JP4821153B2 - レンズフード - Google Patents

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Description

本発明は、カメラの撮影用レンズ鏡筒の対物側の端部に備えられるレンズフードに関するものである。
カメラの撮影用レンズ鏡筒は、その焦点合わせ(フォーカシング)時に、最も対物側に配置されたレンズ群がその光軸回りに回転するものがある。このような撮影用レンズ鏡筒は、最も対物側に設けられたレンズ群(以下、「対物レンズ群」と称する)を保持する保持筒の外周面に、マニュアルフォーカス(MF)時にユーザがこの保持筒を回転させる操作部であるMF操作環(フォーカス環)が設けられる。通常、このようなMF操作環は、操作性を向上するため、ローレットやセレーション等の凹凸部が形成されている。
一方、撮影用レンズ鏡筒は、撮影画角外から外光が入射して撮像画像の画質を損なうことを防止するため、その対物側の先端部にレンズフードが装着される。
上述したような対物レンズ群を有するレンズ鏡筒は、従来、対物レンズ群の保持筒の先端部に、バヨネット結合によってレンズフードを装着するものが知られている。
しかし、このようなレンズ鏡筒は、対物レンズ群の保持筒がオートフォーカス(AF)用のアクチュエータ等の駆動部と接続された状態でレンズフードの着脱を行うと、この保持筒に作用する回転力によって、モータ、ギア、スクリュー等のAF駆動部に負荷がかかってしまう。
また、従来、このようなレンズ鏡筒に装着されるレンズフードは、その先端部が対物レンズ群の保持筒の外周面の平滑な部分にバネによって押圧されるとともに、着脱時には退避可能な爪部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。
このようなレンズフードは、爪部を退避させた状態で、レンズ鏡筒をその光軸方向に沿って挿入することによって装着できるから、着脱時に対物レンズ群の保持筒に回転力が作用せず、AF駆動部を負荷から保護することができる。
しかし、対物レンズ群の保持筒にMF操作環を有するレンズ鏡筒は、レンズフードを装着した場合、MF操作環を直接操作することが困難となるから、MF時にはレンズフードを回転させて焦点調節を行うことになる。
上述した従来技術のレンズフードは、対物レンズ群の保持筒に対する光軸回りの回転を拘束するものは爪部と保持筒との摩擦力のみであり、この摩擦力を超えた回転力が作用した場合には、爪部と保持筒との間でスリップが生じ、レンズフードが保持筒に対して回転して正確なMF操作が行えないおそれがある。
特開平5−323421号公報
本発明の課題は、レンズ鏡筒への着脱時にAF駆動部に負荷がかかることを防止し、かつ、MF操作を確実に行えるレンズフードを提供することである。
前記課題を解決するために、請求項の発明は、レンズ鏡筒の対物側の端部に備えられ、フォーカシングレンズ群に連動して鏡胴部に対して光軸回りに回転するレンズフード装着部に着脱可能に装着されるレンズフードにおいて、前記レンズフード装着部に形成された凹部又は凸部と係合し、前記レンズフードに加わる前記光軸回りの回転力を前記レンズフード装着部に伝達する回転力伝達部と、前記レンズフード装着部に形成された係止対象部に係止され、前記光軸方向における前記レンズフード装着部と前記レンズフードとの相対移動を制限する固定位置と、前記係止対象部との係止を解除され、前記相対移動を許容する退避位置との間を移動する可動係止部とを備え、前記可動係止部と前記回転力伝達部とは前記光軸方向に離間して配置されており、前記レンズ鏡筒に装着された際に、前記回転力伝達部は、前記可動係止部より前記レンズ鏡筒側に配置されることを特徴とするレンズフードである
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズフードにおいて、前記回転力伝達部は、前記レンズ鏡筒の外周面であって周方向の全周にわたって略等間隔に複数配列されている溝部の少なくとも一つに係合する突条部を備えることを特徴とするレンズフードである
請求項の発明は、請求項1または請求項に記載のレンズフードにおいて、前記回転力伝達部は、前記可動係止部から離れる方向であってかつ前記光軸方向に延在して形成され、前記レンズフード装着部の前記凹部又は凸部と係合する突条部、溝部の少なくとも一方を備え、前記回転力伝達部の前記突条部または前記溝部は、前記光軸方向に延在して形成されていることを特徴とするレンズフードである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレンズフードにおいて、前記レンズ鏡筒に対向する円筒部と、前記円筒部の前記光軸方向の対物側の端部からその外径側につば状に突き出して形成されるフランジ部と、前記フランジ部の外周円と接続され、光軸を中心とする円すい面状のテーパをつけて形成される遮光部とを備える筒部材と、前記筒部材の前記光軸方向の像側に連続して設けられ、内径側に前記レンズフード装着部が挿入される円環状の後カバーとを備え、前記回転力伝達部は、前記後カバーに配置され、前記可動係止部は、前記光軸と直交する方向において前記円筒部と同一断面上に配置され、前記光軸方向において前記フランジ部と前記後カバーとの間に配置されることを特徴とするレンズフードである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズフードにおいて、前記回転力伝達部は、前記レンズ鏡筒の手動焦点調節を行う操作部に形成された凹部又は凸部の少なくとも一部と係合することを特徴とするレンズフードである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)レンズフードは、レンズフード装着部に形成された凹部又は凸部と係合する回転力伝達部を備えているから、スリップ等によってレンズフードのレンズフード装着部に対する光軸回りの角度がずれることがなく、MF操作時にユーザがレンズフードに加えた光軸回りの回転力を確実にフォーカシングレンズ群側へ伝達することができ、MF操作の確実性が確保される。
(2)回転力伝達部はレンズフード装着部に対して光軸方向に略平行移動して装着されるから、その着脱時にレンズフード装着部に対して光軸回りの回転力が加わることを防止し、AF駆動部を過大な負荷から保護することができる。
(3)レンズフードのレンズフード装着部に対する光軸方向の移動を制限し、またはこの制限を解除する可動係止部を備えているから、レンズフードがレンズフード装着部から光軸方向に脱落することを防止できる。
(4)回転力伝達部は、レンズフード装着部における手動焦点調節(MF)操作部に形成された凹部又は凸部と係合するようにしたから、レンズ鏡筒にこれらの凹部、凸部と別個に係合箇所を設ける必要がなく、レンズ鏡筒のデザインの自由度及び外観品質を向上するとともにMF操作時の操作性を確保することができる。
本発明は、レンズ鏡筒への着脱時にAF駆動部に負荷がかかることを防止し、かつ、MF操作を確実に行えるレンズ鏡筒を提供するという目的を、レンズフードの内周面部に形成され光軸方向に延在する突条を、レンズ鏡筒のフォーカス環に形成され、光軸方向に延在するローレット溝に挿入して係合させることによって実現した。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明を適用したレンズフードの実施例をレンズ鏡筒に装着し、光軸と直交する方向から見た側面視図であって、部分的に断面を示す図である。図2は、図1のII部拡大図である。図3は、図1のIII−III部矢視断面図である。図4は、図3のIV部拡大図である。図5は、図1のV−V部矢視断面図である。
レンズフード1が装着される対象となるレンズ鏡筒100は、鏡胴部110と、可動筒120と、フォーカス環130とを備えている。
鏡胴部110は、その光軸I方向に配列された複数のレンズを収容する円筒状の部材であって、レンズ鏡筒100が装着される図示しないボディに対して固定されている。
可動筒120は、鏡胴部110の内径側に収容され、光軸Iに対して略同心に形成され、その光軸I方向の移動によってレンズ鏡筒100の被写体距離(撮影距離)を変化させるフォーカシングレンズ群を収容するものである。
上述した可動筒120は、レンズ鏡筒100のオートフォーカス(AF)によるフォーカシング時には、図示しないAF駆動部によって光軸I回りに回転するとともに、光軸I方向に移動する。
また、可動筒120は、AF駆動部との間に設けられる図示しないクラッチ機構を切断した状態においては、後述するフォーカス環130を操作して光軸I回りに回転させることによって、マニュアルフォーカス(MF)によるフォーカシングが行われる。
フォーカス環(レンズフード装着部)130は、可動筒120の光軸I方向対物側の端部に固定され、光軸Iと略同心に形成された円環状の部材であって、鏡胴部110の対物側の端部から突き出した位置に配置されている。
フォーカス環130は、ローレット溝131と、溝部132と、段部133とを備えている。
ローレット溝131は、フォーカス環130の外周面を凹ませて形成され、光軸I方向に延在する溝部であって、図3に示すように、フォーカス環130の周方向において全周にわたって略等間隔に複数配列されている。また、ローレット溝131は、図2に示すように、フォーカス環130の光軸I方向における像側の領域に形成されている。このローレット溝131は、図示しないユーザがフォーカス環130を操作する際の操作性及びデザイン性を向上するために設けられるものであるが、本実施例においては、後述するレンズフード1の突条部21と係合し、レンズフード1からフォーカス環130に光軸I回りの回転力を伝達する機能を備えている。この点、後に詳しく説明する。
溝部132は、フォーカス環130の外周面を凹ませて形成され、その周方向に沿って延在するものであって、後述するレンズフード1の係止爪40が係止されるものである。この溝部132は、図2に示すように、フォーカス環130の光軸I方向における対物側の領域に設けられ、上述したローレット溝131とは光軸I方向に離間して配置されている。
なお、フォーカス環130の外径は、ローレット溝131が設けられる領域よりも溝部132が設けられる領域のほうが小さく形成され、その中間部には、フォーカス環130の外径が段状に変化する段部133が設けられている。
レンズフード1は、筒部材10と、後カバー20と、着脱ボタン30と、係合爪40と、バネ50とを備えている。
筒部材10は、図2に示すように、円筒部10aと、フランジ部10bと、遮光部10cとを備えている。
円筒部10aは、略円筒状に形成され、その内径側にフォーカス環130が挿入されるものである。
フランジ部10bは、円筒部10aの光軸I方向対物側の端部からその外径側につば状に突き出してリングプレート状に形成されている。
遮光部10cは、光軸Iを中心軸とする円すい台の円すい面状にテーパをつけて形成され、画角外からの不要光を遮蔽する筒状の部材であって、径が小さい側の端部はフランジ部10bの外周縁と接続され、径が大きい側の端部はフランジ部10bよりも光軸I方向対物側に配置され、像光を取り込む開口が設けられている。
これらの円筒部10a、フランジ部10b、遮光部10cは、例えば樹脂系材料をインジェクション成形することによって一体に形成されている。
後カバー20は、筒部材10の光軸I方向像側に接続して設けられ、その内径側にフォーカス環130が挿入される円環状の部材であって、筒部材10のフランジ部10bに対して光軸I方向に間隔を隔てて対向し、この間隔内に係合爪40及びバネ50が収容される空間部を形成するものである。
また、後カバー20は、図2、図4に示すように、そのフォーカス環130の外周面と対向する内周面から突き出して形成された突条(回転力伝達部)21が設けられている。
突条21は、レンズフード1をレンズ鏡筒100に装着した状態において、フォーカス環130のローレット溝131内に挿入され、これと係合することによってレンズフード1のフォーカス環130に対する光軸I回りにおける角度がずれることを防止するものであって、光軸I方向に延在して形成されている。
突条21は複数設けられ、これらはそれぞれ異なったローレット溝131に挿入されるが、突条21は全てのローレット溝131に対して設ける必要はなく、レンズフード1をユーザが操作してMF操作を行う際に、レンズフード1に加わる回転力をフォーカス環130に確実に伝達することを考慮してその本数が設定される。
例えば、図3、図4に示すように、本実施例の場合には、光軸I回りに例えば約90°ずつ離間して設けられた4つの領域に、それぞれ3本の突条21が設けられている。
着脱ボタン30は、筒部材10の遮光部10cの外周面部に備えられ、レンズフード1をレンズ鏡筒100に取り付ける場合及び取り外す場合に操作される操作部である。着脱ボタン30は、光軸Iに対して略対称に例えば1対が設けられ、取り付け時及び取り外し時には、それぞれ光軸Iに近づく側に押圧操作されるものである。
爪部(可動係止部)40は、レンズフード1をレンズ鏡筒100に装着した状態において、その端部がフォーカス環130の溝部132内に挿入されることによってレンズフード1がレンズ鏡筒100から光軸I方向に脱落することを防止するものである。
爪部40は、図5に示すように、光軸Iに対して略直交する方向の平面部を有する小片であって、その端部が筒部材10の円筒部10aに形成された開口11を介して溝辺132内に挿入され、レンズフード1がフォーカス環130に対して光軸I方向に固定される固定状態と、この固定状態に対して光軸Iから遠ざかる方向に移動し、レンズフード1のフォーカス環130に対する光軸I方向の移動を許容する退避位置との間を移動可能に支持されている。
爪部40は、その光軸I回り(周方向)において着脱ボタン30を挟んだ両側の位置に設けられている。
バネ50は、図5に示すように、同じ着脱ボタン30を挟んで配置された1対の係合爪40の間にわたして設けられ、その中間部においてこの着脱ボタン30と当接している。このバネ50は、例えばバネ鋼等の弾性を有する材料の線材によって形成され、その両端部を1対の係合爪40にそれぞれ差し込まれて固定されるとともに、その中間部を屈曲させ筒部材10の外径側に突き出して形成した部分を着脱ボタン30の内面側に加圧接触させた状態で配置されている。
また、バネ50は、着脱ボタン30と各係合爪40との間の範囲において、筒部材10の円筒部10aの外周面から突き出して形成された突起12の先端部に当接し、この突起12を支点として回転可能に支持されている。
上述した着脱ボタン30、係合爪40、バネ50の連動について以下説明する。
レンズフード1がレンズ鏡筒100に装着された状態において、バネ50は、その弾性力によって、係合爪40を光軸Iに近づく方向(固定位置側)に付勢するとともに、着脱ボタン30を光軸Iから遠ざかる方向に付勢した状態となっている。なお、このときのバネ50の力量は、係合爪40によってフォーカス環130に傷や変形を生じさせず、かつ、係合爪40がフォーカス環130の溝部132から外れない程度に設定される。
そして、ユーザが着脱ボタン30を光軸Iに近づく方向に押圧すると、バネ50の着脱ボタン30と各係合爪40との間の部分は、突起12の先端部を支点として回転し、係合爪40は、光軸Iから遠ざかる方向に移動する。
さらに、ユーザが着脱ボタン30を再び解放すると、着脱ボタン30及び係合爪40は、バネ50の弾性力によってもとの位置に自動的に復帰する。
次に、本実施例のレンズフード1の使用方法について説明する。
<レンズフード取り付け>
着脱ボタン30を光軸I側に押圧した状態で、レンズフード1をレンズ鏡筒100に対して光軸I方向に沿って平行移動(直進)させ、筒部材10の円筒部10aの内径側にフォーカス環130を挿入する。このとき、後カバー20の複数の突条21が、それぞれ対応するフォーカス環130のローレット溝131に挿入されるようにする。
そして、光軸I方向においてレンズフード1がレンズ鏡筒100に対して所定の装着位置に到達した後に、着脱ボタン30を解放する。これによって、係合爪40の端部がフォーカス環130の溝部132に挿入され、レンズフード1はフォーカス環130に対して光軸I方向に固定される。
<MF操作>
図示しないボディ又はレンズ鏡筒100の鏡胴部110に備えられる図示しないAF/MF切換操作部を操作して、図示しないAF駆動部と可動筒120との接続を解除する。
この状態で、レンズフード1の筒部材10の遮光部10cを把持し、鏡胴部110に対してレンズフード1を光軸I回りに回転することによって、可動筒120を光軸I回りに回転させ、これに連動して可動筒120内に収容された図示しないフォーカシングレンズ群は光軸I方向に移動され、フォーカシングが行われる。
<レンズフード取り外し>
着脱ボタン30を光軸I側に押圧した状態でレンズフード1を鏡胴部110に対して光軸I方向対物側に引き抜くことによって、係合爪40はフォーカス環130の溝部132から抜き出され、レンズフード1はレンズ鏡筒100から取り外される。
以上のように、本実施例によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)レンズフード1の後カバー20の内周面に形成され光軸I方向に延在する突条21が、フォーカス環130の外周面に形成されたローレット溝131と係合するようにしたから、MF操作時にレンズフード1に加わる光軸I回りの回転力がレンズ鏡筒100側に確実に伝達され、MF操作の確実性を確保することができる。
(2)レンズフード1の突条21は、レンズフード1をレンズ鏡筒100に対して光軸I方向に平行移動させることによってフォーカス環130のローレット溝131に挿入されるから、レンズフード1の着脱時にフォーカス環130に対して光軸I回りにおける過大なトルクが入力されることがなく、AF駆動部等のレンズ鏡筒100内の機構を保護することができる。
(3)フォーカス環130の溝部132に一部が挿入される固定位置と、この溝部132から抜き出された解除位置との間を移動する係合爪40を備えたから、レンズフード1がレンズ鏡筒100から光軸方向に脱落することを防止できる。また、この係合爪40は、着脱ボタン30を押圧することによって固定位置から解除位置に移動するとともに、着脱ボタン30を解放することによって自動的に固定位置に復帰するので、着脱操作が容易である。
(4)レンズフード1の突条21は、フォーカス環130にデザイン、操作性を向上させるために設けられるローレット溝131に係合されるから、レンズ鏡筒100側に突条21と係合させるために他の凹部又は凸部を設ける必要がなく、レンズ鏡筒100のデザインの自由度及び外観品質を向上するとともにMF操作時の操作性を確保することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した各実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)レンズフード側の回転力伝達部、可動係止部、レンズ鏡筒側の凹部又は凸部、係止対象部の形状や構成は、上述した実施例に限定されず、適宜変更することができる。
(2)実施例は、回転力伝達部と可動係止部とを独立して設けたが、例えば可動係止部にレンズフード装着部に対する光軸回りの角度ずれを防止する機能を与え、可動係止部が回転力伝達部を兼ねる構成としてもよい。
本発明を適用したレンズフードの実施例をレンズ鏡筒に装着し、光軸と直交する方向から見た側面視図である。 図1のII部拡大図である。 図1のIII−III部矢視断面図である。 図3のIV部拡大図である。 図1のV−V部矢視断面図である。
符号の説明
1 レンズフード
10 筒部材
12 突起
20 後カバー
21 突条
30 着脱ボタン
40 係合爪
50 バネ
100 レンズ鏡筒
130 フォーカス環
131 ローレット溝
132 溝部

Claims (5)

  1. レンズ鏡筒の対物側の端部に備えられ、フォーカシングレンズ群に連動して鏡胴部に対して光軸回りに回転するレンズフード装着部に着脱可能に装着されるレンズフードにおいて、
    前記レンズフード装着部に形成された凹部又は凸部と係合し、前記レンズフードに加わる前記光軸回りの回転力を前記レンズフード装着部に伝達する回転力伝達部と、
    前記レンズフード装着部に形成された係止対象部に係止され、前記光軸方向における前記レンズフード装着部と前記レンズフードとの相対移動を制限する固定位置と、前記係止対象部との係止を解除され、前記相対移動を許容する退避位置との間を移動する可動係止部と
    を備え
    前記可動係止部と前記回転力伝達部とは前記光軸方向に離間して配置されており、
    前記レンズ鏡筒に装着された際に、前記回転力伝達部は、前記可動係止部より前記レンズ鏡筒側に配置されること
    を特徴とするレンズフード
  2. 請求項1に記載のレンズフードにおいて、
    前記回転力伝達部は、前記レンズ鏡筒の外周面であって周方向の全周にわたって略等間隔に複数配列されている溝部の少なくとも一つに係合する突条部を備えること
    を特徴とするレンズフード
  3. 請求項1または請求項に記載のレンズフードにおいて、
    前記回転力伝達部は、前記可動係止部から離れる方向であってかつ前記光軸方向に延在して形成され、前記レンズフード装着部の前記凹部又は凸部と係合する突条部、溝部の少なくとも一方を備え、前記回転力伝達部の前記突条部または前記溝部は、前記光軸方向に延在して形成されていること
    を特徴とするレンズフード。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレンズフードにおいて、
    前記レンズ鏡筒に対向する円筒部と、
    前記円筒部の前記光軸方向の対物側の端部からその外径側につば状に突き出して形成されるフランジ部と、
    前記フランジ部の外周円と接続され、光軸を中心とする円すい面状のテーパをつけて形成される遮光部とを備える筒部材と、
    前記筒部材の前記光軸方向の像側に連続して設けられ、内径側に前記レンズフード装着部が挿入される円環状の後カバーとを備え、
    前記回転力伝達部は、前記後カバーに配置され、
    前記可動係止部は、前記光軸と直交する方向において前記円筒部と同一断面上に配置され、前記光軸方向において前記フランジ部と前記後カバーとの間に配置されること
    を特徴とするレンズフード。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズフードにおいて、
    前記回転力伝達部は、前記レンズ鏡筒の手動焦点調節を行う操作部に形成された凹部又は凸部の少なくとも一部と係合すること
    を特徴とするレンズフード。
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