JP4820225B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機に関し、特に、メールを送信する技術に関する。
従来、ユーザが緊急時において、ユーザによる所定操作によりユーザの位置情報や撮像した画像等の情報を含むメールを、予め設定した緊急連絡先へ送信する技術が特許文献1に開示されている。
上記技術は、ユーザが暴漢に襲われる等の危険な状況に遭遇した場合に、簡単な操作で犯罪捜査に役立つ情報を第三者へメール送信することができる。
特開2004-355539号公報
ところで、例えば、自動車による軽い衝突事故を起こした場合や、人に何かを依頼する場合等、上記の様な危険な状況でなくとも他の誰かに自分の状況や依頼事等を通知したい場合がある。
このような場合には、上記従来技術の様に携帯電話機のアドレス帳に登録されている特定の範囲の人達全員に通知する必要はないけれども、その中の誰かには通知したいという状況がある。例えば、軽い衝突事故の場合であれば、家族の全員である必要はないが、家族の誰かにユーザがいる場所に来てもらいたい等の状況であり、人に何かを依頼する場合であれば、例えば、友人の中の一人だけを呼びたいとき等の状況である。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、携帯電話機に登録されている通信相手の誰かに、ユーザが通知したい各種情報を複雑な操作を行うことなくメール送信にて通知し得る携帯電話機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯電話機は、メールを送信可能な携帯電話機であって、通信相手のメールアドレスを記憶する記憶手段と、所定の操作を受付ける受付手段と、前記所定の操作を受付けた時から、前記記憶手段に記憶されている各メールアドレスを所定のメールの送信先とし、当該送信先を所定時間おきに順次変えて、前記所定のメールの送信を行う送信制御手段とを備えることを特徴とする。
上述の構成によって、本発明に係る携帯電話機は、ユーザが所定の操作を行うことで、所定のメールの送信先を所定時間おきに順次変えてそのメールの送信を繰り返すので、ユーザは、送信したメールに対する電話やメール等の通信よる返答がない場合に、何度も同じメールの送信先を変えて送信を繰り返す手間を省くことができる。
また、前記送信制御手段は、送信した前記所定のメールに対する返答を受付けたことを含む条件が満たされるまで、前記所定のメールの送信を繰り返すこととしてもよい。
この構成によれば、送信メールに対する返答を受付けた場合には、メールの繰り返し送信を停止し、登録された通信相手の誰かに確実に通知された以後は他の通信相手にはメール送信を行わないので、無駄な送信を行わないようにすることができる。
また、前記送信制御手段は、前記記憶手段に記憶されている各メールアドレスについて定めた順序に従い、前記所定のメールの送信先を順次変えて送信を繰り返すこととしてもよい。
この構成によれば、記憶手段に記憶されているメールアドレスについて定めた順序に従い、メールの送信先を順次変えて送信するので、ユーザがメールを優先的に通知したい順序を定めておくことで、ユーザが所望する順にメールを送信することができる。
また、前記携帯電話機は、メールを受信可能であり、前記記憶手段は、更に、前記送信先と対応する電話番号を記憶しており、前記返答を受付けたことは、送信したメールに対する返信メールを受信したこと、又は、前記各所定のメールの送信先に対応する前記電話番号からの電話を受付けたことであることとしてもよい。
この構成によれば、送信した所定のメールに対する返信メールを受信した場合、又は、所定のメールの送信先と対応する電話番号からの電話を受付けた場合に、所定のメールに対する返答とみなすので、所定のメールを受信した相手の応答方法を特定することなく、所定のメールを繰り返し送信する制御を行うことができる。
また、前記携帯電話機は、更に、前記所定のメールを同時に送信すべきメールアドレスの数を示す同時送信数を記憶しており、前記送信制御手段は、前記同時送信数分の前記メールアドレスを送信先として前記所定のメールを同時送信し、前記条件を満たした場合において、受付けた返答の総数が前記同時送信数未満であるときは、前記返答の総数と前記同時送信との差分を、当該所定メールの次の同時送信時に同時送信数として用い、受付けた返答の総数が前記同時送信数であるときは、当該所定のメールを繰り返し送信することを停止することとしてもよい。
ここで、同時送信とは、ほぼ同時に複数の送信先にメールを送信することも含む。
この構成によれば、ユーザが返答してもらいたい人数を同時送信数として記憶することで、その同時送信数分の返答を受付けるまでは、その不足分のメールアドレスを順次指定して送信を繰り返すので、メールを効率良く送信することができる。
また、前記携帯電話機は、更に、前記送信制御手段が前記所定のメールの送信を停止したとき、前記所定のメールの返答総数が前記同時送信数に達したことを通知する通知手段を備えることとしてもよい。
この構成によれば、同時送信数がユーザの所望する数の返答総数である場合、ユーザは、所望する数の返答を取得できたことを認識することができる。
また、前記携帯電話機は、更に、自機の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記送信制御手段は、前記所定の操作を受付けた時から、取得された前記位置情報と前記所定時間とを前記所定のメールの本文に含むメールの送信を繰り返すこととしてもよい。
この構成によれば、所定のメールの本文に自機の位置情報を含むメールが作成されるので、例えば、ユーザが現在いる場所に誰かに来てもらいたい場合や、ユーザが現在いる場所を誰かに通知したい場合、ユーザは容易に位置情報を含むメールを作成することができる。また、ユーザが所定の操作を行うことで、メールの送信間隔を示す所定時間もメール本文に含ませることができるので、次の送信時までに電話又はメール等の通信による返答がなされるように指示する内容のメールを容易に作成することができる。
また、本発明にかかるメール送信システムは、メールを送受信可能な第一携帯電話機と第二携帯電話機とを備えるメール送信システムであって、前記第一携帯電話機は、通信相手のメールアドレスを記憶する記憶手段と、所定の操作を受付ける受付手段と、前記所定の操作を受付けた時から、前記記憶手段に記憶されている各メールアドレスを所定のメールの送信先とし、当該送信先を所定時間おきに順次変え、前記所定のメールの送信を当該送信したメールに対する返信メールの内容が所定の条件を満たすまで繰り返す送信制御手段とを備え、前記第二携帯電話機は、前記送信制御手段によって送信された前記所定のメールを受信した場合、ユーザから特定の操作を受付けたときに、当該所定のメールに対する返信メールを作成し、作成した返信メールを当該所定のメールの送信元に送信する返信メール送信手段を備えることを特徴とする。
ここで、所定の条件を満たす場合は、例えば、ユーザが何かを依頼する内容のメールを送信するとき等において、そのメールに対する返信メールの内容がユーザの所望する内容である場合や、返信メールに特定の文字列が含まれている場合である。
この構成によれば、第一携帯電話機は、送信した所定のメールに対する返答がユーザにとって満足する内容でなければ、所望する返信が得られるまで所定のメールの送信先を順次変えて送信を繰り返すことができる。また、第二携帯電話機が、第一携帯電話機から送信された所定のメールを受信した場合、ユーザは、例えば、特定の文字列を入力する等の特定の操作を行うことで、当該所定のメールに対する返信メールを容易に作成することができる。
<実施の形態>
以下、本発明の実施形態に係るメール送信システムについて説明する。
<概要>
本実施の形態に係るメール送信システムは、(1)ユーザが自動車等の軽い衝突事故を起こして誰かに通知する場合、(2)ユーザが軽度のけがをして誰かに通知する場合、(3)ユーザが現在いる場所に誰かに来てもらいたい場合、及び(4)ユーザが任意に何かを通知する場合の4つの状況(以下、「ケース」と言う。)において、各ケースに対応するメールを予め自機に登録されている送信先のアドレスへ送信する送信側携帯電話機と、当該携帯電話機から各ケースに対応したメールを受信する複数の受信側携帯電話機とで構成されている。
送信側携帯電話機は、各ケースに対応する操作をユーザから受付けた時から、メールの送信先を所定時間おきに順次変え、各ケースに応じたメールの送信を繰り返す。更に、送信したメールに対する返信であり、ユーザの所望する内容をメール本文に含むメール(以下、「所望返信メール」と言う。)を、各送信時から所定時間内に受信したことを条件として、メールの送信を繰り返すことを停止する。
受信側携帯電話機は、上記いずれかのケースに対応するメールを受信した場合に、ユーザ操作によりそのメールに対する返信メールの作成を行い、送信元の携帯電話機に返信メールを送信する。
尚、送信側携帯電話機は、上記各ケースに応じたメールを同時に複数の送信先に送信することができ、ユーザはその同時送信数を設定することができるものとし、受信した所望返信メールの総数が、同時送信数と一致したときに、メールの送信を繰り返すことを停止するものとする。
また、送信側携帯電話機は、送信メールに対する返信であり、文字列“Y”のみをメール本文に含むメールを所望返信メールとしてカウントし、受信側携帯電話機は、返信メールの作成において、送信メールの内容に対して承諾する場合の“Y”、及び承諾しない場合の“N”のいずれかの文字列入力しか受付けないものとする。
<構成>
以下、本実施の形態に係るメール送信システムの構成について説明する。尚、メール送信システムを構成する両携帯電話機は、送信側及び受信側として利用される場合があるため、本実施の形態では両携帯電話機は同じ機能を備えるものとして説明する。
図1は、本実施の形態に係るメール送信システムの携帯電話機の機能構成図を示している。
携帯電話機100は、入力受付部110、記憶部120、通信部130、音声処理部140、マイク141、スピーカ142、位置情報取得部150、制御部160、計時部170、及び表示部180で構成されている。
ここで、入力受付部110は、数字キーや文字入力キーや方向キー等の複数の操作ボタンで構成されており、ユーザによって押下されたボタンに対応する信号を制御部160に送出する機能を有する。
尚、本実施の形態において、各ケースに応じたメールの送信を行う場合には、例えば、数字キーを長押しするものとし、(1)事故のケースは“1”、(2)けがのケースは“2”、(3)その他のケースは“3”、(4)ユーザ作成のケースは“4”の数字キーを操作するものとする。
記憶部120は、ハードディスクやメモリ等の記憶媒体で構成されており、各ケースのメールの送信先となる通信相手の電話番号やメールアドレス等の通信先情報、各ケースのメールの送信先を決定する際に参照する送信順序を示す情報、各ケースに応じたメール送信操作がなされた場合に送信するメール本文のデータ、地図データ等を記憶する機能を有する。尚、本実施の形態では、通信先情報は、ユーザによって予めグループ分けされて登録されており、上記送信順序を示す情報として、各グループ内においてメールの送信順序を定めたグループ内送信順位と、各ケースにおいてメールの送信対象となるグループ及びグループ間の送信順序を定めたグループ送信順序を記憶している。
通信部130は、図示しない基地局を介してメールを送受信する機能と、アンテナ131を介して基地局と通信して電話網へ接続し、音声処理部140から出力された音声信号を送信し、アンテナ131から音声信号を受信して音声処理部140へ送出する機能を有する。
また、音声処理部140は、通信部130によって取得された音声信号を復調して制御部160へ送出し、制御部160からの音声信号をD/A変換してスピーカ142へ出力する機能と、マイク141から取得した音声信号をA/D変換して変調し、通信部130へ出力する機能を有する。
位置情報取得部150は、GPS(Global Positioning System)機能を有し、携帯電話機100の位置を示す緯度及び経度(以下、「位置情報」と言う。)を取得し、取得した位置情報と地図データに基づいて携帯電話機100の現在地の地名を導出する機能を有する。
制御部160は、CPU及びメモリ(ROM及びRAM)を含み、携帯電話機100の各部を制御する機能を有する。
具体的には、各ケースに応じたメール送信操作を受付けた場合、各メール送信操作に対応するメール本文を選択し、選択したメール本文に携帯電話機100の現在地を示す現在地情報とメールの送信間隔を示す時間情報を挿入し、メールを識別しうる識別情報を付加してメールを作成する機能を有する。
また、制御部160は、各メール送信操作によって作成したメールの送信先を、グループ送信順序及びグループ内送信順位に従って、上記時間情報で示される送信間隔で順次変え、作成したメールの送信を繰り返す機能を有する。
更に、制御部160は、各ケースに応じたメールを順次送信中、各送信時から送信間隔時間内に、通信部130を介して送信メールに対する返信メールを受信したか否かを判断する機能を有する。また、所定時間内に受信した返信メールのうちの所望返信メール総数が同時送信数と一致した場合に、その時点においてメールの送信を繰り返すことを停止し、所望返信メールの総数が同時送信数未満である場合に、所望返信メール総数と同時送信数との差分を次の送信時における同時送信数としてメモリに一時的に記憶する機能を有する。
また、制御部160は、各ケースのいずれかに対応する識別情報を付加されたメールを受信した場合、ユーザによる返信メール作成操作に応じて、受信したメールを表示し、ユーザから“Y”又は“N”のいずれかの文字列入力操作を受付けたとき、当該識別情報を付加した返信メールを作成する機能と、作成した返信メールを送信元に送信する機能を有する。
計時部170は、制御部160の指示に応じて計時する機能を有する。
表示部180は、液晶ディスプレイ等で構成されており、制御部160の指示に応じて、メールを作成する際の画像や受信したメール等の画像を表示する機能を有する。
<データ>
本実施の形態に係る携帯電話機100で用いるデータについて図2及び図3を用いて説明する。
図2及び図3の各データは、各ケースに応じたメールの送信操作を受付ける以前に、予めユーザによって設定されて記憶部120に記憶されているものとする。
以下、各図のデータについて説明する。
図2(a)は、各ケースのメールの送信操作を示す操作情報テーブル20の構成及びデータの例を示している。
同図において、操作情報テーブル20は、各ケースを示すケース種別21と、入力受付部110の数字キーを示す操作22とを対応付けて記憶している。
図2(b)は、各ケースのメールを繰り返し送信する際に参照される送信情報テーブル30の構成及びデータの例を示している。
同図において、送信情報テーブル30は、各ケースのメールを繰り返し送信する際の送信間隔31と、各送信において同時送信する同時送信数32とを対応付けて記憶している。
同図の例では、メールの送信先を3分おきに順次変えて送信し、1回の送信時において2つの送信先にメールを同時に送信することを示している。
図2(c)は、各ケースのメールの送信先となる通信相手のメールアドレス等を含む通信先情報テーブル40の構成及びデータの例を示している。
同図において、通信先情報テーブル40は、グループ41、名前42、電話番号43、メールアドレス44、及び送信順位45を対応付けて記憶している。
ここで、グループ41は、メールの送信先となる通信相手の属性を示しており、同じ属性を有する通信相手をグループで表している。
名前42は、通信相手の名前であり、電話番号43は、通信相手の電話番号であり、メールアドレス44は、通信相手のメールアドレスを示している。また、送信順位45は、グループ内におけるメールの送信順位を示しており、ユーザによって任意に設定されているものとする。
図3(a)は、各ケースのメールの送信対象となるグループと、グループ間の送信順序を示すグループ順序テーブル50の構成及びデータの例を示している。
同図に示す様に、グループ順序テーブル50は、各ケースを示すケース種別51と、送信グループ順序52とを対応付けて記憶している。
例えば、種別51“事故”の場合には、送信対象グループは“家族”及び“友人”であり、“家族”グループから“友人”グループの順に、各グループに属する通信相手のメールアドレスが選択される。
図3(b)は、各ケースのメール本文データを示すメール本文テーブル60の構成及びデータの例を示している。
同図において、メール本文テーブル60は、ケース種別61及びメール本文62とを対応付けて記憶している。
ケース種別61は、各ケースを示しており、メール本文62は、各ケースに対応するメール本文のデータを示している。
尚、本実施の形態では、ケース種別“ユーザ”以外は定型文とし、定型文中の<現在地情報>63には、位置情報取得部150によって取得した携帯電話機100の所在地が挿入され、<送信間隔時間>64には、送信情報テーブル30の送信間隔31に設定されている時間が挿入される。また、ケース種別“ユーザ”の場合は、ユーザによって作成されたデータが<ユーザ作成文>65に挿入される。
<動作>
以下、本実施の形態に係るメール送信システムの動作を説明する。
図4は、各ケースのメールを送信する際の携帯電話機の動作フローを示しており、メール送信処理を同図に従い説明する。
ステップS11において、制御部160は、入力受付部110を介してユーザから入力操作を受付けると、受付けた操作が操作情報テーブル20の操作22に記憶されている数字キーのいずれかを長押しするメール送信操作か否か判断する。
制御部160は、ステップS11においてメール送信操作を受付けたと判断した場合(ステップS11:Y)、当該メール送信操作に対応する種別が“ユーザ”か否か判断する(ステップS12)。
ステップS12において、制御部160が、種別“ユーザ”以外であると判断した場合(ステップS12:Y)、メール本文テーブル60を読み出し、受付けたメール送信操作に対応するケース種別のメール本文を選択する。また、位置情報取得部150に現在地情報を取得する指示を送出する(ステップS13)。
位置情報取得部150は、制御部160の指示により緯度及び経度からなる位置情報を取得し、予め記憶している地図データと取得した位置情報を照合させ、位置情報を含む地名を導出してメモリに格納する(ステップS14)。
制御部160は、ステップS14で導出された地名をメモリから読出し、ステップS13で選択したメール本文の<現在地情報>に当該地名を挿入し、送信情報テーブル30の送信間隔31に設定されている時間をメール本文の<送信間隔時間>に挿入してメール本文を作成する(ステップS15)。
続いて、制御部160は、記憶部120からグループ順序テーブル50の送信グループ順序52を読み出し、受付けたメール送信操作に対応するケース種別と対応づけられた送信グループを選択する(ステップS16)。
制御部160は、送信グループ順序52で示されるグループ送信順序と、通信先情報テーブル40の送信順位45で示されるグループ内送信順位に従って、ステップS16で選択した送信グループに属する通信相手の中から、送信情報テーブル30の同時送信数32で示される送信数分のメールアドレスを選択する。また、選択したメールアドレスを送信先とし、ステップS15で作成したメール本文に当該メールを識別するための識別コードを付加し、通信部130を介してメールを送信すると共に、計時部170に送信時からの時間を計測するよう指示する(ステップS17)。
制御部160は、ステップS17で送信したメールに対する返信メールを、送信情報テーブル30の送信間隔31で示される送信間隔時間内に通信部130を介して受付けたか否か、計時部170で計測された時間に基づいて判断する(ステップS18)。
続いて、制御部160は、ステップS18において送信間隔時間内に返信メールを受付けたと判断した場合には(ステップS18:Y)、受付けた返信メールのうち、“Y”の文字列を含む所望返信メールの総数が送信情報テーブル30の同時送信数と一致するか否か判断する(ステップS19)。
ステップS19において、制御部160が、所望返信メールの総数と同時送信数とが一致すると判断した場合、ステップS15で作成したメールの送信を繰り返すことを停止する(ステップS20)。
また、ステップS18において、制御部160が、ステップS17で送信したメールに対する返信メールを、送信間隔時間内に通信部130を介して受信しなかったと判断した場合には(ステップS18:N)、ステップS17で選択したメールアドレスを除く、ステップS16で選択したグループに属するメールアドレスの中から、グループ送信順序及びグループ内送信順位に従い、送信情報テーブル30の同時送信数32で示される送信数分のメールアドレスを選択する。制御部160は、選択したメールアドレスを送信先として、ステップS15で作成したメール本文に識別コードを付加して送信し(ステップS22)、ステップS18以下の処理を、返信メール総数が同時送信数と一致するまで、又は選択した各グループに属する全通信相手へのメール送信が完了するまで繰り返す。
また、ステップS19において、制御部160が、ステップS17で送信したメールに対する所望返信メールの総数が同時送信数と一致しない場合、即ち、返信メールの総数が同時送信数未満である場合には、所望返信メールの総数と同時送信数の差分を同時送信数としてメモリに一時記憶する(ステップS23)。
制御部160は、ステップS17で選択したメールアドレスを除く、ステップS16で選択したグループに属するメールアドレスの中から、グループ送信順序及びグループ内送信順位に従い、ステップS23においてメモリに一時記憶した同時送信数を参照し、当該同時送信数分のメールアドレスを選択する。制御部160は、選択したメールアドレスにメールを送信し(ステップS22)、返信メール総数が同時送信数と一致するまで、又は選択した各グループに属する全通信相手へのメール送信が完了するまでステップS18以下の処理を繰り返す。
次に、各ケースに応じたメールを受信した携帯電話機の動作について説明する。
図5は、本実施の形態に係る携帯電話機が、各ケースに対応するメールを受信した際の動作フロー図を示しており、以下同図に従って説明する。
ステップS31において、制御部160は、通信部130を介してメールを受信したか否か検知し、ステップS31において、メールの受信を検知した場合は(ステップS31:Y)、ユーザ操作に応じて受信したメールを表示すると共に、当該メールがいずれかのケースを示す識別コードを含むメールか否か判断する(ステップS32)。
ステップS32において、制御部160は、上記識別コードを含むメールであると判断すると(ステップS32:Y)、ユーザから入力受付部110を介して当該メールの返信メール作成操作を受付けたか否か判断する(ステップS33)。
ステップS33において、制御部160が、入力受付部110を介して返信メールの作成操作を受付けたと判断した場合(ステップS33:Y)、制御部160は、受信したメールに対する返信メールの返信用画面を表示部180に表示する(ステップS34)。
続いて、制御部160は、ユーザから入力受付部110を介して“Y”又は“N”の文字列入力操作を受付けたか否か判断する(ステップS35)。
ステップS35において、制御部160が、“Y”又は“N”の文字列入力操作を受付けたと判断した場合(ステップS35:Y)、受信したメールに含まれた識別コードを付加して返信メールを作成する(ステップS36)。
続いて、制御部160は、ステップS36で作成したメールを送信元に送信する(ステップS37)。
尚、ステップS31において受信したメールに識別コードが含まれていない場合(ステップS32:N)、ステップS33においてユーザから返信メール作成操作を受付けなかった場合(ステップS33:N)、及びステップS35においてユーザから“Y”又は“N”の入力操作を受付けなかった場合(ステップS35:N)には、ステップS31で受信したメールに対する返信メールを作成せずに終了する。
<動作例>
次に、本実施の形態に係るメール送信システムの動作例を上述した動作フローに基づいて説明する。
図6は、ユーザがけがをした場合に、けがをしたことを予め設定した通信相手に通知し、通知されたユーザが返信メールを作成して送信元のユーザに送信する場合の例を示している。
同図(a)は、けがをしたユーザの携帯電話機から送信するメールのデータを示しており、同図の送信メールデータ600には、送信メールを識別するための識別コード610と、種別“けが”に対応するメール本文620を含んでいる。
本動作例において、識別コード610は、送信日時611と種別コード612で構成されており、送信日時611は、種別“けが”に対応するメールを送信する日時を示しており、種別コード612は、各種別に対応する操作で押下する数字キーと同じ番号を用いるものとする。この例では、送信日時を2006年6月8日11時05分としているので、送信日時611に“200606081105”を設定し、種別“けが”に対応する数字キーは“2”であるので、識別コードを“02”とする。
また、同図(b)は、ケース種別“けが”に対応するメールを受信した携帯電話機において受信したメールを表示した例を示しており、件名欄710には識別コードが表示され、メール本文720には送信されたメール本文のデータが表示される。
同図(c)は、同図(b)の受信メールに対する返信メールを作成する際の返信用画面を例示したものである。件名欄810には返信を示す“RE:”の文字列に続いて識別コードを付して表示し、返信メールの本文820には、“Y又はN”のいずれかを選択することを示す画像840を表示する。ユーザは、入力欄830にYかNのいずれかを入力するものとする。
同図(d)は、同図(c)の返信メールのデータを示しており、返信メールデータ900は、識別コード910とメール本文920を含む。
以下、同図の例に従って動作例を説明する。
図4において、送信側携帯電話機の制御部160は、入力受付部110を介して数字キー“2”の長押し操作を受付けると(ステップS11:Y、ステップS12:Y)、メール本文テーブル60からケース種別“けが”に対応するメール本文を選択する(ステップS13)。
また、制御部160は、位置情報取得部150に現在地情報を取得する指示を行い、位置情報取得部150は、位置情報と地図データから現在地の地名“XXX公園”を導出する(ステップS14)。
続いて、制御部160は、ステップS13で選択したケース種別“けが”に対応するメール本文の<現在地情報>にステップS14で導出した“XXX公園”の文字列を挿入し、<送信間隔時間>に送信情報テーブル30の送信間隔31に設定された“3分”の文字列を挿入し、図6(a)に示すメール本文620を作成する(ステップS15)。
続いて制御部160は、グループ順序テーブル50の送信グループ順序52に基づいて、ケース種別“けが”に対応するグループ“家族”及び“友人”を選択する(ステップS16)。
制御部160は、通信先情報テーブル40及び送信情報テーブル30の同時送信数32を記憶部120から読み出し、送信順位45の順に、ステップS16で選択した“家族”グループに属する2つのメールアドレス、“aaa@xx.xx”と“bbb@xx.xx”を選択する。また、選択したメールアドレスを送信先として、作成したメール本文620に送信日時611“200606081105”及び種別コード612“02”で構成される識別コード610を付加したメールを送信する(ステップS17)。
以下、ステップS17で送信されたメールを受信した携帯電話機のうち、“aaa@xx.xx”を自機のアドレスとして設定された携帯電話機が、当該メールの送信時から3分以内に返信メールを送信元に送信した場合について説明する。
図5において、当該携帯電話機の制御部160は、識別コードを含むステップS17で送信されたメールを受信した場合(ステップS31:Y、ステップS32:Y)、ユーザから当該受信メールの表示操作を受付けると図6(b)に示す様にメールを表示する。ユーザから当該受信メールの返信操作を受付けた場合に、返信メールの画像(図6(c))を表示し(ステップS33:Y、ステップS34)、入力受付部110を介して文字列“Y”の入力操作を受付けると(ステップS35:Y)、返信メール画像の入力欄830に“Y”の文字列を入力して返信メールデータ(図6(d))を作成する(ステップS36)。
続いて、制御部160は、ステップS36で作成した返信メールデータを送信元の携帯電話機に送信する(ステップS37)。
図4のステップS18において、種別“けが”に対応するメールを送信した携帯機電話機の制御部160は、上記ステップS37で送信された返信メールデータを、通信部130を介して送信日時2006年06月08日11時05分から3分以内に受信すると(ステップS18:Y)、返信メール数“1”は同時送信数“2”に満たないので(ステップS19:N)、その差分の“1”を一時的に同時送信数としてメモリに記憶する(ステップS23)。
制御部160は、メモリに記憶された同時送信数“1”を参照し、通信先情報テーブル40の“家族”グループに属するメールアドレス“ccc@xx.xx”を送信先として選択する。更に、制御部160は、図6(a)の送信メールデータ600を含むメールを選択したメールアドレスに送信し(ステップS22)、文字列“Y”を含む返信メールを1つ受信するまでステップS18以下の処理を繰り返し行う。
尚、“家族”グループの全アドレスにメールを送信し終わった場合において、返信メールの総数が予め設定した同時送信数に満たないときは、次に送信すべき“友人”グループのアドレスをグループ内送信順位に従って選択する。
<補足>
以上、本発明に係る携帯電話機について実施の形態に基づいて説明したが、以下のように変形することもでき、本発明は上述の実施の形態で示した携帯電話機に限られないことは勿論である。
(1)上述した実施の形態では、返信メールの総数が予め設定した同時送信数と一致するまでメールの送信先となるメールアドレスを順次選択し、送信するものとして説明したが、送信したメールに対する電話による返答も返信としてカウントしてもよい。
この場合、図2(c)の通信先情報テーブル40に示す様に、メールアドレス44と対応づけて電話番号43を記憶し、制御部160は、送信先のメールアドレスに対応付けられた電話番号からの電話を受付けた場合、メールの送信を中断する。ユーザが電話の内容に応じて当該電話を返信としてカウントするか否か判断し、制御部160は、返信としてカウントさせるための所定操作がユーザによって行われた場合に、受付けた電話を送信メールに対する返信としてカウントし、図4のステップS19以下の処理を行う。
(2)また、上述した実施の形態では、返信メールに特定の文字列“Y”が含まれている場合に、送信メールの所望返信としてカウントするものとして説明したが、“Y”以外の文字列であってもよい。この場合、例えば、特定の文字列が含まれている場合に返信としてカウントする場合には、予めユーザが返信としてカウントする対象となる文字列を登録してもよい。
また、所望返信メールか否かに関わらず、返信メールを受信したときにメールの送信を中断してもよい。この場合には、ユーザが返信メールの内容を確認し、所望返信メールか否か判断し、その判断結果に応じて、ユーザがメールの送信を続行する操作を行った場合に、メールの送信を続行する。例えば、上述した種別“ユーザ”が選択された場合には、ユーザが作成したメール内容によって返信メールの内容も様々に異なるため、返信メールを受信した時点でメールの送信を中断し、ユーザの指示に応じて返信メールのカウントを行うことで、ユーザがメールを作成する際の自由度を上げることができる。
(3)また、上述した実施の形態では、各ケース種別に対応するメールを送信するグループの送信順序とグループ内の送信順位が予め記憶されているものとして説明したが、メールの送信前に、ユーザがメールアドレスの一覧から送信したい通信相手のアドレスを順番に選択してもよい。
(4)また、上述した実施の形態では、返信総数が予め設定した同時送信数と一致した場合に、メールを繰り返し送信することを停止するものとして説明したが、メールを繰り返し送信することを停止したときに、ユーザが所望する数の返信を取得できたことを、ディスプレイに表示する等して通知してもよい。
(5)また、上述した実施の形態では、予め設定した送信間隔時間内に送信メールに対する返信メールを受信した場合(図4のステップS18:Y)には、当該返信メールをカウントするか否か判断するものとして説明したが、送信間隔時間を超えて返信メールを受信した場合、メールの繰り返し送信を中断し、ユーザの操作に応じて、当該返信メールをカウントし、返信総数が予め設定した同時送信数分に満たなければ、メールの繰り返し送信を続行してもよいし、送信間隔時間から所定範囲時間内に受信した返信メールもカウント対象としてもよい。
(6)また、上述した実施の形態では、各ケースに応じたメールを複数の送信先に同時送信する場合について説明したが、各ケースに応じたメールを複数の送信先に同時送信しない構成であってもよい。この場合、メールの送信先を送信順序を示す情報に従って一つずつ選択して、各ケースに応じたメールの送信を繰り返し、ユーザが所望する数の返信を受付けた時に、それ以後のメールの繰り返し送信を抑止する。
(7)また、上述した実施の形態では、各ケースに応じたメールを送信する際、各ケースを識別するための識別コードをメールの件名欄に付加して送信し、受信したメールの件名欄に識別コードが付加されているか否か判断するものとして説明したが、送信メールに識別コードが含まれていればこれに限らない。
また、上述した実施の形態では、識別コードを送信メールに付加するものとして説明したが、識別コードを付加せずに送信してもよい。識別コードを付加しない場合、上述の所定メールの送信時に、例えば、送信メールの識別情報として送信日時及び送信先をメモリ等に記憶し、メールを受信した際、当該メールの送信元が識別情報の送信先であれば、当該受信メールの本文等に送信した所定メール内容が含まれているか否か判断してもよい。
(8)本発明は、実施の形態で説明したステップを含む、コンピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表すデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD、MO、DVD、BD、半導体メモリ等であるとしてもよい。また、本発明は、電気通信回線、無線又は有線通信回線、若しくはインターネットに代表されるネットワーク等を経由して伝送される前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。また、前記プログラム又は前記デジタル信号は、前記記録媒体に記録されて移送され、若しくは、前記ネットワーク等を経由して移送され、独立した他のコンピュータシステムにおいて実施されるとしてもよい。
本発明に係る携帯電話機は、メールの送信が可能な携帯電話機に利用され得る。
本実施の形態に係る携帯電話機の機能構成を示す図である。 (a)は、操作情報テーブルの構成及びデータの例を示している。(b)は、送信情報テーブルの構成及びデータの例を示している。(c)は、通信先情報テーブルの構成及びデータの例を示している。 (a)は、グループ順序テーブルの構成及びデータの例を示している。(b)は、メール本文テーブルの構成及びデータの例を示している。 本実施の形態に係る携帯電話機のメール送信処理の動作フローを示している。 本実施の形態に係る携帯電話機のメール受信処理の動作フローを示している。 (a)は、本実施の形態に係る携帯電話機が作成した送信メールデータの例を示している。(b)は、本実施の形態に係る携帯電話機が受信したメールの表示例を示している。(c)は、本実施の形態に係る携帯電話機の返信用メール作成画面の例を示している。(d)は、本実施の形態に係る携帯電話機が作成した返信メールデータの例を示している。
符号の説明
100 携帯電話機
110 入力受付部
120 記憶部
130 通信部
140 音声処理部
141 マイク
142 スピーカ
150 位置情報取得部
160 制御部
170 計時部
180 表示部

Claims (8)

  1. メールを送信可能な携帯電話機であって、
    通信相手のメールアドレスを記憶する記憶手段と、
    所定の操作を受付ける受付手段と、
    前記所定の操作を受付けた時から、前記記憶手段に記憶されている各メールアドレスを所定のメールの送信先とし、当該送信先を所定時間おきに順次変えて、前記所定のメールの送信を行う送信制御手段とを備え
    前記送信制御手段は、送信した前記所定のメールに対する返答を前記所定時間内に受付けたことを含む条件が満たされるまで、前記所定のメールの送信を繰り返すとともに、前記所定時間を超えて前記返答を受付けた場合には、前記所定のメールの繰り返し送信を中断する
    ことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記送信制御手段は、前記記憶手段に記憶されている各メールアドレスについて定めた順序に従い、前記所定のメールの送信先を順次変えて送信を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記携帯電話機は、メールを受信可能であり、
    前記記憶手段は、更に、前記送信先と対応する電話番号を記憶しており、
    前記返答を受付けたことは、送信したメールに対する返信メールを受信したこと、又は、前記各所定のメールの送信先に対応する前記電話番号からの電話を受付けたことであること
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  4. 前記携帯電話機は、更に、前記所定のメールを同時に送信すべきメールアドレスの数を示す同時送信数を記憶しており、
    前記送信制御手段は、前記同時送信数分の前記メールアドレスを送信先として前記所定のメールを同時送信し、前記条件を満たした場合において、受付けた返答の総数が前記同時送信数未満であるときは、前記返答の総数と前記同時送信との差分を、当該所定メールの次の同時送信時に同時送信数として用い、受付けた返答の総数が前記同時送信数であるときは、当該所定のメールを繰り返し送信することを停止すること
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  5. 前記携帯電話機は、更に、前記送信制御手段が前記所定のメールの送信を停止したとき、前記所定のメールの返答総数が前記同時送信数に達したことを通知する通知手段を備える
    ことを特徴とする請求項4記載の携帯電話機。
  6. 前記携帯電話機は、更に、自機の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
    前記送信制御手段は、前記所定の操作を受付けた時から、取得された前記位置情報と前記所定時間とを前記所定のメールの本文に含むメールの送信を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  7. メールを送受信可能な第一携帯電話機と第二携帯電話機とを備えるメール送信システムであって、
    前記第一携帯電話機は、
    通信相手のメールアドレスを記憶する記憶手段と、
    所定の操作を受付ける受付手段と、
    前記所定の操作を受付けた時から、前記記憶手段に記憶されている各メールアドレスを所定のメールの送信先とし、当該送信先を所定時間おきに順次変え、前記所定のメールの送信を当該送信したメールに対する返信メールの内容が所定の条件を満たすまで繰り返す送信制御手段とを備え、
    前記送信制御手段は、送信した前記所定のメールに対する返答を前記所定時間内に受付けたことを含む条件が満たされるまで、前記所定のメールの送信を繰り返すとともに、前記所定時間を超えて前記返答を受付けた場合には、前記所定のメールの繰り返し送信を中断し、
    前記第二携帯電話機は、
    前記送信制御手段によって送信された前記所定のメールを受信した場合、ユーザから特定の操作を受付けたときに、当該所定のメールに対する返信メールを作成し、作成した返信メールを当該所定のメールの送信元に送信する返信メール送信手段を備えること
    を特徴とするメール送信システム。
  8. CPUと所定の操作を受付ける操作部を備え、通信相手のメールアドレスを記憶し、メール送信可能な携帯電話機にメール送信処理を実行させるための制御プログラムであって、
    前記操作部に前記所定の操作が受付けられた時から、前記記憶手段に記憶されている各メールアドレスを所定のメールの送信先とし、当該送信先を所定時間おきに順次変えて、前記所定のメールの送信を、送信したメールに対する返答を受付けたことを含む条件が満たされるまで繰り返す送信制御ステップを含み、
    前記送信制御ステップは、送信した前記所定のメールに対する返答を前記所定時間内に受付けたことを含む条件が満たされるまで、前記所定のメールの送信を繰り返すとともに、前記所定時間を超えて前記返答を受付けた場合には、前記所定のメールの繰り返し送信を中断するステップ
    を含む制御プログラム。
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