JP4825683B2 - 基材に粉状被覆材料を散布する方法及び装置 - Google Patents

基材に粉状被覆材料を散布する方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、被覆されるべき基材に粉状被覆材料を散布する方法及び装置に関する。より詳しくは、発明は、制約されるものではないが、基材としての固形投薬体に粉状被覆材料を静電散布することに関する。
「固形投薬体」は如何なる固形材料からでも形成可能であり、固形材料は個々の単位で配分され、それ故、単位投薬体となる。固形投薬体は必然的なことではないが、経口投薬体である。薬学的な固形投薬体の例は医薬用錠剤又は経口摂取されるべき他の医薬製品であり、この医薬製品はペレット、カプセル、小球、膣座薬、座薬を含む。
医用固形投薬体は複数の薬学基材から形成され、服用単位に分割されている。非医用の固形投薬体は例として菓子の品目、洗浄錠剤、防虫剤、除草剤、殺虫剤、化学肥料を含む。
固形投薬体へ粉状被覆材料の静電散布は公知である。このような散布を記載した特許明細書の例は、特許文献1及び特許文献2である。
国際公開第WO96/35516号パンフレット 国際公開第WO02/49771号パンフレット
固形投薬体を粉状被覆材料で静電的に被覆するとき、粉状被覆材料の散布器に対して各固形投薬体を適切に位置決めすることが望ましいが、これには各固形投薬体の個々の取り扱いが要求される。また、固形投薬体が所望の姿勢に保持された状態で、粉状被覆材料が固形投薬体の両面に散布されるべきなら、固形投薬体の取り扱い中、固形投薬体を反転可能にすることが望まれる。
実験的な規模では、このような固形投薬体の取り扱いへの問題は殆ど無いが、産業的な生産に要求される妥当な高速にて、固形投薬体に粉状被覆材料を散布することが望まれるならば、固形投薬体の取り扱いは問題となる。
特許文献1において、固形投薬体はその一方の面を被覆するための第1回転ドラム上に保持され、この後、その他方の面を被覆するための第2回転ドラムに移送される。
このような方法は、実行可能であることが証明されているが、特に、第1及び第2回転ドラムに対する固形投薬体のローディング及びアンローディングに関してみたとき、その生産性を低下させる。また、固形投薬体の面を処理するのに利用可能な経路長(前記ドラムの周長)に制約があり、特許文献1のシステムは適用性に格別優れているものではない。それ故、このシステムは、1つの要求に応じて固形投薬体を処理するものから、別の要求に応じて固形投薬体を処理するものへの適用が容易ではない。
本出願と共に係属中にある本出願人の英国特許出願第0314188.4号において、前記問題は基材を搬送するプレート状のホルダを使用することにより解決している。基材は各ホルダ上に載置され、ホルダは経路の回りを搬送され、そして、基材は粉状被覆材料で静電的に被覆される。この後、ホルダは反転され、基板は第2のホルダに移送される。この第2のホルダ上にて、基材の他方の側が粉状被覆材料で被覆される。この後、ホルダは経路から取り除かれ、基材はホルダから取り除かれる。
このような方法は、各基材がホルダ保持され、個々に取り扱われるものではないので、非常に優れたものであると証明されているが、それでもなお、この方法による問題が存在する。経路に対するホルダのローディング及びアンローディングに関しては、その生産性を低下させる。付け加えて、経路からホルダが分離可能であるので、経路に対するホルダの寸法や位置決めや、そして、散布器においては基材と粉状被覆材料の供給源との間の距離正確に制御することに関して、多大な考慮を払わなければならない。
本発明の目的は、基材に粉状被覆材料を散布する改良した方法及び装置を提供することにある。
本発明の第1の形態によれば、被覆されるべき基材に粉状被覆材料を静電的に散布する装置が提供され、この装置は、無端状経路に沿って移動すべく設けられ、複数の基材を保持すべく構成された複数のプレート状のホルダと、無端状経路に沿って前記ホルダを駆動する駆動手段と、無端状経路の一部に配置され、基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリと、ホルダ間にて基材の乗り移りをなす移送ステーションとを備える。
本発明の一実施例において、複数のホルダは無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている。
本発明の第1形態によれば、複数のホルダは各々が無端状経路に取り付けられ、そして、無端状経路の回りを移動する。装置の通常の使用において、ホルダが無端状経路から取り除かれることは無い。散布アセンブリ等の処理ステーションは装置に容易に組み込むことができる。更に、無端状経路の寸法は使用される処理ステーションに適合すべく可変できる。従って、装置は非常に適用性に優れる。
一実施例において、散布アセンブリは、粉状被覆材料の供給源を有した少なくとも1個の散布器と、粉状被覆材料に静電的に荷電させる荷電手段とを含む。
好ましくは、散布器の一部分はユーザにより交換可能であり、この交換部分は粉状被覆材料の供給源を含んでいる。
好適には、装置は、基材に静電的に散布された粉状被覆材料を溶融させる溶融アセンブリを更に備え、この溶融アセンブリは前記無端経路の一部に配置されている。一実施例において、溶融アセンブリは、無端状経路に沿い連続して延びる複数の溶融装置を含んでいる。
溶融は赤外線を放射することにより実施可能であり、ここで使用される赤外線の波長は、粉状被覆材料の赤外線スペクトル中に存在する重要なピークに相当するものの、基材の赤外線スペクトル中の重要な領域に存在しないことで特徴付けられる。
好ましくは、装置は、ホルダ上に基材をローディングするローディングステーションを更に備えている。好ましくは、装置は、ホルダから基材を取り出すアンローディングステーションを更に備えている。
本発明の第1形態の乗り移りステーションは、基材の両面が粉状被覆材料で被覆される必要があるときに有用である。第1面は第1ホルダにて被覆され、この後、基材は第2ホルダ乗り移り、この第2ホルダにて基材の第2面が被覆される。
好ましくは、装置は、ホルダを検査する少なくとも1個の検出器を更に備えている。この検出器は、ホルダ上の所定位置からの基材の欠落、又は、ホルダ上の所定位置への基材の存在を検出すべく構成されている。
一実施例において、少なくとも1個の検出器はカメラを含んでいる。このカメラは光源と組みをなし、この光源は光をホルダに向け、基材が無いホルダ上の所定位置では、この所定位置から光が反射され、この反射がカメラにより検出される。
本発明の他の形態において、少なくとも1個の検出器は複数の光ファイバを含んでいる。少なくとも1個の検出器は、種々の色を検出すべく構成されている。
好ましくは、少なくとも1個の検出器は遠隔操作可能である。この検出器はユーザに信号を提供すべく構成されている。
一実施例において、駆動手段は、無端状経路に沿いホルダを複数の速度にて駆動すべく構成されている。隣接するホルダに関し、ホルダを異なる速度で移動可能とすることにより、同一の無端状経路上にあっても、被覆プロセスの効率は大幅に改善される。
一実施例において、各ホルダは駆動手段により独立して駆動可能である。
また、ホルダの動きを制御するために、遠隔コントローラが備えられている。この遠隔コントローラは、例えば、ブルーツース(登録商標)規格等の無線リンクを介して前記ホルダの少なくとも幾つかと通信することができる。
好適な実施例において、無端状経路は実質的に水平である。
無端状経路が水平である場合、好ましくは、装置は、ホルダから駆動手段を分離する鉛直な第1仕切壁を更に備え、駆動手段は非製品領域に配置され、ホルダは製品領域に配置されている。更に、装置は、製品領域から非製品領域を分離する第2仕切壁を更に備え、第1及び第2仕切壁は非製品領域と製品領域との間に実質的な環状室を形成する。環状室は鉛直方向の空気流を含んでいる。
製品領域と非製品領域との分離は2つの観点から有利である。第1に、基材が装置の機構から分離されているので、基材が汚染される虞が少ない。これは薬学的な観点から特に重要である。第2に、駆動手段は余剰の粉状被覆材料で汚れることが少なく、これは交換や修理のコストを低減する。
好適には、ホルダは一対ずつ、無端状経路に沿って移動すべく構成され、対をなすホルダのうち一方のホルダは他方のホルダの上方に位置付けられている。この場合、各対のホルダは互いに対して鉛直方向に移動可能である。好ましくは、ホルダは回転可能に取り付けられている。一実施例において、上側ホルダは下側ホルダの直上に位置付けられ、そて、これらホルダは鉛直方向に自由に移動できるが、水平方向には一定となっている。固形投薬体の移送が一対ずつのホルダの循環により確実になされることに留意すべきである。
ホルダが一対ずつ、無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている場合、基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリは、上側ホルダの基材に対して粉状被覆材料を散布する少なくとも1個の上側散布器と、下側ホルダの基材に対して粉状被覆材料を散布する少なくとも1個の下側散布器とを含んでいる。
上側及び下側散布器は、基材に対して実質的に同時に粉状被覆材料を散布すべく構成されている。又は、上側及び下側散布器は、基材に対して粉状被覆材料を連続的に散布すべく構成されている。
ホルダが一対ずつ、無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている場合、装置は溶融アセンブリを更に備え、この溶融アセンブリは上側ホルダの基材に静電的に散布された粉状被覆材料を溶融させる上側溶融器と、前記下側ホルダの前記基材に静電的に散布された粉状被覆材料を溶融させる下側溶融器とを含んでいる。
好適には、上側及び下側溶融器は、基材上の粉状被覆材料を実質的に同時に溶融させるべく構成されている。このことは、溶融工程がプロセス上にて、しばしば制限時間の要因となるので、特に有利となる。それ故、2つのホルダにおける基材上の粉状被覆材料が同時に溶融されるなら、これは被覆プロセスの効率を改善する。
ホルダが一対ずつ、無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている場合、乗り移りステーションは、上側ホルダから下側ホルダに基材を乗り移りさせる
乗り移りステーションは、複数の基材を保持した上側ホルダの面に下側ホルダの面を近接させて、上側ホルダの前記面から下側ホルダの近接した面に複数の基材を移し、そして、上側及び下側ホルダの近接した面を離すように、両ホルダを互いに対して鉛直方向に移動させるべく構成されている。
好ましくは、乗り移りステーションは、両方のホルダのうち、ホルダの1つ又は両方を振動させる少なくとも1個のバイブレータを含んでいる。1つ又は両方のホルダの振動は、ホルダ間での基材の乗り移りを確実にする。
発明の一実施例において、基材が上側ホルダにあるとき、粉状被覆材料は基材の第1部分に散布され、基材が下側ホルダにあるとき、粉状被覆材料は基材の第2部分に散布され、第2部分は第1部分に対して前記基材の反対側にある。
発明の第1形態によれば、また、被覆されるべき基材に粉状被覆材料を静電的に散布する方法が提供され、この方法は、
無端状経路に沿って移動すべく設けられ、各々が複数の基材を保持するように構成された複数のプレート状のホルダであって、これらホルダが対をなして前記無端状経路に沿って移動すべく配置され、一対のホルダのうち一方のホルダが他方のホルダの上方に位置付けられている、複数のプレート状のホルダを用意し、
ホルダ上に基材を載置し、
無端状経路に沿ってホルダを連続的に駆動し、
ホルダ上の基材に粉状被覆材料を静電的に散布し、
前記上側ホルダから前記下側ホルダに前記基材を乗り移させる
一実施例において、粉状被覆材料を静電的に散布する工程はホルダを駆動し粉状被覆材料の供給源を有する少なくとも1個の散布器及び粉状被覆材料を静電的に荷電させる荷電手段を通過させる。
好ましくは、方法は、粉状被覆材料が静電的に散布された後、粉状被覆材料を溶融させる工程を更に備えている。一実施例において、溶融工程はホルダを駆動し、無端状経路に沿い連続して延びる複数の溶融装置を通過させる。
好ましくは、方法は、粉状被覆材料が静電的に散布された後、ホルダから基材を取り除く工程を更に備える。
好ましくは、ホルダ間にて基材を乗り移す工程は、両ホルダのうち、ホルダの1つ又は両方を振動させる。ホルダが一対ずつ、無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている発明の形態において、対をなすホルダのうち一方のホルダは他方のホルダの上方に位置付けられている。更にまた、基材は、上側ホルダから前記下側ホルダ乗り移る
好適な実施例において、方法は、ホルダ内の基材を検査する工程を更に備える。好ましくは、ホルダ内の基材を検査する工程は、ホルダを検査するための少なくとも1個の検出器により実施される。発明の一実施例において、少なくとも1個の検出器はカメラを含む。このカメラは光源と組みをなし、この光源は光をホルダに向け、基材が無いホルダ上の所定位置では、この所定位置から光が反射され、この反射がカメラにより検出される。
発明の他の形態において、少なくとも1個の検出器は複数の光ファイバを含む。少なくとも1個の検出器は、種々の色を検出すべく構成されている。
好ましくは、少なくとも1個の検出器は遠隔操作可能である。検出器はユーザに信号を提供すべく構成されている。
一実施例において、無端状経路に沿ってホルダを駆動する工程は、ホルダを複数の速度で駆動する。
一実施例において、各ホルダは駆動手段により独立して駆動可能である。
また、各ホルダの動きは、遠隔コントローラにより制御される。この遠隔コントローラは、例えば、ブルーツース(登録商標)規格等の無線リンクを介してホルダの少なくとも幾つかと通信可能である。
好ましくは、無端状経路は実質的に水平である。
基材は薬学基材である。基材は固形投薬体である。基材は医薬用錠剤のコアである。
発明の方法が複数の基材の両面に粉状被覆材料を静電的に散布する場合、ここでの具体的な方法は、
鉛直方向に上下に配置され、各々が複数の基材を保持すべく構成された上側及び下側ホルダを用意し、
上側ホルダの上面に複数の基材を供給し、
上側ホルダ上における複数の基材に関し、これら基材の露出した第1面に粉状被覆材料を静電的に散布し、
上側ホルダを回転させて、上側ホルダの下面に粉状被覆材料を位置付け、
上側及び下側ホルダを鉛直方向に互いに対して移動させて、上側ホルダの下面に下側ホルダの上面を近接させ、
上側ホルダの下面から前記下側ホルダの上面に複数の基材を乗り移し
上側及び下側ホルダの近接した面を離し、
下側ホルダ上の複数の基材に関し、これら基材の各々の露出した第2面に静電的に粉状被覆材料を散布する。
好ましくは、上側ホルダの下面から下側ホルダの上面に複数の基材を乗り移りさせる工程は、両ホルダのうち一方又は両方のホルダの振動を含む
また、発明の装置は、具体的には、
無端状の水平経路の回りに移動可能に設けられた複数対のホルダであって、ホルダの各対が下側ホルダと、この下側ホルダの鉛直方向上方に位置付けられた上側ホルダとを含み、各ホルダが複数の基材を保持すべく構成されている、複数対のホルダと、
基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリであって、無端状の水平経路の一部に位置付けられた散布アセンブリと、
上側及び下側ホルダを鉛直方向に互いに対して移動させて、複数の基材を保持している上側ホルダの下面に下側ホルダの上面を近接させ、上側ホルダの下面から下側ホルダの上面に複数の基材を乗り移させ、上側及び下側ホルダの近接した面を離す乗り移りステーションとを備える。
発明の一実施例において、複数対のホルダは無端状の水平経路の回りを移動すべく取り付けられている。
好ましくは、乗り移りステーションは、前記上側及び下側ホルダの少なくとも一方を振動させるバイブレータを含んでいる。
好ましくは、散布アセンブリは、上側ホルダ内の基材に粉状被覆材料を散布する少なくとも1個の上側散布器と、下側ホルダ内の前記基材に粉状被覆材料を散布する少なくとも1個の下側散布器とを含んでいる。
発明の一実施例において、前記上側及び下側ホルダ間に運動学的取付機構が設けられ、この運動学取付機構は、複数の基材が上側ホルダの下面から下側ホルダの上面に乗り移るとき、上側及び下側ホルダの互いに対する位置を正確に制御する。
なお、参考例として基材に粉状被覆材料を静電的に散布する装置は
無端状経路に沿って移動すべく設けられ、各々が複数の基材を保持するように構成された複数のホルダと、
無端状経路の一部に配置され、基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリと、
無端状経路に沿って前記ホルダを駆動する駆動手段であって、前記ホルダを種々の速度で同時に駆動すべく構成された駆動手段とを備える。
ここでも、複数のホルダは無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている。
上述の参考例の装置に対応する方法は、
無端状経路に沿って移動すべく設けられ、各々が複数の基材を保持すべく構成された複数のホルダを用意し、
ホルダに基材を載置し、
種々の速度で独立して駆動可能な各ホルダを無端状経路に沿って連続的に駆動し、
ホルダ上の基材に粉状被覆材料を静電的に散布する。
なお、複数のホルダは無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている。
また、各ホルダは前記駆動手段により独立して駆動可能である。
更に、遠隔コントローラが備えられ、この遠隔コントローラは各ホルダの動きを制御する。遠隔コントローラは、例えばブルーツース(登録商標)規格等の無線リンクを介して前記ホルダの少なくとも幾つかと通信可能である。
別の参考例としての装置は、
無端状経路に沿って移動すべく設けられ、各々が複数の基材を保持可能に構成された複数のホルダと、
無端状経路の一部に配置され、基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリと、
前記無端状経路に沿って前記ホルダを駆動する駆動手段とを備え、各ホルダは駆動手段により独立して駆動可能である。
ホルダは、無端状経路に沿って駆動する自身の主要手段を有することができる。
ここでも、複数のホルダは無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている。
上述の参考例の装置に対応した方法は、
無端状経路に沿って移動すべく設けられ、各々が複数の基材を保持すべく構成された複数のホルダを用意し、
前記ホルダに基材を載置し、
駆動手段により独立して駆動可能な各ホルダを無端状経路に沿って連続して駆動し、
ホルダ上の基材に粉状被覆材料を静電的に散布する。
ここでも、複数のホルダは無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている。
このような参考例の形態は、処理工程を容易に再計画可能とする適用性に優れた構成を提供する。例えば、処理工程の付加及び既存の処理工程の変更の少なくとも一方が可能となる。
また、ここでも遠隔コントローラが備えられ、この遠隔コントローラはホルダの動きを制御する。遠隔コントローラは、例えばブルーツース(登録商標)規格等の無線リンクを介して前記ホルダの少なくとも幾つかと通信可能である。
なお、上述の上下一対のホルダはキャリッジの一部として提供でき、このキャリッジは経路に沿って搬送される。具体的には、このキャリッジは、
複数の基材を保持するための上側ホルダと、
複数の基材を保持するための下側ホルダと、
前記上側及び下側ホルダを支持し且つ回転可能に取り付け、前記上側及び下側ホルダを互いに対して鉛直方向に移動可能とする、ブラケットと、
前記経路に沿って前記キャリッジを駆動する駆動手段とを備える。
この場合、前記基材が経路に沿ってキャリッジにより搬送されるとき、上側及び下側ホルダの鉛直方向の分離は実質的にユーザにより予め選択されるが、上側ホルダ及び下側ホルダの少なくとも一方は鉛直方向に僅かな距離だけ自由に移動する。上側及び下側ホルダの少なくとも一方が鉛直方向に僅かな距離だけ移動可能であることは、基材に粉状被覆材料を散布する散布器と基材自身との間の距離を容易に制御且つ調整可能とする。
更に、キャリッジは、上側及び下側ホルダ間に運動学的取付機構を備えることもでき、この運動学的取付機構は、上側及び下側ホルダが移動して、これらホルダが互いに近接するとき、上側及び下側ホルダの相対位置を正確に制御可能である。
発明の第形態によれば、被覆すべき基材に粉状被覆材料を静電的に散布する装置が提供され、この装置は、
無端状経路に沿って移動すべく設けられて各々が複数の基材を保持すべく構成された複数のプレート状のホルダ、及び、前記無端状経路の一部に配置されて基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリを含む製品領域と、
無端状経路に沿って前記ホルダを駆動する駆動手段を含む非製品領域と、
前記製品領域及び前記非製品領域を分離させる第1仕切壁と
製品領域及び非製品領域を分離する第2仕切壁と、
第1及び第2仕切壁間に形成された隔離室と
を備える。
発明の一実施例において、複数のホルダは無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている
隔離室は前記仕切壁と実質的に平行な方向の空気流を含むことができる。この空気流は隔離室の粒子を除去すべく働く。これは、製品領域と非製品領域との高レベルな隔離を提供する。
一実施例において、無端状経路は実質的に水平であり、仕切壁は実質的に鉛直である。
更に、参考例として、基材を被覆する粉状被覆材料の溶融方法が提供され、この方法にて、溶融は赤外線の放射により実施され、ここで使用される赤外線の波長は、粉状被覆材料の赤外線スペクトル中に存在する重要なピークに相当するものの、基材の赤外線スペクトル中の重要な領域に存在しないことで特徴付けられる。
上述の参考例の溶融方法を実施する装置は赤外線の放射で溶融を実施すべく構成され、使用される赤外線の波長は、粉状被覆材料の赤外線スペクトル中に存在する重要なピークに相当するものの、基材の赤外線スペクトル中の重要な領域に存在しないことで特徴付けられる。
更にまた、上述のホルダの具体例とて、ホルダは、
ホルダを負圧源に接続するための負圧室と、
導電性の基材取付部材であって、各々が基材の1つを受け取るのに好適した複数の窪みと、各々が窪みの1つを負圧室に接続する複数の通路とを有する、基材取付部材と、
基材取付部材の窪みに合致した複数の孔を有する導電性のシールドと、
基材取付部材からシールドを電気的に隔離すべく設けられた電気遮蔽部材と
を備え、
ホルダの使用において、電気遮蔽部材は複数の基材から前記シールドを電気的に隔離する。
好ましくは、ホルダは、負圧室と基材取付部材との間に配置されたツールプレートを更に備え、ツールプレートは基材取付部材の通路に合致する複数の貫通通路を有する。ツールプレートはアルミニウム製のツールプレートである。ツールプレートは基材が取り付けられる平坦面を確実に提供し、ツールプレートの語句は、好適な平坦面を提供する任意のプレートを参照するものとして理解されるべきである。
一実施例において、シールドは金メッキされたステンレス綱のシールドである。
ホルダと負圧源との間にフィルタ取付部材を組み込むことができる。
発明の一実施例において、ホルダはキャリッジアームを介して前記負圧源に接続されており、このキャリッジアームはその内部に負圧パイプを有する。
上側及び下側ホルダは上述したように構成され、各ホルダはキャリッジアームを介して連結されている。
電気遮蔽部材は、複数のリング及び分離した窪みを含むことができる。発明の一実施例において、電気遮蔽部材は複数の遮蔽ワッシャを含んでいるが、しかしながら、基材取付部材の窪みに合致する多数の孔を有した電気絶縁材料のシート等の他の形態であってもよい。
発明の一形態に関して記載した発明の特徴が発明の他の形態にあっても含まれることは明らかである。
図1aは、本発明のコーティング装置により被膜を形成すべき固形形態の固形投薬体101の斜視図を示す。本実施例において、固形投薬体101は医薬錠剤であり、周面102及び2つの半球状端面103を有する。
図1bは、本発明のコーティング装置により被膜を形成すべき固形形態の固形投薬体111の斜視図を示す。本実施例において、固形投薬体111は医薬錠剤であり、周面112及び2つの平坦端面113を有する(図1bにおいては、平坦端面113の一方のみが視認可能である)。各平坦端面113と周面112とは面取り部114を介して繋がっている。
ここで記載された固形投薬体が本発明を適用可能な種々の形態の固形投薬体のうちの2つのみを示したものであることは勿論である。固形投薬体はその使用に好適する如何なる形状であってもよい。
図2はコーティング装置の概略平面図を示す。このコーティング装置は参照符号201で示され、複数の固形投薬体粉状被覆材料を静電的に散布する装置を組み込んでいる。このコーティング装置には上下2段のプレート状のホルダ202,203が取り付けられており、これらホルダ202,203は装置の周囲を旋回すべく設けられている(図2は平面図を示しているので、上段のホルダのみが示されている)。
コーティング装置の一般的な作動は以下の通りである。固形投薬体101又は111は、参照符号205で示されているローディング領域の上側ホルダ202にロードされる。上側ホルダ202は、参照符号207で示されている散布(develop)領域にて、上側の散布器の近傍を通過する。この散布領域にて、前記各固形薬の第1面粉状被覆材料で被覆される。この後、各固形投薬体の第1面上の粉状被覆材料は、上側ホルダ202が参照209で示されている溶融領域を通過する際に溶融される。上側ホルダ202は参照符号211で示されているアンローディング領域をそのまま通過する。
この後、前記各固定投薬体は参照符号213で示されている乗り移り領域にて、下側ホルダ203に乗り移る。下側ホルダ20はローディング領域205をそのまま通過する(一方、今では空となった上側ホルダ202には、未コーティングの固形投薬体が再ロードされる)。下側ホルダ203は散布領域207の下側散布器の近傍を通過する(一方、上側ホルダ202は上側散布器の近傍を通過する)。この散布領域207にて、下側ホルダ203の各固形投薬体の第2面が粉状被覆材料で被覆される。
この後、下側ホルダ203が溶融領域209を通過する際、各固形投薬体における第2面の粉状被覆材料は溶融される(一方、上側ホルダ202もまた溶融領域209を通過する)。現時点で、完全に被覆且つ溶融された固形投薬体はアンローディング領域211にて下側ホルダ203からアンロードされる。乗り移り領域213において、上側ホルダ202における半被覆部分が溶融した固形投薬体は、今では空となった下側ホルダ203に乗り移る。それ故、上側ホルダ202では、ローディング領域205にて新たな未コーティングの固形投薬体を受け取るための準備が整う。
従って、未コーティングの固形投薬体はローディング領域205にてコーティング装置201に進入する。完全にコーティングされ且つ溶融した固形投薬体はアンローディング領域211にて排出される。各固形投薬体は、コーティング装置201における入口及び出口との間の周回を1と3/4回だけ走行する。
各下側ホルダ203は1つの上側ホルダ202と対をなし、この上側ホルダ202に取り付けられている。ホルダ202,203の各対は(後述する関連の取り付け部材等と共に)、キャリッジと称される。2つの上下のホルダ202,203は回転自在且つ鉛直方向に互いに移動可能であるけれども、これら上下のホルダ202,203は水平方向に関し、コーティング装置201の周囲を一緒に動くように取り付けられている。
従って、両方のホルダ202,203内の固形投薬体に対する操作が同時に実施される。例えば、各キャリッジが溶融領域209を通過するとき、上側ホルダ202内の固形投薬体の被覆が溶融され、そして、下側ホルダ203の固形投薬体の被覆も同時に溶融される。
コーティング装置201の回りを回転させるために単一の駆動経路が設けられており、この駆動経路に対して全てのキャリッジが取り付けられている。キャリッジは独立して駆動可能であり、駆動経路の異なる位置にて異なる速度で移動可能である。
従って、キャリッジ間の距離は一定ではない。図2のコーティング装置201において、キャリッジは、散布領域207、溶融領域209及びアンローディング領域211を第1の一定速で移動する。乗り移り領域203を通過するとき、キャリッジは3つの一時停止を有する。これらの一時停止以外では、キャリッジは乗り移り領域213及びローディング領域205を第2の一定速で移動し、この第2の一定速は第1の一定速よりも速い。
この発明によれば、キャリッジを駆動する種々の形態が可能である。一実施例において、各キャリッジは中央コントローラの制御下独立して駆動可能である。中央コントローラは例えばブルーツース(登録商標)規格を使用する無線接続により、各キャリッジと通信可能である。本発明の他の好ましい実施例において、キャリッジは6個ずつのグループに分けられ、6個のグループ中の先頭のキャリッジが中央コントローラと無線で接続されている。グループの他のキャリッジは先頭のキャリッジから制御情報を得ることができる。これは、全てのキャリッジを中央コントローラと通信可能とするよりも簡単になる。
このような制御システムの1つの使用目的は1つのコントローラに多数のプログラムを予め格納することにあり、これにより、オペレータが要求されたプログラムを選択するだけで種々のプロセスが実施可能となる。更に、実施されるべき新たなプロセスを可能にするために新たなプログラムの作成が容易となり、そして、既存のプログラムの改作が容易になる。
各キャリッジはバスバーから電力を得ることができ、このバスバーはコーティング装置201の周囲に配置されている。各キャリッジはピックアップを含み、このピックアップはバスバーに常時接触すべきものとなっている。好適な実施例において、各キャリッジはフレキシブルケーブルにより相互に電気的に接続されている。それ故、電源を共有できるので、バスバーとの接触が失われても、キャリッジは機能することができる。
また、各キャリッジは中央圧縮空気源にパイプにより接続されており、パイプはキャリッジと共にコーティング装置201の周囲を移動する。以下に詳述するように、キャリッジにより負圧が時々、要求される。負圧がキャリッジにより要求されたとき、ベンチュリ負圧ポンプによりキャリッジ自体に負圧が発生される。この負圧ポンプは、1個以上のキャリッジが接続されている中央圧縮空気源の圧縮空気により駆動される。上述したように、制御情報は各キャリッジに無線リンクを介して伝送可能である。又は、制御情報はキャリッジ間にてフレキシブルケーブルによっても伝送可能である。
源や負圧を発生する手段及び制御情報を備えたキャリッジを用意することにより、各キャリッジはコーティング装置201の他のキャリッジと完全に独立して作動可能となる。
コーティング装置201の周囲に関し、キャリッジの正確な位置多数の所定位置にて決定可能である。キャリッジの位置は、ステッピングモータ、サーボモータ及びエンコーダを使用することにより、これらモータの公知の参照位置に基づいて常時決定することができる。発明の一実施例においては、各キャリッジの正確な位置がコーティング装置201内での1回の周回毎に測定されるべく、1つの参照位置が与えられ、そして、その他の全ての位置は前記参照位置から演算可能である。
コーティング装置201を通過するキャリッジの動きについて、以下の詳細に説明する。
ここでは、コーティング装置201の各領域より詳細に説明する。ローディング領域205は図3及び図4を参照して詳述される。散布領域207は図5及び図6を参照して詳述される。溶融領域209は図を参照して詳述され、そして、乗り移り領域213は図9及び図10を参照して詳述される。ホルダ自体は図11を参照して詳述される。最後に、図12はフレームを示し、このフレームにコーティング装置201の種々の領域が取り付けられている。
図3はローディング領域205の断面図であり、図4はローディング領域205の正面図である。図3及び図4を参照すれば、上側ホルダ202は上側取付部材301に取り付けれ、そして、下側ホルダ203は下側取付部材303に取り付けられている。上側及び下側取付部材301,303は鉛直なブラケット305に連結され、このブラケット305は駆動システム307に連結されている。この駆動システム307はコーティング装置201の回りにホルダ202,203の対を周回させる。各対のホルダ、関連の取付部材、ブラケット及び駆動システムは前述したようにキャリッジと称される。
各キャリッジは圧縮空気源に接続されており、図3及び図4中、圧縮空気源は図示されていない。圧縮空気はベンチュリ負圧ポンプを用い、負圧発生源をその場所に確保するために使用される。負圧発生源は上側及び下側取付部材301,303に接続され、負圧発生源がオンに切り換えられたとき、発生した圧力差は上側及び下側ホルダ202,203に固形投薬体を吸着させるべく働く。
従って、負圧発生源が作動しているとき、上側及び下側ホルダ202,203は反転され、そして、固形投薬体そのホルダ内に位置付けられた状態で維持される。ベンチュリ負圧ポンプを使用した局所的な負圧の発生が負圧発生源を提供する唯一の方式ではないことは勿論である。しかしながら、負圧発生源が提供されれば、本発明の好適な実施例において、各ホルダ202,203内の負圧ポンプは独立して作動可能である。
発明の一実施例において、中央圧縮空気源が備えられ、圧縮空気がキャリッジの各々にパイプにより分配される。パイプは中央継ぎ手(connection)の回りに回転可能に取り付けられており、これにより、キャリッジがコーティング装置201の回りを移動する際、パイプは中央継ぎ手の回りを移動する。
図3はローディング領域205の第1セクションを示し、この第1セクションにて、固形投薬体101又は111はホッパ309から供給され、そして、第1フィーダ311により上側ホルダ202に送り込まれる。ローディング領域205における第1セクションの作動は以下の通りである。キャリッジは、ローディング領域205の第1セクション内に移動し、そして、予め選択された位置に一時的なキャリッジ止めが設けられている。
キャリッジが静止している間、上側ホルダ202が鉛直方向上向きに僅かな距離移動し、上側ホルダ202は第1フィーダ311の直下に位置付けられる。第1フィーダ311は十分な量の固形投薬体を供給し、これら固形投薬体で上側ホルダ202を満たす。この後、上側ホルダ202は鉛直方向下向きに、元の鉛直位置まで移動する。キャリッジは再び移動し始める。このとき、上側ホルダ202は穏やかに振動され、上側ホルダ202内での全ての固形投薬体の正な位置付けが確保される。
図4を参照すると、また、ローディング領域205は第2セクションを備えていることが理解される。第2セクションにおいて、上側及び下側ホルダ202,203は検査され、そして、必要なら第2フィーダ401が上側ホルダ202に再ロードする。ローディング領域205における第2セクションでの作動は以下の通りである。
キャリッジがローディング領域205の第2セクション内に移動したとき、上側ホルダ202は固形投薬体の検査装置403により検査される。同時に、下側ホルダ203に対する負圧発生源がオンに切り換えられ、そして、下側ホルダ203は反転される。負圧発生源は、下側ホルダ203が反転姿勢にされたとき、下側ホルダ203上での半被覆の固形投薬体の残留を確実なものにする。予め選択され位置には一時的なキャリッジ止めが設けられている。
キャリッジが静止している間、上側ホルダ202は鉛直方向上向きに僅かな距離移動し、第2フィーダ401の直下に位置付けられる。第2フィーダ401は十分な量の固形投薬体を供給し、上側ホルダ202内の全てのギャップを満たす。上側ホルダ202は検査装置403により既に検出されている。上側ホルダ202は鉛直方向下向きにその元の鉛直位置まで移動する。キャリッジは再び移動し始める。同時に、上側ホルダ202は穏やかに振動され、上側ホルダ202内に全ての固形投薬体が正確に位置付けられるのを確実にする。
この後、上側ホルダ202に対する負圧発生源がオンに切り換えられる。キャリッジがローディング領域205を抜け出るとき、上側及び下側ホルダ202,203の両方は固形投薬体の検査装置405,407により再度検査される。検査装置405は上側ホルダ202の上方にある。下側ホルダ203が反転姿勢にあるとき、検査装置407は下側ホルダ203の上方にある。検査装置403,405,407の作動については以下に詳述する。
キャリッジはローディング領域205から散布領域207に向けて移動する。
図5は散布領域207の側面図であり、図6は散布領域207の概略正面図である。
固形投薬体の被覆は静電的に達成され、これは、粉状被覆材料の供給源が各固形投薬体の下方にあって、粉状被覆材料が固形投薬体101又は111に向けて上方に移動しなければならない場合に有利となる。従って、上側及び下側ホルダ202,203が粉状被覆材料の供給源の上方を通過するとき、これらホルダ202,203は反転姿勢となっている(そして、負圧発生源が作動している)。
散布領域207での作動は以下の通りである。散布領域207に進入すると、上側ホルダ202は散布領域207にて姿勢であり、これに対し、下側ホルダ203は反転姿勢である。(ここで思い起こせば、ローディング領域205の第2セクションにて、下側ホルダ203反転されている。)キャリッジが散布領域207内移動するに連れ、上側ホルダ202は反転する。
従って、この位置において、上側及び下側ホルダ202,203の両方が反転姿勢となり、粉状被覆材料の供給源の上方を通過する準備が整う。通常の作動下において、上側ホルダ202は未被覆の固形投薬体の集団を含み、そして、下側ホルダ203は、未被覆側が被覆のために、今は露出した状態にあり、そして、半分が被覆され且つ溶融済みの固形投薬体の集団を含む。
上側ホルダ202が反転されながら、下側ホルダ203は複数の散布ユニット501の上方を通過し、粉状被覆材料は各散布ユニット501から下側ホルダ203内における固形投薬体の露出面に吸着される。キャリッジが移動している際、下側ホルダ203は固形投薬体の検査装置503により検査される。上側ホルダ202は複数の散布ユニット505の上方を通過し、そして、粉状被覆材料は各散布ユニット505から上側ホルダ202内における固形投薬体の露出面に吸着される。この後、上側ホルダ202は固形投薬体の検査装置507により検査される。固形投薬体の検査装置503,507の作動は以下に詳述する。
図示のコーティング装置においては、各レベルに、同一且つ個別の散布ユニット501,505が2個設けられており、各ホルダは各散布ユニットの上方を連続して円滑に通過する。勿論、異なる数の散布ユニットが設けられていてもよく、これはその個別対応に依存するものである。発明の一実施例において、各レベルに単一の散布ユニットを設けることができる。散布ユニットを通過するキャリッジの速度が制御可能であるので、キャリッジ遅い速度で散布ユニットを通過するだけで、長い散布期間を確保できることに留意すべきである。従って、各レベルに単一の散布ユニットを使用することは、多く適用例にとって適切なものとなる。
前述したように、粉状被覆材料の静電散布に関して、粉状被覆材料の供給源と被覆されるべき表面との間の距離は、粉状被覆材料が前記固形投薬体の表面まで「跳躍」できるのに十分に短くなければならず、それ故、前記距離が適切に制御可能であることは重要である。一般的には、前記距離は1.5mmのオーダである。
正確さを達成するため、上側及び下側ホルダ202,203は上側及び下側取付部材301,303に取り付けられているが、上側及び下側ホルダ202,203はその取付部材に対して、鉛直方向に僅かな距離だけ移動可能となっている。散布ユニット501,505において、駆動経路はガイド(図示しない)を含んでいる。このガイドは散布ユニットの一部であり、被覆プロセス中、上側及び下側ホルダ202,203の各々を選択された鉛直姿勢にさせる。鉛直姿勢は、所定の散布量を得るために実際に要求される粉状被覆材料の供給量に応じて選択されることになる。
従って、上側及び下側ホルダ202,203は実質的に鉛直姿勢にされるが、このような動きの小さな自由度は、被覆プロセス中、正確さの達成を確保する。また、このことは、実際の粉状被覆材料の供給面の距離がガイドの単なる調整により容易に調整可能であることを意味する。
各散布ユニット501,505は独立ユニットであって、粉状被覆材料の供給源を収容している。各散布ユニットは、散布ユニットの「清浄」な部分(即ち、粉状被覆材料接触することのない部分)が散布ユニットの「不潔」な部分(即ち、粉状被覆材料接触し、定期的な清掃が必要な部分)から分離されるように構成されている。「清浄」な部分は散布ユニット自体と一体であり、これに対し、「不潔」な部分は分離カートリッジ内に位置付けられ、この分離カートリッジはユーザにより容易に取り外し可能である。
キャリッジは散布領域207から溶融領域209に向けて移動する。散布領域207と溶融領域209との間の領域において、上側及び下側ホルダ202,203の両方は順番に回転され、姿勢に戻され、これにより、上側及び下側ホルダ202,203は溶融領域209を通過する準備が整う。
図7は、溶融領域209の概略正面図である。溶融領域209は2つの溶融トンネル、即ち、上側溶融トンネル701及び下側溶融トンネル703を備える。各溶融トンネルは加熱源(一般的にはセラミック要素(図示しない)を含み、この加熱源は溶融トンネルの上側内面に位置付けられている。図2から明らかなように、溶融領域209はコーティング装置201の片側全体を占めている。上側ホルダ202が上側溶融トンネル701に沿って通過するに連れ、上側ホルダ202内における固形投薬体の第1面の粉状被覆材料は溶融される。下側ホルダ203が下側溶融トンネル703に沿って通過するに連れ、下側ホルダ203内における固形投薬体の第2面の粉状被覆材料は溶融される。
従って、通常の操作の下では、キャリッジが溶融領域209の全体を通じて移動したとき、上側ホルダ202上の固形投薬体はその第1面側が被覆且つ溶融され、そして、第2面側が被覆且つ溶融されるべく用意ができており、そして、下側ホルダ203上の固形投薬体はその両面被覆且つ溶融され、コーティング装置201から排出される用意ができている。
溶融に要求される時間及び温度は個別の固形投薬体及び粉状被覆材料に依存する。それ故、上側及び下側ホルダ202,203はその溶融トンネル内にて上昇又は下降され、固形投薬体と加熱源との間の距離が変更される。また、加熱源の温度が可変されてもよい。また、溶融トンネルは、コーティング装置201の片側全長に亘って延びていなくともよいし、又は、溶融トンネル701,703の一部は加熱源を含んでいなくてもよい。
更に、溶融トンネル701,703内の温度は一定である必要もない。その溶融トンネル内の温度状態は例えばリモートコントローラにより設定又は制御可能である。固形投薬体や粉状被覆材料の相違を考慮し、溶融領域209にはその他、種々の変更を加えることができる。一般的に、コーティング装置201の全体寸法は、所定の適用例にて要求される溶融領域209のサイズにしばしば依存する。
溶融領域209の全体を通じ、そのホルダ反転姿勢でなくとも、負圧発生源が上側及び下側ホルダ202,203の両方に対して作動していることに留意すべきである。(ここで、思い起こせば、キャリッジがローディング領域205の第2セクションを抜け出したとき、上側ホルダ202の負圧発生源がオンに切り換えられ、そして、キャリッジがローディング領域205の第2セクションに進入したとき、下側ホルダ203の負圧発生源がオンに切り換えられている。)これは、幾つかの固形投薬体にとって、粉状被覆材料を溶融させるために固形投薬体が加熱されるとき、固形投薬体内に気泡が発生し、これら気泡が固形投薬体の表面まで上昇して、部分的に溶融した粉状被覆材料を通じて泡立ち、被覆固形投薬体上に不均一な表面結果を引き起こすことを見出したためである。
このような問題を解決するため、キャリッジが溶融領域209を通じて移動するとき、負圧発生源下側及び上側ホルダ202,203の両方にて作動している。固形投薬体内に気泡が生じるので、これら気泡は、溶融されている粉状被覆材料に向かうよりもむしろホルダに向けて移動し、これにより、溶融されている粉状被覆材料の泡立ちを避け、固形投薬体のための円滑な表面コーティングを確実にする。
固形投薬体内での気泡の生成に伴う問題の低減を目的として、溶融領域209内の上側ホルダ202に比較的強力な負圧を付与することは本発明の幾つかの適用において利点があることを見出した。更に、下側ホルダ203が第2の時間に亘って、溶融領域209を通過するとき、気泡が生成される傾向はないので、溶融領域209内にて下側ホルダ203に負圧を付与する必要のないことが本発明の幾つかの適用において見出された。例のみとして、ホルダ内に固形投薬体を保持するには100mbarの領域の負圧で十分であるが、上側ホルダ202が溶融領域209を通過するときには500mbarの負圧が適切であることが本発明の幾つかの適用にて見出された。
キャリッジは溶融領域209からアンローディング領域211に向けて移動する。溶融領域209とアンローディング領域211との間の領域において、下側ホルダ203は反転される。下側ホルダ203のための負圧発生源がまだ作動しているので、固形投薬体は下側ホルダ203上に保持される。下側ホルダ203が溶融領域209を通過するときに負圧発生源が作動していないなら、下側ホルダ203が反転される前に負圧発生源がオンに切り換えられることは勿論である。
固形投薬体が溶融領域209を通過した後、固形投薬体を冷却するために、溶融領域209とアンローディング領域211との間の領域には冷却領域(図示しない)を設けることもできる。ここでの冷却は固形投薬体に向けて冷却空気を吹き付けることにより実施される。
図8は、アンローディング領域211の概略正面図である。アンローディング領域211の作動は以下の通りである。キャリッジがアンローディング領域211内に進入したとき、上側ホルダ202は反転される。上側ホルダ202に対する負圧発生源はまだ作動しているので、固形投薬体は上側ホルダ202上に位置付けられた状態に維持される。
通常の操作の下では、上側ホルダ202は更なる処理工程を受けることなくアンローディング領域211を通過する。(既に反転姿勢にある)下側ホルダ203がアンローディング領域211に進入したとき、下側ホルダ203は下側コンベア801の上方を通過する。そして、下側ホルダ203の負圧発生源はオフに切り換えられ、この結果、完全に被覆且つ溶融された固形投薬体が下側コンベア801上に落下する。
この後、下側ホルダ203は穏やかに振動され、固形投薬体が下側ホルダ203に固着したまま残留するのを確実に防止する。この後、下側ホルダ203はクリーナ803によりブラシがかけられ、そして、負圧で浄化され、そして、固形投薬体の検査装置805により検査される。この時点において、下側ホルダ203はその固形投薬体が排出されて空になり、そして、余剰粉状被覆材料が除去されているべきである。
固形投薬体の検査装置805の作動は以下に詳述する。アンローディング領域211から、キャリッジは乗り移り領域213に向けて移動する。アンローディング領域211と乗り移り領域213との間の領域において、空の下側ホルダ203は再び回転されて、その姿勢に復帰する。
上述したように、通常の作動の下では、上側ホルダ202が反転された後、上側ホルダ202は更なる処理工程を受けることなくアンローディング領域211を通過する。
しかしながら、アンローディング領域211にて上側ホルダ202から固形投薬体をアンロードする必要があるならば(即ち、固形投薬体がその片側のみ被覆されるべきものであるならば)、これをアンローディング領域211にてなすように、コーティング装置201を適合させることができる。この場合、キャリッジがアンローディング領域211に進入する前又は進入するとき、上側ホルダ202が反転される。
この後、上側ホルダ202は上側コンベア807の上方を通過する。そして、上側ホルダ202の負圧発生源がオフに切り換えられ、この結果、固形投薬体が上側コンベア807上に落下する。この後、上側ホルダ202は穏やかに振動され、固形投薬体が下側ホルダ203に固着したまま残留してしまうのを確実に防止する。
上側又は下側コンベア807,801上に落下した固形投薬体はそのコンベアに沿って移動し、樽内に落下する。固形投薬体は(手動又は自動的に)検査され、不良の固形投薬体は排除樽内に向けられ、正常な固形投薬体は製品樽内に向けられる。ホルダ内での固形投薬体の処理中に問題(例えば、負圧の故障又は溶融領域209内での不適切な加熱)が発生した場合、そのホルダ全体の固形投薬体を排除可能である。実際、発明の幾つかの形態において、ホルダ全体の固形投薬体を受け入れるか、又は、排除することのみが可能である。ホルダの固形投薬体が受け入れられるか否かの決定は専ら処理条件に基づくものであり、この処理ステージにて、固形投薬体を検査する手段は存在しない。
図9は乗り移り領域213の断面図であり、図10は乗り移り領域213の概略正面図である。図10を参照すれば、乗り移り領域213での作動は以下の通りである。キャリッジは乗り移り領域213内に進入し、そして、所定の位置に一時的なキャリッジ止めが設けられている。思い起こせば、この時点において、上側ホルダ202は反転姿勢にあり、そして、下側ホルダ203は姿勢にある。
キャリッジが静止している間、下側ホルダ203は、上側ホルダ202に接触又は非常に近接するまで鉛直方向上向きに移動される。そして、上側ホルダ202の負圧発生源がオフに切り換えられ、この結果、固形投薬体は下側ホルダ203上に僅かな距離落下し、ここで、これら固形投薬体の未被覆側が露出される。下側ホルダ203の負圧発生源はオンに切り換えられ、負圧作用は下側ホルダ203に固体投薬体を吸着させる助けとなる。上側ホルダ202は穏やかに振動され、固形投薬体が上側ホルダ202に固着したまま残留してしまうのを確実に防止する。
この後、下側ホルダ203はその元の鉛直位置に向けて鉛直方向下向きに移動する。キャリッジは再び移動し始める。このとき、下側ホルダ203は穏やかに振動され、全ての固形投薬体が下側ホルダ203内に正確に位置付けられるのを確実にする。上側ホルダ202はクリーナ901によりブラシがかけられ、そして、負圧により浄化され、そて、固形投薬体の検査装置903により検査される。この時点で、上側ホルダ202は固形投薬体が排出されて空となり、そして、余剰粉状被覆材料が除去されるべきである。固形投薬体の検査装置903については以下に詳述する。
固形投薬体が上側ホルダ202から下側ホルダ203に乗り移るとき、上側及び下側ホルダ202,203が正確に整列されていることは明らかに重要である。十分に正確な整列を達成するための1つの機構は運動学的なマウントである。公知のように、運動学的なマウントはシステムの2つの要素(この場合、上側及び下側ホルダ202,203)間の6自由度(X,Y,Zの真っ直ぐな軸線、ピッチ、ヨー及びロールの回転軸線)の幾つか又は全てを除去するために使用される。従って、運動学的なマウントを使用することにより、上側及び下側ホルダ202,203の絶対位置が如何なる場合でも、上側及び下側ホルダ202,203互いに対して極めて正確に位置付け可能となる。
図8を参照して上述したように、上側ホルダ202はアンロード領域211にてアンロード可能である。この場合、上側ホルダ202は空の状態で乗り移り領域213に進入し、固形投薬体が下側ホルダ203に乗り移る必要は無い。上側ホルダ202はクリーナ901により単にブラシがかけられ、且つ、負圧により浄化され、そして、固形投薬体の検査装置903により検査される。
キャリッジが乗り移り領域213を抜け出したとき、上側ホルダ202は回転され、その姿勢に復帰する。
乗り移り領域213から、キャリッジはローディング領域205内に直ちに移動し、このローディング領域205にて、第1フィーダ311により上側ホルダ202に固形投薬体が再び供給される。
上述の記載から乗り移り及びローディング領域213,205は各キャリッジのために、一時的なキャリッジ止めを3個配置していることが分かる。乗り移り領域213には一時的なキャリッジ止めが1個配置され、ローディング領域205には一時的なキャリッジ止めが2個配置されている。それ故、キャリッジが(静止以外に)乗り移り及びローディング領域213,205を通じて移動するとき、キャリッジはコーティング装置の他の領域を通じて移動する際の速度よりも速い速度で移動し、一時的なキャリッジの停止を補償する。
固形投薬体の検査装置403,405,407,503,507,805,903の作動について詳細に説明する。この種の装置の検査装置は公知であり、通常は1個又は複数のカメラの形態をとり、このようなカメラは各ホルダに並列的に位置付けられている。ホルダが固形投薬体で満杯であるべきものなら、検査装置は固形投薬体の欠落により信号を発生すべく構成することができ、この信号はホルダ内の適切な位置に固形投薬体提供すべく、例えば後段のフィーダ(即ち、図2の第2フィーダ401)を作動させる引き金となる。
または、ホルダが空であるべきなら、検査装置はホルダ上の不所望な固形投薬体の存在により信号を発生すべく構成することができ、この信号は適切な位置を清掃すべく、クリーナを作動させる引き金となるか、又は、そのホルダを清浄なものに交換するため、ユーザへの指示を提供するものとなる。
ここで記載したように固形投薬体のために多数の検査装置を提供することが本質的なことでないことに留意すべきである。例えば、発明の一実施例においては、ローディング領域205の検査装置403及び乗り移り領域213の検査装置903の2つが備えられている。
好ましくは、図示されたコーティング装置201における固形投薬体の検査装置403,405,407,503,507,805,903は、固形投薬体の列を照射する光源と、照射された列を撮像すべく位置付けられたカメラとを使用する。各位置において、光源からの光は固形投薬体が欠落しているときにカメラに向けて反射されるが、固形投薬体が存在する場合には反射されない。
発明の他の実施例においては、ファイバ型の光センサがカメラの代わりに使用される。ファイバ型の光センサは多様な色を検出すべく設けられ、これはコーティング装置201が多様な被覆及び基材を取り扱うべく使用されるときに有用である。好ましくは、カメラ又はファイバ型光センサの何れが使用されるかに拘わらず、これらカメラ及び光センサは遠隔操作可能であるのが好ましい。
図2を再度参照すれば、製品領域219(例えば、ローディング、散布、溶融、アンローディング及び乗り移り領域)非製品領域223(例えば、キャリッジの駆動システム及びコーティング装置の他の機構)との間に、2つの鉛直な壁215,217を設けていることが分かる。外側壁215は環状室221から製品領域219を区画する。内側壁217は非製品領域223から環状室221を区画する。上側及び下側ホルダ202,203は外側壁215の外側に配置され、これらホルダの取付部材は外側及び内側壁215,217を通過し、そして、鉛直なブラケット及び駆動システムは内側壁217の内側に配置されている。取付部材は内側及び外側壁の水平通路(図示しない)を通過する。
外側及び内側壁215,217は(例えば、フレキシブルリップにより)シール可能である。外側及び内側壁215,217がフレキシブルリップを使用してシール可能である場合、水平通路はキャリッジがコーティング装置205の周囲を移動することを可能にし、フレキシブルリップは製品領域219と環状室221との間での余剰粉状被覆材料又は汚染物質の移動を阻止する。コーティング装置201の適切な位置には、鉛直方向への下側ホルダ203の移動を可能にするために鉛直通路(図示しない)がそれぞれ設けられており、これら鉛直通路もまた例えばフレキシブルリップによりシール可能である。
外側及び内側壁215,217を配置する利点は、製品及び非製品領域219,223が完全に分離されることにある。これは、固形投薬体が汚染される可能性を低減する(このことは、薬学的な観点からみて特に重要である)。また、非製品領域223が余剰の粉状被覆材料により過度に汚れてしまう可能性を低減し、これは清掃及び交換コストをも低減する。製品及び非製品領域219,223間を通過する粉状被覆材料を更に低減するため、環状室221は鉛直方向への円滑な空気流を生起させるべく加圧されている。
それ故、環状室221内への粉状被覆材料の流入が阻止されている。円滑且つ鉛直な空気流は、空気整流器を使用して生起可能であり、この空気整流器は外側及び内側壁215,217の底にて空気を水平方向に排出させる。非製品領域223内への技術者の立ち入りは、コーティング装置201の下側からシール可能なクローラトラック又はコーティング装置201の上方から鉛直な梯子を介して可能となっている。
図11はホルダの断面であり、このホルダは参照符号1001で示され、本発明での使用に好適する。ホルダ1001はアルミニウム製の負圧室1002と、この負圧室1002の上部に位置付けられたアルミニウム製のツールプレート1003と、このツールプレート1003の上部に位置付けられた薄いステンレス綱の取付プレート1004とからなる。
取付プレート1004には多数の窪み1005a,1005b,…1005nが設けられている。取付プレート1004には各窪み1005に絶縁ワッシャ1006a,1006b,…1006nが設けられている。取付プレート1004の上面には金メッキされたステンレス綱のシールド1007が設けられ、このシールド1007は絶縁ワッシャ1006a,10056,…1006nにより取付プレート1004から分離されている。取付プレート1004の各窪み1005は負圧室1003に通路1008a,1008b,…1008nを介して連通している。
ホルダ1001はキャリッジアーム1010にアーム取付部材1011及びフィルタ取付部材1012を介して取り付けられている。キャリッジアーム1010はパイプ1013を囲繞し、このパイプ1013はホルダ1001を負圧発生源に接続する。アーム取付部材1011及びフィルタ取付部材1012は接続部1014を備えており、この接続部1014はキャリッジアーム1010に対するホルダ1001の幾つかの動きを許容する。
ホルダ1001はキャリッジアーム1010を介してブラケット(図示しない)に連結されており、このブラケットはホルダ1001の上方又は下方の第2のホルダに連結されている。第2のホルダは、ホルダ1001と実質的に同一である。
使用にあたっては、取付プレート1004の窪み1005a,1005b,…1005nの各々に固形投薬体が供給される。パイプ1013、アーム取付部材1011、負圧室1002及び通路1008a,1008b,…1008nを介して負圧が供給され、これにより、ホルダが反転されたとき、取付プレート1004の窪み1005内に固形投薬体を保持する。
取付プレート1004は接地され、これにより、荷電粉状被覆材料が固形投薬体に吸着され、そして、シールド1007は粉状被覆材料がシールド1007自体に吸着されることの無いように所定の電位に維持されている。
上述したように、使用に際し、固形投薬体取付プレート1004の各窪み1005内に保持されている。絶縁ワッシャ1006a,1006b,…1006nは、金メッキされたステンレス綱のシールド1007から固形投薬体及び取付プレート1004の両方を電気的に隔離する。
これは、固形投薬体が接地され、且つ、シールド1007が異なる電位に保持されることを可能にする。このようにホルダは構成されており、荷電粉状被覆材料は散布領域207にて、接地された固形投薬体に吸着されるが、粉状被覆材料はシールド1007に吸着されない。また、絶縁ワッシャ1006a,1006b,…1006nは、取付プレート1004とシールド1007とを分離させる機械的なサポートを提供する。
図12はフレームの概略正面図であり、このフレーム上に本発明の種々の要素が取り付けられている。図12に示されるように、フレームは参照符号1101で示されており、このフレーム1101は軌道1102を含み、この軌道1102は環状通路を形成する。フレーム1101の使用において、多数のキャリッジがフレーム1101に取り付けられる(図12には、2個のキャリッジ1103,1104のみが示されている)。
更に、上述したローディング、散布、溶融、アンローディング及び乗り移り領域等の処理領域は軌道1102の回りに配置されている。上側及び下側ホルダ(図12には示されていない)はキャリッジ1103,1104の各々に取り付けられている。上述した非製品領域223は軌道1102により囲まれた領域内に位置付けられている。上述した製品領域219は軌道1102の外側に延出されている。従って、使用に際しては、外側及び内側壁215,217(これらの壁は図12に示されていない)は軌道1102に囲まれた領域内に配置されている。前述したバスバーは参照符号1105で示されている。
図12から明らかなように、軌道1102はフレキシブルな構造であり、例えば付加的な処理領域が要求されるなら、軌道1102の寸法を容易に変更可能である。例として、付加的な処理領域には予備処理領域、印刷領域及び包装領域がある。更に、処理工程を制御するアルゴリズムが容易に改作されるなら、現時点では未知の処理工程をコーティング装置に容易に組み込むことができる。
一実施例において、コーティング装置201の寸法は以下の通りである。コーティング装置201の軌道長さは、約20000mmである(ホルダの内縁で測定)。コーティング装置201の全長は約8500mmであり、その全体の幅は約6500mmである。コーティング装置201は36個のキャリッジ(即ち、72枚のホルダ)を含む。キャリッジは、上述したように個別の時間にて実際の速度が変化するものの、コーティング装置201の回りを40mm/sの平均速度で移動する。コーティング装置201のキャリッジは約500sで周回する。
従って、通常の操作の下で稼働しているとき、コーティング装置201は1時間当たりに、約400個分のホルダでもって、完全に被覆且つ溶融された固形投薬体を製造する。一般的には、各ホルダは約500個の固形投薬体を収容する。従って、コーティング装置201は1時間当たりに約2000000個の固形投薬体を製造する。
被覆されるべき第1の固形投薬体を示した斜視図である。 被覆されるべき第2の固形投薬体を示した斜視図である。 コーティング装置の概略平面図である。 図2の装置におけるローディング領域の断面図である。 ローディング領域の概略正面図である。 図2の装置における散布領域の断面図である。 散布領域の概略正面図である。 図2の装置における溶融領域の概略正面図である。 図2の装置におけるアンローディング領域の概略正面図である。 図2の装置における乗り移り領域の断面図である。 乗り移り領域の概略正面図である。 本発明で使用されたホルダの断面図である。 本発明の要素が取り付けられるフレームの概略正面図である。
101 固形投薬体(基材)
201 コーティング装置(無端状経路)
202,203 ホルダ
205 ローディング領域(ローディングステーション)
207 散布領域(散布アセンブリ)
209 溶融アセンブリ(溶融領域)
211 アンローディング領域(アンローディングステーション)
213 乗り移りステーション(乗り移り領域)
215 外側壁(第1仕切壁)
217 内側壁(第2仕切壁)
219 製品領域
221 環状室(隔離室)
223 非製品領域
309 ホッパ(供給源)
403,405,407 検査装置(検出器)
501,505 散布ユニット(散布器,荷電手段)
503,507 検査装置(検出器)
701,703 溶融トンネル(溶融装置)
805,903 検査装置(検出器)

Claims (50)

  1. 被覆されるべき基材に粉状被覆材料を静電的に散布する装置であって、
    無端状経路に沿って移動すべく設けられ、複数の基材を保持すべく構成された複数のプレート状のホルダと、
    前記無端状経路に沿って前記ホルダを駆動する駆動手段と、
    前記無端状経路の一部に設けられ、前記基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリと
    前記ホルダ間にて前記基材の乗り移りをなす乗り移りステーションと
    を具備した装置。
  2. 前記散布アセンブリは、粉状被覆材料の供給源を有した少なくとも1個の散布器と、前記粉状被覆材料に静電的に荷電させる荷電手段とを含む請求項1に記載の装置。
  3. 前記散布器の一部分はユーザにより交換可能であり、前記交換部分は粉状被覆材料の供給源を含む請求項2に記載の装置。
  4. 前記基材に静電的に散布された粉状被覆材料を溶融させる溶融アセンブリを更に備え、この溶融アセンブリが前記無端経路の一部に配置されている請求項1〜3の何れかに記載の装置。
  5. 前記溶融アセンブリは、前記無端状経路に沿い連続して延びる複数の溶融装置を含む請求項4に記載の装置。
  6. 前記ホルダ上に前記基材をローディングするローディングステーションを更に備えている請求項1〜5の何れかに記載の装置。
  7. 前記ホルダから前記基材を取り出すアンローディングステーションを更に備えている請求項1〜6の何れかに記載の装置。
  8. 前記ホルダを検査する少なくとも1個の検出器を更に備えている請求項1〜の何れかに記載の装置。
  9. 前記少なくとも1個の検出器は複数の光ファイバを含む請求項に記載の装置。
  10. 前記少なくとも1個の検出器はカメラを含む請求項に記載の装置。
  11. 前記検出器は遠隔操作可能である請求項8〜10の何れかに記載の装置。
  12. 前記駆動手段は、前記無端状経路に沿い前記ホルダを複数の速度にて駆動すべく構成されている請求項1〜11の何れかに記載の装置。
  13. 前記各ホルダは前記駆動手段により独立して駆動可能である請求項1〜1の何れかに記載の装置。
  14. 前記ホルダの動きを制御すべく構成された遠隔コントローラを更に備えている請求項1〜13の何れかに記載の装置。
  15. 前記遠隔コントローラは無線リンクを介して前記ホルダの少なくとも幾つかと通信する請求項1に記載の装置。
  16. 前記無端状経路は実質的に水平である請求項1〜1の何れかに記載の装置。
  17. 前記ホルダから前記駆動手段を分離する鉛直な第1仕切壁を更に備え、前記駆動手段が非製品領域に配置され、前記ホルダが製品領域に配置されている請求項1に記載の装置。
  18. 前記製品領域から前記非製品領域を分離する第2仕切壁を更に備え、前記第1及び第2仕切壁は前記非製品領域と前記製品領域との間に実質的な環状室を形成する請求項1に記載の装置。
  19. 前記環状室は鉛直方向の空気流を含む請求項1に記載の装置。
  20. 前記ホルダは一対ずつ、前記無端状経路に沿って移動すべく設けられ、前記対をなす一方のホルダは他方のホルダの上方に位置付けられている請求項16〜19の何れかに記載の装置。
  21. 前記各対のホルダは互いに対して鉛直方向に移動可能である請求項2に記載の装置。
  22. 前記基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリは、前記上側ホルダの基材に対して粉状被覆材料を散布する少なくとも1個の上側散布器と、前記下側ホルダの基材に対して粉状被覆材料を散布する少なくとも1個の下側散布器とを含む請求項20又は21に記載の装置。
  23. 前記上側及び下側散布器は、前記基材に対して実質的に同時に粉状被覆材料を散布すべく構成されている請求項2に記載の装置。
  24. 前記上側及び下側散布器は、前記基材に対して粉状被覆材料を連続的に散布すべく構成されている請求項23に記載の装置。
  25. 溶融アセンブリを更に備え、この溶融アセンブリは前記上側ホルダの前記基材に静電的に散布された粉状被覆材料を溶融させる上側溶融器と、前記下側ホルダの前記基材に静電的に散布された粉状被覆材料を溶融させる下側溶融器とを含む請求項20〜24の何れかに記載の装置。
  26. 前記上側及び下側溶融器は、前記基材上の粉状被覆材料を実質的に同時に溶融させるべく構成されている請求項2に記載の装置。
  27. 前記乗り移りステーションは、前記上側ホルダから前記下側ホルダに基材を乗り移りさせる請求項20〜26の何れかに記載の装置。
  28. 前記乗り移りステーションは、複数の基材を保持した前記上側ホルダの面に前記下側ホルダの面を近接させて、前記上側ホルダの前記面から前記下側ホルダの前記近接した面に前記複数の基材を移し、前記上側及び下側ホルダの近接した面を離すように、前記両ホルダを互いに対して鉛直方向に移動させるべく構成されている請求項2に記載の装置。
  29. 前記乗り移りステーションは、前記上側及び下側ホルダの1つ又は両方を振動させる少なくとも1個のバイブレータを含む請求項27又は28に記載の装置。
  30. 前記基材が前記上側ホルダにあるとき、前記粉状被覆材料は前記基材の第1部分に散布され、前記基材が前記下側ホルダにあるとき、前記粉状被覆状材料は前記基材の第2部分に散布され、前記第2部分は前記第1部分に対して前記基材の反対側にある請求項20〜29の何れかに記載の装置。
  31. 前記複数のホルダは無端状経路に沿って移動すべく取り付けられている請求項1〜3の何れかに記載の装置。
  32. 被覆されるべき基材に粉状被覆材料を静電的に散布する方法であって、
    無端状経路に沿って移動すべく設けられ、各々が複数の基材を保持するように構成された複数のプレート状のホルダであって、これらホルダが対をなして前記無端状経路に沿って移動すべく配置され、一対のホルダのうち一方のホルダが他方のホルダの上方に位置付けられている、複数のプレート状のホルダを用意し、
    前記ホルダ上に基材を載置し、
    前記無端状経路に沿って前記ホルダを連続的に駆動し、
    前記ホルダ上の前記基材に粉状被覆材料を静電的に散布し、
    前記上側ホルダから前記下側ホルダに前記基材を乗り移させる、
    方法。
  33. 前記粉状被覆材料を静電的に散布する工程は前記ホルダを駆動し粉状被覆材料の供給源を有する少なくとも1個の散布器及び前記粉状被覆材料を静電的に荷電させる荷電手段を通過させる請求項3に記載の方法。
  34. 前記粉状被覆材料が静電的に散布された後、前記粉状被覆材料を溶融させる工程を更に備えている請求項32又は33に記載の方法。
  35. 前記溶融工程は前記ホルダを駆動し、前記無端状経路に沿い連続して延びる複数の溶融装置を通過させる請求項3に記載の方法。
  36. 前記粉状被覆材料が静電的に散布された後、前記ホルダから前記基材を取り除く工程を更に備える請求項32〜35の何れかに記載の方法。
  37. 前記両ホルダ間にて前記基材を乗り移す工程は、前記両ホルダの1つ又は両方を振動させる請求項32〜36の何れかに記載の方法。
  38. 前記ホルダ内の前記基材を検査する工程を更に備える請求項32〜37の何れかに記載の方法。
  39. 前記基材は1個以上のカメラを使用して検査される請求項38に記載の方法。
  40. 前記無端状経路に沿って前記ホルダを駆動する工程は、前記ホルダを複数の速度で駆動する請求項32〜39の何れかに記載の方法。
  41. 前記各ホルダは、前記駆動手段により独立して駆動可能である請求項32〜40の何れかに記載の方法。
  42. 前記各ホルダの動きは、遠隔コントローラにより制御される請求項32〜41の何れかに記載の方法。
  43. 前記遠隔コントローラは、無線リンクを介して前記ホルダの少なくとも幾つかと通信する請求項4に記載の方法。
  44. 前記無端状経路は実質的に水平である請求項32〜43の何れかに記載の方法。
  45. 前記基材は薬学基材である請求項32〜44の何れかに記載の方法。
  46. 前記基材は固形投薬体である請求項32〜45の何れかに記載の方法。
  47. 前記基材は、医薬用錠剤のコアである請求項32〜46の何れかに記載の方法。
  48. 被覆されるべき基材に粉状被覆材料を静電的に散布する装置であって、
    無端状経路に沿って移動すべく設けられて各々が複数の基材を保持すべく構成された複数のプレート状のホルダ、及び、前記無端状経路の一部に配置されて基材に粉状被覆材料を散布する散布アセンブリを含む製品領域と、
    前記無端状経路に沿って前記ホルダを駆動する駆動手段を含む非製品領域と、
    前記製品領域及び前記非製品領域を分離させる第1仕切壁と
    前記製品領域及び前記非製品領域を分離させる第2仕切壁と、
    前記第1及び第2仕切壁間に形成された隔離室と
    を備える装置。
  49. 前記隔離室は前記仕切壁と実質的に平行な方向の空気流を含む請求項48に記載の装置。
  50. 前記無端状経路は実質的に水平であり、前記仕切壁は実質的に鉛直である請求項48又は49に記載の装置。
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