JP4814210B2 - 高調波伝搬阻止フィルタおよびマイクロ波送信機 - Google Patents

高調波伝搬阻止フィルタおよびマイクロ波送信機 Download PDF

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この発明は、高周波信号を扱う回路において、基本波周波数以外の高調波成分の伝搬を阻止する高調波伝搬阻止フィルタ、それを備えたマイクロ波送信機に関するものである。
従来、電波資源の有効利用を図る見地から、各種高周波機器においては使用周波数帯から離れた周波数帯域で不要な輻射が生じないように規制や勧告がなされている。
マイクロ波発信源のスプリアス特性を改善するバンドパスフィルタとして特許文献1が示されている。
図1に特許文献1の導波管型バンドパスフィルタの構成を示す。
この導波管型バンドパスフィルタは、方形導波管の基本モードであるTE10モードの主伝搬方向に対し、電界成分Eが直交する方向に方形導波管の基本モードであるTE102モードの導波管型共振器1a,1bが2段に、その管壁の1つである広面で接続して設けられている。接続された導波管型共振器1a,1bの一部である両者の接続部には、折り返し部5が設けられている。この折り返し部5の導波管型共振器1a,1bを仕切る導波管の広面からなる管壁6に、両導波管型共振器1a,1bを結合させる結合孔2aが設けられている。接続された導波管型共振器1a,1bの一端と他端の入出力結合孔3a,3bは、導波管型共振器1a,1bの広面からなる管壁6で仕切られて直接結合しないようになっている。接続された導波管型共振器1a,1bの一端と他端の入出力結合孔3a,3bには、入出力導波管4a,4bが電界成分に直交する方向に接続されている。
特開2004−274341号公報
ところで、船舶用レーダの送信管としてはマグネトロンが用いられている。このマグネトロンは、基本的にπモードで発振して基本波周波数のマイクロ波を発生するが、同時に基本波周波数の2次高調波の発振モードであるπ−1モードの周波数成分(2次高調波成分)が不要輻射として生じる。
導波管型の共振器をフィルタとして備えた構成においては、例えば矩形導波管のTE101モードで共振する導波管型フィルタを設けた場合に、基本波が透過するだけでなく,TE202モードでも共振するので、2次高調波も透過してしまう。そのため導波管型フィルタは高調波伝搬阻止フィルタとして用いることはできなかった。このことを図2を用いて次に説明する。
図2は従来の、高調波抑制機能のない導波管型共振器の構成を示す図である。図2(A)はその外観斜視図である。基本的には、矩形導波管を平面形状が正方形となる寸法に切りだして、前後の開口部を導体で閉塞したような形状である。
図2(B)は基本波の電磁界分布を模式的に表している。また図2(C)は、その2次高調波の電磁界分布の構成を模式的に表している。ここで実線の矢印はある瞬間の電気力線、ドットマークおよびクロスマークは磁界の向きをそれぞれ表し、これらによって電磁界強度の分布を表している。
図2(C)は基本波の電磁界分布のうち電界エネルギーと磁界エネルギーの強度分布について示している。また、図2(E)は2次高調波の電磁界分布のうち電界エネルギーと磁界エネルギーの強度分布について示している。両図において、EFは電界エネルギーが支配的な領域、MFは磁界エネルギーが支配的な領域である。
このようにTE101モードで共振する導波管型共振器はTE202モードでも共振するので、TE101モードを基本波としたときの2次高調波を抑制することができない。
したがって、上記不要輻射を抑制するために、特許文献1に示されている導波管型バンドパスフィルタを用いても、肝心の2次高調波成分の抑制効果が低いという問題があった。
そこで、この発明の目的は、高調波伝搬阻止効果が高いフィルタおよびそれを備えたマイクロ波送信機を提供することにある。
上述の課題を解決するために、この発明は次のように構成する。
(1)この発明の高調波伝搬阻止(帯域通過)フィルタは、TEモードで共振する導波管型の共振器を複数備え、隣接する共振器同士を結合窓を介して結合させたフィルタにおいて、
前記結合窓で前記隣接する共振器の所定次数の高調波モード同士を磁界結合および電界結合させて、当該高調波モード同士の結合を打ち消すようにしたことを特徴とする。
この構成により、高調波モード同士は結合しない。仮に、隣接する2つの共振器の一方の共振器の基本波と他方の共振器の高調波とが結合窓を介して結合するとしても、隣接する2つの共振器の高調波モード同士が上記磁界結合と電界結合とで打ち消されるので、高調波モードでの伝搬が阻止される。
これにより、抑制しようとするn次高調波を効果的に抑制することができ、不要高調波の伝搬を大きく阻止できる。
(2)前記結合窓は複数備えるとともに、これら複数の結合窓の幾つかでまたは全てで、前記隣接する共振器の基本波モード同士を、主として電界結合または磁界結合により結合させた、
この構成により、隣接する共振器の基本波モード同士を結合する結合窓で高調波モード同士の結合が阻止される。そのため、高調波モードでの伝搬が阻止される。
(3)前記隣接する共振器の前記高調波同士を磁界結合させる結合窓を配置するとともに、前記共振器のE面のいずれかの箇所に基本波の半波長以下で且つ前記高調波の半波長以上の幅をもった付加領域を備え、該付加領域の近傍に前記高調波が電界結合する結合窓を配置してもよい。
この構成により、上記付加領域の近傍に配置した結合窓によって、隣接する共振器の高調波同士が比較的強く電界結合される。そのため、他の結合窓による磁界結合を打ち消して、高調波同士の結合をより確実に抑制できる。
また、上記付加領域を設けずに、高調波モード同士が電界結合する位置に結合窓を配置すると、その結合窓は基本波モードの電界強度の高い領域でもあるので、その結合窓の開口部でまたは結合窓と対向する導体面との間で放電が生じやすくなる。すなわち耐電力性能が劣化することになるが、上述の構成によればこの問題が生じない。
(4)この発明のマイクロ波送信機は、基本波をπモードで発振するマグネトロンとアンテナとの間の伝搬路に前記高調波伝搬阻止フィルタを備える。
この構成により、マグネトロンから発生されるπ−1モードの高調波成分が前記高調波伝搬阻止フィルタで阻止されるので不要輻射が抑えられる。
この発明によれば、不要な高調波の伝搬を阻止するフィルタ、および不要な高調波の輻射を抑制したマイクロ波送信機が得られる。
《第1の実施形態》
図3は第1の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタの主要部の分解斜視図である。
この高調波伝搬阻止フィルタは、基本的に、2つの金属ブロック41,43、その間の仕切り板42、および入出力用空間32a,32d(矩形導波管の端部)で構成している。
第1の金属ブロック41には、一定深さの凹部を形成することによって共振領域51a,51bを形成している。また共振領域51bには付加領域52b,53bを設けている。また2つの共振領域51a,51bの間に結合窓33abを形成している。さらに共振領域51aには、図における後方に抜ける結合窓33aaを形成している。
第2の金属ブロック43には、金属ブロック41と鏡対称の関係で共振領域51c,51d、付加領域52c,53c、および結合窓33cd,33ddをそれぞれ形成している。
仕切り板42は金属ブロック41,43の共振領域形成面同士で挟まれる金属板であり、共振領域51b−51c同士を連通する結合窓33bc1,33bc2,33bc3,33bc4を開口している。
上記5つの部材を重ね合わせて高調波伝搬阻止フィルタを構成する。
このような構造により、入出力用空間32a→結合窓33aa→共振領域51a→結合窓33ab→共振領域51b→結合窓33bc→共振領域51c→結合窓33cd→共振領域51d→結合窓33dd→入出力用空間32dの経路で電磁波が伝搬することになる。
図4(A)は、第1の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタの所定の共振器の各モードの電磁界分布の例を示す図、図4(B)はその比較例としてのフィルタの所定の共振器の各モードの電磁界分布の例を示す図である。
図5は第1の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタ201の共振領域内に生じる2次高調波の定在波を濃度分布で示している。
図4(A)(B)の共振領域51b,51b′において、破線のループH1は基本波モードの電磁界分布の磁界ループ、破線の4つのループH2は2次高調波モードの電磁界分布の磁界ループをそれぞれ表している。この共振領域51bに隣接する共振領域(図3に示した共振領域51c)についても同様に、基本波モードと2次高調波モードの電磁界が分布する。
図4(B)に示した比較例としてのフィルタについても、隣接する共振領域に図4(B)に示したものと同様の基本波モードと2次高調波モードの電磁界が分布する。
比較例としてのフィルタでは、図4(B)に示すように、結合窓33bcは、互いに隣接する共振器の基本波モードの磁界エネルギーの高い領域に配置しているので、その2つの共振器の基本波モード同士は磁界結合する。また、結合窓33bcは、互いに隣接する共振器の2次高調波モードについても磁界エネルギーの比較的高い領域に配置しているので、その2つの共振器の2次高調波モード同士は磁界結合する。
そのため、図4(B)に示した比較例としてのフィルタは、基本波モードだけでなく、2次高調波についても共振するとともに伝搬してしまう。
これに対して、第1の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタでは、図4(A)に示すように、結合窓33bc1,33bc2,33bc3,33bc4は、互いに隣接する共振器の基本波モードの磁界エネルギーの高い領域に配置しているので、その2つの共振器の基本波モード同士は強く磁界結合する。
一方、結合窓33bc3,33bc4は、互いに隣接する共振器の2次高調波モードの電界エネルギーの高い領域に配置しているので、その2つの共振器の2次高調波モード同士は電界結合しようとする。結合窓33bc3,33bc4が2次高調波モードの電界エネルギーの高い領域にあることは、図2(E)および図5に示した電磁界分布から明らかである。
しかし、結合窓33bc1,33bc2は、互いに隣接する共振器の2次高調波モードの磁界エネルギーの高い領域に配置しているので、その2つの共振器の2次高調波モード同士は磁界結合しようとする。この2次高調波モード同士の電界結合と磁界結合とをほぼ等量にすることによって、互いに隣接する共振器の2次高調波モード同士は殆ど結合しないことになる。
なお、上記付加領域52b,53b(52c,53c)は、共振領域51bのE面が部分的に突出した形状をなし、そのE面の長手方向に沿った幅が基本波の半波長以下で且つ2次高調波の半波長以上である。そのため、2次高調波の電磁界はこれらの付加領域52b,53b(52c,53c)に侵入して分布する。そのため、結合窓33bc3,33bc4は、2次高調波モードの電界エネルギーの高い位置で、且つ基本波モードの電界エネルギーの低い位置に配置できる。
基本波モードの電界エネルギーの高い位置に結合窓を配置すると、その結合窓の開口部でまたは結合窓と対向する導体面との間で放電が生じやすくなるが、この第1の実施形態によれば、この問題が生じなく、耐電力性能が劣化しない。
このようにして、高調波伝搬阻止フィルタ201は、4つの共振器が順に結合した4段の共振器からなり、共振領域51bによる共振器部および共振領域51cによる共振器部で、2次高調波モードの結合・伝搬が阻止される。すなわち、基本波周波数の帯域を通過し且つ2次高調波を阻止する機能を有する帯域通過フィルタとして作用する。
図6(A)は第1の実施形態に係る高周波伝搬阻止フィルタの周波数特性図、図6(B)は、図4(B)に示した比較例としてのフィルタの周波数特性図である。いずれも基本波周波数は9.4GHzであるが、高調波阻止機能がない場合、図6(B)に示すように約13.8GHzおよび18.8GHz帯で通過域が生じている。これに対して第1の実施形態による高調波伝搬阻止フィルタによれば、図6(A)に丸印で示すように18.8GHzの挿入損失が大きく、2次高調波が阻止されるのが分かる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタは、第1の実施形態の高調波伝搬阻止フィルタと同様に、仕切り板を2つの金属ブロックで挟んで構成する。図7は第2の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタに備える共振領域の形状および結合窓の構成を示す平面図である。この図は第1の実施形態で図4(A)に対応させて表したものである。
図7に示した例では、図4(A)に示した付加領域52b,53bを設けていない。また、共振領域51bには2つの結合窓33bc5,33bc6のみを設けている。
図中、破線のループH1は基本波モードの電磁界分布の磁界ループ、破線の4つのループH2は2次高調波モードの電磁界分布の磁界ループをそれぞれ表している。共振領域51bに対して仕切り板を介して隣接する共振領域についても同様の基本波モードと2次高調波モードの電磁界が分布する。
上記結合窓33bc5は、互いに隣接する2つの共振器の基本波モードの磁界エネルギーの高い領域に配置しているので、また、結合窓33bc6も2つの共振器の基本波モードの磁界エネルギーの比較的高い領域に配置しているので、その2つの共振器の基本波モード同士は磁界結合する。
一方、結合窓33bc5は、互いに隣接する共振器の2次高調波モードについても磁界エネルギーの高い領域に配置しているので、その2つの共振器の2次高調波モード同士は磁界結合しようとする。しかし、結合窓33bc6は、互いに隣接する共振器の2次高調波モードの電界エネルギーの高い領域に配置しているので、その2つの共振器の2次高調波モード同士は電界結合しようとする。この2次高調波モード同士の電界結合と磁界結合とをほぼ等量にすることによって、互いに隣接する共振器の2次高調波モード同士は殆ど結合しないことになる。
このようにして、4つの共振器が順に結合した4段の共振器からなり、共振領域51bによる共振器部およびそれに隣接する共振領域による共振器部で、2次高調波モードの結合・伝搬が阻止される。すなわち、基本波周波数の帯域を通過し且つ2次高調波を阻止する機能を有する帯域通過フィルタとして作用する。
《第3の実施形態》
図8は第3の実施形態に係るマイクロ波送信機の例としてのレーダの構成を示すブロック図である。レーダの高周波回路部は、マイクロ波を発振するマグネトロン72、それをパルス駆動する駆動回路71、マグネトロン72の発振信号を後段方向へ伝搬するサーキュレータ73、終端器74、2次高調波を抑制する高調波伝搬阻止フィルタ201、送信信号をロータリージョイント側へ伝搬させ、受信信号を受信回路側へ伝搬させるサーキュレータ76、ロータリージョイント77、アンテナ78、送信信号の電力が受信回路側へ回り込まないようにする制限するリミッタ回路79および受信回路80を備えている。
駆動回路71がマグネトロン72をパルス駆動することによって、9.4GHzのパルス状マイクロ波信号が出力され、サーキュレータ73→高調波伝搬阻止フィルタ201→サーキュレータ76→ロータリージョイント77→アンテナ78の経路で空中へ放射される。また物標で反射した信号がアンテナ78で受信され、ロータリージョイント77→サーキュレータ76→リミッタ回路79→受信回路80の経路で受信される。
このように送信信号が高調波伝搬阻止フィルタ201を通過する際、2次高調波が阻止されるので、アンテナ78からの2次高調波の不要輻射が抑制される。高調波伝搬阻止フィルタ201はサーキュレータ73の後段に設けたので、上記2次高調波はマグネトロン72だけでなくサーキュレータ73で生じるものについても有効である。
なお、高調波伝搬阻止フィルタ201を透過せずに反射した2次高調波はサーキュレータ73を介して終端器74で消費されるので、マグネトロン72に対して悪影響を与えることがない。
なお、以上に示した各実施形態では、基本波の共振領域を空洞共振器で構成するものであったが、この共振領域内は空気である必要はなく、固体の誘電体が充填されていてもよい。また、誘電体ブロックの外面に電極膜を形成することによって構成してもよい、本発明の「導波管型の共振器」はこのような構成をも含む。
また、以上に示した各実施形態では、隣接する導波管型の共振器を仕切るH面に結合窓を設けたが、隣接共振器の位置関係に応じて、結合窓はE面に設けてもよい。要するに複数の結合窓の幾つかでまたは全てで、隣接する共振器の基本波モード同士を結合させ、且つ隣接する共振器の所定次数の高調波モード同士を磁界結合および電界結合させて、高調波モード同士の結合を打ち消すように複数の結合窓を配置すればよい。
特許文献1の導波管型バンドパスフィルタの構成を示す図である。 導波管型共振器の構成および基本波モードと2次高調波モードの電磁界分布の例を示す図である。 第1の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタの主要部の斜視図である。 第1の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタの共振領域と結合窓の構成および各モードの電磁界分布の例を示す図である。 第1の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタの2次高調波モードの電磁界分布の例を示す図である。 同高調波伝搬阻止フィルタの周波数特性を示す図である。 第2の実施形態に係る高調波伝搬阻止フィルタの主要部の構成を示す平面図である。 第3の実施形態に係るレーダの構成を示すブロック図である。
符号の説明
31,32−入出力用空間
33−結合窓
41,43−金属ブロック
42−仕切り板
51−共振領域
52−付加領域
201−高調波伝搬阻止フィルタ

Claims (4)

  1. TEモードで共振し、互いに仕切り板で共振領域が仕切られた導波管型の第1の共振器と第2の共振器とを備えたフィルタであって
    前記仕切り板は、前記第1の共振器と前記第2の共振器に対して、それぞれ高調波モードの電界結合と磁界結合とをさせる複数の結合窓を備え、
    前記電界結合と前記磁界結合とが互いにほぼ等量であり、
    前記第1の共振器と第2の共振器は、E面のいずれかの箇所に基本波の半波長以下で且つ前記高調波の半波長以上の幅をもった付加領域を備え、
    前記高調波モードの電界結合をさせる結合窓は、前記付加領域の近傍に形成されていることを特徴とする高調波伝搬阻止フィルタ。
  2. 請求項1に記載の高調波伝搬阻止フィルタであって、
    前記複数の結合窓は、2次高調波モードの電界エネルギーの高い領域と2次高調波モードの磁界エネルギーの高い領域とにそれぞれ配置されていることを特徴とする高調波伝搬阻止フィルタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の高調波伝搬阻止フィルタであって、
    前記複数の結合窓のうち幾つかまたは全て電界結合または磁界結合により、前記第1の共振器と前記第2の共振器の基本波モード同士を結合させることを特徴とする高調波伝搬阻止フィルタ。
  4. 前記基本波を有する電磁波をπモードで発振するマグネトロンと
    前記電磁波を放射するアンテナと
    前記マグネトロンと前記アンテナとの間の伝搬路に配置された請求項1、2または3に記載の高調波伝搬阻止フィルタと、
    を備えたマイクロ波送信機。
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