JP4834559B2 - リフロー炉 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーム半田を介して電子部品を搭載したプリント基板を加熱して半田付けするのに用いられるリフロー炉に関する。
リフロー炉は、電子部品を搭載したプリント基板をコンベヤで搬送しながら加熱してクリーム半田を溶融させることにより、電子部品を基板に半田付けする。リフロー炉は、雰囲気ガスとして空気を使う空気リフロー炉と、不活性ガスである窒素ガスを供給して雰囲気ガスの窒素ガス含有量を増やした窒素リフロー炉とに大別されるが、リフロー炉の構成は基本的には共通である。
リフロー炉は、一般的に、基板搬送方向に離置した複数の仕切壁によって炉内空間が区画されており、これら複数の区画室は、個別に内部雰囲気ガスの温度や風量の調整が可能であり、典型的には、プリント基板を予備加熱する予備加熱室として使用され、また、クリーム半田を溶融させる本加熱室として使用される。
JP公開2002−134905号公報は、各区画室毎に独立して内部雰囲気ガスを循環させると共に、雰囲気ガスをプリント基板に対して鉛直方向に吹き付けるように構成したリフロー炉が開示されている。例えば、予備加熱室や本加熱室では、熱風がプリント基板に吹き付けられ、また、本加熱室の次に冷却室を設けたリフロー炉であれば、冷却室で、加熱無しの雰囲気ガスをプリント基板に吹き付けて当該プリント基板の冷却が行われる。
従来の問題点として、各区画室内でプリント基板に対して鉛直方向に吹き付ける雰囲気ガスの風量を大きくすると基板上の電子部品が位置ズレしてしまう可能性が大きくなるという問題を含んでいた。
図20は、現在入手可能なリフロー炉内部の風速を実測したグラフであり、ラインAは、鉛直方向にプリント基板に吹き付けられる風(縦風)の風速であり、ラインBは、基板上の電子部品に側方から当たる水平方向の風(横風)の風速を示す。なお、図20において、参照符号100はリフロー炉の入口を備えた入口壁、101は、隣接する区画室間の仕切壁、102はリフロー炉の出口を備えた出口壁を示す。
図20のデータを得るのに、図21(a)に示すように、基板4aの搬送方向における前後を縦壁105で覆い、その中の基板4a上に風速計Sを配置して縦風の風速を風速計Sで検出するようにした。また、横風の検出は、図21(b)に示すように、基板4aの搬送方向における前後及上部をカバー106で覆い、カバー106を基板4aから3mm上方に設置した。ここに、使用した風速計Sは次の製品を使用した。なお、リフロー路は60Hzで運転した。
(1)風速計Sのメーカー:日本カノマックス株式会
(2)風速計Sの型式:リニア出カタイプ「アネモマスター風速計 MODEL6141」
(3)プローブ受感部:白金巻線抵抗素子
(4)応答性: SLOW
図20の実測データを参照して、横風が、リフロー炉入口壁100、仕切壁101、出口壁102の近傍で大きく変動し、横風の風速の変動幅が約2.0m/秒程度であることが分かるであろう。
本願発明者は、基板上の電子部品の位置ズレの主なる原因が横風にあるとして鋭意研究し、横風の風速変動が1.5m/秒以内であれば、風速差による部品の位置ズレが発生する可能性が低いことを見出した結果、本発明を案出するに至ったものである。
本発明の目的は、横風の影響を抑えることで基板上の電子部品の位置ズレを防止するようにしたリフロー炉を提供することにある。
本発明の他の目的は、窒素ガス雰囲気を使用する窒素リフロー炉を前提として、窒素ガスの使用量を低減することのできるリフロー炉を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
クリーム半田を介して電子部品を搭載したプリント基板を加熱して半田付けするリフロー炉であって、
前記プリント基板搬送方向の離置された仕切壁によって仕切られた複数の区画室と、
該区画室を通過する前記プリント基板に向けて鉛直方向に雰囲気ガスを吹き付けると共に、該区画室の雰囲気ガスを循環させる雰囲気ガス循環機構とを有し、
各区画室の前記仕切壁の近傍の領域で前記プリント基板に当たる鉛直方向の風の風力が、当該区画室のプリント基板搬送方向中央領域で前記プリント基板に当たる前記鉛直方向の風の風力よりも小さいことを特徴とするリフロー炉を提供することにより達成される。
本発明の上述した目的及び効果並びに他の目的は、添付の図面を参照した本発明の好ましい実施例の詳細な説明から明らかになろう。
図1は、第1実施例のリフロー炉の概略構成図である。
図2は、第1実施例のリフロー炉における各区画室の上部構造を説明するための図であり、基板搬送方向に切断した断面図である。
図3は、第1実施例のリフロー炉における各区画室の上部構造を説明するための図であり、基板搬送方向に直交する方向に切断した断面図である。
図4は、第1実施例のリフロー炉の上部に配置された雰囲気ガス循環機構における雰囲気ガス噴出孔及び回収孔を説明するための図である。
図5は、第1実施例の作用効果を説明するためにプリント基板上の電子部品に当たる横風を説明するための図であり、(a)は各区画室の中央領域での横風の説明図(b)は仕切壁近傍領域での横風の説明図である。
図6は、第1実施例の縦風及び横風の実測値をプロットした曲線であり、(A)は縦風、(B)は横風を示す。
図7は、第2実施例のリフロー炉の各区画室の上部構造を説明するための図であり、基板搬送方向に切断した断面図である。
図8は、第2実施例のリフロー炉の冷却ゾーンを構成する第5区画室と、その上流の本加熱ゾーンを構成する第4区画室の上部構造を説明するための図であり、基板搬送方向に切断した断面図である。
図9は、第3実施例のリフロー炉の上部構造を説明するための図であり、雰囲気ガス吐出孔及び回収孔を示す図である。
図10は、第3実施例のリフロー炉の冷却ゾーンを構成する第5区画室と、その上流の本加熱ゾーンを構成する第4区画室の上部構造を説明するための図であり、雰囲気ガス吐出孔及び回収孔を示す図である。
図11は、第4実施例のリフロー炉の概略構成図である。
図12は、第4実施例のリフロー炉に含まれる入口側バッファ室を説明するための図である。
図13は、第5実施例のリフロー炉の全体構成図である。
図14は、第5実施例のリフロー炉に含まれる入口側バッファ室及びこれに隣接した第1区画室を説明するための図である。
図15は、第6実施例のリフロー炉の全体構成図である。
図16は、第6実施例のリフロー炉の上部構造を示す、基板搬送方向と直交する方向に切断した断面図である。
図17は、図16に対応して第6実施例のリフロー炉の上部構造を説明するための図であり、雰囲気ガス吐出孔及び回収孔を示す図である。
図18は、図16に対応して第6実施例のリフロー炉の上部構造を説明するための図であり、冷却ゾーンを構成する第5区画室と、本加熱ゾーンを構成する第4区画室の雰囲気ガス吐出孔及び回収孔を示す図である。
図19は、図17、図18で示した雰囲気ガス吐出孔及び回収孔の具体的な構造を説明するための図である。
図20は、従来のリフロー炉での縦風及び横風の風速の実測値をプロットした曲線であり、(A)は縦風、(B)は横風を示す。
図21は、図20の縦風及び横風を実測で用いた手法を説明するための図であり、(a)は縦風を計測するのに用いた手法を示し、(b)は横風を計測するのに用いた手法を示す。
第1実施例(図1〜図5)
リフロー半田付け装置は、図1に示すように、細長いリフロー炉1を有している。炉1内は電子部品及半田の酸化を防止するために不活性ガスである窒素ガスが供給されて内部雰囲気ガスの窒素濃度が一定の範囲に維持される窒素ガスリフロー炉であるが、窒素ガスの代わりに空気を炉内へ供給する空気リフロー炉であってもよい。炉1は、図1に矢印で示す搬送方向に間隔を隔てて配置された複数の仕切壁2によって区分された第1から第5の5つの区画室R1〜R5を有し、第1から第4の区画室R1〜R4が加熱ゾーンを構成するように設計され、第5の区画室R5が冷却ゾーンとなるように設計されている。リフロー炉1の区画室の数は任意であり、また、冷却ゾーンを構成する第5区画室R5は省いてもよい。また、リフロー炉1が含む区画室の数は任意である。
クリーム半田を介して電子部品を搭載したプリント基板4はコンベヤ5で炉1の入口6を通じて炉1の内部に搬入され、第1から第5の区画室R1〜R5を順次通過して出口7を通じて炉外に搬出される。第1から第4の区画室R1〜R4では、後に説明するように、加熱した雰囲気ガスをプリント基板4に当てて加熱し、第5の区画室5では加熱無しの雰囲気ガスをプリント基板4に当てて冷却する。この第1から第4の区画室R1〜4においては、プリント基板4に当てる加熱雰囲気ガスの温度及び風速は図外のコントローラによって各区画室R1〜R4毎に個別的に任意に設定可能である。同様に、第5の区画室R5で、プリント基板4に当てる冷風の風速は上記コントローラによって任意に設定可能である。ちなみに、実施例のリフロー炉1は、第1から第3の区画室R1〜R3で予備加熱し、第4の区画室R4で本加熱してクリーム半田を溶融させるのに適した設計になっており、第4区画室R4で半田付けしたプリント基板4を最後の第5区画室R5で冷却して、第4区画室R4で溶融させた半田を固化した後にリフロー炉1から搬出するように設計されている。
炉1の各加熱用区画室R1〜R4には、コンベヤ5を挟んで上下に雰囲気ガス循環機構10が設けられている。雰囲気ガス循環機構10は全て共通であるため、上部に配設した雰囲気ガス循環機構10を図示する図2を参照して、その構成を説明する。
雰囲気ガス循環機構10は、炉外に配設されたモータ8によって駆動される送風機11を有し、送風機11は、下方に開放した吸込口12と、側方に開放した吐出口13を有している。この送風機11は、導風ユニット15と一緒になって各区画室R1〜R5の各々で雰囲気ガスを循環させる。
図2、図3を参照して、導風ユニット15は、第1ガイド部材16と第2ガイド部材17と雰囲気ガス回収ボックス18を含む分割構造を有する。図2はコンベア5の搬送方向に沿って断面した図であり、図3はコンベア5の搬送方向と直交して断面した図である。
基板搬送方向に直交する方向に切断した断面図である図3を参照して、第1ガイド部材16は、送風機収容部16aと導風部16bとを有し、送風機収容部16aに送風機11が収容されている。送風機収容部16aには、送風機11の吸込口12に臨んで下方に向けて開放した吸込口16cが形成され、この吸込口16cを通じて送風機11に雰囲気ガスが取り込まれ、送風機11から側方に向けて吐出される雰囲気ガスは、基板搬送方向に直交する方向に延びた後に湾曲して下方に延びる導風部16bを通じて第2ガイド部材17に案内される。
第2ガイド部材17は矩形の密閉箱体の形態を有し、送風機11から送り出された雰囲気ガスを受け入れるチャンバーとして機能する。この第2ガイド部材17の内部に整流機構(図示せず)が配設されている。そして、この第2ガイド部材17の下に隣接して雰囲気ガス回収ボックス18が設けられている。
第1ガイド部材16の送風機収容部16aと導風部16bとで囲まれた空間16dにはヒータ19が配置されており(図3)、この空間16dは加熱空間として機能して、ヒータ19で加熱された雰囲気ガスが送風機収容部16aの吸込口16cを通じて送風機11に取り込まれる。この加熱空間16dには、第1ガイド部材16の一対の導風部11b、11bで規定される、基板搬送方向に向けて開放した開口及び雰囲気ガス回収ボックス18の基板搬送方向に対向した側壁18b(図3)に形成された複数の開口(図示せず)を通じて、雰囲気ガス回収ボックス18に取り込まれた雰囲気ガスが加熱空間16dに供給される。
送風経路のチャンバーを構成する第2ガイド部材17の底面は水平プレート17aで構成され、この水平プレート17aには、等間隔に千鳥状に配置された数多くの孔が形成され、この孔から鉛直方向下方に向けて延びる雰囲気ガス吐出パイプ20が固設されている(図4)。この吐出パイプ20は、雰囲気ガス回収ボックス18を貫通して雰囲気ガス回収ボックス18の底面から下方に突出している。この実施例では、吐出パイプ20の内径は全て共通であり、また、その長さ寸法も全て共通である。換言すれば、数多くの吐出パイプ20は、その下端と、コンベア5の水平方向に延びる搬送面との離間距離D(図5)は全ての吐出パイプ20で共通である。
隣接する吐出パイプ20のピッチPは30mm以下であるのが好ましく、この実施例では12mmである。また、各吐出パイプ20の内径は3.5mm以下であるのが望ましく、この実施例では、2.6mmである。また、吐出パイプ20の下端つまり雰囲気ガス吐出口とプリント基板4との間の離間距離Dは一般的には20mm以上であり、この実施例では22mmである。
雰囲気ガス回収ボックス18の底面を構成する第2の水平プレート18aには、隣接する吐出パイプ20、20の間に円形孔21が等間隔に形成されている。換言すれば、第2プレート18aには、コンベア5の搬送方向に沿って及びこれと直交する方向に列状に並んだ吐出パイプ20の縦列及び横列において、隣接する吐出パイプ20、20の間の中間に例えば円形の孔21が形成されており、この円形孔21を通じて、各区画室R1〜R5内の雰囲気ガスが回収ボックス18に取り込まれる。
以上、コンベア5の上方に配置した雰囲気ガス循環機構10を説明したが、コンベア5の下方に位置する雰囲気ガス循環機構10に関しては、コンベア5の下面は、プリント基板4を搬送する面ではないため、必ずしも上述した雰囲気ガス循環機構10と同じ構成でなくてもよい。また、第5区画室(冷却室)R5はヒータ19が設けられていない他は、上記雰囲気ガス循環機構10と同じに構成するのが好ましい。
隣り合う区画室R1とR2、R2とR3、R3とR4、R4とR5を仕切る仕切壁2は、コンベア5を挟んで、上方及び下方からコンベア5に向けて鉛直方向に延びている。図2及び図4は、コンベア5の上方に位置する仕切壁2を示す。このコンベア5の上方に位置する仕切壁2は、その基端部つまりリフロー炉1の上部に位置する部位が、厚みT(図4)を備えた断熱材を含む断熱壁2aで構成され、そして、仕切壁2の下部が、断熱壁2aからコンベア5に向けて下方に延びる例えば一枚の金属プレート壁2bで構成されている。金属プレート壁2bの厚みは0.8mmである。この金属プレート壁2bは、第2ガイド部材17の上下方向中間部分から途中から雰囲気ガス回収ボックス18に対応して位置している。したがって、仕切壁2を挟んでその両側に配置している吐出パイプ20、13の間隔を、各区画室R1〜R5の内部の隣接する吐出パイプ20、13の間隔と同一となるように設計することができる。なお、コンベア5の下方に位置する仕切壁2についても、上述の上方に位置する仕切壁2と同様に、コンベア5に隣接する部位を一枚の金属プレート壁2bで構成してもよいが、上下方向全域に亘って従来と同様に断熱壁で構成してもよい。
電子部品を搭載したプリント基板4は、炉1の入口6からコンベヤ5によって炉内の水平の搬送路に沿って移動し、第1乃至第5の区画室R1〜R5を通過して出口7から外部に搬出される(図1)。加熱ゾーンを構成する第1乃至第4の区画室R1〜R4では、ヒータ19で所定温度に制御された加熱雰囲気ガスが、送風機11により第1ガイド部材16から第2ガイド部材17に送られ、この第2ガイド部材17で数多くの吐出パイプ20に分配されて、各吐出パイプ20を通じて鉛直方向下方に向けて吐出される(図3)。コンベヤ5上のプリント基板4は、真上から吹き付けられる熱風を受けて加熱され、第4区画室R4で電子部品が半田付けされ、そして、第5区画室R5で、冷風をプリント基板4に吹き付けて冷却した後にリフロー炉1の出口7から外部に搬出される。
各区画室R1〜R4の雰囲気ガスは、雰囲気ガス回収孔21を通じて回収ボックス18内に取り込まれる(図4)。雰囲気ガス回収ボックス18に吸引された雰囲気ガスは側面開口(図示せず)から上述した第1ガイド部材16の一対の導風部11b、11bで規定される、基板搬送方向に向けて開放した開口を通じて加熱空間16d(図3)に入り、この加熱空間16dでヒータ19により加熱されて送風機11の吸入口12を通じて送風機11に取り込まれる。そして、加熱雰囲気ガスは、送風機11によって第1ガイド部材16、第2ガイド部材17を通じて複数の吐出パイプ20に分配され、次いで各吐出パイプ20によってコンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板4に吹き付けられ、電子部品を搭載したプリント基板4の加熱に供される(図5(a))。この吐出パイプ20からプリント基板4に向けて吐出される高温の雰囲気ガスの温度は、上述したコントローラによって制御される。また、吐出パイプ20から吐出される雰囲気ガスの風速は、送風機11の回転数を制御することにより調整可能であり、例えばユーザが設定可能な三段階(高速、中速、低速)から任意に設定される。例えば、吐出パイプ20から吹き出される鉛直方向の風(縦風)が基板4aに当たる風速を6.5m/秒に設定可能である。
例えば、典型的には、第1乃至第3の区画室R1〜R3を使って、電子部品を搭載したプリント基板4が予備加熱され、次いで、第4区画室R4で本加熱されてクリーム半田が溶融される。その後、この電子部品を搭載したプリント基板4は、第5の区画室R5つまり冷却室に入り、この第5区画室R5で冷却風が電子部品を搭載したプリント基板4に吹き付けられて、半田付けした部分が冷えることにより半田付けが完了する。
リフロー炉1の内部において、電子部品を搭載したプリント基板4が搬送されながら吐出パイプ20から鉛直方向下方に向けて吹き出された熱風を受けて加熱されることになるが、図5(a)に図示のように、熱風は基板4aやその上にクリーム半田を介して搭載されている電子部品4bに当たった後に横風となって、電子部品4bの側面に当たる。熱風が電子部品4bの側面に当たる横風の風速はコンベヤ5の搬送方向において均一ではないが、各区画室R1〜R5の内部では、一の吐出パイプ20から噴出された熱風が作る横風と、他の吐出パイプ20から噴出された熱風が作る横風とが互いに干渉し合う関係となるため、電子部品4bの位置ズレに関する横風の影響は実質的に無視可能である。
このことに加えて、仕切壁2のコンベア5に近い部分が薄い金属プレート壁2b(図4)で構成されているため、この金属プレート壁2bを挟んで、その両側に配置する吐出パイプ20のピッチP(図5(b))を、各区画室R1〜R5の内部に配設された互いに隣接する吐出パイプ20、20のピッチPと実質的に同じ12mmに設定可能である。したがって、横風に関し、各区画室R1〜R5の内部と仕切壁2の近傍とで実質的に同じ環境を作ることができ、プリント基板4が仕切壁2を通過する過程で、問題となる横風の変動(横風の風速差)を小さく抑えることができる。ちなみに、実験によれば0.5m/秒程度に抑えることができた。その結果、電子部品を搭載したプリント基板4が仕切壁2を通過する際、基板4a上の電子部品4bの側面に当たる横風の風速差が小さく(図5(b)参照)、これにより基板4a上の電子部品4bの位置ズレが防止される。
以上のことは、電子部品を搭載したプリント基板4が第4区画室R4つまり本加熱室から第5区画室R5つまり冷却室に入る際も同様であり、基板4a上の電子部品4bの位置ズレが起こるのを防止することができる。
図6は、上述した5つの区画室R1〜R5を備えたリフロー炉1に代えて、これと実質的に同じ構成で8つの区画室を備えたリフロー炉を製造して、その入口から出口に至る炉内での鉛直方向の風(縦風)と、水平方向の風(横風)を実測したグラフである。図6の参照符号Aは縦風を示し、Bは横風を示す。実験によれば、横風Bの局部的な変化が1.5m/秒以下であれば、この横風Bの変化に伴う電子部品の位置ズレを防止できる。この観点で、図6の横風Bの局部的な変化を計測してみると、横風の風速を2m/秒以下に抑えることに成功しており、また、仕切壁2の近傍での横風の局部的な変化も小さく抑えられていることが分かる。したがって、縦風を3m/秒以上、特に6m/秒より大きな値に設定した場合に、横風の影響による電子部品の位置ズレを防止するのに有効である。
すなわち、この第1実施例では、仕切壁2の下部を肉薄にすることで、仕切壁2を挟んで隣接する吐出パイプ20、20間のピッチPを、各区画室R1〜R5の内部での吐出パイプ20のピッチPと実質的に共通にすることを提案した。これによれば、仕切壁2を挟んでその上流側及び下流側を含む所定の基板搬送方向長さの領域が、同じ基板搬送方向長さの且つ各区画室R1〜R5の内部の領域と実質的に同じ縦風及び横風の環境を作ることができるため、これにより仕切壁2を通過する過程での横風の影響による電子部品4bの位置ズレを防止することができる。
以上、リフロー炉1の内部で各区画室R1〜R5を仕切る仕切壁2を通過するときの横風の変化を抑えることに関して説明したが、リフロー炉1の入口6を通じて第1区画室R1に入る際の横風による電子部品4bの位置ズレを防止する場合には、下記に説明する第2実施例以降の技術を使って、入口6の近傍領域でプリント基板4に鉛直方向に当たる縦風の風力を弱めるようにするのが好ましい。このことは、リフロー炉1の出口7に関しても同様であり、出口7の近傍領域でプリント基板4に鉛直方向に当たる縦風の風力を弱めるようにするのが好ましい。特に、冷却室を具備しないリフロー炉であれば出口7の近傍領域でプリント基板4に鉛直方向に当たる縦風の風力を弱めることは電子部品4bの位置ズレを防止するのに効果的である。
第2実施例(図7、図8)
第2実施例は、各区画室R1〜R5の内部で吐出パイプ20の下端つまり雰囲気ガス吐出口とプリント基板4との間の離間距離Dを変化させ、仕切壁2の近傍では、吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離Dを大きく設定し、各区画室R1〜R5の中央部では、吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離Dを小さく設定することを提案するものである。すなわち、各区画室R1〜R5では、仕切壁2の近傍では、遠くからプリント基板4に向けて雰囲気ガスを吹き付け、各区画室R1〜R5の中央部では、近くからプリント基板4に対して雰囲気ガスを吹き付けるように設定されている。
図7は、例えば第2乃至第5の区画室R2〜R5のようにゾーンで隣接する区画室間の仕切壁2を挟んでその両側に位置する吐出パイプ20の長さ寸法を比較的短く設定した例を示す。同図から分かるように、例えば第3区画室R3に注目したときに、仕切壁2に最も近い吐出パイプ20の長さ寸法が最も短くて、当該吐出パイプ20とプリント基板4との間の離間距離Dが最も大きい。そして、この第3区画室R3の基板搬送方向中央部分に位置する吐出パイプ20の長さ寸法は長く設定され、当該吐出パイプ20とプリント基板4との間の離間距離Dは小さい(D<D)。この中央部分における離間距離Dは、第1実施例と同じ22mmであってもよいが、これよりも大きな30mmに設定してもよい。
そして、好ましくは、仕切壁2に最も近い吐出パイプ20と、中央部分の吐出パイプ20との間の領域に位置する吐出パイプ20は、中央部分から仕切壁2に近づくに従って徐々に長さ寸法が小さくなるように設定されている。したがって、加熱ゾーンを構成する各区画室R1〜R4は、基板搬送方向中央部分では吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離が比較的小さな値Dに設定され、この中央部分から仕切壁2に接近するに従って吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離が徐々に大きくなり、仕切壁2に隣接する吐出パイプ20は、その下端とプリント基板4との間の離間距離が最も大きな値Dに設定されている。勿論、各区画室R1〜R4の中央部分から仕切壁2に接近するに従って吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離が段階的に大きくなるようにしてもよい。
図8は、冷却ゾーンを構成する第5区画室R5とその上段の第4区画室R4との間の仕切壁2を挟んでその両側に位置する吐出パイプ20の長さ寸法を比較的短く設定した例を示す。同図において、参照符号7は、前述したように、リフロー炉1の出口である。冷却室である第5区画室R5と、本加熱ゾーンである第4区画室R4との間の仕切壁2に最も近い吐出パイプ20の長さ寸法が最も短くて、当該吐出パイプ20とプリント基板4との間の離間距離Dが最も大きい。そして、この冷却室R5の基板搬送方向中央部分及びこの中央部分からリフロー炉1の出口壁30に隣接して位置する吐出パイプ20の長さ寸法は長く設定され、当該吐出パイプ20とプリント基板4との間の離間距離Dは小さい(D<D)。なお、中央部分乃至出口壁30近傍における離間距離Dは、第1実施例と同じ22mmであってもよいが、これよりも大きな30mmに設定してもよい。
そして、冷却室R5の中央部分から第4区画室R4との間の仕切壁2に近づくに従って徐々に長さ寸法が大きくなるように設定されている。したがって、冷却ゾーンを構成する各区画室R5は、基板搬送方向中央部分及び下流部分では吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離が比較的小さな値Dに設定され、この中央部分から仕切壁2に接近するに従って吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離が徐々に大きくなり、仕切壁2に隣接する吐出パイプ20は、その下端とプリント基板4との間の離間距離が最も大きな値Dに設定されている。
このように、仕切壁2付近の区間で、吐出パイプ20の下端つまり噴出口と、電子部品を搭載したプリント基板4との離間距離を、仕切壁2に近づくに従って漸次大きくなるように構成することで、基板4に当たる縦風の風力を小さくして仕切壁2の近傍での横風の風速を小さくすることができ、これにより、電子部品を搭載したプリント基板4が仕切壁2を通過する際、電子部品4bに当たる横風を小さくでき、そのため基板4a上の電子部品4bの位置ズレが発生するのを防止することができる。また、このように仕切壁2を通過する際の電子部品4bの位置ズレを防止することができるため、基端から下端に至るまで断熱材入りの仕切壁2を用いることができる。すなわち、仕切壁20肉厚に左右されることなく、仕切壁2を通過する際の電子部品4bの位置ズレを防止することが可能になる。
勿論、リフロー炉1の少なくとも入口6に隣接する領域、好ましくは入口6及び出口7に隣接する領域において、入口6、出口7に接近するに従って吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離が徐々に又は段階的に大きくなるように吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離を設定してもよい。
例えば、出口壁30及び図示を省略した入口壁の近傍での吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離を大きく設定した場合には、当該領域での横風が小さくなるようにしてあるため、入口6及び出口7を通じて炉外に流出する雰囲気ガス、つまり不活性ガスの量を低減することができ、これによりリフロー炉1の運転コストを低減することができる。
第2実施例の変形例として、リフロー炉1の各区画室R1〜R5において、長さの異なる2種類の吐出パイプ20を用意し、仕切壁2、入口6、出口7に隣接する領域には比較的短い吐出パイプ20を配設し、各区画室R1〜R5の基板搬送方向中央領域には比較的長い吐出パイプ20を配設するようにしてもよい。
第2実施例では、仕切壁2を挟んで隣接する吐出パイプ20の長さ寸法を小さくすることで、仕切壁2の近傍領域で、基板4に吹き付ける縦風の風速を小さくすることで、当該領域での横風の影響を抑えて仕切壁2を通過する過程での横風の影響による電子部品の位置ズレを防止することができる。
第3実施例(図9、図10)
上記第2実施例では、各区画室R1〜R5の内部で吐出パイプ20の下端つまり雰囲気ガス吐出口とプリント基板4との間の離間距離Dを変化させ、仕切壁2の近傍では、吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離を大きく設定し(D)、各区画室R1〜R5の中央部では、吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離Dを小さく設定(D)することを提案したが、図9、図10に図示の第3実施例では、これに代えて又はこれに加えて、吐出パイプ20の内径つまり吐出パイプ20の内部通路の有効断面積を変化させ、仕切壁2の近傍では、吐出パイプ20の内径を小さく設定し、各区画室R1〜R5の中央部では、吐出パイプ20の内径を大きく設定することを提案するものである。なお、図9、図10に図示の吐出パイプ20は、その長さ寸法が全て共通であり、したがって、吐出パイプ20の下端とプリント基板4との間の離間距離は全て共通である。
図9は、例えば第3及び第4の区画室R3、R4の上部に配設された雰囲気ガス回収ボックス18を下方から見た図である。同図から分かるように、加熱ゾーンを構成する区画室R2〜R4間の仕切壁2を挟んでその両側に位置する吐出パイプ20の内径が比較的小さく設定され、基板搬送方向中央部分に位置する吐出パイプの内径が比較的大きく設定されている。すなわち、例えば第3区画室R3に注目したときに、仕切壁2に最も近い吐出パイプ20の内径IDが最も小さく、そして、この第3区画室R3の基板搬送方向中央部分に位置する吐出パイプ20の内径IDが大きく設定されている(ID<ID)。更に、仕切壁2に最も近い吐出パイプ20と、中央部分の吐出パイプ20との間の領域に位置する吐出パイプ20は、中央部分から仕切壁2に近づくに従って、その内径が徐々に小さくなるように設定されている。
図10は、冷却ゾーンを構成する第5区画室R5と第4区画室R4との間の仕切壁2を挟んでその両側に位置する吐出パイプ20の内径を比較的小さく設定した例を示す。同図において、冷却室である第5区画室R5と、本加熱ゾーンである第4区画室R4との間の仕切壁2及び出口壁30に最も近い吐出パイプ20の内径が最も小さく設定され、そして、仕切壁2及び出口壁30から離れて位置する吐出パイプ20の内径が徐々に大きくなるように設定され、冷却室R5の基板搬送方向中央部分に位置する吐出パイプ20の内径が最も大きく設定されている。
このように、仕切壁2付近の領域で吐出パイプ20の内径を小さくして吐出パイプ20から噴出される雰囲気ガスの流量を絞り込むことによりプリント基板4に当たる縦風の風力を弱め、これにより仕切壁2近傍での横風の風速を小さくすることで、電子部品を搭載したプリント基板4が仕切壁2を通過する際、電子部品4bに当たる横風を小さくでき、そのため基板4a上の電子部品4bの位置ズレが発生するのを防止することができる。また、仕切壁2を通過する際の電子部品4bの位置ズレを防止することができるため、基端から下端に至るまで断熱材入りの仕切壁2を用いることができる。すなわち、仕切壁20肉厚に左右されることなく、仕切壁2を通過する際の電子部品4bの位置ズレを防止することが可能になる。
なお、出口壁30、図示を省略した入口壁の近傍での吐出パイプ20の内径を小さくして吐出パイプ20から噴出される雰囲気ガスの流量を絞り込むことで、入口6及び出口7を通じて炉外に流出する雰囲気ガス、つまり不活性ガスの量を低減することができ、これによりリフロー炉1の運転コストを低減することができる。
第4実施例(図11、図12)
この実施例では、リフロー炉1の入口及び/又は出口にバッファ室を設けた例を示すものである。すなわち、上述した第1区画室R1の上流に入口側バッファ室FBを有し、第5区画室R5の下流に出口側バッファ室RBを有する。本実施例におけるバッファ室FB、RBは、窒素ガスリフロー炉において窒素ガスが炉外に漏れるのを防止するために設けられており、このバッファ室FB、RBには、第1乃至第5区画室R1〜R5のように雰囲気ガスを吐出し且つ循環するための雰囲気ガス循環機構10は設けられていない。
第4実施例では、加熱ゾーンを構成する第1乃至第4区画室R1〜R4の仕切壁2の付近は図1〜図4で説明した構成を備え、第4区画室R4と、冷却ゾーンを構成する第5区画室R5の間の仕切壁2付近は図8で説明した構成を備えている。そして第1区画室R1において、図12に示されているように、第1区画室R1と入口側バッファ室FBとの間の仕切壁2付近の領域では、熱風噴出用の吐出パイプ20の下端つまり噴出口と、電子部品を搭載したプリント基板4との間の離間距離を仕切壁2に近づくに従って漸次大きくなるように構成している。つまり、第1区画室R1と入口側バッファ室FBとの間の仕切壁2付近の領域では、熱風噴出用の吐出パイプ20の噴出口がコンベア5の搬送面から遠ざかるように設定して、プリント基板4に当たる縦風の風力を弱めるように設計されている。換言すれば、第1区画室R1と入口側バッファ室FBとの間の仕切壁2付近の領域では、熱風噴出用の吐出パイプ20の長さ寸法は、仕切壁2に近づくに従って徐々に短くなるように設定されている。なお、加熱ゾーンの第1番目の区画室R1と入口側バッファ室FBとの間の仕切壁2は、その下端に至るまで、鉄板等の金属板の間に断熱材を介装した肉厚の断熱壁で構成されている。
なお、冷却ゾーンを構成する第5区画室R5と出口側バッファ室RBとの仕切壁2付近では、基板4a上の半田が固化し始めているため、電子部品4bが横風によって位置ズレを起こすことはないので、横風の風速を漸次小さくする必要は必ずしも無いが、第1番目の区画室R1と入口側バッファ室FBとの間の仕切壁2と同様に、出口側バッファ室RBに近づくに従って横風が漸次弱くなるように構成してもよいことは勿論である。
言うまでもないことであるが、バッファ室FB、RBを備えたリフロー炉1において、上述した第3実施例(図9)のように仕切壁2の近傍で吐出パイプ20から噴出される雰囲気ガスの風量を抑えるようにしてもよいことは勿論である。
第5実施例(図13、図14)
この第5実施例では、加熱ゾーンを構成する第1区画室R1の前段に入口側バッファ室FBを設け、この入口側バッファ室FBに雰囲気ガス循環機構10を設けた例を示す。そして、この入口側バッファ室FBの雰囲気ガス循環機構10に含まれる吐出パイプ20の長さ寸法は、入口側バッファ室FBの入口35に隣接した吐出パイプ20が一番短く、この入口35から第1区画室R1との間の仕切壁2に向かうに従って徐々に長くなるように設定されている。勿論、長さ寸法の異なる複数種類の吐出パイプ20を用意し、一番短い吐出パイプ20を入口側バッファ室FBの入口35側に配置し、第1区画室R1との間の仕切壁2側に一番長い吐出パイプ20を配置し、中間長さの吐出パイプ20を入口35と仕切壁2との間の領域に配置することで、入口35から仕切壁2に向かうに従って段階的に吐出パイプ20の長さを変化させるようにしてもよい。
つまり、第5実施例では、入口側バッファ室FBでは入口35側に短尺の吐出パイプ20を配置することで、この吐出パイプ20の吐出端とコンベア5の搬送面との離間距離Dを大きく設定し、この離間距離Dを、入口側バッファ室FBと第1区画室R1との間の仕切壁2に近づくに応じて小さくなるように設計されている。勿論のことであるが、入口バッファ室FBの基板搬送方向の途中まで、上記の離間距離Dを徐々に又は段階的に小さくし、入口バッファ室FBの基板搬送方向の途中から第1区画室R1との仕切壁2まで上記離間距離Dを同じにしてもよい。このように、入口側バッファ室FBの入口35近傍でプリント基板4に当たる縦風の風力を弱めることで横風の風速を小さくすることができ、これにより、電子部品を搭載したプリント基板4が入口側バッファ室FBに入る際、電子部品4bに当たる横風を小さくでき、そのため基板4a上の電子部品4bの位置ズレが発生するのを防止することができる。
また、入口側バッファ室FBの入口35から炉外に流出する雰囲気ガス、つまり不活性ガスの量を低減することができ、これによりリフロー炉1の運転コストを低減することができる。
第5実施例において、第1区画室R1〜R5に対して上述した第1乃至第4実施例の様々な構成を組み込んでもよいことは勿論である。例えば、入口側バッファ室FBの雰囲気ガス循環機構10に含まれる吐出パイプ20の内径を変化させて、例えば入口側バッファ室FBの入口35に隣接した吐出パイプ20の内径を一番小さく設定し、この入口35から第1区画室R1との間の仕切壁2に向かうに従って徐々に口径が大きくなるように設定してもよい。
なお、この第5実施例において、冷却ゾーンを構成する第5区画室R5の後段に、上述した入口側バッファ室FBと実質的に同じ構成の出口側バッファ室RBを設けてもよいことは言うまでもない。
第5実施例では、第1区画室R1と入口側バッファ室FBとの間の仕切壁2は、上部が鉄板等の金属板の間に断熱材を介装した断熱壁2aで形成され、下部は断熱材を問に介装していない鉄板等の例えば肉厚0.8mmの金属板からなる金属プレート壁2bで形成されているが、仕切壁2の金属プレート壁2bの部分を断熱壁2aで構成してもよいことは勿論である。
なお、上記実施形態では、入口側バッファ室FB内の風速の調整をパイプの長さを変化させて行ったが、図9及び図10(第3実施例)で説明したような吐出パイプ20の内径を変化させて行うこともできる。
第6実施例(図15〜図19)
上記第1乃至第5実施例では、吐出パイプ20を使って雰囲気ガスをプリント基板4に吹き付けると共に、隣接する吐出パイプ20、20間に形成した例えば円形孔21を通じて雰囲気ガスを回収して各区画室R1〜R5の内部で各室毎に雰囲気ガスを循環させるようにしたが、本発明はこれに制限されないことを明らかにするために第6実施例を例示するものである。
図15〜図19を参照して、雰囲気ガス循環機構40は、送風機11を収容する送風機収容部及び導風部を含む第1ガイド部材41を備え、この第1ガイド部材41の送風機収容部の左右から下方に延びる導風部が、一対の第2ガイド部材42に連通している。
第2ガイド部材42はコンベア5の断面矩形の密閉箱体からなり、この第2ガイド部材42は、コンベヤ5の幅方向に離置してコンベア5の長手方向に延びている。そして、この一対の第2ガイド部材42には、これらの間に延びる、つまりコンベア5を横断して延びる断面矩形の複数の雰囲気ガス噴出用筒体43の端が連通されている。この複数の雰囲気ガス噴出用筒体43は、共通の水平面上をコンベヤ5の搬送方向に間隔を隔てて複数設けられている。各雰囲気ガス噴出用筒体43の下面には、千鳥状に等間隔に配置された円形の数多くの雰囲気ガス噴出孔45が形成されている。また、好ましくは、第2ガイド部材42の水平な下面にも第2に雰囲気ガス噴出孔46が形成されている。
互いに隣り合う雰囲気ガス噴出用筒体43の間の細長いスリット状の隙間が雰囲気ガス回収口47を形成している。仕切壁2は鉄板等の金属板の間に断熱材を介装した、肉厚の断熱壁で構成されている。そして、仕切壁2に最も近い雰囲気ガス噴出用筒体43の雰囲気ガス噴出孔45の径が最も小径に作られており、仕切壁2から遠ざかる雰囲気ガス噴出用筒体43ほど、これに形成された雰囲気ガス噴出孔45の径が大径になるように設定されている。すなわち、雰囲気ガス噴出用筒体43に形成されている雰囲気ガス噴出孔45が、仕切壁2から数えて3番目の雰囲気ガス噴出用筒体43、2番目の雰囲気ガス噴出用筒体43、1番目の雰囲気ガス噴出用筒体43の順に小径となるように構成されている。なお、本実施形態では、第2ガイド部材17の下面にも第2の雰囲気ガス噴出孔46が形成されているが、この第2雰囲気ガス噴出孔46も、仕切壁2に隣接した領域が小径であり、仕切壁2から遠ざかるほど大径となるように構成されている。
したがって、加熱ゾーンを構成する第1乃至第4の区画室R1〜R4では、所定温度に加熱された雰囲気ガスが送風機11によって第1ガイド部材41から第2ガイド部材42に送られ、第2ガイド部材42から雰囲気ガス噴出用筒体43に入り、雰囲気ガス噴出用筒体43で数多くの雰囲気ガス噴出孔45に分配されて、各雰囲気ガス噴出孔45から鉛直方向に吐出されて、コンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板4に吹き付けられる。そして、各区画室R1〜R4内部の雰囲気ガスは、搬送路を横断して延び且つ搬送路に沿って等間隔に設けられたスリット状の雰囲気ガス回収口47を通じて回収され、ヒータ19を通過して加熱されながら送風機11の吸入口に吸入される。同様に、冷却ゾーンを構成する第5の区画室R5では、加熱無しの雰囲気ガスが送風機11によって第1ガイド部材41から第2ガイド部材2に送られ、第2ガイド部材42から雰囲気ガス噴出用筒体43に入り、雰囲気ガス噴出用筒体43の雰囲気ガス噴出孔45からコンベヤ5上の電子部品を搭載したプリント基板4に吹き付けられ、基板4の冷却に供される。そして、冷却室R5内の雰囲気ガスは、雰囲気ガス回収口47を通じて回収され送風機11の吸入口に吸入される。
如上のように、搬送路を横断して延び且つ搬送路に沿って等間隔に配置された雰囲気ガス噴出用筒体43に形成された雰囲気ガス噴出孔45の径を仕切壁2に隣接する領域では小径に形成して、仕切壁2に近い領域での縦風の風量を抑えて仕切壁2の近傍での横風を弱めるようにしたことから、仕切壁2を通過する際、基板4a上の電子部品4bに側方から当たる横風の風速を小さくでき、これにより仕切壁2を通過する際の電子部品4bの位置ズレが発生するのを抑えることができる。
以上のことは、電子部品を搭載したプリント基板4が加熱ゾーンから冷却ゾーンに入る際も同様で、基板4a上の電子部品4bの位置ズレが起こるのが防止される。
変形例として、プリント基板4の搬送方向に直交して延び且つ搬送方向に離間して配置した複数の雰囲気ガス噴出用筒体43を通じて雰囲気ガスを噴出させる場合には、仕切壁2に隣接する雰囲気ガス噴出筒体43に供給する雰囲気ガスの量を絞り込むことで、仕切壁2に隣接する領域での風量を落とすようにしてもよい。
なお、加熱ゾーンを構成する区画室R1〜R4での仕切壁2は、コンベヤ5の左右幅を調整するための機構装備するなどにより厚みを大きく設計する場合が多く、また、温度干渉を防ぐ必要がある予備加熱ゾーンと本加熱ゾーンとの間の仕切壁2や、加熱ゾーンと冷却ゾーンとの間の仕切壁2や、加熱ゾーンを構成する第1区画室R1と入口側バッファ室FBとの間の仕切壁2も肉厚の断熱材を含むことで厚みを大きく設計する場合が多い。このように仕切壁2を厚く設計した場合には、仕切壁2を挟んで互いに隣接するガス噴出部のピッチが拡大する傾向になる。このような場合に、第6実施例(図15〜図19)で説明したガス噴出孔45の径を仕切壁2の近傍で小径に設計するなどの手法を採用することは、仕切壁2を通過する際の電子部品の位置ズレを防止するのに効果的である。
勿論のことであるが、図4を参照して説明したように仕切壁2を断熱壁2a金属プレート壁2bとで構成し、雰囲気ガス噴出用筒体43に形成された雰囲気ガス噴出孔45が位置する高さレベルで比較的薄肉の壁で各区画室R1〜R5又は任意の区画室間が仕切られている場合には、この金属プレート壁2bを挟んで基板搬送方向に隣接した雰囲気ガス噴出孔45のピッチを当該区画室の基板搬送方向中央部分での隣接する雰囲気ガス噴出孔45、45間のピッチと共通にすると共に各雰囲気ガス噴出孔45の直径を共通にするようにしてもよい。この場合、リフロー炉1の入口及び出口に隣接する雰囲気ガス噴出孔45の直径を小さくすることで、リフロー炉1の入口及び出口近傍で基板に当たる鉛直方向の風(縦風)の風力を弱めるようにするのが好ましい。
なお、以上の説明では、温度制御した加熱雰囲気ガスを用いて半田付けするリフロー炉1を説明したが、遠赤外線ヒータ等の輻射熱ヒータを併用したリフロー炉に対しても同様に適用可能であることは言うまでもない。

Claims (6)

  1. クリーム半田を介して電子部品を搭載したプリント基板を加熱して半田付けするリフロー炉であって、
    前記プリント基板搬送方向の離置された仕切壁によって仕切られた複数の区画室と、
    該区画室を通過する前記プリント基板に向けて鉛直方向に雰囲気ガスを吹き付けると共に、該区画室の雰囲気ガスを循環させる雰囲気ガス循環機構とを有し、
    各区画室の前記仕切壁の近傍の領域で前記プリント基板に当たる鉛直方向の風の風力が、当該区画室のプリント基板搬送方向中央領域で前記プリント基板に当たる前記鉛直方向の風の風力よりも小さいことを特徴とするリフロー炉。
  2. 複数の区画室のうち、前記リフロー炉の入口に設けられた第1の区画室の入口壁の近傍の領域で前記プリント基板に当たる鉛直方向の風の風力が、当該第1の区画室のプリント基板搬送方向中央領域で前記プリント基板に当たる前記鉛直方向の風の風力よりも小さい、請求項1に記載のリフロー炉。
  3. 複数の区画室のうち、前記リフロー炉の出口に設けられた最後の区画室の出口壁の近傍の領域で前記プリント基板に当たる鉛直方向の風の風力が、当該最後の区画室のプリント基板搬送方向中央領域で前記プリント基板に当たる前記鉛直方向の風の風力よりも小さい、請求項2に記載のリフロー炉。
  4. 前記雰囲気ガス循環機構が、送風機と、該送風機から吐出される雰囲気ガスを分配して前記プリント基板に向けて鉛直方向に雰囲気ガスを吐出する複数の雰囲気ガス吐出用開口を有し、各区画室の前記仕切壁の近傍の領域における前記雰囲気ガス吐出用開口の有効面積が、当該区画室のプリント基板搬送方向中央領域における前記雰囲気ガス吐出用開口よりも小さい、請求項1に記載のリフロー炉。
  5. 前記区画室のプリント基板搬送方向中央領域から前記仕切壁の近傍領域に向かうに従って、前記雰囲気ガス吐出用開口の有効面積が小さくなる、請求項4に記載のリフロー炉。
  6. 前記雰囲気ガス循環機構が、送風機と、該送風機から吐出される雰囲気ガスを分配して前記プリント基板に向けて鉛直方向に雰囲気ガスを吐出する複数の雰囲気ガス吐出用開口を有し、各区画室の前記仕切壁の近傍の領域における前記雰囲気ガス吐出用開口と前記プリント基板との離間距離が、当該区画室のプリント基板搬送方向中央領域における前記雰囲気ガス吐出用開口と前記プリント基板との離間距離よりも大きい、請求項1に記載のリフロー炉。
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