JP4818679B2 - 防水コンセント - Google Patents

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Description

本発明は、防水コンセントに関するものである。
従来から、プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口が下向きに開口して導電部に水が入りにくい構造を有し屋外の壁面等の造営面に取り付けられる防水コンセントが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の防水コンセントとして、栓刃挿入口が設けられたボディと、ボディに着脱自在に装着されてボディの一部を覆って見栄えを改善するカバーとを備えるものがある。
カバーをボディに容易に着脱可能とする構造としては、ボディの上方に開放された隙間を後側(造営面側)に形成する係止部をボディの左右両側に設けるとともに、カバーにおいてボディを左右両側から挟む部位には係止部の後側の隙間に導入される被係止部を設けるものが考えられる。すなわち、カバーは、被係止部がボディの上方から係止部の後側の隙間に出し入れされることにより、ボディに着脱自在に結合し、ボディに結合した状態では被係止部がボディの係止部の後側に位置して前方への脱落を防止され、且つ、一部がボディの上面の上側に位置することにより下方への脱落を防止される。
特開平11−304726号公報
しかし、上記の構造では、ボディの上側において造営面が突出している場合など、カバーをスライドさせるため十分な空間がボディの上側にない場合にはカバーを取り付けることができない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、カバーの着脱が可能な取付場所の制限が緩和された防水コンセントを提供することにある。
請求項1の発明は、下向きに開口してプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口が設けられたボディと、導電材料からなりボディに保持され造営面から引き出された電線に電気的に接続されるとともに栓刃挿入口に挿入された栓刃に接触導通する刃受けと、柔軟な材料からなりボディと造営面との間に介在しボディと造営面との間への水の浸入を防止する防水パッキンと、ボディに着脱自在に結合しボディに結合した状態では少なくとも上方と左右方向とから見てボディを覆うカバーとを備え、カバーにおいて左右からボディに対向する面にはそれぞれ被係止部が突設され、ボディの左右両側にはそれぞれ被係止部を係止してカバーの前方への脱落を防止する係止部が設けられ、ボディにおいて係止部の上側であってボディの上端部よりも下側には、上下の幅寸法が被係止部よりも大きく前方に開放され係止部の後側の隙間に連通した導入部が設けられ、カバーは、被係止部が係止部に係止されてボディに対し上方以外への変位が禁止された取付位置と、被係止部を導入部に通すようにしてボディに対し前方へ変位させて取外し可能な取外し位置との間でボディに対して上下にスライド可能となっていて、導入部の下側の壁であって被係止部に下方から当接することにより係止部の上端よりも下方への被係止部の変位を禁止する壁が、栓刃挿入口よりも前側から係止部の上側にかけて設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、カバーをボディに対して着脱する際には、カバーの被係止部をボディの上端部よりも下側に位置する導入部を通じて係止部の後側に出し入れすることができるので、導入部を有さずボディの上側からカバーの被係止部を係止部の後側に導入する必要がある場合に比べ、カバーをボディに対して上下にスライドさせるためにボディの上側に確保すべき隙間が小さくなるから、カバーの着脱が可能な取付場所の制限が緩和される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前方から見た防水パッキンの外周面において造営面側をボディ側よりも窪ませる段を全周にわたって設けたことを特徴とする。
この発明によれば、防水パッキンと造営面との間にコーキングを施した場合、コーキング材が防水パッキンの段の後側に位置するから、防水パッキンに段を設けない場合に比べ、前方から見たときにコーキング材が目立ちにくくなって見栄えが改善される。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、カバーを、前方から見て防水パッキンに対し左右両側と上方とにそれぞれ突出する寸法形状としたことを特徴とする。
この発明によれば、防水パッキンの周囲にコーキングを施した場合にも、カバーによってコーキング材を目立たなくして見栄えを改善することができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、ボディは、絶縁材料からなり栓刃挿入口が設けられて刃受けを収納したコンセントケースと、栓刃挿入口を下向きに露出させる形でコンセントケースを保持して造営面に取り付けられる保持体とを備え、保持体と防水パッキンとの少なくとも一方の下端部には、コンセントケースが保持される空間に連通して保持体又は防水パッキンの下面に開口した水抜き部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、コンセントケースが保持された空間に水が浸入した場合にも、刃受けはコンセントケースによって保護され、浸入した水は水抜き部を通じて排出される。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、カバーとボディとの一方に被係合部を設けるとともに、カバーとボディとの他方には水平方向に弾性的に変位可能であってカバーが取付位置にあるときに被係合部に係脱自在に係合してカバーのボディに対する上方への移動を禁止する係合部を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、カバーのボディに対する上方への位置ずれが抑えられる。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、ボディは、栓刃挿入口の後側から下方に突設されねじ挿通穴が前後に貫設された取付部と、それぞれ少なくとも先部が取付部のねじ挿通穴の前側に位置し先部を他の部位に対して前後に変位させるように弾性変形可能な複数枚の弁体からなり取付部のねじ挿通穴を覆う覆い部とを有することを特徴とする。
この発明によれば、前方から見てねじ挿通穴及びねじ挿通穴に挿通されたねじが隠されるから、見栄えが改善される。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、ボディにおいて少なくとも覆い部は透明な材料からなることを特徴とする。
この発明によれば、ねじ挿通穴に挿通されたねじが前方から見えるから、ねじ止めを行いやすくなる。
本発明によれば、カバーをボディに対して着脱する際には、カバーの被係止部をボディの上端部よりも下側に位置する導入部を通じて係止部の後側に出し入れすることができる。従って、導入部を有さずボディの上側からカバーの被係止部を係止部の後側に導入する必要がある場合に比べ、カバーをボディに対して上下にスライドさせるためにボディの上側に確保すべき隙間が小さくなるため、カバーの着脱が可能な取付場所の制限が緩和される。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、図1〜図3に示すように、例えば合成樹脂成形品のような絶縁材料からなりプラグの栓刃(図示せず)が挿入される栓刃挿入口11が設けられたコンセントケース1と、例えば合成樹脂成形品からなり栓刃挿入口11を下向きに露出させる形でコンセントケース1を保持する保持部21を有する保持体2と、導電材料からなりコンセントケース1に収納され造営面WS(図10参照)から引き出された電線(図示せず)に電気的に接続されるとともに栓刃挿入口11に挿入された栓刃に接触導通する刃受け(図示せず)と、例えば合成ゴムのような柔軟な材料からなり保持体2と造営面WSとの間に介在し保持体2と造営面WSとの間への水の浸入を抑制する防水パッキン3と、例えば合成樹脂成形品からなり保持体2に着脱自在に結合して保持体の上面並びに左右両側面を覆うカバー4とを備える。
詳しく説明すると、保持体2は、保持部21において栓刃挿入口11の後側(造営面側)の部位から造営面に沿うように下方に突設された扁平な取付部22を有し、取付部22と保持部21の上端部とには、それぞれ左右方向の中央部にねじ挿通穴22a(図4(a)参照),21aが前後に貫設されている。保持体2は、ねじ挿通穴22a,21aにそれぞれ挿通されたねじSC(図9参照)により、造営材W(図10参照)や、造営材Wに埋め込み配設された埋込ボックスB(図10参照)に固定される。
防水パッキン3は、造営面WSから引き出された電線が挿通される長方形状の電線挿通穴31が前後に貫設された矩形枠状であって、電線挿通穴31の上側において左右方向の中央部にはねじ挿通穴32が前後に貫設されている。保持体2の保持部21のねじ挿通穴21aに挿通されたねじSCは防水パッキン3のねじ挿通穴32に挿通され、防水パッキン3は保持体2と造営面WSとの間に挟持される。
ここで、防水パッキン3の前面の下端部には、それぞれ電線挿通穴31と防水パッキン3の下方とに開放された溝からなる水抜き部33が設けられている。保持体2が造営面WSに取り付けられた状態では、水抜き部33は、保持体2と防水パッキン3との間で、コンセントケース1が収納された空間に連通し防水パッキン3の下面に開口した貫通穴を形成する。従って、例えばカバー4を装着し忘れたときに、後述する保持体2のスリット21bなどから保持部21内のコンセントケース1が収納された空間へ水が浸入しても、刃受けはコンセントケース1によって保護され、浸入した水は水抜き部33を通じて図4(a)に矢印で示すように保持体2の下方へ排出される。
また、防水パッキン3の上下左右の外周面には、後側の外形を前側の外形よりも小さくする段34が設けられている。防水パッキン3の周囲にコーキングが施された場合には、コーキング材CM(図8参照)は段34の後側に位置するから、コーキング材CMが目立ちにくくなり、見栄えが改善される。
コンセントケース1の下面には、JIS C 8303に規定された2極接地極付引掛形の3個1組の栓刃挿入口11が2組設けられている。コンセントケース1の左右両端部にはそれぞれ貫通穴12aが前後に貫設された取付片12が突設されており、例えば貫通穴12に挿通された打込鋲やねじによりコンセントケース1は保持体2の保持部21に取付けられている。ここにおいて、コンセントケース1の後端は保持体2の後端よりも前側に位置し、コンセントケース1の下面は保持体2の保持部21の下面と略面一となる。また、栓刃挿入口11は取付部22の前面よりも前側に位置する。また、コンセントケース1の後面には、造営面WSから引き出された2線の電線が挿入される2個1組の電線挿入穴13(図4(a)参照)が3組設けられている。コンセントケース1内において電線挿入穴13に臨む位置には、電線挿入穴13から挿入された電線が接続される周知の速結端子(図示せず)が設けられており、各速結端子はコンセントケース1内で対応する刃受けに電気的に接続されている。
また、保持体2の後面には、例えば金属板のような導電材料からなりコンセントケース1内の接地極の刃受けと接地線(図示せず)とを電気的に接続する接地導電板5が取り付けられている。接地導電板5は、コンセントケース1に挿入されて接地極の刃受けに電気的に接続される接続部51と、接地線が接続される端子部52と、接続部51と端子部52とを連結する連結部53と、端子部52の下方に突設された取付部54とを有する。接地導電板5において連結部53と取付部54とにはそれぞれ貫通穴53aが前後に貫設されており、貫通穴53aに挿通された打込鋲やねじ(いずれも図示せず)により接地導電板5は保持体2の保持部21に取付けられている。
保持体2の取付部22の右端部には、接地導電板5の端子部52を前方へ露出させる端子挿通穴22bが前後に貫設されている。ここで、接地導電板5の端子部52にはねじ穴52aが前後に貫設されており、接地線は、導電材料からなりねじ穴52aに螺合する端子ねじTSの頭部と端子部52とに挟持される。端子挿通穴22bは取付部22の前面に設けられた凹部22cの底面に貫設されている。凹部22cは取付部22の下方へ開放されており、端子部52に接続された接地線において絶縁被覆がかれた部分は凹部22cの内面に囲まれる。これにより、接地線において絶縁被覆がかれた部分や接地導電板5に使用者が不用意に接触することがないようになっている。また、端子ねじTSの頭部には、絶縁性を有する例えば合成樹脂成形品からなり後面が開口した有底円筒形状であって接地線を示すマークが前面に付されたカバーTCが例えば嵌合により被着されている。
また、取付部22には、ねじ挿通穴22aを開閉する扉体6が取付けられている。扉体6は、例えばねじ挿通穴21aの上側において取付部22に結合する連結部61と、ねじ挿通穴22aを覆う位置とねじ挿通穴22aを露出させる位置との間で取付部22に対して下端部を前後に揺動させる方向に回動可能な本体部62とを有する。連結部61には、係止爪61aが左右に突設されている。そして、取付部22に前後に貫設された取付穴(図示せず)に連結部61が挿通されて係止爪61aが取付部22の後面に係止されることにより、連結部61は取付部22に対して保持されている。取付部22の前面においてねじ挿通穴21aの周囲には凹部22dが設けられており、扉体6が閉じた状態では、扉体6は凹部22dに収納されて扉体6の前面と取付部22の前面とが略面一となるようにしてある。さらに、扉体6の本体部62には、凹部22dの底面に設けられた係止穴(図示せず)に係止されて扉体6を閉じた状態に保持する係止爪62aが突設されている。
保持部21は、下端に近い位置ほど造営面からの突出寸法を大きくするように前面が曲面状に傾斜している。カバー4は、保持部21の前面に沿った曲面形状の前壁41と、前壁41の左右両端部からそれぞれ後方へ突設されて保持体2を挟んで左右に対向する2枚の側壁42とからなる。各側壁42の下端縁はそれぞれ後方に向かって下方へ傾斜しており、カバー4の後端部は保持体2よりも上下の幅寸法が僅かに大きくなっている。
また、図5に示すように、カバー4の各側壁42からはそれぞれ上下に長い被係止突起43が内側へ突設され、前壁41の下端部からは2個の被係合突起44が左右に並べて後方へ突設されるとともに、前壁41の上端部からは補助被係止突起45が下方へ突設されている。
保持体2の左右の側面には、上下に長い係止凹部23が後端部に設けられるとともに、係止凹部23の上側には係止凹部23に連通して前方に開放された導入溝24が設けられている。係止凹部23は被係止突起43よりも前後の寸法を僅かに大きくしてあり、導入溝24は被係止突起43よりも上下の幅寸法を大きくしてある。また、保持体2の保持部21の下端部には、それぞれ上下に長く下端が開放された2個のスリット21bを左右に並べて設けてあり、スリット21bに挟まれた部位は下端部を前後に変位させるように弾性変形可能な弾性部21cとなっている。弾性部21cの左右方向の中央部には、前方と下方とに開放された凹部21dが設けられている。さらに、保持体2の上面の後端部には、左右に長く前後の寸法が補助被係止突起45よりも僅かに大きい補助係止溝25が設けられている。
カバー4を保持体2に取り付けるには、まず、図6(a)に示すようにカバー4の側壁42の間に保持体2の保持部21を導入し、被係止突起43を導入溝24に通すようにして図6(a)の矢印で示すようにカバー4を後方へスライドさせて図6(b)に示すように被係止突起43を係止凹部23の上側に位置させる。次に、図6(b)の矢印で示すようにカバー4を下方へスライドさせて図6(c)に示すように被係止突起43を係止凹部23に導入する。この過程で、弾性部21cは左右両端部の前面がそれぞれ被係合突起44に当接して下端部を後方へ変位させるように弾性変形し、やがて被係合突起44が弾性部21cの下端部よりも下側に至ったときに弾性部21cは図7に示すように復帰して被係合突起44に係合する。また、補助係止突起45は補助係止溝25に係入する。ここにおいて、カバー4の前壁41は保持部21の前面を完全に覆って下端部が保持部21よりも下方に突出し、カバー4は上方と左右方向から見て保持体2とコンセントケース1すなわち請求項におけるボディを完全に覆う取付位置に位置する。この取付位置では、前壁41が保持体2の前方及び上方に位置することによりカバー4の後方及び下方への移動は禁止され、側壁42が保持体2を挟むことによりカバー4の左右への移動は禁止され、被係止突起43及び補助被係止突起45がそれぞれ係止凹部23及び補助係止溝25の内面に係止されることによりカバー4の前方への移動は禁止され、弾性部21cが被係合突起44の上側に位置することによりカバー4の上方への移動は禁止される。つまり、弾性部21cが請求項における係合部である。取付位置においてカバー4の下端部が保持体2の保持部21やコンセントケース1の下面よりも下方に突出しているから、カバー4を伝った水は、保持体2とコンセントケース1との間や栓刃挿入口11に流れ込むことなく、カバー4の下端縁を伝って流れ落ちる。
カバー4を保持体2から取り外すには、保持体2の弾性部21cに設けられた凹部21dの内面とカバー4の前壁41の後面との間の隙間に例えばマイナスドライバーを挿入してこじることにより弾性部21cを弾性変形させて被係合突起44と弾性部21cとの係合を解除しつつ、カバー4を上方へ移動させて被係止突起43を導入溝24に導入する。次に、被係止突起43を導入溝24に通すようにしてカバー4を前方へ移動させれば、カバー4を保持体2から取り外すことができる。つまり、被係止突起43が導入溝24に導入されたときのカバー4の位置が請求項における取外し位置である。
上記構成によれば、被係止突起43を導入溝24に通して係止凹部23に導入することができるから、導入溝24を設けず被係止突起43を保持体2の上側から導入する場合に比べ、カバー4の着脱時の上下のスライド幅が小さくなり、従ってカバー4を着脱可能なように保持体2の上側に確保すべき隙間が狭くてすむから、カバー4の着脱が可能な取付場所の制限が緩和される。
また、補助被係止突起45及び補助係止溝25を設けたことにより、応力が分散されて被係止突起43が破損しにくくなっている。
さらに、本実施形態のカバー4は貫通穴を有さない比較的に単純な形状であるので合成樹脂成形品で形成した場合に成形時にウェルドが発生しにくいから、材料として金属粉や木粉が混入した合成樹脂を用いたり、色調の異なる複数種類の合成樹脂を成形時に混合したりしても色むらが発生しにくく、金属又は木材を模した質感や木目調の色柄を容易に実現できる。
なお、図8に示すように、カバー4を前方から見て防水パッキン3の上方及び左右両側にそれぞれ突出する寸法形状としてもよい。この構成を採用すれば、防水パッキン3の周囲にコーキングを施した場合にコーキング材CMが目立ちにくくなり、見栄えが改善される。ここで、防水パッキン3からのコーキング材CMの突出寸法は普通5〜10mm程度となるので、前方から見たカバー4の防水パッキン3からの突出寸法は10mm程度とすることが望ましい。
さらに、図9及び図10に示すように、扉体6に代えて柔軟な材料からなる閉塞体7によって取付部22のねじ挿通穴22aを覆い、閉塞体7においてねじ挿通穴22aの前方に位置する部位の厚さ寸法を他の部位より小さくして十字に切り込みを入れることでそれぞれ先部を前後に変位させるように弾性変形可能な4個の弁体71を設けてもよい。つまり、この4個の弁体71によって請求項における覆い部が構成される。この構成を採用すれば、ねじ挿通穴22aに挿通されたねじSC及びねじ挿通穴22aを覆って見栄えを改善することができる。さらに、扉体6のような開閉操作を必要とせず、ドライバ(図示せず)によって弁体71を押し広げるだけでねじSCを操作することができるから、扉体6を設ける場合に比べて施工性も向上する。ここで、閉塞体7の材料として透明な材料を用いれば、図10のように埋込ボックスBへの取り付けの際に埋込ボックスBのねじ穴B1が閉塞体7とねじ挿通穴22aとを通して見えるから、閉塞体7を不透明な材料で構成する場合に比べて埋込ボックスBのねじ穴の位置とねじ挿通穴22aの位置とを合わせやすくなり、施工性が更に向上する。この場合、例えば閉塞体7を着色しておけば、離れた位置からはねじSCが見えにくくなり、近い位置からはねじSCが見やすくなるから、見栄えの改善と作業性の向上とを両立することができる。なお、弁体71の数は上記に限られず、切り込みの形状によって適宜の数とすることができる。
本発明の実施形態においてカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 同上を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図、(d)は斜視図、(e)はカバーを除いた斜視図である。 同上を示す分解斜視図である。 同上を示す図であり、(a)は防水パッキンを除いた背面図、(b)は下面図である。 同上のカバーを示す斜視図である。 同上においてカバーを保持体に取り付ける手順を示す斜視図であり、(a)〜(c)はそれぞれ異なる段階を示す。 同上の要部を示す断面図である。 同上の別の形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 同上の更に別の形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は断面図である。 図9の形態の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 コンセントケース
2 保持体
3 防水パッキン
4 カバー
21 保持部
21c 弾性部
22 取付部
22a ねじ挿通穴
23 係止溝
24 導入溝
43 被係止突起
44 被係合突起
71 弁体

Claims (7)

  1. 下向きに開口してプラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口が設けられたボディと、導電材料からなりボディに保持され造営面から引き出された電線に電気的に接続されるとともに栓刃挿入口に挿入された栓刃に接触導通する刃受けと、柔軟な材料からなりボディと造営面との間に介在しボディと造営面との間への水の浸入を防止する防水パッキンと、ボディに着脱自在に結合しボディに結合した状態では少なくとも上方と左右方向とから見てボディを覆うカバーとを備え、
    カバーにおいて左右からボディに対向する面にはそれぞれ被係止部が突設され、ボディの左右両側にはそれぞれ被係止部を係止してカバーの前方への脱落を防止する係止部が設けられ、
    ボディにおいて係止部の上側であってボディの上端部よりも下側には、上下の幅寸法が被係止部よりも大きく前方に開放され係止部の後側の隙間に連通した導入部が設けられ、
    カバーは、被係止部が係止部に係止されてボディに対し上方以外への変位が禁止された取付位置と、被係止部を導入部に通すようにしてボディに対し前方へ変位させて取外し可能な取外し位置との間でボディに対して上下にスライド可能となっていて、
    導入部の下側の壁であって被係止部に下方から当接することにより係止部の上端よりも下方への被係止部の変位を禁止する壁が、栓刃挿入口よりも前側から係止部の上側にかけて設けられていることを特徴とする防水コンセント。
  2. 前方から見た防水パッキンの外周面において造営面側をボディ側よりも窪ませる段を全周にわたって設けたことを特徴とする請求項1記載の防水コンセント。
  3. カバーを、前方から見て防水パッキンに対し左右両側と上方とにそれぞれ突出する寸法形状としたことを特徴とする請求項1又は2記載の防水コンセント。
  4. ボディは、絶縁材料からなり栓刃挿入口が設けられて刃受けを収納したコンセントケースと、栓刃挿入口を下向きに露出させる形でコンセントケースを保持して造営面に取り付けられる保持体とを備え、
    保持体と防水パッキンとの少なくとも一方の下端部には、コンセントケースが保持される空間に連通して保持体又は防水パッキンの下面に開口した水抜き部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の防水コンセント。
  5. カバーとボディとの一方に被係合部を設けるとともに、カバーとボディとの他方には水平方向に弾性的に変位可能であってカバーが取付位置にあるときに被係合部に係脱自在に係合してカバーのボディに対する上方への移動を禁止する係合部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の防水コンセント。
  6. ボディは、栓刃挿入口の後側から下方に突設されねじ挿通穴が前後に貫設された取付部と、それぞれ少なくとも先部が取付部のねじ挿通穴の前側に位置し先部を他の部位に対して前後に変位させるように弾性変形可能な複数枚の弁体からなり取付部のねじ挿通穴を覆う覆い部とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の防水コンセント。
  7. ボディにおいて少なくとも覆い部は透明な材料からなることを特徴とする請求項6記載の防水コンセント。
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