JP4827120B2 - 労働安全衛生マネージメントシステム、その方法及びプログラム - Google Patents
労働安全衛生マネージメントシステム、その方法及びプログラム Download PDFInfo
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Description
吉沢正監修、労働安全衛生マネージメントシステム−OHSAS18001・18002−対訳と解説(出版社:日本規格協会、発行年月2004年03月)
労働安全衛生マネージメントシステムであって、
複数の工事の名称、および前記複数の工事の各々に含まれる各要素(工程)の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとが格納されている記憶手段と、
少なくとも工事名称を含む評価対象工事の情報(例えば、工事名称(工種)=バックホウ掘削など)を入力する入力手段と、
前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素(及び、望ましくはそれらの標準的な数値情報)を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成手段と、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データ(これは、各危険有害要因に対応する個別リスクに相当する)を含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成手段と、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力手段(プリンタ、またはCRTなど)と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、評価対象工事の簡易な情報を提供するだけで、歩掛マスターテーブルのデータを利用することによって、その工事に関連する各要素の危険源評価データを自動的に労力や人手をかけずに自動的に生成し、危険源評価データを含む危険源評価表を出力することができるようになる。また、対象工事に関する数値情報が与えられてなくても、対象工事を標準的な数量の工事と仮定して、これに含まれる各要素に対する標準的な歩掛データの数値を使用して数値情報を付加することもできる。このように、本発明によれば、労働安全衛生コンサルタントなどの助けを得ずに簡易かつ自動的に危険源評価表を作成することが可能となる。
複数のユニットプライス形式の工事の名称、および前記複数のユニットプライス形式の工事の各々に含まれる各要素の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとが格納されている記憶手段と、
少なくともユニットプライス形式の工事名称を含む評価対象工事の情報を入力する入力手段と、
前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成手段と、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成手段と、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユニットプライス形式で入力された評価対象工事の情報であっても、ユニットプライス形式で記述された、或いはユニットプライス形式の工事名称に関連付けられた各要素を含む各テーブルを参照して、簡易かつ自動的に危険源評価表を作成することが可能となる。このように、歩掛テーブルはユニットプライス形式でも使用することが可能であり、即ち、過去のデータを有効に活用することが可能である。
前記評価対象工事の情報は、その数量(例えば、工事名称がバックホウ掘削である場合は、数量(工事規模)=100m3など、或いは対象工事に含まれる各要素(工程)の各数値情報)をも含み、
前記内訳データ生成手段は、前記評価対象工事に含まれる各要素の少なくとも一部は、それらの数量をも含む内訳データを演算手段を使用して生成する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、与えられた数値情報を利用することによって、より詳細かつ適切な危険源評価データを作成することが可能となる。
前記記憶手段は、実際に受注した、工事の名称(通常の積み上げ方式の工事名称、または、ユニットプライス形式の工事名称)、および前記工事に含まれる各要素の単位数量あたりの実数値からなるカスタマイズされた統計情報を含む建設積算データテーブルをも含み、
前記内訳データ生成手段は、
前記評価対象工事に含まれる各要素と、前記建設積算データテーブルに含まれる前記カスタマイズされた統計情報内の各要素とを比較して、合致する要素が所定の閾値(例えば、合致する要素の数や割合)を超える場合は、前記建設積算データテーブルをも参照して、前記評価対象工事の情報に基づき、前記内訳データを生成する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、当該評価対象工事に対して、自社内の実数値に対応してカスタマイズされた統計情報が十分にある場合は、カスタマイズ統計情報を含む「建設積算テーブル」を使い、十分にない場合は、標準統計情報を含む「歩掛マスターテーブル」を使うという判定動作を自動的に行うことができるため、より適切かつ正確な危険源響評価データを生成することが可能となる。即ち、カスタマイズされた統計情報の蓄積度に応じて、評価対象工事別に標準統計情報を使うべきかカスタマイズ統計情報を使うべきかを自動的に判定できるため、非常に適正かつ正確な危険源評価ができる。或いは、この閾値の設定次第では、強制的に一方のデータテーブルを使う設定にすることもでき、閾値の設定変更によって、異なるデータテーブルから作成された2種類の評価表を作成して比較するなどが簡単に可能である。
前記危険源評価マスターテーブルの危険源情報のうちの少なくとも一部は、発生可能性の数値情報、および重大性の数値情報が関連付けられており、
前記危険源評価データ作成手段は、前記発生可能性の数値情報、および前記結果重大性の数値情報を含む前記危険源評価データを作成する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、危険源がもたらすリスクを数値情報によって定量的に評価することが可能となる、
前記記憶手段は、労働安全衛生規制の法規を含む労働安全関連法規テーブルをも含み、
前記危険源評価データ作成手段は、前記労働安全関連法規テーブルを参照して、前記危険源評価データのうち、労働安全衛生規制の法規の規制があるものについては、対応する法規を当該危険源評価データに関連付ける、
ことを特徴とする。
本発明によれば、危険源評価データのうち法規制のあるものを当該法規(例えば、労働安全衛生法などの法律・条例、など)に関連付けることによって、企業の労働安全衛生のコンプライアンス(法令遵守)活動をより容易にすることができる。具体的には、危険な作業工程を要する工事や危険を伴う機械を使用する工事などの場合の安全装置の設置義務、或いは作業者への保護防具などの装着義務などの法令を付加した危険源評価データを作成することなどが容易に行うことができる。
外部システムから、(従来の積み上げ方式或いはユニットプライス形式の)工事の名称および前記工事に含まれる各要素の実数値を含む、実際の工事データをネットワークを介して受信する受信手段と、
前記受信した実際の工事データに基づき、前記記憶手段に格納されている前記建設積算データテーブルを更新する更新手段をも含む、
ことを特徴とする。
本発明によれば、実際の工事データ(いわゆる工事日報、工事週報、工事月報など)を定期的に受信しこれに基づき、カスタマイズされた統計情報を含む建設積算テーブルをさらに適切かつ正確なものになるようカスタマイズすることができ、これによって、危険源響評価データをさらに適切かつ正確なものにすることが可能である。
複数の工事の名称、および前記複数の工事に含まれる各要素の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとが格納されている記憶手段と、
外部システム(建設に関する諸データを含む、建設積算システム、携帯端末、携帯電話など)から、少なくとも工事の名称を含む評価対象工事の情報をネットワーク(有線或いは無線のネットワーク)を介して受信する手段と、
前記受信した評価対象工事の情報に基づき、前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記工事に含まれる各要素を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成手段と、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成手段と、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力手段(プリンタ、CRTなど)と、
を含むことを特徴とする。
さらにまた、本発明による労働安全衛生マネージメントシステムは、
複数のユニットプライス形式の工事の名称、および前記複数のユニットプライス形式の工事に含まれる各要素の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとが格納されている記憶手段と、
外部システムから、少なくともユニットプライス形式の工事の名称を含む評価対象工事の情報をネットワークを介して受信する手段と、
前記受信した評価対象工事の情報に基づき、前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記工事に含まれる各要素を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成手段と、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成手段と、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする。
建設会社では、多数の工事に関する詳細なデータを含む建設積算(建設情報管理)システムを導入して、通常の積み上げ方式であってもユニットプライス形式であっても、工事に含まれる詳細な工程(要素)、その各工程の詳細な単価などの蓄積情報を持つデータベース(さらに、標準統計情報を含む歩掛マスターテーブル、当該会社にカスタマイズされた統計情報を含む建設積算データテーブルも含まれている。)を保持している場合が多い。本発明は、建設業界ではこのような建設積算システムが導入されている場合があることに着目し、この建設積算システム(本システムから見て外部にあるシステムであるため便宜上「外部システム」と呼ぶ。)に蓄積されているデータを利用することによって、当該建設会社の工事関連の危険源評価データを自動的に生成することを可能にする。従って、建設会社に建設積算システムが導入されており必要な工事関連データが存在すればこのデータをそのまま利用することによって、人手をかけずに危険源評価データ(危険源評価表など)を自動的に作成することが可能となる。
前記記憶手段は、実際に受注した、工事の名称、および前記工事に含まれる各要素の単位数量あたりの実数値からなるカスタマイズされた統計情報を含む建設積算データテーブルをも含み、
前記内訳データ生成手段は、
前記評価対象工事に含まれる各要素と、前記建設積算データテーブルに含まれる前記カスタマイズされた統計情報内の各要素とを比較して、合致する要素が所定の閾値を超える場合は、前記建設積算データテーブルをも参照して、前記選択された評価対象工事およびその数量に基づき、前記内訳データを生成する、
ことを特徴とする。
複数の工事の名称、および前記複数の工事の各々に含まれる各要素の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを記憶手段に格納する格納ステップと、
少なくとも工事名称を含む評価対象工事の情報を入力する入力ステップと、
前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成ステップと、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成ステップと、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする。
また、本発明による労働安全衛生リスクマネージメント方法は、
複数のユニットプライス形式の工事の名称、および前記複数のユニットプライス形式の工事の各々に含まれる各要素の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを記憶手段に格納する格納ステップと、
少なくともユニットプライス形式の工事名称を含む評価対象工事の情報を入力する入力ステップと、
前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成ステップと、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成ステップと、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする。
労働安全衛生リスクマネージメント方法をコンピュータに実行させるための方法であって、
複数の工事の名称、および前記複数の工事の各々に含まれる各要素の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを記憶手段に格納する格納ステップと、
少なくとも工事名称を含む評価対象工事の情報を入力する入力ステップと、
前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成ステップと、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成ステップと、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする。
労働安全衛生リスクマネージメント方法をコンピュータに実行させるための労働安全衛生リスクマネージメントプログラムであって、
複数のユニットプライス形式の工事の名称、および前記複数のユニットプライス形式の工事の各々に含まれる各要素の単位数量あたりの標準数値からなる標準統計情報を含む歩掛マスターテーブルと、工事に関連する各要素別の危険有害要因およびそれに関連付けられた事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを記憶手段に格納する格納ステップと、
少なくともユニットプライス形式の工事名称を含む評価対象工事の情報を入力する入力ステップと、
前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを演算手段を使用して生成する内訳データ生成ステップと、
前記生成された内訳データに基づき、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する危険源評価データ生成ステップと、
前記危険源評価データを編集し危険源評価表として出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする。
図1は、本発明による労働安全衛生マネージメントシステムの基本的な構成を示すブロック図である。図に示すように、本発明による労働安全衛生マネージメントシステム100は、記憶手段110、入力手段120、内訳データ生成手段125、危険源評価データ生成手段130、出力手段135、受信手段140、及び更新手段145を具える。労働安全衛生マネージメントシステム100は、インターネット、WAN、LAN、有線・無線電話回線網などのネットワーク200を介して端末122、建設積算システムやPDA、携帯機器、携帯電話などの外部システム250と接続されている。また、端末122の一部は本システム100に直接ローカルで接続されている。
出力手段135は、危険源評価データを編集し危険源評価表(書)として端末122に出力したり、或いは、エクセルなどの表計算アプリケーションに準拠したファイルとして出力したり、さらにはプリンタ(図示せず)に印刷したりする。
更新手段145は、受信した実際の工事データに基づき、記憶手段110に格納されている前記建設積算データテーブル116を更新する。
或いは、本システム100は、入力手段の代わりに、受信手段140を使って、外部システム250から、評価対象工事の名称および前記工事に含まれる各要素の実数値を含む「評価対象工事データ」をネットワーク200を介して受信することもできる。このように外部システムから評価対象工事データを受信する構成をとれば、何ら人手を介さずに既存の外部システム上に構築された建設関連データを有効活用して、煩雑で膨大な労力がかかる危険源評価表を容易かつ自動的に作成することが可能となる。
図に示すように、ステップS10では、参照するデータベースとして、手動で、或いは所定の閾値を用いて、歩掛マスターテーブル、積算データテーブル(実際の受注工事)、或いは工事区分テーブルを使うかを選択する。
歩掛マスターテーブルを参照することが選択された場合は、複数の階層のうちどの階層(階層は、後で詳細に説明する。)でデータを集約するのかを選択する(S12a)。次に、建設積算管理システムなどのような外部システムなどから供給された省庁一覧表から評価対象工事が関連する所望の省庁に対応した歩掛データテーブルを選択し、この選択した省庁の下の階層にある工種リストから1つの工種(例えば土木工事)を選び出す(S14a)。選ばれた工種の下の階層にある種別リストから1つの種別(例えば機械土工(土砂))を選び出し、さらに、この選んだ種別の下の階層にあるリストから少なくとも1つのものを評価対象工事として選択する。
或いは、工種の選択以降は、その選択で表示される一覧から対象でない項目を除外することによって非表示にしたり、生成された内訳データの一覧から対象でない項目を除外することによって非表示にしたりすることもできる。この非表示設定は、記憶しておき、次回の選択時に自動的に除外して非表示にする構成をとることも可能である。
或いは、評価対象工事の情報は、別途、工事の名称及びその数量を直接的に入力したり、外部システムから評価対象工事の情報を受信したりすることもできる。この評価対象工事の情報に基づき、選択した省庁用の歩掛マスターテーブルを参照して、前記評価対象工事に含まれる各要素および望ましくはそれらの数量を含む内訳データを演算手段を使用して生成する(S16a)。
ステップS10で工事区分テーブル(例えば、道路工事、ダム工事、トンネル工事などの区分別に編成されたもの)を参照することが選択された場合は、ステップ12aと同様に複数の階層のうちどの階層でデータを集約するのかを選択する(S12c)。次に、外部システムなどから得られる工事区分テーブルから所望の評価対象工事を選択するが(S14c)、このとき、選択した評価対象工事に適した積算データテーブルも自動的に選択される。そして、この評価対象工事の情報に基づき、内訳データを演算手段を使用して生成する(S16c)。
なお、評価対象工事の情報は、ユニットプライス形式で入力することも可能であり、例えば各省庁や機関によって発表されているユニットプライス規定集や定義集に準拠した形式、具体的には、工事名称としてのユニット区分=表層(車道部)、契約単位として施行面積=200m3(工事区分=舗装、工種=舗装工、種別=アスファルト舗装工)などの形式で入力することもできる。
生成された内訳データに基づき、工種別リンクテーブル、工事区分別リンクテーブル、危険源評価マスターテーブル、或いは関連法規データベースを参照して、危険有害要因データおよび事故型分類データを含む危険源評価データを前記演算手段を使用して生成する(S20)。生成された危険源評価データは、一旦、記憶装置に格納しておく(S22)。
その後、危険源評価データを編集し、危険源響評価表として出力する(S24)。
このような選択の下で、さらに、選択されたカテゴリである「リスク評価用工事1」において、さらに幾つかの階層(レベル)で抽出条件を規定することもできる。
或いは、選択された評価対象工事と同様の種類の要素を含むその他の積算工事データベースのデータテーブルを代用することもできる。
なお、図10は、従来の積み上げ方式の積算システムに準拠する形式で評価対象工事を入力することによって作成したものであるが、ユニットプライス方式に準拠する形式で評価対象工事を入力することによっても同様の表を作成できる。
即ち、これらの項目の数値をもとに、項目「低減後評価点」は、
「低減後評価点」=「評価値」+「管理によるリスク低減値」
で計算される。
また、項目「作業頻度」の数値は、作業を行う頻度を係数化した値であり、例えば、多い:1.2、普通:1.0、少ない:0.7、稀:0.5等のように規定されている。
項目「最終評価点」の数値は、
「最終評価点」=「低減後評価点」×「作業頻度」 (但し、少数以下四捨五入)
で計算される。そして、この最終評価点の数値に基づき特定したリスクのランクが「確定リスク」として決定される。この「確定リスク」は、一次評価と同様に、最終評価点が16点未満はA、16点以上はB、20点以上はCというようにランク付けされる。本システムは、所定の管理用のテーブルと所定の閾値とを参照してこのような二次的評価も容易かつ簡便に実施して、特定リスク一覧表(データ)として出力することが可能である。
また、実際の工事の進捗に応じて工事日報データを反映させることにより、さらに定量的に危険源評価(リスク評価)ができるようになる。また、その工事日報データを携帯通信端末(携帯電話、通信機能を具えたPDAなど)からサーバーに毎日送信することにより自動的にデータを集積することにより、さらに迅速かつ正確な危険源評価ができるようになる。
特に、ユニットプライス形式の積算方式は、今後、急速に普及することが予想されるものであり、ユニットプライス形式での包括的な工事目的物とその数量とを入力することによって、迅速かつ正確な危険源評価が簡便に達成できる利点は大きい。
110 記憶手段
112 歩掛マスターテーブル
114 危険源評価マスターテーブル
116 建設積算データテーブル
120 入力手段
122 端末
125 内訳データ生成手段
130 危険源評価データ生成手段
135 出力手段
140 受信手段
145 更新手段
200 ネットワーク
250 外部システム
Claims (19)
- 労働安全衛生マネージメントシステムであって、
複数の工事名称、および、前記複数の工事名称の各々にそれぞれ関連付けられた各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとが格納されている記憶手段と、
少なくとも工事名称を含む評価対象工事の情報を入力する入力手段と、
演算手段を使用して、前記記憶手段に格納されている前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に含まれる工事名称に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを生成する内訳データ生成手段と、
前記演算手段を使用して、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成する危険源評価データ生成手段と、
を含むことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶手段が、
複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称、および前記複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称の各々に含まれる各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを格納し、
前記入力手段が、
少なくともユニットプライス型積算方式の工事名称を含む評価対象工事の情報を入力し、
前記危険源評価データ生成手段が、
前記演算手段を使用して、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む、ユニットプライス型積算方式に対応した危険源評価データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1または2に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶手段が、
前記要素の少なくとも一部と、該一部に関連付けられた工程であって、危険有害要因および事故型分類に対応した工程を含む工種リンクテーブルをさらに格納し、
前記危険源評価データ生成手段が、
前記演算手段を使用して、前記工種リンクテーブルを参照して、前記内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連し、危険有害要因および事故型分類に対応した工程を探し出し、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記探し出した工程に基づき、当該工程の各々に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記入力手段により入力される前記評価対象工事の情報は、工事全体、或いは、少なくとも一部の要素の数量をも含み、
前記内訳データ生成手段は、前記評価対象工事に含まれる各要素の少なくとも一部に対しては、前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記数量に基づき、該一部の要素の数量をさらに含む内訳データを前記演算手段を使用して生成し、
前記危険源評価データ生成手段が、
前記演算手段を使用して、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素および各要素の少なくとも一部の要素の数量に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記危険源評価マスターテーブルの危険源情報のうちの少なくとも一部の危険有害要因は、
発生可能性の数値情報、および重大性の数値情報が関連付けられており、
前記危険源評価データ作成手段は、
前記発生可能性の数値情報、および前記結果重大性の数値情報をさらに含む前記危険源評価データを作成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶部が、
危険有害要因に関連付けられた管理によるリスク低減の数値を含むリスク低減値テーブルをさらに格納し、
前記危険源評価データ作成手段は、
前記発生可能性の数値情報および前記結果重大性の数値情報から低減前のリスク評価値を求め、リスク低減の数値および該低減前のリスクの数値値から、低減後のリスク評価値を求め、該低減前のリスク評価値と、該低減後のリスク評価値をさらに含む前記危険源評価データを作成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶手段は、実際に受注した、工事の名称、および前記工事に含まれる各要素からなるカスタマイズされた統計情報を含む建設積算データテーブルをさらに格納し、
前記内訳データ生成手段は、
演算手段を使用して、前記歩掛マスターテーブルに代えて、前記建設積算データテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に含まれる工事名称に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項7に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
外部システムから、工事名称および前記工事名称に含まれる各要素を含む、実際の工事データをネットワークを介して受信する受信手段と、
前記受信した実際の工事データに基づき、前記記憶手段に格納されている前記建設積算データテーブルを更新する更新手段とを、
さらに有する、ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶部が、
省庁別の複数の前記歩掛マスターテーブルと、
最上位の階層が複数の省庁を項目として含み、各項目の下位の階層には、より下位の階層になるに従って詳細に規定された、工事名称を含む評価対象工事の情報からなる複数の階層からなるツリー形式のデータ構造を持つ工事情報ツリーと、を格納し、
前記入力手段が、
評価対象工事を選択するための画面インターフェイスを含み、
前記画面インターフェイスは、
ユーザの選択状況に応じて前記工事情報ツリーの選択された階層の項目を表示し、最終的に選択された項目を前記評価対象工事の情報として入力し、
前記内訳データ生成手段が、
演算手段を使用して、前記画面インターフェイスにより選択された省庁の歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に含まれる工事名称に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項9に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記入力手段が、
複数の前記評価対象工事の情報を入力し、
前記労働安全衛生マネージメントシステムは、
前記危険源評価データを編集して危険源評価表として出力する出力手段をさらに含み、
前記出力手段は、
前記画面インターフェイスを用いてユーザによって最終的に選択された階層よりも上位の階層の項目で、複数の評価対象工事から生成された危険有害要因および事故型分類をグループ化した危険源評価表を出力する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶手段は、労働安全衛生規制の法規を含む労働安全関連法規テーブルをも含み、
前記危険源評価データ作成手段は、前記労働安全関連法規テーブルを参照して、前記危険源評価データのうち、労働安全衛生規制の法規の規制があるものについては、対応する法規を当該危険源評価データに関連付ける、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 複数の工事名称、および、前記複数の工事名称の各々にそれぞれ関連付けられた各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとが格納されている記憶手段と、
外部システムから、少なくとも工事名称を含む評価対象工事の情報をネットワークを介して受信する手段と、
演算手段を使用して、前記記憶手段に格納されている前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記受信した評価対象工事の情報に含まれる工事名称に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを生成する内訳データ生成手段と、
前記演算手段を使用して、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成する危険源評価データ生成手段と、
を含むことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項12に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶手段が、
複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称、および前記複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称の各々に含まれる各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを格納し、
前記受信手段が、
少なくともユニットプライス型積算方式の工事名称を含む評価対象工事の情報を前記ネットワークを介して受信し、
前記危険源評価データ生成手段が、
前記演算手段を使用して、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む、ユニットプライス型積算方式に対応した危険源評価データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項12または13に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記記憶手段が、
前記要素の少なくとも一部と、該一部に関連付けられた工程であって、危険有害要因および事故型分類に対応した工程を含む工種リンクテーブルをさらに格納し、
前記危険源評価データ生成手段が、
前記演算手段を使用して、前記工種リンクテーブルを参照して、前記内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連し、危険有害要因および事故型分類に対応した工程を探し出し、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記探し出した工程に基づき、当該工程の各々に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 請求項12〜14のいずれか1項に記載の労働安全衛生マネージメントシステムにおいて、
前記受信される前記評価対象工事の情報は、工事全体、或いは、少なくとも一部の要素の数量をも含み、
前記内訳データ生成手段は、前記評価対象工事に含まれる各要素の少なくとも一部に対しては、前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記数量に基づき、該一部の要素の数量をさらに含む内訳データを演算手段を使用して生成し、
前記危険源評価データ生成手段が、
前記演算手段を使用して、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素および各要素の少なくとも一部の要素の数量に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメントシステム。 - 労働安全衛生マネージメント方法であって、
記憶手段が、複数の工事名称、および、前記複数の工事名称の各々にそれぞれ関連付けられた各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを格納する格納ステップと、
入力手段が、少なくとも工事名称を含む評価対象工事の情報を入力する入力ステップと、
演算手段が、前記記憶手段に格納されている前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に含まれる工事名称に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを生成する内訳データ生成ステップと、
前記演算手段が、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成ステップにより生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成する危険源評価データ生成ステップと、
を含むことを特徴とする労働安全衛生マネージメント方法。 - 請求項16に記載の労働安全衛生マネージメント方法において、
前記格納ステップは、
前記記憶手段が、複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称、および前記複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称の各々に含まれる各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを格納し、
前記入力ステップは、
入力手段が、少なくともユニットプライス型積算方式の工事名称を含む評価対象工事の情報を入力し、
前記危険源評価データ生成ステップは、
前記演算手段が、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む、ユニットプライス型積算方式に対応した危険源評価データを生成する、
ことを特徴とする労働安全衛生マネージメント方法。
- 労働安全衛生リスクマネージメント方法をコンピュータに実行させるための労働安全衛生リスクマネージメントプログラムであって、
記憶手段に、複数の工事名称、および、前記複数の工事名称の各々にそれぞれ関連付けられた各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを格納させる格納ステップと、
入力手段に、少なくとも工事名称を含む評価対象工事の情報を入力させる入力ステップと、
前記記憶手段に格納されている前記歩掛マスターテーブルを参照して、前記入力された評価対象工事の情報に含まれる工事名称に基づき、前記評価対象工事に含まれる各要素を含む内訳データを生成させる内訳データ生成ステップと、
前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成ステップにより生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む危険源評価データを生成させる危険源評価データ生成ステップと、
を含むことを特徴とする労働安全衛生リスクマネージメントプログラム。 - 請求項18に記載の労働安全衛生リスクマネージメントプログラムにおいて、
前記格納ステップは、
前記記憶手段に、複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称、および前記複数の、包括的な施工対象の工事別に規定してあるユニットプライス型積算方式の工事名称の各々に含まれる各要素を含む歩掛マスターテーブルと、前記要素に関連付けられた危険有害要因および事故型分類を含む危険情報が規定されている危険源評価マスターテーブルとを格納させ、
前記入力ステップは、
入力手段に、少なくともユニットプライス型積算方式の工事名称を含む評価対象工事の情報を入力させ、
前記危険源評価データ生成ステップは、
前記演算手段に、前記危険源評価マスターテーブルを参照して、前記内訳データ生成手段により生成された内訳データに含まれる各要素に基づき、当該各要素に関連する危険有害要因および事故型分類を抽出し、該抽出した危険有害要因および事故型分類を含む、ユニットプライス型積算方式に対応した危険源評価データを生成させる、
ことを特徴とする労働安全衛生リスクマネージメントプログラム。
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