JP4818838B2 - 光ファイバケーブル保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、道路管理用光ファイバを収容するための情報ボックスにおける1の鞘管に複数の光ファイバケーブルを布設する際に用いる光ファイバケーブル保持装置に関するものである。
近年、国土交通省では、ITVによる道路状況の把握、災害時における情報通信ネットワークの確保等における道路管理の高度化を図るため、道路管理用光ファイバの整備が進められている。この道路管理用光ファイバは、道路の地下に設置された簡易構造物の情報ボックスを中継地点等として利用するようになっている。
この場合、光ファイバケーブルは、地下に配設された鞘管に収容され、この鞘管が2号コネクタ型、ベルマウス型、PCL型等の種々の連結管を介して情報ボックスに接続されている。
これらの情報ボックスは民間事業者にも開放され、当該民間業者による光ファイバ綱が安価、かつ短時間に整備されることにより、21世紀の高度情報通信社会の構築に向けて整備が急がれている全国的な光ファイバネットワーク構築の促進が期待されている(非特許文献1参照)。
しかし、地下に配設された鞘管の数は限定されているため、1の鞘管に多条の光ファイバケーブルを布設して利用するのが必要となり、このとき、新設する光ファイバケーブルを情報ボックスに対して位置ずれしないように支持する必要がある。また、新設する光ファイバケーブルが保護用可とう管に収容されるため、可とう管の位置ずれを防止することが要求される。
そのため、容易に新設光ファイバケーブルを強固に支持できるようにした光ファイバケーブル収容可とう管支持装置が提案されている(特許文献1参照)。
日経コンストラクション、日経BP社出版、1998年7月24日、94頁〜99頁 特願2004−350993号
しかしながら、上記したように新設する光ファイバケーブルを保護用可とう管に収容した状態で連結管に固定する場合、連結管の直径が制限されているため、200心以上の光ファイバケーブルおよび保護用可とう管を新設することができないという問題があった。
また、地下に配設された鞘管に敷設された光ファイバケーブルは、地上の台風または車等が高速に通過する際に発生した風等により鞘管内部へ引っ張られ、位置ずれが発生する問題点があった。
そこで、本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、薄い管状のものを用いることで、200心以上の光ファイバケーブルおよび管状保護材を新設することができ、且つ光ファイバケーブルが情報ボックスに対して位置ずれしないように支持することができる光ファイバケーブル保持装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ファイバケーブル保持装置は、特許請求の範囲の請求項1〜7に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1に記載のように、道路管理用光ファイバを収容するための情報ボックスに接続された連結管に光ファイバケーブルを布設する際に用いる光ファイバケーブル保持装置において、前記連結管に装着され、既設の光ファイバケーブル、繊維製管状保護材を被覆する新設の光ファイバケーブルを支持する支持部材と、前記繊維製管状保護材の端部を前記支持部材に固定し、前記繊維製管状保護材の移動を規制する管状保護材固定手段とを備え、前記支持部材は、既設の光ファイバケーブル、繊維製管状保護材を被覆する新設の光ファイバケーブルが挿通する切欠部および前記繊維製管状保護材の折り曲げ部を固定するための取付部が形成されて、前記連結管に装着した際に、前記連結管の開口を閉塞するフランジ部と、前記フランジ部の一方に設けられ、前記連結管に挿入して該連結管の端部に係合する係合部とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載のように、道路管理用光ファイバを収容するための情報ボックスに接続された連結管に光ファイバケーブルを布設する際に用いる光ファイバケーブル保持装置において、前記連結管に装着され、既設の光ファイバケーブル、繊維製管状保護材を被覆する新設の光ファイバケーブルを支持する支持部材と、前記繊維製管状保護材の端部を前記支持部材に固定し、前記繊維製管状保護材の移動を規制する管状保護材固定手段とを備え、前記支持部材は、既設の光ファイバケーブル、繊維製管状保護材を被覆する新設の光ファイバケーブルが挿通する切欠部が形成されて、前記連結管に装着した際に、前記連結管の開口を閉塞するフランジ部と、前記フランジ部の一方に設けられ、前記連結管に挿入して該連結管の端部に係合する係合部と、前記フランジ部の他方に設けられ、前記繊維製管状保護材の折り曲げ部を固定するための突起部とを有することを特徴とする。
また、請求項3に記載のように、請求項1の光ファイバケーブル保持装置において、前記支持部材のフランジ部側に配置され、既設の光ファイバケーブルと新設の光ファイバケーブルとを隔離させ保持する保持部材をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載のように、請求項3の光ファイバケーブル保持装置において、前記保持部材は、同一形状に形成された第1の部材と第2の部材とを嵌合して構成されることを特徴とする。
また、請求項5に記載のように、請求項3または請求項4の光ファイバケーブル保持装置において、前記保持部材の端部に当接して配置され、光ファイバケーブルを挟持し、光ファイバケーブルの前記連結管内部への移動を防止する引き留め部材をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載のように、請求項5の光ファイバケーブル保持装置において、前記引き留め部材は、第1のクランプ部材と、第2のクランプ部材と、2個の半円筒状のゴム材とを有し、前記第1のクランプ部材と前記第2のクランプ部材の側面の端部にそれぞれ鍔部が設けられ、該鍔部の表面には被覆材で被覆されることを特徴とする。
また、請求項7に記載のように、請求項2〜6の光ファイバケーブル保持装置において、前記突起部は、側面に開口を有する円筒状に形成され、端部の外周面に前記保護管固定手段の外れを阻止する凸部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、繊維製管状保護材を用いることで、直径が制限された連結管に200心以上の光ファイバケーブルを新設することができ、また、繊維製管状保護材の端部を折り曲げて、管状保護材固定手段により支持部材の突起部に固定するため、繊維製管状保護材の位置ずれを防止することができる。
また、支持部材のフランジ部側に配置され、既設の光ファイバケーブルと新設の光ファイバケーブルとを隔離させ保持する保持部材を設けることで、既設の光ファイバケーブルと新設の光ファイバケーブルとが互いに干渉することを抑制することができる。
また、保持部材の端部に当接して配置され、光ファイバケーブルの表皮を挟持し、光ファイバケーブルの連結管内部への移動を防止する引き留め部材を設けることで、台風または車等が高速に通過する際に発生した風により鞘管内部への位置ずれを防止することができる。
また、突起部の端部の外周面に保護管固定手段の外れを阻止する凸部を設けることで、管状保護材固定手段の外れを防止することができる。
本発明に係る光ファイバケーブル保持装置を実施するための最良の形態を、図を参照して説明する。
光ファイバケーブルが収容される鞘管は、情報ボックスの開口に2号コネクタ型、ベルマウス型、PCL型等の種々の連結管を介して接続されている。以下、この連結管として2号コネクタ型を例示して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態の光ファイバケーブル保持装置100の構成を示す組立状態斜視図である。図2は、光ファイバケーブル保持装置100の構成を示す分解状態斜視図である。
図1において、光ファイバケーブル保持装置100を2号コネクタの連結管20を介して光ファイバケーブル13(13a,13b)を支持する際の斜視図を示し、図2において、光ファイバケーブル保持装置100および2号コネクタ型部の分解様子を示している。
図1および図2に示すように、光ファイバケーブル保持装置100は、支持部材10と、管状保護材固定手段17と、保持部材40と、引き留め部材50とを備えている。
支持部材10は、新設の光ファイバケーブル13a、既設の光ファイバケーブル13bとその繊維製管状保護材35が挿通する切欠部11が形成されて、連結管20に装着した際に、連結管20の開口を閉塞するフランジ部15と、フランジ部15の一方に設けられ、連結管20に挿入して、該連結管20の端部に係合する係合部14と、フランジ部15の他方に設けられ、繊維製管状保護材35の折り曲げ部35aを固定するための突起部16とを有する。
また、係合部14は、複数の脚、例えば3本の脚のように形成され、この係合部14の中間部にそれぞれ突出方向が逆向きになるように概略U字状に屈曲させてなる係止部23が設けられている。さらに、これら係止部23は被覆材により被覆されている。これらの係止部23は、図3に示すように、連結管20の段差部33に嵌り込むことにより、フランジ部15を連結管12に係止できるようになっている。従って、係止部23は、段差部33の所に位置するように設けられている。
なお、係合部14は、フランジ部15と一体に形成されても、フランジ部15の裏面側(鞘管28側)にスポット溶接して設けるようにしてもよい。
フランジ部15は、ステンレス鋼等の耐食性の高い金属材料を材料として、連結管20の内径より適宜大きな外径を有する概略円盤状に形成され、その略中央部には光ファイバケーブル13が挿通する切欠部11が設けられている。この切欠部11は、上端が円弧状をなすアーチ形状である。また、フランジ部15には、保持部材40を取り付けるためのネジ穴15a,15bが設けられている。
突起部16は、側面に開口を有する半円筒状に形成され、端部の外周面に保護管固定手段17の外れを阻止する凸部16aが設けられている(図3参照)。
また、係合部14、フランジ部15、および突起部16には、被覆材で被覆されている。被覆材は、例えば熱により収縮する合成樹脂製のチューブ等からなる。係合部14、フランジ部15の被覆材は、光ファイバケーブル13に傷付けないようにするためのものである。また係合部14の被覆材は、係合部14を連結管20に挿入した際に係合部14が連結管20を傷付けないようにするためのものであり、また係合部14と連結管20との摩擦力を高めるためのものである。
無論、被覆材を設ける趣旨としては、上述したように連結管20の保護や摩擦力の向上を目的とするものであるため、この機能が実現できる他の方法や材料であってもよい。
なお、ベルマウス型の連結管の場合、段差部33までの距離が長いので、係合部14の先端部の係止部23が外向きになるように形成することで対応することができる。例えばフランジ部15の裏面側(鞘管28側)には複数の係合部(脚)14がスポット溶接して設けられる場合、係合部14の先端部の係止部23が外向きになるように溶接する。
また、管状保護材固定手段17として、例えば金属製のホースバンドが用いられる。この管状保護材固定手段17で、繊維製管状保護材35の折り曲げ部35aを突起部16に固定する。繊維製管状保護材35として、例えばミリケン・ジャパン社製の「マクセル」が用いられる。
ここで、連結管20は、接着材等により鞘管28と接続される連結管本体部29及び、該連結管本体部29の内壁に螺合する連結管フランジ部30からなっている。
そして、情報ボックスに直接取り付けられている支圧板31を挟んで連結管フランジ部30が連結管本体部29に螺合することで鞘管28を当該情報ボックスに連結するようになっている。
図4は、新設光ファイバケーブル13aを布設する際に繊維製管状保護材35の折り曲げ状態を示す図である。図4に示すように、光ファイバケーブル13aを繊維製管状保護材35に挿通して、光ファイバケーブル13aと繊維製管状保護材35とをフランジ部15の切欠部11に挿通し、繊維製管状保護材35の端部を折り曲げて、突起部16の外側に位置するように配置する。図5は、新設光ファイバケーブル13aを布設した後の様子を示す図である。図5に示すように、管状保護材固定手段17で折り曲げ部35aを突起部16に固定するようになされている。
図6は、保持部材40の構成を示す図である。図6(a)は引き留め部材50が配置される側から見た図であり、図6(b)は、A-A断面図であり、図6(c)はフランジ部15側から見た図である。
保持部材40は、支持部材10のフランジ部15側に配置され、既設の光ファイバケーブル13bと新設の光ファイバケーブル13aとを隔離させ保持するものである。図6に示すように、保持部材40は、樹脂で同一形状に形成された第1の保持部材40Aと、第2の保持部材と40Bとから構成されている。第1の保持部材40Aと第2の保持部材40Bには、凸部45と、凹部46とが設けられている。凸部45と凹部46とを嵌合することで保持部材40が組立される。なお、第1の保持部材40Aと第2の保持部材40Bをネジ止めで固定するようにしてもよい。
保持部材40は、既設の光ファイバケーブル13bと、新設の光ファイバケーブル13aを挿通するための2つの挿通部42とが設けられている。この例において、2つの挿通部42が同一形状に形成されるが、これに限定されるものではない。また、挿通部42の底面42aは斜面状に形成されている。これにより、引き留め部材50が配置される側において、新設の光ファイバケーブル13aと既設の光ファイバケーブル13bとの間に所定の間隔を設け、引き留め部材50の取付が容易になる。
また、保持部材40は、繊維製管状保護材35の折り曲げ部35aを固定するための突起部16を逃げるための逃げ部43が設けられている。また、第1の保持部材40Aと第2の保持部材40Bには、それぞれ切欠部41が設けられ、この切欠部41の一端側に保持部材40をフランジ部15に固定するためのネジ48が配置されている。ネジ48は保持部材40から外れないように止め輪49で止められている。また、切欠部41の他端側にネジ48を締め付け用の貫通穴44が設けられている。ネジ48でフランジ部15に固定することができる。
図7は、引き留め部材50の構成を示す図である。図7に示すように、引き留め部材50は、第1のクランプ部材51aと、第2のクランプ部材51bと、2個の半円筒状のゴム材54と、ボルト55と、スプリングワッシャー56と、平ワッシャー57と、ナット58とから構成されている。
第1のクランプ部材51aには、取付穴52aが設けられ、取付穴52aの両側に曲げ上がった凸部53a,53bが設けられている。この凸部53a,53bによりボルト55が回転しないようにボルト55の頭部を固定する。
第2のクランプ部材51bには、取付穴52bが設けられている。また、第1のクランプ部材51aと第2のクランプ部材51bの側面の端部にそれぞれ垂直方向に折り曲げて厚みをもたせる鍔部51Aが設けられ、これらの鍔部51Aの表面およびその周辺には被覆材で被覆される。これにより、隣の連結管20に配置される光ファイバケーブルに傷つけることを防止することができる。
引き留め部材50を取り付ける際に、2個の半円筒状のゴム材54で光ファイバケーブル13を挟み、外側から第1のクランプ部材51aと第2のクランプ部材51bとを取り付けてボルト55、スプリングワッシャー56、平ワッシャー57、ナット58により締め付ける。
上述のような構成で、新設光ファイバケーブル13aを布設する際の施工手順を図1〜3を参照して説明する。ここで、鞘管28に既設光ファイバケーブル13bが収納され、この鞘管28に新設光ファイバケーブル13aを新設する場合を例に説明する。
先ず、情報ボックス間を接続する鞘管28に繊維製管状保護材35と新設光ファイバケーブル13aを挿通する。これにより連結管20に開口から既設光ファイバケーブル13bと繊維製管状保護材35と新設光ファイバケーブル13aとが情報ボックス内に引き込まれた状態となる。
次に、支持部材10を連結管20に装着する。このとき係合部14を連結管20に挿入し、新設光ファイバケーブル13bと繊維製管状保護材35が突起部16側に位置するように光ファイバケーブル13を切欠部11に配置させる。そして、繊維製管状保護材35の端部を折り曲げて、管状保護材固定手段17で折り曲げ部35aを突起部16に固定する。
次に、保持部材40を支持部材10のフランジ部15側に配置し、新設の光ファイバケーブル13aと既設の光ファイバケーブル13bとを隔離させ保持し、ねじ48でフランジ部15に固定する。
次に、新設の光ファイバケーブル13aと既設の光ファイバケーブル13bとをそれぞれゴム材54で挟み、外側から第1のクランプ部材51aと第2のクランプ部材51bとを取り付けて、ボルト55、スプリングワッシャー56、平ワッシャー57、ナット58により締め付ける。これにより新設の光ファイバケーブル13a、既設の光ファイバケーブル13bが強固に挟持され、かつ、当該引き留め部材50が保持部材40に当接することにより、その当接方向への外力により光ファイバケーブル13が位置ズレしたりすることが無くなる。従って、新設光ファイバケーブル13aの位置ズレが防止できるようになる。
このように本実施の形態においては、光ファイバケーブル保持装置100は、支持部材10と、管状保護材固定手段17と、保持部材40と、引き留め部材50とを備え、支持部材10は、新設の光ファイバケーブル13a、既設の光ファイバケーブル13bとその繊維製管状保護材35が挿通する切欠部11と、連結管20の開口を閉塞するフランジ部15と、フランジ部15の一方に設けられ、連結管20に挿入して、該連結管20の端部に係合する係合部14と、フランジ部15の他方に設けられ、繊維製管状保護材35の折り曲げ部35aを固定するための突起部16とを有する。
これにより、直径が制限された連結管に200心以上の光ファイバケーブルを新設することができ、また、繊維製管状保護材35の端部を折り曲げて、管状保護材固定手段17により支持部材10の突起部16に固定するため、繊維製管状保護材35の位置ずれを防止することができる。
また、支持部材10のフランジ部15側に配置され、既設の光ファイバケーブル13bと新設の光ファイバケーブル13aとを隔離させ保持する保持部材40を設けることで、既設の光ファイバケーブル13bと新設の光ファイバケーブル13aとが互いに干渉することを抑制することができる。
また、保持部材40の端部に当接して配置され、光ファイバケーブル13の表皮を挟持し、光ファイバケーブル13の鞘管28内部への移動を防止する引き留め部材50を設けることで、台風または車等が高速に通過する際に発生した風により鞘管28内部への位置ずれを防止することができる。
また、突起部16の端部の外周面に保護管固定手段17の外れを阻止する凸部16aを設けることで、管状保護材固定手段17の外れを防止することができる。
図8は、支持部材の他の実施例を示す図である。図8に示すように、支持部材10Aは、新設の光ファイバケーブル13a、既設の光ファイバケーブル13bとその繊維製管状保護材35が挿通する切欠部11が形成されて、連結管20に装着した際に、連結管20の開口を閉塞するフランジ部15と、フランジ部15の一方に設けられ、連結管20に挿入して、該連結管20の端部に係合する係合部14とを有する。フランジ部15に繊維製管状保護材35の折り曲げ部35aを固定するための取付部として3つのネジ穴18が設けられている。支持部材10Aは、また、突起部16が設けられていない以外に上述した支持部材10と同様な構成を有している。
図9は、支持部材10Aを用いた場合の新設光ファイバケーブル13aを布設した後の様子を示す図である。図9に示すように、管状保護材固定手段としての固定ネジ60およびワッシャー61で折り曲げ部35aをフランジ部15に固定するようになされている。繊維製管状保護材35の端部を折り曲げる際に、繊維製管状保護材35の端部に長さ方向において切り口を設けることで、折り曲げが容易になる。
支持部材10Aを用いた場合、繊維製管状保護材35の折り曲げ部35aを固定するための突起部16を設ける必要がなく、製造コストの削減を図ることができる。また、突起部16がないため、保持部材40には、突起部16を逃げるための逃げ部43を設ける必要がなく、保持部材40の製造が容易になる。
なお、上述実施の形態においては、係合部14が、複数(例えば3本)の脚のような構成としたが、これに限定されるものではない。他の形状にしてもよい。
また、上述実施の形態においては、管状保護材固定手段17に金属製のホースバンドを用いるものとしたが、これに限定されるものではない。他の固定手段を用いてもよい。
また、上述実施の形態においては、保持部材40が樹脂材料から形成されるものであるが、これに限定されるものではない。例えば、金属材料など他の材料から形成されるようにしてもよい。
この発明は、光通信ネットワークを構築する際、1の鞘管に複数の光ファイバケーブルを布設する場合の光ファイバケーブルを保持する目的に利用できる。
実施の形態の光ファイバケーブル保持装置100の構成を示す組立状態斜視図である。 光ファイバケーブル保持装置100の構成を示す分解状態斜視図である。 支持部材10を連結管20に装着した際の断面模式図である。 新設光ファイバケーブル13aを布設する際に繊維製管状保護材35の折り曲げ状態を示す図である。 新設光ファイバケーブル13aを布設した後の様子を示す図である。 保持部材40の構成を示す図である。 引き留め部材50の構成を示す図である。 支持部材の他の実施例を示す図である。 支持部材10Aを用いた場合の新設光ファイバケーブル13aを布設した後の様子を示す図である。
符号の説明
10,10A 支持部材
11 切欠部
13 ファイバケーブル
13a 新設ファイバケーブル
13b 既設ファイバケーブル
15 フランジ部
16 突起部
16a 凸部
17 保護管固定手段
18 ネジ穴
20 連結管
23 係止部
28 鞘管
29 連結管本体部
30 連結管フランジ部
31 支圧板
32 連結管フランジ部端面
33 段差部
35 繊維製管状保護材
40 保持部材
40A 第1の保持部材
40B 第2の保持部材
41,42 挿通部
42a 底面
43 逃げ部
44 貫通穴
45 凸部
46 凹部
48 ネジ
49 止め輪
50 引き留め部材
51a 第1のクランプ部材
51b 第2のクランプ部材
51A 鍔部
54 半円筒状のゴム材
55 ボルト
56 スプリングワッシャー
57 平ワッシャー
58 ナット
60 固定ネジ
61 ワッシャー
100 光ファイバケーブル保持装置

Claims (4)

  1. 道路管理用光ファイバを収容するための情報ボックスに接続された連結管に光ファイバケーブルを布設する際に用いる光ファイバケーブル保持装置において、
    フランジ部を有し、前記連結管に装着され、既設の光ファイバケーブル、繊維製管状保護材を被覆する新設の光ファイバケーブルを支持する支持部材と、
    前記繊維製管状保護材の端部を前記支持部材に固定し、前記繊維製管状保護材の移動を規制する管状保護材固定手段と
    前記支持部材のフランジ部側に配置され、既設の光ファイバケーブルと新設の光ファイバケーブルとを隔離させ保持する保持部材とを備え、
    前記支持部材は、既設の光ファイバケーブル、繊維製管状保護材を被覆する新設の光ファイバケーブルが挿通する切欠部が形成されて、前記連結管に装着した際に、前記連結管の開口を閉塞するフランジ部と、前記フランジ部の一方に設けられ、前記連結管に挿入して該連結管の端部に係合する係合部と、前記フランジ部の他方に設けられ、前記繊維製管状保護材の折り曲げ部を固定するための突起部とを有し、前記突起部は、側面に開口を有する半円筒状に形成され、端部の外周面に保護管固定手段の外れを阻止する凸部が設けられ、
    前記保持部材は、前記突起部を逃げるための逃げ部が設けられていると共に、既設の光ファイバケーブルと新設の光ファイバケーブルを挿通するための2つの挿通部が設けられ、これらの挿通部の底面は斜面状に形成されていることを特徴とする光ファイバケーブル保持装置。
  2. 前記保持部材は、同一形状に形成された第1の保持部材と第2の保持部材とを嵌合して構成され
    前記第1の保持部材と前記第2の保持部材には、それぞれ切欠部が設けられ、この切欠部の一端側に保持部材を前記フランジ部に固定するためのネジが配置され、他端側に前記ネジを締め付け用の貫通穴が設けられていることを特徴とする請求項記載の光ファイバケーブル保持装置。
  3. 前記保持部材の端部に当接して配置され、光ファイバケーブルを挟持し、光ファイバケーブルの前記連結管内部への移動を防止する引き留め部材をさらに備えることを特徴とする請求項または記載の光ファイバケーブル保持装置。
  4. 前記引き留め部材は、第1のクランプ部材と、第2のクランプ部材と、2個の半円筒状のゴム材とを有し、前記第1のクランプ部材と前記第2のクランプ部材の側面の端部にそれぞれ鍔部が設けられ、該鍔部の表面には被覆材で被覆されることを特徴とする請求項記載の光ファイバケーブル保持装置。
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