JP4820054B2 - 医学的処置および診断的処置において使用される配合物 - Google Patents

医学的処置および診断的処置において使用される配合物 Download PDF

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Description

本出願は、米国仮特許出願第60/332,074号(2001年11月21日出願;これはその全体が参考として本明細書中に組み込まれる)の優先権を主張する。本発明は、診断的画像化または手術などの医学的処置または診断的処置において使用される配合物、あるいは治療的に使用される配合物に関する。
造影剤は、身体の器官または他の構造体の位置、サイズおよび形態をそれらの周りの組織の中で明らかにすることを可能にするので、診断的画像化において有用である。柔らかい非骨解剖学的セグメントの組織を構成する細胞は、肝臓、膵臓および腸などの形状的および構造的に著しく異なる器官においてさえも、主として水から構成される。
様々な診断的画像化技術により、標的となる対象物の組成の変化を検出し、描くことができる。従って、これらの画像化技術は、例えば、正常な組織と、腫瘍、損傷または遮断部とを区別するために使用することができる。
しかしながら、小さい腫瘍および重なっている組織は識別することが困難である。例えば、胃腸(GI)管の障害を診断する際には、重なって存在する腸管の遮断、または重なって存在する腸管のループ部の形態における異常は、GI管の当該部分が、体積の明確化および境界の輪郭描写を可能にする造影剤で満たされない限り、同定することが困難である。
X線撮影による通常の診断的画像化処置では、X線のビームが、標的となる対象物を通り抜け、下に置かれた写真フィルムを感光させる。その場合、現像されたフィルムは対象物の放射線密度パターンの画像をもたらす。放射線密度がより小さい領域はフィルムのより大きな黒色化をもたらし、その一方で、放射線密度がより大きい骨性組織はより明るい画像をもたらす。X線について効果的な造影剤は、放射線密度が身体組織よりも小さいか、または放射線密度がより大きいかのいずれかであり得る。放射線密度がより小さい薬剤には、空気および他の気体が含まれる。放射線密度がより大きいコントラスト物質の例には、硫酸バリウム懸濁物がある。
コンピューター断層撮影法(CT)は、極めて高い分解能を有し、標的となる対象物のX軸またはY軸またはZ軸に沿った特定の地点、線または平面における対象物の一連の薄い断面を画像化するその能力において従来のX線撮影法よりも優れている。しかしながら、この手法もまた、放射線密度の差を検出することに基づいているので、CTにおける造影剤に対する条件は、従来のX線撮影法に対する条件と本質的には同一である。
身体を画像化するための磁気共鳴画像化(MR)システムは、異なる物理的原理に基づいて作動する。一般に、MRは、無線周波数の放射線で走査されるときの組織内のプロトンの原子的性質(核共鳴)に依存する。組織内のプロトンは、わずかに異なる周波数で共鳴するので、ある組織を別の組織から区別するためにコンピューターにより使用されるシグナルをもたらす。MRは詳細な三次元の軟組織画像をもたらす。
機能に関連した構造について情報を得るために使用される画像化方法には、単一光子放射コンピューター断層撮影法(SPECT)および陽電子放射断層撮影法(PET)が含まれる。SPECTでは、原子の1つが放射性原子によって置換されている身体内に通常的に見出される分子が使用される。放射性分子は、特定の組織と相互作用するその能力のために選ばれており、トレーサーと呼ばれる。トレーサーは、組織が様々な角度で走査されるときに検出され得る光子を放射する。コンピューターにより、3次元の着色されたトレーサー画像が再構築される。PETでは、SPECTよりも大きい感度で3Dカラー画像を作製するために、放射性の生物学的に活性なトレーサーが使用される。PETは、相補的な画像化効果をもたらすためにCTとの組合せで使用することができる。この画像化技術はCT−PETと呼ばれている。
GI管の領域を診断的に画像化することは、GI管が、身体の他の部分よりも大きい水分含有量を有する解剖学的セグメントを含有し、そしてまた、解剖学的セグメントが互いに近くに接近しているか、または重なっているために、特に困難である。従って、GI管画像化の成功は、管腔造影剤による十分な腸管膨張に依存している。
膨張をもたらすための1つの通常の技術は、X線透視装置により置かれた鼻十二指腸チューブを介してメチルセルロース−水の溶液を投与することである。様々な画像セットが、例えば、小腸全体を迅速に満たした後に集められる。この技術は良好な画像特性をもたらす一方で、多くの患者は、十二指腸挿管を、外傷をもたらすものとして理解しており、このことは、それにより、画像化に固有的な非浸襲性を損なっている。
他の通常の造影剤には、COガスが含まれるが、これは、特にGI管において、増強作用を有することが知られている。また、GI画像化は、これまで鉱油を用いて増強されている。米国特許第3,975,512号(Long)に示されるように、臭素化ペルフルオロカーボンを含むフルオロカーボンが、放射線学的画像化におけるコントラスト増強媒体として使用されることもまた知られている。MRとともに使用される他の造影剤には、例えば、診断的画像化処置の前に患者によって服用されるバリウムおよび粘土型媒体が含まれる。
初期の提案では、画像化のためにGI管を強調する手段として、空気を腸管内の所望する位置に挿管によって直接導入することが提案された(例えば、米国特許第4,074,709号を参照のこと)。続いて、バリウムおよび粘土型造影剤の使用との組合せにおいて、二酸化炭素をその後に腸管内に放出する媒体に粉末、顆粒または錠剤を直接導入することによって検査中の部分を拡大または膨張させることができることが提案された。しかしながら、気体を水性媒体に維持することは、問題であることが判明し、多くの場合、気体をコントラスト溶液に溶解させるための加圧された容器の使用を必要とした(例えば、米国特許第4,215,103号を参照のこと)。
上記に記載された通常の造影剤に関する問題の1つは、浅い潰瘍および平坦または表面の潰瘍などの小さい損傷を解剖学的セグメントにおいて正確に検出することができないということである。通常の造影剤に関する別の問題は、患者に大きな不快を生じさせ得るということである。例えば、造影剤を挿管によって投与することは、解剖学的セグメントの膨張が厳密に制御されない場合には浸襲的であり、おそらくは危険である。また、通常の造影剤は、下痢などの様々な副作用を患者に生じさせる傾向があり、これらは、患者を不快にするだけでなく、医学的処置または診断的処置を妨げ、かつ/または遅らせることもある。さらに、従来の造影剤は、経口投与されたとき、一般には味が良くない。例えば、患者は、多くの場合、フルオロカーボン媒体を「ぬるっとした」口あたりを有すると評する。従って、患者に対する副作用が低下した、非浸襲的で、味のよい造影剤が求められている。
さらに、このような造影剤は、解剖学的セグメントの十分な輪郭描写が診断画像において達成されるように解剖学的セグメントを十分に膨張させなければならない。画像は、腫瘍、小さい損傷、浅い潰瘍および平坦または表面の潰瘍を検出するために十分でなければならない。
従って、本発明は、医学的処置または診断的処置において使用される非浸襲的で、味のよい配合物、特に、GI管などの解剖学的セグメントを診断的に画像化するための配合物に関する。さらに、本明細書中に開示される配合物の場合、通常の造影剤と比較して、患者の副作用が低い。
本発明は、部分的には、医学的処置または診断的処置において使用される配合物に関する。詳細には、本発明の配合物は、単独または浸透圧剤との組合せにより安定化剤を含む。本発明は、また、本明細書中に開示される配合物を投与することを含む、医学的処置または診断的処置を行うための方法に関する。
本発明はさらに、単独または浸透圧剤との組合せにより安定化剤を含む、個体の解剖学的セグメントを画像化する際に使用される配合物に関する。
本発明はまた、診断画像における個体の解剖学的セグメントの輪郭を明らかにするための配合物および方法に関する。さらに、本発明は、胃腸管などの患者の解剖学的セグメントを膨張させるための配合物および方法に関する。
さらに、本発明は、解剖学的セグメントを画像化する方法で、本発明の配合物の治療的または診断的に効果的な量を患者に投与し、その後、診断的画像化技術を使用して、または解剖学的セグメントに対する医学的処置を行って解剖学的セグメントを画像化する工程を含む方法に関する。
本発明はまた、疾患を診断するための方法に関する。本発明は、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、小腸のガン、そして、ガン、結腸ガン、肝臓ガン、膵臓ガン、膿瘍、潰瘍、ならびに、脾臓、肝臓、リンパ節および血管系の障害(これらに限定されない)を含む様々な疾患を診断するために使用することができる。
代替の実施形態において、本発明は、胃腸管の内部を見るためにコンピューターソフトウエアを使用する任意の技術を含む内視鏡検査、X線画像化、仮想的画像化(これらに限定されない)を含む胃腸の可視化処置または画像化処置を行うための配合物および方法に関する。
別の代替の実施形態において、本発明は、結腸直腸検査を行うための配合物および方法に関する。
最後に、本発明は、本発明の配合物を含む、治療的緩和のための配合物および方法に関する。
本発明は、診断的画像化などの医学的処置または診断的処置における使用のために好適な配合物に関する。本明細書中で使用される好適な診断的画像化技術には、X線画像化、MR、CT、US、光学的画像化、SPECT、PETおよびフラットパネル画像化が含まれるが、これらに限定されない。CT画像化およびPET画像化の組合せ(すなわち、CT−PET)もまた、本発明との使用に好適である。好ましくは、本明細書中で使用される診断的画像化技術は、MR、CTまたはCT−PETである。
より詳細には、本発明は、安定化剤を単独または浸透圧剤との組合せで含む、診断的画像化のためのコントラスト配合物に関する。安定化剤には、流体、半流動体または固体を含む物質の粘度を改変する化合物を挙げることができる。安定化剤は、好適な量の流体を目的とする解剖学的セグメントに保持させるので、医学的処置または診断的処置において有用であると考えられる。例えば、小腸の診断画像が所望される場合、本発明の配合物を患者に投与することにより、小腸が診断的画像化のために適正に膨張させられるように十分な流体が小腸に保持させられる。診断的画像化のために解剖学的セグメントを適正に膨張させることは、診断画像における解剖学的セグメントの輪郭を十分に明らかにするために必要である。例えば、小腸が適正に膨張させられ、次いで画像化されるならば、小腸は、診断画像において輪郭が十分に明らかにされ、それにより、医師は、患者の小腸における何らかの潜在的な問題および/または異常を確認することができる。
本発明のコントラスト配合物は、身体の任意の解剖学的セグメントを診断的に画像化する際に有用である。本発明は、十二指腸、空腸、回腸、虫垂および結腸(例えば、大腸、盲腸、上行腸、横行結腸、脾湾曲、下行結腸、S状結腸および直腸など)を含む胃およびGI管(これらに限定されない)を含む解剖学的セグメントの診断的画像化における使用のために特に適する。さらに、本発明は、膵臓、胆嚢、虫垂、脾臓、肝臓、リンパ節および血管系などを画像化するために特に適する。これは、例えば、GI管が適正に膨張されられ、従って、診断画像においてその輪郭が十分に明らかにされたとき、医師は、例えば、膵臓などの任意の周囲の器官を、得られた診断画像においてより明瞭に見ることができるからである。
本明細書中で使用される好適な安定化剤には、天然の親水コロイド、または、医学的処置もしくは診断的処置に備えるために解剖学的セグメントにおける物質(例えば、流体、半流動体および固体)の粘度を適切に改変する任意の他の類似する化合物が含まれ得るが、これらに限定されない。多くの場合、解剖学的セグメントの好適な膨張を得るために解剖学的セグメントにおける物質の粘度を増大させることが望ましい。しかしながら、例えば、物質の粘度が、患者にとって許容され得ないようである場合、または十分な量のコントラスト配合剤を患者に投与することができない場合、患者の解剖学的セグメントにおける物質の粘度を低下させることが場合により望ましい場合がある。さらに、例えば、本発明の配合物が挿管によって投与される場合、本発明の配合物が経口投与される場合よりも低い粘度が所望され得るか、または必要とされ得る。
本発明の配合物において使用される好適な天然の親水コロイドには、(1)天然の海藻抽出物、例えば、カラゲナン、アルギン酸塩、寒天、アガロース、フセランおよびキサンタンガムなど;(2)天然の種子ゴム、例えば、ガーゴム、ローカストビーンガム、タラゴム、タマリンドゴムおよびプシリウム(psillium)ゴム;(3)天然の植物滲出物、例えば、アラビアゴム、トラガカントゴム、カラヤゴムおよびガッチゴムなど;ならびに(4)天然の果実抽出物、例えば、低メトキシルペクチンおよび高メトキシルペクチンなどが含まれるが、これらに限定されない。
好ましい実施形態において、安定化剤は天然の種子ゴムであり、さらにより好ましくはローカストビーンガムである。ローカストビーンガムの化学構造は下記の通りである。
1つの実施形態において、本発明は、約0.005重量%〜約70重量%の安定化剤を水溶液に含む配合剤、あるいは、約0.05%〜約25%の安定化剤、または約0.005%〜約0.1%の安定化剤、または約0.1%〜約10%の安定化剤を含む配合物に関する。本明細書中で使用される場合、成分の百分率は、別途言及されない限り、重量パーセントによって表される。別の実施形態において、本発明は、約0.1重量%、0.2重量%、0.3重量%、0.4重量%、0.5重量%、0.6重量%、0.7重量%、0.8重量%、0.9重量%または1重量%の安定化剤を水溶液に含む配合物に関する。他の実施形態において、本発明は、水溶液において、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%または10%を含む配合物に関する。好ましくは、造影剤は、約0.25重量%〜約0.3%重量%のローカストビーンガムを水溶液に含む配合物である。別の安定化剤には、セルロース、ゼラチン、または解剖学的セグメントにおける物質(例えば、流体、半流動体または固体)の粘度を適切に改変する任意の他の類似する化合物が含まれ得る。
本発明はまた、安定化剤を浸透圧剤との組合せで水溶液に含む配合物に関する。本明細書中で使用される好適な浸透圧剤には、身体から解剖学的セグメント内への流体の移動を促進し、かつ/または身体による解剖学的セグメントにおける流体再吸収の阻害を促進する任意の化合物が含まれる。組合せで使用されたとき、安定化剤(例えば、天然の親水コロイド)および浸透圧剤(例えば、糖型化合物)は相乗的に作用して、診断的画像化などの医学的診断処置において使用される改善された配合物を形成することが発見された。浸透圧剤により、好適な量の流体を目的とする解剖学的セグメントに移動させることが促進され、そして安定化剤および浸透圧剤により、十分な量の流体が目的とする解剖学的セグメントに保持させられることが考えられる。従って、解剖学的セグメントは、診断的画像化のために十分に拡張または膨張させられ、その結果、例えば、解剖学的セグメントが画像化されたとき、解剖学セグメントは、得られた診断画像においてその輪郭が十分に明らかにされるようになる。
本発明において使用される好適な浸透圧剤には、様々な糖型化合物が含まれるが、これらに限定されない。本明細書中で使用される糖型化合物には、限定されないが、単糖、二糖および多糖が含まれ、これらには、スクロース、グルコース、フルクトース、マンニトール、マンノース、ガラクトース、アルドヘキソース、アルトロース、タロース、ソルビトール、キシリトール、ラクトース、非イオン性の種子多糖、1つのガラクトースユニットによりマンノース毎に枝分かれを有する直鎖マンナン群、β−D−man、α−D−gal、D−glcA、D−galA、L−gul、β−D−man、α―D−gal(4:1)、D−グルクロン酸、D−ガラクツロン酸、およびL−グルクロン酸が含まれる。好適な多糖の化学構造が下記に示される。好ましくは、浸透圧剤はマンニトールである。
本発明の配合物は、約0.005重量%〜約70重量%の浸透圧剤、または約0.10重量%〜約45重量%の浸透圧剤、または約1重量%、2重量%、3重量%、4重量%、5重量%、6重量%、7重量%、8重量%、9重量%もしくは10重量%の浸透圧剤、または約11重量%〜約20重量%の浸透圧剤を含むことができる。1つの実施形態において、配合物は、水溶液において、約2重量%〜約4重量%の浸透圧剤(好ましくは多糖)を含み、または、さらにより好ましくは約3%のマンニトールを含む。1つの実施形態において、本発明の配合物は、約0.1重量%〜約0.5重量%のローカストビーンガムおよび約1重量%〜約8重量%のマンニトールを水溶液に含み、または、好ましくは約0.25%のローカストビーンガムおよび約3%のマンニトールを水溶液に含む。
本発明の配合物はまた、手術または生検などの医学的活動のために、あるいはそのような医学的活動と同時の使用のために個体を調製するために好適である。例えば、本明細書中に開示される配合物は、医学的処置と同時に使用して、そのような処置の有効性を相補または強化することができる。1つの実施形態において、本発明の配合物は、生検が行われている間中、腸が十分に安定化されるように、個体が腸の生検を受ける前に個体に投与される。別の実施形態において、本発明の配合物は、個体のGI管を安定化させて、血管系またはリンパ節または他の解剖学的セグメントの診断画像を得るために使用される。
本発明はさらに、解剖学的セグメントの二次元画像または三次元画像である診断画像における解剖学的セグメントの管腔または壁の輪郭を明らかにするための配合物に関する。輪郭を明確化するための配合物は、水溶液において、安定化剤を単独または浸透圧剤との組合せで含む。1つの実施形態において、組成物は、約0.005重量%〜約70重量%の安定化剤を水溶液に含み、または約0.05%〜約5%の安定化剤、または約0.1重量%、0.2重量%、0.3重量%、0.4重量%、0.5重量%、0.6重量%、0.7重量%、0.8重量%、0.9重量%もしくは約1重量%の安定化剤を水溶液に含む。好ましい実施形態において、診断画像における個体の解剖学的セグメントの管腔の輪郭を明らかにするための配合物は、約0.1重量%〜約0.3重量%のローカストビーンガムを水溶液に含み、または約0.25%のローカストビーンガムを水溶液に含む。
さらに、診断画像における解剖学的セグメントの管腔の輪郭を明らかにするための本発明の配合物は、約0.005%〜約70%の浸透圧剤、または約1%〜約35%の浸透圧剤、または約1.5重量%、2重量%、2.5重量%、3重量%、3.5重量%、4重量%、4.5重量%もしくは5重量%の浸透圧剤を含むことができる。好ましくは、配合物は、約2重量%〜約5重量のマンニトール、または約3%のマンニトールを含む。好ましい実施形態において、配合物は、約0.3%のローカストビーンガムおよび約3.0%のマンニトールを水溶液に含む。
本発明はまた、医学的処置または診断的処置のために個体の解剖学的セグメントを膨張させるための配合物に関する。配合物は、水溶液において、安定化剤を単独または浸透圧剤との組合せで含む。1つの実施形態において、配合物は、約0.005重量%〜約70重量%の安定化剤、または約0.05%〜約25%の安定化剤、または約0.1%〜約8%の安定化剤を水溶液に含む。さらに、配合物は、約0.005%〜約70%の浸透圧剤、または好ましくは約0.1%〜約10%の浸透圧剤を含むことができる。1つの実施形態において、医学的処置または診断画像のために解剖学的セグメントを膨張させるための配合物は、約0.1%〜約0.5%のローカストビーンガムおよび約1%〜約10%のマンニトールを水溶液に含む。
本発明の水溶液は、約10mL〜約10L、または約100mL〜約5L、または約200mL、300mL、400mL、500mL、600mL、700mL、800mL、900mL、1L、1.5L、2L、2.5L、3L、3.5L、4Lもしくは4.5Lであり得る。
1つの実施形態において、本発明の配合物は経口投与される。代替の実施形態において、本発明の配合物は挿管によって投与される。
1つの実施形態において、本発明の配合物は、2グラムの市販規格のローカストビーンガム粉末を1リットルの水に溶解することから作製される。ローカストビーンガム−水の溶液は、その後、ローカストビーンガム粉末が溶解するまで加熱され、そのときに、溶液は滅菌される。溶液が滅菌された後、25gの市販規格のマンニトールが溶液に加えられる。
本発明の配合物は、解剖学的セグメントを膨張させるか、またはその輪郭を明らかにするための通常の造影剤またはコントラスト配合物を上回る改善を表す。例えば、結腸を膨張させる通常の技術は、メチルセルロース−水の溶液を、浸襲的処置である挿管によって投与することである。しかしながら、本発明の配合物は経口投与することができる。従って、本発明の配合物は非浸襲的であり、そしてまた、非浸襲的技術としての診断的画像化の完全性を維持している。また、経口投与されたとき、本発明の配合物は、通常の造影剤と比較して、患者の安心感およびコンプライアンスを増大させている。
さらに、本発明の配合物は、比較的容易に、かつ患者に対して快適に経口投与することができるという点で、通常の造影剤を上回る改善を表す。従来のフルオロカーボン造影剤は、「ぬるっとした」口あたりを有しており、果汁飲料における溶解性がない。対照的に、本発明の配合物は、経口投与されたとき、ぬるっとした口あたりを有さず、人工香料との組合せで投与され得るように配合することができる。
さらに、本明細書中に開示される配合物は、患者における下痢の発生を低下させるという予想外の利点を有することが発見された。例えば、マンニトールが単独で造影剤として投与されたとき、約99%の患者が下痢を経験し、ときには重症である。結果として、患者の健康状態および/または水分補給が影響を受けることがあり、検査が損なわれ得る。しかしながら、本発明の配合物は、患者における下痢の発生を著しく低下させることが見出された。これは安定化剤の増粘性のためであることが考えられる。従って、患者は、処置時にトイレを使用する必要がないため、例えば、医学的処置または診断的処置を、患者をあまり不快にさせることなく、そしてほとんど妨げられることなく行うことができる。さらに、医学的処置または診断的処置に関する患者のコンプライアンスが、そのような処置に伴う面倒な事態が減少するために増大する。
本明細書における配合物の別の利点は、配合物が、診断画像においてその輪郭が十分に明らかにされるように解剖学的セグメントの十分な膨張をもたらすということである。これは、通常の造影剤の使用を上回る改善を表している。例えば、通常の画像化用造影剤は、患者の腸を膨張させるために走査に先立って、患者に水で投与される。この方法に関する1つの問題は、水が身体によって迅速に再吸収されることであり、これにより、解剖学的セグメントの膨張が時間とともに小さくなる。そのような減少は、処置の完了を成功させるために適した期間を狭くするように、医学的処置または診断的処置の前に生じることがある。また、診断的画像化処置に関して、例えば、画像化処置は数時間にわたって続くことがあるので、シグナルの均質性が損なわれるように、画像化されている解剖学的セグメントの膨張レベルが処置の長さとともに著しく低下する可能性がある。本発明は、安定化剤の性質により、すなわち、増粘剤として作用し、かつ流体の粘度を増大させるその能力により、好適な量の流体が十分な期間にわたって解剖学的セグメントに保持させられるので、迅速な再吸収の問題を克服し、それにより、意味のある診断画像を得るために適した期間を増大させ、そして走査処置の期間中におけるシグナルの均質性を維持し、その結果、より良好な診断画像が得られる。従って、本発明の配合物が造影剤として使用されたときには、走査を繰り返さなければならない必要性が低下するか、または除かれる。
本発明はまた、本明細書中に開示される配合物を患者に投与することを含む、個体の解剖学的セグメントを診断的に画像化するための改善された方法に関する。本明細書中で使用される好適な診断的画像化技術には、X線画像化、MR、CT、US、光学的画像化、SPECT、PET、CT−PET、および平坦パネル画像化が含まれるが、これらに限定されない。好ましくは、本明細書中で使用される診断的画像化技術は、MR、CTまたはCT−PETである。
1つの実施形態において、本発明は、個体の小腸を画像化する方法で、本明細書中に開示される配合物を個体に投与すること、そして、MR、CTまたはCT−PETを使用して、小腸の可視画像を得ることを含む方法に関する。本明細書における使用のために好適な他の解剖学的セグメントには、限定されないが、胃およびGI管が含まれ、これらには、十二指腸、空腸、回腸、虫垂、結腸、大腸、盲腸、上行腸、横行結腸、脾膵湾曲、下行結腸、S状結腸、直腸、膵臓、胆嚢、虫垂、脾臓、肝臓、リンパ節、血管系などが含まれる。
代替の実施形態において、本発明は、本発明の配合物を患者に投与することを含む、個体における疾患を診断する方法に関する。1つの実施形態において、この方法は、解剖学的セグメントの画像を得ること、そして前記疾患を診断するために前記画像を使用することをさらに含む。代替の実施形態において、本発明は、患者における疾患を診断する方法で、(1)安定化剤を単独または浸透圧剤との組合せで含む本発明の配合物の治療的または診断的に効果的な量を患者に投与する工程、(2)MR、CTまたはCT−PETを使用して解剖学的セグメントの画像を得る工程、および(3)疾患を診断するために、または疾患の診断を助けるために前記画像を使用する工程を含む方法に関する。
本発明は、解剖学的セグメントの改善された膨張および輪郭描写のために、診断的画像化技術を使用する通常の診断を上回る改善を表しており、これにより、診断が容易になる。本発明は、GI管の疾患、GI管または胃の潰瘍、損傷、腫瘍または膿瘍、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、憩室炎、過敏性腸症候群、そして、小腸のガン、肛門ガン、胃ガン、結腸ガン、肝臓ガンおよび膵臓ガン(これらに限定されない)を含むガン(これらに限定されない)を含む様々な疾患を診断するために使用することができる。さらに、本発明は、リンパ節、脾臓または虫垂、および血管系などの障害または疾患を診断するために使用することができる。
本発明はさらに、本明細書中に開示される配合物を投与することを含む、診断画像における個体の解剖学的セグメントの輪郭を明確にするための改善された方法に関する。好ましくは、診断画像は、MR、CTまたはCT−PETを使用して作製された二次元画像または三次元画像である。
本発明はさらに、個体の解剖学的セグメンを膨張させるための改善された方法に関する。本発明の方法は、医学的処置または診断的処置のために解剖学的セグメントを膨張させるために使用される通常の技術を上回る改善である。これは、解剖学的セグメントがより好適に膨張させられ、かつ/または膨張がより長い期間にわたって維持されるように、身体による流体の再吸収が遅らされるか、または最小限に抑えられるからである。本発明の方法はさらに、改善されたシグナル均質性のために、通常の診断的画像化方法を上回る改善である。
本発明はまた、安定化剤を単独または浸透圧剤との組合せで含む、治療目的のために個体の解剖学的セグメントを膨張させるための配合物に関する。本発明はまた、治療目的のために患者の解剖学的セグメントを膨張させるための改善された方法で、それを必要としている患者に本発明の配合物を投与することを含む方法に関する。例えば、本発明の配合物は、GI管の潰瘍、損傷、腫瘍もしくは膿瘍、GI管の出血、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎または過敏性腸症候群に罹患している個体を治療的に処置するために投与することができる。
本発明はさらに、個体に対する医学的処置または診断的処置を行うための改善された方法で、(1)実施工程の前に胃内容排出物質を患者に投与して、患者の胃内容物の排出を増大させること、(2)安定化剤を単独または浸透圧剤との組合せで水溶液に含む配合物を患者に投与すること、および(3)前記医学的処置または診断的処置を行うこと、を含む方法に関する。配合物は、約0.005重量%〜約70重量%の安定化剤を単独または約0.005%〜約70%の浸透圧剤との組合せで含む。好ましくは、安定化剤はローカストビーンガムであり、浸透圧剤はマンニトールである。本明細書中での使用に好適な胃内容排出物質には、エリスロマイシン、パスペルチンおよびセロトニンアゴニストなどが含まれるが、これらに限定されない。これらは、患者に、例えば、経口的に、または静脈内に投与することができる。
代替の実施形態において、本発明は、個体の解剖学的セグメントを画像化するための方法で、(1)走査工程の約1時間前に、患者の胃内容物の排出を増大させるために、約10mg〜約100mgのエリスロマイシンを患者に投与する工程、(2)走査工程の約1時間前に、約0.01%〜約25%のローカストビーンガムおよび約1.0%〜約50.0%のマンニトールを約1.5リットルの水溶液に含む水溶液を患者に投与する工程、および(3)患者の小腸の可視画像を得るために、MR、CTまたはCT−PETを使用して患者を走査する工程、を含む方法に関する。
1つの実施形態において、胃内容排出物質は、画像化処置もしくは走査処置の約10分前〜約8時間前に、または処置の直前に投与される。別の実施形態において、水溶液は、走査処置の約10分前〜約8時間前に、または走査処置のほぼ直前に、または走査処置の約180分前、120分前、90分前、60分前もしくは約30分前に投与される。
提供される水溶液は、約50mL〜約5L、または約100mL〜約1.5L、または約200mL、300mL、400mL、500mL、600mL、700mL、800mL、900mL、1L、1.5L、2L、2.5Lもしくは約3Lであり得る。水溶液は単回投薬量で投与することができ、または多回投薬量に分割することができる。例えば、水溶液が2Lである場合、患者は、1Lを処置の約2時間前に、そして残る1Lを処置の約1時間前に服用することができる。
本発明はまた、結腸直腸検査を行うための配合物および改善された方法に関し、この場合、配合物は、水溶液において、安定化剤を単独または浸透圧剤との組合せで含む。好ましくは、配合物は約0.01%〜約30%のローカストビーンガムおよび約0.1%〜約30%のマンニトールを水溶液に含む。そのような方法は、本発明の配合物を患者に直腸投与することを含む。
本発明は、本発明の使用を純粋に例示することを意図される下記の実施例を検討することによってさらに理解することができる。
(実施例1)
胃腸障害の病歴を有しない10名の健康な志願者が8時間の絶食後にMR画像化を受けた。検査は、下記の異なる浸透圧物質を無作為の順序で使用して4回の異なる日に繰り返された:水、マンニトール(2.5%)が添加された水、Metamucil(0.7%)が添加された水、またはローカストビーンガム(0.2%)が添加された水。添加剤の濃度は、下痢などの副作用を避けるために選ばれた。
検査の45分前に、50mgのエリスロマイシンが、胃の内容排出を増大させるために静脈内投与され、志願者はそれぞれのコントラスト物質の摂取を開始した。結腸の2D測定が、1.5Tスキャナー(Sonata、Siemens)を使用して、TRUFISPシーケンス(TR/TE/flip 3.2/1.6/70)を用いてうつ伏せの患者姿勢で行われた。取得時間は16秒に達した。小腸の詰まりが2つの異なる方法で定量化された:(1)水のシグナル強度に一致する画素のすべてを自動的に測定することによる小腸流体の測定、および(2)15カ所の小腸直径を手で測定し、平均値を計算することによる小腸膨張の評価。
6名の健康な志願者が8時間の絶食後にMR画像化を受けた。検査は、下記の異なる浸透圧物質を無作為の順序で使用して5回の異なる日に繰り返された:水、マンニトール(2.5%)が添加された水、Metamucil(0.7%)が添加された水、ローカストビーンガム(LBG、0.2%)が添加された水、またはマンニトール(2.5%)およびLBG(0.2%)の組合せが添加された水。検査の45分前に、志願者はそれぞれのコントラスト物質の摂取を開始した。結腸の2D測定が、1.5Tスキャナー(Sonata、Siemens)を使用して、TRUFISPシーケンス(TR/TE/flip 3.2/1.6/70)を用いてうつ伏せの患者姿勢で行われた。取得時間は16秒に達した。小腸の詰まりが、15カ所の小腸直径を手で測定し、平均値を計算することによって定量化された。
患者には、1500mlの異なる溶液が経口適用によりMR検査の45分前に与えられた。この研究では、I.V.コントラストを用いない結腸TrueFispシーケンスの取得が行われた。続いて、小腸直径の測定および平均値の計算が行われた。
表1には、参加者に対して本研究で与えられた溶液が示される。
A:水
B:Metamucil(0.7%)
C:マンニトール(2.5%)
D:ローカストビーンガム(0.2%、オレンジ風味)
E:マンニトール(2.5%)+ローカストビーンガム(0.2%、オレンジ風味)
F:ローカストビーンガム(0.2%、イチゴ風味)
志願者2は結腸の解剖学的構造のために評価から除かれたことに留意しなければならない。従って、小腸膨張の評価は表されなかった。溶液Fは3名の志願者において試験されただけであった。不快な味のために、志願者は1500mL全量を摂取することができなかった。従って、検査のこの部分の結果は評価されなかった。
図1には、MR画像化の前に造影剤を投与する現在の方法が示される。現在、患者は、最適な小腸検査を達成するために挿管されることが要求される。図1に示されるように、水造影剤の経口適用では、受け入れられ得る結果または診断的結果が達成されない。
本研究では、10名の志願者が8時間の絶食後に検査された。検査は4回の異なる日に繰り返された。1日目に、志願者には、水が検査前に投与された。2日目に、志願者には、水およびマンニトール(2.5%)が検査前に投与された。3日目に、志願者には、水およびMetamucil(0.7%)が検査前に投与された。4日目に、志願者には、水およびローカストビーンガム(0.2%)が検査前に投与された。溶液は1.5リットルでの溶液で与えられ、MR検査の約45分前に摂取された。検査は、1/5Tスキャナー(Sonata、Siemens)−TrueFISPを使用してうつ伏せ姿勢で行われた。
図2には、本研究における10名の患者の腸管腔直径の全体的な平均値が示される。図3は、マンニトールまたはローカストビーンガムまたは両化合物の組合せを含む水溶液が別々のときに投与された患者の腹部の一連の画像である。図3はまた、マンニトールの膨張および一過性成分をローカストビーンガムの膨張性の均一性および一貫性と組み合わせることによって、最適な診断的結果が達成されたことを示している。
図4および図5には、ローカストビーンガム/マンニトールの組合せを使用して評価された小腸が示され、その評価は、挿管による腸評価と比較される。これらの画像は、経口服用されたローカストビーンガム/マンニトール組合せの成績が、挿管を必要とする類似する処置とちょうど同じくらい診断的であることを明らかにしている。
(実施例2)
図6〜図8は、18歳および21歳の女性ならびに22歳の男性を示す患者事例研究である。各患者の胃腸管が、ローカストビーンガム/マンニトールの組合せを用いて調べられた。この場合、患者はすべて、クローン病を示し、クローン病と診断された。それぞれの画像において、増大した炎症の領域が2名の被験者で見られたが、残り1名の被験者では、活発な炎症を伴わない回盲弁のクローン病が明らかにされた。
(実施例3)
図9には、水対Metamucil対マンニトール対ローカストビーンガム対ローカストビーンガム組合せの全体的な成績が示される。この研究では、ローカストビーンガム組合せが、全体的な管腔膨張および腸管腔区別化に関して、それ以外の造影剤よりも一貫して優れていることが示される。従って、ローカストビーンガム/マンニトールの組合せにより、小腸を調べるために患者に挿管しなければならないことが除かれる。
まとめると、図1〜図9は、なかでも、経口投与されたローカストビーンガム/マンニトール組合せの成績が、正常な患者において効果的であるだけでなく、クローン病などの病理学的状態が存在する場合でも効果的であることを明らかにしている。
(実施例4)
MR画像化に対する知られている禁忌を有しない6名の健康な志願者(3名の女性および3名の男性;21歳〜28歳の年齢範囲)が、承認のための施設内審査委員会により示されるすべての指針に従って行われるこの研究では含められた。胃腸疾患の存在、以前の腹部手術、および胃腸障害の症状(例えば、食後のげっぷ、悪心または速い満腹など)は除外された。各志願者は5回の異なる機会に検査された。
水道水は腸管腔をT2加重画像では明るくし、T1加重画像では暗くするため、水道水が造影剤として使用された。水道水は、添加剤を用いることなく基準として評価され、浸透圧性添加剤および/または非浸透圧性添加剤を含有する4つの溶液と比較された:Metamucil(Mucofalk(登録商標)、Falk Pharma、Freiburg、ドイツ)の0.7%溶液、マンニトール(Merck、Darmstadt、ドイツ)の2.5%溶液、ローカストビーンガム(LBG)(Roeper、Hamburg、ドイツ)の0.2%溶液、そして、2.5%のマンニトールおよび0.2%のLBGを含有する溶液。LBGおよびMetamucilの濃度は、粘度および風味に関して、摂取に問題がない限界内で、できる限り高く選ばれたが、マンニトール濃度の選択は以前の研究に基づいた。
腸活動の均質化を確保するために、すべての検査は8時間の絶食後に行われた。それぞれの検査の前に、1500mlのそれぞれのコントラスト剤溶液が、均等に分配された一定の速度で45分間にわたって経口摂取させられた。むらのない摂取を確保するために、志願者は、150mlを4分〜5分毎に飲むように依頼された。胃内容排出を高めるために、100mgのエリスロマイシン(Abbott Pharmaceutics、Wiesbaden、ドイツ)が、コントラスト剤溶液の最初の150mlを摂取した直後に静脈内投与された。
MR検査が、40mT/mの最大勾配振幅および200mT/m/秒のスルーレートを特徴とする高性能勾配システムを備える1.5Tシステム(Magnetom Sonata、Siemens Medical Systems、Erlangen、ドイツ)で行われた。シグナル受信のために、大きい「屈曲表面コイル」が使用された。データ取得前には、鎮痙剤または常磁性コントラスト化合物のいずれも静脈内適用されなかった。結腸の2D画像が、定常状態プリセッションシーケンス(TrueFISP、TR/TE/flip 3.9/1.9/70)によるT2加重高速画像化を用いて、うつ伏せの患者姿勢で集められた。他のシーケンスパラメーターには、35cmの画像野、7mmの切片厚(25枚の切片)、および24秒の取得時間が含まれた。マトリックスサイズは144x256であり、切片間のすき間は1mmに達し、励起数は1であった。30回のMR検査はすべてが、診断的な画像品質であった。1500mlの各溶液は45分の目標時間内に摂取された。
画像は、用いられた経口コントラスト剤のタイプが知らされていない2名の放射線医によって独立して定量的に分析された。後処理用ワークステーション(Virtuoso、Siemens Medical Systems、Erlangen、ドイツ)で、それぞれの放射線医が空腸および回腸の両方において5カ所の小腸ループ直径を測定した。測定のために、最大直径の腸ループ部が選ばれた。このようにして、20個の腸直径がそれぞれのMR検査について得られた。その後の分析は平均小腸直径およびその標準偏差に基づいた。
定性的評価のために、それぞれの志願者について5回の検査すべてのMR画像が、5名の放射線医に無作為かつ内容を隠した様式でハードコピーとして渡された。放射線医は、それぞれの志願者について大きくなる順で腸の膨張に関して画像を評価するように依頼された。定性的評価は一致によって行われた。
それぞれのMR検査の24時間後、志願者は、下痢または悪心のいずれかがコントラスト剤摂取に伴って生じた場合、3段階のスケール(0=副作用なし、1=軽度な副作用、2=重篤な副作用)に基づく基準化された質問票によって尋ねられた。
小腸膨張に関する分析された経口造影剤の作用がペアードt検定によって比較された。多数サンプルに対する適合化のために、ボンフェローニ補正が使用された。すべての統計学的分析について、0.01未満のP値が、統計学的有意差を示していると見なされた。
定常状態プリセッションシーケンス(TrueFISP)画像(図10)を用いた高速画像化における明るい液体含有小腸管腔と暗い周囲組織との間における大きなコントラストにより、腸壁と腸管腔との間での明確な輪郭描写が可能であった。重篤(軽度)の下痢が、マンニトール溶液を摂取した後、6名の志願者のうち2名において副作用として確認された。1名の志願者は、ローカストビーンガムおよびマンニトールを含有する溶液を摂取した後、軽度の下痢を報告した。副作用としての悪心は経験されなかった。
水の単なる摂取では、4つの添加剤のいずれかが添加された水と比較して、著しくより小さい小腸膨張がもたらされた(p<0.01、図11)。図11には、水(a)、0.7%Metamucil溶液(b)、0.2%ローカストビーンガム溶液(c)、2.5%マンニトール溶液(d)、そして2.5%マンニトールおよび0.2%のローカストビーンガムの両方を含有する溶液(e)の異なる造影剤を摂取して、5回のMR検査を受けた志願者の定常状態プリセッション(TrueFISP、TR/TE/flip 3.9/1.9/70)による結腸の高速画像化が示される。水を単に摂取した場合には、4つの添加剤のいずれかが添加された水を摂取した場合と比較して、著しくより少ない小腸管腔流体およびより小さい腸膨張がもたらされた。4つの添加剤のうち、LBGおよびマンニトールの組合せが添加された水を摂取することにより、最も良い腸膨張が示された。
4つの添加剤の比較により、LBGおよびマンニトールの組合せが最も大きい小腸膨張をもたらすことが確認された(p<0.01)。この組合せは、マンニトール単独での21.3mm、LBG単独での19.9mm、そしてMetamucilでの16.6mmと比較して、23.7mmの平均小腸直径をもたらした。1名の志願者において、LBGの適用は、マンニトールよりも大きい膨張をもたらし、その一方で、両物質の組合せはすべての志願者において最も良い膨張を示した。表2には、これらの結果がまとめられている。
表2:平均小胃腸直径(mm)および対応する標準偏差。右側の最後の欄には、6名の志願者全員の検査の平均値に関する概略が示される。
小腸膨張の定性的評価は定量的評価の結果を強調した。水の単なる摂取に基づいた検査はすべて、最も悪い評価が与えられたが、組合せたマンニトールおよびLBGの投与は6名のすべての志願者において最も良い膨張をもたらした。同様に、Metamucilは、マンニトール単独およびLBG単独の両方よりも劣った評価が与えられた。LBGとマンニトールとの差はあまり明確ではなかった。4名の志願者では、マンニトールの方が良好に評価され、一方、残る2名の志願者では、LBGの方が良好に評価された。
示された研究の設計は実用的なパラメーターに基づいていた。1500mlの記載された溶液の45分間にわたる摂取は志願者に負の影響を及ぼさなかった。悪心などの副作用は報告されなかった。3つの評価された物質のうち、マンニトール単独のみが、一貫して下痢を生じさせた。マンニトールおよびLBGはともに、定量的分析および定性的分析の両方に基づいてMetamucilよりも優れていることが見出された。それらの作用モードは非常に異なっているが、マンニトール誘導による腸膨張とLBG誘導による腸膨張との差は著しく異なっていなかった。浸透圧剤のマンニトールを増粘剤のローカストビーンガムと組み合わせることにより、最もよい膨張がもたらされた。小腸のすべての部分が最大に膨張させられた。
(実施例5)
ヨウ素系およびバリウム系の経口造影剤は、二重様式のPET/CT断層撮影法におけるPET画像に偽像を持ち込むことがある。陰性型の経口造影剤は、コントラストにより誘導される偽像を防止し、PET/CTの画像特性を改善することができる。下記の研究では、2.5%のマンニトールおよび0.2%のローカストビーンガム(LBG)を含有する溶液が、PET/CT画像化のための陰性型の経口造影剤として導入された。下記の研究の目的は、バリウムおよび水との比較において、PET偽像を避けながら、胃および小腸を膨張させる薬剤の能力を定性的かつ定量的に評価することであった。
60名の腫瘍学的患者のCT−PET検査を混合CT−PET断層撮影法で行った。3つの異なる経口造影剤がそれぞれ20名の患者に無作為に割り当てられた:バリウム、水、そして、2.5%のマンニトールおよび0.2%のローカストビーンガム(LBG)の溶液。これらの3つの薬剤の腸膨張能を比較するために、胃、空腸および回腸の代表的な直径がそれぞれ、2名の放射線医によって測定された。PET画像が、増大した腸のFDG取り込みの領域について、4段階のスケールに基づいて定性的に、そしてまた、標準取り込み値(SUV)の測定によって定量的に評価された。トレーサー活量濃度に対する異なる造影剤の作用を評価するために、ファントム測定が行われた。
LBG/マンニトールを用いた腸管膨張は、水(p<0.05〜p<0.001)およびバリウム(p<0.001)よりも良好であることが判明した。PETデータの定量的分析では、LBG/マンニトールについては1.8(+/−0.5)のSUV、水については1.7(+/−0.5)のSUV、およびバリウムについては2.5(+/−0.6)のSUVが明らかにされた。表2を参照のこと。腸におけるFDG取り込みの定性的評価により、バリウムの場合には、水またはLBG/マンニトールの場合よりもはるかに多く、腸管腔における明らかに増大したグルコース代謝が明らかにされた。トレーサー活量濃度は、陽性造影剤の場合には過大に評価された。表3を参照のこと。
図12には、調べられている造影剤により腸管膨張の程度が異なることが示される。LBG/マンニトール(A)は、水(B)およびバリウム(C)と比較されたとき、優れたより均質な小腸膨張を生じさせた。図13には、LBG/マンニトールを経口コントラスト剤のために含有する2リットルの溶液を摂取した後における患者のCT画像(A)、PET画像(B)および融合PET/CT画像(C)が示される。コントラスト誘導による偽像を伴わない腹部における均質なトレーサー取り込みが、PET画像(B)および融合画像(C)において明らかにされる。同時に、小腸ループ部の輪郭がCT画像(A)では容易に明らかにされる。図14には、バリウムを経口造影剤として用いたPET/CT画像化を受けている患者におけるCT画像(A)、PET画像(B)および融合PET/CT画像(C)が示される。腸管腔と同時に記録される明らかなトレーサー取り込みをPETおよび融合型のデータセットでは検出することができる。明確な生理学的FDG取り込みもまた、増強処理されていない上行結腸において検出することができる。
LBG/マンニトールは、コントラスト誘導によるPET偽像を避けながら、十分な腸膨張をもたらすので、PET/CT画像化における陰性型の経口造影剤として使用することができると結論された。
表3:調べられている造影剤により誘導される胃、空腸および回腸の腸管膨張、ならびに異なるコントラスト物質の存在下での小腸のSUV。
統計学的有意性は、胃、空腸、回腸およびSUVについてそれぞれ200の測定値に基づくアンペアードスチューデント検定によって決定された。従って、合計で800回の測定が、調べられているどの造影剤についても行われた。
表4:3つの異なる経口造影剤の存在下での小腸のトレーサー取り込みの定性的評価。
患者が腸管FDG取り込みを明らかにする最少量がLBG/マンニトールに関して見出された。FDGは、LBG/マンニトールおよび水においては主に腸壁においてであることが見出され、一方、バリウムの場合、FDG取り込みは主として腸管腔と同時に記録され得る。
本明細書中の実施例は例示目的のために示されるだけである。実施例は、本発明の範囲を限定することを意図していない。さらに、本明細書中に記載された実施形態に対する様々な変化および改変が当業者には明らかであることを理解しなければならない。そのような変化および改変は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、そしてそれに伴う利点を低下させることなく行うことができる。従って、そのような変化および改変は、添付された請求項によって包含されることが意図される。
また、本発明は、好適には、本明細書中に記載される各要素を含み得るか、または本明細書中に記載される各要素からなり得るか、または本明細書中に記載される各要素から本質的にはなり得る。さらに、本明細書中に例示的に開示された発明は、好適には、本明細書中に具体的に開示されているか、または開示されていないいずれかの要素の非存在下で実施することができる。
通常の経口造影剤および挿管造影剤を受けている個体を、小腸の対応するMRI画像と一緒に示す。 10名の被験者の腸管腔直径の全体的な平均値を示す。 マンニトールまたはローカストビーンガムまたは両化合物の組合せを含む水溶液が別々のときに投与された個体の腹部の一連の画像である。 ローカストビーンガム−マンニトールの組合せを使用して評価される小腸を、挿管によって評価される腸と比較して示す。 ローカストビーンガム−マンニトールの組合せを使用して評価される小腸を、挿管によって評価される腸と比較して示す。 ローカストビーンガム−マンニトールの組合せを使用して評価される胃腸管を示す。 ローカストビーンガム−マンニトールの組合せを使用して評価される胃腸管を示す。 ローカストビーンガム−マンニトールの組合せを使用して評価される胃腸管を示す。 水、Metamucil(登録商標)、マンニトール、ローカストビーンガム、およびローカストビーンガム−マンニトールの組合せを使用して評価される腸を示す。 定常状態プリセッションシーケンス画像化(TrueFISP)によって画像化されたときの腸を示す。 異なる造影剤、(a)水、(b)Metamucil(登録商標)、(c)ローカストビーンガム、(d)マンニトール、および(e)ローカストビーンガム−マンニトールの組合せを使用したときの個体の腸の画像を示す。 様々な配合物を使用したとき、腸管膨張の程度が異なることを示す。 個体のCT画像、PET画像および融合PET/CT画像を示す。 個体のCT画像、PET画像および融合PET/CT画像を示す。

Claims (12)

  1. 医学的処置または診断的処置のために用いられる造影剤として使用される水性の配合物であって、
    0.005wt%〜0.5wt%のローカストビーンガムと、
    マンニトール、ソルビトールおよびそれらのコンビネーションから成るグループから選ばれた2wt%〜5wt%の糖型化合物とを含み、
    その懸濁液が、解剖学的セグメント内への流体若しくは半流動体の移動の促進または流体再吸収の阻害の促進および流体若しくは半流動体の粘度の改変によって、医学的若しくは診断的な処置の実現のために解剖学的セグメントを改変することを特徴とする水性の配合物。
  2. 前記糖型化合物はマンニトールである請求項1に記載の配合物。
  3. 前記糖型化合物はソルビトールである請求項1に記載の配合物。
  4. 前記糖型化合物はマンニトールとソルビトールのコンビネーションである請求項1に記載の配合物。
  5. 0.05wt%〜0.5wt%のローカストビーンガムと、
    2wt%〜5wt%の糖型化合物と、
    を含む請求項1に記載の配合物。
  6. 0.1wt%〜0.5wt%のローカストビーンガムと、
    2wt%〜5wt%の糖型化合物と、
    を含む請求項1に記載の配合物。
  7. 0.2wt%のローカストビーンガムと、
    2.5wt%の糖型化合物と、
    を含む請求項1に記載の配合物。
  8. 0.1、0.2、0.3、0.4または0.5wt%のローカストビーンガムを含む請求項1に記載の配合物。
  9. 0.1〜0.3wt%のローカストビーンガムを含む請求項1に記載の配合物。
  10. 0.25wt%のローカストビーンガムを含む請求項1に記載の配合物。
  11. 、2.5、3、3.5、4、4.5または5wt%の糖型化合物を含む請求項1に記載の配合物。
  12. 天然または人工の香料を含む請求項1に記載の配合物。
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