JP4821556B2 - 車両維持費シミュレーション装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両購入予定者等の車両ユーザに対して車両の維持費をシミュレーションして提供する技術に関する。
車両購入を希望する購入予定者は、各自動車会社のディーラ等において購入予定車についての費用の説明を受け、購入するか否かを決定している。車両を購入するための決定要因の一つには購入後の維持費もあるが、現状ではディーラにおいて維持費に関し十分な説明を受けていないのが実情である。その理由は、ディーラの販売担当者が購入後の維持費を計算するための基礎的なデータを有していない、購入予定車についての維持費を計算するためには膨大な数の資料、カタログ等を収集して参照しなければならない、仮に維持費に関する項目のそれぞれを計算できたとしても、購入予定車が複数存在する場合の比較検討も含め、複数の車両の維持費を計算して購入予定者に提示することは現実的に不可能である、等による。
下記に示す特許文献1には、リース会社において、コンピュータを用いて利用期間における車両コストをシミュレーションする技術が開示されている。すなわち、リース会社は、外部から自動車に関する基本データを収集し、これに基づいて、諸条件毎にコストに関する定数を設定して、メイン定数データベースに記憶する。営業担当者は、リース会社よりコストシミュレーションプログラムと定数データを入手して運用端末に読み込み、定数データをサブ定数データベースに記憶する。コストシミュレーションプログラムは、顧客の自動車に関する条件を取得してサブ顧客データベースに記憶するとともに、サブ定数データベースを参照して、取得した条件に該当する自動車にかかるコストを買取,リース,レンタルなどの利用形態別に算出して出力する。
特開2003−108812号公報
上記の特許文献1のように、定数データをデータベースに記憶させることでコンピュータを用いて自動車にかかるコストをシミュレーションすることが可能であるが、予め決められたパターンでのシミュレーションしか行うことができず、顧客の要望に応じたシミュレーション以外のパターンを試算するためには再度設定を行う必要があり、時間を要するとともに煩雑となる問題がある。
特に、購入予定者は、維持費については漠然とした知識しか有しない場合が多く、標準的な維持費の試算のみで満足してしまうことが多いが、各自動車ディーラとしては顧客サービスの一環として維持費についてもより満足度の高いサービスを提供して顧客吸引力を高めたいと欲しており、車両維持費についても標準的な維持費のみならず、提供できるサービスを含めた維持費を試算して購入予定者に迅速かつ分かり易く提供したいとの希望が強い。購入予定者にとっても、単に購入時の費用だけでなく、購入後の維持費を含めてディーラのサービスの内容を分かり易く提示してもらうことが車両購入の判断に際して都合がよい。
本発明の目的は、車両の維持費をユーザ(例えば購入予定者)に迅速かつ分かり易く提示できる装置及び方法を提供することにある。
本発明は、車両の維持費をシミュレーションする装置であって、シミュレーション対象車両の車両情報を入力する手段と、車両ユーザ情報を入力する手段と、シミュレーション対象車両の使用情報を入力する手段と、燃料に関する情報を入力する手段と、車両毎の保険料に関するデータ、車両毎の税金に関するデータ、車両毎の燃費に関するデータ、車両毎の定期点検に関するデータを記憶するデータベースと、入力された各種情報に基づき、前記データベースにアクセスしてシミュレーション対象車両の所定期間における維持費を演算する演算手段と、演算された維持費を出力する出力手段とを有し、前記データベースは、少なくとも、前記車両毎の保険料に関するデータ及び車両毎の定期点検に関するデータについて標準と推奨の2種類のデータを有し、前記保険料に関する推奨データと前記定期点検に関する推奨データの少なくともいずれを用いるか否かを選択するユーザ操作可能な選択手段とを有し、前記演算手段は、前記データベースに記憶された標準と推奨の2種類のデータのうち前記選択手段で選択されたデータを用いて標準維持費と推奨維持費をともに演算し、前記出力手段は、前記標準維持費と推奨維持費とを対比可能に並列出力する
ことを特徴とする。
本発明において、前記出力手段の出力形態を切り替える切替手段を有し、前記演算手段は、前記シミュレーション対象車両が複数存在する場合に各シミュレーション対象車両毎に前記標準プランの維持費と推奨プランの維持費を演算し、前記出力手段は、前記切替手段の切替操作に応じ、特定のシミュレーション対象車両の標準維持費と推奨維持費の並列出力と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの標準維持費の並列出力と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの推奨維持費の並列出力とを切り替えて出力してもよい。
また、本発明は、コンピュータを用いて車両の維持費をシミュレーションする方法であって、シミュレーション対象車両の車両情報を入力するステップと、車両ユーザ情報を入力するステップと、シミュレーション対象車両の使用情報を入力するステップと、燃料に関する情報を入力するステップと、車両毎の保険料に関するデータ、車両毎の税金に関するデータ、車両毎の燃費に関するデータ、車両毎の定期点検に関するデータを記憶するデータベースにアクセスし、入力された各種情報に基づき、前記コンピュータのプロセッサが前記データベースにアクセスしてシミュレーション対象車両の所定期間における維持費を演算するステップと、演算された維持費をディスプレイに表示するステップとを有し、前記データベースは、少なくとも、前記車両毎の保険料に関するデータ及び車両毎の定期点検に関するデータについて標準と推奨の2種類のデータを有し、前記保険料に関する推奨データと前記定期点検に関する推奨データの少なくともいずれを用いるか否かを選択入力するステップとを有し、前記演算するステップでは、前記データベースに記憶された標準と推奨の2種類のデータのうち選択入力されたデータを用いて標準維持費と推奨維持費をともに演算し、前記表示するステップでは、前記標準維持費と推奨維持費とを対比可能に並列表示することを特徴とする。
本発明において、前記ディスプレイの表示形態を切り替えるステップを有し、前記演算するステップでは、前記プロセッサ前記シミュレーション対象車両が複数存在する場合に各シミュレーション対象車両毎に前記標準プランの維持費と推奨プランの維持費を演算し、
前記表示するステップでは、前記切り替えるステップでの切替操作に応じ、特定のシミュレーション対象車両の標準維持費と推奨維持費の並列表示と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの標準維持費の並列表示と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの推奨維持費の並列表示とを切り替えて表示してもよい。
本発明によれば、車両維持費を迅速かつ簡易にシミュレーションしてユーザに提示できる。また、単にユーザの条件に応じた維持費だけでなく、ディーラ推奨の維持費を対比可能に同時に出力することができ、ユーザは車両購入時等の判断をより迅速かつ確実に行うことができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<基本構成>
図1に、本実施形態における車両維持費シミュレーション装置の基本構成を示す。車両維持費シミュレーション装置はパーソナルコンピュータ(PC)10で構成される。PC10には、顧客あるいはユーザ(購入予定者)あるいはディーラの担当者が各種情報を入力する。入力する情報は、購入予定車についての車両情報、購入予定車の使用情報、及びユーザ情報である。入力情報は、車両の維持費を演算するための必要な情報である。車両の維持費には、自動車任意保険料、税金、ガソリン代等の燃料費、メンテナンス費等があり、これらを演算するための必要な情報が入力される。購入予定車の使用情報は、例えば1ヶ月当たりの走行距離である。ユーザ情報は、自動車保険料を演算するための情報であり、例えば年齢、等級、使用目的、免許証の色別等である。また、PC10のメモリには、予め車両維持費を算出するための基礎データが記憶される。基礎データは、車型毎の保険料、車型毎の税金、車型毎の燃費、車型毎の定期点検費等である。車両維持費は、自動車保険+税金+燃料費+定期点検費として算出される。PC10は、入力された情報のうちの車両情報及びユーザ情報に基づいて自動車保険料及び税金を演算し、入力された情報のうちの使用情報に基づいて燃料費を演算し、入力された情報のうちの車両情報に基づいて定期点検費を演算する。
PC10のメモリには、基礎データが記憶されるが、基礎データのうちの少なくともいずれかのデータは、標準データと推奨データの2種類のデータが記憶される。標準データは一般的なデータであり、推奨データは各ディーラあるいは各保険会社が特別に提供しているサービス内容を含むデータであり、標準データよりも一般的にコストパフォーマンスの高いデータである。例えば、自動車保険に関しては、各保険会社はユーザの使用状況に応じた各種の保険商品を提供しており、これらの保険商品のいずれかを推奨データとして記憶する。また、定期点検費に関しては、各ディーラはパック商品を提供している場合があり、これらパック商品を推奨データとして記憶する。もちろん、これらは例示であり、推奨データとして任意のサービスデータを記憶することができる。また、基礎データはPC10のローカルメモリに記憶しておく必要はなく、ネットワークに接続された他のコンピュータに記憶していてもよい。また、基礎データのいずれかをネットワーク上のサーバコンピュータに記憶し、基礎データの残りをPC10のメモリに記憶してもよい。例えば基礎データのうちの標準データについてはサーバコンピュータに記憶し、推奨データについてはPC10のメモリに記憶する等である。PC10は、入力された情報に基づいて自動車保険、税金、燃料費、定期点検費をそれぞれ演算する際に、標準データを用いて演算するとともに、推奨データを用いて自動演算する。ここで、「自動演算」とは、PC操作者からの、維持費演算を指令するコマンドの入力に応答し、標準データを用いた演算と推奨データを用いた演算とを並行して、あるいはシーケンシャルに行うことを意味し、PC操作者は推奨データを用いた演算を実行させるために再度、情報を入力する、あるいは再度コマンドを入力する等の操作を必要としないことを意味する。以下、標準的なデータを用いて算出された維持費を「標準維持費」あるいは「標準プランの維持費」、推奨データを用いて算出された維持費を「推奨維持費」あるいは「お得プランの維持費」と称する。PC10は、入力された情報及びメモリに記憶された標準データと推奨データとを用いて標準維持費及び推奨維持費を演算した後、ディスプレイにこれらの標準維持費と推奨維持費とをユーザが一覧して対比可能なように並列表示する。図1では、車両の3年間の通常維持費が通常プランの維持費として棒グラフ表示されるとともに、これに並列して、推奨維持費がお得プランの維持費として棒グラフ表示されている。また、標準維持費と推奨維持費の差額(合計差額)が画面の所定位置に表示される。ユーザは、通常維持費を容易に把握できるとともに、通常維持費と推奨維持費との相違を視覚的に容易に把握することができ、当該車両を購入するか否かを判断に資することができる。
本実施形態では、PC10を操作するディーラの担当者あるいはユーザは、所定の情報を入力するのみで迅速かつ簡易に標準維持費だけでなくディーラ推奨の推奨維持費を視認することができ、煩雑な操作は必要ない。
<詳細構成>
図2に、本実施形態における車両維持費シミュレーション装置の詳細構成を示す。PC10がネットワーク24を介してサーバコンピュータ26に接続される構成である。ネットワーク24はLANでもよくWANでもよい。また、ネットワークはインターネットなどの公衆ネットワークでもよく専用回線でもよい。PC10は各ディーラに配設され、サーバコンピュータ26はデータセンタに配設され、各ディーラの各PC10からアクセスできる構成でもよい。PC10とサーバコンピュータ26はサーバクライアントシステムを構成し、クライアントコンピュータであるPC10からサーバコンピュータ26にデータを送信し、サーバコンピュータ26側で演算処理を行い処理結果をPC10に返信してもよい。
PC10は、キーボードやマウス等で構成される入力部12、LCD等で構成される表示部14、ネットワーク24を介してサーバコンピュータ26とデータ送受する通信部16、CPU等の制御部18、ROMやRAM等の記憶部20及びデータベース22を有して構成される。
PC10の操作者であるディーラの販売担当者あるいはユーザは、入力部12から車両維持費をシミュレーションするために必要な各種情報を入力する。具体的には以下の情報を入力する。
(1)1ヶ月の走行距離(km)
(2)ガソリン代(1リットルあたり)
(3)自動車任意保険の前提条件(年齢条件、等級、車両の使用目的、免許証の色)
(4)購入予定の車の仕様(車名・型式)
(2)に関しては、ユーザが入力するのではなく、サーバコンピュータ26等に蓄積された現在のガソリン代のデータを自動入力してもよい。また、必要に応じてレギュラー/ハイオクの区別に応じてガソリン代を自動入力してもよい。例えば、ユーザがレギュラーと入力すると、通信部16がサーバコンピュータ26にアクセスしてサーバコンピュータ26に蓄積されたレギュラーガソリンのガソリン代を取得する。
(4)に関しては、予め登録された特定の車両の中からユーザが選択する形式で購入予定車の仕様を入力してもよい。例えば、車両A及び車両Bを予め登録し、いずれかを選択することで車名と型式を入力する。
ユーザは入力部12から維持費をシミュレーションする際の期間を入力してもよい。期間は例えば3年間あるいは5年間とすることができる。デフォルトの期間を3年間として期間の入力を不要とする、あるいはデフォルトの期間を3年間として必要に応じて5年間を選択入力してもよい。
データベース22は、維持費を算出するための基礎データを記憶する。具体的には以下の情報を記憶する。
(1)各車型毎の10・15モード燃費
(2)各車型毎の車両保険料
(3)各車名毎の定期点検の概算料金(車検・12ヶ月点検・6ヶ月点検)
(4)各車型毎の税金(自動車税・自動車重量税)
(2)に関しては、保険会社が提供する標準額と推奨額をいずれも記憶する。また、(3)に関しては、各ディーラが設定した推奨パック商品も記憶する。さらに、メンテナンス費用やガソリン代をカード払いしたときのキャッシュバック額があればこれも記憶する。
記憶部20はシミュレーションプログラムを格納する。シミュレーションプログラムはサーバコンピュータ26からネットワーク24を介して配信されてもよい。
制御部18は、記憶部20に格納されたシミュレーションプログラムを順次実行し、入力部12から入力された情報と、データベース22に記憶された情報とを用いて、購入予定車の所定期間(例えば3年間や5年間)の維持費を演算する。車両の維持費は、既述したように、車両維持費=自動車保険料+税金+燃料費+定期点検費(メンテナンス費)である。制御部18は、維持費の各項目を以下のように演算する(例えば3年間と仮定する)。既述したように、PC10の通信部から入力情報をサーバコンピュータ26に送信し、サーバコンピュータ26の制御部で維持費の各項目を演算してPC10に返信してもよい。
<自動車保険料>
ユーザが入力した前提条件及び購入予定車に合致する車両保険料をデータベース22から検索して3年間分加算する。データベース22には標準額と推奨額が記憶されているので、標準額と推奨額のいずれも検索する。
<税金>
ユーザが入力した購入予定車に合致する税金をデータベース22から検索して3年間分加算する。自動車税と自動車重量税を加算する。
<燃料費>
ユーザが入力した1ヶ月の走行距離とガソリン代、及びデータベース22から検索した購入予定車の10・15モード燃費から3年間分の燃料費を演算する。
<定期点検費(メンテナンス費)>
ユーザが入力した購入予定車に合致する定期点検の概算料金をデータベース22から検索して3年間分加算する。データベース22にはパック商品も記憶されているので、パック商品を含まない標準額とパック商品を含む推奨額のいずれも算出する。
制御部18は、以上のようにして維持費の各項目を演算し、演算結果である維持費を表示部14に表示する。維持費としては、標準額と推奨額がともに演算されるから、制御部18は標準額と推奨額を表示部14に並列表示する。表示形式は任意であるが、例えば標準維持費と推奨維持費を容易に比較できるようにそれぞれ棒グラフで表示する。制御部18は、これ以外に表示部14に標準維持費と推奨維持費の差額を表示する、あるいは維持費の各項目毎に標準維持費と推奨維持費を表示してもよい。
さらに、ユーザが購入予定車として複数の車両を入力した場合、制御部18は各購入予定車毎に維持費を演算して表示部14に表示する。表示の形態としては、
(1)1台の購入予定車の標準維持費と推奨維持費を並列表示する
(2)2台の購入予定車の標準維持費を並列表示する
(3)2台の購入予定車の推奨維持費を並列表示する
などがある。もちろん、3台あるいはそれ以上の購入予定車の標準維持費あるいは
推奨維持費を並列表示してもよく、ある購入予定車の標準維持費と別の購入予定車の推奨維持費とを並列表示してもよい。どのような形態で表示部14に表示するかはユーザが入力部12から入力して設定してもよく、これらの表示形態を交互に切替表示してもよい。例えば、まず(1)の形態で表示し、入力部12からの切替コマンド入力に応じて(1)から(2)に切り替える、あるいは(2)から(3)に切り替えるなど、(1)、(2)、(3)を交互に切替表示してもよい。
図3に、本実施形態における車両維持費シミュレーションの全体処理フローチャートを示す。処理は、大別して入力ステップ(S11)、演算ステップ(S12)及び出力ステップ(S13)から構成される。
入力ステップでは、ユーザ(あるいはディーラの担当者)がPC10の入力部12に各種データを入力する。すなわち、まず1ヶ月の走行距離を入力し(S101)、次にガソリン代を入力する(S102)。また、自動車保険の前提条件となる年齢や等級、使用目的、免許証の色情報等を入力する(S103)。さらに、購入予定車の情報(車名や仕様)を入力する(S104)。購入予定車は複数でもよい。また、予め登録された複数の車両を表示部14に表示し、ユーザがここから1または複数の車両を選択することで入力してもよい。入力された情報は記憶部20に記憶される。
なお、図では維持費を演算する期間について入力するステップがないが、維持費の年数を入力するステップを設けてもよい。この例では、デフォルトで3年間の維持費を演算する場合を想定する。
演算ステップでは、制御部18は車両維持費の各項目を順次演算する。すなわち、まず3年間の自動車任意保険料を演算する(S105)。データベース22にアクセスしてユーザの条件(年齢や使用目的、免許証の色)に合致する保険料を検索し、3年間分加算して自動車保険料を演算する。自動車保険料は、標準額と推奨額の2パターンを演算する。次に、3年間の税金を演算する(S106)。データベース22にアクセスして購入予定車の自動車税及び自動車重量税を検索し、3年間分加算して税金を演算する。また、3年間のガソリン代を演算する(S107)。データベースにアクセスして購入予定車の10・15モード燃費を検索し、1ヶ月の走行距離と1リットルあたりのガソリン代から3年間分のガソリン代を演算する。また、3年間のメンテナンス費を演算する(S108)。データベース22にアクセスして購入予定車のメンテナンス費を加算し、3年間分加算してメンテナンス合計額を演算する。メンテナンス費は、標準額と商品パックを含む推奨額の2パターンを演算する。
出力ステップでは、制御部18は演算ステップで演算した購入予定車の維持時を表示部14に表示する。すなわち、まず購入予定車の標準維持費と推奨維持費を棒グラフで並列表示する(S109)。標準維持費と推奨維持費はそれぞれ総額でもよく、項目毎の額でもよい。これらを適宜切替表示してもよい。また、購入予定車が複数存在する場合には、ユーザからの要求(入力部12からの切替コマンド入力)に応じて画面を切り替えて表示する(S110)。デフォルトで上記の(1)の形態で表示し、(1)の表示を(2)の表示に切り替える等である。(1)、(2)、(3)の形態を相互に切り替えるためのメニューを表示部14に表示することも好適である。
図4に、入力ステップにおいて表示部14に表示される画面例を示す。1ヶ月の走行距離を入力する欄14a、ガソリン代を入力する欄14b及び保険の条件を入力する欄14cが表示され、ユーザは各欄にキーボードやマウスを用いて入力する。プルダウンメニューから選択入力してもよい。
図5に、出力ステップにおいて表示部14に表示される画面例を示す。画面の左上に予め登録された購入予定車の画像14dが表示される。図では2つの車両は予め登録されていることを示す。ユーザは、いずれかの車両を選択することで購入予定車の情報を入力できる。図では上部の車両が選択されたことを示す。画像14dの下には維持費をシミュレーションする期間の選択メニュー14eが表示される。図では3年間と5年間を選択できるようになっている。ユーザは、いずれかを選択することで期間を入力できる。期間の選択メニュー14eの下にはお得なプランの選択メニュー14fが表示される。図では、自動車保険のお得なプランとメンテナンスのお得なプラン、及びカード払いのお得なプランが表示される。いずれかのプランを選択することで、標準維持費に加えて推奨維持費が演算される。いずれのプランも選択されない場合、結果として標準維持費と推奨維持費は同額になる。
制御部18は、選択メニュー14fで選択された項目に応じて、標準維持費と推奨維持費を演算する。例えば、選択メニュー14fの自動車保険が選択された場合、自動車保険に関して標準保険料と推奨保険料を演算する。メンテナンスに関しては標準維持費しか演算しない。図では、全ての項目が選択されたことを示す。デフォルトでは全ての項目を選択し、ユーザが適宜いずれかの項目の選択を外してもよい。また、車両維持費を構成する各項目の選択メニュー14gが表示される。項目は、自動車保険、メンテナンス、燃費、税金その他であり、維持費の詳細を見る場合に選択する。画面中央には標準プランの維持費14hとお得プランの維持費(推奨維持費)14iが棒グラフで並列表示される。選択メニュー14fの選択項目に応じて、棒グラフ表示は変化する。すなわち、例えば、選択メニュー14fでお得な自動車保険が選択された場合、標準プランの維持費14hとお得プランの維持費14iが並列表示され、それぞれの額は異なる。選択メニュー14fでお得な自動車保険その他が選択されない場合、標準プランの維持費14hとお得プランの維持費14iは同額となる。この場合、お得プランの維持費14iを表示しなくてもよい。また、棒グラフ表示の下には、標準プランとお得プランの差額14jが表示される。差額は選択メニュー14gの各項目に対応してそれぞれ表示される。また、差額の合計額14kも表示される。ユーザは、棒グラフ及び差額の表示を視認することで、維持費がどの程度であり、また、お得プランではどの程度安くなるのかを容易に知ることができる。さらに、画面下部には画面を切り替えるための切替メニュー14mが表示される。図では、「お得なプランと比較する」、「保存車間で比較する」、「自由設定車と比較する」、「条件変更」が表示される。「お得なプランと比較する」のメニューでは、図5に示される画面表示となり、標準プランとお得プランの維持費が並列表示される。「保存車間で比較する」では、2台の購入予定車のお得プランを棒グラフで並列表示する。「自由設定車と比較する」では、2台の購入予定車の標準プランを棒グラフで並列表示する。これらの表示は、図6に示すように切替メニュー14mの操作に応じて任意に遷移できる。一例は、「自由設定車と比較する」で購入予定車の標準プラン同士を並列表示し、次に「お得なプランと比較する」で購入予定車の標準プランとお得プランを並列表示して比較検討する、等である。「自由設定車と比較する」では、自由設定車の標準プランと保存車のお得プランとを並列表示してもよい。
図7に、「自由設定車と比較する」が選択された場合に表示部14に表示される画面例を示す。図6における「購入予定の2車の標準プランの比較画面」に相当する画面である。
自由設定車には、当該ディーラで扱っていない車両あるいは他メーカの車両が含まれる。自由設定車の場合には推奨維持費はなく標準維持費のみが演算されるため、標準維持費同士の比較となる。すなわち、標準のプランに自由設定車の標準維持費14hが表示され、並列して保存車(そのディーラで扱っている予め登録した車両)の標準プランの標準維持費14iが表示される。
なお、自由設定車の場合、その車両の基礎データがデータベース22に存在しない場合があり得る。この場合には、データベース22にアクセスして基礎データが存在するか否かを判定し、基礎データが存在しない場合にユーザが入力部12から入力してデータベース22に新規に登録すればよい。
実施形態の基本構成図である。 実施形態の詳細構成図である。 実施形態の処理フローチャートである。 入力画面の説明図である。 出力画面の説明図である。 画面切替説明図である。 他の出力画面の説明図である。
符号の説明
10 PC、12 入力部、14 表示部、16 通信部、18 制御部、20 記憶部位、22 データベース、24 ネットワーク、26 サーバコンピュータ。

Claims (4)

  1. 車両の維持費をシミュレーションする装置であって、
    シミュレーション対象車両の車両情報を入力する手段と、
    車両ユーザ情報を入力する手段と、
    シミュレーション対象車両の使用情報を入力する手段と、
    燃料に関する情報を入力する手段と、
    車両毎の保険料に関するデータ、車両毎の税金に関するデータ、車両毎の燃費に関するデータ、車両毎の定期点検に関するデータを記憶するデータベースと、
    入力された各種情報に基づき、前記データベースにアクセスしてシミュレーション対象車両の所定期間における維持費を演算する演算手段と、
    演算された維持費を出力する出力手段と、
    を有し、
    前記データベースは、少なくとも、前記車両毎の保険料に関するデータ及び車両毎の定期点検に関するデータについて標準と推奨の2種類のデータを有し、
    前記保険料に関する推奨データと前記定期点検に関する推奨データの少なくともいずれを用いるか否かを選択するユーザ操作可能な選択手段と
    を有し、前記演算手段は、前記データベースに記憶された標準と推奨の2種類のデータのうち前記選択手段で選択されたデータを用いて標準維持費と推奨維持費をともに演算し、
    前記出力手段は、前記標準維持費と推奨維持費とを対比可能に並列出力する
    ことを特徴とする車両維持費シミュレーション装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記出力手段の出力形態を切り替える切替手段
    を有し、
    前記演算手段は、前記シミュレーション対象車両が複数存在する場合に各シミュレーション対象車両毎に前記標準プランの維持費と推奨プランの維持費を演算し、
    前記出力手段は、前記切替手段の切替操作に応じ、特定のシミュレーション対象車両の標準維持費と推奨維持費の並列出力と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの標準維持費の並列出力と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの推奨維持費の並列出力とを切り替えて出力する
    ことを特徴とする車両維持費シミュレーション装置。
  3. コンピュータを用いて車両の維持費をシミュレーションする方法であって、
    シミュレーション対象車両の車両情報を入力するステップと、
    車両ユーザ情報を入力するステップと、
    シミュレーション対象車両の使用情報を入力するステップと、
    燃料に関する情報を入力するステップと、
    車両毎の保険料に関するデータ、車両毎の税金に関するデータ、車両毎の燃費に関するデータ、車両毎の定期点検に関するデータを記憶するデータベースにアクセスし、入力された各種情報に基づき、前記コンピュータのプロセッサが前記データベースにアクセスしてシミュレーション対象車両の所定期間における維持費を演算するステップと、
    演算された維持費をディスプレイに表示するステップと、
    を有し、
    前記データベースは、少なくとも、前記車両毎の保険料に関するデータ及び車両毎の定期点検に関するデータについて標準と推奨の2種類のデータを有し、
    前記保険料に関する推奨データと前記定期点検に関する推奨データの少なくともいずれを用いるか否かを選択入力するステップと、
    を有し、
    前記演算するステップでは、前記データベースに記憶された標準と推奨の2種類のデータのうち選択入力されたデータを用いて標準維持費と推奨維持費をともに演算し、
    前記表示するステップでは、前記標準維持費と推奨維持費とを対比可能に並列表示する
    ことを特徴とする車両維持費シミュレーション方法。
  4. 請求項3記載の方法において、
    前記ディスプレイの表示形態を切り替えるステップ
    を有し、
    前記演算するステップでは、前記プロセッサ前記シミュレーション対象車両が複数存在する場合に各シミュレーション対象車両毎に前記標準プランの維持費と推奨プランの維持費を演算し、
    前記表示するステップでは、前記切り替えるステップでの切替操作に応じ、特定のシミュレーション対象車両の標準維持費と推奨維持費の並列表示と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの標準維持費の並列表示と、複数のシミュレーション対象車両のそれぞれの推奨維持費の並列表示とを切り替えて表示する
    ことを特徴とする車両維持費シミュレーション方法。
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