JP4837621B2 - 扉保持装置 - Google Patents

扉保持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4837621B2
JP4837621B2 JP2007130982A JP2007130982A JP4837621B2 JP 4837621 B2 JP4837621 B2 JP 4837621B2 JP 2007130982 A JP2007130982 A JP 2007130982A JP 2007130982 A JP2007130982 A JP 2007130982A JP 4837621 B2 JP4837621 B2 JP 4837621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
side magnet
frame
magnet
holding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007130982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008285864A (ja
Inventor
和久 長坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Housing Corp
Original Assignee
Toyota Housing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Housing Corp filed Critical Toyota Housing Corp
Priority to JP2007130982A priority Critical patent/JP4837621B2/ja
Publication of JP2008285864A publication Critical patent/JP2008285864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4837621B2 publication Critical patent/JP4837621B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、磁石を利用した扉保持装置に関する。
下記特許文献1には、扉の保持装置の一例が開示されている。簡単に説明すると、3点締め等の施錠金具において、固定枠体のロッド棒呼込穴の挿入口をテーパ状にすることにより、面倒な調整や修正をすることなく、ロッド棒の挿入口への円滑な挿入を可能とするものである。
特開2000−310066号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された先行技術による場合、以下に説明する課題がある。
すなわち、近年、扉が大型化してきており、それに伴いドアラッチから扉上辺までの距離が長くなる傾向にある。この場合、ドアラッチのラッチ力が扉の上縁側まで及び難く、そのためドアの上辺側を固定枠に密着させ難いという問題がある。このような場合に上記先行技術に開示された構造を適用することも有益ではあるが、レバーの操作によりロッド棒が出入りする複雑なロック装置を扉及び固定枠に設置しなければならず、操作が煩雑であり、子供や高齢者等には使い辛いものとなる。
本発明は上記事実を考慮し、簡単な操作で扉を閉状態に保持することができる扉保持装置を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る扉保持装置は、扉と該扉の外周に配置された固定枠との対向位置にそれぞれ設けられた扉側磁石及び枠側磁石と、閉方向へ移動する扉が全閉位置にて停止されるように固定枠側に配置された戸当たり部と、を有し、扉が戸当たり部に当接する全閉位置にある場合に、前記扉側磁石の中心線が前記枠側磁石の中心線よりも戸当たり部側へずれるように扉側磁石の磁極と枠側磁石の磁極とが同極の際に生じる反発力を、戸当たり部方向へ作用させ、さらに、前記戸当たり部には扉が当接する側に単一で内部中空のクッション材が設けられており、かつ前記クッション材には該クッション材の内圧を変えることが可能でかつポンプ制御手段によってその作動が制御されるポンプが接続され、扉が全閉位置に近づくと前記ポンプ制御手段によって前記ポンプが作動されクッション材の内圧を高めることで該クッション材の弾性力を高め、前記扉とクッション材との密着度を増加させる、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の扉保持装置において、前記ポンプ制御手段は、扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれている場合に、クッション材の内部へ気体又は液体を供給してクッション材の内圧を高めてクッション材を膨張させる、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の扉保持装置において、扉側磁石及び枠側磁石は共に永久磁石であり、扉の全閉位置は、扉側磁石と枠側磁石とが正対する位置よりも扉の閉方向へずれた位置に設定されている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2記載の扉保持装置において、扉側磁石及び枠側磁石のいずれか一方は電磁石とされていると共に、扉の位置を検出する扉位置検出手段及びこの扉位置検出手段の検出結果に基づいて電磁石の作動を制御する制御手段を備えており、前記制御手段は、扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したことが検出された場合又は扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれた場合に、前記電磁石の磁極をこれと正対又は略正対する側の磁石の磁極と同極にして扉を戸当たり部側へ付勢する、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4記載の扉保持装置において、前記制御手段は、前記扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したことが検出されるまでは前記電磁石の磁極をこれと正対する側の磁石の磁極と異なる磁極となるようにし、かつ前記扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したことが検出された場合又は扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれた場合には前記電磁石の磁極をこれと正対又は略正対する側の磁石の磁極と同極にする、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の扉保持装置において、扉側磁石及び枠側磁石の少なくとも一方には、戸当たり部に対して接近及び離間する方向へ磁石を移動させる位置調節機構を備えている、ことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、扉を閉方向へ移動させると、固定枠側に配置された戸当たり部に扉が当接して停止される。
ここで、本発明では、扉が戸当たり部に当接する全閉位置にある場合、扉側に設けられた扉側磁石と固定枠側に配置された枠側磁石との間に両者が同極の際に生じる反発力が発生し、扉が閉まる方向へ作用する。このため、扉はこの反発力を受けて戸当たり部側へ押し付けられ、この状態で保持される。
しかも、扉を閉める人は、そのために特別な操作をする必要もない。
さらに、本発明によれば、戸当たり部における扉が当接する側には単一で内部中空のクッション材が設けられているため、扉の全閉状態では扉はクッション材に当接した状態にある。そして、このクッション材の内圧をポンプ制御手段によって変えることにより、クッション材の内圧を高めたり、低めたりして、密着度を変えることができる。
請求項2記載の本発明によれば、扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれている場合には、ポンプ制御手段によって、クッション材の内部へ気体又は液体が供給されてクッション材の内圧が高められ、クッション材が膨張される。一方、扉には扉側磁石及び枠側磁石間に生じた反発力が扉閉止方向へ作用している。従って、扉はクッション材により強く押し付けられ、密着度が増す。
請求項3記載の本発明によれば、扉側磁石及び枠側磁石は共に永久磁石であり、扉の全閉位置は、扉側磁石と枠側磁石とが正対する位置よりも扉の閉方向へずれた位置に設定されているため、扉は最初に扉側磁石と枠側磁石とが正対する位置に到達し、続いて全閉位置に到達する。従って、扉側磁石と枠側磁石とが同極である際に生じる反発力が、扉を全閉位置方向へ押し付ける付勢力として作用する。
請求項4記載の本発明によれば、扉位置検出手段によって扉の位置が検出される。この検出結果に基づいて制御手段によって、電磁石の作動が制御される。すなわち、扉側磁石と枠側磁石とが正対したこと又は扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれた位置にあることが、扉位置検出手段によって検出されると、電磁石の磁極がこれと正対又は略正対する側の磁石の磁極と同極になるように制御される。これにより、扉に扉側磁石と枠側磁石とが同極のときに生じる反発力が作用し、扉が戸当たり部への当接状態が強化される。
請求項5記載の本発明によれば、扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したことが検出されるまでは、電磁石の磁極がこれと正対する側の磁石の磁極と異極となるように、制御手段によって電磁石の作動が制御される。従って、扉側磁石と枠側磁石との間に吸着力が作用する。従って、その分、閉まろうとする扉に作用する閉止力がアシストされる。
一方、扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したこと又は扉側磁石が枠側磁石との正対位置よりも戸当たり部側へずれたことが検出されると、その時点で電磁石の磁極がこれと正対又は略正対する側の磁石の磁極と同極となるように、制御手段によって電磁石の作動が制御される。従って、扉側磁石と枠側磁石との間に反発力が作用し、その分、全閉位置にある扉の閉止力が強化される。
請求項6記載の本発明によれば、扉側磁石及び枠側磁石の少なくとも一方には、戸当たり部に対して接近及び離間する方向へ磁石を移動させる位置調節機構を備えているので、長年の使用等により扉側磁石と枠側磁石との正対位置がずれた場合には、この位置調節機構を使って最適な位置に調節することができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る扉保持装置は、簡単な操作で扉を閉状態に保持することができるという優れた効果を有する。
また、請求項1記載の本発明に係る扉保持装置は、場面或いは用途に応じて扉と戸当たり部のクッション材との密着度を増減することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る扉保持装置は、全閉位置にある扉とクッション材との密着度を増すことができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る扉保持装置は、扉が閉位置でバタつくのを防止又は抑制することができると共に良好な操作フィーリングが得られるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る扉保持装置は、扉が閉位置でバタつくのを防止又は抑制することができると共により一層良好な操作フィーリングが得られるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る扉保持装置は、電磁石の磁極を制御することにより、より一層優れた操作フィーリングが得られるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る扉保持装置は、長期間に亘ってシステムの精度を良好に維持することができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係る扉保持装置の第1実施形態について説明する。
図1には、本実施形態に係る扉保持装置10の縦断面図が拡大して示されている。また、図2(A)には当該扉保持装置10が適用された扉12の水平断面図が示されており、更に図2(B)には当該扉12の閉止状態の正面図が示されている。
これらの図に示されるように、扉12は矩形平板状に構成されており、正面視で矩形枠状に形成された固定枠14内の開口16を開閉可能とされている。固定枠14は床面18に立設されており、上縁部(鴨居)14Aと戸先側側部14B、ヒンジ側側部14Cと下縁部14Dとを備えている。また、扉12のヒンジ側側部12Aと固定枠14のヒンジ側側部14Cとは、上下一対のヒンジ20によって開閉可能に連結されている。また、扉12の戸先側側部12Bの高さ方向中間部下側にはノブ22が取り付けられている。ノブ22を下側へ回転させると、扉12内に配設されたラッチ24が固定枠14の戸先側側部14Bに形成されたラッチ係合孔(図示省略)から退避されるようになっている。
また、図1に示されるように、固定枠14の幅は扉12の板厚よりも広く設定されており、扉12は固定枠14の正面側に片寄せて配置されている。さらに、固定枠14の内側には、戸当たり部26が配設されている。戸当たり部26は固定枠14の内周面側に突出した状態で取り付けられており、矩形断面の本体部26Aと、この本体部26Aの扉側の側面に固着されたゴム等の弾性材料から成るクッション材26Bと、によって構成されている。クッション材26Bは、固定枠14内の開口16の気密性を高めると共に扉12の閉時の衝撃を吸収する役割を果たす。また、クッション材26Bの断面形状は、内部中空の半円形状とされている。
ここで、上述した扉12の外周縁部には、扉側磁石28が埋設されている。これに対応して、固定枠14の内周縁部には、枠側磁石30が埋設されている。これらの扉側磁石28及び枠側磁石30はいずれも永久磁石で構成されており、互いの対向面側に同極(この実施形態ではS極)がくるように配置されている。また、扉12が戸当たり部26のクッション材26Bに当接した全閉状態のときに、扉側磁石28の中心線P1が、枠側磁石30の中心線P2よりも戸当たり部26側へずれるように(オフセットして配置されるように)扉側磁石28及び枠側磁石30の配置関係が設定されている。なお、扉側磁石28は、扉12のヒンジ側側部12A、戸先側側部12B、上縁部12C、下縁部12Dのすべてに設けてもよいが、ノブ22のラッチ24から最も遠い位置にある上縁部12Cの戸先側に設けるのが最も効果的である。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
扉12を閉方向(図2(A)の矢印A方向)へ移動させると、図1に示されるように、固定枠14側に配置された戸当たり部26のクッション材26Bに扉12の周縁部が当接して停止される。
このとき、扉12の閉止動作に伴って扉側磁石28の中心線P1が固定枠14側の枠側磁石30の中心線P2に接近すると、扉側磁石28及び枠側磁石30間に互いに同極(S極)が接近することによる反発力が生じる。この反発力は、扉側磁石28の中心線P1と枠側磁石30の中心線P2とが同一直線上になるまでは、扉12を開方向へ押し返す力として作用するが、そのときには扉12に作用する閉方向への操作力及び扉12の慣性力の方が勝っているので、扉12の閉止動作が阻害されることはない。従って、扉側磁石28の中心線P1は枠側磁石30の中心線P2を越えていき、オフセット状態となってクッション材26Bに当たって停止する。そして、このとき、即ち扉12が戸当たり部26のクッション材26Bに当接して全閉位置(図2図示位置)に至ったときには、扉側磁石28と枠側磁石30との間に作用する反発力が扉12を戸当たり部26のクッション材26Bへ押し付ける方向(閉方向)へ作用し続ける(図1の矢印F参照)。従って、扉12はクッション材26Bに押し付けられた状態で保持されることになる。
しかも、扉12を閉める人は、背景技術の項で説明した先行技術文献に開示された技術のように、扉12を閉めるために特別な操作をする必要もない。
以上より、本実施形態によれば、簡単な操作で扉12を閉状態に保持することができる。
なお、先行技術文献に開示された技術との比較でみると、先行技術の場合は複雑なロック装置が必要となり、又この複雑な構造のロック装置を扉に取り付けるためには複雑な加工が必要になり、扉が非常に高価なものになる。また、固定枠にロッドを挿入するためのスペースも必要になるといった不利もある。これに対し、本実施形態によれば、構造が簡素であり、設置スペースも僅かでよく、コスト的にも非常に安価にできる。
また、本実施形態では、扉側磁石28及び枠側磁石30は共に永久磁石であり、扉12の全閉位置は、扉側磁石28と枠側磁石30とが正対する位置よりも扉12の閉方向へずれた位置に設定されているため、上述した如く、扉12は最初に扉側磁石28と枠側磁石30とが正対する位置(扉側磁石28の中心線P1と枠側磁石30の中心線P2とが重なる位置)に到達し、続いて図1に示される全閉位置に到達する。この状態では、扉側磁石28と枠側磁石30とが同極である際に生じる反発力Fが、扉12を全閉位置方向へ付勢力として作用するので、扉12が閉位置でバタつくのを防止又は抑制することができると共に良好な操作フィーリングが得られる。
〔第2実施形態〕
以下、図3を用いて、本発明に係る扉保持装置の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図3に示されるように、この第2実施形態に係る扉保持装置40では、クッション材44Bにポンプ42を接続した点に特徴がある。具体的に説明すると、戸当たり部44は、内部中空の枠材で構成された本体部44Aと、この本体部44Aの扉12側の側面に固着された内部中空のクッション材44Bと、によって構成されている。
戸当たり部44の本体部44Aの上端部の所定位置には、外周部に雄ねじが形成された円筒状の接続部46が立設されている。これに対応して、固定枠14の上縁部14Aの所定位置には、接続部46が挿入可能なパイプ挿通孔48が形成されている。そして、このパイプ挿通孔48内に下方から接続部46が挿入されて、下端部の内周面に雌ねじが形成されたパイプ50がパイプ挿通孔48内へ上方側から挿入されて接続部46に螺合されることにより、パイプ50と戸当たり部44の本体部44Aとが接続部46を介して連通されている。
また、戸当たり部44の本体部44Aの側面には所定の間隔で連通孔52が形成されている。これに対応して、戸当たり部44の側面に固着されたクッション材44Bの底部にも連通孔52と同軸上にガス供給孔54が形成されている。これにより、戸当たり部44の本体部44Aの内部空間56とクッション材44Bの内部空間58とが相互に連通されている。
また、パイプ50の基端部には、エアポンプ42が接続されている。エアポンプ42はエアポンプコントローラ60に接続されており、その作動が制御されている。さらに、固定枠14の上縁部14Aには、枠側磁石30の側方(枠側磁石30を中心にしてクッション材44Bと反対側)に扉位置検出手段としての扉位置検出センサ62が配設されている。扉位置検出センサ62としてはフォトセンサ等の光学的センサ等が適用可能であり、一例として投光した光が扉12の上縁部12Cによって反射されてその反射光を受光することにより、その受光信号をエアポンプコントローラ60に出力するようになっている。
(作用・効果)
上記構成によれば、扉12が全閉位置に近づき、扉位置検出センサ62の下方を通過すると、扉位置検出センサ62によって扉12がその位置に到達したことが検出される。その検出結果はエアポンプコントローラ60に入力され、これによりエアポンプコントローラ60からエアポンプ42に駆動信号が出力される。その結果、エアポンプ42が作動して、戸当たり部44の本体部44内へパイプ50を介してエアが所定量供給される。供給されたエアは連通孔52及びガス供給孔54を介してクッション材44B内へ供給され、クッション材44Bの内部空間の圧力を高める。これにより、クッション材44Bが扉12側へ膨らむ。
一方、扉12の扉側磁石28の中心線P1が枠側磁石30の中心線P2を通過すると、扉12には扉側磁石28と枠側磁石30との間に作用する反発力Fが作用するため、扉12はクッション材44Bにより強く押し付けられる。
このように本実施形態によれば、ポンプ42を使うことにより、クッション材44Bの内圧を高めたり低めたりすることができる。従って、場面或いは用途に応じて扉12と戸当たり部44のクッション材44Bとの密着度を増減して最適化することができる。
なお、本実施形態では、エアポンプ42でエア(気体)を供給する構成を採ったが、これに限らず、液体を供給するようにしてもよい。
また、固定枠14の近くに扉開スイッチ64を設けて、扉開スイッチ64が押されると、ラッチ24が解除されると共に、エアポンプコントローラ60によってポンプ42が作動されてクッション材44B内に気体又は液体が供給されてクッション材44Bを最大限膨張させ、これにより扉側磁石28の中心線P1が枠側磁石30の中心線P2を越えるのに必要な押圧力を付与するようにしてもよい。このようにすれば、扉12を開ける際の操作フィーリングを向上させることができる。
〔第3実施形態〕
以下、図4〜図6を用いて、本発明に係る扉保持装置の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図4に示されるように、この第3実施形態に係る扉保持装置70では、枠側磁石72として電磁石を利用した点に第1の特徴があり、更に枠側磁石72を戸当たり部26に対して接近及び離間する方向へ移動可能にすることで、枠側磁石72の位置を調節可能とした位置調節機構74が設けられている点に第2の特徴がある。
具体的に説明すると、図4及び図5に示されるように、固定枠14の上縁部14Aにはボックス状に形成された埋め込みケース76が嵌合状態で配設されている。埋め込みケース76は固定枠14の幅方向を長手方向とする箱体形状とされており、その内部には電磁石で構成された枠側磁石72及び扉12の位置を検出する扉位置検出センサ62を備えた直方体形状の可動部78が収納されている。可動部78の長手方向寸法は埋め込みケース76の長手方向寸法よりも短く設定されており、このため可動部78は埋め込みケース76の長手方向(図5の矢印B方向)に所定範囲内でスライド可能とされている。なお、可動部78は位置調節された後にビス82で埋め込みケース76の底部及び固定枠14の上端部14Aに固定されるようになっている。
また、上述したように枠側磁石72は電磁石で構成されており、制御手段としてのコントローラ80に接続されている。
(作用・効果)
上記構成によれば、扉位置検出センサ62によって扉側磁石28と枠側磁石72とが正対したことが検出されるまでは、コントローラ80によって枠側磁石72の磁極がこれと正対する側の扉側磁石28とが異極となるように制御される。なお、扉側磁石28と枠側磁石72とが正対したことは、以下のようにして検出される。仮に図4に示されるように、扉位置検出センサ62が枠側磁石72の中心線P2から側方へずれて配置される場合には、扉位置検出センサ62によって扉12の到達が検出された時点からt時間後に扉側磁石28が枠側磁石72と正対すると予めコントローラ80に記憶させておけばよい。このときのt時間を算出する際には、誤差をなるべく小さくするために、扉12の閉止速度の標準速度を実験等により求め、その値を基準速度として算出すればよい。一方、仮に扉位置検出センサ62が枠側磁石72の中心線P2上に配置されている場合(図4でいうと、枠側磁石72の紙面奥側又は手前側に扉位置検出センサ62が配置されている場合)には、扉位置検出センサ62で扉12の到達が検出された時点で扉側磁石28と枠側磁石72とが正対したと判断すればよい。
このように制御することにより、扉12が閉まりかけると、枠側磁石72及び扉側磁石28間に吸着力が発生し、扉12を閉方向へ引き寄せる。従って、その分、閉まろうとする扉12に作用する閉止力がアシストされる。
一方、扉位置検出センサ62によって扉側磁石28と枠側磁石72とが正対したことが検出されると、その時点でコントローラ80によって枠側磁石72の磁極がこれと正対する側の扉側磁石28の磁極(この実施形態では、S極)と同極に変更される。このため、扉側磁石28と枠側磁石72との間に反発力Fが作用し、その分、扉12が戸当たり部26のクッション材26Bへの当接状態が強化される(即ち、全閉位置にある扉12の閉止力が強化される)。
その結果、本実施形態によれば、扉12が全閉位置でバタつくのを防止又は抑制することができると共に、より一層良好な操作フィーリングが得られる。
また、本実施形態では、長年の使用等により扉側磁石28と枠側磁石72との正対位置がずれた場合(例えば、扉12の反りやクッション材26Bのへたり等の経時変化が生じた場合)には、可動部78を固定しているビス82を取り外して、可動部78を戸当たり部26に対して接近する方向又は離間する方向へ移動させることができる。そして、調整後の位置で可動部78を再度ビス82で固定すればよい。こうすることで、可動部78の枠側磁石72と扉側磁石28との相対的な位置関係を最適化することができる。その結果、長期間に亘って扉保持装置10の精度を良好に維持することができる。
なお、本実施形態では、扉位置検出センサ62の検出エリア(又は検出ポイント)を扉12が通過する際に、その位置に扉12が到達したことが検出される扉位置検出手段を用いたが、これに限らず、ロータリエンコーダ等を用いて扉12の開度を検出することにより扉12の位置を把握する扉位置検出手段を用いてもよい。この場合、扉12の開度に応じて枠側磁石72の磁極制御を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、扉位置検出センサ62によって扉側磁石28が枠側磁石72と正対したことを検出した時点で電磁石である枠側磁石72を異極から同極にする制御を行ったが、これに限らず、扉側磁石28が枠側磁石72と正対した位置から当該当たり部28側へ所定距離ずれた位置に到達した時点で、枠側磁石72を異極から同極にする制御を行うようにしてもよい。
〔第4実施形態〕
以下、図7及び図8を用いて、本発明に係る扉保持装置の第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7及び図8に示されるように、この第4実施形態では、引戸90に対して扉保持装置92を適用した点に特徴がある。
図7に示されるように、固定枠94内には引き違い式の引戸90がスライド(平行移動)可能に装着されている。また、図8に示されるように、固定枠94の戸当たり部に相当する戸先側縦枠94Aの内側には、クッション材26Bが固着されている。
また、固定枠94の上縁部(鴨居)94Bには、枠側磁石30が磁極が露出するように埋設されている。これに対応して、扉12の戸先側の上端部には、磁極が露出するように扉側磁石28が埋設されている。なお、扉12の全閉状態で、扉側磁石28の中心線P1は枠側磁石30の中心線P2よりも戸先側縦枠94A側にずれている点は、前述した第1実施形態と同様である。
(作用・効果)
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。すなわち、扉12を開放状態から閉止方向へ閉じていくと、扉側磁石28の中心線P1が枠側磁石30の中心線P2を越えた時点で、両者間に作用する反発力Fが扉12の閉方向へ作用する。従って、扉12の戸先側側部12Bはクッション材26Bに押し付けられた状態で保持される。
〔第5実施形態〕
以下、図9及び図10を用いて、第5実施形態について説明する。なお、この第5実施形態は、本発明の実施形態ではなく開示例とする。また、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図9及び図10に示されるように、この第5実施形態では、収納ボックス100の扉102の開閉に応用した点に特徴がある。
具体的には、収納ボックス100の戸先側端部には永久磁石で構成された扉側磁石104が配設されている。これに対応して、収納ボックス100の固定枠106の戸先側端部の内側側面には電磁石108が配設されている。電磁石108は+−の切換リレーを介して電源と繋がっており、図示しないコントローラの作動によって戸先側の磁極がN極又はS極に選択的に制御される構成である。
さらに、収納ボックス100の戸先側端部には、扉側に検出面が向くように赤外線式の人感センサ110が配設されている。
(作用・効果)
上記構成によれば、開放状態の扉102が閉まる際には、コントローラによって電磁石108の戸先側の磁極がN極に励磁される。これにより、扉側磁石104の露出側の磁極と異極同士が向き合うかたちになり、扉102が全閉状態に近づくと、扉側磁石104と電磁石108の戸先側の磁極との間に吸着力が作用し、操作力を加えなくても扉102は全閉状態になる。
一方、扉102を開けようとすると、指先112が人感センサ110の検出領域に侵入するので、指先112が近づいたことが検出され、コントローラに出力される。これにより、コントローラでは、切換リレーを切り換えて電磁石108の戸先側の磁極を扉側磁石104と同極の関係になるS極に切り替えられる。その結果、両者間に反発力が作用し、扉102が二点鎖線図示のように自動的に開放される。これにより、指掛かりが形成され、スムーズに扉102を開けることができる。
第1実施形態に係る扉保持装置の要部を示す拡大縦断面図(図2(B)の1−1線断面図)である。 (A)は図1に示される扉保持装置が適用された扉の水平断面図であり、(B)は当該扉の閉止状態の正面図である。 第2実施形態に係る扉保持装置の要部を示す図1に対応する拡大縦断面図である。 第3実施形態に係る扉保持装置の要部を示す図1に対応する拡大縦断面図である。 図4に示される位置調節機構を下方側から見た斜視図である。 図4に示される扉保持装置が適用された扉の水平断面図である。 第4実施形態に係り、扉保持装置を引戸に適用した実施形態を示す正面図である。 第4実施形態の要部に係る扉保持装置を拡大して示す図7の8線矢視部の拡大図である。 第5実施形態に係り、扉保持装置を収納ボックスに適用した開示例を示す水平断面図である。 図9に示される扉保持装置を拡大して示す図9の10線矢視部の拡大図である。
符号の説明
10 扉保持装置
12 扉
14 固定枠
26 戸当たり部
26B クッション材
28 扉側磁石
30 枠側磁石
40 扉保持装置
42 ポンプ
44 戸当たり部
44B クッション材
60 エアポンプコントローラ(ポンプ制御手段)
62 扉位置検出センサ(扉位置検出手段)
70 扉保持装置
72 枠側磁石
74 位置調節機構
80 コントローラ(制御手段)
90 引戸(扉)
92 扉保持装置
94 固定枠
94A 戸先側縦枠(戸当たり部)

Claims (6)

  1. 扉と該扉の外周に配置された固定枠との対向位置にそれぞれ設けられた扉側磁石及び枠側磁石と、
    閉方向へ移動する扉が全閉位置にて停止されるように固定枠側に配置された戸当たり部と、
    を有し、
    扉が戸当たり部に当接する全閉位置にある場合に、前記扉側磁石が前記枠側磁石よりも戸当たり部側へずれるように扉側磁石の磁極と枠側磁石の磁極とが同極の際に生じる反発力を、戸当たり部方向へ作用させ
    さらに、前記戸当たり部には扉が当接する側に単一で内部中空のクッション材が設けられており、かつ前記クッション材には該クッション材の内圧を変えることが可能でかつポンプ制御手段によってその作動が制御されるポンプが接続され、
    扉が全閉位置に近づくと前記ポンプ制御手段によって前記ポンプが作動されクッション材の内圧を高めることで該クッション材の弾性力を高め、前記扉とクッション材との密着度を増加させる、
    ことを特徴とする扉保持装置。
  2. 前記ポンプ制御手段は、扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれている場合に、クッション材の内部へ気体又は液体を供給してクッション材の内圧を高めてクッション材を膨張させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の扉保持装置。
  3. 扉側磁石及び枠側磁石は共に永久磁石であり、
    扉の全閉位置は、扉側磁石と枠側磁石とが正対する位置よりも扉の閉方向へずれた位置に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の扉保持装置。
  4. 扉側磁石及び枠側磁石のいずれか一方は電磁石とされていると共に、扉の位置を検出する扉位置検出手段及びこの扉位置検出手段の検出結果に基づいて電磁石の作動を制御する制御手段を備えており、
    前記制御手段は、扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したことが検出された場合又は扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれた場合に、前記電磁石の磁極をこれと正対又は略正対する側の磁石の磁極と同極にして扉を戸当たり部側へ付勢する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の扉保持装置。
  5. 前記制御手段は、前記扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したことが検出されるまでは前記電磁石の磁極をこれと正対する側の磁石の磁極と異なる磁極となるようにし、かつ前記扉位置検出手段によって扉側磁石と枠側磁石とが正対したことが検出された場合又は扉側磁石が枠側磁石と正対する位置よりも戸当たり部側へずれた場合には前記電磁石の磁極をこれと正対又は略正対する側の磁石の磁極と同極にする、
    ことを特徴とする請求項4記載の扉保持装置。
  6. 扉側磁石及び枠側磁石の少なくとも一方には、戸当たり部に対して接近及び離間する方向へ磁石を移動させる位置調節機構を備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の扉保持装置。
JP2007130982A 2007-05-16 2007-05-16 扉保持装置 Expired - Fee Related JP4837621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007130982A JP4837621B2 (ja) 2007-05-16 2007-05-16 扉保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007130982A JP4837621B2 (ja) 2007-05-16 2007-05-16 扉保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008285864A JP2008285864A (ja) 2008-11-27
JP4837621B2 true JP4837621B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=40145860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007130982A Expired - Fee Related JP4837621B2 (ja) 2007-05-16 2007-05-16 扉保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4837621B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200456948Y1 (ko) 2008-11-28 2011-11-30 주식회사 씨씨이 마그네틱 홀더
JP6135414B2 (ja) * 2013-09-11 2017-05-31 富士通株式会社 挿抜ユニットの収容装置及び挿抜ユニット
JP6240843B1 (ja) * 2016-12-23 2017-12-06 和幸 神戸 シート収容箱

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63122881A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 富士レビオ株式会社 高度気密扉
JPH0565781A (ja) * 1991-09-06 1993-03-19 Beam Soken:Kk 磁石式保持方式
JP2000145249A (ja) * 1998-11-02 2000-05-26 Kuriki Seisakusho:Kk 戸のマグネットキャッチャー
JP3719428B2 (ja) * 2002-08-20 2005-11-24 松下電工株式会社 引戸構造
JP2006009367A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd キャビネット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008285864A (ja) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101731775B1 (ko) 미닫이 창호의 수평밀착장치
WO2009017048A1 (ja) ドアハンドル装置
JP4837621B2 (ja) 扉保持装置
DE602005008400D1 (de) Kraftfahrzeugtür mit Kurzhubabsenkung der Fensterscheibe
WO2006068945A3 (en) Hinged door safety device
MXPA04009886A (es) Conjunto de puertas.
KR101395535B1 (ko) 자기를 이용한 창호 시스템
JP2010163792A (ja) ラッチ受け及び建具
ATE467021T1 (de) Tür oder fenster mit wasserdichtem dichtungsmechanismus
JP5980510B2 (ja) 差圧解消ドア及びその使用方法
KR20130056988A (ko) 영전자석이 구비된 슬라이딩창호
GB2415739B (en) Releasable door jamb assembly
EP2017415A3 (en) An operating device for doors and windows
KR101900597B1 (ko) 도어 클로저 설치용 이동 브라켓
KR20090091845A (ko) 자석연동문장식
KR200398875Y1 (ko) 자석과 스크루를 이용한 커튼개폐장치
KR200284039Y1 (ko) 미닫이 창문의 개폐 제어장치
DE602004001479D1 (de) Flügelbetätigungsvorrichtung
JP4274882B2 (ja) 開閉戸止め具
JP3435131B2 (ja) ドアのシール装置
KR101395466B1 (ko) 자기를 이용하여 방범기능이 강화된 창호용 잠금장치
JPH0636216Y2 (ja) 自動ドアのドア衝突検出装置
EP1116845A3 (de) Fehlbedienungssicherung
EP1191173A3 (en) Closure device for use with openable door or window
US6976714B2 (en) Cabinet door system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090513

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101126

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4837621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees