JP3988570B2 - 積層型電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の単電池を積層して成る複層型電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯機器等で使用される電池において、高い電圧、容量を得るために所定の単電池を積層して直列又は並列に接続し、積層型電池を構成する。積層上の都合を考慮して、単電池はシート形状を持つことが多い。そのために単電池は一般的に正極シート上に正極活物質が形成された正極板と、負極シート上に負極活物質が形成された負極板と、両極板の間に介装されたセパレータとから成る。正極板は正極部を有し、負極板は負極部を有する。複数の単電池を積層する場合、電気的に接続(導通)するとともにある程度の強度で連結することが必要である。
【0003】
例えば、隣接する単電池を連結部材によって直列接続する場合、第1単電池の正極板の正極部と隣接する第2単電池の負極板の負極部とを連結部材により連結し、更に第2単電池の正極部を隣接する第3単電池の負極部に連結部材によって連結する。
【0004】
複数の単電池が積層された積層型電池の一例が特許第2600369号(従来例)に開示されている。この積層型電池では、図17に示すように、薄い矩形状の第1単電池200はその両端に正極部201及び負極部202を持ち、第2単電池205及び第3単電池210もそれぞれ正極部206,211及び負極部207,212を持つ。第1単電池200の正極部201及び負極部202と第2単電池205の負極部207及び正極部206とが対向し、第2単電池205の正極部206及び負極部207と第3単電池210の負極部212及び正極部211とが対向している。
【0005】
第1、第2及び第3単電池200、205及び210は導電性で矩形状を持つ一対の連結部材(プリント配線板)220及び222によって接続及び連結されている。連結部材220及び222の前端付近には3個のスリット221及び223が形成されている。第1、第2及び第3単電池200、205及び210を平行に並べて、連結部材220及び222を側方から連結すると、スリット221に正極部201,負極部207及び正極部211が入り込み、スリット223に負極部202,正極部206及び負極部212が入り込む。これにより、3個の単電池200から210が一対の連結部材220及び222により接続及び連結される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例は、複数の単電池200,205及び210を積層する際の作業工数が小さい点、連結部材220及び222における間接材料の使用量が少ない点、及び積層型電池において正極部201,206及び211と負極部202,207及び212との衝撃による接触が防止される点では好都合である。しかし、以下の点で改良の余地がある。
【0007】
第1に、隣接する単電池200と205、単電池205と210同士が強固に連結されるとは言い難い。その理由は、連結部材220及び222が薄板形状で強度が小さいこと(特に板厚方向(上下方向)に撓み易い)、及び正極部201,206及び211及び負極部202,207及び212と連結部材220及び222とが半田で接合されていることによる。
【0008】
第2に、連結部材220及び222がプリント配線板であるため、余り大きな電流を流すことができず、大型の積層型電池は構築でき難い。第3に、連結部材220及び222の配線が細く抵抗が大きくため、大きな電流を流すとすぐに電圧の上下限に達する。よって、大きな電流を流すことが困難である。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、隣接する単電池が連結手段により強固に連結され且つ大きな電流を流すことができる積層型電池を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の発明者は、矩形状の電極体にその高さ方向又は幅方向に延びる正極端子及び負極端子を取り付けて単電池を構成し、正極端子及び負極端子を連結部材により連結することにより複数の単電池を積層することを思い付いて本発明を完成した。
【0011】
本発明による積層型電池は、請求項1に記載されているように、第1単電池及び第2単電池であって、それぞれ、正極板と負極板と両極板を隔離するセパレータとから成り正極部及び負極部を有する電極体と、正極部から延びた第1正極端部及び第2正極端部を有する正極端子と、負極部から延びた第1負極端部及び第2負極端部を有する負極端子と、電極体、正極端子及び負極端子の一部を覆う袋状の保護フィルムと、を含むシート状の第1単電池及びシート状の第2単電池と;第1単電池の第1正極端部と第2単電池の第1負極端部又は第1正極端部とを、第1単電池の第2正極端部と第2単電池の第2負極端部又は第2正極端部とを、第1単電池の第1負極端部と第2単電池の第1正極端部又は第1負極端部とを、第1単電池の第2負極端部と第2単電池の第2正極端部又は第2負極端部とを、それぞれ連結する第1連結手段と;から成ることを特徴とする。
【0012】
このように積層型電池では、正極端子と負極端子とが対向したり、あるいは正極端子同士が対向するとともに負極端子同士が対向したりするように、複数の単電池を併置し、対向する端子同士を第1連結手段で連結している。第1連結手段を単電池の上端部及び下端部又は両側部において、単電池の厚さ方向に配置することができる。
【0013】
請求項2の積層型電池は、請求項1において、正極端子が棒状を呈し、かつ棒状に延びる長手方向における中間部、一端部及び他端部を有し、正極端子の中間部が正極部に取り付けられて、正極端子の一端部が第1正極端部を構成するとともに正極端子の他端部が第2正極端部を構成し、負極端子が棒状を呈し、かつ棒状に延びる長手方向における中間部、一端部及び他端部を有し、負極端子の中間部が負極部に取り付けられて、負極端子の一端部が第1負極端部を構成するとともに負極端子の他端部が第2負極端部を構成している。
【0014】
請求項3の積層型電池は、請求項1において、正極端子が矩形状を有し、かつ正極端子の幅方向における一側縁及び他側縁を有し、正極端子の該一側縁が正極部に取り付けられて、正極端子の他側縁において幅方向に直交する高さ方向における一端部が第1正極端部を構成するとともに他端部が第2正極端部を構成し、負極端子が矩形状を有し、かつ負極端子の幅方向における一側縁及び他側縁を有し、負極端子の一側縁が負極部に取り付けられて、負極端子の他側縁において幅方向に直交する高さ方向における一端部が第1負極端部を構成するとともに他端部が第2負極端部を構成している。
【0015】
請求項4の積層型電池は、請求項1において、第1連結手段は、第1単電池の第1正極端部と第2単電池の第1負極端部との間に介在された第1連結部材と、第1単電池の第2正極端部と第2単電池の第2負極端部との間に介在された第2連結部材と、第1単電池の第1負極端部と第2単電池の第1正極端部との間に介在された第3連結部材と、第1単電池の第2負極端部と第2単電池の第2正極端部との間に介在された第4連結部材と、を含む。
【0016】
請求項5の積層型電池は、請求項4において、第1連結部材及び第2連結部材は非導電性で第3連結部材及び第4連結部材は導電性である。
【0017】
請求項6の積層型電池は、請求項1において、第1連結手段は、第1単電池の第1正極端部と第2単電池の第1正極端部との間に介在された第1連結部材と、第1単電池の第2正極端部と第2単電池の第2正極端部との間に介在された第2連結部材と、第1単電池の第1負極端部と第2単電池の第1負極端部との間に介在された第3連結部材と、第1単電池の第2負極端部と第2単電池の第2負極端部との間に介在された第4連結部材と、を含む。
【0018】
請求項7の積層型電池は、請求項6において、第1連結部材、第2連結部材、第3連結部材及び第4連結部材は導電性である。
【0019】
請求項8の積層型電池は、請求項1、4又や6において更に、正極板と負極板と両極板を隔離するセパレータとから成り正極部及び負極部を有する電極体と、電極体の正極部から延びた第1正極端部及び第2正極端部を有する正極端子と、電極体の負極部から延びた第1負極端部及び第2負極端部を有する負極端子と、電極体、正極端子及び負極端子の一部を覆う袋状の保護フィルムと、を含む少なくとも1個のシート状の第3単電池を有し;第2単電池の第1正極端部と第3単電池の第1負極端部又は第1正極端部とが、第2単電池の第2正極端部と第3単電池の第2負極端部又は第2正極端部とが、第2単電池の第1負極端部と第3単電池の第1正極端部又は第1負極端部とが、第2単電池の第2負極端部と第3単電池の正極端部又は第2負極端部とが、それぞれ第2連結手段により連結され、積層型電池全体が直列又は並列に接続されている。
【0020】
請求項9の積層型電池は、請求項8において、第2連結手段は、第2単電池の第1正極端部と第3単電池の第1負極端部とに介在された第5連結部材と、第2単電池の第2正極端部と第3単電池の第2負極端部との間に介在された第6連結部材と、第2単電池の第1負極端部と第3単電池の第1正極端部との間に介在された第7連結部材と、第2単電池の前記第2負極端部と第3単電池の第2正極端部との間に介在された第8連結部材と、を含む。
【0021】
請求項10の積層型電池は、請求項9において、第5連結部材及び第6連結部材は導電性で、第7連結部材及び第8連結部材は非導電性である。
【0022】
請求項11の積層型電池は、請求項において、第1連結手段が、第1単電池の第1正極端部と第2単電池の第1負極端部との間に介在された第1連結部材と、第1単電池の第2正極端部と第2単電池の第2負極端部との間に介在された第2連結部材と、第1単電池の第1負極端部と第2単電池の第1正極端部との間に介在された第3連結部材と、第1単電池の第2負極端部と第2単電池の第2正極端部との間に介在された第4連結部材と、を含み、第2連結手段が、第2単電池の第1正極端部と第3単電池の第1負極端部とに介在された第5連結部材と、第2単電池の第2正極端部と第3単電池の第2負極端部との間に介在された第6連結部材と、第2単電池の第1負極端部と第3単電池の第1正極端部との間に介在された第7連結部材と、第2単電池の第2負極端部と第3単電池の第2正極端部との間に介在された第8連結部材と、を含み、第1連結部材、第2連結部材、第5連結部材及び第6連結部材が非導電性で、第3連結部材、第4連結部材、第7連結部材及び第8連結部材は導電性であり、第2単電池の第1負極端部を間にして第1連結部材と第7連結部材とが係合し、第2単電池の第2負極端部を間にして第2連結部材と第8連結部材とが係合し、第2単電池の第1正極端部を間にして第3連結部材と第5連結部材とが係合し、第2単電池の第2正極端部を間にして第4連結部材と第6連結部材とが係合している。
【0023】
請求項12の積層型電池は、請求項9において、第2連結手段は、第2単電池の第1正極端部と第単電池の第1正極端部との間に介在された第5連結部材と、第2単電池の第2正極端部と第3単電池の第2正極端部との間に介在された第6連結部材と、第2単電池の第1負極端部と第3単電池の第1負極端部との間に介在された第7連結部材と、第2単電池の第2負極端部と第3単電池の第2負極端部との間に介在された第8連結部材と、を含む。
【0024】
請求項13の積層型電池は、請求項12において、第5連結部材、第6連結部材、第7連結部材及び第8連結部材は導電性である。
【0025】
【発明の実施の形態】
<単電池>
本発明の積層型電池を構成する単電池は電極体、正極端子、負極端子及び保護フィルムから成り、必要に応じて収納ケースを含む。
〈1〉電極体
電極体は正極板、負極板及びセパレータを含む。正極板はアルミニウムから成る正極シートの一部(一端縁から所定幅の範囲)に正極活物質を付与して成り、正極活物質が付与されていない部分が正極部を形成する。負極板は銅から成る負極シートの一部(他端縁から所定幅の範囲)に負極活物質を付与して成り、負極活物質が付与されていない部分が負極部を形成する。正極部と負極部とは幅方向において互いに反対側に位置している。正極活物質の幅と負極活物質の幅とセパレータの幅との間には所定の関係があることが望ましい。
【0026】
電極体は、例えば正極板、第1セパレータ、負極板、第2セパレータを重ねて巻いた後、反物状に押しつぶして製作することができ。この場合、全体として矩形状で、断面は扁平な長円形状を持つが、これに限定されない。例えば、正極部を持つ矩形状の正極板、絶縁性の矩形状のセパレータ及び負極部を持つ矩形状の負極板から成る板群を複数組み設けることにより形成しても良い。
【0027】
また、電極体はニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池又はリチウムイオン蓄電池の何れでも良い。
〈2〉正極端子
正極端子は導電性材料から成り、2つのタイプがある。第1タイプは全体として棒状で、その高さは電極体の高さよりも相当高い。中間部と、電極体の高さ方向において中間部から両方向(上下方向)に延びる一端部(上端部)及び他端部(下端部)とを持つ。中間部は電極体の正極部の取付けに利用され、一端部及び他端部は単電池の連結(積層)等のために利用される。すなわち、第1タイプの正極端子は棒状を呈し、かつ棒状に延びる長手方向における中間部、一端部及び他端部を有している。そして、中間部が正極部に取り付けられて、一端部が前記第1正極端部を構成するとともに該他端部が前記第2正極端部を構成する。
【0028】
電極体の幅方向における中間部の寸法は一端部及び他端部のそれよりも小さくでき、電極体の厚さ方向における中間部の寸法は一端部及び他端部のそれよりも大きく(例えば中空の長円形状と)できる。中間部は超音波溶接等により電極体の正極部に取り付けられる。その際、電極体の正極が正極端子を貫通しても良いし、貫通しなくても良い。
【0029】
一端部は中間部側の基端部と先端側の先端部とから成ることができ、基端部は保護シートの接合に利用される。先端部は取付部を備え、具体的には、電極体の厚さ方向に貫通する貫通孔や、電極体の高さ方向即ち正極端子の長手方向(上下方向)に立設されたピンから成る。
【0030】
なお、他端部は中間部に対して一端部と対称であり、上記基端部及び先端部と同じ構成の基端部及び先端部を持つ。
【0031】
これに対して、第2タイプは全体的に矩形状で、その高さは電極体の高さと同程度である。一側縁(内側縁)において電極体の正極部に取り付けられ、他側縁(外側縁)の一端部が第1正極端部に他端部が第2正極端部になっている。よって、第1正極端部及び第2正極端部は電極体の高さ方向に延びている。すなわち、第2タイプの正極端子は矩形状を有し、かつ該正極端子の高さ向に直交する幅方向における一側縁及び他側縁を有している。そして、一側縁が正極部に取り付けられて、他側縁において高さ方向における一端部が前記第1正極端部を構成するとともに他端部が前記第2正極端部を構成する。
【0032】
保護フィルムで電極体等を覆う際は、2枚の矩形状のフィルム片を電極体の厚さ方向両側に配置し2個の端縁及び2個の側縁を熱溶着等で結合しても良いし、長細い矩形状の1枚のフィルムを中間部で折り曲げて電極体の両側に配置し1個の端縁及び2個の側縁を熱溶着等で結合しても良い。その際、正極端子及び負極端子の一端部及び他端部に対応する部分は熱溶着しない。
尚、保護フィルムは電極体及び電解液の内容物をその内部に密閉し外部から水分等が侵入するのを遮断する、内容物が衝撃等により破損するのを保護する、及び内容物を外部から絶縁する等の役割を持つ。
▲5▼収納ケース
電極体、正極端子及び負極端子を上記保護フィルムで覆うのみでも単電池として機能する。但し、保護フィルムは強度的に充分とは言い難いので、保護フィルムで覆った電極体等を収納ケース内に収納することが望ましい。
【0033】
収納ケースは保護フィルムよりも少し大きい矩形状を持ち、保護フィルムで覆った電極体と、保護フィルムから上下方向又は左右方向に突出した正極端子及び負極端子の一端部及び他端部の一部をその内部に収納する。正極端子及び負極端子の一端部及び他端部の残部は収納ケースから上下方向又は左右方向に突出している。収納ケースは、金属等から成り一方が開口した箱状の一対のケース片を結合して形成することができる。この場合、収納ケースと正極端子及び負極端子とが接触する部分には絶縁材を介在する。尚、収納ケースは、樹脂等の絶縁材料から成り一方が開口した箱状の一対のケース片で構成することもできる。
<積層型電池>
本発明の積層型電池は少なくとも2個の単電池、即ち第1単電池と第2単電池とから成る。
▲1▼第1単電池、第2単電池
単電池の詳細は上述した通りである。第1単電池と第2単電池とは同じ構成(形状、大きさ)及び機能を持つ。第1単電池と第2単電池とを直列に接続する場合は、第1単電池の正極端子と第2単電池の負極端子とを対向させ、第1単電池の負極端子と第2単電池の正極端子とを対向させる。一方、第1単電池と第2単電池とを並列に接続する場合は、第1単電池の正極端子及び負極端子と第2単電池の正極端子及び負極端子とをそれぞれ対向させる。
▲2▼第1連結手段
第1連結手段は、第1単電池と第2単電池とを(より正確には、第1単電池の正極端子及び負極端子と第2単電池の正極端子及び負極端子とを)機械的に連結すると共に、場合によって直列又は並列に接続するものである。上述したように、正極端子は一端部及び他端部を持ち、負極端子は一端部及び他端部を持つので、4個の端部が形成されている。よって、第1連結手段は対向する端部間に介在される第1,第2,第3及び第4連結部材を含み、更に正極端子及び負極端子の一端部及び他端部に形成された取付部を含むことができる。
【0034】
4個の連結部材を導電性とするか非導電性とするかは、複数の単電池を直列に接続するか並列に接続するかにより決まる。例えば、第1単電池と第2単電池とを直列に接続する場合、第1及び第2連結部材を導電性にし、第3及び第4連結部材を非導電性にする。但し、第1及び第2連結部材を非導電性にし、第3及び第4連結部材を導電性にすることもできる。
【0035】
これに対して、第1単電池と第2単電池とを並列に接続する場合は、第1から第4連結部材は全て導電性とする。
【0036】
連結部材の具体的形状は、正極端子及び負極端子の一端部及び他端部の取付部の形状との関係で決まり、棒部材、ピン部材又は板部材とすることができる。
〈3〉第3単電池
積層型電池は1個又は2個以上の第3単電池を含むことができ、第3単電池の個数は得ようとする電圧、容量を考慮して決める。第3単電池は第1単電池及び第2単電池と同じ構成を持つ。第2単電池と第3単電池との連結方法、及び2個以上の第3単電池同士の連結方法は、積層電池全体を直列に接続するか並列に接続するかにより決まる。
〈4〉第2連結手段
第2連結手段は第5連結部材,第6連結部材,第7連結部材及び第8連結部材を含み、それぞれ第1連結手段の第,第,第及び第連結部材に対向する。第5連結部材と第連結部材と、第6連結部材と第連結部材と、第7連結部材と第連結部材と、第8連結部材と第連結部材とは、正極端子の一端部又は他端部、又は負極端子の一端部又は他端部を間に挟んで、何れか一方が備える係合部と他方が備える被係合部とにより相互に係合、連結することができる。例えば、第及び第連結部材は本体とその両端の一対の第1係合部とを持ち、第1及び第2連結部材は第1係合部が係合可能な第1被係合部を持つ。第及び第連結部材は本体とその両端の一対の第2係合部とを持ち、第及び第連結部材は第2係合部が係合可能な第2被係合部を持つことができる。
【0037】
また、第1、第2、第3及び第4連結部材、並びに第5、第6、第7及び第8連結部材は、本体とその一端の係合部と、その他端の被係合部とを持つことができる。
【0038】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施例>
(単電池)
図1、図4(a)、(b)及び(c)に示すように、単電池70は反物状の電極体10と、棒状の正極端子25及び負極端子40と、袋状のラミネートフィルム(保護フィルム)55と、箱状の収納ケース60とから成る。
【0039】
図2及び図3に示すように、電極体10は正極板11の上に第1セパレータ21、負極板15及び第2セパレータ22を順次重ねてこれらを一体的に巻き、反物状に押し付けたものであり、断面が扁平な長円形状を持つ。電極体10は幅W1、高さH1及び厚さT1を持つ。
【0040】
正極板11はアルミニウム箔から成る正極シート12の上に一端縁から一定幅で正極活物質13を形成して成る。負極板15は銅箔から成る負極シート16上に他端縁から一定幅で負極活物質17を形成して成る。負極活物質17の幅w2が正極活物質13の幅w1より広く、第1及び第2セパレータ21及び22の幅w3が負極活物質17の幅w2よりも広い。その結果、電極体10の一端(右端)には正極部14が露出し、他端(左端)には負極部18が露出している。
【0041】
図4(a)から4(c)及び図5に示すように、正極端子25はアルミニウムから成って棒状に長く延び、中間部26と、一端部28及び他端部33とを有する。中間部26の正面形状は上下方向に細長い矩形状でその幅はW2であり、側面形状は扁平な楕円形状でその厚さはT2である。
【0042】
基端部29と先端部31とを含む一端部28の正面形状は上下方向が左右方向よりも少し長い矩形状で、側面形状は上下方向に長い矩形状である。基端部29及び先端部31の幅はW3であり、厚さはT3である。先端部31には取付孔(貫通孔)32が形成されている。
【0043】
尚、他端部33は中間部26に対して一端部28と対象な構成を持つ。即ち、基端部34と先端部36とを有し、幅はW3で厚さはT3である。先端部36には取付孔(貫通孔)37が形成されている。正極端子25の高さH2は電極体10の高さH1より高い。
【0044】
また、負極端子40は銅から成り、電極体10に対して正極端子25と対称な構成を持つ。即ち、中間部41と、一端部43及び他端部47とを含み、一端部43及び他端部47はそれぞれ基端部44及び48と、先端部45及び49とを有する。先端部45及び49は取付孔51及び52を備える。
【0045】
正極端子25及び負極端子40は中間部26及び41においてそれぞれ電極体10の極部14及び極部18に取り付けられる。
【0046】
図6に示すように、矩形状の袋状で絶縁性のラミネートフィルム55はここでは2枚のフィルム片を含む。各フィルム片は、アルミニウム箔から成る中間層に、樹脂の接着層から成る内側層とプラスチックから成る外側層を形成して成る。ラミネートフィルム55は電極体10と、正極部14に取り付けられた正極端子25の中間部26と、負極部18に取り付けられた負極端子40の中間部41とを覆っている(図4(a)参照)。
【0047】
ラミネートフィルム55で電極体10等を覆う際は、2枚のフィルム片を電極体10の厚さ方向両側に配置し、加熱して両側縁56a、上端縁56c及び下端縁56dの内側層を溶かし、内側層同士又は内側層と正極端子25及び負極端子40とを接着する。
【0048】
図1に示すように、ラミネートフィルムよりも大きく厚い四角な箱状の収納ケース60は一対のケース片61及び62から成る。各ケース片61及び62は金属から成り、矩形状の基部(底部)と、該底部の各側縁から直角に立ち上がった4個の側壁部とから成り、容器形状を持つ。2個のケース片61及び62を開口側同士を対向させて結合する際、正極端子25の一端部28及び他端部33と、負極端子40の一端部43及び他端部47とが合せ面を通過して上下方向に延びている。収納ケース60と正極端子25の一端部28及び他端部33、並びに負極端子40の一端部43及び他端部47との間は絶縁材により絶縁されている。
【0049】
この単電池70によれば、電極体10の正極部14に正極端子25を、負極部18に負極端子40を取り付け、電極体10等をラミネートフィルム55で覆った後、収納ケース60内に収納している。よって、全体として矩形状のシート状でありながら所定の電力が得られ、しかも構造的に丈夫である。
(積層型電池)
図7に示すように、積層型電池100は、4個の単電池70A、70B、70C及び70Dと、3個の連結手段80A、80B及び80Cとから成る。4個の単電池70Aから70Dは同じ構成を持ち、最も手前の単電池70Aが本発明の第1単電池、2番目の単電池70Bが第2単電池、その他の2個の単電池70C及び70Dが第3単電池にそれぞれ相当する。
【0050】
単電池70Aから70Dの詳細については既述したので、以下、連結手段について詳述する。3個の連結手段80A、80B及び80Cのうち、1番目(最も手前)の連結手段80Aが本発明の第1連結手段に、2番目の連結手段80B及び3番目の連結手段80Cが第2連結手段にそれぞれ相当する。
【0051】
1番目の連結手段80Aは第1単電池70aの正極端子25及び負極端子40と、第2単電池70Bの負極端子40及び正極端子25とを連結する。図7及び図8(a)(b)(c)及び(d)に示すように、連結手段80Aは第1,第2,第3及び第4連結部材71,73,75及び77と、2個のボルト81及び82と、2個のナット84及び85とから成る。
【0052】
図8(a)に示すように、右側の2個の(第1及び第2)連結部材71及び73は非導電性で環形状を持ち、内周面には雌ねじ孔が形成されている。図8(b)に示すように左側の2個の(第3及び第4)連結部材75及び77は、導電性で丸棒状の本体76a及び78aと、その両端の一対の雄ねじ部76b、78b及び76c、78cとを含む。
【0053】
2番目の連結手段80Bは第2単電池70Bの負極端子40及び正極端子25と、第3単電池70Cの正極端子25及び負極端子40とを連結しており、導電性の連結部材87及び非導電性の連結部材85等を含む。3番目の連結手段80Cは第3単電池70Cの正極端子25及び負極端子40と、第4単電池70Dの負極端子40及び正極端子25とを連結しており、導電性の連結部材93及び非導線性の連結部材91等を含む。
【0054】
連結部材75及び77の雄ねじ部が連結部材85等の雌ねじ孔に、連結部材87等の雄ねじ部が連結部材71等の雌ねじ孔、連結部材93等の雄ねじ部が連結部材85等の雌ねじ孔に、それぞれ螺合可能である。図8(c)に示すようにボルト81及び82は先端部31及び36の取付孔32及び37を貫通し、連結部材71及び73の雌ねじ孔に螺合されている。図8(d)に示すように、ナット84及び85は先端部45及び49の取付孔51及び52を貫通した連結部材75及び77の雄ねじ部76b及び78cに螺合されている。
【0055】
尚、図9に示すように、連結部材75の雄ねじ部76cは連結部材85の雌ねじ孔に螺合され、連結部材93の雄ねじ部は連結部材85の雌ねじ孔に螺合されるが、雄ねじ部76c等の先端同士は接触しない。
【0056】
結局、1番目の連結手段80Aは、連結部材71等により単電池70Aの正極端子25の一端部(第1正極端部)28と単電池70Bの負極端子40の一端部(第1負極端部)43とを連結し、連結部材73等により単電池70Aの他端部(第2正極端部)33と単電池70Bの他端部(第2負極端部)47とを連結している。また、連結部材75等により単電池70Aの負極端子40の一端部(第1負極端部)43と単電池70Bの正極端子25の一端部(第1正極端部)28とを電気的に接続及び連結し、連結部材77等により単電池70Aの他端部(第2負極端部)47と単電池70Bの他端部(第2正極端部)33とを電気的に接続及び連結している。これは2番目の連結手段80B及び3番目の連結手段80Cについても基本的に同じである。
【0057】
この積層型電池によれば、4個の単電池70Aから70Dが直列に接続されているので、高い電圧を得ることができる。また、4個単電池70Aから70Dが、3個の連結手段80Aから80Cにより強固に連結されるとともに必要に応じて電気的に接続又は絶縁される。また、電気的に接続する場合、大きな電流を流すことができ、積層型電池100を大型にすることができる。
【0058】
図10(b)において、導電性の連結部材107は他端に雌ねじ孔108が形成された本体109と、該本体109の一端から突出した雄ねじ部110とを有する。非導電性の連結部材112も同様に、他端に雌ねじ孔113が形成された本体114と、該本体114の一端から突出した雄ねじ部115とを有する。正極端子25の一端部28及び他端部33、並びに負極端子40の一端部43及び他端部48を間に挟んで、連結部材107の雄ねじ部110は連結部材112の雌ねじ孔113に螺合可能であり、連結部材112の雄ねじ部115は連結部材107の雌ねじ孔108に螺合可能である。
▲2▼連結手段の変形例
図11及び図12に連結手段の変形例を示す。図11に示した連結手段では、正極端子の一端部120の上端面に雄ねじ部121が上下方向に立設され、隣接する負極端子の一端部123の上端面にも雄ねじ部124が上下方向に立設されている。一方、導電性又は非導電性で板状の連結部材126の両端に貫通孔127が形成されている。連結時は、連結部材126の貫通孔127に雄ねじ部121および126を貫通させ、ナット(不図示)で締め付ける。
【0059】
図12に示した連結手段では、正極端子の一端部130の先端部に電極体10(図4参照)の幅方向に延びる貫通孔131が形成され、負極端子の一端部133の先端部にも同じ方向に延びる貫通孔134が形成されている。一方、導電性又は非導電性でピン状の連結部材136はその両端に挿入部を備える。連結時は、貫通孔131及び134に連結部材136の両端の挿入部を締め代をもって挿入している。
<第2実施例>
図13に示した第2実施例では、4個の単電池140A、140B、140C及び140Dが連結手段145A、145B及び145Cにより並列に接続されている。即ち、4個の単電池140Aから140Dは同じ構成を持ち、1番目の単電池140Aの正極端子及び負極端子と2番目の単電池140Bの正極端子及び負極端子とが対向している。単電池140Aと単電池140Bとを連結する1番目の連結手段145Aは、第1,第2,第3及び第4連結部材141a、141b、141c及び141dを含み、全ての連結部材141aから141dは導電性で環形状を持つ。
【0060】
2番目の単電池140Bの正極端子及び負極端子と3番目の単電池140Cの正極端子及び負極端子とが対向しており、2番目の連結手段145Bの4個(2個のみ図示)の連結部材142a及び142cは導電性で環形状を持つ。3番目の単電池140Cの正極端子及び負極端子と4番目の単電池140Dの正極端子及び負極端子とが対向しており、3番目の連結手段145Cの4個(2個のみ図示)の連結部材143a及び143cは導電性で環形状を持つ。
【0061】
例えば、各単電池140Aから140Dの負極端子の一端部は、3個の連結部材141a、142a及び143aと、4個の一端部を貫通するボルト(不図示)及びナットとにより結合されている。
【0062】
第2実施例によれば、4個の単電池140Aから140Dが3個の連結手段 145Aから145Cにより強固に連結される。全ての連結部材141aから141d等は同じ構成なので量産可能であり、製造コストが低減できる。また、4個の単電池140Aから140Dが並列に接続されているので、長時間に渡って大きな容量を得ることができる。
<第3実施例>
本発明の積層型電池の第3実施例を図14,図15及び図16に示す。第3実施例は、上記第1実施例と比較して、主に正極端子155及び負極端子160の構成が異なる。
【0063】
即ち、図14に示すように、正極端子155は矩形状を有し、その高さ(上下方向寸法)及びその厚さ(図14の紙面と直角方向の寸法)はそれぞれ電極体150の高さ及び厚さとほぼ等しくされている。正極端子155の内側縁156が電極体150の正極151に取り付けられ、外側縁157は電極体150の高さ方向に延びている。負極端子160は、電極体150に対して、正極端子155と対称な構成とされている。
【0064】
図15に示すように、2枚の矩形状のフィルム片から成るラミネートフィルム165が電極体150の厚さ方向両側に配置され、電極体150と、正極端子155の内側縁156と負極端子160の内側縁161とを覆っている。図16に示すように、2個の四角な箱形状のケース片171及び172から成る収納ケース170がラミネートフィルム165の両側に配置され、ラミネートフィルム165、正極端子155の内側縁156及び負極端子160の内側縁161を保護している。その結果、正極端子155の外側縁157及び負極端子160の外側縁162が電極体150の幅方向(左右方向)に突出している。外側縁157は一端部(上端部)158及び他端部(下端部)159を持ち、負極端子160の外側縁162は一端部(上端部)163及び他端部(下端部)164を持っている。
【0065】
尚、上記構成の複数の単電池175は前記図7に示した連結手段80Aから80Cにより(直列に接続する場合)、又は図13に示した連結手段145Aから145Cにより(並列に接続する場合)連結され、積層型電池を構成する。
【0066】
第3実施例によれば、複数の単電池175は左右両側部に形成された連結手段80A等又は145A等により相互に連結される。その結果、積層型電池175の高さを低く抑えることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上述べてきたように、発明の積層型電池によれば、全体としてコンパクトで、大きな電流を流すことができ、構造的に強固な積層型電池を得ることができる。
【0068】
請求項2の積層型電池によれば、複数の単電池がその上端側及び下端側に配置された第1連結手段により連結でき、左右方向の寸法を抑えることができる。請求項3の積層型電池によれば、複数の単電池がその両側部に配置された第1連結手段により連結でき、上下方向の寸法を抑えることができる。
【0069】
請求項4及び5の積層型電池によれば第1単電池と第2単電池との直列接続が容易になり、請求項6及び7の積層型電池によれば第1単電池と第2単電池との並列接続が容易になる。
【0070】
請求項8の積層型電池によればより大きな容量又はより高い電圧が得られる。
【0071】
請求項9及び10の積層型電池によれば第2単電池と第3単電池との直列接続が容易になり、請求項11の積層型電池によれば、コンパクトで強固な第1及び第2連結手段が得られる。
【0072】
請求項12及び13の積層型電池によれば、第2単電池と第3単電池との並列接続が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層型電池の第1実施例の単電池を示す斜視図である。
【図2】単電池を構成する電極体の斜視図である。
【図3】図2の電極体の要部断面図である。
【図4】(a)は電極体に正極端子及び負極端子を取り付けられた状態を示す正面図、(b)は同じく側面図、(c)は(a)の4−4断面図である。
【図5】単電池の正極端子の正面図である。
【図6】電極体に正極端子、負極端子及び保護フィルムを取り付けた状態を示す正面図である。
【図7】第1実施例の積層型電池を示す斜視図である。
【図8】(a)は非導電性の連結部材を示す斜視図、(b)は導電性の連結部材を示す斜視図、(c)はボルトの斜視図、(d)はナットの斜視図である。
【図9】図7における要部断面図である。
【図10】(a)は連結部材の第1変形例を示す斜視図、(b)は第2変形例を示す斜視図である。
【図11】連結手段の第1変形例を示す斜視図である。
【図12】連結手段の第2変形例を示す斜視図である。
【図13】本発明の積層型電池の第2実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の積層型電池の第3実施例の単電池を示す正面図である。
【図15】電極体に正極端子、負極端子及び保護フィルムを取り付けた状態を示す正面図である。
【図16】第3実施例の積層型電池を示す斜視図である。
【図17】従来の積層型電池の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:電極体 11:正極板
14:正極部 15:負極版
18:負極部 21,22:セパレータ
25:正極端子 26:中間部
28:一端部 33:他端部
40:負極端子 41:中間部
43:一端部 47:他端部
70、70A,70B,70C,70D:単電池
71,73,75,77:連結部材
80A,80B,80C:連結手段

Claims (13)

  1. 第1単電池及び第2単電池であって、それぞれ、正極板と負極板と両極板を隔離するセパレータとから成り正極部及び負極部を有する電極体と、該正極部から延びた第1正極端部及び第2正極端部を有する正極端子と、該負極部から延びた第1負極端部及び第2負極端部を有する負極端子と、該電極体と該正極端子及び該負極端子の一部とを覆う袋状の保護フィルムと、を含むシート状の第1単電池及び第2単電池と、
    該第1単電池の該第1正極端部と該第2単電池の該第1負極端部又は第1正極端部とを、該第1単電池の該第2正極端部と該第2単電池の該第2負極端部又は第2正極端部とを、該第1単電池の該第1負極端部と該第2単電池の該第1正極端部又は第1負極端部とを、該第1単電池の該第2負極端部と該第2単電池の該第2正極端部又は第2負極端部とを、それぞれ連結する第1連結手段と、
    から成ることを特徴とする積層型電池。
  2. 前記正極端子は棒状を呈し、かつ棒状に延びる長手方向における中間部、一端部及び他端部を有し、該正極端子の該中間部が前記正極部に取り付けられて、該正極端子の該一端部が前記第1正極端部を構成するとともに該正極端子の該他端部が前記第2正極端部を構成し、
    前記負極端子は棒状を呈し、かつ棒状に延びる長手方向における中間部、一端部及び他端部を有し、該負極端子の該中間部が前記負極部に取り付けられて、該負極端子の該一端部が前記第1負極端部を構成するとともに該負極端子の該他端部が前記第2負極端部を構成している請求項1に記載の積層型電池。
  3. 前記正極端子は矩形状を有し、かつ該正極端子の幅方向における一側縁及び他側縁を有し、該正極端子の該一側縁が前記正極部に取り付けられて、該正極端子の該他側縁において該幅方向に直交する高さ方向における一端部が前記第1正極端部を構成するとともに他端部が前記第2正極端部を構成し、
    前記負極端子は矩形状を有し、かつ該負極端子の幅方向における一側縁及び他側縁を有し、該負極端子の該一側縁が前記負極部に取り付けられて、該負極端子の該他側縁において該幅方向に直交する高さ方向における一端部が前記第1負極端部を構成するとともに他端部が前記第2負極端部を構成している請求項1に記載の積層型電池。
  4. 前記第1連結手段は、前記第1単電池の第1正極端部と前記第2単電池の第1負極端部との間に介在された第1連結部材と、前記第1単電池の第2正極端部と前記第2単電池の第2負極端部との間に介在された第2連結部材と、前記第1単電池の第1負極端部と前記第2単電池の第1正極端部との間に介在された第3連結部材と、前記第1単電池の前記第2負極端部と前記第2単電池の第2正極端部との間に介在された第4連結部材と、を含む請求項1に記載の積層型電池。
  5. 前記第1連結部材及び前記第2連結部材は非導電性で、前記第3連結部材及び前記第4連結部材は導電性である請求項4に記載の積層型電池。
  6. 前記第1連結手段は、前記第1単電池の第1正極端部と前記第2単電池の第1正極端部との間に介在された第1連結部材と、該第1単電池の第2正極端部と該第2単電池の第2正極端部との間に介在された第2連結部材と、該第1単電池の第1負極端部と該第2単電池の第1負極端部との間に介在された第3連結部材と、該第1単電池の第2負極端部と該第2単電池の第2負極端部との間に介在された第4連結部材と、を含む請求項1に記載の積層型電池。
  7. 前記第1連結部材、前記第2連結部材、前記第3連結部材及び前記第4連結部材は導電性である請求項6に記載の積層型電池。
  8. 更に、正極板と負極板と両極板を隔離するセパレータとから成り正極部及び負極部を有する電極体と、該正極部から延びた第1正極端部及び第2正極端部を有する正極端子と、該電極体の該負極部から延びた第1負極端部及び第2負極端部を有する負極端子と、該電極体と該正極端子及び該負極端子の一部とを覆う袋状の保護フィルムと、を含む少なくとも1個のシート状の第3単電池を有し、
    該第2単電池の該第1正極端部と該第3単電池の該第1負極端部又は該第1正極端部とが、該第2単電池の該第2正極端部と該第3単電池の該第2負極端部又は該第2正極端部とが、該第2単電池の該第1負極端部と該第3単電池の該第1正極端部又は該第1負極端部とが、該第2単電池の該第2負極端部と該第3単電池の該正極端部又は該第2負極端部とが、それぞれ第2連結手段により連結され
    積層型電池全体が直列又は並列に接続されている請求項1、4又は6に記載の積層型電池。
  9. 前記第2連結手段は、前記第2単電池の第1正極端部と前記第3単電池の第1負極端部とに介在された第5連結部材と、該第2単電池の第2正極端部と該第3単電池の第2負極端部との間に介在された第6連結部材と、該第2単電池の第1負極端部と該第3単電池の第1正極端部との間に介在された第7連結部材と、該第2単電池の前記第2負極端部と該第3単電池の第2正極端部との間に介在された第8連結部材と、を含む請求項8に記載の積層型電池。
  10. 前記第5連結部材及び前記第6連結部材は導電性で、前記第7連結部材及び前記第8連結部材は非導電性である請求項9に記載の積層型電池。
  11. 前記第1連結手段は、前記第1単電池の第1正極端部と前記第2単電池の第1負極端部との間に介在された第1連結部材と、前記第1単電池の第2正極端部と前記第2単電池の第2負極端部との間に介在された第2連結部材と、前記第1単電池の第1負極端部と前記第2単電池の第1正極端部との間に介在された第3連結部材と、前記第1単電池の前記第2負極端部と前記第2単電池の第2正極端部との間に介在された第4連結部材と、を含み、
    前記第2連結手段は、前記第2単電池の第1正極端部と前記第3単電池の第1負極端部とに介在された第5連結部材と、該第2単電池の第2正極端部と該第3単電池の第2負極端部との間に介在された第6連結部材と、該第2単電池の第1負極端部と該第3単電池の第1正極端部との間に介在された第7連結部材と、該第2単電池の前記第2負極端部と該第3単電池の第2正極端部との間に介在された第8連結部材と、を含み、
    前記第1連結部材、前記第2連結部材、前記第5連結部材及び前記第6連結部材は非導電性で、前記第3連結部材、前記第4連結部材、前記第7連結部材及び前記第8連結部材は導電性であり、
    前記第2単電池の前記第1負極端部を間にして前記第1連結部材と前記第7連結部材とが係合し、前記第2単電池の前記第2負極端部を間にして前記第2連結部材と前記第8連結部材とが係合し、前記第2単電池の前記第1正極端部を間にして前記第3連結部材と前記第5連結部材とが係合し、前記第2単電池の前記第2正極端部を間にして前記第4連結部材と前記第6連結部材とが係合している請求項に記載の積層型電池。
  12. 前記第2連結手段は、前記第2単電池の第1正極端部と前記第単電池の第1正極端部との間に介在された第5連結部材と、前記第2単電池の第2正極端部と前記第3単電池の前記第2正極端部との間に介在された第6連結部材と、前記第2単電池の第1負極端部と前記第3単電池の第1負極端部との間に介在された第7連結部材と、前記第2単電池の前記第2負極端部と前記第3単電池の第2負極端部との間に介在された第8連結部材と、を含む請求項8に記載の積層型電池。
  13. 前記第5連結部材、前記第6連結部材、前記第7連結部材及び前記第8連結部材は導電性である請求項12に記載の積層型電池。
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