JP4828435B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射球案内流路と、該発射球案内流路の外周側縁部に設けられ、遊技球が接触可能なガイドレールとを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、発射球(発射装置から発射された遊技球)が飛翔可能な発射球案内流路を円弧状に形成し、該発射球案内流路の外周側縁部には金属製のガイドレールを備え、該ガイドレールに接触させながら遊技球を遊技領域へ案内するように構成されている。そして、発射球案内流路内で遊技球の飛翔方向が不安定になって所謂ムラ飛びが生じる不具合を防ぐために、ガイドレール(具体的には、ガイドレールのうち遊技球が接触可能な面)に誘導溝を遊技球の飛翔方向へ沿って形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−95082号公報
ところが、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機では、誘導溝を遊技球の衝接位置(着弾点)よりも飛翔方向へ離れた位置に形成している。したがって、遊技球がガイドレールに衝接してから誘導溝へ到達するまでの間に、遊技球の飛翔方向が不安定になる可能性があり、遊技球のムラ飛びを十分に抑えることができない虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技球がガイドレールに衝接した直後に遊技球の飛翔方向を安定状態に調整することができ、遊技球のムラ飛びを十分に抑えることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射球案内流路と、該発射球案内流路の外周側縁部に設けられ、遊技球が接触可能なガイドレールと、を備えた遊技機において、
前記発射球案内流路の外周側に円弧状の発射球案内壁部を備え、該発射球案内壁部の円弧内壁面に前記ガイドレールを添設し、
該ガイドレールは、当該ガイドレールの弾力を設定する弾力設定部材を備え、発射球案内壁部に添設された状態で当該ガイドレールの始端を弾力設定部材により終端側へ押し込み、この押し込み具合により当該ガイドレールの弾力を設定可能とし、当該ガイドレールのうち発射球案内流路へ進入してきた遊技球が衝接し得る始端寄りの箇所を球衝接部とし、
該球衝接部には、遊技球よりも幅狭な球位置調整開口溝を開口中心軸がガイドレールの延設方向に沿って延在する状態で設け、球位置調整開口溝の開口幅をガイドレールの終端側へ向かうにつれて次第に狭くなる状態に設定し
前記ガイドレールのうち弾力設定部材と球位置調整開口溝との間には、ガイドレールの延設方向に沿って伸縮可能なレール伸縮ばね部をガイドレールのレール幅に亘って形成し、レール伸縮ばね部により弾力設定部材の押し込み力をガイドレールのレール幅に亘って分散するように構成されたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記レール伸縮ばね部は、ガイドレールのうち弾力設定部材と球位置調整開口溝との間に位置する部分をレール幅の方向に沿って溝状に凹ませて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射球案内流路と、該発射球案内流路の外周側縁部に設けられ、遊技球が接触可能なガイドレールとを備えた遊技機において、発射球案内流路の外周側に円弧状の発射球案内壁部を備え、該発射球案内壁部の円弧内壁面にガイドレールを添設し、該ガイドレールは、当該ガイドレールの弾力を設定する弾力設定部材を備え、発射球案内壁部に添設された状態で当該ガイドレールの始端を弾力設定部材により終端側へ押し込み、この押し込み具合により当該ガイドレールの弾力を設定可能とし、当該ガイドレールのうち発射球案内流路へ進入してきた遊技球が衝接し得る始端寄りの箇所を球衝接部とし、該球衝接部には、遊技球よりも幅狭な球位置調整開口溝を開口中心軸がガイドレールの延設方向に沿って延在する状態で設け、球位置調整開口溝の開口幅をガイドレールの終端側へ向かうにつれて次第に狭くなる状態に設定したので、遊技球がガイドレールに衝接した直後に、衝接した勢いを利用して遊技球の飛翔方向が安定するように調整することができる。したがって、ガイドレールへの衝接により遊技球の飛翔方向が乱れる不具合、ひいては、飛翔方向が乱れた状態で遊技領域へ飛入してしまうムラ飛びを十分に抑えることができる。
また、ガイドレールのうち弾力設定部材と球位置調整開口溝との間には、ガイドレールの延設方向に沿って伸縮可能なレール伸縮ばね部をガイドレールのレール幅に亘って形成し、レール伸縮ばね部により弾力設定部材の押し込み力をガイドレールのレール幅に亘って分散するように構成したので、弾力設定部材の押し込み力がガイドレールの側部に偏って発生したとしても、この押し込み力の偏りを解消し、さらには球位置調整開口溝の両側方に押し込み力をガイドレールのレール幅方向に沿って均等に加えようとすることができる。したがって、球位置調整開口溝の両側縁部の撓み具合を揃え易くなり、球位置調整開口溝の側縁部に接触して遊技球の飛翔方向がガイドレールの延設方向から外れてしまう不都合を抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、レール伸縮ばね部は、ガイドレールのうち弾力設定部材と球位置調整開口溝との間に位置する部分をレール幅の方向に沿って溝状に凹ませて形成されたので、球位置調整開口溝の両側縁部の撓み具合を揃え易いガイドレールを簡単な構成で実現することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1は前面側を開放したパチンコ遊技機の斜視図、図2は前面側を開放したパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる前面枠本体4に遊技盤5を収納可能とし、該遊技盤5の表面には、略円形状の遊技領域7と、該遊技領域7へ遊技球を案内する円弧状の発射球案内流路8とを区画形成している。また、前面枠3の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉可能に設け、該透明部材保持枠9に透視可能な透明部材10を収納している。そして、透明部材保持枠9を閉じると、遊技盤5が透明部材保持枠9により覆われるとともに、透明部材10が遊技領域7の前方に配置され、透明部材10を通して遊技領域7を前方から視認できるように構成されている。さらに、透明部材保持枠9の下方には、一側(図1中、左側)が軸着された上皿ユニット11を開閉可能に設け、該上皿ユニット11の下方には、下皿ユニット12を上皿ユニット11とは左右方向にずれた位置に配置している。また、下皿ユニット12の左側に灰皿14を備え、下皿ユニット12の右側に発射操作ユニット(発射操作ハンドル)15を備えている。そして、上皿ユニット11と下皿ユニット12との間には、遊技状態に応じて音を発生するスピーカー16を配置している。
前面枠本体4は、大きな矩形状の開口を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、額縁状の遊技盤収納フレーム20を備え、該遊技盤収納フレーム20内に遊技盤5を着脱可能な状態で収納(配置)している。また、遊技盤収納フレーム20の下方にはフレームボード部21を備え、該フレームボード部21の上端には遊技盤載置部22を設け、該遊技盤載置部22に遊技盤5の下端を載置している。また、フレームボード部21の前面側の側部(図2中、右側部)には、遊技球を遊技領域7へ向けて発射する発射装置25を備え、該発射装置25の側方(図2中、左側部)、具体的には発射装置25と発射球案内流路8の下端との間には、ファール球(発射装置25から発射されたが遊技領域7に到達せずに逆流してきた遊技球)を回収するためのファール球回収口26を上方へ向けて開放している。
次に、遊技盤5について説明する。
遊技盤5は、図3に示すように、合板やプラスチックなどからなる矩形状の遊技盤本体30を備え、該遊技盤本体30の前面に区画部材31を遊技盤本体30の各辺に沿う状態で止着して遊技領域7を区画形成し、遊技領域7には誘導釘列33、役物の一種である振分装置34(第1振分装置34a、第2振分装置34b、第3振分装置34c)、アウト口35および入賞口36を配置している。具体的には、遊技領域7の上部のうち発射球案内流路8の出口寄り(図3中、左上寄り)に第1振分装置34aを配置し、遊技領域7の中央部に第2振分装置34bを配置し、遊技領域7の下部のうち第2振分装置34bを挟んで第1振分装置34aとは反対側に第3振分装置34cを配置している。さらに、第2振分装置34bの側方(図3中、右側方)にアウト口35を配置し、遊技領域7の下端に入賞口36を配置している。そして、遊技領域7へ飛入してきた遊技球を誘導釘列33aにより第1振分装置34aやアウト口35へ誘導し、第1振分装置34aへ誘導された遊技球を遊技盤5の後方へ排出するか、あるいは第2振分装置34bへ向けて誘導釘列33b上を流下させるかを振り分け、第2振分装置34bへ誘導された遊技球を遊技盤5の後方へ排出するか、第3振分装置34cへ向けて誘導釘列33c上を流下させるか、あるいは入賞口36へ向けて誘導釘列33d上を流下させるかを振り分け、第3振分装置34cへ誘導された遊技球を遊技盤5の後方へ排出するか、あるいは入賞口36へ向けて誘導釘列33e上を流下させるかを振り分ける。すなわち、複数の振分装置34によって振り分けた結果、遊技盤5の後方へ排出されずに遊技領域7の下端まで到達した遊技球を入賞口36へ入賞させるように構成されている。
なお、振分装置34は、図4に示すように、振分ベース40と、該振分ベース40内に回動可能な状態で収納された振分回転部41と、該振分回転部41を前方から覆う振分カバー42と、振分回転部41を回転するための回転駆動機構43とを備えて構成されている。そして、振分ベース40のうち振分回転部41の上部の後方に位置する箇所にアウト通路45を開設し、振分カバー42の上部には、誘導釘列33に誘導された遊技球を横方向(左右方向あるいは前後方向)へ転動して振分ベース40内、具体的には振分回転部41の上方へ誘導可能な球転動棚47を形成している。さらに、振分回転部41の外周部には、3つの球保持部48(第1保持部48a、第2保持部48b、第3保持部48c)を120度ずつ位相が異なる状態で切り欠いて備えている。
そして、図3に示すように、第1振分装置34aにおいては、振分カバー42の下部の右側に振分開口50(右側振分開口50a)を開設している。さらに、振分回転部41を回転し、この回転状態で球転動棚47から転動してきた遊技球をいずれかの球保持部48に保持し、第1保持部48aまたは第3保持部48cに保持された遊技球をアウト球としてアウト通路45へ振り分け、第2保持部48bに保持された遊技球を、右側振分開口50aを介して第1振分装置34aの側部(図3中、右側)の下方へ振り分けて流下させるように構成されている。また、第2振分装置34bにおいては、振分カバー42の下部の左右両側に振分開口50(右側振分開口50a、左側振分開口50b)を開設している。そして、振分回転部41を回転し、この回転状態で球転動棚47から転動してきた遊技球をいずれかの球保持部48に保持し、第1保持部48aに保持された遊技球をアウト球としてアウト通路45へ振り分け、第2保持部48bに保持された遊技球を、右側振分開口50aを介して第2振分装置34bの一側(図3中、右側)の下方へ振り分け、第3保持部48cに保持された遊技球を、左側振分開口50bを介して第2振分装置34bの他側(図3中、左側)の下方へ振り分けて流下させるように構成されている。さらに、第3振分装置34cにおいては、振分カバー42の下部の左側に振分開口50(左側振分開口50b)を開設している。そして、振分回転部41を回転し、この回転状態で球転動棚47から転動してきた遊技球をいずれかの球保持部48に保持し、第1保持部48aまたは第2保持部48bに保持された遊技球をアウト球としてアウト通路45へ振り分け、第3保持部48cに保持された遊技球を、左側振分開口50bを介して第3振分装置34cの側部(図3中、左側)の下方へ振り分けて流下させるように構成されている。したがって、遊技球は、発射球案内流路8から遊技領域7の上部へ飛入してから第1振分装置34aへ到達し、該第1振分装置34aにより振り分けられて下方へ流下して第2振分装置34bへ到達し、該第2振分装置34bにより振り分けられて右下方へ流下して第3振分装置34cへ到達し、該第3振分装置34cにより振り分けられて下方、すなわち遊技領域7の下端へ流下すれば、入賞口36へ入賞する。あるいは、第2振分装置34bにより振り分けられて左下方へ流下して遊技領域7の下端へ到達すれば、入賞口36へ入賞する。
次に、区画部材31について説明する。
区画部材31は、遊技領域7の一側(図3中、左側)を区画し、発射装置25から発射された遊技球を遊技領域7へ案内する発射球案内ユニット53と、遊技領域7の他側の上部(図3中、右上側)を区画する上側区画部材54と、遊技領域7の他側の下部(図3中、右下側)を区画する下側区画部材55とに3分割して構成されている。
発射球案内ユニット53は、遊技領域7の遊技球進入側を区画する部材であり、図5に示すように、遊技盤5の前面側に発射球案内流路8を形成する合成樹脂製の発射球案内部材58と、該発射球案内部材58のうち発射球案内流路8の外周側縁部に設けられたガイドレール(外レール)59とを備えて構成されている。発射球案内部材58は、遊技盤本体30の前面に止着される略C字状の取付ベース部61を備え、該取付ベース部61から遊技盤5の前方(透明部材10側)へ向けて発射球案内壁部62を起立するとともに、遊技盤5の前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成している。また、発射球案内壁部62から内側(遊技領域7側)へ離間した位置に、発射球案内壁部62と略平行な状態となる円弧状の領域区画壁部(内レール)63を形成し、発射球案内壁部62の円弧内壁面に添設したガイドレール59と領域区画壁部63との間に挟まれた円弧状の空間を発射球案内流路8とし、発射球案内流路8を移動する遊技球がガイドレール59に接触して案内されるように構成されている。そして、発射球案内流路8の後側(すなわち遊技盤本体30側)には、取付ベース部61とともに合成樹脂で一体成形した流路底部64を備え、該流路底部64と発射球案内壁部62と領域区画壁部63とにより発射球案内流路8を前方が開放された状態で区画形成している。言い換えると、発射球案内流路8の外周側に発射球案内壁部62を備え、内周側に領域区画壁部63を備えている。さらに、発射球案内流路8の下端を開放して下方の発射装置25へ連通し、発射装置25から発射された遊技球を受け入れて遊技領域7へ向けて案内できるように構成されている。また、発射球案内流路8の上端部には戻り球防止部材(戻り球防止弁)65を備え、該戻り球防止部材65により遊技球が遊技領域7から発射球案内流路8側へ戻ることを防止している。
ガイドレール59は、発射球案内壁部62と略同じ幅の帯状金属板(例えば、ステンレス鋼板)により形成された部材である。そして、発射球案内壁部62のうち発射球案内流路8に臨ませた面、言い換えると発射球案内流路8の外周側縁部に、発射球案内流路8の長手方向に沿って円弧状に湾曲した状態で添設されている。また、ガイドレール59の上端(終端)には円弧の外方へ屈曲したコ字状のレール係合部70を形成し、該レール係合部70を発射球案内壁部62の上端に形成されたレール係合溝部71に係合し、この係合状態で係合カバー72を前方から止着してレール係合部70がレール係合溝部71から外れることを阻止している。さらに、図6(a)に示すように、ガイドレール59の下端(始端)には弾力設定部材73を止着し、該弾力設定部材73のうちガイドレール59の始端の止着箇所から下方に外れた箇所(筒状部)を取付ベース部61の下端(具体的には取付ベース部61の下端のうち発射球案内壁部62の下端の近傍)に突設した回動軸部75へ回動可能な状態で軸着している。そして、弾力設定部材73には、発射球案内ユニット53の側部(図6(a)中、左側部)へ向けて操作レバー73aを延設し、該操作レバー73aを操作して弾力設定部材73を回動することにより、発射球案内壁部62に添設された状態でガイドレール59の始端を終端側へ押し込んでガイドレール59を延設方向(長手方向)に沿って圧縮する。さらに、この押し込み具合(圧縮力)により円弧状のガイドレール59、詳しくはガイドレール59の外周面を発射球案内壁部62へ押圧してガイドレール59の変形の規制具合、言い換えるとガイドレール59の弾力を設定することができるように構成されている。なお、取付ベース部61にはレバー係止部材76を止着し、該レバー係止部材76に操作レバー73aを係止して、弾力設定部材73が圧縮力に反して回動する不具合、すなわち設定した弾力を解除する方向へ回動する不具合を阻止している。
上側区画部材54は、図3に示すように、遊技盤5の正面から見て右上隅部に配置される部材であり、発射球案内ユニット53の上端に隣接した状態で止着されている。また、遊技領域7側の縁部(下縁部)を円弧状に形成するとともに、遊技盤5の側方(右側方)へ向けて下り傾斜させて、遊技領域7の上側から他側(右側)の中央部分に亘って円弧状に区画している。さらに、遊技領域7側の縁部の途中には、ゴム製の緩衝部材78を備え、発射球案内流路8から上側区画部材54の縁部に沿って飛翔してきた遊技球がこの緩衝部材78に衝突して下方の遊技領域7へ流下するように構成されている。
下側区画部材55は、図3に示すように、遊技盤5の正面から見て右下隅部に配置される部材であり、発射球案内ユニット53の下端に入賞口36を挟んで隣り合う状態であって、且つ上側区画部材54に隣接した状態で止着されている。また、遊技領域7側の縁部(上縁部)を円弧状に形成するとともに、上側区画部材54の下端(右下端)から遊技盤5の下側中央部分へ向けて下り傾斜させて、遊技領域7の他側(右側)の中央部分から下側に亘って円弧状に区画している。
そして、遊技盤5は、図6(a)に示すように、ガイドレール59のうち、発射装置25から発射球案内流路8へ進入してきた遊技球が衝接し得る始端寄りの箇所を球衝接部80としている。また、発射球案内壁部62のうち球衝接部80に対向する箇所を発射球案内流路8とは反対側へ凹ませて球衝撃吸収空間部81を形成し、球衝接部80が発射球案内壁部62側へ凹もうとする動きを拘束されることなく、球衝撃吸収空間部81へ押されて僅かに撓むことができるように構成されている。
さらに、球衝接部80には遊技球よりも幅狭な球位置調整開口溝83を板厚方向へ貫通した状態で細長な二等辺三角形スリット状に開設し、該球位置調整開口溝83の開口中心軸Cをガイドレール59の延設方向に沿って延在するとともに、ガイドレール59のレール幅(前後幅)の中央に配置している(図6(b)参照)。また、球位置調整開口溝83の開口幅をガイドレール59の終端側へ向かうにつれて次第に狭くなる状態、言い換えると、球位置調整開口溝83の前後両側縁部83aをガイドレール59の終端側へ向かうにつれて次第に開口中心軸C(またはガイドレール59の中心軸)に近づく状態に設定している。
そして、弾力設定部材73と球位置調整開口溝83との間には、ガイドレール59の延設方向に沿って伸縮可能なレール伸縮ばね部85をガイドレール59のレール幅に亘って形成している。レール伸縮ばね部85は、図7に示すように、ガイドレール59のうち弾力設定部材73と球位置調整開口溝83との間に位置する部分(詳しくは、球位置調整開口溝83のうち弾力設定部材73側の縁部の近傍)をレール幅の方向に沿って細い溝状に凹ませて形成されている。そして、当該レール伸縮ばね部85と開口中心軸Cとが略直交する状態に設定されている。
このような構成のレール伸縮ばね部85を備えたガイドレール59を発射球案内ユニット53に装着し、弾力設定部材73を操作すると、弾力設定部材73の押し込み力がレール伸縮ばね部85に伝達し、該レール伸縮ばね部85によりガイドレール59のレール幅に亘って分散する。この結果、弾力設定部材73の押し込み力がガイドレール59の前後いずれかの側部に偏って発生したとしても、この押し込み力の偏りを解消し、さらには球位置調整開口溝83の両側方に押し込み力をガイドレール59のレール幅方向に沿って均等に加えようとすることができる。したがって、球位置調整開口溝83の両側縁部83aの撓み具合を揃え易くなり、球位置調整開口溝83の前後でガイドレール59が互い違いにずれてしまう不都合を抑えることができる。
そして、弾力設定部材73によりガイドレール59の弾力を設定した状態で、発射装置25から遊技球を発射すると、この遊技球は、球衝接部80へ衝接し、この衝接した勢いで球面を球位置調整開口溝83へ押圧する。すると、球面が球位置調整開口溝83へ十分に嵌合して前後両側縁部83aに支持される。この結果、遊技球の中心が開口中心軸C上、すなわちガイドレール59の前後方向の中心軸上に沿うように調整される。そして、この嵌合状態で球位置調整開口溝83、具体的には前後両側縁部83aに案内されながら飛翔すると、遊技球の飛翔方向が開口中心軸C、すなわちガイドレール59の中心軸に平行な状態となる。したがって、遊技球がガイドレール59に衝接した直後に、衝接した勢いを利用して遊技球の飛翔方向が一定の方向に設定されて安定するように調整することができる。これにより、ガイドレール59への衝接により遊技球の飛翔方向が乱れる不具合、ひいては、飛翔方向が乱れた状態で遊技領域7へ飛入してしまうムラ飛びを十分に抑えることができる。また、発射球案内壁部62のうち球衝接部80に対向する箇所に球衝撃吸収空間部81を形成して球衝接部80を撓み易くしているので、球衝接部80に衝接して発生した衝撃を吸収して遊技球を弾み難くすることができ、遊技球を安定して飛翔させることができる。
さらに、レール伸縮ばね部85を備えることで球位置調整開口溝83の前後でガイドレール59が互い違いにずれてしまう不都合を抑えているので、球位置調整開口溝83の側縁部83aに接触して遊技球の飛翔方向がガイドレール59の延設方向(ガイドレール59の中心軸)から外れてしまう不具合を抑制することができる。また、ガイドレール59の一部を溝状に凹ませてレール伸縮ばね部85を形成しているので、球位置調整開口溝83の両側縁部83aの撓み具合を揃え易いガイドレール59を簡単な構成で実現することができる。
ところで、上記実施形態では、ガイドレール59の板厚方向に貫通したスリット状の球位置調整開口溝83を備えて遊技球の位置(飛翔方向)を調整できるように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ガイドレール59の内周面(遊技球接触面)のうち開口中心軸Cの延長線上に一条の細い有底二等辺三角形のガイド溝部(図示せず)をガイドレール59の終端へ向けて形成し、球位置調整開口溝83により調整された遊技球がガイド溝部に嵌った状態で飛翔するように構成してもよい。このようにすれば、遊技球の飛翔方向を維持し易くなり、遊技球の飛翔安定性を高めることができ、ひいてはムラ飛びの発生を一層抑制することができる。
また、上記実施形態では、ガイドレール59の一部を凹ませてレール伸縮ばね部85を形成したが、本発明はこれに限らず、弾力設定部材73の押し込み力をガイドレール59のレール幅に亘って分散可能なレール伸縮ばね部85であればどのような構成でもよい。さらに、球位置調整開口溝83は、その開口中心軸Cをガイドレール59の中心軸上から外れた位置に設定してもよい。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射球案内流路と、該発射球案内流路の外周側縁部に設けられ、遊技球が接触可能なガイドレールとを備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
透明部材保持枠と上皿ユニットとを開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 透明部材保持枠と上皿ユニットとを開放した状態のパチンコ遊技機の正面図である。 遊技盤の斜視図である。 振分装置の分解斜視図である。 発射球案内ユニットの分解斜視図である。 (a)はガイドレールの始端部周辺の分解斜視図、(b)は球位置調整開口溝の説明図である。 レール伸縮ばね部の拡大図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
5 遊技盤
7 遊技領域
8 発射球案内流路
9 透明部材保持枠
11 上皿ユニット
12 下皿ユニット
25 発射装置
31 区画部材
33 誘導釘列
34 振分装置
35 アウト口
36 入賞口
41 振分回転部
45 アウト通路
48 球保持部
50 振分開口
53 発射球案内ユニット
54 上側区画部材
55 下側区画部材
58 発射球案内部材
59 ガイドレール
61 取付ベース部
62 発射球案内壁部
63 領域区画壁部
73 弾力設定部材
80 球衝接部
81 球衝撃吸収空間部
83 球位置調整開口溝
85 レール伸縮ばね部

Claims (2)

  1. 遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射球案内流路と、該発射球案内流路の外周側縁部に設けられ、遊技球が接触可能なガイドレールと、を備えた遊技機において、
    前記発射球案内流路の外周側に円弧状の発射球案内壁部を備え、該発射球案内壁部の円弧内壁面に前記ガイドレールを添設し、
    該ガイドレールは、当該ガイドレールの弾力を設定する弾力設定部材を備え、発射球案内壁部に添設された状態で当該ガイドレールの始端を弾力設定部材により終端側へ押し込み、この押し込み具合により当該ガイドレールの弾力を設定可能とし、当該ガイドレールのうち発射球案内流路へ進入してきた遊技球が衝接し得る始端寄りの箇所を球衝接部とし、
    該球衝接部には、遊技球よりも幅狭な球位置調整開口溝を開口中心軸がガイドレールの延設方向に沿って延在する状態で設け、球位置調整開口溝の開口幅をガイドレールの終端側へ向かうにつれて次第に狭くなる状態に設定し
    前記ガイドレールのうち弾力設定部材と球位置調整開口溝との間には、ガイドレールの延設方向に沿って伸縮可能なレール伸縮ばね部をガイドレールのレール幅に亘って形成し、レール伸縮ばね部により弾力設定部材の押し込み力をガイドレールのレール幅に亘って分散するように構成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記レール伸縮ばね部は、ガイドレールのうち弾力設定部材と球位置調整開口溝との間に位置する部分をレール幅の方向に沿って溝状に凹ませて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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