JP4822492B2 - 水性硬表面滑水コーティング組成物、それを用いた硬表面水洗仕上処理方法及び洗車方法 - Google Patents

水性硬表面滑水コーティング組成物、それを用いた硬表面水洗仕上処理方法及び洗車方法 Download PDF

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Description

本発明は、硬表面、例えば硬質基材表面等、中でも自動車等の車両の車体や窓ガラス等の表面の水洗乾燥の前処理に用いる水性硬表面滑水コーティング組成物及びそれを用いて硬表面、中でも自動車等の車両の車体や窓ガラス等の表面を効果的に水洗、乾燥する水洗仕上処理方法や洗車方法に関するものである。
これまで、自動車用のツヤ出し剤としてはシリコーン化合物を用いたものが種々知られている。
例えば、ジメチルポリシロキサンを各種界面活性剤で乳化させ、ワックス、フッ素樹脂等を添加したシリコーンエマルションとしたものや(特許文献1〜4参照)、アルキル変性シリコーンと高級アルコールを溶剤に溶解した塗膜用撥水性ツヤ出し剤(特許文献5参照)が提案されている。
その他、アルキル変性、ポリエーテル変性等のシリコーンを用いた撥水ツヤ出し剤(特許文献6、7参照)も提案されている。
また、アミノ変性シリコーンは弱酸性にすることで水に溶解しやすく、取り扱いやすくなることから、撥水コートに用いられることが知られている(特許文献8、9参照)。
また、アミノ変性シリコーンとジメチルポリシロキサンの併用型も撥水性やツヤ出し性が向上するものとして提案されている(特許文献10〜12参照)。
また、門型洗車機を用いシリコーン化合物でツヤ出しすることも知られている(特許文献13、14参照)。
その他、門型洗車機を用いて撥水、ツヤ出しするものとして、シリコーン化合物を溶剤でワックス液として安定化させ、使用時に水を希釈剤として塗布することも提案されている(特許文献15参照)。
上記特許文献1〜12の方法は、門型洗車機を用いるものではなく、手作業でによる従来の一般的な方法である。
シリコーン化合物は、ツヤ出し能の他、撥水性や滑水性を有し、水滴が水玉のようにはじくのが良好であるとされていた。
しかし、その水滴は、小さいと落下せず、門型洗車機のブロア乾燥でも除去するのが困難であり、手で拭き上げる必要があった。
また、滑りや滑水性をよくするための方法としては、シロキサンモノマー、フッ素モノマー、高分子モノマーを塗装表面上で反応させて固着させることが種々知られている(特許文献16〜25参照)。
しかし、これら上記したいずれの場合でも門型洗車機を用いて光沢やツヤが出ても、小さな水滴まで滑落させることはできないのが実状である。
特開平07−053922号公報(特許請求の範囲その他) 特開平07−097549号公報(特許請求の範囲その他) 特開平07−305033号公報(特許請求の範囲その他) 特開平09−208888号公報(特許請求の範囲その他) 特開平08−048942号公報(特許請求の範囲その他) 特開2000−239656号公報(特許請求の範囲その他) 特開2003−026922号公報(特許請求の範囲その他) 特開2001−294892号公報(特許請求の範囲その他) 特開2003−020444号公報(特許請求の範囲その他) 特開平11−050048号公報(特許請求の範囲その他) 特開平11−080668号公報(特許請求の範囲その他) 特開2002−294158号公報(特許請求の範囲その他) 特開昭63−227680号公報(特許請求の範囲その他) 特開平02−008252号公報(特許請求の範囲その他) 特開平09−207727号公報(特許請求の範囲その他) 特開平10−237430号公報(特許請求の範囲その他) 特開平10−310740号公報(特許請求の範囲その他) 特開平11−293184号公報(特許請求の範囲その他) 特開平11−293199号公報(特許請求の範囲その他) 特開2000−007998号公報(特許請求の範囲その他) 特開2000−073013号公報(特許請求の範囲その他) 特開2000−230060号公報(特許請求の範囲その他) 特開2002−263571号公報(特許請求の範囲その他) 特開2002−322418号公報(特許請求の範囲その他) 特開2004−083816号公報(特許請求の範囲その他)
本発明の課題は、このような事情の下、硬表面、特に自動車等の車両の表面に水洗前に塗布することにより、水洗しても水洗後に表面にほとんど水滴が残らない乾燥状態の仕上を発現しうる程に、優れた水滴滑落性(以下滑水性という)及び撥水性を有し、かつ光沢性に優れる水性硬表面滑水コーティング組成物を提供することにある。
本発明者らは、水性硬表面滑水コーティング組成物、中でも車体用滑水コーティング組成物或いは洗車用滑水コーティング組成物について種々研究を重ねた結果、その配合成分として、高重合物と低重合物の2種類のジメチルポリシロキサン、非イオン系界面活性剤及びグリセリン及び/又はその誘導体を組み合わせて用いることにより、上記課題が達成されることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
(1)(A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物、(C)非イオン系界面活性剤及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体を含有することを特徴とする水性硬表面滑水コーティング組成物。
(2)(A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物1〜10質量部、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物2〜20質量部、(C)非イオン系界面活性剤1〜10質量部、及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体1〜10質量部を含有することを特徴とする水性硬表面滑水コーティング組成物。
(3)(A)成分が102〜107の平均分子量を有するものである前記(1)又は(2)記載の組成物。
)(C)成分が、アルキルエーテルアルキレンオキシド付加物、高級脂肪酸アルキレンオキシド付加物及びソルビタン脂肪酸エステルアルキレンオキシド付加物の中から選ばれた少なくとも1種である前記(1)ないし()のいずれかに記載の組成物。
)(D)成分が、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン及びジグリセリンアルキレンオキシド付加物の中から選ばれた少なくとも1種である前記(1)ないし()のいずれかに記載の組成物。
)車両、航空機又は船舶用である前記(1)ないし()のいずれかに記載の組成物。
)洗車機による洗車において用いられる前記(1)ないし(6)のいずれかに記載の組成物。
)洗車機が門型洗車機、スプレー洗車機である前記()記載の組成物。
)最終的に水洗、乾燥する水洗仕上処理方法であって、最終水洗処理前に予め硬表面に前記(1)ないし()のいずれかに記載の組成物を塗布することを特徴とする硬表面水洗仕上処理方法。
10)洗車機を用いて最終的に水洗、乾燥する洗車方法であって、最終水洗行程の前に予め車体面に前記()又は()記載の組成物を塗布することを特徴とする洗車方法。
本発明には、さらに以下のとおりのものも含まれる。
11)(A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物、(C)非イオン系界面活性剤及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体を含有することを特徴とする車体用滑水コーティング組成物。
12)(A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物1〜10質量部、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物2〜20質量部、(C)非イオン系界面活性剤1〜10質量部、及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体1〜10質量部を含有することを特徴とする車体用滑水コーティング組成物。
13)(A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物、(C)非イオン系界面活性剤及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体を含有することを特徴とする洗車用滑水コーティング組成物。
14)(A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物1〜10質量部、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物2〜20質量部、(C)非イオン系界面活性剤1〜10質量部、及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体1〜10質量部を含有することを特徴とする洗車用滑水コーティング組成物。
15)(A)成分が102〜107の平均分子量を有するものである前記(11)ないし(14)のいずれかに記載の組成物。
16)(C)成分が、アルキルエーテルアルキレンオキシド付加物、高級脂肪酸アルキレンオキシド付加物及びソルビタン脂肪酸エステルアルキレンオキシド付加物の中から選ばれた少なくとも1種である前記(11)ないし(15)のいずれかに記載の組成物。
17)(D)成分が、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン及びジグリセリンアルキレンオキシド付加物の中から選ばれた少なくとも1種である前記(11)ないし(16)のいずれかに記載の組成物。
18)車両、航空機又は船舶用である前記(11)ないし(17)のいずれかに記載の組成物。
19)洗車機による洗車において用いられる前記(11)ないし(18)のいずれかに記載の組成物。
20)洗車機が門型洗車機、スプレー洗車機である前記(19)記載の組成物。
21)洗車機を用いて最終的に水洗、乾燥する洗車方法であって、最終水洗行程の前に予め車体面に前記(11)ないし(20)のいずれかに記載の組成物を塗布することを特徴とする洗車方法。
本発明組成物において(A)成分として用いられるジメチルポリシロキサンの高重合物は、その平均分子量が比較的高いものであって、このようなものとしては、平均分子量が102〜107、好ましくは103〜107、より好ましくは103〜106であるものが挙げられる。
また、(B)成分として用いられるジメチルポリシロキサンの低重合物は、その平均分子量が比較的低く、従って動粘度も低いものであって、このようなものとしては、動粘度が5〜500cSt、好ましくは5〜350cSt、より好ましくは20〜300cStであるものが挙げられる。
(C)成分として用いられる非イオン系界面活性剤は特に制限されないが、好ましくはアルキルエーテルエチレンオキシド付加物、アルキルエーテルエチレンオキシド・プロピレンオキシド付加物等のアルキルエーテルアルキレンオキシド付加物或いはポリオキシアルキレンアルキルエーテルや、高級脂肪酸エチレンオキシド付加物、高級脂肪酸エチレンオキシド・プロピレンオキシド付加物等の高級脂肪酸アルキレンオキシド付加物や、ソルビタン脂肪酸エステルエチレンオキシド付加物、ソルビタン脂肪酸エステルエチレンオキシド・プロピレンオキシド付加物等のソルビタン脂肪酸エステルアルキレンオキシド付加物或いはポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられ、その他脂肪酸ジエタノールアミドなどのアルキロールアミド、ラウリルジメチルアミンオキシドやジヒドロキシエチルラウリルアミンオキシドなどのアルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミンなどが挙げられる。
このような非イオン系界面活性剤の市販品としては、例えば第一工業製薬社製のノイゲンET135、ノイゲンET149、ノイゲンET170、ノイゲンLP180、ノイゲンSD100、ノイゲンTDS80、ノイゲンES149、ソルゲンTW20、エパン740、ダイヤノール300等が挙げられる。
これらの界面活性剤は1種用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(D)成分のうち、グリセリンの誘導体としては、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジグリセリンプロピレンオキシド付加物やジグリセリンエチレンオキシド付加物等のジグリセリンアルキレンオキシド付加物などが挙げられる。
(D)成分は1種用いてもよいし、また2種以上を組み合わせて用いてもよく、好ましくはグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジグリセリンプロピレンオキシド付加物等である。
本発明組成物において、(A)、(B)、(C)及び(D)の各成分相互間の使用量の関係は、質量基準で、(A)成分1〜10部、(B)成分2〜20部、(C)成分1〜10部及び(D)成分1〜10部となるように、すなわち(A)成分1〜10質量部、(B)成分2〜20質量部、(C)成分1〜10質量部及び(D)成分1〜10質量部となるようにするのが好ましい。
このような好適な関係における各成分の使用量の範囲を逸脱すると、次のような問題が生じる。
すなわち、(A)成分が1質量部未満ではその添加効果が十分には発揮されないし、また10質量部を超えると塗布しにくくなる。
また、(B)成分が2質量部未満ではその添加効果が十分には発揮されないし、また20質量部を超えると滑水性が良好でなくなる。
また、(C)成分が1質量部未満では(A)成分や(B)成分に対する乳化能が十分には発揮されないし、また10質量部を超えると光沢性、滑水性、撥水性が良好でなくなる。
また、(D)成分が1質量部未満ではその添加効果が十分には発揮されないし、また10質量部を超えると滑水性、撥水性が良好でなくなる。
このような好適範囲内において、さらに、(A)成分は2〜8質量部、(B)成分は3〜15質量部、(C)成分は3〜8質量部、(D)成分は2〜8質量部の範囲でそれぞれ選ぶのがよい。
本発明組成物は、さらに水を含有し、その量は使用目的等に応じ、適宜変動させればよいが、好ましくは上記各成分の合計量に対し、残量を占めるようにするのがよい。
本発明組成物は有効成分の種類にもよるが、好ましくは有効成分濃度が0.02〜0.5重量%程度に調製されたものである。本発明組成物は、実用的には、有効成分を高濃度、例えば上記好適濃度の20〜100倍の濃度等とした製品を用い、これをその使用時に該好適濃度になるまで水で希釈することによって調製するのがよい。
本発明組成物には、必要に応じ、本発明の目的をそこなわない範囲で水性硬表面コーティング組成物に通常用いられる添加成分、例えば安定化剤、凍結防止剤、防腐剤、防錆剤、紫外線吸収剤、色素等の着色剤などを含有させることができる。
本発明組成物は、硬表面、例えば硬質基材表面等に適用するのが好ましい。硬表面としては、例えばガラス、ステンレスや鋼材等の金属、プラスチック、金属やプラスチックや木材の塗装物又はメッキ物の表面等が挙げられ、具体的には、住居内・外の壁、床、天井、屋根、台所のレンジ周り、換気扇、家具、各種工業製品、その他汚れた硬表面全般、中でも自動車、鉄道車両等の車両、航空機、船舶、特に自動車の車体が挙げられる。
本発明組成物は、硬表面、例えば硬質基材表面等、中でも自動車等の車両の車体や窓ガラス等の表面の水洗乾燥の前処理に好適に用いられ、これを用いての硬表面、中でも自動車等の車両の車体や窓ガラス等の表面の水洗、乾燥の仕上処理が好適に行え、特に洗車、中でも洗車機による洗車の最終水洗処理に利用して本発明組成物を被処理車体に塗布してから水洗して車体を実質的に乾燥状態に仕上処理するのが可能になるという効果を奏する。
次に、実施例により本発明を実施するための最良の形態を説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(参考例1)
自動車の車体用めっき鋼板材片に、アクリル−メラミン系樹脂からなる自動車用補修塗料をベースコートとトップコートの積層形態で焼き付け塗装して塗装板を作成したのち、これをけいそう土で研磨し、水洗風乾して試験片とした。この試験片に、あらかじめ別途調製した表1に示す処方の濃厚なコーティング組成物を、水で50倍に希釈してなる希釈試料液をスプレー塗布処理し、以下の各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(イ)光沢性
塗布処理前後の光沢度(%)の差を次の数式のとおり光沢増加度として求め、以下の基準で評価した。
光沢増加度=塗布後の光沢度−塗布前の光沢度
◎:光沢増加度10以上
○:光沢増加度5以上10未満
△:光沢増加度3以上5未満
(ロ)滑水性
試験片に0.01mlの水滴を形成させ、その水滴が滑り落ちる角度(これを滑落角ともいう)を求め、以下の基準で評価した。滑落角は5回測定の平均値をとった。
◎:30°未満
○:30°以上40°未満
△:40°以上50°未満
×:50°以上
(ハ)撥水性
試験片に水をかけ、付着した水滴について、その接触角を接触角計(協和界面科学社製、CA−Z150型)で測定し、以下の判定基準で評価した。接触角は5回測定の平均値をとった。
◎:100°以上
○:95°以上100°未満
△:86°以上95°未満
×:86°未満
(実施例1)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例2)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例3)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例4)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例5)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(参考例2)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例6)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例7)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例8)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例9)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例10)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例11)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例12)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例13)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
(実施例14)
参考例1のコーティング組成物を表1に示す処方のものに代えた以外は参考例1と同様にして各種試験、評価を行った。その結果を表2に示す。
Figure 0004822492
Figure 0004822492
表中、各組成成分中、商品名表示のものは以下のとおりである。
KF96−500cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度500cSt)
KF96H−10000cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度10000cSt)
KF96H−30000cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度30000cSt)
KF96H−60000cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度60000cSt)
KF96H−100000cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度100000cSt)
KF96H−1000000cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度1000000cSt)
KF96−10cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度10cSt)
KF96−20cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度20cSt)
KF96−30cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度30cSt)
KF96−50cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度50cSt)
KF96−100cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度100cSt)
KF96−200cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度200cSt)
KF96−350cs:信越化学工業社製、ジメチルポリシロキサン(動粘度350cSt)
SC−P400:坂本薬品工業社製、ポリオキシプロピレン(4)ジグリセリルエーテル
なお、未処理の試験片自体について求めた滑落角及び接触角はそれぞれ90°以上及び83°で全く滑落しなかった。
表2より、本発明のコーティング組成物の塗布処理の施されていない未処理の試験片では滑落角が大きく、微小の水滴が落下しにくいのに対し、各実施例では各評価に優れ、中でも滑落角が従来類をみない極めて小さいものであり、微小の水滴も落下しやすいことが分かる。
本発明組成物によれば、それを洗車の最終水洗処理前に被処理車体に塗布してから、水洗することにより、洗車後にあるいは洗車とともに細かな水滴を残すことなく水を流し去ることができ、その結果車体を実質的に乾燥状態に仕上処理するのが可能になる。

Claims (10)

  1. (A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物、(C)非イオン系界面活性剤及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体を含有することを特徴とする水性硬表面滑水コーティング組成物。
  2. (A)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として10000cSt以上の高重合物1〜10質量部、(B)ジメチルポリシロキサンであって、重合度が動粘度を指標として5〜500cStの低重合物2〜20質量部、(C)非イオン系界面活性剤1〜10質量部、及び(D)グリセリン及び/又はその誘導体1〜10質量部を含有することを特徴とする水性硬表面滑水コーティング組成物。
  3. (A)成分が102〜107の平均分子量を有するものである請求項1又は2記載の組成物。
  4. (C)成分が、アルキルエーテルアルキレンオキシド付加物、高級脂肪酸アルキレンオキシド付加物及びソルビタン脂肪酸エステルアルキレンオキシド付加物の中から選ばれた少なくとも1種である請求項1ないしのいずれかに記載の組成物。
  5. (D)成分が、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン及びジグリセリンアルキレンオキシド付加物の中から選ばれた少なくとも1種である請求項1ないしのいずれかに記載の組成物。
  6. 車両、航空機又は船舶用である請求項1ないしのいずれかに記載の組成物。
  7. 洗車機による洗車において用いられる請求項1ないしのいずれかに記載の組成物。
  8. 洗車機が門型洗車機、スプレー洗車機である請求項記載の組成物。
  9. 最終的に水洗、乾燥する水洗仕上処理方法であって、最終水洗処理前に予め硬表面に請求項1ないしのいずれかに記載の組成物を塗布することを特徴とする硬表面水洗仕上処理方法。
  10. 洗車機を用いて最終的に水洗、乾燥する洗車方法であって、最終水洗行程の前に予め車体面に請求項又は記載の組成物を塗布することを特徴とする洗車方法。
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