JP4821748B2 - 放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、指向性の方向を予め設定された第1所定数の方向に変更可能に構成されると共に、予め設定された第2所定数の段階にゲインを変更可能に構成されたスマートアンテナが接続され、接続されたスマートアンテナを介してテレビジョン放送を受信してRF(Radio Frequency)信号を出力可能に構成された放送受信装置に関する。
従来、テレビジョン放送を受信するために、八木アンテナ等の指向性アンテナが使用されている。このような指向性アンテナは、強い指向性により弱い電波でも受信することができる一方、特定方向からの電波しか受信するができないという欠点がある。このような特性は、テレビジョン放送波を送出する送信塔が一箇所に集中している日本等においてはあまり問題にならないが、米国等においては、都市部を囲むように複数の送信塔が分布している地域も多く、指向性アンテナを利用した場合、送信塔からの距離が近くても受信できない局が存在することがあった。
そこで、このような問題を解決すべく、アンテナの指向性を変更できるように、受信装置からアンテナをコントロールする規格であるEIA(Electronic Industries Alliance)−909(=Antenna Control Interface)が制定された。これは、受信装置に指向性を変更できるアンテナ(以下、スマートアンテナという)を接続し、これを受信装置側からモジュラ端子を介して制御するための規格である。
このようなスマートアンテナが接続可能なテレビジョン放送受信装置では、各チャンネルについて、テレビジョン放送信号を最も状態良く受信できるスマートアンテナの方向(以下、最適受信方向という)を設定する必要があり、最適受信方向を設定するための種々の装置、方法が提案されている。
例えば、接続されたアンテナに対して、全ての受信方向を順次指示するための受信方向制御信号を出力し、各受信方向を指示した際に受信したテレビジョン放送信号の受信強度を測定し、測定された受信強度に基づいて、接続されたアンテナがスマートアンテナであるか否かを判定するTV放送受信装置が開示されている(特許文献1参照)。このようなTV放送受信装置によれば、接続されたアンテナがスマートアンテナであるか否かを判定できると共に、スマートアンテナであるか否かに応じて適切な受信制御を行うことができる。
特開2006−201285号公報
しかしながら、上記TV放送受信装置では、接続されたスマートアンテナを介してテレビジョン放送を受信する場合に、チャンネル毎にスマートアンテナの方向及びゲインを適正な値に設定する必要があるため、適正な方向及びゲインを検索するために長い時間を要する場合があった。
例えば、スマートアンテナの方向が16方向に変更可能であり、ゲインが4段階に変更可能である場合には、チャンネル毎に64回(=16×4)だけ受信強度を測定する必要があった。また、EIA−909規格では、ゲインが4段階に変更可能と規定されているが、現実のスマートアンテナでは、ゲインが2段階にしか調整できないものがあり、このような場合に、チャンネル毎に64回(=16×4)だけ受信強度を測定することは非効率であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を効率的に検索することが可能な放送受信装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の放送受信装置は、指向性の方向を予め設定された第1所定数の方向に変更可能に構成されると共に、予め設定された第2所定数の段階にゲインを変更可能に構成されたスマートアンテナが接続され、接続されたスマートアンテナを介してテレビジョン放送を受信してモニタに出力可能に構成された放送受信装置であって、チャンネル毎に、前記スマートアンテナに対して設定する方向及びゲインを受信条件として格納する条件記憶手段と、予め設定された複数のチャンネルの中から、受信する1のチャンネルを順次設定するチャンネル設定手段と、前記チャンネル設定手段によって設定されたチャンネルに対応するテレビジョン放送を、前記スマートアンテナを介して受信する受信手段と、前記チャンネル設定手段によって1のチャンネルが設定される度に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、予め設定された順に1のゲインを設定すると共に、前記第1所定数の方向の中から、予め設定された順に1の方向を設定する条件設定手段と、前記条件設定手段によって1のゲイン及び1の方向が設定される度に、前記スマートアンテナを、設定された1のゲイン及び1の方向に設定し、前記受信手段を介して受信されるテレビジョン放送の受信状態の良否を示す情報である受信良否情報を生成する受信状態評価手段と、前記条件設定手段によって設定された1のゲイン及び1の方向について、前記受信状態評価手段によって生成された受信良否情報に基づき、テレビジョン放送の受信状態が良好であるか否かを判定する受信判定手段と、前記受信判定手段によって、テレビジョン放送の受信状態が良好であると判定された場合に、前記条件設定手段によって設定された1のゲイン及び1の方向を、前記受信条件として前記条件記憶手段に記録し、前記条件設定手段に対してゲイン及び方向の設定処理を終了させる検索終了手段と、前記第1所定数の方向が複数の群に分類され、群毎に、方向の識別情報である方向識別情報を予め格納する方向記憶手段を備え、前記条件設定手段は、前記第2所定数の段階のゲインの中から、1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、前記1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定することを特徴としている。
請求項2に記載の放送受信装置は、請求項1に記載の放送受信装置であって、前記受信状態評価手段が、予め設定された所定時間毎に予め設定された所定回数だけ受信良否情報を生成し、前記受信判定手段が、前記所定回数分の受信良否情報が全て、受信状態が良好であることを示す場合に、受信状態が良好であると判定することを特徴としている。
請求項3に記載の放送受信装置は、請求項1又は請求項2に記載の放送受信装置であって、前記受信状態評価手段が、前記受信良否情報として、BER(Bit Error Rate)を生成することを特徴としている。
請求項に記載の放送受信装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の放送受信装置であって、前記方向記憶手段において、前記1の群に含まれる方向が、前記第1所定数の方向の中から、時計回りに、予め設定された所定個数毎に選定された方向であることを特徴としている。
請求項に記載の放送受信装置は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の放送受信装置であって、前記第2所定数の段階のゲインが複数の群に分類され、群毎に、ゲインの識別情報であるゲイン識別情報を予め格納するゲイン記憶手段を備え、前記条件設定手段が、前記ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれるゲインの中から前記1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、前記検索終了手段が、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれる全てのゲインが設定された場合に、前記条件設定手段に対してゲイン及び方向の設定処理を終了させることを特徴としている。
請求項に記載の放送受信装置は、請求項に記載の放送受信装置であって、前記ゲイン記憶手段において、前記1の群に含まれるゲインが、前記第2所定数の段階のゲインの中から、予め設定された所定段階毎に選定されたゲインであることを特徴としている。
請求項に記載の放送受信装置は、請求項に記載の放送受信装置であって、前記第1所定数は16個であり、前記第2所定数は4個であって、前記方向記憶手段が、前記16個の方向が2個の群に分類され、前記16個の方向の中から、時計回りに、2個毎に選定された8個の方向に対応する方向識別情報を第1群として格納し、残りの8個の方向に対応する方向識別情報を第2群として格納しており、前記ゲイン記憶手段が、前記4個の段階のゲインが2個の群に分類され、前記4個の段階のゲインの中から、小さい順に、2個毎に選定された2個のゲインに対応するゲイン識別情報を第1群として格納し、残りの2個のゲインに対応するゲイン識別情報を第2群として格納していることを特徴としている。
請求項1に記載の放送受信装置によれば、チャンネル毎に、スマートアンテナに対して設定する方向及びゲインが受信条件として条件記憶手段に格納され、予め設定された複数のチャンネルの中から、受信する1のチャンネルが順次設定され、チャンネルに対応するテレビジョン放送が、受信手段によってスマートアンテナを介して受信される。また、1のチャンネルが設定される度に、第2所定数の段階のゲインの中から、予め設定された順に1のゲインが設定されると共に、第1所定数の方向の中から、予め設定された順に1の方向が設定され、1のゲイン及び1の方向が設定される度に、スマートアンテナが、設定された1のゲイン及び1の方向に設定され、受信手段を介して受信されるテレビジョン放送の受信状態の良否を示す情報である受信良否情報が生成される。そして、生成された受信良否情報に基づき、受信状態が良好であるか否かが判定され、受信状態が良好であると判定された場合に、設定された1のゲイン及び1の方向が、受信条件として条件記憶手段に記録されて、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を効率的に検索することができる。また、第1所定数の方向が複数の群に分類され、群毎に、方向の識別情報である方向識別情報が予め方向記憶手段に格納されており、第2所定数の段階のゲインの中から、1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される。そして、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、第2所定数の段階のゲインの中から、1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
すなわち、1のチャンネルが設定される度に、1のゲイン及び1の方向が設定され、受信されるテレビジョン放送の受信状態の良否を示す情報である受信良否情報が生成されて、生成された受信良否情報に基づき受信状態が良好であると判定された場合に、設定された1のゲイン及び1の方向が、受信条件として条件記憶手段に記録されて、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、受信状態が良好であると判定された時点でゲイン及び方向の設定処理が終了され、全てのゲイン及び全ての方向に対応する受信良否情報を生成する必要がないので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を効率的に検索することができるのである。また、受信状態が良好であると判定される可能性の高い方向を方向記憶手段の1の群に含めて格納しておくことによって、第2所定数の段階のゲインの中から、1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程(以下、第1の過程という)において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。また、上記第1の過程において、受信状態が良好であると判定されなかった場合には、第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
請求項2に記載の放送受信装置によれば、予め設定された所定時間毎に予め設定された所定回数だけ受信良否情報が生成され、所定回数分の受信良否情報が全て、受信状態が良好であることを示す場合に、受信状態が良好であると判定されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの更に適正な値を検索することができる。
すなわち、予め設定された所定時間毎に予め設定された所定回数だけ受信良否情報が生成され、所定回数分の受信良否情報が全て、受信状態が良好であることを示す場合に、受信状態が良好であると判定されるため、環境の変化(例えば、放送波を遮断する飛行機等の障害物の通過等)によって受信状態が変化する場合であっても、適正な方向及びゲインを検索することができるので、スマートアンテナの方向及びゲインの更に適正な値を検索することができるのである。
請求項3に記載の放送受信装置によれば、受信良否情報として、BER(Bit Error Rate)が生成されるため、BERが予め設定された所定の閾値(例えば、10-7)以下であるか否かによって受信状態の良否を判定することができるので、簡素な構成でスマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
請求項に記載の放送受信装置によれば、方向記憶手段において、1の群に含まれる方向が、第1所定数の方向の中から、時計回りに、予め設定された所定個数毎に選定された方向であるため、受信状態が良好であると判定される可能性の高い方向が方向記憶手段の1の群に含めて格納される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
請求項に記載の放送受信装置によれば、第2所定数の段階のゲインが複数の群に分類され、群毎に、ゲインの識別情報であるゲイン識別情報が予めゲイン記憶手段に格納されており、ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される。そして、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される。更に、ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれる全てのゲインが設定された場合に、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
すなわち、受信状態が良好であると判定される可能性の高いゲインをゲイン記憶手段の1の群に含めて格納しておくことによって、ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程(以下、第2の過程という)において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
また、上記第2の過程において、受信状態が良好であると判定されなかった場合には、ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲインが設定され、方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
更に、ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれる全てのゲインが設定された場合に、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、受信状態が良好であると判定される可能性の低いゲインについての検索を省略することができるので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
つまり、例えば、接続されたスマートアンテナが、そのゲインを2段階にしか調整できないものである場合には、ゲイン記憶手段に格納された1の群にこの2段階のゲインを含めることによって、無駄な検索処理を省略することができるのである。
請求項に記載の放送受信装置によれば、ゲイン記憶手段において、1の群に含まれるゲインが、第2所定数の段階のゲインの中から、予め設定された所定段階毎に選定されたゲインであるため、受信状態が良好であると判定される可能性の高いゲインがゲイン記憶手段の1の群に含めて格納される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
請求項に記載の放送受信装置によれば、第1所定数が16個であり、第2所定数が4個であって、方向記憶手段が、16個の方向が2個の群に分類され、16個の方向の中から、時計回りに、2個毎に選定された8個の方向に対応する方向識別情報が第1群として格納されており、残りの8個の方向に対応する方向識別情報が第2群として格納されており、ゲイン記憶手段が、4個の段階のゲインが2個の群に分類され、4個の段階のゲインの中から、小さい順に、2個毎に選定された2個のゲインに対応するゲイン識別情報が第1群として格納されており、残りの2個のゲインに対応するゲイン識別情報が第2群として格納されているため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
すなわち、EIA−909規格に規定されたスマートアンテナの仕様は、第1所定数が16個であり、第2所定数が4個であるため、EIA−909規格に準拠したスマートアンテナが接続されている場合に、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を効率的に検索することができるのである。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るセットトップボックスの構成の一例を示すブロック図である。セットトップボックス(=STB:Set Top Box)1(放送受信装置に相当する)は、テレビジョン放送を受信し、出力装置2に出力するものであって、MPU11、RAM12、ROM13、操作部14、受信部15、音声出力部16、MPEG2デコード部17、及び、画像出力部18を備えている。
出力装置2は、ディスプレイ21及びスピーカ22を備え、セットトップボックス1からの音声信号に対応する音声を出力すると共に、セットトップボックス1からの映像信号に対応する映像を出力するものである。ディスプレイ21(モニタに相当する)は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等を備え、セットトップボックス1(後述する映像信号出力部182)から出力された映像信号に対応する映像を表示するものである。スピーカ22は、セットトップボックス1(後述する音声信号出力部162)から出力された音声信号に対応する音声を出力するものである。
MPU(Micro Processing Unit)11は、セットトップボックス1全体の動作を制御するものである。RAM(Random Access Memory)12は、音声情報、映像情報等の情報を読み書き自在に格納するものである。ROM(Read Only Memory)13は、MPU11を動作させる制御プログラム等を格納するものである。
操作部14は、電源のON、OFF操作、チャンネル選局等の各種操作を受け付けるものである。受信部15(受信手段に相当する)は、テレビジョン放送を受信して復調するものであって、アンテナ部151、チューナ部152、A/D変換部153、復調部154、及び、TSデマルチプレクサ155を備えている。
アンテナ部151は、EIA−909規格に則って指向性(=方向)及びゲインを変更できるアンテナであるスマートアンテナを備え、テレビジョン放送波を受信するものである。チューナ部152は、アンテナ部151で受信されたテレビジョン放送波から、予め設定されたチャンネルの放送を選局するものである。A/D変換部153は、チューナ部152からの出力信号(=アナログ信号)をデジタル情報に変換するものである。復調部154は、A/D変換部153からの出力情報を復調するものである。TS(Transport Stream)デマルチプレクサ155は、復調部154によって復調された出力情報を種別毎に(=映像情報、音声情報、制御情報等に)分離して出力するものである。
音声出力部16は、受信部15によって受信された1のテレビジョン放送に対応する音声を出力するものであって、D/A変換部161、及び、音声信号出力部162を備えている。D/A変換部161は、TSデマルチプレクサ155から出力された音声情報(=デジタル情報)をアナログ信号に変換するものである。音声信号出力部162は、D/A変換部161によってアナログ信号に変換された音声信号を、出力装置2のスピーカ22に出力するものである。
MPEG(Motion Picture Experts Group)2デコード部17は、TSデマルチプレクサ155から出力された映像情報を圧縮前の映像情報に復号化するものである。
画像出力部18は、MPEG2デコード部17によって復号化された映像情報を出力するものであって、NTSCエンコード部181、及び、映像信号出力部182を備えている。NTSC(National Television Standards Committee)エンコード部181は、MPEG2デコード部17によって復号化された映像情報をNTSC方式の映像信号に変換するものである。映像信号出力部182は、NTSCエンコード部181から出力されたNTSC方式の映像信号を、出力装置2のディスプレイ21に対して出力するものである。
次に、セットトップボックス1が放送を受信する場合の動作について説明する。まず、送信されてきたデジタル放送波がアンテナ部151で受信される。操作部14を介してチャンネル選局操作が受け付けられた場合には、チューナ部152によって受信するトランスポンダ(Transponder)の切換が行われる。受信されたデジタル放送波は、A/D変換部153によりデジタル情報に変換され、復調部154によって復調される。
なお、デジタル放送波は、送信側(送信局)からTS(Transport Stream)パケットとして送信される。このTSパケットは、映像情報、音声情報、制御情報等からなり、これらの情報がTSデマルチプレクサ155によって、分離して出力され、RAM12に格納される。そして、RAM12から読み出された音声情報がD/A変換部161によってアナログ信号に変換され、音声信号出力部162を介して出力装置2のスピーカ22から音声が出力される。
また、RAM12から読み出された映像情報がMPEG2デコード部17によって圧縮前の映像情報に復号化され、NTSCエンコード部181によってNTSC方式のテレビジョン信号に変換されて、映像信号出力部182を介して出力装置2のディスプレイ21映像が表示される。
図2は、本発明に係るセットトップボックス1における主要部の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すセットトップボックス1のMPU11は、機能的に、チャンネル設定部111、条件設定部112、受信状態評価部113、受信判定部114、及び、検索終了部115を備え、RAM12は、機能的に、方向記憶部121、ゲイン記憶部122、及び、条件記憶部123を備えている。
ここでは、MPU11が、図1に示すROM13等に予め格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、チャンネル設定部111、条件設定部112、受信状態評価部113、受信判定部114、検索終了部115等の機能部として機能すると共に、RAM12を、方向記憶部121、ゲイン記憶部122、条件記憶部123等の機能部として機能させるものである。
また、RAM12、図1に示すROM13に格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしても良く、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、半導体メモリ等である。
方向記憶部121(方向記憶手段に相当する)は、予め設定された第1所定数の(ここでは、16個の)方向が複数の(ここでは、2個の)群に分類され、群毎に、方向の識別情報である方向識別情報を予め格納するものである。具体的には、方向記憶部121の1の群に含まれる方向は、第1所定数(ここでは、16個の)の方向の中から、時計回りに、予め設定された所定個数(ここでは、2個)毎に選定された方向である。方向記憶部121に格納された方向識別情報は、条件設定部112によって読み出されるものである。
図3(a)は、設定可能なスマートアンテナの方向の一例を示す図である。(a)に示すように、アンテナ部151に接続されたスマートアンテナは、互いに22.5°の角をなす16個の方向D0〜D15のいずれかの方向に設定される。
図4(a)は、方向記憶部121に格納された方向識別情報の一例を示す図表である。(a)に示すように、方向記憶部121は、図3(a)に示す方向D0〜D15からなる16個の方向が2個の群(第1群及び第2群)に分類され、方向D0〜D15からなる16個の方向の中から、時計回りに、2個毎に選定された8個の方向に対応する方向識別情報(D0、D2、D4、D6、D8、D10、D12、D14)を第1群として格納し、残りの8個の方向に対応する方向識別情報を第2群(D1、D3、D5、D7、D9、D11、D13、D15)として格納している。
再び、図2に戻って、セットトップボックス1における主要部の構成について説明する。ゲイン記憶部122(ゲイン記憶手段に相当する)は、予め設定された第2所定数の(ここでは、4個の)段階のゲインが複数の(ここでは、2個の)群に分類され、群毎に、ゲインの識別情報であるゲイン識別情報を予め格納するものである。具体的には、ゲイン記憶部122において、1の群に含まれるゲインは、第2所定数の(ここでは、4個の)段階のゲインの中から、予め設定された所定段階(ここでは、2段階)毎に選定されたゲインである。ゲイン記憶部122に格納されたゲイン識別情報は、条件設定部112によって読み出されるものである。
図3(b)は、設定可能なスマートアンテナのゲインの一例を示す図である。(b)に示すように、アンテナ部151に接続されたスマートアンテナは、ゲインG0〜G3のいずれかのゲインに設定される。ここで、ゲインG0〜G3は、順に大きな値のゲインである。
図4(b)は、ゲイン記憶部122に格納されたゲイン識別情報の一例を示す図表である。(b)に示すように、ゲイン記憶部122は、図3(b)に示すゲインG0〜G3からなる4個のゲインが2個の群(第1群及び第2群)に分類され、ゲインG0〜G3からなる4個のゲインの中から、予め設定された2段階毎に選定された2個のゲインに対応するゲイン識別情報(G0、G2)を第1群として格納し、残りの2個のゲインに対応するゲイン識別情報を第2群(G1、G3)として格納している。
再び、図2に戻って、セットトップボックス1における主要部の構成について説明する。条件記憶部123(条件記憶手段に相当する)は、チャンネル毎に、スマートアンテナに対して設定する方向及びゲインを受信条件として格納するものである。条件記憶部123に格納される方向及びゲインは、検索終了部115によって記録される(=書き込まれる)ものである。
チャンネル設定部111(チャンネル設定手段に相当する)は、予め設定された複数のチャンネル(ここでは、チャンネル番号が「2」から「69」の68個のチャンネル)の中から、受信する1のチャンネルを順次設定するものである。
条件設定部112(条件設定手段に相当する)は、チャンネル設定部111によって1のチャンネルが設定される度に、第2所定数の(ここでは、4個の)段階のゲインの中から、予め設定された順に1のゲインを設定すると共に、第1所定数の(ここでは、16個の)方向の中から、予め設定された順に1の方向を設定するものである。また、条件設定部112は、検索終了部115からの指示に従って、ゲイン及び方向の設定処理を終了するものである。
具体的には、条件設定部112は、まず、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれるゲインG0、G2の中から1のゲイン(例えば、G0)を設定し、方向記憶部121に格納された1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定する。そして、条件設定部112は、方向記憶部121に格納された1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれるゲインG0、G2の中から他の1のゲイン(ここでは、ゲインG2)を設定し、方向記憶部121に格納された1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定する。
次に、条件設定部112は、方向記憶部121に格納された1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれるゲインG0、G2の中から1のゲイン(ここでは、ゲインG0)を設定し、方向記憶部121に格納された他の1の群(ここでは、図4(a)に示す第2群)に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定する。次いで、条件設定部112は、方向記憶部121に格納された他の1の群(ここでは、図4(a)に示す第2群)に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれるゲインG0、G2の中から他の1のゲイン(ここでは、G2)を設定し、方向記憶部121に格納された他の1の群(ここでは、図4(a)に示す第2群)に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定する。
受信状態評価部113(受信状態評価手段に相当する)は、条件設定部112によって1のゲイン及び1の方向が設定される度に、スマートアンテナを、設定された1のゲイン及び1の方向に設定し、受信部15を介して受信されるテレビジョン放送の受信状態の良否を示す情報である受信良否情報を生成するものである。
具体的には、受信状態評価部113は、予め設定された所定時間(例えば、0.1秒)毎に予め設定された所定回数(例えば、5回)だけ受信良否情報を生成するものであって、受信良否情報として、BER(Bit Error Rate)を生成するものである。
受信判定部114(受信判定手段に相当する)は、受信状態評価部113によって生成された受信良否情報に基づき、受信状態が良好であるか否かを判定するものである。具体的には、受信判定部114は、受信状態評価部113によって生成された所定回数(例えば、5回)分の受信良否情報(ここでは、BER)が全て、受信状態が良好であることを示す場合(例えば、BER≦閾値(例えば、10-7)である場合)に、受信状態が良好であると判定するものである。
検索終了部115(検索終了手段に相当する)は、受信判定部114によって、受信状態が良好であると判定された場合に、条件設定部112によって設定された1のゲイン及び1の方向を、受信条件として条件記憶部123に記録し、条件設定部112に対してゲイン及び方向の設定処理を終了させるものである。
また、検索終了部115は、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれる全てのゲイン(ここでは、ゲインG0、G2)が設定された場合に、条件設定部112に対してゲイン及び方向の設定処理を終了させるものである。すなわち、検索終了部115は、条件設定部112に対して、ゲイン記憶部122に格納された他の群(ここでは、図4(b)に示す第2群)含まれる全てのゲインを設定することなく、条件設定部112に対してゲイン及び方向の設定処理を終了させるものである。
更に、検索終了部115は、受信判定部114によって受信状態が良好であると判定されない場合に、条件設定部112によって設定されたゲイン及び方向の内、最も受信良否情報が良好なものを受信条件として条件記憶部123に記録するものである。ここで、最も受信良否情報が良好な条件(=ゲイン及び方向)とは、例えば、受信状態評価部113によって生成された所定回数(ここでは、5回)のBERの平均値AVが最小の条件(=ゲイン及び方向)である。
図5、図6は、セットトップボックス1(主にMPU11)の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、便宜上、方向記憶部121及びゲイン記憶部122に、それぞれ、図4(a)、(b)に示す複数の(ここでは、2個の)群の方向識別情報及びゲイン識別情報が予め格納されている場合について説明する。また、ここでは、便宜上、チャンネル番号が「2」から「69」の68個のチャンネルの内、1のチャンネルについて、スマートアンテナに対して設定する方向及びゲインを検索する場合について説明する。
まず、図5に示すように、条件設定部112によって、スマートアンテナの方向を規定する方向パラメータKが「0」に設定され、スマートアンテナのゲイン(GN)を示すパラメータNが「0」に設定される(S101)。そして、受信状態評価部113によって、スマートアンテナのゲインがゲインGN(ここでは、ゲインG0)に設定される(S103)。次いで、条件設定部112によって、方向パラメータKが「8」未満であるか否か(=図4(a)に示す第1群に含まれる方向を設定するか否か)の判定が行われる(S105)。
方向パラメータKが「8」未満である(=図4(a)に示す第1群に含まれる方向を設定する)と判定された場合(S105でYES)には、スマートアンテナの方向(DM)を示すパラメータMが「K×2」に設定される(S107)。一方、方向パラメータKが「8」未満ではない(=図4(a)に示す第2群に含まれる方向を設定する)と判定された場合(S105でNO)には、スマートアンテナの方向(DM)を示すパラメータMが「(K−8)×2+1」に設定される(S109)。
ステップS107又はステップS109の処理が終了した場合には、受信状態評価部113によって、スマートアンテナの方向が、ステップS107又はステップS109において設定されたスマートアンテナの方向DMに設定される(S111)。そして、受信状態評価部113及び受信判定部114等によって受信状態が良好であるか否かを判定する受信判定処理が行われる(S113)。
次いで、図6に示すように、検索終了部115によって、受信状態が良好であるか否かを示すフラグである受信良好フラグがONであるか否かの判定が行われる(S115)。受信良好フラグがONである(=受信状態が良好である)と判定された場合(S115でYES)には、検索終了部115によって、図5に示すステップS103において設定されたスマートアンテナのゲインGN、及び、図5に示すステップS111において設定されたスマートアンテナの方向DMが条件記憶部123に記録されて(S117)、処理が終了される。
受信良好フラグがOFFである(=受信状態が良好ではない)と判定された場合(S115でNO)には、検索終了部115によって、図5に示すステップS113において求められたBERの平均値AVが、それまでに得られたBERの平均値AVの最小値AV0未満であるか否かの判定が行われる(S119)。平均値AVが最小値AV0以上であると判定された場合(S119でNO)には、処理がステップS123に進められる。平均値AVが最小値AV0未満であると判定された場合(S119でYES)には、検索終了部115によって、最小値AV0が平均値AVに更新され、図5に示すステップS103において設定されたスマートアンテナのゲインGN、及び、図5に示すステップS111において設定されたスマートアンテナの方向DMが条件記憶部123に記録される(S121)。
ステップS119でNOの場合、又は、ステップS121の処理が終了した場合には、条件設定部112によって、スマートアンテナの方向を規定する方向パラメータKが「15」以上であるか否か(=図4(a)に示す第2群に含まれる全ての方向の設定が終了したか否か)の判定が行われる(S123)。方向パラメータKが「15」以上ではないと判定された場合(S123でNO)には、条件設定部112によって、方向パラメータKが1だけインクリメントされて(S125)、処理が図5に示すステップS105に戻され、ステップS105以降の処理が繰り返し実行される。
方向パラメータKが「15」以上であると判定された場合(S123でYES)には、条件設定部112によって、スマートアンテナのゲイン(GN)を示すパラメータNが2以上であるか否か(=図4(b)に示す第1群に含まれる全てのゲインが設定されたか否か)の判定が行われる(S127)。パラメータNが2以上ではないと判定された場合(S127でNO)には、パラメータNが「2」に設定され(S129)、処理が図5に示すステップS103に戻され、ステップS103以降の処理が繰り返し実行される。パラメータNが2以上であると判定された場合(S127でYES)には、処理が終了される。
図7は、図5に示すフローチャートのステップS113において実行される受信判定処理の一例を示すフローチャートである。まず、受信判定部114によって、受信状態が良好であるか否かを示すフラグである受信良好フラグが「ON」に設定されると共に、BERの生成回数を示すカウンタC及びBERの平均値AVが「0」に設定される(S201)。そして、受信状態評価部113によって、BERが取得され生成される(S203)。次いで、受信判定部114によって、ステップS203において生成されたBERが予め設定された所定の閾値(例えば、10-7)より大きいか否かの判定が行われる(S205)。
閾値(=10-7)以下であると判定された場合(S205でNO)には、処理がステップS209に進められる。閾値(=10-7)より大きいと判定された場合(S205でYES)には、受信良好フラグが「OFF」に設定される(S207)。ステップS205でNOの場合、又は、ステップS207の処理が終了した場合には、検索終了部115によって、平均値AVにステップS203で生成されたBERを5(=BERを生成する回数である所定回数に対応する値)で除した値が加算され更新される(S209)。
そして、受信状態評価部113によって、カウンタCが「5」(=BERを生成する回数である所定回数に対応する値)以上であるか否かの判定が行われる(S211)。カウンタCが「5」以上であると判定された場合(S211でYES)には、処理がリターンされる。カウンタCが「5」以上ではないと判定された場合(S211でNO)には、受信状態評価部113によって、所定時間(例えば、0.1秒)が経過したか否かの判定が行われる(S213)。所定時間が経過していないと判定された場合(S213でNO)には、処理が待機状態とされる。所定時間が経過したと判定された場合(S213でYES)には、カウンタCが1だけインクリメントされ(S215)、処理がステップS203に戻され、ステップS203以降の処理が繰り返し実行される。
このようにして、予め設定された複数の(ここでは、68個の)チャンネルの中から、受信する1のチャンネルが順次設定され、チャンネルに対応するテレビジョン放送が、受信部15によってスマートアンテナを介して受信される。また、1のチャンネルが設定される度に、第2所定数の(ここでは、4個の)段階のゲインの中から、予め設定された順に1のゲインが設定されると共に、第1所定数の(ここでは、16個の)方向の中から、予め設定された順に1の方向が設定され、1のゲイン及び1の方向が設定される度に、スマートアンテナが、設定された1のゲイン及び1の方向に設定され、受信部15を介して受信されるテレビジョン放送の受信状態の良否を示す情報である受信良否情報(ここでは、BER情報)が生成される。そして、生成された受信良否情報に基づき、受信状態が良好であるか否かが判定され、受信状態が良好であると判定された場合に、設定された1のゲイン及び1の方向が、受信条件として条件記憶部123に記録されて、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を効率的に検索することができる。
すなわち、1のチャンネルが設定される度に、1のゲイン及び1の方向が設定され、受信されるテレビジョン放送の受信状態の良否を示す情報である受信良否情報(ここでは、BER情報)が生成されて、生成された受信良否情報に基づき受信状態が良好であると判定された場合に、設定された1のゲイン及び1の方向が、受信条件として条件記憶部123に記録されて、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、受信状態が良好であると判定された時点でゲイン及び方向の設定処理が終了され、全てのゲイン及び全ての方向に対応する受信良否情報を生成する必要がないので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を効率的に検索することができるのである。
また、予め設定された所定時間(ここでは、0.1秒)毎に予め設定された所定回数(ここでは、5回)だけ受信良否情報(ここでは、BER情報)が生成され、所定回数分の受信良否情報が全て、受信状態が良好であることを示す場合に、受信状態が良好であると判定されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの更に適正な値を検索することができる。
すなわち、予め設定された所定時間毎に予め設定された所定回数だけ受信良否情報が生成され、所定回数分の受信良否情報が全て、受信状態が良好であることを示す場合に、受信状態が良好であると判定されるため、環境の変化(例えば、放送波を遮断する飛行機等の障害物の通過等)によって受信状態が変化する場合であっても、適正な方向及びゲインを検索することができるので、スマートアンテナの方向及びゲインの更に適正な値を検索することができるのである。
更に、受信良否情報として、BERが生成されるため、BERが予め設定された所定の閾値(例えば、10-7)以下であるか否かによって受信状態の良否を判定することができるので、簡素な構成でスマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
加えて、第1所定数の(ここでは、16個の)方向が複数の(ここでは2個の)群に分類され、群毎に、方向の識別情報である方向識別情報が予め方向記憶部121に格納されており(図4(a)参照)、第2所定数の(ここでは、4個の)段階のゲインの中から、1のゲイン(ここでは、ゲインG0)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる方向(ここでは、方向D0、D2、D4、D6、D8、D10、D12、D14)の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲイン(ここでは、ゲインG2)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される。そして、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、第2所定数の段階のゲインの中から、1のゲイン(ここでは、ゲインG0)が設定され、方向記憶部121に格納された他の1の群に含まれる方向(ここでは、方向D1、D3、D5、D7、D9、D11、D13、D15)の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶部121に格納された他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲイン(ここでは、ゲインG2)が設定され、方向記憶部121に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
すなわち、受信状態が良好であると判定される可能性の高い方向を方向記憶部121の1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含めて格納しておくことによって、第2所定数の段階のゲインの中から、1のゲイン(ここでは、ゲインG0)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程(以下、第1の過程という)において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
また、上記第1の過程において、受信状態が良好であると判定されなかった場合には、第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲイン(ここでは、ゲインG2)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
更に、方向記憶部121において、1の群に含まれる方向(ここでは、方向D0、D2、D4、D6、D8、D10、D12、D14)が、第1所定数の(ここでは、16個の)方向の中から、時計回りに、予め設定された所定個数(ここでは、2個)毎に選定された方向であるため、受信状態が良好であると判定される可能性の高い方向が方向記憶部121の1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含めて格納される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
加えて、第2所定数の(ここでは、4個の)段階のゲインが複数の(ここでは、2個の)群に分類され、群毎に、ゲインの識別情報であるゲイン識別情報が予めゲイン記憶部122に格納されており(図4(b)参照)、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれるゲインの中から1のゲイン(ここでは、ゲインG0)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含まれる方向(ここでは、方向D0、D2、D4、D6、D8、D10、D12、D14)の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶部122に格納された1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲイン(ここでは、ゲインG2)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される。そして、方向記憶部121に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶部122に格納された1の群に含まれるゲインの中から1のゲイン(ここでは、ゲインG0)が設定され、方向記憶手段に格納された他の1の群(ここでは、図4(a)に示す第2群)に含まれる方向(ここでは、方向D1、D3、D5、D7、D9、D11、D13、D15)の中から予め設定された順に1の方向が設定され、方向記憶部121に格納された他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、ゲイン記憶部122に格納された1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲイン(ここでは、ゲインG2)が設定され、方向記憶部121に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される。更に、ゲイン記憶部122に格納された1の群に含まれる全てのゲイン(ここでは、ゲインG0、G2)が設定された場合に、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
すなわち、受信状態が良好であると判定される可能性の高いゲインをゲイン記憶部122の1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含めて格納しておくことによって、ゲイン記憶部122に格納された1の群に含まれるゲインの中から1のゲイン(ここでは、ゲインG0)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程(以下、第2の過程という)において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
また、上記第2の過程において、受信状態が良好であると判定されなかった場合には、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれるゲインの中から他の1のゲイン(ここでは、ゲインG2)が設定され、方向記憶部121に格納された1の群(ここでは、図4(a)に示す第1群)に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向が設定される過程において、受信状態が良好であると判定される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
更に、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれる全てのゲイン(ここでは、ゲインG0、G2)が設定された場合に、ゲイン及び方向の設定処理が終了されるため、受信状態が良好であると判定される可能性の低いゲインについての検索を省略することができるので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができるのである。
つまり、例えば、接続されたスマートアンテナが、そのゲインを2段階にしか調整できないものである場合には、ゲイン記憶部122に格納された1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)にこの2段階のゲインを含めることによって、無駄な検索処理を省略することができるのである。
加えて、ゲイン記憶部122において、1の群(ここでは、図4(b)に示す第1群)に含まれるゲインが、第2所定数の(ここでは、4個の)段階のゲインの中から、予め設定された所定段階(ここでは、2段階)毎に選定されたゲインであるため、受信状態が良好であると判定される可能性の高いゲインがゲイン記憶部122の1の群に含めて格納される可能性が高いので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
また、第1所定数が16個であり、第2所定数が4個であって、方向記憶部121が、16個の方向が2個の群に分類され、16個の方向の中から、時計回りに、2個毎に選定された8個の方向に対応する方向識別情報が第1群として格納されており、残りの8個の方向に対応する方向識別情報が第2群として格納されており、ゲイン記憶部122が、4個の段階のゲインが2個の群に分類され、4個の段階のゲインの中から、小さい順に、2個毎に選定された2個のゲインに対応するゲイン識別情報が第1群として格納されており、残りの2個のゲインに対応するゲイン識別情報が第2群として格納されているため、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
すなわち、EIA−909規格に規定されたスマートアンテナの仕様は、第1所定数(=変更可能な方向の個数)が16個であり、第2所定数(=変更可能なゲインの段階の個数)が4個であるため、EIA−909規格に準拠したスマートアンテナが接続されている場合に、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を効率的に検索することができるのである。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、放送受信装置が、デジタル放送を受信するセットトップボックス1である場合について説明したが、アナログ放送を受信するセットトップボックス1等の放送受信機である形態でも良いし、アナログ放送及びデジタル放送を受信するセットトップボックス1等の放送受信機である形態でも良い。なお、セットトップボックス1がアナログ放送を受信する場合には、受信状態の良否は、ビットエラーレート(BER)に換えて、S/N比を用いて評価すれば良い。
(B)本実施形態では、方向記憶部121において、第1所定数の(ここでは、16個の)方向が2個の群に分類されている場合について説明したが、方向記憶部121において、第1所定数の(ここでは、16個の)方向が3個以上の群に分類されている形態でも良い。図4(c)は、方向記憶部121に格納された方向識別情報の別の一例を示す図表である。
図4(c)において、図3(a)に示す方向D0〜D15からなる16個の方向が4個の群(第1群〜第4群)に分類され、方向D0〜D15からなる16個の方向の中から、時計回りに、4個毎に選定された4個の方向に対応する方向識別情報(D0、D4、D8、D12)を第1群として格納し、第1群に含まれる方向の中間の4方向に対応する方向識別情報(D2、D6、D10、D14)を第2群として格納し、第1群に含まれる方向の時計回り側に隣接する4方向に対応する方向識別情報(D1、D5、D9、D13)を第3群として格納し、残りの4方向に対応する方向識別情報(D3、D7、D11、D15)を第4群として格納している。
このように、方向記憶部121において、第1所定数の(ここでは、16個の)方向が3個以上の(ここでは、4個の)群に分類されている場合には、第1群に含まれる方向の個数が少ないので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
(C)本実施形態では、ゲイン記憶部122において、第2所定数の(ここでは、4個の)方向が2個の群に分類されている場合について説明したが、ゲイン記憶部122において、第2所定数の(ここでは、4個の)方向が3個以上の群に分類されている形態でも良い。この場合には、第1群に含まれる方向の個数が少ないので、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
(D)本実施形態では、受信状態評価部113が、予め設定された所定時間(ここでは、0.1秒)毎に予め設定された所定回数(ここでは、5回)だけ受信良否情報を生成する場合について説明したが、受信状態評価部113が、1回だけ受信良否情報を生成する形態でも良い。この場合には、スマートアンテナの方向及びゲインの適正値を更に効率的に検索することができる。
(E)本実施形態では、MPU11が、チャンネル設定部111、条件設定部112、受信状態評価部113、受信判定部114、検索終了部115等の機能部を備える場合について説明したが、チャンネル設定部111、条件設定部112、受信状態評価部113、受信判定部114、及び、検索終了部115の内、少なくとも1の機能部が回路等のハードウェアによって構成されている形態でも良い。
は、本発明に係るセットトップボックスの構成の一例を示すブロック図である。 は、本発明に係るセットトップボックスにおける主要部の構成の一例を示すブロック図である。 は、スマートアンテナの設定可能な方向、及び、設定可能なゲインの一例を示す図である。 は、方向記憶部に格納された方向識別情報の一例、及び、ゲイン記憶部に格納されたゲイン識別情報の一例を示す図表である。 は、セットトップボックス(主にMPU)の動作の一例を示すフローチャートである(前半部)。 は、セットトップボックス(主にMPU)の動作の一例を示すフローチャートである(後半部) は、図5に示すフローチャートのステップS113において実行される受信判定処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 セットトップボックス(放送受信装置)
11 MPU
111 チャンネル設定部(チャンネル設定手段)
112 条件設定部(条件設定手段)
113 受信状態評価部(受信状態評価手段)
114 受信判定部(受信判定手段)
115 検索終了部(検索終了手段)
12 RAM
121 方向記憶部(方向記憶手段)
122 ゲイン記憶部(ゲイン記憶手段)
123 条件記憶部(条件記憶手段)
15 受信部(受信手段)
151 アンテナ部(スマートアンテナ)
152 チューナ部
2 出力装置
21 ディスプレイ(モニタ)
22 スピーカ

Claims (7)

  1. 指向性の方向を予め設定された第1所定数の方向に変更可能に構成されると共に、予め設定された第2所定数の段階にゲインを変更可能に構成されたスマートアンテナが接続され、接続されたスマートアンテナを介してテレビジョン放送を受信してモニタに出力可能に構成された放送受信装置であって、
    チャンネル毎に、前記スマートアンテナに対して設定する方向及びゲインを受信条件として格納する条件記憶手段と、
    予め設定された複数のチャンネルの中から、受信する1のチャンネルを順次設定するチャンネル設定手段と、
    前記チャンネル設定手段によって設定されたチャンネルに対応するテレビジョン放送を、前記スマートアンテナを介して受信する受信手段と、
    前記チャンネル設定手段によって1のチャンネルが設定される度に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、予め設定された順に1のゲインを設定すると共に、前記第1所定数の方向の中から、予め設定された順に1の方向を設定する条件設定手段と、
    前記条件設定手段によって1のゲイン及び1の方向が設定される度に、前記スマートアンテナを、設定された1のゲイン及び1の方向に設定し、前記受信手段を介して受信されるテレビジョン放送の受信状態の良否を示す情報である受信良否情報を生成する受信状態評価手段と、
    前記条件設定手段によって設定された1のゲイン及び1の方向について、前記受信状態評価手段によって生成された受信良否情報に基づき、テレビジョン放送の受信状態が良好であるか否かを判定する受信判定手段と、
    前記受信判定手段によって、テレビジョン放送の受信状態が良好であると判定された場合に、前記条件設定手段によって設定された1のゲイン及び1の方向を、前記受信条件として前記条件記憶手段に記録し、前記条件設定手段に対してゲイン及び方向の設定処理を終了させる検索終了手段と、
    前記第1所定数の方向が複数の群に分類され、群毎に、方向の識別情報である方向識別情報を予め格納する方向記憶手段を備え、
    前記条件設定手段は、
    前記第2所定数の段階のゲインの中から、1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、
    前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、
    前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、前記1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、
    前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記第2所定数の段階のゲインの中から、他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定することを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記受信状態評価手段は、予め設定された所定時間毎に予め設定された所定回数だけ受信良否情報を生成し、
    前記受信判定手段は、前記所定回数分の受信良否情報が全て、受信状態が良好であることを示す場合に、受信状態が良好であると判定することを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記受信状態評価手段は、前記受信良否情報として、BER(Bit Error Rate)を生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の放送受信装置。
  4. 前記方向記憶手段において、前記1の群に含まれる方向は、前記第1所定数の方向の中から、時計回りに、予め設定された所定個数毎に選定された方向であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の放送受信装置。
  5. 前記第2所定数の段階のゲインが複数の群に分類され、群毎に、ゲインの識別情報であるゲイン識別情報を予め格納するゲイン記憶手段を備え、
    前記条件設定手段は、
    前記ゲイン記憶手段に格納された1の群に含まれるゲインの中から1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、
    前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、
    前記方向記憶手段に格納された前記1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれるゲインの中から前記1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、
    前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる全ての方向が設定された後に、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれるゲインの中から他の1のゲインを設定し、前記方向記憶手段に格納された前記他の1の群に含まれる方向の中から予め設定された順に1の方向を設定し、
    前記検索終了手段は、前記ゲイン記憶手段に格納された前記1の群に含まれる全てのゲインが設定された場合に、前記条件設定手段に対してゲイン及び方向の設定処理を終了させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の放送受信装置。
  6. 前記ゲイン記憶手段において、前記1の群に含まれるゲインは、前記第2所定数の段階のゲインの中から、予め設定された所定段階毎に選定されたゲインであることを特徴とする請求項5に記載の放送受信装置。
  7. 前記第1所定数は16個であり、前記第2所定数は4個であって、
    前記方向記憶手段は、前記16個の方向が2個の群に分類され、前記16個の方向の中から、時計回りに、2個毎に選定された8個の方向に対応する方向識別情報を第1群として格納し、残りの8個の方向に対応する方向識別情報を第2群として格納しており、
    前記ゲイン記憶手段は、前記4個の段階のゲインが2個の群に分類され、前記4個の段階のゲインの中から、小さい順に、2個毎に選定された2個のゲインに対応するゲイン識別情報を第1群として格納し、残りの2個のゲインに対応するゲイン識別情報を第2群として格納していることを特徴とする請求項6に記載の放送受信装置。
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