JP4835520B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は内燃機関の制御装置に関し、特に機関始動時の燃焼状態を改善するための内燃機関の制御装置に関する。
従来、内燃機関にあっては、機関停止時に燃料が燃料噴射弁から漏れ出すといった現象が発生することが知られている。燃料噴射弁からの燃料漏れは、具体的には例えば機関停止時に燃料を供給するフューエルデリバリパイプに高圧の燃料が残留することで発生することが知られている。係る燃料漏れが発生すると、機関始動時に漏れ出した燃料が混合気に含まれてしまう結果、空燃比がリッチになってしまい、始動性の悪化や排気エミッションの増大を招くことになる。これに対して、燃料噴射弁からの燃料漏れに対処するための技術が例えば特許文献1または2で提案されている。
一方、燃料には揮発性の高い軽質燃料と揮発性の低い重質燃料とがあり、燃料の性状が異なると内燃機関の燃焼状態も異なってくる。このため良好な燃焼状態を得るためには燃料の性状を判定し、燃料の性状に応じて内燃機関を運転する必要がある。これに対して、筒内圧等に基づき燃料性状を判定する技術が例えば特許文献3で開示されている。またこのほか本発明と関連性があると考えられる技術として、燃料噴射量を気筒毎に補正する技術が例えば特許文献4で、空燃比を気筒毎にする技術が例えば特許文献5で夫々提案されている。
特開2005−188419号公報 特開2005−133650号公報 特開2000−257467号公報 特開2005−30332号公報 特開平6−280669号公報
ところで燃料噴射弁には個体差があり、これに起因して機関停止時の燃料の漏れ量は燃料噴射弁毎に異なってくる。このため機関始動時の燃焼状態を改善するためには、燃料の漏れ量を燃料噴射弁毎、換言すれば気筒毎に把握した上で燃料噴射量を決定する必要がある。この点、例えば特許文献4または5が提案する技術によれば、気筒毎に燃焼状態を改善することも可能になると考えられる。しかしながら、これらの提案技術は筒内圧等に基づき補正或いは検出を行うことから、まず前提として内燃機関で燃焼が行われる必要がある。このためこれらの提案技術では、機関停止時の燃料噴射弁からの燃料漏れを原因として、機関始動時に悪化する燃焼状態を改善することは困難だと考えられる。また燃料噴射弁からの燃料の漏れ量は劣化等の経時的な変化によっても異なってくることから、機関始動時の燃焼状態を改善するためには、燃料の漏れ量を経時的に把握した上で燃料噴射量を決定する必要もある。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、機関停止時に燃料噴射弁からの燃料漏れがあり、且つ燃料の漏れ量に燃料噴射弁の個体差及び経時的な変化があっても、機関始動時の燃焼状態を気筒毎に改善できる内燃機関の制御装置提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は複数の気筒備える内燃機関で制御を行うための内燃機関の制御装置であって、前記気筒毎に燃料噴射弁が配置され、少なくとも前記燃料噴射弁の開口隙間面積に基づき、機関停止後に機関停止時間の長さに応じて前記燃料噴射弁から漏れ出す第1の燃料漏れ量を前記気筒毎に算出する第1の漏れ量算出手段と、機関始動時の筒内燃料量を前記気筒毎に算出する始動時筒内燃料量算出手段と、少なくとも前記筒内燃料量を反映させて、機関始動時の燃料噴射量を前記気筒毎に算出する始動時燃料噴射量算出手段と、所定の演算のもと、機関始動時の空燃比を前記気筒毎に算出する始動時空燃比算出手段と、少なくとも前記始動時空燃比算出手段が算出した空燃比に基づき、前記第1の燃料漏れ量に対応する実際の燃料漏れ量として、第2の燃料漏れ量を前記気筒毎に算出する第2の漏れ量算出手段と、前記第1及び第2の燃料漏れ量に基づき、前記開口隙間面積から実際の開口隙間面積として、新たな開口隙間面積を前記気筒毎に算出するとともに、前記開口隙間面積を前記新たな開口隙間面積に前記気筒毎に更新する開口隙間面積更新手段とを備えることを特徴とする。
ここで、機関停止後に燃料噴射弁の噴射孔から漏れ出す第1の燃料漏れ量は、燃料噴射弁の開口隙間面積と相関関係があるといえる。また第1の燃料漏れ量は機関停止時間とも相関関係があり、さらに機関始動時の筒内燃料量には、第1の燃料漏れ量のうち、燃料噴射弁の具体的な配置などによって異なってくる所定量の燃料が含まれることになる。このため係る点に着目し、上記第1の漏れ量算出手段、始動時筒内燃料量算出手段及び始動時燃料噴射量算出手段を備えた本発明によれば、機関停止時に燃料噴射弁からの燃料漏れがあり、且つ燃料の漏れ量に燃料噴射弁の個体差があっても、機関始動時の燃焼状態を気筒毎に改善できる。
一方、実際の燃料漏れ量に相当する第2の燃料漏れ量と筒内燃料量との間には相関関係があり、さらに筒内燃料量と機関始動時の空燃比との間にも相関関係があることから、所定の演算のもと、実際の内燃機関の運転状態から機関始動時の空燃比を気筒毎に算出するとともに、所定の演算のもと、算出した空燃比から第2の燃料漏れ量を気筒毎に算出することができる。また燃料漏れ量と開口隙間面積との間には相関関係があることから、第2の燃料漏れ量を算出すれば実際の開口隙間面積に相当する新たな開口隙間面積も算出できるようになるとともに、現在の開口隙間面積を新たな開口隙間面積に更新できるようになる。
係る点に着目して上記始動時空燃比算出手段、第2の燃料漏れ量算出手段及び開口隙間面積更新手段を備えた本発明によれば、機関始動時毎に第1の燃料漏れ量を精度良く算出できるようになるため、機関停止時に燃料噴射弁からの燃料漏れがあり、且つ燃料の漏れ量に経時的な変化があっても、機関始動時の燃焼状態を気筒毎に改善できる。また始動時空燃比算出手段に係る所定の演算では、活性温度に達していなければ利用できないA/Fセンサ等の出力を利用しないため、本発明によれば、機関冷間始動時であっても燃焼状態を気筒毎に改善できる。なお、本発明記載の「少なくとも」とは特に相関関係に関連すると考えられる要素を特定したものである。
また本発明は前記燃料噴射弁が前記内燃機関の吸気ポートに燃料を噴射するように前記気筒毎に配置されているとともに、前記始動時筒内燃料量算出手段が、前記第1の燃料漏れ量の前記吸気ポートへの付着と、始動時基本燃料噴射量の前記吸気ポートでの残留とを考慮して、前記筒内燃料量を前記気筒毎に算出してもよい。内燃機関が所謂ポート噴射を行う内燃機関である場合には、始動時筒内燃料量算出手段は具体的には本発明のように算出を行うことが好適である。
本発明によれば、機関停止時に燃料噴射弁からの燃料漏れがあり、且つ燃料の漏れ量に燃料噴射弁の個体差及び経時的な変化があっても、機関始動時の燃焼状態を気筒毎に改善できる内燃機関の制御装置提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1はECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)1Aで実現されている本実施例に係る内燃機関の制御装置を内燃機関50の要部とともに模式的に示す図である。内燃機関50は吸気ポート52aに燃料を噴射するように配置された燃料噴射弁57を備える所謂ポート噴射式の内燃機関となっている。なお、内燃機関50は適宜の気筒数及び気筒配列構造を有していてよい。また内燃機関50は一気筒につき吸気弁55及び排気弁56を2つずつ備えているが、これに限られず一気筒につき適宜の数量の吸排気弁55、56を備えていてよい。
内燃機関50はシリンダブロック51、シリンダヘッド52及びピストン53などを有して構成されている。シリンダブロック51には略円筒状のシリンダ51aが形成されている。シリンダ51a内にはピストン53が収容されており、ピストン53の頂面にはタンブル流Tを案内するためのキャビティが形成されている。シリンダブロック51にはシリンダヘッド52が固定されている。燃焼室54はシリンダブロック51、シリンダヘッド52及びピストン53によって囲われた空間として形成されている。シリンダヘッド52には吸気を筒内に導入するための吸気ポート52aと、燃焼したガスを燃焼室54から排気するための排気ポート52bとが夫々形成されており、さらに吸気ポート52aを開閉するための吸気弁55と、排気ポート52bを開閉するための排気弁56とが夫々配設されている。燃料噴射弁57は吸気ポート52aに燃料を噴射できるようにシリンダヘッド52に配設されており、点火プラグ58は筒内に電極を突出させた状態でシリンダヘッド52のうち、燃焼室54上方、且つ中央の部分に配設されている。
ECU1Aは図示しないCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを有して構成されるマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す)と、入出力回路などを有して構成されている。ECU1Aは主として内燃機関50を制御するための構成であり、ECU1Aには例えば燃料噴射弁57が制御対象として電気的に接続されている。またECU1Aには、内燃機関50の状態を検出するためのセンサとして、内燃機関50の回転数NEを検出するためのクランク角センサ71や、内燃機関50の冷却水温Twを検出するための水温センサ72や、igsw(イグニッションスイッチ)73や、燃料噴射弁57の配置に対応する吸気管内圧Pmを検出するための吸気管内圧センサ74や、燃料噴射弁57に燃料を供給する図示しないフューエルデリバリパイプ内の燃料圧力Pを検出するための燃料圧力センサ75や、各気筒の上死点を検出するためのカム角センサ76や、筒内圧力Pcylを検出するための筒内圧センサ77のほか、図示しないエアフロメータやスロットル開度センサやアクセル開度センサなどが電気的に接続されている。なお、ECU1Aにはこのほか各種の制御対象やセンサ、スイッチ類が電気的に接続されていてよい。
ROMはCPUが実行する種々の処理が記述されたプログラムやマップデータなどを格納するための構成であり、本実施例では以下に示す第1の漏れ量算出用プログラムや、始動時筒内燃料量算出用プログラムや、始動時燃料噴射量算出用プログラムや、始動時空燃比算出用プログラムや、第2の漏れ量算出用プログラムや、開口隙間面積算出用プログラム(以下、これらのプログラムを総称するときには特定プログラムと称す)なども格納している。
第1の漏れ量算出用プログラムは少なくとも燃料噴射弁57の開口隙間面積Ainjに基づき、機関停止後に機関停止時間の長さに応じて燃料噴射弁57から漏れ出す累積燃料漏れ量M(請求項記載の第1の燃料漏れ量に相当)を気筒毎に算出するように作成されている。第1の漏れ量算出用プログラムは具体的には後述する数1に示す式に基づき、累積燃料漏れ量Mを算出するように作成されている。始動時筒内燃料量算出用プログラムは機関始動時の筒内燃料量mcylを気筒毎に算出するように作成されている。この始動時筒内燃料量算出用プログラムは具体的には累積燃料漏れ量Mの吸気ポート52aへの付着を考慮して、累積燃料漏れ量Mに応じた所定量の燃料(本実施例では式:(1−P)Mで表される燃料量。Pは付着率)と、後述する始動時基本燃料噴射量mstbの吸気ポート52aでの残留とを考慮して、始動時基本燃料噴射量mstbに応じた所定量の燃料(本実施例では式:(1−R)mstbで表される燃料量。Rは残留率)とを気筒毎に算出するとともに、後述する数2に示す式に基づき、筒内燃料量mcylを算出するように作成されている。
始動時燃料噴射量算出用プログラムは筒内燃料量mcylを反映させて、機関始動時の燃料噴射量である始動時燃料噴射量mstを気筒毎に算出するように作成されている。この始動時燃料噴射量算出用プログラムは具体的には後述する数3及び数4に示す式に基づき、始動時燃料噴射量mstを気筒毎に算出するように作成されている。始動時空燃比算出用プログラムは所定の演算のもと、機関始動時の空燃比AFRを気筒毎に算出するように作成されている。この始動時空燃比算出用プログラムは具体的には後述する図2に示すフローチャートのステップSa14からSa18までに示す処理を実現するためのプログラムとして作成されており、これら一連の処理で行われる演算が上記所定の演算となっている。
第2の漏れ量算出用プログラムは少なくとも空燃比AFRに基づき、累積燃料漏れ量Mに対応する実際の漏れ量として、真の漏れ量Mfco(請求項記載の第2の燃料漏れ量に相当)を気筒毎に算出するよう作成されている。この第2の漏れ量算出用プログラムは具体的には後述する数6に示す式に基づき、真の漏れ量Mfcoを気筒毎に算出するように作成されている。開口隙間面積更新用プログラムは累積燃料漏れ量M及び真の漏れ量Mfcoに基づき、開口隙間面積Ainjから実際の開口隙間面積として、新たな開口隙間面積Ainjcoを気筒毎に算出するとともに、開口隙間面積Ainjを新たな開口隙間面積Ainjcoに気筒毎に更新するように作成されている。この開口隙間面積更新用プログラムは具体的には後述する数7に示す式に基づき、新たな開口隙間面積Ainjcoを気筒毎に算出するとともに、開口隙間面積Ainjを新たな開口隙間面積Ainjcoに気筒毎に更新するように作成されている。
またROMはこのほか内燃機関制御用プログラムや、内燃機関50の状態を検出するためのプログラムとして、具体的には例えばクランク角センサ71の出力に基づき回転数NEを検出するための回転数検出用プログラムや、水温センサ72の出力に基づき冷却水温Twを検出するための水温検出用プログラムや、吸気管内圧センサ74の出力に基づき吸気管内圧Pmを検出するための吸気管内圧検出用プログラムや、燃料圧力センサ75の出力に基づき燃料圧力Pを検出するための燃料圧力検出用プログラムや、エアフロメータの出力に基づき吸入空気量を検出するための吸入空気量検出用プログラムや、クランク角センサ71及びカム角センサ76の出力に基づきクランク角度及び各気筒の行程を検出するための行程検出用プログラムや、筒内圧センサ77の出力に基づき筒内圧力Pcylを検出するための筒内圧検出用プログラムなども格納している。なお、上述してきた各種のプログラムは一体として構成されていてもよい。
本実施例ではマイコンとROMに格納されたプログラムとで各種の制御手段や判定手段や検出手段や算出手段などが実現されており、特にマイコンと第1の漏れ量算出用プログラムとで第1の漏れ量算出手段が、マイコンと始動時筒内燃料量算出用プログラムとで始動時筒内燃料量算出手段が、マイコンと始動時燃料噴射量算出用プログラムとで始動時燃料噴射量算出手段が、マイコンと始動時空燃比算出用プログラムとで始動時空燃比算出手段が、マイコンと第2の漏れ量算出用プログラムとで第2の漏れ量算出手段が、マイコンと開口隙間面積算出用プログラムとで開口隙間面積算出手段が夫々実現されている。
次にECU1Aで行われる処理を図2に示すフローチャートを用いて詳述する。なお、本フローチャートに示す処理の中には周知技術であることなどから、これまでの記載で特段明示しなかったプログラムに基づいて行われる処理もあるが、本フローチャートに示す処理はすべてROMに格納されたプログラムに基づきCPUが実行するものとなっている。また本フローチャートはECU1Aで行われる処理を一気筒に着目して示したものとなっている。CPUはigsw73がoffになったか否かを判定する処理を実行する(ステップSa1)。すなわち本ステップで内燃機関50が停止したか否かが判定される。否定判定であれば、ステップSa11に戻る。一方、肯定判定であれば、CPUはigsw73off後の経過時間をカウントする処理を実行する(ステップSa2)。本ステップで、CPUは具体的にはigsw73off後、再び始動条件が整うまでの経過時間をカウントする。
続いてCPUは吸気管内圧Pm及びフューエルデリバリパイプ内の燃料圧力Pを取得(検出)する処理を実行する(ステップSa3及びSa4)。さらにCPUは開口隙間面積Ainjを取得する処理を実行する(ステップSa5)。本ステップで、CPUは具体的にはメモリ(ROMまたはRAM)に格納された値を取得する。なお、開口隙間面積Ainjの初期値には、油密性能がばらつきの中央にある燃料噴射弁57の開口隙間面積Ainjの値が予め設定されている。この点、開口隙間面積Ainjの初期値は基本的に特に制限されないが、このように初期値を設定しておくことにより開口隙間面積Ainjの更新による学習が早くなる。
続いてCPUは累積燃料漏れ量Mを算出する処理を実行する(ステップSa6)。本ステップで、CPUは具体的には次の数1に示す式に基づき、累積燃料漏れ量Mを算出する処理を実行する。
(数1)
=Ainj√{2ρ(P−Pair)+ρ gz}+M(前回の値)
ここで、Pairは大気圧(101.3kPa)、ρは燃料(液体)密度、gは重力加速度、zは諸元により一意に決まる定数であり、このzは具体的にはフューエルデリバリパイプと燃料噴射弁57先端との鉛直方向距離である。数1に示す式から、累積燃料漏れ量Mは少なくとも開口隙間面積Ainjに基づき算出されていることがわかる。なお、この累積燃料漏れ量Mの機関停止時の初期値は0(ゼロ)に設定される。
続いてCPUはigsw73がonになったか否かを判定する処理を実行する(ステップSa7)。否定判定であればステップSa2に戻る。これにより、再びステップSa6に進んだときに累積燃料漏れ量Mが更新されるため、機関停止後に機関停止時間の長さに応じて累積燃料漏れ量Mを算出できる。一方、肯定判定であれば、CPUは内燃機関50が始動したか否かを判定する処理を実行する(ステップSa8)。否定判定であればステップSa2に戻る。一方、肯定判定であれば、CPUは冷却水温Twを取得する処理を実行する(ステップSa9)。この冷却水温Twは具体的にはシリンダヘッド52部の冷却水温Twであることが望ましい。続いてCPUは始動時基本燃料噴射量mstbを算出する処理を実行する(ステップSa10)。
ステップSa10で、CPUは具体的には冷却水温Twを引数として、予めROMに格納されたマップデータから始動時基本燃料噴射量mstbを算出する処理を実行する。また始動時基本燃料噴射量mstbをそのまま噴射した場合、筒内に流入する筒内燃料量mcylは次の数2に示す式で推定できる。
(数2)
cyl=(1−P)M+(1−R)mstb
ここで、Pは付着率、Rは残留率であり、夫々回転数NE及び充填効率KLの関数として予め求めておいたものを適用している。続いてCPUは回転数NE及び吸気充填効率KLを取得する処理を実行する(ステップSa11及びSa12)。
さらにCPUは始動時燃料噴射量mstを算出するとともに、算出した始動時燃料噴射量mstで燃料を噴射するための処理を実行する(ステップSa13)。本ステップで始動時燃料噴射量mstを算出するにあたって、CPUは具体的にはまず次の数3に示す式に基づき、筒内吸入燃料量目標値mcyltを算出する。
(数3)
cylt=AFR×KL×(P/R
ここで、AFRは目標空燃比、Pは標準状態圧力(101.3kPa)、Tは標準状態温度(298K)、Rは気体定数、Vはシリンダ行程容積である。
続いてCPUは次の数4に示す式に基づいて、始動時燃料噴射量mstを算出する処理を実行する。
(数4)
st=mstb+(mcylt−mcyl)/(1−R)
数4に示す式から、始動時燃料噴射量mstには筒内燃料量mcylが反映されていることがわかる。
CPUはクランク角度θを取得する処理を実行するとともに、筒内圧力Pcylを取得する処理を実行する(ステップSa14及びSa15)。さらにCPUはクランク角度θが90[deg.btdc]であるか否かを判定する処理を実行する(ステップSa16)。本ステップに示す処理は圧縮工程を判定するための処理となっており、本ステップでCPUは具体的には位相が圧縮上死点前90[deg]であるか否かを判定している。否定判定であれば、ステップSa14に戻る。
一方、肯定判定であれば、CPUは熱損失Q及び比熱比κを算出する処理を実行する(ステップSa17)。本ステップで熱損失Qを算出するにあたって、CPUは具体的には図3に示すマップデータから、回転数NE、充填効率KL及び冷却水温Twを引数として熱損失Qを算出する処理を実行する。また本ステップで比熱比κを算出するにあたって、CPUは具体的には次の数5に示す式に基づいて比熱比κを算出する処理を実行する。
(数5)
κ={Q−Pcyl(Vcyl−Vcylold)}/{Q+Vcyl(Pcyl−Pcylold)}
ここでPcylはクランク角度θが90[deg.btdc]であるときの筒内圧、Pcyloldは1ステップ前のPcyl、Vcylはクランク角度θが90[deg.btdc]であるときの筒内容積、Vcyloldは1ステップ前のVcylである。
さらにCPUは空燃比AFRを算出する処理を実行する(ステップSa18)。本ステップで、CPUは具体的には図4に示すマップデータ(ステップSa17で得た比熱比κ及び空燃比AFRが14.5のときの比熱比κ1の比率と、当量比との相関関係を規定したマップデータ)をもとに、空燃比AFRを算出する処理を実行する。なお、比熱比κ1は充填効率KLを引数にもつ図5に示すマップデータから算出される。続いてCPUは新たな開口隙間面積Ainjcoを算出するとともに、開口隙間面積Ainjを新たな開口隙間面積Ainjcoに更新する処理を実行する(ステップSa19)。
ステップSa19で開口隙間面積Ainjを更新するにあたって、CPUは具体的にはまずステップSa18で得た空燃比AFRをもとに、次の数6に示す式に基づいて真の漏れ量Mfcoを算出する処理を実行する(ステップSa20)。
(数6)
fco={AFR×KL×(P/R)−(1−R)mst}/(1−P)
数6から、真の漏れ量Mfcoが少なくとも空燃比AFRに基づき算出されていることがわかる。続いてCPUは、次の数7に示す式に基づいて、真の漏れ量Mfcoと累積燃料漏れ量Mとに基づき開口隙間面積Ainjから新たな開口隙間面積Ainjcoを算出する処理を実行する。
(数7)
injco=Ainj×Mfco/M
なお、この新たな開口隙間面積Ainjcoは、次回の機関停止時にはさらに開口隙間面積Ainjに置き換えられる。
これにより、機関始動毎に現在の開口隙間面積Ainjが新たな開口隙間面積Ainjcoで更新されるので、機関始動毎に累積燃料漏れ量Mを精度良く算出できる。このため燃料噴射弁57に劣化など経時的な変化があっても、適切な始動時燃料噴射量mstを気筒毎に決定及び噴射できる。また気筒毎に累積燃料漏れ量Mが算出されるので、燃料噴射弁57に固体差があっても、適切な始動時燃料噴射量mstを気筒毎に算出及び噴射できる。さらに始動時空燃比算出手段に係る所定の演算によれば、機関冷間始動時であっても空燃比を算出できることから、機関冷間始動時であっても適切な始動時燃料噴射量mstを気筒毎に算出及び噴射できる。さらに以上により、機関停止時に燃料噴射弁57からの燃料漏れがあり、且つ累積燃料漏れ量Mに燃料噴射弁57の個体差及び経時的な変化があっても、機関冷間始動時の燃焼状態を気筒毎に改善できるECU1Aを実現できる。
本実施例に係るECU1Bは、特定プログラムの代わりに、以下に示す始動時空燃比算出用プログラムと、燃料性状判定用プログラムと、運転モード決定用プログラムとをROMに格納している以外、実施例1に係るECU1Aと実質的に同一のものとなっている。なお、本実施例ではこのECU1Bは実施例1で示した内燃機関50で用いられる。始動時空燃比算出用プログラムは本実施例では具体的には後述する図6に示すフローチャートのステップSb4からSb10までに示す処理を実現するためのプログラムとして作成されている。この始動時空燃比算出用プログラムは実施例1で示した始動時空燃比算出用プログラムと実質的に同一のものとなっており、これら一連の処理で行われる演算が始動時空燃比算出手段に係る所定の演算となっている。燃料性状判定用プログラムは、第1の燃料性状判定用プログラムと、第2の燃料性状判定用プログラムと、第3の燃料性状判定用プログラムとで構成されている。
第1の燃料性状判定用プログラムは、始動時空燃比算出用プログラムに基づき機関始動時に算出された第1の燃料サイクルに対応する第1サイクル空燃比AFR(請求項記載の第1の空燃比に相当)が、理論空燃比近傍よりもリーンであるか否かを気筒毎に判定するように作成されている。第2の燃料性状判定用プログラムは、第1の燃料性状判定用プログラムに係る判定が否定判定であった場合に、始動時空燃比算出用プログラムに基づき算出された第2の燃焼サイクルに対応する第2サイクル空燃比AFR(請求項記載の第2の空燃比に相当)が、理論空燃比近傍であるか否かを気筒毎に判定するように作成されている。第3の燃料性状判定用プログラムは、第2の燃料性状判定用プログラムに係る判定が否定判定であった場合に、第2の空燃比AFRが理論空燃比近傍よりもリーンであるか否かを気筒毎に判定するように作成されている。なお、第1の燃焼サイクルは機関始動時の1サイクル目の燃焼サイクルとなっており、第2の燃焼サイクルは第1の燃焼サイクルに続く2サイクル目の燃焼サイクルとなっている。
さらに第1の燃料性状判定用プログラムは肯定判定であった場合に、燃料性状は重質であり、且つ燃料噴射弁57の油密保持状態が良好である、と判定するように作成されている。また第2の燃料性状判定用プログラムは肯定判定であった場合に、燃料性状は軽質であり、且つ燃料噴射弁57の油密保持状態が良好である、と判定するように作成されている。また第3の燃料性状判定用プログラムは、肯定判定であった場合には、燃料性状は重質であり、且つ燃料噴射弁57の油密保持状態が悪化している、と判定し、否定判定であった場合には、燃料性状は軽質であり、且つ燃料噴射弁57の油密保持状態が悪化している、と判定するように作成されている。
運転モード決定用プログラムは、第1の燃料性状判定用プログラムに係る判定が肯定判定であった場合、または第3の燃料性状判定用プログラムに係る判定が肯定判定であった場合に、対応する気筒の運転モードを第1の運転モードに決定するとともに、第2の燃料性状判定用プログラムに係る判定が肯定判定であった場合、または第3の燃料性状判定用プログラムに係る判定が否定判定であった場合に、対応する気筒の運転モードを第2の運転モードに決定するように作成されている。本実施例では第1の運転モードはドライバビリティを重視した運転モード(以下、単にドラビリ重視モードと称す)に、第2の運転モードはエミッションの低減を重視した運転モード(以下、単にエミッション重視モードと称す)に夫々設定されており、これらの運転モードを実現する各種パラメータの値などはROMに予め設定されている。
本実施例ではマイコンとROMに格納されたプログラムとで各種の制御手段や判定手段や検出手段や算出手段などが実現されており、特にマイコンと始動時空燃比算出用プログラムとで始動時空燃比算出手段が、マイコンと第1の燃料性状判定用プログラムとで第1の燃料性状判定手段が、マイコンと第2の燃料性状判定用プログラムとで第2の燃料性状判定手段が、マイコンと第3の燃料性状判定用プログラムとで第3の燃料性状判定手段が、マイコンと運転モード決定用プログラムとで運転モード決定手段が夫々実現されている。
次にECU1Bで行われる処理を図6及び図7に示すフローチャートを用いて詳述する。なお、本フローチャートに示す処理の中にはこれまでの記載で特段明示しなかったプログラムに基づいて行われる処理もあるが、本フローチャートに示す処理はすべてROMに格納されたプログラムに基づきCPUが実行するものとなっている。また本フローチャートはECU1Bで行われる処理を一気筒に着目して示したものとなっている。CPUはigsw73がonになったか否かを判定する処理を実行する(ステップSb1)。続いてCPUは内燃機関50が始動したか否かを判定する処理を実行する(ステップSb2)。否定判定であればステップSb1に戻る。一方、肯定判定であれば、CPUは冷間時であるか否かを判定する処理を実行する(ステップSb3)。本ステップで、CPUは具体的には冷却水温Twが所定値(例えば25℃)よりも小さいか否かを判定する。否定判定であれば、ステップSb1に戻る。
一方、肯定判定であれば、CPUはクランク角度θを取得する処理を実行する(ステップSb4)。さらにCPUは筒内圧力Pcylを取得する処理を実行する(ステップSb5)。続いてCPUは、クランク角度θが90[deg.btdc]であるか否かを判定する処理を実行する(ステップSb6)。本ステップでCPUは具体的には位相が1サイクル目の圧縮上死点前90[deg]であるか否かを判定している。否定判定であればステップSb4に戻る。
一方、肯定判定であれば、CPUは回転数NE及び充填効率KLを取得する処理を実行する(ステップSb7及びSb8)。続いてCPUは比熱比κを算出する処理を実行する(ステップSb9)。本ステップでは、実施例1で示したステップSa17と同様に比熱比κが算出される。さらにCPUは、第1サイクル空燃比AFRを算出する処理を実行する(ステップSb10)。続いてCPUはAFR1が15.5よりも大きいか否かを判定する処理を実行する(ステップSb11)。肯定判定であれば、CPUは対応する気筒の運転モードをドラビリ重視モードにする処理を実行する(ステップSb12)。一方、否定判定であれば、CPUはクランク角度θを取得する処理を実行する(ステップSb13)。続いてCPUは筒内圧力Pcylを取得する処理を実行する(ステップSb14)。さらにCPUはクランク角度θが90[deg.btdc]であるか否かを判定する処理を実行する(ステップSb15)。否定判定であれば、ステップSb13に戻る。
一方、肯定判定であれば、CPUは内燃機関50の運転状態として、回転数NE及び充填効率KLを取得する処理を実行する(ステップSb16及びSb17)。続いてCPUは、比熱比κを算出する処理を実行する(ステップSb18)。さらにCPUは、第2サイクル空燃比AFRを算出する処理を実行する(ステップSb19)。続いてCPUはAFRが13.5よりも大きく、且つ15.5よりも小さいか否か、すなわちAFRが理論空燃比近傍にあるか否かを判定する処理を実行する(ステップSb20)。肯定判定であれば、CPUは対応する気筒の運転モードをエミッション重視モードにする処理を実行する(ステップSb21)。一方、否定判定であれば、CPUはAFR2が15.5よりも大きいか否かを判定する処理を実行する(ステップSb22)。肯定判定であれば、CPUは対応する気筒の運転モードをドラビリ重視モードにする処理を実行する(ステップSb23)。一方、否定判定であれば、CPUは対応する気筒の運転モードをエミッション重視モードにする処理を実行する(ステップSb24)。
ステップSb11、Sb20及びSb22では、具体的には図8に示すように燃料の性状が燃料噴射弁57の油密保持状態とともに判定される。すなわち、ステップSb11で肯定判定であった場合には、燃料性状は重質であり、且つ燃料噴射弁の油密保持状態が良好である、と判定され、この結果、運転モードがドラビリ重視モードに決定されることになる。またステップSb20で肯定判定であった場合には、燃料性状は軽質であり、且つ燃料噴射弁の油密保持状態が良好である、と判定され、この結果、運転モードがエミッション重視モードに決定されることになる。またステップSb22で肯定判定であった場合には、燃料性状は重質であり、且つ燃料噴射弁の油密保持状態が悪化している、と判定され、この結果、ドラビリ運転モードに決定されることになり、一方、否定判定であった場合には、燃料性状は軽質であり、且つ燃料噴射弁の油密保持状態が悪化している、と判定され、この結果運転モードがエミッション運転モードに決定されることになる。
これにより、機関停止時に燃料噴射弁57からの燃料漏れがあっても、機関始動時に燃料の性状を燃料噴射弁57の油密保持状態とともに判定できることから、燃料性状を精度良く判定できる。また燃料の性状に応じて速やかに運転モードも決定されることから、燃料の性状に応じて内燃機関を好適に運転でき、この結果、機関始動時にドライバビリティとエミッション性能との両立を図ることができる。さらに始動時空燃比算出手段に係る所定の演算によれば、機関冷間始動時であっても空燃比を算出できることから、機関冷間始動時であっても適切な始動時燃料噴射量mstを気筒毎に算出及び噴射できる。以上により、機関停止時に燃料噴射弁57からの燃料漏れがあっても、機関冷間始動時に燃料の性状を燃料噴射弁57の油密保持状態とともに速やかに、且つ精度良く気筒毎に判定できるとともに、燃料の性状に応じて内燃機関50を好適に運転できるECU1Bを実現できる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
ECU1Aを内燃機関50Aの要部と共に模式的に示す図である。 ECU1Aで行われる処理をフローチャートで示す図である。 熱損失Qのマップデータを模式的に示す図である。 比熱比κ及び空燃比AFRが14.5のときの比熱比κ1の比率と、当量比との相関関係を規定したマップデータを模式的に示す図である。 比熱比κ1のマップデータを模式的に図である。 ECU1Bで行われる処理をフローチャートで示す図である。 ECU1Bで行われる処理をフローチャートで示す図である。 燃料の性状が燃料噴射弁57の油密保持状態とともに判定されるときの判定パターンを表で示す図である。
符号の説明
1 ECU
50 内燃機関
51 シリンダブロック
52 シリンダヘッド
53 ピストン
54 燃焼室
55 吸気弁
56 排気弁
57 燃料噴射弁
58 点火プラグ

Claims (2)

  1. 複数の気筒備える内燃機関で制御を行うための内燃機関の制御装置であって、
    前記気筒毎に燃料噴射弁が配置され、
    少なくとも前記燃料噴射弁の開口隙間面積に基づき、機関停止後に機関停止時間の長さに応じて前記燃料噴射弁から漏れ出す第1の燃料漏れ量を前記気筒毎に算出する第1の漏れ量算出手段と、
    機関始動時の筒内燃料量を前記気筒毎に算出する始動時筒内燃料量算出手段と、
    少なくとも前記筒内燃料量を反映させて、前記機関始動時の燃料噴射量を前記気筒毎に算出する始動時燃料噴射量算出手段と、
    所定の演算のもと、前記機関始動時の空燃比を前記気筒毎に算出する始動時空燃比算出手段と、
    少なくとも前記始動時空燃比算出手段が算出した空燃比に基づき、前記第1の燃料漏れ量に対応する実際の燃料漏れ量として、第2の燃料漏れ量を前記気筒毎に算出する第2の漏れ量算出手段と、
    前記第1及び第2の燃料漏れ量に基づき、前記開口隙間面積から実際の開口隙間面積として、新たな開口隙間面積を前記気筒毎に算出するとともに、前記開口隙間面積を前記新たな開口隙間面積に前記気筒毎に更新する開口隙間面積更新手段とを備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記燃料噴射弁が前記内燃機関の吸気ポートに燃料を噴射するように前記気筒毎に配置されているとともに、前記始動時筒内燃料量算出手段が、前記第1の燃料漏れ量の前記吸気ポートへの付着と、始動時基本燃料噴射量の前記吸気ポートでの残留とを考慮して、前記筒内燃料量を前記気筒毎に算出することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
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