JP4835338B2 - ウエザーストリップの水抜き構造 - Google Patents

ウエザーストリップの水抜き構造 Download PDF

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Description

本発明は、ウエザーストリップの水抜き構造に関する。
一般に、車両には車体(ボディ)のドア開口部を開閉するドアが設けられており、このドアには車体とドアとの間をシールするウエザーストリップが装着されている。ウエザーストリップは、ドアの外周部に形成されるウエザーストリップ装着部を介して当該ドアに装着され、ドア閉扉時においてドア開口部の外周に形成されるシール面に当接するものである。
従って、ドア閉扉時において、ウエザーストリップがシール面に当接し、車体とドアとの間をシールすることで、車内側への雨水や洗車水等の水、ほこり、音の浸入を防止することができる。そして、水をシールした場合には、その水はウエザーストリップに沿って下方に流された後、車外に排出される。
しかしながら、特に、激しい降雨時や高圧洗車時においては、ウエザーストリップに沿って流れる水の量が多くなり、その流速や水圧が増大し、ウエザーストリップ装着部とウエザーストリップとの間に水が浸入してしまうという問題があった。このように、ウエザーストリップ装着部とウエザーストリップとの間に水が浸入すると、この浸入した水が、車内側に流れ込んでしまい、車内環境の悪化を招くおそれがあった。
そこで、従来から、ドアのウエザーストリップ装着部とウエザーストリップとの間に流れ込んだ水の車内側へ浸入を防止したウエザーストリップ構造が提供されている。このような、ウエザーストリップ構造は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平11−1125号公報
上記従来のウエザーストリップ構造では、ウエザーストリップの底部に、その中空部と連通する通水穴及び排水穴を形成することで、ウエザーストリップ装着部が設けられるドア本体とサッシュ部との溶接部を跨ぐようにウエザーストリップ内に通路を形成している。そして、溶接部側に水が流れないように、通水穴の溶接部側に、ウエザーストリップの軸方向と直交し、且つ、ウエザーストリップ装着部側に突出したビードを設けている。
これにより、ウエザーストリップ装着部とウエザーストリップとの間に浸入した水は、ビードにより塞き止められて、通水穴を通り中空部に取り込まれた後、排水穴から排出される。従って、その間に浸入した水は溶接部を迂回して流れることになり、当該溶接部に水が溜まることがないので、溶接部付近から車内側への水の漏洩浸入を防止するようにしている。
しかしながら、上述した従来の構造では、溶接部を迂回させて水を流すことで、当該溶接部付近からの車内側への水の浸入を防止するものの、迂回させた水を再びウエザーストリップ装着部とウエザーストリップとの間に戻すようにしている。従って、迂回させた水が再びその間を流れるうちに車内側へ浸入してしまうおそれがあり、完全に車内側への水の浸入を防止するようにはなっていない。
また、溶接部の位置に応じてウエザーストリップに水穴やビードを設けなければならず、加工時間や加工コストの増加に繋がってしまう。更に、構造が複雑になるだけでなく、ウエザーストリップの配設状態によっては、ビードにより塞き止めた水が通水穴に流れない、中空部から排水穴に水が流れない等の問題が生じてしまい、水溜まりを余計に発生させるおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、車両のドアの周辺部に形成されるウエザーストリップ装着部と当該ウエザーストリップ装着部に装着されるウエザーストリップとの間に浸入した水を車外に排出するウエザーストリップの水抜き構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造は、
車両のドアの周辺部に形成されるウエザーストリップ装着部と当該ウエザーストリップ装着部に装着されるウエザーストリップとの間に浸入した水を排出する水抜き構造であって、
前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面に、前記ウエザーストリップ装着部に密着し、且つ、車幅方向外側に向かうに従って下向きに傾斜する傾斜リブを設け
前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面における車幅方向外側寄りに、前記ウエザーストリップ装着部に密着する外壁を設けると共に、当該外壁に開口部を形成する一方、
前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面における前記外壁より車幅方向内側に、前記ウエザーストリップ装着部に密着する内壁を設け、
前記傾斜リブを前記内壁から前記外壁の開口部に向けて延設し、
前記傾斜リブが連結する前記内壁に、前記内壁よりも車幅方向内側に突出する堰部を設ける一方、
前記堰部の上部に形成される前記内壁に、前記ウエザーストリップ装着部との間に隙間を有するように窪み部を設ける
ことを特徴とする。
上記課題を解決する本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造は
記堰部は前記外壁の開口部よりも上方に配置される
ことを特徴とする。
本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造によれば、車両のドアの周辺部に形成されるウエザーストリップ装着部と当該ウエザーストリップ装着部に装着されるウエザーストリップとの間に浸入した水を排出する水抜き構造であって、前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面に、前記ウエザーストリップ装着部に密着し、且つ、車幅方向外側に向かうに従って下向きに傾斜する傾斜リブを設けることにより、前記ウエザーストリップ装着部と前記ウエザーストリップとの間に浸入した水を、前記傾斜リブに沿って車外に排出することができる。
本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造によれば、前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面における車幅方向外側寄りに前記ウエザーストリップ装着部に密着する外壁を設けると共に、当該外壁に開口部を形成する一方、前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面における前記外壁より車幅方向内側に前記ウエザーストリップ装着部に密着する内壁を設け、前記傾斜リブを前記内壁から前記外壁の開口部に向けて延設することにより、前記ウエザーストリップ装着部と前記ウエザーストリップとの間に浸入した水を、前記内壁と前記外壁との間で流した後、前記傾斜リブに沿って前記外壁の開口部から車外に排出することができる。
本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造によれば、前記傾斜リブが連結する前記内壁に、前記内壁よりも車幅方向内側に突出する堰部を設ける一方、前記堰部の上部に形成される前記内壁に、前記ウエザーストリップ装着部との間に隙間を有するように窪み部を設けることにより、前記内壁の外側を流れる水を、前記堰部により前記窪み部を介して前記内壁と前記外壁との間に強制的に取り込んだ後、前記傾斜リブに沿って前記外壁の開口部から車外に排出することができる。この結果、車内側への水の浸入を防止することができる。
本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造によれば、前記堰部は前記外壁の開口部よりも上方に配置されることにより、前記外壁の開口部からの水の浸入を確実に防止することができる。
以下、本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るウエザーストリップの水抜き構造を備えた車両の側面図、図2は本発明の一実施例に係るウエザーストリップの水抜き構造を備えたスライドドアの斜視図、図3は図2のA部の拡大図、図4は図3のB矢視図、図5は図3のC−C矢視断面図、図6は図3のD−D矢視断面図、図7は図3のE−E矢視断面図である。なお、図3乃至図7に示す矢印は水の流れを表している。
図1に示す車両の車体(ボディ)1の側部には、前方側に開口する前側ドア開口部2と、後方側に開口する後側ドア開口部3とが形成されており、これら前側ドア開口部2及び後側ドア開口部3に対向するように、それぞれフロントドア4及びリヤドア5が設けられている。フロントドア4はその前端側を図示しないヒンジ機構を介して車体1に回動可能に支持されている。一方、リヤドア5は図示しないスライド機構を介して車体1に車体前後方向にスライド可能に支持されている。従って、フロントドア4が回動することにより前側ドア開口部2を開閉する一方、リヤドア5がスライド移動することにより後側ドア開口部3を開閉するようになっている。
図2に示すように、リヤドア5は、ドア本体11と、このドア本体11の上部において枠状に形成されるサッシュ部12とを備えており、サッシュ部12にはドアガラス13が設けられている。また、リヤドア5の内面にはウエザーストリップ14が設けられており、このウエザーストリップ14はドア閉扉時において後側開口部3の縁部に形成されるシール面3a(図5乃至図7参照)に当接するものである。
ウエザーストリップ14は、サッシュ部12の上前方角部近傍に設けられるL字形の前上部ウエザーストリップ21と、サッシュ部12の上後方角部近傍に設けられるL字形の後上部ウエザーストリップ22と、サッシュ部12の上縁に沿って設けられると共に、前後上部ウエザーストリップ21,22間に接続される上ウエザーストリップ23と、上ウエザーストリップ23と対向してドア本体11の下方に設けられる下ウエザーストリップ26と、ドア本体11及びサッシュ部12の縦縁に沿って設けられると共に、前上部ウエザーストリップ21と下ウエザーストリップ26との間に接続される前ウエザーストリップ24と、ドア本体11及びサッシュ部12の縦縁に沿って設けられると共に、後上部ウエザーストリップ22と下ウエザーストリップ26との間に接続される後ウエザーストリップ25とから構成されている。
前後上部ウエザーストリップ21,22はゴム等の弾性材を用いて射出成形されたものであり、その長手方向において連続的に略同一の横断面を有している。一方、上下ウエザーストリップ23,26及び前後ウエザーストリップ24,25はゴム等の弾性材を用いて連続押出成形されたものであり、その長手方向において連続的に略同一の横断面を有しており、この上下ウエザーストリップ23,26及び前後ウエザーストリップ24,5の横断面は前後上部ウエザーストリップ21,22の横断面と略同一となっている。
即ち、ゴム等の弾性材を用いて連続的に押出成形し、この押出成形品を所定の長さに切断して上下ウエザーストリップ23,26及び前後ウエザーストリップ24,5を形成した後、ゴム等の弾性部材を用いて射出成形した前後上部ウエザーストリップ21,22の一端間に上ウエザーストリップ23を接続する一方、前上部ウエザーストリップ21の他端に前ウエザーストリップ24の一端を接続し、後上部ウエザーストリップ22の他端に後ウエザーストリップ25の一端を接続して、前後ウエザーストリップ24,25の他端間に下ウエザーストリップ26を接続することにより、ウエザーストリップ14は枠状に形成される。
また、上述したように、ウエザーストリップ14はリヤドア5の内面において当該リヤドア5の外縁に沿うようにして設けられているが、前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23はホルダ15(ウエザーストリップ装着部)を介してリヤドア5に取り付けられる一方、前後ウエザーストリップ24,25及び下ウエザーストリップ26は図示しないクリップを使用してそのままリヤドア5に取り付けられている。なお、ホルダ15は、金属で形成されると共に、その長手方向において略同一の横断面を有するものである。
以下、ウエザーストリップ14の形状及び取付構造については、その一部である前上部ウエザーストリップ21を1つの例として挙げ、図3乃至図7を用いて説明することにし、他の部分である後上部ウエザーストリップ22、上下ウエザーストリップ23,26、及び前後ウエザーストリップ24,25については形状等は同じであるので説明を省略する。
図5乃至図7に示すように、ホルダ15は板状をなしており、リヤドア5のサッシュ部12に取り付けられる取付部15aと、取付部15aの車幅方向内端に一体に形成されて外側に折り返えされるように湾曲する内湾曲部15bと、取付部15aの車幅方向外端に一体に形成されて内側に折り返えされるように湾曲する外湾曲部15cとを備えている。なお、内湾曲部15bは外湾曲部15cよりも小径になるように湾曲されている。
図3乃至図7に示すように、前上部ウエザーストリップ21は、上辺部と縦辺部とからなるL字形をなしており、ホルダ15に装着される装着部31と、この装着部31に一体に形成される中空状の中空部32と、中空部32の車幅方向外端に一体に形成されるリップ部33とを備えている。
そして、装着部31をホルダ15に装着するときには、前ウエザーストリップ24をリヤドア5に取り付けるための上記クリップの厚みの分、当該ホルダ15の取付部15aと装着部31との間に微小な隙間Sが生じてしまう。これにより、雨水や洗車水等の水がこの隙間Sに浸入するおそれがあるが、装着部31がその車幅方向両端においてホルダ15の内湾曲部15b及び外湾曲部15cに抱え込まれるように装着されることにより、隙間Sへの水の浸入を防止している。
装着部31の取付部15aへの装着面(底面)には、外壁42と、この外壁42よりも車幅方向内側に配置される内壁41とが設けられている。これら内壁41及び外壁42は、前上部ウエザーストリップ21の軸方向(長手方向)に延設しており、ホルダ15の取付部15a側に立設して当該取付部15aの装着面に隙間なく当接している。
前上部ウエザーストリップ21の縦辺部における内壁41には、当該内壁41よりも車幅方向内側に突出する堰部43と、この堰部43の上部において当該堰部43または内壁41の取付部15a側への突出部分を切断したように形成される窪み部44とが形成されている。なお、窪み部44の窪み量は、ホルダ15の取付部15aと接触しない、即ち、取付部15aと隙間を有する程度のものである。一方、前上部ウエザーストリップ21の縦辺部における外壁42には、車体外側に連通する切欠部(開口部)45が開口されている。そして、堰部43は切欠部45よりも上方に配置されている。即ち、切欠部45は外壁42を切り欠いたことにより形成される切欠上端45a及び切欠下端45bによりその開口が形成されており、堰部43はこの切欠上端45aよりも上方に配置されている。
また、堰部43の下部と切欠部45の切欠下端45bとの間には、車幅方向外側に向かうに従って下方に傾斜し、且つ、ホルダ15の取付部15a側に立設する壁状の傾斜リブ46が形成されている。即ち、傾斜リブ46は前上部ウエザーストリップ21の軸方向に対して交差するように形成されており、ホルダ15の取付部15aの装着面に隙間なく当接して延設している。
なお、図5乃至図7に図示する前上部ウエザーストリップ21は、ホルダ15に装着された状態を示しているが、形状を理解し易くするために、内壁41、外壁42、堰部43、傾斜リブ46等の装着部31は、ホルダ15に装着される前の自然状態(変形前)を図示している。また、同図における2点鎖線は、リヤドア5の閉扉状態における前上部ウエザーストリップ21の変形の様子を示したものである。
上述した構成をなすことにより、リヤドア5を車体前後方向にスライド移動させることにより、後側ドア開口部3が開閉される。また、図5乃至図7に示すように、リヤドア5が閉扉されると、ウエザーストリップ14(前上部ウエザーストリップ21)の中空部32が後側開口部3のシール面3aに当接すると共に、外側に向けて変形する。これにより、後側開口部3のシール面3aとウエザーストリップ14とが隙間なく密着することになり、車内側への雨水や洗車水等の水、ほこり、音の浸入が防止される。
そして、リヤドア5の閉扉状態において雨水や洗車水等の水をシールした場合には、その水はウエザーストリップ14の上辺部から縦辺部へと渡り、当該縦辺部に沿って下方へと流れる。次いで、ウエザーストリップ14の縦辺部に沿って流れた水は、そのまま車外へ流れ落ちたり、下辺部に流れ込んだ後、車外へ流れ落ちたりする。
ここで、シールする水が激しい降雨時や高圧洗車時等の水であった場合には、ウエザーストリップ14に沿って流れる水の量が多くなり、その流速や水圧が増大する。これにより、リヤドア5とウエザーストリップ14との間に水が浸入することがある。特に、図3,5,6,7に示すように、ウエザーストリップ14の上辺部、即ち、前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23では、水がその軸方向に流れるだけでなく、軸方向に対して直交する方向から水が勢い良く衝突することになり、水がホルダ15の外湾曲部15cと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23との間から流れ込み、隙間Sに浸入するおそれがある。
しかしながら、仮に、隙間Sに水が浸入した場合には、その水は装着部31に形成される内壁41と外壁42とに囲まれる隙間Sに流れ込む。このとき、内壁41はホルダ15の小径に湾曲された内湾曲部15bに抱え込まれるように密着されているので、水の車内側への浸入は防止される。そして、内壁41と外壁42とに囲まれる隙間Sに流れ込んだ水は、当該内壁41及び外壁42に沿って流れた後、傾斜リブ46に衝突して切欠部45から車外へ排出される。
また、稀ではあるが、水がホルダ15の内湾曲部15bと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23との間から流れ込んだ場合には、ホルダ15の内湾曲部15bと内壁41との間の高いシール性により、その水は内壁41と外壁42とに囲まれる隙間Sに流れ込むことはない。しかし、この水をそのままホルダ15の内湾曲部15bと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23との間を通して下方に流してしまうと、車内側へ浸入するおそれがある。そこで、ホルダ15の内湾曲部15bと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23との間を沿って下方に流れるその水を、内壁41よりも車幅方向内側に突出した堰部43に衝突させ、強制的に窪み部44を介して切欠部45側へ取り込むようにする。これにより、車内側への水の浸入が防止される。
更に、切欠部45から隙間Sへ水が浸入しようとした場合には、堰部43が切欠部45よりも上方に配置されているので、その水が堰部43に衝突して跳ね返されることになり、切欠部45からの水の浸入は確実に防止される。
なお、本実施例においては、リヤドア5について説明したが、本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造は、フロントドア4にも適用することができる。
従って、本発明に係るウエザーストリップの水抜き構造によれば、リヤドア5に設けられるホルダ15の取付部15aに装着される前上部ウエザーストリップ21の装着部31に、その取付部15aに密着し、且つ、車幅方向外側に向かうに従って下向きに傾斜する傾斜リブ46を設けることにより、傾斜リブ46に沿って流すことができるので、ホルダ15の外湾曲部15cと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23との間から、ホルダ15の取付部15aと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23の装着部31との間の隙間Sに浸入した水を車外に排出することができる。
また、前上部ウエザーストリップ21の装着部31に、ホルダ15の取付部15aに密着して延設する外壁42と、この外壁42の車幅方向内側においてホルダ15の取付部15aに密着して延設する内壁41とを設け、傾斜リブ46を内壁41から外壁42の切欠部45に向けてホルダ15の取付部15aに密着するように延設することにより、内壁41と外壁42との間で流した後、傾斜リブ46に沿って切欠部45へ流すことができるので、ホルダ15の取付部15aと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23の装着部31との間の隙間Sに浸入した水を確実に車外に排出することができる。
また、傾斜リブ46が連結する内壁41に、当該内壁41よりも車幅方向内側に突出する堰部43を設ける一方、当該堰部43の上部に形成される内壁41に、ホルダ15の取付部15aとの間に隙間を有するように窪み部44を設けることにより、ホルダ15の内湾曲部15bと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23との間から流れ込んだ水を、堰部43により窪み部44を介して内壁41と外壁42とに囲まれる隙間Sに強制的に取り込んだ後、傾斜リブ46に沿って切欠部45から車外に排水することができる。この結果、ホルダ15の内湾曲部15bと前後上部ウエザーストリップ21,22及び上ウエザーストリップ23との間から水が流れ込んだとしても、車内側への水の浸入を防止することができる。
更に、堰部43を切欠部45よりも上方に配置させることにより、切欠部45から浸入しようとした水を堰部43により跳ね返すことができるので、切欠部45からの水の浸入を確実に防止することができる。
車体のドア開口部外周に設けられるウエザーストリップに適用可能である。
本発明の一実施例に係るウエザーストリップの水抜き構造を備えた車両の側面図である。 本発明の一実施例に係るウエザーストリップの水抜き構造を備えたスライドドアの斜視図である。 図2のA部の拡大図である。 図3のB矢視図である。 図3のC−C矢視断面図である。 図3のD−D矢視断面図である。 図3のE−E矢視断面図である。
符号の説明
1 車体
2 前側ドア開口部
3 後側ドア開口部
3a シール面
4 フロントドア
5 リヤドア
11 ドア本体
12 サッシュ部
13 ドアガラス
14 ウエザーストリップ
15 ホルダ
15a 取付部
15b 内湾曲部
15c 外湾曲部
21 前上部ウエザーストリップ
22 後上部ウエザーストリップ
23 上ウエザーストリップ
24 前ウエザーストリップ
25 後ウエザーストリップ
26 下ウエザーストリップ
31 装着部
32 中空部
33 リップ部
41 内壁
42 外壁
43 堰部
44 窪み部
45 切欠部
45a 切欠上端
45b 切欠下端
46 傾斜リブ
S 隙間

Claims (2)

  1. 車両のドアの周辺部に形成されるウエザーストリップ装着部と当該ウエザーストリップ装着部に装着されるウエザーストリップとの間に浸入した水を排出する水抜き構造であって、
    前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面に、前記ウエザーストリップ装着部に密着し、且つ、車幅方向外側に向かうに従って下向きに傾斜する傾斜リブを設け
    前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面における車幅方向外側寄りに、前記ウエザーストリップ装着部に密着する外壁を設けると共に、当該外壁に開口部を形成する一方、
    前記ウエザーストリップの前記ウエザーストリップ装着部と対向する面における前記外壁より車幅方向内側に、前記ウエザーストリップ装着部に密着する内壁を設け、
    前記傾斜リブを前記内壁から前記外壁の開口部に向けて延設し、
    前記傾斜リブが連結する前記内壁に、前記内壁よりも車幅方向内側に突出する堰部を設ける一方、
    前記堰部の上部に形成される前記内壁に、前記ウエザーストリップ装着部との間に隙間を有するように窪み部を設ける
    ことを特徴とするウエザーストリップの水抜き構造。
  2. 請求項1に記載のウエザーストリップの水抜き構造において、
    前記堰部は前記外壁の開口部よりも上方に配置される
    ことを特徴とするウエザーストリップの水抜き構造。
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