JP4826724B2 - トリミングスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、電子素子の電気的特性を調整するために用いられるトリミングスイッチに間する。
上記したトリミングスイッチの一つとして、例えばアルミニウムやポリシリコンのパターンからなるヒューズをレーザ光で溶断して当該ヒューズに接続されているトリミング用素子の入切を選択することで半導体デバイスの電気的特性を調整するトリミングスイッチの構成例が知られている。
例えば特許文献1に記載されているように、トリミングスイッチとしてアルミニウムヒューズを用い、レーザ光でアルミニウムヒューズを溶断する場合に、アルミニウムよりもレーザ光を吸収しやすく、レーザ光の照射により温度が上がりやすい窒化チタンをアルミニウム配線のサイドウォールに用いることでより容易にアルミニウムヒューズを溶断できる構造を備えたトリミングスイッチの構造例が示されている。
また、トリミングスイッチとして電気的に書換え可能な不揮発性記憶素子(EEPROM)を用い、EEPROMの記憶内容が「OFF」か「ON」か、を読み出して当該記憶内容に応じて前記トリミングスイッチを個々に「OFF」又は「ON」に切り替えられるトリミングスイッチの構成例が知られている。
例えば特許文献2に示すようにフローティングゲートを有する記憶トランジスタと、前記記憶トランジスタと直列に接続される選択トランジスタと、前記記憶トランジスタと前記選択トランジスタとの交点にゲートが接続されているパストランジスタを有し、EEPROMの外部から前記EEPROMの読み出しバイアスに対応する電力が供給された場合に、パストランジスタに流れる電流が前記記憶トランジスタの記憶内容により制御されるようトリミングスイッチを構成する技術が示されている。
米国特許第005251169号明細書 特開2000−58654号公報
しかしながら、上記した特許文献1に示されたアルミニウムヒューズを溶断してトリミングを行う技術では、半導体デバイスの実装後にトリミングを行うことができず、周辺回路の特性を含めたトリミングは困難である。また、実装をする際に半導体チップに印加された応力等による特性変化をトリミングにより修正することは極めて困難である。更に、一旦切ったヒューズを再接続させることができないため、微調整の段階での再修正をすることができないという問題点を有している。
また、レーザ光線を用いて溶断するトリミング工程を行うため、高額なレーザトリミング装置が必要となる。更に、レーザトリミングを行う場合には、ヒューズの位置に合わせてレーザ光線を照射する必要があるため、高い機械精度を有する位置合わせ機構が必要である。そのため、レーザ光線の位置合わせに時間が掛かり、スループットが低下するという問題点を有している。更に、レーザ光線の集束径以上のスペースを保つようトリミングスイッチの寸法を大きくとる必要があり、集積化を阻害する要因となっている。
また、上記した特許文献2に記載の技術を用いた場合、電気的に記憶トランジスタに蓄えられた情報を読み出し、トリミング素子の入切を制御することでトリミングを行うため、トリミングスイッチの寸法を小さく抑えることができる。
しかしながら、トリミングスイッチの設定を読み出すためには、常に読み出しの条件でバイアスを印加することが必要である。読み出しの条件では接地と電源電位以外の電位を記憶トランジスタ及び選択トランジスタに与える必要があり、常に電位を発生する回路をアクティブにする必要があるため消費電流が増大するという問題点を有している。また、電源投入直後等、印加された電圧が不規則に変動している場合には、トリミングスイッチが不規則に入切を行う場合があり、書き込まれている情報と異なる信号を出力してしまうおそれがある。更に、書き込み、消去、読み出しを行うためには電源電圧、接地、高インピーダンス状態を含め9種類のバイアス条件を必要とするため、周辺回路は複雑化し大きなパターン面積が必要となり、集積化を阻害する要因となっている。
そこで本発明では従来のこのような問題点を解決し、トリミング工程でのスループットが高く、トリミング結果の読み出しを小さな消費電力で行えるトリミングスイッチを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のトリミングスイッチは、第1端子と第2端子を有する第1のコンデンサと、第3端子と第4端子を有し、前記第1のコンデンサの前記第1端子と前記第3端子とが接続されている前記第1のコンデンサよりも絶縁層の層厚が大きい第2のコンデンサと、第1ドレイン端子、第1ゲート端子、第1ソース端子を有してなり、前記第1ドレイン端子は前記第1のコンデンサが有する電荷情報を消去若しくは書き込むための電位を受ける第1バイアス供給端子と接続され、前記第1ゲート端子は、ワード線端子に印加された電圧が前記第1ゲート端子に伝達されるよう前記ワード線端子と接続され、前記ワード線端子を通して前記第1ゲート端子に電圧を印加し、前記第1ソース端子と前記第1ドレイン端子との間を導通状態にした場合に、前記第1バイアス供給端子を通じて前記第1ドレイン端子に印加された電圧が前記第1のソース端子を通して前記第2のコンデンサの前記第4の端子に伝達されるよう前記第2のコンデンサの第4端子と前記第1のソース端子とが接続された第1のトランジスタと、第2ドレイン端子、第2ゲート端子、第2ソース端子を有してなり、前記第2ドレイン端子は前記第1のコンデンサが有する電荷情報を消去若しくは書き込むため前記第1バイアス供給端子と相補的な電位が与えられる第2バイアス供給端子と接続され、前記第2ゲート端子は前記ワード線端子に印加された電位が前記第2ゲート端子に伝達されるよう前記ワード線端子と接続され、前記ワード線端子を通して前記第2ゲート端子に電圧を印加することで前記第2ソース端子と前記第2ドレイン端子との間を導通状態にした場合に、前記第2バイアス供給端子を通じて前記第2ドレイン端子に印加された電圧が前記第2のソース端子を通して前記第1のコンデンサの前記第2端子に伝達されるよう前記第1のコンデンサの第2端子と前記第2のソース端子とが接続され、更に前記第2のソース端子は前記第2端子以外とは電気的に絶縁されるよう接続された第2のトランジスタと、第3ソース端子、第3ゲート端子、第3ドレイン端子を有してなり、前記第3端子と前記第1端子と前記第3ゲート端子とは接続され、且つ他の素子とは電気的に絶縁された状態に保持された電荷記憶部を形成しており、前記電荷記憶部中に蓄えられた電荷の内、前記第3ゲート端子に蓄積された電荷により前記第3ドレイン端子と前記第3ソース端子との間の伝導度を変調することで外部からの電力供給を受けることなく導通又は遮断の何れかの状態を取る第3のトランジスタとを有してなり、前記第3ドレイン端子又は前記第3ソース端子にトリミング用素子を接続したことを特徴とする。
この構成によれば、前記第3端子と前記第1端子と前記第3ゲート端子とは接続され、その他の素子とは電気的に絶縁された状態に保持された前記電荷記憶部を形成しており、前記電荷記憶部に蓄積された電荷により前記第3ドレイン端子と前記第3ソース端子との間の伝導度を直接変調することで外部からの電力供給を受ける事無くトリミングスイッチを構成する第3のトランジスタは導通又は遮断の何れかの状態に制御されるため、電源投入直後に前記トリミングスイッチに与えられる電位が変動している場合や電源を投入していない場合でもトリミングされた情報を乱す事無く出力することができる。
またトリミング後は、前記第3ドレイン端子と前記第3ソース端子との間の伝導度を変調することで外部からの電力供給を受けることなくトリミングスイッチを構成する読み出しトランジスタを導通又は遮断の何れかの状態に制御し続けるため、トリミングスイッチに電力を供給することなく動作し、トリミングスイッチの駆動に要する消費電力の増加を抑制することができる。
また、上記した前記トリミング用素子はコンデンサであることができる。
また、上記した前記トリミング用素子は抵抗であることができる。
また、上記した本発明のトリミングスイッチは、前記電荷記憶部の電荷を前記第1のコンデンサを通過させて消去若しくは書き込むために、前記第1のコンデンサの前記第1端子と前記第2端子との間に電界が供給された場合に発生するファウラーノルドハイム電流により前記電荷記憶部に蓄積される電荷量を制御することで不揮発性の記憶を消去、若しくは書き込まれるよう前記不揮発性記憶素子が構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、コンデンサの層厚を一部変更するだけの平易な構造で、トリミングスイッチの電荷入出力部を形成することができる。
以下、本発明に係るトリミングスイッチの一実施形態について、図面を参照して説明する。
<トリミングスイッチの等価回路>
図1は、本発明に係るトリミングスイッチの等価回路である。
読み出しトランジスタ101のドレイン端子102はトリミング素子119の第1端子120と接続されている。ソース端子103は、トリミング素子119の第2端子121と接続されており、接続部は接地されている。コンデンサ104の第2端子106は、読み出しトランジスタ101のゲート端子117と接続されている。
コンデンサ107の第1端子108は、読み出しトランジスタ101のゲート端子117とコンデンサ104の第2端子106と接続され、他の素子と電気的に分離された電荷記憶部122を形成している。
ドレイントランジスタ113のドレイン端子114はトリミングスイッチ100の外部から、消去や書き込みを行うためのバイアスを受けるために第2バイアス供給端子124と接続されている。また、ドレイントランジスタ113のソース端子115は、コンデンサ104を介して電荷の授受を行えるようコンデンサ104の第1端子105と接続されている。また、ドレイントランジスタ113のゲート端子125は消去、書き込みを制御するワードライン118と接続されている。
ゲートトランジスタ110のドレイン端子111は、消去や書き込みを行うためのバイアスを受けるために、トリミングスイッチ100の外部からバイアスを受けるための第1バイアス供給端子123と接続されている。ゲートトランジスタ110のゲート端子116は消去、書き込みを制御するワードライン118と接続されている。
ゲートトランジスタ110のソース端子112はコンデンサ107の第2端子109と接続されている。消去や書き込みはワードライン118を「ON」にした状態で第1バイアス供給端子123または第2バイアス供給端子124に例えば15V程度の高電位を加えることで行われる。例えば第1バイアス供給端子123に高電位を加えた場合、この電位はゲートトランジスタ110を通してコンデンサ104の第2端子106に伝えられ、コンデンサ104を通してファウラーノルドハイム(以下FNと略記)電流が流れ、電荷記憶部122に負電荷が蓄積され、読み出しトランジスタ101は「OFF」となる。反対に、第2バイアス供給端子124に高電位を加えた場合、読み出しトランジスタ101は「ON」となる。
このようにFN電流を用いて電荷の移動を制御することで、ホットキャリアを用いて電荷の移動を制御する方式と比べて製造が容易な構造を持つ電荷の移動機構を形成することができ、且つ少ない工程数で電荷の移動機構を製造することができる。
また純電気的にトリミングスイッチ100の入切を切り替える構造を持っているため、レーザ光を用いてヒューズを溶かし去るトリミング方法と比べ、小さな面積でトリミングが行える。更にレーザ光の照射位置とトリミングスイッチとの位置関係を機械的に合わせてレーザ光を照射する方法と比べ高速でトリミングを行うことが可能である。
また純電気的にトリミングスイッチ100の入切を切り替えられるので、レーザ光を用いるトリミング方法と異なり、実装した後でもトリミングを行うことができる。そのため実装をする際に半導体チップに印加された応力等による特性変化もトリミングにより修正することができる。
更に一旦書き込みを行ったトリミングスイッチの情報を再び消去することができるため、微調整の段階での修正をやり直せる。そのため出力信号をモニタしながらトリミングを行えるのでより精密にトリミングを行うことができる。
<トリミングスイッチの断面構造>
図2(a)は、本発明に係るトリミングスイッチのレイアウト図、図2(b)は図2をA−A´−B−B´で切った概略断面図である。コンデンサ107の第2端子109は第1端子108と対向するようにシリコン基板200上に形成されている。
ゲートトランジスタ110はワードライン118を横切るように形成されており、ワードライン118の電位が低の場合にはゲートトランジスタ110のドレイン端子111に印加された電位はコンデンサ107の第2端子109には伝達されず、書き込みや消去は生じない。
コンデンサ104領域の絶縁層201の厚さは、コンデンサ107の厚さと比べ薄く、コンデンサ104の領域に電界が集中するよう形成されている。
ワードライン118の電位が15Vの場合には、ゲートトランジスタ110によりドレイン端子111に印加された電位はコンデンサ107の第2端子109に伝達される。印加された電圧は、コンデンサ107の第2端子109から対向しているコンデンサ107の第1端子に伝達され、コンデンサ107と比べ絶縁層201の層厚が薄いコンデンサ104の第2端子106に伝えられる。コンデンサ104の領域にある絶縁層201はコンデンサ107の領域にある絶縁層201より薄いため、コンデンサ104の第1端子105と第2端子106との間にはコンデンサ107の第1端子108と第2端子109よりも強い電界が印加されFN電流を用いて電荷を移動させて消去や書き込みを行うことができる。
<トリミングスイッチの動作;読み出し>
図1に示されたトリミングスイッチの等価回路図を再度用いてトリミングスイッチの読み出しの動作について説明する。
読み出しの動作は、ワードライン118を例えば0Vに設定する、若しくはゲートトランジスタ110のドレイン端子111及びドレイントランジスタ113のドレイン端子114を共に0Vにすることで実現する。更に、電源をOFFした状態でも成立する。
読み出しの動作では、電荷記憶部122に蓄えられた電荷が読み出しトランジスタ101のゲート端子117に伝えられ、この電荷量に基づいて読み出しトランジスタ101の入切を行う。
電荷記憶部122の電荷量が負方向に大きい(電荷記憶部122に蓄えられている電子数が多い)場合には、読み出しトランジスタ101のドレイン端子102とソース端子103との間は遮断状態となる。
反対に、電荷記憶部122の電荷量が正方向に大きい(電荷記憶部122に蓄えられている電子数が少ない)場合には、読み出しトランジスタ101のドレイン端子102とソース端子103との間は導通状態となる。
また、読み出しは電荷記憶部122に蓄えられた電荷の量のみで定まり、外部からの電力の供給を受けることなく読み出しを実行することができるため、トリミングスイッチ100に読み出しを行うための電力を供給する必要がなく、トリミング後には電力を消費しないトリミングスイッチ100を得ることができる。トリミング後には電力を消費しないため、消費電力に制約がある携帯機器等に用いることで、電池寿命の向上を図ることができる。
また読み出しの動作で必要とする電位は0Vのみで良く、新たな電位を印加する必要がないという利点を有している。
<トリミングスイッチの動作;消去、書き込み>
図1に示されたトリミングスイッチの等価回路図を再度用いてトリミングスイッチの消去、書き込み動作について説明する。まず、消去動作について説明する。消去動作を行う場合には、ワードライン118を例えば15Vに設定し、ゲートトランジスタ110、ドレイントランジスタ113を導通状態にする。そして、第2バイアス供給端子124の電位を例えば0Vとし、第1バイアス供給端子123の電位を例えば15Vに設定する。第1バイアス供給端子123に印加された電圧はドレイントランジスタ110を通過してコンデンサ104の第1端子108に印加される。電子は、コンデンサ104中をFN電流により通過し、電荷記憶部122に注入されるため、電荷記憶部122には負電荷が蓄積される。
そのため、読み出しトランジスタ101のゲート端子117は負電位となり、導通状態は「OFF」となる。
次に、書き込み動作について説明する。書き込み動作を行う場合には、ワードライン118を例えば15Vに設定し、ゲートトランジスタ110、ドレイントランジスタ113を導通状態にする。そして、第1バイアス供給端子の電位を例えば0Vとし、第2バイアス供給端子の電位を例えば15Vに設定する。第2バイアス供給端子に印加された電圧はドレイントランジスタ113を通過してコンデンサ104の第1端子105に印加される。電子は、コンデンサ104中をFN電流により通過し、電荷記憶部122から放出されるため、電荷記憶部122には正電荷が蓄積される。
そのため、読み出しトランジスタ101のゲート端子117は正電位となり、導通状態は「ON」となる。
また、バイアス電位としては消去、書き込み、読み出しの全ての動作状態で、0V、15Vのわずか2種類の電位を印加することでトリミングスイッチを駆動することができる。
<共振回路のトリミング>
図3は、同調用のコンデンサの値をトリミングすることで共振周波数のトリミングを可能とした共振回路である。
共振インダクタ301と共振コンデンサ302とで形成された共振回路303の共振コンデンサ302と並列に、トリミング用コンデンサ302aとトリミングスイッチ304aとを直列に接続した回路が接続されている。同様にトリミング用コンデンサ302bとトリミングスイッチ304b、トリミング用コンデンサ302cとトリミングスイッチ304cが配置されている。トリミングスイッチ304a〜304xを「ON」にすることでコンデンサ302に電気的に並列に繋がるトリミング用コンデンサ302a〜302xが増えるので共振回路303の共振周波数を変えることができる。
例えば、共振回路303を送信源の電波の周波数よりも高い周波数で共振するよう設定しておき、トリミング用コンデンサ302a〜302xを接続して共振周波数を下げて共振させることで共振周波数をトリミングすることができる。この場合、トリミング用コンデンサ302a〜302xの容量値を全て同じ値にする必要はなく、例えば容量値を2倍ずつ変えていくことでトリミングの最小ステップの容量値を増加させることなく、広い範囲の周波数に共振点が分布している共振回路に対して共振周波数を揃えるようトリミングを行うことが可能となる。
また電力が供給されていない状態でもトリミングされた状態を読み出せるため、非接触IC等電波の形式で電力の供給を受け起動するデバイスに対して、電波による電力が十分蓄積されていない場合でも受信部の共振周波数を供給された電波の周波数と一致した状態に保つことができるため効率良く電力の供給を受けることができ、速やかに起動することが可能となる。
<ゲイン調整のトリミング>
図4は、オペアンプ回路の帰還抵抗をトリミングすることでゲインのトリミングを可能とした非反転増幅器を説明するための概略回路図である。
オペアンプ回路400はオペアンプ401と帰還抵抗402と、ゲイン調整抵抗403と、ゲイントリミング用抵抗403aと、トリミング用抵抗403aを入切するためのトリミングスイッチ404aが設けられている。またオペアンプ回路400には更に同様の構成を有してなるトリミング用抵抗403b、403c〜403xと、トリミングスイッチ404b、404c〜404xとが接続されている。
トリミングスイッチ404a〜404xを「ON」にすることでゲイン調整抵抗403に電気的に並列に繋がるトリミング用抵抗403a〜403xが増えるのでオペアンプ回路400の利得を変えることができる。
例えば、オペアンプ回路400を所望のゲインよりも小さいゲインで増幅するよう設定しておき、トリミング用抵抗を用いてゲインを上げることでゲインをトリミングすることができる。この場合、トリミング用抵抗403a〜403xを全て同じ値にする必要はなく、例えば抵抗値を2倍ずつ変えていくことでトリミングの最小ステップの抵抗値を増加させることなく、広い利得範囲に対してトリミングを行うことが可能となる。
<DCオフセット補償のためのトリミング>
図5は、オペアンプのDCオフセット調整用抵抗をトリミングすることでDCオフセットのトリミングを可能とした電子回路を説明するための概略回路図である。
トランジスタ501とトランジスタ502は差動増幅回路を形成しており、ドレイン側にはカレントミラー負荷としてトランジスタ503、トランジスタ504が接続されている。
トランジスタ502のソース側にはDCオフセット調整用抵抗505が接続されており、トランジスタ501のソース側には固定抵抗507が接続されている。トランジスタ501のソース側にはDCオフセットを調整するためのトリミング用抵抗507aと、トリミングスイッチ506aが配置されており、更に同様の構成を有してなるトリミング用抵抗507b、507c〜507xと、トリミングスイッチ506b、506c〜506xとが接続されている。
トリミングスイッチ506a〜506xを「ON」にすることで抵抗507に電気的に並列に繋がるトリミング用抵抗507a〜507xが増えるので電子回路500のDCオフセットを調整することができる。
例えば、固定抵抗507の値をDCオフセット調整用抵抗505の値よりも大きく設定しておき、トリミング用抵抗を並列に追加して抵抗値を下げていくことでDCオフセットをトリミングすることができる。この場合、トリミング用抵抗507a〜507xを全て同じ値にする必要はなく、例えば抵抗値を2倍ずつ変えていくことでトリミングの最小ステップの抵抗値を増加させることなく、広いオフセット範囲に対してトリミングを行うことが可能となる。
<本実施形態の効果>
次に、上述した本実施形態の効果について説明する。
(1)電荷記憶部122の蓄積電荷量の制御方法としてFN電流を用いてコンデンサ104の第2端子106から第1端子105に電荷を移動、或いはコンデンサ104の第1端子105から第2端子106に電荷を移動させることで電荷記憶部122の蓄積電荷量を制御することができる。FN電流を用いる方法はホットキャリアを用いて電荷の移動を制御する方式と比べて平易且つ少ない工程数で電荷の移動機構を形成することができる。
(2)純電気的にトリミングスイッチ100を切り替える構造を持っているため、レーザ光を用いてヒューズを溶かし去るトリミング方法と比べ、小さな面積でトリミングが行える。また、レーザ光の照射位置とトリミングスイッチとの位置関係を機械的に合わせてレーザ光を照射する方法と比べ高速でトリミングを行うことが可能である。
(3)実装した後でもトリミングを行うことができるので、実装をする際に半導体チップが受けた応力等による特性変化もトリミングにより修正することができる。更に、一旦書き込みを行ったトリミングスイッチの情報を再び消去することができるため、微調整の段階での修正を必要に応じやり直すことができるため、より精密にトリミングを行うことができる。
(4)必要なバイアス電位として、例えば0V、15Vのわずか2種類の電位を与えることでトリミングスイッチ100の読み出し、消去、書き込みを行うことができるため、トリミングスイッチ100を駆動する周辺回路は簡略なものを用いることができ、周辺回路用の回路面積を小さく抑えることができる。
(5)電力が供給されていない状態でもトリミングされた状態を読み出せるため、非接触IC等電波の形式で電力の供給を受け起動するデバイスに対して、電波による電力が十分蓄積されていない場合でも受信部の共振周波数を供給された電波の周波数と一致した状態に保つことができるため効率良く電力の供給を受けることができ、速やかに起動することが可能となる。
トリミングスイッチの等価回路。 トリミングスイッチのレイアウト及び断面図。 共振周波数のトリミングを可能とした受信回路の概略回路図。 ゲインのトリミングを可能とした非反転増幅器の概略回路図。 オフセットのトリミングを可能とした非反転増幅器の概略回路図。
符号の説明
100…トリミングスイッチ、101…第3のトランジスタとしての読み出しトランジスタ、102…第3ドレイン端子としてのドレイン端子、103…第3ソース端子としてのソース端子、104…第1のコンデンサとしてのコンデンサ、105…第1端子、106…第2端子、107…第2のコンデンサとしてのコンデンサ、108…第3端子としての第1端子、109…第4端子としての第2端子、110…第1のトランジスタとしてのゲートトランジスタ、111…第1ドレイン端子としてのドレイン端子、112…第1ソース端子としてのソース端子、113…第2のトランジスタとしてのドレイントランジスタ、114…第2ドレイン端子としてのドレイン端子、115…第2ソース端子としてのソース端子、116…第1ゲート端子としてのゲート端子、117…第3ゲート端子としてのゲート端子、118…ワード線端子としてのワードライン、119…トリミング素子、120…第1端子、121…第2端子、122…電荷記憶部、123…第1バイアス供給端子、124…第2バイアス供給端子、125…第2ゲート端子としてのゲート端子、200…シリコン基板、201…絶縁層、301…共振インダクタ、302…共振コンデンサ、302a…コンデンサとしてのトリミング用コンデンサ、302b…コンデンサとしてのトリミング用コンデンサ、302c…コンデンサとしてのトリミング用コンデンサ、302x…コンデンサとしてのトリミング用コンデンサ、303…共振回路、304a…トリミングスイッチ、304b…トリミングスイッチ、304c…トリミングスイッチ、304x…トリミングスイッチ、400…オペアンプ回路、401…オペアンプ、402…帰還抵抗、403…ゲイン調整抵抗、403a…抵抗としてのトリミング用抵抗、403b…抵抗としてのトリミング用抵抗、403c…抵抗としてのトリミング用抵抗、403x…抵抗としてのトリミング用抵抗、404a…トリミングスイッチ、404b…トリミングスイッチ、404c…トリミングスイッチ、500…電子回路、501…トランジスタ、502…トランジスタ、503…トランジスタ、504…トランジスタ、505…DCオフセット調整用抵抗、506a…トリミングスイッチ、506b…トリミングスイッチ、506c…トリミングスイッチ、506x…トリミングスイッチ、507…固定抵抗、507a…抵抗としてのトリミング用抵抗、507b…抵抗としてのトリミング用抵抗、507c…抵抗としてのトリミング用抵抗、507x…抵抗としてのトリミング用抵抗。

Claims (4)

  1. 第1端子と第2端子を有する第1のコンデンサと、
    第3端子と第4端子を有し、前記第1のコンデンサの前記第1端子と前記第3端子とが接続されている前記第1のコンデンサよりも絶縁層の層厚が大きい第2のコンデンサと、
    第1ドレイン端子、第1ゲート端子、第1ソース端子を有してなり、前記第1ドレイン端子は前記第1のコンデンサが有する電荷情報を消去若しくは書き込むための電位を受ける第1バイアス供給端子と接続され、
    前記第1ゲート端子は、ワード線端子に印加された電圧が前記第1ゲート端子に伝達されるよう前記ワード線端子と接続され、
    前記ワード線端子を通して前記第1ゲート端子に電圧を印加し、前記第1ソース端子と前記第1ドレイン端子との間を導通状態にした場合に、前記第1バイアス供給端子を通じて前記第1ドレイン端子に印加された電圧が前記第1のソース端子を通して前記第2のコンデンサの前記第4の端子に伝達されるよう前記第2のコンデンサの第4端子と前記第1のソース端子とが接続された第1のトランジスタと、
    第2ドレイン端子、第2ゲート端子、第2ソース端子を有してなり、前記第2ドレイン端子は前記第1のコンデンサが有する電荷情報を消去若しくは書き込むため前記第1バイアス供給端子と相補的な電位が与えられる第2バイアス供給端子と接続され、
    前記第2ゲート端子は前記ワード線端子に印加された電位が前記第2ゲート端子に伝達されるよう前記ワード線端子と接続され、
    前記ワード線端子を通して前記第2ゲート端子に電圧を印加することで前記第2ソース端子と前記第2ドレイン端子との間を導通状態にした場合に、前記第2バイアス供給端子を通じて前記第2ドレイン端子に印加された電圧が前記第2のソース端子を通して前記第1のコンデンサの前記第2端子に伝達されるよう前記第1のコンデンサの第2端子と前記第2のソース端子とが接続され、更に前記第2のソース端子は前記第2端子以外とは電気的に絶縁されるよう接続された第2のトランジスタと、
    第3ソース端子、第3ゲート端子、第3ドレイン端子を有してなり、前記第3端子と前記第1端子と前記第3ゲート端子とは接続され、且つ他の素子とは電気的に絶縁された状態に保持された電荷記憶部を形成しており、前記電荷記憶部中に蓄えられた電荷の内、前記第3ゲート端子に蓄積された電荷により前記第3ドレイン端子と前記第3ソース端子との間の伝導度を変調することで外部からの電力供給を受けることなく導通又は遮断の何れかの状態を取る第3のトランジスタとを有してなり、
    前記第3ドレイン端子又は前記第3ソース端子にトリミング用素子を接続したことを特徴とするトリミングスイッチ。
  2. 前記トリミング用素子はコンデンサであることを特徴とする請求項1に記載のトリミングスイッチ。
  3. 前記トリミング用素子は抵抗であることを特徴とする請求項1に記載のトリミングスイッチ。
  4. 前記電荷記憶部の電荷を前記第1のコンデンサを通過させて消去若しくは書き込むために、前記第1のコンデンサの前記第1端子と前記第2端子との間に電界が供給された場合に発生するファウラーノルドハイム電流により前記電荷記憶部に蓄積される電荷量を制御することで不揮発性の記憶を消去、若しくは書き込まれるよう前記不揮発性記憶素子が構成されていることを特徴とする請求項1に記載のトリミングスイッチ。
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