JP6413566B2 - 塗工フィルム及び塗工フィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
紫外線硬化性樹脂による塗工液を塗工、乾燥、硬化して作成された紫外線硬化性樹脂層とを備える塗工フィルムにおいて、
前記基材が長手方向又は長手方向と直交する方向に遅相軸を備えたフィルム材であり、
前記基材の長手方向と、長手方向と直交する方向とで、前記紫外線硬化性樹脂層の鉛筆硬度による表面硬度の差が1未満である。
塗工フィルム。
前記塗工工程で塗工した前記塗工液に紫外線を照射して硬化させる露光工程とを備え、
前記露光工程は、
偏光した紫外線の照射により前記基材に塗工した紫外線硬化性樹脂を硬化させる塗工フィルムの製造方法。
前記露光工程は、
前記基材に塗工した紫外線硬化性樹脂に直線偏光による紫外線を照射する第1照射工程と、
前記第1照射工程に続く工程であって、前記基材に塗工した紫外線硬化性樹脂に無偏光の紫外線を照射する第2照射工程とを備える。
図1は、本発明の第1実施形態に係る塗工フィルムであるハードコートフィルムを示す図である。このハードコートフィルム1は、長尺透明フィルムによる基材2の一方の面に、ハードコート層3が形成され、また他方の面に粘着層4、セパレータフィルム5が順次設けられる。ハードコートフィルム1は、セパレータフィルム5を剥離して粘着層4を露出された後、この粘着層4により画像表示パネルのパネル面に保持され、このパネル面の傷つきを防止する。
図2は、ハードコートフィルム1の製造工程を示す図である。ハードコートフィルム1は、ロール11により基材2が提供され、このロール11から基材2を引きだしながら塗工工程に搬送する。塗工工程では、塗工ロール12に基材2を巻き付けて搬送しながら、この塗工ロール12に対向するように保持されたダイ13によりハードコート層3の塗工液を塗工し、続く乾燥工程において、乾燥装置14で塗工した塗工液を乾燥させる。なお塗工にあっては、ダイによる場合に限らず、種々の手法を広く適用することができる。
図3は、実験結果を示す図表である。この図3において、鉛筆硬度の欄における3H 5/5は、3Hの硬度による鉛筆による引っかき試験において、5回中5回とも結果が良好であったこと(傷がつかなかったこと)を示すものである。また/の記載は、それまでの試験結果により試験をする必要がなく、これにより試験を中止したことを示す。またこの試験結果は、MD方向が延伸方向である基材を使用した結果である。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
2 基材
3 ハードコート層
4 粘着層
5 セパレータフィルム
11、15 ロール
12 塗工ロール
13 ダイ
14 乾燥装置
16、17 露光装置
Claims (5)
- 長尺透明フィルムによる基材と、
紫外線硬化性樹脂による塗工液を塗工、乾燥、硬化して作成された紫外線硬化性樹脂層とを備える塗工フィルムにおいて、
前記基材が長手方向又は長手方向と直交する方向に遅相軸を備えたフィルム材であり、
前記基材の長手方向と、前記長手方向と直交する方向とで、前記紫外線硬化性樹脂層の鉛筆硬度による表面硬度の差が1未満である
塗工フィルム。 - 前記長手方向と、前記長手方向と直交する方向と直交する方向とで、前記紫外線硬化性樹脂層の鉛筆硬度による表面硬度が等しい
請求項1に記載の塗工フィルム。 - 前記紫外線硬化性樹脂層が、ハードコート層である
請求項1又は請求項2に記載の塗工フィルム。 - 長手方向又は長手方向と直交する方向に遅相軸を備えた長尺のフィルム材による基材を搬送しながら、紫外線硬化性樹脂による塗工液を塗工する塗工工程と、
前記塗工工程で塗工した前記塗工液に紫外線を照射して硬化させる露光工程とを備え、
前記露光工程は、
偏光した紫外線の照射により前記基材に塗工した紫外線硬化性樹脂を硬化させる
塗工フィルムの製造方法。 - 前記露光工程は、
前記基材に塗工した紫外線硬化性樹脂に直線偏光による紫外線を照射する第1照射工程と、
前記第1照射工程に続く工程であって、前記基材に塗工した紫外線硬化性樹脂に無偏光の紫外線を照射する第2照射工程とを備える
請求項4に記載の塗工フィルムの製造方法。
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JP2014200812A JP6413566B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 塗工フィルム及び塗工フィルムの製造方法 |
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