JP4830951B2 - Icチップ搬送装置、及び、icチップ製造方法 - Google Patents

Icチップ搬送装置、及び、icチップ製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、低コストでICタグを作成するためのICチップを搬送する技術分野に属する。
ICチップを小型化すると、1枚のウエハからの取得数が向上し、低コストで作成することが可能となる。このような小型のICチップを取り扱う技術として、例えば、特許文献1がある。また、ICチップではなないが、生体分子プローブを固体したビーズを取り扱う技術として特許文献2がある。
特開平8−316194号公報 特開2005−17224号公報
前述のように、ICチップを低コストで作成するためには、ICチップを小型化する必要がある。しかしながら、ICチップを小型化するとICチップ間の付着力(ファンデルワース力や静電気力)の影響が顕著となり、容易に分離できなくなる。従い、仮にICチップの小型化によりチップ単価を下げたとしても、ICチップの保持・搬送の費用が増大するという新たな課題が生ずる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記とおりである。すなわち、界面活性剤溶液により満たされた容器へ複数のICチップを浸し、溶液中に、先端に前記ICチップの直径より小さい孔が開口したICチップ保持ノズルを挿入し、個別にICチップを吸着・搬送する。
ICチップ保持ノズルを利用することにより、個別のICチップを確実に吸着し、且つ、Cチップ保持ノズルをテープ搭載のためのキャリアとして活用することができる。液体中に存在するICチップの凝集を、界面活性剤や振動発生器により防ぐことができる。
図1は、ICチップ搬送装置の例を示す概略説明図である。このICチップ搬送装置は、ICチップ保持ノズル101、保持部材115、チューブ116、バルブ111、吸引ポンプ106、排出ポンプ107、第1電動アクチュエータ104、第2電動アクチュエータ105、容器102、振動発生器103、第1CCDカメラ108、第2CCDカメラ109、第1テープ114、ローラ112などを備える。第1電動アクチュエータ104、第2電動アクチュエータ105、第1CCDカメラ108、第2CCDカメラ109、ローラ112などは、制御コンピュータ110により制御される。
容器102内は、界面活性剤が溶け込んだ溶液で満たされている。溶媒は、純粋などである。溶液内には、微小なICチップが複数浸されている。界面活性剤は一つの分子内に親水性部分と親油性部分を持つものである。水中であれば、親水性部分を外側に、親油性部分を内側にしたミセルを、非極性溶媒中では内外の反対になったミセルを形成する。このミセルの内部には外部環境とは性質の異なる物質を取り込むことができるため、界面活性剤の存在下では極性・非極性の両方の物質が均一に混合した溶液が作成できる。
本発明では、微小なICチップ、例えば50μm角、厚さ10μm以下のICチップを想定している。この大きさのICチップとなってくるとICチップ間の付着力(ファンデルワールス力、静電力)などの影響が顕著となってくる。界面活性剤は、この付着力の影響を弱める働きをするものである。従い、陰イオン系(アニオン系)界面活性剤、非イオン系(ノニオン系)界面活性剤、両性イオン界面活性剤、陽イオン系界面活性剤などの界面活性剤などに限らず、ICチップ間の付着力と弱めるものであればよく、有機溶剤などでも代替できる。
この点、前述の特許文献2である特開2005−17224号公報では、ビーズは純水に浸されているのと対照的である。これは、ビーズは球形であるためビーズ同士の接触面が小さく付着力が問題とならないのに対し、ICチップは平板形状でありICチップ同士の接触面が大きく付着力が問題となるためである。
容器102内のICチップ113は、振動発生器103の振動によって凝集が防がれる。振動発生器103は、容器102をx軸、又は、y軸の向きに動かし振動させる。容器102を、ある中心を基点にして回転駆動するようにしてもよい。また、z方向に振幅が加わる形態でも良い。また、振動発生器103は、振幅と振動周波数を可変にできる。
ICチップ保持ノズル101は、保持部材115、及び、チューブ116を介し、吸引ポンプ106、排出ポンプ107に接続する。吸引ポンプ106と排出ポンプ107は、バルブ111にて経路が切り分けられ使用される。第1電動アクチュエータ104と第2電動アクチュエータ105によりICチップ保持ノズル101が保持され移動される。第1CCDカメラ107、第2CCDカメラ108により、ICチップの吸着状態が撮像され確認される。
ローラ112は、ICチップ保持ノズルによりICチップ113が入れる配列された第1テープ114を巻き取るものである。第1テープ114には、接着剤塗布器により予め異導電性接着剤701が塗布されている。第1テープ114は等間隔に移動して、ローラ112に巻き取られていく。
図2(A)、(B)は、ICチップ保持ノズル101の形態を模式的に示したものである。尚、ICチップ保持ノズルの材質には、ステンレス、ガラス、セラミック、ルビー、シリコンなどが用いられる。図2(A)は、先端から終端まで、内径、外径に変化がない典型的なストレート型ICチップ保持ノズル101の構造を示している。先端の吸引孔203により、第1の流路202を介しICチップ113を吸引することができる。
図2(B)は、先端部がテーパー状に細くなっている先細ICチップ保持ノズル101を示している。この先細ICチップ保持ノズル101では、第1の流路204より第2の流路205の方が細くできていて、吸引孔206も小さくすることが可能である。このため、より小型で薄型のICチップ113を安定に吸引することが可能である。また、吸入孔が小さいために、吸入力の増加や複数のICチップ113を吸着する率を低減することが可能となる。この構造のICチップ保持ノズルは101、半導体製造に用いるワイヤーボンディング用ノズルで代用できる。
図3〜7は、図1のICチップ搬送装置を用いて、容器102中の界面活性剤溶液から1個のICチップ113だけを取出し配列する工程を示す断面模式図である。
図3は、容器102の中へICチップ保持ノズル101が挿入する工程を示す図面である。この容器の上に第1電動アクチュエータ104と第2電動アクチュエータ105によってICチップ保持ノズル101を位置決めする。
この際、振動機103によって容器102が振動することにより、容器の中にある複数のICチップ113は凝集することなく分散状態となっている。加える振動は、溶液の液面が揺れる程度で十分であり、ICチップ113が攪拌される必要はない。つまり、沈殿したICチップ群全体に一定の振動が与えられている状態である。
図4は、ICチップ保持ノズル101の挿入後、ICチップ113を吸着する工程を示す図面である。第1電動アクチュエータ104の制御により、ICチップ保持ノズル保持部材101がz方向に下降し、ICチップ保持ノズル101の下端が収納部1の内部に挿入された状態である。挿入後、ICチップ保持ノズル101に連結した吸引ポンプ106を駆動し、ICチップ保持ノズル101の先端を負圧状態にし、先端にICチップ113を吸着させる。吸引ポンプ106を常時駆動させておき、ICチップ保持ノズル101と吸引ポンプ9の間に電磁弁を挿入しておき、電磁弁を開閉制御するようにしても良い。ICチップ保持ノズルの吸引孔は、ICチップよりも小さくしておくために、ICチップが不完全に吸引されることは少ない。尚、ここで本発明に使用されるICチップ113は、特開2004‐127230号などに記載される両面電極構造を持ったものであり、表面と裏面とで極性がない。両面電極構造については、図18,19にて詳述する。これに対し、一般的なICチップは、MOSトランジスタが形成される表面のみに電極が形成される。ICチップ113は表面と裏面に極性がないため、ICチップ保持ノズル101へ何れの面が吸着されても、ICチップを配置する後工程において接続不良などの問題が生じない。これに対し、一般的なICチップでは表面と裏面に極性があるため、、ICチップ保持ノズル101へ所定の面が吸着されていることを確認しないと、ICチップを配置する後工程において接続不良などを生ずることになる。
図5は、ICチップ保持ノズル101によりICチップ113を吸着して引き上げる工程を示す図面である。第1の電動アクチュエータ104を制御して、ICチップ保持ノズルの先端にICチップ113を1個だけ保持される。ICチップ113の周囲には凝集を防ぐために界面活性剤が付着している。また、水分は接着性を阻害するため、送風機によりICチップ113へ高温で強風をあて乾燥させる。
図6は、ICチップ保持ノズルにより吸着したICチップをCCDカメラ108・109により吸着状態を検出する工程を示す図面である。ICチップをICチップ保持ノズルで吸着するとき、ICチップとICチップ保持ノズルの位置や条件によって正常な吸着と正常ではない吸着が出現する。正常でない吸着では、そのままテープに搭載してもICチップを破壊するか、位置ずれを起こす可能性が強い。そのために、第1CCDカメラ108と第2CCDカメラ109によって、横および縦からチップの状態を確認すると歩留を上げることが可能となる。正常ではない吸着の場合は、電動アクチュエータ104・105をICチップ保持ノズル101制御し、ICチップ113を容器102に戻す。正常な状態、正常でない状態については、図11〜15にて詳述する。尚、吸着状態については、吸引ポンプ106の吸引力によっても確認することができる。
図7は、ICチップ保持ノズル110により吸着したICチップ113を第1テープ114に搭載する工程を示す図面である。正常にICチップ保持ノズル101に吸着したICチップ113は、異導電性接着剤701が塗布された第1テープ114上に移動する。排出ポンプ107により、ICチップ保持ノズル110の先端を加圧し、ICチップ13を排出し異導電性接着剤701を介して第1テープ114に配列する。このとき、ICチップ保持ノズルの先端部が異導電性接着剤701に接触しないようにする。また、異導電性接着剤701の接着性を増加するために必要に応じて局部加熱をしても良い。
また、ICチップ保持ノズル101の吸着孔からICチップ113を、排出ポンプ107により第1テープ114へ吹き付けて配置することもできる。ICチップ保持ノズル101の振動、ノズル101と第1テープ114との距離、吹付け力、異導電性接着剤701の粘着力などを適切に調整することにより、ICチップをテープに対して水平に配置することができる。この際、ICチップが第1テープ114に対し水平ではなく、垂直に接触した場合でも、異導電性接着剤701が薄くタック性が小さい場合は、、当該のICチップは接着面に平行に倒れていく。本発明のICチップは両面電極構造を採用しているため、ICチップ113の表、裏の区別なく倒れても、その後の工程において、アンテナ接続に不都合は生じない。
図8(A)〜(C)は、図7の工程の詳細を示している。図8(D)〜(E)は、図7の後の工程を示している。図1、7に示すテープ114の上には、図8(A)に示すようにアンテナを構成する第1導体801が配置されている。
図8(B)に示すように、第1導体801の上には、予め接着剤塗布器により異導電性接着剤701が塗布されている。異方導電性接着剤は、絶縁性の高い接着剤中に導電粒子を均一分散させた材料であり、電子部品の相対する電極間の電気的接続と、隣接電極間の絶縁性、及び固定の目的に使用される。また、一般にアルミニウム材料を導電体801、802に使用するときには、アルミニウム材料の表面が自然酸化されるため、異方導電性接着剤の中にはニッケル粒子のように皮膜を破るような粒子を活用することが有効である。なお、導電体801、802の材料として、銅、アルミニュウム、銀、錫、亜鉛などを原材料とする金属板、金属箔、導電性ペースト材などを用いることが可能である。
図8(C)は、図8(B)の次の工程を示しており、上側電極13と下側電極17を持つICチップ113を、ICチップ保持ノズル101により、異導電性接着剤701の上に配置した工程の直後を示す断面図である。
図8(D)は、図8(C)の次の工程を示しており、第2テープ802を第1テープ801へ被せ、第2テープ803にある第2導体802をICチップ113に押し付けて接合をとった工程の直後の断面図を示す。異邦導電性接着剤701は、ICチップと導体801、802との電気的接合をとるのみならず、ICチップ113と導体801・802とを接着することも兼用する。
図8(E)は、第1導体801と第2導体802とを電気的に接続する工程を示す図面である。押し付け針により第1テープ803及び第2導体802の上から押下することにより、導電体接続部804において、第1導体801と第2導体802とが電気的に接続される。導体接続部20では、第1導体801と第2導体802が接続されており、同電位になっている。この導体接続部の位置は、ICチップ131の内部インピーダンスに合わせて、最適な接続位置が選択される。
図9(A)は、図8(D)において、第2テープ803を第1テープ114へ被せる前の工程を示す図面である。第1テープ114には、スプロケット用の穴902があり、第1導体801が貼り付けられている。また、第2テープ903にも、スプロケット用の穴902があり、第2導体802が貼り付けられている。図9(B)は、図7の後に、テープ114・803を重ね合わせ第3テープ901を作成する工程を示すものである。この工程により、第1導体と、第2導体とで、上面電極13と下面電極17を持つICチップ131をサンドイッチ状に挟み込まれる。第1テープ114はロール112に巻き取られる。ICタグを各種の対象物に貼りつけるとき、リール及びスプロケット用の穴付きテープを用いることによって、容易に取り扱うことが可能である。
図10は、図5はICチップ113を搭載し、ロール状にした第3テープ904をスレッドに分離して紙1002に漉き込む工程を示す図面である。第3テープ901に搭載されたICチップ113は一列に整列されている。この第3テープ901はナイフ等によって、細い分離したスレッド1001となる。この細い分離したスレッド1001は順次引かれていき、紙1002に搭載されていく。細い分離したスレッド901は、紙上に付着するか、紙に漉き込む。保持ノズル101によりICチップ113が第1テープ114に等間隔に搭載されているため、スレッド1001の上のICチップ113が等間隔に整列される。従い、紙上1002でICチップ113を等間隔に配置することが容易になり、裁断後の紙上902のICチップの位置精度を制御することが容易となる。
図11は、図6においてCCDカメラ108・109により検出されたICチップ113の吸着状態である。図11(A)はICチップ113が吸引孔に正常に吸着されている状態を示している。その後の工程において、第1テープ114に正常に搭載できる状態である。図11(B)では、ICチップ113のエッジが吸引孔に入っている状態であって、このままで押し付けて第1テープ114に搭載しても、ICチップ113の破壊が発生してしまうおそれがある。溶液中からICチップ113を吸着するときは、ICチップの吸着前の状態がランダムであるために、確率的に図11(B)のような状態が発生する。このようなとき、一旦図11(B)のような正常ではない吸着の場合はICチップ保持ノズル101を、電動アクチュエータ104・105により容器102に戻し、、吸着したICチップ113を液体中に戻し、再吸着する。
図12は、図10の別の実施例である。図10との違いは、吸着したICチップ113が重なっていることである。
図12(A)では重なったICチップが吸入孔と水平に吸着されている。図12(B)では、重なったICチップが吸入孔と垂直に吸着されている。いずれの場合も、ICチップが重なっているために、このまま第1テープ114に搭載しても電気的に正常な動作はしない。図11のような正常ではない吸着の場合にも、ICチップ113を容器102に戻し、再吸着する。
図13は、図10の別の実施例である。図10との違いは、ICチップ保持ノズル101が図2(B)の先細型である点である。図13(A)が正常な吸着状態であり、図13(B)が正常でない吸着状態である。図13(B)のような正常ではない吸着の場合にも、ICチップ113を容器102に戻す。
図14は、図6の別の実施例であり、ICチップ113の吸着状態を光学的に検出する工程を示す図面である。光ファイバー1401からの光をコリメータ1402で収束した光をICチップ113へ照射する。検出器1404は、レンズ1403からの反射光を検出する。例えば、図10(A)と図10(B)との区別、又は、図12(A)と図12(B)との区別は、反射の光量のより検出することができる。また、図11(A)・(B)のような重なったICチップ113については、光ファイバを複数設置することなどの検出範囲の拡大などで検出することが可能となる。
図15も、図6の別の実施例である、ICチップ113の吸着状態を光学的に検出する工程を示す図面である。予め、ICチップ113の散乱光の色階調域以外の背景光の色階調域をカットするように制御コンピュータ110へプログラムしておく。白色発光ダイオード1501を用いた照明を用いて、ICチップ113に焦点を合わせることで、ICチップ113から散乱光をCCDカメラ108、109により画像検出する。ICチップ113が、ICチップ保持ノズル101先端に保持されている場合には、ICチップ113の1個から発せられる散乱光がほぼICチップ113の形状を反映した形で制御コンピュータ110上に検出される(1503)。一方、ICチップ保持ノズル19先端にICチップ113が保持されていない場合には、制御コンピュータ110には設定階調域の散乱光が検出されないことになる(1502)。万一、制御コンピュータ110により、ICチップ113が検出されない場合には、電動アクチュエータ104・105によりICチップ113は容器102に戻され、再吸着する。
図16は、図3〜5の別の形態を示す実施例であり、ICチップ113をベルト1601により溶液から引き上げて、ICチップ保持ノズル101でハンドリングする。ベルト1601はローラ1602によって、連続的に回転していく。ICチップ131はベルト31によって搬送される。ベルト1602は高速に回転していくことにより複数のICチップ131を効率よく搬送し、ICチップ保持ノズル101は吸着しやすいものを選択的に吸着して、高速にテープ16に搭載していく。
図17は、図16の別の形態を示す実施例である。図16との違いは、ICチップ113をストロー1703により液体から引き上げてICチップ保持ノズル110でハンドリングする点である。この図はストロー1701は溶液の中のICチップ113を大量に吸引してベルト1701に搭載する。ストロー1401のノズル径はICチップサイズより大きく、ICチップ保持ノズルのノズル径はICチップより小さい。
図18は、ICチップ113の回路構成を示すブロック図であり、特開2004‐127230号の図16、17に記載されているものと同様のものである。ICチップ113は、整流回路153、コンデンサ154、クロック回路155、パワーオンリセット回路157、メモリ回路156などから構成される。ICチップ113は、アンテナ151、グランド点152に接続し、ICタグとなる。アンテナ151から入力された電磁波は、倍圧整流回路153において整流されて、直流電圧を発生させる。この電圧は、コンデンサ154において電荷が蓄積される。クロック回路155は、電磁波に乗せられてきた信号からクロックを抽出する。ものである。パワーオンリセット回路157は、クロック信号を受けて、メモリ回路156の初期値を設定するものである。メモリ回路156は、カウンタ、デコーダ、メモリ情報を持つメモリセル、書き込み回路などから構成される。これらのデジタル回路は、クロック信号に同期して動作する。クロック信号は、電磁波の変調された信号を復調して発生させる。変調方式には、振幅で変調するASK方式、周波数で変調するFSK方式、位相で変調するPSK方式などがある。これらを組み合わせた方式も可能である。整流回路153の中には、コンデンサやダイオードがあって、交流波形が直流波形に整流される。
図19は、倍圧整流回路153の入力部のデバイス構造を示す断面図である。倍圧整流回路では、全波整流回路のように回路を相似形に組む必要がなく、基板と同電位である無線ICチップの裏面を電極として使い、基板電位をグランドに固定することが可能である。そのため、シリコン基板の裏面からアンテナ端子を取り出して基板電位をICチップの入力として使える。すなわち、上面電極13、下面電極17により極性のない両面電極構造とすることができる。無線ICチップの基板は、P型とN型に分かれるが、いずれの基板であっても倍圧整流回路を形成することは可能である。また、SOI(Silicon On Insulator)ウエハにおいては、裏面電位が浮いてしまうが、裏面のシリコン及び酸化膜を除去することにより、アクティブな面を露出させて接続することが可能となる。
倍圧整流回路153の入力部は、例えば、コンデンサを形成しており、上側電極13、ポリシリコン172、酸化膜173、コンデンサ用拡散部174、下側電極17などから構成されている。ポリシリコン172は、上側電極13と接続している。P型基板16と上側電極13は、酸化膜で絶縁されている。また、コンデンサ用拡散部174は、酸化膜を介してコンデンサを構成するための電極として用いることが可能である。このコンデンサはシリコン基板上に構成されているため、シリコン基板をグランド端子とすることが可能である。
図20は、図9の工程により作成されたICタグの構成を示すものである。第1導電体801、第2導電体802、ICチップ113、第1テープ114、スリット2001、導電体接続部804などから構成されている。第1テープ114には、第1導電体801が付着している。第1導電体801と第2導電体802の間には、上側電極と下側電極をもつICチップ113がサンドイッチ状に挟まれている。第1の導体14aと第2の導体18aは、導電体接続部804により電気的に接続されている。また、第1導電体801と第2導電体802により、アンテナが構成される。スリット2001により、ICチップ113とアンテナとのインピーダンス整合が取られる。
ICチップ保持ノズルにより液体に入れたICチップをハンドリングする装置を示す図面である。 ICチップ保持ノズルの形状を示す図面である。 ICチップ保持ノズルをICチップを入れた容器の上方に移動した状態を示す図面である。 ICチップ保持ノズルをICチップを入れた容器の中に移動してICチップを吸引する状態を示す実施例である。 ICチップ保持ノズルによりICチップを吸着して引き上げた状態を示す本発明の実施例を示す図面である。 ICチップ保持ノズルにより吸着したICチップをCCDカメラにより状態を検出する状態を示す図面である。 ICチップ保持ノズルにより吸着したICチップをテープに搭載する工程を示す図面である。 ICチップをテープに搭載する工程を示す図面である。 ICチップをテープに搭載する工程を示す図面である。 ICチップを搭載したロールテープをスレッドに分離して紙に漉き込む状態を示す図面である。 ストレートICチップ保持ノズルによりICチップを吸着して引き上げた状態を示す図面である。 ストレートICチップ保持ノズルで重なったICチップを吸着した状態を示す図面である。 先細ICチップ保持ノズルによりICチップを吸着して引き上げた状態を示す図面である。 ICチップ保持ノズルに吸着したICチップの状態を光学的に検出する状態を示す図面である。 ICチップ保持ノズルに吸着したICチップの状態を光学的に検出する状態を示す図面である。 ICチップをベルトにより液体から引き上げてICチップ保持ノズルでハンドリングする実施例を示す図面である。 ICチップをストローにより液体から引き上げてICチップ保持ノズルでハンドリングする実施例を示す図面である。 ICチップの構成図ある。 ICチップの断面図である。 ICタグの構成図である。
符号の説明
101…ICチップ保持ノズル、102…容器、103…振動発生器、104…第1電動アクチュエータ、105…第2電動アクチュエータ、106…吸引ポンプ、107…排出ポンプ、108…第1CCDカメラ、109…第2CCDカメラ、110…制御コンピュータ、111…バルブ、112…ローラ、113…ICチップ、114…ベルト、201…ストレートICチップ保持ノズル、202…第1の流路、203…吸引孔、204…第1の流路、205…第2の流路、206…吸引孔、207…先細ICチップ保持ノズル、1001…スレッド、1002…紙、光ファイバー…1401、コリメータ…1402、1403…レンズ、1404…検出器、1501…白色ダイオード、1601…ベルト、1602…ローラ、1701…ベルト、1702…ローラ、1703…ストロー。

Claims (18)

  1. 界面活性剤溶液により満たされ複数のICチップが浸される容器と、
    先端に前記ICチップの直径より小さい孔が開口したICチップ保持ノズルと、
    前記保持ノズルを駆動するアクチュエータと、
    前記ICチップ保持ノズルの先端に正又は負の圧力を発生させる吸引排出ポンプと、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記アクチュエータを制御して、前記容器に前記ICチップ保持ノズルを挿入し、前記吸引加圧ポンプを制御して前記ICチップ保持ノズルの先端に負の圧力を発生させて先端に1個のICチップを保持するものであって、
    前記制御装置は、前記アクチュエータを制御して先端に1個のICチップを保持した前記ICチップ保持ノズルを前記容器から引き上げるものであって、
    前記制御装置は、前記アクチュエータを制御して、先端に1個のICチップを保持した前記ICチップ保持ノズルをテープの位置に移動させ、前記吸引加圧ポンプを制御して前記先端に正の圧力を発生させて保持したICチップをテープに配列するものであって、
    前記ICチップは四角柱形状であって、その主面に識別番号を記憶するメモリ回路と、前記識別番号を送出する送受信回路とを有し、前記主面及び裏面の両方に極性のない電極を有するものであることを特徴とするICチップ搬送装置。
  2. 請求項1に記載のICチップ搬送装置において、
    前記容器を振動させる振動発生器とを有することを特徴とするICチップ搬送装置。
  3. 請求項2記載のICチップ搬送装置において、
    前記振動発生器は、前記容器を前記ICチップ保持ノズルの軸方向に対して垂直な方向に振動させることを特徴とするICチップ搬送方法。
  4. 請求項2記載のICチップ搬送装置において、
    前記振動発生器は、前記容器の中心が前記ICチップ保持ノズルの軸方向に垂直な面内で回転するような振動を発生することを特徴とするICチップ搬送装置。
  5. 請求項1記載のICチップ搬送装置において、
    前記制御装置は、前記ICチップがノズル先端に保持されている状態を検出することを特徴とするICチップ搬送装置。
  6. 請求項5記載の前記ICチップ搬送装置において、
    前記制御装置は、前記ICチップからの光の反射により、前記ICチップ保持ノズルに吸着されたICチップの吸着状態を検出することを特徴とするICチップ搬送装置。
  7. 請求項5記載の前記ICチップ搬送装置において、
    前記制御装置は、吸着されたICチップの吸着形態をカメラで撮影し、記録済みの吸着状態とのパターンマッチングを行うことを特徴とするICチップは搬送装置。
  8. 請求項1に記載のICチップ搬送装置において、
    前記界面活性剤は、一つの分子内に親水性部分と親油性部分を持つ両親媒性分子であることを特徴とするICチップ搬送装置。
  9. 請求項1に記載のICチップ搬送装置において、
    前記ICチップ保持ノズルは、その先端が細くなっていることを特徴とするICチップ搬送装置。
  10. 界面活性剤溶液により満たされた容器へ複数のICチップを浸す工程と、
    前記溶液中に、先端に前記ICチップの直径より小さい孔が開口したICチップ保持ノズルを挿入する工程と、
    前記ICチップ保持ノズルに連結した吸引器により、前記ICチップ保持ノズルの先端に一つのICチップを吸着させる工程と、
    前記ICチップを吸引保持した前記ICチップ保持ノズルを前記溶液中から引き出す工程と、
    前記ICチップ保持ノズルの先端に吸引保持しているICチップを所定のフィルム状媒体に配列する工程とを有することを特徴とするICチップ搬送方法であって、
    前記ICチップは四角柱形状であって、その主面に識別番号を記憶するメモリ回路と、前記識別番号を送出する送受信回路とを有し、前記主面及び裏面の両方に極性のない電極を有するものであることを特徴とするICチップ製造方法。
  11. 請求項10に記載のICチップ製造方法であって、
    前記容器を振動させる工程とを含むことを特徴とするICチップ製造方法。
  12. 請求項11記載のICチップ製造方法において、
    前記振動発生器は、前記容器を前記ICチップ保持ノズルの軸方向に対して垂直な方向に振動させることを特徴とするICチップ製造方法。
  13. 請求項12記載のICチップ製造方法において、
    前記振動発生器は、前記容器の中心が前記ICチップ保持ノズルの軸方向に垂直な面内で回転するような振動を発生することを特徴とするICチップ製造方法。
  14. 請求項11記載のICチップ製造方法において、
    前記ICチップがノズル先端に保持されている状態を検出する検出工程とを有することを特徴とするICチップ製造方法。
  15. 請求項14記載の前記ICチップ搬送装置において、
    前記検出工程は、前記ICチップからの光の反射により、前記ICチップ保持ノズルに吸着されたICチップの吸着状態を検出するものであることを特徴とするICチップ搬送装置。
  16. 請求項15記載の前記ICチップ搬送装置において、
    前記検出工程は、吸着されたICチップの吸着形態をカメラで撮影し、記録済みの吸着状態とのパターンマッチングを行うことを特徴とするICチップは製造方法。
  17. 請求項10に記載のICチップ製造方法において、
    前記界面活性剤は、一つの分子内に親水性部分と親油性部分を持つ両親媒性分子であることを特徴とするICチップ製造方法。
  18. 請求項11に記載のICチップ製造方法において、
    前記ICチップ保持ノズルは、その先端が細くなっていることを特徴とするICチップ製造方法。
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