JP5315655B2 - 無線通信システムおよび自動利得制御方法 - Google Patents

無線通信システムおよび自動利得制御方法 Download PDF

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Description

本発明は,複数の受信アンテナを備えた無線通信システムにおける自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)の技術に関するものであり,特に,受信アンテナの系ごとにその受信特性や利得制御値を監視し,受信アンテナの系ごとに自動利得制御に用いられる制御パラメータを適応的に変化させることにより,受信アンテナの系ごとに受信特性を改善することが可能な無線通信システムおよび自動利得制御方法に関するものである。
図5は,無線通信システムの構成例を示す図である。図5を用いて,従来の無線通信システムにおけるAGCについて説明する。図5に示す無線通信システムは,受信アンテナ110,増幅器120,ADC(Analog Digital Converter)部130,AGC部140,増幅器制御部150,受信信号復調部160,共通制御部170を備える。
受信アンテナ110で受信されたデータは,A/D変換された後のディジタル信号について,受信ベースバンド処理が行われる。このとき,増幅器120によって受信アナログ信号を増幅してA/D入力レベル(ADC部130に入力される信号の電力レベル)の制御を行い,A/D変換後のディジタル信号に対するA/D変換部(ADC部130)の固有雑音比(ダイナミックレンジ)が一定のレベルを確保できるように保証する。A/D変換後のディジタル信号は,受信信号復調部160によって復調される。
AGC部140は,A/D入力レベルを自動的に制御し,受信アナログ信号の変動に追従してダイナミックレンジを制御する。AGC部140では,まず受信ディジタル信号を電力化した後,信号対雑音比を向上するための平均化処理を行い,受信の平均レベルを求め,制御したいA/D入力レベルとの差分をループフィルタにより積分してAGC制御値を求める。AGC部140で求められたAGC制御値は,DAC(Digital Analog Converter)機能を備えた増幅器制御部150によって変換され,変換された制御信号によってADC部130前段の増幅器120が制御される。
複数の送受信アンテナにより空間多重を行うMIMO(Multiple Input Multiple Output)のような無線通信システムでは,受信アンテナ110の系ごとに独立したAGCを行う。ただし,AGC特性を決定するいくつかの制御パラメータに関しては,共通制御部170によって共通の設定が行われる。
なお,増幅器の利得制御に関する先行技術が記載された文献として,例えば特許文献1などがある。特許文献1には,複数受信部のAGC制御について,電源投入時や間欠受信時の場合を除いて受信が安定している期間を受信レベルの変化で判断し,安定している期間はある一つの受信系の制御値によってその他の受信系の増幅器にもAGC制御を行い,その期間は使わないAGC回路を停止することで消費電力を低減する技術が記載されている。個々の受信系におけるAGC回路自体はそれぞれ同じ制御条件(制御パラメータ)の下で動作をする構成であり,個々の受信系ハードのバラつきを吸収するために,安定時に選択されているAGC制御値に対してループ間の補正を行う。
特開2001−251152号公報
上述したように,図5に示すような受信アンテナ110の系ごとに独立したAGCを行う無線通信システムでも,AGC特性を決定するいくつかの制御パラメータに関しては,すべてのAGC部140に共通の設定が行われている。
そのため,局地的にフェージング周波数が他の受信アンテナ110に比べて大きい受信アンテナ110が生じたり,受信レベルが他の受信アンテナ110に比べて大きい受信アンテナ110や小さい受信アンテナ110が生じたりした場合には,その受信アンテナ110の系についてダイナミックレンジが充分に確保できなかったり,A/D入力レベルがクリッピングしてしまう可能性があり,受信特性の劣化要因となってしまうという問題があった。
本発明は,上記の問題点の解決を図り,複数の受信アンテナを備えた無線通信システムにおいて,受信アンテナの系ごとに受信特性を改善し,無線通信システム全体の受信特性を向上させる技術を提供することを目的とする。
複数の受信アンテナを備え,受信アンテナの系ごとに,受信信号を増幅する増幅器と,増幅器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換部と,A/D変換部の出力から利得制御値を算出し,算出された利得制御値によって増幅器の利得を自動的に制御する自動利得制御部とを備えた無線通信システムにおいて,受信アンテナの系ごとに,その受信特性と利得制御値とを監視し,他の受信アンテナの系と比較して異常を示す受信アンテナの系が検出された場合に,異常を示す受信アンテナの系に属する自動利得制御部で利得制御値を算出するときの算出方法を定める条件を設定する制御パラメータを,適応的に変更する。
適応的に変更する制御パラメータとしては,例えば,受信信号の電力レベルを平均化するための平均化サンプル数や,受信信号の目標とする電力レベルを定める値,自動利得制御の追従特性を決定する重み係数,利得制御値を出力する周期などが考えられる。
このように,受信アンテナの系ごとに自動利得制御部で利得制御値を算出するために設定する制御パラメータを適応的に変更することにより,受信アンテナの系ごとの受信特性を改善することが可能となり,よって無線通信システム全体の受信特性を向上させることが可能となる。
本発明により,受信アンテナの系ごとに,状態変化に対して比較的反応の早いAGC制御が期待できるようになるため,局地的な状態変化に対する追従性がよくなり,無線通信システムの受信特性を向上させることが可能となる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本発明の実施の形態による無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示す無線通信システムは,受信アンテナ10,増幅器20,ADC(Analog Digital Converter)部30,AGC(Automatic Gain Control)部40,増幅器制御部50,受信信号復調部60,共通制御部70を備える。図1に示す無線通信システムでは,受信アンテナ10が複数備えられており,受信アンテナ10の系ごとに,増幅器20,ADC部30,AGC部40,増幅器制御部50が用意されている。
受信アンテナ10で受信された受信信号(アナログ)は,増幅器20で増幅され,A/D変換を行うADC部30でアナログ信号からディジタル信号に変換される。変換された受信信号(ディジタル)は,AGC部40や,受信信号復調部60に出力される。
AGC部40は,ADC部30から出力された受信信号(ディジタル)から受信電力レベルを求め,各種制御パラメータを用いてAGC制御値を算出する。制御パラメータとは,AGC制御値の算出方法を定めるための条件としてAGC部40に設定されるパラメータをいう。算出されたAGC制御値は,増幅器制御部50や,受信信号復調部60に備えられた状態監視制御部61に出力される。増幅器制御部50は,DAC(Digital Analog Converter)機能を備える。増幅器制御部50は,DAC機能によってAGC部40から出力されたAGC制御値からアナログの制御用信号を生成し,その制御用信号によって増幅器20の利得を制御する。
受信信号復調部60は,ADC部30から出力された受信信号(ディジタル)を復調する。また,受信信号復調部60は,状態監視制御部61を備える。状態監視制御部61は,各受信アンテナ10の系の受信特性や,各AGC部40から出力されるAGC制御値を監視し,それぞれのAGC部40に対して,適応的に各種制御パラメータを決定し,出力する。監視する受信特性としては,例えば,受信信号の電力レベルや,BB(Baseband)処理から得られる各種受信統計情報(BER(Bit Error Rate),SIR(Signal to Interference power Ratio)等)などの受信信号の特性を示す情報が挙げられる。
共通制御部70は,各AGC部40に対して共通に与える各種制御パラメータを共通制御信号として状態監視制御部61に出力する。状態監視制御部61が各AGC部40に出力する各種制御パラメータの初期値は,共通制御部70から共通制御信号として出力された各種制御パラメータである。
図2は,本実施の形態によるAGC部の構成例を示す図である。図2に示すAGC部40は,電力レベル測定部41,電力レベル平均化部42,誤差判定部43,ループフィルタ部44,出力変換部45を備える。
電力レベル測定部41は,ADC部30から出力された受信信号(ディジタル)から,受信信号の電力レベルである受信電力レベルを算出する。
電力レベル平均化部42は,S/N比(Signal to Noise Ratio )の向上のために,任意の区間,任意の周期で積分を行い,電力レベル測定部41で得られた受信電力レベルを平均化する。
ave =(ΣN in)/N …式(1)
ここで,Pave は平均受信電力レベル,Pinは任意の周期的でサンプリングされた受信電力レベル,Nは受信電力レベルの積分回数(積分区間)である。式(1)からも分かるように,受信電力レベルの積分回数Nとは,受信電力レベルを平均化するための平均化サンプル数である。受信電力レベルの積分回数Nは,状態監視制御部61により制御パラメータとして与えられる。
誤差判定部43は,任意のA/D入力レベルを目標とした基準値と,電力レベル平均化部42で得られた平均受信電力レベルPave との差分を算出する。A/D入力レベルは,ADC部30に入力される信号の電力レベルである。
ΔP=f(PAD)−Pave …式(2)
ここで,ΔPは差分,PADはA/D入力レベルの目標値,f()はA/D入力レベルの目標値PADから基準値を求めるための関数である。A/D入力レベルの目標値PAD,またはA/D入力レベルを目標とする基準値f(PAD)は,受信信号の目標とする電力レベルを定める値である。状態監視制御部61により制御パラメータとして与える場合には,AGC部40の仕様によって,A/D入力レベルの目標値PAD,またはA/D入力レベルを目標とする基準値f(PAD)のどちらの形式で与えるようにしてもよい。
ループフィルタ部44は,誤差判定部43で得られた差分ΔPについて重み係数を乗算し,完全積分器により積分を行う。重み係数は,AGCの引き込みや,追従特性を決定するループ帯域である。
C(t)={α・ΔP(t)+C(t−1)}/2 …式(3)
ここで,C(t)は任意の時刻tでの出力値であり,αは重み係数である。重み係数αは,状態監視制御部61により制御パラメータとして与えられる。
出力変換部45は,ループフィルタ部44からの出力値C(t)に対して任意の変換処理を行い,任意の制御周期でAGC制御値を出力する。AGC制御値を出力する制御周期は,状態監視制御部61により制御パラメータとして与えられる。
なお,ここで説明したAGC部40の動作例はあくまで一例であり,AGC部40の設計によって,AGC制御値の算出方法や,算出式,状態監視制御部61によって与えられる各種制御パラメータは異なるものとなる。
図3は,本実施の形態による状態監視制御部の構成例を示す図である。図3に示す状態監視制御部61は,データ処理部62,判定処理部63,制御パラメータレジスタ部64を備える。
データ処理部62は,前値比較部65,アンテナ間比較部66,状態監視部67を備える。データ処理部62は,受信アンテナ10の系ごとに,受信電力レベル,AGC制御値,BB処理から得られる各種受信統計情報などの監視情報を取得する。前値比較部65は,得られた各種監視情報について,その前値との比較を行う。アンテナ間比較部66は,得られた各種監視情報について,他の受信アンテナ10の系の情報との比較を行う。状態監視部67は,得られた各種監視情報について,その変化量等を含めて異常な値を示しているかなどの状態の監視を行う。前値比較部65,アンテナ間比較部66により得られた比較結果や,状態監視部67により得られた状態は,判定処理部63に出力される。
判定処理部63は,データ処理部62から得られた受信アンテナ10の系ごとの各比較結果や状態から,単独で異常を示す受信アンテナ10の系があるか,または他の受信アンテナ10の系と比較して異常を示す受信アンテナの系があるか等を判定し,AGC部40ごとに適当な制御パラメータを決定する。単独で異常を示す受信アンテナ10の系があるか,または他の受信アンテナ10と比較して異常を示す受信アンテナの系があるか等の判定は,例えば,監視する統計値や比較差分の閾値などの基準をあらかじめ設定して判定を行うようにすればよい。
無線通信システムの初期起動時など,システムを初期状態とする場合には,共通制御部70から共通制御信号として得られた制御パラメータを,各AGC部40に出力する。判定の結果,特に異常がないと判定された受信アンテナ10の系については,前値の制御パラメータを該当AGC部40に出力する。判定の結果,異常があると判定された受信アンテナ10の系については,必要な制御パラメータを適応的に変更するため,制御パラメータレジスタ部64からの制御パラメータの読み出し処理を行う。制御パラメータレジスタ部64から読み出された制御パラメータは,該当するAGC部40に出力される。
制御パラメータレジスタ部64は,判定処理部63からの読出し処理に対応する制御パラメータを,判定処理部63に出力する。本実施の形態での制御パラメータは,AGC部40ごとに与えられる積分回数,A/D入力レベルの目標値(またはA/D入力レベルを目標とした基準値),重み係数,制御周期などのパラメータである。なお,どのようなパラメータが適応的に可変である制御パラメータとなるかは,AGC部40の設計,すなわちAGC制御値の算出方法による。
例えば,データ処理部62の処理結果として,他の受信アンテナ10の系と比較して,AGC制御値が短時間で大きな変動を繰り返しているような受信アンテナ10の系が検出された場合について考える。
このとき,判定処理部63は,該当するAGC部40で算出されるAGC制御値の安定化のため,例えば上記の式(1)において,平均受信電力レベルを算出するための受信電力レベルの積分回数Nを増やすことによってより長い区間で平均受信電力レベルを算出するように,該当AGC部40に出力する積分回数Nの制御パラメータを決定する。短期間でAGC制御値の変動が大きくても,ある程度長い期間で見るとAGC制御値の変動が安定する可能性がある。
判定処理部63は,必要な積分回数Nの制御パラメータを制御パラメータレジスタ部64から読み出し,読み出された積分回数Nの制御パラメータで前値の積分回数Nの制御パラメータを置き換えて,該当するAGC部40に出力する。これにより,他の受信アンテナ10の系と比較してAGC制御値が短時間で変動を繰り返すような受信アンテナ10の系の安定化を図ることができる。
図4は,本実施の形態の状態監視制御部による状態監視制御処理フローチャートである。図4のフローチャートに示す状態監視制御処理は,状態監視制御部61により,受信アンテナ10の系ごとに実行される処理である。
状態監視制御部61は,無線通信システムの初期起動時など,システムを初期状態とする場合には(ステップS10),共通制御部70から共通制御信号として与えられる各種制御パラメータの初期値を読み出し(ステップS11),AGC部40に対して制御パラメータ(初期値)を出力する(ステップS17)。
状態監視制御部61は,無線通信システムの通常稼動中に,受信電力レベル,AGC制御値,BB処理から得られる各種受信統計情報などの監視情報を取得し(ステップS12),その前値との比較,他の受信アンテナ10の系の値との比較,状態の監視などを行う(ステップS13)。
前値比較/アンテナ間比較の比較結果や,状態監視によって得られた状態が,所定の基準を満たしていれば(ステップS14),各種制御パラメータについて前値を保持し(ステップS15),AGC部40に対して制御パラメータ(前値)を出力する(ステップS17)。
前値比較/アンテナ間比較の比較結果や,状態監視によって得られた状態が,所定の基準を満たしていなければ(ステップS14),変更が必要な制御パラメータを制御パラメータレジスタ部64から読み出し(ステップS16),AGC部40に対して制御パラメータ(レジスタ読み出し値)を出力する(ステップS17)。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明はこのような実施の形態に限られるものではない。例えば,本実施の形態では,特に具体的な制御パラメータの例として,積分回数,A/D入力レベルの目標値(またはA/D入力レベルを目標とした基準値),重み係数,制御周期などを挙げているが,上述したように,どのようなパラメータが適応的に可変である制御パラメータとなるかは,AGC制御値の算出方法による。
本発明の実施の形態による無線通信システムの構成例を示す図である。 本実施の形態によるAGC部の構成例を示す図である。 本実施の形態による状態監視制御部の構成例を示す図である。 本実施の形態の状態監視制御部による状態監視制御処理フローチャートである。 無線通信システムの構成例を示す図である。
符号の説明
10 受信アンテナ
20 増幅器
30 ADC部
40 AGC部
41 電力レベル測定部
42 電力レベル平均化部
43 誤差判定部
44 ループフィルタ部
45 出力変換部
50 増幅器制御部
60 受信信号復調部
61 状態監視制御部
62 データ処理部
63 判定処理部
64 制御パラメータレジスタ部
65 前値比較部
66 アンテナ間比較部
67 状態監視部
70 共通制御部

Claims (6)

  1. 複数の受信アンテナを備え,受信アンテナの系ごとに,受信信号を増幅する増幅器と,前記増幅器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換部と,前記A/D変換部の出力から利得制御値を算出し,算出された利得制御値によって前記増幅器の利得を自動的に制御する自動利得制御部とを備えた無線通信システムであって,
    前記受信アンテナの系ごとに,その受信特性と前記利得制御値とを監視し,他の受信アンテナの系と比較して異常を示す受信アンテナの系が検出された場合に,前記異常を示す受信アンテナの系に属する前記自動利得制御部で前記利得制御値を算出するときの算出方法を定める条件を設定する制御パラメータを,適応的に変更する状態監視制御部を備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載された無線通信システムにおいて,
    前記自動利得制御部は,前記A/D変換部においてディジタル変換された受信信号から電力レベルを求め,前記制御パラメータによって設定される平均化サンプル数分,前記電力レベルを加算平均し,その平均電力レベルをもとに利得制御値を算出するものであり,
    前記状態監視制御部により適応的に変更される制御パラメータに,前記受信信号の電力レベルを平均化するための平均化サンプル数が含まれる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載された無線通信システムにおいて,
    前記自動利得制御部は,受信信号の目標とする電力レベルと前記A/D変換部においてディジタル変換された受信信号の電力レベルから求められた平均電力レベルとの差分をもとに利得制御値を算出するものであり,
    前記状態監視制御部により適応的に変更される制御パラメータに,前記受信信号の目標とする電力レベルを定める値が含まれる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載された無線通信システムにおいて,
    前記自動利得制御部は,自動利得制御の追従特性を決定する重み係数に従って利得制御値を算出するものであり,
    前記状態監視制御部により適応的に変更される制御パラメータに,前記自動利得制御の追従特性を決定する重み係数が含まれる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載された無線通信システムにおいて,
    前記自動利得制御部は,前記制御パラメータによって設定される周期ごとに利得制御値を算出するものであり,
    前記状態監視制御部により適応的に変更される制御パラメータに,前記利得制御値を出力する周期が含まれる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 複数の受信アンテナを備え,受信アンテナの系ごとに,受信信号を増幅する増幅器と,前記増幅器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換部と,前記A/D変換部の出力から利得制御値を算出し,算出された利得制御値によって前記増幅器の利得を自動的に制御する自動利得制御部とを備えた無線通信システムによる自動利得制御方法であって,
    前記受信アンテナの系ごとに,その受信特性と前記利得制御値とを監視する過程と,
    前記監視する過程により,他の受信アンテナの系と比較して異常を示す受信アンテナの系が検出された場合に,前記異常を示す受信アンテナの系に属する前記自動利得制御部で前記利得制御値を算出するときの算出方法を定める条件を設定する制御パラメータを,適応的に変更する過程とを有する
    ことを特徴とする自動利得制御方法。
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