JP4832504B2 - 水循環装置及び異物回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水熱媒などの循環液を循環する装置内において、循環液に含まれる異物を容易に捕獲できる異物回収装置、及びこの異物回収装置を備えた水循環装置に関するものである。
温水生成機は、温水暖房装置の温水循環系の途中に設けられ、水熱媒を貯留するためのタンクを備えている。一般的にこの種のタンクでは、フィルターが備えられ、水熱媒に含まれる異物を捕獲する。これは、熱交換器、配管などに異物が堆積することによって、暖房能力低下や異物付着による循環ポンプのロック、異常振動、流量低下が発生することを防ぐためである。また、フィルターを備えることで、圧力損失を加え、水熱媒の流速を低下させ空気と水熱媒を分離することも行われている。
一方、フィルターを用いない異物捕獲手段としては、特許文献1のように内部に水熱媒と空気を分離する異物溜気体バイパス路を設け、空気の表面に付着して浮上した異物を異物溜気体バイパス路内に滞留させ捕獲し、清澄な空気を気体抜弁に排出させるという方法も提案されている。
特公平04−070512号公報(第10図)
温水生成機で一般的な異物を捕獲する手段であるフィルターによる方法では、粒径が小さい異物を捕獲しようとした場合、フィルターのメッシュを細かくする必要がある。しかしながら、フィルターのメッシュを細かくすると目詰まりを起こしやすく、圧力損失が増大し、流量が低下し暖房能力が低下する。温水生成機では、フィルターの目詰まりを防止するため、一般的にメッシュの開口部が一辺1mm程度のフィルターが選択される。フィルターによる異物の捕獲ではフィルターのメッシュより小さい異物は捕獲できないという問題があり、温水生成機の循環ポンプ軸受け部に粒径1mm以下の微小な異物が進入すると軸受け部の磨耗が促進され、軸受け部が偏芯する。これにより、異常音や異常振動が発生し、最終的に循環ポンプは動作不能に至るという問題が発生する。
特許文献1の手段では、粒径が1mm以下であっても、水熱媒に浮かぶ水熱媒よりも密度の小さい異物は異物溜気体バイパス路にて捕獲可能であるが、温水暖房システムにおいて配管を施工する際、または水熱媒を給水する際に混入する砂及び金属など水熱媒より密度の大きい異物の捕獲は不可能である。
また、タンクからの異物流出を防止する単純な手段として、タンクを大型化し、タンク内を流れる水熱媒の流速を低下させて、異物を沈殿させる手段がある。しかし、この手段ではタンクが不必要に大型化することによって、温水生成機自体が大型化する。また、大型化することによって材料コスト、製造コストが増大するという課題がある。
本発明の目的は、上記の問題を解決するもので、タンクに流入する異物を捕獲することにより、たとえば、ポンプの軸受け磨耗抑制し、循環ポンプの長寿命化を測る装置において、安価な構造で信頼性が高く確実にごみや異物を回収できる異物回収装置、及びこの異物回収装置を備えた水循環装置を提供することをその目的とする。
本発明の水循環装置は、循環液が循環する循環回路と、循環回路に設けられ、循環液に循環する圧力を加える循環ポンプと、循環回路に接続され、上下方向に延びる概略筒状を成し、少なくとも一部に設けられた小径流路部、該小径流路部の上方に連結された大径流路部、及び小径流路部と大径流路部との間に全周にわたって開口を上方に向けて設けられたポケット状の異物溜り部を内部に形成し、底部に形成された流入口から所定圧力の循環液を流入し、小径流路部及び大径流路部の中心部にて循環液を上方に向けて第1の流速で上昇させ、大径流路部の上部にて循環液を半径方向外方に移動させ、大径流路部の外周部にて循環液を下方に向けて第1の流速より遅い第2の流速で下降させ、小径流路部の外周部を下降する循環液を下部に形成された流出口から排出するタンクとを備えることを特徴とする。
また、本発明の異物回収装置は、環状を成し循環ポンプが設けられ循環ポンプにより循環液が循環する循環回路に接続される異物回収装置であり、循環回路に接続され、上下方向に延びる概略筒状を成し、少なくとも一部に設けられた小径流路部、該小径流路部の上方に連結された大径流路部、及び小径流路部と大径流路部との間に全周にわたって開口を上方に向けて設けられたポケット状の異物溜り部を内部に形成し、底部に形成された流入口から所定圧力の循環液を流入し、小径流路部及び大径流路部の中心部にて循環液を上方に向けて第1の流速で上昇させ、大径流路部の上部にて循環液を半径方向外方に移動させ、大径流路部の外周部にて循環液を下方に向けて第1の流速より遅い第2の流速で下降させ、小径流路部の外周部を下降する循環液を下部に形成された流出口から排出するタンクを備えることを特徴とする。
この本発明によれば、タンクの底に配設した流入口から水熱媒とともに流入する異物を安価な構造にて捕獲でき、信頼性の高い装置を得ることができる。
以下、本発明にかかる水循環装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態においては、水循環装置の一例として、温水暖房装置の温水循環系の途中に設けられる温水生成機を説明するが、これによりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、温水生成機を構成する暖房システムのシステム構成図である。図1に示すように、本実施の形態の温水生成機1は、温水暖房装置の温水循環系の途中に設けられ、配管2a、2bで一連に配管接続された、加熱装置7、熱交換器6、循環ポンプ3、及びタンク4を含んで構成されている。加熱装置7は、室外ユニット5と熱交換器6内に延びる冷媒閉回路(配管2a)とで構成され、その室外ユニット5は、室外熱交換器、送風機、圧縮機、流量調節弁(いずれも図示しない)を備えている。即ち、加熱装置7は冷凍サイクルで構成されており、熱交換器6においてタンク4の水熱媒と熱の授受を行う。配管2bは、タンク4を含む循環回路を構成し、循環液である水熱媒を循環させる。本実施の形態のタンク4は、水熱媒に含まれる異物を捕獲する異物回収装置の機能も有している。熱交換器6、循環ポンプ3、及びタンク4は、一つの筐体10に収められている。
筐体10には、各種放熱器(図示しない)に水熱媒を循環させる目的で、水熱媒を流出する流出配管接続口8及び水熱媒を流入する流入配管接続口9が配設されている。流出配管接続口8から流出した温水は、床暖房や温水ヒーターなど各種暖房装置用の各種放熱器に利用される。また、湯沸しに利用した風呂の排熱を回収するために、汚れた温水が流入配管接続口9を介して回収されたりする。さらに、温水生成機1は、温水を利用する給湯放熱器にも使用される。このように、温水生成機1は各種用途に応じて様々な利用側装置に接続されて使用される。なお、本実施の形態の水循環装置は、加熱装置7で加熱された温水である水熱媒でない液体を循環させる装置、たとえば海水からイオン交換膜などを介して飲料水を精製する装置などにおいても利用することができる。
図2は、実施の形態1の異物回収装置を構成するタンク4の断面正面図である。本実施の形態のタンク4は、タンク本体20と、蓋体21と、異物捕獲部材23とを含んで構成されている。タンク本体20は、概略有底円筒状を成し、上部内壁が径の大きい流路である大径流路部20aを形成している。タンク本体20の底部中央に流入口31が形成され、下部側壁に流出口35が形成されている。蓋体21は、タンク本体20の上端開口を密閉している。異物捕獲部材23は、タンク本体20の上下方向中間部から下端までの位置にタンク本体20の内壁に沿って設けられている。そして、この異物捕獲部材23には、タンク本体20の上下方向中間部の内壁から半径方向内方に円環状に突出し開口を上方に向けるポケット状の異物溜り部40と、この異物溜り部40の内周部に全周にわたって設けられた第2の内壁42が形成されている。第2の内壁42は、径の小さい流路である小径流路部42aを構成している。
タンク本体20は、内径75mmの概略有底円筒状を成し、下部は強度を確保するため御椀形をしている。タンク本体20の底部には循環回路が接続されて水熱媒が流入する流入側接続口30が設けられ、流入側接続口30内部に流入口31が形成されている。また、タンク本体20内部側の流入口31の周囲には、異物捕獲部材23のタンク本体20内での傾きを抑制するため円筒形状の位置規制部32が設けられている。タンク本体20の下部側壁には、循環回路が接続されて水熱媒が流出する流出側接続口33が設けられ、流出側接続口33の内部に流出口35が形成されている。
タンク本体20の上下方向中間部の側壁にセンサ固定部34が設けられている。このセンサ固定部34には、タンク本体20の側壁を貫通するセンサ挿入口が穿孔されており、このセンサ挿入口に、棒状の液位検知センサ22が外方から挿入されて固定されている。センサ挿入口に挿入された液位検知センサ22は、タンク本体20内の水熱媒の液位を検知するとともに、後述のように異物捕獲部材23の上部を支持するとともに異物捕獲部材23の上下方向の位置決めをする。これにより、部品点数の削減と、組立工数の削減ができ、コストダウンを図ることができる。
タンク本体20は、合成樹脂、或いは銅及びステンレスなどの金属材料にて作製されている。一方、蓋体21は、上部に圧力計、空気抜き弁及び安全弁(いずれも図示しない)を接続するための部材接続口38が形成されており、締付け力に耐える強度及び固定強度を確保するため材料は黄銅を使用している。また、タンク本体20と蓋体21の間の気密を保つために両者間にOリング24が配置されている。Oリング24は、内部の圧力に対し水熱媒の漏れが発生しないつぶし代を確保し、水熱媒との相性(耐食性など)を考慮した材質を選定している。本実施の形態では、シリコンゴムやエチレンプロピレンゴムを選定している。なお、タンク本体20の横断面形状は丸に限らず四角形等でもよく、タンク本体20と蓋体21の材料は内部圧力が低ければ樹脂材料などでもよい。
図3は、異物捕獲部材23を上方から見た斜視図である。異物捕獲部材23は、合成樹脂の材料を用いて射出成形にて作製され、上部に円環ポケット状の異物溜り部40を備えている。円環ポケット状の異物溜り部40の内周部に全周にわたって第2の内壁(以降、単に内壁)42が形成されている。異物溜り部40の外周側壁面の上部の2箇所に、タンク本体20の内壁に当接する支持突部47が設けられている。この支持突部47には、液位検知センサ22を挿入する係合穴43が開口している。係合穴43は、180°回転した場合でも取り付け可能とし作業性を向上するために、対向した位置の支持突部47にも設けられている。この構造により異物捕獲部材23は、タンク本体20の側面を貫通する液位検知センサ22により支持される。なお、係合穴43は金型を食い切りの型合わせとすることにより、アンダーカットを無くしスライドコア構造を避けた金型となるため金型費の低コスト化を可能としている。
図4は、異物捕獲部材23を下方から見た斜視図である。異物捕獲部材23の下部にはタンク本体20の流入口31から流入する水熱媒に対面して、空気の混入及び流水音を防止するための障害壁44が2枚設けられている。2枚の障害壁44は、流出口35に向けて平行に延在している。また、障害壁44の下方には、下部支持部45が設けられている。下部支持部45はタンク本体20の位置規制部32と係合して異物捕獲部材23の下部を支持する。すなわち、異物捕獲部材23がタンク本体20内に挿入される際には、異物捕獲部材23の支持突部47がタンク本体20の内壁に沿って挿入されると共に、下部支持部45がタンク本体20の位置規制部32の内側に配置されるように挿入される。これにより、タンク本体20内において異物捕獲部材23が傾くことはない。
温水生成機1では、配管からの水漏れ等によりタンク4内の水位が低下した状態で運転すると、タンク4内で水熱媒に空気が混入し循環ポンプ3が空気を吸込み異常音が発生する。さらに水位が低下すると、配管内を循環するために必要な水熱媒が不足し暖房不可能となる。それを防止するため、水位が低下した状態では運転を停止する必要があり、その手段として一般的にタンク4内で水位を検知する手段が設けられている。本実施の形態では上記のように液位検知センサ(液位検知手段)22が設けられている。
液位検知センサ22は、温水生成機1本体金属部と水熱媒の間の電気抵抗により水熱媒の有無を検知する電極式のセンサであり、液位検知センサ22が水熱媒に漬かっている状態では、電気抵抗が小さいため水熱媒有りと判断して正常に運転し、液位検知センサ22よりも液位が低下した状態では、電気抵抗が大きいため、水切れと判断して運転を停止する。液位検知センサ22の外観形状はトラスねじとなっており、水熱媒との相性(腐食性など)を考慮して、材料はステンレスが使用されている。
また、液位検知センサ22とセンサ固定部34の間には気密確保するためのパッキン25を備えている。パッキン25は内部の圧力に対し水熱媒の漏れが発生しないつぶし代を確保し、水熱媒との相性(耐食性など)を考慮した材質を選定している。本実施の形態では、シリコンゴムやエチレンプロピレンゴムを選定している。
液位検知センサ22をタンク本体20の側壁に形成したセンサ挿入口よりタンク本体20内にねじの先端から挿入し、同時にタンク本体20内に挿入された異物捕獲部材23の係合穴43にも挿入することにより、異物捕獲部材23をタンク本体20内の所定の位置、すなわち、液位検知センサ22より下部で流出口35より上部の位置に固定することができる。この構造とすることにより、液位検知センサ22に水位を検知する機能に加え、異物捕獲部材23をタンク本体20内の所定の位置で固定する手段としても使用できるため、固定用に構成部品を新たに追加することなく低コスト化が可能となる。
タンク4内部の水熱媒の流れを図2により説明する。室内放熱器から戻った水熱媒はタンク本体20の底部に配設した流入口31からタンク4内に流入し、速い流速である第1の流速にて異物捕獲部材23の小径流路部42aの中心部を通りタンク4上部へと流れる。その際、流入する水熱媒が噴水状となり水面が波打ちすることによる空気の混入及び流水音が発生するのを防ぐため異物捕獲部材23の障害壁44に衝突させる。大径流路部20aの上部までに上昇した水熱媒は、上昇した勢いで半径方向に広がりタンク本体20の外周部へと移動する。その後、水熱媒は流速を落とし、第1の流速より遅い第2の流速にて大径流路部20aの外周部を下降し、次いで、大径流路部20aの外周部から小径流路部42aの外周部へと流れる。このとき、水熱媒は異物溜り部40の上方を遅い流速の第2の流速で横切る流路を形成する。その後、水熱媒は小径流路部42aの外周部からタンク本体20下部へ流れ、タンク本体20の側壁に開口する流出口35より循環ポンプ3へと流出する。
上記の流れの中で流入口31より流入する水熱媒に砂及び金属などの水熱媒に沈む異物が混入して流入した場合、異物は水熱媒の流れに乗って小径流路部42aと大径流路部20aの中心部を通りタンク4の上部へと上昇する。上昇した異物は半径方向外方に向かって流れる水熱媒の流れに乗ってタンク本体20の外周部へと移動する。水熱媒より密度の大きい異物は流速の遅くなった大径流路部20aの外周部にて自らの重さにより沈下する。ここで、この遅い速さの流れは異物溜り部40の上方を移動するので沈下した異物は異物溜り部40に溜まる。このようにして、異物溜り部40にて異物を堆積させることができる。
本温水暖房装置の水回路が開放式の場合、水熱媒の蒸発が発生するため、使用途中で水熱媒を補給する必要がある。その際、水熱媒とともに外部から異物が混入する可能性があるため、清掃が必要になる場合がある。本実施の形態においては、清掃する場合、蓋体21及び液位検知センサ22を外すことにより、容易に異物捕獲部材23を取り外し、回収した異物の除去のみならず異物溜り部40に付着する汚れなどの清掃することが可能である。一方、水回路が密閉式の場合は、水熱媒の蒸発は発生しないため、使用途中で水熱媒を補給する必要はない。即ち、使用途中で外部から異物が混入することはない。異物が混入する可能性があるのは、施工時に初期的に混入するもののみである。したがって、通常の使用状態では、清掃の必要はない。
上述のように液位検知センサ22は、異物捕獲部材23の固定もかねて異物捕獲部材23の支持突部47に配設された係合穴43に挿入されている。そのため、液位検知センサ22の高さを異物捕獲部材23の内壁42よりも低い位置に配設すると、液位検知センサ22よりも水位が低下した場合でも異物捕獲部材23の支持突部47と異物捕獲部材23の内壁42との間に溜った水熱媒を検知して停止しないため、循環ポンプ3にて空気を吸込み異常音が発生する。これを防止するため液位検知センサ22は、内壁42の上端より高い位置に配設する必要がある。
また、密閉式回路の場合、配管内の空気は、施工時に蓋体21の部材接続口38に取り付けた空気抜き弁から外部へ放出されるが、施工時に温水暖房装置の配管に残って外部へ放出することが出来なかった空気が運転中にタンク4内へ流入しタンク4の上部に貯まる。その空気は流出口35から循環ポンプ3へ流出しなければ異常を及ぼすものではない。そのため、水切れと判断されて運転が停止することを出来る限り回避するため、液位検知センサ22の高さはタンク本体20の上面より可能な限り低い位置に設けられる。
一方で、異物捕獲部材23の内壁42は、水熱媒へ沈んだ異物が水熱媒の流れに乗ってタンク下部へ流入するのを防ぐとともに、一度捕獲して異物溜り部40に堆積している異物が再び循環するのを防ぐ、そのため、異物捕獲部材23の内壁42は可能な限り高くした方が望ましい。
本実施の形態では、液位検知センサ22の高さをタンク本体20の上面から70mm下方に設け、タンク4内の水熱媒が300mL減少した時に水切れと判定している。これにより、施工時に温水暖房装置に残存した空気がタンク4内に貯まった場合も、水切れ停止することなく運転可能としている。また、異物捕獲部材23の内壁42の上端を液位検知センサ22よりも5mm下方に設定し、さらに、内壁42の上面より15mm下方に異物溜り部40を設けることにより、堆積した異物が再び循環しないよう流速の遅い領域を確保し、異物の捕獲効率を高めている。
異物捕獲部材23に設けられた障害壁44は、タンク4に流入した水熱媒が噴水状となり水面が波打ち発生する耳障りな騒音の防止、さらには、波打ちすることにより空気が水熱媒に混入し流出口35より流出するため、流量が少なくなり、暖房能力が低下することを防止するために設けられたものである。障害壁44にタンク4に流入した水熱媒を衝突させることによりタンク4内の流速を適切な速さに調整することで、水面の波打ちと空気の水熱媒への混合を抑制し、騒音や暖房能力の低下を防止している。
異物捕獲部材23の二枚の障害壁44の隙間は、前述の水面波打ちによる騒音防止及び空気の水熱媒への混合防止と、異物の捕獲を両立させるように設定する必要がある。即ち、流入口31の内径をA、障害壁44の隙間をBとした場合、A≦Bでは、流入口31から流入する水熱媒の障害物がなくなるためほとんどの異物がタンク上部まで上昇し、異物の捕獲効率は高くなる。一方、障害壁44による流速の低下は期待できないため、水面波打ちによる騒音防止及び空気の水熱媒への混合防止が実現できない。
また、流入口31の内径Aに対して、障害壁44の隙間Bが極端に小さくなった場合は、異物がタンク上部へ上昇するための開口が狭くなり、異物は上昇し難くなり、異物を捕獲できず、異物は配管内を循環し続ける。
本実施の形態では、流入口31の内径を20mm、障害壁44の隙間を10mmとすることにより、異物の捕獲効率を低下させることなく、水面波打ちによる騒音防止及び空気の水熱媒への混合防止を実現している。また、流出口35の内径を20mmとし、流出口35の中心より12mm下方に障害壁44の底面を設けることにより、異物が障害壁44に衝突した場合に、異物が直接流出口35から流出することを防止している。
異物捕獲部材23の異物溜り部40にて捕獲できる異物について明記する。本暖房装置に混入する異物は製造時、施工時に混入する砂及び銅、鉄、ステンレス等の切り屑であり、水熱媒よりも密度が大きく、水熱媒に沈むものである。したがって、タンク4内を上昇する水熱媒の流速による上昇力よりも重力が小さい異物はタンク上部まで上昇し、タンク4の壁面付近の流速が低い場所で沈降し、異物捕獲部材23の異物溜り部40にて捕獲することができる。
逆に、水熱媒の流速による上昇力よりも重力が大きい異物は、タンク4内に流入することはない。もしくは、流入したとしても、タンク4の流入口31出口で流速が低下し、タンク4の底部に沈殿する。沈殿した異物は端末放熱器の運転台数増加や循環ポンプ3の回転数増加などにより流速が速くなった場合も、タンク本体20の底部に位置規制部32を設け、水熱媒の流れの影響を遮断しているため、再び飛散し、水熱媒と共に暖房装置内を循環することはない。したがって、循環ポンプ3の軸受け部に異物が進入することはない。
図5に異物捕獲部材23の異物溜り部40で異物を捕獲するために必要な水熱媒の循環流量の例を示すグラフの図である。縦軸はタンク4内で異物を上昇させる力[N]を示し、横軸は流量[L/min]を示している。グラフから分かるように、流量が大きいほど水熱媒の流速による上昇力が大きくなり、密度の大きい異物の捕獲が可能となる。例えば、異物の粒径が1mmの場合、砂であれば約5L/min以上、銅であれば約10L/min以上の流量の場合、異物の捕獲が可能となる。
以上、温水暖房装置の温水生成機1における水熱媒からの異物捕獲ついて述べたが、本実施の形態の異物捕獲装置は、圧力を加える液体を使用する装置に一般的に使用できる。例えば、エアコンの冷媒に混入した異物の捕獲などが可能である。更に、応用として、本実施の形態のタンクをビル用空調装置や大型冷凍装置の配管途中に回路切り替え可能とし並列に配置すれば、必要に応じて回路を切り替えて異物を捕獲できる。また、直列に複数の異物捕獲部材23を格納したタンク4を設けることで効率よく異物の回収が可能となる。
本実施の形態の温水生成機1によれば、従来技術では困難であった粒径1mm以下の微少な異物を異物捕獲部材のごみ溜りにて捕獲できるため、循環ポンプの軸受け磨耗を防ぐことができる。その結果、循環ポンプの長寿命化が可能となる。また、タンクが大型化することがないため、材料コスト、製造コストが増大することもなく安価である。
なお、本実施の形態において、異物溜り部40の内周部に全周にわたって設けられた第2の内壁42は、小径流路部42aを形成する上で重要な構成要素である。しかしながら、仮に第2の内壁42が無い場合でも異物溜り部40の内周部が第2の内壁42の一部を構成することとなる。この場合、第1の流速が十分に速くならず大きな効果は得ることができないが所定の効果は得ることができる。小型のタンクであればこの構成でも十分な場合がある。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2の異物回収装置を構成するタンクの断面正面図である。温水生成機の構成は図1に示すものと同様である。本実施の形態のタンク14は、タンク本体50と、蓋体21とを含んで構成されている。タンク本体50は、さらに第1のタンク部51と第2のタンク部52とを含んで構成されている。第1のタンク部51は、概略有底円筒状を成し、内壁が小径流路部51aを形成し、底部中央に流入口31が形成され、下部側壁に流出口35が形成されている。第2のタンク部52は、概略円筒状を成し、第1のタンク部51の上端部に下端部を重ねて一体に連結され、第1のタンク部51より大きな内径を有し、内壁が大径流路部52aを形成している。第1のタンク部51と第2のタンク部52の重なり部分に全周にわたって開口を上方に向けて形成された円環ポケット状の異物溜り部53が設けられている。第1のタンク部51、第2のタンク部52、及び異物溜り部53は、樹脂材料を用いてモールド成形にて一体に作製されている。
第1のタンク部51は、内径55mmの概略有底円筒状を成し、下部は強度を確保するため御椀形をしている。第1のタンク部51の底部には循環回路が接続されて水熱媒が流入する流入側接続口30が設けられ、流入側接続口30内部に流入口31が形成されている。第1のタンク部51の下部側壁には、循環回路が接続されて水熱媒が流出する流出側接続口33が設けられ、流出側接続口33の内部に流出口35が形成されている。第2のタンク部52は、内径75mm概略円筒状を成し、上端開口は実施の形態1の蓋体と同様な蓋体21にて密閉されている。
本実施の形態のタンク14は、第2のタンク部52に比べ第1のタンク部51の外径が小さくされており、小型化が図られている。第2のタンク部52に比べ第1のタンク部51の内径を小さくすることにより、上方へ向かう中心部の流速が速くなるので、水熱媒の上昇力が大きくなり実施の形態1のタンク4に比べ密度の大きい異物の捕獲が可能となる。なお、異物溜り部53の内壁上端までの高さは実施の形態1と同じである。
タンク14内部の水熱媒の流れ及び異物の移動は、実施の形態1と同様であり、流入口31から流入した水熱媒は、第1の流速にてタンク14の中心部を通り大径流路部52aへ流入する。大径流路部52aの上昇した水熱媒は、上昇した勢いで半径方向に広がりタンク14の外周部へと移動する。その後、水熱媒は流速を落とし、第1の流速より遅い第2の流速にて大径流路部52aの外周部を下降し、次いで、大径流路部52aの外周部から小径流路部51aの外周部へと流れる。このとき、水熱媒は異物溜り部53の上方を遅い流速の第2の流速で横切る流路を形成する。その後、水熱媒はタンク本体20の側壁に開口する流出口35より循環ポンプ3へと流出する。
本実施の形態のタンク1であれば、タンク14の内部に、小径流路部51a、大径流路部52a、及び異物溜り部53を一体に成形することができるため、構成部品を削減でき低コスト化が可能となる。また、組立の簡易化が実現できる。さらに、実施の形態1に比べ小型化することができる。
実施の形態3.
図7は、本実施の形態の制御動作フローチャートを示す図である。本実施の形態は前述の実施の形態1または実施の形態2の温水生成機1における制御動作に関わるものであり、これを図7のフローチャートに沿って説明する。
ステップS1で温水生成機1の運転開始操作が行われると、次にステップS2に進み、施工後、初回の運転かどうか判断する。初回の運転ではない場合はステップS5に進み、循環ポンプ3は所定の回転数で運転する。一方、初回の運転である場合はステップS3に進み、循環ポンプ3は運転可能な定格回転数以上の最大回転数で運転する。次にステップS4に進み、循環ポンプ3の運転開始から2時間以上経過したか判断する。そして、2時間以上運転している場合はステップS5に進み、循環ポンプ3は暖房装置などの図示しない制御装置により状態に応じて設定されている運転回転数の所定の回転数で運転する。2時間以上運転していない場合は、ステップS3に戻り、循環ポンプ3は最大回転数の運転を継続する。
ここで、上記の所定の回転数とは、温水生成機1を用いて暖房運転する際に最適な回転数であり、暖房負荷が大きい場合や端末放熱器の運転台数が多い場合など、流量を多く必要な場合は高い回転数に設定され、逆に、暖房負荷が小さい場合や端末放熱器の運転台数が少ない場合など、流量を多く必要としない場合は低い回転数に設定される。
実施の形態1または2のタンクを用いて異物を捕獲する場合、循環ポンプ3を最大回転数で2時間運転すれば、暖房装置の配管経路に混入した異物を捕獲できることから、ステップS4における判定時間を2時間以上としている。
本実施の形態の目的は、暖房負荷の大小や端末放熱器の多少によって、循環ポンプ3を最適な回転数で運転した場合に、常に回転数が低い状態に保たれると、異物の捕獲が十分行えないという課題を解決することにある。ただし、前述の状態に置かれても、実施の形態1に記載したように、暖房装置の温水生成機1の場合は循環回路に混入した異物はタンク4から流出しないため、循環ポンプ3に損傷を与えることはない。しかし、異物が放熱器や配管経路の途中に沈殿すると、放熱効率や流量の低下を招くため、運転を停止した後では定格回転数以上として可能な限り捕獲することが望ましい。
本実施の形態によれば、初回運転時に循環ポンプ3を最大回転数で2時間強制的に運転させることにより、暖房装置の配管経路に混入した異物を、試運転時などに早期に確実に捕獲することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる異物回収装置は、水熱媒などの循環液を循環する装置内において、循環液に含まれる異物を容易に捕獲する水循環装置に装備される異物回収装置に有用であり、特に、ポンプの軸受け磨耗抑制し、循環ポンプの長寿命化を測る装置において、安価な構造で信頼性が高く確実にごみや異物を回収する異物回収装置に適している。
温水生成機を構成する暖房システムのシステム構成図である。 実施の形態1の異物回収装置を構成するタンクの断面正面図である。 異物捕獲部材を上方から見た斜視図である。 異物捕獲部材を下方から見た斜視図である。 実施の形態1の異物捕獲部材で異物を捕獲するために必要な流量を示すグラフである。 実施の形態2の異物回収装置を構成するタンクの断面正面図である。 実施の形態3の制御動作フローチャートを示す図である。
符号の説明
1 温水生成機(水循環装置)
2a 配管
2b 配管(循環回路)
3 循環ポンプ
4,14 タンク(異物回収装置)
5 室外ユニット
6 熱交換器
7 加熱装置
8 流出配管接続口
9 流入配管接続口
10 筐体
20,50 タンク本体
20a,52a 大径流路部
21 蓋体
22 液位検知センサ(液位検知手段)
23 異物捕獲部材
24 Oリング
25 パッキン
30 流入側接続口
31 流入口
32 位置規制部
33 流出側接続口
34 センサ固定部
35 流出口
38 部材接続口
40,53 異物溜り部
42 第2の内壁
42a,51a 小径流路部
43 係合穴
44 障害壁
45 下部支持部
47 支持突部
51 第1のタンク部
52 第2のタンク部

Claims (12)

  1. 循環液が循環する循環回路と、
    前記循環回路に設けられ、前記循環液に循環する圧力を加える循環ポンプと、
    前記循環回路に接続され、上下方向に延びる概略筒状を成し、少なくとも一部に設けられた小径流路部、該小径流路部の上方に連結された大径流路部、及び前記小径流路部と前記大径流路部との間に全周にわたって開口を上方に向けて設けられたポケット状の異物溜り部を内部に形成し、
    底部に形成された流入口から所定圧力の前記循環液を流入し、前記小径流路部及び前記大径流路部の中心部にて前記循環液を上方に向けて第1の流速で上昇させ、前記大径流路部の上部にて前記循環液を半径方向外方に移動させ、前記大径流路部の外周部にて前記循環液を下方に向けて第1の流速より遅い第2の流速で下降させ、前記小径流路部の外周部を下降する前記循環液を下部に形成された流出口から排出するタンクと、
    を備えることを特徴とする水循環装置。
  2. 前記タンクは、
    概略有底筒状を成し、上部内壁が前記大径流路部を形成し、底部中央に前記流入口が形成され、下部側壁に前記流出口が形成されたタンク本体と、
    前記タンク本体の上端開口を密閉する蓋体と、
    前記タンク本体の内部に収納され、前記タンク本体の上下方向中間部の内壁から半径方向内方に突出し開口を上方に向ける前記異物溜り部、及び該異物溜り部の内周部に全周にわたって設けられ、前記小径流路部を形成する第2の内壁を有する異物捕獲部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の水循環装置。
  3. 前記タンクは、
    概略有底筒状を成し、内壁が前記小径流路部を形成し、底部中央に前記流入口が形成され、下部側壁に前記流出口が形成された第1のタンク部、概略筒状を成し、前記第1のタンク部の上端部に下端部を重ねて一体に連結され、前記第1のタンク部より大きな内径を有し、内壁が前記大径流路部を形成する第2のタンク部と、前記第1のタンク部と前記第2のタンク部の重なり部分に全周にわたって開口を上方に向けて形成された前記異物溜り部とを有するタンク本体と、
    前記タンク本体の前記第2のタンク部の上端開口を密閉する蓋体と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の水循環装置。
  4. 前記第1のタンク部、前記第2のタンク部、及び前記異物溜り部は、樹脂材料を用いてモールド成形にて一体に作製されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の水循環装置。
  5. 循環液が循環する循環回路と、
    前記循環回路に設けられ、前記循環液に循環する圧力を加える循環ポンプと、
    前記循環回路に接続され、概略筒状を成し、底部中央に形成された流入口から所定圧力の前記循環液を流入し、中心部にて前記循環液を上方に向けて第1の流速で上昇させ、上部にて前記循環液を半径方向外方に移動させ、外周部にて前記循環液を下方に向けて第1の流速より遅い第2の流速で下降させ、前記循環液を下部に形成された流出口から排出するタンクと、
    前記タンクの上下方向中間部の内壁に、前記下方に向かう循環液の流路に臨むように全周にわたって環状に設けられ、前記タンクの内壁から半径方向内方に突出し開口を上方に向けるポケット状の異物溜り部と、
    を備えることを特徴とする水循環装置。
  6. 前記異物溜り部には、前記循環液に含まれる前記循環液より密度の大きい微細異物が、前記循環液の流速の低下により沈下したものが捕獲される
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の水循環装置。
  7. 前記循環ポンプは、初回運転時に定格以上の回転数で所定時間運転される
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の水循環装置。
  8. 前記タンクの内部の前記循環液の液位を検知する液位検知手段をさらに有し、
    前記液位検知手段の検知信号に基づいて、前記循環液の液位が前記異物溜り部より低いときに、前記循環ポンプが停止する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の水循環装置。
  9. 環状を成し循環ポンプが設けられ前記循環ポンプにより循環液が循環する循環回路に接続される異物回収装置であり、
    前記循環回路に接続され、上下方向に延びる概略筒状を成し、少なくとも一部に設けられた小径流路部、該小径流路部の上方に連結された大径流路部、及び前記小径流路部と前記大径流路部との間に全周にわたって開口を上方に向けて設けられたポケット状の異物溜り部を内部に形成し、
    底部に形成された流入口から所定圧力の前記循環液を流入し、前記小径流路部及び前記大径流路部の中心部にて前記循環液を上方に向けて第1の流速で上昇させ、前記大径流路部の上部にて前記循環液を半径方向外方に移動させ、前記大径流路部の外周部にて前記循環液を下方に向けて第1の流速より遅い第2の流速で下降させ、前記小径流路部の外周部を下降する前記循環液を下部に形成された流出口から排出するタンク
    を備えることを特徴とする異物回収装置。
  10. 前記タンクは、
    概略有底筒状を成し、上部内壁が前記大径流路部を形成し、底部中央に前記流入口が形成され、下部側壁に前記流出口が形成されたタンク本体と、
    前記タンク本体の上端開口を密閉する蓋体と、
    前記タンク本体の内部に収納され、前記タンク本体の上下方向中間部の内壁から半径方向内方に突出し開口を上方に向ける前記異物溜り部、及び該異物溜り部の内周部に全周にわたって設けられ、前記小径流路部を形成する第2の内壁を有する異物捕獲部材と、
    を備えており、
    前記タンクの側壁を貫通する挿入穴に外部側から挿入された棒状の液位検知センサをさらに備え、
    前記液位検知センサは、前記異物捕獲部材を貫通することにより前記異物捕獲部材を支持する
    ことを特徴とする請求項9に記載の異物回収装置。
  11. 前記タンク本体の内部の前記流入口に対向する位置に、前記循環液の流速を低下させる障害壁が設けられ、
    前記異物溜り部、前記第2の内壁、及び前記障害壁は、前記異物捕獲部材に一体に成形されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の異物回収装置。
  12. 前記第1の流速は、前記水熱媒に含まれる前記水熱媒より密度の大きな微細異物を前記タンク本体の上部に上昇させる速さである
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の異物回収装置。
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