JP4815183B2 - 褥瘡用シート - Google Patents

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本発明は褥瘡用シートに関するものであり、特に、褥瘡部位に塗布した薬品を吸収することなく、且つその薬品の揮発を抑制するとともに、褥瘡部位の乾燥を良好に防止し、さらに、褥瘡部位に溜まる浸出液や膿等を取り除くことが可能な褥瘡用シートに関する。
従来、長期入院者や寝たきり老人等においては、身体の特定の部分が長時間圧迫されたり摩擦を起こすことにより、血行障害が生じて、褥瘡(所謂、床ずれ)を発症することがある。
このような褥瘡を治療する際には、褥瘡の創に薬品を塗布することによって行っている。この場合、褥瘡の創に塗布した薬品が直に揮発(乾燥)してしまうことは好ましくないため、例えば、ラップ療法といわれる褥瘡対策を行うことがある(例えば、非特許文献1)。
このラップ療法は、褥瘡の創に薬品を塗布し、その創を覆うように食品用ラップフィルム等を貼り付けて薬品の揮発や褥瘡部位の乾燥を防止し、褥瘡の治癒を促進するものである。
鳥谷部俊一著,「看護技術 Vol.48 No.9」,メジカルフレンド社,2002年8月,p.984〜990
しかしながら、このように褥瘡の創にラップフィルム等を貼り付けた場合、創そのものから生じる浸出液や膿等を創に閉じ込めてしまい、逆に感染を誘発してしまうという問題がある。特に、抵抗力が低下している老人等においては、この褥瘡の創から菌類に感染することで命に関わる事態を招くこともある。
また、寝たきり老人等においては排泄に関しておむつを使用している場合があり、おむつ使用者においては、おむつに覆われた部位、例えば、臀部や腰部に褥瘡が発症することがある。おむつに覆われた部位に上記のラップ療法を行った場合、ラップフィルムと褥瘡の創との間に尿等の排泄物が入ってしまい、その排泄物がおむつに吸収されずにラップフィルムと褥瘡の創との間に留まってしまうという問題がある。
また、このような従来の方法は、一般的な食品用ラップフィルムを患部に貼り付けるという方法であるため、褥瘡部位への装着感が悪く、また、治療を行っている部位の見た目も悪いため、患者に不快感を与えてしまうという問題もあった。
また、このようなことから、おむつを使用する褥瘡患者においては、褥瘡の創に薬品を塗布し、そのままおむつを使用することもあるが、この場合には、褥瘡の創に塗布した薬品がおむつに直に吸収されてしまうため、治療の効果が得られないという問題がある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、褥瘡部位に塗布した薬品を吸収することなく、且つその薬品の揮発を抑制するとともに、褥瘡部位の乾燥を良好に防止し、さらに、褥瘡部位に溜まる浸出液や膿等を取り除くことが可能な褥瘡用シートを提供する。
すなわち、本発明によって以下の褥瘡用シートが提供される。
[1] 液不透過性のシート材に、その一方の表面から他方の表面に液体を通過させるための複数の通液孔が形成された通液性シート材と、前記通液性シート材の前記一方の表面における外周部分に配設された粘着層と、前記通液性シート材の前記他方の表面に配設されたシート状の吸収体と、前記吸収体の前記通液性シート材が配設された側とは反対側の表面に配設された液不透過性シートと、を備え、前記通液性シート材に形成された前記通液孔における開口部の面積が、0.5〜80mm2であり、且つ前記通液性シート材の表面の面積に対する、前記通液性シート材に形成された複数の前記通液孔における開口部の総面積の割合が、0.1〜50%であり、前記通液性シート材の前記一方の表面が患部である褥瘡部位に密着するように、前記通液性シート材を前記褥瘡部位に貼り付けて使用する褥瘡用シート(以下、「第一の発明」ということがある)。
] 前記通液性シート材に形成された前記通液孔における開口部の縁部が、前記シート材の一方の表面側に凸になるように形成されている前記[1]に記載の褥瘡用シート。
] 前記通液性シート材を構成する液不透過性の前記シート材が、熱可塑性プラスチィック、合成ゴム、及び熱可塑性エラストマーよりなる群から選択される少なくとも一種からなるシートである前記[1]又は[2]に記載の褥瘡用シート。
本発明の褥瘡用シートは、褥瘡用シートにおけるシート材の一方の表面を患部である褥瘡部位に密着させて使用することにより、褥瘡部位に塗布した薬品を吸収することなく、且つその薬品の揮発を抑制するとともに、褥瘡部位の乾燥を良好に防止し、さらに、褥瘡部位に溜まる浸出液や膿等を取り除くことができる。このようなことから、本発明の褥瘡用シートを用いて褥瘡の治療を行うことにより、褥瘡の治癒を促進することができる。
また、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配設された吸収体に加えて、トップシートの内表面側に、液不透過性のシート材の一方の表面から他方の表面に液体を通過させるための複数の通液孔が形成された通液性シート材と、通液性シート材の一方の表面における外周部分に配設された粘着層とを有する褥瘡用シートを、さらに備え、通液性シート材の一方の表面が患部である褥瘡部位に密着するように、粘着層を患部周辺に粘着させて褥瘡用シートを貼り付け、この褥瘡用シートをトップシートで覆うようにして使用する使い捨ておむつ、褥瘡用シートを褥瘡部位に対応した位置に固定して用いることができ、おむつに覆われる部位に褥瘡が発症した患者に対して、衛生的且つ良好に治療を行うことができる。
以下、本発明(第一の発明)の褥瘡用シート、及び使い捨ておむつの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。
[第一の発明(褥瘡用シート)]
まず、第一の発明の褥瘡用シートの一の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態の褥瘡用シートの一例を示す説明図であり、一方の表面側を示す平面図。図2は、図1に示す褥瘡用シートの他方の表面側を示す平面図であり、図3は、図1に示す褥瘡用シートのA−A断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態の褥瘡用シート21は、液不透過性のシート材に、その一方の表面26から他方の表面27に液体を通過させるための複数の通液孔23が形成された通液性シート材22と、この通液性シート材22の一方の表面26における外周部分に配設された粘着層25とを備え、通液性シート材22の一方の表面26が患部である褥瘡部位に密着するように、通液性シート材22を褥瘡部位に貼り付けて使用する褥瘡用シート21である。
本実施の形態の褥瘡用シート21は、褥瘡部位に薬品を塗布した後に、通液性シート材22の一方の表面26を褥瘡部位に密着させて使用することにより、褥瘡部位に塗布した薬品を吸収することなく且つその薬品の揮発を抑制するとともに、褥瘡部位の乾燥を良好に防止することができ、褥瘡の治療を促進することができる。本実施の形態の褥瘡用シート21は、粘着層25を患部(褥瘡部位)周辺、すなわち、褥瘡部位を囲うようにして粘着させて使用することができるため、褥瘡部位への密着性が高く、褥瘡部位の乾燥を良好に防止することができる。また、本実施の形態の褥瘡用シート21は、上記の通液性シート材22を患部に密着させて使用するため、従来のラップフィルム等と比較して極めて装着感が良好であるとともに使用する時の見た目が良いことから、治療中の患者に対して、心理的に良い影響を与えることができる。
さらに、この褥瘡用シート21の通液性シート材22には、複数の通液孔23が形成されていることから、褥瘡の創そのものから生じる浸出液や膿等は、通液性シート材22の通液孔23から外部に排出される。本実施の形態の褥瘡用シート21を、おむつに覆われる部位、例えば、臀部や腰部に対して使用する場合には、尿等の排泄物が褥瘡用シート21と褥瘡の創との間に入り込むことがあっても、通液性シート材22の通液孔23から褥瘡用シート21の外側(おむつ側)に排出されておむつ(吸収体)に吸収される。このため、褥瘡部位を清潔に保つことができ、感染等の誘発を予防することができる。
なお、本実施の形態の褥瘡用シート21を使用する場合には、通液性シート材22の通液孔23から外部に排出される浸出液や膿等が、衣類や寝具等に付着しないように、通液性シート材22の他方の表面27側に、吸収体やガーゼ等を配設して使用したり、また、おむつの内側の褥瘡部位に対して使用することが好ましい。
本実施の形態の褥瘡用シート21においては、上記のように、褥瘡部位に塗布した薬品を吸収することなく且つその薬品の揮発を抑制するとともに、褥瘡部位の乾燥を良好に防止し、さらに、褥瘡用シートと褥瘡の創との間に入り込んだ尿等の排泄物や褥瘡の創から生じる膿については、通液性シート材22の通液孔23を通過させて褥瘡用シート21の外側に排出することができるように、シート材に形成された通液孔23における開口部の面積が決定されていることが好ましい。
具体的には、薬品の揮発を抑制する効果と、褥瘡部位と褥瘡用シート21との間から膿や尿等を排出する効果とがバランス良く得られるように、例えば、通液性シート材22に形成された通液孔23における開口部の面積が、0.5〜80mm2である。また、上記開口部の面積は、2〜5mm2であることが好ましい。通液孔23における開口部の面積が0.5mm2未満であると、膿や尿等が排出され難くなることがある。また、通液孔23における開口部の面積が80mm2を超えると、揮発する薬品の量が多くなり過ぎてしまうことがある。なお、通液性シート材22に形成された複数の通液孔23における開口部の面積は、それぞれ一定とする必要はなく、異なる開口面積の通液孔23が混在したものであってもよい。
また、通液性シート材22の表面の面積に対する、通液性シート材22に形成された複数の通液孔23における開口部の総面積の割合(以下、単に「通液孔における開口部の総面積の割合」ということがある)は、0.1〜50%であることが好ましく、1〜10%であることがさらに好ましい。通液孔23における開口部の総面積の割合が0.1%未満であると、通液孔23から排出する膿や尿等の排出速度が遅く、衛生面において好ましくない。また、通液孔23における開口部の総面積の割合が50%を超えると、塗布した薬品の大部分が通液孔23を通過して外部に排出されてしまい、治療の効果が低下することがある。
また、通液孔23の開口部の形状については特に制限はなく、例えば、三角形、四角形、六角形、八角形、円形等を挙げることができる。なお、本実施の形態の褥瘡用シート21においては、開口の形状が異なる通液孔23が混在したものであってもよい。
また、本実施の形態の褥瘡用シート21においては、通液性シート材22に形成された通液孔23における開口部の縁部が、通液性シート材22の一方の表面26側に凸になるように形成されていることが好ましい。このように構成することにより、尿等の排泄物や膿等が通液孔から排出され易くなる。また、褥瘡用シート21に厚さ方向に弾力性が生じ、褥瘡用シート21の装着感が向上する。
褥瘡用シート21の通液性シート材22に通液孔23を形成する方法としては、例えば、加熱溶融したシート材の原料を、押し出し機でダイ(口金)から押し出し成形してシートを形成し、得られたシートを孔の空いたドラムに貼り付けた後、このドラムの内側から吸引してシートに藤壺状の通液孔を形成する方法を挙げることができる。また、同様に、押し出し機にて押し出し成形したシートに、熱針等で孔を穿設する方法も用いることができる。さらに、シートをエンボスで押し込んで、底が破けた状態にすることにより通液孔を形成することもできる。
また、本実施の形態の褥瘡用シート21においては、通液性シート材22の一方の表面26を褥瘡部位に密着させて使用するため、通液性シート材22の一方の表面26については、褥瘡部位を傷つけることなく、良好な装着感が得られるように滑らかな平面とすることが好ましい。
通液性シート材22を形成するためのシート材としては、液不透過性を有し、且つ、褥瘡部位に塗布する薬品に対して安定なものであれば特に制限はないが、例えば、入手が容易であるとともに安価であり、また通液孔23を形成するための加工が容易であることから、熱可塑性プラスチィック、合成ゴム、及び熱可塑性エラストマーよりなる群から選択される少なくとも一種からなるシートを好適に用いることができる。
なお、上述した熱可塑性プラスチィックとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−塩化ビニルコポリマー、ポリビニルアルコール(PVA)完全ケン化物、ポリブタジエン、ポリメチルペンテン等を挙げることができる。
また、合成ゴムとしては、例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を挙げることができ、熱可塑性エラストマーとしては、ウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー等を挙げることができる。
また、通液性シート材22の構成としては、上記のシートに孔の開いた孔開きフィルムや、孔開きフィルムと不織布を積層したもの、また、孔開き不織布や、孔開きフィルムと孔開き不織布と積層したものを好適例として挙げることができる。
粘着層25は、通液性シート材22の一方の表面26における外周部分に配設されており、この粘着層25を、患部である褥瘡部位を囲うようにして粘着させることにより、褥瘡用シート21を患部に密着させた状態で固定することができる。
なお、本実施の形態の褥瘡用シート21においては、図1に示すように、粘着層25は通液性シート材22の一方の表面26における外周部分全域に配設されていることが好ましい。このように構成することによって、褥瘡用シート21の密着性を良好にすることができる。
粘着層25を形成する粘着剤としては、皮膚用粘着剤として一般的なものを用いればよい。このような粘着剤は皮膚や場合によって粘膜に貼付するため、皮膚刺激性や粘膜刺激性が低いものを選択する必要がある。具体的には、(メタ)クリル酸アルキルエステルを主成分とするアクリル系粘着剤、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、スチレンイソプレンスチレンブック共重合体などのゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤を用いることができる。このうち皮膚刺激性がより少ないアクリル系粘着剤が好ましく用いられる。
なお、本実施の形態の褥瘡用シート21の表面の大きさについては特に制限はなく、褥瘡部位の大きさ等に応じて適宜決定することができる。また、褥瘡用シート21を褥瘡部位の大きさに応じて適宜必要な大きさに切断して使用することができるように、褥瘡部位の大きさに関わらず、表面面積の大きな褥瘡用シート21であってもよい。
また、本実施の形態の褥瘡用シート21においては、図4〜図6に示すように、通液性シート材22の他方の表面27に、シート状の吸収体24をさらに備えたものであ。ここで、図4は、本実施の形態の褥瘡用シートの他の例を示す説明図であり、一方の表面側を示す平面図。図5は、図4に示す褥瘡用シートの他方の表面側を示す平面図であり、図6は、図4に示す褥瘡用シートのB−B断面図である。
このように、通液性シート材22の他方の表面27に配設されたシート状の吸収体24をさらに備えたものとすることにより、吸収体24によって尿等の排泄物や膿等を吸収し、保持することができる。なお、図4〜図6に示す褥瘡用シート21は、吸収体24が、通液性シート材22の他方の表面27に粘着部材28によって固定されている。このように構成することによって、褥瘡用シート21単独で使用したとしても、衣類や寝具を排泄物や膿等で汚すことがなく、衣類、例えば、下着の内側にて、褥瘡用シート21を直接肌に粘着させて用いることも可能となる。
本実施の形態の褥瘡用シート21に使用される吸収体24としては、従来公知の使い捨ておむつのような吸収性物品に使用されるものであればいずれも使用することができる。吸収体24としては、例えば、綿状パルプと高吸水ポリマー(SAP)を併用したもの、さらに熱融着性繊維を加えたもの等を使用することができ、全体をティシュのような親水性シートで包まれているものが好ましい。その他、親水性シートの片面にSAPの層を設けたもの、2枚の親水性シートの間にSAPを挟持したもの等のシート状吸収体も使用することができる。吸収体24の通液孔23と接する表面に親水性シート61を貼り付けると、強度が向上するので好ましい。また、吸収体24の他方の表面(親水性シート61とは反対側の表面)に液不透過性シート62を貼り付けて防漏性を付与するのが好ましい。
綿状パルプは、例えば、パルプシートを粉砕機で解繊することにより、その繊維長を5mm以下としたもの等を好適に用いることができる。この際に用いるパルプシートは、化学パルプシートでも機械パルプシートでもよく、そのパルプ原料についても、針葉樹、広葉樹、わら、竹、ケナフ、古紙等、通常パルプ原料として用いられるものであれば特に制限なく用いることができる。綿状パルプの使用量は、吸収体の構成により異なるが、50〜400g/m2とすることが一般的である。
SAPとしては、デンプン系、セルロース系、合成樹脂系のSAPが知られており、これらのいずれを用いてもよい。具体的には、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−メタクリル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、ポリアクリル酸(塩)、アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物等を用いることができる。中でも、自重の20倍以上の水分を吸収し得る高い吸収性能を有する、ポリアクリル酸ナトリウムを用いることが好ましい。
親水性シートとしては、例えば、ティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布等を挙げることができる。中でも、坪量が10〜30g/m2の範囲内のものを用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、上記した吸収性材料のうち一種を単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。中でも、綿状パルプを主体とし、SAPを併用したものが好ましい。この際、SAPは綿状パルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層の綿状パルプの層間に層状に配置されていてもよい。SAPの量は、乾燥した綿状パルプ100質量部に対して10〜500質量部とすることが好ましく、15〜300質量部とすることがより好ましい。このような量とすることにより、SAPの粒子は相互の干渉が最小限に留められるため、粒子が透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3次元方向に透過させ、吸収させることが可能となる。
吸収体24に貼り付ける親水性シート61としては、不織布や吸水紙が好適である。不織布としてはスパンボンドや、ポリプロピレンスパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)とを積層した複合不織布、例えば、SMS、SMMS、SMMSS等、また、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布などを用いることができる。
吸収体24の外側に貼り付ける液不透過性シート62としては、一般に吸収性物品に用いられるポリエチレンフィルムやポリエチレンフィルムに不織布を貼合したシートが好適である。
なお、図4〜図6に示す褥瘡用シート21は、吸収体24以外の通液性シート材22及び粘着層25の構成については、図1〜図3に示す褥瘡用シート21と同様に構成されたものを好適に用いることができる。
[使い捨ておむつ]
次に、使い捨ておむつの一の実施の形態について説明する。図7は、使い捨ておむつがテープ型おむつである場合の実施形態を模式的に示す、トップシート側から見た一部切り欠き平面図である。図8は、図7の使い捨ておむつを使用した状態の一例を説明する説明図である。
図7及び図8に示すように、本実施の形態の使い捨ておむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート3と、これら両シート2,3の間に配設された吸収体4と、トップシート2によって覆われる部位に褥瘡を発症したおむつ着用者(褥瘡患者)に対して褥瘡の治療を行うための褥瘡用シート41と、を備えた使い捨ておむつ1である。
本実施の形態の使い捨ておむつ1の褥瘡用シート41は、図1〜図3に示す第一の発明の実施の形態(褥瘡用シート21)と同様に構成された褥瘡用シート41であって、液不透過性のシート材の一方の表面46から他方の表面47に液体を通過させるための複数の通液孔43が形成された通液性シート材42と、通液性シート材42の一方の表面46における外周部分に配設された粘着層45とを有する褥瘡用シート41であり、通液性シート材42の一方の表面が患部である褥瘡部位52に密着するように、褥瘡用シート41を褥瘡部位52に貼り付け、貼り付けた褥瘡用シート41をトップシート2で覆って使用する使い捨ておむつ1である。
このように、本実施の形態の使い捨ておむつ1は、おむつに覆われる部位に褥瘡を発症したおむつ着用者(褥瘡患者)51に対して、通常と略同様の方法でおむつを使用しながら、衛生的且つ良好に褥瘡部位52の治療を行うことが可能となる。特に、本実施の形態の使い捨ておむつ1に用いられる褥瘡用シート41は、液不透過性のシート材の一方の表面46から他方の表面47に液体を通過させるための複数の通液孔43が形成された通液性シート材42と、通液性シート材42の一方の表面46における外周部分に配設された粘着層45とを有するものであり、褥瘡部位52に塗布した薬品53を吸収することなく且つその薬品53の揮発を抑制するとともに、褥瘡部位52の乾燥を良好に防止することができ、褥瘡の治療を促進することができる。
また、褥瘡部位52を囲うように粘着層45を粘着させて褥瘡用シート41を貼り付けることができるため、患部(褥瘡部位52)への密着性が高く、褥瘡部位52の乾燥を良好に防止することができる。また、褥瘡用シート41は、上記の通液性シート材42を患部に密着させて使用するため、従来のラップフィルム等と比較して極めて装着感が良好であるとともに使用する時の見た目が良いことから、治療中の患者に対して、心理的に良い影響を与えることができる。また、粘着層45は着脱自在であるため、褥瘡が発症した部位がおむつに覆われる部位であれば、褥瘡用シート41を自在に貼り付けて治療を行うことができる。
褥瘡用シート41と褥瘡の創との間に入り込んだ尿等の排泄物や、褥瘡の創そのものから生じる浸出液や膿等は、褥瘡用シート41の通液孔43から褥瘡用シート41の外側(トップシート2側)に排出されて、吸収体4に吸収される。このため、褥瘡部位52を清潔に保つことができ、感染等の誘発を予防することができる。
本実施の形態の使い捨ておむつ1に用いられる、トップシート2、バックシート3、及び両シート2,3の間に介在する吸収体4は、従来公知の使い捨ておむつに使用されているトップシート、バックシート、及び吸収体を好適に用いることができる。なお、図7に示す使い捨ておむつ1においては、テープ型おむつを示しているが、本実施の形態の使い捨ておむつは、例えば、トップシート、バックシート、吸収体、及び褥瘡用シートを備えたパンツ型おむつであってもよい。
以下、本実施の形態の使い捨ておむつ1において使用される各構成部材について説明するが、本実施の形態の使い捨ておむつ1はこれらによって何等制限されるものではない。
[トップシート]
トップシート2は、着用者の肌との接触面側に配置されるシートである。トップシート2は、その外表面側に配置された吸収体4に、着用者の尿や体液を吸収させる必要から、少なくとも吸収体4の上面(トップシート2と接する面)近傍については、着用者51の尿や体液を透過させ得る液透過性の材料によって構成される。換言すれば、吸収体4の上面近傍が液透過性の材料によって構成されている限り、必ずしもトップシート2全体が液透過性の材料で構成されている必要はない。
本実施の形態の使い捨ておむつ1において、液透過性のトップシート2としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維等からなる不織布に親水化処理を施したものを好適に用いることができる。
[バックシート]
バックシート3は、吸収体4よりも、おむつ外表面側に配置されるシートである。バックシート3は、着用者51の尿や体液がおむつ外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、少なくとも吸収体4の下面(バックシート3と接する面)近傍については、液不透過性の材料によって構成される。
本実施の形態の使い捨ておむつ1において、液不透過性のバックシート3としては、微孔を形成したポリエチレンシート、あるいは熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸したシートのような透湿性のある液体不透過性のシートが用いられる。このようなシートを用いると、ムレが改善されるため快適な着用感が得られる。さらに、このようなシートの外側に不織布からなるカバーシートを張合わせた積層構造のシートを用いることもできる。
[吸収体]
吸収体4は、着用者51の尿や体液を吸収し、保持するための部材であり、既述の両シート(すなわち、トップシート2とバックシート3)の間の少なくとも一部に介装される。より具体的には、吸収体4は少なくとも股下部に介装され、この吸収体4が腹部や背部にまで及んでいてもよい。吸収体4は、着用者51の尿や体液を吸収し保持する必要から、吸収性の材料によって構成される。
本実施の形態の使い捨ておむつ1において、吸収体4としては、通常の使い捨ておむつ1のような吸収性物品に使用されるものであればいずれも使用することができる。例えば、綿状パルプと高吸水性ポリマー(SAP)を併用したもの、さらに熱融着性繊維を加えたもの等を使用することができ、全体をティシュのような親水性シートで包まれているものが好ましい。その他、親水性シートの片面にSAPの層を設けたもの、2枚の親水性シートの間にSAPを挟持したもの等のシート状の吸収体も使用することができる。
綿状パルプは、例えば、パルプシートを粉砕機で解繊することにより、その繊維長を5mm以下としたもの等を好適に用いることができる。この際に用いるパルプシートは、化学パルプシートでも機械パルプシートでもよく、そのパルプ原料についても、針葉樹、広葉樹、わら、竹、ケナフ、古紙等、通常パルプ原料として用いられるものであれば特に制限なく用いることができる。綿状パルプの使用量は、吸収体の構成により異なるが、50〜400g/m2とすることが一般的である。
SAPとしては、デンプン系、セルロース系、合成樹脂系のSAPが知られており、これらのいずれを用いてもよい。具体的には、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−メタクリル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、ポリアクリル酸(塩)、アクリル酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリビニルアルコール−無水マレイン酸反応物の架橋物等を用いることができる。中でも、自重の20倍以上の水分を吸収し得る高い吸収性能を有する、ポリアクリル酸ナトリウムを用いることが好ましい。
親水性シートとしては、例えば、ティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布等を挙げることができる。中でも、坪量が10〜30g/m2の範囲内のものを用いることが好ましい。
これらの吸収性材料は、通常、単層ないしは複層のマット状として用いられる。この際、前記の吸収性材料のうち一種を単独で用いてもよいし、二種以上を併用してもよい。中でも、綿状パルプを主体とし、SAPを併用したものが好ましい。この際、SAPは綿状パルプの各マット中に均一に混合されていてもよいし、複層の綿状パルプの層間に層状に配置されていてもよい。SAPの量は、乾燥した綿状パルプ100質量部に対して10〜500質量部とすることが好ましく、15〜300質量部とすることがより好ましい。このような量とすることにより、SAPの粒子は相互の干渉が最小限に留められるため、粒子が透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3次元方向に透過させ、吸収させることが可能となる。
[褥瘡用シート]
本実施の形態の使い捨ておむつ1に用いられる褥瘡用シート41は、液不透過性のシート材の一方の表面46から他方の表面47に液体を通過させるための複数の通液孔43が形成された通液性シート材42と、通液性シート材42の一方の表面46における外周部分に配設された粘着層45とを有する褥瘡用シート41であり、褥瘡用シート41を褥瘡部位52に貼り付けることによって、褥瘡の治療を行うものである。
上述したように、本実施の形態の使い捨ておむつに用いられる褥瘡用シート41としては、図1〜図3に示すような第一の発明の実施の形態(褥瘡用シート21)と同様に構成された褥瘡用シートを好適に用いることができる。なお、本実施の形態の使い捨ておむつ1においては、図4〜図6に示すような、褥瘡用シート21自体に吸収体24を有している褥瘡用シート21であってもよい。
図7に示すように、本実施の形態の使い捨ておむつ1においては、特に限定されることはないが、バックシート3の外表面側に配設された、不織布からなるカバーシート5や、使い捨ておむつ1の後身頃6の両側縁部に配設されたファスニングテープ7、及びこのファスニングテープ7を止着することによりおむつを着用者に装着・固定するためのフロントテープ9等をさらに備えたものであってもよい。また、おむつの股下部10の吸収体4の両側縁外側の脚周り開口部に沿って、複数本の糸ゴムからなる伸縮材11が配置され、着用時に脚周りからの排泄物の漏れを防止するように構成されたものであってもよい。また、図示は省略するが、トップシートの内表面側に尿取りパッドをさらに備えたものであってもよい。
なお、図7に示す使い捨ておむつ1においては、吸収体4の両側縁外側にはおむつの両側縁部から吸収体4の両側縁部にかけて配置されたサイドシート12の一部分によって一対の立体ギャザー13が形成されている。サイドシート12はトップシート2のサイド部分であり、本実施形態の使い捨ておむつ1においては、トップシート2は2枚のサイドシート12とそのサイドシート12の間に配設されるセンターシート15とから形成されている。ここで、各シートにおいて外表面というときは、使い捨ておむつを着用者が着用した際に外側を向く面をいい、内表面というときは、着用者の体側を向く面をいう。
以下、本実施の形態の使い捨ておむつが、テープ型おむつである場合の製造方法について説明する。まず、バックシート3の材料となる長尺シート材(バックシート材)の上面に、親水性シートに包まれた吸収体4及び脚周り伸縮材11を貼り合わせ、さらに、その上面にトップシート2の材料となる長尺シート材(トップシート材)を貼り合わせることにより、おむつの中間体となる積層体を得る。この際、トップシート材は、センターシート15に相当するトップシート材と、サイドシート12に相当するトップシート材の2種類が使用される。サイドシート12に相当するシート材には折り返し部分を設けることによって、立体ギャザー13が形成される。
前記のようにして得られた積層体のおむつ脚周り開口部に相当する部分を円弧状に切り抜いて切除し(Rカット)、脚周り開口部を形成する。ここまでの工程は、従来公知の使い捨ておむつの製造方法と略同様の工程である。
一方、褥瘡用シート41を別途作製する。まず、褥瘡用シート41に用いる液不透過性のシート材42に、所定の開口形状で通液孔43を形成し、次に、通液孔43を形成したシート材42の一方の表面46における外周部分の少なくとも一部に粘着層45を配設し、褥瘡用シート41を作製する。なお、通液孔43の形成方法については、第一の発明の実施の形態にて説明した方法と同様の方法を好適に用いることができる。このようにして得られた褥瘡用シート41を、トップシート2の内側に配設して本実施の形態の使い捨ておむつ1を製造する。
本発明(第一の発明)の褥瘡用シートは、褥瘡用シートの通液性シート材の一方の表面を患部である褥瘡部位に密着させて使用することにより、褥瘡部位に塗布した薬品を吸収することなく且つその薬品の揮発を抑制するとともに、褥瘡部位の乾燥を良好に防止し、さらに、褥瘡部位に溜まる浸出液や膿等を取り除くことができることから、褥瘡の治療において好適に用いることができる。特に、本発明の褥瘡用シートにおいては、一方の表面の外周部分に粘着層が配設されていることから、褥瘡部位に貼り付けた際の密着性に優れている。
また、使い捨ておむつは、トップシート、このトップシートの外表面側に配設されたバックシート、及びこれら両シートの間に介在する吸収体に加えて、第一の発明の褥瘡用シートと同様に構成された褥瘡用シートをさらに備えていることから、おむつに覆われる部位に褥瘡を発症したおむつ着用者(褥瘡患者)に対して、通常と略同様の方法でおむつを使用しながら、衛生的且つ良好に褥瘡部位の治療を行うことができる。
本発明(第一の発明)の褥瘡用シートの一の実施の形態の一例を示す説明図であり、一方の表面側を示す平面図である。 図1に示す褥瘡用シートの他方の表面側を示す平面図である。 図1に示す褥瘡用シートのA−A断面図である。 本発明(第一の発明)の褥瘡用シートの一の実施の形態の他の例を示す説明図あり、一方の表面側を示す平面図である。 図4に示す褥瘡用シートの他方の表面側を示す平面図である。 図4に示す褥瘡用シートのB−B断面図である。 使い捨ておむつがテープ型おむつである場合の実施の形態を模式的に示す、トップシート側から見た一部切り欠き平面図である。 図7の使い捨ておむつを使用した状態の一例を説明する説明図である。
符号の説明
1:使い捨ておむつ、2:トップシート、3:バックシート、4:吸収体、5:カバーシート、6:後身頃、7:ファスニングテープ、8:前身頃、9:フロントテープ、10:股下部、11:脚周り伸縮材、12:サイドシート、13:立体ギャザー、15:センターシート、21:褥瘡用シート、22:シート材、23:通液孔、24:吸収体、25:粘着層、26:一方の表面、27:他方の表面、28:粘着部材、41:褥瘡用シート、42:シート材、43:通液孔、45:粘着層、46:一方の表面、47:他方の表面、51:着用者、52:褥瘡部位、53:薬品、61:親水性シート、62:液不透過性シート。

Claims (3)

  1. 液不透過性のシート材に、その一方の表面から他方の表面に液体を通過させるための複数の通液孔が形成された通液性シート材と、前記通液性シート材の前記一方の表面における外周部分に配設された粘着層と、前記通液性シート材の前記他方の表面に配設されたシート状の吸収体と、前記吸収体の前記通液性シート材が配設された側とは反対側の表面に配設された液不透過性シートと、を備え、
    前記通液性シート材に形成された前記通液孔における開口部の面積が、0.5〜80mm2であり、且つ前記通液性シート材の表面の面積に対する、前記通液性シート材に形成された複数の前記通液孔における開口部の総面積の割合が、0.1〜50%であり、
    前記通液性シート材の前記一方の表面が患部である褥瘡部位に密着するように、前記通液性シート材を前記褥瘡部位に貼り付けて使用する褥瘡用シート。
  2. 前記通液性シート材に形成された前記通液孔における開口部の縁部が、前記シート材の一方の表面側に凸になるように形成されている請求項1に記載の褥瘡用シート。
  3. 前記通液性シート材を構成する液不透過性の前記シート材が、熱可塑性プラスチィック、合成ゴム、及び熱可塑性エラストマーよりなる群から選択される少なくとも一種からなるシートである請求項1又は2に記載の褥瘡用シート。
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