JP4812366B2 - 通信システム、ホームロケーションレジスタ及び通信方法 - Google Patents

通信システム、ホームロケーションレジスタ及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は無線通信の技術分野に関し、特に複数の移動通信網で通信可能なデュアルモード移動局に着信信号を通知する通信システム及び通信方法を提供することである。
移動通信サービスの多様化により複数の移動通信網で通信可能なデュアルモード移動局が普及しつつある。デュアルモード移動局は自局を特定する番号を複数個有し、移動通信網ごとに使い分けることができる。更にデュアルモード移動局宛の着信を個々の移動通信網内だけでなく移動通信網の間でも転送可能にすることで、ユーザの利便性を大きく向上させることができる。
図1はそのような従来の通信システムの概要を示す。通信システムは互いに通信可能に接続された第1,第2の移動通信網#1,#2と、第1,第2の移動通信網#1,#2の間に接続されたホームロケーションレジスタ(HLR)と、何れの移動通信網でも動作可能なデュアルモード移動局MSとを有する。図示の例では第1の移動通信網#1はセルラ電話システムのような在圏状態の管理される通信網であるが、第2の移動通信網#2はそのような管理システムを有しない。
第1の移動通信網#1に移動局MS宛の着信が届くと(S1)、移動局MSが何らかの転送先を設定しているか否かがHLRで判別される(S2)。転送先が設定されていなければ、第1の移動通信網#1が属する在圏エリアに着信要求信号が送信される。在圏エリアが無ければ(非在圏であれば)、接続できない旨の通知が発信者側に通知される。一方、図示の例に示されるように転送先として第2の移動通信網#2が設定されていたならば、HLRは、着信を受けた第1の移動通信網#1に対して、着信要求信号を第2の移動通信網#2に転送するよう指示する(S3,S4)。無条件に転送することに加えて、何らかの条件を判別することで転送するか否かが判定されてもよい。例えば、第1の移動通信網#1で非在圏であった場合に転送がなされてもよいし、予め設定された期間経過後に転送がなされてもよい。この指示に応じて着信要求信号は第2の移動通信網#2に転送され(S5)、移動局MSへ着信要求信号が送信される(S6)。移動局MSはこの着信要求信号に応答して着信応答信号を返送し(S7)、着信応答信号は発信者側に返送される(S8)。このようにして発信者からの着信信号は移動局MSに適切に転送される。
この種の従来技術については例えば特許文献1に記載されている。特許文献1では着側ユーザだけでなく発信者も転送先を設定できるようにする通信システムが開示されている。
特開2002−158780号公報
従来の通信システムでは移動局の在圏情報の更新頻度はそれほど大きく設定されていない。一例として、第1の移動通信網#1の加入者交換機は1時間に1度の頻度で移動局からの上り信号を受信し、更にホームロケーションレジスタ(HLR)は3日に1度の頻度で在圏情報を更新する。しかしながらそのように在圏情報の更新頻度が少ないと、在圏情報と移動局の状態との整合性を正確に維持できなくなるおそれがある。例えば移動局が非在圏になったとしても次の更新周期まで移動局は在圏状態として管理される。そのような状況では、在圏情報に従って着信信号を通知しようとしても実際に接続することはできず、呼び出しに関する動作は無駄に終わる。
一方、着信信号の転送先の移動通信網における移動局の在圏状態はHLRで把握できないので、転送先の移動通信網に対して常に呼出処理を行う必要性が生じる。従ってこれは着信側への効率的な接続を行う等の観点からは有利であるとはいえない。
更に、ユーザの居場所によっては移動局がホットスポットのような狭いエリアに在圏し、そこが転送先に設定されることも考えられる。しかし、移動局がこのようなエリアに長時間滞在することは通常的には期待できず、接続の試みが失敗する可能性は小さくない。
本発明は、上記問題点の少なくとも1つに対処するためになされたものであり、その課題は、複数の移動通信網で通信可能なデュアルモード移動局に着信信号を通知する通信システムにおいて、デュアルモード移動局の在圏情報をより正確に管理することで、呼出処理の効率化を図る通信システム、ホームロケーションレジスタ及び通信方法を提供することである。
一実施例による通信システムは、
ュアルモード移動局に着信信号を通知する通信システムであって
複数の移動通信網と、
複数の移動通信網に接続されたホームロケーションレジスタと、
自局を特定する複数の識別情報の各々で待ち受け可能なデュアルモード移動局と、
を有し前記ホームロケーションレジスタは、
デュアルモード移動局により決定されたネットワーク優先情報に従って、複数の移動通信網の中から移動通信網を選択する手段と、
デュアルモード移動局の在圏情報を識別情報ごとに管理する在圏情報管理手段と
を有し、ユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定する着信転送サービス、又はユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定せずに着信先の移動通信網を設定する着信切替サービスの内、ユーザが選択しているものに基づいて、前記着信転送サービスにおける転送先又は前記着信切替サービスにおける着信先確認し、前記ユーザが設定した転送先又は着信先の移動通信網に前記デュアルモード移動局が在圏しているか否かを、前記ネットワーク優先情報が示す移動通信網毎の優先順位にしたがって順に判別し、デュアルモード移動局の在圏することが確認された移動通信網に、着信要求信号を送信させ、前記着信要求信号に応答して返送された着信応答信号を、着信信号の発信側に返送させる、通信システムである。

本発明によれば、複数の移動通信網で通信可能なデュアルモード移動局に着信信号を通知する通信システムにおいて、デュアルモード移動局の在圏情報をより正確に管理し、呼出処理の効率化を図ることができる。
本発明の一形態によれば、複数の移動通信網に接続されたホームロケーションレジスタ(HLR)が、デュアルモード移動局により決定されたネットワーク優先情報に従って、複数の移動通信網の中から移動通信網を選択し、デュアルモード移動局の在圏することが確認された移動通信網に着信要求信号を送信させる。デュアルモード移動局の在圏情報は、自局を特定する複数の識別情報ごとに管理される。HLRが在圏情報及びネットワーク優先情報に基づいて着信先又は転送先の移動通信網を的確に決定できるので、無駄に着信信号を伝送しなくて済む。
前記ネットワーク優先情報は、1以上の移動通信網について、着信先に到達した着信信号の転送先としての優先順位を示してもよい。移動局により決定された優先順位に従って移動局の在圏エリアを特定するので、移動局の圏外圏内の判別が適切になされる。このようにHLRは改善された管理機能を発揮するので、従来とは異なり、在圏情報の更新頻度を大きくすることは有意義である。
前記ネットワーク優先情報は、2以上の移動通信網について、着信信号の着信先としての優先順位を示してもよい。着信後に転送するのではなく、着信先を動的に切り換えることで接続回線数を減らすことができる。
前記複数の移動通信網の1以上の移動通信網が移動局の在圏情報を管理し、前記ホームロケーションレジスタからの問い合わせに応じて移動局の在圏情報を通知してもよい。これにより、HLRが移動局の在圏情報の全てを管理することを必須でないようにすることができる。
ディセーブルに設定されている識別情報に対応する在圏情報は非在圏状態として管理されてもよい。また、ある識別情報で通信中のデュアルモード移動局からの受信信号品質が所定の品質より悪かった場合に、該識別情報に関する在圏情報が非在圏状態として管理されてもよい。これによりネットワーク側から移動局に無駄に着信要求信号が送信されることを回避できる。
図2は本発明の一実施例による通信システムを示す。通信システムは、第1の移動通信網#1と、第1の移動通信網に通信可能に接続された第2の移動通信網#2と、第1及び第2の移動通信網の間に接続されたホームロケーションレジスタ(HLR)と、第1及び第2の移動通信網の双方で待ち受け可能なデュアルモード移動局MSとを有する。なお、デュアルモード移動局は2より多くの移動通信網で待ち受け可能でもよい。
第1及び第2の移動通信網はそれぞれ基地局、無線制御局、加入者交換機及び関門交換機を含む。デュアルモード移動局は自局を特定する識別番号(識別情報)を複数個有し、識別番号の各々が1つの移動通信網に対応する。例えば1つの識別番号がセルラ電話番号であり、別の識別番号がPHS(又はPCS)用の番号でもよい。或いは1つの識別番号がセルラ電話番号であり、別の識別番号が別のセルラ電話番号でもよい。従って第1及び第2の移動通信網がそれぞれ提供するサービス内容は異なっていてもよいし、同じであってもよい。
HLRは、デュアルモード移動局の在圏情報や転送優先情報等を管理し、転送優先情報に従って着信信号を伝送する。転送優先情報とは、デュアルモード移動局のユーザによって設定される複数の移動通信網に関する優先順位である。後述されるようにこの優先順位に従って決定された移動通信網に着信信号が転送される。
図3はHLRで管理される情報の一例を示す。この例では移動局#1は3つの移動通信網で通信をすることができ、移動通信網の各々に関して識別番号(AAAA,BBBB,CCCC等)が割り当てられている。識別番号の各々について、在圏情報、付加サービス加入情報及び(転送)優先情報が管理される。在圏情報はその識別番号で特定される移動局がサービスエリアの圏内に又は圏外に存在することを示す。その移動局が所属していた最新の加入者交換機に関するエリアが在圏エリアとして示される。この在圏情報は例えば数分に一度のように頻繁に更新されてもよい。付加サービス情報は例えば転送サービスや留守番電話サービス等のような付加的なサービス提供の対象になっているか否かを示す。
優先情報は、転送サービスで着信信号の転送先となる移動通信網を決定するのに使用される。通常的には移動局が在圏する可能性の高い移動通信網が、転送先候補の中で高い優先度を有するように設定される。従って例えばホットスポットのような狭いエリアの優先度は低く設定されるのが一般的である。しかし、特定のホットスポットについて移動局が在圏する可能性の高いことが事前に判明していれば、そのホットスポットでの移動通信網の優先度が高く設定されてもよい。このように移動局の実環境に応じて転送先候補の優先度を適切に設定することで、移動局への接続の確実性を高めることができる。
以下、図2及び図4を参照しながら動作例が説明される。図2に示される通信システムにおいて、第1の移動通信網#1に移動局MS宛の着信が届くと(S1)、移動局MSが何らかの転送先を設定しているか否かがHLRで判別される(S2)。転送先が設定されていなければ、第1の移動通信網#1が属する在圏エリアに着信要求信号が送信される。在圏エリアが無ければ(非在圏であれば)、接続できない旨の通知が発信者側に通知される。在圏していればその在圏エリアに着信要求信号が送信され、着信応答信号が発信者側に返送され、以後の通信が行われる。
一方、図示の例に示されるように転送先として第2の移動通信網#2が設定されていたならば、HLRは、第1の移動通信網#1の関門交換機#1に対して、着信要求信号を第2の移動通信網#2に転送するよう指示する(S3,S4)。転送は無条件に行われてもよいが、何らかの条件を判別することで転送するか否かが判定されてもよい。例えば、第1の移動通信網#1で非在圏であった場合に転送がなされてもよいし、予め設定された期間経過後に転送がなされてもよい。
図4は主にHLRの中で行われる動作例を示す。このフローはステップ41から始まり、着信信号の到来に応じて移動通信網の優先順位が判別される(ステップ42)。例えば第2の移動通信網#2が第1の移動通信網#1より高優先度に設定されていたとする。この場合、第2の移動通信網#2が着信信号の転送先の最初の候補として選択され、ステップ45にて第2の移動通信網に関する在圏情報(例えば、識別番号BBBBに対する在圏情報)に基づいて移動局の存否が判別される。移動局が確かに存在していれば、ステップ46にてその在圏エリアに着信信号が転送されるように、HLRは転送先の移動通信網に通知する。ステップ45で移動局が非在圏であったならば、フローはステップ42に戻り、次に優先順位の高い移動通信網が特定され、例えば第1の移動通信網#1が選択され、その在圏情報(例えば、識別番号AAAAに対する在圏情報)に基づいて移動局の存否が判別される。移動局が存在していれば、ステップ46にてその在圏エリアに着信信号が転送されるように、HLRは転送先の移動通信網に通知する。ステップ45で移動局が非在圏であったならば、フローはステップ42に戻り、次に優先順位の高い移動通信網が特定される。未検査の移動通信網がもう残っていない場合には、ステップ43の判定結果がNOになり、フローはステップ44に進み、接続できないことが発信側に通知される。
着信信号の転送先として(HLRにより)決定された移動通信網は着信信号を受信し、配下の移動局に着信要求信号を送信する。図2の例では着信要求信号が第2の移動通信網#2内で送信される(S5)。移動局MSはこの着信要求信号に応答して着信応答信号を返送し(S6)、着信応答信号は発信者側に返送される(S7,S8)。このようにして発信者からの着信信号は移動局MSに適切に転送される。
説明の便宜上、1以上の移動通信網について優先順位が移動局により定められていたが、優先順位を移動局が決定することは必須ではない。例えばHLRで便宜的に決定された優先順位に従ってHLRが移動局の存否を判別し、移動局の在圏する移動通信網を見出し、その在圏エリアに着信要求信号が送信されてもよい。
第1実施例では移動通信網の各々に割り当てられた識別番号毎に在圏情報が一元管理されていた。これは優先順位に応じて着信信号の転送先を速やかに決定する等の観点から好ましい。しかしながらデュアルモード移動局の待ち受け可能な全ての移動通信網について、HLRで在圏情報を一元管理できない場合もある。例えば移動通信網によっては、セキュリティ上の制約やビジネス上の制約等に起因して、配下の移動局に関する在圏情報の全てをHLRに提供できないこともある。
本発明の第2実施例によればそのような状況でも本発明を適用することができ、図5に示されるように在圏情報の管理業務の一部が(HLRではなく)移動通信網の中で行われる。動作は説明済みのものと同様であるが、第2の移動通信網#2内に移動局MSが在圏しているか否かを調べる段階で、HLRが加入者交換機#2に問い合わせを行う点が異なる。HLRは転送優先情報に従って第2の移動通信網#2を転送先に仮決定すると、加入者交換機#2に移動局MSの存否を問い合わせる(S3)。加入者交換機#2は自ら管理している在圏情報を調べることで、配下にそのような移動局MSが在圏しているか否かを判別し、その結果をHLRに回答する(S4)。HLRは回答結果に応じて第2の移動通信網に着信要求信号を送信させる、より優先度の低い移動通信網での移動局の存否を調べる、又は接続できないことを発信側に返答する。
上述したようにデュアルモード移動局MSは複数の移動通信網に関する複数の識別番号を有し、複数の移動通信網で待ち受け可能である。しかしながら、複数の移動通信網で待ち受け状態を維持すると、その分だけ多くの電力を消費することになる。従って状況によってはユーザはデュアルモード移動局MSの動作モードをシングルモードに切り換え、移動局を1つの移動通信網の専用機として動作させてもよい。即ち、複数の識別番号のうち1以上をディセーブルにし、イネーブルの識別番号数を制限するのである。この場合に、HLRではディセーブルに設定された識別番号に対する在圏情報を、非在圏状態として管理することが望ましい。ディセーブル状態の識別番号宛の着信信号は、たとえそれが送信されたとしても有効には接続されないからである。
図6に示される例では第2の移動通信網#2に関する識別番号(例えば、BBBB)のみがイネーブルにされ、第1の移動通信網#1に関する識別番号(例えば、AAAA)はディセーブルに設定される。この場合、第1の移動通信網#1に関する待ち受け動作がディセーブルに設定されることが、加入者交換機#1及びHLRに通知される。加入者交換機#1及びHLRは、移動局MSが第1の移動通信網#1に在圏していないものとして在圏情報を管理する(実際には地理的には在圏している。)。
図7に示される例では第1の移動通信網#1に関する識別番号(例えば、AAAA)のみがイネーブルにされ、第2の移動通信網#2に関する識別番号(例えば、BBBB)はディセーブルに設定される。この場合、第2の移動通信網#2に関する待ち受け動作がディセーブルに設定されることが、加入者交換機#2及びHLRに通知される。加入者交換機#2及びHLRは、移動局MSが第2の移動通信網#2に在圏していないものとして在圏情報を管理する。この例では第2の移動通信網#2に関する在圏情報がHLRで管理されず、その移動通信網内で管理される。従って、加入者交換機#2はHLRから移動局の存否に関する問い合わせを受けると、在圏していない旨の回答を返す(実際には地理的には在圏している。)。
図8は、移動局が地理的には在圏しているが、その移動局を非在圏であるものとして管理する別の例を示す。図示の例では移動局MSは当初は第1及び第2の移動通信網双方で待ち受け(又は通信)を行っている。基地局又無線制御局で無線信号品質が測定され、品質が所定のレベルを超えて悪くなったことが検出され(S1)、その旨がHLRに報告される(S2)。以後その移動局は第2の移動通信網#2に関して非在圏として管理される。移動局MSは第1の移動通信網#1でしか着信を受けることができなくなる。これにより、接続しにくい又は接続できたとしても信号品質の悪い移動通信網で移動局に着信させることを未然に防ぐことができる。
上記の実施例では発信者側からの着信信号を第1の移動通信網#1で受け、それを別の移動通信網(実施例では#2)に転送し、宛先の移動局に通知していた。即ち図9Aに示されるように、着信先が第1の移動通信網#1に設定され、転送先が別の移動通信網に設定されている。別の1以上の移動通信網について適切な優先順位が設定されていてもよい。しかしながら、発信側と宛先側の間に接続を確立する観点からは、図9Bに示されるように、移動通信網#2が最初に着信信号を受けてもよい。更には着信先の複数の候補に何らかの優先順位が割り当てられていてもよい。
本発明の第6実施例ではHLRはユーザが着信先を適切な優先順位と共に設定できるようにする。図9Aに示される方式では、着信先に関する接続と転送先に関する接続とが存在し、リソース及び料金も別々に必要になる。しかし、図9Bに示される方式では着信先に関する接続しか存在しないので、転送先に関する接続のためのリソース及び料金を節約できる。
図10は本発明の一実施例による通信システムを示す図である。図示の通信システムにおいて、第1の移動通信網#1に移動局MS宛の着信が届くと(S1)、移動局MSが着信先又は転送先を設定しているか否かがHLRで判別される(S2)。例えば着信先として第2の移動通信網#2が設定されていたならば、HLRは、第1の移動通信網#1の関門交換機#1に対して、着信要求信号を第2の移動通信網#2に転送するよう指示する(S3,S4)。
図11は図10に示される通信システム内のHLRの動作例を示す。フローはステップ111から始まり、着信信号が到来すると、ステップ112に進む。上記の実施例とは異なり、HLRは転送先だけでなく着信先も切り換えることができる。
ステップ112では、着信先切換又は着信転送の何れのサービスを行うべきかがHLRで判定される。行われるべきサービスは事前にユーザにより決定されている。実際には何れのサービスも行わない場合もあるが、説明の簡明化のためそのような場合は省略されている。着信を転送するサービスの場合はフローはステップ113に進み、転送を行うための条件を満たすことが確認される。着信先を切り換えるサービスの場合はフローはステップ114に進み、着信先を切り換えるための条件を満たすことが確認される。例えば、着信切替先電話番号が確認されてもよいし、着信切替時のガイダンスのON/OFF(着信先が切り替わる旨の案内が発信者に通知されるか否かの設定)等が確認されてもよい。
ステップ115では着信先の移動通信網の優先順位が判別される。例えば第2の移動通信網#2が第1の移動通信網#1より高優先度に設定されていたとする。この場合、ステップ115では、第2の移動通信網#2が着信信号の着信先の最初の候補として選択され、第2の移動通信網に関する在圏情報(例えば、識別番号BBBBに対する在圏情報)に基づいて移動局の存否が判別される(ステップ117)。移動局が確かに存在していれば、ステップ118にてその在圏エリアに着信信号が通知されるように、HLRは着信先の移動通信網に通知する。
ステップ117で移動局が非在圏であったならば、フローはステップ115に戻り、次に優先順位の高い移動通信網が特定され、例えば第1の移動通信網#1が選択され、その在圏情報(例えば、識別番号AAAAに対する在圏情報)に基づいて移動局の存否が判別される。移動局が存在していれば、ステップ118にてその在圏エリアに着信信号が転送されるように、HLRは転送先の移動通信網に通知する。ステップ117で移動局が非在圏であったならば、フローはステップ115に戻り、次に優先順位の高い移動通信網が特定される。未検査の移動通信網がもう残っていない場合には、ステップ116の判定結果がNOになり、フローはステップ119に進み、接続できないことが発信側に通知される。
着信信号の着信先として(HLRにより)決定された移動通信網は着信信号を受信し、配下の移動局に着信要求信号を送信する。図10の例では着信要求信号が第2の移動通信網#2内で送信される(S5)。移動局MSはこの着信要求信号に応答して着信応答信号を返送し(S6)、着信応答信号は発信者側に返送される(S7,S8)。このようにして発信者からの着信信号は移動局MSに適切に転送される。
従来の通信システムを示す図である。 本発明の一実施例による通信システムを示す図である。 HLRで管理される情報の一例を示す図である。 図2の通信システムにおける動作例を示す図である。 本発明の一実施例による通信システムを示す図である。 本発明の一実施例による通信システムを示す図である。 本発明の一実施例による通信システムを示す図である。 本発明の一実施例による通信システムを示す図である。 着信先及び転送先の関係を示す図である。 着信先及び転送先の関係を示す図である。 本発明の一実施例による通信システムを示す図である。 図10の通信システムにおける動作例を示す図である。
符号の説明
HLR ホームロケーションレジスタ
MS デュアルモード移動局

Claims (7)

  1. ュアルモード移動局に着信信号を通知する通信システムであって
    複数の移動通信網と、
    複数の移動通信網に接続されたホームロケーションレジスタと、
    自局を特定する複数の識別情報の各々で待ち受け可能なデュアルモード移動局と、
    を有し前記ホームロケーションレジスタは、
    デュアルモード移動局により決定されたネットワーク優先情報に従って、複数の移動通信網の中から移動通信網を選択する手段と、
    デュアルモード移動局の在圏情報を識別情報ごとに管理する在圏情報管理手段と
    を有し、ユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定する着信転送サービス、又はユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定せずに着信先の移動通信網を設定する着信切替サービスの内、ユーザが選択しているものに基づいて、前記着信転送サービスにおける転送先又は前記着信切替サービスにおける着信先確認し、前記ユーザが設定した転送先又は着信先の移動通信網に前記デュアルモード移動局が在圏しているか否かを、前記ネットワーク優先情報が示す移動通信網毎の優先順位にしたがって順に判別し、デュアルモード移動局の在圏することが確認された移動通信網に、着信要求信号を送信させ、前記着信要求信号に応答して返送された着信応答信号を、着信信号の発信側に返送させる、通信システム。
  2. 前記複数の移動通信網の1以上の移動通信網が移動局の在圏情報を管理し、前記ホームロケーションレジスタからの問い合わせに応じて移動局の在圏情報を通知する、請求項1記載の通信システム。
  3. 自局を特定する複数の識別情報の各々で待ち受け可能なデュアルモード移動局に着信信号を通知する通信システムに使用され、複数の移動通信網に接続されたホームロケーションレジスタであって、
    デュアルモード移動局により決定されたネットワーク優先情報に従って、複数の移動通信網の中から移動通信網を選択する手段と、
    デュアルモード移動局の在圏情報を識別情報ごとに管理する在圏情報管理手段と、
    を有し、ユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定する着信転送サービス、又はユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定せずに着信先の移動通信網を設定する着信切替サービスの内、ユーザが選択しているものに基づいて、前記着信転送サービスにおける転送先又は前記着信切替サービスにおける着信先確認し、前記ユーザが設定した転送先又は着信先の移動通信網に前記デュアルモード移動局が在圏しているか否かを、前記ネットワーク優先情報が示す移動通信網毎の優先順位にしたがって順に判別し、デュアルモード移動局の在圏することが確認された移動通信網に、着信要求信号を送信させ、前記着信要求信号に応答して返送された着信応答信号を、着信信号の発信側に返送させる、ホームロケーションレジスタ。
  4. 移動局の在圏情報を管理している1以上の移動通信網から移動局の在圏情報を取得する、請求項3記載のホームロケーションレジスタ。
  5. 前記在圏情報管理手段は、ディセーブルに設定されている識別情報に対応する在圏情報を非在圏状態として管理する、請求項3記載のホームロケーションレジスタ。
  6. 前記在圏情報管理手段は、ある識別情報で通信中のデュアルモード移動局からの受信信号品質が所定の品質より悪かった場合に、該識別情報に関する在圏情報を非在圏状態として管理する、請求項3記載のホームロケーションレジスタ。
  7. ホームロケーションレジスタで互いに接続された複数の移動通信網の各々で待ち受け可能なデュアルモード移動局に着信信号を通知するための通信方法であって、
    ユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定する着信転送サービス、又はユーザが着信信号の転送先の移動通信網を設定せずに着信先の移動通信網を設定する着信切替サービスの内の何れかをユーザが選択し、
    前記着信転送サービスにおける転送先又は前記着信切替サービスにおける着信先複数の移動通信網の各々についてユーザが優先順位を設定し、
    デュアルモード移動局を特定する複数の識別情報の各々についてデュアルモード移動局の在圏情報を、前記ホームロケーションレジスタが管理し、
    前記ホームロケーションレジスタが、前記着信転送サービス又は前記着信切替サービスの内ユーザが選択したものに基づいて、前記着信転送サービスにおける転送先又は前記着信切替サービスにおける着信先確認し、前記ユーザが設定した転送先又は着信先の移動通信網に前記デュアルモード移動局が在圏しているか否かを、前記優先順位にしたがって順に判別し、デュアルモード移動局の在圏することが確認された移動通信網に、着信要求信号を送信させ、前記着信要求信号に応答して返送された着信応答信号を、着信信号の発信側に返送させるステップ
    を有する通信方法。
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