JP4827607B2 - 防振リンクの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車のパワープラントを車体に連結するトルクロッドのような防振リンクの取付構造に関する。
従来より、この種の防振リンクとしては例えば特許文献1に開示されるように、横置きのパワープラントを車体サブフレーム等に連結して、その揺動を規制するためのトルクロッドが知られている。トルクロッドは、車体に対するパワープラントの上下動を許容するとともにアイドル振動等の車体への伝達を抑えるために、ロッドの両端に各々ゴムブッシュを備え、これに嵌め合わされた軸部を介してパワープラント側及び車体側にそれぞれ回動可能に連結されている。
特に前記従来例のものでは、トルクロッドの前端部がブラケットを介して変速機ケースの下端部に連結されている。すなわち、トルクロッドの前端部に形成された嵌入孔にゴムブッシュが圧入されるとともに、このゴムブッシュの内筒にはボルトが嵌挿されていて、これによりブラケットに締結されている。
特開2002−200924号公報
ところが、前記従来例のものでは、それ自体が金属製パイプであるゴムブッシュの内筒にボルトを嵌挿して、ブラケットに締結するようにしており、そのボルト、ナットの分、部品点数が多くなって重量が嵩むことになる上に、組み付け工数も多くなってしまい、コストの低減には不利な構造といえる。
また、内外筒を有するゴムブッシュの製造工程では、通常、それら内筒や外筒にそれぞれ表面処理を施した後、接着剤を塗布しなくてはならず、このこともコストの低減には不利なものであった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えばトルクロッドのような防振リンクの端部を被取付体に取付けるためのブラケットの構造に工夫を凝らして、主にコストの低減を図ることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、防振リンクの端部の嵌入孔に筒状のゴム弾性体を直接、嵌入するとともに、そのゴム弾性体の筒孔に嵌挿する軸部をブラケットの本体に一体成形し、そして、そのブラケット本体を被取付体との間にゴム弾性体を挟むように配置したものである。
具体的に、請求項1の発明は、ゴム弾性体の設けられた防振リンクの端部を、取付け用のブラケットを介して被取付体に取付けるための構造が対象である。そして、前記ゴム弾性体を筒状に形成して、防振リンクの端部に設けた嵌入孔に直接、嵌入するとともに、前記ブラケットとしては、被取付体との間に前記防振リンクの端部を前記ゴム弾性体の軸心方向に挟むように配置される本体部と、該本体部から被取付体に向かって直線的に延び、前記ゴム弾性体の筒孔に直接、嵌挿される軸部と、前記本体部から前記防振リンクの端部を跨ぐように被取付体に向かって延び、該被取付体に締結されるボス部と、を一体に成形してなるものとする。
前記の構成により、防振リンクの端部は、嵌入孔に直接、嵌入されたゴム弾性体を介して、ブラケットの軸部に回動可能に連結されており、従来までのゴムブッシュのような内筒及び外筒が存在しない上に、内筒をブラケットに取付けるためのボルト、ナットも不要になるため、部品点数が少なくなって軽量化が可能になるとともに、組付け工数も削減されて、コストの低減が図られる。
また、従来までゴムブッシュの製造時に必要とされていた内外筒の表面処理や接着剤の塗布工程が不要になり、このことによってもコストの低減が図られる。
但し、そうして防振リンク端部の嵌入孔に嵌入したゴム弾性体にブラケットの軸部を嵌挿しただけでは、該防振リンクに捩りや抉りの力が作用したときに、ゴム弾性体がその軸心方向に位置ずれしやすく、ひいては脱落する虞れもある。この点、前記の構成では、ゴム弾性体をその軸心方向について被取付体との間に挟むように、ブラケットの本体部を配置しており、これにより該ゴム弾性体の脱落を防止することができる。
そうしてゴム弾性体の脱落を防止する上で好ましいのは、このゴム弾性体をブラケットの本体部との間に挟み込むようなプレート部材を配置することであり、このプレート部材は、ブラケットのボス部と共締めで被取付体に締結すればよい(請求項2の発明)。こうしてプレート部材とブラケットの本体部とによってゴム弾性体を挟み込めば、その位置ずれも抑制できる。
より好ましいのは、前記プレート部材に、ブラケットの軸部の先端が嵌め込まれる嵌合部を形成することであり(請求項3の発明)、こうすれば、ゴム弾性体の脱落をより確実に防止できる上に、ブラケット及びプレート部材を一体化して、被取付体への取付前でも防振リンクの端部に取付けた状態で安定的に保持することができる。
これに対し、前記のようなプレート部材を設けない場合には、ブラケットの軸部が嵌挿されるゴム弾性体の軸心方向の端部のうち、被取付体に臨む方の端部を当該被取付体に押し付けて、予圧縮状態とすることが好ましい(請求項4の発明)。こうすれば、ゴム弾性体の脱落を防止できるとともに、予圧縮状態とされたゴム弾性体の端部が半径方向外方に膨らんで防振リンクの嵌入孔周縁部と係合するようになり、その位置ずれも抑制される。
上述の如き防振リンクの取付構造は、自動車の車体に横置きに搭載されたパワープラントの底部を車体と連結するためのトルクロッドに適用し、特に、このトルクロッドの端部をパワープラントに連結する部位に適用して、好ましい(請求項5の発明)。すなわち、前記のトルクロッドには、例えばエンジンのアイドル振動等によってパワープラントがロール軸周りに揺動するときに、特に該パワープラント側の端部において捩り及び抉り力が重畳して作用することになり、ゴム弾性体の位置ずれが起きやすいものである。よって、このような場合に前記請求項1〜4の発明の如き発明の作用が特に有効なものとなる。
以上、説明したように、本発明に係る防振リンクの取付構造によると、例えば自動車のパワープラントを支持するトルクロッドにおいて、その端部に形成した嵌入孔に筒状のゴム弾性体を直接、嵌入するとともに、このゴム弾性体の筒孔に嵌挿する軸部をブラケットに一体成形したことで、重量及びコストの低減を図ることができる。また、そのブラケットと被取付体である例えばパワープラントとの間に前記ゴム弾性体を挟むように配置することで、該ゴム弾性体の脱落を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る防振リンクをトルクロッド1として用いた実施形態を示し、このトルクロッド1は、図2に一例を示すように、自動車のエンジンルームに横置きに搭載されるパワープラントP(被取付体)の下端部を、後方のサブフレームF等、車体側の部材に連結するものである。
すなわち、図示のようにパワープラントPは、エンジン2及び変速機3が直列に結合されてなり、その長手方向(エンジン2のクランク軸の延びる方向)が車幅方向(車体の左右方向)となるように、車体に対して横置きに搭載されている。パワープラントPは、その長手方向両端部、即ちエンジン2側(車体右側)及び変速機3側(車体左側)の各端部にそれぞれ配設されたマウントM1,M2を介して、車体サイドフレームに対し弾性的に支持されている。
そうしてパワープラントPの重量を受ける2つのマウントM1,M2は、図の例では、それぞれパワープラントPのロール軸(図示せず)からやや上方に離れて配置されており、このことで、パワープラントPは、2つのマウントM1,M2の荷重の支持点を結ぶ線分(揺動支軸)の周りに振り子(ペンデュラム)のように揺動可能になっている。このようなマウント方式は従来より、ペンデュラムマウントと呼ばれている。
そして、ペンデュラムマウントでは例えば自動車の急加速時のように大きな駆動反力が作用して、パワープラントP全体が振り子のように前後に揺れようとするときに、この揺れが、パワープラントPの下端部に配設されているトルクロッド1によって規制されるようになっている。この揺れを効果的に規制するためにペンデュラムマウントでは、パワープラントの下端からさらに下方に突出するようにブラケットを設けて、これにトルクロッド1の前端部を連結することが多い。
図3に拡大して示すように、この実施形態でもトルクロッド1の前端部はブラケット4(パワープラントブラケット)を介して変速機3のケース30に連結されており、一方、トルクロッド1の後端部は、サブフレームF(図の例ではクロスメンバ)に溶接されたブラケット5(サブフレームブラケット)に連結されている。図の例ではサブフレームブラケット5は、左右一対の壁部材50,50を有して、上方視では前方に開放されたコ字状をなしており、その各壁部材50とトルクロッド1の後端部とをボルト51が一緒に貫通している。
すなわち、トルクロッド1は、前記図1や図4にも示すように、長手方向の両端部に小嵌入孔10a(図4にのみ示す)及び大嵌入孔10bが平行に設けられたアルミニウム合金製の本体部材10を備え、その2つの嵌入孔10a,10bのうち車体後側に配置される大嵌入孔10bにはゴムブッシュ11の外筒11aが圧入されており、このゴムブッシュ11の内筒11bに嵌挿されたボルト51の両端が、それぞれサブフレームブラケット5の左右の壁部材50,50に締結されるようになっている。
一方、車体前側に配置されるトルクロッド1の端部(前端部)においては、本発明の特徴部分として図4に示すように、小嵌入孔10aに直接、円筒状のゴム弾性体12が嵌入され、さらにそのゴム弾性体12の筒孔12aにパワープラントブラケット4の軸部41が直接、嵌挿されるようになっている。こうしてパワープラントブラケット4にトルクロッド1の前端部が連結される。
より詳しくは前記パワープラントブラケット4は、平面視で略V字板状の本体部40と、その略中央部及び両端部にそれぞれ立設された軸部41及びボス部42,42とが、例えばアルミニウム合金の鋳造により一体成形されてなり、2つのボス部42,42の間には両者を繋ぐ連繋部43も設けられている。そして、前記図3に示すようにパワープラントブラケット4は、その本体部40が変速機ケース30との間にトルクロッド1の前端部をゴム弾性体12の軸心Y方向に挟むように配置される。
そうしたときに前記パワープラントブラケット4の軸部41は、本体部40におけるV字の略中央部から変速機ケース30に向かって延び、トルクロッド1の小嵌入孔10aに嵌入されているゴム弾性体12の筒孔12aに直接、嵌挿される。また、ボス部42,42は、各々トルクロッド1の前端部外周から径方向外方(図では上方)に離間して、即ちトルクロッド1の前端部を跨ぐようにして、変速機ケース30に向かって延び、該変速機ケース30に形成された台座31に重ね合わされて、筒孔42a,42aを貫通するボルト44,44により締結される。
さらに、この実施形態では、前記のように重ね合わされるパワープラントブラケット4のボス部42,42と変速機ケース30の台座31との間にプレート部材45が挟まれて、ボス部42,42と共締めで台座31に締結されるようになっている。このプレート部材45は例えば鋼板のプレス成型品であり、パワープラントブラケット4の本体部40と概略同じ形状とされ、該ブラケット本体部40との間にゴム弾性体12をその軸心Y方向に挟み込むようになっている。
すなわち、プレート部材45は、V字の両端部に、それぞれパワープラントブラケット4の各ボス部42の筒孔42aに対応して、ボルト44の貫通する丸穴45a,45aが形成される一方、V字の略中央部には、パワープラントブラケット4の軸部41の先端に形成された縮径部41aよりもやや小径の丸穴45b(嵌合部)が形成されており、前記のようにゴム弾性体12の筒孔12aに嵌挿された軸部41の先端(縮径部41a)が前記丸穴45bに嵌め込まれることで、パワープラントブラケット4とプレート部材45とが結合されるようになっている。
前記の如き構成のワープラントブラケット4を用いて、トルクロッド1の前端部を変速機ケース30の下端部に連結するときには、図4に示すように、まずパワープラントブラケット4の軸部41をゴム弾性体12の筒孔12aに圧入し、その後、それらをトルクロッド1(本体部10)の小嵌入孔10aに対して一側(図の例では右側)から圧入する。そして、反対側からプレート部材45を組付けて、その丸穴45bにパワープラントブラケット4の軸部41の先端(縮径部41a)を嵌め込んで一体化する(図1参照)。
こうしてパワープラントブラケット4にプレート部材45を一体化して、トルクロッド1の前端部に取付けた後に、これをパワープラントPに組み付ける。すなわち、パワープラントPの変速機ケース30の台座31に側方からパワープラントブラケット4を近づけて、前記図3に示すようにブラケット本体部40が変速機ケース30との間にトルクロッド1の前端部をゴム弾性体12の軸心Y方向に挟むように配置する。そして、パワープラントブラケット4のボス部42,42の筒孔42a,42aを変速機ケース30の台座31に形成されたねじ穴(図示せず)に位置合わせして保持し、各ボス部42の筒孔42aとプレート部材45の丸穴45aとを貫通させたボルト44の先端側を台座31のねじ穴に螺入して、締結する。
したがって、以上、述べたようなトルクロッド1のパワープラントPへの取付構造によると、トルクロッド1の前端部が、その小嵌入孔10aに直接、嵌入されたゴム弾性体12と、その筒孔12aに直接、嵌挿された軸部41を介してパワープラントブラケット4に連結されており、その軸部41はパワープラントブラケット4に一体に成形されているので、ゴムブッシュのような内筒及び外筒が存在しない上に、それをブラケットに締結するためのボルト、ナットも不要になる。
よって、従来までと比べて部品点数が少なくなって軽量化が可能になるとともに、組付け工数も削減されて、コストの低減が図られる。また、従来までゴムブッシュの製造時に必要とされていた内外筒の表面処理や接着剤の塗布工程が不要になり、このことによってもコストの低減が図られる。
ところで、上述したが、ペンデュラムマウントでは、自動車の急加速時等にその反力がトルクロッド1の長手方向に作用し、これがゴムブッシュ11やゴム弾性体12にそれぞれ径方向の主荷重として入力する。一方、エンジン2のアイドル振動等パワープラントPのロール軸周りの振動は、このロール軸が傾斜していることから、トルクロッド1を捩ったり、抉ったりするように作用する。
そのような捩り及び抉り力は、特にパワープラントP側のゴム弾性体12に重畳して作用することになり、前記のようにトルクロッド1の小嵌入孔10aに嵌入したゴム弾性体12にパワープラントブラケット4の軸部41を嵌挿しただけの構造では、ゴム弾性体12がその軸心Y方向に位置ずれして、脱落する虞れがあると考えられる。
この点、この実施形態では、パワープラントブラケット4の本体部40と、これと共締めで変速機ケース30の台座31に締結したプレート部材45との間に、ゴム弾性体12を挟み込んで保持するようにしており、これにより、その位置ずれを抑えるとともに、脱落を確実に防止することができる。
また、そうして中間にゴム弾性体12を挟み込むブラケット本体部40とプレート部材45とを組み付けて一体化させているので、変速機ケース30への取付前でもパワープラントブラケット4をトルクロッド1の前端部に取付けた状態で保持することができ、それらを変速機ケース30へ取付ける作業も容易になる。
尚、前記実施形態1では、ゴム弾性体12の筒孔12aに嵌挿するパワープラントブラケット4の軸部41を、円形断面のストレート形状としているが、これに限らず、軸部41の長手方向中間部を縮径又は拡径させれば、ゴム弾性体12の位置ずれをより一層、抑えることができる。
また、例えば図5(a)に示すように、前記軸部41の断面を長円形とすることもでき、こうすれば、その軸部41とゴム弾性体12との間の回動方向の滑りを規制することによって位置ずれを抑えることができる。
或いは同図(b)のように軸部41を異形断面とすることもでき、こうすれば、その軸部41とゴム弾性体12との間の回動方向の滑りを規制できるとともに、トルクロッド1に長手方向の主荷重が入力したときにゴム弾性体12の変形を抑えて、その外周面と小嵌入孔10aの内周面との間の面圧を維持することができ、このことによっても位置ずれを抑えることができる。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係るトルクロッド1の取付構造を示す。この実施形態2のものは、プレート部材45がないことを除いて、トルクロッド1やパワープラントブラケット4の基本的な構造が上述した実施形態1のものと同じなので、同一部材には同一符号を付して、その説明は省略する。
そして、この実施形態2では、図示の如く、パワープラントブラケット4のボス部42,42が締結される変速機ケース30の台座32を、下方に延びる延出壁部32aを有するものとし、そこにゴム弾性体12の端部を押し付けている。すなわち、この実施形態2では、前記実施形態1のようなプレート部材45は配置せず、パワープラントブラケット4の軸部41に外嵌させたゴム弾性体12の端部を、台座32に押し付けて予圧縮状態とさしている。
そうして軸心Y方向に予圧縮状態とされたゴム弾性体12の端部は半径方向外方に膨らんで、トルクロッド1の小嵌入孔10aの周縁部と係合するようになるから、ゴム弾性体12はパワープラントブラケット4の軸部41上で位置ずれし難くなり、そこから脱落することもない。
したがって、この実施形態2の場合は、上述した実施形態1と比べて、さらにプレート部材45が不要になることで、部品点数がより一層、少なくなって軽量化が図られ、コストも低減することができる。
尚、本発明の取付構造は、前記実施形態1、2のようなトルクロッド1に限らず、例えばサスペンションリンク等種々の防振リンクに適用することができる。
以上、説明したように、本発明に係る防振リンクの取付構造は、ブラケットを介して被取付体に取付ける場合に、部品点数の削減により軽量化及びコスト低減が図られるものなので、前記実施形態のようなトルクロッド以外にも種々のリンク機構に適用可能であり、有用である。
実施形態1に係るトルクロッド及びパワープラントブラケットの外観を示す斜視図である。 トルクロッドを取付けたパワープラントの全体構成を示す図である。 トルクロッドのパワープラント側連結部の拡大図である。 パワープラントブラケットの構造を示す分解斜視図である。 軸部の断面形状が異なるパワープラントブラケットの変形例を示す図である。 実施形態2に係るトルクロッド及びパワープラントブラケットの外観を示す斜視図である。
符号の説明
P パワープラント(被取付体)
Y ゴム弾性体の軸心
1 トルクロッド(防振リンク)
10 本体部
10a 小嵌入孔(嵌入孔)
12 ゴム弾性体
12a 筒孔
4 パワープラントブラケット(ブラケット)
40 本体部
41 軸部
41a 先端の縮径部
42 ボス部
45 プレート部材
45b 丸穴(嵌合部)

Claims (5)

  1. ゴム弾性体の設けられた防振リンクの端部を、取付け用のブラケットを介して被取付体に取付けるための構造であって、
    前記ゴム弾性体は筒状に形成されて、防振リンクの端部に設けられた嵌入孔に直接、嵌入されており、
    前記ブラケットは、
    被取付体との間に前記防振リンクの端部を前記ゴム弾性体の軸心の方向に挟むように配置された本体部と、
    該本体部から被取付体に向かって直線的に延び、前記ゴム弾性体の筒孔に直接、嵌挿された軸部と、
    前記本体部から前記防振リンクの端部を跨ぐように被取付体に向かって延び、該被取付体に締結されたボス部と、
    が一体に成形されてなることを特徴とする防振リンクの取付構造。
  2. ブラケットの本体部との間にゴム弾性体をその軸心方向に挟み込むようにプレート部材が配置され、このプレート部材がブラケットのボス部と共締めで被取付体に締結されていることを特徴とする請求項1に記載の防振リンクの取付構造。
  3. プレート部材には、ブラケットの軸部の先端が嵌め込まれる嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の防振リンクの取付構造。
  4. 被取付体に臨むゴム弾性体の端部が、該被取付体に押し付けられて予圧縮状態とされていることを特徴とする請求項1に記載の防振リンクの取付構造。
  5. 被取付体は、自動車の車体に横置きに搭載されたパワープラントであり、
    防振リンクは、前記パワープラントの底部を車体と連結するためのトルクロッドであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の防振リンクの取付構造。
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