JP4816473B2 - 無線受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウルトラワイドバンド通信の無線信号を受信する無線受信装置に関する。
近年、高速無線伝送方式の一つとして、所定の周期タイミングに同期したパルス信号からなるパルス信号列を用いて超広帯域な通信を行うウルトラワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)通信方式が注目されている。UWB通信の一態様では、搬送波を用いず、例えばパルス幅が1nsec以下等の極めて細かいパルス信号からなるパルス信号列を用いて通信を行うものがある(例えば、特許文献1参照。)。
図15は、背景技術に係るUWB通信の無線受信装置100を示すブロック図である。図15に示す無線受信装置100は、UWB通信による無線送信装置から送られてきたUWB通信信号を受信するアンテナ101と、アンテナ101で受信されたUWB通信信号を増幅する増幅器102と、その無線送信装置でUWB通信信号を生成するために用いられたものと同じ既知のPN(Pseudorandom Noise)コードに対応するデコード制御信号を生成するデコーダソース103と、受信した信号の各パルスと実質的に等価な波形を有するテンプレート信号のパルス列を含む周期タイミング信号を発生する調整可能時間ベース104と、デコード制御信号及び周期タイミング信号に基づき無線送信装置の既知のPNコードと時間的に一致したデコード信号を生成するデコード時間変調器105と、増幅器102で増幅された受信信号とデコード信号との相関を取って相関電圧を生成する相関器106と、その相関電圧を調整可能時間ベース104へフィードバックするローパスフィルタ107と、相関電圧からサブキャリアを除去して受信データを復元する復調器108とを備えている。
そして、相関器106によって、増幅器102で増幅された受信信号と、無線送信装置の既知のPNコードと時間的に一致したデコード信号との間で相関が取られることにより、復調器108で受信信号が復調されるようになっている。
特表平10−508725号公報
ところで、上述のような無線受信装置100では、アンテナ101を用いて受信した非常に微細なパルス信号に信号処理を施すため、増幅器102の電力増幅率を大きくする必要があり、増幅器102での消費電力が大きいという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、受信信号の信号増幅部における消費電力を低減することができる無線受信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る無線受信装置は、所定の周期でパルスが配置されると共に所定のデータを収容する無線通信用の信号を受信する受信部と、前段の第1増幅回路及び後段の第2増幅回路が直列に接続された第1多段増幅回路を備え、当該第1多段増幅回路によって前記受信部で受信された信号を増幅する信号増幅部と、前記信号増幅部により増幅された信号を、前記周期における一部の期間であるウィンドウ期間において積分する積分部と、前記受信部で受信された信号における前記パルスのタイミングと前記ウィンドウ期間のタイミングとを同期させる同期部と、前記積分部により得られた積分値に基づいて前記無線通信用の信号を復調して前記データを取得する復調部と、前記パルスのタイミングと同期したウィンドウ期間である同期ウィンドウ期間において前記第2増幅回路に前記増幅動作を行わせ、前記第1増幅回路を、前記第2増幅回路の動作開始タイミングより予め設定された設定時間早いタイミングから動作開始させて前記同期ウィンドウ期間に前記増幅動作を行わせる増幅動作制御部とを備える。
この構成によれば、受信部によって、所定の周期でパルスが配置された無線通信用の信号が受信される。また、増幅動作制御部によって、後段の第2増幅回路を動作開始させるより予め設定された設定時間早いタイミングで前段の第1増幅回路の動作が開始される。そうすると、第1増幅回路の動作開始時に生じたスイッチングノイズが第2増幅回路によって増幅されることが低減されるので、第1増幅回路のスイッチングノイズの影響を低減することができる。その後、増幅動作制御部によって、パルスのタイミングと同期したウィンドウ期間である同期ウィンドウ期間において、第1及び第2増幅回路によって増幅された信号が、積分部によって積分される。この場合、信号増幅部の信号増幅率は、第1増幅回路の増幅率と第2増幅回路の増幅率との乗算によって得られるので、第2増幅回路の増幅率の信号増幅率は、信号増幅部の信号増幅率より小さくなる。そうすると、信号増幅部を単一の増幅回路で構成した場合と比べて第2増幅回路が動作開始する際に生じるスイッチングノイズが低減される。そして、このようにスイッチングノイズが低減された信号が積分部により積分され、その積分値に積分値に基づいて無線通信用の信号が復調されるので、信号増幅部で生じるスイッチングノイズを低減しつつ無線通信用の信号を復調することができる。また、第1増幅回路における増幅動作は、同期ウィンドウ期間に設定時間を加えた期間において実行され、第2増幅回路における増幅動作は、同期ウィンドウ期間において実行されるので、同期ウィンドウ期間以外の期間における信号増幅のための消費電力が低減される結果、受信信号の信号増幅部における消費電力を低減することができる。
また、前記第2増幅回路の増幅率は、前記第1増幅回路の増幅率よりも小さい値に設定されていることが好ましい。この構成によれば、第2増幅回路の動作開始時に生じるスイッチングノイズは、第1増幅回路の動作開始時に生じるスイッチングノイズより小さくなるので、信号増幅部で生じるスイッチングノイズを低減しつつ無線通信用の信号を復調することが容易となる。
また、前記第1増幅回路は、複数の増幅器が直列接続された多段増幅回路であることが好ましい。この構成によれば、増幅器の数を増加させることにより第1増幅回路の信号増幅率を増大させることができるので、第1増幅回路の増幅率を第2増幅回路の増幅率より増大させることが容易である。
また、前記設定時間は、前記第1増幅回路が増幅動作を開始する際に生じるスイッチングノイズの継続時間と実質的に同一の時間に設定されていることが好ましい。前記設定時間が、第1増幅回路が増幅動作を開始する際に生じるスイッチングノイズの継続時間と実質的に同一の時間に設定されていれば、第1増幅回路の動作開始時に生じたスイッチングノイズが第2増幅回路によって増幅されることを低減しつつ、不必要に長時間第1増幅回路を動作させて消費電流が増大するおそれを低減することができる。
また、前記第1増幅回路から前記第2増幅回路へ出力される信号の電圧範囲を、予め設定された設定範囲に制限するクランプ回路をさらに備えることが好ましい。この構成によれば、クランプ回路によって、第1増幅回路が増幅動作を開始する際に生じたスイッチングノイズの電圧範囲が、予め設定された設定範囲に制限されるので、第1増幅回路の動作開始時に生じたスイッチングノイズが第2増幅回路によって増幅されることを低減することができる。
また、前記クランプ回路は、前記第1増幅回路と前記第2増幅回路との間にアノードが接続され、グラウンドにカソードが接続されたダイオードにより構成されていることが好ましい。この構成によれば、ダイオードのみによってクランプ回路を構成することができるので、クランプ回路を簡素化することができる。
また、前記信号増幅部は、電気的特性が前記第1増幅回路と実質的に同一に構成された第3増幅回路をさらに備え、前記第3増幅回路の信号入力端子には、前記受信部の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスが接続され、前記増幅動作制御部は、前記第3増幅回路を前記第1増幅回路と同一のタイミングで動作させ、前記第2増幅回路は、前記第1増幅回路の出力信号と前記第3増幅回路の出力信号との差を増幅する。
この構成によれば、電気的特性が第1増幅回路と実質的に同一に構成された第3増幅回路の信号入力端子に受信部の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスが接続され、増幅動作制御部によって第3増幅回路が第1増幅回路と同一のタイミングで動作されるので、第1及び第3増幅回路において生じるスイッチングノイズは略同一となる。そして、第2増幅回路によって、第1増幅回路の出力信号と前記第3増幅回路の出力信号との差が増幅される。第1及び第3増幅回路において生じるスイッチングノイズは略同一であるから、第1増幅回路の出力信号と前記第3増幅回路の出力信号との差をとると、スイッチングノイズが相殺されて低減される。
また、前記信号増幅部は、前記第1及び第2増幅回路とそれぞれ電気的特性が実質的に同一に構成された前段の第3及び後段の第4増幅回路が、直列に接続された第2多段増幅回路をさらに備え、前記第3増幅回路の信号入力端子には、前記受信部の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスが接続され、前記増幅動作制御部は、前記第3増幅回路を前記第1増幅回路と同一のタイミングで動作させ、前記第4増幅回路を前記第2増幅回路と同一のタイミングで動作させ、前記第2及び第4増幅回路の出力信号を差動信号として出力するようにしてもよい。
この構成によれば、電気的特性が第1増幅回路と実質的に同一に構成された第3増幅回路の信号入力端子に受信部の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスが接続され、増幅動作制御部によって第3増幅回路が第1増幅回路と同一のタイミングで動作されるので、第1及び第3増幅回路において生じるスイッチングノイズは略同一となる。そして、電気的特性が第2増幅回路と実質的に同一に構成された第4増幅回路が、増幅動作制御部によって第2増幅回路と同一のタイミングで動作されるので、第4増幅回路の出力信号に含まれるスイッチングノイズ成分は、第2増幅回路の出力信号に含まれるスイッチングノイズ成分と略同一となる。さらに、第2及び第4増幅回路の出力信号が差動信号として出力されるので、差動信号に含まれるスイッチングノイズが相殺されて低減される。
このような構成の無線受信装置は、受信部によって、所定の周期でパルスが配置された無線通信用の信号が受信される。また、増幅動作制御部によって、後段の第2増幅回路を動作開始させるより予め設定された設定時間早いタイミングで前段の第1増幅回路の動作が開始される。そうすると、第1増幅回路の動作開始時に生じたスイッチングノイズが第2増幅回路によって増幅されることが低減されるので、第1増幅回路のスイッチングノイズの影響を低減することができる。その後、増幅動作制御部によって、パルスのタイミングと同期したウィンドウ期間である同期ウィンドウ期間において、第1及び第2増幅回路によって増幅された信号が、積分部によって積分される。この場合、信号増幅部の信号増幅率は、第1増幅回路の増幅率と第2増幅回路の増幅率との乗算によって得られるので、第2増幅回路の増幅率の信号増幅率は、信号増幅部の信号増幅率より小さくなる。そうすると、信号増幅部を単一の増幅回路で構成した場合と比べて第2増幅回路が動作開始する際に生じるスイッチングノイズが低減される。そして、このようにスイッチングノイズが低減された信号が積分部により積分され、その積分値に積分値に基づいて無線通信用の信号が復調されるので、信号増幅部で生じるスイッチングノイズを低減しつつ無線通信用の信号を復調することができる。また、第1増幅回路における増幅動作は、同期ウィンドウ期間に設定時間を加えた期間において実行され、第2増幅回路における増幅動作は、同期ウィンドウ期間において実行されるので、同期ウィンドウ期間以外の期間における信号増幅のための消費電力が低減される結果、受信信号の信号増幅部における消費電力を低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る無線受信装置1の構成の一例を示すブロック図である。また、図1に示す無線送信装置11は、公知のUWB無線送信装置で、UWB方式の無線信号をアンテナ12から放射する。図2は、無線送信装置11によって送信される無線信号の一例を示す説明図である。無線送信装置11は、通信の信頼性を向上させるため、例えば図2(a)に示すように、同一のデータを収容する同一の通信フレームAを、複数回、例えば3回繰り返してアンテナ12から無線信号として送信する。
図2(b)は、通信フレームAの詳細の一例を示す説明図である。通信フレームAは、例えば短パルス信号Pの有無によってデータの「1」、「0」を表すオンオフキーイング方式によって変調されており、通信フレームAと無線受信装置1側の受信タイミングとを同期させるパルス同期を行うためのパルス同期用パルス列A1と、通信の目的とするデータ部A2とから構成されている。パルス同期用パルス列A1は、例えば図2(c)に示すように、パルス幅が2〜3nsecにされた短パルス信号Pが、例えば500nsec程度の一定の周期Trepで、パルス同期処理に必要な時間だけ連続するように構成されている。また、パルス同期用パルス列A1の末端部には、パルス同期用パルス列A1の終了を示す信号パターンA3が設けられている。
データ部A2は、例えば短パルス信号PがN個連続する(周期Trep×Nの期間、短パルス信号Pが継続する)と「1」を表し、周期Trep×Nの期間、短パルス信号Pが無い状態が継続すると「0」を表すようにされている。
図1に示す無線受信装置1は、通信フレームAを受信するアンテナ2(受信部)、受信信号を増幅する信号増幅部3、受信信号を検波する検波器4、積分器5(積分部)、AD変換器6、制御部7、ウィンドウ信号生成部8(増幅動作制御部)、及び信号検出部9を備えている。アンテナ2は、UWB方式の無線信号、例えば無線送信装置11におけるアンテナ12から放射された図2に示す無線信号を受信し、信号増幅部3へ出力する。
図3は、信号増幅部3の構成の一例を示す回路図である。図3に示す信号増幅部3は、増幅回路31(第1増幅回路)、及び増幅回路32(第2増幅回路)を備えている。そして、アンテナ2で受信された信号が、増幅回路31により増幅されて増幅回路32へ出力され、さらに増幅回路32により増幅されて検波器4へ出力される。
増幅回路31は、例えば増幅率がβ1に設定され、増幅回路32は、例えば増幅率がβ1より小さいβ2に設定されており、信号増幅部3の増幅率βは、β1×β2となる。
増幅回路31,32は、それぞれ増幅動作を制御する制御端子310,320を有している。また、ウィンドウ信号生成部8から出力された、制御信号SG1が制御端子310に、制御信号SG2が制御端子320に入力されるようになっている。そして、増幅回路31,32は、制御端子310,320を用いて増幅動作を行わせると消費電力が増大し、増幅動作を停止させると消費電力が低下するようになっている。ここで、増幅動作を停止させるとは、増幅率を略ゼロに低下させるように増幅回路31,32の増幅率を制御することを含む。
増幅回路31,32としては、例えばInfinion technologies社製 BGA622等の低雑音アンプ(LNA:Low Noise Amplifier)等を用いることができる。例えば、BGA622の場合、3〜4GHzの周波数における増幅率を12〜13dBにすると消費電流は6mAとなり、増幅動作を停止状態にさせて3〜4GHzの周波数における増幅率を−17dBにすると消費電流は300μAとなり、増幅動作を停止状態にすることにより消費電流を1/20に低下させることができる。
検波器4は、信号増幅部3の出力信号を例えば包絡線検波あるいはピーク検波により検波する。さらに、検波器4により検波されて得られた検波信号S2は、積分器5へ出力される。積分器5は、ウィンドウ信号生成部8からの積分区間信号Swinに応じた積分区間で、検波器4から出力された検波信号S2を積分し、その積分信号S3をAD変換器6へ出力する。AD変換器6は、積分器5から出力された積分信号S3をデジタル値に変換し、そのデジタル変換された積分値SDを制御部7と信号検出部9とへ出力する。
制御部7は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記録されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記録するRAM(Random Access Memory)と、その周辺回路等とを備えて構成され、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、パルス同期処理を行ってウィンドウ信号生成部8に同期タイミングを設定する同期部71として機能する。
ウィンドウ信号生成部8は、制御部7からの制御信号に応じて、積分器5に積分動作をさせるウィンドウ期間を示す積分区間信号Swin、増幅回路31に増幅動作をさせる制御信号SG1、及び増幅回路32に増幅動作をさせる制御信号SG2を出力する。ウィンドウ期間は、例えば10nsec程度に設定されており、積分区間信号Swinは、例えば10nsecの時間幅のハイレベルのパルス信号によって、ウィンドウ期間を示すようになっている。
制御信号SG2は、積分区間信号Swinと略同一の信号にされており、制御信号SG1は、制御信号SG2よりも信号の立上りが、増幅回路31が増幅動作を開始する際に生じるスイッチングノイズの継続時間、あるいは当該スイッチングノイズのレベルが低下するのに必要な時間と略同程度の時間に予め設定された設定時間、例えば1〜2nsec程度早いタイミングに設定されている。
すなわち、ウィンドウ信号生成部8は、制御信号SG1よりも信号の立上りタイミングが予め設定された設定時間、例えば1〜2nsec程度遅らせた制御信号SG2を出力することで、増幅回路32の増幅動作開始タイミングを、増幅回路31の増幅動作開始タイミングより遅らせることで、増幅回路31のスイッチングノイズのレベルが低下した後に増幅回路32の増幅動作を開始させる。
図4は、信号検出部9の構成の一例を示すブロック図である。図4に示す信号検出部9は、受信パルスと同期した同期ウィンドウ期間において積分器5により得られた積分値と同期ウィンドウ期間を除く期間において積分器5により得られた積分値とに基づいて、無線通信用の信号とノイズとを判別するための閾値Sthを生成する閾値生成部91と、同期ウィンドウ期間において積分器5により得られた積分値SDが、閾値生成部91によって生成された閾値Sthを超えているか否かによってデータの値を判定することにより復調を行って得られた受信データSoutを外部へ出力する復調部92とを備えている。
閾値生成部91は、積分器5により得られた積分値SDからパルス同期時の短パルス信号Pの有無により生じる変化分及び、データ部A2に収容されるデータ値に応じて生じる変化分とを除去し、短パルス信号Pの周波数成分を通過させるハイパスフィルタ93と、ハイパスフィルタ93で得られた信号の実効値を算出する実効値算出部94と、積分値SDを平均する平均処理部95と、平均処理部95で得られた平均値に実効値算出部94で算出された実効値に3を乗じた値を加算することにより閾値Sthを生成する演算部96とを備えている。実効値算出部94と、平均処理部95と、演算部96とは、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いて構成され、所定の演算プログラムを実行することにより、実効値算出部94、平均処理部95、及び演算部96として機能する。
次に、上述のように構成された無線受信装置1の動作について説明する。まず、無線送信装置11のアンテナ12から放射された信号、例えば通信フレームAが、アンテナ2によって受信され、信号増幅部3によって増幅され、検波器4によって例えば包絡線検波あるいはピーク検波により検波される。さらに、検波器4によって検波された信号は、積分器5によって積分され、その積分電圧がAD変換器6によりデジタル変換されて得られた積分値SDが制御部7及び信号検出部9へ出力される。
そして、制御部7における同期部71によって、パルス同期処理が実行される。同期部71は、例えば、ウィンドウ信号生成部8から出力される積分区間信号Swin、及び制御信号SG1,SG2のタイミング、すなわちウィンドウ期間を変化させつつAD変換器6で得られる積分値SDが最大となるタイミングを探索することで、同期タイミングを取得する。
次に、同期部71からの制御信号に応じて、ウィンドウ信号生成部8から短パルス信号Pと同期したウィンドウ期間を示す積分区間信号Swinが増幅回路31へ出力され、積分区間信号Swinと略同一の制御信号SG2が増幅回路32へ出力され、制御信号SG2よりも予め設定された設定時間、例えば1〜2nsec程度信号の立上りタイミングが早い制御信号SG1が増幅回路31へ出力される。
これにより、増幅回路32は、ウィンドウ期間と略同一の期間のみ増幅動作を行い、ウィンドウ期間以外は増幅動作を行わない。また、増幅回路31は、ウィンドウ期間より、僅かな設定時間長い期間のみ増幅動作を行い、当該期間以外は増幅動作を行わない。従って、背景技術に係る無線受信装置のように常時増幅回路が増幅動作を行う場合に比べて増幅回路31,32の動作期間が短縮される結果、消費電力が低減される。
次に、信号増幅部3の動作について説明する。まず、図3に示す信号増幅部3の動作について説明する前に、図5に示すように、信号増幅部3の代わりに積分区間信号Swinと同一の制御信号SG11に応じてウィンドウ期間に信号増幅を行う増幅器AMPを用いた無線受信装置200の動作について説明する。
図6は、図5に示す無線受信装置200の、理想的な条件下における動作について説明するための説明図である。まず、アンテナ2によって、無線信号が受信され、受信信号Sinとして増幅器AMPへ出力される。一方、無線信号の短パルス信号Pと同期した積分区間信号Swinが、ウィンドウ信号生成部8から積分器5へ出力され、積分区間信号Swinと同一の制御信号SG11が増幅器AMPへ出力され、増幅器AMPがウィンドウ期間において受信信号Sinを増幅し、増幅信号S11として検波器4へ出力する。
増幅信号S11は、検波器4によって検波され、検波信号S2が積分器5へ出力される。検波信号S2は、積分器5によって、積分区間信号Swinに応じてウィンドウ期間の間、積分されて積分信号S3としてAD変換器6へ出力される。そして、AD変換器6から出力された積分値SDに基づき信号検出部9によって、受信データSoutが生成される。
ところが、実際に市場で入手可能な増幅器AMPでは、図7に示すように、増幅信号S11の立上りタイミングすなわち増幅動作の開始直後に、スイッチングノイズが生じて増幅信号S11に重畳されてしまう。そうすると、増幅器AMPのスイッチングにより生じたノイズ成分が検波器4によって検波され、ノイズ成分を含んだ検波信号S2が積分器5で積分されるため、積分信号S3にノイズ成分が含まれて積分信号S3の信号レベルが増大し、積分器5の積分可能な動作範囲を超えてしまったり、AD変換器6の変換可能な電圧範囲を超えてしまったりする結果、正しく受信信号Sinを復調することができなくなるおそれがある。
また、図5に示す無線受信装置200において、図8に示すように、積分区間信号Swinの立上りタイミングよりも増幅信号S11の立上りタイミングを早くすることにより、増幅器AMPのスイッチングノイズがなくなった後に積分区間信号Swinが立ち上がって積分器5による積分が行われるようにすることで、増幅器AMPのスイッチングノイズが積分されることを低減する構成も考えられる。
しかしながら、図8に示すように、積分区間信号Swinの立上りタイミングよりも増幅信号S11の立上りタイミングを早くした場合には、増幅器AMPを動作させる時間が長くなるため増幅器AMPの消費電流が増大する。
次に、図1に示す無線受信装置1において、もし仮に、制御信号SG2の立上りタイミングが制御信号SG1と同一のタイミングに設定されていたとした場合の動作について説明する。図9は、図1に示す無線受信装置1において、もし仮に、制御信号SG2の立上りタイミングが制御信号SG1と同一のタイミングに設定されていたとした場合の動作を説明するための説明図である。図9に示すように、制御信号SG1,SG2が、積分区間信号Swinより早いタイミングで立ち上がった場合、増幅回路31,32のスイッチングノイズレベルが低下してから積分区間信号Swinが立ち上がって積分器5による検波信号S2の積分が行われるので、増幅回路31,32のスイッチングノイズが積分器5により積分されることを低減することができる。
しかしながら、この場合、増幅回路31,32は、両方とも制御信号SG1,SG2がハイレベルになっている期間T1の間、増幅動作を行うため、消費電流が増大する。図5に示す無線受信装置200の増幅器AMPは、図1に示す無線受信装置1の信号増幅部3と同等の信号増幅率βを有している必要があるから、増幅器AMPの消費電流と、増幅回路31,32の消費電流の合計とは、同程度となる。そうすると、もし仮に制御信号SG2の立上りタイミングが制御信号SG1と同一のタイミングに設定されていた場合には、図5に示す無線受信装置200と図1に示す無線受信装置1の消費電流とは、同程度となって、消費電流の増大が大きい。
図10は、図1に示す無線受信装置1の動作を説明するための説明図である。まず、制御部7からの制御信号に応じて、ウィンドウ信号生成部8によって、積分区間信号Swin及び制御信号SG2の立上りより早いタイミングで、制御信号SG1がハイレベルにされる。そうすると、増幅回路31の増幅動作が開始されると共に、増幅回路31のスイッチングノイズが増幅信号S0として増幅回路32へ出力される。しかし、制御信号SG2が立ち上がるまでは増幅回路32は増幅動作を行わないので、増幅回路31のスイッチングノイズが増幅回路32から増幅信号S1として検波器4へ出力されることはない。
次に、制御信号SG1が立ち上がってから所定の設定時間T2が経過した後、ウィンドウ信号生成部8によって、制御信号SG2及び積分区間信号Swinがハイレベルにされて、増幅回路32が増幅動作を開始すると共に積分器5による制御信号SG2の積分動作が開始される。そうすると、制御信号SG1が立ち上がってから所定の設定時間T2が経過した制御信号SG2の立上りタイミングでは、増幅信号S0に含まれる増幅回路31のスイッチングノイズが低下しているので、増幅回路31のスイッチングノイズが増幅回路32によって増幅されて増幅信号S1として検波器4へ出力されることが低減される。
また、図5に示す無線受信装置200の増幅器AMPと、図1に示す無線受信装置1の信号増幅部3とは、信号増幅率がβで同等であり、増幅回路31,32の増幅率β1,β2は、β=β1×β2の関係となるから、増幅回路31,32の増幅率β1,β2は、増幅器AMPの増幅率より小さくなる。さらに、増幅率β2は、増幅率β1より小さいから、増幅回路32の増幅率β2は非常に小さな値に設定されることとなる。そのため、図10に示すように、制御信号SG2の立上りタイミングにおいて生じる増幅回路32のスイッチングノイズは、増幅器AMPや増幅回路31のスイッチングノイズと比較して非常に小さくなる。
従って、増幅回路32から出力される増幅信号S1に含まれるスイッチングノイズが低減されて、検波器4により検波されるので、検波信号S2に含まれるノイズ成分も低減される。
この場合、制御信号SG1がハイレベルの期間T1のみ、増幅回路31による信号増幅動作が行われ、期間T1以外は増幅回路31の増幅動作が停止状態にされると共に、制御信号SG2がハイレベルのウィンドウ期間T3のみ、増幅回路32による信号増幅動作が行われ、ウィンドウ期間T3の期間以外は増幅回路32の増幅動作が停止状態にされるので、信号増幅部3における消費電流、すなわち消費電力を低減しつつ、信号増幅部3により生じたスイッチングノイズが積分器5により積分されることを低減することができる。
また、増幅回路32が増幅動作を行うウィンドウ期間T3は、増幅回路31が増幅動作を行う期間T1より設定時間T2だけ短くなるので、図9に示すように、制御信号SG1,SG2が同一の信号にされていたよりも増幅回路32における消費電流が減少する結果、信号増幅部3の消費電流を低減しつつ、信号増幅部3により生じたスイッチングノイズが積分器5により積分されることを低減することができる。
そして、ウィンドウ期間T3において、短パルス信号Pがアンテナ2によって受信されて得られた受信信号Sinが、信号増幅部3でスイッチングノイズが上述のように低減された状態で増幅され、得られた増幅信号S1が検波器4で検波されて検波信号S2が生成され、検波信号S2が積分器5により積分された積分信号S3が、AD変換器6によってデジタル変換されて積分値SDとして信号検出部9へ出力され、信号検出部9によって復調された受信データSoutが外部へ出力される。
なお、例えば図11に示す信号増幅部3aのように、ダイオードD1のアノードを増幅回路31と増幅回路32との間に接続し、ダイオードD1のカソードをグラウンドに接続してクランプ回路を構成してもよい。この場合、増幅回路31から出力された増幅信号S0がダイオードD1の順方向オン電圧、例えば0.7Vを超えるとクランプされて、増幅回路31の出力電圧が0.7V以下に制限されるので、増幅回路31のスイッチングノイズが増幅回路32により増幅されることがさらに低減される。なお、クランプ回路はダイオードD1に限られず、例えばツェナーダイオードを用いてツェナー電圧によって電圧が制限されるようにしてもよく、その他の電圧制限素子を用いてもよい。
また、図12に示す信号増幅部3bのように、電気的特性が増幅回路31と実質的に同一に構成された増幅回路33(第3増幅回路)をさらに備え、増幅回路33の信号入力端子は、アンテナ2の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスZinを介してグラウンドに接続される構成とし、増幅回路32の代わりに増幅回路31の出力信号と増幅回路33の出力信号とを差動増幅する差動増幅回路32bを用いてもよい。
図12に示す信号増幅部3bでは、増幅回路33は、増幅回路31と同様制御信号SG1によって増幅動作が制御される。また、増幅回路31の出力信号と増幅回路33の出力信号との差が増幅信号S0として生成され、増幅回路33の増幅信号S1は差動信号で検波器4へ出力される。なお、増幅信号S1は、必ずしも差動信号にされなくてもよい。また、実質的に同一、とは、同一の範囲に製造ばらつきや誤差の範囲を含む意味である。
図12に示す信号増幅部3bでは、増幅回路31の電気的特性と増幅回路33の電気的特性とが実質的に同一にされており、かつ、増幅回路31の入力端子に接続されるインピーダンスと増幅回路33の入力端子に接続されるインピーダンスとが実質的に同一にされているので、制御信号SG1が立ち上がった際に、増幅回路31で生じるスイッチングノイズと増幅回路33で生じるスイッチングノイズとは、略同じになる。そのため、増幅回路31の出力信号と増幅回路33の出力信号との差を増幅信号S0として差動増幅回路32bで増幅することとすれば、増幅回路31,33で生じたスイッチングノイズが互いに相殺される結果、差動増幅回路32bの増幅信号S1に含まれるノイズ成分を低減することができる。
また、図13に示す信号増幅部3cのように、増幅回路31,32とそれぞれ電気的特性が実質的に同一に構成された増幅回路33及び増幅回路34(第4増幅回路)が直列に接続された多段増幅回路をさらに備え、増幅回路33の信号入力端子は、アンテナ2の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスZinを介してグラウンドに接続される構成としてもよい。
図13に示す信号増幅部3cでは、増幅回路33は、増幅回路31と同様制御信号SG1によって増幅動作が制御され、増幅回路34は、増幅回路32と同様制御信号SG2によって増幅動作が制御される。そして、増幅回路32の出力信号と増幅回路34の出力信号との差が差動信号の増幅信号S1として検波器4へ出力される。そして、このようにして得られた差動信号の増幅信号S1が、例えばバラン(平衡−不平衡変換器)を介して検波器4により取得され、検波されるようになっている。
そうすると、図13に示す信号増幅部3cでは、増幅回路31,32の電気的特性と増幅回路33,34の電気的特性とがそれぞれ実質的に同一にされており、かつ、増幅回路31の入力端子に接続されるインピーダンスと増幅回路33の入力端子に接続されるインピーダンスとが実質的に同一にされているので、制御信号SG1が立ち上がった際に、増幅回路31で生じるスイッチングノイズと増幅回路33で生じるスイッチングノイズとは、略同じになる。また、制御信号SG2が立ち上がった際に、増幅回路32で生じるスイッチングノイズと増幅回路34で生じるスイッチングノイズとも、略同じになる。そうすると、増幅回路31,32で生じるスイッチングノイズと増幅回路33,34で生じるスイッチングノイズとは略同一になるので、増幅回路31の出力信号と増幅回路34の出力信号とを差動信号の増幅信号S1として例えばバランを介して検波器4へ出力することとすれば、増幅回路31の出力信号に含まれるスイッチングノイズと増幅回路34の出力信号に含まれるスイッチングノイズとが互いに相殺される結果、信号増幅部3cから出力される差動信号の増幅信号S1に含まれるノイズ成分を低減することができる。
図12に示す信号増幅部3bでは、図3に示す信号増幅部3より増幅回路33が増加し、図13に示す信号増幅部3cでは、図3に示す信号増幅部3より増幅回路33,34が増加するため、図3に示す信号増幅部3より消費電流が増加するおそれがあるが、信号増幅部3b,3cの消費電流は、信号増幅部3の2倍以下の範囲に止まるので、ウィンドウ期間T3が周期Trepより充分短いことに鑑みれば、図15に示す背景技術に係る無線受信装置100のように、常時増幅器102を動作させている場合よりも消費電流を低減することができる。
なお、増幅回路31,33は、それぞれ、例えば図14に示すように複数の増幅器35を直列接続した多段増幅回路として構成し、各増幅器35の増幅動作制御信号として制御信号SG1を用いるようにしてもよい。増幅回路31,33を複数の増幅器35による多段増幅回路として構成することとすれば、増幅回路31,33の増幅率β1を増幅回路32,32b,34の増幅率β2より大きな所望の増幅率に設定することが容易である。なお、各増幅器35の増幅動作制御信号は、制御信号SG2よりも設定時間T2以上早く立ち上がる信号であればよく、必ずしもすべての増幅器35が同じ制御信号SG1に応じて制御動作を行う例に限らない。
本発明の一実施形態に係る無線受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す無線受信装置によって受信される無線信号の一例を示す説明図である。 図1に示す信号増幅部の構成の一例を示す回路図である。 図1に示す信号検出部の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す無線受信装置の動作を説明するために、仮に想定した無線受信装置の構成を示すブロック図である。 図5に示す無線受信装置の、理想的な条件下における動作について説明するための説明図である。 図5に示す無線受信装置の、現実的な条件下における動作について説明するための説明図である。 図5に示す無線受信装置において増幅器のスイッチングノイズを低減する方法を説明するための説明図である。 図1に示す無線受信装置において、もし仮に、制御信号SG2の立上りタイミングが制御信号SG1と同一のタイミングに設定されていたとした場合の動作を説明するための説明図である。 図1に示す無線受信装置の動作を説明するための説明図である。 図1に示す信号増幅部の他の一例を示す回路図である。 図1に示す信号増幅部の他の一例を示す回路図である。 図1に示す信号増幅部の他の一例を示す回路図である。 図3に示す増幅回路の他の一例を示す回路図である。 背景技術に係るUWB通信の無線受信装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 無線受信装置
2 アンテナ
3,3a,3b,3c 信号増幅部
4 検波器
5 積分器
6 AD変換器
7 制御部
8 ウィンドウ信号生成部
9 信号検出部
31,32,33,34 増幅回路
32b 差動増幅回路
35 増幅器
D1 ダイオード
Zin インピーダンス
S0,S1 増幅信号
S2 検波信号
S3 積分信号
SG1 制御信号
SG2 制御信号
P 短パルス信号
Sin 受信信号
Sout 受信データ
Swin 積分区間信号
T2 設定時間
T3 ウィンドウ期間
Trep 周期
β,β1,β2 増幅率

Claims (8)

  1. 所定の周期でパルスが配置されると共に所定のデータを収容する無線通信用の信号を受信する受信部と、
    前段の第1増幅回路及び後段の第2増幅回路が直列に接続された第1多段増幅回路を備え、当該第1多段増幅回路によって前記受信部で受信された信号を増幅する信号増幅部と、
    前記信号増幅部により増幅された信号を、前記周期における一部の期間であるウィンドウ期間において積分する積分部と、
    前記受信部で受信された信号における前記パルスのタイミングと前記ウィンドウ期間のタイミングとを同期させる同期部と、
    前記積分部により得られた積分値に基づいて前記無線通信用の信号を復調して前記データを取得する復調部と、
    前記パルスのタイミングと同期したウィンドウ期間である同期ウィンドウ期間において前記第2増幅回路に前記増幅動作を行わせ、前記第1増幅回路を、前記第2増幅回路の動作開始タイミングより予め設定された設定時間早いタイミングから動作開始させて前記同期ウィンドウ期間に前記増幅動作を行わせる増幅動作制御部と
    を備えることを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記第2増幅回路の増幅率は、前記第1増幅回路の増幅率よりも小さい値に設定されていること
    を特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 前記第1増幅回路は、複数の増幅器が直列接続された多段増幅回路であること
    を特徴とする請求項2記載の無線受信装置。
  4. 前記設定時間は、前記第1増幅回路が増幅動作を開始する際に生じるスイッチングノイズの継続時間と実質的に同一の時間に設定されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線受信装置。
  5. 前記第1増幅回路から前記第2増幅回路へ出力される信号の電圧範囲を、予め設定された設定範囲に制限するクランプ回路をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線受信装置。
  6. 前記クランプ回路は、前記第1増幅回路と前記第2増幅回路との間にアノードが接続され、グラウンドにカソードが接続されたダイオードにより構成されていること
    を特徴とする請求項5記載の無線受信装置。
  7. 前記信号増幅部は、
    電気的特性が前記第1増幅回路と実質的に同一に構成された第3増幅回路をさらに備え、
    前記第3増幅回路の信号入力端子には、前記受信部の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスが接続され、
    前記増幅動作制御部は、前記第3増幅回路を前記第1増幅回路と同一のタイミングで動作させ、
    前記第2増幅回路は、前記第1増幅回路の出力信号と前記第3増幅回路の出力信号との差を増幅すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線受信装置。
  8. 前記信号増幅部は、
    前記第1及び第2増幅回路とそれぞれ電気的特性が実質的に同一に構成された前段の第3及び後段の第4増幅回路が、直列に接続された第2多段増幅回路をさらに備え、
    前記第3増幅回路の信号入力端子には、前記受信部の出力インピーダンスと実質的に同一のインピーダンスが接続され、
    前記増幅動作制御部は、前記第3増幅回路を前記第1増幅回路と同一のタイミングで動作させ、前記第4増幅回路を前記第2増幅回路と同一のタイミングで動作させ、
    前記第2及び第4増幅回路の出力信号を差動信号として出力すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線受信装置。
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