JP4816910B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、器体内部に発光体を備え、当該発光体の光を器体表面に設けた透光窓から出射するようにしたスイッチ装置に関する。
従来、埋込型の配線器具等に用いられるスイッチとして、器体の表面に露出する押釦ハンドルの動作に応じて器体内の接点の切換が行われるスイッチ本体と、当該スイッチ本体の前面側に設けられて押釦ハンドルを操作する操作ハンドルと、を備え、さらに、上記器体の内部に発光体を設け、当該発光体の光を操作ハンドルに設けた表示窓から外に出射させて、スイッチの設置位置や、スイッチの通電状態を示すのに用いるようにしたものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2001−184991号公報
上記従来のスイッチでは、発光体として、ネオンランプや砲弾型のLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)が使用されている。これら発光体は、器体内部の基板に実装される。
ところが、ネオンランプは、一般的に鉛入りガラスが使用されている場合が多く、昨今の鉛の使用制限に適さなくなってきている。
また、砲弾型のLEDは実装作業の効率が悪く、製造コストが高くなってしまうという問題があり、一方、表面実装型のLEDは、一般に反射部材を持たない分、砲弾型のLEDに比べて輝度が低めになり、表示灯として十分な明るさを得るのが難しい場合が多いという問題がある。
そこで、本発明は、内部に表示灯用の発光体を備えたスイッチ装置において、より低いコストで所要の明るさの表示灯を構成しうるスイッチ装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、押釦ハンドルを器体の表面に露出した状態で備え、当該押釦ハンドルの操作により器体内の接点の切換が行われるとともに、器体内に発光体を備え、当該発光体からの光を器体表面に設けられた透光窓から出射させるようにしたスイッチ装置において、上記器体内に設けられた基板と、上記基板上に実装される上記発光体としてのLEDと、上記基板上に被着されて上記LEDを封止する封止部材と、上記封止部材を覆うように上記基板上に被着されて上記LEDから出射された光を上記透光窓に配光させる配光部材と、を備え上記封止部材を半球状に形成するとともに、上記配光部材の上記封止部材に対向する面を、当該封止部材側に凸となるようにし、上記配光部材の上記透光窓側の面を、当該透光窓側に凸となるようにし、且つ上記配光部材の周面の少なくとも一部を、上記透光窓側の面から逸れた光を全反射させて当該透光窓側の面に指向させる反射面とするとともに、上記配光部材の上記封止部材に対向する周面を円筒状に形成し、当該周面で屈折した光が上記反射面に全反射する角度で入射するように構成したことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記封止部材を熱硬化性樹脂とし、上記配光部材を熱可塑性樹脂としたことを特徴とする。
請求項の発明にあっては、上記透光窓側の面の曲率半径を上記封止部材に対向する面の曲率半径より大きくしたことを特徴とする。
請求項の発明にあっては、上記配光部材と上記基板とをロケートピンを用いて位置決めするように構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、LEDを封止部材によって封止することでLEDの取付状態をより確実に維持することができる上、当該LEDからの光を配光部材を用いて透光窓に向けて導光することで表示灯としての明るさを確保しやすくなる。しかも、かかる構成を低コストで実現することができる。
さらに、配光部材によって光の集束性を高めることができる分、より輝度の小さいLEDを使用できるようになるため、この点でも低コスト化を実現できるとともに、消費電力を低減できるという利点もある。また、封止部材を半球状としたため、LEDからの光が封止部材の外面にほぼ垂直に当たって、当該外面で殆ど反射することなく透過するようになり、表示灯としての明るさを確保しやすくなる。また、上記配光部材のうち上記封止部材に対向する面と上記透光窓側の面とで挟まれる領域をレンズとして機能させ、LEDからの光を透光窓に向けて集束させることができるので、表示灯としての明るさを確保しやすくなる。また、上記配光部材の周面の少なくとも一部を反射面として利用することができるため、透光窓側への光の集束性を高めて、表示灯としての明るさを確保しやすくなる上、別途反射板を設けずに済む分、安価に得ることができる。また、光を上記封止部材に対向する周面において上記反射面に向けて屈折させることができるため、当該反射面で光を全反射させることによる効果をより確実に得ることができる。
請求項2の発明によれば、封止部材を熱硬化性樹脂としたため、当該封止部材によるLEDの封止状態が、基板に部品(当該LED以外の部品も含む)を半田実装する場合等の熱によって損なわれるのを抑制することができる。また、配光部材を、一般的には熱硬化性樹脂より安価な熱可塑性樹脂としたため、当該熱による影響を受けにくい構成を、より安価に得ることができる。
請求項の発明によれば、上記透光窓側の面では曲率半径を相対的に大きくすることで光の全反射を抑制することができる。一方、当該透光窓側の面での曲率半径に対して上記封止部材に対向する面での曲率半径を相対的に小さくすることで、光を基板の面直方向に指向させやすくなる。よって、これら双方の効果によって、透光窓側への光の集束性を高めて表示灯としての明るさを確保しやすくなる。
請求項の発明によれば、ロケートピンを用いた比較的簡素な構成によって、低コストで配光部材の配置精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるスイッチ装置を含むピアノハンドル式スイッチの外観図(正面図)、図2は、ピアノハンドル式スイッチの分解斜視図、図3は、スイッチ装置の器体内部の平面図、図4は、スイッチ装置の器体内に設けられる基板と当該基板上に実装されたLED、封止部材、および配光部材を示す斜視図、図5は、基板および当該基板上に実装されたLED、封止部材、および配光部材の縦断面図(基板に垂直でありかつLEDの中心を通る断面図)である。
本実施形態にかかるピアノハンドル式スイッチ1は、取付枠3をベースとして各部品がアセンブリされたものである。取付枠3は、壁(図示せず)等の造営面や、当該造営面に埋込配設される埋込ボックス(図示せず)などに固定される。
この取付枠3は、例えば金属導体を略矩形枠状に成形したものであり、当該取付枠3の長手方向両端部には、埋込ボックスに取付枠3を締結するためのボックスねじ(図示せず)が挿通される長孔3aや、取付枠3を造営面に直付けするためのねじ(図示せず)が挿通されるねじ挿通孔3b、ならびにプレート枠4を取付枠3に取り付ける取付ねじ9用の取付ねじ孔3c等が設けられている。スイッチ装置2は、この取付枠3の内側開口部に挿入された状態で、取付枠3に係止される。
このスイッチ装置2は、箱状のベース2aと、当該ベース2aの開口部を塞ぐように設けられるカバー2bとからなる器体を備え、全体的に略直方体状の外観を呈している。そして、カバー2bの前面2cには矩形状の開口部2dが形成されており、この開口部2dから押釦ハンドル2eが露出している。この押釦ハンドル2eは、器体に揺動可能に支持されており、当該押釦ハンドル2eの操作により、器体内の接点の切り換えが行われるようになっている。
また、このカバー2bの前面2cには矩形状の透光窓8が形成されており、器体内部に設けられたLED12,12(図3参照)からの光を受け容れて、ピアノハンドル5の表示窓7に向けて透光するようになっている。なお、本実施形態では、透光窓8と表示窓7とが丁度重なりあうように配置されるが、透光窓8と表示窓7との位置がずれる場合には、ピアノハンドル5の裏面に導光用のプリズムを配置するなどして対応すればよい。
プレート枠4は、例えば合成樹脂を略矩形枠状に成形したものであり、当該プレート枠4の長手方向両端部には、取付ねじ9を挿通するねじ挿通孔4aが穿設されている。また、このプレート枠4の表面の四隅には、略矩形状に開口する係止孔4bが形成されており、この係止孔4bに化粧プレート6の裏面に突設される係止爪(図示せず)を挿入して係止することで、化粧プレート6をプレート枠4に取り付けるようになっている。
化粧プレート6は、例えば合成樹脂を略矩形枠状に成形したものであり、ピアノハンドル5の周縁を囲む枠として機能する。すなわち、その中央部には矩形状の開口部6aが形成されており、当該開口部6aを埋めるようにピアノハンドル5が配置される。
ピアノハンドル5は、手指等によって押圧操作され、当該押圧操作を押釦ハンドル2eに伝える操作部として機能する。本実施形態では、ピアノハンドル5は、スイッチ装置2のカバー2bの前面cを覆う状態で、当該スイッチ装置2に支持されており、押釦ハンドル2eと連動して揺動するように構成されている。なお、通常、このピアノハンドル5は、スイッチ装置2に一対一で対応して設けられる。よって、複数個(例えば3個)のスイッチ装置2が取付枠3の長手方向に並べて装備される場合には、当該取付枠3の長手方向に沿って分割された同数(同3個)の分割型ピアノハンドルが装備されることになる。
図3に示すように、器体のベース2aの内側の凹部には、導体の配線パターン11が形成された基板10が取り付けられており、本実施形態では、この基板10の表面上に、発光体としてのLED(すなわちLEDのベアチップ)12,12が実装されている。LED12としては、種々のものを採用することができるが、一例として、InGaN(窒化インジウム・ガリウム)緑LED等を用いることができる。
各LED12,12には、例えば、ピアノハンドル式スイッチ1(のピアノハンドル5)の設置位置を示すべくスイッチオフ時に発光させたり、スイッチがオンされたことを示すべくスイッチオン時に発光させたりする等、それぞれ別の機能が割り当てられる。したがって、一方を赤とし他方を緑とする等、これらLED12,12の発色を異ならせるのが好適である。
なお、以上の構成では、これらLED12,12の直上部に透光窓8を配置するのが好適である。
ここで、本実施形態では、図4および図5に示すように、各LED12上に、封止部材13と配光部材14とが設けられている。
封止部材13は、各LED12を覆うように基板10上に被着されている。具体的には、LED12を基板10上に例えば銀ペーストを用いて接着するとともに適宜ワイヤボンディングして実装した後、当該LED12上に透明な熱硬化性樹脂をモールドして、当該封止部材13を得る。この封止部材13の外面13aは、LED12(好適にはその出射面の中心)を中心とする半球状に形成されている。
一方、配光部材14は、封止部材13を覆うように基板10上に被着される。本実施形態では、配光部材14を透明な熱可塑性樹脂によって予め所定形状に成形しておき、接着等することによって基板10の表面上に取り付ける。
すなわち、配光部材14の内部には、被着状態での基板10側に開口する有底略円柱状の空洞部15が形成されており、この空洞部15の中心に封止部材13を収容するように当該配光部材14を基板10の表面上に被せて被着してある。ここで、配光部材14の被着工程は、当該配光部材14が基板10への部品実装時に生じる熱等の影響を受けないよう、部品を実装した後に行うのが好適である。なお、空洞部15は空気で充たされた空気層となる。
また、この配光部材14は、LED12の中心を通って基板10の表面に垂直な軸を中心軸とする回転体状に形成されており、基板10からその表面の法線方向に沿って離間するにつれて徐々に外径が拡がるテーパ状に傾斜した外周面(周面)14dを備えるとともに、透光窓8側に臨む上面14bは、基板10から離間する方向に凸(すなわち透光窓8側に凸)の略球面状に形成されている。
さらに、図5に示すように、封止部材13および基板10の表面と対向する天井面14aは、封止部材13側(すなわち基板10側)に凸の略球面状に形成される一方、空洞部15の周壁面をなす内周面(周面)14cは、基板10の表面と略垂直に立設された円筒面としてある。
本実施形態では、以上の構成によって、LED12から出射された光を、基板10の表面に略垂直な方向に配光している。
すなわち、LED12から図5の上方に出射され、封止部材13および空洞部15を通って天井面14aに入射した光は、この天井面14aで配光部材14の上記中心軸側に屈折して上面14bに向かい、さらにこの上面14bで屈折して、基板10の表面と略垂直な方向の光となる。かかる光路は、配光部材14の天井面14aと上面14bとの間の領域が凸レンズとして機能することによって得られるものである。
また、LED12から図5の斜め上方に出射され、封止部材13および空洞部15を通って内周面14cに入射した光は、空洞部15の空気層と配光部材14の樹脂材料との屈折率に応じて当該内周面14cで屈折して外周面14dに向かい、この外周面14dで図5の上方に全反射されて上面14bに向かい、この上面14bで屈折して、基板10の表面と略垂直な方向の光となる。かかる光路は、内周面14cを設けたことで、上面14bから側方にそれる光を外周面14dに指向させるとともに、当該外周面14dを基板10の表面に対して例えば略50°の角度で傾斜配置することで、内周面14cからの光を外周面14dにその法線方向に対して臨界角より広い角度で入射させるようにし、以て、当該外周面14dで内周面14cから到達した光が全反射するようにしたことによって得られるものである。
また、LED12から基板10の表面に沿って内周面14cにほぼ垂直に入射した光は、当該内周面14cをほぼ直進し、外周面14dで上記と同様に図5の上方に全反射されて上面14bに向かい、この上面14bで屈折して、基板10の表面と略垂直な方向の光となる。
このとき、本実施形態では、封止部材13の外面13aが半球状に形成されているため、LED12から各方向に出射された光は、封止部材13の外面13aにほぼ垂直な角度で入射されることになり、封止部材13の樹脂材料と空洞部15内の空気層との屈折率の関係から、当該外面13aをほとんど屈折されることなく直進することになる。
また、本実施形態では、図5に示すように、上面14bの曲率半径を天井面14aの曲率半径より大きくしてある。これは、上面14bでは曲率半径を相対的に大きくすることで光の全反射を抑制するとともに、上面14bでの曲率半径に対して天井面14aでの曲率半径を相対的に小さくすることで当該天井面14aで光を基板10表面の面直方向に指向させやすくするためである。
以上の本実施形態によれば、LED12を封止部材13によって封止することでLED12の取付状態をより確実に維持することができる上、当該LED12からの光を配光部材14を用いて透光窓8に向けて導光することで表示灯としての明るさを確保しやすくなる。しかも、かかる構成を低コストで実現することができる。
また、配光部材14を設けた分、より輝度の低いLED12やより駆動電流の小さいLED12を使用することが可能となり、消費電力の低減や、LED12の低コスト化を実現できるという利点もある。
そして、封止部材13と配光部材14とを別部材としたため、それぞれ封止・配光に適した部材を用いることができ、各性能を向上させやすくなる。また、例えば、スイッチの種々の仕様(スイッチ装置を配置できるスペース等)に対しては、配光部材14のみの交換でより容易に対応することができるし、さらに、LED12のベアチップの光量や色に応じて適した配光部材14を選択して用いることで、表示灯としての光量や色のばらつきを少なくすることができるという利点もある。
また、本実施形態によれば、封止部材13を熱硬化性樹脂としたため、当該封止部材13によるLED12の封止状態が、基板10に部品(当該LED12以外の部品も含む)を半田実装する場合等の熱によって損なわれるのを抑制することができる。また、配光部材14を、一般的には熱硬化性樹脂より安価な熱可塑性樹脂としたため、当該熱による影響を受けにくい構成を、より安価に得ることができる。
また、本実施形態によれば、封止部材13を半球状としたため、LED12からの光が封止部材13の外面13aにほぼ垂直に当たって、当該外面13aで殆ど反射することなく透過するようになり、表示灯としての明るさを確保しやすくなる。
また、本実施形態によれば、配光部材14のうち封止部材13に対向する天井面14aと透光窓8側の上面14bとで挟まれる領域を凸レンズとして機能させ、LED12からの光を透光窓8に向けて集束させることができるので、表示灯としての明るさを確保しやすくなる。
また、本実施形態によれば、透光窓8側の上面14bでは曲率半径を相対的に大きくすることで光の全反射を抑制することができる。一方、当該透光窓8側の上面14bでの曲率半径に対して封止部材13に対向する天井面14aでの曲率半径を相対的に小さくすることで、光を基板10の面直方向に指向させやすくなる。よって、これら双方の効果によって、透光窓8側への光の集束性を高めて表示灯としての明るさを確保しやすくなる。
また、本実施形態によれば、配光部材14の外周面14dを反射面として利用することができるため、透光窓8側への光の集束性を高めて、表示灯としての明るさを確保しやすくなる上、別途反射板を設けずに済む分、安価に得ることができる。
さらに、本実施形態によれば、配光部材14の内周面14cで光を屈折させることで上面14bから側方に逸れた光を外周面14dに集めて全反射による効果をより確実に得ることができる。
(第2実施形態)図6は、本実施形態にかかるスイッチ装置の器体内に設けられる基板と当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材を示す斜視図、図7は、基板および当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材の縦断面図(基板に垂直でありかつLEDの中心を通る断面図)である。なお、本実施形態にかかるスイッチ装置は、上記第1実施形態にかかるスイッチ装置と同様の構成要素を備えている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
上記第1実施形態では、封止部材13と配光部材14とをそれぞれ別個の部品として設けたが、本実施形態では、封止部材と配光部材とを一体化した封止配光部材16を設け、配向する部材によって直接封止するようにしている。
かかる構成では、熱によって封止状態が損なわれるのを抑制するために、封止配光部材16を熱硬化性樹脂とするのが好適である。
また、適宜な形状の型(分割型)を用いて基板10上に樹脂モールドすることが可能であるし、予め適宜な形状に成形したものを基板10上に接着などして被着することも可能である。なお、後者の場合には、封止配光部材16の基板10との当接面(底面)に、当該基板10の表面上に実装されたLED12を丁度収容する凹部を設ける。
また、この封止配光部材16も、LED12の中心を通って基板10の表面に垂直な軸を中心軸とする回転体状に形成されており、上記第1実施形態のテーパ状の外周面14dと同様のテーパ状の傾斜側面としての外周面(周面)16c、および上記第1実施形態の凸面状の上面14bと類似する出射面としての凸面状の上面16aと、を有するが、本実施形態では、それら外周面16cと上面16aとの間に、基板10の表面と略垂直な垂直側面としての円柱面16bを備えている。
したがって、図7に示すように、LED12から図7の上方に出射された光は、直接上面16aで屈折されて外に出射される一方、LED12から図7の側方や斜め上方に出射された光は外周面16cおよび/または円柱面16bで全反射された後、上面16aから出射されることになる。
以上の本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果が得られる上、配光部材と封止部材とを一つの封止配光部材として一体成形した分、部品点数が減り、製造コストをより一層低減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、傾斜側面としての外周面16cと垂直側面としての円柱面16bとで光を全反射させて出射面としての上面16aに適切な角度で指向させることができるため、上面16dから逸れた光も透光窓8側へ指向させて光の集束性を高めることができ、表示灯としての明るさを確保しやすくなる上、別途反射板を設けずに済む分、安価に得ることができるという利点がある。
また、垂直側面を円柱面16bとしたことで、封止配光部材16あるいはそのモールド型を比較的容易に成形することができる分、製造コストをより一層低減することが可能となる。
(第3実施形態)図8は、本実施形態にかかるスイッチ装置の器体内に設けられる基板と当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材を示す斜視図、図9は、基板および当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材の縦断面図(基板に垂直でありかつLEDの中心を通る断面図)である。なお、本実施形態にかかるスイッチ装置は、上記第1,第2実施形態にかかるスイッチ装置と同様の構成要素を備えている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態でも、上記第2実施形態と同様に、配光部材として機能する封止配光部材17によって直接LED12を封止するようにしている。
また、本実施形態では、ロケートピン17fを用いて封止配光部材17を基板10に対して位置決めしている。すなわち、ロケートピン17fを封止配光部材17の底面(基板10の表面と当接する面)に突設する一方、基板10の表面には当該ロケートピン17fを嵌挿する孔18を形成しておき、これらの嵌合によって封止配光部材17を基板10の所定位置に精度良く設置できるようにしている。よって、本実施形態では、封止配光部材17を予め所定形状に成形しておき、基板10上の所定位置に接着するなどして被着させる形式が採用される。
さらに、本実施形態では、上記第1,第2実施形態のように封止配光部材17を回転体状に形成するのではなく、基板10に平行な断面が略矩形状となるように形成し、以て、当該封止配光部材17から出射される光が、略矩形状に集束するようにしてある。具体的には、最も基板10に近い領域を、台形状の四つの側面17dを備えた逆四角錐台状(基板10に近い側が細く基板10から遠くなるにつれて太くなる四角錐台状)に形成し、その上部を、図9の斜め上方に向けて相互に拡がる一対の傾斜平面17c、当該傾斜平面17cの上部に連接されて相互に対向する一対の垂直平面17b、側面17dの上部で一対の傾斜平面17c間と一対の垂直平面17b間とに亘って形成されて相互に対向する一対の垂直平面17e、および円柱面状の上面17aを備える形状としてある。かかる構成では、垂直平面17b、傾斜平面17c、側面17d、および垂直平面17eはいずれも反射面となり、これら各面で反射された光が、上面17aを経由して出射される。よって本実施形態では、上面17aが出射面に相当し、垂直平面17b,17eが垂直側面に相当し、傾斜平面17cおよび側面17dが傾斜側面に相当する。
かかる形状の封止配光部材17から出射された光の基板10と平行な断面は、図9の左右方向に長く紙面方向に短い矩形状に集束されることになる。よって、透光窓8が矩形状である場合、光の集束領域を当該透光窓8の形状に対応する適宜な矩形状に形成することで、透光窓8における輝度むら(透光窓8内の各領域における輝度ばらつき)を抑制することができる。
以上の本実施形態によれば、上記第1,第2実施形態と同様の効果が得られる上、ロケートピン17fを用いた比較的簡素な構成によって、低コストで封止配光部材17の配置精度を向上させることができる。このとき、本実施形態のように基板10に孔18を設けると、封止配光部材17をスライドコアを用いることなく製造することができるようになるため、更なる低コスト化を図ることができるという利点がある。
また、上述したように、封止配光部材17の基板10と平行な断面形状を矩形状として、LED12から出射された光を当該矩形断面を成す外面で適宜に全反射させることで、封止配光部材17からの出射光を矩形断面状に集束することができるので、矩形状の透光窓8に対して輝度むらを抑制して、表示灯の視認性を向上させるとともに美観の向上を図ることができるという利点もある。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、配光部材の形状や材質等は、使用するLEDの特性や、スイッチ装置の構成、表示灯としての用途等に応じて適宜に変更可能であるし、基板の法線方向に対して傾斜する方向に向けて光を出射させるように構成することも可能である。
また、ロケートピンは配光部材とは別体としてもよいし、基板上に突設したピンを配光部材に設けた孔に嵌挿するようにしてもよいし、上記第1実施形態のように封止部材と配光部材とを別部材として構成した場合についても、当該配光部材をロケートピンを用いて位置決めすることが可能である。
また、上記例示した構成のピアノハンドル式スイッチ以外のスイッチにも適用可能であるのはもちろんである。
本実施形態にかかるスイッチ装置を含むピアノハンドル式スイッチの外観図(正面図)。 本発明の実施形態にかかるピアノハンドル式スイッチの分解斜視図。 本発明の第1実施形態にかかるスイッチ装置の器体内部の平面図。 本発明の第1実施形態にかかるスイッチ装置の器体内に設けられる基板と当該基板上に実装されたLED、封止部材、および配光部材を示す斜視図。 本発明の第1実施形態にかかるスイッチ装置の基板および当該基板上に実装されたLED、封止部材、および配光部材の縦断面図(基板に垂直でありかつLEDの中心を通る断面図)。 本発明の第2実施形態にかかるスイッチ装置の器体内に設けられる基板と当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材を示す斜視図。 本発明の第2実施形態にかかるスイッチ装置の基板および当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材の縦断面図(基板に垂直でありかつLEDの中心を通る断面図)。 本発明の第3実施形態にかかるスイッチ装置の器体内に設けられる基板と当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材を示す斜視図。 本発明の第3実施形態にかかる基板および当該基板上に実装されたLEDおよび配光部材の縦断面図(基板に垂直でありかつLEDの中心を通る断面図)。
符号の説明
2 スイッチ装置
2e 押釦ハンドル
2a ベース(器体)
2b カバー(器体)
8 透光窓
10 基板
12 LED
13 封止部材
14 配光部材
14a 天井面(封止部材に対向する面)
14b 上面(透光窓側の面)
14c 内周面(周面)
14d 外周面(周面;反射面)
16,17 封止配光部材
16a,17a 上面(出射面)
16b 円柱面(反射面;垂直側面)
16c 外周面(周面;反射面;傾斜側面)
17b 垂直平面(反射面;垂直側面)
17c 傾斜平面(反射面;傾斜側面)
17d 側面(反射面;傾斜側面)
17e 垂直平面(反射面;垂直側面)
17f ロケートピン

Claims (4)

  1. 押釦ハンドルを器体の表面に露出した状態で備え、当該押釦ハンドルの操作により器体内の接点の切換が行われるとともに、器体内に発光体を備え、当該発光体からの光を器体表面に設けられた透光窓から出射させるようにしたスイッチ装置において、
    前記器体内に設けられた基板と、
    前記基板上に実装される前記発光体としてのLEDと、
    前記基板上に被着されて前記LEDを封止する封止部材と、
    前記封止部材を覆うように前記基板上に被着されて前記LEDから出射された光を前記透光窓に配光させる配光部材と、
    を備え
    前記封止部材を半球状に形成するとともに、
    前記配光部材の前記封止部材に対向する面を、当該封止部材側に凸となるようにし、
    前記配光部材の前記透光窓側の面を、当該透光窓側に凸となるようにし、且つ
    前記配光部材の周面の少なくとも一部を、前記透光窓側の面から逸れた光を全反射させて当該透光窓側の面に指向させる反射面とするとともに、
    前記配光部材の前記封止部材に対向する周面を円筒状に形成し、当該周面で屈折した光が前記反射面に全反射する角度で入射するように構成したことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記封止部材を熱硬化性樹脂とし、前記配光部材を熱可塑性樹脂としたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記透光窓側の面の曲率半径を前記封止部材に対向する面の曲率半径より大きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記配光部材と前記基板とをロケートピンを用いて位置決めするように構成したことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一つに記載のスイッチ装置。
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