JP4834655B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を用いる遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機等の遊技機は、遊技制御装置によって制御されている。
遊技制御装置は、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品が実装された遊技制御基板を箱状の基板ボックス内に収納したものであり、基板ボックスは、遊技機の背面に取り付けられる。
遊技制御基板は、所定の遊技制御プログラムが記憶された記憶手段が搭載されたものであるため、遊技制御プログラムを改竄して不正な利益を得ようとする不正行為が行われる可能性がある。このため、基板ボックスには、開放を防止するための封止機構を設けたものがある。
この封止機構として、基板ボックスの基体と蓋体とに切断可能なネジ止め部を複数設け、このネジ止め部をワンウェイネジで止着することによって構成されるものがある。
このような封止機構の場合、ネジ止め部を切断しなければ基板ボックスを開くことができないため、ネジ止め部が切断されていれば不正が行われたことが判断できる。しかし、ワンウェイネジの頭部が露出しているため、頭部をヤスリ等で削ってネジ山を作られてしまい、ネジ止め部を切断することなく基板ボックスが開かれてしまうという問題があった。
そこで、特許文献1には、ワンウェイネジの止着後にネジ止め部に紫外線硬化性樹脂を流し込み硬化させることによって、ワンウェイネジの頭部を被覆する基板ボックスが開示されている。
特開平11−128499号公報
紫外線硬化性樹脂を用いてワンウェイネジの頭部を被覆する場合には、ワンウェイネジの止着後に紫外線硬化性樹脂をネジ止め部に流し込み、その後、紫外線を照射して硬化させる必要があるため、基板ボックスの組み付け工程が多くなってしまうという問題がある。
また、紫外線硬化性樹脂がネジ止め部以外の部位に付着してしまうと、正常な製品として出荷できなくなってしまうという問題もある。
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、組み付け工程が簡単であり、不正のし難い基板ボックスを備えた遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品を制御基板に実装し、当該制御基板を基板ボックス内に収納した制御装置を備える遊技機において、前記基板ボックスは、熱可塑性樹脂により構成され、内部に前記制御基板を収納する収納空間を画成する第一箱部材及び第二箱部材と、前記第一箱部材と前記第二箱部材とを閉じた状態で封止する封止機構と、を備え、前記封止機構は、前記第一箱部材及び前記第二箱部材のそれぞれに配設された封止部と、前記封止部のそれぞれに形成され、互いに連通する挿入穴と、前記封止部のそれぞれの前記挿入穴に渡って挿入され、互いの前記封止部を固着するための固着部材と、を備え、前記固着部材は、前記封止部のそれぞれの前記挿入穴に渡って延びる金属ピンと、熱可塑性樹脂により構成され、前記金属ピンを被覆する被覆部材と、を備え、前記第一箱部材及び前記第二箱部材の前記封止部における一方の前記挿入穴は底部を有する凹部に形成され、他方の前記挿入穴は貫通孔に形成され、前記凹部の底部には、前記金属ピンの径よりも小径な嵌合部が形成され、前記金属ピンは、先端部が前記嵌合部に嵌合可能なように前記被覆部材から突出し、前記被覆部材が前記封止部のそれぞれの前記挿入穴に超音波溶着されることによって、互いの前記封止部が固着されるとともに、超音波溶着時の超音波振動と加圧力によって前記金属ピンの先端部が前記嵌合部に嵌合することで前記第一箱部材と前記第二箱部材とが封止されることを特徴とする。
第2の発明は、前記金属ピンの先端部にローレット加工を施したことを特徴とする。
第1の発明によれば、固着部材の被覆部材を封止部の挿入穴に超音波溶着するだけで、第一箱部材と第二箱部材とが封止されるため、基板ボックスを短時間で簡単に組み付けることができる。また、被覆部材は、封止部の内部にて超音波溶着されるため、溶着後の被覆部材が外部に露出することがなく、仕上がりが綺麗である。さらに、超音波溶着による固着であるため、互いの封止部が強固に固着され、かつ被覆部材の内部には金属ピンが挿入されているため、固着された互いの封止部を切り離そうとしても簡単に切断することができない。このように、基板ボックスの封止状態は強固なものであり、不正のし難い基板ボックスを得ることができる。
また、超音波溶着時の超音波振動と加圧力によって金属ピンの先端部が嵌合部に嵌合されるため、一工程にて被覆部材の超音波溶着と金属ピンの先端部の嵌合とを行うことができる。互いの封止部は、被覆部材の超音波溶着と共に、金属ピンの嵌合によっても固着されるため、基板ボックスの封止状態はより強固なものとなる。
第2の発明によれば、ローレット加工によって金属ピンの先端部と嵌合部との嵌合が強固なものとなるため、基板ボックスの封止状態はより強固なものとなる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態の遊技機(パチンコ機)1の全体構成について説明する。図1は、遊技機1の斜視図である。
遊技機1の前面枠2は、遊技機1を設置するための島設備に固定される機枠3にヒンジ4を介して一側部を軸に開閉回動自在に取り付けられる。前面枠2は、略正方形状の開口部を有し、その開口部には遊技盤(図示省略)が取り付けられる。また、前面枠2には、ガラス枠6がヒンジを介して開閉回動自在に取り付けられ、ガラス枠6の開口部には透明なカバーガラス7が取り付けられる。
遊技盤の表面には、ガイドレールによって区画された略円形状の遊技領域が形成され、遊技者は、カバーガラス7を通じて遊技領域を視認することができる。
前面枠2における遊技盤の下方には、遊技領域内に遊技球(パチンコ球)を1つずつ順次発射する発射装置の発射操作部15、球貯留部16aを有し遊技球を発射装置に案内する上皿16、上皿16の球貯留部16aをオーバーフローした遊技球を貯留可能な下皿17、音出力装置18(スピーカ)、及び灰皿19等が配設される。なお、音出力装置18は、ガラス枠6の上部両端部にも配設される。
遊技機1は、遊技者の発射操作部15の操作に基づいて遊技球を発射装置から発射させ、遊技領域内を流下させることにより遊技を行うものである。
遊技領域には、一般入賞口、始動口、始動口へ遊技球が入賞した場合に数字等で構成される識別情報が変動表示する変動表示ゲームが行われる変動表示装置、変動表示ゲームで大当たりになった場合に遊技球を受け入れ可能な開状態となる大入賞口等が配設される。
発射装置によって打ち出された遊技球は、遊技領域に発射され、遊技領域内の各所に配置された方向変換部材(図示省略)によって落下方向を変えながら遊技領域を流下し、遊技領域に配設された各入賞口に入賞するか、遊技領域の最下部に設けられたアウト口(図示省略)から遊技領域外へ排出される。入賞口に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が球排出ユニット22(図2参照)から賞球排出口11を介して上皿16に排出される。
次に、図2を参照して、遊技機1の裏面側について説明する。図2は遊技機1の背面図である。
遊技機1の裏面側、具体的には、前面枠2の裏面側には、中央に略正方形状の開口部を有する枠状の裏機構盤8が取り付けられる。
裏機構盤8の上部には、島設備に設けられた補給装置(図示省略)から補給された遊技球を貯留すると共に、貯留した遊技球を整列させて流下させる球貯留ユニット21が配設される。
裏機構盤8の側部(図2中右側)には、球貯留ユニット21から流下してきた遊技球を、遊技機前面に配設された上皿16及び下皿17に払い出す球排出ユニット22が配設される。
裏機構盤8の中央部には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置23と、遊技制御装置23から送信される演出制御指令に基づいて変動表示ゲームの演出を制御する演出制御装置24とが配設される。
裏機構盤8の下部には、遊技制御装置23から送信されるデータに基づいて球排出ユニット22の動作を制御する排出制御装置25と、電源装置26とが配設される。
ここで、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行する遊技制御装置23及び排出制御装置25は、制御プログラム(遊技制御プログラム、排出制御プログラム)を格納したワンチップマイコン(図示省略)やその他の電子部品を実装した制御基板34(図4参照)を内部に収納したものであるため、不正行為が行われる可能性がある。したがって、遊技制御装置23及び排出制御装置25における制御基板34を収納した基板ボックス30には、開放を防止するための封止機構31が設けられている。
ワンチップマイコンは、遊技制御を行うための遊技制御プログラムを格納したROM(読み出し専用メモリ)、遊技制御プログラムに基づく制御を行うCPU(中央演算処理装置)、CPUの制御実行時に必要な情報を適宜記憶するRAM(読み書き可能メモリ)などを一体化して構成したものである。
以下に、図3〜図8を参照して、封止機構31を備える基板ボックス30について詳しく説明する。図3は基板ボックス30の正面図であり、図4は基板ボックス30を開放した状態の斜視図であり、図5は固着部材の斜視図であり、図6は固着部材の断面図であり、図7は固着部材の分解斜視図であり、図8は封止機構31の断面図である。
なお、以下では、遊技制御装置23における制御基板を収納した基板ボックス30について説明するが、排出制御装置25の基板ボックス30の構成も同様である。
基板ボックス30は、図3及び図4に示すように、裏機構盤8を介して遊技機1に取り付けられる取付ベース32と、取付ベース32に取り付けられ取付ベース32とによって制御基板34を収納する収納空間を画成する蓋部材33とを備える。取付ベース32及び蓋部材33が、特許請求の範囲に記載の「箱部材」に該当する。
取付ベース32及び蓋部材33は、平板状の底部32a,33aと、底部32a,33aの周囲から立設する周壁32b,33bとを有する箱状の部材である。取付ベース32及び蓋部材33は、透明な熱可塑性樹脂により構成され、蓋部材33が取付ベース32に取り付けられた状態、つまり基板ボックス30が閉じられた状態でも内部に収納された制御基板34が透視可能となる。
なお、制御基板34には、各種装置と電気的に接続するためのコネクタ37が設けられ、蓋部材33には、コネクタ37を露出するための開口部33cが設けられる。
取付ベース32への蓋部材33の取り付けは、蓋部材33に設けられた締結部を取付ベース32に設けられた被締結部に締結することによって行われる。
蓋部材33に設けられた締結部は、周壁33bのうち対向する上部壁と下部壁に配設された複数の突起35である。また、取付ベース32に設けられた被締結部は、周壁32bにおける突起35に対応する位置に配設され、突起35を収容可能な複数の収容部36である。
取付ベース32への蓋部材33の取り付けは、まず、図4に示すように互いの周壁32b,33bが向かい合った状態で、蓋部材33を取付ベース32に向かって移動させ、蓋部材33の突起35を取付ベース32の収容部36内に開口部36aから挿入する。
次に、突起35を収容部36内に挿入した状態で、蓋部材33を取付ベース32に対してスライドさせることによって、突起35を収容部36に収容する。これにより、取付ベース32と蓋部材33は、互いに離れる方向への移動が規制される。このようにして、取付ベース32への蓋部材33の取り付けが行われ、基板ボックス30が閉じられる。
しかし、突起35及び収容部36を介して取付ベース32に蓋部材33を取り付けただけでは、蓋部材33を取付ベース32に対してスライドさせることによって、基板ボックス30を開放することができる。
そこで、基板ボックス30には、取付ベース32に蓋部材33を取り付け、基板ボックス30を閉じた状態で封止する封止機構31が配設される。
封止機構31は、図3,図4、及び図8に示すように、取付ベース32の周壁32bの側部壁に連結部40を介して連結された複数の第一封止部41と、蓋部材33の周壁33bの側部壁に連結部42を介して連結された複数の第二封止部43と、第一封止部41と第二封止部43とを固着するための固着部材50とを備える。なお、本実施の形態では、第一封止部41及び第二封止部43はそれぞれ4つ形成される。以下では、4つの第一封止部41A〜41D、4つの第二封止部43A〜43Dを総称する場合には、それぞれ第一封止部41、第二封止部43と称する。
第一封止部41A〜41D及び第二封止部43A〜43Dは、所定の間隔を空けて並べて配列され、突起35及び収容部36を介して取付ベース32に蓋部材33を取り付けた状態で、第一封止部41A〜41Dと第二封止部43A〜43Dとのそれぞれが接触するように配設される。なお、隣合う第一封止部41A〜41Dは、結合部45を介して連結されている。
第一封止部41は、略有底円筒状に形成され、第二封止部43との接触面に開口部を有する凹部41aが形成される。また、第二封止部43は、略円筒状に形成され、第一封止部41との接触面及びその反対側の面の双方に開口部を有する貫通孔43aが形成される。なお、凹部41aと貫通孔43aが特許請求の範囲に記載の「挿入穴」に該当する。
図8に示すように、第一封止部41の凹部41aと第二封止部43の貫通孔43aとは、取付ベース32に蓋部材33を取り付けた状態で、互いに連通するように形成され、固着部材50は、凹部41aと貫通孔43aに渡って挿入される。なお、図8においては、第一封止部41Aと第二封止部43Aのペアが固着部材50によって固着された状態であり、その他のペアは非固着状態である。
固着部材50は、図5〜図7に示すように、棒状の金属ピン51と、熱可塑性樹脂により構成され金属ピン51を被覆する被覆部材52とを備える。
被覆部材52は、有底円筒状の部材であり、その中空部52aに金属ピン51が圧入される。金属ピン51の外周面には、ローレット加工が施され、複数の環状溝51a(本実施の形態では2つ)が形成される。この環状溝51aによって、被覆部材52からの金属ピン51の抜けが防止される。
固着部材50に超音波振動を加え、固着部材50を第一封止部41の凹部41aと第二封止部43の貫通孔43aとに渡って挿入することによって、被覆部材52の外周面と凹部41a及び貫通孔43aの内周面とが摩擦熱にて溶融し溶着される。このように、被覆部材52が凹部41aと貫通孔43aとに超音波溶着されることによって、第一封止部41と第二封止部43とが固着され、取付ベース32と蓋部材33とが封止される。
被覆部材52の外周全面には、軸方向に延びる溝52bが所定の間隔を空けて形成される。このように、外周面に溝52bを形成することによって、被覆部材52の超音波溶着時に、被覆部材52の外周面と凹部41a及び貫通孔43aの内周面との間に摩擦熱が発生し易くなり、超音波溶着が効率良く進行する。
図5及び図6に示すように、金属ピン51の先端部51bは、被覆部材52から突出して形成される。この金属ピン51の先端部51bは、第一封止部41の凹部41aの底部に形成された嵌合部41b(図8参照)に嵌合可能に形成される。
嵌合部41bは、金属ピン51の径よりも小径に形成されるため、通常の状態では金属ピン51の先端部51bは嵌合部41bに嵌合が困難である。しかし、被覆部材52の超音波溶着時には、超音波振動と加圧力によって先端部51bは嵌合部41bに嵌合する。このように、第一封止部41と第二封止部43は、被覆部材52の超音波溶着と共に、嵌合部41bへの金属ピン51の嵌合によって強固に固着される。
金属ピン51の先端部51bの外周面には、ローレット加工が施され、環状溝51cが形成される。この環状溝51cによって、金属ピン51と嵌合部41bとの嵌合がさらに強固となり、結果的に第一封止部41と第二封止部43との固着もさらに強固となる。
以下に、図9及び図10を参照して、封止機構31による基板ボックス30の封止方法について説明する。図9及び図10は、超音波溶着の手順を説明する図である。
まず、上述したように、突起35及び収容部36を介して取付ベース32に蓋部材33を取り付ける。この状態において、第一封止部41と第二封止部43の各ペアにおける凹部41aと貫通孔43aとは連通した状態となる。
次に、図9(a)に示すように、第一封止部41と第二封止部43の各ペアに固着部材50を挿入する。固着部材50は、金属ピン51の先端部51b側から第二封止部43の貫通孔43a内へと挿入される。図9(a)においては、第一封止部41Bと第二封止部43B、第一封止部41Cと第二封止部43C、第一封止部41Dと第二封止部43Dの各ペアは、固着部材50が第二封止部43の貫通孔43aのみに挿入された仮止めの状態であり、固着部材50の頂面50aが貫通孔43aから突出した状態である。
以下では、第一封止部41Aと第二封止部43Aとを固着する場合について説明する。
図9(a)に示すように、超音波溶着装置のインサート金具60を、固着部材50の頂面50aに押し当て、固着部材50に対して超音波振動と加圧力が加えられる。これにより、被覆部材52の外周面と凹部41a及び貫通孔43aの内周面との間に摩擦熱が発生し、固着部材50は、被覆部材52の外周面を溶融しながら挿入される。また、金属ピン51の先端部51bは、図9(b)に示すように、第一封止部41Aの嵌合部41b内に進入する。
そして、図10(a)に示すように、固着部材50は、被覆部材52の外周面が凹部41a及び貫通孔43aの内周面に超音波溶着されると共に、金属ピン51の先端部51bが嵌合部41bに嵌合される。これにより、第一封止部41Aと第二封止部43Aとが固着され、封止機構31によって基板ボックス30が封止される。
最後に、図10(b)に示すように、インサート金具60を引き抜き、超音波溶着を終了する。第一封止部41Aと第二封止部43Aとが固着された状態では、固着部材50の頂面50aは、第二封止部43Aの貫通孔43a内に収容された状態となる。このように、固着部材50は、第二封止部43Aの貫通孔43aから突出しないため、固着部材50に対する不正処理が防止される。
公的機関によって基板ボックス30内に収納された制御基板に実装されたワンチップマイコンの検査が行われる場合には、固着された第一封止部41Aと第二封止部43Aの連結部40,42、及び第一封止部41Aと第一封止部41Bの結合部45をニッパ等で切断して、第一封止部41A及び第二封止部43Aを取り除く。このようにして、基板ボックス30は正規に開放される。
このように、基板ボックス30が正規に開放される場合には、第一封止部41及び第二封止部43が取り除かれる。これに対して不正行為によって基板ボックス30が開放される場合には、発見が困難なように第一封止部41及び第二封止部43を取り除かずに行われる場合が想定される。つまり、第一封止部41と第二封止部43との接触部付近を切断されることが想定されるが、第一封止部41の凹部41aと第二封止部43の貫通孔43aとに渡って金属ピン51が挿入されているため、第一封止部41と第二封止部43とを切断することは困難となる。
公的機関による検査終了後には、仮止めされていた第一封止部41Bと第二封止部43Bとが上述した要領にて固着され、基板ボックス30は再び封止される。
以上に示す実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
固着部材50の被覆部材52を第一封止部41の凹部41aと第二封止部43の貫通孔43aとに超音波溶着するだけで、取付ベース32と蓋部材33とが封止されるため、基板ボックス30を短時間で簡単に組み付けることができる。
また、被覆部材52は、第一封止部41及び第二封止部43の内部にて超音波溶着されるため、溶着後の被覆部材52が外部に露出することがなく、仕上がりが綺麗である。
また、超音波溶着による固着であるため、第一封止部41と第二封止部43とが強固に固着され、かつ被覆部材52の内部には金属ピン51が挿入されているため、固着された第一封止部41と第二封止部43との接触部付近を切り離そうとしても簡単に切断することができない。
さらに、超音波溶着時の超音波振動と加圧力によって金属ピン51の先端部51bが嵌合部41bに嵌合されるため、一工程にて被覆部材52の超音波溶着と金属ピン51の先端部51bの嵌合とを行うことができる。第一封止部41と第二封止部43とは、被覆部材52の超音波溶着と共に、金属ピン51の嵌合によっても固着されるため、基板ボックス30の封止状態はより強固なものとなる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、上記実施の形態では、取付ベース32の第一封止部41に凹部41aが形成され、蓋部材33の第二封止部43に貫通孔43aを形成するとした。しかし、取付ベース32の第一封止部41に貫通孔を形成し、蓋部材33の第二封止部43に凹部を形成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、金属ピン51の先端部51bが被覆部材52から突出しているが、先端部51bは、突出しないようにしてもよく、被覆部材52に埋没させてもよい。
さらに、上記の実施の形態では、被覆部材52の外周全面に、軸方向に延びる溝52bを形成したが、該溝を螺旋状に形成してもよい。このようにすると、超音波溶着装置のインサート金具60による超音波振動と加圧力によって固着部材50が凹部41a及び貫通孔43a内で回転することになる。これにより、摩擦熱が発生し易くなり固着部材50が凹部41a及び貫通孔43a内に溶着され易くなる。
本発明の遊技機は、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る遊技機の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る遊技機の背面図である。 基板ボックスの正面図である。 基板ボックスを開放した状態の斜視図である。 固着部材の斜視図である。 固着部材の断面図である。 (a)被覆部材の斜視図である。(b)金属ピンの斜視図である。 封止機構の断面図である。 超音波溶着の手順を説明する図である。 超音波溶着の手順を説明する図である。
符号の説明
1 遊技機
23 遊技制御装置
25 排出制御装置
30 基板ボックス
31 封止機構
32 取付ベース
33 蓋部材
34 制御基板
35 突起
36 収容部
40 連結部
41,41A〜41B 第一封止部
41a 凹部
41b 嵌合部
42 連結部
43,43A〜43D 第二封止部
43a 貫通孔
50 固着部材
51 金属ピン
51a 環状溝
51b 先端部
51c 環状溝
52 被覆部材
60 インサート金具

Claims (2)

  1. 遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品を制御基板に実装し、当該制御基板を基板ボックス内に収納した制御装置を備える遊技機において、
    前記基板ボックスは、
    熱可塑性樹脂により構成され、内部に前記制御基板を収納する収納空間を画成する第一箱部材及び第二箱部材と、
    前記第一箱部材と前記第二箱部材とを閉じた状態で封止する封止機構と、を備え、
    前記封止機構は、
    前記第一箱部材及び前記第二箱部材のそれぞれに配設された封止部と、
    前記封止部のそれぞれに形成され、互いに連通する挿入穴と、
    前記封止部のそれぞれの前記挿入穴に渡って挿入され、互いの前記封止部を固着するための固着部材と、を備え、
    前記固着部材は、
    前記封止部のそれぞれの前記挿入穴に渡って延びる金属ピンと、
    熱可塑性樹脂により構成され、前記金属ピンを被覆する被覆部材と、を備え、
    前記第一箱部材及び前記第二箱部材の前記封止部における一方の前記挿入穴は底部を有する凹部に形成され、他方の前記挿入穴は貫通孔に形成され、
    前記凹部の底部には、前記金属ピンの径よりも小径な嵌合部が形成され、
    前記金属ピンは、先端部が前記嵌合部に嵌合可能なように前記被覆部材から突出し、
    前記被覆部材が前記封止部のそれぞれの前記挿入穴に超音波溶着されることによって、互いの前記封止部が固着されるとともに、超音波溶着時の超音波振動と加圧力によって前記金属ピンの先端部が前記嵌合部に嵌合することで前記第一箱部材と前記第二箱部材とが封止されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記金属ピンの先端部にローレット加工を施したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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