JP2006254248A - 受信装置 - Google Patents

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崇 小川
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Abstract

【課題】 パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度が低下することを抑えることが可能な受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 増幅回路49により増幅されたOFDMパケット信号をさらに増幅することによりSTE回路51に入力されるOFDMパケット信号の振幅を補正する補正回路3をBBP部1のデジタル部2に備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パケット通信の受信装置に関し、特に、受信装置内の復調回路の前段の回路構成に関する。
図4(a)は、既存の受信装置を示す図である。
図4(a)に示す受信装置40は、例えば、IEEE802.11a/gのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)パケット通信が行われる無線通信ネットワークに使用される無線LAN(Local Area Network)カードなどであって、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)などのメインコンピュータに接続される。また、受信装置40は、RF(Radio Frequency)帯域のOFDMパケット信号の周波数変換処理などを行うRF部41と、OFDMパケット信号の復調処理などを行うBBP(BaseBand Processor)部42と、受信装置40全体の動作制御やノートパソコンなどのメインコンピュータ43とのインターフェイス制御などを行うMAC(Media Access Control)部44とを備えて構成されている。
なお、OFDMパケット信号は、図5に示すようにショートプリアンブル60(固定波形信号)とロングプリアンブル61とシグナル部62とデータ部63とから構成される。
図4(b)は、RF部41の一部およびBBP部42の一部を示す図である。
RF部41は、受信されるOFDMパケット信号を増幅する増幅回路49を備えて構成されている。なお、増幅回路49の前段には、ミキサ回路やフィルタ回路などいくつかの回路が存在するが、後述する内容とあまり関係がないためそれらの回路の説明を省略する。
また、OFDMパケット信号受信前の増幅回路49の利得は、OFDMパケット信号の受信感度を向上させるために予め大きく設定されている。
BBP部42は、RF部41から出力されるOFDMパケット信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路46と、デジタル信号に変換されたOFDMパケット信号を復調するデジタル部47と、デジタル部47から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路48とを備えて構成されている。
上記デジタル部47は、AGC(Automatic Gain Control)回路50と、STE(Symbol Timing Estimation)回路51と、AFC(Automatic Frequency Control)回路52と、GID(Guard Interval Deletion)回路53とを備えて構成されている。なお、A/D変換回路46とAFC回路52との間には、間引きフィルタなどいくつかの回路が存在するが、後述する内容とあまり関係がないためそれらの回路の説明を省略する。
AGC回路50は、増幅回路49の利得を制御する制御値をD/A変換回路48に出力する。なお、制御値は値が小さくなれば増幅回路49の利得が小さくなり、値が大きくなれば増幅回路49の利得が大きくなるように対応付けられているものとする。
STE回路51は、相関器と検出器からなる。
相関器は、自己相関型の相関器もしくは相互相関型の相関器からなり、ショートプリアンブル60の相関値を計算し、相関値のピークを検出する。
検出器は、相関器で検出されたショートプリアンブル60の相関値のピークの検出タイミングに基づいて、OFDMパケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングを検出する。
上記AFC回路52は、STE回路51が検出したタイミングに基づいて、受信されるOFDMパケット信号のキャリア周波数と予め記録される送信装置側のOFDMパケット信号のキャリア周波数との誤差を検出し、検出誤差に基づいて受信されるOFDMパケット信号のキャリア周波数を補正する。
上記GID回路53は、STE回路51が検出したタイミングに基づいて、受信されるOFDMパケット信号からガードインターバルを取り除く。
このように構成される受信装置40で通信を行う場合、ロングプリアンブル61以降にA/D変換回路46後のデジタル信号のレベルを変動することは許されないためショートプリアンブル60の期間内にAGC回路50による増幅回路49の利得制御を完了させておく必要がある。また、OFDMパケット信号のシグナル部62以降の振幅に比べOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の振幅は小さい。したがって、ショートプリアンブル60に基づいて増幅回路49の利得制御を行うと、シグナル部62以降の振幅がA/D変換回路46のダイナミックレンジを越えてしまいA/D変換されたデジタル信号が、信号歪みを含んだ形態で出力されてしまう。そこで、シグナル部62以降の振幅がA/D変換回路46のダイナミックレンジの範囲内に収まるように増幅回路49の利得制御をおこなう。(例えば、特許文献1参照)
これにより、OFDMパケット信号のシグナル部62以降の振幅をA/D変換回路46のダイナミックレンジの範囲内に収めることができ、A/D変換されたデジタル信号が信号歪みを含んだ形態で出力されることがなくなる。
特開2003−8676号([0132]〜[0142]、図19)
しかしながら、ショートプリアンブル60の振幅が大きくなればショートプリアンブル60の相関値のピークも大きくなり、ショートプリアンブル60の振幅が小さくなればショートプリアンブル60の相関値のピークも小さくなるため、従来のようにシグナル部62以降の振幅がA/D変換回路46のダイナミックレンジの範囲内に収まるように増幅回路49の利得制御をおこなう場合、ショートプリアンブル60の後半の振幅は小さくなり、ショートプリアンブル60の後半の相関値のピークも小さい値となる。
図4(c)は、A/D変換回路46に入力されるOFDMパケット信号(主に、ショートプリアンブル60)の波形を示す図である。なお、図4(c)に示す座標の縦軸は振幅を示し、横軸は時間[t]を示している。
図4(c)に示すように、OFDMパケット信号のショートプリアンブル60の後半の振幅のピークが前半の振幅のピークに比べてほぼ2a分小さくなっている。これは、上述したように、OFDMパケット信号のシグナル部62以降の振幅のピークがA/D変換回路46のダイナミックレンジの範囲内に収まるように、増幅回路49の利得を制御するからである。
このように、OFDMパケット信号のシグナル部62以降の振幅に基づいて増幅回路49の利得が制御されると、ショートプリアンブル60の後半の振幅が小さくなるため、ショートプリアンブル60の後半の相関値のピークも小さい値になる。したがって、STE回路51がショートプリアンブル60の後半の相関値のピークを検出することができなくなるおそれがあり、パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度が低下するという問題がある。
そして、このように、復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度が低下すると、例えば、スループットが低下するなどの問題が発生してしまう。
そこで、本発明では、パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度の低下を抑えることが可能な受信装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の受信装置は、受信されるパケット信号を増幅する第1の増幅回路と、該第1の増幅回路により増幅されたパケット信号の振幅が所定振幅になるように前記第1の増幅回路の利得を制御するAGC回路と、前記パケット信号の固定波形信号に基づいて前記パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングを検出する検出回路と、該検出回路によって検出されたタイミングに基づいて前記パケット信号を復調する復調回路とを備える受信装置であって、前記検出回路に入力されるパケット信号の固定波形信号をさらに増幅することにより前記検出回路に入力されるパケット信号の振幅を補正する補正回路を備えることを特徴とする。
これにより、検出回路に入力されるパケット信号の振幅が大きくなるので、検出回路はパケット信号の固定波形信号の検出ができなくなることが少なくなる。そのため、本発明の受信装置は、パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度の低下を抑えることができる。
また、上記受信装置において、前記検出回路は、前記補正回路により増幅された固定波形信号の相関値のピークが閾値を超えるタイミングに基づいて前記パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングを検出し、前記補正回路は、前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号を、少なくとも前記固定波形信号の相関値のピークが閾値より大きくなるように設定される利得でさらに増幅するように構成してもよい。
これにより、検出回路に入力されるパケット信号の固定波形信号の相関値のほとんどのピークをパケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出に使用される閾値よりも大きくすることができるので、パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度の低下を抑えることができる。
また、上記受信装置の補正回路は、カウンタと第2の増幅回路とからなり、前記カウンタは前記固定波形信号が前記復調回路に入力されると所定カウンタ値までカウントし、前記第2の増幅回路は前記所定カウンタ値までカウントすると前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号をさらに増幅するように構成してもよい。
これにより、第2の増幅回路で増幅するタイミングを決めることができる。
また、上記受信装置において、前記所定カウンタ値は、前記パケット信号の振幅値に基づいて可変されるように構成してもよい。
これにより、受信環境の変化により振幅が変化する場合でもその状況に応じて所定カウンタ値の調整を行うことができる。
また、上記受信装置の補正回路は、前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号をさらに増幅し前記検出回路に出力する第2の増幅回路と、前記パケット信号の状態に基づいて前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号を前記第2の増幅回路によりさらに増幅させるか否かを判定する判定回路とを備えるように構成してもよい。
これにより、受信環境の変化により振幅が変化する場合でもその状況に応じて第2の増幅回路の利得の調整を行うことができる。また、受信されるパケット信号毎に、そのパケット信号の状態に基づいて第2の増幅回路の利得を可変することができるので、パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度の低下をより抑えることができる。
また、上記受信装置の判定回路は、前記AGC回路から出力される制御信号に基づいて前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号を前記第2の増幅回路によりさらに増幅させるか否かを判定するように構成してもよい。
これにより、例えば、制御信号が第1の増幅回路の利得を示す場合、第1の増幅回路の利得に応じて第2の増幅回路の利得を調整することができる。
本発明によれば、パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度が低下することを抑えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の受信装置1のRF部41の一部およびBBP部42の一部を示す図である。なお、図4(b)に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
RF部41は、受信されるパケット信号としてのOFDMパケット信号を増幅する第1の増幅回路としての増幅回路49を備えて構成されている。なお、増幅回路49の前段には、ミキサ回路やフィルタ回路などいくつかの回路が存在するが、後述する内容とあまり関係がないためそれらの回路の説明を省略する。
また、OFDMパケット信号受信前の増幅回路49の利得は、OFDMパケット信号の受信感度を向上させるために予め大きく設定されているものとする。
BBP部42は、RF部41から出力されるOFDMパケット信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路46と、デジタル部2から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路48と、デジタル信号に変換されたOFDMパケット信号を復調するデジタル部2とを備えて構成されている。
デジタル部2は、AGC回路50と、検出回路としてのSTE回路51と、AFC回路52と、GID回路53と、A/D変換回路46とSTE回路51との間に設けられる補正回路3とを備えて構成されている。なお、A/D変換回路46とAFC回路52との間には、間引きフィルタなどいくつかの回路が存在するが、後述する内容とあまり関係がないためそれらの回路の説明を省略する。また、特許請求の範囲に記載される復調回路は、例えば、AFC回路52やGID回路53などを含む、OFDMパケット信号を復調するために必要な回路により構成される。
AGC回路50は、OFDMパケット信号のシグナル部62以降の振幅が所定振幅(A/D変換回路46のダイナミックレンジの範囲に収まる振幅)になるように増幅回路49の利得を制御する制御値をD/A変換回路48に出力する。なお、ロングプリアンブル61以降は、A/D変換回路46後のデジタル信号のレベルを変動することは許されないためショートプリアンブル60の期間内にAGC回路50による増幅回路49の利得制御を完了させておく必要がある。また、制御値は、値が小さくなれば増幅回路49の利得が小さくなり、値が大きくなれば増幅回路49の利得が大きくなるように対応付けられているものとする。
STE回路51は、相関器と検出器からなる。
相関器は、自己相関型の相関器もしくは相互相関型の相関器からなり、ショートプリアンブル60の相関値を計算し、相関値のピークを検出する。
検出器は、相関器で検出されたショートプリアンブル60の相関値のピークがSTE回路51に設けられた閾値を超えるタイミング(OFDMパケット信号のショートプリアンブル60の検出タイミング)に基づいてOFDMパケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングを検出する。なお、STE回路51は検出器のみで構成されてもよい。この場合、相関器はA/D変換回路46とSTE回路51との間に設けられる。
本実施形態のBBP部42の特徴とする点は、デジタル部2に補正回路3を備えている点である。
補正回路3は、補正回路3により増幅されたOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の相関値のピークがSTE回路51に設けられた閾値よりも大きくなるように、OFDMパケット信号を少なくともショートプリアンブル60の相関値のピークがSTE回路51に設けられた閾値より大きくなるような利得でさらに増幅する。これによりSTE回路51に入力されるOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の振幅を補正する。
図2(a)は、補正回路3の一例を示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図2(a)に示す補正回路3は、カウンタ4と第2の増幅回路としての増幅回路5とからなる。
カウンタ4は、ショートプリアンブル60が復調回路に入力されると所定カウンタ値までカウントする。本実施形態では、STE回路51から出力される、ショートプリアンブル60の検出タイミングを示す信号が入力されるとカウントを開始し、所定カウンタ値までカウントする。増幅回路5は、カウンタ4が所定カウンタ値までカウントすると、増幅回路49により増幅されたOFDMパケット信号のショートプリアンブル60をさらに増幅しSTE回路51に出力する。
これにより、増幅回路5で増幅するタイミングを決めることができる。
図2(b)は、補正回路3によって補正されたOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の波形を示す図である。なお、図2(b)に示す座標の縦軸は振幅を示し、横軸は時間[t]を示している。また、図2(b)に示す座標の下方には、STE回路51から出力される、OFDMパケット信号のショートプリアンブル60の検出タイミングを示すショートプリアンブル検出信号F1を示している。また、図2(b)に示すショートプリアンブル検出信号F1の下方には、カウンタ4から出力される振幅補正信号F2を示している。
図2(b)に示すように、OFDMパケット信号のショートプリアンブル60の後半の振幅のピークはショートプリアンブル60の前半の振幅のピークとほぼ同じ値をとっている。これは、増幅回路49により増幅されたOFDMパケット信号のショートプリアンブル60を補正回路3によって更に増幅し振幅を大きくしたことで、ショートプリアンブル60の後半の振幅のピークが大きくなったためである。すなわち、図2(b)に示すOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の後半の振幅のピークは、図4(c)に示す補正回路3を有しない既存の受信装置40におけるOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の後半の振幅のピークよりも大きい。
次に、補正回路3の動作について説明する。
まず、図2(a)及び図2(b)に示すように、カウンタ4に入力されるショートプリアンブル検出信号F1がローレベルからハイレベル(ショートプリアンブル60の検出タイミングを示す)になると、カウンタ4は、カウントを開始しMAC部44からの指示により増幅回路5で増幅可能となる所定カウンタ値までカウントする。なお、カウンタ4がカウントしている期間、増幅回路5の利得は小さくなっているものとする。また、本実施形態では所定カウンタ値は、AGC回路50による増幅回路49の利得制御を開始してからその利得が安定するまでの間に設定されている。
次に、カウンタ4のカウントが終了すると、カウンタ4は、振幅補正信号F2をローレベルからハイレベルにする。
次に、増幅回路5に入力される振幅補正信号F2がローレベルからハイレベルになると、増幅回路5は、MAC部44からの指示により少なくともショートプリアンブル60の相関値のピークがSTE回路51に設けられた閾値より大きくなるような利得でOFDMパケット信号のショートプリアンブル60を増幅する。なお、ショートプリアンブル検出信号F1がハイレベルからローレベル(ショートプリアンブルの検出タイミングを示す)になると、カウンタ4がカウントを開始するように構成してもよい。また、上記実施形態の所定カウンタ値は、実験的に求められる構成であるが、OFDMパケット信号毎に、OFDMパケット信号の振幅値に応じて所定カウンタ値を可変させるように構成してもよい。これにより、受信環境の変化により振幅が変化した場合でもその状況に応じて所定カウンタ値の調整を自動的に行うことができる。
このように、BBP部42を構成することにより、図2(b)に示すように、STE回路51に入力されるOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の後半の振幅を大きくすることができるため、ショートプリアンブル60の後半の相関値のピークを大きくすることができる。したがって、STE回路51がショートプリアンブル60を検出することができなくなるということが少なくなる。そのため、本実施形態のBBP部42を備える受信装置1は、OFDMパケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度の低下を抑えることができるので、スループットの低下を抑えることができる。
なお、上記実施形態では、STE回路51に入力されるOFDMパケット信号は、ロングプリアンブル61以降の信号の振幅も大きくする構成であるが、STE回路51は、ショートプリアンブル60のみを使用して復調処理の始まりを示すタイミングを検出するための回路であるため問題はない。
図3(a)は、本発明の他の実施形態の受信装置6のRF部41の一部およびBBP部42の一部を示す図である。なお、図1に示す構成と同じ構成には同じ符号を付しており、図1と同じ構成の部分については説明を省略する。
図3(a)に示す受信装置6は、デジタル部7がAGC回路50と、STE回路51と、AFC回路52と、GID回路53と、補正回路8とを備えて構成されている。
図3(b)は、補正回路8の一例を示す図である。なお、図3(a)に示す構成と同じ構成には同じ符号を付している。
図3(b)に示す補正回路8は、増幅回路49により増幅されたOFDMパケット信号のショートプリアンブル60を少なくともショートプリアンブル60の相関値のピークがSTE回路51に設けられた閾値より大きくなるような利得でさらに増幅しSTE回路51に出力する第2の増幅回路としての増幅回路9と、AGC回路50から出力される制御値などOFDMパケット信号の状態に基づいて増幅回路49により増幅されたOFDMパケット信号のショートプリアンブル60を増幅回路9によりさらに増幅させるか否かを判定する判定回路10とを備えて構成されている。
次に、補正回路8の動作について説明する。
まず、判定回路10は、AGC回路50から出力される制御値の変化量が一定期間AGC回路50に設けられた第2の閾値としての閾値よりも小さくなると、制御信号S1を増幅回路9に出力する。
そして、制御信号S1が増幅回路9に入力されると、増幅回路9は、MAC部44からの指示により少なくともショートプリアンブル60の相関値のピークがSTE回路51に設けられた閾値より大きくなるような利得でOFDMパケット信号のショートプリアンブル60を増幅する。
このように構成しても、OFDMパケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度の低下を抑えることができ、スループットの低下を抑えることができる。また、例えば、制御信号S1が増幅回路49の利得を示す場合、増幅回路49の利得に応じて増幅回路9の利得を調整することができる。
また、上記増幅回路9の利得は実験的に求められる構成であるが、OFDMパケット信号毎に、AGC回路50から出力される制御値に基づいて増幅回路9の利得を可変させるように構成してもよい。例えば、上記判定回路10にそれぞれ値が異なる複数の閾値をもたせ、複数の閾値のうちAGC回路50から出力される制御値の変化量が一定期間下回る閾値に対応する制御信号S2を増幅回路9に出力し、増幅回路9は、入力される制御信号S2に応じた利得によりOFDMパケット信号のショートプリアンブル60を増幅するように構成してもよい。なお、判定回路10は、増幅回路49により増幅されたOFDMパケット信号のショートプリアンブル60の振幅のピークが小さくなると、増幅回路9の利得を大きくさせるような制御信号S2を出力するものとする。
これにより、受信環境の変化により振幅が変化した場合でもその状況に応じて増幅回路9の利得の調整を自動的に行うことができる。また、OFDMパケット信号毎に、OFDMパケット信号のショートプリアンブル60の振幅の補正が行えるため、OFDMパケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングの検出確度の低下をより抑えることができる。
また、上記実施形態の受信装置は、OFDMパケット通信を行う無線通信ネットワークに適用される受信装置として説明したが、パケット信号の固定波形信号に基づいてパケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングを検出するものであればパケット通信の形態は限定されない。
さらに、上記実施の形態の受信装置の補正回路3または補正回路8は、A/D変換回路46とATE回路51との間に設けられる構成であるが、STE回路51内に設けられてもよい。
さらに、上記実施の形態の受信装置は、デジタル部2に補正回路3または補正回路8を備えているがこれに限られず、A/D変換回路46とATE回路51との間にあれば補正回路3または補正回路8はアナログ回路であってもよい。
さらに、上記実施の形態では、STE回路51に入力されるOFDMパケット信号は、ロングプリアンブル61以降の信号の振幅も大きくする構成であるが、ショートプリアンブル60さえ増幅できればよく、ショートプリアンブル60増幅後、補正回路3または補正回路8の電力を切る構成でもよい。
本発明の実施形態の受信装置のBBP部の一部を示す図である。 補正回路の一例を示す図である。 本発明の他の実施形態の受信装置のBBP部の一部を示す図である。 既存の受信装置を示す図である。 OFDMパケット信号の一例を示す図である。
符号の説明
1 受信装置
2 デジタル部
3 補正回路
4 カウンタ
5 増幅回路
6 受信装置
7 デジタル部
8 補正回路
9 増幅回路
10 判定回路
40 受信装置
41 RF部
42 BBP部
43 メインコンピュータ
44 MAC部
46 A/D変換回路
47 デジタル部
48 D/A変換回路
49 増幅回路
50 AGC回路
51 STE回路
52 AFC回路
53 GID回路
60 ショートプリアンブル
61 ロングプリアンブル
62 シグナル部
63 データ部

Claims (6)

  1. 受信されるパケット信号を増幅する第1の増幅回路と、該第1の増幅回路により増幅されたパケット信号の振幅が所定振幅になるように前記第1の増幅回路の利得を制御するAGC回路と、前記パケット信号の固定波形信号に基づいて前記パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングを検出する検出回路と、該検出回路によって検出されたタイミングに基づいて前記パケット信号を復調する復調回路とを備える受信装置であって、
    前記検出回路に入力されるパケット信号の固定波形信号をさらに増幅することにより前記検出回路に入力されるパケット信号の振幅を補正する補正回路、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記検出回路は、前記補正回路により増幅された固定波形信号の相関値のピークが閾値を超えるタイミングに基づいて前記パケット信号の復調処理の始まりを示すタイミングを検出し、
    前記補正回路は、前記第1の増幅回路により増幅されたパケット信号の固定波形信号を、少なくとも前記固定波形信号の相関値のピークが閾値より大きくなるように設定される利得でさらに増幅する、
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の受信装置であって、
    前記補正回路は、カウンタと第2の増幅回路とからなり、
    前記カウンタは前記固定波形信号が前記復調回路に入力されると所定カウンタ値までカウントし、
    前記第2の増幅回路は前記所定カウンタ値までカウントすると前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号をさらに増幅する、
    ことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項3に記載の受信装置であって、
    前記所定カウンタ値は、前記パケット信号の振幅値に基づいて可変される、
    ことを特徴とする受信装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の受信装置であって、
    前記補正回路は、前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号をさらに増幅し前記検出回路に出力する第2の増幅回路と、
    前記パケット信号の状態に基づいて前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号を前記第2の増幅回路によりさらに増幅させるか否かを判定する判定回路と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 請求項5に記載の受信装置であって、
    前記判定回路は、前記AGC回路から出力される制御信号に基づいて前記第1の増幅回路により増幅された前記パケット信号の固定波形信号を前記第2の増幅回路によりさらに増幅させるか否かを判定する、
    ことを特徴とする受信装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011015035A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 無線通信装置及び信号強度の測定方法

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JP2011015035A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 無線通信装置及び信号強度の測定方法

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