JP4826589B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
図1及び図2は、本発明の第1の形態に係る内燃機関の要部を示している。なお、図1は図2のI−I線における内燃機関の断面を示し、図2は図1のII−II線における内燃機関の断面を示している。図1及び図2に示した内燃機関1Aは、車両に走行用動力源として搭載されるものであり、シリンダブロック2と、シリンダヘッド3とを備えている。シリンダブロック2とシリンダヘッド3との間には、これらが密着するようにヘッドガスケット4が設けられる。シリンダヘッド3は、複数のヘッドボルト(不図示)によってシリンダブロック2に固定される。なお、ヘッドガスケット4及び不図示のヘッドボルトは、内燃機関に使用される周知のものと同じでよいため、詳細な説明は省略する。
図4及び図5は、本発明の第2の形態に係る内燃機関1Bの要部を示している。なお、図4は図5のIV−IV線における内燃機関1Bの断面図を示し、図5は図4のV−V線における内燃機関1Bの断面図を示している。図4及び図5に示したようにこの形態では、トップデッキスペーサ15に冷却水通路20が設けられる点が異なり、それ以外は第1の形態と同じである。そのため、第1の形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図4に示したように冷却水通路20は各中間部15cにそれぞれ設けられ、トップデッキスペーサ15の上面15aに開口するとともにその上面15aから第1ボルト孔17又は第2ボルト孔18と交差するようにトップデッキスペーサ15を高さ方向に貫通する。なお、一方の中間部15cに設けられた冷却水通路20が本発明の第1冷却水通路に相当し、他方の中間部15cに設けられた冷却水通路20が本発明の第2冷却水通路に相当する。
図6を参照して本発明の第3の形態に係る内燃機関1Cについて説明する。図6は、第2の形態における図4に対応する図である。図6に示したようにこの形態では、トップデッキスペーサ15の上面15aに開口している各冷却水通路20の開口部と対向するようにシリンダヘッド3の下面3aにシリンダヘッド3の冷却水路3bの吐出口3cが開口している点が異なる。それ以外は上述した第2の形態と同じであるため、この形態において第2の形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。また、シリンダヘッド3の冷却水路3bは、冷却水を流通させるためにシリンダヘッド3に設けられる周知のものであるため、詳細な説明を省略する。図6に示したように内燃機関1Cでは、シリンダヘッド3の冷却水路3bとトップデッキスペーサ15の冷却水通路20とが連通するので、矢印Aで示したようにトップデッキスペーサ15の各冷却水通路20にシリンダヘッド3の冷却水路3bから冷却水を供給することができる。
図7を参照して本発明の第4の形態に係る内燃機関1Dについて説明する。なお、図7は、図6と同様に第2の形態における図4に対応する図である。図7に示したように内燃機関1Dは、一方の中間部15cに設けられる冷却水入口通路21と、他方の中間部15cに設けられる冷却水出口通路22とを備える。冷却水入口通路21は、トップデッキスペーサ15の上面15aから第1ボルト孔17まで設けられる。冷却水出口通路22は、第2ボルト孔18から段差部14と対向するトップデッキスペーサ15の下面15dまで設けられる。また、シリンダヘッド3の下面3aには、冷却水入口通路21と対向する部分に冷却水路3bの吐出口3cが設けられる。それら以外は上述した第1の形態と同じであるため、第1の形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図8及び図9を参照して本発明の第5の形態に係る内燃機関1Eを説明する。図8は、内燃機関1Eの要部を拡大して示す図であり、第1の形態の図2に対応する図である。図9は、内燃機関1Eの中間部15cの一部を拡大して示した図である。図8に示したように内燃機関1Eでは、各中間部15cの先端にそれぞれ取付部30が設けられ、この取付部30に弾性体製の接触部31がそれぞれ取り付けられる。すなわち、内燃機関1Eにおいては、接触部31が中間部15cと結合部11bとの間に設けられる。接触部31の材料としては、例えばゴムや軟質樹脂などが用いられる。接触部31の高さには、トップデッキスペーサ15の高さと同じ値が設定される。図8及び図9に示したようにこの形態のトップデッキスペーサ15の中間部15cには、上述した第2〜第4の形態と同様に冷却水が導かれる冷却水通路20が設けられる。図9に示したように各接触部31には、ボルト16が挿通される通し孔31aがそれぞれ設けられる。通し孔31aは、接触部31を取付部30に取り付けた際に第1ボルト孔17又は第2ボルト孔18と同軸になるように接触部31に設けられる。
2 シリンダブロック
2a トップデッキ面
3 シリンダヘッド
3a 下面
3b 冷却水路
3c 吐出口
10 シリンダ
11 内壁
11a シリンダ壁部
11b 結合部
12 ウォータジャケット溝
13 外壁
14 貫通孔
15 トップデッキスペーサ(スペーサ部材)
15a 上面
15c 中間部
16 ボルト(連結部材)
17 第1ボルト孔
18 第2ボルト孔
18a 雌ねじ部
20 冷却水通路(第1冷却水通路、第2冷却水通路)
21 冷却水入口通路
22 冷却水出口通路
31 接触部
Claims (6)
- 一方向に向かって並ぶ複数のシリンダを形成し、シリンダを形成するシリンダ壁部と隣り合うシリンダのシリンダ壁部同士を結合する結合部とを有する内壁と、前記内壁の周囲にウォータジャケット溝を挟んで設けられる外壁と、を有し、前記内壁と前記外壁とがシリンダヘッドと対向するトップデッキ面において前記ウォータジャケット溝により分離されているシリンダブロックを備えた内燃機関において、
前記内壁と接するように前記内壁の外周に全周に亘って設けられるスペーサ部材と、前記複数のシリンダの並び方向と交差する方向に向かって前記結合部を貫通し、両端が前記内壁の外周面に開口する貫通孔と、前記スペーサ部材のうち前記結合部を挟んで対向する一対の中間部がそれぞれ前記結合部に密着するように前記貫通孔を通って前記一対の中間部を連結する連結部材と、を備えることを特徴とする内燃機関。 - 前記連結部材は、温度の上昇に応答して収縮する形状記憶材料で形成されている請求項1に記載の内燃機関。
- 前記連結部材はボルトであり、
前記一対の中間部のうちの一方の中間部に、前記貫通孔と同軸に配置されて前記貫通孔が延びる方向と同じ方向に前記一方の中間部を貫通し、かつ前記ボルトが挿通される第1ボルト孔が設けられるとともに、前記一対の中間部のうちの他方の中間部に、前記貫通孔と同軸に配置されて前記貫通孔が延びる方向と同じ方向に前記他方の中間部を貫通し、かつ前記ボルトがねじ込まれる雌ねじ部が形成される第2ボルト孔が設けられ、
前記一方の中間部には、前記第1ボルト孔と連通するとともに前記シリンダヘッドと対向する前記スペーサ部材の上面に開口し、その上面から前記第1ボルト孔と交差する方向に前記スペーサ部材を貫通する第1冷却水通路が設けられ、
前記他方の中間部には、前記第2ボルト孔と連通するとともに前記スペーサ部材の上面に開口し、その上面から前記第2ボルト孔と交差する方向に前記スペーサ部材を貫通する第2冷却水通路が設けられている請求項1又は2に記載の内燃機関。 - 前記スペーサ部材の上面と対向する前記シリンダヘッドの下面には、前記スペーサ部材の上面に開口している前記第1冷却水通路の開口部及び前記第2冷却水通路の開口部のそれぞれと対向するように前記シリンダヘッドの冷却水路から冷却水が吐出される複数の吐出口が設けられている請求項3に記載の内燃機関。
- 前記連結部材はボルトであり、
前記一対の中間部には、前記貫通孔と同軸に配置されて前記貫通孔が延びる方向と同じ方向に中間部を貫通し、かつ前記ボルトが通されるボルト孔がそれぞれ設けられ、
前記一対の中間部の一方の中間部には、前記シリンダヘッドと対向する前記スペーサ部材の上面に開口し、その上面から前記ボルト孔まで形成される冷却水入口通路が設けられ、
前記一対の中間部の他方の中間部には、前記ボルト孔から前記スペーサ部材の外面まで形成される冷却水出口通路が設けられ、
前記スペーサ部材の上面と対向する前記シリンダヘッドの下面には、前記スペーサ部材の上面に開口している前記冷却水入口通路の開口部と対向するように前記シリンダヘッドの冷却水路から冷却水が吐出される吐出口が設けられている請求項1又は2に記載の内燃機関。 - 前記スペーサ部材の各中間部には、前記結合部と接する外面のうち少なくとも前記内壁の外周面に開口している前記貫通孔の開口部の周囲と接する部分に弾性体製の接触部がそれぞれ設けられる請求項3〜5のいずれか一項に記載の内燃機関。
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