JP4832551B2 - くらげ放流システム及びくらげ放流方法 - Google Patents

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Description

本発明は、海から取水した海水に含まれるくらげを取り出して海に戻すくらげ放流システム及びくらげ放流方法に関する。
従来より、海水を発電設備等に供給する際に、海水に含まれている異物、例えば、くらげや魚介類を除去するために除塵機が設けられている。この除塵機により異物が除去された海水が発電設備に供給されるようになる。
また、除去された異物の処理方法についても、従来より各種の技術が提案されている。例えば、電気分解処理によってくらげ水化水を浄化して放流するという技術が提案されている(特許文献1)。
特開2002−239519号公報
ところで、くらげの大量発生という出来事が起こった場合には、除塵機によって大量のくらげが除去される場合がありうる。この場合、除去した大量のくらげをどのように処理するかが問題となるが、できるだけ迅速かつ低コストで大量のくらげが処理できるようなシステムであることが望ましい。また、海から採取された物は、そのままの状態で海に返すことが望ましい。
本発明は、このような課題に対して鑑みなされたものであり、コストや自然環境に配慮したくらげ放流システム及びくらげ放流方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えたものとする。
(1) 取水路を介して搬送された海水から異物を除去する除塵機と、当該除塵機によって除去された異物を、所定方向に流れる海水によって搬送する第1水路と、当該第1水路によって搬送された異物を海水とともに貯留し、貯留された海水内において異物に含まれるくらげが上方に浮かぶことで、異物からくらげが分離される貯留槽と、当該貯留槽の上部に設けられ、貯留された海水の上部に浮いているくらげを放出させる放出部と、当該放出部から放出されたくらげを海に放流する第2水路とを備えたことを特徴とするくらげ放流システム。
(1)のくらげ放流システムによれば、除塵機によって除去された異物を海水によって貯留槽に搬送することにより、異物として除去されたくらげを生きた状態で貯留槽に送ることが可能になる。また、貯留槽において生きたくらげは浮かび、石や貝などは貯留槽内部に沈むことによってくらげが異物から分離され、貯留槽内の海水の上部に浮かぶ生きたくらげが放出部及び第2水路を通って海に放流されるようになる。したがって、例えば、くらげが大量発生して、取水路から大量のくらげを取り込んでしまい、貯留槽に大量のくらげが搬送された場合に、生きたくらげを生きたまま海に帰すことにより、貯留槽にくらげを大量にかかえてしまうといった事態を回避することが可能になる。しかも、くらげの処理に特別な装置を設ける必要がないため低コスト化を図ることが可能になる。このように、迅速かつ低コストで大量のくらげを処理することが可能になる。
(2) (1)において、前記貯留槽の上部に設けられ、くらげの移動を規制しかつ前記貯留槽の海水を放出させるフィルタ部と、を備えたことを特徴とするくらげ放流システム。
(2)によれば、貯留槽に大量のくらげが搬送された場合に、フィルタ部においてくらげの移動が規制され、海水のみが通過するとともに、くらげは放出部を移動するようになる。これにより、貯留槽内の水位が、放出部を越えた場合には、フィルタ部から海水が放出される。その結果、貯留槽内の水位を安定させることが可能となる。また、くらげは放流部を通るようになり、第2水路へ確実に移送することが可能になる。
(3) (1)、(2)において、上下方向に移動可能であって、前記第2水路を開状態とする開位置と、閉状態とする閉位置とに移動可能なゲートと、前記ゲートの位置を切り換えて、前記第2水路の開放量を調整する調整機構と、前記ゲートの近傍に設けられ、前記ゲートの上流側における所定領域に対して水を噴出させるスプレー装置とを備え、前記調整機構は、前記第2水路における水流の上面より下方に前記ゲートの端部が位置するよう前記ゲートの位置を調整可能であることを特徴とするくらげ放流システム。
(3)によれば、くらげから発生する茶色い泡は消滅しにくく、しかもその泡はゲートに向かって水流によって搬送されるが、その際、くらげから発生する泡の移動がゲートによって規制されるため、ゲート付近に泡を集めることが可能となる。さらに、ゲートの近傍に設けられたスプレー装置によって、水を泡に向かって噴霧することにより、海に放流する前に泡を効率的に消滅させることが可能になる。これにより、くらげ以外のものを海に放流することが防止され、しかも海における放流場所付近の景観が損なうような事態を防止することが可能になる。
(4) 取水路を介して搬送された海水から除塵機によって除去された異物を、所定方向に流れる海水によって貯留槽に搬送し、当該貯留槽において、搬送された異物を水とともに貯留するとともに、貯留された海水内において異物に含まれるくらげが上方に浮かぶことで、異物からくらげが分離され、前記貯留槽に貯留された海水の上部に浮いているくらげを放出させて海に放流することを特徴とするくらげ放流方法。
(4)のくらげ除去方法によれば、除塵機によって除去された異物を水流とともに貯留槽に搬送することにより、貯留槽において生きたくらげは上方に浮揚し、石や貝などは貯留槽内部に沈むことによってくらげが異物から分離され、貯留槽の水面に浮かんでいるくらげは、海に放流されるようになる。したがって、例えば、くらげが大量発生して、取水路から大量のくらげを取り込んでしまい、貯留槽に大量のくらげが搬送された場合に、生きたくらげを生きたまま海に帰すことにより、貯留槽にくらげを大量にかかえてしまうといった事態を回避することが可能になる。しかも、くらげの処理に特別な装置を設ける必要がないため低コスト化を図ることが可能になる。このように、迅速かつ低コストで大量のくらげを処理することが可能になる。
本発明によれば、コストや自然環境に配慮したくらげ放流システム及びくらげ放流方法を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるくらげ放流システムの概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態における貯留槽16の構成及び貯留槽16から排出された水の放流経路を示す図である。 本発明の一実施形態におけるくらげ放流システムの配置を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態におけるくらげ放流システムの概要を示す説明図である。本実施形態のくらげ放流システムは、取水路10によって搬送される海水から異物を除去する除塵機12と、除塵機12によって除去された異物を水流によって搬送する異物搬送水路14と、異物搬送水路14から搬送された異物を水とともに貯留する貯留槽16と、貯留槽16から放出される水を放出口18に導く搬送水路20と、放出口18を開閉するゲート22と、放出口18から排出される水を海に放流する放流路24とによって構成されている。すなわち、異物搬送水路14は、異物を海水によって貯留槽16に搬送する第1水路を構成し、搬送水路20及び放流路24は、貯留槽16から海水とともに放出されるくらげを海に放流する第2水路を構成する。
取水路10は、直径約4mのパイプによって海水を図示しない発電設備に搬送するためのものである。取水路10の先端には直径約15mの取水口10aが設けられており、この取水口10aは沖合に配置されている。そして、図示しないポンプを駆動することによって海水が取水路10の取水口10aを介して導入(取水)される。取水路10による海水の搬送経路の所定位置に除塵機12が設けられており、この除塵機12によって異物が除去された海水が発電設備(図3参照)に搬送される。
除塵機12は、複数のかご部材を水車のように回転させることで海水中の異物をすくい上げるように除去するものである。かご部材は、所定メッシュの網状部材により全部又は一部が形成され、海水と所定以上の大きさである異物とを分離する。
除塵機12には、除塵機12に対して海水を供給する除塵ポンプ26が備えられている。この除塵ポンプ26は、取水路10によって搬送される海水の一部を除塵用水路28に分岐させて、除塵用水路28の水流を除塵機12に供給する。除塵ポンプ26により供給された海水は、異物搬送水路14における水流をつくる。
除塵機12が除去した異物は、除塵用水路28を介して供給された海水によりつくられた水流によって異物搬送水路14により貯留槽16へ搬送される。
次に、図2を参照しながら、貯留槽16の構成及び貯留槽16から排出された水の放流経路について説明する。
貯留槽16の縁部の一部には、放出部を構成する放出溝30が形成されている。また、貯留槽16の周囲には複数のスリット32aが形成されている柵部32が立設されている。この柵部32は、貯留槽16の上部において異物搬送水路14及び放出溝30を除く部位に設けられている。また、スリット32aは、柵部32を構成する棒状部材における、隣り合う棒状部材の隙間からなり、上下方向に延びている形状である。柵部32は、複数のスリット32aが等間隔に並列配置されて構成される。また、柵部32の外周囲には、垂直方向中央部を覆うくらげストッパー34が設けられている。このくらげストッパー34は板状部材からなり、柵部32の下部が開放されるように、貯留槽16の上縁部から離間して当該上縁部の上方に設けられている。また、貯留槽16の下部には、図示していないが、貯留槽16内の海水を放出するための開閉部が設けられている。
そして、貯留槽16に、海水が異物とともに貯留され、水位が放出溝30に到達したときに、貯留槽16の上位の海水が、放出溝30から放出されるようになる。放出溝30における海水の放出量が、異物搬送水路14から供給される海水量よりも少ない場合には、貯留槽16における海水の水位が上昇し、放出溝30の位置を越えるようになる。このとき、放出溝30の位置を越えた海水は、スリット32aを通って外部に流出する一方、貯留槽16内のくらげの移動は規制され、くらげは放出溝30から海水とともに放出されるようになる。このように、スリット32aを有する柵部32によってフィルタ部が構成される。
本実施形態においては、貯留槽16の深さは1000mm、放出溝30の幅は400mm、高さは200mm、スリット32aの幅が15mm程度に設定されている。すなわち本実施形態においては、比較的小型のくらげが除塵機12によって除去された場合を想定しているが、本発明はそれに限るものではなく、本発明を設置する海域において発生しやすいくらげの種類に応じて、貯留槽16のサイズ、放流溝30の大きさ、スリット32aの幅及びその間隔などを適宜設定するのがよい。
貯留槽16の側方には、貯留槽16の上縁部に対して垂直方向に低い位置に、貯留槽16の下部に沈んでいる貝や小石といった異物をコンテナに回収したりするための作業場所が用意されている。さらに貯留槽16及び作業場所の周囲には、貯留槽16から放出された海水やくらげを流すための搬送水路20が形成されている。この搬送水路20には、放出口18が形成されており、放出口18にはゲート22が設置されている。
ゲート22は、上下方向に移動させることによって放出口18を開閉する板状部材である。具体的には、ゲート22は、放出口18から海水等が放出される開状態における開位置と、放出されない閉状態における閉位置と、に移動可能に構成される。ゲート22には、上方側にT字バー22aが設けられている。T字バー22aは、ゲート22の上方の壁面に上下方向に並列させた状態で固定されている複数のフック22bに選択的に配置される。T字バー22a及び複数のフック22bは、ゲート22の上下方向における位置を調整する調整機構を構成する。フック22bにT字バー22aを掛けることによって、ゲート22が搬送水路20の底面に対して上方に配置され、放出口18が下方から開放される。なお、放出口18の開放量は、T字バー22aを掛けるフック22b適宜変更することによって、調整することが可能となる。
ゲート22の上方には、水を噴霧するスプレー装置40が設けられている。このスプレー装置40の噴霧方向は、搬送水路20におけるゲート22付近の水面に設定されている。そして、スプレー装置40が、ゲート22付近に集まる泡に対して霧を吹き付けることによって泡が潰され、消滅するようになる。なお、スプレー装置40が噴射する水は、淡水でも海水でもよい。また、スプレー装置40が噴射する水に、消臭効果を有する天然成分の液体を加えてもよい。
次に、異物の搬送についてより詳細に説明する。
取水路10から海水とともにくらげや小石、魚介類等の異物が搬入された場合には、これらの異物は、除塵機12によって除去され、水流によって貯留槽16に搬送されて、貯留槽16に貯留される。この時、生きているくらげは傘を開いたり閉じたりすることで水面側に浮揚し、貯留槽16の底部には、死んだくらげあるいは小石や貝類といった浮揚性のないものが蓄積される。
貯留槽16の海水は、貯留槽16の上部に形成された放出溝30を介して放出される。このとき、生きたくらげは水面付近に浮揚することから、貯留槽16の上部に移動するようになる。このため、貯留槽16内の海水が放出溝30を介して搬送水路20に放出された時に、同時に生きたくらげが搬送水路20に放出されるようになり、貯留槽16下部に蓄積される異物は貯留槽16に残される。そして、ゲート22を上方に移動させて放出口18を開放することにより、搬送水路20の海水は、搬送水路20内に生きたくらげとともに、放出口18に向かって移動する。
ところで、搬送水路20の海水の水面には、茶色い泡が浮かんでいる場合があり、この茶色い泡も放出口18に向かって移動する。このため、ゲート22を開放している時には、これらの茶色い泡を消滅させるために、スプレー装置40を作動させて霧吹きを行っている。また、ゲート22による放出口18の開放量は、搬送水路20の底面から水面までの高さよりも若干低くなるように設定するのが望ましい。これにより、ゲート22の下端部が水面より若干下方に位置するようになる。言い換えれば、搬送水路20の海水の水面にゲート22の下端部が浸るようになる。これにより、水面に浮いている茶色い泡が、放流路24に移送されないようにゲート22によってブロックされ、茶色の泡がゲート22の搬送水路20側に集まった状態となる。
そして、スプレー装置40から噴射された霧によって、放出口18の直前で茶色い泡が消滅するようになる。これにより、搬送水路20の海水及び生きたくらげが放出口18を介して放流路24に移送され、再び海に帰される。
図3は、海水の導入経路及び海水から除去されたくらげの放流経路を示す説明図である。図3に示すように、火力発電所における各種の施設、例えば、ボイラーや煙突、LNGタンク等は、海に面した場所に設置されており、特に、除塵機12及び貯留槽16は、海辺に近い場所に設置されている。沖合から取水路10を介して導入された海水は、除塵機12によって異物が取り除かれて、発電施設(ボイラー)へと搬送される。除塵機12によって取り除かれた異物の中で、生きたくらげは、図2に示す貯留槽16によって、他の異物と分離され、再び海に放流される。ここで、除塵機12及び貯留槽16は、海辺に近いことから、除塵機12によって除去されたくらげが、海に放流するまでの搬送距離が短く、また、貯留槽16においては、浮いているくらげを優先して放流するため、生きたくらげを迅速に海に放流することが可能となる。また、取水路10による海水の導入場所と、くらげの放流場所が大きく離れているため、放流したくらげを再度取り込んでしまうことはない。
以上説明したように構成された本実施形態によれば、除塵機12によって除去された異物を水流とともに貯留槽16に搬送することにより、異物として除去されたくらげを生きた状態で貯留槽16に送ることが可能になる。また、貯留槽16において生きたくらげは浮遊(浮揚した後)し、石や貝類、死んだくらげなどは貯留槽16内部に沈むようになり、生きたくらげが放出溝30及び搬送水路20、放流路24を通って海に放流されるようになる。したがって、くらげが取水した海水とともに取り込まれた場合には、生きたくらげを生きたまま海に帰すことができることにより、無理に回収して処理を行う必要がなくなる。これにより、くらげの処理に係る費用を低減することが可能になる。また、海から採取されたくらげを生きた状態で再び海に戻すので、自然環境に配慮したシステム、方法であるといえる。
また、本実施形態によれば、貯留槽16に大量のくらげが搬送された場合に、柵部32のフィルタ機能によって、海水のみが通過するとともに、くらげは放出部(放出溝30)を移動するようになる。これにより、貯留槽内の水位が、放出溝30を越えた場合には、柵部32から海水が放出され、その結果、貯留槽16内の水位を安定させることが可能となる。また、くらげは放出溝30を通るようになり、搬送水路20へ確実に移送することが可能になる。
また、本実施形態によれば、除塵機12によって除去されたくらげを大量にかかえてしまい、やがてくらげが死んでしまい、死骸の処理に困るといった事態を回避することが可能であるため、死んだくらげの処理のために特別な装置を設ける必要がなくなり、低コスト化を図ることが可能になる。
また、くらげから発生する茶色い泡は消滅しにくく、しかもその泡はゲート22に向かって水流によって搬送されるため、ゲートにおいて溜まりやすくなるが、スプレー装置40によって水を泡に向かって噴霧することにより、泡を効率的に消滅させることが可能になる。これにより、ゲート22付近の状況を視認しやすくするとともに、泡を海に放流することが防止されるため、放流場所付近の海の景観が損なうような事態を防止することが可能になる。しかも、泡の移動がゲート20によってブロックされるため、ゲート22付近に泡を集めることが可能となり、泡をさらに効率的に消滅させることが可能になる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限るものではない。例えば、放流溝30に対して鉄板が着脱可能になるように構成し、放流溝30からの海水の放出量を調整できるようにしてもよい。
10 取水路
12 除塵機
14 異物搬送水路
16 貯留槽
18 放出口
20 搬送水路
22 ゲート
22a T字バー
22b フック
24 放流路
26 除塵ポンプ
28 除塵用水路
30 放出溝
32 柵部
34 くらげストッパー
40 スプレー装置

Claims (4)

  1. 取水路を介して搬送された海水から異物を除去する除塵機と、
    当該除塵機によって除去された異物を、所定方向に流れる海水によって搬送する第1水路と、
    当該第1水路によって搬送された異物を海水とともに貯留し、貯留された海水内において異物に含まれるくらげが上方に浮かぶことで、異物からくらげが分離される貯留槽と、
    当該貯留槽の上部に設けられ、貯留された海水の上部に浮いているくらげを放出させる放出部と、
    当該放出部から放出されたくらげを海に放流する第2水路とを備えたことを特徴とするくらげ放流システム。
  2. 前記貯留槽の上部に設けられ、くらげの移動を規制しかつ前記貯留槽の海水を放出させるフィルタ部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のくらげ放流システム。
  3. 上下方向に移動可能であって、前記第2水路を開状態とする開位置と、閉状態とする閉位置とに移動可能なゲートと、
    前記ゲートの位置を切り換えて、前記第2水路の開放量を調整する調整機構と、
    前記ゲートの近傍に設けられ、前記ゲートの上流側における所定領域に対して水を噴出させるスプレー装置とを備え、
    前記調整機構は、前記第2水路における水流の上面より下方に前記ゲートの端部が位置するよう前記ゲートの位置を調整可能であることを特徴とする請求項1又は2記載のくらげ放流システム。
  4. 取水路を介して搬送された海水から除塵機によって除去された異物を、所定方向に流れる海水によって貯留槽に搬送し、
    当該貯留槽において、搬送された異物を水とともに貯留するとともに、貯留された海水内において異物に含まれるくらげが上方に浮かぶことで、異物からくらげが分離され、
    前記貯留槽に貯留された海水の上部に浮いているくらげを放出させて海に放流することを特徴とするくらげ放流方法。
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