JP4824817B2 - 伝送線路挿入損失の推定 - Google Patents

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Description

本発明は、通信分野に関し、少なくとも一つの周波数における加入者伝送線路(customer transmission line)の伝送線路挿入損失の推定に関する。
通信事業者が顧客にDSLを販売する場合に、顧客までの通信線路の特性が十分によく知られていないことは問題である。そのせいで、その線路がどのくらいのDSL容量(例えば、Mビット/秒での数値)をサポートでき、それ故、どのくらいのDSL容量を顧客に販売できるかを予測可能でないかもしれない。
サポートされ得るDSL容量を予測できるためには、使用される周波数に対する線路減衰値を知ることが有用である。大抵は、大きさだけを知れば十分であり、位相を知る必要ない。線路減衰は周波数とともに変わるので、使用される周波数のそれぞれまたはほとんどに対する減衰を知ることが大抵は必要である。
各周波数に対する線路減衰が十分な精度で知られ、線路雑音(PSD、パワースペクトル密度)も十分な精度で知られる場合に、これらから線路で達成可能なDSLビットレートを推定することが可能である。
好ましくは、線路特性のいかなる線路測定も、事業者施設から実行し得る片端線路試験(SELT、Single-Ended Line Testing)を用いて行われるべきである。
両端線路試験では、線路の顧客端にも装置が存在することを必要とする。技術者を顧客宅に派遣することは費用がかかるし、またDSLサービスへの加入を決定する前は、顧客は大抵、両端線路試験を行う助けとなり得るだろういかなるDSLモデムまたは他の装置を持たない。
従って、事業者施設からSELTを用いて線路減衰量を推定できることが望ましい。
従来の一つの推定手法は、時間領域反射率測定法(TDR)により線路の遠端エコーの到着時間を測定することにより線路長を測定することである。この場合、各周波数に対する単位線路長当たりの減衰の標準値から、特定の線路に対する減衰が推定される。この方法は、恐らく単位長当たりの減衰がケーブルの種類間で異なるため、満足な精度をもたらさない。線路がどの種類のケーブルでできているか、またはどの種類のケーブルの組み合わせでできているかは、多くの場合に事前には知られていない。
特許文献1には、測定しようとする線路に狭帯域幅のパルスを送信する方法が開示されている。遠端反射が識別され、使用される周波数帯に対する線路減衰が反射パルスと送信パルスとの振幅比から直接的に決定される。このようにして決定された減衰は、一般にパルスの使用される周波数帯に対してだけ有効である。送信パルスと受信パルスとの両方の大きさを測定する必要がある。この方法は、ラインカード送受信器が信号に及ぼす影響のために、ラインカードを含む実装には適さない。
米国特許出願公開第20050057880(A1)号明細書 国際出願公開第2004/100512号パンフレット
Thierry Pollet著「G.seltはどのようにS11(校正測定)を指定するか?(How is G.selt to specify S11 (calibrated measurements)?)」ITU電気通信標準化部門、暫定文書0J−091、日本国大阪、2002年10月21〜25日
本発明は、片端線路試験、SELTにより通信加入者伝送線路の線路挿入損失を推定する課題に関する。
別の課題は、様々な周波数で加入者伝送線路の線路挿入損失を推定することである。
さらなる課題は、ラインカードを介して加入者伝送線路の線路挿入損失を推定することである。
さらに課題は、加入者伝送線路の挿入損失の高精度な推定値を生成することである。
これらの課題は、校正測定(calibration measurement)により解決される。少なくとも二つの基準伝送線路に対する線路挿入損失が、所定の周波数で予め測定される。また、基準伝送線路のそれぞれに対する校正量(calibration quantity)も予め測定され、校正量は実質的に遠端TDR反射の振幅を表す。未知である線路挿入損失を有する前述の加入者伝送線路に対してさらに同じ校正量が測定される。前述の周波数における加入者伝送線路の線路挿入損失の推定値は、基準伝送線路および加入者伝送線路の両方に対する前述の校正量と、前述の予め測定された基準線路挿入損失とに基づいて生成される。
解決手段は、伝送線路に対する線路モデルの形成とも見なしてもよく、線路モデルは予め測定された線路挿入損失と予め測定された校正量とを用いて校正される。加入者伝送線路に対する線路挿入損失は、線路モデルと加入者伝送線路について測定された校正量とを用いて推定される。
基準伝送線路と加入者伝送線路との両方に対する校正量は、片端線路試験で生成される。当該線路に信号が送信され、遠端反射信号が受信され、遠端反射信号から校正量が生成される。この量は、実質的に遠端TDR反射の振幅を表す。
校正量を生成する一つの選択肢は、線路の直接的なTDR測定である。別の選択肢は、線路の近端においてラインカードを介して信号を送信することである。反射信号が受信され、それから実質的に遠端TDR反射が生成される。測定は、線路のどちらの端から行われてもよい。
基準伝送線路に対する予め測定された挿入損失と校正量とを用いて、線路モデルを描写する関係が確立される。その後、この関係は、加入者伝送線路について測定した校正量を用いて、加入者伝送線路の線路挿入損失を推定するために使用される。
伝送線路は、様々なインピーダンスで終端されてもよい。線路挿入損失に関する高精度な値を得るために、線路モデルは、これらの様々なインピーダンスに関して校正されてもよい。
本発明の一つの目的は、片端線路試験で加入者伝送線路の正確な線路挿入損失値を生成することである。
別の目的は、加入者伝送線路がどの種類のケーブルかを知ることなく、線路挿入損失値を生成することである。
さらに目的は、非常に高精度な線路挿入損失値を生成することである。
本発明の一つの利点は、加入者伝送線路の正確な線路挿入損失値が簡単なやり方で生成されることである。
別の利点は、加入者伝送線路についての測定がラインカードを介して実行し得ることである。
さらなる利点は、加入者伝送線路がどの種類のケーブルかを知る必要がないことである。
さらに利点は、加入者伝送線路の挿入損失を、基準伝送線路の線路挿入損失が事前に測定された周波数とは異なる周波数でも推定し得ることである。
さらに別の利点は、加入者伝送線路の片端試験を線路のどちらの端から行ってもよいことである。
実験室での線路挿入損失の測定を示すブロック図の一例である。 TDR測定を示すブロック図の一例である。 TDRパルスの図の一例である。 反射TDR信号の図の一例である。 様々な周波数に対する線路挿入損失の図の一例である。 加入者伝送線路のTDR測定を示すブロック図の一例である。 ラインカードを介した挿入損失の測定を示すブロック図の一例である。 線路スペクトラム信号の図の一例である。 インパルス応答を示す図の一例である。 様々な周波数に対する線路挿入損失の図の一例である。 線路挿入損失の推定方法に関するフローチャートの一例である。 校正量を生成するためのフローチャートの一例である。 校正量を生成するための詳細なフローチャートの一例である。 線路挿入損失を生成するための詳細なフローチャートの一例である。 ラインカードに関するブロック図の一例である。
本発明について、これより実施形態を用い添付の図面を参照してより詳細に説明する。
上記のように、ネットワーク事業者が顧客までの通信伝送線路の特性を知ることは不可欠である。その結果、事業者は、線路がどのくらいのDSL容量をサポートできるか、それ故、どのくらいのDSL容量を顧客に販売できるかを予測し得る。以下では、校正を用いるSELT(片端線路試験、Single Ended Line Test)測定でどのようにこれらの線路特性を決定し得るかを説明する。
図1には、実験室での両端線路試験で線路挿入損失がどのように測定されるかが示される。送信デバイス1は、測定される通信用基準伝送線路L1を介して受信測定デバイス2に接続される。送信デバイスは、指定された出力振幅を有する周波数f1の信号S(f1)を送信し、測定デバイス2は、受信した信号S(f1)の減衰した振幅を測定する。普通はデシベルdBで表わされる周波数f1における伝送線路L1の線路挿入損失L11が決定される。同じように、さらなる周波数f2…fNの信号S(f2)…S(fN)を用いて、線路挿入損失が測定される。基準伝送線路L1に関して、今や周波数の組f1…fNに対する一組の線路挿入損失値L11…L1Nが存在する。
同じように、周波数の組f1…fNに対する線路挿入の損失値の組L21…L2Nを与えるように、基準伝送線路L2が測定される。異なる種類で異なる長さのさらなる基準伝送線路L3、L4、…、LKが、同じように測定される。
前述のように、上記の測定は実験室で行われ、伝送線路は例えばケーブルドラムに巻かれていてもよい。実用的かつ経費上の理由から、この種の両端からの測定は加入者伝送線路の現場測定での使用に適さない。現場測定に関しては、時間領域反射率測定法TDRなどの他の方法がより実用的である。以下では、伝送線路に対する線路モデルが、線路挿入損失値L11…L1N、L21…L2N、…、LK1…LKNと、TDRおよび特定のやり方で使用される他の方法との、両方を用いてどのように校正され得るかを説明する。その結果として、加入者伝送線路の当初は未知である非常に正確な挿入損失値を、校正(適合)された線路モデルを用いて生成し得る。
図2aには、基準伝送線路L1を介して遠隔デバイス4に接続されるTDR測定デバイス3を示す。遠隔デバイスは、この実施形態では単に線路の開放端であり、TDR測定デバイス3は、この実施形態ではパルスであるテスト信号P1を線路L1に送信する。パルスは、横座標に時間t、縦座標にdB単位の振幅Aを有する図2bのグラフに示される。テスト信号P1は遠隔デバイスで反射され、反射信号P2はTDR測定デバイス3で測定される。反射信号は図3に示され、図3も横座標に時間t、縦座標にdB単位の振幅Aを有するグラフである。反射信号P2は、近端反射として識別される第1のピークP21と、遠端TDR反射または遠隔デバイス4の開放端からの遠端反射として識別される減衰した第2のピークP22との両方を有する。第2のピークP22は、測定された基準伝送線路L1に対してPV1で示されるピーク振幅値を有し、この線路に対する校正量である。
パルスP1が通信線(loop)を2度移動(伝送線路L1を往復)したので、遠端反射のピーク値PV1は、基準伝送線路L1の線路挿入損失値L11、L12、…、L1Nに関係していると推定される。この意味することは、伝送線路の線路モデルを設定でき、その線路モデルは、基準伝送線路に対する線路挿入損失値およびピーク値を用いて校正されることである。本実施形態のピーク値はdB単位で測定されるので、基準値RVと比較される。
図2aと図2bとに関連して説明したTDR測定は、基準伝送線路L2、…、LKに対しても実行される。校正量であるパルスP1の遠端反射の対応するピーク値PV2、…、PVKが生成され、基準値RVと比較される。
図4は、遠端TDR反射のピーク値が線路挿入損失値にどのように関係するかを明示する。この図は、横座標にTDR測定によるピーク値を有し、縦座標に実験室で測定された線路挿入損失を有するグラフである。ピーク値は一般にPVで示され、線路挿入損失は一般にIL(f)で示され、ここでfは周波数依存を示す。両軸の値は、デシベルdBで与えられる。基準伝送線路L1〜L5に関して、対応するピーク値PV1〜PV5は、横座標に示される。各ピーク値に関して、対応する線路挿入損失値L11…L14、L21…L24などが示される。
図4のグラフから見えてくることは、回線L1…L5は異なっても同一周波数例えば周波数f1に対する線路挿入損失値は、少なくとも近似的には線形関係に属する。それぞれの周波数f1、f2、f3、およびf4に関してLf1、Lf2、Lf3、およびLf4で示される直線で値が一緒に結ばれる。図4に明示されるこの線形関係は、基準伝送線路に対する線路挿入損失値およびピーク値で校正された伝送線路に関する線路モデルである。
ピーク値および線路挿入損失値の使用は、図4の簡単なグラフとは異なるやり方で詳細に説明することができる。これについては以降で説明するが、図4のグラフで説明された線路モデルが加入者伝送線路の挿入損失を推定するためにどのように使用されるかについて、まず一例を挙げる。
図5は加入者伝送線路LXを示す。伝送線路は、未知である線路挿入損失を有し、近端でラインカード5に接続され、遠端で遠隔デバイス6に接続される。前と同様に、この実施形態では遠隔デバイスは線路の開放端を表す。伝送線路の近端は、ラインカード5から切り離され、TDR測定デバイス3に電流を生じるように接続される。テスト信号P1が送信され、遠端TDR反射のピーク値PVXが測定され、ピーク値PVXは加入者伝送線路LXに対する校正量である。前と同様に、ピーク値PVXは基準値RVと比較される。図4の横座標に結果が示され、周波数f1、f2、f3、およびf4に関して直線Lf1、Lf2、Lf3、およびLf4上の縦座標で対応する線路挿入損失値LX1、LX2、LX3、およびLX4が読み取られてもよい。
校正測定が、基準伝送線路と加入者伝送線路との両方に対して同じやり方で行われることが留意されるべきである。従って、送信信号P1の振幅を知る必要はなく、遠端反射の振幅ピーク値だけが重要である。
伝送線路に関する代替の線路モデルでは、線路挿入損失IL(f)は、ピーク値PVの関数として多項式で、一般に以下のように数学的に表現し得る。
IL(f)=c(f)+c(f)・log10(PV/RV)+c(f)・{log10(PV/RV)}+… (1)
上式で、c(f)、c(f)、およびc(f)は、周波数依存の線路モデルのパラメータである。
図4における周波数の中の任意の一つに対する線路挿入損失値は、このように所定の次数の多項式で互いに連結され得る。線路モデルのパラメータの値は、多項式を測定値に適合させることにより決定される。これは、加入者伝送線路の当初は未知であった線路挿入損失IL(f)について非常に正確な結果を与えるが、少しだけ複雑である。一次項の多項式すなわち直線
IL(f)=α(f)・log10(PV/RV)+α(f) (2)
は、多くの場合に十分に正確な値を生成することが観察されている。この直線は、例えば最小二乗アルゴリズムなどによって測定値に適合される。
非常に多数の様々なケーブルについての実験室での測定から、商
C1=α(f)/α(f) (3)
が周波数にほぼ依存しないことが実証されている。そのため、式(2)は以下のように記述してもよい。
IL(f)=α(f)・{log10(PV/RV)+C1} (4)
さらに、基準値RVを定数C2に含めることにより、以下のように単純化を行うことができる。
IL(f)=α(f)・{log10PV+C2} (5)
このようにして、図4で線路挿入損失値IL(f)をプロットする代わりに、上記の式を用いて代わりに直線または高次曲線が生成されてもよい。その後、加入者伝送線路LXの線路挿入損失値は、そのピーク値である校正量を上記の多項式に代入することにより、高精度で計算し得る。
図4および式(1)から明らかなように、線路モデルを校正するためには、少なくとも二つの基準伝送線路で測定することが必要である。また、測定される基準伝送線路が多ければ多いほど、線路モデルはますます正確になる。
上述の実施形態では、遠隔デバイス4または6は、線路の開放端、すなわち線路終端は無限大のインピーダンスを有していた。同様に、線路終端の他の所定のインピーダンス値も可能である。一つの選択肢は短絡であり、別の選択肢は線路インピーダンスに整合するインピーダンスであり、多くの場合に約100オームである。後者の場合は、線路終端インピーダンスが既知であり、このインピーダンスを推定する周知の方法も存在する場合に、最善の結果が達成される。線路終端がどのインピーダンスを有するかにかかわらず、線路モデルを校正し、加入者伝送線路を測定する場合に、基準伝送線路と加入者伝送線路との両方に対して同じ所定の終端インピーダンスにすることは、非常に正確な結果を得るために不可欠である。いずれにせよ、実際の加入者伝送線路の線路終端インピーダンスと異なる線路終端インピーダンスで線路モデルが校正されたとしても、線路モデルは加入者伝送線路の挿入損失に関して十分に受け入れられる値を与えるだろうことが留意されるべきである。
これらの非常に正確な結果を得るために、線路モデルは、各エディション(edition)に対して所定の線路終端インピーダンスを有する様々なエディションで校正される。加入者伝送線路を測定する場合に、その終端インピーダンスが決定され、線路モデルの対応するエディションが選択される。その後、選択された線路モデルのエディションは、加入者伝送線路の挿入損失を推定する際に用いられる。
図5に関連して、TDR測定デバイス3は加入者伝送線路LXに電流が流れるように接続されると説明した。直流電流を生じるような接続は必要なく、一つの選択肢は、例えば変圧器を介して測定デバイスを接続することである。図5は、測定デバイスが線路の事業所側に接続されることも示しているが、加入者伝送線路はその顧客側からも測定されてもよい。
上では伝送線路に対する線路モデルは、対数値を有する線路モデルと説明される。図4は、横座標と縦座標との両方の値がデシベルで示されるグラフであり、式1、2、4、および5はすべて対数関数を含む。これは唯一の選択肢ではなく、線路モデルは、例えば線形ピーク値などを有する他の手法で形成されてもよい。
図4では、伝送線路に対する線路モデルは、グラフにおいて直線で示され、式(1)〜(5)の多項式でも示される。線路モデルを示すさらなる選択肢は、ピーク値PV1、PV2…および線路挿入損失値L11、L12…、L21、L22…等を有する表の形式である。加入者伝送線路LXの線路挿入損失は、表の補間により推定される。
図5に関連して、当初は未知である加入者伝送線路LXの現場測定について説明した。伝送線路はそのラインカードから切り離され、TDR測定デバイス3が加入者伝送線路に電流が生じるように接続された。この方法は、少しだけ高くつくので、代替の簡単で安価な線路挿入損失の測定手法について図6に関連して説明する。
線路挿入損失を測定する代替の手法は、おおよその概要では図1〜5に関連して説明した方法と同じ動作を含み、それらは、基準伝送線路についての実験室での両端からの測定、同じ線路についての校正SELT測定、例えばピーク値−挿入損失グラフの曲線などの線路モデルの生成、未知である加入者伝送線路についてのSELT測定、および加入者伝送線路の線路挿入損失の生成である。違いは、第2のピークP22のピーク値PV1である遠端TDR反射を直接的に測定する代わりに、遠端TDR反射のピーク値を実質上表わす校正量が測定されることである。
図6は、伝送線路L1、L2、L3、…、LKについて校正測定を実行する状況を描写する。この図は、伝送線路L1を介して遠隔デバイス8に接続されるラインカード7を示し、遠隔デバイス8は、この実施形態では線路の開放端である。ラインカード7は、サービスを顧客に送信する際に使用するラインカードとまったく同じ種類である。ラインカード7は、伝送線路L1に接続された送受信器9を有し、インタフェース10も有する。テスト信号CS1はインタフェース10を介して線路に送信され、反射信号R1はこのインタフェースを介して測定される。テスト信号は送受信器9を通して送信されるので、パルスP1のような信号は必ずしも使用されない。代わりにテスト信号CS1は、時間的に連続し、相当数の選択された周波数を有する線路スペクトラム信号である。テスト信号CS1は図7に示され、図7は、横座標に周波数f、縦座標に振幅CAを有するグラフである。テスト信号CS1は、例えばDSL周波数でもよい周波数Cf1、…、CfPを含む。定常状態では、反射信号R1は時間領域で測定され、周波数領域の信号CR1にフーリエ変換される。ここで、送受信器9と結合した伝送線路L1に対するエコー経路の伝達関数Hecho(f)は、以下のように生成されてもよい。
echo(f)=CR1/CS1 (6)
エコー経路の伝達関数Hecho(f)に逆フーリエ変換を適用することにより、送受信器9と結合した基準伝送線路L1に対するインパルス応答IP2が受信される。インパルス応答IP2は図8に示され、図3における反射パルスP2と類似する。図8は、横座標に時間t、縦座標にdB単位の振幅Aを有するグラフである。図3と同様に、インパルス応答IP2は、近端反射として識別される第1のピークと遠隔デバイス8の開放端からの遠端エコーとして識別される減衰した第2のピークIP22との両方を有する。第2のピークの振幅は、遠端TDR反射の振幅を実質的に表わす基準伝送線路L1に対する校正量であるピーク値IPV1を有する。ピーク値IPV1は対数目盛のdB単位で測定されるため、基準値RV1と比較される。上記と同じように、他の基準伝送線路L2、L3…も校正され、ピーク値IPV2、IPV3、…を有する遠端反射が得られる。
第2のピークIP22をより明確に且つ識別されるようにするために、エコー経路の伝達関数Hecho(f)またはインパルス応答IP2のどちらかを適切なフィルタでフィルタすることは選択肢である。代替案は、それら二つともフィルタすることである。
ここで、図4に類似する校正グラフが図9に示すように描かれ得る。この図は、横座標に一般にIPVで示されるピーク振幅を有するグラフである。基準伝送線路L1、L2、…の線路挿入損失IL(f)が縦座標にdB単位で示される。実験室で測定された線路挿入損失値L11…L14、…、L51…L54の点が、図4と同じように、対応するピーク振幅IPV1…IPV5に対してグラフ上にプロットされる。周波数f1…f4のそれぞれに対して1本の直線がプロットされた点に合わせて引かれる。
当初は未知である加入者伝送線路LXの線路挿入損失は、以下のやり方で生成される。伝送線路LXは実際の加入者線路であり、測定は現場で行われると想定する。線路スペクトラムのテスト信号CS1が送受信器インタフェース10を介して送信され、反射信号R1が測定される。加入者伝送線路LXに対するピーク値IPVXが上記のように生成され、ピーク値IPVXは加入者伝送線路の校正量である。対応する挿入損失値ILX1…ILX4は、加入者伝送線路LXのグラフにおいて読み取られる。上述の測定は、基準線路と加入者伝送線路との両方が同じやり方で測定される校正測定なので、正確な挿入損失値を与え得る。
図4に関連して、基準伝送線路に対する測定された校正ピーク値PVおよび挿入損失IL(f)に、直線または高次の曲線が数学的に適合された線路モデルを説明した。同じやり方および式(1)〜(5)で、適切な次数の曲線が、図9の測定されたピーク値IPVおよび挿入損失IL(f)に適合され得る。その後、未知である加入者伝送線路の線路挿入損失値を高精度で生成し得る。同様に、測定されたピーク値および挿入損失値を有する、表に格納された上記の線路モデルが適合されてもよい。
実験室で挿入損失を測定する周波数f1…fNは、線路スペクトラム信号CS1の周波数Cf1…CfPと同じである必要は全くないことが留意されるべきである。
上記の実施形態では、テスト信号CS1は線路スペクトラム信号である。それ自体既知のやり方で、他の広帯域なテスト信号もエコー経路の伝達関数Hecho(f)を生成するために使用されてもよい。
図6のラインカード7は、DSLアクセス集線装置DSLAMまたは加入者宅内機器CPEで置き換えられてもよい。
図8のインパルス応答IP2に類似するインパルス応答が、例えば図6のインタフェース11における線路L1またはLXの周波数依存の線路入力インピーダンスZin(f)からも生成され得る。例示的な実施形態では、線路入力インピーダンスは、
Figure 0004824817
のように生成されてもよい。
右辺のパラメータは、以下のように解釈される予め記憶された送受信器のモデル校正値である。
値H(f)は、線路への接続が開放されている場合、すなわち線路インピーダンスが無限大である場合の送受信器9に関する周波数依存のエコー伝達関数である。
値Zhyb(f)は、線路L1への接続点で測定された送受信器インピーダンス、すなわち線路側から見たインタフェース11における送受信器インピーダンスである。
値Zh0(f)は、Zh0(f)=H(f)・Zhyb(f)と表すこともでき、値H(f)は、線路L1への接続点が短絡されている送受信器9に関する周波数依存のエコー伝達関数であり、値Zhyb(f)は、上に定義される。
エコー経路の伝達関数Hecho(f)および線路入力インピーダンスZin(f)の生成についての一例は、特許文献2に極めて詳細に記載されている。
インパルス応答IP2のようなインパルス応答を生成するさらなる可能性は、周波数依存の散乱パラメータS11(f)を用いることである。このパラメータがどのように生成されるかについての一例は、非特許文献1の標準化文書に見つけることができる。
インパルス応答を生成するさらなる可能性は、例えば線路入力インピーダンスZin(f)の二乗すなわち(Zin(f))を用いることである。また、エコー経路の伝達関数Hecho(f)、線路入力インピーダンスZin(f)、および散乱パラメータS11(f)の様々な組み合わせも可能である。
図4および図5に関連して、伝送線路に対して異なるエディションの線路モデルが決定されてもよいことを説明した。異なるエディションは、伝送線路の異なる終端インピーダンスに対応する。
ラインカードを介して測定する上記の実施形態では、終端インピーダンスに応じて異なるエディションの線路モデルを形成することも当然可能である。
図10は、加入者伝送線路の線路挿入損失を推定する方法を示すフローチャートである。方法はステップ101から始まり、基準伝送線路L1…LKに対して線路挿入損失IL(f)が測定される。測定は、周波数の組f1…fNに対して図1の両端線路試験で実行される。
ステップ102で、基準伝送線路の校正量を予め測定するための方法が選択される。一つの方法は、図2a、図2b、および図3に関連して説明されたTDR法である。別の方法は、図6、7に関連して説明された、連続的な線路スペクトラムのテスト信号CS1または別の広帯域信号を使用する方法である。この方法によれば、エコー経路の伝達関数Hecho(f)が生成される。線路入力インピーダンスZin(f)または散乱パラメータS11(f)を使用するさらに他の方法も説明している。
ステップ103で、基準伝送線路に対して校正量が予め測定される。TDR法が選択される場合に、校正量は、直接的に測定された遠端TDR反射のピーク値PV1…PVKである。エコー経路の伝達関数Hecho(f)を用いる方法が選択される場合に、基準伝送線路に関する遠端エコーのピーク値が生成される。反射信号R1が測定され、この信号が信号CR1にフーリエ変換され、エコー経路の伝達関数Hecho(f)が生成され、逆フーリエ変換を適用することによりインパルス応答IP2が生成される。性能向上のために、エコー経路の伝達関数Hecho(f)もしくはインパルス応答IP2のどちらか、またはそれら両方がフィルタされる。ピーク値IPV1がインパルス応答IP2から測定され、それが校正量である。
ステップ104で、様々な周波数に対する線路挿入損失とピーク値との間の関係が、基準伝送線路に対して生成される。これは、例えば式(1)〜(5)または図4もしくは図9のグラフによって行われてもよい。
ステップ105で、加入者伝送線路LXに対する校正量PVX、IPVXがステップ103と同じように測定される。基準伝送線路および加入者伝送線路は、校正が適切に機能するために、当然のことながら同じ方法で取り扱われなければならない。
ステップ106で、加入者伝送線路LXの線路挿入損失が推定される。推定は、図4もしくは図9のグラフまたは適切な次数の式(1)〜(5)を用いて、周波数の組f1…fNに対して行われる。
図11に関連して、図10のステップ103およびステップ105について、より詳細に説明する。方法はステップ111から始まり、TDR測定デバイス3またはラインカード7が、基準伝送線路L1…LKの中の一つかまたは加入者伝送線路LXのいずれかである伝送線路の中から選択された線路に接続される。
ステップ112で、テスト信号P1または線路スペクトラムのテスト信号CS1などの広帯域テスト信号が、選択された伝送線路の近端において送信される。
ステップ113で、当該伝送線路の遠端で反射された反射信号P2またはIP2が、その伝送線路の近端で受信される。
ステップ114で、TDR信号に対応する信号が生成される。上記のように、反射信号P2が直接的に受信されるか、またはインパルス応答IP2が生成される。
ステップ115で、遠端TDR反射を表わすピーク値である校正量が生成される。
ステップ116で、基準伝送線路L1…LKの少なくとも二つと加入者伝送線路とが扱われているかどうかが調査される。二者択一のYESでは、方法はステップ117で終わる。二者択一のNOでは、ステップ118で伝送線路がさらに選択され、ステップ111〜116が繰り返される。
校正量を生成するステップ115について、図12に関連してより詳細に説明する。この図は、広帯域信号を使用する方法を示す。
ステップ121で、線路スペクトラムテスト信号CS1などの広帯域テスト信号が、ラインカード7を介して送信される。
ステップ122で、伝送線路の遠端8において反射された信号R1がラインカードを介して受信され、記録される。
ステップ123で、時間領域にある反射信号R1が周波数領域にフーリエ変換される。
ステップ124で、エコー経路の伝達関数Hecho(f)が生成される。これに代えて、線路入力インピーダンスZin(f)または散乱パラメータS11(f)が生成されてもよい。
エコー経路の伝達関数Hecho(f)(またはZin(f)またはS11)は、一つの代替案としてステップ125でフィルタされる。
ステップ126で、エコー経路の伝達関数Hecho(f)、線路入力インピーダンスZin(f)、または散乱パラメータS11(f)のいずれかに逆フーリエ変換を適用することにより、伝送線路に対するインパルス応答IP2が生成される。
ステップ127で、第2の代替案において、インパルス応答IP2はフィルタされる。ステップ125やステップ127を実行することは必須ではないが、性能向上のためであり、それら両方が実行されてもよい。
ステップ128で、校正量である遠端反射の振幅ピーク値IPV1が測定される。
図13では、図10のステップ104およびステップ106による基準伝送線路の線路挿入損失とピーク値との関係を有する線路モデルの生成について、一例を示す。
ステップ131で、基準伝送線路L1…LKに対する遠端ピーク値PV1、PV2…または代案としてIPV1、IPV2…が、基準値RVまたは代案としてRV1と比較される。
ステップ132で、このようにして得られた商の対数が生成される。
ステップ133で、ステップ132の対数と、選択された一つの周波数f1に対して予め測定された線路挿入損失と、によって決定される点L11…L51が生成される。ステップ133は、他の周波数f2…fNに対して繰り返される。
ステップ134で、周波数ごとの多項式がステップ133の点に適合され、このようにして伝送線路に対する線路モデルの一例が定義される。。
ステップ135で、加入者伝送線路LXの線路挿入損失LX1、代替としてILX1が、図10のステップ106により推定される。ステップ132によって生成されたこの対数値が、選択された周波数f1に対する多項式に代入される。ステップ135は、周波数f2…fNに対して繰り返される。
図14は、図6のラインカード7をより詳細に示す。ラインカードは、ハイブリッド回路を有するアナログフロントエンド1404と、デジタル部とを有する。デジタル部は、テスト信号CS1を送信する信号発生器1401を含み、テスト信号CS1は逆フーリエ変換器1402で時間領域に変換される。変換された信号は、D/Aコンバータ1403でデジタルからアナログに変換され、ハイブリッド回路に送信され、例えば基準伝送線路L1または加入者伝送線路LXなどの線路に送信される。送信された信号は線路の遠端で反射され、ハイブリッド回路で受信され、A/Dコンバータ1405で反射信号R1にアナログデジタル変換される。フーリエ変換器1406は、反射信号R1を周波数領域の受信信号CR1に変換し、それをエコー伝達関数デバイス1407にゆだねる。エコー伝達関数デバイス1407では、テスト信号CS1および受信信号CR1を用いてエコー経路の伝達関数Hecho(f)が生成される。エコー経路の伝達関数Hecho(f)は、フィルタ1410に配信されるか、または代替の実施形態では計算デバイス1409に配信される。計算デバイス1409は、送受信器のモデル校正値を予め記憶する記憶部1408に接続されており、線路入力インピーダンスZin(f)または散乱パラメータS11(f)のどちらかを計算し、それをフィルタ1411に配信する。フィルタ1410またはフィルタ1411からの出力は、逆フーリエ変換器1412に配信される。インパルス応答IP2が逆フーリエ変換器で生成され、逆フーリエ変換器はそのインパルス応答をフィルタ1413に送信する。上述のようにフィルタリングは必須ではないが、結果を良好にする。これに代えて、逆フーリエ変換器1412の前後両方でフィルタが利用されてもよい。フィルタ1413からの出力は、計算回路1415に配信される。この回路は、インパルス応答の遠端反射IP22を識別し、測定デバイス1415では、振幅ピーク値IPV1すなわち校正量が測定される。
基準伝送線路L1…LKが扱われる場合には、ピーク値がモデル回路1417に送信される。この回路は、ピーク値を記憶し線路モデルを校正する。この意味することは、式(1)の多項式が線路モデルである場合に、多項式は、様々な周波数f1…fNに対するピーク値および予め測定された線路挿入損失値L11…LKNによって決定される点に適合される。線路挿入損失値は、記憶部1416から受信される。線路モデルが表の実施形態では、振幅ピーク値は単にモデル回路1417に格納される。
加入者伝送線路LXが扱われる場合には、この線路に対する振幅ピーク値IPVXが損失値生成回路1418に送信され、損失値生成回路1418はモデル回路1417から校正された線路モデルも受信する。損失値生成回路1418では、加入者伝送線路LXに対する振幅ピーク値が様々な周波数f1…fNに対する線路モデルに代入され、加入者伝送線路LXに対して線路挿入損失値LX1…LXNが取得される。この意味することは、線路モデルが多項式である場合に、回路1418は、加入者伝送線路LXに対する振幅ピーク値IPVXを多項式に代入し、挿入損失値ILX1、ILX2…を出力する。線路モデルが表の場合に、回路1418は、加入者伝送線路LXに対する振幅ピーク値IPVXを用いて、校正された線路モデルで補間する。

Claims (27)

  1. 少なくとも一つの周波数(f1)において加入者伝送線路(LX)の線路挿入損失を推定する通信分野の方法であって、
    ‐前記少なくとも一つの周波数(f1)において少なくとも二つの基準伝送線路(L1…LK)に対する線路挿入損失値(L11…L1N)を予め測定するステップと、
    ‐前記少なくとも二つの基準伝送線路(L1…LK)のそれぞれに対する実質的に遠端TDR反射の振幅を表す校正量(PV1…、IPV1…)を予め測定するステップと、
    ‐前記通信の加入者伝送線路(LX)に対する前記校正量(PVX、IPVX)を測定するステップと、
    ‐線路モデル((1))に従って前記加入者伝送線路(LX)に対して前記少なくとも一つの周波数(f1)のそれぞれにおいて前記線路挿入損失(LX1…、ILX1…)の推定値を生成するステップであって、該線路モデルは前記予め測定された線路挿入損失(L11…L1N)を含み、前記基準伝送線路(L1−LK)の前記校正量(PV1…、IPV1…)により校正され、該推定値は前記加入者伝送線路(LX)の前記校正量(PVX、IPVX)に依存して生成されるステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記基準伝送線路に対する前記校正量を予め測定するステップは、
    ‐a)前記基準伝送線路(L1…LK)の近端においてテスト信号(P1、CS1)を送信するステップと、
    ‐b)所定のインピーダンスの線路終端を有する前記基準伝送線路の遠端(4、8)において反射される反射信号(P2、R1)を、前記基準伝送線路(L1…LK)の前記近端において受信するステップと、
    ‐c)前記基準伝送線路のTDR反射に実質的に対応する信号(P2、IP2)を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記加入者伝送線路(LX)に対する前記校正量を測定するステップは、
    ‐a1)前記加入者伝送線路(LX)の近端においてテスト信号(P1、CS1)を送信するステップと、
    ‐b1)所定のインピーダンスの線路終端を有する前記加入者伝送線路の遠端(6、8)において反射される反射信号(P2、R1)を、前記加入者伝送線路(LX)の前記近端において受信するステップと、
    ‐c1)前記加入者伝送線路(LX)のTDR反射に実質的に対応する信号(P2、IP2)を生成するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. ‐ステップ(a)の前記テスト信号は前記基準伝送線路(L1…LK)の前記近端に接続されるパルス(P1)であり、
    ‐ステップ(b)の前記反射信号(P2)はTDR反射であり、
    ‐前記校正量は前記遠端TDR反射(P22)の振幅ピーク値(PV1)である
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. ‐ステップ(a1)の前記テスト信号は前記加入者伝送線路(LX)の前記近端に接続されるパルス(P1)であり、
    ‐ステップ(b1)の前記反射信号(P2)はTDR反射であり、
    ‐前記校正量は前記遠端TDR反射(P22)の振幅ピーク値(PVX)である
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. ‐ステップ(a)の前記テスト信号は、ラインカード(7)を介して送信される広帯域信号(CS1)であり、
    ‐ステップ(b)の前記反射信号(R1)は前記ラインカードを介して受信される時間領域の信号であり、
    ‐ステップ(c)の前記信号(IP2)を生成するステップは、
    ‐e)前記反射信号(R1)を周波数領域の信号(CR1)にフーリエ変換するステップと、
    ‐f)前記広帯域信号(CS1)と前記フーリエ変換された反射信号(CR1)とを用いて、前記基準伝送線路に対するエコー経路の伝達関数(Hecho(f))を生成するステップと、
    ‐g)前記エコー経路の伝達関数(Hecho(f))に逆フーリエ変換を適用することによって、前記基準伝送線路に対するインパルス応答(IP2)を生成するステップと
    を含み、
    ‐前記校正量は、前記インパルス応答(IP2)の前記遠端反射(IP22)の振幅ピーク値(IPV1)である
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. ‐ステップ(a1)の前記テスト信号は、ラインカード(7)を介して送信される広帯域信号(CS1)であり、
    ‐ステップ(b1)の前記反射信号(R1)は前記ラインカードを介して受信される時間領域の信号であり、
    ‐ステップ(c1)の前記信号(IP2)を生成するステップは、
    ‐e)前記反射信号(R1)を周波数領域の信号(CR1)にフーリエ変換するステップと、
    ‐f)前記広帯域信号(CS1)と前記フーリエ変換された反射信号(CR1)とを用いて、前記加入者伝送線路に対するエコー経路の伝達関数(Hecho(f))を生成するステップと、
    ‐g)前記エコー経路の伝達関数(Hecho(f))に逆フーリエ変換を適用することによって、前記加入者伝送線路に対するインパルス応答(IP2)を生成するステップと
    を含み、
    ‐前記校正量は、前記インパルス応答(IP2)の前記遠端反射(IP22)の振幅ピーク値(IPV1)である
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  8. ‐ステップ(a)の前記テスト信号は、ラインカード(7)を介して送信される広帯域信号(CS1)であり、
    ‐ステップ(b)の前記反射信号(R1)は前記ラインカードを介して受信される時間領域の信号であり、
    ‐ステップ(c)の前記信号(IP2)を生成するステップは、
    ‐e)前記反射信号(R1)を周波数領域の信号(CR1)にフーリエ変換するステップと、
    ‐h)前記広帯域信号(CS1)と前記フーリエ変換された反射信号(CR1)とを用いて、前記基準伝送線路に対する線路入力インピーダンス(Zin(f))を生成するステップと、
    ‐i)前記線路入力インピーダンス(Zin(f))に逆フーリエ変換を適用することによって、前記基準伝送線路に対するインパルス応答を生成するステップと
    を含み、
    ‐前記校正量は、前記インパルス応答の前記遠端反射の振幅ピーク値である
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  9. ‐ステップ(a1)の前記テスト信号は、ラインカード(7)を介して送信される広帯域信号(CS1)であり、
    ‐ステップ(b1)の前記反射信号(R1)は前記ラインカードを介して受信される時間領域の信号であり、
    ‐ステップ(c1)の前記信号(IP2)を生成するステップは、
    ‐e)前記反射信号(R1)を周波数領域の信号(CR1)にフーリエ変換するステップと、
    ‐h)前記広帯域信号(CS1)と前記フーリエ変換された反射信号(CR1)とを用いて、前記加入者伝送線路に対する線路入力インピーダンス(Zin(f))を生成するステップと、
    ‐i)前記線路入力インピーダンス(Zin(f))に逆フーリエ変換を適用することによって、前記加入者伝送線路に対するインパルス応答を生成するステップと
    を含み、
    ‐前記校正量は、前記インパルス応答の前記遠端反射の振幅ピーク値である
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  10. ‐ステップ(a)の前記テスト信号は、ラインカード(7)を介して送信される広帯域信号(CS1)であり、
    ‐ステップ(b)の前記反射信号(R1)は前記ラインカードを介して受信される時間領域の信号であり、
    ‐ステップ(c)の前記信号(IP2)を生成するステップは、
    ‐e)前記反射信号(R1)を周波数領域の信号(CR1)にフーリエ変換するステップと、
    ‐k)前記広帯域信号(CS1)と前記フーリエ変換された反射信号(CR1)とを用いて、前記基準伝送線路に対する散乱パラメータ(S11(f))を生成するステップと、
    ‐l)前記散乱パラメータ(S11(f))に逆フーリエ変換を適用することによって、前記基準伝送線路に対するインパルス応答を生成するステップと
    を含み、
    ‐前記校正量は、前記インパルス応答の前記遠端反射の振幅ピーク値である
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  11. ‐ステップ(a1)の前記テスト信号は、ラインカード(7)を介して送信される広帯域信号(CS1)であり、
    ‐ステップ(b1)の前記反射信号(R1)は前記ラインカードを介して受信される時間領域の信号であり、
    ‐ステップ(c1)の前記信号(IP2)を生成するステップは、
    ‐e)前記反射信号(R1)を周波数領域の信号(CR1)にフーリエ変換するステップと、
    ‐k)前記広帯域信号(CS1)と前記フーリエ変換された反射信号(CR1)とを用いて、前記加入者伝送線路に対する散乱パラメータ(S11(f))を生成するステップと、
    ‐l)前記散乱パラメータ(S11(f))に逆フーリエ変換を適用することによって、前記加入者伝送線路に対するインパルス応答を生成するステップと
    を含み、
    ‐前記校正量は、前記インパルス応答の前記遠端反射の振幅ピーク値である
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  12. 前記広帯域信号(CS1)は線路スペクトラム信号であることを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  13. ‐前記線路モデル((1))の異なるエディションを校正するステップであって、異なる線路終端インピーダンス(4、6、8)が該異なるエディションに対して用いられるステップと、
    ‐前記加入者伝送線路(LX)の前記線路挿入損失を生成するために前記エディションの一つを選択するステップであって、前記加入者伝送線路と前記線路モデルの前記選択されたエディションとは本質的に同じ線路終端インピーダンスを有するステップと
    を含む請求項2又は3に記載の方法。
  14. 前記エコー経路の伝達関数(Hecho(f))、前記線路入力インピーダンス(Zin(f))、及び前記散乱パラメータ(S11(f))の一つは、前記インパルス応答(IP22)の前記遠端反射の識別を簡単にするためにフィルタされることを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記インパルス応答(IP22)は、前記遠端反射の識別を簡単にするためにフィルタされることを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  16. ‐前記少なくとも一つの周波数(f1…fN)における前記少なくとも二つの基準伝送線路(L1、L2…)の前記予め測定された線路挿入損失値(L11、L21…)と前記基準伝送線路に対する前記対応する予め測定された校正量(PV1、PV2…;IPV1、IPV2…)との両方により決定される点に所定の次元の多項式((1))を適応するステップと、
    ‐前記多項式に前記加入者伝送線路(LX)の校正量(PVX;IPVX)を代入することによって前記加入者伝送線路(LX)の前記線路挿入損失(IL(f))を推定するステップと
    を備えることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記多項式の独立変数は基準値(RV;RV1)と比較した前記ピーク値(PV)の対数であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記多項式は1次すなわち直線(Lf1、Lf2…)であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 少なくとも一つの周波数(f1)において加入者伝送線路(LX)の線路挿入損失を推定するように構成される通信分野の装置であって、
    ‐前記少なくとも一つの周波数(f1)において少なくとも二つの基準伝送線路(L1…LK)に対する線路挿入損失値(L11…L1N)を予め測定した値を記憶する手段(1416)と、
    ‐前記少なくとも二つの基準伝送線路(L1…LK)のそれぞれと前記加入者伝送線路(LX)とに対する実質的に遠端TDR反射の振幅を表す校正量(PV1…、IPV1…;PVX、IPVX)を測定する手段(1401、1406、1407、1410−1415)と、
    ‐線路モデル((1))に従って前記加入者伝送線路(LX)に対して前記少なくとも一つの周波数(f1)のそれぞれにおいて前記線路挿入損失(LX1…、ILX1…)を推定する手段(1416−1418)であって、該線路モデルは前記予め測定された線路挿入損失(L11…L1N)を含み、前記基準伝送線路(L1−LK)の前記校正量(PV1…、IPV1…)により校正され、該推定値は前記加入者伝送線路(LX)の前記校正量(PVX、IPVX)に依存して生成される、推定する手段(1416−1418)と
    を備えることを特徴とする装置。
  20. 前記校正量を測定する手段は、
    ‐前記基準伝送線路(L1−LK)と前記加入者伝送線路(LX)との近端において信号(P1、CS1)を送信する信号生成器(1401)と、
    ‐所定のインピーダンスの線路終端を有する前記伝送線路の遠端(4、6)において反射される反射信号(P2、R1)を、前記基準伝送線路(L1−LK)と前記加入者伝送線路(LX)との前記近端において受信する手段(1404、1406)と、
    ‐前記加入者伝送線路(LX)と前記基準伝送線路(L1−LK)との遠端TDR反射に実質的に対応する信号(P2、IP2)を生成する手段(1407、1410、1412、1414)と、
    ‐前記遠端TDR反射(P22、IP22)の振幅ピーク値(PV1、IPV1)を測定する測定デバイス(1415)と
    を含むことを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 前記装置はラインカード(7)を含み、該ラインカードは、
    ‐広帯域信号(CS1)を送信するように構成される信号生成器(1401)と、
    ‐時間領域で前記反射信号(R1)を受信し、アナログ・フロントエンド(1404)を含む手段と、
    ‐前記反射信号(R1)を周波数領域の対応する信号(CR1)に変換するフーリエ変換器(1406)と、
    ‐前記広帯域信号(CS1)と前記フーリエ変換された反射信号(CR1)とを用いて、前記基準伝送線路(L1…LK)と前記加入者伝送線路(LX)とに対するエコー経路の伝達関数(Hecho(f))を生成するエコー伝達関数デバイス(1407)と
    をさらに含むことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記ラインカード(7)は、
    ‐前記エコー経路の伝達関数(Hecho(f))に逆フーリエ変換を適用することによって前記基準伝送線路と前記加入者伝送経路(LX)とに対するインパルス応答(IP2)を生成する逆フーリエ変換器(1412)と、
    ‐前記エコー経路の伝達関数の前記インパルス応答(IP2)の前記遠端TDR反射(IP22)の振幅ピーク値(IPV1)である校正量を生成する手段(1414、1415)と
    をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. 前記ラインカード(7)は、
    ‐送受信器のモデル校正値を予め記憶する記憶部(1408)と、
    ‐前記エコー経路の伝達関数(H echo (f))を用いて前記基準伝送線路(L1−LK)と前記加入者伝送線路(LX)とに対する線路入力インピーダンス(Zin(f))を生成する計算デバイスと、
    ‐前記線路入力インピーダンス(Zin(f))に逆フーリエ変換を適用することによって前記基準伝送線路(L1−LK)と前記加入者伝送経路(LX)とに対するインパルス応答(IP2)を生成する逆フーリエ変換器(1412)と、
    ‐前記線路入力インピーダンスの前記インパルス応答(IP2)の前記遠端TDR反射(IP22)の振幅ピーク値(IPV1)である校正量を生成する手段(1414、1415)と
    をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  24. 前記ラインカード(7)は、
    ‐送受信器のモデル校正値を予め記憶する記憶部(1408)と、
    ‐前記エコー経路の伝達関数(H echo (f))を用いて前記基準伝送線路(L1−LK)と前記加入者伝送線路(LX)とに対する散乱パラメータ(S 11 (f))を生成する計算デバイスと、
    ‐前記散乱パラメータ(S11(f))に逆フーリエ変換を適用することによって前記基準伝送線路(L1−LK)と前記加入者伝送経路(LX)とに対するインパルス応答(IP2)を生成する逆フーリエ変換器(1412)と、
    ‐前記散乱パラメータの前記インパルス応答(IP2)の前記遠端TDR反射(IP22)の振幅ピーク値(IPV1)である校正量を生成する手段(1414、1415)と
    をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  25. 前記ラインカード(7)は、前記エコー経路の伝達関数(Hecho(f))、前記線路入力インピーダンス(Zin(f))、及び前記散乱パラメータ(S11(f))の一つをフィルタするフィルタ(1410、1411)をさらに含むことを特徴とする請求項22乃至24のいずれか1項に記載の装置。
  26. 前記ラインカード(7)は、前記インパルス応答(P2、IP2)をフィルタするフィルタ(1413)をさらに含むことを特徴とする請求項22乃至24のいずれか1項に記載の装置。
  27. 前記ラインカード(7)は、
    ‐前記予め測定された線路挿入損失値(L11…LKN)を記憶する記憶部(1416)と、
    ‐前記基準伝送線路(L1−LK)の振幅ピーク値(IPV1、IPV2)を記憶し、前記基準伝送線路に対する前記振幅ピーク値と前記挿入損失値(L11…LKN)とを用いて線路モデルを校正するモデル回路(1417)と、
    ‐前記線路モデル((1)−(5))を受信し、該線路モデルと前記加入者伝送線路(LX)に対する前記振幅ピーク値(IPVX)とを用いて前記加入者伝送線路(LX)に対する前記線路挿入損失値(ILX1、ILX2)を生成するように構成される損失値生成回路(1418)と
    をさらに含むことを特徴とする請求項24乃至26のいずれか1項に記載の装置。
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