JP4825453B2 - 消火ガス噴射器具およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、視覚的・感覚的に極めて操作しやすく、しかも安価に提供できる消火ガス噴射器具およびその製造方法に関するものである。
従来から、CO等の消火ガスが充填されたボンベを筒状のケースに収容した簡易手動消火ガス噴射器具が提案されている(例えば下記の特許文献1,2,3)
特開平7−313615号公報 特開平8−191900号公報 特開平9−239052号公報
上記特許文献1の消火ガス噴射器具は、ボンベの頭部サイドを手で叩くことによって撃針がボンベの頭部の封板を破り、カバー内に消火ガスを充満させ、カバー内に充満したガスをカバーの底部サイドに形成された噴射孔より噴射して消火する構造である。この消火ガス噴射器具は、ボンベの封板が打ち破られて噴出した消火ガスがカバー内に一旦充満し、カバーの底部に到達して噴射孔より噴射する過程で、高圧充填されていた消火ガスの圧力が大幅に減じられて消火能力が低下していた。さらに、ボンベのカバーは、噴出する消火ガスの圧力に十分耐えるとともに、高圧ガス噴出時の冷却から把持している手指を保護するために、2重方式が採用され、製造コストが高いという問題があった。
上記特許文献2の消火ガス噴射器具は、カバーの底部から露出したボンベの底部を手でたたくことによって撃針がボンベの頭部の封板を破り、ボンベの頭部から噴出した消火ガスを、ボンベの頭部に取り付けた上方カバー部に形成された噴射孔から噴射して消火する構造である。この消火ガス噴射器具は、カバーの底部からボンベの底部が露出しているため、高圧ガス噴出時にボンベが冷却されたときに、低温のボンベに手指が触れて損傷する危険がある。しかも、カバーの底部からボンベの底部が露出しているため、落下等の衝撃が加わったときに、ボンベとカバーのそれぞれに直接衝撃力が加わって、カバー等を構成する部材同士の接合部や、カバーとボンベとの接合部が損傷しやすいという問題がある。
上記特許文献3の消火ガス噴射器具は、撃針を備えた上方カバーがボンベの頭部にら着され、ボンベの底部には有底状下方カバーが固定されている。そして、上方カバーを左手で把持し、右手で有底状下方カバーを右方向に回動すると、上方カバーにボンベの頭部にねじ込まれて撃針がボンベの封板を破り、ボンベに充填されている消火ガスを上方カバーの噴射孔から噴射して消火する構造である。この消火ガス噴射器具は、ねじ込みによって撃針を封板に突き刺すため、操作が極めて煩雑である。
また、上記特許文献1および2の消火ガス噴射器具は、安全ピンを抜いてから消火ガスが噴出する噴出側と反対側を手で叩くことによって消火ガスの噴出を開始させるものであり、特許文献3の消火ガス噴射器具は、有底状下方カバーを回動させることにより消火ガスの噴出を開始させるものである。いずれの消火ガス噴射器具も、消火ガスを噴出させるのに、万人が慣れるものではない特殊な操作を必要とするため、事前に説明書を読んで操作方法を充分に理解していないと、火災というとっさの状況では使用者が慌ててしまい、スムーズかつ確実に操作して消火活動を行うことが困難である。
また、特許文献1および2の器具で叩き方が甘かったり、特許文献3の器具で回動が足りなかったりして、消火ガスの噴出が始まらないと、使用者は一層慌ててしまい、おかしいと思って噴出孔を覗き込みながら操作を行ってしまう危険性がある。このようなときに、突然消火ガスが噴出すると高圧の消火ガスが使用者の目に向かって噴射されることとなり、極めて危険なうえ、消火活動どころではなくなってしまう。
当然、製品には説明書等を添付することが行われるが、一般ユーザーの中には、消火器具を購入して準備しただけで安心してしまい、慌てずに操作できるまでに説明書を充分読み込むことを行わない者も少なからずいるのが実情であるし、説明書を一回読んで理解したとしても、火災のような突発的な事故は忘れた頃に起こるのが常であって、いざというときに操作方法を思い出せなかったり思い出すのに時間がかかったりして、充分な消火活動を行えないことも少なくないのが実情である。
さらに、上記特許文献1,2,3の消火ガス噴射器具は、いずれもボンベを収容する収容体として専用のカバーを必要とするため、カバーを製造するために専用の型を起し、成形して印刷まで行う必要があり、カバー自体に極めてコストがかかり、製品自体が高価なものとなっている。このように、火災等の事故に備えてあらかじめ準備しておくべき消火器具が高価でコストがかかっているため、一般ユーザーは火災の備えに購入すること自体をためらってしまい、消火器具の普及の妨げになっているのが実情である。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたもので、視覚的・感覚的に極めて操作しやすく、とっさのときでも万人がスムーズかつ確実に消火活動を行え、しかも安価に提供できる消火ガス噴射器具およびその製造方法の提供をその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の消火ガス噴射器具は、内部に充填された消火ガスを封止する封板が設けられた頭部を有するボンベと、上記ボンベを収容する缶体と、
上記封板の封止を解除するための撃針と、上記撃針を動作させてボンベ内部の消火ガスの噴出を開始させる押圧操作部と、上記噴出する消火ガスを所定の方向に噴射する噴射口を有する噴射構造部とを備え、
上記缶体は、缶体上部に目金蓋を有する円筒状の缶体であり、
上記缶体上部の目金蓋がボンベの頭部に接合されて封板を外向けにした状態でボンベが缶体に収容され、上記ボンベの頭部と缶体との接合部に噴射構造部が取り付けられた状態で、ボンベと缶体内面との間に空間が形成され
ボンベと缶体内面との間には、缶体内において、ボンベの底部に嵌合する凹部によってボンベを支持する支持部材が、ボンベの胴部と缶体の間に空間を確保した状態で挿入されていることを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の消火ガス噴射器具の製造方法は、内部に充填された消火ガスを封止する封板が設けられた頭部を有するボンベと、
上記封板の封止を解除するための撃針と、上記撃針を動作させてボンベ内部の消火ガスの噴出を開始させる押圧操作部と、上記噴出する消火ガスを所定の方向に噴射する噴射口を有する噴射構造部と、上記ボンベを収容する缶体を準備し、
上記缶体は、目金蓋および缶胴部を備えて構成され、
上記缶体上部の目金蓋をボンベの頭部に接合したのち、上記目金蓋の外周部に缶胴部を接合することにより上記缶体にボンベを収容する際に、ボンベと缶体内面との間に空間を形成し、
ボンベと缶体内面との間に、缶体内において、ボンベの底部に嵌合する凹部によってボンベを支持する支持部材を、ボンベの胴部と缶体の間に空間を確保した状態で挿入することを要旨とする。
すなわち、本発明の消火ガス噴射器具は、ボンベを収容する缶体は、缶体上部に目金蓋を有する円筒状の缶体であり、上記缶体には、缶体上部の目金蓋がボンベの頭部に接合されて封板を外向けにした状態でボンベが収容され、上記ボンベの頭部と缶体との接合部に、撃針を動作させてボンベ内部の消火ガスの噴出を開始させる押圧操作部と、上記噴出する消火ガスを所定の方向に噴射する噴射口を有する噴射構造部が取り付けられている。
このため、ボンベの頭部から噴出した消火ガスは、頭部と缶体との接合部に取り付けられた噴射構造部の噴射口から噴射されるため、ボンベに充填された圧力で消火ガスを直接的に火元に作用させて消火することができ、消火能力が低下することがほとんどない。また、ボンベは缶体に収容されて直接露出しないため、高圧ガス噴出時に冷却された低温のボンベに手指が触れて損傷する危険がない。さらに、落下等の衝撃が加わったとしても、衝撃力は缶体に加わり、缶体の組成変形である程度衝撃が吸収されるため、ボンベと缶体との接合部や噴射構造部の取り付け部の損傷が防止される。
また、従来のようにカバーを回動させたり噴出側と反対側を叩いたりするのではなく、エアゾールやスプレー用の缶体上部に取り付けられた噴射構造部の押圧操作部を押圧することにより、噴射構造部の噴射口から消火ガスが噴射される。このように、視覚的・感覚的に極めてわかりやすく簡単な操作で消火を行うことができる。このように、エアゾールやスプレー用の缶体上部に設けられた押圧操作部を押圧するという、一般的なユーザーの万人が慣れ親しんだわかりやすい操作によって消火を行うことができるため、火災というとっさの状況で、仮に事前に説明書を読んでいなかったとしても、慌てたり操作方法を誤ったりすることなく、スムーズかつ確実に消火活動を行うことができる。
さらに、缶体上部の目金蓋がボンベの頭部に接合さた状態でボンベが収容され、上記ボンベの頭部と缶体との接合部に噴射構造部が取り付けられていることから、構造的な効率がよく、構造を簡素化することができる。
しかも、上記ボンベが収容された缶体のボンベと缶体内面との間には、缶体内において、ボンベの底部に嵌合する凹部によってボンベを支持する支持部材が、ボンベの胴部と缶体の間に空間を確保した状態で挿入されることにより、所定の空間が形成されているため、消火ガス噴射時に冷却されたボンベの冷熱が缶体を把持する手指にほとんど伝わらない。
また、上述したような極めてわかりやすい操作で消火ガスを噴射するものであるため、従来のように、消火ガスの噴出が始まらなかったとしても、使用者がおかしいと思って噴出孔を覗き込みながら操作を行ってしまう危険性が激減し、高圧の消火ガスが使用者の目に向かって噴射されるような事故がほとんどなくなる。
さらに、従来のように専用のカバーを必要とせず、収容体としてエアゾールやスプレー用の缶体を利用するものであることから、大幅にコストダウンして安価に供給することができる。そして、火災に備えた準備コストが安くてすみ、消火器具の普及を大幅に促進することができ、火災による被害を低減することができる。
また、本発明の消火ガス噴射器具の製造方法は、上記缶体上部の目金蓋をボンベの頭部に接合したのち、上記目金蓋の外周部に缶胴部を接合することにより上記缶体にボンベを収容する。このように、あらかじめ目金蓋をボンベの頭部に接合してから、目金蓋の外周部に缶胴部を接合して缶体を形成すればよいことから、従来エアゾールやスプレー用の缶体を製造する際に使用していた装置をほとんどそのまま利用して本発明の消火ガス噴射器具を製造することができる。したがって、従来のように専用のカバーを製造する必要がなく、エアゾールやスプレー用の缶体およびその製造設備を利用するものであることから、大幅にコストダウンして安価に供給することができる。そして、火災に備えた準備コストが安くてすみ、消火器具の普及を大幅に促進することができ、火災による被害を低減することができる。
しかも、上記ボンベが収容された缶体のボンベと缶体内面との間には、缶体内において、ボンベの底部に嵌合する凹部によってボンベを支持する支持部材が、ボンベの胴部と缶体の間に空間を確保した状態で挿入されることにより、所定の空間を形成するため、消火ガス噴射時に冷却されたボンベの冷熱が缶体を把持する手指にほとんど伝わらない。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の消火ガス噴射器具の第1実施例を示す断面図である。
この消火ガス噴射器具は、内部に消火ガスが充填されたボンベ1と、上記ボンベ1を収容する収容体としての缶体2と、上記ボンベ1内の消火ガスを噴射する噴射構造部3とを備えている。
上記ボンベ1は、金属製でボンベ本体が全体として略カプセル状に形成され、内部に消火ガスとして例えば高圧のCOガスが充填され、上部に上記消火ガスの噴出部としての頭部6が形成されている。上記頭部6は、外周面にネジ部が形成され、頂部の開口は内部の消火ガスを封止する封板7で封止されている。
缶体2は、エアゾールやスプレー用として用いられる缶体であり、金属板が成形されて構成され、上部の目金蓋11と、円筒状の缶胴部12と、底を塞ぐ底蓋13とを備えて構成されている。
図2に示すように、上記目金蓋11は、円盤状の蓋部15の中央部が開口し、この開口縁に大略円筒状のネジ部16が形成されている。上記目金蓋11のネジ部16は、その内周面に、ボンベ1の頭部6のネジ部とら合してボンベ1と缶体2とを接合するためのネジ面が形成され、外周面には、上記噴射構造部3に形成されたネジ部とら合して噴射構造部3を缶体2に取り付けるためのネジ面が形成されている。
上記缶胴部12は、缶胴素材を円筒状に成形し、その両端部を接合して側部継目(図示せず)を形成して形成されている。また、上記底蓋13は、上方に膨出したドーム状に形成されている。上記目金蓋11と缶胴部12とは、従来公知の二重巻締が行われた巻締部17により接合され、缶胴部12と底蓋13も、従来公知の二重巻締が行われた巻締部18により接合されている。
なお、上記缶体2としては、エアゾールやカセットコンロ用ボンベとして用いられる缶体が用いられるが、同様の形状を呈したものであれば、例えばシンナー容器として用いられる徳利缶のような缶体を使用することも可能であり、このような態様も本発明に含む趣旨である。
上記噴射構造部3は、上記ボンベ1の封板7の封止を解除するための撃針20と、上記撃針20を動作させてボンベ1内部の消火ガスの噴出を開始させる押圧操作部21と、上記噴出する消火ガスを所定の方向に噴射する噴射口22を有している。
上記噴射構造部3についてより詳しく説明すると、上部に押圧操作部21が取り付けられた本体部24と、上記本体部24に上下移動可能に取り付けられたアクチュエータ部25と、上記アクチュエータ部25の下方への移動を規制する安全ピン26とを備えている。
上記本体部24の下部には、缶体2の目金蓋11のネジ部16にら合するネジキャップ部28が形成されている。上記本体部24のネジキャップ部28の上側には、撃針20の上下スライドをガイドする撃針ガイド部29が形成されるとともに、上記アクチュエータ部25の上下スライドをガイドするアクチュエータガイド部30が形成されている。上記撃針ガイド部29は撃針20が挿通される円筒状に形成され、アクチュエータガイド部30は、撃針ガイド部29より大きな同心状の略円筒状に形成されている。
上記アクチュエータ部25は、上記アクチュエータガイド部30に上下スライド可能に嵌合しており、中央部に撃針20が下向きに取り付けられている。また、上記アクチュエータ部25には、消火ガスを前方に噴射するための噴射ノズル32が設けられている。上記噴射ノズル32は、上下方向に延びる撃針20の内部通路と連通して横方向に延びる噴射通路33が形成され、先端部に噴射口22が形成されている。これにより、ボンベ1の頭部6に缶体2を介して取り付けられた噴射構造部3は、上記頭部6の上部開口から上向きに噴出する消火ガスを横向きに方向を変えて前方に向かって噴射するようになっている。
上記アクチュエータ部25は、本体部24の天井部に上面が当接して抜け止めされるようになっている。そして、アクチュエータ部25の上面が本体部24の天井部に当接した状態で、本体部24とアクチュエータ部25の間に形成された隙間に、安全ピン26が嵌合されて不用意に撃針20が封板7を突き破ってしまわないようになっている。
上記本体部24には、上記アクチュエータ部25を下方に押し込むための押圧操作部21が取り付けられている。上記押圧操作部21は、本体部24の前方(すなわち噴射ノズル32が形成された側)がヒンジ連結され、このヒンジ連結部35の後方に作用部36が、さらにその後方に操作部37が設けられ、上記操作部37を下方に押圧することにより、上記ヒンジ連結部35を支点にして作用部36がテコ作用でアクチュエータ部25を下方に押し下げるようになっている。
そして、上記缶体2は、缶体2上部の目金蓋11がボンベ1の頭部6に接合され、ボンベ1の封板7を上向け(外向け)にした状態でボンベ1を収容している。また、上記噴射構造部3は、上記ボンベ1の頭部6と缶体2との接合部に取り付けられている。
すなわち、上記ボンベ1は缶体2内に収容されているのであるが、収容された状態で、ボンベ1の頭部6のネジ部が、缶体2の目金蓋11のネジ部16内面のネジ面にら合し、ボンベ1と缶体2とが接合されているのである。また、上記のようにボンベ1が接合された缶体2の目金蓋11のネジ部16外周面のネジ面に、噴射構造部3のネジキャップ部28がら合し、ボンベ1が収容された缶体2に噴射構造部3が取り付けられている(図1参照)。
上記ボンベ1が収容された缶体2のボンベ1と缶体2内面との間には所定の空間10が形成されており、消火ガス噴射時に冷却されたボンベ1の冷熱が缶体2を把持する手指にほとんど伝わらないようになっている。
また、ボンベ1と缶体2内面との間には、缶体2内においてボンベ1を支持する支持部材38が挿入されている。上記支持部材38としては、ボンベ1の外周部に外嵌する嵌合部を有するとともに、外周部は缶体2の内面に内嵌するものであることが好ましい。この例では、缶体2内に収容される円筒形を呈し、ボンベ1の底部に嵌合する上部凹部と、缶体2の底蓋13のドーム型の凸形状に嵌合する下部凹部とが形成され、上部凹部でボンベ1を支持するようになっている。このように、支持部材38で缶体2内で、缶体2との接合部である頭部6と反対側のボンベ1の底部近傍を支持することにより、落下等の衝撃が加わったとしても、缶体2内でのボンベ1の位置が変わらず、缶体2とボンベ1との接合部の損傷が防止される。
つぎに、上記消火ガス噴射器具の動作について説明する。
まず、噴射構造部3のアクチュエータ部25の動作を規制している安全ピン26を抜き取る。ついで、噴射ノズル32を前方に向けるよう、缶体2の上部側を手のひらと人差し指以外の4本の指で把持し、人差し指を押圧操作部21の操作部37に掛ける。この消火準備ができた状態で、人差し指を掛ける操作部37の反対側に噴射口22が設けられ、噴射口22を火元に向けやすい。
そして、噴射ノズル32先端の噴射口22を火元に向けて、図4に示すように、人差し指で操作部37を下方に押し下げる。すると、上記ヒンジ連結部35を支点にして作用部36がテコ作用でアクチュエータ部25を下方に押し下げ、撃針20の先端がボンベ1頭部6の封板7を突き破る。そうすると、ボンベ1に充填された高圧の消火ガスが、撃針20の内部通路を通じて噴出し、アクチュエータ部25の噴射通路を通って、火元に向けられた噴射口22から勢いよく噴射され、消火を行うことができる。このように、ちょうど殺虫剤やヘアスプレーを噴射するような状態で消火ガス噴射器具を操作して消火活動を行うことができる。
つぎに、上記消火ガス噴射器具の製造方法について説明する。
本発明の方法では、上記缶体2上部の目金蓋11をボンベ1の頭部6に接合したのち、上記目金蓋11の外周部に缶胴部12を接合することにより上記缶体2を形成して缶体2にボンベ1を収容することが行われる。
より詳しく説明すると、まず、上述したボンベ1と、噴射構造部3と、缶体2の構成部材である目金蓋11,缶胴部12,底蓋13等を準備する。ついで、図5に示すように、上記缶体2上部の目金蓋11をボンベ1の頭部6に接合する。このとき、ボンベ1の頭部6のネジ部を、缶体2の目金蓋11のネジ部16内面のネジ面にら合させて、ボンベ1と缶体2とを接合する。このとき、ネジによるら着と併せて接着剤やシール材等を併用することもできる。
つぎに、図6に示すように、ボンベ1が接合された目金蓋11に対し、缶胴部12を接合する。すなわち、目金蓋11の外周部に形成された環状のビード部40と、缶胴部12の上端縁に形成されたフランジ部41とを合わせ、従来公知の2重巻締を行って巻締部17を形成する。
ついで、図7に示すように、缶胴部12の下部開口から、缶胴部12とボンベ1との隙間に、支持部材38を挿入する。そして、図8に示すように、支持部材38が挿入された缶胴部12に対して底蓋13を接合する。すなわち、缶胴部12の下端縁に形成されたフランジ部43に底蓋13の外周部に形成された環状のビード部42とを合わせ、従来公知の2重巻締を行って巻締部18を形成する。このようにして、上記缶体2にボンベ1を収容する。
そして、ボンベ1が接合され収容された缶体2の目金蓋11のネジ部16外周面のネジ面に、噴射構造部3のネジキャップ部28をら合させ、上記缶体2に噴射構造部3を取り付ける(図1参照)。このようにして本発明の消火ガス噴射器具をつくることができる。
図9および図10は、本発明の消火ガス噴射器具の第2実施例を示す断面図である。
この例は、押圧操作部がトリガー式のトリガー操作部45になっている。すなわち、トリガー操作部45は、噴射構造部3の本体部24の噴射ノズル32が形成された側と反対の後方側にヒンジ連結されている。そして、上記ヒンジ連結部35の前方に作用部36が、さらにその前方において、下方に屈曲形成されたトリガー部46が設けられ、上記トリガー部46に人差し指を掛けて後方に引くことにより、上記ヒンジ連結部35を支点にして作用部36がテコ作用でアクチュエータ部25を下方に押し下げるようになっている。
また、この例では、缶体2を構成する目金蓋11が上向きに膨出する略ドーム状に形成されている。それ以外は上記第1実施例と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
つぎに、上記消火ガス噴射器具の動作について説明する。
まず、噴射構造部3のアクチュエータ部25の動作を規制している安全ピン26を抜き取る。ついで、噴射ノズル32を前方に向けるよう、缶体2の上部側を手のひらと人差し指以外の4本の指で把持し、人差し指をトリガー操作部45のトリガー部46に掛ける。そして、噴射ノズル32先端の噴射口22を火元に向けて、図10に示すように、人差し指でトリガー部46を後方に引く。すると、上記ヒンジ連結部35を支点にして作用部36がテコ作用でアクチュエータ部25を下方に押し下げ、撃針20の先端がボンベ1頭部6の封板7を突き破り、ボンベ1に充填された高圧の消火ガスが、撃針20の内部通路を通じて噴出し、アクチュエータ部25の噴射通路を通って、火元に向けられた噴射口22から勢いよく噴射され、消火を行うことができる。このように、ちょうど掃除用洗剤等を噴射するような状態で消火ガス噴射器具を操作して消火活動を行うことができる。
以上のように、本発明の消火ガス噴射器具は、ボンベ1の頭部6から噴出した消火ガスは、頭部6と缶体2との接合部に取り付けられた噴射構造部3の噴射口22から噴射されるため、ボンベ1に充填された圧力で消火ガスを直接的に火元に作用させて消火することができ、消火能力が低下することがほとんどない。また、ボンベ1は缶体2に収容されて直接露出しないため、高圧ガス噴出時に冷却された低温のボンベ1に手指が触れて損傷する危険がない。さらに、落下等の衝撃が加わったとしても、衝撃力は缶体2に加わり、缶体2の組成変形である程度衝撃が吸収されるため、ボンベ1と缶体2との接合部や噴射構造部3の取り付け部の損傷が防止される。
また、従来のようにカバーを回動させたり噴出側と反対側を叩いたりするのではなく、エアゾールやスプレー用の缶体2上部に取り付けられた噴射構造部3の押圧操作部21を押圧することにより、噴射構造部3の噴射口22から消火ガスが噴射される。このように、視覚的・感覚的に極めてわかりやすく簡単な操作で消火を行うことができる。このように、エアゾールやスプレー用の缶体2上部に設けられた押圧操作部21を押圧するという、一般的なユーザーの万人が慣れ親しんだわかりやすい操作によって消火を行うことができるため、火災というとっさの状況で、仮に事前に説明書を読んでいなかったとしても、慌てたり操作方法を誤ったりすることなく、スムーズかつ確実に消火活動を行うことができる。
さらに、缶体2上部の目金蓋11がボンベ1の頭部6に接合させた状態でボンベ1が収容され、上記ボンベ1の頭部6と缶体2との接合部に噴射構造部3が取り付けられていることから、構造的な効率がよく、構造を簡素化することができる。
また、上述したような極めてわかりやすい操作で消火ガスを噴射するものであるため、従来のように、消火ガスの噴出が始まらなかったとしても、使用者がおかしいと思って噴出孔を覗き込みながら操作を行ってしまう危険性が激減し、高圧の消火ガスが使用者の目に向かって噴射されるような事故がほとんどなくなる。
さらに、従来のように専用のカバーを必要とせず、収容体としてエアゾールやスプレー用の缶体2を利用するものであることから、大幅にコストダウンして安価に供給することができる。そして、火災に備えた準備コストが安くてすみ、消火器具の普及を大幅に促進することができ、火災による被害を低減することができる。
また、本発明の消火ガス噴射器具の製造方法は、上記缶体2上部の目金蓋11をボンベ1の頭部6に接合したのち、上記目金蓋11の外周部に缶胴部12を接合することにより上記缶体2にボンベ1を収容する。このように、あらかじめ目金蓋11をボンベ1の頭部6に接合してから、目金蓋11の外周部に缶胴部12を接合して缶体2を形成すればよいことから、従来エアゾールやスプレー用の缶体2を製造する際に使用していた装置をほとんどそのまま利用して本発明の消火ガス噴射器具を製造することができる。したがって、従来のように専用のカバーを製造する必要がなく、エアゾールやスプレー用の缶体2およびその製造設備を利用するものであることから、大幅にコストダウンして安価に供給することができる。そして、火災に備えた準備コストが安くてすみ、消火器具の普及を大幅に促進することができ、火災による被害を低減することができる。
なお、上記各実施例では、ボンベ1と缶体2との接合をネジによるら着によって行うようにしたが、これに限定するものではなく、接着剤による接合を行ってもよいし、ワンタッチ式の嵌合構造を採用することもできる。また、上記各実施例では、缶体2の底蓋13として、ドーム形状のものを採用したが、これに限定するものではなく、平らな底蓋を採用することもできる。また、上記各実施例では、缶体2として、目金蓋11、缶胴部12、底蓋13から構成されたものを使用したが、これに限定するものではなく、目金蓋11と、底付きの缶胴部とから構成される缶体を採用することもできる。
本発明の消火ガス噴射器具の第1実施例を示す断面図である。 缶体を示す拡大断面図である。 噴射構造部を示す拡大断面図である。 上記第1実施例の動作状態を示す断面図である。 本発明の消火ガス噴射器具の製造方法を説明する図である。 上記消火ガス噴射器具の製造方法を説明する図である。 上記消火ガス噴射器具の製造方法を説明する図である。 上記消火ガス噴射器具の製造方法を説明する図である。 本発明の消火ガス噴射器具の第2実施例を示す断面図である。 上記第2実施例の動作状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ボンベ
2 缶体
3 噴射構造部
6 頭部
7 封板
10 空間
11 目金蓋
12 缶胴部
13 底蓋
15 蓋部
16 ネジ部
17 巻締部
18 巻締部
20 撃針
21 押圧操作部
22 噴射口
24 本体部
25 アクチュエータ部
26 安全ピン
28 ネジキャップ部
29 撃針ガイド部
30 アクチュエータガイド部
32 噴射ノズル
33 噴射通路
35 ヒンジ連結部
36 作用部
37 操作部
38 支持部材
40 ビード部
41 フランジ部
42 ビード部
43 フランジ部
45 トリガー操作部
46 トリガー部

Claims (2)

  1. 内部に充填された消火ガスを封止する封板が設けられた頭部を有するボンベと、上記ボンベを収容する缶体と、
    上記封板の封止を解除するための撃針と、上記撃針を動作させてボンベ内部の消火ガスの噴出を開始させる押圧操作部と、上記噴出する消火ガスを所定の方向に噴射する噴射口を有する噴射構造部とを備え、
    上記缶体は、缶体上部に目金蓋を有する円筒状の缶体であり、
    上記缶体上部の目金蓋がボンベの頭部に接合されて封板を外向けにした状態でボンベが缶体に収容され、上記ボンベの頭部と缶体との接合部に噴射構造部が取り付けられた状態で、ボンベと缶体内面との間に空間が形成され
    ボンベと缶体内面との間には、缶体内において、ボンベの底部に嵌合する凹部によってボンベを支持する支持部材が、ボンベの胴部と缶体の間に空間を確保した状態で挿入されていることを特徴とする消火ガス噴射器具。
  2. 内部に充填された消火ガスを封止する封板が設けられた頭部を有するボンベと、
    上記封板の封止を解除するための撃針と、上記撃針を動作させてボンベ内部の消火ガスの噴出を開始させる押圧操作部と、上記噴出する消火ガスを所定の方向に噴射する噴射口を有する噴射構造部と、上記ボンベを収容する缶体を準備し、
    上記缶体は、目金蓋および缶胴部を備えて構成され、
    上記缶体上部の目金蓋をボンベの頭部に接合したのち、上記目金蓋の外周部に缶胴部を接合することにより上記缶体にボンベを収容する際に、ボンベと缶体内面との間に空間を形成し、
    ボンベと缶体内面との間に、缶体内において、ボンベの底部に嵌合する凹部によってボンベを支持する支持部材を、ボンベの胴部と缶体の間に空間を確保した状態で挿入することを特徴とする消火ガス噴射器具の製造方法。
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