JP4820881B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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本発明は、気体通路上に、筒状をなすフィルタエレメントが配設されるとともに、入口ポートから導入された気体に遠心力を付与する筒状のルーバが、フィルタエレメントの開口端に設けられたフィルタ装置に関する。
エアシリンダ等の流体圧機器は、コンプレッサにより圧縮された圧縮エア(気体)によって作動されるようになっている。圧縮エアには、水分及びオイルミストといった液体や塵埃等の異物が含まれており、この圧縮エアをそのまま流体圧機器に供給すると、様々なトラブルが発生する。そのため、圧縮エアが流体圧機器に供給される前にフィルタ装置によって圧縮エアを濾過し、これらの異物を分離する必要がある。
特許文献1に示すように、フィルタ装置は、ハウジング内に円筒状をなすフィルタエレメントを備え、このフィルタエレメントを圧縮エアが通過する際に、圧縮エアに含まれる異物が除去される。また、ハウジング内において、フィルタエレメントの開口端(上端面)にはルーバが載置されている。ルーバの外周端には多数本の羽根が設けられ、これら羽根の間のスリットを圧縮エアが通過することにより、フィルタエレメントに導入される圧縮エアに旋回動作を付与するようになっている。そして、圧縮エアに旋回動作が付与されると、圧縮エアに遠心力が付与される。すると、圧縮エアに含まれる液体や比較的大粒の粒子からなる塵埃等の異物はその遠心力により圧縮エアから分離される。
なお、フィルタエレメントの開口端と、この開口端に対向するルーバの端面は互いに密接してシールされている。これは、フィルタエレメントの開口端と、ルーバの端面との間を圧縮エアが通過してしまい、圧縮エアから異物が除去されず流体圧機器に供給されてしまうことを防止するためである。
実開平6−21722号公報
ところで、フィルタ装置に要求される性能は、圧縮エアを大量に流すことができることと、圧縮エアから異物を確実に除去することである。このため、フィルタ装置においては、大量の圧縮エアを流すためにフィルタエレメントの内径を大きくしており、フィルタエレメントは、その厚みが非常に薄いものとなっている。
フィルタエレメントの厚みが薄くなると、フィルタエレメントの開口端とルーバの端面との間のシール面積が小さくなる。このため、フィルタエレメントの径方向への位置ずれが発生し、フィルタエレメントの開口端とルーバの端面との間に隙間が形成されると、この隙間から圧縮エアがフィルタエレメント外からフィルタエレメント内に洩れてしまい、濾過性能が低下してしまう。ここで、特許文献1のように、ルーバの内周面に円環状に突出する部位を設け、この円環状の部位をフィルタエレメントの開口端側の内周面全周に当接させてフィルタエレメントの位置ずれを防止して、濾過性能の低下を防止することが考えられる。しかし、フィルタエレメントの位置ずれを防止し、濾過性能を防止するために設けた円環状の部位は、フィルタエレメントの開口端側の内周全周を閉じて圧縮エアを通過不能としてしまう。よって、特許文献1においては、フィルタエレメントの位置ずれが防止され、濾過性能の低下が防止されても、フィルタエレメントを通過可能な圧縮エア量が減少して流量性能が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、フィルタエレメントの径方向への移動を防止して濾過性能の低下を防止しつつ、流量性能の低下を防止することができるフィルタ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、入口ポートと出口ポートとが設けられるハウジングを備え、前記ハウジング内に両ポートを連通させる気体通路が設けられ、前記気体通路上に、筒状をなすフィルタエレメントが配設されるとともに、前記入口ポートから導入された気体に遠心力を付与する筒状のルーバが、前記フィルタエレメントの開口端に設けられたフィルタ装置であって、前記ルーバにおいて前記フィルタエレメントの開口端と対向する端面側に、前記フィルタエレメントの内面に係止して該フィルタエレメントの径方向への移動を規制する係止突部が該ルーバの周方向に間隔を空けて複数形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフィルタ装置において、前記係止突部は弾性変形可能に形成され、該係止突部の弾性変形に伴う前記フィルタエレメントの内面への圧接により、前記フィルタエレメントが前記ルーバに一体保持されることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のフィルタ装置において、前記係止突部において前記フィルタエレメントの内面への圧接部が球面状に形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のフィルタ装置において、前記ハウジングには前記入口ポートと前記フィルタエレメントの外側とを連通させる導入通路を形成するとともに前記フィルタエレメントの内側と前記出口ポートとを連通させる導出通路を形成する区画壁が設けられ、前記区画壁の開口端と前記フィルタエレメントの開口端との間に前記ルーバが介在されており、前記係止突部には、前記区画壁の開口端側の内面に形成された係止凹部に係止可能な係止爪が一体に形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、フィルタエレメントの径方向への移動を防止して濾過性能の低下を防止しつつ、流量性能の低下を防止することができる。
実施形態のフィルタ装置を示す断面図。 実施形態のルーバを示す斜視図。 実施形態のルーバを示す断面図。 フィルタエレメント、ルーバ、及び区画壁を示す部分断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、フィルタ装置10は、ハウジングHを備え、このハウジングHは、下面が開口されたボディ11と、上面が開口されたボウル14とを、それら開口部分を合わせるように組み付けることによって構成されている。ボディ11には入口ポート12が設けられるとともに、ボディ11の入口ポート12に対向する側には出口ポート13が設けられている。入口ポート12には図示しないエア供給源が接続されるとともに、出口ポート13には図示しないエアシリンダ(流体圧機器)が接続されている。そして、入口ポート12を介してフィルタ装置10内に、気体としての圧縮エアが導入されるとともに、出口ポート13を介してフィルタ装置10から圧縮エアが導出される。
ボディ11の下部には、上面が開口されている有底円筒状のボウル14の上端が嵌入されている。ボウル14の上端部外周にはOリング15が装着されるとともに、このOリング15によりボディ11とボウル14との間の気密が保持されている。ボディ11の下部には、上面が開口されている有底円筒状のボウルガード16がボウル14を覆うように配設されている。
ボディ11の内頂部には略筒状をなす区画壁19が下方へ延設されている。この区画壁19は、入口ポート12との間に空間を区画するように入口ポート12から離れた位置に形成されるとともに、この空間により入口ポート12からボウル14の内部に連通する導入通路17が形成されている。また、区画壁19内には、出口ポート13とボウル14の内部とを連通させるために、区画壁19の下方及び側方に開口する導出通路18が形成されている。区画壁19において、下方に開口する円環状の開口筒部19aの内周面には、係止凹部19bが区画壁19の周方向全周に亘って形成されている。また、図4に示すように、開口筒部19aの先端側は、開口筒部19aの開口端19cから開口筒部19aの奥へ向かうに従い、縮径するようにテーパ状に形成されている。
図1に示すように、ボディ11の内頂部に位置する箇所には、上下方向に沿って延びる支持棒20が取り付けられている。支持棒20の上下両端部には雄ネジ部20a,20bが形成されるとともに、上部の雄ネジ部20aがボディ11に形成された雌ネジ部11aに螺合されることにより、支持棒20がボディ11に取り付けられている。
支持棒20の下部の雄ネジ部20bには、バッフル21の上部に形成された雌ネジ部21bに螺合され、この螺合により、支持棒20の下端にバッフル21が取り付けられている。バッフル21は傘形状をなし、その先端が斜め下方へ指向されている。バッフル21の外周面とボウル14の内周面との間には僅かな隙間が形成されている。このバッフル21の形状及び隙間によって、バッフル21周囲から下方に落下した異物が上方へ吹き上げられるのを防止している。
バッフル21の上面には支持棒20を周囲から覆うように円筒状のフィルタエレメント22が載置されている。フィルタエレメント22は、外周側が粗さの粗い材質によって形成され、内周側が、外周側より粗さの密な材質によって形成されている。図4に示すように、フィルタエレメント22の開口端たる上端面22aにはルーバRが載置されている。すなわち、フィルタエレメント22の上端面22aと、区画壁19における開口筒部19aの開口端19cとの間にルーバRが介在されている。また、フィルタエレメント22によってボウル14とボディ11との内部空間は、フィルタエレメント22より外側の導入室24とフィルタエレメント22より内側の導出室25とに区画されている。導入室24と導入通路17とは連通しているとともに、導出室25と導出通路18とが連通している。そして、導入通路17、導入室24、導出室25及び導出通路18により気体通路が形成され、この気体通路を介して入口ポート12と出口ポート13とが連通するとともに、気体通路上にフィルタエレメント22が配置されている。
そして、フィルタ装置10においては、圧縮エアが入口ポート12からフィルタ装置10の内部に流入する。この圧縮エア中には塵埃及び液体といった異物が含まれており、圧縮エアは導入通路17及びルーバRの外周側を通ってボウル14内の導入室24に流入する。圧縮エアが導入室24へ流入する際、ルーバRによって圧縮エアに旋回運動が付与される。旋回運動によって生じる遠心力により、液体(異物)や塵埃の中でも比較的大きな固体粒子(異物)がボウル14の内壁面に集められて圧縮エアと分離される。その分離された液体と固体粒子はボウル14の内壁面を伝ってボウル14内底部に溜まっていく。ボウル14内底部に溜まった液体や塵埃等の異物はバッフル21によりそれより上方へ舞い上がることが防止される。
また、ルーバRの外周側を通過し、導入室24に流入した圧縮エアはフィルタエレメント22を通過して導出室25に流出する。圧縮エアがフィルタエレメント22を通過する際、ルーバRによって分離しきれなかった異物がフィルタエレメント22によって除去される。そして、異物除去後に、導出室25に流出した圧縮エアは、ルーバRの内側及び導出通路18を通って出口ポート13からエアシリンダに供給される。
次に、ルーバRについて詳細に説明する。図2に示すように、合成樹脂材料製のルーバRは、ルーバ本体30を備えるとともに、ルーバ本体30の下端面に多数本の羽根31を備えている。ルーバ本体30内には貫通孔34が形成されるとともに、ルーバ本体30の中心軸Lは貫通孔34の中心点を通過して貫通孔34の貫通方向(上下方向)へ延びている。そして、中心軸Lが延びる方向をルーバ本体30の軸方向とする。さらに、ルーバ本体30の周方向に隣り合う羽根31同士の間には、圧縮エア(気体)を通過させるためのスリット35が形成されている。
図3に示すように、ルーバ本体30は、ルーバ本体30の外周側を形成する略円錐筒状の第1筒状体30aと、ルーバ本体30の内周側を形成するように第1筒状体30aの内周面に一体形成された第2筒状体30bとから形成されている。そして、羽根31は、第1筒状体30aの下端面から延設されている。また、第2筒状体30bにおいて、軸方向の一端面(上端面)には、円環状をなす第1当接面36が形成されるとともに、軸方向の他端面(下端面)には、円環状をなす第2当接面37が形成されている。
また、第2筒状体30bの内周面には、係止突部38が、下方へ向けて延びるとともに第2筒状体30bの周方向に等間隔を空けた4箇所に形成されている。各係止突部38は、第2筒状体30bの径方向に沿った内側への突出量が僅かになるように薄板状に形成されている。各係止突部38は、第2筒状体30bの第2当接面37よりも下方へ突出するように延設されている。さらに、各係止突部38それぞれは、先端に向かうに従い徐々に外方へ向かって若干反るように形成されるとともに弾性変形可能に形成されている。各係止突部38の先端外面それぞれには、球面状に突出する圧接部38aが形成されている。なお、図3の2点鎖線に示すように、各圧接部38aの頂端P同士を繋いで形成される円の直径Mの長さは、フィルタエレメント22の内径N(図4参照)より大きくなっている。
また、各係止突部38には、ルーバRの軸方向に沿って上方へ延びる延設部39が一体形成されるとともに、この延設部39の先端外面には係止爪40が一体形成されている。この係止爪40は、先端に向かうに従い厚みが薄くなるように傾斜して形成されている。延設部39は弾性変形可能に形成されるとともに、係止爪40は係止凹部19bに係止可能に形成されている。
そして、図4に示すように、フィルタ装置10において、フィルタエレメント22の上端面22aにルーバRが載置された状態では、第2当接面37と、フィルタエレメント22の上端面22aとは当接(密接)して、第2当接面37と上端面22aとの間がシールされている。また、フィルタエレメント22の上端面22aと対向する、ルーバRの端面たる第2当接面37側には、係止突部38が延設され、これら係止突部38はフィルタエレメント22の内側に挿入されている。そして、各係止突部38がフィルタエレメント22の内面の4箇所に係止している。
また、各係止突部38は、フィルタエレメント22の内面によってフィルタエレメント22の内側に向けて弾性変形されている。そして、弾性変形した各係止突部38の原形状への復帰力により、圧接部38aがフィルタエレメント22の内面に向かう方向へ付勢され、圧接部38aはフィルタエレメント22の内面に圧接している。圧接部38aは、その球面の頂部がフィルタエレメント22の内面に圧接している。また、4つの圧接部38aが、フィルタエレメント22の内面に圧接しているため、ルーバRにフィルタエレメント22が保持され、ルーバRとフィルタエレメント22とが一体化されている。
フィルタ装置10において、フィルタエレメント22の上端面22aにルーバRが載置された状態では、第2筒状体30bの第1当接面36は、区画壁19における開口筒部19aの開口端19cに当接(密接)して、第1当接面36と開口端19cとがシールされている。また、区画壁19における係止凹部19bに、ルーバRの係止爪40が係止して、区画壁19にルーバRが一体化されている。なお、係止爪40の係止凹部19bに対する係止力は、圧接部38aのフィルタエレメント22の内面に対する圧接力より大きくなっている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ルーバRに係止突部38を、ルーバRの周方向に等間隔を開けて4箇所に形成するとともに、各係止突部38をフィルタエレメント22の内面に係止させた。このため、係止突部38によってフィルタエレメント22が径方向へ位置ずれすることを防止することができる。よって、フィルタエレメント22が薄く、フィルタエレメント22の上端面22aとルーバRの第2当接面37との間のシール面積が小さくても、係止突部38によってフィルタエレメント22の位置ずれが防止できるため、上端面22aと第2当接面37との間に隙間が形成されることが防止される。その結果、圧縮エアが上端面22aと第1当接面36の間を通過することが防止され、この隙間を通過することによる濾過性能の低下を防止することができる。さらに、係止突部38は、ルーバRの周方向に等間隔を開けて4箇所だけに設けられている。このため、フィルタエレメント22の内周に係止する部位(係止突部38)をルーバRに設けたとしても、この係止する部位がフィルタエレメント22の周方向全周に亘って係止する場合に比べてフィルタエレメント22内に突出する量を減らすことができる。その結果として、ルーバRに係止突部38を形成してフィルタエレメント22の位置ずれを防止し、濾過性能を防止しつつも、フィルタエレメント22を通過可能な圧縮エア量の低下を防止して流量性能の低下を防止することができる。
(2)フィルタエレメント22の内面に係止突部38が係止することにより、フィルタエレメント22が径方向へ位置ずれすることを防止することができる。よって、フィルタエレメント22の上端面22aと、ルーバRの第2当接面37とを当接(密接)させた状態を維持して、上端面22aと第2当接面37との間から圧縮エアが洩れることを防止することができる。その結果として、フィルタエレメント22の厚みを薄くしても導入された圧縮エアをフィルタエレメント22を確実に通過させて異物を除去することができ、さらには、フィルタ装置10の小型化に寄与することができる。
(3)フィルタエレメント22の内面に係止突部38が係止することにより、フィルタエレメント22が径方向へ位置ずれすることを防止することができる。ここで、フィルタエレメント22は外周側が粗さの粗い材質で形成されるとともに内周側が粗さの密な材質で形成されている。仮に、係止突部38が形成されておらず、フィルタエレメント22が径方向への位置ずれしてしまうと、ルーバRの第2当接面37と、フィルタエレメント22の上端面22aとの当接が、フィルタエレメント22の外周側のみとなる箇所が存在することがある。すると、ルーバRの第2当接面37と、フィルタエレメント22の上端面22aとの間を圧縮エアが通過する際、圧縮エアは粗さの粗い部位のみを通過することになり、濾過性能が低下してしまう。よって、本実施形態のように、係止突部38によって、フィルタエレメント22の位置ずれを防止することで、ルーバRの第2当接面37に対し、フィルタエレメント22の内外両周面側が当接して、第2当接面37と上端面22aとの間を通過する圧縮エアを粗さの粗い部位と密な部位を通過させて濾過性能を確実に発揮させることができる。
(4)係止突部38は弾性変形可能に形成され、係止突部38の弾性変形に伴うフィルタエレメント22内面への圧接によって、ルーバRにフィルタエレメント22を保持することができる。したがって、フィルタエレメント22のメンテナンス等のため、バッフル21をボディ11から取り外したとき、フィルタエレメント22がルーバRから落下することが防止され、落下によってフィルタエレメント22が汚れたり、紛失してしまうことを防止することができる。
(5)係止突部38の先端には圧接部38aが形成され、この圧接部38aは球面状に形成されている。このため、圧接部38aのフィルタエレメント22の内面に対する接触面積を小さくすることができ、圧接部38aによってフィルタエレメント22を被う面積を極力小さくすることができる。
(6)係止突部38の先端には圧接部38aが形成され、この圧接部38aは球面状に形成されている。このため、圧接部38aがフィルタエレメント22の内面に圧接しても、フィルタエレメント22の内面が損傷を受けることを防止することができ、フィルタエレメント22の濾過性能が低下することを防止することができる。
(7)係止突部38には延設部39が一体に延設されるとともに、延設部39の先端には係止爪40が形成されている。また、ボディ11から延設された区画壁19には係止凹部19bが形成されている。そして、ルーバRの係止爪40を、区画壁19の係止凹部19bに係止させることにより、ルーバRをボディ11に組み付けることができる。よって、フィルタエレメント22のメンテナンス等のため、バッフル21をボディ11から取り外したとき、ルーバRがボディ11から落下することが防止され、ルーバR、さらにはルーバRに一体化されたフィルタエレメント22が汚れたり、紛失してしまうことを防止することができる。
(8)ルーバRは、係止爪40が区画壁19の係止凹部19bに係止することで区画壁19に一体化され、フィルタエレメント22は、係止突部38がフィルタエレメント22の内面に圧接することでルーバRに一体化されている。そして、係止爪40の係止凹部19bに対する係止力は、係止突部38のフィルタエレメント22に対する圧接力より強く設定されている。このため、フィルタエレメント22を引っ張った際、フィルタエレメント22をルーバから容易に取り外すことができるとともに、ルーバRを区画壁19に一体化した状態に維持することができる。
(9)係止突部38は、フィルタエレメント22内に挿入される前は、先端に向かうに従い徐々に外方へ向かって若干反るように形成されるとともに弾性変形可能に形成されている。そして、係止突部38をフィルタエレメント22内に挿入すると、各係止突部38が内側に向けて弾性変形するとともに原形状への復帰力によってフィルタエレメント22の内面に圧接し、ルーバRにフィルタエレメント22が一体化される。よって、係止突部38を弾性変形可能に形成するだけの簡単な構成でルーバRにフィルタエレメント22を一体保持することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ ルーバRにおいて、延設部39及び係止爪40は削除してもよい。
○ 係止突部38において、圧接部38aは球面状以外の形状であってもよい。
○ 実施形態では、係止突部38を先端に向かうに従い徐々に外方へ向かって若干反るように形成したが、圧接部38aがフィルタエレメント22の内面に圧接するのであれば、係止突部38は外方へ反らず、鉛直方向へ延びるように形成してもよい。
○ 係止突部38において、球面状の圧接部38aは無くてもよく、係止突部38を板状に形成するとともに、その板状をなす部位の外面がフィルタエレメント22の内面に圧接してもよい。
○ ルーバRにおいて、第1筒状体30aの下側内周面と、係止突部38の外面との間に、フィルタエレメント22の上端部を挟持可能な隙間を形成し、この隙間にフィルタエレメント22の上端部を嵌入してルーバRにフィルタエレメント22を一体保持させてもよい。
○ 係止突部38は、ルーバRの周方向に間隔を空けて3箇所に形成してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)前記係止爪の前記係止凹部に対する係止力は、前記係止突部の前記フィルタエレメントの内面に対する圧接力より大きく強く設定されている請求項4に記載のフィルタ装置。
H…ハウジング、R…ルーバ、10…フィルタ装置、11…ボディ、12…入口ポート、13…出口ポート、14…ボウル、17…気体通路を形成する導入通路、18…気体通路を形成する導出通路、19…区画壁、19b…係止凹部、19c…開口端、22…フィルタエレメント、22a…開口端としての上端面、24…気体通路を形成する導入室、25…気体通路を形成する導出室、38…係止突部、38a…圧接部、40…係止爪。

Claims (4)

  1. 入口ポートと出口ポートとが設けられるハウジングを備え、前記ハウジング内に両ポートを連通させる気体通路が設けられ、前記気体通路上に、筒状をなすフィルタエレメントが配設されるとともに、前記入口ポートから導入された気体に遠心力を付与する筒状のルーバが、前記フィルタエレメントの開口端に設けられたフィルタ装置であって、
    前記ルーバにおいて前記フィルタエレメントの開口端と対向する端面側に、前記フィルタエレメントの内面に係止して該フィルタエレメントの径方向への移動を規制する係止突部が該ルーバの周方向に間隔を空けて複数形成されているフィルタ装置。
  2. 前記係止突部は弾性変形可能に形成され、該係止突部の弾性変形に伴う前記フィルタエレメントの内面への圧接により、前記フィルタエレメントが前記ルーバに一体保持される請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 前記係止突部において前記フィルタエレメントの内面への圧接部が球面状に形成されている請求項2に記載のフィルタ装置。
  4. 前記ハウジングには前記入口ポートと前記フィルタエレメントの外側とを連通させる導入通路を形成するとともに前記フィルタエレメントの内側と前記出口ポートとを連通させる導出通路を形成する区画壁が設けられ、前記区画壁の開口端と前記フィルタエレメントの開口端との間に前記ルーバが介在されており、前記係止突部には、前記区画壁の開口端側の内面に形成された係止凹部に係止可能な係止爪が一体に形成されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のフィルタ装置。
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