JP4832018B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、複数個の電池を組合せて構成した組電池に関する。以下では、組電池を構成する一つ一つの電池を単電池または単に電池ということにする。
単電池群を直列に接続することによって出力電圧を増強した組電池が存在する。単電池群を並列に接続することによって電池容量を増強した組電池が存在する。並列に接続した単電池群を直列に接続することによって出力電圧と電池容量の双方を増強した組電池も存在する。
組電池を構成するために、各々から端子板が延出している単電池が開発されている。単電池からは、正端子板と負端子板からなる少なくとも一対の端子板が延出している。
各々から端子板が延出している単電池の端子板間を棒状部材で接続することによって組電池とする技術が特許文献1に記載されている。
この技術では、組電池を構成する単電池群を並置する。隣接する2個の単電池の2枚の端子板が平行に伸びる位置関係に並置する。特許文献1に記載の技術では、5個の単電池を直列に接続する。5個の単電池の5枚の端子板が、交互に極性が反転する順序で配列される。
特許文献1に記載の技術では、極性を異にするとともに隣接する2枚の端子板の間を1本の導電性棒状部材で接続する。導電性棒状部材の各端面が各端子板に突き当てられることによって、隣接する2枚の端子板の間を1本の導電性棒状部材で接続する。
特許文献1に記載の技術では、5個の単電池を直列に接続するために、5枚の端子板によって形成される4個の間隔に、導電性棒状部材と絶縁性棒状部材を交互に配置する。絶縁性棒状部材は、2枚の端子板が平行に伸びている位置関係を維持する。即ち、2枚の端子板を機械的に固定する。電気的には絶縁性であり、単電池の正極と負極を短絡させることはない。
特許文献1に記載の技術では、導電性棒状部材と絶縁性棒状部材が同一形状であり、一方の端面から棒状部材の本体よりも小径のねじが延出しており、他方の端面にはそのねじに螺合するねじ穴が形成されている。端子板の穴に導電性棒状部材のねじを挿入し、それを絶縁性棒状部材のねじ穴にねじ込むと、導電性棒状部材の端面と絶縁性棒状部材の端面の間に端子板が挟みこまれる。隣接する端子板の穴に絶縁性棒状部材のねじを挿入し、それを導電性棒状部材のねじ穴にねじ込むと、絶縁性棒状部材の端面と導電性棒状部材の端面の間に端子板が挟みこまれる。これを繰返すと、正端子板・絶縁性棒状部材・負端子板・導電性性棒状部材・正端子板が繰返した接続関係が得られる。これによって複数の電池を直列に接続するとともに、短絡させてはならない正端子板と負端子板の間を絶縁性棒状部材で機械的に固定した組電池が得られる。
特開2004−31122号公報
棒状部材の端面と端面の間に端子板を挟みこんで固定する構造では、棒状部材の端面が端子板に突き当てられることによって、導電性棒状部材と端子板の電気的接続が確保される。
この構造では、部材の経年変化あるいは部材同士を固定しておく部分の緩みによって、長期間使用していると導電性棒状部材の端面を端子板に突き当てておく力が低下し、導電性棒状部材と端子板の接触抵抗が経時的に増大してしまう。
本発明では、導電性棒状部材と端子板の接触抵抗を長期間に亘って低いレベルに維持することを可能とする技術を提供する。
本発明の組電池は、少なくとも2個の電池を備えている。各々の電池から端子板が延出している。少なくとも2個の電池を備えていることから、少なくとも2枚の端子板が延出している。本発明の電池は、その2枚の端子板を接続する少なくとも1本の導電性棒状部材を備えている。
2枚の端子板は平行に伸びており、導電性棒状部材の各端面が各端子板に突き当てられている。本発明の組電池は、端子板と導電性棒状部材の少なくとも一方に、突き当て方向に復帰しようとする弾性部が設けられていることを特徴とする。
弾性部は、端子板に設けられていてもよいし、導電性棒状部材に設けられていてもよいし、両者に設けられていてもよい。端子板に当接する導電性棒状部材の反対側に位置して導電性棒状部材の端面を端子板に突き当てた状態に維持する部材は、他の棒状部材であってもよいし、ボルトやナット等の部材であってもよい。導電性棒状部材との間で端子板を挟んだ状態で固定できる任意の部材を利用することができる。
本発明の組電池は、端子板と導電性棒状部材の少なくとも一方に、突き当て方向に復帰しようとする弾性部が設けられていることから、導電性棒状部材の端面を端子板に突き当てておく力が長期に亘って維持され、導電性棒状部材と端子板の接触抵抗を長期間に亘って低いレベルに維持することが可能となる。
通常の電池からは極性を異にする少なくとも1対の端子板が延出している。本発明は、少なくともそのうちの一方の端子板に適用することによって、発明の利点を享受することができる。1対の端子板の双方に本発明を適用することが好ましい。
上記の特徴は、2以上の単電池からなる組電池における単位となる構成の特徴であり、3個以上の単電池を有する組電池は複数の単位構造を備えている。単位構造が上記特徴を備えていれば、発明の利点を享受することができる。
本発明は、少なくとも3個の電池を直列に接続して組電池を構成する場合にも活用することができる。各々の電池から端子板が延出していることから、少なくとも3枚の端子板が延出している。本発明の電池は、その3枚の端子板を接続する少なくとも2本の棒状部材を備えている。
3枚の端子板は平行に伸びているとともに、交互に極性が反転する順序で配列されている。例えば、正/負/正、または負/正/負の順序で配列されている。
棒状部材の各端面は各端子板に突き当てられている。端子板の一方側の面に突き当てられている棒状部材は導電性材料で構成されており、端子板の他方側の面に突き当てられている棒状部材は絶縁性材料で構成されている。
本発明の組電池は、端子板と、端子板の一方側の面に突き当てられている導電性棒状部材と、端子板の他方側の面に突き当てられている絶縁性棒状部材の少なくとも一つに、突き当て方向に復帰しようとする弾性部が設けられていることを特徴とする。
例えば3枚の端子板が上から順に正/負/正の順で配置されている場合、例えば上側の正端子と負端子の間が絶縁性棒状部材で接続され、負端子と下側の正端子の間が導電性棒状部材で接続されている。即ち、絶縁性棒状部材の上端面は上側の正端子板の下面に突き当てられており、絶縁性棒状部材の下端面は負端子板の上面に突き当てられており、導電性棒状部材の上端面は負端子板の下面に突き当てられており、導電性棒状部材の下端面は下側の正端子板の上面に突き当てられている。
通常の電池からは極性を異にする少なくとも1対の端子板が延出している。一方の端子板が正/負/正の順で配置されていれば、他方の端子板は負/正/負の順で配置されている。上から順に負/正/負の順で配置されている3枚の端子板の場合、上側の負端子板と正端子板の間が導電性棒状部材で接続され、正端子板と下側の負端子板の間が絶縁性棒状部材で接続される。即ち、導電性棒状部材の上端面は上側の負端子板の下面に突き当てられており、導電性棒状部材の下端面は正端子板の上面に突き当てられており、絶縁性棒状部材の上端面は正端子板の下面に突き当てられており、絶縁性棒状部材の下端面は下側の負端子板の上面に突き当てられている。
本発明の組電池では、端子板と、端子板の一方側の面に突き当てられている導電性棒状部材と、端子板の他方の面に突き当てられている絶縁性棒状部材の少なくとも一つに、突き当て方向に復帰しようとする弾性部が設けられている。例えば、端子板の上面に絶縁性棒状部材の端面が突き当たり、下面に導電性棒状部材の端面が突き当たっている場合、端子板と導電性棒状部材と絶縁性棒状部材の少なくとも一つに弾性部が設けられている。
本発明の組電池は、端子板と導電性棒状部材と絶縁性棒状部材の少なくとも一つに弾性部が設けられていることから、棒状部材の端面を端子板に突き当てておく力が長期に亘って維持され、導電性棒状部材と端子板の接触抵抗を長期間に亘って低いレベルに維持することが可能となる。
本発明は、正/負/正の順で配置されている3枚の端子板と、負/正/負の順で配置されている3枚の端子板の双方に適用することが好ましいが、いずれか一方の端子板群に利用するだけでも本発明の利点を享受することができる。
本発明は3個以上の電池を有する組電池にも適用することができる。
導電性材料は弾性力に富んでいることが多いことから、導電性棒状部材に弾性部を設けることが好ましい。この場合、弾性部を形成しやすいという利点が得られる。
逆に、絶縁性材料で構成されている棒状部材に弾性部を設けてもよい。導電性棒状部材の抵抗を低く維持することができる。
必要であれば、導電性棒状部材と絶縁性棒状部材の両者に弾性部を設けてもよい。
棒状部材の側面から横断方向に伸びるスリットを形成することによって、棒状部材の端面を端子板に付勢する弾性部を形成することが好ましい。
この構成によると、弾性部を簡単に形成することができる。
端子板を挟んでいる一対の棒状部材は、一方の棒状部材の端面から軸方向に伸びるとともに棒状部材の本体よりも小径のねじと、他方の棒状部材の端面に形成されていとともに前記のねじに螺合するねじ穴によって、端面同士の間に端子板を挟んだ状態で固定されていることが好ましい。
あるいは、端子板を挟んでいる一対の棒状部材は、それらを貫通して伸びるとともに棒状部材よりも小径の貫通棒状部材によって、端面同士の間に端子板を挟んだ状態で固定される構成であってもよい。
いずれの構成であっても、一対の棒状部材の端面の間に端子板が挟みこまれた構造を維持することができる。
本発明によると、導電性棒状部材の端面を端子板に突き当てておく力を長期に亘って維持することが可能となり、導電性棒状部材と端子板の接触抵抗を長期間に亘って低いレベルに維持することが可能となる。組電池の電池性能を長期間に亘って高いレベルに維持することが可能となる。
(形態1)単電池の2箇所から極性を異にする2枚の端子板が延出している。複数の単電池を積層すると、正/負/正/負・・の順で配置されている端子板群と、負/正/負/正・・の順で配置されている端子板群が得られる。前者の端子板群では、正端子板/負端子板の間が絶縁性棒状部材で接続され、負端子板/正端子板の間が導電性棒状部材で接続されている。後者の端子板群では、負端子板/正端子板の間が導電性棒状部材で接続され、正端子板/負端子板の間が絶縁性棒状部材で接続されている。
単電池群は直列に接続され、直列接続に違反する短絡が防止されている。
(第1実施例)
図1は、第1実施例の組電池16を示し、5個の単電池2a,2b,2c,2d,2eが直列に接続されている。以下では、複数の単電池に共通な事象は、添え字a,b・・を省略して説明する。単電池以外の部材についても、添え字a,b・・を省略して説明する事項は、複数の部材に共通する事象である。
単電池2は、ラミネートフィルムでパッケージされており、パッケージの内部に、正極とセパレータと負極とセパレータが多数回に亘って積層されている電極体と、電解液が封止されている。単電池2からは、正端子板4と負端子板6が延出している。正端子板4と負端子板6は、パッケージの内外に亘って延びており、正端子板4は電極体の正極に接続されており、負端子板6は電極体の負極に接続されている。
5個の単電池2a〜2eは、図1の右側では上から正/負/正/負/正の順となり、図1の左側では上から負/正/負/正/負の順となる姿勢で積層されている。各端子板4,6には、細棒(貫通棒状部材)12が貫通する大きさの穴が形成されている。
図1の右側では、正端子板4aと負端子板6bの間に絶縁性棒状部材10aが挿入されている。負端子板6bと正端子板4cの間に導電性棒状部材8bが挿入されている。正端子板4cと負端子板6dの間に絶縁性棒状部材10cが挿入されている。負端子板6dと正端子板4eの間に導電性棒状部材8dが挿入されている。図1の左側では、負端子板6aと正端子板4bの間に導電性棒状部材8aが挿入されている。正端子板4bと負端子板6cの間に絶縁性棒状部材10bが挿入されている。負端子板6cと正端子板4dの間に導電性棒状部材8cが挿入されている。正端子板4dと負端子板6eの間に絶縁性棒状部材10dが挿入されている。
導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10は筒状であり、中心に穴が開いており、そこに細棒12が貫通している。細棒12は絶縁性部材で構成されている。細棒12の両端部にはねじが切られている。細棒12のねじにはナット14が締付けられている。ナット14が締付けられていることによって、導電性棒状部材8の端面が端子板4,6に突き当てられ、絶縁性棒状部材10の端面が端子板4,6に突き当てられた状態が維持される。端子板4,6の一方側の面には導電性棒状部材8が押し当てられ、端子板4,6の他方側の面には絶縁性棒状部材10が押し当てられ、導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10の端面同士の間に端子板4,6を挟んだ位置関係で固定される。導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10を、それよりも小径の細棒12が貫通し、その両端部がナット14で締付けられることによって、導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10の端面同士の間に端子板4,6を挟んだ状態に固定される。
導電性棒状部材8には、図2と図3に示すように、側面から横断方向に伸びるスリット8m、8n、8pが形成されている。スリット8m、8n、8pは、長さ方向に異なる位置に設けられている。スリット8m、8n、8pは、導電性棒状部材8の側面において、120度の角度間隔に形成されている。
スリット8m、8n、8pは、導電性棒状部材8を長さ方向に押し縮める弾性部を構成している。導電性棒状部材8の長さ方向に圧縮力を加えると、スリット8m、8n、8pが押し潰され、導電性棒状部材8の長さが短くなる。押し潰されたスリット8m、8n、8pは自然形状に復帰しようとしており、圧縮された導電性棒状部材8は元の長さに復帰しようとしている。
図1に示すように、導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10の端面同士の間に端子板4,6を挟んだ状態でナット14を締めると、スリット8m、8n、8pが押し潰され、導電性棒状部材8にはその端面を端子板4,6に押付けておく弾性力が発生する。その反力によって、絶縁性棒状部材10の端面を端子板4,6に押付けておく弾性力も発生する。
導電性棒状部材8の端面と端子板4,6の間に作用する弾性力、ならびに、絶縁性棒状部材10の端面と端子板4,6の間に作用する弾性力は、スリット8m、8n、8pが周方向において等角度間隔で形成されているために、棒状部材8,10の端面内においてほぼ均一化されている。棒状部材8,10の端面が、ほぼ一様に端子板4,6に押し付けられる。
導電性棒状部材8に弾性部(スリット8m、8n、8p)を形成しているために、下記の利点が得られる。
1)組電池16を長期間使用した結果、ナット14に緩みが発生しても、弾性部(8m、8n、8p)による弾性力によって、棒状部材8,10の端面が端子板4,6に押し付けられ続ける。導電性棒状部材8と端子板4,6間の接触抵抗は低いレベルに維持される。
2)弾性部(8m、8n、8p)による弾性力が、細棒12のねじ部とナット14の間に作用し、ナット14が緩みにくい。
3)複数の組電池2を積層したときの端子板4,6の位置関係は必ずしも一定にならず、組電池毎に相違する。棒状部材8に弾性部(スリット8m、8n、8p)が形成されていると、弾性部が変形するために、端子板4,6の位置関係のばらつきに抗して、棒状部材8,10の端面を端子板4,6に押し付けておく力が一定のレベルに調整される。
4)特に、スリット8m、8n、8pが周方向において等角度間隔で形成されていると、導電性棒状部材8の全端面が端子板4,6に押し付けられる。導電性棒状部材8の端面が局所的に接触するために、接触抵抗が増大するといったことがない。
上記の実施例では、導電性棒状部材8に弾性部(スリット8m、8n、8p)を形成している。それに代えて、絶縁性棒状部材10に弾性部(スリット)を形成してもよいし、導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10の両者に弾性部を形成してもよい。絶縁性棒状部材10に弾性部を形成しても、導電性棒状部材8の端面を端子板4,6に押し付けておく弾性力が得られる。導電性材料は弾性力に富んでいることが多いことから、導電性棒状部材8に弾性部を設けると、強い弾性力を得やすい。絶縁性棒状部材10に弾性部を設けると、導電性棒状部材8にスリットを形成する必要がないことから、導電性棒状部材8の抵抗を低く維持することができる。いずれにしても、棒状部材8,10の側面から横断方向に伸びるスリットを形成することによって、弾性部を形成することができることから、弾性部を簡単に形成することができる。
スリット8m、8n、8pの切り込み深さは、棒状部材の直径の30〜70%が好ましい。30%以下では十分な弾性力が得られず、70%以上になると棒状部材自体が座屈しやすい。棒状部材の側面に形成するスリットは、1本であってもよいが、2本以上であることが好ましい。また、棒状部材の中心軸に対して回転対称であることが好ましい。複数のスリットが回転対称に形成されていると、棒状部材の端面と端子板の押付け荷重を均一化し、棒状部材の端面が端子板に局所的に接触する事態を防止することができる。
上記の実施例では、交互に極性が反転する順で端子板を積層するとともに、導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10を交互に用いることによって、単電池2a〜2eを直列に接続している。電力は、ナット14j、14iから取り出される。絶縁性棒状部材10は、単電池2a〜2eを機械的に固定している。
上記に代えて、例えば図1の左側では正端子板4を積層し、右側では負端子板6を積層することもできる。この場合、全部の棒状部材を導電性とすることによって、単電池2a〜2eを並列に接続することができる。この場合も、導電性棒状部材8に弾性部を形成することによって、導電性棒状部材8と端子板4,6間の接触抵抗を低いレベルに維持することができる。
(第2実施例)
図4に第2実施例を示す。以下では第1実施例からの相違点のみを説明する。この実施例の棒状部材8,10は、一方の端面から軸方向に伸びるねじが形成されており、他方の端面にはそれに螺合するねじ穴が形成されている。ねじとねじ穴は、棒状部材8,10よりも細い。
正端子板4の穴に導電性棒状部材8のねじを通過させてから絶縁性棒状部材10のねじ穴にねじ込むことによって、導電性棒状部材8の端面と絶縁性棒状部材10の端面の間に
正端子板4が固定される。負端子板6の穴に絶縁性棒状部材10のねじを通過させてから導電性棒状部材8のねじ穴にねじ込むことによって、絶縁性棒状部材10の端面と導電性棒状部材8の端面の間に負端子板6が固定される。
この実施例では、絶縁性棒状部材10に弾性部(スリット)が形成されている。この実施例によっても、弾性部による弾性力によって、棒状部材8,10の端面が端子板4,6に押し付けられ続ける。長期間に亘って導電性棒状部材8と端子板4,6間の接触抵抗が低いレベルに維持される。
(第3実施例)
図5に第3実施例を示す。第1実施例では、交互に極性が反転する順で端子板4,6を積層するとともに、導電性棒状部材8と絶縁性棒状部材10を交互に用いることによって単電池2a〜2eを直列に接続している。この場合、絶縁性棒状部材10は、単電池2a〜2eを機械的に固定している。単電池2a〜2eが他の構造によって位置決めされていれば、絶縁性棒状部材10を使用する必要はない。これが第3実施例である。
この実施例では、単電池2a〜2fを直列に接続する導電性棒状部材8のみが利用され、絶縁性棒状部材は利用されていない。電力は、ナット14q、14rから取り出される。導電性棒状部材8に弾性部が形成されており、長期間に亘って導電性棒状部材8と端子板4,6間の接触抵抗が低いレベルに維持される。
(第4実施例)
図6と図7に第4実施例を示す。この実施例では、端子板4,6に弾性部が形成されている。端子板の貫通穴20の回りに等間隔で3個の窪み18s,18t,18uが形成されている。窪み18s,18t,18uはばね性を備えており、押し潰すと反発する弾性力を備えている。端子板に弾性部(窪み18s,18t,18u)を形成しても、長期間に亘って導電性棒状部材8と端子板4,6間の接触抵抗を低いレベルに維持することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の組電池を示す図。 第1実施例の導電性棒状部材の斜視図。 (1)〜(3)の各々は、第1実施例の導電性棒状部材のスリットを示す。 第2実施例の組電池を示す図。 第3実施例の組電池を示す図。 第4実施例の組電池を構成する単電池の端子板の平面図。 第4実施例の組電池の一部を拡大して示す図。
符号の説明
2:単電池
4:正端子板
6:負端子板
8:導電性棒状部材
10:絶縁性棒状部材
12:細棒(貫通棒状部材)
14:ナット
16:組電池
18:窪み
20:穴

Claims (8)

  1. なくとも2個の電池と、
    隣接している2個の電池の夫々から相互に平行に延出している2枚の端子板の間に配置されている導電性棒状部材を備えており
    記導電性棒状部材の各端面が各端子板に突き当てられており、
    端子板と導電性棒状部材の少なくとも一方に、突き当て方向に復帰しようとする弾性部が設けられていることを特徴とする組電池。
  2. なくとも3個の電池と、
    一の電池とこれに隣接している2個の電池の計3個の電池の夫々から相互に平行に延出している3枚の端子板と、
    中央の端子板と一方の端の端子板の間、及び、中央の端子板と他方の端の端子板の間の夫々に配置されている2本の棒状部材を備えており、
    枚の端子板は交互に極性が反転する順序で配列されており、
    前記棒状部材の各端面が各端子板に突き当てられており、
    中央の端子板の一方側の面に突き当てられている棒状部材は導電性材料で構成されており、
    中央の端子板の他方側の面に突き当てられている棒状部材は絶縁性材料で構成されており、
    中央の端子板と、その中央の端子板の一方側の面に突き当てられている導電性棒状部材と、中央の端子板の他方側の面に突き当てられている絶縁性棒状部材の少なくとも一つに、突き当て方向に復帰しようとする弾性部が設けられており、
    複数の電池が直列に接続されていることを特徴とする組電池。
  3. 導電性棒状部材に前記弾性部が設けられていることを特徴とする請求項2の組電池。
  4. 絶縁性棒状部材に前記弾性部が設けられていることを特徴とする請求項2の組電池。
  5. 導電性棒状部材と絶縁性棒状部材の両者に前記弾性部が設けられていることを特徴とする請求項2の組電池。
  6. 棒状部材の側面から横断方向に伸びるスリットが形成されており、それによって端面を端子板に付勢する弾性力が得られていることを特徴とする請求項1から5のいずれかの組電池。
  7. 端子板を挟んでいる一対の棒状部材は、一方の棒状部材の端面から軸方向に伸びるとともに棒状部材の本体よりも小径のねじと、他方の棒状部材の端面に形成されているとともに前記ねじに螺合するねじ穴によって、端面同士の間に端子板を挟んだ状態で固定されていることを特徴とする請求項2からのいずれかの組電池。
  8. 端子板を挟んでいる一対の棒状部材は、それらを貫通して伸びるとともに棒状部材よりも小径の貫通棒状部材によって、端面同士の間に端子板を挟んだ状態で固定されていることを特徴とする請求項2からのいずれかの組電池。
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