JP4825481B2 - シリカ複合重合体粒子及びその製造方法 - Google Patents

シリカ複合重合体粒子及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シリカ複合重合体粒子及びその製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、シリカ成分が偏在したシリカ複合重合体粒子及びその製造方法に関する。
塗料や化粧料等のように光の拡散反射性が望まれる分野において、種々の構造の重合体粒子が検討されている。例えば、化粧料への添加用では、ナイロン微粒子、ポリメタクリル酸メチル微粒子等が伸展性に優れているため、広く使用されている。
しかし、ナイロン微粒子は、化粧料に添加される防腐剤のような成分を吸着するため、経時的に防腐効果が変化することがあり好ましくない。
また、従来のポリメタクリル酸メチル微粒子は、耐油や耐溶剤性が悪いため、保湿剤やアルコール等の油性成分の存在下では、粒子間で凝集を起す等の問題があった。
耐油や耐溶剤性を改善するために、メチルメタクリレートと多官能ビニル系モノマーを共重合させた架橋ポリメチルメタクリレート微粒子が報告されている。しかし、この微粒子では、耐油や耐溶剤性は改良されるものの、使用感、粒子の光の拡散効果による自然な仕上がり等の点で、改善の余地があった。
そこで、上記の問題点を改善するために、重合体粒子の表面を他の重合体や無機物で覆った複合体粒子が報告されている。
この内、後者の重合体粒子の表面を無機物で覆った複合体粒子は、重合体粒子と無機物の界面での屈折率を、重合体同士の界面における屈折率より大きくすることができるという利点がある。また、前者の複合体粒子は、後者の複合体粒子より触感が良好であるという利点がある。
重合体粒子の表面を無機物で覆った複合体粒子は、例えば、特開平5−170924号公報(特許文献1)で報告されている。この公報では、熱可塑性物質の表面に、熱可塑性物質より小さく、かつ耐熱性の優れた物質を固定化した複合体粒子が記載されている。この公報に記載の複合体粒子の製造方法は、熱可塑性物質を軟化点以上に昇温し、耐熱性の優れた物質と熱可塑性物質とを撹拌することで機械的せん断力により複合体粒子得る方法である。
特開平5−170924号公報
上記公報に記載の複合体粒子は、機械的あるいは物理的に重合体粒子の表面を無機物で覆っているにすぎないために、無機物が重合体粒子表面から脱落する可能性があった。
本発明の発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究した結果、重合性ビニル系モノマーを、ポリアルコキシシロキサンオリゴマーと特定のシラノール基形成性シラン化合物の存在下で水系懸濁重合させて重合体成分を得、この後、ポリアルコキシシロキサンオリゴマー及びシラノール基形成性シラン化合物を縮合させることで、重合体成分中にポリアルコキシシロキサンオリゴマー及びシラノール基形成性シラン化合物由来のシリカ成分が偏在したシリカ複合重合体粒子を得ることができ、得られた粒子は光の拡散反射性に優れていることを意外にも見いだし、本発明に至った。
かくして本発明によれば、重合性ビニル系モノマー由来の重合体成分と、シリカ成分とを含むシリカ複合重合体粒子であって、
前記シリカ成分が、前記重合性ビニル系モノマーに対し不活性なポリアルコキシシロキサンオリゴマーと、下記一般式
(R1O)mSiR2 4-m
(R1は水素原子あるいは置換又は非置換のアルキル基及びアシル基から選ばれる基、R2は置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基から選ばれる基であり、mは1〜3の整数、mが2又は3の場合、R1は同一又は異なっていてもよく、mが1又は2の場合、R2は同一又は異なっていてもよい)
で表されるシラノール基形成性シラン化合物とに由来し、
前記シリカ複合重合体粒子を焼成して前記重合体成分を除去した場合、50〜300m2/gの比表面積を有し、かつ表面に多数のヒダを有するシリカ粒子が得られるように、前記シリカ成分が、前記シリカ複合重合体粒子中に偏在していることを特徴とするシリカ複合重合体粒子が提供される。
また、本発明によれば、重合性ビニル系モノマー100重量部と、該重合性ビニル系モノマーに対し不活性なポリアルコキシシロキサンオリゴマー10〜500重量部と、下記一般式
(R1O)mSiR2 4-m
(R1は水素原子あるいは置換又は非置換のアルキル基及びアシル基から選ばれる基、R2は置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基から選ばれる基であり、mは1〜3の整数、mが2又は3の場合、R1は同一又は異なっていてもよく、mが1又は2の場合、R2は同一又は異なっていてもよい)
で表されるシラノール基形成性シラン化合物0.5〜100重量部と、重合開始剤0.01〜10重量部とを含む混合物を、懸濁安定剤の存在下で水系に懸濁し、続いて前記混合物中の前記重合性ビニル系モノマーを重合させることで重合体成分を得る工程と、
前記ポリアルコキシシロキサンオリゴマー及びシラノール基形成性シラン化合物を酸または塩基触媒を加えて縮合させてシリカ成分を得る工程とを経ることを特徴とするシリカ複合重合体粒子の製造方法が提供される。
本発明のシリカ複合重合体粒子は、光の拡散反射性に優れている。そのため、例えば化粧料に配合することで、正反射方向の光の反射を抑えることができるので、自然な仕上がりが期待できる。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明のシリカ複合重合体粒子は、球状または略球状の重合体成分にシリカ成分が偏在している。偏在の状態は、シリカ複合重合体粒子を焼成し、重合体成分を除去して得られるシリカ成分由来のシリカ粒子の形状により確認できる。例えば、シリカ成分は、シリカ複合重合体粒子中で、50〜300m2/gの比表面積及び、図1に示すような表面に多数のヒダを有するシリカ粒子に対応する状態で偏在していると考えられる。このような構造を有することで、球状シリカや、重合体粒子の表面をシリカ等で被覆した被覆重合体粒子に比べ、複雑な光の反射及び屈折が生じる。その結果、強い光の拡散反射性が発現しうるシリカ複合重合体粒子を得ることができる。なお、表面に存在する多数のヒダは、バラの花弁の形状、キノコの傘の裏の形状と類似している。
以下、本発明のシリカ複合重合体粒子を、その製造方法を参照しつつ説明する。
まず、重合性ビニル系モノマーと、ポリアルコキシシロキサンオリゴマーと、シラノール基形成性シラン化合物と、重合開始剤とを含む混合物を、懸濁安定剤の存在下で水系に懸濁し、続いて前記混合物中の前記重合性ビニル系モノマーを重合させることで重合体成分を得る。
本発明に使用できる重合性ビニル系モノマーは特には限定されない。例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン等のスチレン及びその誘導体、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル類、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル等のアクリル酸もしくはメタクリル酸誘導体がある。場合によっては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸等も使用できる。更に、これらを2種以上組合せて用いてもよい。
また、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類、N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物、ビニルナフタリン塩等を本発明の効果を妨げない範囲で1種もしくは2種以上組み合わせて使用することもできる。
上記重合性ビニル系モノマー中、コストの面で安価なスチレンやメタクリル酸メチル等が好ましい。
また、重合体成分はエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼン等の2つ以上の官能基を持つモノマーで架橋されていてもよい。
本発明において、シリカ成分の前駆体であるポリアルコキシシロキサンオリゴマーは、重合性ビニル系モノマーに不活性(共重合しないことを意味する)であり、以下に示すような構造式のものが使用できる。
式中、Rは同一でも異なっていてもよい。
上記構造式の内、例えば、ポリメトキシシロキサン、ポリエトキシシロキサン、ポリプロポキシシロキサン、ポリブトキシシロキサン等のオリゴマーが挙げられる。これらの中でも、難水溶性で、樹脂との相分離が良好であるポリメトキシシロキサンオリゴマー、ポリブトキシシロキサンオリゴマーが好ましい。特に好ましいものは、重量平均分子量が300〜3000、より好ましくは300〜2000のポリメトキシシロキサンオリゴマー、ポリブトキシシロキサンオリゴマーである。重量平均分子量が300未満及び3000を超える場合は、いずれも本発明の複合重合体粒子を形成し難くなるので好ましくない。
なお、重量平均分子量は、GPCを用いて以下の条件で測定される。
カラム:「TSK GEL」(東ソー社製)
G−1000H、
G−2000H
G−4000H
流出液:テトラハイドロフラン
流出速度:1ml/分
流出温度:40℃
テトラメトキシシランやテトラエトキシシラン等の上記分子式でn=1〜2であるような低分子量アルコキシシロキサンでは、官能基の加水分解によって、水溶性が強くなるため、モノマー滴中に安定に存在させることが難しく好ましくない。また、上記分子式でn=40以上となるようなポリアルコキシシロキサンオリゴマーは、重合性ビニル系モノマーとの相溶性や縮合性が低下するので好ましくない。
ポリアルコキシシロキサンオリゴマーの添加量は、重合性ビニル系モノマー100重量部に対して、10〜500重量部が好ましく、更に好ましくは20〜300重量部である。10重量部未満及び500重量部より多い場合、本発明の複合重合体粒子を得ることが困難であるために好ましくない。
また、これらのポリアルコキシシロキサンオリゴマーに紫外線吸収等の機能付加の目的で、珪素系以外の加水分解性アルコキシ金属化合物を添加することもできる。
シラノール基形成性シラン化合物は、下記一般式に示される化合物が使用できる。
(R1O)mSiR2 4-m
(R1は水素原子あるいは置換又は非置換のアルキル基及びアシル基から選ばれる基、R2は置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基から選ばれる基であり、mは1〜3の整数、mが2又は3の場合、R1は同一又は異なっていてもよく、mが1又は2の場合、R2は同一又は異なっていてもよい)
1及びR2中、アルキル基としては、低級アルキル基が好ましく、炭素数1〜4のアルキル基がより好ましい。具体的には、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルが挙げられる。
1中、アシル基としては、炭素数1〜4の低級アシル基が好ましい。具体的には、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル等が挙げられる。
2中、シクロアルキル基としては、炭素数3〜6のシクロアルキル基が好ましい。具体的には、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン等が挙げられる。
2中、アリール基としては、炭素数4〜10のアリール基が好ましい。具体的には、フェニル、ナフチル等の炭化水素化合物が挙げられる。
2中、アラルキル基としては、炭素数4〜10のアリール基で置換された炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。具体的には、フェニルメチル、フェニルエチル、フェニルブチル等が挙げられる。
具体的なシラノール基形成性シラン化合物としては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルシラントリオール、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジエトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシラン、ジメチルジアセトキシシラン、ジメチルシランジオール、ジエチルシランジオール、ジメトキシメチルフェニルシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリメチルアセトキシシラン、トリメチルシラノールが挙げられる。
シラノール基形成性シラン化合物の添加量は、重合性ビニル系モノマー100重量部に対して、0.5〜100重量部が好ましく、0.55〜80重量部がより好ましい。0.5重量部未満の場合、シリカ成分を偏在させることが困難であるため好ましくない。また、100重量部よりも多い場合、置換基R1及び/又はR2の加水分解によって、シラン化合物の水溶性が強くなるため、シラン化合物を混合物中に安定に存在させることが困難となるため好ましくない。
重合性ビニル系モノマーの重合には、重合開始剤が使用される。重合開始剤としては、通常、水系懸濁重合に用いられる油溶性の過酸化物系重合開始剤又はアゾ系重合開始剤が挙げられる。具体的には、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化オクタノイル、オルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキシ過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、キュメンハイドロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド等の過酸化物系重合開始剤、
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,3−ジメチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,3,3−トリメチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−イソプロピルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、(2−カルバモイルアゾ)イソブチロニトリル、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリン酸)、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート等のアゾ系開始剤が挙げられる。
この中でも、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等が、重合開始剤の分解速度が適切である点で好ましい。
重合開始剤は、重合性ビニル系モノマー100重量部に対して、0.01〜10重量部用いるのが好ましく、更に好ましくは0.1〜5.0重量部である。重合開始剤が0.01重量部未満では、重合開始の機能を果たし難く、また、10重量部を超えて用いる場合は、コスト的に不経済であるため好ましくない。
なお、シリカ成分を着色するために、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化クロム、酸化ジルコニウム等の酸化金属系顔料を使用してもよい。
上記重合性ビニル系モノマーと、ポリアルコキシシロキサンオリゴマーと、重合開始剤と、その他の成分は、公知の方法により均一に混合されて混合物とされる。
次に、混合物を水系懸濁重合させるための水性媒体としては、水、又は水とアルコール(例えば、メタノール、エタノール)のような水溶性溶媒との混合媒体が挙げられる。水性媒体の使用量は、懸濁重合粒子の安定化を図るために、通常、重合性ビニル系モノマー及びポリアルコキシシロキサンオリゴマーの合計100重量部に対して、100〜1000重量部である。
また、水系での乳化粒子の発生を抑えるために、亜硝酸塩類、亜硫酸塩類、ハイドロキノン類、アスコルビン酸類、水溶性ビタミンB類、クエン酸、ポリフェノール類等の水溶性の重合禁止剤を用いてもよい。
懸濁安定剤としては、特に限定されず、公知の懸濁安定剤をいずれも使用できる。例えば、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、リン酸アルミニウム、リン酸亜鉛等のリン酸塩、ピロリン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム、ピロリン酸アルミニウム、ピロリン酸亜鉛等のピロリン酸塩、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メタケイ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、コロイダルシリカ等難水溶性無機化合物の分散安定剤等が挙げられる。この中でも第三リン酸カルシウムや複分解生成法によるピロリン酸マグネシウムやピロリン酸カルシウム、コロイダルシリカは重合体粒子を安定して得ることが可能であるため好ましい。
また、上記懸濁安定剤と、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等の界面活性剤とを併用することも可能である。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、オレイン酸ナトリウム、ヒマシ油カリ等の脂肪酸油、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチレン−オキシプロピレンブロックポリマー等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート等のアルキルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等の第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性イオン界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオキサイドや、リン酸エステル系又は亜リン酸エステル系界面活性剤が挙げられる。
これら懸濁安定剤や界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよいが、得られる重合体粒子の粒子径と重合時の分散安定性を考慮して、懸濁安定剤の選択や使用量を適宜調整して使用される。通常、懸濁安定剤の添加量は、重合性ビニル系モノマー100重量部に対して0.5〜15重量部であり、界面活性剤の添加量は、水性媒体100重量部に対して0.001〜0.1重量部である。
このようにして調整された水性媒体に混合物を添加して、水系懸濁重合を行う。
混合物の分散方法として、例えば、水性媒体中に混合物を直接添加し、プロペラ翼等の攪拌力によりモノマー滴として水性媒体に分散させる方法、ローターとステーターから構成される高せん断力を利用する分散機であるホモミキサー、もしくは超音波分散機等を用いて分散させる方法等が挙げられる。この内、マイクロフルイダイザー、ナノマイザー等のモノマー液滴同士の衝突や機壁への衝突力を利用した高圧型分散機やMPG(マイクロポーラスガラス)多孔膜を通して混合物を水性媒体中に圧入させる等の方法によって分散させれば、粒子径をより均一にそろえられて好ましい。
次いで、混合物が球状のモノマー滴として分散された水性懸濁液を、加熱することにより懸濁重合を開始させる。重合反応中は、水性懸濁液を攪拌するのが好ましく、その攪拌は例えば、モノマー滴の浮上や重合後の粒子の沈降を防止できる程度に緩く行えばよい。
懸濁重合において、重合温度は30〜100℃程度にするのが好ましく、更に好ましくは、40〜80℃程度である。そしてこの重合温度を保持する時間としては、0.1〜20時間程度が好ましい。
なお、重合性ビニル系モノマー及びポリアルコキシシロキサンオリゴマーの沸点が重合温度付近又は重合温度以上である場合には、重合性ビニル系モノマー及びポリアルコキシシロキサンオリゴマーが揮発しないように、オートクレーブ等の耐圧重合設備を使用して、密閉下あるいは加圧下で重合させるのが好ましい。
次に、ポリアルコキシシロキサンオリゴマー及びシラノール基形成性シラン化合物を縮合させることで本発明のシリカ複合重合体粒子を得ることができる。ポリアルコキシシロキサンオリゴマー及びシラノール基形成性シラン化合物の縮合方法としては、酸触媒や塩基触媒を用いた脱水縮合が挙げられる。酸触媒及び塩基触媒としては、塩酸、硫酸、硝酸、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、硝酸アンモニウム、ピロリン酸ナトリウム等を用いることができる。なお、製造容器が鋼製やステンレス製である場合、腐食等の面から、塩基性の水酸化ナトリウムやアンモニア、ピロリン酸ナトリウム等が好ましい。触媒の添加量は、ポリアルコキシシロキサンオリゴマー100重量部に対して、0.01〜30重量部が好ましい。より好ましくは、1〜15重量部である。
縮合後、シリカ複合重合体粒子を吸引ろ過、遠心脱水、遠心分離、加圧脱水等の方法により含水ケーキとして分離し、更に、得られた含水ケーキを水洗し、乾燥して目的のシリカ複合重合体粒子を得ることができる。
本発明のシリカ複合重合体粒子は、大きさ及び形状は特に限定されない。上記シリカ複合重合体粒子の製造方法によれば、1〜100μmの平均粒子径の粒子を得ることができる。
ここで、粒子の平均粒子径の調整は、混合物と水との混合条件、他の懸濁安定剤や界面活性剤等の添加量及び上記攪拌機の攪拌条件、分散条件を調整することで可能である。
本発明のシリカ複合重合体粒子は、重合体粒子100重量部に対して、シリカ成分を10〜500重量部含むことが好ましく、20〜300重量部含むことがより好ましい。
本発明のシリカ複合重合体粒子は、三次元光度計で入射光−45°に対する反射角0°において、正反射方向におけるピーク光度を100とした場合に70以上の光度を有することが好ましい。この光度は、本発明のシリカ複合重合体粒子が光の拡散性に優れており、正反射の光を抑えるだけでなく、より幅広い方向に光が拡散していることを示している。光度が70以上の場合、シリカ複合重体粒子をファンデーションのような化粧料に使用すると、これまでの形状の粒子では得られないソフトフォーカス効果が期待できる。70より小さい場合、正反射方向の光の反射が強く、拡散が不十分であり、化粧料に配合した場合には十分なソフトフォーカス効果が期待できない。より好ましい光度は75〜100である。
本発明のシリカ複合重合体粒子は、化粧料や塗料の原料として使用することが好適である。
化粧料に使用する場合、平均粒子径としては3〜50μm程度が、使用感の観点から好ましい。50μmを超えると、使用感が悪化する場合がある。特に好ましくは、より感触が滑らかになる3〜20μm程度である。
本発明のシリカ複合重合体粒子を配合する具体的な化粧料としては、おしろい、ファンデーション等の固形状化粧料、ベビーパウダー、ボディーパウダー等のパウダー状化粧料、化粧水、乳液、クリーム、ボディーローション等の液状化粧料等が挙げられる。
これらの化粧料への配合割合は、化粧料の種類によっても異なるが、おしろい、ファンデーション等の固形状化粧料の場合は1〜20重量%が好ましく、3〜15重量%が特に好ましい。また、ベビーパウダー、ボディーパウダー等のパウダー状化粧料の場合は、1〜20重量%が好ましく、特に好ましくは3〜15重量%である。更に、化粧水、乳液、クリームやリキッドファンデーション、ボディーローション、プレシェーブローション等の液状化粧料の場合は、1〜15重量%が好ましく、更に好ましくは3〜10重量%である。
また、これらの化粧料には、光学的な機能の向上や触感の向上のため、マイカ、タルク等の無機化合物、酸化鉄、酸化チタン、群青、紺青、カーボンブラック等の着色用顔料、又はアゾ系等の合成染料等を添加することができる。液状化粧料の場合、液状の媒体として、特には限定されないが、水、アルコール、炭化水素、シリコーンオイル、植物性又は動物性油脂等を用いることもできる。これらの化粧料には、上記他の成分以外に、化粧品に一般的に用いられる保湿剤、抗炎症剤、美白剤、UVケア剤、殺菌剤、制汗剤、清涼剤、香料等を添加することにより、各種機能を追加することもできる。
特に、上記シリカ複合重合体粒子は、液状化粧料の原料として好適に使用できる。液状化粧料においては、品質を損なわない範囲で化粧品に一般的に用いられる保湿剤、油分、界面活性剤、紫外線吸収剤、薬剤、着色剤、塩、高分子化合物、香料成分、安定化剤、緩衝剤等を配合することができる。
本発明に用いられる保湿材としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、d,l−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
液状化粧料に用いられる油分としては、液体油脂として、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等が挙げられる。固体油脂として、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。ロウ類として、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウパロウ、ベイベリーロウ、イポタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸へキシル、還元ラノリン、ジョジョパロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。炭化水素油として、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられるが、上記油分は、これらに限定されるものではない。
液状化粧料に用いられる界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンター2−エチルへキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルへキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベへニルエーテル、POE2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、プルロニック等のプルアロニック型類、POE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等が挙げられるが、これに限定されるものではない(POEはポリオキシエチレン、POPはポリオキシプロピレン)。
液状化粧料に用いられる紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略称する)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロボキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、エチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルへキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロへキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルへキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、3,4,5−トリメトキシケイ皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]ブチル等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルへキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
液状化粧料に用いられる薬剤としては、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール、クロトリマゾール、ペンタクロルフェノール、トリクロルフェノールカプロエート、トリブロムフェノールカプロエート、ラウリルトリフェニルホスホニウムプロミド、塩酸ジアンタゾール、パラアセチルアミノフェニルロダン、メチロサール、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、デルマシド、バリチオン、プロールニトロン、シッカニン、ミコナゾール、エコナゾール、イソコナゾール、スルコナゾール、チオコナゾール、ビフォナゾール、オキシコナゾール、ケトコナゾール、シクロピロックスオラミン、トルシクレート、ナフティフィン、グリセオフルビン、5−フルオロシトシン等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
液状化粧料に用いられる着色剤としては、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)チタン酸鉄等の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の緑色系顔料、群青、紺青等の青色系顔料、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号及び青色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、β−カロリン等の天然色素等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
液状化粧料に用いられる塩としては、岩塩、海水塩、鉱泉湖水塩等の天然塩等が挙げられる。
液状化粧料に用いられる高分子化合物としては、例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロプガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルプミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール2000、4000、6000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
液状化粧料に用いられる香料成分としては、動物系、植物系、鉱物系の天然香料及び合成香料とも使用可能である。
液状化粧料に用いられる安定化剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスフォン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスフォン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、乳酸、乳酸ナトリウム液等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
液状化粧料に用いられる緩衝剤は、例えば、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム等のリン酸塩、アスコルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等の有機酸塩等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例により本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中の各性質の評価方法を下記する。
(平均粒子径の測定)
平均粒子径はマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)で測定した値である。値はCoulter Electronics Limited発行のReference MANUAL FOR THE COULTER MULTISIZER(1987)に従って、50μmアパチャーを用いてキャリブレーションを行い測定する。
具体的には、粒子0.1gを0.1%ノニオン系界面活性剤溶液10ml中にタッチミキサー及び超音波を用いて予備分散させ、これを本体備え付けの、ISOTON II(ベックマンコールター社製:測定用電解液)を満たしたビーカー中に、緩く攪拌しながらスポイドで滴下して、本体画面の濃度計の示度を10%前後に合わせる。次にマルチサイザーII本体にアパチャーサイズを50μm、Currentを800、Gainを4、Polarityを+と入力(アパチャーサイズ等は必要に応じて変更して入力可能である)してmanualで測定を行う。測定中はビーカー内を気泡が入らない程度に緩く攪拌しておき、粒子を10万個測定した点で測定を終了する。平均粒子径は、この測定値の平均値である。
(反射光度の測定)
白黒隠蔽性試験紙(東洋精機社製)に両面テープを空気が入らないように貼り付ける。両面テープの粘着面側に化粧用パフにて粒子を均一に伸ばしながら塗布する。余分な粒子は筆を使用して十分に掃き落として試料を得る。得られた試料を三次元光度計(村上色彩研究所社製ゴニオフォトメーターGP−200)にて、入射角−45°の際の反射角0〜90°における反射光度分布を測定する。
反射光度分布から、反射角0°における光度を、正反射方向におけるピーク光度を100として算出する。この光度が100に近いほど、反射光の光度が正反射方向においても拡散反射方向においても変化がないことを意味し、反射光の拡散性が大きいと定義する。
実施例1
水1750gに対し、懸濁安定剤としてスノーテックスO−40(日産化学社製)250gを混合させた分散媒を、攪拌装置を有する重合容器に入れた。
別途、単官能性の重合性ビニル系モノマーとしてメタクリル酸メチル700g、ポリアルコキシシロキサンオリゴマーとしてMKCシリケートMS57(三菱化学社製:平均分子量1300〜1500、Rがメチル、nの平均が15〜18)285g、シラノール基形成性シラン化合物としてイソブチルトリメトキシシラン(東レダウコーニング社製AY43−048:R1がメチル、R2がイソブチル、mが3)を15g、重合開始剤として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.5gを均一に溶解してなる混合物を調製した。
この混合物を上記分散媒に加えて、ホモミキサーにて7,000rpmで約10分攪拌して、混合物を微分散した。
その後、攪拌速度300rpmで攪拌を継続させ、混合物を加えた分散媒の温度が60℃になってから4時間懸濁重合を行うことで重合性ビニル系モノマーを重合させて重合体粒子とし、更にピロリン酸ナトリウムを60g添加して、ポリアルコキシシロキサンオリゴマー及びシラノール基形成性シラン化合物の縮合を行った。
次いで、攪拌しながら重合容器内の反応液を室温まで冷却し、シリカ複合重合体粒子を得た。得られた粒子を脱水、乾燥させることで目的の粒子を取り出した。得られたシリカ複合重合体粒子の平均粒子径は7.8μmである。反射角0°における光度の測定結果を表1に示す。
重合体粒子とシリカ成分の複合状態を確認するために、上記シリカ複合重合体粒子を、500℃の電気炉で焼成して重合体粒子を除去し、シリカ粒子を得た。得られたシリカ粒子の形状を電子顕微鏡で観察を行った。シリカ粒子は、図1に示すように多数のヒダを有する形状をしており、その形状で複合重合体粒子中に偏在していたことが確認できた。
実施例2
実施例1において、メタクリル酸メチル900g、MKCシリケートMS57を95g、イソブチルトリメトキシシラン5gを用いたこと以外は実施例1と同様にしてシリカ複合重合体粒子を得た。得られた複合重合体粒子の平均粒子径は7.5μmであった。反射角0°における光度の測定結果を表1に示す。実施例1と同様に焼成したところ、得られたシリカ粒子は、図2に示すように多数のヒダを有する形状をしており、その形状で複合重合体粒子中に偏在していたことが確認できた。
実施例3
実施例1において、懸濁安定剤として第3リン酸カルシウム(太平化学産業社製)を、メタクリル酸メチル200g、MKCシリケートMS51(三菱化学社製:平均分子量500〜700、Rがメチル、nの平均が5〜10)700g、メチルトリメトキシシラン(東芝GEシリコーン社製TSL8113:R1とR2がメチル、mが3)100gを用いたこと以外は実施例1と同様にしてシリカ複合重合体粒子を得た。得られた複合重合体粒子の平均粒子径は8.2μmであった。反射角0°における光度の測定結果を表1に示す。実施例1と同様に焼成したところ、得られたシリカ粒子は、多数のヒダを有する形状をしており、その形状で複合重合体粒子中に偏在していたことが確認できた。
実施例4
実施例1において、メタクリル酸メチル200g、MKCシリケートMS58B15(三菱化学社製:平均分子量1600〜1800、Rがブチル、nの平均が11〜13)700g、ジメチルジメトキシシラン(東レダウコーニングシリコーン社製AY43−004:R1とR2がメチル、mが2)100gを用いたこと以外は実施例1と同様にしてシリカ複合重合体粒子を得た。得られた複合重合体粒子の平均粒子径は8.2μmであった。反射角0°における光度の測定結果を表1に示す。実施例1と同様に焼成したところ、得られたシリカ粒子は、図3に示すように多数のヒダを有する形状をしており、その形状で複合重合体粒子中に偏在していたことが確認できた。
実施例5
実施例1において、重合性ビニル系モノマーとしてスチレン、シラノール基形成性シラン化合物としてフェニルトリメトキシシラン(東芝GEシリコーン社製TSL8173;R1がメチル、R2がフェニル、mが3)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてシリカ複合重合体粒子を得た。得られた複合重合体粒子の平均粒子径は7.9μmであった。反射角0°における光度の測定結果を表1に示す。実施例1と同様に焼成したところ、シリカ粒子は、多数のヒダを有する形状をしており、その形状で複合重合体粒子中に偏在していたことが確認できた。
比較例1
ポリアルコキシシロキサンオリゴマーの代わりに重合性ビニル系モノマーと重合性を有するγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(東レダウコーニングシリコーン社製SZ6030)を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で複合重合体粒子を得た(平均粒子径7.4μm)。得られた複合重合体粒子を焼成すると、ヒダのない多孔性粒子が得られた。この結果から、重合性ビニル系モノマー由来の樹脂が粒子状で複合重合体粒子中に均一に分散していたと考えられる。
比較例2
重合性ビニル系モノマーとしてスチレン、イソブチルトリメトキシシランの代わりに重合性ビニル系モノマーと重合性を有するビニルトリメトキシシラン(東レダウコーニングシリコーン社製SZ6300;R1がメチル、R2がビニル、mが3)を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で複合重合体粒子を得た(平均粒子径7.5μm)。得られた複合重合体粒子を焼成すると、ヒダのない多孔性粒子が得られた。この結果から、重合性ビニル系モノマー由来の樹脂が粒子状で複合重合体粒子中に均一に分散していたと考えられる。
比較例3
実施例1において、メタクリル酸メチル950g、MKCシリケートMS57を50g用いたこと以外は実施例1と同様にして複合重合体粒子を得た。得られた複合重合体粒子の平均粒子直径は7.8μmであった。得られた複合重合体粒子を焼成すると、表面にヒダのないシリカ粒子が得られた。反射角0°における光度の測定結果を表1に示す。
比較例4
実施例1において、メタクリル酸メチル50g、MKCシリケートMS57を950g用いたこと以外は実施例1と同様にして懸濁重合を行った。しかし、メチルトリメトキシシランの加水分解により混合物の水溶性が強くなり、混合物の微分散状態を安定に保持できなくなり、粒子を得ることができなかった。
比較例5
実施例1において、メタクリル酸メチル50g、メチルトリメトキシシラン200gを用いたこと以外は実施例1と同様にして懸濁重合を行った。しかし、メチルトリメトキシシランの加水分解により混合物の水溶性が強くなり、混合物の微分散状態を安定に保持できなくなり、粒子を得ることができなかった。
比較例6
平均粒子直径8μmのアクリル樹脂粒子(MB-8、積水化成品工業社製)21gとアエロジルR972(日本アエロジル社製、平均粒子径16nm)9gをハイブリダイザー(奈良機械工業社製)で50℃、14000rpmで5分間処理し、表面をシリカ粒子で被覆した複合重合体粒子を得た(平均粒子径8.5μm)。得られた複合重合体粒子は、シリカ粒子が剥離する場合があった。反射角0°における光度の測定結果を表1に示す。
表1から、実施例1〜5のシリカ複合重合体粒子のほうが、無機粒子単独あるいは重合体粒子に単にシリカ成分を被覆した複合粒子より反射角0°における光度が優れていることがわかった。
実施例1のシリカ粒子の電子顕微鏡写真である。 実施例2のシリカ粒子の電子顕微鏡写真である。 実施例4のシリカ粒子の電子顕微鏡写真である。

Claims (2)

  1. 重合性ビニル系モノマー由来の重合体成分と、シリカ成分とを含むシリカ複合重合体粒子であって、
    前記シリカ成分が、前記重合性ビニル系モノマーに対し不活性なポリアルコキシシロキサンオリゴマーと、下記一般式
    (R1O)mSiR2 4-m
    (R1は水素原子あるいは置換又は非置換のアルキル基及びアシル基から選ばれる基、R2は置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基から選ばれる基であり、mは1〜3の整数、mが2又は3の場合、R1は同一又は異なっていてもよく、mが1又は2の場合、R2は同一又は異なっていてもよい)
    で表されるシラノール基形成性シラン化合物とに由来し、
    前記シリカ複合重合体粒子を焼成して前記重合体成分を除去した場合、50〜300m2/gの比表面積を有し、かつ表面に多数のヒダを有するシリカ粒子が得られるように、前記シリカ成分が、前記シリカ複合重合体粒子中に偏在していることを特徴とするシリカ複合重合体粒子。
  2. 重合性ビニル系モノマー100重量部と、該重合性ビニル系モノマーに対し不活性なポリアルコキシシロキサンオリゴマー10〜500重量部と、下記一般式
    (R1O)mSiR2 4-m
    (R1は水素原子あるいは置換又は非置換のアルキル基及びアシル基から選ばれる基、R2は置換又は非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基から選ばれる基であり、mは1〜3の整数、mが2又は3の場合、R1は同一又は異なっていてもよく、mが1又は2の場合、R2は同一又は異なっていてもよい)
    で表されるシラノール基形成性シラン化合物0.5〜100重量部と、重合開始剤0.01〜10重量部とを含む混合物を、懸濁安定剤の存在下で水系に懸濁し、続いて前記混合物中の前記重合性ビニル系モノマーを重合させることで重合体成分を得る工程と、
    前記ポリアルコキシシロキサンオリゴマー及びシラノール基形成性シラン化合物を酸または塩基触媒を加えて縮合させてシリカ成分を得る工程とを経ることを特徴とするシリカ複合重合体粒子の製造方法。
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