JP2013197226A - ダイボンディング方法及びダイボンダ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイを誤って複数個ピックアップしたことが検出可能なダイボンディング方法及びダイボンダを提供する。
【解決手段】ウェハからダイをピックアップし、被搭載物にダイボンディングするダイボンディング方法において、ピックアップツールによって前記ウェハから前記ダイを吸着して、前記被搭載物にマウントするボンディングポイントまで移動する途中で、前記ピックアップツールに吸着されたダイを下方からアンダービジョンカメラによって撮像し、当該撮像された画像を画像処理によって、前記ピックアップツールにダイが複数個吸着されたか否かを判定し、ダイが複数個吸着されたと判定された場合には、ダイボンダの動作を停止する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ダイボンディング技術等の半導体製造装置の製造技術に関わり、特に、ウェハからダイをピックアップするダイピックアップ技術に関する。
例えば、半導体装置の組立工程においては、ウェハプロセスで複数の半導体装置が一括形成されたウェハを個々の半導体装置(ダイ)に分割して個別にリードフレーム等の被搭載物にボンディングして封止(パッケージング)する等の組立工程がある。
個々のダイをリードフレーム等にボンディングするダイボンディング技術として、ウェハを分割した状態でダイが配列された粘着テープ上から個々のダイをコレット等でピックアップして、中間ステージで位置決めした後に、リードフレーム等にマウントする方式がある。また他の方式として、粘着テープ上からピックアップされた個々のダイを直接的にリードフレーム等のボンディング対象物にマウントするダイレクトピックアップ方式が知られている。
上述のいずれの方式においても、粘着テープ状に配列されたウェハから、当該ウェハを構成するダイを、個々にピックアップして中間ステージを介して、或いは、直接、ボンディング対象物にマウントする。
次に、図1及び図2を用いてダイボンダにおけるピックアップ装置の構成を説明する。
図1は、ダイボンダにおけるピックアップ装置の外観斜視図を示す図である。図2は、ピックアップ装置の主要部を示す概略断面図である。12はピックアップ装置、40はウェハ、4はダイである。また、14はウェハリング、15はエキスパンドリング、16はダイシングフィルム、17は支持リング、18はダイアタッチフィルム、50は突上げユニットである。
図1、図2に示すように、ピックアップ装置12は、ウェハリング14を保持するエキスパンドリング15と、ウェハリング14に保持され複数のダイ(チップ)4が接着されたダイシングフィルム16を水平に位置決めする支持リング17と、支持リング17の内側に配置されダイ4を上方に突上げるための突上げユニット50とを有する。突上げユニット50は、図示しない駆動機構によって、上下方向に移動するようになっており、水平方向にはピックアップ装置12が移動するようになっている。
ピックアップ装置12は、ダイ4の突上げ時に、ウェハリング14を保持しているエキスパンドリング15を矢印方向に所定の距離だけ下降させる。その結果、ウェハリング14に保持されているダイシングフィルム16が引き伸ばされダイ4の間隔が広がる。これにより、突上げユニット50によってウェハ40の下方からダイ4を突上げる時のダイ4のピックアップ性を向上させている。なお、ウェハ40及びダイ4の薄型化に伴い接着剤は液状からフィルム状となり、ウェハ40とダイシングフィルム16との間にダイアタッチフィルム18と呼ばれるフィルム状の接着材料を貼り付けている。ダイアタッチフィルム18を有するウェハ40では、ダイシングはウェハとダイアタッチフィルム18に対して行なわれる。従って、ダイピックアップ時の剥離工程では、ウェハ40とダイアタッチフィルム18をダイシングフィルム16から剥離する。
上述のように、ウェハ40は、裏面にダイアタッチフィルム18及びダイシングフィルム16を張り付けられ、ダイシングによって個々のダイ4に分割されて、ウェハリング14に取り付けられる。その際には、ダイシングフィルム16がウェハリング14によって外側に引っ張られ、隣り合うダイ4の間隔が拡大されて取り付けられる(特許文献1参照。)。
特開2007−165666号公報
近年ウェハは大型化し、かつ、薄型化の傾向があり、当然、ダイも薄型化することになる。特に、ダイを複数個積層して組立てるような製品の場合には、実装高さを低くするために、個々のダイを一層薄くするようにしている。
ダイをピックアップし、例えばダイボンドする等、リードフレーム等の被搭載物に移動する場合に、複数のダイを誤ってピックアップすることがある。その結果、被搭載物上に重なって搭載されるか、隣に搭載されるようなことが起きる。以下、そのような現象をダブルダイボンディングと称する。ダイを被搭載物上に搭載後、重なっているかいないかを高さによりチェックする方法がある。しかし、ダイの厚みが薄くなっている場合には、チェックが困難になってきている。また、隣に搭載されることを考慮していない。
本発明の目的は、上記のような問題に鑑み、ダイを誤って複数個ピックアップしたことが検出可能なダイボンディング方法及びダイボンダを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のダイボンディング方法は、ウェハからダイをピックアップし、被搭載物にダイボンディングするダイボンディング方法において、ピックアップツールによって前記ウェハから前記ダイを吸着して、前記被搭載物にマウントするボンディングポイントまで移動する途中で、前記ピックアップツールに吸着されたダイを下方からアンダービジョンカメラによって撮像し、当該撮像された画像を画像処理によって、前記ピックアップツールにダイが複数個吸着されたか否かを判定し、ダイが複数個吸着されたと判定された場合には、ダイボンダの動作を停止することを本発明の第1の特徴とする。
上記本発明の第1の特徴のダイボンディング方法において、前記画像処理によってダイが複数個吸着された場合には、さらに、警報を出力することを本発明の第2の特徴とする。
上記本発明の第1の特徴または第2の特徴のダイボンディング方法において、撮像されたダイの面積を算出し、算出されたダイの面積が所定の面積以上の場合には、ダイが複数個吸着されたと判定することを本発明の第3の特徴とする。
上記本発明の第1の特徴乃至第3の特徴のいずれか1つのダイボンディング方法において、撮像されたダイの面積が所定の面積未満の場合には、ダイの輝度レベルを算出し、算出されたダイの輝度レベルが所定の輝度レベル未満の場合には、ダイが複数個吸着されたと判定することを本発明の第4の特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明のダイボンダは、上記本発明の第1の特徴乃至第4の特徴のいずれか1つのダイボンディング方法によってダイボンディングすることを本発明の第5の特徴とする。
本発明によれば、ダイを誤って複数個ピックアップしたことが検出可能となり、誤搭載による製品不良の発生を低減することができる。
ダイボンダのピックアップ装置の外観斜視図を示す図である。 ダイボンダのピックアップ装置の主要部を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態であるダイボンダを上から見た概念図である。 本発明のダイボンダの一実施例の制御装置の構成を示すブロック図である。 ダイボンディングにおいて発生するダイボンディング現象について説明するための斜視図である。 ダイボンディングにおいて発生するダイボンディング現象について説明するための斜視図である。 本発明のダイボンディング方法の一実施例の動作手順について説明するためのフローチャートである。 図7のダイピックアップステップS74の詳細の動作手順について説明するためのフローチャートである。 図7のダイマウントステップS75の詳細の動作手順について説明するためのフローチャートである。 本発明のダイボンディング方法及びダイボンダにおける良否判定の基準について説明するための図である。 本発明のダイボンディング方法及びダイボンダにおける良否判定の基準について説明するための図である。 本発明のダイボンディング方法及びダイボンダにおけるアンダービジョンカメラの一実施例の動作について説明するための図である。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について、図面等を用いて説明する。
なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を説明するためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素若しくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。
また、従来例として既出の図1及び図2を含め、各図の説明において、同一の機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、重複を避け、できるだけ説明を省略する。
図3は、本発明の一実施形態のダイボンダを、上から見た概念図である。10はダイボンダ、1はダイボンダ10のウェハ供給部、2はダイボンダ10のワーク供給・搬送部、3はダイボンダ10のダイボンディング部、35は制御部である。ウェハ供給部1において、11はウェハカセットリフタ、12はピックアップ装置である。ワーク供給・搬送部2において、21はスタックローダ、22はフレームフィーダ、23はアンローダである。また、ダイボンディング部3において、31はプリフォーム部、32はボンディングヘッド部である。
このように、ダイボンダ10は、大別してウェハ供給部1と、ワーク供給・搬送部2と、ダイボンディング部3と、制御部35とを有する。
なお、図3には図示していないが、ダイボンダ10は、さらに、駆動機構、認識処理部、及びモニタを備え、制御部35と他の機器とはインタフェースを介して通信している。また、制御部35は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、メモリとして、RAM36及びROM(Read Only Memory)37を接続した構成を備える(後述の図4参照。)。
ウェハ供給部1は、少なくとも、ウェハカセットリフタ11とピックアップ装置12とダイ認識カメラ201とを有する。ウェハカセットリフタ11は、ウェハリング14が充填されたウェハカセット(図示せず)を有し、順次ウェハリング14をピックアップ装置12に供給する。
また、制御部35は、ダイボンダ10のダイのピックアップ及びダイマウントに係る動作を統括制御する。
また、ワーク供給・搬送部2では、スタックローダ21によりフレームフィーダ22に供給されたワーク(リードフレーム、基板等)は、フレームフィーダ22上の2箇所の処理位置を介してアンローダ23に搬送される。
ダイボンディング部3では、プリフォーム部31は、フレームフィーダ22により搬送されてきたワークにダイ接着剤を塗布する。ボンディングヘッド部32は、ピックアップ装置12からダイをピックアップして上昇し、ダイ4を平行移動してフレームフィーダ22上のボンディングポイントまで移動させる。そして、ボンディングヘッド部32はダイ4を下降させダイ接着剤が塗布されたワーク上にダイボンディングする。なお、ウェハ40にダイアタッチフィルム18が貼り付けられている場合には、プリフォーム部31でワークにダイ接着剤を塗布しない。
ダイ認識カメラ201は、ウェハ40からダイ4をピックアップする前に、マッピングデータに基づく位置に相対的に移動(実際には、ウェハ40を保持するウェハリング14が、XY方向に移動する)し、当該ピックアップ対象のダイ4を撮像し、制御部35に出力する。そして、制御部35は、パターン認識により、当該ダイ4の正確な位置を検出し、上記マッピングデータに基づく位置との差分だけ、突上げユニット50(図2参照)とピックアップ装置12の位置を補正(実際には、ウェハ40を保持するウェハリング14が、XY方向に移動する)し、図示しない突上げユニット及びピックアップツールによってダイ4をピックアップさせる。そして、ダイ4をピックアップ後、ピックアップツールは、ダイ4を吸着して、フレームフィーダ22上のボンディングポイントまで移動し、ダイボンディングする。
ダイ4を正確にボンディングポイントにボンディングするために、ピックアップツールに吸着されたダイ4は、ウェハ40からダイ4をピックアップする時に、生じる位置ずれを検出して、位置補正している。即ち、ピックアップ後のダイ4の裏面からカメラ(以下、アンダービジョンカメラ407と称する)で撮像し、撮像された画像について画像認識し、ダイ4の裏面の中心位置を検出することによって、位置ずれ量を算出補正して、サブストレート(基板)またはフレーム等のワークへのダイボンディング精度を向上させている。
次に、図4に基づき、ダイボンダ10の制御ブロック図について説明する。CPU35は、RAM36に記憶されたデータに基づき、ROM37に格納されたプログラムに従い、ダイ4のピックアップ及びダイマウントに係る動作について、インタフェース38及び駆動回路39を介して各駆動部30を統括制御する。また、CPU35は、RAM36に記憶されたデータに基づき、ROM37に格納されたプログラムに従い、ダイ4のピックアップ及びダイマウントに係る動作について、インタフェース38を介して、モニタ51及び51、並びに認識処理部34、ダイ認識カメラ201及びその他の認識カメラを統括制御する。その他の認識カメラとは、例えば、ワーク211の位置を撮像するワーク認識カメラ(図示しない)、ダイ4をマウントする接着位置(ボンディングポイント)を撮像するダイ接着位置認識カメラ、ピックアップツール403にピックアップされたダイ4を裏面から撮像するアンダービジョンカメラ204等である。
尚、ROM37の替わりにハードディスクを用い、このハードディスクからRAM36に読み出されたプログラムに従い、CPU35が各駆動部30を統括制御するようにしても良い。
前記RAM36には、ウェハ40に存在する個々のダイ4について、良品であるか不良品であるかの情報がマッピングデータとして登録され(書き込まれ)ている。さらに、RAM36には、当該ウェハ40のピックアップ開始点位置情報が登録されている。なお、複数のピックアップ開始点位置情報及び複数のマッピングデータが登録されている場合には、オペレータが操作部60を操作することにより、操作部60を介して所望のピックアップ開始点位置情報及びマッピングデータを選択する。
CPU35は、ウェハ40からダイ4をピックアップする度に、マッピングデータに当該情報を読み出したダイに関して、ピックアップした情報を書き込み、次のダイの情報を読み出し、不良品の場合にはスキップして、次のダイの情報を読み出す。読み出した情報から、当該ダイが良品である場合には、位置情報及び位置ずれ情報からウェハリング14を移動し、突上げユニット50及びピックアップ装置12を当該ダイの位置に移動させ、ピックアップ動作を開始させる。
オペレータは、操作部60を操作して、操作部60は、インタフェース38を介して、オペレータの操作に基づいた操作信号をCPU35に出力する。CPU35は、入力された操作信号に基づいて、RAM36、ROM37、及び、インタフェース38を介して、ダイボンダ10内の各機器を操作する。
認識処理部34は、各認識カメラ201〜204により撮像された画像を取り込む。CPU35は、認識処理部34が取り込んだ画像を出力して表示部51に表示する。また、CPU35は、オペレータのテーチングや操作の際の編集画面や操作画面を出力して表示部52に表示する。
また、CPU35は、ダイボンダに異常があったときや、ダイボンディング動作に異常があったときに、装置の動作を停止し、かつアラーム部に制御信号を出力する。アラーム部53は、CPU35から出力される制御信号に基づいて、音や光等によって警報を出力する。
次に、図5と図6によって、ダブルダイボンディングの現象について説明する。図5と図6は、ダイボンディングにおいて発生するダイボンディング現象について説明するための斜視図である。211はダイ4をダイボンディングする被実装体であるワーク、403はダイ4をウェハ40から吸着してワーク211の所定の場所にマウントするピックアップツールである。また、64はダブルダイボンディングが発生した場合のダイである。
なお、図5及び図6では、略図であり、例えば、ウェハ40とワーク211の厚みの描画を省いている。
図5に示すように、図5(b)のように、ウェハ40のダイ4が、ピックアップツール403によってピックアップされて、図5(a)のワーク211の所定の部分にマウントされる。
このとき、事前に実施されているダイシングやダイシングフィルム16、ダイアタッチフィルム18等の条件によって、隣接するダイまで一緒にピックアップして(くっついてきて)しまうことがある。このような場合には、図6に示すように、マウントした時に、2個(あるいは複数個)重ねてマウントされる。あるいは、ワーク211の隣の部分にまで、ダイがマウントされる。この結果、ダイボンディングした時に、ダイボンディングした製品そのものが不良品となる。
そこで、ダイ4をマウントする前にダブルボンディングが発生するか否かをチェックする必要がある。
本発明は、そこで、ウェハ40からダイをピックアップする際に、アンダービジョンカメラを用いて、1個のダイをピックアップしたか、複数個のダイをピックアップしたかを判定し、ダイをワークにマウントする前に、エラーとしてダイボンダを停止させ、不良の作り込みを防止するものである。
図7は、本発明のダイボンディング方法の一実施例の動作手順について説明するためのフローチャートである。図7によって、k個のダイを積層してダイボンディングする本発明のダイボンディング方法の一実施例の動作手順の概略手順を説明する(kは自然数)。なお、本動作は、制御部35がダイボンダ10の各機器を制御して実行する。
ステップS71では、n=1と設定する。
ステップS72では、ワーク211をボンディングエリアに搬送する。
ステップS73では、ワーク211を吸着して固定する(ワーク吸着ON)。
ステップS74では、ピックアップツール403がダイ4をウェハ40からピックアップして、ワーク211のボンディングポイントまで移動する。
ステップS75では、ピックアップツール403がダイ4をワーク211のボンディングポイントにマウントする。
ステップS76では、nに1を加算する(n=n+1と設定する)。
ステップS77では、nがkより大か否かを判定する。nがkより大であれば(n>k)ステップS78の処理に分岐し、nがkと等しいか、またはk未満であれば(n≦k)ステップS73の処理に分岐して、ステップS73から処理を繰り返す。
ステップS78では、ワーク211の吸着を解除する(ワーク吸着OFF)。
ステップS79では、ダイボンディングするべきワークがあるかないかを判定する。ワークがなければ、処理を終了し、ワークがあればステップS71の処理に分岐し、ステップS71から処理を繰り返す。
次に、本発明のダイボンダにおいて、アンダービジョンカメラ204によってダブルボンディングが発生するか否かのチェックの一実施例について、さらに図8と図9を用いて説明する。図8は、図7のダイピックアップステップS74の詳細の動作手順について説明するためのフローチャートであり、図9は、図7のダイマウントステップS75の詳細の動作手順について説明するためのフローチャートである。
図8のステップS74のダイピックアップステップにおいて、
ステップS81では、突上げユニット50及びピックアップツール403を、ウェハ40のピックアップしようとするダイ4の位置に移動させる。その後、ダイ認識カメラ201は、ウェハ40のピックアップしようとするダイ4を撮像する。
ステップS82では、認識処理部34は、ステップS81で撮像した画像を画像処理してダイ4の位置を認識する。
ステップS83では、ダイ4のピックアップ位置に突上げユニット50及びピックアップツール403が正確に一致するように移動させて、位置補正する(ダイ位置確認ステップ)。
ステップS84では、突き上げユニット50でダイ4を突き上げ、ピックアップツール403でダイを吸着する。
ステップS85では、アンダービジョンカメラ204は、ダイ位置からダイの接着位置(ボンディングポイント)までピックアップツール403を移動中に、ピックアップツール403に吸着されているダイ4の裏面を撮像する。
ステップS86では、認識処理部34は、ステップS85で撮像した画像を、後述するように画像処理する(図10参照。)。
ステップS87では、ステップS86の画像処理の結果に基づいて良否判定を行い、不良と判定した場合にはステップS88の処理に分岐し、良品と判定した場合にはステップS74の処理を終了し、ステップS75の処理に移行する。
ステップS88では、アラーム部53が警報を出力し、オペレータからの指示を待つ。
オペレータは、例えば、ピックアップツール403が吸着したダイ4を除去し、ダイボンダが正常であるように確認や調整を行い、ダイボンディング作業を再開する。
次に、図9のステップS75のダイマウントステップにおいて、
ステップS91では、ダイ接着位置認識カメラ203は、ダイボンディング部の処理位置233のワーク211のダイ接着位置を撮像する。
ステップS92では、認識処理部34は、ステップS91で撮像した画像を画像処理してダイ4の接着位置を認識する。
ステップS93では、ダイ4の接着位置に、ピックアップツール403に吸着されたダイが正確にマウントされるように、ピックアップツール403の位置補正を行う(マウント位置確認ステップ)。
ステップS94では、ピックアップツール403をダイ接着位置に移動して、ダイをマウントし、次の処理ステップ76に移行する。
なお、ステップS91〜S92の処理は、ワーク211がプリフォーム部の処理位置232からダイボンディング部の処理位置233に搬送された後であれば、上記のステップS93の処理の前のいつでも良い。
図8のステップS86の画像認識とステップS87の良否判定の一実施例について、図10と図11を用いて説明する。図10と図11は、本発明のダイボンディング方法及びダイボンダにおける良否判定の基準について説明するための図である。
画像認識するステップS86では、ピックアップツールに吸着されたダイの外形から、次の条件(1)と条件(2)の項目を認識処理する。
条件(1)ダイの面積を算出する。
条件(2)ダイの輝度レベルを算出する。または、輝度のばらつきを算出する。
図10(a)の左側の図は、良否判定のステップS87において、判定が“良”である場合のピックアップツール403に吸着されたダイの吸着状態を、横から見た示す図である。また、図10(a)の右側の図は、左側のダイを下からアンダービジョンカメラ204が撮像した画像151である。
同様に、図10(b)の左側の図は、良否判定のステップS87において、判定が“不良”である(ダブルダイボンド)時のピックアップツール403に吸着されたダイの吸着状態を、横から見た示す図である。また、図10(b)の右側の図は、左側のダイを下からアンダービジョンカメラ204が撮像した画像152である。
またさらに、図10(c)の左側の図は、良否判定のステップS87において、判定が“不良”である(ダブルダイボンド)時のピックアップツール403に吸着されたダイの吸着状態を、横から見た示す図である。また、図10(c)の右側の図は、左側のダイを下からアンダービジョンカメラ204が撮像した画像153である。
図10(a)のように、ダイ4が正常にピックアップツール403に吸着された場合には、アンダービジョンカメラ204が撮像した画像151は、ダイ4が1個写っており、輝度レベルの平均値は、ほぼ全反射するため、一番高くなる。
また、図10(b)のように、ダイ4とダイ64と2個のダイがピックアップツール403に吸着された場合には、アンダービジョンカメラ204が撮像した画像152は、ダイ4とダイ64というように、ダイが2個写っており、輝度レベルの平均値は、ほぼ全反射するため、一番高くなる。
また、図10(c)のように、ダイ4とダイ64と2個のダイがピックアップツール403に吸着され、かつ、ダイ64がダイ4の下側に重なって吸着された場合には、アンダービジョンカメラ204が撮像した画像153は、ダイ64の表面(パターン側の面)が1個写っており、輝度レベルの平均値は、パターンが写っているため、低くなる。
以上のことから、図8のステップS87の、ダイの吸着(ダブルボンド)の有無に基づく良否判定は、図11に示すようになる。ここで、Sはダイの面積、Tsは面積の閾値、Bは輝度レベルの平均、Tbは輝度レベルの閾値である。
上述のように、アンダービジョンカメラ204によって、ピックアップツール403に吸着されたダイを下側方向から撮像することによって、ダブルボンドの有無が確認でき、不良品を排除することができる。
図12は、本発明のダイボンディング方法及びダイボンダにおけるアンダービジョンカメラの一実施例の動作について説明するための図である。
ダイ認識カメラ201は、ウェハ40のダイ4を撮像する。撮像された画像に基づいて、ポイントPの地点で、ピックアップツール403は、突上げユニット50によって突上げられたダイ4を吸着して、上昇しながらポイントPの地点まで移動する。ピックアップツール403は、ポイントPに移動後、ワーク211の表面近くまで下がり吸着していたダイ4をワーク211に押し付けマウントする。
ピックアップツール403が移動中に、ダイ認識カメラ204の撮像範囲内を通過するように、ダイボンダは設定される。また撮像時には、図示しない照明が下方から、ダイ認識カメラ204に吸着されたダイ4の裏面を照らす。従って、撮像時には、被写体としてのダイ4(または、ダイ64)は、明るく光って輝度レベルが高い状態である。なお、ダイボンダ内は、通常、熱硬化樹脂や紫外線硬化樹脂によってワーク211にダイ4を接着するために、外部からの光を遮断するようにしているため、通常はカメラで撮像するためには、照明が必要である。
このように、アンダービジョンカメラ204でピックアップツール403を撮像する場合には、同時に被写体であるダイ4に下面から照明を当てて明るくして撮像する。このため、ダイ4の裏面が撮像されている場合には、輝度レベルが高く、画素全体が一様な画像がアンダービジョンカメラ204から出力される。
上述の実施例のダイボンディング方法によれば、ダイを誤って複数個ピックアップしたことが検出可能となり、誤搭載による製品不良の発生を低減することができる。
1:ウェハ供給部、 2:ワーク供給・搬送部、 3:ダイボンディング部、 4:ダイ、 10:ダイボンダ、 11:ウェハカセットリフタ、 12:ピックアップ装置、 14:ウェハリング、 15:エキスパンドリング、 16:ダイシングフィルム、 17:支持リング、 18:ダイアタッチフィルム、 21:スタックローダ、 22:フレームフィーダ、 23:アンローダ、 30:駆動部、 31:プリフォーム部、 32:ボンディングヘッド部、 34:認識処理部、 35:制御部(CPU)、 36:RAM、37:ROM、 38:インタフェース、 39:駆動回路、 40:ウェハ、 50:突上げユニット、 51、52:表示部、 53:アラーム部、 60:操作部、 64、64’:ダイ、 201:ダイ認識カメラ、 202:ワーク認識カメラ、 203:ダイ接着位置認識カメラ、 204:アンダービジョンカメラ、 211:ワーク、 232、233:処理位置、 251:ピッチ、 403:ピックアップツール、 151、152、153:表示画面。

Claims (5)

  1. ウェハからダイをピックアップし、被搭載物にダイボンディングするダイボンディング方法において、
    ピックアップツールによって前記ウェハから前記ダイを吸着して、前記被搭載物にマウントするボンディングポイントまで移動する途中で、前記ピックアップツールに吸着されたダイを下方からアンダービジョンカメラによって撮像し、
    当該撮像された画像を画像処理によって、前記ピックアップツールにダイが複数個吸着されたか否かを判定し、ダイが複数個吸着されたと判定された場合には、ダイボンダの動作を停止することを特徴とするダイボンディング方法。
  2. 請求項1記載のダイボンディング方法において、前記画像処理によってダイが複数個吸着された場合には、さらに、警報を出力することを特徴とするダイボンディング方法。
  3. 請求項1または請求項2記載のダイボンディング方法において、撮像されたダイの面積を算出し、算出されたダイの面積が所定の面積以上の場合には、ダイが複数個吸着されたと判定することを特徴とするダイボンディング方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のダイボンディング方法において、撮像されたダイの面積が所定の面積未満の場合には、ダイの輝度レベルを算出し、算出されたダイの輝度レベルが所定の輝度レベル未満の場合には、ダイが複数個吸着されたと判定することを特徴とするダイボンディング方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つのダイボンディング方法によってダイボンディングすることを特徴とするダイボンダ。
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