JP4819983B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡装置の作業用チャンネルに挿入して使用する内視鏡用処置具に関する。
本願は、2009年12月22日に、日本に出願された特願2009−291200号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、経内視鏡的に体腔内に挿入し、高周波電流を通電して粘膜等を切除するニードルナイフ等(処置部)を備えた内視鏡用処置具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような内視鏡用処置具は、内視鏡のチャンネルに挿入される絶縁性のシース内に挿通された操作ワイヤの先端に、患部に処置を行うニードルナイフ等の処置部が取付けられて構成されている。この処置部は操作ワイヤの基端が固定された操作部を操作することによって、シースの先端から突没自在となっている。
上記内視鏡用処置具は、シース先端からの処置部の突出長が一般に短く、突出長の調整は容易ではない。また、内視鏡が複雑に屈曲しながら体腔内に挿入されるために、当該内視鏡に挿入される内視鏡用処置具においては、操作部の操作量と先端部材の突没量が1対1に対応しないことも多い。このため、処置部の突出長は、完全に突出させた状態と、シース内に収容した状態の2段階にしか正確に調整できないのが現状である。
この問題点を改善するために、シース内に位置する電極又は操作部に、シースの内径よりも径の大きい係止部を設けることによって、処置部の進退に抵抗を加え、突出長の微調整を可能にした内視鏡用切開具が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭61−191012号公報 特開2004−544号公報
しかしながら、特許文献2の切開具で処置部の突出長を調整する場合、先端を斜め後方から映した内視鏡の映像を見ながら行うことになる。
一般に突出長は、0.5ミリメートル程度の小さいピッチで調整されるため、上記方法では作業者の手技が煩雑であるという問題があった。
また、処置部によって患部に適切な処置を施すためには、シースからの処置部の突出長を、従来の2段階のみならずさらに多段階に調整可能であることが望まれる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、処置部のシースからの突出長を容易かつ確実に多段階に調整、保持可能な内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、内視鏡用処置具は、体腔内組織に処置を行う処置部を先端に有し、軸線方向に進退操作可能とされた操作ワイヤと、前記操作ワイヤが挿通された第1シースと、前記第1シースが挿入され、先端から前記処置部が突出する第2シースと、前記操作ワイヤ又は前記処置部に設けられ、前記操作ワイヤの進退操作に伴って前記軸線方向に前進又は後退する係止部と、前記第1シースの先端から前方側へ向かって延びる接続部を介して前記第1シースに設けられ前記係止部の前進移動を規制する第1ストッパと、前記第1ストッパよりも前記軸線方向後方側において前記第2シースに設けられ前記係止部の後退移動を規制する第2ストッパと、前記第2シースを、前記第1シースに対する前記軸線方向の相対位置が互いに異なる第1位置関係と第2位置関係との間で進退させるシース操作部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、前記第2シースが前記第1位置関係に位置する場合と前記第2位置関係に位置する場合とで、前記第1ストッパと前記第2ストッパとの前記軸線方向の距離が変化してもよい。
本発明の第の態様によれば、前記第1シースの先端に設けられ、前記第1位置関係において前記第2ストッパに当接して前記第2シースの前記第1シースに対する後退移動を規制する第3ストッパを備えてもよい。
本発明の第の態様によれば、前記第1シースの先端に設けられ、前記第1位置関係において前記第2ストッパに当接して前記第2シースの前記第1シースに対する後退移動を規制する第3ストッパを備えてもよい。
本発明の第の態様によれば、前記接続部に設けられ、前記第2位置関係において前記第2ストッパに当接して前記第2シースの前記第1シースに対する前進移動を規制する第4ストッパを備えてもよい。
本発明の第の態様によれば、前記シース操作部が、前記軸線回りに回転操作可能とされた回転ハンドル部を備え、該回転ハンドル部を回転操作することによって、前記第2シースが前記第1シースに対して前記軸線方向に相対移動してもよい。
本発明の第の態様によれば、円筒状をなす前記回転ハンドル部の内周面に形成され、前記軸線回りに捩れるカム溝と、前記軸線方向に移動可能とされ、前記第2シースに接続された移動部材とを備え、該移動部材の一部が前記カム溝に挿入されていてもよい。
本発明の第の態様によれば、該移動部材の前記軸線方向両側にそれぞれ設けられ、前記移動部材と前記第2シースとを接続する一対の弾性部材を備えてもよい。
本発明の内視鏡用処置具によれば、操作ワイヤ又は処置部に設けられた係止部の移動を規制する第1ストッパ及び第2ストッパが設けられているため、ワイヤ操作部を操作すると、第1ストッパ及び第2ストッパの距離に応じて操作ワイヤを軸線方向に2段階で変位させることができる。また、シース操作部の操作によって、第2シースを第1位置関係と第2位置関係とに2段階で変位させることができる。
したがって、操作ワイヤ及び第2シースの操作を組み合わせて行なうことで、処置部の第2シースの先端からの突出長を容易かつ確実に多段階で調整、保持可能とすることができる。
実施形態に係る内視鏡用処置具の全体断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側の斜視断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側の縦断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側の側面図である。 処置部の斜視図である。 第1シース、第3ストッパ及びガイドストッパー16の斜視図である。 第1シース、第3ストッパ及びガイドストッパー16の断面斜視図である。 第2シース、第2ストッパ及び先端部材の斜視図である。 第2ストッパの側面図である。 第2ストッパの平面図である。 第2ストッパを先端側から見た正面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側の斜視分解図である。 操作部におけるシース操作部を示す縦断面図である。 回転ハンドル部本体の側面図である。 回転ハンドル部本体の縦断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す縦断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す縦断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す縦断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す縦断面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す側面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す側面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す側面図である。 実施形態に係る内視鏡用処置具の先端側における各形態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図13Dを参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の内視鏡用処置具(以下、単に「処置具」と称する。)1は、体腔内組織に対して処置を行うための処置部2と、処置部2の基端に接続された操作ワイヤ3と、操作ワイヤ3が挿通された第1シース4と、第1シース4が挿入され先端から処置部2が突没可能とされた第2シース5と、処置部2の突出長を調整する操作部6とを備えている。操作部6は、操作ワイヤ3を操作するワイヤ操作部7と、第1シース4及び第2シース5を相対移動させて支持可能なシース操作部8とを備えている。
処置部2は、図2〜図5に示すように、先端側に軸線Oを中心として延びる金属製の針状メス10を備えている。針状メス10に高周波電源が通電されることで、体腔内組織の切開処置等を行うことが出来る。本実施形態においては針状メス10は例えば長さ3mm程度の針状とされているが、これに代えてヘラ状、あるいはフック形状を有するものであってもよい。
処置部2の後端側には、針状メス10よりも一回り大径をなし、軸線Oを中心として延びるワイヤ連結部11が備えられている。このワイヤ連結部11が操作ワイヤ3先端に連結されることにより、処置部2が操作ワイヤ3に一体に固定される。
針状メス10とワイヤ連結部11との間には、係止部12が一体に設けられている。
この係止部12は、軸線Oに直交する一方向両側に張り出したフランジ状をなしており、詳しくは図5に示すように、先端側を向く係止部先端面12aと後端側を向く係止部後端面12bとを備えている。これら係止部先端面12a及び係止部後端面12bはそれぞれ軸線Oに直交する平坦状をなしている。
係止部12における軸線Oに直交する一方向の両端面は、軸線Oを中心とした円弧面12c,12cである。これら円弧面12c,12cと係止部先端面12a及び係止部後端面12bとにそれぞれ接続される軸線Oに平行な一対の面が側面12d,12dとされている。
係止部先端面12aは、後述する第1ストッパ17の第1ストッパ先端面17aに当接可能とされる。係止部後端面12bは、後述する第2ストッパ20の第2ストッパ先端面20aに当接可能である。
操作ワイヤ3は、図1〜図4に示すように、軸線Oに沿って延在し、例えばステンレス鋼等の金属からなる屈曲可能なワイヤであって、第1シース4に挿通されている。この操作ワイヤ3の先端は処置部2のワイヤ連結部11に連結され、後端は操作部6におけるワイヤ操作部7に連結されている。
第1シース4は、図1〜4及び図6A〜図6Bに示すように、金属の素線を軸線Oを中心としてループ状に密に巻いて形成されたコイル形状をなしており、第1シース4のコイル形状の内周側に上記操作ワイヤ3が挿通されている。この第1シース4の後端は操作部6に連結されており、先端側には第3ストッパ15及びガイドストッパ16が備えられている。
第3ストッパ15は、詳しくは図6A及び図6Bに示すように、軸線Oを中心とした円筒形状をなしており、その外周面は第1シース4の外径よりもわずかに大きい外径を有し、内周面15dは操作ワイヤ3及びワイヤ連結部11が挿通可能な内径を有している。この第3ストッパ15の内周面における後端開口部は、内径が一段拡径したシース連結部15aとされ、シース連結部15aが第1シース4の先端に外側から嵌合することによって第3ストッパ15が第1シース4に連結されている。
第3ストッパ15における先端側を向く端面は、環状をなして軸線Oに直交する平坦面とされた第3ストッパ先端面15bとされる。第3ストッパ先端面15bは、後述する第2ストッパ20の第2ストッパ後端面20bに当接可能である。
さらに、第3ストッパ15の外周面先端部には、周方向に180°間隔を空けて、後述するガイドストッパ16の接続部18,18が連結可能な接続部連結溝15c,15cが形成されている。
ガイドストッパ16は、詳しくは図6A及び図6Bに示すように、第3ストッパ15の先端側に取り付けられている。ガイドストッパ16は、係止部12の円弧面12cと略同一の径を有する軸線Oを中心とした第1ストッパ17と、第1ストッパ17を第3ストッパ15に連結する一対の接続部18,18とを備えている。接続部18,18の存在により、第1ストッパ17は、第3ストッパ15の軸線O方向前方側に離間して設けられている。
第1ストッパ17における先端側を向く面は、軸線Oを中心とした環状をなし軸線Oに直交する平坦状の第1ストッパ先端面17aとされている。第1ストッパ17における後端側を向く面は、第1ストッパ先端面17aと同様に軸線Oを中心とした環状をなし軸線Oに直交する平坦状の第1ストッパ後端面17bとされている。なお、第1ストッパ先端面17aは、後述する先端部材25の先端蓋部25aに当接可能である。
接続部18は、第1ストッパ17の第1ストッパ後端面17bにおける軸線Oを挟んで180°対向した位置から後端側に向かって一対が延在している。接続部18における互いに対向する面は、軸線Oに平行かつ互いに平行な接続部対向面18aとされている。この接続部対向面18a同士の間隔は、係止部12の側面12d同士の距離と同一か僅かに大きい程度の長さである。
これら一対の接続部18の外周面、即ち、接続部18における接続部対向面18aの反対側の面は、それぞれ係止部12の円弧面12cと略同一の径の円筒面状をなす接続部外周面18bとされている。即ち、接続部対向面18aの反対側の面は、第1ストッパ17の外周面と面一な曲面とされている。
接続部18は、軸線Oを中心とした周方向の幅が前方側部分よりも後方側部分が一段狭く形成されている。この前方側部分と後方側部分との段部が、軸線Oに直交する平坦状をなして後端側を向く第4ストッパ19とされている。この第4ストッパ19は、各接続部18,18において周方向に所定間隔(接続部18の後方側部分の周方向の長さ)だけ離間して一対が設けられている。即ち、計4つの第4ストッパ19が軸線O方向の同一位置に設けられている。なお、第4ストッパ19は、第2ストッパ20における第4ストッパ当接面23に当接可能である。
第2シース5は、図1〜4及び図7に示すように、絶縁性の材料で形成されたチューブ状をなしており、第1シース4の外面を被覆することで絶縁性を確保している。この第2シース5の後端は後述するシース操作部8に接続されている。また、詳しくは図7に示すように、第2シース5の先端側の部分は、内周及び外周が他の部分よりも一段拡径して形成された被挿入部5aとされている。そして、第2シース5の内周面における被挿入部5aと他の部分との段部に第2ストッパ20が設けられ、被挿入部5aの前端(第2シース5の前端)には先端部材25が設けられている。
この第2ストッパ20は、詳しくは図8A〜図8Cに示すように、軸線Oを中心とした略筒状をなす第2ストッパ本体21と、該第2ストッパ本体21の外周面から突出するように形成された一対の突起部22,22とから構成されている。
第2ストッパ本体21の内周面21bの内径は処置部2のワイヤ連結部11が挿通可能な径とされ、外径は、第2シース5の被挿入部5aの内径よりも一回り小さな径とされている。また、この第2ストッパ20の外周面における周方向に180°対向した箇所には、図8Aに示す側面視にて横向きT字状に切り欠かれて形成された、T字平坦面21a,21aが一対形成されている。このT字平坦面21a,21a同士の間隔は、接続部18,18の接続部対向面18a同士の間隔と略同一から僅かに小さい程度とされている。T字平坦面21a,21aの前方側部分における周方向の幅は接続部18の前方側部分と略同一とされ、T字平坦面21a,21aの後方側部分における周方向の幅は接続部18の後方側部分と略同一とされている。
さらに、上記のように第2ストッパ本体21が側面視横向きT字状に切り欠かれたことにより軸線O方向前方側に露呈した4つの面は、図8Cに示す正面視において略扇形状をなし軸線Oに直交する平坦状をなす第4ストッパ当接面23とされている。この第4ストッパ当接面23は、それぞれ第4ストッパ19に当接可能である。
また、このような第2ストッパ本体21における先端側を向く面が第2ストッパ先端面20aとされ、後端側を向く面が第2ストッパ後端面20bとされている。
突起部22,22は、第2ストッパ本体21の周方向に180°対向した箇所、かつ、T字平坦面21a,21aから周方向に90°変位した箇所に設けられている。突起部22,22における軸線O径方向外側を向く面は、被挿入部5aの内周面の内径と略同一の外径の円弧面状に形成されている。この突起部22,22が密着することにより、第2ストッパ20が被挿入部5a内に固定される。
先端部材25は、樹脂、ゴム等からなる絶縁性を有する部材である。詳しくは図7に示すように、被挿入部5aの前端(第2シース5の前端)から圧入等の手段によって固定されている。先端部材25は、第2シース5の先端側に位置する先端蓋部25aと、先端蓋部25aから後端側に向かって延在し第2シース5の被挿入部5aの内周面に固定された円筒部25bとを有している。先端蓋部25aには、軸線Oに沿って貫通し針状メス10が挿通可能な貫通穴25cが形成されている。さらに、先端部材25における円筒部25bの後端は、第2シース5の被挿入部5a内周面と第2ストッパ本体21外周面との間に挟持されている。
なお、本実施形態においては、第3ストッパ15と第2ストッパ20とが当接する際には、同時に、先端部材25における先端蓋部25aが第1ストッパ17に当接する。
上記各部品を組み立てる際には、第2シース5内に第1シース4を挿通するとともに、第1シース4内に操作ワイヤ3を挿通させる。そして、図9に示すように、第1シース4の先端から操作ワイヤ3の先端を突出させた状態で、操作ワイヤ3の先端を第3ストッパ15、第2ストッパ20にこの順番で挿通させる。この際、第3ストッパ15のシース連結部15aを第1シース4の先端に外側から嵌合させて、これら第3ストッパ15及び第1シース4を固定一体化させる。
続いて、処置部2のワイヤ連結部11を第3ストッパ15及び第2ストッパ20を挿通した操作ワイヤ3の先端に連結させる。その後、処置部2の針状メス10の先端をガイドストッパ16の第1ストッパ17に挿通させて、このガイドストッパ16における一対の接続部18,18を第3ストッパ15における接続部連結溝15c,15cに連結してガイドストッパ16及び第3ストッパ15を固定一体化する。この際、一対の接続部18,18の接続部対向面18aは処置部2における係止部12の一対の側面12d,12d及び第2ストッパ20の一対のT字平坦面21a、21aと摺接可能に接触し、又は、わずかな間隙を介して対向した状態となる。このようにして、第3ストッパ15とガイドストッパ16との間に第2ストッパ20と係止部12が軸線O方向に移動可能に配置される。
次に、第2シース5の被挿入部5a内に、第3ストッパ15、第2ストッパ20、処置部2、ガイドストッパ16を押し込んで挿入する。この際、第2ストッパ20が第2シース5における被挿入部5aとその他の部分との段部にて当接し停止し、第2ストッパ20の突起部22が被挿入部5aの内壁に密着する。これにより、第2ストッパ20が第1シース4と固定一体化された状態となる。そして、第1ストッパ17を挿通した針状メス10の先端を先端部材25における先端蓋部25aの貫通穴25cを挿通させて、その後、先端部材25の円筒部25bを第2シース5の被挿入部5aに挿入する。
以上のように組み立てることにより、図2〜4に示すように、第1ストッパ17が第1シース4の先端から前方側へ向かって延びる接続部18,18を介して第1シース4に固定され、第2ストッパ20が第1ストッパ17よりも後方側において第2シース5に固定される。また、第1シース4の先端には第1ストッパ17に当接可能な第3ストッパ15が固定され、接続部18,18に、第1ストッパ17に当接可能な第4ストッパ19が設けられる。さらに、第2シースの先端に、第1ストッパ17に当接可能な先端部材25が固定された状態となる。
次に、操作部6の構成について図1、図10、図11A及び図11Bを参照して説明する。
操作部6は、軸線Oに沿って延びる細長の操作部本体30を備えており、操作部本体30にワイヤ操作部7及びシース操作部8が構成されている。
操作部本体30は、図1に示すように、その基端(後端)側に、操作時に指を掛ける指掛ハンドル31aを備えている。操作部本体30の軸線O方向中央よりも基端側の部分には、操作部本体30を軸線O直径方向に貫通するスリット部31が形成されている。操作部本体30の軸線O方向中央よりも前方側(先端側)の部分には、操作部本体30を軸線O半径方向に切り欠いた切欠溝部32が形成されている。
操作部本体30には、スリット部31と切欠溝部32とを連通するように軸線Oに沿って穿設されて操作ワイヤ3が挿通可能なワイヤ挿通孔34が形成されている。このワイヤ挿通孔34は、操作ワイヤ3と同等か操作ワイヤ3よりも僅かに大きい径を有しており、これにより操作ワイヤ3はワイヤ挿通孔34に摺動可能に挿通される。
さらに、操作部本体30には、操作部本体30の先端と切欠溝部32とを連通するように軸線Oに沿って穿設され、第1シース4及び操作ワイヤ3が挿通された第2シース5が挿通可能とされたシース挿通孔35が形成されている。このシース挿通孔35は、第2シース5と同等か第2シース5よりも僅かに大きい径を有しており、これにより第2シース5はシース挿通孔35に挿通された状態で操作部本体30と軸線O方向に相対移動可能とされている。
ワイヤ操作部7は、図1に示すように、操作部本体30のスリット部31近傍に設けられており、スライダ40とプラグ43とを備えている。
スライダ40は、操作部本体30の外周側に軸線O方向の所定範囲にわたって摺動可能に外嵌された略円筒状をなしている。スライダ40の先端側には、それぞれ軸線O直径方向両側に向かって延在する一対の先端指掛部41,41が形成されている。また、スライダ40の後端側には、それぞれ軸線O直径方向両側に向かって延在する一対の後端指掛部42,42が形成されている。
スライダ40における先端指掛部41,41のうち一方の先端指掛部41には、軸線O径方向外側から内側に向かって貫通するプラグ収納孔40cが形成されている。プラグ収納孔40c内にプラグ43が収納されている。
プラグ43には、図示しない高周波電源に接続された電源ケーブルが接続されており、プラグ収納孔40c内に収納された状態で、一対の先端指掛部41,41にわたって操作部本体30のスリット部31に露呈するように配置されている。そして、このプラグ43におけるスリット部31に露呈した部分に、操作ワイヤの後端が接続されている。
このような構成とすることにより、プラグ43はスリット部31内を軸線O方向に移動可能とされる。スライダ40の先端指掛部41,41及び後端指掛部42,42の間に指を掛けてスライダ40を軸線O方向に摺動させると、その動作がプラグ43を介して操作ワイヤ3に伝達され、操作ワイヤ3が軸線O方向に沿って移動する。
なお、図1に示すように、第1シース4の後端は、操作部本体30の切欠溝部32におけるワイヤ挿通孔34が開口する壁面に固定部材5bを介して固定されている。したがって、ワイヤ操作部7のスライダ40を操作することにより操作ワイヤ3を移動させる際には、操作ワイヤ3のみが移動し、第1シース4は停止した状態となる。即ち、ワイヤ操作部7を操作することにより、操作ワイヤ3は第1シース4と軸線O方向に相対移動することになる。
さらに、プラグ収納孔40cに電源ケーブルを挿入してプラグ43に連結させることで、高周波電源をプラグ43を介して操作ワイヤ3に通電させることができる。
シース操作部8は、詳しくは図10に示すように、第2シース固定部材50と、移動部材51と、弾性部材52と、回転ハンドル部53と、前側支持部材58、後側支持部材59とを備えている。
第2シース固定部材50は、略円筒状をなす部材であって、軸線Oに沿って穿設されて第1シース4が挿通可能な第1シース挿通孔50aを有している。この第1シース挿通孔50aの内径は、第1シース4の外径と略同等か僅かに大きい程度とされ、これによって、第1シース4と第2シース固定部材50とが互いに摺動可能とされている。したがって、第2シース固定部材50と第1シース4とは軸線O方向に互いの動作に干渉されることなく相対移動することができる。
この第2シース固定部材50の先端には、第2シース5の後端が連結されている。これによって、第2シース固定部材50と第2シース5とが固定一体化されている。
さらに、第2シース固定部材50の外周面には、軸線O方向に沿って切り欠かれて軸線Oを含む断面において略コの字状をなす移動部材収納溝50bが形成されている。
移動部材51は、軸線Oを含む断面視にて略T字状をなす部材であって、移動部材本体51aと突出部51bとを備えている。
移動部材本体51aは、移動部材収納溝50b内において軸線O方向に移動可能に配置されている。移動部材本体51aの軸線O径方向の厚みは、移動部材収納溝50bの深さと略同一とされている。これによって、移動部材本体51aは移動部材収納溝50b内に全体が収納された状態となり、この状態において移動部材収納溝50bの底面と摺動可能に当接することにより、移動部材収納溝50b内を軸線O方向に移動可能とされている。なお、移動部材本体51aは、その軸線O周方向両側において移動部材収納溝50bと接触しており、移動部材本体51aが周方向に移動することはない。即ち、移動部材51は、軸線O方向にのみ移動可能とされている。
突出部51bは上記のような移動部材本体51aから軸線O径方向外側に円柱状に突出して形成されており、これにより、突出部51bは移動部材収納溝50bから軸線O径方向外側に突出した構成とされている。
このように移動部材収納溝50b内に収納された移動部材本体51aの軸線O方向前方側及び後方側には、軸線Oと平行に延びるコイルスプリング状の弾性部材52,52が一対配置されている。これら弾性部材52,52は、それぞれの一端が移動部材収納溝50bの前方側又は後方側の壁面に接続されており、他端側が弾性部材52,52に接続されている。これにより、移動部材51は、軸線O方向両側に配置された一対の弾性部材52,52を介して第2シース固定部材50に接続された状態とされている。これら弾性部材52、52によって、移動部材51は移動部材収納溝50bの軸線O方向中央の位置に付勢される。
回転ハンドル部53は、操作部本体30の外周側に回転可能に嵌合された回転ハンドル部本体54と、回転ハンドル部本体54の外周側に嵌合された手回し部55とを備えている。
回転ハンドル部本体54は軸線Oを中心とした略円筒状をなしており、その内径は操作部本体30と略同等か僅かに大きい寸法とされている。このような回転ハンドル部本体54が操作部本体30に嵌合されることで、回転ハンドル部本体54と操作部本体30とが周方向に相対移動可能とされている。
また、詳しくは図11A及び図11Bに示すように、回転ハンドル部本体54には、軸線O方向前方側に向かうに従って軸線Oを中心とした時計回りに捩れるカム溝56が形成されている。このカム溝56は、回転ハンドル部本体54を操作部本体30に嵌合させた際に、移動部材51の突出部51bが挿入される溝である。回転ハンドル部本体54の後端側には、後端からカム溝56内に突出部51bを導入するための導入溝57が形成されている。この導入溝57からカム溝56内に導入された突出部51bは、回転ハンドル部本体54の軸線O回りの回転動作にともなってカム溝56の形成範囲内を移動し、これにともなって移動部材51が軸線O方向に移動する。
カム溝56の両端には、カム溝56の両端から見て互いに軸線O方向内側となる方向に向かって凹むように形成された突出部固定溝56aが形成されている。
そして、このような回転ハンドル部本体54の外周側に、回転ハンドル部本体54の外径と同一の内径を有する円筒形状の手回し部55が嵌合されており、手回し部55と回転ハンドル部本体54とはねじ55aによって固定されている。これにより、手回し部55を軸線O回りに回転させると、回転ハンドル部本体54が同様に軸線O回りに回転する。
なお、手回し部55の外周面には、手回し部55を回転させる際のすべりを防止するための凹凸が形成されていることが好ましい。
前側支持部材58は、回転ハンドル部53の軸線O方向前方側において操作部本体30に嵌合された円筒状をなす部材であって、ねじ58aを介して操作部本体30に固定されて一体化されている。後側支持部材59は、回転ハンドル部53の軸線O方向後方側において操作部本体30に嵌合された円筒状をなす部材であって、図示しないねじを介して操作部本体30に固定一体化されている。
これら前側支持部材58の後端と後側支持部材59の前端との距離は回転ハンドル部53の軸線O方向の寸法と略同一とされている。即ち、回転ハンドル部53は前側支持部材58と後側支持部材59とによって軸線O方向両側から挟持されるようにして支持されて固定されている。
このようなシース操作部8においては、回転ハンドル部53を操作することにより、第2シース5の軸線O方向の位置を変位させることができる。
即ち、回転ハンドル部53の手回し部55を軸線O回りに回転させると、これにともなって回転ハンドル部本体54も軸線O回りに回転する。すると、回転ハンドル部本体54のカム溝56内の突出部51bがカム溝56に沿って移動することにより、移動部材51が移動部材収納溝50b内を軸線Oに沿って軸線O方向前方側又は後方側に移動する。この移動部材51の移動は、弾性部材52,52を介して第2シース固定部材50に伝達される。これにより、第2シース固定部材50に接続された第2シース5が軸線O方向に変位する。
また、回転ハンドル部53を軸線O回りの一方向又は他方向に回し切った際には、移動部材51の突出部51bは、カム溝56の両端に形成された突出部固定溝56a,56aに嵌り込む。この際、移動部材51が一対の弾性部材52,52により軸線O方向中央に付勢されていることにより、回転ハンドル部53を僅かな力で回転させるのみでは、突出部51bが突出部固定溝56a,56aから脱出することはない。これにより、移動部材51の位置を固定することができる。なお、この際、回転ハンドル部53を弾性部材52,52の付勢力に抗するだけの力で回転させれば、容易に移動部材51の固定を解除することができる。
次に、以上のような構成の処置具1の作用について説明する。本実施形態の処置具1においては、図12A〜図12D及び図13A〜図13Dに示すように、処置部2における針状メス10の突出長L、即ち、針状メス10の先端部材25からの突出長Lの長さを3段階で調整することができる。このような調整は、操作部6におけるシース操作部8による第1シース4の操作と、ワイヤ操作部7による操作ワイヤ3の操作とにより行なわれる。
ここで、第1シース4は操作部6による操作対象ではないため、図12A〜図12D及び図13A〜図13Dにおける第1シース4の位置は軸線O方向に固定されている。したがって、第1シース4と固定されて一体化された第3ストッパ15及びガイドストッパ16の位置も軸線O方向に固定されている。よって、ワイヤ操作部7及びシース操作部8を操作すると、第1シース4、第3ストッパ15及びガイドストッパ16の軸線O方向の位置を基準として、操作ワイヤ3及び第2シース5が軸線O方向に相対移動する。そして、このように操作ワイヤ3及び第2シース5が相対移動することにより、処置具1の先端部は、詳細は後述する図12A〜図12D及び図13A〜図13Dの4つの形態を示す。
まず、シース操作部8による第2シース5の動作について説明する。
シース操作部8の回転ハンドル部53を一方向に回転させることにより第2シース5を軸線O方向後方側に後退させる。すると、図12A、図12B又は図13A、図13Bに示すように、第2シース5に固定一体化された第2ストッパ20も後退する。この際、第2シース5は第2ストッパ20が第3ストッパ15に当接することで後退移動が規制される。このように第2シース5が後退して第2ストッパ20と第3ストッパ15とが当接する位置関係を第1位置関係とする。
この第1位置関係の状態においては、第2シース5に固定されて一体化された第2ストッパ20は後退した状態となる。よって、第1ストッパ17と第2ストッパ20とは最も離間した状態となり、これら第1ストッパ17と第2ストッパ20との距離Dは最も大きいD1とされる(図12A、図12B参照)。
また、回転ハンドル部53を上記一方向の反対側の他方向に回転させて第2シース5を軸線O前方側に前進させる。すると、図12C、図12D又は図13C、図13Dに示すように、第2シース5に固定されて一体化された第2ストッパ20も前進する。そしてこの際、図13C、図13Dに示すように、第2ストッパ20の第4ストッパ当接面23が接続部18の第4ストッパ19に当接することで前進移動が規制される。即ち、第1シース4は、第2ストッパ20の第4ストッパ当接面23が第4ストッパ19に当接する位置まで前進する。このように第2シース5が前進して、第2ストッパ20と第4ストッパ19とが当接する位置関係を第2位置関係とする。
この第2位置関係の状態においては、第2シース5に固定一体化された第2ストッパ20は前進した状態となる。よって、第1ストッパ17と第2ストッパ20とは最も近接した状態となり、これら第1ストッパ17と第2ストッパ20との距離Dは最も小さいD2とされる(図12C、図12D参照)。
このようにして、第2シース5は、第3ストッパ15及び第4ストッパ19によって規制された第1位置関係及び第2位置関係の間で軸線O方向に進退移動可能となる。そして、この第2シース5の進退移動によって第2シース5に固定された先端部材25が変位するため、第2シース5の進退移動により、処置部2の突出長Lを変化させることができる。なお、本実施形態においては、第1位置関係と第2位置関係とにおける第2シース5の軸線O方向の変位幅は1.0mmとされている。したがって、シース操作部8を操作することにより、第2シース5の変位幅に応じて、処置部2の突出長Lを1.0mm変化させることができる。また、これに伴って、第1ストッパ17と第2ストッパ20との距離D1,D2の差も1.0mmとなる。
なお、回転ハンドル部53の操作による移動部材51の軸線O方向の移動幅は、第2シース5の第1位置関係と第2位置関係とにおける変位幅である1.0mmよりも大きいものとされている。これにより、回転ハンドル部53を操作した際に、第2シース5を確実に第1位置関係及び第2位置関係に変位させることができる。なお、第2シース5の変位幅を越えた移動部材51の移動量の分は、弾性部材52が圧縮又は伸張されることで埋められるため、回転ハンドル部53の操作に支障をきたすことはない。
次に、ワイヤ操作部7による操作ワイヤ3の動作について説明する。
このワイヤ操作部7のスライダ40を軸線O方向後方側に移動させると、図12A、図12B、図13A、図13Bに示すように、操作ワイヤ3は、外操作ワイヤ3に連結された処置部2の係止部12が第2ストッパ20に当接する位置まで後退する。このように係止部12が後退して第2ストッパ20に当接した状態を操作ワイヤ3の後退状態とする。
また、ワイヤ操作部7のスライダ40を軸線O方向前方側に移動させると、図12B、図12C、図13B、図13Cに示すように、操作ワイヤ3は、操作ワイヤ3に連結された処置部2の係止部12が第1ストッパ17に当接する位置まで前進する。このように係止部12が前進して第1ストッパ17に当接した状態を操作ワイヤ3の前進状態とする。
即ち、操作ワイヤ3の軸線O方向の進退移動は、第1ストッパ17及び第2ストッパ20によって規制されており、第1ストッパ17及び第2ストッパ20の軸線O方向の距離Dによって操作ワイヤ3の可動領域が変化する。
即ち、第2シース5が第1位置関係にある場合には、操作ワイヤ3は距離D1を可動領域として進退移動し、本実施形態においては軸線O方向に2.0mmだけ進退可能とされる。一方、第2シース5が第2位置関係にある場合には、操作ワイヤ3は、距離D2を可動領域として進退移動し、本実施形態においては1.0mmだけ進退移動可能とされる。
次に、図12A〜図12D及び図13A〜図13Dの処置具1先端の各形態について説明する。
図12A、図13Aは、処置具1先端の第1形態を示している。この第1形態においては、第2シース5は第1位置関係に位置しており、操作ワイヤ3は後退状態とされている。これにより、針状メス10の突出長L=0.5mmと最も小さくされている。
この第1形態の状態において操作ワイヤ3をワイヤ操作部7の操作により前進状態とすると処置部2先端が第2形態に移行する。即ち、図12B、図13Bに示すように、第2形態においては、第2シース5が第1位置関係に位置しているため、第1ストッパ17と第2ストッパ20との距離D=D1とされ、操作ワイヤ3は軸線O方向に2.0mm変位可能となる。これにより、操作ワイヤ3を前進させると2.0mmだけ針状メス10が前進する。したがって、第2形態における針状メス10の突出長Lは、第1形態における0.5mmに2.0mmだけ加わることになり、突出長L=2.5mmとなる。
このように、シース操作部8の操作によって第2シース5が第1位置関係にある状態においては、ワイヤ操作部7の操作により、処置部2の突出長Lを0.5mmと2.5mmとに調整することができ、即ち、2.0mmの幅で調整することが可能となる。
即ち、第2シース5が第1位置関係にある場合には、処置部2の突出長Lを0.5mmとした状態で患部にマーキングを行なうことができ、処置部2の突出長Lを2.0mmに突出させることで、患部に対して比較的大きな切り込みを施すことができる。
続いて、第2形態の状態において、第2シース5をシース操作部8の操作により前進させて第2位置関係に変位させると、処置具1の先端は第3形態に移行する。即ち、第2シース5を第1位置関係から第2位置関係に移動させると、上述したように第2シース5は1.0mmだけ前方に移動し、これに伴って第2シース5前端に設けられた先端部材25も前方に移動する。すると、針状メス10の突出長Lの基準となる先端部材25先端も1.0mmだけ前進したことになるため、突出長Lが1.0mmだけ小さくなる。したがって、第3形態における針状メス10の突出長Lは、第2形態における2.5mmから1.0mmだけ小さくなり、突出長L=1.5mmとなる。
次に、第3形態の状態において、操作ワイヤ3をワイヤ操作部7を操作することにより前進状態から後退状態まで移動させると、第4形態に移行する。この際、上記のように第2シース5は第2位置関係に位置しているため、第1ストッパ17と第2ストッパ20との距離D=D2とされ、操作ワイヤ3は軸線O方向に1.0mm変位可能となる。これにより、操作ワイヤ3を後退させると、1.0mmだけ針状メス10が後退する。したがって、第4形態における針状メス10の突出長Lは、第3形態における1.5mmから1.0mmだけ小さくなり、突出長L=0.5mmとなる。
このように、シース操作部8の操作によって第2シース5が第2位置関係にある状態においては、ワイヤ操作部7の操作により、処置部2の突出長Lを0.5mmと1.5mmとに調整することができ、即ち、1.0mmの幅で調整することが可能となる。
即ち、第2シース5が第2位置関係にある場合には、処置部2の突出長Lを0.5mmとした状態で患部にマーキングを行なうことができ、処置部2の突出長Lを1.5mmに突出させることで、患部に対して比較的小さな切り込みを施すことができる。
以上のようにして、本実施形態の処置具1によれば、操作ワイヤ3に一体に設けられた係止部12の移動を規制する第1ストッパ17及び第2ストッパ20が設けられているため、ワイヤ操作部7を操作すると、第1ストッパ17及び第2ストッパ20の距離Dに応じて操作ワイヤ3を軸線O方向に2段階で変位させることができる。また、シース操作部8の操作によって、第2シース5を第1位置関係と第2位置関係とに2段階で変位させることができる。
したがって、操作ワイヤ3及び第2シース5の操作を組み合わせて行なうことで、処置部2の第2シース5の先端(先端部材25)からの突出長Lを容易かつ確実に多段階で調整、保持可能とすることができる。
また、本実施形態においては、第2シース5が第1位置関係と第2位置関係とにある場合において、第1ストッパ17と第2ストッパ20との軸線O方向の距離Dが変化する。これによって、第1位置関係と第2位置関係との場合によって、ワイヤ操作部7の操作による操作ワイヤ3の突出長Lの調整幅を変更することができる。したがって、例えば、突出長Lの調整幅を大きくする必要がある処置においては第2シース5を第1位置関係の状態とし、突出長Lの調整幅を小さくする必要がある処置においては第2シース5を第2位置関係の状態とすることで、種々の処置に柔軟に対応することが可能となる。
また、本実施形態においては、第1シース4の先端に、第1位置関係において第2ストッパ20に当接して第2シース5の後退移動を規制する第3ストッパ15が設けられている。このため、シース操作部8の操作により第2シース5を後退させた際に、容易に第1位置関係の位置に第2シース5を位置決めすることができるとともに、第1位置関係の状態を保持することができる。
また、このように第2シース5が第1位置関係にある場合には、先端部材25が第1ストッパ17に当接して第2シース5の後退移動を規制するため、より確実に第1位置関係の位置決め及び保持を行うことができる。
さらに、接続部18,18に、第2位置関係において第2ストッパ20に当接して第2シース5の前進移動を規制する第4ストッパ19が形成されている。このため、シース操作部8の操作により第2シース5を前進させた際に、容易に第2位置関係の位置に第2シース5を位置決めすることができるとともに、第2位置関係の状態を保持することができる。
このようにして、本実施形態の処置具1によれば、作業者の手技による微細な調整を行うことなく、処置部2の突出長Lを確実かつ容易に多段階で調整することができる。
さらに、回転ハンドル部53を軸線O回りに回転させることでシース操作部8の操作を行なうことができるため、第2シース5の移動をより容易かつ簡単に行なうことができる。
また、上記シース操作部8による操作は、回転ハンドル部53における回転ハンドル部本体54にカム溝56を形成し、このカム溝56内に、第2シース5に接続された移動部材51の突出部51bが挿入した構成とすることで実現することができる。
ここで、第2シース5は長尺のチューブ状をなしており、処置具1を用いて処置を行なう際には、第2シース5が屈曲した状態、あるいはループ状をなした状態となる。この際、移動部材51の軸線O方向に所定距離移動させたとしても、第2シース5が屈曲又はループの影響を受けて、第2シース5が所望の分だけ軸線O方向に移動できなくなってしまうことがある。この場合、移動部材51と第2シース5との移動量に差が生じて、第2シース5の弛みや処置具1自体の故障の原因となってしまう。
この点、本実施形態に係る処置具1においては、移動部材51を移動させた際に屈曲又はループした第2シース5が所望の分だけ移動しなかった場合であっても、弾性部材52,52が圧縮又は伸張することで、移動部材51と第2シース5との移動量の差を埋めることができる。したがって、上記のように第2シース5に弛みが生じたり故障が発生してしまうことはない。また、第2シース5の屈曲やループが戻れば、圧縮又は伸張された弾性部材52,52の付勢力によって第2シース5が移動される。これによって、第2シース5の屈曲やループによる影響をなくすことができる。したがって、使い勝手の良い処置具1を提供することが可能となる。
以上、本発明の実施形態の処置具1について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、実施形態においては、第3ストッパ15が第2ストッパ20に当接するとともに先端部材25が第1ストッパ17に当接することで、第2シース5を第1位置関係に位置決め及び保持する構成とされていたが、これに限定されることはなく、少なくとも第3ストッパ15の第2ストッパ20への当接、又は、先端部材25の第1ストッパ17への当接のいずれか一方が行なわれる構成であればよい。これによっても、第2シース5を第1位関係に確実に位置決め及び保持することができる。
また、実施形態においては処置部2に係止部12が設けられた構成としたが、係止部12が操作ワイヤ3に設けられた構成であってもよい。これによっても、係止部12が第1ストッパ17及び第2ストッパ20に当接することで、ワイヤ操作部7を操作した際に操作ワイヤ3に一体に設けられた処置部2の突出長Lを2段階で調整することができる。
第1ストッパ17と第2ストッパ20との距離D1、D2の寸法は、これら第1ストッパ17及び第2ストッパ20の配置箇所の設計により、任意に設定することが可能である。これにより、第2シース5が第1位置関係及び第2位置関係にある場合の処置部2の突出長Lの調整幅を自由に設定することができる。
さらに、実施形態においては、第2シース5が第1位置関係にある場合には処置部2の突出長Lを0.5mmと2.5mmとに設定可能とするとともに、第2シース5が第2位置関係にある場合には処置部2の突出長Lを0.5mmと1.5mmとに設定可能とし、0.5mm、1.5mm、2.5mmの計3つの突出長Lに調整することができるものとしたが、第2シース5の第1位置関係及び第2位置関係における突出長Lの最小値を互いに異なるものとすることにより、最大で計4つの突出長Lに調整することが可能である。この場合も、各部品を適宜設計することにより、突出長Lを任意の4つの値に設定することができる。
本発明に係る内視鏡用処置具は、処置部のシースからの突出長を容易かつ確実に多段階に調整、保持することが可能である。これにより、作業者の手技による微細な調整を行うことなく、処置部の突出長を確実かつ容易に多段階で調整することができる。
1 処置具
2 処置部
3 操作ワイヤ
4 第1シース
5 第2シース
5a 被挿入部
5b 固定部材
6 操作部
7 ワイヤ操作部
8 シース操作部
10 針状メス
11 ワイヤ連結部
12 係止部
12a 係止部先端面
12b 係止部後端面
12c 円弧面
12d 側面
15 第3ストッパ
15a シース連結部
15b 第3ストッパ先端面
15c 接続部連結溝
15d 内周面
16 ガイドストッパ
17 第1ストッパ
17a 第1ストッパ先端面
17b 第1ストッパ後端面
18 接続部
18a 接続部対向面
18b 接続部外周面
19 第4ストッパ
20 第2ストッパ
20a 第2ストッパ先端面
20b 第2ストッパ後端面
21 第2ストッパ本体
21a T字平坦面
21b 内周面
22 突起部
23 第4ストッパ当接面
25 先端部材
25a 先端蓋部
25b 円筒部
25c 貫通穴
30 操作部本体
31 スリット部
31a 指掛ハンドル
32 切欠溝部
34 ワイヤ挿通孔
35 シース挿通孔
40 スライダ
40c プラグ収納孔
41 先端指掛部
42 後端指掛部
43 プラグ
50 第2シース固定部材
50b 移動部材収納溝
51 移動部材
51a 移動部材本体
51b 突出部
53 回転ハンドル部
54 回転ハンドル部本体
55 手回し部
55a ねじ
56 カム溝
56a 突出部固定溝
58 前側支持部材
58a ねじ
59 後側支持部材

Claims (8)

  1. 体腔内組織に処置を行う処置部を先端に有し、軸線方向に進退操作可能とされた操作ワイヤと、
    前記操作ワイヤが挿通された第1シースと、
    前記第1シースが挿入され、先端から前記処置部が突出する第2シースと、
    前記操作ワイヤ又は前記処置部に設けられ、前記操作ワイヤの進退操作に伴って前記軸線方向に前進又は後退する係止部と、
    前記第1シースの先端から前方側へ向かって延びる接続部を介して前記第1シースに設けられ前記係止部の前進移動を規制する第1ストッパと、
    前記第1ストッパよりも前記軸線方向後方側において前記第2シースに設けられ前記係止部の後退移動を規制する第2ストッパと、
    前記第2シースを、前記第1シースに対する前記軸線方向の相対位置が互いに異なる第1位置関係と第2位置関係との間で進退させるシース操作部とを備える内視鏡用処置具。
  2. 前記第2シースが前記第1位置関係に位置する場合と前記第2位置関係に位置する場合とで、前記第1ストッパと前記第2ストッパとの前記軸線方向の距離が変化する請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  3. 前記第1シースの先端に設けられ、前記第1位置関係において前記第2ストッパに当接して前記第2シースの前記第1シースに対する後退移動を規制する第3ストッパを備える請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  4. 前記第2シースの先端に設けられ、前記第1位置関係において前記第1ストッパに当接して前記第2シースの前記第1シースに対する後退移動を規制する先端部材を備える請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  5. 前記接続部に設けられ、前記第2位置関係において前記第2ストッパに当接して前記第2シースの前記第1シースに対する前進移動を規制する第4ストッパを備える請求項2に記載の内視鏡用処置具。
  6. 前記シース操作部が、
    前記軸線回りに回転操作可能とされた回転ハンドル部を備え、
    該回転ハンドル部を回転操作することによって、前記第2シースが前記第1シースに対して前記軸線方向に相対移動する請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  7. 円筒状をなす前記回転ハンドル部の内周面に形成され、前記軸線回りに捩れるカム溝と、
    前記軸線方向に移動可能とされ、前記第2シースに接続された移動部材と備え、
    該移動部材の一部が前記カム溝に挿入されている請求項1に記載の内視鏡用処置具。
  8. 該移動部材の前記軸線方向両側にそれぞれ設けられ、前記移動部材と前記第2シースとを接続する一対の弾性部材を備える請求項に記載の内視鏡用処置具。
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