JP4819906B2 - 超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体及びその製造方法 - Google Patents

超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルムに関するもので、より詳しくはLCD偏光板に含まれる1/4波長位相差フィルムとして、異方性高分子フィルムが積層された形態で使用された既存の1/4波長位相差フィルムに比べてその厚さが著しく減少した超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルムに関する。
1/4波長位相差フィルムは、半透過反射型LCDにおいて、偏光フィルムを通過しながら偏光された直線偏光に1/4波長だけ位相差を与えて上記直線偏光を円偏光に変える役割をするフィルムである。
図1に半透過反射型LCDにおける各層の形態を概略的に表した。図1は本明細書において必須として説明すべき部分を強調して表したもので、実際のLCDでは必要に応じて上記構成に加えて追加の層が配置されることもある。
LCDはバックライト7から発生する光が様々な経路を通して観察者の目に到達する過程中、偏光現象を用いて上記光を選択的に遮断したり、または通過させることにより情報を伝達するディスプレイ装置である。しかし、通常バックライト7から発生する光は図1から分かるように様々な経路を通して目に到達するため、目で観察できる光の量はバックライトから発散する光の一部に限られるしかない。
半透過反射型LCDは、このような点に着目して開発されたもので、通常のバックライトで使用される光を利用するが、別途の光源が供給される所では光がLCDから反射されてLCDの明るさを向上させるよう考案されたディスプレイ装置である。
ところが、上記半透過反射型LCDには上述の1/4波長位相差フィルム層2、5が含まれる。その理由を上記の図1と図2を用いて説明する。但し、図2中で円偏光に×が印されているのは光がLCDの内側に進行することを意味し、・が印されているのは光がLCDの外側に進行することを意味する。
先ず、液晶層3に電場が与えられた場合を説明する。バックライトではなく外部光源から供給された光はLCDの最外側の偏光フィルム1を通過しながら直線偏光になる(SN1)。その後、上記直線偏光になった光は1/4波長位相差フィルム2を通過しながら1/4波長だけの位相差が発生して円偏光に変わる(SN2)。円偏光になった光は再び液晶層3を通過するが、液晶層に電場が与えられたため液晶は元の配向方向とは異なる方向に配列し、従って液晶が配向されていないため液晶層3では偏光状態が変わらない(SN3)。上記液晶層を通過した円偏光は、その後反射板4により反射される(SN4)。反射した円偏光は同一の位相差を維持しながら液晶層3を通過する。同様に、液晶層3は位相差を発生させるよう配向されていないため円偏光の偏光状態は変わらない(SN5)。その後、円偏光は1/4波長位相差フィルム層2を再び通過するが、上記SN2段階で1/4波長だけ位相差が発生したものと足して計1/2波長だけの位相差が発生し、その結果、光は最初に偏光フィルムを通過した直線偏光の偏光方向から90度回転された直線偏光に変わる(SN6)。その結果、最外郭に位置した偏光フィルムに到達した光は上記偏光フィルムの偏光方向と直交する方向の偏光状態であるため、上記偏光フィルムを通過できず遮断される。従って、液晶層に電場が与えられた際には外部から光が供給されても反射されないようになる。
しかし、液晶層に電場が与えられず元の配向状態を維持している場合には上記とは異なる現象が発生する。外部光源から供給された光が偏光フィルム1を通過して直線偏光になり(SY1)、1/4波長位相差フィルム層2を通過して円偏光(SY2)になる現象は上記と同じである。しかし、上記円偏光になった光が液晶層3を通過するときは状況が変わる。即ち、液晶層3には電場が作用していないため配向膜との相互作用により元の配向状態を維持しており、従って上記液晶層3の厚さを適切に調節する場合1/4だけの位相差を発生させることができるが、これによって上記SY2段階で円偏光になった光は再び1/4だけの位相差を受けて上記SY1段階で直線偏光になった光と直交する方向に偏光されることになる(SY3)。上記液晶層3を通過した直線偏光はその後、反射板4により反射される(SY4)。反射された直線偏光は偏光状態が変化することなく同一の位相差を維持しながら液晶層4を通過する。同様に、液晶層3が元の配向状態を維持しているため直線偏光は再び1/4波長だけの位相差を受けることになり、その結果、計3/4波長だけの位相差が発生した円偏光に変わる(SY5)。以後、円偏光は1/4波長位相差フィルム層2を再び通過することになるが、以前の段階で3/4波長だけ位相差が発生したものと足して計1波長だけの位相差が発生することになり(即ち、位相差がなくなり)、その結果、光は最初に偏光フィルムを通過した直線偏光の偏光方向と同一の直線偏光に変わる(SY6)。結果として最外郭に位置した偏光フィルムに到達した光は上記偏光フィルムの偏光方向と同一の方向の偏光であるため、上記偏光フィルムを通過して観察者の目に到達する。従って、電場が与えられなかった場合には外部光源によりLCDの明るさが補強される効果が得られる。
上述の通り、半透過反射型LCDでは1/4位相差フィルムの役割が重要である。
また、図1から分かるように、液晶層3を介して上述の1/4位相差フィルム層2の反対側にも同様にさらに異なる1/4位相差フィルムが必要となる。これはバックライトから放射されてガラス基板7と下部の偏光フィルム6を通過した光が、液晶層に電場が与えられなかった場合位相差が発生せず(即ち、1波長だけの位相差が発生して)に上部の偏光フィルム1を通過できるようにするためには、1/4波長だけの位相差をさらに発生するようにする必要があるためである。即ち、反射板が位置しない部分の液晶層は反射板が位置した部分の液晶層より相対的に厚さが厚いが、この厚さを適切に調節することにより、電場が形成されたとき1/2波長だけの位相差を発生させることができ、上部1/4位相差フィルム層2により1/4波長だけの位相差が発生するため、計3/4波長だけの位相差を有した円偏光になるが、これを1波長だけの位相差が発生した直線偏光にするためには、1/4波長だけの位相差をさらに発生させる位相差フィルム層5が必要である。
従って、半透過反射型LCDには計2つの位相差フィルム層が必要である。
ところが、図3から分かるように上記位相差フィルムは全ての波長光に対して1/4波長だけの位相差を発生させるものではなく、光の波長が変わることによってそれに応じた位相差を発生させる。通常は、上記図3から分かるように、波長が長くなるにつれ位相差の程度は小さくなるが、その結果、一定の波長帯域を除いては円偏光を発生させず楕円偏光を発生させることになる。
上記楕円偏光が発生する場合、偏光現象による光の透過性の制御はさらに困難になるため、可能であれば広い波長帯域の光に対して1/4波長程度の位相差を発生させることが出来るようアクロマチック特性を与えることが重要である。
このためには、1/2波長位相差フィルムを上記1/4波長位相差フィルムと一定の角度に交差するよう積層して広い波長帯域の光に対して1/4波長程度の位相差を発生させる技術が通常使用される。
従って、上記図1の1/4位相差フィルム層(3または5)は単一層ではなく、図4から分かるように1/4位相差フィルム(8または10)と1/2位相差フィルム(10または8)が積層され、その間に結合力を提供するため粘着剤層9が形成された3層構造を有する1/4波長位相差フィルム積層体であることが一般である。
この際、上記1/4位相差フィルムと1/2位相差フィルムとしては、通常、所定の方向に伸びて異方性を有するシクロオレフィンポリマー(COP)やポリカーボネート(PC)などのような高分子フィルムが多く使われ、これらは所定の厚さを有するそれぞれのフィルムに製造された後、粘着体により積層された1/4位相差フィルム積層体3に製造される。
ところが、上記1/4位相差フィルムと1/2位相差フィルムは上述の通り異方性を付与するために伸ばす過程を経るため、予めフィルム形態で製造された後積層されるべきであるが、工程上、必ず十分な厚さを有するフィルムに製造する必要がある。このような各フィルムの厚さはフィルム一枚当たり少なくとも約40μm程度であるため、粘着剤層まで含む場合には総位相差フィルム積層体の厚さが約100μmにも及ぶ。
しかし、携帯電話、PDAまたはゲーム機などのような中小型のディスプレイ装置は徐々に薄型化される傾向にあるが、上記のような100μm程度の厚い位相差フィルム層はこのような小型ディスプレイ装置の薄型化に大きな障害となる。
そして、ディスプレイ装置には視認性を高めるために散乱層が形成される。即ち、通常の光の反射では光源の入射角と同一の反射角の方向でのみその光を認識することが出来るが、このような場合、ディスプレイの画像を認識することが非常に困難となる。前記散乱層は前記光を様々な方向に分散させて視認性を高めるためのものである。他にも、散乱層は半透過反射用LCDから発生しやすい干渉縞の発生を抑制する役割もする。
この際、図5から分かるように前記散乱層11も通常、上部偏光フィルム1側の1/4波長位相差フィルム層10の下部に位置してパネルと接する部分に使用されることが一般である。ところが、前記散乱層が別途の散乱粘着剤層に位置する場合も数十μm程度の厚さを有することになるため、全体LCDの厚さを増加させる原因となっている。
従って、本発明は上述の従来の技術の問題点を解決するためのもので、半透過反射型LCDに提供される1/4波長位相差フィルム積層体として全体の厚さが10μm以下の超薄型1/4波長位相差フィルム積層体とその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の1/4波長位相差フィルム積層体は、下部位相差フィルム層と、前記下部位相差フィルムの上部にコーティングされた配向膜と、前記配向膜上にコーティングされた上部位相差フィルム層と、を含むアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体であって、前記下部位相差フィルム層及び上部位相差フィルム層は液晶からなることを特徴とする。
この際、前記配向膜層は散乱特性を有するために配向膜基材100重量部当たり0.1〜20重量部の透光性微粒子を含んでいることが好ましく、前記透光性微粒子は1〜5μmの粒径を有し、1.4〜1.7の屈折率を有することが好ましい。
そして、前記上部または下部位相差フィルム層は光重合可能なアクリレートが重合された液晶層であることが良い。
また、前記上部位相差フィルム層と前記下部位相差フィルム層のうち一つの層は1/4波長位相差フィルム層で、他の一つの層は1/2波長位相差フィルム層であることが好ましい。
上述のように、前記上部位相差フィルム層と前記下部位相差フィルム層のうち一つの層が1/4波長位相差フィルム層の場合、前記1/4波長位相差フィルム層の厚さは1〜1.5μmであることが好ましい。
また前記上部位相差フィルム層と前記下部位相差フィルム層のうち一つの層が1/2波長位相差フィルム層の場合、前記1/2波長位相差フィルム層の厚さは1.6〜2.3μmであることが効果的である。
本発明の位相差フィルム積層体がアクロマチック特性を有しながら1/4位相差フィルムの役割を果たすためには、前記1/4波長位相差フィルムと前記1/2波長位相差フィルムが互いに対して60〜90度交差して配向されている必要がある。
本発明のさらに別の側面として導き出された前記超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法は、配向された高分子基材を備える段階と、前記高分子基材上に液晶溶液をコーティングする段階と、前記コーティングされた液晶溶液を乾燥及びUV硬化して下部液晶層を形成する段階と、前記硬化された液晶層上に配向膜を溶液形態でコーティングする段階と、前記コーティングされた溶液を乾燥させて配向膜層を形成する段階と、前記配向膜層を偏光UV照射またはラビングして配向性を与える段階と、前記配向膜層上に液晶溶液をコーティングする段階と、前記コーティングされた液晶溶液を乾燥及びUV硬化して上部液晶層を形成する段階と、を含むことを特徴とする。
この際、前記配向膜層は散乱特性を有するために配向膜基材100重量部当たり0.1〜20重量部の透光性微粒子を含んでいることが好ましい。また、前記透光性微粒子は1〜5μmの粒径を有し、1.4〜1.7の屈折率を有することが好ましい。
そして、前記上部または下部液晶層としてコーティングされるコーティング溶液は光重合可能なアクリレートであることが好ましい。
また、前記上部液晶層または前記下部液晶層のうち一つは1/4波長位相差フィルム層に、残りの一つは1/2波長位相差フィルム層に形成されることが効果的である。
この際、前記1/4波長位相差フィルム層の厚さが1〜1.5μmになるよう液晶溶液をコーティングすることが好ましい。
同様に、前記1/2波長位相差フィルム層の厚さが1.6〜2.3μmになるよう液晶溶液をコーティングすることが好ましい。
本発明の位相差フィルム積層体がアクロマチック特性を有しながら1/4位相差フィルムの役割を果たすためには、前記1/4波長位相差フィルム層と前記1/2波長位相差フィルム層を互いに対して60〜90度交差して配向させてコーティングすることが効果的である。
場合によっては、前記配向膜を乾燥する段階で、乾燥後に前記乾燥された配向膜をUV硬化させる過程がさらに含まれることが好ましい。
また均一で薄いフィルム層を形成するためには、前記液晶溶液を溶液キャスト法でコーティングすることが効果的である。
同様に、配向膜溶液も溶液キャスト法でコーティングすることが効果的である。
上述の通り、本発明による場合、従来に比べて3%水準に過ぎない厚さを有する超薄型アクロマチック1/4位相差フィルムを製造することができ、上記本発明により提供された超薄型アクロマチック1/4位相差フィルムは薄い厚さであるにも係わらず優れたアクロマチック特性と、干渉縞の発生防止及び視認性の確保などの優れた散乱特性を有する。
以下、添付の図面を参照して本発明を詳しく説明する。
本発明の発明者等は異方性を有する高分子フィルムを粘着剤と共に積層する方式である従来の1/4波長位相差フィルム積層体の製造方式の問題点について綿密に検討した結果、積層体に含まれる各位相差フィルムを、異方性を与えた高分子フィルムにした場合には、これ以上1/4波長位相差フィルム積層体の厚さを減少させる可能性が非常に低いという結論に至り、別の適切な方式の積層体を模索して本発明に至った。
即ち、本発明は従来のように予め高分子フィルムを製造し、上記高分子フィルムに対して延伸などの作業を実施することによって異方性を与えた後、これらを粘着剤を用いて特定の方位に交差するよう積層及び結合させる方式ではなく、各位相差フィルム層をコーティング方式で形成させることにより、超薄型1/4波長フィルム層及び1/2波長位相差フィルムが積層されたアクロマチック1/4波長位相差フィルム層を形成させるものである。
この際、各位相差フィルムとしては、従来使用されてきたシクロオレフィンポリマー(COP)やポリカーボネート(PC)のような材質ではなく、特定の方向に配向された液晶層が使用される。液晶層が有機溶媒に混合される場合、適切な粘度によってコーティングされる面に均一な厚さで容易に分散することが出来るため、非常に薄い厚さを有する超薄型コーティング層を形成することが出来る。従って、液晶を位相差フィルム層として使用する場合、数μm以下の薄いフィルム層を形成することが出来る。
上記液晶は、重合性のある材料を使用して形成されたものが特に好ましい。即ち、重合性のある液晶材料は配向性のある基材フィルム上で等方性物質状態でコーティングされた後、乾燥などの過程で液晶材料が特定の方向に配向する性質と、その後、紫外線(UV)照射の過程で重合反応により硬化された後は、他の層を積層しても再び等方性物質に変わるなどの問題を起こさないため有利である。
特に、上記重合性のある液晶材料の中でも光反応により重合可能なアクリレート形態の単量体またはこれらの混合物が使用されることが好ましい。上記光反応により重合可能なアクリレート形態の単量体またはこれらの混合物の中でも特に一軸の水平配向が可能な液晶であることが好ましい。
上述の好ましいアクリレート形態の液晶混合物の条件を満足させる液晶単量体としては、シアノビフェニル(cyano biphenyl)系やシアノフェニルシクロヘキサン(cyano phenyl cyclohexane)系、シアノフェニルエステル(cyano phenyl ester)系や安息香酸フェニルエステル(phenyl ester)系、フェニルピリミジン(phenyl pyrimidine)系のアクリレートやこれらの混合物のような室温または高温でネマチック相を有する低分子液晶が挙げられる。
また、上記液晶混合物には光重合開始剤が所定量含まれても良い。
そして、本発明のアクロマチック1/4波長位相差フィルムは、上述のように1/2波長位相差フィルムと1/4波長位相差フィルムとが積層された形態の位相差フィルム積層体である。従来のシクロオレフィンポリマーやポリカーボネートなどの異方性高分子フィルムを1/2波長位相差フィルムと1/4波長位相差フィルムで積層して使用した場合には、両層間の結合力を提供するため厚い粘着剤層が必要とされたが、本発明のように各位相差フィルムがコーティングされた超薄型液晶層で提供される場合には、厚い粘着体層ではなく超薄型でコーティングされた配向膜が下部基材及び下部位相差フィルム上に形成されれば良い。
以下、便宜上、下部基材上にコーティングされる配向膜は「1次配向膜」と称し、下部位相差フィルム上にコーティングされる配向膜は「2次配向膜」または「中間層」と称する。特別な区別なしに単に「配向膜」と記載した場合は、これら全てを称する。以下に説明するが、ラビング配向膜を液晶層の間に形成させる場合にはラビングされた高分子基材を基材として使用できるため、前記1次配向膜が必ずしも必要であるとは言えない。
また、前記配向膜は、その上に形成される位相差フィルム層を特定の方位に配向させるためのものであるため配向されている必要があるが、本発明では前記配向膜を配向させる方法としてラビング法や光配向法の何れの方式も使用可能である。但し、配向膜を光配向させる場合には硬化時に偏光UVを使用する必要がある。
光配向方式で配向された配向膜を含む積層体の場合前記1次配向膜は、基材の上部にコーティング方式で積層されることが出来る。従って、上記配向膜の厚さは250〜350nm(0.25〜0.35μm)程度に非常に薄く制御されることができ、以後の工程で上記配向膜の上に位相差フィルム層がすぐコーティングされ形成されることが出来る。そして2次配向膜(中間層)は前記コーティングされた下部液晶位相差フィルム層の上部にコーティング方式で積層されることが出来るが、この配向膜の厚さは目的とする光散乱性の強度や接着力などによって決めることが出来る。一般的に、コーティングされる配向膜の厚さは前記粒子の投影面積を考慮してそれより大きい0.1μm〜20μm、中でも1μm〜10μmの厚さが好ましい。以後、もう一つの位相差フィルム層がすぐコーティングされて形成されることが出来るため、別途の厚い粘着剤層が必要なくなる。
上記光配向膜を構成する物質としては光を通過させることが出来る透光性樹脂からなることが好ましく、主鎖に光反応性基を有する多重環化合物を溶媒に溶解させた後使用することが好ましい。この際、上記主鎖に光反応性基を有する多環式化合物の例としてはノルボルネン高分子などが挙げられ、溶媒としてはシクロペンタノンなどが挙げられる。
上記本発明の位相差フィルムで配向膜(重合体膜)の形成に使用される光反応性基を有する多環式化合物である光配向物質には、下記の化学式1で表される重合繰返し単位(単量体)からなる重合体が使用される。下記の化学式1から由来の重合繰返し単位からなる重合体の重合度は50乃至5,000であることが好ましい。重合度が50未満であると良好な配向特性を示すことが出来ず、5,000を超えると分子量によって粘度が増加して精密な厚さを有する配向膜にコーティングすることが難しい。
Figure 0004819906
上記化学式1において、Pは0〜4の整数、
、R、R及びRのうち少なくとも一つは下記の化学式a、b、c及びdで構成されるグループから選択された基であり、
、R、R及びRのうち残りはそれぞれ独立して水素;ハロゲン;置換または非置換のC1〜20のアルキル、置換または非置換のC2〜20のアルケニル;置換または非置換のC5〜12の飽和または不飽和シクロアルキル;置換または非置換のC6〜40のアリール;置換または非置換のC7〜15のアラルキル;置換または非置換のC2〜20のアルキニル;及び酸素、窒素、リン、硫黄、シリコン及びボロンで構成されるグループから選択された少なくとも一つの元素を含む非炭化水素極性基(non−hydrocarbonaceous polar group)で構成されるグループから選択され、
とR、またはRとRが相互連結されC1〜10のアルキリデン基を形成するか、あるいはRまたはRがR及びR中のいずれか一つと連結され、C4〜12の飽和または不飽和シクロアルキル、またはC6〜24の芳香族環化合物を形成することができ、
Figure 0004819906
Figure 0004819906
Figure 0004819906
Figure 0004819906
上記化学式a、b、c及びdにおいて、
A及びA’はそれぞれ独立して置換または非置換のC1〜20のアルキレン、カルボニル、カルボキシ;及び置換または非置換のC6〜40のアリーレンで構成される群から選択され;
Bは酸素、硫黄または−NH−で;
Xは酸素または硫黄で;
は単結合、置換または非置換のC1〜20のアルキレン、置換または非置換のC2〜20のアルケニレン;置換または非置換のC5〜12の飽和または不飽和シクロアルキレン;置換または非置換のC6〜40のアリーレン;置換または非置換のC7〜15のアラルキレン;及び置換または非置換のC2〜20のアルキニレンで構成される群から選択され;
10、R11、R12、R13及びR14はそれぞれ独立して置換または非置換のC1〜20のアルキル、置換または非置換のC1〜20のアルコキシ、置換または非置換のC6〜30のアリールオキシ、及び置換または非置換のC6〜40のアリールで構成される群から選択される。
ラビング方式を利用する場合にも前記配向膜は配向方向が固定された下部液晶位相差フィルム層の上部にコーティング方式で積層されることができる。従って、前記配向膜の厚さは1〜5μm程度に比較的薄く制御されることができ、以後の工程で前記配向膜上にもう一つの位相差フィルム層がすぐコーティングされて形成されることが出来るため、別途の厚い粘着剤層が必要なくなる。
また、前記ラビング配向用配向膜は光を通過させることが出来る透光性樹脂からなることが好ましく、配向膜を形成する高分子としてはポリメチルメタクリレート、アクリル酸/メタクリル酸共重合体、ポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコール、ポリ(N−メチロールアクリルアミド)、スチレン/ビニルトルエン共重合体、クロロスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、セルロースアセテート、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリカーボネートなどの化合物が挙げられる。
前記配向膜をラビング処理して配向させる場合に、前記配向膜には架橋剤としてペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリグリセロールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ブトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどが1種または2種以上含まれることが出来る。前記架橋剤は全体の配向膜の組成物のうち1〜20重量%含まれることが出来る。もし架橋剤の含量が1重量%未満の場合は架橋反応が起こり難く、20重量%を超える場合には配向膜の配向能力が低下するため好ましくない。
上述の内容に基づいて本発明のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の構成をみると、上記の図6に示した通り、1/4波長位相差フィルム(12または 14)、配向膜13及び1/2波長位相差フィルム(14または12)からなる3つの層に形成されることが出来る。図6に図示されたアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体のうち1/4波長位相差フィルムと1/2位相差フィルムの上下位置は特に制限する必要はない。即ち、1/4波長位相差フィルムが上部位相差フィルム12として形成されても良く、1/2波長位相差フィルムが上部位相差フィルム12として形成されても良い。また、前記配向膜が光配向される場合には、基材上に光配向膜を形成させた後、前記光配向膜上に下部位相差フィルムが追加されることが好ましいため、前記図6の構成に加えて下部位相差フィルムの下部に光配向膜をさらに形成することも出来る。
但し、上記1/4波長位相差フィルムと1/2波長位相差フィルムは、積層体がアクロマチック特性を有するため、その配向角度が60乃至90度の間の範囲に交差して配向されることが好ましい。
上記位相差フィルムにより発生する位相差は、フィルムの材質と厚さにより定められるため、1/4波長位相差フィルムと1/2波長位相差フィルム層として使用するためには、各フィルム層の厚さを適正な範囲内に制御する必要がある。本発明で使用される光反応により重合可能なアクリレート形態の液晶混合物を用いてフィルム層を形成する場合には、アクリレートの種類によって微差はあるが、1/2波長位相差フィルムの場合には1.6〜2.3μmの範囲に制御され、1/4波長位相差フィルムの場合には1〜1.5μmの範囲に制御されれば適当である。
また、下部位相差フィルムはその種類(即ち、1/4波長位相差フィルムか、それとも1/2波長位相差フィルムか)に関係なく液晶配向を誘導できる高分子基材上に形成されることが出来る。このような高分子基材としては、通常の液晶配向を誘導することの出来る高分子であれば如何なるものも使用することができ、上記高分子の例としては、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸/メタクリル酸共重合体、ポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコール、ポリ(N−メチロールアクリルアミド)、スチレン/ビニルトルエン共重合体、クロロスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、セルロースアセテート、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリカーボネートなどの化合物が挙げられる。好ましい高分子の例としては、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコール、ポリエステル、セルロースアセテート、ポリカーボネートなどの高分子が挙げられる。
また、本発明の1/4波長位相差フィルム積層体は、上述の高分子基材から容易に分離が可能なため最終の用途に使用する前に上記高分子の基材を除去した後使用することが出来る。
また、本発明のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体を構成する各位相差フィルムは、本発明で規定する条件を満たせば、相互同一の材質でもよく、その使用条件によって相違する材質でも良い。
本発明のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体のより好ましい特徴は、前記配向膜13が散乱層の役割も同時に果たすようにすることである。上述のように、ディスプレイ装置の画面を様々な角度で認識できるよう視認性を高めるために散乱層が含まれるが、前記散乱層もディスプレイ装置の厚さを増加させる要因になり得るため、出来れば散乱層の厚さが薄いことが好ましく、散乱層の単独では存在しないことがより好ましい。
本発明者等は上述の配向膜を構成する高分子の内部に微粒子が適切な条件で存在する場合、散乱層の役割も同時に果たすことが出来るという事実を発見し、その事実に着目して本発明のより好ましい形態を導き出すに至った。
即ち、上述の配向膜を成す高分子の内部に、透光性微粒子としてポリスチレンまたはポリメチルメタクリレートなどの有機高分子ビーズ、シリカ(SiO)、銀またはアルミナ系の無機微粒子ビーズを含ませる場合、散乱機能を有した配向膜を製造することが出来る。この際、適切な散乱機能を与えるために、透光性微粒子は1〜5μmの粒径を有することが好ましい。また、透光性を有しながら適切な散乱機能を行うための前記透光性微粒子の屈折率は1.4〜1.7であることが好ましい。さらに詳しく記述すると、混合される透光性微粒子の粒径が入射光の波長に対して小さ過ぎるか大き過ぎる場合、レイリー(Rayleigh)散乱や回折による散乱が生じやすいため、直線偏光などの偏光状態を解消させたり、光を放出しようとする前方位ではなく裏側に多くの散乱を発生させるという問題点が存在する。従って、微粒子が適切な散乱機能を有するようにするため、前記の粒径と屈折率を有した粒子を分散含有させた配向膜を使用することが出来る。
そして、配向膜の内部散乱層のヘーズ(haze)は30〜80%程度であることが好ましいが、これは前記透光性微粒子の含量を調節することによって調節可能である。好ましい透光性微粒子の含量は配向膜を構成する基材100重量部当たり0.1乃至20重量部である。
また、前記透光性微粒子は配向膜の基材が溶解された溶液に添加され分散されるが、分散を促進するため分散剤が少量含まれることも出来る。
また、前記散乱機能を有する配向膜を構成する基材には、上述の配向膜基材の何れも使用可能で、その中でも特に、ポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコール、ポリ(N−メチロールアクリルアミド)、カルボキシルメチルセルロースなどの水溶性高分子を使用することがより好ましい。散乱機能を有する配向膜を構成する基材にも上述の架橋剤が添加されることが出来る。
即ち、本発明のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の好ましい形態は1/4波長位相差フィルムと1/2波長位相差フィルムが配向膜を介して積層された形態で、前記配向膜の内部に1〜5μmの粒径を有した有機質または無機質の透光性粒子が微細に分布することが好ましい。
上述の本発明のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体は以下に記載するような方法で製造されることが出来る。本発明のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法は、光配向膜を使用するのか、それともラビング処理された配向膜を使用するのかによって、その製造方法が一部異なる。
まず、位相差フィルムを形成させるために基材を備える段階が必要である。基材の材質には、上述のように液晶配向を誘導できる高分子の基材であればその種類は制限されず、特に好ましい例としてはポリメチルメタクリレート、アクリレート/メタクリレート共重合体、ポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコール、ポリ(N−メチロールアクリルアミド)、スチレン/ビニルトルエン共重合体、クロロスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、セルロースアセテート、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリカーボネートなどの化合物が挙げられる。好ましい高分子の例には、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコール、ポリエステル、セルロースアセテート、ポリカーボネートなどが挙げられる。後述するように、高分子基材は、位相差フィルム積層体を形成した後で除去することが出来る。また光配向膜に液晶の配向を誘導する場合には基材の種類に大きい制限はないが、ラビング配向膜に液晶の配向を誘導する場合には、基材は特定の方向にラビングされた高分子基材を使用することが好ましい。
次に、前記高分子基材上に下部位相差フィルム14を形成させるために液晶溶液をコーティングさせる段階が必要である。この際、液晶溶液は上述の液晶材料をトルエン系の溶媒に溶解させたものが使用できる。溶液の組成は、液晶材料が20〜40重量%含まれ、残りの60〜80重量%は溶媒であることが好ましい。上記液晶溶液が均一で薄い膜を形成することが重要であるため、液晶溶液は溶液キャスト法でコーティングすることが好ましい。
但し、下部位相差フィルムと上部位相差フィルムとの間に形成される配向膜として光配向膜を使用する場合には、液晶溶液コーティングの前に前記基材上に1次配向膜用材料をコーティングした後、乾燥及び偏光UV照射により配向膜を形成させる段階がさらに含まれることが好ましい。1次配向膜用材料は後述の通りである。
以後、上記コーティングされた液晶溶液は、乾燥及びUV硬化段階により一定の方向に配向された位相差フィルム層14(下部位相差フィルム層)を形成することになる。
乾燥は乾燥オーブン内で行われることが好ましいが、乾燥温度は25〜70℃であることが好ましく、乾燥時間は1分乃至5分程度が好ましい。乾燥温度は液晶の配向、配置、及び位置に重要な要因となり、適正な温度範囲を外れた領域ではきちんと配向されないこともある。また十分乾燥が行われないとムラなどが発生し得るため、乾燥は1分以上実施することが好ましく、5分ほど乾燥すれば十分であるため上記乾燥時間は1〜5分にする。
UV硬化は通常の液晶硬化方法に準じて実施すれば良い。
次に、上記液晶溶液の上部に配向膜13を形成するため、高分子溶液をコーティングして乾燥する段階が必要である。
高分子溶液は、上述の適切な配向膜基材用の材料を溶媒に溶解することによって用意できる。配向膜13に散乱機能を与えるためには、上述の透光性微粒子を上述の条件で添加すれば良い。適切な溶媒としてメチルエチルケトンなどの有機溶媒または水とメタノールの混合溶媒が好ましい。適切なコーティング性を確保するため、前記配向膜基材用の材料は溶液中1〜20重量%含まれることが好ましい。散乱機能を与えるために透光性微粒子を一緒に添加する場合には、微粒子の分散を容易にするために分散剤が少量含まれることもある。
前記過程により用意された溶液は、溶液キャスト法により薄くて均一に前記下部位相差フィルム14の表面にコーティングされることが出来る。
次に乾燥段階が続くが、乾燥は上述の下部位相差フィルム14の乾燥過程と類似であるがポリビニルアルコール及び変性ポリビニルアルコール、ポリ(N−メチロールアクリルアミド)、カルボキシルメチルセルロースなどの水溶性高分子を使用する場合には、乾燥温度は前記下部位相差フィルム14の乾燥温度よりやや高い80〜100℃の範囲であることが好ましい。
前記形成された配向膜13はまだ特定の方向に異方性を有しているものではないため、前記配向膜13に異方性を与えるために所望の方向にラビング処理するか偏光UVを照射して光配向させる段階が続く。
上記配向膜13の上部に再び残りの位相差フィルム層(12、上部位相差フィルム層)を形成するため、液晶溶液をコーティングした後、乾燥及びUV硬化処理する段階が必要である。
本段階では先の下部位相差フィルム層14を形成する方法と同一の方法でコーティング、乾燥及びUV硬化処理すれば良い。
以後、必要に応じて下部位相差フィルムを形成させるために用意していた最下層の高分子基材を除去する段階が続くことも出来る。
以下、添付の図面と下記の実施例を通して本発明をさらに詳しく説明する。但し、下記の実施例は本発明をより詳しく説明するためのもので、本発明の権利範囲を限定するためのものではない。
〔アクロマチック1/4位相差フィルム積層体の製造(実施例1)〕
ポリエステル材質の高分子基材を巻きロールを用いて巻きながらその表面をラビングした。ラビングのためのラビング生地にはレーヨンを使用した。
次に、シアノビフェニルアクリレート20重量%をトルエン80%に溶解させた液晶溶液を前記高分子基材の表面に溶液キャスト方式でコーティングした。コーティング時に液晶層の厚さを1μm程度に制御して1/4波長位相差フィルム層に形成しようとした。コーティングされた等方性液晶層を25℃の温度で1分間乾燥オーブン内で乾燥して一定の方向に配向された液晶1/4波長位相差フィルム層に固定させた。前記固定されたフィルム層は以後、UV硬化過程により硬化されて堅固な1/4波長位相差フィルム層を形成するようにした。
次に、配向膜を形成するためのコーティング溶液として紫外線硬化型ポリビニルアルコール100重量部に透光性微粒子として粒径が1〜3μmのポリスチレンビーズを添加して混合した後、水とエタノールの混合溶媒に溶解した溶液を用意した。溶液中のポリビニルアルコールの含量は4重量%であった。前記溶液を下部位相差フィルム層14の上部に溶液キャスト法でコーティングした。コーティングされた高分子溶液層を80℃で乾燥して高分子フィルム層を形成した。その後、前記高分子フィルム層を下部に形成された1/4波長位相差フィルムとの配向角度が60度になるようラビング生地でラビングして配向膜を形成した。形成された配向膜はその厚さが約5μmであった。
次に、前記配向膜の上部に再び1/2波長位相差フィルムを形成するために、前記1/4波長位相差フィルムと同様の条件で厚さ1.6μmの1/2波長位相差フィルムを形成した。
前記過程を通して高分子基材上に1/4波長位相差フィルム、配向膜及び1/2波長位相差フィルムが下部から順に積層されたアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体を得ることが出来た。得られた積層体の厚さは最下部の高分子基材を除いた場合約3μm程度で、その結果、従来提供されていた約100μmの厚さを有していた異方性高分子フィルムが粘着剤により結合された形態のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の厚さの3%水準に過ぎない超薄型アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体を得ることが出来るということが確認できた。
〔積層体のアクロマチック特性評価(実施例2)〕
上記実施例1で製造されたアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体がアクロマチック特性を有する波長帯域の幅を、複屈折測定装置を用いて検討した。上記複屈折測定結果が類似の場合、アクロマチック特性も類似の結果を表す。比較のため従来アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体で使用されたCOPフィルム材質の位相差フィルムと単層でアクロマチック特性を表すTeijin社の位相差フィルムのアクロマチック特性も一緒に検討した。
図7にその結果を示した。図7(a)は2枚のCOPフィルムを粘着剤を通して重ねた形態の1/4波長位相差フィルム積層体の波長別反射率を測定した結果を示し、図7(b)はTeijin社の単層位相差フィルムの波長別反射率を測定した結果を示し、図7(c)は実施例1による1/4波長位相差フィルム積層体の反射率を測定した結果を示す。
図面から、実施例1の結果である図7(c)と2枚のCOPフィルムを積層して製造した場合である図7(a)において、反射が殆ど起きない波長範囲が最も広いということが明確に分かる。一方、単層フィルムで形成された位相差フィルムの結果である図7(b)は、反射を防ぐことが出来る波長範囲が狭いたけでなく、長波長の範囲での反射率が他の場合に比べて非常に高いということが分かる。
従って、本発明による1/4波長位相差フィルム積層体は、従来の場合に比べてその厚さは画期的に減少した超薄型位相差フィルム積層体であるにもかかわらず、アクロマチック特性を表す波長範囲が同等の水準以上であることが分かった。
〔干渉縞の評価(実施例3)〕
干渉縞が発生することを観察するために実施例1による1/4波長位相差フィルム積層体(パネル1)と、パネルのみ設置した場合(パネル2)、及び偏光板のみ設置した場合(パネル3)について太陽光反射実験を行った。使用された反射板は2インチの半透過反射用パネル上に各フィルムをラミネートして、各パネルを用いた透過反射光の正面と傾斜(45度内外)での反射色と縞を肉眼で観察し、次の基準により評価を行った。
図8にパネルの外光による反射イメージを示すが、それぞれ左側の下端から順にパネル上に偏光板のみ設置した場合(パネル3)、実施例1による1/4波長位相差フィルム積層体の場合(パネル1)、LCDパネルのみ設置した場合(パネル2)に該当する。
また、表1に上記の実施例及び比較例により作製されたパネルの外光反射状態(干渉縞の程度)を評価した結果を表した。
Figure 0004819906
但し、ここでAは干渉縞が観察されなかった場合、Bは干渉パターン縞が薄く観察された場合、そしてCは干渉パターン縞が鮮明に観察された場合(外光に圧倒される現象)を表す。
実施例1によって製造された積層体の場合は干渉縞が全く発生しないことに対して、パネルのみ設置された場合は干渉縞の発生がひどいことが分かり、その上に偏光板を設置しても干渉縞を完全に除去することは出来ないということが確認できた。
前記の実験結果、本発明による積層体は従来使用されている散乱粘着剤層が別途形成された1/4波長位相差フィルム積層体に比べて同等以上の干渉縞の発生防止効果を有していることが確認でき、従って、本発明による1/4波長位相差フィルム積層体の優秀性が確認できた。
上述の通り、本発明による場合、従来に比べて3%水準に過ぎない厚さを有する超薄型アクロマチック1/4位相差フィルムを製造することができ、上記本発明により提供された超薄型アクロマチック1/4位相差フィルムは薄い厚さにもかかわらず優れたアクロマチック特性と、干渉縞の発生防止及び視認性の確保のような優れた散乱特性を有する。
半透過反射用LCDを構成する各層を概略的に説明した断面の概略図である。 半透過反射用LCDに外部光源が反射される過程中の偏光現象を表した説明図である。 通過する光の波長によって位相差が異なって表れる位相差フィルムの分散特性(現象)を表したグラフである。 通常のアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の層配列方式を表した断面の断面図である。 アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体に散乱粘着層が追加された場合を表した断面図である。 本発明によるアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の配列方式を表した断面図である。 従来の1/4波長位相差フィルム積層体と本発明による位相差フィルム積層体のアクロマチック特性とを比較したもので、図7(a)は2枚のCOPフィルムを粘着剤を介して重ねた形態の1/4波長位相差フィルム積層体の波長別反射率を測定した結果を示し、図7(b)はTeijin社の単層位相差フィルムの波長別反射率を測定した結果を示し、図7(c)は実施例1による1/4波長位相差フィルム積層体の反射率を測定した結果を示す。 本発明による1/4波長位相差フィルム積層体のうち配向膜の散乱機能の特性を干渉縞の発生の有無で評価した結果である。

Claims (18)

  1. 下部位相差フィルム層と、
    前記下部位相差フィルムの上部にコーティングされた光配向膜と、
    前記光配向膜上にコーティングされた上部位相差フィルム層と、
    を含むアクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体であって、
    前記下部位相差フィルム層及び上部位相差フィルム層は液晶からなり、
    前記光配向膜層には配向膜基材100重量部当たり0.1〜20重量部で、粒径1〜5μmの透光性微粒子が含まれていることを特徴とする超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体。
  2. 前記透光性微粒子の屈折率は、1.4〜1.7であることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体。
  3. 前記上部または下部位相差フィルム層は、光重合可能なアクリレートが重合された液晶層であることを特徴とする請求項1に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体。
  4. 前記上部位相差フィルム層と前記下部位相差フィルム層のうち一つの層は1/4波長位相差フィルム層で、他の一つの層は1/2波長位相差フィルム層であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体。
  5. 前記1/4波長位相差フィルム層の厚さが1〜1.5μmであることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体。
  6. 前記1/2波長位相差フィルム層の厚さが1.6〜2.3μmであることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体。
  7. 前記1/4波長位相差フィルムと前記1/2波長位相差フィルムが互いに対して60〜90度交差して配向されていることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体。
  8. 配向された高分子基材を備える段階と、
    前記高分子基材上に液晶溶液をコーティングする段階と、
    前記コーティングされた液晶溶液を乾燥及びUV硬化して下部液晶層を形成する段階と、
    前記硬化された液晶層上に基材100重量部当たり0.1〜20重量部で、粒径1〜5μmの透光性微粒子が含まれた配向膜を溶液形態でコーティングする段階と、
    前記コーティングされた溶液を乾燥させて配向膜層を形成する段階と、
    前記配向膜層を偏光UV照射して配向性を与える段階と、
    前記配向膜層上に液晶溶液をコーティングする段階と、
    前記コーティングされた液晶溶液を乾燥及びUV硬化して上部液晶層を形成する段階と、
    を含むことを特徴とする超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  9. 前記透光性微粒子の屈折率は1.4〜1.7であることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  10. 前記上部または下部液晶層にコーティングされるコーティング溶液は光重合可能なアクリレートであることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  11. 前記上部液晶層または前記下部液晶層のうち一つは1/4波長位相差フィルム層に、残りの一つは1/2波長位相差フィルム層に製造されることを特徴とする請求項乃至10の何れか1項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  12. 前記1/4波長位相差フィルム層の厚さが1〜1.5μmになるよう液晶溶液をコーティングすることを特徴とする請求項11に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  13. 前記1/2波長位相差フィルム層の厚さが1.6〜2.3μmになるよう液晶溶液をコーティングすることを特徴とする請求項11に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  14. 前記1/4波長位相差フィルム層と前記1/2波長位相差フィルム層を互いに対して60〜90度交差して配向させてコーティングすることを特徴とする請求項11に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  15. 前記配向膜を乾燥する段階は、乾燥後前記乾燥された配向膜をUV硬化させる過程をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  16. 前記液晶溶液を溶液キャスト法でコーティングすることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  17. 前記配向膜を溶液キャスト法でコーティングすることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
  18. 前記硬化された液晶層上に形成される配向膜に偏光UVを照射して配向性を与える場合、下部液晶層を製造するための液晶溶液コーティングの前に前記基材上に1次配向膜用材料をコーティングした後、乾燥及び偏光UV照射により配向膜を形成させる段階がさらに含まれることを特徴とする請求項に記載の超薄型半透過反射用アクロマチック1/4波長位相差フィルム積層体の製造方法。
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