JP4812854B2 - 受信機 - Google Patents

受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP4812854B2
JP4812854B2 JP2009109964A JP2009109964A JP4812854B2 JP 4812854 B2 JP4812854 B2 JP 4812854B2 JP 2009109964 A JP2009109964 A JP 2009109964A JP 2009109964 A JP2009109964 A JP 2009109964A JP 4812854 B2 JP4812854 B2 JP 4812854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ber
state
value
reception quality
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009109964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010259013A (ja
Inventor
宏之 横長
保美 今川
亮 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009109964A priority Critical patent/JP4812854B2/ja
Publication of JP2010259013A publication Critical patent/JP2010259013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4812854B2 publication Critical patent/JP4812854B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、携帯無線端末や地上ディジタルテレビなどに用いて好適な受信機に関する。
携帯無線端末の普及とともに、受信機の小型化、低消費電力化(電池寿命延長)技術が必須となってきている。また、携帯無線端末に内蔵される回路も多くなり、アンテナから無線回路までの物理的距離を短く設計することが困難になってきている。このため、線路ロスが大きくなり、NF(Noise Figure)改善の観点から低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier、以下“LNA”と呼ぶ)の搭載が必須となってきている。一方でLNAを搭載することにより消費電力が上昇し、LNAを必要としない信号品質の場合は積極的にLNAを制御して電力消費を少なく抑える低消費電力技術の搭載が必須である。また、LNAに限らずその他の回路ブロックにおける省電力制御も必須である。
従来、低消費電力技術を搭載した受信機として、特許文献1および特許文献2で開示されたものが知られている。特許文献1で開示された受信機は、LNAを持つチューナAと、LNAを持たないチューナBを有し、受信信号の瞬時CN比(Carrier to Noise Ratio、以下CN)を推定して、推定した瞬時CNを基にチューナAまたはチューナBに切替える。すなわち、推定した瞬時CNがCN閾値よりも劣化した場合は低雑音モードとしてチューナAに切替え、推定した瞬時CNがCN閾値よりも劣化していない場合は省電力モードとしてチューナBに切替える。
特許文献2で開示された受信機は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)デコーダまたはMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダで得られるエラー情報を基にBER(Bit Error Rate、ビット誤り率)を算出し、これにより得られたBERを基にLNAのオン、オフを制御する。すなわち、BERが劣悪な場合はLNAをオンし、BERが良好な場合はオフする。
特開2004−320377号公報 特開2003−101426号公報
しかしながら、従来のLNA搭載受信機における低消費電力技術では、LNAが動作しているときに、入力レベルがある程度大きくなると(すなわち受信品質が良くなると)、LNAをOFF、或いはLNAを使用しない受信モードに切替えるというように、受信品質に応じて、ある閾値を基準にLNAを使用するか否かの2値しかとらないため、十分な省電力効果が得られない。例えば、CNを用いてLNA搭載受信機のLNAをオン、オフして制御を行う場合、図19に示すようなBER特性をもつLNAがオンしている状態(通常モード)と、LNAがオフしている状態(省電力モード)を切り替える際、受信に必要なBER値BER1を満足するために、モード切替えのための入力レベルの閾値が“b”に設定される。入力レベルに対応するCN特性は図21のように示すことができ、BER1を満足するための必要CN値はCN1となり、入力レベル“b”に相当するCN閾値CN2で切替動作を行い、省電力モードでCN1を満足するように制御をおこなうことになる。以上のような制御では、図20に示すように入力レベルが“b”になるまでは電流値が変わらないため、その間(入力レベルa〜b)、省電力効果は得られない、という課題を有する。
また、LNA搭載受信機において、LNAがオンしている状態(以下、通常モード)と、LNAがオフしている状態(以下、省電力モード)との感度のレベル差が大きい場合、例えば特許文献2記載のBERによる制御方法では、モード移行の判定に非常に時間が掛かる。例えば、図22に示したように、通常モードと省電力モードの感度差が大きくなるに従い、BERの必要精度が指数関数的に大きくなり、“b”で切替判定を行うには大きな判定時間を要することになる、という課題を有する。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、通常モードから省電力モードに移行するまでの間の電力消費を低く抑え、また通常モード、省電力モード間の感度差が大きい場合においても判定に掛かる時間を短縮することができる受信機を提供することを目的とする。
本発明の受信機は、無線信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた第1の回路と、前記第1の回路の前記第1の状態および第2の状態を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、所定時間内において前記第1の回路を前記第1の状態から前記第2の状態に移行する際に、前記所定時間内において前記第1の回路の前記第1の状態と前記第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態を経て移行するよう制御することを特徴とする。
上記構成によれば、第1の回路の電流値を第1の状態から第2の状態に移行させる際に、所定時間内において第1の状態と第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態を経て移行するように制御するので、第1の状態と第2の状態しかとらない場合と比べて電力消費を低く抑えることが可能となる。また、第1の状態から第2の状態への移行の判定に掛かる時間を短時間にすることが可能となる。
具体的には、LNA(第1の回路)に対する電流制御において、2つの動作モード(第1の状態、第2の状態)を時間比率(Duty)で切替え動作させることで中間の状態を作り出し、さらに、この中間状態を、時間比率を変化させることで複数作り出し、複数の中間状態を経て2つの動作モードの間を行き来する制御を行う。
本発明の受信機は、無線信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた第1の回路と、前記第1の回路に入力される入力信号についてBERを含む受信品質を計算する受信品質計算部と、前記第1の回路の前記第1の状態および第2の状態を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、所定時間内において前記第1の回路の前記第1の状態と前記第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して小さい場合、前記所定の動作比率の前記第2の状態がより多い中間状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第2のBER閾値に対して大きい場合、前記第1の状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して大きく、かつ前記第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御することを特徴とする。
上記構成によれば、第1の回路の電流値を第1の状態から第2の状態に移行させる際に、所定時間内において第1の回路の第1の状態と第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、受信品質計算部が計算したBERの値が第1のBER閾値に対して小さい場合、所定の動作比率の第2の状態がより多い中間状態へ移行し、計算したBERの値が第2のBER閾値に対して大きい場合、所定の動作比率の第2の状態がより少ない中間状態へ移行し、受信品質計算部が計算したBERの値が第1のBER閾値に対して大きく、かつ第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御するので、第1の状態と第2の状態しかとらない場合と比べて電力消費を低く抑えることが可能となるとともに、第1の状態から第2の状態への移行判定に掛かる時間を短時間にすることが可能となる。
具体的には、LNA(第1の回路)に対する電流制御において、2つの動作モード(第1の状態、第2の状態)を時間比率(Duty)で切替え動作させることで中間の状態を作り出し、さらに、この中間状態を、時間比率を変化させることで複数作り出し、BERを基準に2つの動作モードの間を行き来する制御を行う。
上記構成において、前記第1の回路は低雑音増幅器が望ましい。
本発明の受信機は、無線信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた低雑音増幅回路と、前記低雑音増幅回路に入力される入力信号についてBERとCNを含む受信品質を計算する受信品質計算部と、前記低雑音増幅回路の前記第1の状態および第2の状態を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、所定時間内において前記低雑音増幅回路の前記第1の状態と前記第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、CNについて第1のCN閾値を設定し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して小さく、かつCNの値が前記第1のCN閾値に対して大きい場合、前記所定の動作比率の前記第2の状態がより多い中間状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第2のBER閾値に対して大きい場合、前記第1の状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して大きく、かつ前記第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御することを特徴とする。
上記構成によれば、低雑音増幅回路の電流値を第1の状態から第2の状態に移行させる際に、所定時間内において低雑音増幅回路の第1の状態と第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、受信品質計算部が計算したBERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、さらにCNについて第1のCN閾値を設定し、受信品質計算部が計算したBERの値が第1のBER閾値に対して小さく、かつCNの値が第1のCN閾値に対して大きい場合、所定の動作比率の第2の状態がより多い中間状態へ移行し、受信品質計算部が計算したBERの値が第2のBER閾値に対して大きい場合、所定の動作比率の第2の状態がより少ない中間状態へ移行し、計算したBERの値が第1のBER閾値に対して大きく、かつ第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御するので、第1の状態と第2の状態しかとらない場合と比べて電力消費を低く抑えることが可能となるとともに、第1の状態から第2の状態への移行判定に掛かる時間を短時間にすることが可能となる。
具体的には、LNA(第1の回路)に対する電流制御において、2つの動作モード(第1の状態、第2の状態)を時間比率(Duty)で切替え動作させることで中間の状態を作り出し、さらに、この中間状態を、時間比率を変化させることで複数作り出し、BERおよびCNを基準に2つの動作モードの間を行き来する制御を行う。
本発明の受信機は、無線信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた第1の回路、および電流値の異なる第3および第4の状態を備えた第2の回路と、前記第1の回路、第2の回路に入力される入力信号についてBERを含む受信品質を計算する受信品質計算部と、前記第1の回路の前記第1の状態および第2の状態、前記第2の回路の前記第3の状態および第4の状態を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、所定時間内において前記第1の回路の前記第1の状態と前記第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して小さい場合、前記所定の動作比率の前記第2の状態がより多い中間状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第2のBER閾値に対して大きい場合、前記第1の状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して大きく、かつ前記第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第1の制御動作と、所定時間内において前記第2の回路の前記第3の状態と前記第4の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第3のBER閾値および第4のBER閾値を設定し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第3のBER閾値に対して小さい場合、前記所定の動作比率の前記第4の状態がより多い中間状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第2のBER閾値に対して大きい場合、前記所定の動作比率の前記第4の状態がより少ない中間状態へ移行し、前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第3のBER閾値に対して大きく、かつ前記第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第2の制御動作に関して、前記第1の制御動作および前記第2の制御動作を同時に、或いは順番に制御することを特徴とする。
上記構成によれば、所定時間内において第1の回路の第1の状態と第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、受信品質計算部が計算したBERの値が第1のBER閾値に対して小さい場合、所定の動作比率の第2の状態がより多い中間状態へ移行し、受信品質計算部が計算したBERの値が第2のBER閾値に対して大きい場合、所定の動作比率の第2の状態がより少ない中間状態へ移行し、受信品質計算部が計算したBERの値が第1のBER閾値に対して大きく、かつ第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第1の制御動作と、所定時間内において第2の回路の第3の状態と第4の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第3のBER閾値および第4のBER閾値を設定し、受信品質計算部が計算したBERの値が第3のBER閾値に対して小さい場合、所定の動作比率の第4の状態がより多い中間状態へ移行し、受信品質計算部が計算したBERの値が第2のBER閾値に対して大きい場合、所定の動作比率の第4の状態がより少ない中間状態へ移行し、受信品質計算部が計算したBERの値が第3のBER閾値に対して大きく、かつ第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第2の制御動作に関して、第1の制御動作および第2の制御動作を同時に、或いは順番に制御するので、第1の回路については第1の状態と第2の状態しかとらず、第2の回路については第3の状態と第4の状態しかとらない場合と比べて電力消費を低く抑えることが可能となるとともに、第3の状態から第4の状態への移行判定に掛かる時間を短時間にすることが可能となる。
具体的には、LNA(第1の回路)およびRF増幅回路(第2の回路、IF増幅回路でもよい)のそれぞれに対する電流制御において、LNAの2つの動作モード(第1の状態、第2の状態)とRF増幅回路の2つの動作モード(第3の状態、第4の状態)のそれぞれの時間比率(Duty)で切替え動作させることで中間の状態を作り出し、さらに、この中間状態を、時間比率を変化させることで複数作り出し、BERを基準に2つの動作モードの間を行き来する制御を行う。
本発明の受信機は、無線信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた第1の回路と、前記第1の回路の前記第1の状態および第2の状態を制御する制御部と、前記第1の回路の第1の状態から第2の状態、或いは第2の状態から第1の状態へ移行する際に発生する振幅、位相の補正を状態変化するタイミングで各状態変化に応じた振幅・位相補正を行う振幅位相補正部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、第1の回路の第1の状態から第2の状態、或いは第2の状態から第1の状態へ移行する際に発生する振幅、位相の補正を状態変化するタイミングで各状態変化に応じた振幅・位相補正を行うので、第1の回路の状態を変えることで生ずる振幅、位相の変化を補正することができる。
本発明の受信機は、直交周波数分割多重方式信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた第1の回路と、前記第1の回路の前記第1の状態および第2の状態を制御する制御部と、前記第1の回路の第1の状態から第2の状態、或いは第2の状態から第1の状態へ移行する際に、前記直交周波数分割多重方式信号のガードインターバルタイミングで各状態の変化を行う制御タイミング生成部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、第1の回路の第1の状態から第2の状態、或いは第2の状態から第1の状態へ移行する際の制御タイミングにガードインターバルタイミングを用いるので、切替時に発生する瞬時振幅、或いは位相の変化による影響を受けずに受信することが出来る。
本発明は、通常モードから省電力モードに移行するまでの間の電力消費を低く抑えるとともに、通常モードから省電力モードに移行する判定時間を短時間にすることができる。
本発明の実施の形態1に係る受信機の概略構成を示すブロック図 実施の形態1の受信機の通常モードと省電力モードの時間比率25、50、75を示す図 実施の形態1の受信機の通常モードおよび省電力モードにおけるBER特性と、その中間のBER特性を示す図 実施の形態1の受信機と従来の受信機それぞれにおける入力レベルと電流値を示す図 実施の形態1の受信機のモード制御処理を示すフローチャート 実施の形態1の受信機における省電力モードへの移行時間を示す図 実施の形態1の受信機における速度依存性の改善説明に用いられ、BER閾値のみのときのBERの静特性を示す図 本発明の実施の形態2に係る受信機のモード制御処理を示すフローチャート 実施の形態2の受信機におけるBER閾値のみのときのBERの静特性を示す図 実施の形態2の受信機におけるBERおよびCNの閾値のときのBERの動特性を示す図 実施の形態2の受信機におけるBERおよびCNの閾値のときのBERの静特性を示す図 実施の形態2の受信機におけるBER閾値のときのBERの動特性を示す図 本発明の実施の形態3に係る受信機の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る受信機の概略構成を示すブロック図 実施の形態4の受信機における利得可変時位相差の周波数特性を示す図 実施の形態4の受信機における利得可変時の周波数特性を示す図 実施の形態4の受信機に用いられる利得可変アンプの一例を示す図 実施の形態4の受信機における利得可変時位相差の周波数特性を示す図 従来の受信機における通常モードと省電力モードのBER特性を示す図 従来の受信機における入力レベルに対する電流値を示す図 従来の受信機における通常モードと省電力モードのCN特性を示す図 従来の受信機における通常モードと省電力モードのBER特性を示す図 本発明の実施の形態5に係る受信機の概略構成を示すブロック図 一般的な直行周波数分割多重方式信号のガードインターバルについて説明するための図
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る受信機の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の受信機1は、無線部2と、復調・復号部3と、制御部4とを備えている。無線部2は、入力されたRF信号を増幅する低雑音増幅器(以下、“LNA”と呼ぶ)21と、LNA21で増幅されたRF信号を増幅するRF増幅回路22と、RF増幅回路22で増幅されたRF信号を中間周波に変換する混合器23Aおよび局部発振器23Bからなる周波数変換回路23と、周波数変換回路23からの中間周波信号を増幅するIF増幅回路24と、中間周波信号の帯域を制限する帯域制限回路25と、帯域制限された中間周波信号をディジタル変換するアナログ・ディジタル変換回路26とを備えている。
復調・復号部3は、無線部2からのディジタル化されたIF信号を復調する復調回路31と、復調された信号から元の符号を復号する復号回路32と、復調回路31および復号回路32で得られるエラー情報を基に受信品質を計算する受信品質計算回路33とを備えている。受信品質を計るものとして、例えばBER(Bit Error Rate)やCN(Carrier to Noise)などが好適である。本実施の形態ではBERを用いている。制御部4は、復調・復号部3の受信品質計算回路33で計算されたBERに基づき無線部2のLNA21のオン/オフを判定するLNA・ON/OFF判定回路41と、LNA・ON/OFF判定回路41の判定結果に基づき無線部2のLNA21をオン/オフ制御するタイミングを生成する制御タイミング生成回路43と、制御タイミング生成回路43のタイミングに同期して無線部2のLNA21をオン/オフ制御する制御回路42とを備えている。
制御部4は、所定時間内においてLNA21の通常モード(第1の状態)と省電力モード(第2の状態)を所定の時間比率(所定の動作比率)で動作させる中間状態を、その時間比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、復調・復号部3の受信品質計算回路33で計算されたBERの値が第1のBER閾値に対して小さい場合は、所定の時間比率の省電力モードがより多い中間状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値が第2のBER閾値BER2に対して大きい場合は、通常モードへ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値が第1のBER閾値BER1に対して大きく、かつ第2のBER閾値BER2に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する。
LNA21の通常モードと省電力モードの例について図17を用いて説明する。図17において、通常モード動作時の入出力信号は端子1801と接続しアンプ1803の電源をオン動作させ、省電力モード動作時の入出力端子は端子1802に接続しアンプ1803の電源をオフ動作させる。例えばこのような構成とすることで、LNA21は通常モード、省電力モードという電流値の異なる2つの状態を作ることができ、上記制御することが可能となる。
図2は、時間比率を3段階にした例を示す図である。(a)は時間比率“25”、(b)は時間比率“50”、(c)は時間比率“75”である。この場合、時間比率“25”は、通常モードの割合が25%で、省電力モードの割合が75%である。また、時間比率“50”は、通常モードの割合が50%で、省電力モードの割合が50%である。また、時間比率“75”は、通常モードの割合が75%で、省電力モードの割合が25%である。図3は、時間比率“25”、“50”、“75”におけるBER特性を示す図である。この場合、横軸は入力レベル、縦軸はBERであり、BER特性100は時間比率“75”のBER特性であり、BER特性110は時間比率“50”のBER特性であり、BER特性120は時間比率“25”のBER特性である。これらのBER特性100、110、120は通常モードにおけるBER特性と省電力モードにおけるBER特性の間にある。
制御部4は、復調・復号部3の受信品質計算回路33で計算されたBERがBER閾値BER1(第1のBER閾値)を下回れば次の段へ移行し、BER閾値BER2(第2のBER閾値)を上回れば通常モードに戻る制御を行う。例えば、通常モードにおいて、現在のBERがBER閾値BER1を下回れば、時間比率“75”のBER特性100の段階へ移行し、時間比率“75”のBER特性100において、現在のBERがBER閾値BER2を上回れば通常モードに戻る。
図3において、入力レベル“b”はモード切替閾値であり、この入力レベル“b”を超えることで省電力モードに切り替わる。なお、図3において、矢印130は通常モードと省電力モードの感度差を示している。
このように、LNA21の通常モードと省電力モードを所定の時間比率で動作させる中間状態を、その時間比率の違いにより複数設定して、通常モードと省電力モードとの間を段階的に行き来する制御を行うので、通常モードと省電力モードしか持たない場合と比べて電力消費を低く抑えることが可能となる。すなわち、図4に示すように、(a)に示す従来の場合は、入力レベルが“b”の閾値を上回るまで電流値が一定の値となるが、(b)に示す本発明では、入力レベルが“a”のときから電流値が徐々に低減するので、(b)で斜線を引いた部分の面積に相当する電流量を削減することができる。
図5は、本実施の形態の受信機1のモード制御処理を示すフローチャートである。同図において、まず現在のモードが通常モードであるか否かを判定する(ステップS10)。通常モードである場合はBERを測定し(ステップS11)、測定したBERの値がBER閾値BER2以上であるかどうか判定する(ステップS12)。測定したBERの値がBER閾値BER2以上である場合はステップS10に戻り、測定したBERの値がBER閾値BER2未満である場合、BER閾値BER1未満であるかどうか判定する(ステップS13)。ステップS11で測定したBERの値がBER閾値BER1未満でない場合はステップS10に戻り、BER閾値BER1未満である場合は、通常モードと省電力モードを所定の時間比率で動作させる中間状態(以下、中間モード)へ移行する処理を行う(ステップS14)。例えば、現在のモードがLNA21を常時オンする通常モードである場合、この通常モードからLNA21を時間比率75でオン/オフする状態へ移行する。中間モードへ移行した後、ステップS10に戻る。
一方、上記ステップS10の判定で、現在のモードが通常モードでない場合は、現在のモードが省電力モードであるか否かを判定する(ステップS15)。現在のモードが省電力モードでない場合、すなわち中間モードである場合はBERを測定し(ステップS16)、測定したBERの値がBER閾値BER2以上であるかどうか判定する(ステップS17)。測定したBERの値がBER閾値BER2未満である場合はBER閾値BER1未満であるかどうか判定する(ステップS21)。ステップS16で測定したBERの値がBER閾値BER1未満でない場合はステップS10に戻り、BER閾値BER1未満である場合は、中間モードの次の時間比率へ移行する処理を行う(ステップS22)。例えば、図3に示す中間モードを有し(時間比率75、50、25)、現在のモードが中間モードで、時間比率75である場合、この時間比率75からLNA21を時間比率50でオン/オフする状態へ移行する。また、現在のモードが時間比率25である場合、この時間比率25からLNA21を時間比率0でオン/オフする状態、つまり省電力モードへ移行する。中間モードの次の時間比率へ移行した後、ステップS10に戻る。これに対し、測定したBERの値がBER閾値BER2以上である場合は通常モードへ移行する処理を行う(ステップS18)。
また、上記ステップS15の判定で、現在のモードが省電力モードであると判断した場合はBERを測定し(ステップS19)、測定したBERの値がBER閾値BER2以上であるかどうか判定する(ステップS20)。測定したBERの値がBER閾値BER2以上である場合はステップS18に進み、通常モードへ移行する処理を行う。これに対し、測定したBERの値がBER閾値BER2未満である場合はステップS10に戻る。
ここで、通常モードからLNA21を時間比率75でオン/オフする段階へ移行した後、現在のBERの値がBER閾値BER1を下回ると、LNA21を時間比率50でオン/オフする段階へ移行し、この段階からさらに現在のBERの値がBER閾値BER1を下回ると、LNA21を時間比率25でオン/オフする段階へ移行する。そして、さらに現在のBERの値がBER閾値BER1を下回ると、省電力モードへ移行する。このように、1つの段階でBER閾値BER1を下回ると、省電力モードに近くなる次の段階に移行し、各段階でBERの値がBER閾値BER2を超えた場合には、通常モードへ移行する。
なお、ステップS18は必ずしも通常モードへ移行する必要はなく、「前の段階へ移行する」でも良い。前の段階とは、例えば、現在のモードがLNA21を時間比率50でオン/オフする状態である場合、この時間比率50の状態からLNA21を時間比率75でオン/オフする状態へ移行する。移行した後、ステップS10に戻る。
また、説明ではステップS12、S17、およびS20のBER判定閾値は、BER2としてすべて同一閾値で説明を行ったが、必ずしも同一閾値である必要はない。また、通常モード=LNA ON、省電力モード=LNA OFFとして説明を行ったが、通常モードと省電力モードは異なる電流値であればどのようなLNAでも上記同様の制御で同様の効果が得られる。
このように本実施の形態の受信機1によれば、電流値の異なる通常モードと省電力モードを備えたLNA21と、LNA21に入力される入力信号についてBERを含む受信品質を計算する受信品質計算回路33と、LNA21の通常モードおよび省電力モードを制御する制御部4とを備え、制御部4は、所定時間内においてLNA21の通常モードと省電力モードを所定の時間比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについてBER閾値BER1およびBER閾値BER2を設定し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER1に対して小さい場合、所定の時間比率の省電力モードがより多い中間状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER2に対して大きい場合、所定の時間比率の省電力モードがより少ない中間状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER1に対して大きく、かつBER閾値BER2に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御するので、第1の状態と第2の状態しかとらない場合と比べて電力消費を低く抑えることが可能となる。
また、本実施の形態の受信機1では、LNA21の通常モードと省電力モードを所定の時間比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定することから、省電力モードへの移行をスムーズに行うことができる。その移行時間の変化を図3を用いて説明する。図3においてBER閾値BER3は感度点を表し、通常モードBER特性の感度点はa、省電力モードBER特性の感度点はbとなることを示している。仮にb−a=4dBと仮定して、BER特性はそれぞれ1dBで一桁下がる特性をするとして説明する。BER特性100、BER特性110、BER特性120はそれぞれBER閾値BER3で1dBずつ大きくなる場所に設定しているとする。
この場合、従来の方法で通常モードから省電力モードまで1段階で制御する場合、入力レベルbとなることをBERで検出し省電力モードに切り替える制御を行うが、通常モード時に入力レベルbとなるBER精度を得るには、BER閾値BER3に対して更に10倍の精度が必要となる。一方で、本構成で制御を行うと、BER閾値BER3に対して、10倍の精度の制御を4回実施するだけでよく、測定ビット数は10×4/10×100=0.04%で済み、結果として制御時間も0.04%で完了することが可能である。
また、BERを閾値にする場合、一般的にBERの精度を得るためにはその精度に比例した時間が必要になる。通常モードと省電力モードの感度差がさらに大きい場合、入力レベル“b”をBERで検出するためには膨大な時間がかかるために切替判定までの時間が長くなる。すなわち、通常モードと省電力モードのいずれか一方をとる従来の場合、図6に示すように、通常モードから省電力モードに切替えるための切替判定までの時間が長くなる(Time_b≫Time_a)。本構成ではこの課題を解決し、制御時間を劇的に短縮することが可能である。
また、本実施の形態の受信機1では、速度依存性が改善されるという効果も得られる。通常モードと省電力モードとの間の感度差は速度に依存せず一定であるため、設定する時間比率(Duty)は最もBER特性の傾きが大きい速度で最適化すれば、その他の速度でも制御が成り立つ。
なお、本実施の形態では、第2の状態(省電力モード)から第1の状態(通常モード)へ移行する際、或いはその中間状態から第1の状態(通常モード)へ移行する際に中間状態を経由していないが、所定の動作比率の第1の状態(通常モード)がより多い中間状態へ移行するとしてもよく、つまり図5におけるステップS18において、「通常モードへ移行」ではなく、「第1の状態がより多い時間比率へ移行」としてもよい。また、図5におけるステップS20とステップS17において第2のBER閾値BER2を同一としたが、必ずしも同一である必要はなく、図5におけるステップS20において第3のBER閾値BER3を設けて判定を行ってもよい。
(実施の形態2)
上述した実施の形態1の受信機1では、受信品質を計るものとしてBERを用いたが、実施の形態2の受信機ではBERに加えてCNを用いている。実施の形態2の受信機の構成は実施の形態1の受信機1と同一であるので図1を援用することとし、また本実施の形態の受信機には符号1Aを付与する。
本実施の形態の受信機1Aにおいて、復調・復号部3の受信品質計算回路33は、BERとCNを含む受信品質を計算する。制御部4は、所定時間内においてLNA21の通常モードと省電力モードを所定の時間比率で動作させる中間状態をその時間比率の違いにより複数設定するとともに、BERについてBER閾値BER1およびBER閾値BER2を設定し、CNについてCN閾値CN1(第1のCN閾値)を設定し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER1に対して小さく、かつCNの値がCN閾値CN1に対して大きい場合、所定の時間比率の省電力モードがより多い中間状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER2に対して大きい場合、通常モードへ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER1に対して大きく、かつBER閾値BER2に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する。
図8は、本実施の形態の受信機1のモード制御処理を示すフローチャートである。同図において、まず現在のモードが通常モードであるか否かを判定する(ステップS30)。通常モードである場合はBERを測定し(ステップS31)、測定したBERの値がBER閾値BER2以上であるかどうか判定する(ステップS32)。測定したBERの値がBER閾値BER2以上である場合はステップS30に戻り、測定したBERの値がBER閾値BER2未満である場合、さらにBER閾値BER1未満であるかどうか判定する(ステップS33)。ステップS31で測定したBERの値がBER閾値BER1未満でない場合はステップS30に戻り、BER閾値BER1未満である場合は、CNがCN閾値を超えるかどうか判定する(ステップS34)。CNがCN閾値以下の場合はステップS30に戻り、CN閾値を超える場合は、通常モードと省電力モードを所定の時間比率で動作させる中間状態(以下、中間モード)へ移行する処理を行う(ステップS35)。例えば、現在のモードがLNA21を常時オンする通常モードである場合、この通常モードからLNA21を時間比率75でオン/オフする状態へ移行する。次の状態へ移行した後、ステップS30に戻る。
一方、上記ステップS30の判定で、現在のモードが通常モードでない場合は、現在のモードが省電力モードであるか否かを判定する(ステップS36)。現在のモードが省電力モードでない場合、すなわち中間モードである場合はBERを測定し(ステップS37)、測定したBERの値がBER閾値BER2以上であるかどうか判定する(ステップS38)。測定したBERの値がBER閾値BER2未満である場合はBER閾値BER1未満であるかどうか判定する(ステップS42)。ステップS37で測定したBERの値がBER閾値BER1未満でない場合はステップS30に戻り、BER閾値BER1未満である場合は、中間モードの次の時間比率へ移行する処理を行う(ステップS43)。例えば、図3に示す中間モードを有し(時間比率75、50、25)、現在のモードが中間モードで、時間比率75である場合、この時間比率75からLNA21を時間比率50でオン/オフする状態へ移行する。また、現在のモードが時間比率25である場合、この時間比率25からLNA21を時間比率0でオン/オフする状態、つまり省電力モードへ移行する。中間モードの次の時間比率へ移行した後、ステップS30に戻る。これに対し、測定したBERの値がBER閾値BER2以上である場合は通常モードへ移行する処理を行う(ステップS39)。
また、上記ステップS36の判定で、現在のモードが省電力モードであると判断した場合はBERを測定し(ステップS40)、測定したBERの値がBER閾値BER2以上であるかどうか判定する(ステップS41)。測定したBERの値がBER閾値BER2以上である場合はステップS39に進み、通常モードへ移行する処理を行う。これに対し、測定したBERの値がBER閾値BER2未満である場合はステップS30に戻る。
ここで、ステップS39は必ずしも通常モードへ移行する必要はなく、「前の段階へ移行する」でも良い。前の段階とは、例えば、現在のモードがLNA21を時間比率50でオン/オフする状態である場合、この時間比率50の状態からLNA21を時間比率75でオン/オフする状態へ移行する。移行した後、ステップS30に戻る。
このように本実施の形態の受信機1Aによれば、BERとCNを含む受信品質を計算するとともに、LNA21の通常モードと省電力モードを所定の時間比率で動作させる中間状態をその時間比率の違いにより複数設定し、BERの値がBER閾値BER1に対して小さく、かつCNの値がCN閾値CN1に対して大きい場合、所定の時間比率の省電力モードがより多い中間状態へ移行し、BERの値がBER閾値BER2に対して大きい場合、所定の時間比率の省電力モードがより少ない中間状態へ移行し、BERの値がBER閾値BER1に対して大きく、かつBER閾値BER2に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御するので、第1の状態と第2の状態しかとらない場合と比べて電力消費を低く抑えることが可能とともに、第1の状態から第2の状態に移行する判定時間を短時間にする。
ここで、参考としてBER制御方式のパラメータ設定方法について説明する。
どのようなフェージング環境下でも成り立つような制御段数が必要であり、制御段数設計はBER傾きで決まる。
BER特性の「傾き」をBER閾値BER1と必要なBER値BER3の値の差の逆数、と定義する。この場合、静特性が最も傾きが急峻になるため、静特性で設計する必要がある。制御に必要な段数に関しては、通常モードと省電力モードの感度差を、例えば静特性の傾きの逆数で割り算をし、切り上げた結果となり、通常モードと省電力モードのBER特性に等間隔に配置することが望ましい。この考え方だと図7に示したような静特性の場合、BER特性の傾きは動特性に比べ大きいため、制御段数は多くなり、制御時間が掛かる。そのため、制御時間削減が必要になる。
図9は静特性(BER閾値のみ)のBER特性を示す図であり、図10は動特性(BER閾値とCN閾値)のBER特性を示す図である。図9および図10に示すように、静特性感度a’、b’と、動特性感度a、bの感度差である、a−b、a’−b’は等しいが、静特性段数が非常に多くなるため、静特性で設計すると動特性はBER特性の傾きが静特性に比べ小さいために不要な段数が増える。
そこで、CN値の閾値として、例えば感度CN+xdBと設定しBERとの論理積で制御する。ここで、感度CNとは必要なBER値BER3を満足するCN値を表す。xdB>(BER特性の傾きの逆数)となるxを選択し、感度+xdBをCN閾値とすることで、図11の静特性(BER閾値とCN閾値)に示すように制御段数を削減することができる。ここで、図11においてa’−a’、a’−a’、a’−a’がxdBとなる。このようなBER,CNの閾値設定を行うと、静特性では、a’〜a’、a’〜a’、a’〜a’ではBER閾値BER1は満足できており、CN閾値を満足できれば、次の段階に移行するという動作になる。
一方、図12の動特性では、静特性の感度CN<動特性の感度CNとなり必要BER値をとる所要CNは大きい。
(静特性の感度CN)+ydB=(動特性の感度CN)とするとき、静特性の感度CN+xdBをCN閾値とした場合、(動特性の感度CN)+(動特性のBER特性の傾きの逆数)−(CN閾値)=(静特性の感度CN+ydB)+(動特性のBER特性の傾きの逆数)−(静特性の感度CN+xdB)=(動特性のBER特性の傾きの逆数)+(y−x)>0となるように、xを設定することで、動特性におけるBER閾値BER1を満足するCNよりもCN閾値(静特性の感度CN+xdB)は大きくなることになり、a〜a、a〜a、a〜aではCN閾値は満足できており、BER閾値BER1を満足できれば、次の段階に移行するという動作になる。
このような閾値設定をすることで、静特性ではCN閾値による制御、動特性ではBER閾値による制御という動作を行い、段数削減することが出来、結果として通常モードから省電力モードへの移行判定に掛かる時間を短縮することが出来る。
なお、本実施の形態の受信機1Aを適応変調方式のシステムに適用した場合、BER特性の傾き、必要となるBER値BER3を得るための所要CNが変化したとしても、通常モード、省電力モードの感度差に変化がないため、よりBER特性の傾きが急峻なシステムで設定した時間比率(Duty)を変更する必要がなく、回路規模が増大することがない。
なお、本実施の形態では、第2の状態(省電力モード)から第1の状態(通常モード)へ移行する際、或いはその中間状態から第1の状態(通常モード)移行する際に中間状態を経由していないが、所定の動作比率の第1の状態(通常モード)がより多い中間状態へ移行するとしてもよく、つまり図8におけるステップS39において、「通常モードへ移行」ではなく、「第1の状態がより多い時間比率へ移行」としてもよい。また、図8におけるステップS41とステップS38において第2のBER閾値BER2を同一としたが、必ずしも同一である必要はなく、ステップS41において第3のBER閾値BER3を設けて判定を行ってもよい。
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3に係る受信機の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の受信機1Bは、利得を可変できるRF増幅回路22Aを有し、制御部4がLNA21の電流制御の他にRF増幅回路22Aの電流制御を行う。RF増幅回路22Aは、LNA21が通常モード(第1の状態)と省電力モード(第2の状態)をとるのと同様に、LNA21の通常モードに相当する第3の状態と、LNA21の省電力モードに相当する第4の状態をとる。なお、モード制御処理については、実施の形態1、実施の形態2と同様のため説明を省略する。
復調・復号部3の受信品質計算回路33は、LNA21とRF増幅回路22Aに入力される入力信号についてBERを含む受信品質を計算する。制御部4は、所定時間内においてLNA21の第1の状態と第2の状態を所定の時間比率(動作比率)で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについてBER閾値BER1(第1のBER閾値)およびBER閾値BER2(第2のBER閾値)を設定し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER1に対して小さい場合、所定の時間比率の第2の状態がより多い中間状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER2に対して大きい場合、第1の状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER1に対して大きく、かつBER閾値BER2に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第1の制御動作と、所定時間内においてRF増幅回路22Aの第3の状態と第4の状態を所定の時間比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについてBER閾値BER3(第3のBER閾値)およびBER閾値BER4(第4のBER閾値)を設定し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER3に対して小さい場合、所定の時間比率の第4の状態がより多い中間状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER2に対して大きい場合、所定の時間比率の第4の状態がより少ない中間状態へ移行し、受信品質計算回路33で計算されたBERの値がBER閾値BER3に対して大きく、かつBER閾値BER2に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第2の制御動作に関して、第1の制御動作および第2の制御動作を同時に、或いは順番に制御する。
このように本実施の形態の受信機1Bによれば、2段階で増幅率の調整が可能なRF増幅回路22Aを有し、BERに基づいて、LNA21の電流制御とRF増幅回路22Aの電流制御を行うので、前述した実施の形態1および実施の形態2の受信機1、1Aよりもさらに電力消費を低く抑えることができる。
なお、本実施の形態では、LNA21とRF増幅回路22Aの2つの回路に対して電流制御を行うようにしたが、LNA21とIF増幅回路24Aの2つの回路に対して電流制御を行うようにしてもよい。さらに、LNA21とRF増幅回路22AとIF増幅回路24Aの3つの回路に対して電流制御を行うようにしてもよい。また、制御の基準となる受信品質は、BERの他にCNを用いてもよい。
(実施の形態4)
図14は、本発明の実施の形態4に係る受信機の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の受信機1Cは、位相調整回路27と振幅調整回路28を備えた無線部2Cを有している。位相調整回路27と振幅調整回路28はLNA21とRF増幅回路22との間に介挿される。位相調整回路27と振幅調整回路28を設けた理由は次の通りである。すなわち、アナログ回路部分に利得可変増幅器であるLNAを有する場合、その可変利得増幅器の利得変化により生ずる位相変化のため、パイロット信号に基づく基準位相の検出に誤差が生じ、誤りが生ずるという問題が発生、つまり、利得変化が生じたときに可変利得増幅器の入出力信号間で相対位相差、および相対振幅差が崩れるので、この問題を解決するために位相調整回路27と振幅調整回路28を設けた。
制御部4は、LNA21の利得制御(S/N制御:モード制御信号により制御)に応じて、位相調整回路27と振幅調整回路28にて、位相補正、振幅補正を行う。すなわち、LNA21を通常モードから省電力モード、或いは省電力モードから通常モードへ移行する際に発生する振幅、位相の補正を状態変化するタイミングで各状態変化に応じた振幅・位相補正を行う。
図15は、利得可変時の位相差の周波数特性を示す図である。図15の1501はLNA21をONからOFFした際に発生する位相変化量の周波数特性を示したものである。周波数fで180°−φ1、周波数fで180°、周波数fで180°−φあることを示している。このようなLNA21のON→OFF時位相差に対して図15の1502のように周波数fで−180°+φ1、周波数fで−180°、周波数fで−180°+φの補正を位相補正回路27で行う。一方、LNA21のOFF→ON時位相差に対しては図15の1501のように周波数fで180°−φ1、周波数fで180°、周波数fで180°−φの補正を位相補正回路27で行う。
また、図16は、利得可変時の利得補正量の周波数特性を示す図である。図16の1601はLNA21をONからOFFした際に発生する利得変化量の周波数特性を示したものである。周波数fで利得A、周波数fで利得A、周波数fで利得Aであることを示している。このようなLNA21のON→OFF時位相差に対して図16の1602のように周波数fで利得−A、周波数fで利得−A、周波数fで利得−Aの利得補正を振幅補正回路28で行う。一方、LNA21のOFF→ON時位相差に対しては図16の1601のように周波数fで利得A、周波数fで利得A、周波数fで利得Aの利得補正を振幅補正回路28で行う。このように、周波数ごとに異なる位相差、振幅差を補正するために、それぞれLNA21のONからOFF、OFFからON時に発生する位相差、振幅差の逆位相、逆振幅特性となる補正を行う。その補正をモード制御信号に同期する形で実施する。
なお、利得可変増幅器が例えば図17に示すような構成である場合、周波数範囲によっては、位相差は約180度となる。一方で、整合素子などの影響を受けた周波数特性を持ち、図18の直線50のような位相差を持つ可能性もあるが、位相補正量を−180度固定しても、位相差は−φ〜−φの範囲内となり、位相補正をしない場合に比べ、位相変化量は小さくすることが出来る。また、この範囲内で受信ビット誤りが発生しない場合は、このような補正でもかまわない。したがって、利得可変時の位相変化量は図15のように想定している全周波数で0にする必要はなく、図18のように固定位相補正により、−φ<Δφ<φとしてもよい。
このように本実施の形態の受信機1Cによれば、LNA21の通常モードから省電力モードの状態、或いは省電力モードから通常モードへ移行する際に発生する振幅、位相の補正を状態変化するタイミングで各状態変化に応じた振幅・位相補正を行うので、LNA21の状態を変えることで生ずる振幅、位相の変化を補正し、モード移行時の振幅変化、位相変化により発生する誤りを抑えることができる。
なお、説明では位相調整回路27および振幅調整回路28はLNA21の後段に配置する場合の説明を行ったが、LNA21の前段からアナログ・ディジタル変換回路26までのいずれに配置してもよい。さらに、位相調整回路27に関しては、アナログ・ディジタル変換回路26と復調回路31の間に配置してもよい。また、制御部4、位相調整回路27および振幅調整回路28は振幅位相補正部を構成する。
(実施の形態5)
図23は、本発明の実施の形態5に係る受信機の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の受信機1Dは、直交周波数分割多重方式の無線信号を受信、復調する受信機であって、復調回路31の復調結果を元に制御タイミング生成回路43でLNA21を制御するタイミングを生成し、制御回路42からLNA21を制御する構成をとる。
本構成とした理由は次の通りである。アナログ回路部分に利得可変増幅器であるLNAを有する場合、その可変利得増幅器の利得変化により生ずる不連続性から、CN低下を引き起こす可能性があるという問題があり、この問題を解決するために、利得変化タイミングを復調回路31から得られたガードインターバルタイミングを元に制御タイミングを生成する構成とした。
図24は一般的な直交周波数分割多重方式信号のガードインターバルについて説明した図である。図24における、901は有効シンボル長、902はIFFT後の出力データ904のうち、時間的に後端のガードインターバル長に相当するデータを有効シンボル長901の前にそのまま付加し、所定の直交周波数分割多重方式信号にする。このガードインターバル902区間を復調回路31から取得し、このタイミング内で可変利得増幅器の利得変化が完了するように制御タイミング生成回路43でタイミングを生成し、制御回路42からLNA21の制御を行う。903はシンボル長である。
このように本実施の形態の受信機1Dによれば、LNA21の通常モードから省電力モードの状態、或いは省電力モードから通常モードへ移行する際に発生する切替制御時の信号不連続性を、ガードインターバル信号内で制御を完了させることで、モード移行時の不連続性から発生するCN低下を抑えることが出来る。
本発明は、通常モードから省電力モードに移行するまでの間の電力消費を低く抑えるとともに、通常モードから消電力モードへの移行する判定時間を短時間にすることができるといった効果を有し、携帯無線端末や地上ディジタルテレビなどへの適用が可能である。
1、1A、1B、1C 受信機
2、2A、2C 無線部
3 復調・復号部
4 制御部
21 LNA
22、22A RF増幅回路
23 周波数変換回路
23A 混合器
23B 局部発振器
24、24A IF増幅回路
25 帯域制限回路
26 アナログ・ディジタル変換回路
27 位相調整回路
28 振幅調整回路
31 復調回路
32 復号回路
33 受信品質計算回路
41 LNA・ON/OFF判定回路
42 制御回路
43 制御タイミング生成回路

Claims (4)

  1. 無線信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた低雑音増幅回路と、
    前記低雑音増幅回路に入力される入力信号についてBERとCNを含む受信品質を計算する受信品質計算部と、
    前記低雑音増幅回路の前記第1の状態および第2の状態を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    所定時間内において前記低雑音増幅回路の前記第1の状態と前記第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、CNについて第1のCN閾値を設定し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して小さく、かつCNの値が前記第1のCN閾値に対して大きい場合、前記所定の動作比率の前記第2の状態がより多い中間状態へ移行し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第2のBER閾値に対して大きい場合、前記第1の状態へ移行するよう制御することを特徴とする受信機。
  2. 無線信号を受信する受信機の一部を構成し、電流値の異なる第1および第2の状態を備えた低雑音増幅回路、および電流値の異なる第3および第4の状態を備えた無線増幅回路と、
    前記低雑音増幅回路、前記無線増幅回路に入力される入力信号についてBERを含む受信品質を計算する受信品質計算部と、
    前記低雑音増幅回路の前記第1の状態および第2の状態、前記無線増幅回路の前記第3の状態および第4の状態を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    所定時間内において前記低雑音増幅回路の前記第1の状態と前記第2の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第1のBER閾値および第2のBER閾値を設定し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して小さい場合、前記所定の動作比率の前記第2の状態がより多い中間状態へ移行し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第2のBER閾値に対して大きい場合、前記第1の状態へ移行し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第1のBER閾値に対して大きく、かつ前記第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第1の制御動作と、
    所定時間内において前記無線増幅回路の前記第3の状態と前記第4の状態を所定の動作比率で動作させる中間状態をその動作比率の違いにより複数設定するとともに、BERについて第3のBER閾値および第4のBER閾値を設定し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第3のBER閾値に対して小さい場合、前記所定の動作比率の前記第4の状態がより多い中間状態へ移行し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第2のBER閾値に対して大きい場合、前記所定の動作比率の前記第4の状態がより少ない中間状態へ移行し、
    前記受信品質計算部で計算されたBERの値が前記第3のBER閾値に対して大きく、かつ前記第2のBER閾値に対して小さい場合、現在の中間状態を維持するよう制御する第2の制御動作に関して、
    前記第1の制御動作および前記第2の制御動作を同時に、或いは順番に制御することを特徴とする受信機。
  3. 前記低雑音増幅回路の第1の状態から第2の状態、或いは第2の状態から第1の状態へ移行する際に発生する振幅、位相の補正を状態変化するタイミングで各状態変化に応じた振幅・位相補正を行う振幅位相補正部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の受信機。
  4. 直交周波数分割多重方式信号を受信する受信機であって、
    前記低雑音増幅回路の第1の状態から第2の状態、或いは第2の状態から第1の状態へ移行する際に、前記直交周波数分割多重方式信号のガードインターバルタイミングで各状態の変化を行う制御タイミング生成部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の受信機。
JP2009109964A 2009-04-28 2009-04-28 受信機 Expired - Fee Related JP4812854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109964A JP4812854B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109964A JP4812854B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010259013A JP2010259013A (ja) 2010-11-11
JP4812854B2 true JP4812854B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=43319378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009109964A Expired - Fee Related JP4812854B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4812854B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001333347A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Pioneer Electronic Corp アナログ・デジタル両用テレビ受信装置
JP2002152173A (ja) * 2000-11-16 2002-05-24 Pioneer Electronic Corp Ofdm方式受信装置
JP2002290254A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Nec Corp ダイレクトコンバージョン受信機
JP2007104164A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Seiko Epson Corp デジタルテレビジョン受像機
JP2008085873A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Toshiba Corp 無線受信装置
JP4941822B2 (ja) * 2006-12-27 2012-05-30 三星電子株式会社 受信装置、及び送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010259013A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6993291B2 (en) Method and apparatus for continuously controlling the dynamic range from an analog-to-digital converter
US7787848B2 (en) Automatic gain control method for receiver and apparatus thereof
JP4574681B2 (ja) ダイバーシチ受信装置
US7209728B2 (en) Mobile communication terminal apparatus which performs intermittent reception
JP4966329B2 (ja) 無線受信機の消費電力制御方法
JPWO2007113902A1 (ja) ダイバーシチ受信装置及び受信方式切替方法
JP2007097123A (ja) 高周波受信装置
CN102270997B (zh) 接收装置
WO2011074193A1 (ja) 自動利得制御装置及び電子機器
JP2001251152A (ja) 自動利得制御装置及び方法、並びに自動利得制御機能を備えた無線通信装置
JP2011124616A (ja) 通信装置及び通信処理方法
AU778590B2 (en) Communication set radio communication system and automatic gain control method for radio communication set
US20100014618A1 (en) Receiving device
JP4280102B2 (ja) Ofdm受信機及びその制御装置
JP2001077714A (ja) 無線受信機、無線受信方法および記録媒体
JP4812854B2 (ja) 受信機
JP4554505B2 (ja) デジタル信号受信装置
JP4034327B2 (ja) 受信機
EP1995898A2 (en) Reception device and method and program
US20070147554A1 (en) Receiver and transmitter/receiver
JP4169676B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP4644823B2 (ja) 自動利得制御回路
US20060030272A1 (en) Transceiver and receiver
JP5315655B2 (ja) 無線通信システムおよび自動利得制御方法
JP4603480B2 (ja) 移動体用テレビジョンチューナ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees