1阻害剤の使用に関する。WO2004089416(Novo Nordisk A/S)は、インスリン抵抗性、脂質代謝異常及び肥満などの疾患の処置のための、抗高血圧剤と併用される11β−HSD1の阻害剤の使用に関する。WO2004089470(Novo Nordisk A/S)は、11β−HSD1の阻害剤としての置換アミドに関する。
WO02076435A2(The University of Edinburgh)は、抗動脈硬化性脂質プロファイルを促進するための組成物を製造する際の、11β−HSD1レベルを低下させる薬剤の使用に関する。11β−HSD1の阻害剤として挙げられる薬剤としては、カルベノキソロン、11−オキソプロゲステロン、3α,17,21−トリヒドロキシ−5β−プレグナン−3−オン、21−ヒドロキシ−プレグン−4−エン−3,11,20−トリオン、アンドロスタ−4−エン−3,11,20−トリオン、及び3β−ヒドロキシアンドロスタ−5−エン−17−オンがある。
WO03059267(Rhode Island Hospital)は、11−ケトテストステロン、11−ケト−アンドロステロン、11−ケト−プレグネノロン、11−ケト−デヒドロ−エピアンドロステンジオン、3α,5α−還元−11−ケトプロゲステロン、3α,5α−還元−11−ケトテストステロン、3α,5α−還元−11−ケトアンドロステンジオン、又は3α,5α−テトラヒドロ−11β−デヒドロコルチコステロンなどの11β−HSD1阻害剤の投与により、グルココルチコイド関連状態を処置する方法に関する。
しかし、当該技術分野では、例えばII型糖尿病及び代謝症候群などの疾患の処置に有効性を有する11β−HSD1阻害剤が求められている。更に当該技術分野では、約1μM未満のIC50値を有する11β−HSD1阻害剤が求められている。
発明の概要
本発明の一つの実施形態において、式(I):
Figure 0004839377
[式中、
は、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、低級アルキル、低級アルコキシ−ベンジル、低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキル、ハロ−低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルキル、(CH)s−アリール、(CH)s−ヘテロアリール又は(CH)s−シクロアルキルであり、前記アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、(CH)s−アリール、(CH)s−ヘテロアリール又は(CH)s−シクロアルキルは、非置換であるか、あるいはハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、低級アルコキシ−カルボニル、ハロ−低級アルキル、フェニル−(オキソ−低級アルキル)及びヒドロキシ低級アルキルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
pは、0又は1であり;
sは、0、1又は2であり;
は、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ−低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニル、
ハロ−低級アルキル、
非置換又は置換ナフチル、
非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいビフェニル、
N及びSから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、あるいはハロゲン、低級アルキル、非置換フェニルもしくは置換フェニル、又はハロ−低級アルキルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環、あるいは
非置換又は置換ベンゾチオフェンである]で示される化合物が提供されるが、
但し、以下の化合物を除外することを条件とする:
1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
2,7,8,8−テトラメチル−1−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
1,7,8,8−テトラメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
2−(4−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、及び
1,7,8,8−テトラメチル−2−o−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン。
本発明の別の実施形態において、治療上有効量の式(I)で示される化合物及び薬学的に許容され得る担体を含む医薬組成物が提供される。
本発明の更なる実施形態において、治療上有効量の式(I)で示される化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、前記患者における代謝障害の処置方法が提供される。
発明の詳細な説明
本発明は、11β−HSD1の阻害剤に関する。好ましい実施形態において、本発明は、11β−HSD1の阻害剤として有用である、式(I):
Figure 0004839377
で示されるピラゾロン及び薬学的に許容され得るその塩を含む医薬組成物を提供する。
式Iで示される化合物は、複数の不斉中心を含むことができ、光学的に純粋な鏡像異性体及び鏡像異性体混合物、例えばラセミ体の形態で存在することができる。
用語「不斉炭素原子」(C)は、4個の異なる置換基を伴う炭素原子を意味する。Cahn-Ingold-Prelog則によれば、不斉炭素原子は、「R」又は「S」配置をとることができる。
本明細書で用いられた用語が、特定の実施形態を説明することを目的とし、限定する意図がないことを理解すべきである。更に、本明細書に記載されたものと類似又は均等な方法、装置及び材料を本発明の実践又は試験で用いることができるが、好ましい方法、装置及び材料をここに記載する。
本明細書における用語「アリール」は、単環式又は多環式芳香族環系を意味するのに用いられ、その環は、炭素環であってもよいか、又はO、S及びNから選択される原子を1個以上含んでいてもよい。アリール基の例は、フェニル、ピリジル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフェニル、シンノリニル、フリル、イミダゾ[4,5−c]ピリジニル、イミダゾリル、インドリル、イソキノリニル、イソキサゾリル、ナフチル、[1,7]ナフチリジニル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、フタラジニル、プリニル、ピリダジニル、ピラゾリル、ピリド[2,3−d]ピリミジニル、ピリミジニル、ピリミド[3,2−c]ピリミジニル、ピロロ[2,3−d]ピリミジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノキサリニル、テトラゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、チオフェニル、トリアゾリルなどである。
本明細書で用いられる用語「アルキル」は、例えば、分岐鎖状又は非分岐鎖状、環式(即ち、シクロアルキル)又は非環式、飽和(環式ならば部分飽和)又は不飽和のヒドロカルビル基を意味し、それは置換又は非置換であってもよい。環式ならば、アルキル基は、好ましくはC〜C12、より好ましくはC〜C10、より好ましくはC〜Cである。非環式ならば、アルキル基は、好ましくはC〜C10、より好ましくはC〜C、より好ましくは、メチル、エチル、プロピル(n−プロピル又はイソプロピル)、ブチル(n−ブチル、イソブチル又はtert−ブチル)又はペンチル(n−ペンチル及びイソペンチルを含む)であり、より好ましくはメチルである。それゆえ、本明細書で用いられる用語「アルキル」が、アルキル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、置換アルキル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、アルケニル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、置換アルケニル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、アルキニル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、置換アルキニル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、シクロアルキニル及び置換シクロアルキニルを包含することは理解されよう。
本明細書で用いられる用語「低級アルキル」は、例えば、分岐鎖状又は非分岐鎖状、環式又は非環式、飽和(環式ならば部分飽和)又は不飽和のヒドロカルビル基を意味し、前記環式低級アルキル基は、C、C、C、C又はCであり、前記非環式低級アルキル基は、C、C、C又はCであり、好ましくは、メチル、エチル、プロピル(n−プロピル又はイソプロピル)、又はブチル(n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル又はtert−ブチル)から選択される。それゆえ、本明細書で用いられる用語「低級アルキル」が、低級アルキル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、低級アルケニル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、低級アルキニル(分岐鎖状又は非分岐鎖状)、シクロ低級アルキル、シクロ低級アルケニル及びシクロ低級アルキニルを包含することは理解されよう。
本明細書で単独又は併用で用いられる用語「アラルキル」は、水素原子1個以上、好ましくは1個が、上記定義されたアリール基に置き換えられた、上記定義されたアルキル又はシクロアルキル基を示す。好ましいのは、ベンジル、又はヒドロキシ、アルコキシもしくはハロゲン、好ましくはフッ素で置換されたベンジルである。特に好ましいのは、ベンジルである。
アルキル及びアリール基は、置換又は非置換であってもよい。置換されているならば、一般に、置換基が1〜3個、好ましくは1個存在する。置換基としては、例えば、炭素含有基、例えばアルキル、アリール、アリールアルキル(例えば、置換及び非置換のフェニル、置換及び非置換のベンジル);ハロゲン原子及びハロゲン含有基、例えばハロアルキル(例えばトリフルオロメチル);酸素含有基、例えばオキソ、アルコール(例えば、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アリール(ヒドロキシル)アルキル)、エーテル(例えば、アルコキシ、アリールオキシ、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル)、アルデヒド(例えば、カルボキシアルデヒド)、ケトン(例えば、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アリールカルボニル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニルアルキル)、酸(例えば、カルボキシ、カルボキシアルキル)、酸誘導体、例えばエステル(例えば、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル)、アミド(例えば、アミノカルボニル、モノ−又はジ−アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、モノ−又はジ−アルキルアミノカルボニルアルキル、アリールアミノカルボニル)、カルバマート(例えば、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、モノ−又はジ−アルキルアミノカルボニルオキシ、アリールアミノカルボニルオキシ)、及び尿素(例えば、モノ−又はジ−アルキルアミノカルボニルアミノ又はアリールアミノカルボニルアミノ);窒素含有基、例えばアミン(例えば、アミノ、モノ−又はジ−アルキルアミノ、アミノアルキル、モノ−又はジ−アルキルアミノアルキル)、アジド、ニトリル(例えば、シアノ、シアノアルキル)、ニトロ;硫黄含有基、例えば、チオール、チオエーテル、スルホキシド及びスルホン(例えば、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリールチオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、アリールチオアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル);及びヘテロ原子を1個以上、好ましくは1個含む複素環基(例えば、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、ピロニル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピペリジル、ヘキサヒドロアゼピニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアナフチル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、インドリル、オキシインドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、7−アザインドリル、ベンゾピラニル、クマリニル、イソクマリニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル、シンノリニル、キナゾリニル、ピリドピリジル、ベンゾキサジニル、キノキサリニル、クロメニル、クロマニル、イソクロマニル、フタラジニル及びカルボリニル)が挙げられる。
低級アルキル基は、置換又は非置換であってもよいが、好ましくは非置換である。置換されているならば、一般に、置換基が1〜3個、好ましくは1個存在する。
本明細書で用いられる用語「アルコキシ」は、例えばアルキル−O−を意味し、「アルコイル」は、例えばアルキル−CO−を意味する。アルコキシ置換基又はアルコキシ含有置換基は、例えば1個以上のアルキル基により置換されていてもよい。
本明細書で用いられる用語「ハロゲン」は、例えば、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素基を意味し、好ましくは、フッ素、塩素又は臭素基を意味し、より好ましくはフッ素又は塩素基を意味する。
「薬学的に許容され得る塩」は、式Iで示される化合物の生物学的有効性及び性質を保有し、適切な有機もしくは無機酸又は有機もしくは無機塩基から形成された従来の酸付加塩又は塩基付加塩を指す。酸付加塩の例としては、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、及び硝酸から誘導されたもの、及び有機酸、例えば、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸から誘導されたものなどが挙げられる。塩基付加塩の例としては、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及び第四級水酸化アンモニウム、例えば水酸化テトラメチルアンモニウムから誘導されたものが挙げられる。医薬化合物(即ち、薬物)の塩への化学修飾は、周知の技術であり、化合物の物理及び化学的安定性、例えば吸湿特性、流動性及び可溶性などの性質を改善する試みに用いられている。例えば、H. Ansel et al., Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems (6th Ed. 1995)のp.196及びpp.1456-1457を参照されたい。
「薬学的に許容され得るエステル」は、従来どおりにエステル化された、カルボキシル基を有する式Iで示される化合物を指し、そのエステルは、式Iで示される化合物の生物学的有効性及び性質を保持し、インビボで(生体内で)対応する活性カルボン酸に開裂される。インビボで対応するカルボン酸に開裂される(この場合、加水分解される)エステル基の例は、水素が、例えば複素環、シクロアルキルなどで場合により置換された低級アルキルに置き換えられたものである。置換された低級アルキルエステルの例は、低級アルキルが、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、N−メチルピペラジンなどで置換されたものである。インビボで開裂される基は、例えば、エチル、モルホリノエチル、及びジエチルアミノエチルであってもよい。本発明に関連して、−CONHも、−NHがインビボで開裂されてヒドロキシ基で置換されて、対応するカルボン酸を形成し得ることから、エステルとみなす。
医薬化合物の送達のためのエステルの例及び使用に関係する更なる情報は、Design of Prodrugs. Bundgaard H. ed(Elsevier, 1985)から入手できる。H. Ansel et. al., Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems(6th Ed. 1995)のpp. 108-109;Krogsgaard-Larsen, et al., Textbook of Drug Design and Development (2nd Ed. 1996)のpp.152-191も参照されたい。
好ましいのは、Rが、低級アルキルである、式Iで示される化合物である。
更に好ましいのは、Rが、ハロゲンによりオルト位で置換されたフェニルである、式Iで示される化合物である。
式Iで示される別の好ましい化合物は、
が、フェニルであり;
が、非置換であるか、又はハロゲン、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである化合物である。
好ましいのは、
が、フェニルであり;そして
が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、式Iで示される化合物である。
同じく好ましいのは、
が、フェニルであり;そして
が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、式Iで示されるそれらの化合物である。
本発明の別の好ましい態様は、
が、非置換又は置換ベンジルであり;そして
が、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである、式Iで示される化合物である。
更に好ましいのは、
が、ベンジルであり;そして
が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、式Iで示されるそれらの化合物である。
同じく好ましいのは、
が、ベンジルであり;そして
が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、式Iで示される化合物である。
本発明の別の好ましい態様は、
が、低級アルキルであり;そして
が、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである、式Iで示されるそれらの化合物である。
本発明の好ましい化合物は、
が、低級アルキルであり;そして
が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、式Iで示されるそれらの化合物である。
同じく好ましいのは、
が、低級アルキルであり;そして
が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、式Iで示されるそれらの化合物である。
同じく好ましいのは、
が、(CH)−シクロアルキルであり;そして
が、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである、式Iで示される化合物である。
好ましいのは、
が、(CH)−シクロアルキルであり;そして
が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、式Iで示される化合物である。
更に好ましいのは、
が、(CH)−シクロアルキルであり;そして
が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、式Iで示される化合物である。
特に好ましい式Iで示される化合物は、前記化合物が、下記からなる群から選択されるものである:
(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−2−(2−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;及び
(4S,7R)−1−シクロペンチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン。
更に好ましい式Iの化合物は、前記ハロ低級アルキルがトリフルオロメチル又はトリフルオロエチルであるものである。
特に好ましい式Iの化合物は、前記化合物が下記からなる群より選択されるものである:
(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4R,7S)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−2−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−2−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4R,7S)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;及び
(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン。
本発明の更に好ましい化合物は、下記のリストから選択されるものである:
1. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
2. (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
3. (4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
4. (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
5. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
6. (4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
7. (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
8. (4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
9. (4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
10. (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
11. (4S,7R)−2−(4−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
12. (4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
13. (4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
14. (4S,7R)−1−アリル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
15. (4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
16. (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
17. (4S,7R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
18. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
19. (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
20. (4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
21. (4S,7R)−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
22. (4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
23. (4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
24. (4S,7R)−2−(ピリジン−2−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
25. (4S,7R)−2−(3−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
26. 4−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−安息香酸メチルエステル;
27. (4S,7R)−2−ベンジル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
28. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
29. (4S,7R)−2−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
30. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
31. (4S,7R)−2−(2−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
32. (4S,7R)−2−(3−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
33. (4S,7R)−2−(4−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
34. (4S,7R)−2−(3−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
35. (4S,7R)−2−(4−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
36. (4S,7R)−2−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
37. (4S,7R)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
38. (4S,7R)−2−(4−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
39. (4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド;
40. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
41. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(5−トリフルオロメチル−フラン−2−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
42. (4S,7R)−2−(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
43. (4S,7R)−2−ビフェニル−3−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
44. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−クロロ−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
45. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
46. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
47. (4S,7R)−2−(2′−アセチル−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
48. (4S,7R)−2−(3′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
49. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
50. (4S,7R)−2−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
51. (4R,7S)−2−(4−ヨード−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
52. (4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
53. (4S,7R)−1−シクロブチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
54. (4S,7R)−1−シクロペンチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
55. (4S,7R)−1−シクロヘキシルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
56. (4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
57. (4S,7R)−1−シクロブチルメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
58. (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
59. (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1,2−ジフェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
60. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
61. (4S,7R)−1,2−ジベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
62. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
63. (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
64. (4S,7R)−1−シクロプロピル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
65. (4S,7R)−1−(2−メトキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
66. (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
67. (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
68. (4S,7R)−2−(3−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
69. (4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
70. (4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
71. (4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
72. (4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
73. 2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル;
74. (4S,7R)−2−(2−エトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
75. (4S,7R)−2−(3−イソプロピル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
76. (4S,7R)−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
77. (4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
78. (4S,7R)−1−エチル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
79. (4S,7R)−1−ベンジル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
80. (4S,7R)−2−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
81. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
82. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
83. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
84. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
85. (4R,7S)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
86. (4S,7R)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
87. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
88. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
89. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
90. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
91. [(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
92. [(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
93. (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
94. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
95. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
96. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
97. (4S,7R)−1−(4−クロロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
98. (4S,7R)−1−(4−tert−ブチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
99. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
100. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−ヒドロキシメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
101. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
102. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
103. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
104. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
105. (4R,7S)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
106. (4S,7R)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
107. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
108. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
109. (4S,7R)−1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
110. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−オキソ−3−フェニル−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
111. (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
112. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
113. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
114. (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
115. (4S,7R)−2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
116. (4S,7R)−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
117. (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
118. (4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
119. (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
120. (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
121. (4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
122. (4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
123. (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
124. (4S,7R)−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
125. (4S,7R)−2−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
126. (4S,7R)−2−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
127. (4S,7R)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
128. (4R,7S)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
129. (4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
130. (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
131. 4−フルオロ−3−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル;
132. (4S,7R)−2−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
133. (4S,7R)−2−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
134. (4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
135. (4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
136. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
137. (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
138. (4S,7R)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
139. (4S,7R)−2−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
140. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
141. (4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
142. (4S,7R)−1−アリル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
143. (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
144. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
145. (4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
146. (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
147. (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
148. (4S,7R)−2−ビフェニル−2−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
149. (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
150. (4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
151. (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
152. (4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
153. 2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド;
154. (4S,7R)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−イルメチル]−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
155. (4S,7R)−2−(5−クロロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
156. (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;及び
157. (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン。
更に好ましいのは、式16:
Figure 0004839377
で示される化合物を、式13:
Figure 0004839377
で示される化合物の存在下で反応させることにより、式1:
Figure 0004839377
(式中、R及びRは、上記定義されたとおりである)
で示される化合物を得ることを含む、本発明の化合物の製造方法である。
同じく好ましいのは、治療上活性物質として使用するための、本発明の化合物である。
更に好ましいのは、代謝障害の処置用の医薬を製造するための、本発明のそれらの化合物である。
同じく好ましいのは、本発明の化合物及び治療的に不活性の担体を含む医薬組成物である。
更に好ましいのは、糖尿病、肥満又は代謝症候群の処置用の医薬を製造するための、本発明の化合物の使用である。
好ましいのは、記載された方法により製造される、本発明の化合物である。
同じく好ましいのは、本発明の化合物を有効量投与することを含む、代謝障害の処置方法である。
更に好ましいのは、本発明の化合物を有効量投与することを含む、糖尿病、肥満又は代謝症候群の処置方法である。
本発明の化合物の一般的合成
本発明の化合物は、任意の従来の手段によっても製造することができる。これらの化合物を合成する適切な方法は、実施例に示されている。一般に式Iで示される化合物は、スキーム1、又はスキーム3により製造することができる(以下参照)。これらの反応の出発原料の供給源も、記載されている。他に断りがなければ、以下の構造は相対的立体化学を示し、以下に記載された化学変換はカンファーのラセミ体又はいずれかの鏡像異性体から誘導された化合物で実施され得ることに留意されたい。
スキーム1による本発明の化合物の調製
Figure 0004839377
式1で示される化合物は、式2を有し、ラセミ体として又はいずれかの鏡像異性体として、例えばAldrich Chemical Company, Milwaukee, WIから市販されるカンファーから製造することができる。つまりカンファーを、テトラヒドロフランのような不活性溶媒中、例えば約−78℃の低温で、リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムヘキサメチルジシラジドのような強塩基で処理する。その後、得られた溶液をドライアイスに添加して、エンドカンファーカルボン酸とエキソカンファーカルボン酸との混合物を得るか、又は乾燥二酸化炭素ガスをそのアニオンの溶液にバブリングして、同生成物を得る。この反応に適した条件は、文献、例えばW. W. Shumway et al. J. Org. Chem. 2001, 66, 5832-5839に見出すことができる。3−カンファーカルボン酸ラセミ体は、Aldrich Chemical Company, Milwaukee, WIのSALORカタログで市販されている。
Figure 0004839377
その後、得られた式3で示されるケト酸を、有機合成の当業者によく知られる多数の手順の一つを用いて、式4(式中、R2は、アリールである)で示されるアリールヒドラジドに変換することができる。例えば式3で示されるケト酸を、無溶媒で、又はベンゼンのような不活性溶媒中、約−5℃〜約80℃、好ましくは約−5℃〜約室温の温度で、塩化チオニルのような塩素化剤で処理することにより、式13で示される酸塩化物に変換することができる。これらの反応に適した条件は、文献、例えばH. Staudinger and S. Schotz Chem. Ber. 1920, 53B, 1105-1124 Chemical Abstracts 14: 18286; S. Nagai et al. Chem. Pharm. Bull. 1979, 27, 1764-1770;及びW. W. Shumway et al. J. Org. Chem. 2001, 66, 5832-5839に見出すことができる。その後、酸塩化物を不活性溶媒(例えばベンゼンなどの芳香族炭化水素)中、約室温で式ArNHNHで示されるアリールヒドラジンで処理して、式4で示されるヒドラジドを得る。その後、このヒドラジドを約100℃で水酸化ナトリウム水溶液で処理すると、式5(式中、Rは、アリールである)で示されるピラゾロンを得ることができる。この反応の条件は、文献、例えばA. Esanu GB2157690に見出すことができる。あるいはヒドラジドを濃塩酸で処理して、環化を起こさせてもよい。この反応の条件は、文献、例えばH. Wahl, Ber. Dtsch. Chem. Ges. 1899, 32, 1987-1991に見出すことができる。
あるいは、式5で示されるピラゾロンは、式3で示されるケト酸をエステルに変換し、次にアリールヒドラジンと反応させることにより、そのケト酸から製造することができる。例えばおよそ室温でエタノール中の硫酸を用いて、式3で示されるケト酸を式6で示されるエチルエステルに変換することができる(以下参照)。その後、得られたエチルエステルを、トルエンのような不活性溶媒中、三塩化リン又はオキシ塩化リンのような塩素化剤の存在下、約100℃でアリールヒドラジンで処理する。この反応に適した条件は、文献、例えばLaboratories Marinier FR 1.271.246及びFR701;及びH. Wahl Chem. Ber. 1899, 32, 1987-1991に見出すことができる。
Figure 0004839377
更なる代替法として、式13で示される酸塩化物を式14で示されるエチリデンヒドラゾンと反応させることにより、式5で示されるピラゾロンを調製することができる。この反応は、簡便には塩素化炭化水素のような不活性溶媒(例えば1,2−ジクロロエタン)中、ピリジンのような芳香族塩基の存在下、約50℃の温度で実施される。得られたヒドラジドは、約100℃の温度で、塩酸と氷酢酸との混合物のような酸で処理することにより、所望のピラゾロンに変換することができる。式14で示されるエチリデンヒドラゾンは、A. R. Maguire et al. Bioorg. Med. Chem. 2001, 9, 745-762に記載された手順を利用して、式ArNHNHで示されるアリールヒドラジンから調製される。
Figure 0004839377
ピラゾロン5を合成する更なるアプローチを、スキーム2bに示す。このアプローチによれば、式13で示される酸塩化物を、式15で示されるtert−ブトキシカルボニル保護ヒドラジンと反応させることができ、その中間体は、酸の存在下で環化させることができる。この反応は、簡便には式13で示される酸塩化物を、1,2−ジクロロエタンのような不活性溶媒の存在下、約100℃の温度で、式15で示されるtert−ブトキシカルボニル保護ヒドラジン及びトリエチルアミン又はピリジンのような塩基と共に加熱して、中間体のヒドラジドを得、その後、これをジオキサンと酢酸との混合物のような溶媒中、再度塩酸で処理して、再度約100℃で加熱することにより実施される。
式5で示されるピラゾロンを、ハロゲン化アルキル又はハロゲン化アラルキルと反応させて、式1で示される本発明の化合物を得ることができる。その反応は、簡便には式5で示されるピラゾロンを、N,N−ジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、約100℃の温度で、硫酸メチル、ヨウ化エチル、又は臭化ベンジルのような求電子体で処理することにより実施できる。その反応は、この場合においても、不活性溶媒中、水酸化ナトリウムのような塩基の更なる存在下で、例えば、水酸化ナトリウム水溶液を、共溶媒としてのエタノールを任意で更に存在させた中で用いることにより実施することもできる。この反応に適した条件は、文献、例えばLaboratories Marinier FR 1.271.246及びFR701;及びG. H. Alt and J. P. Chupp Tetrahedron Lett. 1970,36, 3155-3158に見出すことができる。塩基の存在下では、アルキル化反応は、通常、窒素又は酸素上でアルキル化された生成物の混合物を提供する。これらの生成物は、通常、再結晶化又はクロマトグラフィーのような当業者に周知の方法を用いて容易に分離することができる。更に、式5で示されるピラゾロンを、水酸化カリウム水溶液中、約0℃で塩化ベンゾイルで処理してベンゾイルオキシピラゾールを得、次に約100℃でハロゲン化アルキル又はハロゲン化アラルキルで処理して、N1−アルキル−又はN1−アラルキル−3−ベンゾイルオキシピラゾールを得、次に約100℃において水酸化ナトリウム水溶液で処理して式1で示される化合物を得ることにより、式1で示される本発明の化合物に変換することができる。この反応に適した条件は、文献、例えばH. Wahl Chem. Ber 1899, 32, 1987-1991に見出すことができる。
スキーム3による本発明の化合物の製造
Figure 0004839377
上記のとおり調製された式6で示されるケトエステルを、不活性溶媒(例えばエタノール)中、還流下、ヒドラジンで処理すると、式7で示されるピラゾロンを得ることができる。簡便な条件については、P. C. Guha 及び N. K. Seshadriengar Chem. Ber. 1936, 69B, 1212-1218、又はF. Ramirez and J. W. Saergent J. Am. Chem. Soc. 1955, 77, 6297-6306を参照されたい。式5で示される化合物を式1で示される化合物に変換した上記の反応と類似の反応を利用すれば、式7で示されるピラゾロンを式8で示される置換ピラゾロンに変換することができる。適切な条件の例については、B. Jursic 及び N. Bregant Synth. Commun. 1989, 19, 2087-2094を参照されたい。その後、当該技術分野で知られる様々な反応の一つを利用して、式8で示される置換ピラゾロンを式1で示される化合物に変換する。例えば、R2がアリール基である場合、SAr求核性芳香族置換反応又は銅触媒アリール化反応を利用することができる。例えば、式8で示されるピラゾロンを、エタノールのような不活性溶媒中、還流温度で、脱離基を持つ電子不足芳香族環(例えば、2,4−ジニトロフルオロベンゼン)で処理することができる。例えば、C. Dardonville et al. New Journal of Chemistry 1998, 22, 1421-1430;又はP. Nair et al. Tetrahedron 1960, 11, 140-147を参照されたい。更なる例として、式8で示されるピラゾロンを、不活性溶媒(例えばジメチルホルムアミド又はジオキサン又はキシレン又はN−メチルピロリドン)中、銅触媒(例えばヨウ化銅(I)又は塩化銅(I)又は酸化銅(II)又はシリカ担持銅)の存在下、塩基(例えば炭酸セシウム又は炭酸カリウムまたはリン酸カリウム又はtert−ブトキシナトリウム)の存在下、そして任意で配位子(例えば1,10−フェナントロリン又はトランス−1,2−シクロヘキサンジアミン又はエチレンジアミン)の更なる存在下、約80℃〜約150℃の温度で、ハロ芳香族化合物(例えば臭化又はヨウ化ベンゼン誘導体又は複素環)で処理することができる。適切な条件の例は、文献、例えばM. Wolter et al. Org. Letters 2001, 3, 3803-3805; A. Klapars et al. J. Am. Chem. Soc, 2001, 123, 7727-7729; B. Renger Synthesis 1985, 856-806; G. M. Coppola J. Heterocycl. Chem. 1987, 24, 1249-1251; A. Greiner Synthesis 1989, 312-313; T. Maruyama et al. J. Chem. Soc. Perkin Trans. I 1995, 733-734; S.-K. Kang et al. Synlett 2002, 427-430;及びJ. H. M. Lange et al.Tetrahedron Lett. 2002, 43, 1101-1104に見出すことができる。銅触媒の代わりにパラジウム触媒を用いて、同様の反応を実施することもできる(W. C Shakespeare Tetrahedron Lett. 1999, 40, 2035-2038参照)。三番目の例として、式8で示されるピラゾロンを、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、トリエチルアミンとピリジンとの混合物のような塩基の存在下、酢酸銅(II)のような銅触媒の存在下で、約室温でアリールボロン酸で処理することができる。適切な条件の例は、文献、例えばD. M. T. Chan et al. Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2933-2936;及びW. W. K. R. Mederski et al. Tetrahedron 1999, 55, 12757-12770に見出すことができる。R2がベンジル基又は式−CHHet(ここで、Hetは、複素環である)で示される基である場合、式8で示されるピラゾロンを適切なハロゲン化ベンジル又はクロロメチル−もしくはブロモメチル−複素環と反応させることにより、式1で示される化合物を製造することができる。その反応は、簡便には式8で示されるピラゾロンを、N,N−ジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、塩基の非存在下、約100℃の温度で適切な求電子体で処理することにより実施することができる。特定の例、例えばR2基がピラゾールのような求電子構造を持つ場合、求電子体をマスキングする更なる保護基(例えばトリチル基)を含むハロゲン化ベンジル又はクロロメチル−もしくはブロモメチル−複素環を使用することが適切であろう。その後、式1で示される化合物の合成を完了させる更なるステップが必要となろう。求電子構造を持つR2基の例は、有機合成の当業者には明白であろう。一例は、1H−ピラゾールであり、その場合、トリチル基を簡便な保護基として用いることができる。トリチル基は、簡便にはジクロロメタンのような不活性溶媒中、トリフルオロ酢酸で処理することにより除去される。
Figure 0004839377
ピラゾロン8を合成する更なるアプローチを、スキーム4に示す。このアプローチによれば、式6で示されるケトエステルを、式11で示されるtert−ブトキシカルボニル保護ヒドラジンと反応させると、式12で示されるヒドラジドを得ることができる。この反応は、簡便にはケトエステルを溶媒の非存在下、約100℃の温度でtert−ブトキシカルボニル保護ヒドラジンと共に加熱して中間体のヒドラジドを得、その後これを濃塩酸で処理して、再度約100℃で加熱することにより実施することができる。上記に記載された式3で示されるケト酸から誘導された酸塩化物を、式6で示されるケトエステルの代わりに用い得ることは、有機合成の当業者には明白であろう。この場合、酸塩化物を塩素化炭化水素(例えばジクロロメタン)又は芳香族炭化水素(例えばベンゼン)のような不活性溶媒中、ピリジン又はジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、約室温で式11で示されるtert−ブトキシカルボニル保護ヒドラジンで処理すれば、式12で示されるヒドラジドが得られる。
Figure 0004839377
スキーム5に示すとおり、R=Rである場合、式6で示されるケトエステルをN,N−ジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、約100℃の温度で、式R1NHNHR2で示されるヒドラジンで処理することにより、式1で示される本発明の化合物を製造することができる。
Figure 0004839377
例えば、R2が炭素環式又は複素環式アリール基を表し、R1が場合により置換された低級アルキル又はアラルキル基を表す、式1で示される化合物は、スキーム5aに示すとおり製造することもできる。この方法によれば、式10で示されるボロン酸を、式11で示されるtert−ブトキシカルボニル保護アリールヒドラジンと反応させて、中間体である式16で示される置換ヒドラジンを得、それを式13で示される酸塩化物と反応させて、式1で示される化合物を得る。式10で示されるボロン酸と式11で示されるヒドラジンとの反応は、いずれの従来の条件下でも実施することができる。例えば、この反応は、簡便には1,2−ジクロロエタンのような不活性溶媒中、トリエチルアミンのようなアミンの存在下、触媒としての酢酸銅(II)のような銅塩を用いて、約100℃の温度で実施することができる。わずかに異なる反応条件を、類似の変換又は関連の変換に関する文献、例えば、G. W. Kabalka 及び S. K. Guchhait Org. Lett. 2005, 5, 4129-4131及びO. V. Dyablo et al. Chem. Heterocycl. Compd. 2002, 38, 620-621に見出すことができる。式16で示される置換ヒドラジン誘導体と式13で示される酸塩化物との反応は、簡便には1,2−ジクロロエタンのような不活性溶媒中、塩基(例えばトリエチルアミン又はピリジン)の存在下で実施される。その反応は、約0℃〜約室温の温度で実施することができる。この反応から、tert−ブトキシカルボニル保護基を持つヒドラジド中間体が形成される。このヒドラジド中間体の溶液の処理(例えばジオキサン中の4M HCl溶液で)により保護基が開裂され、式1で示される化合物に環化される。その環化反応は、約70℃〜約100℃、好ましくは約80℃の温度で簡便に実施される。
Figure 0004839377
有機合成の当業者には明白なとおり、式1で示される多くの化合物は、官能基の相互変換により、他の式1で示される化合物から調製することができる。そのような相互変換の多くの例は、有機化学の分野では周知であり、非限定的な一例をスキーム5bに示す。この方法によれば、式17で示される化合物(R1基が低級アルコキシカルボニル置換基を持つ式1で示される化合物である)を、低級アルコキシカルボニル基の還元により、式18で示される化合物に変換することができる。この反応は、任意の従来の手段によっても実施することができる。例えば、式17で示される化合物を、テトラヒドロフランのような不活性溶媒中、約0℃と約室温の間の温度で(簡便には約室温で)、水素化アルミニウムリチウム(又は水素化ジイソブチルアルミニウムなど)のような還元剤で処理してもよい。
本発明の化合物を調製するための出発原料の入手性
上記に述べたとおり、カンファーは、ラセミ体又はいずれかの鏡像異性体として、例えばAldrich Chemical Company, Milwaukee, WIから市販されている。式3で示される3−カンファーカルボン酸のラセミ体は、Aldrich Chemical Company, Milwaukee, WIのSALORカタログで市販されている。式6で示される化合物の鏡像異性体の1つである(−)−カンファーカルボン酸エチルは、Lancaster Synthesis Ltd., Lancashire, UKから入手できる。
式ArNHNH2で示されるアリールヒドラジンの多くの例は、市販されている。例えば、市販試薬のACDディレクトリ(ACD directory)に、700を超える入手可能なアリールヒドラジンが列挙されている。加えて、多くの手順が、更なる例を調製するための文献から入手できる。例えば、塩酸水溶液中のアニリンの溶液を約0℃の温度で亜硝酸ナトリウムの水溶液で処理して、対応するジアゾニウム塩を得、それを、ここにおいてもまた約0℃の温度で塩化スズ二水和物の水溶液で処理すると、所望のアリールヒドラジンを得ることができる。この反応に適した条件は、文献、例えばN. J. Green et al. Bioorg. Med. Chem. 2003, 11, 2991-3013; M. T. Makhija et al. Bioorg. Med. Chem. 2004, 12, 2317-2333; M. van der Mey et al. J. Med. Chem. 2003, 46, 2008-2016;及びR. West 及び H. F. Stewart J. Am. Chem. Soc. 1970, 92, 853-859に見出すことができる。加えて、芳香族求核置換を受け易い芳香環であり、その環が有機合成の当業者に周知で、フッ素のような脱離基、及びオルト又はパラ位のニトロ又はアミノスルホニルのような活性基を備えたベンゼン環を含み、2−クロロピリジン又は2−クロロピリミジンのようなハロ置換複素環も含む場合、アリールヒドラジンは、その芳香環化合物をアセトニトリル又はエタノールのような不活性溶媒中、約80℃の温度においてヒドラジンで処理することにより調製することができる。この反応に適した条件は、文献、例えばM. Pal et al. J. Med. Chem. 2003, 46, 3975-3984; E. W. Parnell J. Chem. Soc. 1959, 2363-2365; L. Ondi et al. Eur. J. Org. Chem. 2004, 3714-3718;及びN. Guillot et al. Tetrahedron 1990, 46, 3897-3908に見出すことができる。あるいはアリールヒドラジンは、ジ−tert−ブチルアゾジカルボキシラートのようなアゾジカルボキシラート誘導体をテトラヒドロフランのような不活性溶媒中、約−78℃の温度でGrignard試薬のような有機金属試薬で処理し、その後、例えば塩酸のような酸による処理で保護基を除去することにより、調製することができる。この反応に適した条件は、文献、例えばJ. P. Demers 及び D. H. Klaubert Tetrahedron Lett. 1987, 28, 4933-4934に見出すことができる。更なる代替例として、ヨウ化アリールをトリス(トリメチルシリル)ヒドラジド銅で処理することにより、アリールヒドラジンを調製することができる。この反応に適した条件は、F. D. King 及び D. R. M. Walton Synthesis 1975, 738-739に見出すことができる。
様々なアルキル化剤及びアラルキル化剤を用いて、本発明の化合物中のR及び/又はR基を導入することができる。そのような基の例は、硫酸ジメチル、ヨードメタン、2−ヨードエタン、2−ヨードプロパン、臭化アリル、非置換もしくは置換の臭化ベンジル、又はブロモメチル置換された複素環である。これらの化合物の多くは、様々な供給元から市販されており、他の多くは、既知の化合物であり、有機合成の分野で周知の方法により調製することができる。これらの方法の多くのリストは、"Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations" [R. C. Larock, VCH Publishers, Inc. New York, 1989]の例えばp313, 322-323, 353-363及び381-382に見出すことができる。多くのハロゲン化アルキル又はハロゲン化アラルキルの調製に適した合成方法の更なる例は、"Advanced Organic Chemistry" [J. March, 3rd Edition, John Wiley & Sons, Inc. New York, 1985]のp382-384に見出すことができる。
がアリール基を表す式1で示される本発明の化合物において、この基は、電子不足ハロ芳香族、又はハロゲン化アリール、又はアリールボロン酸から誘導することができる。これらの化合物の多くは、様々な供給元から市販されており、他の多くは、既知の化合物であり、有機合成の分野で周知の方法により調製することができる。例えば、ハロゲン化アリールの調製に有用な様々な方法は、"Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations" [R. C. Larock, VCH Publishers, Inc. New York, 1989]の例えばp316-318、及び345-346に見出されるはずである。多くのハロゲン化アリールの製造に適した合成方法の更なる例は、"Advanced Organic Chemistry"[J. March, 3rd Edition, John Wiley & Sons, Inc. New York, 1985]のp1155に見出すことができる。Available Chemical Directory (MDL Information Systems, San Leandro, CA)によれば、市販されているアリールボロン酸は850種存在する。加えて、アリールボロン酸の調製に適した多くの合成方法は、文献、例えば以下の参考文献:S. R. Holmes-Farley et al. US2003064963; C. Glende et al. Mutation Res. 2002, 515, 15-38; A. Fensome et al. US6,355,648;M. Gravel et al. J. Org. Chem 2002, 67, 3-15; D. Florentin et al. J. Heterocycl. Chem. 1976, 13, 1265-1272; M. P. Groziak et al. J. Am. Chem. Soc. 1994, 116, 7597-7605; W. Li et al. J. Org. Chem. 2002, 67, 5394-5397; S. L. Gilat et al. Chem. Eur. J. 1995, 1, 275-284; W. J. Dale et al. J. Org. Chem. 1962, 27, 2598-2603;T. E. Jacks et al. Org. Proc. Res. Dev. 2004, 8, 201-212; D. Florentin et al. J. Heterocycl. Chem. 1976, 13, 1265-1272; A. Kuno et al. PCT Int. Appl. WO9604241; A. D. Borthwick et al. PCT Int. Appl. WO2003053925; F. C. Fischer et al. Recl. Trav. Chim. Pays-Bas 1974, 93, 21-24; M. Takeshita et al. J. Org. Chem. 1998, 63, 6643-6649に見出すことができる。アリールボロン酸の調製に有用な方法の更なる例を、以下に示す。
Figure 0004839377
式10で示されるアリールボロン酸は、簡便にはスキーム6に従い、式9で示される臭化又はヨウ化アリールを、エーテル(例えばテトラヒドロフラン又はジエチルエーテル)のような適切な不活性溶媒中、反応に適した温度(例えば、アルキルリチウムとの反応では約−78度、又はマグネシウムとの反応では約室温)でアルキルリチウム(例えばn−ブチルリチウム)又はマグネシウム(Grignard試薬を形成させるための)で処理し、次にホウ酸トリアルキルで処理して、式10で示される化合物を形成させることにより合成することができる。
式11で示されるBoc保護ヒドラジンは、様々な手順で調製することができる。例えば、R1NHNH2で示されるヒドラジンを不活性溶媒中、約−5℃〜約室温の温度で、チオ炭酸tert−ブチル−S−メチル又は二炭酸ジ−tert−ブチルと反応させることができる。そのような反応の適切な条件は、文献、例えばK. A. Jensen et al. Acta Chem Scand. 1968, 22,1-50、又はJ.-N. Xiang et al. WO2002070541に見出すことができる。あるいは、N−tert−ブチルオキシカルボニルアミノテトラクロロフタルイミド又はN−tert−ブチルオキシカルボニルアミノフタルイミドを、光延反応で式R1OHで示されるアルコールと反応させ、次にヒドラジンで脱保護すると、式11で示される化合物を得ることができる。ここにおいても、そのような反応の適切な条件は、文献、例えばM. -F. Pinto et al. Synth. Commun. 2002, 32, 3603-3610又はN. Brosse et al. J. Org. Chem. 2000, 65, 4370に見出すことができる。
式11の調製に適した式R1NHNH2で示されるアルキルヒドラジンは、市販されているか、又は当該技術分野で周知の反応を用いて製造することができる。例えば、カルバジン酸tert−ブチルは、アルキルアルデヒド又はケトンとの反応により生成されたヒドラゾンを還元することにより、還元的アルキル化に供される。酸(例えば硫酸)での処理によりtert−ブトキシカルボニル保護基を除去して、アルキルヒドラジンを得る。この反応に適した条件は、文献、例えばH. Hilpert Tetrahedron 2001, 57, 7675-7683;及びN. I. Ghali et al. J. Org. Chem. 1981, 46, 5413-5414に見出すことができる。あるいは、アルキルアミンをN−(ジエトキシホスホロイル)−O−(p−ニトロフェニルスルホニル)−ヒドロキシルアミンと反応させ、次に得られた中間体を酸(例えば、p−トルエンスルホン酸一水和物)で処理すると、アルキルヒドラジンが得られる。この反応に適した条件は、文献、例えば、A. Koziara et al. Synth. Commun. 1995, 25, 3805-3812に見出すことができる。
式15で示されるtert−ブトキシカルボニル保護アリールヒドラジンは、式ArNHNH2で示されるアリールヒドラジンを不活性溶媒[例えばアルコール(例えばメタノール)又は水と酢酸エチルのような有機溶媒との混合物]中で二炭酸ジ−tert−ブチルと反応させることにより製造することができる。反応は、簡便には室温で実施することができる。
本発明の方法の実践においては、当該技術分野で既知である通常の許容され得る方法を単独又は組合わせて、本発明の化合物のいずれか1種、又は本発明の化合物のいずれかの組合わせ、又は薬学的に許容され得るその塩もしくはエステルが効果的量投与される。つまり、該化合物又は組成物を経口(例えば口腔)、舌下、非経口(例えば筋肉内、静脈内、又は皮下)、直腸内(例えば坐剤又は洗液による)、経皮(例えば皮膚へのエレクトロポレーション)、又は吸入(例えばエアロゾルによる)で、そして錠剤及び懸濁液などの固体、液体、又は気体の形態で投与することができる。連続療法での一単位の投与形態、又は随意の単回投与療法で、投与を実行することができる。治療組成物は、パモ酸のような親油性塩と混合したオイルエマルジョンもしくは分散体の形態、又は経皮もしくは筋肉内投与用の生分解性徐放性組成物の形態であってもよい。
本明細書の組成物の調製に有用な医薬担体は、固体、液体、又は気体であってもよく、つまり該組成物は、錠剤、丸剤、カプセル剤、坐剤、散剤、腸溶性コーティング剤、又は他の保護配合剤(例えば、イオン交換樹脂に結合しているか、又は脂質−蛋白質賦形剤中に封入されている)、徐放性配合剤、液剤、懸濁剤、エリキシル剤、エアロゾル剤などの形態を取り得る。担体は、石油、動物、野菜、又は合成品を起源とするもの(例えば、ピーナッツ油、大豆油、鉱物油、ゴマ油など)をはじめとする様々な油から選択することができる。水、生理食塩水、デキストロース水溶液、及びグリコールが、特に注入可能な溶液用(血液と等張の場合)の好ましい液状担体である。例えば、静脈内投与用の配合剤は、活性成分の滅菌水溶液を含んでおり、それは固体活性成分を水に溶解して水溶液を生成し、溶液を滅菌することにより調製される。適切な医薬賦形剤としては、デンプン、セルロース、タルク、グルコース、ラクトース、ゼラチン、麦芽、米、小麦、白亜、シリカ、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン酸グリセリン、塩化ナトリウム、乾燥スキムミルク、グリセリン、プロピレングリコール、水、エタノールなどが挙げられる。該組成物は、従来の医薬添加剤、例えば、防腐剤、安定化剤、湿潤剤又は乳化剤、浸透圧を調整する塩、緩衝液などに付してもよい。適切な医薬担体及びその配合は、E. W. MartinによるRemington's Pharmaceutical Sciencesに記載されている。そのような組成物は、いずれの例でも、有効量の活性化合物を適切な担体と共に含有することで、受取人に適切に投与するための適切な投与形態に調製することができる。
該医薬製剤は、防腐剤、可溶化剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、香料添加剤、浸透圧を変動させる塩、緩衝液、コーティング剤及び抗酸化剤を含有することもできる。それらは、式Iで示されるもの以外の更なる活性成分など、他の薬学的な価値のある物質を含有することもできる。
本発明の化合物の治療上有効量又は投与量は、広い許容範囲内で変動してもよく、当該技術分野で既知の手法で決定してもよい。そのような投与量は、投与される特定の化合物、投与経路、処置される状態、及び処置される患者など、個々の症例の各要件に適合させる。一般に、体重約70kgの成人に経口又は非経口投与する場合、日用量約0.01mg/kg〜約50mg/kgが適切であろうが、指示された場合にはその上限を超えてもよい。投与量は、好ましくは約0.3mg/kg〜約10mg/kg/日である。好ましい投与量は、約0.70mg/kg〜約3.5mg/kg/日であってもよい。日用量を、単回投与もしくは分割投与してもよく、又は非経口投与では、連続注入で投与してもよい。
本発明の化合物は、いずれの従来の手段によっても製造することができる。これらの化合物を合成するための適切な方法は、実施例に示されている。一般に式Iで示される化合物は、以下のスキームにより製造することができる。これらの反応の出発原料の供給源も記載されている。
好ましい中間体の調製
中間体1:N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
メタノール(40mL)中のジ−tert−ブチル−ジカルボナート(.23.69g、108.5mmol)を、約5℃に冷却したメタノール(20mL)中のメチルヒドラジン(5.00g、106.4mmol)の溶液に1.5時間かけて滴下した。添加が完了したとき、tlc(10%メタノール/ジクロロメタン)は、反応が完了したことを示した。反応混合物を−20℃で一晩保存し、次に溶媒を蒸発し、N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(14.34g、92%)を無色の油状物として得て、それを更に精製しないで次の工程に直接使用した。
中間体2:4−ブロモメチル−3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール
Figure 0004839377
工程1:3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル
トリフェニルメチルクロリド(1.1g、3.6mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(12mL)中の3−(トリフルオロメチル)−ピラゾール−4−カルボキシル酸エチル(0.75g、3.6mmol)及びトリエチルアミン(1mL、7.2mmol)の溶液に加えた。この混合物を室温で一晩撹拌し、次に溶媒を蒸発し、残渣を水(30mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、クロマトグラフィー(10%酢酸エチル/石油エーテル)に付して、3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(1.28g、79%)を得た。
工程2:(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イル)−メタノール
THF(1.0M;1.6mL、1.6mmol)中の水素化アルミニウムリチウムの溶液を、無水テトラヒドロフラン(15mL)中の冷却した(約−15℃)3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.64g、1.4mmol)の溶液に加えた。溶液を−10〜−15℃で45分間撹拌し、次に−10℃でロシェルの塩(2mL)の溶液でクエンチした。混合物を10分間撹拌し、次に冷却浴を取り外した。酢酸エチル(25mL)を加え、混合物を30分間撹拌し、次にそれを濾過し、フィルターケーキを酢酸エチルで洗浄した。濾液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、週末にかけて高真空下で保持して、(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イル)−メタノール(0.62g、定量)を粘着性の白色の油状物として得た。
工程3:4−ブロモメチル−3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール
トリフェニルホスフィン(0.54g、2.1mmol)を、ジクロロメタン(25mL)中の(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イル)−メタノール(0.6g、1.5mmol)の溶液に加えた。得られた溶液を−20℃に冷却し、ジクロロメタン(5mL)中の四臭化炭素(0.54g、1.6mmol)の溶液を4つの部分に加えた。溶液を−20℃で5分間、次に0℃で3時間撹拌した。トリフェニルホスフィン(0.17g、0.65mmol)及び四臭化炭素の更なる部分(0.24g、0.72mmol)を加えた。溶液を3時間撹拌し、トリフェニルホスフィン(0.54g、2mmol)及び四臭化炭素の更なる部分を加えた。溶液を30分間撹拌し、次に溶媒を蒸発し、残渣を、5〜10%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4−ブロモメチル−3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール(0.30g、43%)を白色の固体として得た。
中間体3:(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸
Figure 0004839377
W. W. Shumway et al. J. Org. Chem. 2001, 66, 5832-5839の手順に従って、D−(+)−カンファー(25g、164mmol)を、トルエン(100mL)に溶解し、アルゴン下−78℃に冷却し、リチウムジイソプロピルアミド(ヘプタン/テトラヒドロフラン/エチルベンゼン中の1.8M溶液;100mL、180mmol、1.1当量)を滴下した。得られた溶液を−78℃で30分間撹拌し、室温に温め、窒素流でドライアイスの過剰量に注意深く注ぎ入れた。混合物を撹拌しながら室温に温まるにまかせ、カルボキシラートを水(800mL)に取り、ジエチルエーテルで2回洗浄した。水相を濃塩酸でpH1に酸性化し、得られた固体をジエチルエーテルで2回抽出し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸(30.4g、94%)を白色の固体として得た。
中間体4:(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸エチルエステル
Figure 0004839377
濃硫酸(10m)を、エタノール(200mL)中の(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸(中間体3;30.4g、155mol)の溶液に滴下した。溶液を5時間加熱還流し、室温で一晩保持し、次に5M NaOHでpH7に中和した。固体を濾別し、廃棄し、濾液を濃縮し、水(600mL)で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を濃重炭酸ナトリウム及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)及び濾過した。濾液を脱色炭(アルカリ性、Norit A)で撹拌し、セライトパッドで濾過し、蒸発して、(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸エチルエステル(27.9g、80%)を黄色の油状物として得た。NMRは、これがエンド及びエキソエピマーの混合物であることを示す。
中間体5:(1S,4S)−3−カンファーカルボン酸エチルエステル
Figure 0004839377
(1S,4S)−3−カンファーカルボン酸エチルエステルを、上記の(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体4)の調製に関して記載されている手順を使用して、R−(−)−カンファーから総収率56%で調製した。
中間体6:(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
手順A:トルエン(5mL)中のオキシ塩化リン(1.1mL、11.7mmol)の溶液を、トルエン(25mL)中のフェニルヒドラジン(1.75mL、17mmol)と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(3.65g、16.3mmol)との氷浴冷却混合物に加えた。氷浴を取り外し、混合物を3時間加熱還流した。反応混合物を約10℃に冷却し、2.5M NaOH溶液(50mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次に層を分離し、有機層を2.5M NaOH(3×50mL)で抽出した。合わせた水層をトルエン(2×50mL)で抽出し、次に水層を氷酢酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜16%酢酸エチル/ヘキサンで溶離する、RS-120カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(2.1g、48%)を黄色の固体として得た。
Figure 0004839377
手順B:1,2−ジクロロエタン(40mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;4.36g、20.3mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(20mL)中のN−エチリデン−N′−フェニル−ヒドラジン(A. R. Maguire et al. Bioorg. Med. Chem. 2001, 9, 745-762に従って調製した;2.60g、19.4mmol)及びピリジン(2.5mL、30.9mmol)の冷却した(約0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で15分間、次に50℃で25分間撹拌した。次にそれを室温に冷却し、ジオキサン(12mL)中の4M HClを加えた。反応混合物を室温で5分間撹拌し、次に氷酢酸(20mL)を加え、混合物を油浴中で100℃にて20分間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次に蒸発した。ジクロロメタン(200mL)を加え、溶液を50%飽和ブライン(2×50mL)で洗浄し、合わせた水層をジクロロメタン(2×100mL)で逆抽出した。合わせた有機層をブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、30%酢酸エチル/ヘキサンを用いたシリカゲルのプラグを通して溶離して、(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(5.04g、97%)を橙色の泡状物として得た。
中間体7:(4R,7S)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
フェニルヒドラジン(1.17g、10.8mmol)を、トルエン(2.5mL)中の(1S,4S)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体5;2.43g、10.8mmol)及び三塩化リン(1.17g、8.5mmol)の溶液に加えた。反応混合物をアルゴン下、室温で一晩撹拌した。混合物を120〜150℃(油浴温度)で3時間加熱した。トルエン(150mL)及び1M NaOH(150mL)を加え、混合物を振とうし、層を分離した。有機層を1M NaOH(100mL)で抽出した。合わせた水層をトルエン(2×150mL)で洗浄し、氷酢酸でpH 4.5に酸性化した。得られた白色の固体を濾別し、水で洗浄し、一晩デシケーター中で乾燥した。固体を酢酸エチルに取り、それを加熱沸騰して、濾過した。NMRが主として(4R,7S)−7,8,8−トリメチル−1−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オンを示した濾液を廃棄した。冷却時に、望まれない位置異性体である第2の収穫物を得た。濾液を蒸発し、エタノールから固体を再結晶化するように試みたが失敗した。エタノールを蒸発して、(4R,7S)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.33g、46%)を黄色の固体として得た。
中間体8:(4S,7R)−1−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;10.0g、44.6mmol)とフェニルヒドラジン(5mL、50.8mmol)の希釈されていない混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を氷浴に冷却し、濃HCl(50mL)を加えた。次に反応混合物を100℃に2.5時間加熱した。濃HClの更なる部分(60mL)を加え、LC−MSが生成物の質量のみを示すまで反応混合物を100℃で加熱した。NaOH水溶液を使用して溶液をpH6にし、固体を濾別し、1時間空気乾燥し、次に一晩真空中で乾燥して、(4S,7R)−1−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(10.9g、91%)を得た。
中間体9:(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
トルエン(1mL)中のオキシ塩化リン(0.32mL、3.4mmol)の溶液を、トルエン(19mL)中のp−トリルヒドラジン遊離塩基[水中のp−トリルヒドラジン塩酸塩(2.11g、16.4mmol)の溶液を5M NaOH(16mL)で処理し、酢酸エチルで抽出し、水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発することによって調製した]と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;3.50g、15.6mmol)との氷浴冷却混合物に加えた。氷浴を取り外し、混合物を3時間加熱還流した。2.5M NaOH溶液(20mL)を加え、層を分離した。有機層を0.5M NaOH(3×50mL)で抽出した。合わせた水層を氷酢酸でpH5に酸性化し、酢酸エチル(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発した。粗生成物を、酢酸エチルから再結晶により精製して、(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.36g、26%)を黄色の固体として得た。
中間体10:(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
手順A
Figure 0004839377
トルエン(10mL)中のオキシ塩化リン(0.32mL、3.4mmol)、o−クロロ−フェニルヒドラジン(0.92g、5.1mmol)及び(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;1.05g、4.7mmol)の混合物を、105分間加熱還流し、次に1M NaOH(250mL)を加えた。混合物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、溶媒を抽出物から蒸発した。トルエン(10mL)及び三塩化リン(0.5mL、5.7mmol)を加え、混合物を3時間加熱還流した。1M NaOH(250mL)を加え、混合物を酢酸エチル(2×300mL)で洗浄した。合わせた酢酸エチル層をNaOH(200mL)で逆抽出した。合わせたNaOH抽出物を酢酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出し、抽出物をブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(320mg、31%)を黄色の固体として得た。
手順B
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−クロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
トリエチルアミン(43mL、309mmol)を、乾燥ジクロロメタン(260mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;23.2g、103.8mmol)の冷却した(0℃)溶液に2〜3分間かけて加え、重い沈殿物を得た。ジクロロメタン(25mL)を加え、続いてN′−(2−クロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体30;19.36g、79.8mmol)を一度に加えた。ジクロロメタン(35mL)を加え、混合物を0℃で5分間撹拌し、次に油浴中で50℃にて4時間加熱した。混合物を冷水(500mL)に注ぎ、層を分離した。水層をジクロロメタン(2×300mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、高真空下で乾燥させて、N′−(2−クロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(23.4g、70%)を淡い泡状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(55mL)を、乾燥ジクロロメタン(55mL)中のN′−(2−クロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(23.4g、56mmol)の溶液にゆっくりと1〜2分かけて加え、得られた溶液を室温で3時間撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(350mL)を加えた。溶液を水(3×150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で週末の間乾燥させて、(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(16.07g、95%)を淡い固体として得た。
中間体11:(4S,7R)−2−(4−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
トルエン(15mL)中のオキシ塩化リン(0.33mL、3.5mmol)、p−クロロ−フェニルヒドラジン(700mg、4.9mmol)及び(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;1.1g、4.9mmol)の混合物を、一晩加熱還流し、次にトルエンをデカントして、ガム状物を得、これをトルエンで洗浄した。このトルエンをデカントした後、ガム状物を1M NaOH溶液に溶解し、この溶液をトルエンで、次に酢酸エチルで抽出した。水層を氷酢酸で酸性化して、(4S,7R)−2−(4−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(252mg、17%)を黄褐色の固体として得た。生成物の更なる量を下記のようにして得た:上記の酢酸エチル抽出物を酢酸水溶液と合わせ、混合物を撹拌した。層を分離し、水層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた酢酸エチル層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、生成物(230mg、16%)を褐色の固体として得た。
中間体12:(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
トルエン(5mL)中のオキシ塩化リン(1.5mL、16.1mmol)の溶液を、トルエン(20mL)中の2−フルオロ−フェニルヒドラジン遊離塩基[水中の2−フルオロ−フェニルヒドラジン塩酸塩(12.6g、77.5mmol)を5M NaOHで処理し、酢酸エチルで抽出し、濾過し、蒸発することによって、物質3.1g(24.6mmol)を調製した]と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;5.0g、22.3mmol)との混合物に加えた。混合物を1.5時間加熱還流し、室温で一晩保存し、次に更に3.5時間加熱還流した。1M NaOH溶液を加え、層を分離した。水層を酢酸エチル(これは廃棄した)で洗浄し、次に氷酢酸でpH5に酸性化した。得られた固体を濾別し、水で洗浄し、一晩空気乾燥して、(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.12g、18%)を淡黄色の固体として得た。
中間体13:(4S,7R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
トルエン(5mL)中のオキシ塩化リン(1.5mL、16.1mmol)の溶液を、トルエン(20mL)中の2−フルオロ−フェニルヒドラジン遊離塩基[4−フルオロ−フェニルヒドラジン塩酸塩(9g、55.3mmol)、水(150mL)及び3M NaOH(40mL)の混合物を、酢酸エチルで抽出し、濾過し、蒸発させることによって調製して、遊離塩基3.05g(44%)を得た]と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;5.0g、22.3mmol)との混合物に加えた。混合物を室温で10日間撹拌し、次に7時間加熱還流した。反応混合物を放冷し、次に1M NaOH(400mL)を加え、溶液をトルエンで洗浄した。トルエン層を1M NaOHで抽出し、合わせた水層をトルエンで3回洗浄し、次にセライトで濾過した。濾液を氷酢酸で酸性化し、得られた沈殿物を濾別し、ジクロロメタンに溶解し、0.25M HCl及びブラインで洗浄した。溶液を蒸発して、(4S,7R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.65g、26%)を淡黄色の固体として得た。
中間体14:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
手順A
Figure 0004839377
トルエン中のオキシ塩化リン(1.3mL、14mmol)の溶液を、トルエン中の2,4−ジフルオロ−フェニルヒドラジン遊離塩基[2,4−ジフルオロ−フェニルヒドラジン塩酸塩(5.18g、28.7mmol)と1M NaOH(400mL)との混合物を、酢酸エチルで抽出し、濾過し、蒸発させることによって調製して、遊離塩基3.09g(75%)を得た]と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;4.37g、19.5mmol)との混合物に加えた。混合物を3時間加熱還流し、室温で週末の間放置し、次に更に4.5時間加熱還流した。追加のオキシ塩化リン(0.5mL、5.4mL)を加え、反応混合物を2.5時間加熱還流した。1M NaOHを加え、溶液をトルエンで洗浄した。トルエン層を1M NaOHで抽出し、合わせた水層をトルエンで洗浄し、次にセライトで濾過した。濾液を氷酢酸で酸性化し、得られた沈殿物を濾別し、ジクロロメタンに取り、濾過し、0.25M HCl及びブラインで洗浄した。溶液を蒸発して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.65g、26%)を白色の固体として得た。
手順B
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(60mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;5.4g、25.15mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(30mL)中のN−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−N′−エチリデン−ヒドラジン(中間体26;3.92g、23.04mmol)及びピリジン(2.9mL、35.9mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で15分間、次に50℃で40分間撹拌した。反応混合物を冷却し、ジオキサン(4M、18mL、72mmol)中のHClの溶液を加えた。溶液を室温で5分間撹拌し、次に氷酢酸(30mL)を加えた。反応混合物を100℃で45分間撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(200mL)を加えた。溶液を50%飽和ブライン(2×50mL)で洗浄し、合わせた水層をジクロロメタン(2×50mL)で逆抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、30%酢酸エチル/ヘキサンを用いるシリカゲルのプラグを通して溶離して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(3.2g、45%)を橙色でガム状の固体として得た。
中間体15:(4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:2,6−ジクロロ−フェニルヒドラジン
1M NaOH(55mL)中の2,6−ジクロロ−フェニルヒドラジン塩酸塩(11.7g、54.8mmol)、ブライン(200mL)及び飽和重炭酸ナトリウム(100mL)の混合物を、ジクロロメタン(3×200mL)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、2,6−ジクロロ−フェニルヒドラジン(9.88g、定量)を得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トルエン(10mL)中のオキシ塩化リン(2mL、21.5mmol)の溶液を、トルエン(25mL)中の2,6−ジクロロ−フェニルヒドラジン(工程1から;5.18g、29.3mmol)と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;5.96g、26.6mmol)との混合物に加えた。混合物を油浴中で117℃にて7時間加熱し、次に室温で一晩放置した。1M NaOH(200mL)を加え、混合物を110℃の外温で45分間加熱している間、機械的に撹拌して、褐色の沈殿物のすべてを溶解した。溶液を酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。一番目の抽出物を廃棄し、2番目及び3番目の抽出物を蒸発して、赤色の固体1gを得た。水酸化ナトリウム溶液を氷酢酸(20mL)で酸性化して、沈殿物を得て、それを濾別し、次に酢酸エチルに溶解し、ブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、蒸発して、赤色の固体210mgを得た。(4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オンの合わせた収量は、1.21g(13%)である。
中間体16:(4S,7R)−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377

トルエン中のオキシ塩化リン(1.3mL、14mmol)の溶液を、トルエン中の2−フルオロ−フェニルヒドラジン遊離塩基[2,3−ジメチル−フェニルヒドラジン塩酸塩(5.23g、30.3mmol)、1M NaOH(200mL)、ブライン及び飽和重炭酸ナトリウムの混合物を、ジクロロメタンで抽出し、濾過し、蒸発することによって調製して、遊離塩基3.47g(84%)を得た]と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;5.20g、23.2mmol)との混合物に加えた。混合物を7時間加熱還流し、暗赤色の上澄み及び暗赤色のガラスを得た。上澄みをデカントし、蒸発した。残渣を1M NaOH(100mL)に溶解し、トルエンで洗浄した。暗赤色のガラスを加熱しながら1M NaOH(250mL)に溶解し、溶液をトルエンで洗浄した。次にNaOH溶液を合わせ、酢酸エチル(2×300mL)で洗浄し、次に氷酢酸の追加によりpHを4.5に調整した。固体が沈殿した。混合物を室温で15分間撹拌し、次に固体を濾別し、水で洗浄し、高真空下で乾燥して、(4S,7R)−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(4.17g、61%)をクリーム色の粉末として得た。
中間体17:(4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
トルエン(6mL)中のオキシ塩化リン(0.8mL、8.6mmol)の溶液を、トルエン(25mL)中の3−ブロモ−フェニルヒドラジン(2.00g、10.7mmol)と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;2.4g、10.7mmol)との混合物に加えた。更なるトルエン10mLを撹拌の促進のために加え、混合物を110〜115℃で一晩加熱した。トルエンをデカントし、残留した赤色のガラス状の物質をトルエンで洗浄し、次に1M NaOHに溶解した。溶液をトルエンで、次に酢酸エチルで抽出した。TLCは、トルエン溶液が非常に少量の生成物を含有しているが、しかし酢酸エチル抽出物中にいくらかの生成物があることを示した。水層を酢酸で酸性化し、黄褐色の固体を得、それを濾過し、水で洗浄し、乾燥して、(4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(525mg、14%)を得た。水性濾液を酢酸エチル溶液に加え、層を分離し、水層を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた抽出物を水で洗浄し、乾燥し、濾過し、蒸発して、(4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(250mg、7%)の更なるバッチを得た。
中間体18:(4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:3−ヨード−フェニルヒドラジン
水(65mL)中の亜硝酸ナトリウム(13.2g、186mmol)の溶液を、濃塩酸(80mL)中の3−ヨード−アニリン(40.71g、182mmol)の冷却した(約0℃)混合物に、温度を0℃未満に維持することに注意しながら90分間かけて加えた。混合物30分間撹拌し、次に濾過した。濾液に、水中のスズ(II)クロリド二水和物(142g、0.63mol)の溶液を滴下し、次に温度を0℃未満に維持しながら、混合物を30分間撹拌した。反応混合物を冷蔵庫に一晩置き、次に濾過した。残渣をブラインで洗浄し、次に1:1 石油エーテル/エーテル(750mL)、次に2:1 石油エーテル/エーテル(375mL)で、洗液を廃棄した。残留残渣を5M NaOH及びエーテルに溶解し、水層をエーテルで抽出した。合わせたエーテル層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、3−ヨード−フェニルヒドラジン(25.3g、53%)を暗赤色で粘性の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トルエン(10mL)中のオキシ塩化リン(1.9mL、20mmol)の溶液を、トルエン(30mL)中の3−ヨード−フェニルヒドラジン(工程1から;5.86g、24.5mmol)と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;5.00g、22.2mmol)との氷浴冷却混合物に加えた。氷浴を取り外し、混合物を一晩加熱還流した。反応混合物を冷却し、2.5M NaOH溶液(50mL)を加えた。反応混合物を撹拌し、固体をへらで砕き、次に反応混合物を分液漏斗に移し、水、トルエン及び2.5M NaOH(50mL)を加えた。有機層を2.5M NaOHで抽出した。そして合わせた水層をトルエン(2×100mL)で洗浄した。水層を氷酢酸でpH4.9に酸性化し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離する、RS-80カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.75g、20%)を黄色の固体として得た。
中間体19:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
手順A
Figure 0004839377
メチルヒドラジン(720μL、13.5mmol)と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;5.00g、22.2mmol)との混合物を、2時間加熱還流した。冷却器を取り外し、溶液を2時間加熱した。メチルヒドラジンの更なる部分(720μL、13.5mmol)をを加え、溶液を2時間加熱還流した。反応混合物を室温で一晩保存して、エタノール(20mL)と濃HCl(20mL)との混合物を加えた。混合物を5時間加熱還流し、次に5M NaOH及びトルエンを加えた。水層を酢酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。塩を加え、溶液を酢酸エチルで再び抽出した。合わせたトルエン及び酢酸エチル抽出物を蒸発して、主に未反応ケト−エステルである油状物(3g)を得た。酢酸(50mL)及びメチルヒドラジン(720μL、13.5mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌し、次に1時間還流した。反応混合物を濾過し、蒸発した。残渣をエタノールに取り、濾過し、再び蒸発させた。残渣を、10〜20%メタノール/ジクロロメタンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(270mg、6%)を淡白色の固体として得た。
手順B
Figure 0004839377
N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(11.5g、78.7mmol)と(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;17.65g、78.7mmol)との混合物を、油浴中で100℃にて3時間希釈せずに加熱した。濃HCl(30mL)をゆっくり加え、反応混合物を100℃で45分間加熱した。混合物を室温に放冷し、1M NaOHでpHを約6に調整し、混合物を再び冷却した。固体を濾別し、水で、次にヘキサンで洗浄し、最初に一晩空気乾燥により乾燥し、次に高真空下で乾燥して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(8.3g、51%)を白色の固体として得た。
中間体20:(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド
Figure 0004839377
シュウ酸クロリド(5.5mL、63.05mmol)を、ジクロロメタン(20mL)中の(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸(中間体3;4.0g、20.4mol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(3滴)の溶液に0℃で滴下した。反応混合物を0℃で20分間、次に室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンで3回共蒸発し、次に高真空下で乾燥して、(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(4.36g、100%)を橙色の油状物として得た。
中間体21:(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
トリエチルアミン(21.3mL、153mmol)を、ジクロロメタン(100mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;10.9g、51mmol)の冷却した(0℃)溶液に2分割して加え、濃厚な懸濁液を得た。ジクロロメタン(30mL)を加え、続いてN′−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体33;9.8g、37.6mmol)を加えた。反応混合物を油浴中に50℃にて置き、この温度で6時間加熱し、次に室温に放冷し、1時間撹拌した。反応混合物を水(200mL)に注ぎ、2層を分離した。有機層を水(2×200mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、次に高真空下で90分間乾燥して、N′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(14.9g、90%)を淡い泡状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(50mL)を、ジクロロメタン(50mL)中のN′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(14.8g、33.7mmol)の冷却した(0℃)溶液に2分割して加えた。混合物を0℃で5分間撹拌し、次に冷却浴を取り外し、反応混合物を室温に温まるにまかせ、4時間撹拌した。揮発物を減圧下で蒸発し、ジクロロメタン(250mL)を加えた。溶液を水(4×125mL)及びブライン(125mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過して、蒸発した。生成物を含有しているフラスコを箔で覆い、固体を高真空下で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(11.4g、予想量の105%)を得た。この物質を更に精製しないで次の反応に使用した。
中間体22:(4S,7R)−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
メタノール(20mL)中のジ−tert−ブチル−ジカルボナート(2.55g、11.6mmol)の溶液を、約2℃に冷却し、メタノール(20mL)中の2−トリフルオロメチル−フェニル−ヒドラジン(2.00g、11.4mmol)の溶液に滴下した。溶液を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発して、N′−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(3.14g、100%)を黄色の固体として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
N′−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(1.85g、6.6mmol)を、1,2−ジクロロエタン(12mL)とピリジン(0.6mL、7.6mmol)との混合物中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;1.09g、5.1mmol)の氷浴冷却溶液に一度に加えた。混合物を撹拌の促進のために1,2−ジクロロエタン(6mL)で希釈した。反応混合物を50℃で1時間加熱し、次に室温に冷却した。ジオキサン(3.6mL)中のHClの4M溶液を、冷却器を介して加え、溶液を数分間撹拌した。氷酢酸(7mL)を加え、反応混合物を油浴中で約100℃にて2時間加熱した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次に蒸発した。ジクロロメタンを加え、溶液をブラインで2回洗浄した。水性洗液をジクロロメタンで逆抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離する、Analytical Sales Aspire 120gカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製し、(4S,7R)−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(0.80g、46%)を明褐色の固体として得た。
中間体23:(4S,7R)−2−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
(1R,4R)−カンファーカルボン酸エチルエステル(中間体3;5g、22.3mmol)とベンジルヒドラジンジヒドロクロリド(4.57g、23.4mmol)との希釈していない混合物を、密閉管中で100℃にて2日間加熱した。反応混合物を放冷し、次にそれを酢酸エチル(300mL)で希釈し、20%飽和ブライン(3×120mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、クロマトグラフィーにより2回精製した。まず最初に、化合物を、20〜85%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCO 330gカラム上で、次に20〜70%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラム上で精製して、(4S,7R)−2−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(545mg、9%)を白色の泡状物として得た。
中間体24:(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸
Figure 0004839377
W. W. Shumway et al. J. Org. Chem. 2001, 66, 5832-5839の手順に従って、L−(−)−カンファー(15g、98.5mmol)を、トルエン(62mL)に溶解し、−78℃に冷却し、リチウムジイソプロピルアミド(ヘプタン中の1.8M溶液/テトラヒドロフラン/エチルベンゼン;98.5mL、197mmol、2当量)を添加漏斗を介して15分間かけて加えた。得られた溶液を−78℃で30分間撹拌し、室温に温め、微紛ドライアイス(約300g)の過剰量に注意深く注ぎ入れた。トルエン(30mL)を加え、溶液を室温に温まるにまかせた。ジエチルエーテル(100mL)を加え、溶液を水(3×150mL)で抽出した。有機層を廃棄した。水層を2M HClでpH1に酸性化し、固体塩化ナトリウムで塩を振り、エーテル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸(16.0g、83%)を白色の固体として得た。
中間体25:(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド
Figure 0004839377
シュウ酸クロリド(2.8mL、32.1mmol)を、ジクロロメタン(15mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸(中間体24;2.1g、10.7mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(3滴)の溶液に0℃で10分間かけて加えた。反応混合物を0℃で5分間、次に室温で2時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンで3回共蒸発し、次に高真空下で20分間乾燥して、(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(2.2g、96%)を橙色の油状物として得た。これを更に精製しないで次の工程に直接使用した。
中間体26:N−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−N′−エチリデン−ヒドラジン
Figure 0004839377
2,4−ジフルオロフェニルヒドラジン塩酸塩(Apollo;6.00g、32.3mmol)を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(100mL)と酢酸エチル(150mL)に分配した。有機層を、飽和炭酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(100mL、次に50mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、2,4−ジフルオロフェニルヒドラジン(4.54g、98%)を明褐色の固体として得た。これを乾燥トルエン(50mL)に取り、混合物をアルゴン下、0℃に冷却した。乾燥トルエン(10mL)中のアセトアルデヒド(3.0mL、53.4mmol)の溶液を、15分かけて滴下し、溶液を0℃で5分間、次に室温で1時間撹拌した。反応混合物をフリザーに一晩保存し、次にそれを室温まで温め、濾過した。濾液を濃縮して、いくらかの水を含む褐色の油状物を得た。トルエンを加え、溶液を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、N−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−N′−エチリデン−ヒドラジン(4.61g、84%)を、E及びZ異性体(1H NMRによる)の混合物として褐色の油状物として得た。
中間体27:N−ベンジル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
テトラヒドロフラン(40mL)中のジ−tert−ブチルジカルボナート(11.3g、51.3mmol)の溶液を、メタノール中のベンジルヒドラジン[ベンジルヒドラジン塩酸塩(10.00g、51.3mmol)を飽和炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で中和することによって調製した]の冷却した(0℃)の溶液に1時間かけて滴下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次に溶媒を蒸発した。得られた無色の油状物を、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、N−ベンジル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(3.60g、32%)を無色の油状物として得た。
中間体28:N−シクロプロピル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
工程1:シクロプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル
ジクロロメタン(33mL)中のジ−tert−ブチルジカルボナート(14.40g、66mmol)の溶液を、ジクロロメタン(17mL)中のシクロプロピルアミン(5mL、72.1mmol)の冷却した(0℃)溶液に2分間かけて加え、活発な気体発生を観察した。冷却浴を取り外し、溶液を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発して、シクロプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(9.8g、95%)を白色の固体として得、これを精製しないで次の工程に直接使用した。
工程2:N−ニトロソ−N−シクロプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル
アセトニトリル(75mL)中のシクロプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(4.8g、30.5mmol)及びピリジン(5.9mL、73mmol)の溶液を、四塩化炭素/ドライアイス浴中で約−25℃に冷却した。ニトロソニウムテトラフルオロボラート(4.7g、40.2mmol)を20分間かけて加えた。冷却浴を取り外し、反応混合物を氷浴中で0℃にて2.5時間撹拌した。水(100mL)及び酢酸エチル(500mL)を加え、有機層を水(100mL)、2M HCl水溶液(50mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、10〜30%酢酸エチルで溶離する、Isco 120gカラムを使用して2バッチにて精製し、N−ニトロソ−N−シクロプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.5g、26%)を黄色の油状物として得た。
工程3:N−シクロプロピル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
水(24mL)を、メタノール(48mL)中のN−ニトロソ−N−シクロプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.01g、10.8mmol)、亜鉛粉末(7.2g、110mmol)及び塩化アンモニウム(8.8g、165mmol)の混合物に1分間かけて加えた。発熱及び気体発生が見られた。混合物を室温で2.25時間、50℃で2時間撹拌した。混合物を放冷した。それをセライトで濾過し、セライトをメタノールで十分洗浄した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(250mL)を加えた。塩を濾別し、溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発した。残渣を少量のジクロロメタンを用いて綿プラグに通し、溶媒を蒸発して、清澄な油状物を得た。これを、10〜60%酢酸エチル/ヘキサンで溶離で溶離するISCO 120 gカラムを使用したクロマトグラフィーにより精製して、N−シクロプロピル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(207mg、11%)を淡黄色の油状物として、収率36%の過還元シクロプロピル−カルバミン酸tert−ブチルエステルと一緒に得た。
中間体29:N′−(2−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
ジ−tert−ブチルジカルボナート(4.40g、20.2mmol)を、メタノール(50mL)中のトリエチルアミン(8.3mL、59.6mol)及び2−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩(3.00g、18.5mmol)の冷却した(0℃)溶液に一度に加えた。反応混合物を0℃で10分間、室温で2時間撹拌した。溶媒を蒸発し、酢酸エチル(100mL)を加えた。溶液を水(2×25mL)及びブライン(25mL)で洗浄した。有機相を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、ヘキサンと共蒸発した。5%酢酸エチル/ヘキサン(25mL)の溶液を、得られたガム状の黄色の固体に加え、混合物を室温で20分間、次に氷浴中で0℃にて1時間撹拌した。固体を濾別し、ヘキサンで洗浄し、乾燥してN′−(2−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(2.97g、71%)を淡黄色の固体として得た。
中間体30:N′−(2−クロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
メタノール(300mL)中のジ−tert−ブチルジカルボナート(101.2g、464mmol)の溶液を、トリエチルアミン(162mL、1.16mol)、2−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩(69.4g、388mmol)及びメタノール(350mL)の冷却した(約0℃)溶液に15分かけて滴下した。反応混合物を0℃で15分間、室温で2時間、還流で6時間、次に室温で14時間撹拌した。ジ−tert−ブチルジカルボナート(4.2g、19mmol)の更なる量を加え、溶液を2時間加熱還流した。混合物を濃縮乾固し、酢酸エチル(1L)を加えた。溶液を水(4×1L)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(600mL)及びブライン(400mL)で洗浄した。有機相を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発した。得られた赤色の固体を砕き、ヘキサン類(総容量:350mL)で数回粉砕し、得られた原料を高真空下で一晩乾燥して、N′−(2−クロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(77.8g、83%)を明褐色の粉末として得た。
中間体31:N′−(4−メトキシ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
トリエチルアミン(60mL、430mmol)を、4−メトキシ−フェニルヒドラジン塩酸塩(25.01g、143.2mmol)とメタノール(275mL)との冷却した(約0℃)混合物に加えた。溶液を5分間撹拌し、ジ−tert−ブチルジカルボナート(34.4g、157.6mmol)を加えた。反応混合物を0℃で10分間、還流で5時間、次に室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、酢酸エチル(500mL)を加え、溶液を、水とブライン(水100mL及びブライン250mL)の混合物で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、深い赤色の油状物を得た。更に高真空下で乾燥して深い赤色の固体を得た。固体を10%酢酸エチル/ヘキサン(30mL)から再結晶化し、緩冷で室温に冷却し、続いて冷蔵庫で冷却した。結晶を粉砕し、濾別し、ヘキサン類で洗浄し、高真空下で乾燥して、N′−(4−メトキシ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(19.85g、58%)を褐色の固体として得た。
中間体32:N′−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
トリエチルアミン(58mL、416mmol)を、2,4−ジフルオロ−フェニルヒドラジン塩酸塩(25g、138mmol)とメタノール(200mL)との冷却した(約0℃)混合物に2分割して加えた。溶液を5分間撹拌し、ジ−tert−ブチルジカルボナート(33.1g、152mmol)を加えた。反応混合物を0℃で5分間、還流で11時間、次に週末にかけて室温で撹拌した。溶媒を蒸発し、酢酸エチル(600mL)を加え、溶液を、水とブラインの混合物で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、橙色の油状物を得た。5%酢酸エチル/ヘキサン(100mL)の混合物を加えた。混合物を加熱し、フラスコをガラス棒でスクラッチし、混合物をフリーザーに30分間置いた。結晶を濾別し、冷ヘキサンで洗浄し、高真空下で乾燥して、N′−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(19.85g、58%)を褐色の固体として得た。
中間体33:N′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
トリエチルアミン(21.3mL、153mmol)を、2−クロロ−4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩(10g、50.8mmol)とメタノール(100mL)との冷却した(約0℃)混合物に一度に加えた。ジ−tert−ブチルジカルボナート(12.2g、55.9mmol)を加え、反応混合物を0℃で5分間、75℃(油浴温度)で7時間、次に室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、酢酸エチル(300mL)を加えた。溶液を水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発した。残渣を5%酢酸エチル/ヘキサンに取った。ガラス容器をスクラッチし、混合物をフリーザーに保存した。固体を濾別し、ヘキサンで洗浄して、N′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(9.88g、75%)を得た。
中間体34:N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
ジ−tert−ブチルジカルボナート(13.56g、62.1mmol)を、メタノール(130mL)中の2,5−ジクロロ−フェニルヒドラジン(Aldrich;10.00g、56.5mmol)の冷却した(0℃)溶液に一度に加えた。反応混合物を0℃で10分間撹拌し、次に冷却浴を取り外し、溶液を室温で3時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をヘキサンと共蒸発した。5%酢酸エチル/ヘキサンの溶液を加え、ガラスをスクラッチして、固体を得た。混合物を氷浴中で0℃にて1時間撹拌し、次に固体を濾別し、ヘキサンで洗浄し、高真空下で乾燥して、N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(8.68g、55%)を褐色の固体として得た。
中間体35:N′−(3,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
トリエチルアミン(9.8mL、70mmol)を、メタノール(50mL)中の3,5−ジクロロ−フェニルヒドラジン塩酸塩(5g、23.4mmol)の冷却した(約0℃)溶液に2分割して加えた。ジ−tert−ブチルジカルボナート(33.1g、152mmol)を加え、反応混合物を0℃で2〜3分間、次に75℃(油浴温度)で一晩撹拌した。ジ−tert−ブチルジカルボナート(0.5g、2.3mmol)及びトリエチルアミンの更なる部分(1mL、7.2mmol)を加え、反応混合物を75℃で一晩撹拌した。反応物を室温に放冷し、溶媒を蒸発した。酢酸エチル(200mL)を加え、溶液を水(100mL)及びブラインで洗浄した。合わせた水層を酢酸エチル(200mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で3時間乾燥して、N′−(3,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(5.5g、85%)を得た。
中間体36:N−メチル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(40mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.50g、10.26mmol)、2−ナフタレンボロン酸(Lancaster;1.90g、11.05mmol)、酢酸銅(II)(1.90g、10.46mmol)及びトリエチルアミン(3.6mL、25.8mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて45分間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、15〜20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用したクロマトグラフィーにより精製して、N−メチル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(1.26g、45%)を、部分的に凝固している橙色の油状物として得た。1H NMRのスペクトルのBoc領域は、「high(高)」でまとめられていたが、この物質を続く工程で更に精製しないで直接使用した。
中間体37:N−ベンジル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(30mL)中のN−ベンジル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体27;1.21g、5.44mmol)、2−ナフタレンボロン酸(Lancaster;1.00g、5.8mmol)、酢酸銅(II)(990mg、5.45mmol)及びトリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて1.5時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、15〜30%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用したクロマトグラフィーにより精製して、N−ベンジル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(929mg、49%)を黄色の油状物として得、放置して凝固させた。
中間体38:(4R,7S)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−フルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
トリエチルアミン(3mL、21.5mmol)を、ジクロロメタン(18mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;1.50g、7.0mmol)の冷却した(0℃)溶液に滴下し、濃厚な懸濁液を得た。これを3分間撹拌し、次にN′−(2−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体29;1.20g、5.3mmol)を一度に加えた。反応混合物を室温に温まるにまかせ、2.5時間撹拌した。混合物を水(50mL)に加え、ジクロロメタン(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で室温にて30分間乾燥して、N′−(2−フルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(2.67g、予想される量の124%)を橙色の泡状物として得た。これを更に精製しないで次の工程に直接使用した。
工程2:(4R,7S)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(10mL)を、ジクロロメタン(10mL)中のN′−(2−フルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(−5.3mmol)の冷却した(0℃)溶液にゆっくり加え、得られた溶液を0℃で10分間、次に室温で3.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(80mL)を加えた。溶液を水(4×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して橙色の泡状物として得た。これを10%酢酸エチル/ヘキサン(25mL)で粉砕し、混合物を氷浴中で0℃にて1時間冷却した。固体を濾別し、乾燥して、(4R,7S)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(890mg、58%)を淡黄色の固体として得た。
中間体39:(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−クロロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
トリエチルアミン(1.7mL、12.1mmol)を、ジクロロメタン(10mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;1.00g、4.66mmol)の冷却した(0℃)溶液に滴下し、濃厚なスラリーを得た。ジクロロメタン(5mL)を撹拌の促進のために加えた。反応混合物を0℃で5分間撹拌し、次にN′−(2−クロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体30;936mg、3.85mmol)を2〜3分間かけて少量ずつ加えた。反応混合物を室温に温まるにまかせ、一晩撹拌し、次にそれを0℃に再び冷却し、ジクロロメタン(1mL)中のトリエチルアミン(0.5mL、3.6mmol)及びN′−(2−クロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体30;241mg、1.12mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で30分間、次に室温で6時間撹拌した。ジクロロメタン(1mL)中のトリエチルアミン(0.8mL、5.7mmol)及びN′−(2−クロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体30;431mg、2.0mmol)の溶液を0℃で再び加え、反応混合物を室温に温まるにまかせ、週末にかけて撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣を酢酸エチルに取り、水(25mL)、1M HCl(50mL)及びブライン(2×50mL)で洗浄した。有機層を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、5〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離する、RediSep-40gシリカゲルカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc. Burlington, WI)を使用して精製して、N′−(2−クロロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(1.275g、79%)を淡黄色の泡状物として得た。
工程2:(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(5mL)を、ジクロロメタン(5mL)中のN′−(2−クロロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(1.26g、3.0mmol)の溶液にゆっくり加え、得られた溶液を室温で19時間撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)を加えた。溶液を水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、明黄色の固体を得た。固体を週末にかけてフリーザーで保存し、次に50%ヘキサン類/ジエチルエーテル(10mL)で粉砕し、混合物を超音波処理した。固体を濾過により回収し、エーテルで洗浄し、空気乾燥して、(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(790mg、86%)をオフホワイトの固体として得た。
中間体40:(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(4−メトキシ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
ジクロロメタン(25mL)中の(1R,4R)−3−カンファーカルボン酸(中間体3;4.81g、24.5mmol)の溶液を、氷水浴中で冷却し、シュウ酸クロリド(6.4mL、73.4mmol)及びジメチルホルムアミドの触媒量(2滴)を加えた。反応混合物を0℃で25分間、室温で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと3回共蒸発させて、残留シュウ酸クロリドを除去した。残渣をジクロロメタン(64mL)に取り、溶液を約0℃に冷却した。トリエチルアミン(7.8mL、56.0mmol)を加え、溶液を0℃で20分間撹拌した。N′−(4−メトキシ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体31;4.41g、18.5mmol)を加え、溶液を0℃で20分間、還流で3時間、次に室温で一晩撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(100mL)と水(100mL)に分配した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、粗N′−(4−メトキシ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(11.1g、予想された量の144%)を粘性で赤色の油状物として得た。この物質を更に精製しないで次の工程に直接使用した。
工程2:(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(15mL)を、ジクロロメタン(15mL)中の粗N′−(4−メトキシ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(約18.5mmol)の冷却した(〜0℃)溶液に加え、溶液を約0℃で15分間、次に室温で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタン(150mL)に溶解し、水性洗液のpHが約5になるまで、水(4×250mL)で洗浄した。有機層をブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、次にフラスコをアルミニウムで覆い、フリーザーに一晩保存した。硫酸マグネシウムを濾別し、溶媒を蒸発して、橙色/赤色の半固体を得、それを10%ジクロロメタン/ヘキサン類で粉砕し、濾過し、ヘキサン類で洗浄した。固体を粉砕し、ヘキサン類で再び洗浄し、次に減圧下で乾燥して、(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(3.95g、72%)を褐色の固体として得た。
中間体41:(4S,7R)−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
エタンチオール(20mL)中の塩化アルミニウム(2.40g、18.0mmol)の溶液を、0℃に冷却し、(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体40;2.00g、6.7mmol)を加えた。フラスコに蓋をし、反応混合物を0℃で約20分間、次に室温で2時間撹拌した。溶液を激しく撹拌しながら水(100mL)に加え、得られた混合物を1M HClでpH 1〜2に酸性化した。得られた固体を濾別し、水で、次にヘキサン類で洗浄し、空気乾燥し、次に減圧下で乾燥して、(4S,7R)−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.63g、85%)をオフホワイトの固体として得た。
中間体42:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
手順A
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
シュウ酸クロリド(34mL、390mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(4〜5滴)を、ジクロロメタン(130mL)中の(1S,4S)−3−カンファーカルボン酸(中間体24;25.75g、131mmol)の溶液に0℃で順次加えた。反応混合物を0℃で20分間、次に室温で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと4回共蒸発し、次に高真空下で乾燥して、粗(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリドを得た。粗酸クロリドを、0℃でジクロロメタン(340mL)に溶解し、トリエチルアミン(42mL、301mmol)を加えた。混合物を0℃で5分間撹拌し、次にN′−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体32;24.5g、100.4mmol)を加えた。混合物を0℃で5分間、還流で2.5時間、次に室温で2日間撹拌した。ジクロロメタン(250mL)及び水(250mL)を加え、層を分離した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、粗N′−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(66.5g、予想される量の157%)を黒色の油状物として得、これを次の工程に直接使用した。
工程2:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(80mL)を、ジクロロメタン(80mL)中の粗N′−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(約100mmol)の溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で15分間、次に室温で4時間撹拌した。溶媒を蒸発した。残渣をジクロロメタン(500mL)に取り、必要であれば層を分離するのを助けるために、ブラインを加えた水(4×600mL)で洗浄した。溶液をブライン(250mL)で更に洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発した。固体を10%ジクロロメタン/ヘキサン類で粉砕し、濾過し、5%ジクロロメタン/ヘキサン類で、次にヘキサン類で洗浄し、週末にかけてフリーザーに保存し、次に高真空下で乾燥して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(25.71g、84%)を明褐色の固体として得た。
手順B
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(25mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;約15mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−N′−エチリデン−ヒドラジン(中間体26;2.32g、13.6mmol)及びピリジン(1.8mL、22.3mmol)の冷却した(0℃)溶液にシリンジにより5分間かけて加えた。酸塩化物を含んでいるフラスコを1,2−ジクロロエタン(10mL)ですすいだ。反応混合物を室温で15分間、次に50℃で45分間撹拌した。ジオキサン中のHClの溶液(Aldrich;4M、11mL、44mmol)を加えた。溶液を室温で5分間撹拌し、次に酢酸(18mL)を加えた。反応混合物をアルゴン下、100℃で1時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣を、酢酸エチル(150mL)と1:1 水/ブライン(75mL)に分配した。有機層を1:1 水/ブライン(50mL)で洗浄し、合わせた水層を酢酸エチル(50mL)で抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して暗褐色の半固体を得、フリーザーに一晩保存し、次にジエチルエーテルで粉砕した。固体を濾別し、エーテルで洗浄し、空気乾燥して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.93g、47%)を明褐色の固体として得、更に精製しないで次の工程に直接使用した。
中間体43:(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
トリエチルアミン(3.9mL;28mmol)を、ジクロロメタン(25mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;2.2g、10.2mmol)の冷却した(0℃)溶液に2〜3分間かけて加えると、重い沈殿物になった。ジクロロメタン(10mL)を加え、続いてN′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体33;1.87g、7.2mmol)を加えた。反応混合物を0℃で5分間、次に50℃(油浴温度)で週末にかけて撹拌した。ジクロロメタンを加え、溶液を水(3×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で乾燥して、N′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(3.8g、予想された量の120%)を得た。これを次の工程で更に精製しないで直接使用した。
工程2:(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(15mL)を、ジクロロメタン(15mL)中のN′−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(−7.2mmol)の冷却した(0℃)溶液に2分割して加えた。反応混合物を0℃に5分間、次に室温で2時間撹拌した。反応混合物を蒸発した(最後に高真空を使用)。ジクロロメタン(100mL)を残渣に加え、溶液を水(4×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(2.6g、予想された量の113%)を黄褐色の固体として得た。これを次の工程更に精製しないで直接使用した。
中間体44:(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
トリエチルアミン(26mL、186.5mmol)を、ジクロロメタン(150mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;13.33g、62.1mmol)の冷却した(0℃)溶液に滴下し、濃厚な懸濁液を得た。これを3分間撹拌し、次にN′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体34;13.00g、46.9mmol)を一度に加えた。冷却浴を取り外し、反応混合物を室温で10分間、次に油浴中で50℃にて4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、次に水(200mL)に加え、ジクロロメタン(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(29.55g、予想された量の138%)を褐色の油状物として得た。これを次の工程更に精製しないで直接使用した。
工程2:(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(100mL)を、ジクロロメタン(100mL)中のN′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(約46.9mmol)の冷却した(0℃)溶液にゆっくり加え、得られた溶液を0℃で10分間、次に室温で2時間撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(200mL)を加えた。溶液を水(4×80mL)及びブライン(80mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、褐色の泡状物を得た。これを10%酢酸エチル/ヘキサン(100mL)で粉砕し、混合物を室温で20分間撹拌し、次に氷浴中で0℃にて1時間冷却した。固体を濾別し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(13.55g、86%)を黄褐色の固体として得た。
中間体45:(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
トリエチルアミン(10.75mL、77mmol)を、ジクロロメタン(55mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;5.5g、25.6mmol)の冷却した(0℃)溶液に2分割して加え、濃厚な沈殿物を得た。N′−(3,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体35;5.5g、19.8mmol)をジクロロメタン(25〜30mL)とともに加えた。反応混合物を油浴中に50℃で置き、この温度で一晩加熱し、次に室温に放冷し、20分間撹拌した。反応混合物を水(100mL)に注ぎ、2層を分離した。有機層を水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、次に高真空下で乾燥して、N′−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(10g、予想された量の111%)を橙色の泡状物として得、それを更に精製しないで次の工程に直接使用した。
工程2:(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(15mL)を、ジクロロメタン(15mL)中のN′−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N′−((1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(約0.19mmol)の冷却した(0℃)溶液に一度に加えた。混合物を0℃で5分間撹拌し、次に冷却浴を取り外し、反応混合物を室温に温まるにまかせ、4時間撹拌した。揮発物を減圧下で、次に高真空下で蒸発した。ジクロロメタン(200mL)を加えた。溶液を水(4×125mL)、及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(7.2g、予想された量の108%)を得た。これを更に精製しないで次の工程に直接使用した。
中間体46:(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ナフチルヒドラジンを、1−ナフチルヒドラジン塩酸塩の混合物を10%メタノール/ジクロロメタン及び飽和炭酸ナトリウム水溶液で処理することにより調製した。トルエン(45mL)中の1−ナフチルヒドラジン(501mg、3.2mmol)の溶液を、窒素下、0℃に冷却し、冷トルエン(5mL)中のアセトアルデヒド(440μL、7.9mmol)の溶液を15分かけて滴下した。混合物を0℃で5分間、次に室温で1時間撹拌した。溶媒をデカントし、残留物質を蒸発し、暗色の油状物を得て、これを1,2−ジクロロエタン(5mL)に溶解した。溶液を、1,2−ジクロロエタン(10mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;約1当量)及びピリジン(約1.5当量)の溶液に0℃で加え、すぐに沈殿物を得た。反応混合物を室温で15分間、次に50℃で40分間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、ジオキサン中のHCl(4M;3mL、12mmol)を加えた。混合物を室温で5分間撹拌し、次に氷酢酸(10mL)を加えて、混合物を100℃で25分間撹拌した。反応混合物を冷却し、溶媒を蒸発した。ジクロロメタン(200mL)を加え、溶液を1:1 水/ブライン(2×50mL)で洗浄した。合わせた水層をジクロロメタン(2×50mL)で逆抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、30%酢酸エチル/ヘキサンを用いるシリカゲルを通した溶離により精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、高真空下で20分間乾燥して、(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(459mg、46%)を橙色でガム状の固体として得た。
中間体47:(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボン酸エチルエステル(中間体4;5.00g、22.3mmol)と2,2,2−トリフルオロエチルヒドラジン(水中の70%;Aldrich;25.00g、153mmol)との混合物を、密閉管中で100℃にて19時間加熱した。反応混合物を放冷し、ジオキサン中のHCl(4M;40mL、160mmol)を慎重に加えた。反応混合物を100℃で45分間再び加熱し、室温に冷却し、水(200mL)に加えた。混合物をジクロロメタン(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、フラッシュクロマトグラフィー(20〜50%酢酸エチル)により精製して、(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.04g、17%)を明橙色の固体として得た。
中間体48:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N−メチル−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
シュウ酸クロリド(4.1mL、46.9mmol)を、0℃ジクロロメタン(20mL)中の(1S,4S)−3−カンファーカルボン酸(中間体24;4.0g、20.4mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(3滴)の溶液に滴下した。反応混合物を0℃で20分間、次に室温で1.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと3回共蒸発させ、次に高真空下で乾燥して、粗(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリドを橙−褐色の油状物として得た。粗酸クロリドをジクロロメタン(52mL)に0℃で溶解し、トリエチルアミン(6.5mL、46.8mmol)及びN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;2.29g、15.7mmol)を加えた。反応混合物を0℃で15分間、次に約50℃で2時間撹拌した。反応混合物を冷却し、ジクロロメタンと水に分配した。水層をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機層を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、粗N−メチル−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(6.15g、93%)を得て、それを次の工程に直接使用した。
工程2:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(15.7mL)を、ジクロロメタン(15.7mL)中のN−メチル−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(6.13g、18.9mmol)の溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分間、室温で1時間撹拌し、次に6時間加熱還流した。続いて室温で一晩撹拌し、溶媒を蒸発した。残渣をジクロロメタン(100mL)に取り、水(2×100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、2%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージシステム(Biotage system)を使用して精製して、(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(2.46g、63%)を白色の固体として得た。
中間体49:(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N−ベンジル−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
シュウ酸クロリド(ジクロロメタン中の2M;35.1mL、70.3mmol)及びジメチルホルムアミド(数滴)を、ジクロロメタン(31mL)中の(1S,4S)−3−カンファーカルボン酸(中間体24;6.00g、30.6mmol)の溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分間、次に室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと3回共蒸発させ、次に高真空下で乾燥して、粗(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリドを得た。粗酸塩化物を最少量のジクロロメタンで溶解し、ジクロロメタン(93mL)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(47mL)との混合物中のN−ベンジル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体27;7.47g、33.6mmol)の冷却した(約0℃)溶液に20分間かけて加えた。反応混合物を0℃で30分間、室温で3時間、次に約50で一晩撹拌した。反応混合物を冷却し、層を分離した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、粗N−ベンジル−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステルを得、それを次の工程に直接使用した。
工程2:(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(25.5mL)を、ジクロロメタン(25.5mL)中のN−ベンジル−N′−((1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(約30mmol)の溶液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分間、室温で2時間撹拌し、還流冷却器を備えたフラスコの中で80℃の油浴温度で6時間、次にモレキュラーシーブの存在下で100℃の油浴温度で一晩加熱した。モレキュラーシーブを濾別し、ジクロロメタンで洗浄した。濾液を洗液が中性になるまで水で洗浄した。有機層を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、2〜5%メタノール/ジクロロメタンで溶離する330gカラムを備えたバイオタージシステムを使用して精製し、(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(610mg、7%)を黄色の固体として得た。
中間体50:5−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン
Figure 0004839377
工程1:(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−メタノール
テトラヒドロフラン(10mL)中のメチル6−メトキシニコチナート(3.00g、17.9mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン(18mL)中の水素化アルミニウムリチウム(817mg、21.5mmol)の冷却した(0℃)混合物に添加漏斗を介して10分間かけて加えた。混合物を0℃で30分間、次に室温で2時間撹拌した。反応混合物を酒石酸ナトリウムカリウム(10% w/v;100mL)の溶液に注ぎ、得られた混合物を室温で20分間撹拌した。混合物をセライトパッドで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液の有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、40%酢酸エチル/ヘキサンを使用するシリカプラグを通して溶離して、(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−メタノール(1.8g、72%)を澄明な油状物として得た。
工程2:5−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン
塩化チオニル(9.2mL、126mmol)を、ジクロロメタン(38mL)中の(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−メタノール(1.00g、7.2mmol)の溶液に滴下した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)を加えた。溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(これにより泡立った)。有機層を分離し、水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、5−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン(995mg、88%)を澄明な油状物として得た。
中間体51:3−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン
Figure 0004839377
工程1:2−メトキシ−ニコチン酸メチルエステル
2−メトキシ−ニコチン酸(5.00g、32.6mmol)、塩化チオニル(50mL)及び四塩化炭素(50mL)の混合物を、2時間加熱還流した。反応混合物を放冷し、揮発物をロータリエバポレーターで除去した。残渣を四塩化炭素と3回共蒸発させて、残留シュウ酸クロリドを除去した。メタノール(50mL)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、クロロホルム(150mL)を加えた。溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、2−メトキシ−ニコチン酸メチルエステル(4.42g、81%)を清澄な黄色の油状物として得た。
工程2:(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−メタノール
テトラヒドロフラン(7mL)中の2−メトキシ−ニコチン酸メチルエステル(4.42g、26.5mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン(20mL)中の水素化アルミニウムリチウム(1.22g、32.1mmol)の冷却した(0℃)混合物に添加漏斗を介して15〜20分間かけて加えた。混合物を0℃で40分間、次に室温で3時間撹拌した。反応混合物を酒石酸ナトリウムカリウム(10% w/v)の溶液に注ぎ、得られた混合物を室温で25分間撹拌した。混合物をセライトパッドで濾過し、酢酸エチル(400mL)で洗浄した。濾液の有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するバイオタージ40Mシステムを使用して精製して、(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−メタノール(2.97g、81%)を白色の固体として得た。
工程3:3−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン
塩化チオニル(9.5mL、130mmol)を、ジクロロメタン(36mL)中の(2−メトキシ−ピリジン−3−イル)−メタノール(1.02g、7.3mmol)の溶液に少量ずつ加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)を加えた。溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深く処理し、混合物を5〜10分間撹拌した。有機層を分離し、水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して3−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン(989mg、86%)を明黄色の油状物として得た。
好ましい化合物の調製
実施例1:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
手順A:N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;4.77g、17.8mmol)及びヨウ化メチル(2.2mL、35.3mmol)の混合物を、アルゴンでパージし、次に密閉管中で100℃にて一晩加熱した。反応混合物を室温に冷却し、重炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、25〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するAnalytical Sales 120gカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製し、続いて酢酸エチルから再結晶化して、(4S,7R)−2−フェニル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(2.8g)を白色の結晶として得た。濾液を蒸発し、酢酸エチル再結晶化して更に0.53gを得、得られた濾液を蒸発し、ジクロロメタンに溶解し、脱色炭で処理し、ジクロロメタンから結晶化して、更に生成物0.77gを得た。合計収量は4.1g(82%)であった。
EI(+)−MS(M+H)283。
手順B:ジメチル硫酸(0.4mL、4.1mmol)を、1M NaOH(10mL)中の(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;1.00g、3.7mmol)に加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、次に水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜16%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(213mg、20%)を白色の固体として得、(4S,7R)−3−メトキシ−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾール(243mg、23%)を黄色の固体として及び未反応出発物質(243mg、24%)を得た。
実施例2:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチル硫酸(66μL、0.7mmol)を、1M NaOH(5mL)中の(4R,7S)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体7;185mg、0.7mmol)に加えた。混合物をボルテックスし、次にヒートガンで30秒間加熱し、次に10分間振とうし、ジクロロメタンで2回抽出した。TLCは、水酸化ナトリウム溶液が依然出発物質を含んでいることを示したので、ジメチル硫酸の更なる量(150μL、1.6mmol)を加え、混合物をボルテックスし、ヒートガンで30秒間加熱し、次に100℃で90分間加熱した。混合物をジクロロメタンで抽出し、合わせたジクロロメタン抽出物を蒸発し、まず最初は50%酢酸エチル/ヘキサンで、後に12.5%メタノール/酢酸エチルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4R,7S)−3−メトキシ−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾール(70mg、35%)を黄色の固体として、及び(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(33mg、17%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)283。
実施例3:(4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
アセトン(20mL)及びメタノール(3mL)中のブロモエタン(1.05mL、14.1mmol)、炭酸カリウム(3.58g、25.9mmol)、及び(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;1.74g、6.5mmol)の混合物を、週末にかけて室温で撹拌し、次に溶媒を蒸発し、残渣を水とジクロロメタンに分配した。有機層を蒸発し、残渣をクロマトグラフィー(0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)に付し、酢酸エチルから再結晶化して、(4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(168mg、9%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)297。
実施例4:(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
手順A:アセトン(20mL)及びメタノール(3mL)中のベンジルブロミド(1.54mL、13.0mmol)、炭酸カリウム(3.58g、25.9mmol)、及び(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;1.74g、6.5mmol)の混合物を、一晩加熱還流し、次にベンジルブロミドの更なる部分(0.75mL、6.3mmol)を加え、反応混合物を週末にかけて室温で撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣を水とジクロロメタンに分配した。有機層を蒸発し、残渣をクロマトグラフィー(0〜50%酢酸エチル/ヘキサン)に付し、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化して、(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(94mg、3%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)359。
手順B:N,N−ジメチルホルムアミド中のベンジルブロミド(0.54mL、4.5mmol)と(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;1.11g、4.1mmol)との混合物を、78℃で2.5時間加熱した。反応混合物を1M NaOH(200mL)で希釈し、酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を1M NaOH及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発した。残渣を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化して、(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(114mg、8%)を黄褐色の固体として得た。APCI−MS(M+H)359。
手順C:N,N−ジメチルホルムアミド(50mL)中のベンジルブロミド(3.87mL、31.9mmol)、(4S,7R)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;2.14g、8.0mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(2.06g、5.6mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて16時間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)及び水を加えた。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、33〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムで精製して、(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(2.41g、84%)をオフホワイト/褐色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)359。
実施例5:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体9;400mg、1.4mmol)を、1M NaOH(5mL)に溶解し、ジメチル硫酸(0.14mL、1.46mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、次に水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(82mg、20%)をオフホワイトの固体として、及び(4S,7R)−3−メトキシ−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾール(134mg、32%)を黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)297。
実施例6:(4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ヨードエタン(0.12mL、1.5mmol)を、ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体9;400mg、1.4mmol)及び炭酸カリウム(400mg、2.8mmol)に加えた。混合物をアルゴン下、60℃で一晩加熱した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、及び(4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(30mg、7%)を白色の固体として、(4S,7R)−3−エトキシ−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾール(266mg、60%)を明黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)311。
実施例7:(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ベンジルブロミド(0.18mL、1.5mmol)を、ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体9;400mg、1.4mmol)、ヨウ化カリウム(34mg、0.14mmol)及び炭酸カリウム(400mg、2.8mmol)に加えた。混合物をアルゴン下、80℃で一晩加熱した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜65%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(19mg、3.5%)をオフホワイトの固体として、及び(4S,7R)−3−ベンジルオキシ−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾール(279mg、53%)を黄色の油状物として得た。ES(+)−MS(M+H)373。
実施例8:(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
手順A:N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;1.24g、6mmol)、1−クロロ−2−ヨードベンゼン(666μL、5.4mmol)、ヨウ化銅(I)(57mg、0.3mmol)、ピコリン酸(150mg、1.2mmol)、及び炭酸水素カリウム(840mg、8.4mmol)の混合物を、高周波オーブンにて200℃で160分間照射した。反応混合物を0.1M HCl(200mL)で希釈し、次に酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を0.1M HCl、0.25M NaOH、及びブラインで洗浄し、次に乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、5〜100%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶離するISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製して、黄褐色の半固体として得、それを酢酸エチルに取り、0.1M HClで洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を酢酸エチルから再結晶化した。母液を蒸発し、残渣を酢酸エチルから再結晶化した。結晶を合わせて、(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(80mg、5%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)317。
手順B:N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体10;5.11g、16.9mmol)とヨウ化メチル(1.05mL、16.9mmol)との混合物を、80℃に2時間加熱した。反応混合物を水(50mL)及び飽和重炭酸ナトリウム(150mL)で希釈し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、10〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(233mg、4%)を得た。ES(+)−MS(M+H)317。
実施例9:(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ヨードエタン(14μL、0.18mmol)を、ジメチルホルムアミド(1mL)中の(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体10;47mg、0.16mmol)及び炭酸カリウム(43mg、0.31mmol)に加えた。混合物を60℃で4時間加熱し、次に週末にかけて室温で撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、NaOHで洗浄した。溶媒を酢酸エチル層から蒸発し、残渣を0〜70%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、2−(2−クロロ−フェニル)−3−エトキシ−7,8,8−トリメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾール(12.3mg、16%)及び(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(4.4mg、9%)を得た。APCI−MS(M+H)331。
実施例10:(4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ベンジル−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オンを、(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体10)及びベンジルブロミドから、(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例9)の調製に関する上記の手順を使用して調製した。APCI−MS(M+H)393。
実施例11:(4S,7R)−2−(4−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチル硫酸(84μL、0.92mmol)を、1M NaOH(3mL)中の(4S,7R)−2−(4−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体11;252mg、0.83mmol)の溶液に加え、得られた溶液を室温で一晩撹拌した。水溶性の上澄みを赤色のガム状物からデカントし、ガム状物を酢酸エチルに溶解した。この溶液を水で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するWaters Sep-Pak(登録商標)カラムを使用するクロマトグラフィーにより精製して、2−(4−クロロ−フェニル)−3−メトキシ−7,8,8−トリメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾールを溶出し、次に50%酢酸エチル/ヘキサン、66%酢酸エチル/ヘキサン、そして最後に4%メタノール/酢酸エチルの段階勾配で溶離するWaters Sep-Pak(登録商標)カラムを使用するクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(4−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(18mg、7%)を得た。ES(+)−MS(M+H)317。
実施例12:(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
密閉管中のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の(4S,7R)−2−(2−フルオロフェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体12;1.06g、3.7mmol)とヨードメタン(450μL、7.2mmol)との混合物を、98℃に加熱し、5時間撹拌した。反応混合物を放冷し、水(20mL)及び飽和重炭酸ナトリウム溶液(200mL)を加えた。溶液を酢酸エチル(200mL)で抽出し、有機層をブライン(200mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発した。残渣をヘキサン類(4×5mL)で粉砕し、固体を酢酸エチル/ヘキサンから2回再結晶化して、(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(451mg、41%)を白色の針状晶として得た。ES(+)−MS(M+H)301。
実施例13:(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
マイクロ波反応管中のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体12;150mg、0.52mmol)と1−ヨードプロパン(103μL、1.05mmol)との混合物を、100℃に加熱し、18時間撹拌した。反応混合物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)。濾過し、蒸発し、25〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを備えたISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製して、(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(59.7mg、35%)を橙色の油状物として得た。ES(+)−MS(M+H)329。
実施例14:(4S,7R)−1−アリル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
マイクロ波反応管中のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2−フルオロフェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体12;150mg、0.52mmol)とヨウ化アリル(100μL、1.1mmol)との混合物を、100℃に加熱し、18時間撹拌した。反応混合物を放冷し、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、25〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを備えたISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製して、(4S,7R)−1−アリル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(56mg、33%)を橙色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)327。
実施例15:(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
マイクロ波反応管中のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体12;150mg、0.52mmol)と2−ヨードプロパン(105μL、1.05mmol)との混合物を、100℃に加熱し、18時間撹拌した。反応混合物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、25〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを備えたISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製し、続いてジクロロメタンから結晶化して、(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(7mg、4%)を黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)329。
実施例16:(4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
マイクロ波反応管中のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体12;150mg、0.52mmol)とベンジルブロミド(130μL、1.09mmol)との混合物を、100℃に加熱し、18時間撹拌した。反応混合物を冷却し、飽和重炭酸ナトリウムで希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、25〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを備えたISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製して、(4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(59mg、30%)を明褐色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)377。
実施例17:(4S,7R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
1M NaOH(25mL)中のジメチル硫酸(1.1mL、11.6mmol)と(4S,7R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体13;1.65g、5.8mmol)との混合物を、50℃で一晩加熱し、次に週末にかけて室温で放置した。沈殿物を濾別し、水で洗浄し、酢酸エチルから再結晶化して、(4S,7R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(239mg、14%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)301。
実施例18:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
1M NaOH(25mL)中のジメチル硫酸(0.56mL、5.9mmol)と(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;1.82g、6.0mmol)との混合物を、45℃で4.5時間加熱し、次にジメチル硫酸の更なる部分(0.56mL、5.9mmol)を加え、反応物を45℃で一晩加熱した。NaOHを加え、混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を蒸発し、10〜50%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製し、続いて酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(199mg、11%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)319。
実施例19:(4S,7R)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;1.28g、4.2mmol)とベンジルブロミド(0.5mL、4.2mmol)との混合物を、室温で一晩撹拌し、次に60℃で3時間加熱した。ベンジルブロミドの更なる部分(0.5mL、4.2mmol)を加え、反応混合物を60℃で一晩、次に80℃で更に24時間加熱した。反応混合物を水(60mL)で希釈し、ジクロロメタン(60mL)で抽出した。有機層を水、飽和重炭酸ナトリウム、及びブラインで洗浄し、次に乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮して粘性で赤色の油状物を得た。これを石油エーテルと、次にヘキサン類と、そして次にエーテルと共蒸発させた。エーテルで粉砕して、ピンク色の固体0.48gを得た。上澄みを濃縮し、次に石油エーテルと、次にヘキサン類と共蒸発させた。ヘキサン類で粉砕して、ピンク色の固体0.61gを得た。上澄みを濃縮し、25〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲル(38g)のプラグを通した。得られた粗生成物を既に得た2つのピンク色の固体と合わせ、10〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製して、(4S,7R)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.01g、61%)として淡いピンク色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)395。
実施例20:(4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の(4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体15;1.2g、3.6mmol)とヨードメタン(0.45mL、8.0mmol)との混合物を、80℃に加熱し、4.5時間撹拌した。反応混合物を放冷し、水(200mL)を加えた。固体が沈殿した。水(100mL)を加え、混合物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、濃縮し、5〜80%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶離するクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発し、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化して、(4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(220mg、18%)を明褐色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例21:(4S,7R)−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
密閉管中のN,N−ジメチルホルムアミド(60mL)中の(4S,7R)−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体16;4.07g、13.8mmol)とヨードメタン(1.5mL、24.1mmol)との混合物を、105℃に加熱し、1.5時間撹拌した。反応混合物を放冷し、飽和重炭酸ナトリウム溶液(200mL)を加えた。固体が沈殿した。水(100mL)を加え、混合物を酢酸エチル(300mL)で抽出した。有機層をブライン(300mL)で洗浄し、濃縮し、60〜100%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶離するクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含有する画分を合わせ、蒸発し、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化して、(4S,7R)−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(2.12g、49%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)311。
実施例22:(4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチル硫酸(0.26mL、2.7mmol)を、1M NaOH(12mL)中の(4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体17;770mg、2.2mmol)に40〜45℃で加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、次にジメチル硫酸の更なる部分(0.35mL、3.7mmol)を加え、反応混合物を40〜45℃で2時間撹拌した。ジメチル硫酸の更なる部分(0.35mL、3.7mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。上澄み液を明褐色/黄褐色のガム状物からデカントし、ガム状物を酢酸エチルに溶解し、水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、明褐色のガム状物0.73gを得、LC/MSによりこれは質量を含むことを確認し、RP−HPLCによりこれは2つの主要な生成物を含むことを示した。この物質を、出発物質1gを使用した第2の実施の生成物と合わせた。合わせた粗生成物を、0〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-120カラムを備えたISCO CombiFlash(登録商標)Sg100cクロマトグラフィーシステムを使用して精製して、(4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(32mg、2%)を得た。ES(+)−MS(M+H)361。
実施例23:(4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチル硫酸(0.6mL、6.3mmol)を、メタノール(10mL)及び1M NaOH(20mL)中の(4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体18;1.62g、4.1mmol)の混合物に加えた。混合物を室温で一晩撹拌し、次にジメチル硫酸の更なる部分(0.6mL、6.3mmol)を直ちに、2時間後に、5時間後に加えた。混合物を週末にかけて室温で撹拌し、次にそれを水で希釈し、酢酸エチル(2×125mL)で抽出した。合わせた有機層を水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-90カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(620mg、38%)を白色の固体として、(4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−3−メトキシ−7,8,8−トリメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−4,7−メタノ−インダゾール(606mg、37%)を黄色の固体として、及び未反応出発物質(140mg、9%)を得た。ES(+)−MS(M+H)409。
実施例24:(4S,7R)−2−(ピリジン−2−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;412mg、2mmol)、2−ブロモ−ピリジン(175μL、1.8mmol)、ヨウ化銅(I)(19mg、0.1mmol)、ピコリン酸(49mg、0.4mmol)、及び炭酸水素カリウム(280mg、2.8mmol)の混合物を、マイクロ波オーブン中で220℃にて30分間照射した。反応混合物を0.1M HCl(200mL)で希釈し、次に酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を0.1M HCl、0.25M NaOH、及びブラインで洗浄し、次に乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、5〜60%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶離するISCOシステムを使用して精製して、(4S,7R)−2−(ピリジン−2−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(132mg、23%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)284。
実施例25:(4S,7R)−2−(3−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;412mg、2mmol)、3−ヨード−メトキシ−ベンゼン(264μL、2.2mmol)、ヨウ化銅(I)(19mg、0.1mmol)、ピコリン酸(49mg、0.4mmol)、及び炭酸水素カリウム(280mg、2.8mmol)の混合物を、マイクロ波オーブン中で220℃にて30分間照射した。反応混合物を0.1M HCl(200mL)で希釈し、次に酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を0.1M HCl、0.25M NaOH、及びブラインで洗浄し、次に乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、5〜60%酢酸エチル/ジクロロメタンで溶離するISCOシステムを使用して精製して、黄褐色の半固体を得た。これを酢酸エチル(30mL)に溶解し、0.1M HCl(30mL)で洗浄し、次に乾燥し、濾過し、蒸発し、石油エーテルで粉砕して、(4S,7R)−2−(3−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(107mg、20%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)313。
実施例26:4−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−安息香酸メチルエステル
Figure 0004839377
ジクロロメタン(1mL)及びピリジン(0.8mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.48mmol)、4−メトキシカルボニル−フェニル−ボロン酸(180mg、0.97mmol)、及び酢酸銅(II)(133mg、0.73mmol)の混合物を、室温で2日間撹拌した。反応混合物を蒸発し、10〜60%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製しして、4−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−安息香酸メチルエステル(48.2mg、29%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)341。
実施例27:(4S,7R)−2−ベンジル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(4.5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)とベンジルブロミド(52μL、0.44mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−ベンジル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(71.5mg、55%)をオフホワイトの固体として得た。APCI−MS(M+H)297。
実施例28:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と2−トリフルオロメチル−ベンジルブロミド(77μL、0.51mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(55.3mg、32%)を明黄色の固体として得た。APCI−MS(M+H)365。
実施例29:(4S,7R)−2−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と3,4−ジクロロ−ベンジルブロミド(116mg、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(104mg、59%)を明黄色の固体として得た。APCI−MS(M+H)365。
実施例30:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と2,4−ジフルオロ−ベンジルブロミド(62μL、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(82mg、51%)をオフホワイトの固体として得た。APCI−MS(M+H)333。
実施例31:(4S,7R)−2−(2−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と2−フルオロ−ベンジルブロミド(58μL、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱し、次に室温で5日間放置した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(2−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(63mg、42%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)315。
実施例32:(4S,7R)−2−(3−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と3−フルオロ−ベンジルブロミド(59μL、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(3−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(64mg、42%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)315。
実施例33:(4S,7R)−2−(4−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と4−フルオロ−ベンジルブロミド(60μL、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(4−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(61mg、41%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)315。
実施例34:(4S,7R)−2−(3−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と3−メトキシ−ベンジルブロミド(67μL、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(3−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(65mg、42%)を明黄色の油状物として得た。APCI−MS(M+H)327。
実施例35:(4S,7R)−2−(4−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;102mg、0.49mmol)と4−メトキシ−ベンジルブロミド(73μL、0.50mmol)との混合物を、室温で一晩撹拌し、次に100℃に加熱し、週末にかけて放置した。この時点で、加熱浴は失敗し、反応混合物が室温であったことが判った。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(4−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(48mg、30%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)327。
実施例36:(4S,7R)−2−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と3−トリフルオロメチル−ベンジルブロミド(75μL、0.49mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(64mg、36%)をオフホワイトの固体として得た。APCI−MS(M+H)365。
実施例37:(4S,7R)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;210mg、1.02mmol)と4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジルブロミド(470μL、3.04mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜0.5%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Mシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(215mg、55%)をオフホワイトの固体として得た。APCI−MS(M+H)383。
実施例38:(4S,7R)−2−(4−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と4−トリフルオロメトキシ−ベンジルブロミド(77μL、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−2−(4−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(110mg、60%)を明黄色の油状物として得た。APCI−MS(M+H)381。
実施例39:(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド
Figure 0004839377
工程1:(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル
N,N−ジメチルホルムアミド(12mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;250mg、1.21mmol)とメチル4−(ブロモメチル)−ベンゾアート(0.27g、1.18mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(256mg、61%)を明黄色の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸
1M NaOH(1.1mL、1.1mmol)を、メタノール(0.9mL)及びテトラヒドロフラン(1.8mL)中の(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(228mg、0.644mmol)の溶液に加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次にそれを水(100mL)とエーテル(100mL)に分配した。1M HClで水層をpH<3に酸性化し、得られた混合物をクロロホルム(100mL)で抽出した。クロロホルム抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発して、(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸(168mg、77%)を白色の固体として得た。
工程3:(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド
4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸(50mg、0.147mmol)とジクロロメタン(1.5mL)との混合物を、0℃に冷却し、シュウ酸クロリド(26.6μL、0.29mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を加えた。反応混合物を約0℃で30分間、次に室温で2.5時間撹拌した。反応混合物を蒸発し、残渣をジクロロメタンと3回共蒸発させ、残留シュウ酸クロリドを除去した。ジクロロメタン(1.5mL)を加え、混合物を0℃に冷却した。無水アンモニアガスを炭酸カルシウム乾燥管に通し、該溶液に約0℃で15分間泡立て入れた。フラスコに蓋をして、混合物を約0℃で50分間、次に室温で一晩撹拌した。反応混合物を水(25mL)とクロロホルム(25mL)に分配した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム(25mL)及びブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜7%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド(35mg、70%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)340。
実施例40:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と4−ブロモメチル−3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール(0.23g、0.49mmol)との混合物を、週末にかけて100℃で加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を、3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(213mg、73%)を得た。
工程2:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(2mL)を、ジクロロメタン(2mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(210mg、0.35mmol)の溶液に加え、得られた溶液を室温で3.5時間撹拌した。トリエチルシラン(56μL、0.35mmol)を加え、溶液を5分間撹拌し、次に蒸発し、高真空下で一晩保持した。残渣をジクロロメタン及び水に取り、飽和重炭酸ナトリウム溶液を加えてpHを約7に調整した。層を分離し、有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、1〜3%メタノール/酢酸エチルで溶離するクロマトグラフィーに付して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(86mg、69%)を得た。ES(+)−MS(M+H)355。
実施例41:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(5−トリフルオロメチル−フラン−2−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と2−ブロモメチル−5−トリフルオロメチル−フラン(144mg、0.63mmol)との混合物を、110℃で2日間加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解し、水(2×25mL)及びブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、2〜3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(5−トリフルオロメチル−フラン−2−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(136mg、78%)を白色の固体として得た。APCI−MS(M+H)355。
実施例42:(4S,7R)−2−(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と4−クロロメチル−3,5−ジメチル−イソオキサゾール(60μL、0.48mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。4−クロロメチル−3,5−ジメチル−イソオキサゾールの更なる部分(30μL、0.24mmol)を加え、溶液を100℃で2時間加熱した。反応混合物を蒸発し、残渣を水で希釈し、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を水で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(62mg、41%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)316。
実施例43:(4S,7R)−2−ビフェニル−3−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメトキシエタン(3mL)中の2−(3−ブロモ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例22;75mg、0.2mmol)、フェニル−ボロン酸(38mg、0.3mmol)、リン酸カリウム(132mg、0.62mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(17mg、0.024mmol)の脱ガスした混合物を、アルゴン下で密閉し、80℃で一晩、次に週末にかけて60℃で加熱した。反応混合物を濾過し、残渣をジメトキシエタンで洗浄した。溶媒を濾液から蒸発させ、残渣を、15%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するSep-Pakカラムのクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−ビフェニル−3−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(13mg、17%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)359。
実施例44:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−クロロ−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメトキシエタン(4mL)中の2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例23;80mg、0.2mmol)、2−クロロ−フェニル−ボロン酸(46mg、0.29mmol)、炭酸カリウム(66mg、0.47mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(10mg、0.014mmol)の混合物を、アルゴン下で密閉し、80℃で一晩、次に90℃で週末にかけて加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、綿プラグ及びフリットを通して濾過し、蒸発し、0〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−2−(2′−クロロ−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(23mg、30%)を明褐色の固体として及び未反応出発物質(37mg、46%)を得た。ES(+)−MS(M+H)393。
実施例45:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメトキシエタン(4mL)中の2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例23;80mg、0.2mmol)、2−メトキシ−フェニル−ボロン酸(46mg、0.29mmol)、炭酸カリウム(66mg、0.47mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(10mg、0.014mmol)の混合物を、アルゴン下で密閉し、80℃で一晩、次に90℃で週末にかけて加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、綿プラグ及びフリットを通して濾過し、蒸発し、0〜80%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製し、(4S,7R)−2−(2′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(8mg、10%)を白色の固体として及び未反応出発物質(54mg、67%)を得た。ES(+)−MS(M+H)389。
実施例46:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメトキシエタン(4mL)中の2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例23;80mg、0.2mmol)、2−メチル−フェニル−ボロン酸(40mg、0.29mmol)、炭酸カリウム(66mg、0.47mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(10mg、0.014mmol)の混合物を、アルゴン下で密閉し、80℃で一晩、次に90℃で週末にかけて加熱した。反応混合物ジクロロメタンで希釈し、綿プラグ及びフリットを通して濾過し、蒸発し、0〜35%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(32mg、44%)を明褐色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)373。
実施例47:(4S,7R)−2−(2′−アセチル−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメトキシエタン(4mL)中の2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例23;80mg、0.2mmol)、2−アセチル−フェニル−ボロン酸(49mg、0.29mmol)、炭酸カリウム(66mg、0.47mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(10mg、0.014mmol)の混合物を、アルゴン下で密閉し、80℃で一晩、次に90℃で週末にかけて加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、綿プラグ及びフリットを通して濾過し、蒸発し、0〜80%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−2−(2′−アセチル−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン及び未反応出発物質(40mg、50%)を得た。生成物を更に分取HPLC(Gilson 215コレクタ、Shimazu分取HPLCシステム、Leap自動注入器。溶媒(A)0.05% TFA/HO(B)0.035%TFA/ACN、20〜80%溶媒Bの直線勾配を10分間使用、C-18カラム装備、2.0×10cm 20ml/分で溶離、UV誘導による回収)により精製し、続いて凍結乾燥により、(4S,7R)−2−(2′−アセチル−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(9mg、11%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)401。
実施例48:(4S,7R)−2−(3′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメトキシエタン(4mL)中の2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例23;80mg、0.2mmol)、3−メトキシ−フェニル−ボロン酸(46mg、0.29mmol)、炭酸カリウム(66mg、0.47mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(10mg、0.014mmol)の混合物を、アルゴン下で密閉し、80℃で一晩、次に90℃で週末にかけて加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、綿プラグ及びフリットを通して濾過し、蒸発し、0〜60%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogi× Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製し、(4S,7R)−2−(3′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン及び未反応出発物質(54mg、67%)を得た。生成物を更に分取HPLC(Gilson 215コレクタ、Shimazu分取HPLCシステム、Leap自動注入器。溶媒(A)0.05% TFA/HO(B)0.035%TFA/ACN、20〜80%溶媒Bの直線勾配を10分間使用、C-18カラム装備、2.0×10cm 20ml/分で溶離、UV誘導による回収)により精製し、続いて凍結乾燥により(4S,7R)−2−(3′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(13mg、17%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)389。
実施例49:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメトキシエタン(4mL)中の2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例23;80mg、0.2mmol)、3−メチル−フェニル−ボロン酸(41mg、0.29mmol)、炭酸カリウム(66mg、0.47mmol)及び[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(10mg、0.014mmol)の混合物を、アルゴン下で密閉し、80℃で一晩、次に90℃で週末にかけて加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、綿プラグ及びフリットを通して濾過し、蒸発し、0〜35%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12カラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(15mg、20%)を褐色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)373。
実施例50:(4S,7R)−2−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の(4S,7R)−1−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体8;1.00g、3.7mmol)とベンジルブロミド(0.9mL、7.6mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を合わせ、水で及びブライン洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、5〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 80gカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製し、(4S,7R)−2−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.01g、76%)を褐色の油状物として得た。ES(+)−MS(M+H)359。
実施例51:(4R,7S)−2−(4−ヨード−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;104mg、0.50mmol)と4−ヨード−ベンジルブロミド(163.5mg、0.55mmol)との混合物を、週末にかけて80℃で加熱し、次に室温で3日間放置した。反応混合物を蒸発し、残渣を0〜1%メタノール/クロロホルムで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、続いて高真空下で乾燥させて、(4R,7S)−2−(4−ヨード−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(144mg、68%)をオフホワイトの固体として得た。APCI−MS(M+H)423。
実施例52:(4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(4.3mL)中の(ブロモメチル)シクロプロパン(263μL、2.75mmol)、(4R,7S)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;184mg、0.69mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(1.02g、2.75mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて16時間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)及び水を加えた。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)で、次にチオ硫酸ナトリウム溶液(100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、33〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムで精製して、(4R,7S)−1−(シクロプロピル)メチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(108mg、49%)をオフホワイトの/黄褐色の油状物として得た。APCI−MS(M+H)323。
実施例53:(4S,7R)−1−シクロブチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(7mL)中の(ブロモメチル)シクロブタン(1.7mL、15.1mmol)、(4R,7S)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;393mg、1.46mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(400mg、1.08mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて16時間加熱した。(ブロモメチル)シクロブタンの更なる量(1.7mL、8.9mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(400mg、1.08mmol)を加え、混合物を油浴中で135℃にて6日間加熱した。反応混合物を冷却し、次にそれをジクロロメタン(75mL)及び水(30mL)で希釈した。層を分離し、水層をジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を水(5×30mL)、チオ硫酸ナトリウム溶液(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を、15〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムで精製し、次に高真空下で保持して、(4R,7S)−1−(シクロブチル)メチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(52mg、11%)を黄色のガム状物として得た。ES(+)−MS(M+H)337。
実施例54:(4S,7R)−1−シクロペンチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
(ヨードメチル)シクロペンタン(W. L. Corbett US 20040067939に従って調製した;352mg、1.68mmol)と(4R,7S)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;90mg、0.34mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて6日間加熱した。反応混合物を放冷し、次にそれをジクロロメタン(200mL)で希釈し、水(5×30mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(2×30mL)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を、30〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムで精製し、次に高真空下で保持して(4R,7S)−1−(シクロペンチル)メチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(4.5mg、4%)を半固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例55:(4S,7R)−1−シクロヘキシルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中のシクロヘキシルメチルブロミド(2.1mL、15mmol)、(4R,7S)−2−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;395mg、1.47mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(400mg、1.08mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて64時間加熱した。N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)、シクロヘキシルメチルブロミド(2.1mL、15mmol)、及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(400mg、1.08mmol)の更なる量を加え、混合物を135℃で20時間加熱した。シクロヘキシルメチルブロミドの更なる量(2.1mL、15mmol)を加え、混合物を135℃で6日間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次にジクロロメタン(150mL)で希釈し、水(5×30mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(2×30mL)及びブライン(30mL)で洗浄した。有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を、15〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離で溶離するIsco 40gカラム上で精製し、次に高真空下で保持して、橙色のガム状物を得た。これを温水浴中でメタノール中のチャコールで処理し、得られた混合物を濾過し、蒸発し、高真空下で保持して、(4R,7S)−1−(シクロヘキシル)メチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(22mg、4%)を黄色のガム状物として得た。ES(+)−MS(M+H)365。
実施例56:(4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(ブロモメチル)シクロプロパン(2mL、20.6mmol)、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;414mg、1.36mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(0.80g、2.2mmol)の混合物を、密閉管中、油浴中で100℃にて20時間加熱した。反応混合物をに室温冷まし、次にジクロロメタン(200mL)で希釈した。溶液を水(5×30mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(2×30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、次に乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を、30〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムで精製して、(4S,7R)−1−(シクロプロピル)メチル−7,8,8−トリメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(209mg、43%)を淡黄色のガム状物として得た。APCI−MS(M+H)359。
実施例57:(4S,7R)−1−シクロブチルメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(ブロモメチル)シクロブタン(2mL、17.8mmol)、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;402mg、1.3mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(830mg、2.25mmol)の混合物を、油浴中で135℃にて42時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次にジクロロメタン(200mL)で希釈した。溶液を水(5×30mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(2×30mL)及びブライン(30mL)で洗浄し、次に乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を30〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムで精製して、褐色のガム状物(145mg)を得た。これをメタノール及び酢酸エチルに溶解し、チャコールで処理し、温水中で20分間撹拌し、セライトで濾過し、濃縮し、ジクロロメタンと2回共蒸発させ、高真空下で保持して、(4S,7R)−1−シクロブチルメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(120mg、24%)を淡黄色のガム状物として得た。ES(+)−MS(M+H)373。
実施例58:(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体21;290mg、0.90mmol)とヨードメタン(0.15mL、2.3mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。水を加え、反応混合物酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発させて、(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(260mg、86%)を黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)335。
実施例59:(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1,2−ジフェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジクロロメタン(10mL)及びピリジン(0.6mL、7.5mmol)中の(4S,7R)−1−フェニル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体8;1.00g、3.7mmol)、フェニル−ボロン酸(0.94g、7.5mmol)、及び酢酸銅(II)(1.03g、5.6mmol)の混合物を、室温で2日間撹拌し、次に2時間加熱還流した。反応混合物を水及びジクロロメタン希釈した。水層をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機層を水、10%硫酸銅(II)溶液、水、及びブラインで洗浄した。溶液を次に乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、10〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するAnalytical Sales Aspire 90gカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製して、(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1,2−ジフェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(0.57g、44%)を明褐色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)345。
実施例60:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
密閉管中のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体22;710mg、2.1mmol)とヨードメタン(0.33mL、5.3mmol)との混合物を、100℃で一晩加熱した。水を加え、反応混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、25〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するAnalytical Sales Aspire 90gカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc., Burlington, WI)を使用して精製した。生成物のの均質な画分を蒸発し、酢酸エチルに溶解し、活性炭で10分間加熱還流した。混合物をCelite(登録商標)で濾過し、蒸発して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(602mg、81%)を明黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例61:(4S,7R)−1,2−ジベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中のベンジルブロミド(300μL、2.5mmol)、(4S,7R)−2−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体23;159mg、0.56mmol)、及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(160mg、0.43mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて17時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、ジクロロメタン(125mL)で希釈した。溶液を水(5×25mL)及びチオ硫酸ナトリウム溶液(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムで精製して、(4S,7R)−1,2−ジベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(89mg、42%)を黄色のガム状物として得た。ES(+)−MS(M+H)373。
実施例62:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N,N−ジメチルホルムアミド(1mL)中の(2−ブロモエチル)ベンゼン(200μL、1.46mmol)、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(94mg、0.25mmol)の混合物を、圧力管中、油浴中で100℃にて18時間加熱した。(2−ブロモエチル)ベンゼン(200μL、2.2mmol)及びテトラ−n−ヨウ化ブチルアンモニウム(100mg、0.27mmol)のそれぞれの更なる部分を加え、反応混合物を100℃で3日間加熱し、次に室温で一晩放置した。反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、水(5×25mL)及びチオ硫酸ナトリウム溶液(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を、40〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムで精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(37mg、28%)を淡黄色の油状物として得、それを放置して凝固させた。ES(+)−MS(M+H)409.
実施例63:(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;420mg、1.57mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(2.31g、6.26mmol)及び4−ブロモ−2−メチル−2−ブテン(720μL、6.26mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて8時間加熱した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと水に分配した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、90〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製して、(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(38mg、7%)を粘性で黄色の油状物として得た。APCI(+)−MS(M+H)337。
実施例64:(4S,7R)−1−シクロプロピル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N−シクロプロピル−N′−フェニル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(3mL)中のN−シクロプロピル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体28;0.111g、0.64mmol)、フェニルボロン酸(Aldrich;156mg、1.3mmol)、酢酸銅(II)(116mg、0.64mmol)及びトリエチルアミン(180μL、1.3mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて16時間加熱した。混合物を冷却し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、5〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラム備えたクロマトグラフィーにより精製して、N−シクロプロピル−N′−フェニル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(72mg、45%)を淡黄色の固体として得た。
工程2:(4S,7R)−1−シクロプロピル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(120μL、0.86mmol)を、1,2−ジクロロエタン(1mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;90mg、0.42mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−シクロプロピル−N′−フェニル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(66mg、0.27mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で15分間、次に油浴中で50℃にて90分間撹拌した。反応混合物を冷却した。ジオキサン中のHCl(4M;4mL、16mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱した。ジオキサン中の更なる部分のHCl(4M;10mL、40mmol)を加え、混合物を油浴中で100℃にて2時間加熱した。溶媒を蒸発した。ジクロロメタン(30mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、25〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にジクロロメタンと、次に石油エーテルと共蒸発させた。残渣を高真空下、75℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−1−シクロプロピル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(35mg、43%)を明黄色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)309。
実施例65:(4S,7R)−1−(2−メトキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;150mg、0.56mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(207mg、0.56mmol)及び2−ブロモエチルメチルエーテル(540μL、5.75mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて17時間加熱した。2−ブロモエチルメチルエーテルの更なる部分(540μL、5.75mmol)を加え、混合物を100℃で3日間加熱した。ジクロロメタン(75mL)及び水(25mL)を加え、水層をジクロロメタン(2×30mL)で逆抽出した。合わせた有機層を水(4×20mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(30mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、残渣を、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製して、橙色の油状物を得た。これをメタノール中のチャコールで処理し、混合物をセライトを通して濾過した。溶媒を蒸発して、(4S,7R)−1−(2−メトキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(10.3mg、6%)を橙色の油状物として得た。サンプルの純度を1H NMRにより88%で評価した。ES(+)−MS(M+H)327。
実施例66:(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(1.5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体6;150mg、0.56mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(200mg、0.54mmol)及び(2−ブロモエチル)ベンゼン(500μL、3.7mmol)の混合物を、圧力管中、油浴中で100℃にて2日間加熱した。ジクロロメタン(100mL)を加え、溶液を水(4×25mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、60〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、ジクロロメタン/石油エーテルと、次にメタノールと連続して共蒸発し、高真空下、室温で週末にかけて、次に80℃で4時間乾燥した。残渣を石油エーテルで処理して、固体を得た。溶媒を蒸発し、固体を70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(30mg、14%)を淡黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)373。
実施例67:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
手順A
Figure 0004839377
工程1:N−ベンジル−N′−(2−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(3mL)中のN−ベンジル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体27;444mg、2mmol)、2−フルオロフェニルボロン酸(Matrix;274mg、2.01mmol)、酢酸銅(II)(363mg、2.0mmol)及びトリエチルアミン(280μL、2.0mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて2時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラム使用したクロマトグラフィーにより精製して、N−ベンジル−N′−(2−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(242mg、38%)を無色の油状物として得た。
工程2:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(440μL、3.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(4mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;318mg、1.5mmol)の溶液に1分間かけて滴下した。次に1,2−ジクロロエタン(8mL)中のN−ベンジル−N′−(2−フルオロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(242mg、0.77mmol)の溶液を、2分間かけて加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次に油浴中で100℃にて45分間加熱した。ジオキサン中のHCl(4M;4mL、16mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱した。ジオキサン中のHClの更なる部分(4M;2mL、8mmol)を加え、混合物を油浴中で100℃にて2時間加熱した。反応混合物を室温に放冷し、ジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離する40gカラムを使用したISCOシステムで精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、ジエチルエーテル及び石油エーテルと共蒸発し、次に高真空下、90℃で乾燥して、(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(40mg、14%)を淡黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)377。
手順B
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(15mL)中の(4R,7S)−2−(2−フルオロフェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体38;890mg、3.11mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(860mg、2.33mmol)及びベンジルブロミド(1.7mL、14.3mmol)の溶液を、油浴中で100℃にて3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を蒸発した。ジクロロメタン(100mL)を加え、溶液を水(5×25mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)、及びブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発した。残渣を、60〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を濃縮し、次にエーテルと共蒸発した。石油エーテルを加え、混合物をスクラッチして、固体を得た。溶媒を蒸発し、残渣をエタノールと3回共蒸発させ、次に高真空下、65℃で、次に75℃で乾燥して、(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(462mg、39%)を淡黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)377。
実施例68:(4S,7R)−2−(3−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(3−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(20mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;570mg、4.1mmol)、3−フルオロフェニルボロン酸(Aldrich;673mg、4.6mmol)、酢酸銅(II)(750mg、4.1mmol)及びトリエチルアミン(1.4mL、10.0mmol)の混合物を、油浴中で60℃にて1.5時間加熱した。混合物を冷却し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10〜20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(3−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(386mg、39%)を淡黄色の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(3−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1.1mL、7.9mmol)を、1,2−ジクロロエタン(8mL)中のN′−(3−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(380mg、1.58mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。1,2−ジクロロエタン(16mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;980mg、4.56mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で15分間、次に油浴中で50℃にて2時間撹拌した。反応混合物を冷却した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱した。ジクロロメタン(100mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にジクロロメタンと、次に石油エーテルと共蒸発させた。残渣を高真空下、70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(3−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(130mg、27%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)301。
実施例69:(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N−メチルピロリジン(1mL)中の(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体39;151.5mg、0.5mmol)及びヨードメタン(0.16mL、2.55mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて2時間加熱した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(106mg、67%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)317。
実施例70:(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N−メチルピロリジン(1mL)中の(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体39;151mg、0.5mmol)及びヨードエタン(0.21mL、2.58mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて一晩加熱した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、褐色のガム状物を得、それを酢酸エチルに溶解した。溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3回)及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で乾燥して、(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(76mg、46%)をオフホワイト色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)331。
実施例71:(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N−メチルピロリジン(1mL)中の(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体39;151mg、0.5mmol)及びヨードプロパン(0.25mL、2.54mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて一晩加熱した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、褐色のガム状物を得、それを酢酸エチルに溶解した。溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3回)及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で乾燥して、(4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(44mg、26%)を明褐色のガム状物として得た。ES(+)−MS(M+H)345。
実施例72:(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(4.3mL)中の(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体10;154mg、0.51mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(752mg、2.0mmol)、及び(ブロモメチル)シクロプロパン(Lancaster;195μL、2.0mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて16時間加熱した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと水に分配した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、65〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用して精製して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(60mg、33%)を黄色のガム状物としえ得た。ES(+)−MS(M+H)357。
実施例73:2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−シアノ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(30mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;890mg、6.06mmol)、2−シアノフェニルボロン酸(CombiBlock;1.00g、6.8mmol)、酢酸銅(II)(1.25g、6.9mmol)及びトリエチルアミン(2mL、14.4mmol)の混合物を、油浴中で60℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10〜20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2−シアノ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(439mg、29%)を淡黄色の油状物として得た。
工程2:2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル
トリエチルアミン(0.82mL、5.9mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;690mg、3.21mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。1,2−ジクロロエタン(10mL)中のN′−(2−シアノ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(435mg、1.76mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で15分間、次に油浴中で50℃にて1時間で撹拌した。反応混合物を冷却した。ジオキサン中のHCl(4M;6mL、24mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で50℃にて30分間、次に100℃で1時間加熱し、そして放冷した。ジクロロメタン(150mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にメタノールと、次にジエチルエーテルと共蒸発させた。残渣を高真空下、70℃で乾燥して、2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル(55mg、10%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)308。
実施例74:(4S,7R)−2−(2−エトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−エトキシ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.00g、6.8mmol)、2−エトキシフェニルボロン酸(Combiblock;1.12g、6.8mmol)、酢酸銅(II)(1.24g、6.8mmol)及びトリエチルアミン(960μL、6.8mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて一晩加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜25%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2−エトキシ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(751mg、38%)をオフホワイトの固体として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2−エトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(944μL、6.7mmol)を、1,2−ジクロロエタン(3mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;693mg、3.23mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(6mL)中のN′−(2−エトキシ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(544mg、2.04mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で30分間、次に油浴中で50℃にて2時間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱し、次に室温に冷却した。ジクロロメタン(100mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にエーテルと、次に石油エーテルと共蒸発させた。残渣をヘキサン類で粉砕し、固体を高真空下、70℃で一晩、次に85℃で1時間乾燥して、(4S,7R)−2−(2−エトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(200mg、30%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)327。
実施例75:(4S,7R)−2−(3−イソプロピル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(3−イソプロピル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;300mg、2.05mmol)、2−イソプロピルフェニルボロン酸(Lancaster;330mg、2.01mmol)、酢酸銅(II)(373mg、2.05mmol)及びトリエチルアミン(287μL、2.05mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、5%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(3−イソプロピル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(142mg、26%)を油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(3−イソプロピル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(0.38mL、2.73mmol)を、1,2−ジクロロエタン(4mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;330mg、1.54mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。1,2−ジクロロエタン(8mL)中のN′−(3−イソプロピル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(142mg、0.54mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で15分間、次に油浴中で50℃にて1時間撹拌した。反応混合物を冷却した。ジオキサン中のHCl(4M;5mL、20mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱し、放冷した。ジクロロメタン(100mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にメタノールと、次にジエチルエーテルと共蒸発させた。残渣を高真空下、70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(3−イソプロピル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(51mg、29%)を淡黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)325。
実施例76:(4S,7R)−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(50mL)中の(4S,7R)−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体41;1.60g、5.6mmol)とヨードメタン(1.1mL、17.7mmol)との混合物、を密閉管中で約100℃にて2.5時間加熱した。反応混合物を室温に放冷した。管を注意深く開き、内容物を週末にかけて室温で放置した。溶媒を蒸発して、ジクロロメタン(250mL)を加えた。溶液を水(100mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム(100mL)、水(100mL)、及びブライン(100mL)で洗浄した。有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発した。残渣を酢酸エチルで粉砕し、固体を濾別し、20%酢酸エチル/ヘキサンで、次にヘキサン類で洗浄し、次に、3〜5%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Mシステムを使用して精製して、(4S,7R)−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(1.26g、75%)を明黄色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)299。
実施例77:(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(9mL)中の(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体40;300mg、1.0mmol)とヨードメタン(315μL、5.1mmol)との混合物を、密閉管中で約100℃にて1時間40分間加熱した。反応混合物を室温に放冷し、ジクロロメタン(100mL)で希釈し、丸底フラスコに移して、蒸発した。酢酸エチル(100mL)及びジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を水、濃チオ硫酸ナトリウム水溶液(50mL;50% w/v)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、エタノールと共蒸発させ、高真空下で乾燥して、(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(235mg、75%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)313。
実施例78:(4S,7R)−1−エチル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(9mL)中の(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体40;300mg、1.0mmol)とヨードエタン(405μL、5.0mmol)との混合物を、密閉管中で約100℃にて一晩加熱した。反応混合物を室温に放冷し、ジクロロメタン(100mL)で希釈し、丸底フラスコに移して、蒸発した。酢酸エチル(100mL)を加え、溶液を水、濃チオ硫酸ナトリウム水溶液(50mL;50% w/v)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、エタノールと共蒸発させ、高真空下で乾燥して、(4S,7R)−1−エチル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(152mg、46%)を明黄色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)327。
実施例79:(4S,7R)−1−ベンジル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(10mL)中の(4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体40;300mg、1.0mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(371mg、1.0mmol)及びベンジルブロミド(478μL、4.0mmol)の混合物を、約100℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発した。ジクロロメタン(150mL)を加え、溶液をブライン(150mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(150mL;50% w/v)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(150mL)及びブライン(150mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、0.5〜2%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製して、部分的に精製された精製し生成物を得たが、それは依然幾分のヨウ化テトラブチルアンモニウム(
1H NMRによる)を含有していた。固体をジクロロメタンで溶解し、飽和チオ硫酸ナトリウム及びブラインで洗浄し、次に蒸発乾固した。固体を、0〜5%メタノール/ジクロロメタンで溶離するシリカのプラグを通して、(4S,7R)−1−ベンジル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(54.5mg、14%)を得た。
APCI(+)−MS(M+H)389。
実施例80:(4S,7R)−2−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;500mg、3.4mmol)、2,3−ジフルオロフェニルボロン酸(Aldrich;529mg、3.35mmol)、酢酸銅(II)(621mg、3.4mmol)及びトリエチルアミン(480μL、3.4mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を冷却し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離Isco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(450mg、39%)を無色の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1mL、7.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中のN′−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(360mg、1.4mmol)の溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;800mg、3.72mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を油浴中で50℃にて1時間加熱した。溶液を冷却し、ジオキサン中のHCl(4M;6mL、24mmol)の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に放冷した。溶媒を蒸発し、残渣を分取HPLCにより精製し、高真空下で乾燥して、(4S,7R)−2−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(129mg、29%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)319。
実施例81:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N−メチルピロリジン(1mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;153mg、0.5mmol)及びヨードメタン(0.16mL、2.55mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて一晩加熱した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、褐色の半固体を得、それを酢酸エチルに溶解した。溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3回)及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(104mg、65%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)319。
実施例82:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N−メチルピロリジン(1mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;153mg、0.5mmol)及びヨードエタン(0.21mL、2.6mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて17時間加熱した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、褐色の半固体を得、それを酢酸エチル溶解した。溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3回)及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で乾燥して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(66mg、39%)を淡黄色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)333。
実施例83:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;200mg、0.65mmol)とびヨウ化エチル(262μL、3.3mmol)との混合物を、週末にかけて100℃で加熱した。溶媒を蒸発し、酢酸エチルを加えた。溶液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で2回、及び水で3回洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、75%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(145mg、67%)を白色の固体として得た。IR 1667cm−1
実施例84:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
N−メチルピロリジン(1mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;153mg、0.5mmol)及びヨードプロパン(0.25mL、2.54mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて一晩加熱した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、褐色のガム状物を得、それを酢酸エチルに溶解した。溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3回)及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で乾燥して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(75mg、39%)をベージュ色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)347。
実施例85:(4R,7S)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5.7mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;989mg、3.25mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(600mg、1.63mmol)及びヨウ化アリル(1.05mL、9.75mmol)の混合物を、油浴中で100℃にて一晩加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(400mL)を加えた。溶液をチオ硫酸ナトリウム水溶液(2×100mL)で洗浄し、合わせた水溶洗液をジクロロメタン(2×100mL)で逆抽出した。合わせた有機層を水(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、20〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次に連続してメタノール、エーテル、及び石油エーテルと共蒸発させた。残渣をヘキサンで粉砕し、固体を高真空下、70℃で一晩、次に85℃で1時間乾燥して、(4R,7S)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(334mg、30%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)345。
実施例86:(4S,7R)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;420mg、1.38mmol)とヨウ化アリル(600μL、5.5mmol)との混合物を、油浴中で100℃にて8時間加熱した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタン及び水に分配した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、90〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製して、(4S,7R)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(313mg、66%)を白色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)345。
実施例87:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(6mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;600mg、1.97mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(770mg、2.1mmol)及び1−ブロモ−3−メチル−ブタン(2mL、16.7mmol)の混合物を、油浴中で120℃にて18時間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(75mL)を加えた。溶液を水(5×20mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過して、蒸発した。残渣を、20〜90%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(204mg、28%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)375。
実施例88:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;200mg、0.66mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(190mg、0.51mmol)及び3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロプロパン(Aldrich;5.00g、28.25mmol)の混合物を、圧力管中、油浴中で100℃にて4日間加熱した。ヨウ化テトラブチルアンモニウムの更なる部分(190mg、0.51mmol)を加え、反応混合物を100℃で3日間加熱し、次に室温に放冷した。ジクロロメタン(150mL)を加え、溶液を水(5×25mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、30〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、残渣を石油エーテルで粉砕した。混合物を再び蒸発し、高真空下、70℃で乾燥して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(46mg、17%)を明黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)401。
実施例89:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
テトラヒドロフラン中の水素化アルミニウムリチウム(Aldrich;2M;80μL;0.16mmol)の溶液を、乾燥テトラヒドロフラン(EMScience DriSolve;700μL)中の[(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(実施例92;57mg、0.15mmol)の溶液に1分間かけて加え、溶液を室温で18時間撹拌した。水(4mL)を加え、混合物を10分間撹拌した。2M水酸化ナトリウム水溶液(4mL、8mmol)を加え、混合物を10分間撹拌したした。混合物をジクロロメタン(50mL)で抽出し、有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、0〜10%メタノール/酢酸エチルで溶離するISCO 4gカラムを使用して精製した。生成物を含む画分を合わせ、蒸発し、メタノール及びエーテルと連続して共蒸発させ、次に高真空下、75℃で乾燥して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(8mg、16%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)349.
実施例90:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(4mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;355mg、1.17mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(220mg、0.60mmol)及び3−ブロモ−1−プロパノール(450μL、5.0mmol)の混合物を、100℃で21時間加熱した。ジクロロメタン(100mL)及び溶液を、チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)及び水(4×25mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過した。シリカゲルを加えて溶媒を蒸発した。得られた物質を、0〜5%メタノール/酢酸エチルで溶離するIsco 12gカラムを使用して精製した。生成物を含む画分を合わせ、蒸発し、高真空下、95℃で一晩乾燥して、ガム状物を得、それをスクラッチして凝固した。このような方法で、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(21mg、9%)を明褐色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)363。
実施例91:[(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;355mg、1.16mmol)とヨード酢酸エチル(700μL、5.91mmol)との混合物を、100℃で2時間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を1:1 水/チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄した。水層をジクロロメタン(2×25mL)で逆抽出し、合わせた有機層をブライン(25mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、40〜100%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するIsco 12gカラムを使用して精製し、高真空下、75℃で乾燥して、[(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(269mg、59%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)391。
実施例92:[(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;256mg、0.84mmol)とヨード酢酸エチル(500μL、4.22mmol)との混合物を、100℃で2時間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(75mL)を加え、溶液を1:1 水/チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄した。水層をジクロロメタン(25mL)で逆抽出し、合わせた有機層をブライン(25mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、40〜100%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するIsco 12gカラムを使用して精製し、高真空下、70℃で一晩乾燥して、[(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル(130mg、40%)を明黄色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)391。
実施例93:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(1.4mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;213mg、0.7mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(271mg、0.7mmol)及びベンジルブロミド(0.45mL、3.7mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて24時間加熱し、次に室温で更に24時間放置した。溶媒を蒸発して酢酸エチルを加えた。溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、10〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12Gシリカゲルカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc. Burlington, WI)を使用して精製して、明褐色の泡状物を得た。これをエタノールに溶解し、溶液を活性炭(15mg)で処理し、50℃で1時間加熱した。混合物をセライトで濾過し、セライトをエタノールで洗浄した。合わせた濾液を蒸発し、得られた泡状物を高真空下で乾燥して、(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(220mg、80%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)395.
実施例94:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(85mg、0.23mmol)及び2−フルオロ−ベンジルブロミド(164μL、1.3mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(50mL)及び水(13mL)とブライン(6mL)の混合物を加えた。有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜60%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(106mg、78%)を淡色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)413。
実施例95:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(1mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;152mg、0.5mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(195mg、0.52mmol)及び4−フルオロベンジルブロミド(0.33mL、2.57mmol)の溶液を、密閉管中で100℃にて9時間加熱した。溶媒を蒸発して酢酸エチルを加えた。溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-12Gシリカゲルカラムを備えたAnalogix Intelliflash 280 system(Analogix, Inc. Burlington, WI)を使用して精製して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(167mg、81%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)395。
実施例96:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(85mg、0.23mmol)及び4−フルオロ−ベンジルブロミド(164μL、1.3mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(50mL)及び水(10mL)とブライン(10mL)の混合物を加えた。有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜60%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(105mg、78%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)413。
実施例97:(4S,7R)−1−(4−クロロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;150mg、0.49mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(181mg、0.49mmol)及び4−クロロベンジルブロミド(400mg、1.95mmol)の混合物を、80℃で4日間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、60〜70%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製し、高真空下で一晩乾燥して、オフホワイトの固体を得た。これをエタノールに溶解し、溶液をチャコールで処理し、次にセライトで濾過して、蒸発した。1H NMRは幾分のヨウ化テトラブチルアンモニウムがあることを示した。残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解し、溶液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、75%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーに付して、(4S,7R)−1−(4−クロロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(100mg、48%)を得た。APCI(+)−MS(M+H)429。
実施例98:(4S,7R)−1−(4−tert−ブチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;150mg、0.49mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(181mg、0.49mmol)及び4−tert−ブチルベンジルブロミド(360μL、1.96mmol)の混合物を、80℃で4日間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、60〜70%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製し、高真空下で一晩乾燥して、淡黄色の泡状物を得た。これをエタノールに溶解し、チャコールで処理した。混合物をセライトで濾過し、濾液を蒸発し、高真空下で乾燥して、(4S,7R)−1−(4−tert−ブチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(151mg、68%)を得た。APCI(+)−MS(M+H)451。
実施例99:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;150mg、0.49mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(181mg、0.49mmol)及び4−メトキシベンジルブロミド(280μL、1.94mmol)の混合物を、80℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、60〜75%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製し、高真空下で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(162mg、78%)を得た。APCI(+)−MS(M+H)425。
実施例100:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−ヒドロキシメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
テトラヒドロフラン(2mL)中の4−[(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イルメチル]−安息香酸メチルエステル(実施例104;189mg、0.42mmol)と微粉砕された水素化ホウ素ナトリウム(102mg、2.7mmol)との混合物を、65℃で15分間加熱した。メタノール(2mL)を2分間かけて滴下し、気体発生が見られた。混合物を65℃で1時間加熱し、次にメタノールの更なる部分(1mL)を加えた。混合物を65℃で1時間加熱し、次に水素化ホウ素ナトリウムの更なる部分(約50mg)を加えた。混合物を65℃で1時間加熱し、次に水素化ホウ素ナトリウムの更なる部分(約50mg)を加えた。混合物を65℃で1時間加熱し、次にそれを室温に冷却した。飽和塩化アンモニウム水溶液(6mL)及びジクロロメタン(30mL)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。1:1 水/ブライン(20mL)を加え、混合物をジクロロメタン(3×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過して、蒸発した。残渣を、75〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを使用して精製した。生成物を含む画分を濃縮し、エーテル及び石油エーテルと共蒸発させ、次に高真空下、50℃で一晩乾燥して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−ヒドロキシメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(76mg、43%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)425。
実施例101:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(120mg、0.32mmol)及び2−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(200μL、1.3mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を1:1 水/ブライン(20mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液、水、及びブラインで洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜70%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(52mg、34%)を白色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)463。
実施例102:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(85mg、0.23mmol)及び3−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(200μL、1.3mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を水(3×20mL)、50%チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜100%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(108mg、71%)を白色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)463。
実施例103:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(85mg、0.23mmol)及び4−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(315mg、1.3mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(50mL)及び水(13mL)とブライン(6mL)の混合物を加えた。有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(58mg、38%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)463。
実施例104:4−[(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イルメチル]−安息香酸メチルエステル
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(10mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;300mg、0.99mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(270mg、0.7mmol)及びメチル4−(ブロモメチル)ベンゾアート(1.00g、4.37mmol)の溶液を、100℃で3時間加熱した。反応混合物を放冷した。ジクロロメタン(100mL)を加え、溶液を(5×25mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)及びブライン(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム、濾過し、蒸発した。残渣を、50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物を含む画分を濃縮し、次に高真空下、50℃で乾燥して、4−[(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イルメチル]−安息香酸メチルエステル(219mg、49%)を淡黄色の固体としてえた。ES(+)−MS(M+H)453。
実施例105:(4R,7S)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(0.8mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;101mg、0.33mmol)、ヨウ化ナトリウム(53mg、0.35mmol)及び2,4−ジフルオロベンジルブロミド(0.22mL、1.68mmol)の溶液を、マイクロ波照射下150℃で1時間加熱した。酢酸エチルを加え、溶液を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液(3回)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するRS-4gシリカゲルカラムで精製して、(4R,7S)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(82mg、58%)を明褐色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)431。
実施例106:(4S,7R)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(10mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;500mg、1.64mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(605mg、1.64mmol)及び2,4−ジフルオロベンジルブロミド(840μL、6.54mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(250mL)を加え、溶液を水(3×100mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、45〜50%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物の均質な画分を濃縮して、油状物を得、それをエタノールと共蒸発させ、次に高真空下で保持して、(4S,7R)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(508mg、71%)を得た。APCI(+)−MS(M+H)431。
実施例107:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(1mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;25mg、0.08mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(30mg、0.08mmol)及び3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジルブロミド(75mg、0.29mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。反応混合物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、溶液を水/ブライン(1:1;20mL)、水(2×20mL)、チオ硫酸ナトリウム(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、50%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(21mg、53%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)481。
実施例108:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(120mg、0.32mmol)及び4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(204μL、1.3mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を1:1 水/ブライン(2×25mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液、水、及びブラインで洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、橙色の油状物を得た。1H NMRは、この油状物が幾分のジメチルホルムアミドを含んでいることを示した。油状物を酢酸エチルに溶解し、溶液を水(3×10mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、次にエチルエーテル及びジクロロメタンと共蒸発させ、高真空下で保持して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(63mg、40%)を淡色の泡状物として得た。APCI(+)−MS(M+H)481。
実施例109:(4S,7R)−1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(120mg、0.32mmol)及び3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(240μL、1.3mmol)の混合を、100℃で一晩加熱た。ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を1:1 水/ブライン(20mL)、水(2×20mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、45〜50%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、油状物を得た。油状物をエタノールと共蒸発させ、残渣を高真空下で保持して、(4S,7R)−1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(128mg、73%)を白色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)531。
実施例110:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−オキソ−3−フェニル−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(6mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;330mg、1.08mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(400mg、1.08mmol)及び3−クロロプロピオフェノン(Acros;820mg、4.86mmol)の混合物を、100℃で3.5時間加熱した。反応混合物を室温に冷却した。ジクロロメタン(100mL)を加え、溶液を水(4×25mL)、チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)、及びブライン(25mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。得られた物質を高真空下、70℃で3時間乾燥して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−オキソ−3−フェニル−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(290mg、61%)を黄褐色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)437。
実施例111:(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体14;100mg、0.33mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(120mg、0.32mmol)及び4−(クロロメチル)−2−メチルチアゾール(Maybridge pic, Tintagel, Cornwall, UK;197mg、1.3mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱した。ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を1:1 水/ブライン(2×25mL)で洗浄し、合わせた水性洗液をジクロロメタン(50mL)で逆抽出した。合わせた有機抽出物を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜70%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(59mg、43%)を明黄褐色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)416。
実施例112:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(実施例113;149mg、0.35mmol)、エタノール(440μL)及び濃塩酸水溶液(440μL)の混合物を、75℃で一晩、次に約100℃で40分間加熱した。水(10mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を滴下して混合物をpH 7〜8に中和した。得られた混合物をジクロロメタン(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、3〜4%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製し、次に真空オーブンで3日間乾燥して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(108mg、75%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)412。
実施例113:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(16mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;476mg、1.56mmol)、3−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン(中間体51;989mg、6.3mmol)及びヨウ化テトラブチルアンモニウム(580mg、1.6mmol)の混合物を、100℃で48時間加熱した。溶媒を蒸発してジクロロメタン(250mL)を加えた。溶液を濃チオ硫酸ナトリウム水溶液(2×100mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)、水(6×500mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、1〜2%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Lシステムを使用して精製して、油状の物質を得た。この物質を真空ポンプで乾燥し、エタノールと3回共蒸発させ、最後に再び高真空下で保持して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(201mg、30%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)426。
実施例114:(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(63mL)中の(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体42;480mg、1.6mmol)、5−クロロメチル−2−メトキシ−ピリジン(中間体50;995mg、6.3mmol)及びヨウ化テトラブチルアンモニウム(583mg、1.6mmol)の混合物を、100℃で48時間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(150mL)を加えた。溶液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(200mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)及びブライン(200mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、20〜50%酢酸エチル/ヘキサン、次に2%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Mシステムを使用して精製して、幾分のヨウ化テトラブチルアンモニウムを含んでいる粗生成物を得た。この物質をジクロロメタン(50mL)に取り、水中の5%ジメチルホルムアミド(2×100mL)及び水(5×100mL)で洗浄した。有機相を乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発して、(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(59mg、9%)を得た。APCI(+)−MS(M+H)426。
実施例115:(4S,7R)−2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;500mg、3.4mmol)、2,5−ジフルオロフェニルボロン酸(Aldrich;529mg、3.35mmol)、酢酸銅(II)(621mg、3.4mmol)及びトリエチルアミン(480μL、3.4mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(305mg、35%)を無色の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1mL、7.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中のN′−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(305mg、1.2mmol)の溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;800mg、3.7mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を油浴中で50℃にて1時間加熱した。溶液を放冷し、ジオキサン中のHCl(4M;6mL、24mmol)の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に放冷した。溶媒を蒸発し、残渣を分取HPLCにより精製して黄色の泡状物を得た。これを酢酸エチルに取り、水で洗浄した。有機層を蒸発し、残渣を、50〜90%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCOシステムで更に精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノール及びジエチルエーテルと連続して共蒸発させ、次に高真空下、75℃で一晩乾燥して(4S,7R)−2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(105mg、27%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)319。
実施例116:(4S,7R)−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.00g、6.8mmol)、2,6−ジフルオロフェニルボロン酸(Aldrich;1.07g、6.8mmol)、酢酸銅(II)(1.24g、6.8mmol)及びトリエチルアミン(960μL、6.8mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて一晩加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜25%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(167mg、9%)を無色の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(300μL、2.15mmol)を、1,2−ジクロロエタン(3mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;220mg、1.03mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(6mL)中のN′−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(167mg、0.65mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で30分間、次に油浴中で50℃にて1時間撹拌した。溶液を室温に放冷し、ジオキサン中のHCl(4M;4mL、16mmol)の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に放冷した。ジクロロメタン(100mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノール及びジエチルエーテルと連続して共蒸発させた。残渣を高真空下、70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(97mg、47%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)319。
実施例117:(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(4mL)中の(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体21;200mg、0.62mmol)とヨードエタン(250μL、3.1mmol)との混合物を、95℃で一晩加熱し、次に週末にかけて室温で撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加えた。溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、60〜75%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(62mg、29%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)349。
実施例118:(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体43;150mg、0.47mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(174mg、0.47mmol)及び1−ヨード−3−メチルブタン(230μL、1.75mmol)の混合物を、80℃で4日間加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加えた。溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、60〜80%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製し、高真空下で一晩乾燥して、(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(31mg、17%)を粘着性の油状物として得た。APCI(+)−MS(M+H)391。
実施例119:(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(4mL)中の(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体21;200mg、0.62mmol)及び1−ヨード−3−メチルブタン(410μL、3.1mmol)の混合物を、100℃で一晩加熱し、次に週末にかけて室温で撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加えた。溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、65%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製し、週末にかけて高真空下で乾燥して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(91mg、38%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)391。
実施例120:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体43;150mg、0.47mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(174mg、0.47mmol)及びベンジルブロミド(223μL、1.9mmol)の混合物を、80℃で一晩加熱し、次に週末にかけて室温で撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加えた。溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、60〜70%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製し、高真空下で一晩乾燥して(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(92mg、38%)を明黄褐色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)411。
実施例121:(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体43;150mg、0.47mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(174mg、0.47mmol)及び4−フルオロベンジルブロミド(230μL、1.85mmol)の混合物を、80℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発してジクロロメタン(50mL)を加えた。溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、50〜60%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製し、高真空下で2日間乾燥して、(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(103mg、51%)を明褐色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)429。
実施例122:(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体43;150mg、0.47mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(174mg、0.47mmol)及び2,4−ジフルオロベンジルブロミド(240μL、1.9mmol)の混合物を、80℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発してジクロロメタン(50mL)を加えた。溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、50〜60%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製し、高真空下で一晩乾燥して、(4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(123mg、59%)を明褐色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)447。
実施例123:(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(4mL)中の(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体21;200mg、0.62mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(229mg、0.62mmol)及び2,4−ジフルオロベンジルブロミド(320μL、2.5mmol)の混合物を、80℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加えた。溶液を水(2×20mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)、及びブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、60〜70%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(182mg、68%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)447。
実施例124:(4S,7R)−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4.5mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;650mg、4.4mmol)、2−クロロ−5−フルオロフェニルボロン酸(Aldrich;760mg、4.35mmol)、酢酸銅(II)(807mg、4.4mmol)及びトリエチルアミン(623μL、4.4mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2−クロロ−S−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(322mg、27%)を無色の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1mL、7.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;800mg、3.7mmol)の溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中のN′−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(322mg、1.2mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を油浴中で50℃にて1時間加熱した。溶液を冷却し、ジオキサン中のHCl(4M;6mL、24mmol)の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に放冷した。溶媒を蒸発し、残渣を、50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCOシステムで精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、残渣を少量のメタノールを含んだエーテルで処理した。固体を濾別した。1H NMRは、生成物がトリエチルアミン塩酸塩を含んでいることを示した。この物質をジクロロメタンに溶解し、水で5回、次に飽和炭酸ナトリウム水溶液で、最後にブラインで洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、高真空下で乾燥して、(4S,7R)−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(219mg、55%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)335。
実施例125:(4S,7R)−2−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;500mg、3.4mmol)、3−クロロ−2−フルオロフェニルボロン酸(Aldrich;584mg、3.35mmol)、酢酸銅(II)(621mg、3.4mmol)及びトリエチルアミン(480μL、3.4mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(434mg、46%)を無色の油状物として得、それを放置して凝固させた。
工程2:(4S,7R)−2−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1mL、7.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中のN′−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(434mg、1.6mmol)の溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;800mg、3.7mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を油浴中で50℃にて1時間加熱した。溶液を冷却し、ジオキサン中のHCl(4M;6mL、24mmol)の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に放冷した。溶媒を蒸発し、残渣を、30〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCOシステムで精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノールと共蒸発させた。残渣をエーテル/ヘキサンで粉砕して、溶媒をピペットで除去した。固体を高真空下、90℃で乾燥して、(4S,7R)−2−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(37mg、7%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)335。
実施例126:(4S,7R)−2−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,3−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.00g、6.8mmol)、2,3−ジクロロフェニルボロン酸(Lancaster;1.29g、6.8mmol)、酢酸銅(II)(1.24g、6.8mmol)及びトリエチルアミン(960μL、6.8mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,3−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(775mg、39%)を固体として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1.3mL、9.33mmol)を、1,2−ジクロロエタン(8mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;905mg、4.22mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。1,2−ジクロロエタン(14mL)中のN′−(2,3−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(775.8mg、2.66mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で15分間、次に油浴中で50℃にて30分間撹拌した。反応混合物を冷却した。ジオキサン中のHCl(4M;10mL、40mmol)の溶液を加え、混合物を1時間加熱還流して放冷した。ジクロロメタン(150mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にメタノール、次にジエチルエーテルと共蒸発させた。残渣を高真空下、70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(332mg、36%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例127:(4S,7R)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,4−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;0.50g、3.4mmol)、2,4−ジクロロフェニルボロン酸(Lancaster;645mg、3.4mmol)、酢酸銅(II)(621mg、3.4mmol)及びトリエチルアミン(480μL、3.4mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて2時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,4−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(380mg、34%)を無色の油状物として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(450μL、3.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(3mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;361mg、1.68mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(6mL)中のN′−(2,4−ジクロロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(310mg、1.07mmol)の溶液を2分間加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で30分間、次に油浴中で50℃にて2時間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱し、次に室温に放冷した。ジクロロメタン(100mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノール、ジエチルエーテル及び石油エーテルと連続して共蒸発させた。残渣をヘキサン類で粉砕し、固体を高真空下、70℃で一晩、次に85℃で1時間乾燥して、(4S,7R)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(175mg、45%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例128:(4R,7S)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4.5mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;650mg、4.45mmol)、2,5−ジクロロフェニルボロン酸(Aldrich;831mg、4.36mmol)、酢酸銅(II)(807mg、4.45mmol)及びトリエチルアミン(623μL、4.45mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(592mg、46%)を黄色の油状物として得、それを放置して凝固させた。
工程2:(4R,7S)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(440μL、3.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(4mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;329mg、1.5mmol)の溶液に1分間かけて加えた。次に1,2−ジクロロエタン(8mL)中のN′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(300mg、1.03mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次に油浴中で50℃にて30分間加熱した。1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(290mg、1.0mmol)の更なるの部分を加え、混合物を油浴中で50℃にて1.5時間加熱した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱した。反応混合物を放冷し、シリカゲルを加え、溶媒を蒸発し、混合物を、60〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノール及びジエチルエーテルと連続して共蒸発させ、次に高真空下、95℃で乾燥して、(4R,7S)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(24mg、37%)を淡黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例129:(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
手順A
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(7mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.00g、6.8mmol)、2,5−ジクロロフェニルボロン酸(Aldrich;1.28g、6.7mmol)、酢酸銅(II)(1.24g、6.8mmol)及びトリエチルアミン(0.96mL、6.8mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて一晩加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜25%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(750mg、38%)をオフホワイトの固体として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1.2mL、8.6mmol)を、1,2−ジクロロエタン(8mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;880mg、4.1mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中のN′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(751mg、2.58mmol)の溶液を2分間加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で30分間、次に油浴中で50℃にて30分間撹拌した。ジオキサン(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を1時間加熱還流し、次に室温に放冷した。ジクロロメタン(150mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノール及びジエチルエーテルと連続して共蒸発させた。残渣を高真空下、70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(400mg、44%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
手順B
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(75mL)中の(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体44;12.55g、37.2mmol)とヨードメタン(12mL、193mmol)との混合物を、100℃で3時間加熱し、次に室温に冷却した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(300mL)を加え、溶液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(100mL)、水(2×100mL)、及びブライン(100mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、50〜100%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、酢酸エチル(100mL)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、次にヘキサン(300mL)を加えた。混合物を室温で10分間撹拌し、次に0℃に冷却し、濾過した。フィルターケーキをヘキサンで洗浄し、乾燥した。固体をエタノール(100mL)に溶解し、活性炭(0.8g)で処理した。混合物を室温で30分間撹拌し、セライトで濾過して、次に蒸発した。残渣を70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(9.18g、70%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例130:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N−ベンジル−N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(3mL)中のN−ベンジル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体27;444mg、2.0mmol)、2,5−ジクロロフェニルボロン酸(Aldrich;274mg、1.44mmol)、酢酸銅(II)(363mg、2.0mmol)及びトリエチルアミン(280μL、2.0mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N−ベンジル−N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(265mg、50%)を無色の油状物として得た。
工程2:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(380μL、2.7mmol)を、1,2−ジクロロエタン(4mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;318mg、1.5mmol)の溶液に、1分間かけて滴下した。次に1,2−ジクロロエタン(8mL)中のN−ベンジル−N′−(2,5−ジクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(265mg、0.72mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次に油浴中で100℃にて45分間加熱した。ジオキサン中のHCl(4M;4mL、16mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱した。ジオキサン中のHCl(4M;2mL、8mmol)の更なるの部分を加え、混合物を油浴中で100℃にて2時間加熱した。反応混合物を室温に放冷し、ジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、33〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離する12gカラムを使用してISCOシステムで精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、ジエチルエーテル及び石油エーテルと共蒸発させ、次に高真空下、90℃で乾燥して、(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(10mg、3%)を淡黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)427。
実施例131:4−フルオロ−3−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル
Figure 0004839377
工程1:N′−(5−シアノ−2−フルオロ−フェニル)−N−メチルヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(30mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.00g、6.1mmol)、5−シアノ−2−フルオロフェニルボロン酸(CombiBlocks;1.00g、6.84mmol)、酢酸銅(II)(1.1g、6.1mmol)及びトリエチルアミン(2.1mL、15.1mmol)の混合物を、油浴中で60℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 120gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(5−シアノ−2−フルオロ−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(700mg、44%)を無色の油状物として得た。
工程2:4−フルオロ−3−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル
トリエチルアミン(1mL、7.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;1.00g、4.7mmol)の溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中のN′−(5−シアノ−2−フルオロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(700mg、2.6mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を油浴中で50℃にて1時間加熱した。溶液を放冷却、ジオキサン中のHCl(4M;6mL、24mmol)の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に放冷した。溶媒を蒸発し、残渣を分取HPLCにより精製して、黄色の泡状物を得た。これをエーテル、次に石油エーテルで粉砕し、溶媒を除去した。残渣をメタノール及び石油エーテルと共蒸発させ、次に50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCOシステム上で更に精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノール、ジエチルエーテル、及び石油エーテルと連続して共蒸発させ、次に高真空下、室温で乾燥して、4−フルオロ−3−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル(84mg、10%)を白色の泡状物として得た。APCI(+)−MS(M+H)326。
実施例132:(4S,7R)−2−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;0.50g、3.4mmol)、2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(Aldrich;561mg、3.4mmol)、酢酸銅(II)(621mg、3.4mmol)及びトリエチルアミン(480μL、3.4mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて2時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(310mg、31%)を無色の油状物として得、それを凝固させた。
工程2:(4S,7R)−2−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(518μL、3.7mmol)を、1,2−ジクロロエタン(3mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(418mg、1.95mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(6mL)中のN′−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(380mg、1.23mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で30分間、次に油浴中で50℃にて2時間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱し、次に室温に放冷した。ジクロロメタン(100mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にエーテル、次に石油エーテルと共蒸発させた。残渣をヘキサン類で粉砕し、固体を高真空下、70℃で一晩、次に85℃で1時間乾燥して、(4S,7R)−2−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(142mg、30%)を明黄色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)369。
実施例133:(4S,7R)−2−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(18mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;400mg、2.74mmol)、5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(Cuschem, Inc., Yonkers, NY;512mg、2.46mmol)、酢酸銅(II)(497mg、2.74mmol)及びトリエチルアミン(380μL、2.7mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて2時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(348mg、41%)を無色の油状物として得、それを凝固させた。
工程2:(4S,7R)−2−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
1,2−ジクロロエタン(9mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;349mg、1.62mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中のトリエチルアミン(320μL、2.30mmol)及びN′−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(348mg、1.13mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で10分間、次に油浴中で50℃にて1時間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を1時間加熱還流し、次に室温に放冷した。シリカゲルを加えて溶媒を蒸発した。残渣を、50〜100%酢酸エチル/ヘキサン、次に10%メタノール/酢酸エチルでで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、残渣をジクロロメタン(75mL)に溶解し、1:1 水/飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、高真空下、95℃で乾燥して、(4S,7R)−2−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(127mg、31%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)369。
実施例134:(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体45;200mg、0.59mmol)及びヨードメタン(180μL、2.9mmol)の混合物を、95℃で7時間加熱し、次に室温で一晩撹拌した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(50mL)を加え、溶液を水(3×25mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)、及びブライン(25mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、高真空下で一晩乾燥して、淡橙色の固体を得た。これをエタノールに溶解し、溶液をチャコールで処理し、次にセライトで濾過し(セライトウエルをエタノールでよく洗浄する)、蒸発して、褐色の固体を得た。褐色の固体をエチルエーテルに溶解し、溶液をフリーザーで1時間冷却した。固体を濾別し、エーテルで洗浄して、(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(39mg、19%)を得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例135:(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体45;400mg、1.2mmol)及びヨードエタン(480μL、5.95mmol)の混合物を、95℃で7時間加熱し、次にヨードエタン(480μL、5.95mmol)の更なる部分を加えた。溶液を95℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)を加え、溶液を水(3×50mL)、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(50mL)、及びブライン(50mL)で洗浄した。溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20%酢酸エチル/石油エーテルで溶離するカラムクロマトグラフィーにより精製して、週末にかけて高真空下で乾燥して、淡橙色の固体として得た。固体を少量のエーテル中で撹拌し、不溶性物質を濾別し、高真空下で一晩乾燥して、(4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(30mg、7%)を得た。ES(+)−MS(M+H)351。
実施例136:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N−メチル−N′−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;500mg、3.4mmol)、2,3,5−トリクロロフェニルボロン酸(Aldrich;751mg、3.35mmol)、酢酸銅(II)(621mg、3.4mmol)及びトリエチルアミン(480μL、3.4mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N−メチル−N′−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(592mg、53%)を無色の油状物として得、それを放置して凝固させた。
工程2:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1mL、7.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;1.00g、4.66mmol)の溶液に1分間かけて滴下した。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中のN′−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−N′−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(592mg、1.8mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を油浴中で50℃にて1時間加熱した。溶液を放冷し、ジオキサンのHCl(4M;6mL、24mmol)中の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に冷却した。溶媒を蒸発し、残渣を、分取HPLCにより、次に40〜70%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するISCOシステムにより精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次に高真空下で乾燥して、(4S,7R)−2−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(317mg、46%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)385。
実施例137:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N−ベンジル−N′−(2,3−ジメチル−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(5.5mL)中のN−ベンジル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体27;790mg、3.55mmol)、2,3−ジメチルフェニルボロン酸(Aldrich;522mg、3.48mmol)、酢酸銅(II)(646mg、3.55mmol)及びトリエチルアミン(500μL、3.55mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて2時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、20〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N−ベンジル−N′−(2,3−ジメチル−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(450mg、39%)を黄色の油状物として得た。
工程2:(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(440μL、3.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;329mg、1.5mmol)の溶液に1分間かけて加えた。次に1,2−ジクロロエタン(12mL)中のN−ベンジル−N′−(2,3−ジメチル−フェニル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(450mg、1.38mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌し、次に油浴中で50℃にて2時間、次に60℃にて1時間加熱した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱した。反応混合物を放冷し、シリカゲルを加え、溶媒を蒸発し、混合物を、60〜100%酢酸エチル/ヘキサン、次に5%メタノール/ジクロロメタンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にメタノール及びチャコールで処理した。この混合物を20分間撹拌し、セライトで濾過し、蒸発して、橙色のガム状物を得た。ガム状物を、2〜4%メタノール/ジクロロメタンで溶離するIsco 40gカラムを使用して2回目の精製をした。生成物の均質な画分を蒸発し、ジエチルエーテル及び石油エーテルと共蒸発させ、次に高真空下、室温で乾燥して、(4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(57mg、11%)をオフホワイト色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)387。
実施例138:(4S,7R)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.00g、6.8mmol)、2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(Ryscor;1.75g、6.8mmol)、酢酸銅(II)(1.24g、6.8mmol)及びトリエチルアミン(960μL、6.8mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(646mg、36%)を固体として得た。
工程2:(4S,7R)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(840μL、6.0mmol)を、1,2−ジクロロエタン(8mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;612mg、2.9mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を5分間撹拌し、次に1,2−ジクロロエタン(14mL)中のN′−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(646mg、1.8mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で30分間、次に油浴中で50℃にて30分間撹拌した。1,2−ジクロロエタン(6mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;0.6g、2.8mmol)の更なる部分を加え、混合物を50℃で45分間加熱した。反応混合物を放冷した。ジオキサン中のHCl(4M;8mL、32mmol)の溶液を加え、反応混合物を1時間加熱還流し、放冷し、水(200mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、クロマトグラフィーに付し、40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離して、(4S,7R)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(501mg、66%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)419。
実施例139:(4S,7R)−2−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(18mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;600mg、3.4mmol)、2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(ChemFocus, LLC, East Brunswick, NJ, USA;953mg、3.7mmol)、酢酸銅(II)(746mg、4.1mmol)及びトリエチルアミン(575μL、4.1mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて2時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、10%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(480mg、33%)を無色の油状物として得、それを凝固させた。
工程2:(4S,7R)−2−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
1,2−ジクロロエタン(12mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;415mg、1.93mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(8mL)中のトリエチルアミン(380μL、2.73mmol)及びN′−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(480mg、1.34mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で10分間、次に油浴中で50℃にて45分間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;10mL、40mmol)の溶液を加え、混合物を1.5時間加熱還流し、次に室温に放冷した。ジクロロメタン(75mL)及び1:1 水/ブライン(20mL)を加えた。混合物を振とうし、層を分離した。水層をジクロロメタン(30mL)で逆抽出した。合わせた有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、40〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノール及びエーテルと共蒸発させ、次に高真空下、95℃で乾燥して、(4S,7R)−2−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(256mg、46%)をオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)419。
実施例140:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体46;150mg、0.47mmol)とヨードメタン(118μL、1.88mmol)との混合物を、油浴中で100℃にて8時間加熱した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと水分配した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)及び水溶性チオ硫酸ナトリウム(100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、70〜90%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(54mg、35%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)333。
実施例141:(4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体46;150mg、0.47mmol)とびヨードエタン(151μL、1.88mmol)との混合物を、油浴中で100℃にて8時間加熱した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと水に分配した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、90〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを使用して精製して、(4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(72mg、44%)を明黄色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)347.
実施例142:(4S,7R)−1−アリル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体46;150mg、0.47mmol)とヨウ化アリル(204μL、1.88mmol)との混合物を、油浴中で100℃にて8時間加熱した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタン及び水に分配した。水層をジクロロメタン(2×100mL)で抽出し、合わせた有機層を水(5×100mL)及び水溶性チオ硫酸ナトリウム(100mL)で洗浄した。溶媒を蒸発し、残渣を、90〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 12gカラムを使用して精製して、(4S,7R)−1−アリル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(78mg、46%)を白色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)359。
実施例143:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(12mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;530mg、2.47mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中のトリエチルアミン(470μL、3.37mmol)及びN−メチル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体36;450mg、1.65mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で90分間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;10mL、40mmol)の溶液を加え、反応混合物を90分間加熱還流し、放冷した。溶媒を蒸発した。残渣をIsco 40gカラムを使用して2回精製した。最初のカラムを50〜100%酢酸エチルで、次に10%メタノール/酢酸エチルで溶離した。2番目のカラムを60〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離した。生成物の均質な画分を蒸発し、残渣をメタノール、次にジエチルエーテルで共蒸発させ、高真空下、室温で乾燥して、(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(170mg、31%)をオフホワイト色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)333。
実施例144:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(12mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;460mg、2.14mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(6mL)中のトリエチルアミン(410μL、2.94mmol)及びN−メチル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体36;430mg、1.58mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;10mL、40mmol)の溶液を加え、反応混合物を油浴中で100℃にて30分間加熱し、放冷した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)を加えた。溶液を1:1 水/ブライン(30mL)で洗浄し、水溶性洗液をジクロロメタン(30mL)で逆抽出した。合わせた有機層を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、60〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、残渣をメタノール、次にジエチルエーテルと共蒸発させ、高真空下、40℃で乾燥して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(337mg、64%)をオフホワイト色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)333。
実施例145:(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(8mL)中の(1S,4S)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体25;240mg、1.12mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(4mL)中のトリエチルアミン(210μL、1.5mmol)及びN−ベンジル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体37;260mg、0.75mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で15分間、次に油浴中で50℃にて30分間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;4mL、16mmol)の溶液を加え、反応混合物を1時間加熱還流して、放冷した。シリカゲルを加えて溶媒を蒸発した。残渣を50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、残渣をジエチルエーテルと共蒸発させ、高真空下で乾燥して、(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(93mg、30%)のオフホワイトの固体として得た。ES(+)−MS(M+H)409。
実施例146:(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
1,2−ジクロロエタン(8mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;240mg、1.12mmol)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(4mL)中のトリエチルアミン(210μL、1.5mmol)及びN−ベンジル−N′−ナフタレン−2−イル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体37;285mg、0.82mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて加えた。反応混合物を室温で75分間撹拌した。ジオキサン中のHCl(4M;4mL、16mmol)の溶液を加え、反応混合物を1時間加熱還流し、冷却し、濃縮した。残渣を、50〜100%酢酸エチル/ヘキサン溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物を含む画分を蒸発し、再び、60〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物を含む画分を蒸発し、次にメタノール、次にジエチルエーテルと共蒸発させ、高真空下、室温で一晩乾燥して、(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(53mg、16%)白色の泡状物として得た。ES(+)−MS(M+H)409。
実施例147:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N−メチル−N′−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;450mg、3.1mmol)、(4−メチル−1−ナフタレン)ボロン酸(Aldrich;561mg、3.0mmol)、酢酸銅(II)(559mg、3.1mmol)及びトリエチルアミン(430μL、3.1mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて3時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、5%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N−メチル−N′−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(79mg、9%)を黄色の固体として得た。
工程2:(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(0.18mL、1.29mmol)を、1,2−ジクロロエタン(2mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;160mg、0.75mmol)の冷却した(0℃)の溶液に1分間かけて滴下した。1,2−ジクロロエタン(4mL)中のN−メチル−N′−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(74mg、0.26mmol)の溶液を加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で15分間、次に油浴中で50℃にて30分間撹拌した。反応混合物を放冷した。ジオキサン中のHCl(4M;4mL、16mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1時間加熱し、放冷した。ジクロロメタン(100mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、40〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にメタノール、次にジエチルエーテルと共蒸発させた。残渣を高真空下、70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(33mg、37%)を明褐色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)347。
実施例148:(4S,7R)−2−ビフェニル−2−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:N′−ビフェニル−2−イル−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル
1,2−ジクロロエタン(10mL)中のN−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(中間体1;1.46g、10.0mmol)、2−ビフェニルボロン酸(Aldrich;1.94g、10.0mmol)、酢酸銅(II)(1.81g、10.0mmol)及びトリエチルアミン(1.4mL、10.0mmol)の混合物を、油浴中で50℃にて2時間加熱した。混合物を放冷し、次にそれをシリカゲルに吸着させ、5〜40%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用してクロマトグラフィーにより精製して、N′−ビフェニル−2−イル−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(1.02g、34%)オフホワイトの固体として得た。
工程2:(4S,7R)−2−ビフェニル−2−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリエチルアミン(1.7mL、12.2mmol)を、1,2−ジクロロエタン(10mL)中の(1R,4R)−4,7,7−トリメチル−3−オキソ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボニルクロリド(中間体20;1.25g、5.82mmol)の冷却した(0℃)溶液に1分間かけて滴下した。1,2−ジクロロエタン(15mL)中のN′−ビフェニル−2−イル−N−メチル−ヒドラジンカルボン酸tert−ブチルエステル(1.09g、3.65mmol)の溶液を2分間かけて加えた。反応混合物を0℃で15分間、室温で15分間、次に油浴中で50℃にて1時間撹拌した。反応混合物を冷却した。ジオキサン中のHCl(4M;20mL、80mmol)の溶液を加え、混合物を油浴中で100℃にて1.5時間加熱した。反応混合物を冷却した。ジクロロメタン(200mL)を加え、混合物を1:1 水/ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、5〜10%メタノール/ジクロロメタンで溶離するIsco 120gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、次にメタノール、ジエチルエーテル、次に石油エーテルと連続して共蒸発させた。残渣を石油エーテルで処理し、混合物を20分間撹拌した。固体を濾別し、高真空下、90℃で1時間乾燥して、(4S,7R)−2−ビフェニル−2−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(612mg、47%)を明黄色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)359。
実施例149:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
工程1:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
ジメチルホルムアミド(12mL)中の(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体48;250mg、1.2mmol)及び4−ブロモメチル−3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール(中間体2;580mg、1.2mmol)の溶液を、100℃で4.5時間加熱した。溶媒を蒸発し、残渣を、0〜3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sクロマトグラフィーシステムで精製した。生成物の均質な画分を濃縮し、残渣を高真空下で保持して、(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(420mg、58%)を粘性で金橙色の油状物として得た。
工程2:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
トリフルオロ酢酸(4mL)を、ジクロロメタン(4mL)中の(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1−トリチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(410mg、0.69mmol)の溶液に加え、黄色の溶液を室温で4時間撹拌した。トリエチルシラン(110μL、0.69mmol)を加え、溶液を室温で10分間撹拌した。溶媒をロータリーエバポレーターを使用して蒸発し、残渣を高真空下で一晩保持した。残渣をジクロロメタン(50mL)に取り、溶液を分液漏斗に移し、水(50mL)を加えた。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1パスツール(Pasteur)ピペット)を加えて、層を分離した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、1〜3%メタノール/酢酸エチルで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製して、(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(118mg、48%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)355。
実施例150:(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3.9mL)中の(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体49;109mg、0.38mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(147mg、0.39mmol)及び4−(クロロメチル)−2−メチルチアゾール(Maybridge pic, Tintagel, Cornwall, UK;60mg、0.40mmol)の溶液を、100℃で24時間加熱した。4−(クロロメチル)−2−メチルチアゾールの2番目の部分(120mg、0.81mmol)を加え、混合物を110℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタン(100mL)を加えた。溶液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(150mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、2%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製して、(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(92mg、61%)を赤褐色の半固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)394。
実施例151:(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5.6mL)中の(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体48;115mg、0.55mmol)及び2−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(133mg、0.55mmol)の溶液を、100℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発し、残渣を0〜5%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージクロマトグラフィーシステムで精製した。得られた清澄な油状物をジクロロメタンに取り、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び水で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、エーテルで粉砕して、(4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(32mg、16%)を白色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)365。
実施例152:(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(3.4mL)中の(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体49;96mg、0.33mmol)及び2−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミド(85mg、0.35mmol)の溶液を、100℃で24時間加熱した。2−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミドの2番目の部分(85mg、0.35mmol)を加え、混合物を110℃で一晩加熱した。溶媒を蒸発して、ジクロロメタン(100mL)を加えた。溶液を飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(150mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(150mL)及びブライン(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発し、2%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sシステムを使用して精製して、(4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(82mg、55%)をオフホワイトの固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)441。
実施例153:2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド
Figure 0004839377
工程1:2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル
ジメチルホルムアミド(15mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;300mg、1.5mmol)及びメチル 2−ブロモメチル−ベンゾアート(370mg、1.6mmol)の溶液を、約100℃で2日間加熱した。反応混合物を放冷し、溶媒を蒸発した。残渣をジクロロメタンに取り、0〜2%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオタージ40Sシステムで精製して、2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(304mg、59%)を橙色の油状物として得た。1H NMRはそれが微量の不純物を含有していることを示した。それを更に精製しないで次の工程に使用した。
工程2:2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸
テトラヒドロフラン(2.4mL)及びメタノール(1.2mL)中の2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸メチルエステル(304mg、0.86mmol)と1M NaOH(1.5mL、1.5mmol)との混合物を、室温で一晩撹拌した。反応混合物を水(100mL)及びエーテル(100mL)に分配した。1M HClで水層をpH <3に酸性化し、得られた混合物をクロロホルム(100mL)で、次に少量のメタノール(100mL)を含むクロロホルムで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、減圧下で乾燥して、2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸(188mg、64%)をオフホワイトの固体として得た。
工程3:2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド
ジクロロメタン(3mL)中の2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−安息香酸(100mg、0.29mmol)、シュウ酸クロリド(51μL、0.58mmol)及び触媒ジメチルホルムアミド(1滴)の混合物を、約0℃で15分間、次に室温で2.5時間撹拌した。溶媒を蒸発し、残渣をジクロロメタンと4回共蒸発させて、残留シュウ酸クロリドを除去した。残渣をジクロロメタン(3mL)に取り、溶液を約0℃に冷却し、ブラストシールドの後に置いた。無水アンモニアガスを炭酸カルシウム乾燥管に通し、溶液に10〜15分間泡立て入れた。反応混合物を0℃で5分間、次に室温で一晩撹拌した。溶媒を一晩蒸発し、残渣をクロロホルム(50mL)及び水(50mL)に分配した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、3〜5%メタノール/ジクロロメタンで溶離するバイオテージ40Sクロマトグラフィーシステムで精製して、2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド(12.5mg、13%)を明黄色の固体として得た。APCI(+)−MS(M+H)340。
実施例154:(4S,7R)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−イルメチル]−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と4−クロロメチル−2−(4−クロロフェニル)−チアゾール(Maybridge pic, Tintagel, Cornwall, UK;153mg、0.63mmol)との混合物を、100℃で2日間加熱した。溶媒を蒸発し、酢酸エチル(50mL)を加えた。溶液を水(2回)及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、2〜3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−イルメチル]−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(89mg、44%)をオフホワイト色の泡状物として得た。APCI(+)−MS(M+H)414。
実施例155:(4S,7R)−2−(5−クロロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(5mL)中の(4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体19;100mg、0.49mmol)と3−(ブロモメチル)−5−クロロベンゾ[b]チオフェン(Maybridge pic, Tintagel, Cornwall, UK;164mg、0.63mmol)との混合物を、100℃で2日間加熱した。溶媒を蒸発し、酢酸エチル(50mL)を加えた。溶液を水(2回)及びブラインで洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、1〜3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するクロマトグラフィーにより精製して、(4S,7R)−2−(5−クロロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(140mg、74%)をオフホワイト色の泡状物として得た。APCI(+)−MS(M+H)387.
実施例156:(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体47;150mg、0.55mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(220mg、0.60mmol)及びベンジルブロミド(580μL、4.9mmol)の混合物を、圧力管中、油浴中で100℃にて20時間加熱した。ジクロロメタン(75mL)を加え、溶液を水(5×25mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、石油エーテルと共蒸発させ、石油エーテルで粉砕し、蒸発し、高真空下、70℃で一晩乾燥して、(4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(139mg、70%)を白色の固体として得た。ES(+)−MS(M+H)365。
実施例157:(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
Figure 0004839377
ジメチルホルムアミド(2mL)中の(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(中間体47;150mg、0.55mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(220mg、0.60mmol)及び(2−ブロモエチル)ベンゼン(660μL、4.8mmol)の混合物を、圧力管中、油浴中で100℃にて24時間加熱した。ジクロロメタン(75mL)を加え、溶液を水(5×25mL)及びチオ硫酸ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、蒸発し、20〜100%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するIsco 40gカラムを使用して精製した。生成物の均質な画分を蒸発し、メタノールと共蒸発させ、高真空下、90℃で3時間乾燥して、(4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン(24mg、12%)を黄色のガム状物として得た。ES(+)−MS(M+H)379。
実施例158:インビトロでの本発明の化合物のテスト
本発明の化合物による11β−HSD1のインビトロ阻害を、以下のテストにより実証した。
精製されたヒトHSD1を、50mM Tris−HCl、100mM NaCl、0.1mg/ml BSA、0.02%Lubrol、20mM MgCl、10mMグルコース−6−リン酸、0.4mM NADPH、60U/mlグルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼで、1.5μg/mlの濃度に希釈した(酵素溶液)。DMSO中のコルチゾン(100μM)を、50mM Tris−HCl、100mM NaClで1μMに希釈した(基質溶液)。DMSO中の被験化合物(40μM)を、DMSOで3倍系列に希釈して、更に基質溶液で20倍に希釈した。酵素溶液(10μl/ウエル)を384ウエルマイクロタイタープレートに添加し、次に希釈した化合物溶液を添加して(10μ/ウエル)、ウエルを混合した。その後、試料を37℃で30分間インキュベートした。その後、28mM EDTA、100nMビオチン−コルチゾル、50mM Tris−HCl、100mM NaCl中のEDTA/ビオチン−コルチゾル溶液(10μl/ウエル)を添加し、次に50mM Tris−HCl、100mM NaCl、0.1mg/ml BSA中の抗コルチゾル抗体(3.2μg/ml)を5μl/ウエル添加して、その溶液を37℃で30分間インキュベートした。50mM Tris−HCl、100mM NaCl、0.1mg/ml BSA中のEuコンジュゲート抗マウスIgG(16nM)及びAPCコンジュゲートストレプトアビジン(160nM)を、5μl/ウエル添加して、溶液を室温で2時間インキュベートした。Victor5リーダー(Wallac)で時間分解蛍光を読み取ることにより、シグナルを定量した。
様々な濃度の薬剤によるHSD1活性の%阻害率を、以下の式により計算した。
%阻害率=100×[1−(Fs−Fb)/(Ft−Fb)]
ここで、
Fsは、薬剤を含む試料の蛍光シグナルであり、
Fbは、HSD1及び薬剤の非存在下での蛍光シグナルであり、
Ftは、HSD1の存在下及び薬剤の非存在下での蛍光シグナルである。
被験化合物の阻害活性を、IC50、すなわち50%阻害率を与える化合物の濃度により決定した。
式1で示される代表的化合物を被験化合物として用いた上述のテストで得られた結果を、以下の表に集約した。
Figure 0004839377
実施例159:インビボでの本発明の化合物のテスト
本発明の化合物による11β−HSD1のインビボ阻害を、以下のテストにより実証することができた。
本発明の化合物を、水中の7.5%変性ゼラチンに配合させ、マウスに100mg/kg、IP投与した(オスC57B1/6J、約97日齢)。30分後に、ゼラチンに配合させたコルチゾンを、1mg/kg皮下注入により投与した。更に40分後、血液試料をマウスから採取し、コルチゾン、コルチゾル及び薬物の濃度についてLC−MSを用いて分析した。
該阻害剤によるHSD1活性の%阻害率を、以下の式により計算した。
%阻害率=100×[1−(Cinh)/(Cveh)]
ここで、
Cvehは、動物にビヒクルを投与した場合のコルチゾンからコルチゾルへの変換率であり、Cinhは、動物に阻害剤を投与した場合のコルチゾンからコルチゾルへの変換率であり、ここで変換率:Cは、
C=[コルチゾル]/([コルチゾル]+[コルチゾン])
で表される。
実施例160:インビトロでの本発明の化合物のテスト(細胞を基にしたアッセイ)
本発明の化合物による細胞を基にしたアッセイでの11β−HSD1のインビトロ阻害を、以下のテストにより実証した。
全長ヒト11β−HSD1 cDNAを安定してトランスフェクトされたHEK−293細胞を増殖させ、10%FCS(Invitrogen Cat#10082-147)、ペニシリン/ストレプトマイシン(10μg/mL)及びゲネチシン(10μg/mL)を補足したDMEM高グルコース培地(Invitrogen Cat#11995-065)で膨張させる。アッセイの前日に、トリプシン/EDTAを用いて細胞をフラスコから剥離し、遠心分離して、プレーティング用培地(2%活性炭濾過FCS;Gemini Cat#A22311Pを補足したフェノールレッドを含まないDMEM高グルコース;Invitrogen Cat#21063-029)で洗浄した。プレーティング用培地中の250,000細胞/ml懸濁液から、細胞200μlを96ウエルコーティングプレート(BioCoat Cat#356461)の各ウエルに播種し、37℃で一晩培養した。翌日、DMSOに溶解した系列希釈の11bHSD1阻害剤化合物を、BSAを補足したプレーティング用培地に添加した(最終濃度2mg/ml)。最終的なDMSO濃度は1%であった。培地をプレートから吸引し、培地中の化合物を各ウエルに添加した。プレートを37℃で1時間インキュベートし、化合物を細胞に取り込ませた。その後、基質(コルチゾン)10μLを各ウエルに添加し(最終濃度100nM)、37℃で1時間インキュベートした。その後、プレートを氷上に移して、培地80μLを96ウエルプレートに移し、−30℃で貯蔵した。
細胞培地中のコルチゾルの定量を、ELISA-Light(Tropix Cat#T10206/EL100S4)、抗コルチゾルEIA抗体(Assay Design, Inc. Cat#80-1148)、及びコルチゾル−酵素コンジュゲート(Assay Designs, Inc. Cat#80-1147)を用いた競合ELISAにより実施した。384ウエルプレート(Falcon Cat#3988)を、0.9%NaClで懸濁させた抗マウスIgG(Sigma Cat#M-1397)(5mg/mL)50μL/ウエルで4℃、一晩プレコートした。プレートをPBS、0.1%Tween−20で洗浄し、その後、PBSのみで洗浄した。プレートを室温で2時間、阻止緩衝液(Tropix Ca#AI075)で阻止した。その後、プレートを、これまで記載したとおり洗浄した。アッセイ試料を溶解して、DMEM、2mg/mL BSA、1%DMSOで1:4に希釈し、24μL及び様々な量のコルチゾル標準を、プレコートした384ウエルプレートのウエルに移した。各ウエルにコルチゾルコンジュゲート12μL及び抗コルチゾルEIA抗体12μLを添加して、オービタルプレートシェーカーで室温にて2時間インキュベートした。その後、ウエルを倒置して空にし、その後、洗浄緩衝液(Tropix)100μLで3回洗浄し、その後、アッセイ緩衝液(Tropix)100μLで2回洗浄した。CDP-STAR(Tropix)60μLを各ウエルに添加し、室温で10分間インキュベートした。Victor Vリーダー(Perkin Elmer)を用いて、化学発光を測定した。各試料中のコルチゾルを、既知量のコルチゾルで作成した標準曲線から内挿した。曲線適合ソフトウェアXLFit3(IDBS)を利用して、IC50値を計算した。
式1で示される代表的化合物を被験化合物として用いた上述のテストで得られた結果を、以下の表に集約した。
Figure 0004839377

Figure 0004839377
特定の実施形態の変形例が、実施可能であり、そして添付の特許請求の範囲に含まれるため、本発明が、上記に記載した本発明の特定の実施形態に限定されないことを理解すべきである。

Claims (27)

  1. 式(I):
    Figure 0004839377
    [式中、
    は、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、低級アルキル、低級アルコキシ−ベンジル、低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキル、ハロ−低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、低級アルコキシ−低級アルキル、(CH)s−アリール、(CH)s−ヘテロアリール又は(CH)s−シクロアルキルであり、前記アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、(CH)s−アリール、(CH)s−ヘテロアリール又は(CH)s−シクロアルキルは、非置換であるか、あるいは、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、シアノ、低級アルコキシ−カルボニル、ハロ−低級アルキル、フェニル−(オキソ−低級アルキル)及びヒドロキシ−低級アルキルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されており;
    pは、0又は1であり;
    sは、0、1又は2であり;そして
    は、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ−低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニル、
    ハロ−低級アルキル、
    非置換又は置換ナフチル、
    非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいビフェニル、
    N、O及びSから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、あるいはハロゲン、低級アルキル、非置換フェニルもしくは置換フェニル、又はハロ−低級アルキルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環、あるいは
    非置換又は置換ベンゾチオフェンである]で示される化合物、
    但し、以下の化合物を除外することを条件とする:
    1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
    2,7,8,8−テトラメチル−1−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
    1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
    1,7,8,8−テトラメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、
    2−(4−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン、及び
    1,7,8,8−テトラメチル−2−o−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン。
  2. が、低級アルキルである、請求項1記載の化合物。
  3. が、ハロゲンによりオルト位で置換されたフェニルである、請求項1又は2記載の化合物。
  4. が、フェニルであり;そして
    が、非置換であるか、又はハロゲン、トリフルオロメチル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1又は3記載の化合物。
  5. が、フェニルであり;そして
    が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、請求項1記載の化合物。
  6. が、フェニルであり;そして
    が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、請求項1記載の化合物。
  7. が、非置換又は置換ベンジルであり;そして
    が、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1記載の化合物。
  8. が、ベンジルであり;そして
    が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、請求項1記載の化合物。
  9. が、ベンジルであり;そして
    が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、請求項1記載の化合物。
  10. が、低級アルキルであり;そして
    が、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1記載の化合物。
  11. が、低級アルキルであり;そして
    が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、請求項1記載の化合物。
  12. が、低級アルキルであり;そして
    が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、請求項1記載の化合物。
  13. が、(CH)−シクロアルキルであり;そして
    が、非置換であるか、又はハロゲン、ヒドロキシ、ハロ低級アルキル、低級アルコキシ、トリフルオロメトキシ、アミノカルボニル、低級アルキル、ニトロ、シアノ、スルホンアミド、低級アルキル−スルホニル、低級アシル及び低級アルコキシ−カルボニルからなる群から選択される1個以上の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項1記載の化合物。
  14. が、(CH)−シクロアルキルであり;そして
    が、非置換であるか、又はアセチル、ハロゲン、低級アルコキシ及び低級アルキルからなる群から選択される基で置換されていてもよいビフェニルである、請求項1記載の化合物。
  15. が、(CH)−シクロアルキルであり;そして
    が、N、S及びOから選択される原子を1〜3個含み、非置換であるか、又は低級アルキルもしくはトリフルオロメチルで置換されていてもよい、5員もしくは6員単環式複素環である、請求項1記載の化合物。
  16. 前記化合物が、
    (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;及び
    (4S,7R)−1−シクロペンチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
    からなる群から選択される、請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物。
  17. 前記ハロ低級アルキルが、トリフルオロメチル又はトリフルオロエチルである、請求項1〜15のいずれか一項記載の化合物。
  18. 前記化合物が、
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;及び
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
    からなる群から選択される、請求項1〜17のいずれか一項記載の化合物。
  19. 前記化合物が、
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−p−トリル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−アリル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−フルオロ−フェニル)−1−イソプロピル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,6−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−ブロモ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−ヨード−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(ピリジン−2−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    4−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−安息香酸メチルエステル;
    (4S,7R)−2−ベンジル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−フルオロ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−メトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−4−(1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(5−トリフルオロメチル−フラン−2−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−ビフェニル−3−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−クロロ−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2′−アセチル−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3′−メトキシ−ビフェニル−3−イル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3′−メチル−ビフェニル−3−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−ベンジル−7,8,8−トリメチル−1−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(4−ヨード−ベンジル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロブチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロペンチルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロヘキシルメチル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロプロピルメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロブチルメチル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1,2−ジフェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,2−ジベンジル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブタ−2−エニル)−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−シクロプロピル−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−(2−メトキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−フェニル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2−クロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−フェニル)−1−シクロプロピルメチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル;
    (4S,7R)−2−(2−エトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−イソプロピル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(4−メトキシ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−エチル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−2−(4−メトキシ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,3−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−プロピル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−アリル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−エチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−ヒドロキシ−プロピル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    [(4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    [(4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−3−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−1−イル]−酢酸エチルエステル;
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−(4−クロロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−(4−tert−ブチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−メトキシ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−ヒドロキシメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−オキソ−3−フェニル−プロピル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−ヒドロキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(2−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−1−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルメチル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,5−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1−(3−メチル−ブチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(4−フルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−1−(2,4−ジフルオロ−ベンジル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,3−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,5−ジクロロ−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    4−フルオロ−3−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イル)−ベンゾニトリル;
    (4S,7R)−2−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(5−フルオロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2,3,5−トリクロロ−フェニル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−2−(2,3−ジメチル−フェニル)−7,8,8−トリメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(2,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−エチル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−アリル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−1−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−ナフタレン−2−イル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(4−メチル−ナフタレン−1−イル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−ビフェニル−2−イル−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−メチル−チアゾール−4−イルメチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1,7,8,8−テトラメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4R,7S)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2−トリフルオロメチル−ベンジル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    2−((4S,7R)−1,7,8,8−テトラメチル−3−オキソ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−2−イルメチル)−ベンズアミド;
    (4S,7R)−2−[2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−イルメチル]−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−2−(5−クロロ−ベンゾ[b]チオフェン−3−イルメチル)−1,7,8,8−テトラメチル−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;
    (4S,7R)−1−ベンジル−7,8,8−トリメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン;及び
    (4S,7R)−7,8,8−トリメチル−1−フェネチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インダゾール−3−オン
    からなる群から選択される、請求項1〜18のいずれか一項記載の化合物。
  20. 式16:
    Figure 0004839377
    で示される化合物を、式13:
    Figure 0004839377
    で示される化合物の存在下で反応させることにより、式1:
    Figure 0004839377
    (式中、R及びRは、請求項1に定義されたとおりである)
    で示される化合物を得ることを含む、請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物の製造方法。
  21. 治療上活性な物質として使用するための、請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物。
  22. 代謝障害の処置用の医薬を製造するための、請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物。
  23. 請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物及び治療的に不活性の担体を含む医薬組成物。
  24. 糖尿病、肥満又は代謝症候群の処置用の医薬を製造するための、請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物の使用。
  25. 請求項20の方法により製造される、請求項1〜19のいずれか一項記載の化合物。
  26. 代謝障害の処置用の、請求項23記載の医薬組成物。
  27. 糖尿病、肥満又は代謝症候群の処置用の、請求項23記載の医薬組成物。
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