JP4825024B2 - 疲労亀裂進展抑制および溶接熱影響部の靭性に優れた高降伏比高張力鋼板 - Google Patents
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PM=[C]+[Mn]/30+[Cr]/23+[Mo]/5+[Si]/5
+[Cu]/50+[Ni]/50…(1)
但し、[C],[Mn],[Cr],[Mo],[Si],[Cu]および[Ni]は、夫々C,Mn,Cr,Mo,Si,CuおよびNiの含有量(質量%)を示す。
γa=2γs−γb …(2)
但し、γs:粒界の表面エネルギー、γb:粒界エネルギー
Y1=−2937.5X1+188.63 …(3)
[Crについて:鋼種A1とA3]
Y2=−128.1X2+193.59 …(4)
(但し、X2:Cr含有量、Y2:vE-15)
[Mnについて:鋼種A1とA4]
Y3=−98.0X3+233.92 …(5)
(但し、X3:Mn含有量、Y3:vE-15)
[Niについて:鋼種A1とA5]
Y4=−58.4X4+91.6 …(6)
(但し、X4:Ni含有量、Y4:vE-15)
[Moについて:鋼種A1、A6およびA7]
Y5=−570.0X5+268.0 …(7)
(但し、X5:Mo含有量、Y5:vE-15)
[Siについて:鋼種A1とA8]
Y6=−560.0X6+301 …(8)
(但し、X6:Si含有量、Y6:vE-15)
[Cuについて:鋼種A9とA10]
Y7=−59.0X7+257.8 …(9)
(但し、X7:Cu含有量、Y7:vE-15)
Cは高張力鋼の強度を増大させるのに有効な元素であり、所望の強度を確保するためには0.01%以上含有させる必要がある。しかし、C含有量が過剰になると(中炭素、高炭素になると)、ベイナイトの変態機構が変化して選択されるバリアントが変化したり、本発明で狙う極低Cベイナイト組織を安定的に得ることができなくなるので、0.05%以下とする必要がある。
Siは冷却条件によらず固溶強化により鋼の強度を増加させるのに有効な元素であるが、過剰に含有させると鋼材(母材)に島状マルテンサイト相(M−A相)を多量に析出させて靭性を劣化させる。こうしたことから、その上限を1.0%とした。尚、Si含有量の好ましい上限は0.6%である。
Mnは極低Cベイナイト組織を生成させて鋼材を強化するのに有効な元素であり、こうした効果を発揮させるためには、Mnは0.5%以上含有させる必要がある。しかしながらMnを過剰に含有させると、母材の靭性劣化を引き起こすので上限を2.0%とする。Mn含有量の好ましい下限は0.6%であり、好ましい上限は1.9%である。
Pは結晶粒に偏析し、延性や靭性に有害に作用する不純物であるので、できるだけ少ない方が好ましいのであるが、不可避的に鋼材に混入することを考慮して0.5%以下に抑制するのが良い。またSは、鋼材中の合金元素と反応して種々の介在物を形成し、鋼材の延性や靭性に有害に作用するので不純物であるので、できるだけ少ない方が好ましいのであるが、不可避的に混入することを考慮して0.02%以下に抑制するのが良い。
Alは脱酸剤として有効な元素であると共に、鋼材中のNを固定することによって、Bの固溶量を増加させる元素である。これによって、Bによる焼入れ性向上効果が向上することになる。こうした効果を発揮させるためには、Al含有量は0.01%以上とする必要がある。しかしながら、過剰に含有されると鋼材(母材)に島状マルテンサイト相(M―A相)を多量に析出させて靭性を劣化させる。こうしたことから、その上限を0.07%とした。尚、Al含有量の好ましい下限は0.02%であり、好ましい上限は0.06%である。
Crは極低Cベイナイト組織を得るために重要な元素である。また、HAZ組織においてはベイナイトブロックサイズを低減するためにも有効である。更に、焼入れ性を向上させて鋼材の強度を確保する上でも有効な元素である。しかも、変態を抑制し、ベイナイト変態開始温度Bsを低下させる作用も発揮する。ベイナイトが低温で変態することによって、ランダム粒界の生成量が変化し、対応粒界の割合を増加させることができる。これらの効果を発揮させるためには、Crは0.4%以上含有させる必要がある。しかしながら、Crの含有量が過剰になって2.0%を超えると、粗大な析出物を形成するので、母材およびHAZのいずれの靭性も劣化する。尚、Cr含有量の好ましい下限は0.5%であり、好ましい上限は1.8%である。
Nbは極低Cベイナイト組織を得るために重要な元素である。また、HAZ組織においてはベイナイトブロックサイズを低減するためにも有効である。更に、鋼材の強度を確保する上でも有効な元素である。しかも、Crと同様に、変態を抑制し、ベイナイト変態開始温度Bsを低下させる作用も発揮する。これらの効果を発揮させるためには、Nbは0.001%以上含有させる必要がある。しかしながら、Nbの含有量が過剰になって0.050%を超えて含有させてもその効果は飽和する。尚、Nb含有量の好ましい下限は0.002%であり、好ましい上限は0.045%である。
Tiは窒化物を形成させ、大入熱溶接時に旧オーステナイト粒の粗大化を抑制し、HAZ靭性を向上させるのに有効な元素である。またCrやNbと同様に、変態を抑制し、ベイナイト変態開始温度Bsを低下させる作用も発揮する。こうした効果を発揮させるためには、Ti含有量は0.005%以上とする必要がある。しかしながら、Tiを過剰に含有させると粗大な介在物を析出させ、却ってHAZ靭性を劣化させるので、その上限を0.03%とする。尚、Ti含有量の好ましい下限は0.010%であり、好ましい上限は0.025%である。
Bは極低Cベイナイト組織を得るために重要な元素である。また焼入性を向上させてフェライト変態を抑制する上でも有効に作用する。更に、CrやNbと同様に、変態を抑制し、ベイナイト変態開始温度Bsを低下させる作用も発揮する。そのためには、Bは0.0005%以上含有させる必要がある。しかしながら、Bを過剰に含有させるとその効果が飽和するばかりか、HAZ組織中での介在物(B窒化物)が増加してHAZ靭性は却って低下するので、B含有量の上限は0.0030%とする必要がある。尚、B含有量の好ましい下限は0.0007%であり、好ましい上限は0.0025%である。
Caは介在物形状の異方性を低減する作用があり、HAZ靭性を向上させるのに有効な元素である。こうした効果を発揮させるためには、0.0005%以上含有させる必要があるが、0.005%を超えて過剰に含有させても介在物が粗大化してHAZ靭性が却って劣化する。尚、Ca含有量の好ましい下限は0.001%であり、好ましい上限は0.004%である。
大入熱溶接HAZにおいて靭性を高位に確保するためには、旧オーステナイト粒内にTiNを微細析出させて旧オーステナイト粒の粗大化を防止することが有効である。こうした効果を発揮せせるためには、N含有量は0.0020%以上とする必要がある。しかしながら、N含有量が過剰になって0.010%を超えると粗大なTiNが析出して破壊の起点となる。尚、N含有量の好ましい下限は0.003%であり、好ましい上限は0.008%である。
Moは焼入性を向上させて強度向上に有効な元素であるが、0.5%を超えて過剰に含有させると、粗大な硬化相となるので、母材およびHAZのいずれの靭性も劣化する。またMoは、変態を抑制し、ベイナイト変態開始温度Bsを低下させる作用も発揮する。ベイナイトが低温で変態することによって、ランダム粒界の生成量が変化し、対応粒界の割合を増加させることができる。尚、本発明において極低Cベイナイト組織を得るためには、必ずしも必要な元素ではなく、無添加でも良い。但し、Moを含まない場合には、前記(1)式は、Moを含まないものとして計算する必要がある。Mo含有量の好ましい上限は0.45%である。
CuおよびNiは、母材強度を向上するのに有効な元素である。またこれらの元素は、変態を抑制し、ベイナイト変態開始温度Bsを低下させる作用も発揮する。これらの効果は、その含有量が増加するにつれて増大するが、含有量が過剰になると溶接時にM−A相の生成が促進されHAZ靭性が劣化することになるので、いずれも2.0%以下とすることが好ましい。但し、CuやNiを含まない場合には、前記(1)式は、CuやNiを含まないものとして計算する必要がある。これらの元素の含有量の好ましい上限は1.5%である。
Vは母材強度の向上に有効な元素であり、また変態を抑制し、ベイナイト変態開始温度Bsを低下させる作用も発揮する。しかしながら、0.05%を超えて過剰に含有させるとHAZ部で析出物を形成し、HAZ靭性が低下することになる。
MgはTiNの析出の核となる酸化物を微細分散させてHAZの靭性向上に寄与する元素であるが、過剰に含有させると酸化物が粗大化して却ってHAZ靭性を低下させるので、0.005%以下にすべきである。
ZrはTiと同様に、窒化物や酸化物を形成して、HAZ部の旧オーステナイト粒の粗大化を防止してHAZ靭性を向上させるのに有効な元素であるが、過剰に含有させると介在物が粗大化してHAZ靭性が劣化するので0.005%以下にすべきである。
希土類元素(REM)は、Caと同様に、介在物形状の異方性を低減してHAZ靭性を向上するのに有効な元素である。こうした効果を発揮させるためには、0.0003%以上含有させることが好ましい。しかしながら、REMの含有量が0.003%を超えて過剰になると、介在物が粗大化してHAZ靭性が却って低下することになる。
(1)950〜1250℃の温度範囲に加熱し、Ar3変態点〜900℃の温度範囲で圧延を終了した後、冷却速度を5℃/秒以上として450℃以下まで加速冷却(例えば、水冷)を行なう。
(2)950〜1250℃の温度範囲に加熱し、Ar3変態点〜900℃の温度範囲で圧延を終了した後、冷却速度を5℃/秒以上として450℃以下まで加速冷却(例えば、水冷)を行ない、その後500〜700℃の温度域で焼戻し処理を行なう。
(3)950〜1250℃の温度範囲に加熱し、Ar3変態点〜900℃の温度範囲で圧延を終了した後、再びAc3変態点以上の温度まで加熱し、その後冷却速度を5℃/秒以上として450℃以下まで冷却を行なう。
(4)950〜1250℃の温度範囲に加熱し、Ar3変態点〜900℃の温度範囲で圧延を終了した後、再びAc3変態点以上の温度まで加熱し、冷却速度を5℃/秒以上として450℃以下まで冷却を行ない、引き続き500〜700℃の温度域で焼戻し処理を行なう。
(5)950〜1250℃の温度範囲に加熱し、再結晶温度域で圧延を行なった後、冷却速度を1℃/秒以上として600〜700℃の温度域まで冷却を行ない、引き続きその温度で過冷オーステナイトの状態で圧下率30%以上の圧延を行ない、その後再度加速冷却を行なう。
下記表2に示す化学成分組成の鋼(鋼種A〜R)を用い、下記表3に示す製造条件にて鋼板を製造した。尚、表2には、本発明で規定するPM値についても示した。尚、表2における鋼種A〜Mは、本発明で規定する化学成分組成を満足するものであり、鋼種N〜Rは本発明で規定する要件(化学成分組成、PM値)のいずれかが外れたものである。
各鋼板のt/4(tは板厚)から鏡面研磨後試験片を採取し、これを2%硝酸−エタノール溶液(ナイタール溶液)でエッチングした後、5視野において光学顕微鏡を用いて400倍で観察を行ない、画像解析によって鋼組織中のベイナイト分率(面積%)を測定した。この際、フェライト(ポリゴナルフェライト・擬ポリゴナルフェライトを含む)以外のラス状組織は全てベイナイトとみなした。
鋼板のt/4(tは板厚)からJIS Z 2201 4号試験片を採取し、JIS Z 2241の要領で引張試験を行ない、降伏強度(0.2%耐力:YS)、引張強度(TS)、降伏比(降伏強度/引張強度×100%:YR)を測定した。本発明では、引張強度TS:570MPa以上、降伏比YR:80%以上を合格とした。
鋼板のt/4からL方向(圧延方向)に、JIS Z 2202 Vノッチ試験片を採取してJIS Z 2242に準拠してシャルピー衝撃試験を行ない、シャルピー試験片の脆性破面率が50%となる温度を近似して破面遷移温度(vTrs)として測定した。vTrsが−20℃以下を目標として合格とした。
JIS Z 3158のy形溶接割れ試験法に従い、入熱量:1.5KJ/mmで被覆アーク溶接を行ない、予熱温度25℃において断面割れ率を測定し、割れ率0%を合格とした。
HAZ再現試験を行なった。鋼板から採取した試験片[12.5×32×55(mm)の試験片を各5本採取]に1400℃×5秒加熱後、入熱量10KJ/mmに相当する[800〜500℃までを80秒で冷却]熱サイクル試験を行なった。その後、各試験片から2本のシャルピー衝撃試験片(JIS Z 2202 Vノッチ試験片)を採取し、各鋼板毎に10本で−15℃における平均衝撃吸収エネルギーvE-15を求めた。平均100J以上を合格とした。
EBSP法(Electoron Backscattering Pattern法)を採用して測定した。このとき用いたSEM−EBSPオンライン結晶方位・粒界性格自動解析装置は、FE−SEM、TSL社製OIMハードウエア・ソフトウエアとSGI社製コンピュータで構成されるものである。このときの測定条件は、測定領域:200μm×200μm、測定ピッチ:0.5μm間隔とし、測定方位の信頼性を示すコンフィデンス・インデックス(Confidence Index)が0.1よりも小さい測定点は解析対象から除外した。尚、実際の組織中において、完全に対応格子関係を持つ粒界は極めてまれであり、規則関係を乱さないような転位の導入から、若干のズレが生じていることが多い。Σ値算出による許容角度として、TRERANCE(許容範囲)=K/Σ-nで、K=15、n=0.5とした。
ASTM E647に準拠し、コンパクト型試験片を用いて、疲労亀裂進展試験を実施することによって、疲労亀裂進展速度を求めた。この際、下記(10)式によって規定されるパリス則が成り立つ安定成長領域ΔK=20(MPa・√m)での値を代表値として評価した。尚、疲労亀裂進展速度の評価、基準については、通常の鋼材が4〜6×10-5mm/cycle(ΔK=20のとき)程度の進展速度であることから、3.5×10-5mm/cycle以下を基準とした。
da/dn=C(ΔK)m…(10)
但し、a:亀裂長さ,n:繰り返し数,C,m:材料、荷重等の件で決まる定数を夫々示す。
前記表2に示した鋼種Aを用い、入熱量を変える以外は実施例と同様にしてHAZ再現試験を行なった。このときの入熱量:1〜20KJに相当するように、800〜500℃までの冷却時間を変えて熱サイクル試験を行なった。尚、入熱量1KJ/mmでは冷却時間10秒、入熱量2KJ/mmでは冷却時間20秒、入熱量5KJ/mmでは冷却時間40秒、入熱量7KJ/mmでは冷却時間60秒、入熱量15KJ/mmでは冷却時間120秒、入熱量20KJ/mmでは冷却時間160秒となる。
Claims (7)
- C:0.01〜0.05%(質量%の意味、以下同じ)、Si:1.0%以下(0%を含まない)、Mn:0.5〜2.0%、P:0.5%以下(0%を含まない)、S:0.01%以下(0%を含まない)、Al:0.01〜0.07%、Cr:0.4〜2.0%、Nb:0.001〜0.050%、Ti:0.005〜0.03%、B:0.0005〜0.0030%、Ca:0.0005〜0.005%、N:0.0020〜0.010%を夫々含有し、残部:鉄及び不可避不純物からなると共に、下記(1)式で規定されるPM値が0.27%未満を満足し、且つベイナイト相を90面積%以上とする組織からなり、2つの結晶の方位差が15°以上の大角粒界のうち、Σ3対応粒界である割合が0.065以上であることを特徴とする疲労亀裂進展抑制および溶接熱影響部の靭性に優れた高降伏比高張力鋼板。
PM=[C]+[Mn]/30+[Cr]/23+[Mo]/5+[Si]/5
+[Cu]/50+[Ni]/50…(1)但し、[C],[Mn],[Cr],[Mo],[Si],[Cu]および[Ni]は、夫々C,Mn,Cr,Mo,Si,CuおよびNiの含有量(質量%)を示す。 - Mo:0.5%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1に記載の高降伏比高張力鋼板。
- Cu:2.0%以下(0%を含まない)および/またはNi:2.0%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1または2に記載の高降伏比高張力鋼板。
- V:0.05%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜3のいずれかに記載の高降伏比高張力鋼板。
- Mg:0.005%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜4のいずれかに記載の高降伏比高張力鋼板。
- Zr:0.005%以下(0%を含まない)を含有するものである請求項1〜5のいずれかに記載の高降伏比高張力鋼板。
- 希土類元素:0.0003〜0.003%を含有するものである請求項1〜6のいずれかに記載の高降伏比高張力鋼板。
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