JP4825764B2 - 負圧スライダ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ディスク記録再生装置において、磁気ディスク上を浮上する負圧スライダに関する。
一般に、ハードディスクドライブに用いられるスライダ(磁気ヘッドが取り付けられる部品)は、耐衝撃性やアクチュエータの応答性から年々小さくなる傾向にあり、近年、0.85x0.70x0.23mmサイズのフェムトスライダが開発されるようになった。さらにスライダが小さくなれば、同一プロセスでより多くのスライダを形成できる利点がある。
また、特許文献1には、空気ベアリング面(ABS)の磁気ディスクの表面からの浮上高さの安定性を向上させた負圧スライダが開示されている。
WO99/48098 (国際公開日1999.9.23)
負圧スライダをフェムトスライダよりもさらに小型化すると、負圧スライダを浮上させるための空気ベアリング面のサイズも減少してしまい、特許文献1の空気ベアリング面のデザインおよび、サスペンションの押し付け加重では、安定した負圧スライダの浮上を実現することができなくなるといった問題がある。
本発明の目的は、フェムトスライダよりも小さくても安定した浮上特性が得られる空気ベアリング面構造を備えた負圧スライダを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の負圧スライダは、回転する磁気ディスクの表面と対向する空気ベアリング面を有し、前記表面から浮上する負圧スライダであって、前記空気ベアリング面には、前記表面に近い方から順に、3つの浮上姿勢制御パッド面、前記表面との間に正圧を発生させるためのU型ステップ面、第1ステップ基準面、及び、前記表面との間に負圧を発生させるための窪み面が形成されており、前記空気ベアリング面における空気の流入縁と流出縁とを結ぶ方向をクラウン方向と定義したときに、前記第1ステップ基準面が、前記空気ベアリング面における前記流入縁に連なるように形成されており、前記U型ステップ面が、前記流入縁に向かって開口するように、前記空気ベアリング面における前記流出縁に形成され且つ前記クラウン方向と直交するキャンバ方向に細長い第1部分と、前記第1部分の両端に連なった前記クラウン方向に細長い2つの第2部分とから構成されており、前記3つの浮上姿勢制御パッド面のうちの2つが前記キャンバ方向に関して離隔して配置されていると共に、残りの1つが前記U型ステップ面の前記第1部分内に配置されており、前記窪み面が、前記クラウン方向に関しては、前記U型ステップ面の前記第1部分と前記第1ステップ基準面との間、前記キャンバ方向に関しては、前記U型ステップ面の2つの前記第2部分の間及び前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面の間に形成され、前記U型ステップ面の前記第1部分及び2つの前記第2部分、前記第1ステップ基準面、並びに、前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面によって囲われていることを特徴とする。
本発明によると、3つの浮上姿勢制御パッド面、U型ステップ面、第1ステップ基準面、及び、窪み面が上記のような位置関係を有することで、窪み面を底面とした窪み上に負圧が発生する。さらに、空気ベアリング面上をクラウン方向に通過する空気流が流出縁に形成されたU型ステップ面に遮られ加圧されるために、流出縁側において正圧が発生し浮上力を得ることができる。したがって、フェムトスライダよりも小さなスライダにおいて安定した浮上特性を得られる空気ベアリング面を有する負圧スライダが実現される。
本発明の負圧スライダにおいては、前記窪み面が、前記U型ステップ面の前記第1部分と平行に形成された第1部分と、前記キャンバ方向に関して前記第1部分の途中に前記第1部分と直角をなすように接続された第2部分とから構成されたT字形状を有していてよい。
これにより、スキュー角がある場合でも、窪み面において負圧発生の変動を抑え、安定した浮上特性を得ることができる。なお、ここでいうT字形状は、水平部分が垂直部分との接続個所から左右それぞれ上方に傾斜したY字形状を含むものとする。
本発明の負圧スライダにおいては、前記窪み面の前記第1部分が、前記U型ステップ面の2つの前記第2部分の間に形成されており、前記窪み面の前記第2部分が、前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面の間に形成されていることが好ましい。
これによって、さらに安定した浮上特性を得ることができる。
本発明の負圧スライダにおいては、前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面の間に前記第1ステップ基準面が挟まれており、これら2つの浮上姿勢制御パッド面の前記クラウン方向に関する一方の端部が前記窪み面の前記第1部分と隣接していることが好ましい。
これにより、フェムトスライダよりも小さなスライダにおいて、さらに安定した浮上姿勢を得ることができる。
本発明の負圧スライダにおいては、前記U型ステップ面の前記第1部分内に配置された前記浮上姿勢制御パッド面が、前記キャンバ方向に関して前記U型ステップ面の前記第1部分の中央に形成されていることが好ましい。
これにより、当該浮上姿勢制御パッド面に取り付けられた磁気ヘッドの記録再生素子部を、磁気ディスク(磁気記録媒体)にナノメートルサイズで近接させることが可能になる。
本発明の負圧スライダにおいては、前記空気ベアリング面には、前記キャンバ方向に関して離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面、前記U型ステップ面、前記第1ステップ基準面、及び、前記窪み面が、前記クラウン方向に延びる中心線に対して線対称に配置されていることが好ましい。
これによって、さらに安定した浮上特性を得ることができる。
本発明の負圧スライダにおいては、前記空気ベアリング面には、前記U型ステップ面の前記第1部分と、前記窪み面との間に、前記第1ステップ基準面と同じ高さの第2ステップ基準面が形成されていることが好ましい。
これによって、負圧から正圧への急激な圧力変化を抑えて、より安定した浮上特性を得ることができる。
本発明のサスペンションアセンブリは、上述したいずれかの負圧スライダと、前記磁気ディスクの前記表面を横切ることができるように、前記負圧スライダを支持するサスペンションとを有することを特徴とする。
これにより、フェムトスライダよりも小さなスライダにおいて、安定した浮上力を得られ、押し付け加重の大きなサスペンションを用いることにより、耐衝撃性や振動特性の良いサスペンションアセンブリを提供することができる。
本発明のアクチュエータ機構アセンブリは、上述したいずれかの負圧スライダと、前記磁気ディスクの前記表面を横切ることができるように、前記負圧スライダを支持するサスペンションと、前記サスペンションを駆動して、前記負圧スライダを前記磁気ディスクの前記表面上の所望の位置に位置付けるためのアクチュエータ機構とを有することを特徴とする。
これにより、耐衝撃性やアクチュエータ応答特性の良いアクチュエータ機構アセンブリを提供することができる。
本発明のハードディスクドライブは、上述したいずれかの負圧スライダと、少なくとも1枚の磁気ディスクと、前記磁気ディスクの前記表面を横切ることができるように、前記負圧スライダを支持するサスペンションと、前記サスペンションを駆動して、前記負圧スライダを前記磁気ディスクの前記表面上の所望の位置に位置付けるためのアクチュエータ機構とを有することを特徴とする。
これにより、耐衝撃性、耐震性に優れ、高速アクセス可能な大容量ハードディスクドライブを提供することができる。
本発明の好適な一実施の形態について、図1から図9を用いて説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施の形態に係る負圧スライダ100を、空気ベアリング面150を上面として描いた斜視図である。負圧スライダ100の材料には、一般的には、TiCとAl23とのセラミック混合物(アルチック)を用いているが、化合半導体であるGaAsやGaN、あるいは、Si、Ge、SiC等のIV属半導体、GaAs、GaP、InP、AlAs、GaN、InN、InSb、GaSb、AlNに代表されるIII−V属化合物半導体、または、ZnTe、ZeSe、ZnS、ZnO等のII−VI属化合物半導体、ZnO、Al23、SiO2、TiO2、CrO2、CeO2等の酸化物絶縁体、または、SiNなどの窒化物絶縁体を用いてもよい。
負圧スライダ100の空気ベアリング面150は、フォトプロセスとドライエッチング、ウェットエッチングプロセスなどを用いて形成される。本実施の形態に係る負圧スライダ100は、回転する磁気ディスク400(図8参照)の表面から所望の浮上高さをもって浮上する。そして、そのとき空気ベアリング面150は磁気ディスク400の表面に対向している。回転する磁気ディスク400に空気ベアリング面150を対向させた場合、空気流は負圧スライダ100の流入縁100aから入り、流出縁100bに抜ける。以下の説明において、流入縁100aと流出縁100bとを結ぶ方向をクラウン方向、これに直交する方向をキャンバ方向と称する。クラウン方向は負圧スライダ100の長手方向と一致しており、キャンバ方向は負圧スライダ100の幅方向と一致している。なお、本明細書における負圧とは、大気圧よりも小さい圧力を意味しているものとする。
図2(a)は、負圧スライダ100の空気ベアリング面150の平面図であり、図2(b)は、図2(a)に示す直線X−‘Xに沿った断面図である。空気ベアリング面150は、磁気ディスクの表面から遠い順に、窪みの底面である窪み面110、第1ステップ基準面101a及び第2ステップ基準面101b、U型ステップ面102、浮上姿勢制御パッド面103、104、105の4層面構造を有している。
第1ステップ基準面101aは、クラウン方向に関して空気ベアリング面150の中央よりも流入縁100a側に、流入縁100aに連なるように形成されている。第1ステップ基準面101aは、流入縁100aの全幅に亘って形成されたキャンバ方向に細長い部分と、2つの浮上姿勢制御パッド面103、104に挟まれた部分とから構成されたT字形状を有している。
窪み面110は、第1ステップ基準面101aよりも流出縁100b側であって、クラウン方向に関して空気ベアリング面150の中央と後述するU型ステップ面102の第1部分102aとの間に形成されている。第2ステップ基準面101bは、窪み面110よりも流出縁100b側、言い換えると、クラウン方向に関して窪み面110とU型ステップ面102の第1部分102aとの間に形成されている。第1ステップ基準面101a及び第2ステップ基準面101bを、基準面Cと定義し、窪み面110を基準面Dと定義する。
U型ステップ面102は、流入縁100aに向かって開口するように、流出縁100bに形成され且つキャンバ方向に細長い第1部分102aと、第1部分102bの両端に連なったクラウン方向に細長い2つの第2部分102bとから構成されている。U型ステップ面102を基準面Bと定義する。
2つの浮上姿勢制御パッド面103、104は、いずれもクラウン方向に細長い矩形であって、第1ステップ基準面101a及び窪み面110を間に挟み込むように、キャンバ方向に関して互いに離隔している。各浮上姿勢制御パッド面103、104の長手方向に沿った一方の外縁は、クラウン方向に沿った空気ベアリング面150の外縁と一致している。浮上姿勢制御パッド面105は、キャンバ方向に細長い矩形であって、U型ステップ面102の第1部分102a内に配置されている。浮上姿勢制御パッド面105には、磁気ヘッド120が取り付けられている。
磁気ヘッド120は、記録再生素子部、つまり磁気記録用の書き込みトランスデューサと再生用の磁気センサとを含んでいる。記録再生時の発熱により、磁気ヘッド120の一部領域が磁気ディスクに向かって突出することがある。この突出する領域は数μm程度のサイズである。突出した場合、突出領域と磁気ディスク400との相対距離が近づき、局所的に浮上高さが減少する。これにより、磁気ヘッド120の記録再生素子部を、磁気ディスク400側にナノメートルサイズで近接させることが可能になる。更に、記録再生素子部と磁気ディスク400の物理的距離が減少することで、高密度の磁気記録再生が実現できる。この現象は、負圧スライダ100そのものの浮上特性にはあまり変化を与えないため、記録再生素子部と磁気ディスク400との物理的距離を減少させながら、負圧スライダ100の安定した浮上特性を維持することができる。
本実施の形態に係る負圧スライダ100は、第1ステップ基準面101aが流入縁100aに連なるように形成されており、U型ステップ面102が流入縁100aに向かって開口するように、流出縁100bに形成され且つキャンバ方向に細長い第1部分102aと、第1部分102aの両端に連なったクラウン方向に細長い2つの第2部分102bとから構成されており、2つの浮上姿勢制御パッド面103、104がキャンバ方向に関して離隔して配置されていると共に、浮上姿勢制御パッド面105がU型ステップ面102の第1部分102a内に配置されており、窪み面110がクラウン方向に関して空気ベアリング面150の中央とU型ステップ面102の第1部分102aとの間に形成されている。そのため、流入縁100aからクラウン方向に空気流が流入すると、窪み面110を底面とした窪み付近で空気流が膨張して負圧が発生する。さらに、U型ステップ面102は、窪み面110上をクラウン方向に通過した空気流をいったん閉じ込め、負圧スライダ100の流出縁100b付近で空気を加圧するように形成されている。この加圧機構が形成されていることにより、負圧スライダ100の流出縁100b付近で正圧が発生し浮上力を得ることができる。したがって、フェムトスライダよりも小さなスライダにおいて安定した浮上力が得られる。
そして、窪み面110が、クラウン方向に関して空気ベアリング面150の中央より流出縁100b側に形成されることで、負圧スライダ100の流入縁100a側よりも流出縁100b側で浮上量を小さくすることができる。本明細書において、浮上量を、負圧スライダ100の浮上時の磁気ディスク400の表面と空気ベアリング面150との最近接距離として定義する。
浮上姿勢制御パッド面103、104の総和面積と、浮上姿勢制御パッド面105の面積との比を変えることで、負圧スライダ100の浮上姿勢を制御することができる。これにより、フェムトスライダよりも小さなスライダにおいて安定した浮上特性を得られる空気ベアリング面構造を備えた負圧スライダが実現される。なお、浮上姿勢制御パッド103、104、105の表面を基準面Aと定義する。
図2(a)から明らかなように、2つの浮上姿勢制御パッド面103、104、U型ステップ面102、第1ステップ基準面101a、第2ステップ基準面101b、窪み面110は、クラウン方向に延びる空気ベアリング面150の中心線(図2(a)に描かれた直線X−‘Xの位置にある直線)に対して線対称に配置されている。これにより、さらに安定した浮上特性を得ることができる。
本実施の形態において、窪み面110は、U型ステップ面102の第1部分102aと平行に形成された第1部分110aと、キャンバ方向に関して第1部分110aの中央に第1部分110aと直角をなすように接続された第2部分110bとから構成されたT字形状を有している。そのため、スキュー角がある場合でも、窪み面110において負圧発生の変動が抑えられる。すなわち、浮上姿勢制御パッド面105を支点として大きな負圧が発生する2個所(第1部分110aの一端付近と他端付近)がバランスして、負圧スライダ100がより安定する。さらに、窪み面110の第1部分110aが、U型ステップ面102の2つの第2部分102bの間に形成されている。また、窪み面110の第2部分110bが、キャンバ方向に離隔して配置された2つの浮上姿勢制御パッド面103、104の間に形成されている。そのため、さらに浮上特性が安定している。
加えて、本実施の形態においては、キャンバ方向に離隔して配置された2つの浮上姿勢制御パッド面103、104の間に、第1ステップ基準面101aが挟まれている。そして、これら2つの浮上姿勢制御パッド面103、104のクラウン方向に関する一方の端部(流出縁100bに近い方)が窪み面110の第1部分110aと隣接している。そのため、フェムトスライダよりも小さなスライダにおいて、さらに安定した浮上姿勢を得ることができる。また、2つの浮上姿勢制御パッド面103、104のクラウン方向に関する他方の端部(流入縁100aに近い方)が第1ステップ基準面101aと隣接している。
さらに、本実施の形態においては、U型ステップ面102の第1部分102a内に配置された浮上姿勢制御パッド面105が、キャンバ方向に関してU型ステップ面102の第1部分102aの中央に形成されている。したがって、浮上姿勢制御パッド面105に取り付けられた磁気ヘッド120の記録再生素子部を、磁気ディスク400にナノメートルサイズで近接させることが可能になる。
本実施の形態の負圧スライダ100では、U型ステップ面102の第1部分102aと窪み面110との間に形成された第2ステップ基準面101bが負圧から正圧への急激な圧力変化を抑える緩衝作用を有しているため、より安定した浮上特性を得ることができる。
図3に、本実施の形態に係る負圧スライダ100の典型的な空気ベアリング面150の各寸法を寸法線に沿って記入した平面図を示す。負圧スライダ100の厚さ(基準面Aから負圧スライダ100の下面までの距離)は300〜400μm程度が望ましい。図3から明らかなように、本実施の形態に係る負圧スライダ100においては、クラウン方向に関する空気ベアリング面150の中央は、流入縁100a又は流出縁100bから300μmの位置にある。
図4(a)に、図3に示した寸法に基づいた、浮上した負圧スライダ100の空気ベアリング面150内での典型的な圧力分布のシミュレーション計算結果を示す。図4(b)はその3次元鳥瞰図である。負圧スライダ100では、窪み面110がT字形状になっている。図4(a)及び図4(b)から分かるように、窪み面110上に負圧が発生している。特に、窪み面110のT字形状の両脇部分、つまり浮上姿勢制御パッド103、104の流出縁側方向の端部付近に大きな負圧が発生していることがわかる。この2箇所の負圧発生領域によって、負圧スライダ100の流出縁100b付近の浮上量を50nm以下に保つことが可能になる。また、U型ステップ面102の第1部分102a及びそのクラウン方向に関する中央付近にある浮上姿勢制御パッド面105で大きな正圧が発生していることが分かる。さらに、2つの浮上姿勢制御パッド面103、104の間隔が200μmであり、2つの浮上姿勢制御パッド103、104の流入縁100a側にある端部同士を結ぶキャンバ方向に沿った直線と空気ベアリング面150の中心線X-‘Xとの交点をPとし、空気ベアリング面150の中心点をOとしたとき、中心点Oと交点Pとの距離が250μmである。したがって、空気流が2つの浮上姿勢制御パッド103、104の間に流入縁100a側の端部から入り込むことができる角度(スキュー角)は、±tan-1(100μm/250μm)≒±21°となる。よって、空気ベアリング面150の中心軸に対して±21°のスキュー角がある場合でも、第1ステップ基準面101aに形成されたT字形状の窪み面110の全域において負圧発生が可能であり、安定した浮上特性を得ることができる。
図5(a)及び図5(b)に、本実施の形態に係る負圧スライダ100の空気ベアリング面150における基準面B−C面間隔を200nmに固定した場合の流出縁100bおよび流入縁100aの浮上高さについての基準面C−D面間隔依存性の計算結果を示す。また、図6(a)及び図6(b)に、負圧スライダ100の空気ベアリング面150における基準面B−C面間隔を100nmに固定した場合の流出縁100bおよび流入縁100aの浮上高さについての基準面C−D面間隔依存性の計算結果を示す。なお、いずれの場合も、基準面A−B面間隔25nmであり、空気流速11.3m/sという条件であり、押し付け加重1.5gf、2.5gf、3.1gfのそれぞれを、空気ベアリング面150の裏面の中心を支点としてかけている。今回の計算からは、それぞれの加重負荷について、安定した浮上特性が得られていることが分かる。今回、計算した条件の範囲内では、流入縁100aよりも流出縁100bの浮上量が小さくなっている。
図5(a)及び図5(b)から、基準面B−C面間隔が200nmに固定されている場合、基準面C−D面間隔が100から300nmの範囲内に、流出縁100bの浮上高さが極小値を持つ傾向にあることが分かる。流出縁100bの浮上高さを極小値とするためには、基準面C−D面間隔を200nmに設定すればよい。
図6(a)及び図6(b)から、基準面B−C面間隔が100nmに固定されている場合、基準面C−D面間隔が100から300nmの範囲内に、流出縁100bの浮上高さが極小値を持つ傾向にあることが分かる。流出縁100bの浮上高さを極小値とするためには、基準面C−D面間隔を200nmに設定すればよい。
また、図5(a)と図6(a)とを比較することにより、流出縁100bの浮上高さを20nmにするためには、基準面B−C面間隔を100nmに設定すればよいことが分かる。また、加重負荷の増大に伴って流出縁100bの浮上高が減少する傾向があることが分かる。
従来技術との比較のため、従来技術(特許文献1)に用いられた空気ベアリング面のデザインを用いたフェムトスライダよりも小さなサイズの負圧スライダ(600x500x300μm3)について、同様の条件で浮上特性の計算を行ったところ、浮上することができなかった。これは、従来技術の負圧スライダが、本実施の形態に係る負圧スライダ100が有するU型ステップ面のような大きな正圧を発生させる個所を有していないことが原因であると推定される。
次に、図7を参照して、上述した負圧スライダ100を含むサスペンションアセンブリ200について説明する。図7は、片持ちばり機構のサスペンション210の先端に負圧スライダ100を取り付けたサスペンションアセンブリ200の斜視図である。サスペンションアセンブリ200は、負圧スライダ100が磁気ディスク400(図8参照)の表面を横切ることができるように、負圧スライダ100とこれを支持するサスペンション210とがアセンブリされたものである。
負圧スライダ100は、図5(a)及び図5(b)並びに図6(a)及び図6(b)から分かるように、押し付け加重が3.1gfでも安定した浮上特性を示している。したがって、フェムトスライダのサスペンション210の押し付け加重を2倍重く、サスペンション210のバネ定数kを2倍にすることができる。また、負圧スライダ100の重量mを、フェムトスライダの半分にすることができ、サスペンションアセンブリ200自体の共振周波数ω0(=√k/m)を従来のフェムトスライダの2倍に高めることができる。
これにより、フェムトスライダよりも小さな負圧スライダにおいて、安定した浮上力を得られ、押し付け加重の大きなサスペンション210を用いることにより、耐衝撃性や振動特性の良い、サスペンションアセンブリ200を提供することができる。
次に、図7に示したサスペンションアセンブリ200を有するアクチュエータ機構アセンブリ300について説明する。図8は、このアクチュエータ機構アセンブリ300を含むハードディスクドライ500の内部構造を示した平面図である。アクチュエータ機構アセンブリ300は、サスペンションアセンブリ200と、サスペンションアセンブリ200を駆動して負圧スライダ100を回転する磁気ディスク400の表面上の所望の位置に位置付けるためのアクチュエータ機構310とを有している。
サスペンションアセンブリ200は、フェムトスライダのアセンブリの場合よりも共振周波数ω0が2倍高い。したがって、サスペンションアセンブリ200を用いることで、耐衝撃性やアクチュエータ応答特性の良い、アクチュエータ機構アセンブリ300を提供することができる。
次に、アクチュエータ機構アセンブリ300を有するハードディスクドライブ500について説明する。図9に、磁気ディスク400上のデータ記録領域における半径方向位置及びスキュー角βの関係図を示す。ハードディスクドライブ500は、アクチュエータ機構アセンブリ300と、少なくとも1枚の磁気ディスク400とを有している。上述したように、アクチュエータ機構アセンブリ300は、サスペンションアセンブリ200と、アクチュエータ機構310とを有している。
磁気ディスク400が3.5インチの場合、磁気記録領域は最内半径方向位置r=20.77mmから最外半径方向位置r=45.4mmとなり、アクチュエータ機構アセンブリ300に取り付けられた負圧スライダ100のスキュー角βの範囲は、β=−4.84°〜+18.35°の範囲になる。負圧スライダ100では、空気ベアリング面150の中心軸に対して±21°のスキュー角がある場合でも、T字形状の窪み面110において負圧発生が可能であり、安定した浮上特性を得ることができるため、前述の磁気ディスク400の磁気記録領域を十分カバーできるだけの浮上特性を有している。
これにより、アクチュエータ機構アセンブリ300を用いることで、耐衝撃性、耐震性に優れ且つ高速アクセス可能な大容量のハードディスクドライブ500を提供することができる。
以下、上述した実施の形態の変形例について説明する。
(1)U型ステップ面102がT字形状でなく、単なる矩形であってもよい。
(2)2つの浮上姿勢制御パッド面103、104が第1ステップ基準面101a又は窪み面110をキャンバ方向に挟み込んでいなくてもよい。
(3)2つの浮上姿勢制御パッド面103、104とU型ステップ面102とが離隔していてもよい。
(4)第2ステップ基準面101bが形成されておらず、窪み面110とU型ステップ面102の第1部分102aとが隣接していてもよい。
(5)第1ステップ基準面101aがT字形状でなく単なる矩形であり、2つの浮上姿勢制御パッド面103、104が流入縁100aまで延在していてもよい。
(6)2つの浮上姿勢制御パッド面103、104の長手方向に沿った一方の外縁が、クラウン方向に沿った空気ベアリング面150の外縁よりも内側にあってもよい。
(7)窪み面110、第1ステップ基準面101a及び第2ステップ基準面101b、U型ステップ面102、浮上姿勢制御パッド面103、104、105とは異なる高さの面が形成されていてもよい。
本発明の一実施の形態に係る負圧スライダを、空気ベアリング面を上面として描いた斜視図である。 負圧スライダの平面図及び断面図である。 負圧スライダの空気ベアリング面を示す平面図である。 浮上した負圧スライダの空気ベアリング面内での典型的な圧力分布のシミュレーション計算結果を示す図である。 図4(a)に示すシミュレーション計算結果の3次元鳥瞰図である。 基準面B−C面間隔を200nmに固定した場合の、流出縁および流入縁の浮上高さについての基準面C−D面間隔依存性の計算結果を示すグラフである。 基準面B−C面間隔を100nmに固定した場合の、流出縁および流入縁の浮上高さについての基準面C−D面間隔依存性の計算結果を示すグラフである。 本発明の一実施の形態に係るサスペンションアセンブリの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るアクチュエータ機構アセンブリを含むハードディスクドライブの内部構造を示した平面図である。 図8に示すハードディスクドライブにおいて、磁気ディスク400上のデータ記録領域における半径方向位置及びスキュー角βを示す図である。
符号の説明
100 負圧スライダ
100a 流入縁
100b 流出縁
110 窪み面
110a 第1部分
110b 第2部分
101a 第1ステップ基準面
101b 第2ステップ基準面
102 U型ステップ面
102a 第1部分
102b 第2部分
103、104、105 浮上姿勢制御パッド面
120 磁気ヘッド
150 空気ベアリング面
200 サスペンションアセンブリ
210 サスペンション
300 アクチュエータ機構アセンブリ
310 アクチュエータ機構
400 磁気ディスク
500 ハードディスクドライブ

Claims (10)

  1. 回転する磁気ディスクの表面と対向する空気ベアリング面を有し、前記表面から浮上する負圧スライダであって、
    前記空気ベアリング面には、前記表面に近い方から順に、3つの浮上姿勢制御パッド面、前記表面との間に正圧を発生させるためのU型ステップ面、第1ステップ基準面、及び、前記表面との間に負圧を発生させるための窪み面が形成されており、
    前記空気ベアリング面における空気の流入縁と流出縁とを結ぶ方向をクラウン方向と定義したときに、前記第1ステップ基準面が、前記空気ベアリング面における前記流入縁に連なるように形成されており、
    前記U型ステップ面が、前記流入縁に向かって開口するように、前記空気ベアリング面における前記流出縁に形成され且つ前記クラウン方向と直交するキャンバ方向に細長い第1部分と、前記第1部分の両端に連なった前記クラウン方向に細長い2つの第2部分とから構成されており、
    前記3つの浮上姿勢制御パッド面のうちの2つが前記キャンバ方向に関して離隔して配置されていると共に、残りの1つが前記U型ステップ面の前記第1部分内に配置されており、
    前記窪み面が、前記クラウン方向に関しては、前記U型ステップ面の前記第1部分と前記第1ステップ基準面との間、前記キャンバ方向に関しては、前記U型ステップ面の2つの前記第2部分の間及び前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面の間に形成され、前記U型ステップ面の前記第1部分及び2つの前記第2部分、前記第1ステップ基準面、並びに、前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面によって囲われていることを特徴とする負圧スライダ。
  2. 前記窪み面が、前記U型ステップ面の前記第1部分と平行に形成された第1部分と、前記キャンバ方向に関して前記第1部分の途中に前記第1部分と直角をなすように接続された第2部分とから構成されたT字形状を有していることを特徴とする請求項1記載の負圧スライダ。
  3. 前記窪み面の前記第1部分が、前記U型ステップ面の2つの前記第2部分の間に形成されており、前記窪み面の前記第2部分が、前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面の間に形成されていることを特徴とする請求項2記載の負圧スライダ。
  4. 前記キャンバ方向に離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面の間に前記第1ステップ基準面が挟まれており、これら2つの浮上姿勢制御パッド面の前記クラウン方向に関する一方の端部が前記窪み面の前記第1部分と隣接していることを特徴とする請求項2又は3記載の負圧スライダ。
  5. 前記U型ステップ面の前記第1部分内に配置された前記浮上姿勢制御パッド面が、前記キャンバ方向に関して前記U型ステップ面の前記第1部分の中央に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の負圧スライダ。
  6. 前記空気ベアリング面には、前記キャンバ方向に関して離隔して配置された前記2つの浮上姿勢制御パッド面、前記U型ステップ面、前記第1ステップ基準面、及び、前記窪み面が、前記クラウン方向に延びる前記空気ベアリング面の中心線に対して線対称に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の負圧スライダ。
  7. 前記空気ベアリング面には、前記U型ステップ面の前記第1部分と、前記窪み面との間に、前記第1ステップ基準面と同じ高さの第2ステップ基準面が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の負圧スライダ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載された負圧スライダと、
    前記磁気ディスクの前記表面を横切ることができるように、前記負圧スライダを支持するサスペンションとを有することを特徴とするサスペンションアセンブリ。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載された負圧スライダと、
    前記磁気ディスクの前記表面を横切ることができるように、前記負圧スライダを支持するサスペンションと、
    前記サスペンションを駆動して、前記負圧スライダを前記磁気ディスクの前記表面上の所望の位置に位置付けるためのアクチュエータ機構とを有することを特徴とするアクチュエータ機構アセンブリ。
  10. 請求項1〜7のいずれかに記載された負圧スライダと、
    少なくとも1枚の磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクの前記表面を横切ることができるように、前記負圧スライダを支持するサスペンションと、
    前記サスペンションを駆動して、前記負圧スライダを前記磁気ディスクの前記表面上の所望の位置に位置付けるためのアクチュエータ機構とを有することを特徴とするハードディスクドライブ。
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