JP4811344B2 - 車載無線受信装置 - Google Patents

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本発明は、路上器から無線送信されるデータを受信し、車載LANを介して接続された表示機器に受信データに基づく情報を表示させる車載無線受信装置に関する。
従来、ETC車載器からの情報を受信する情報収集用路側機と、この情報収集用路側機により受信された情報からETC車載器を搭載した車両の走行区間と走行時刻を特定するとともにこれらの車両の走行区間と走行時刻に基づいて交通情報を生成する情報センタ管理装置と、この管理装置により生成された交通情報をDSRC車載器へ配信する情報配信用路側機を備えた路車間通信システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−202199号公報
特許文献1に記載されたシステムでは、情報配信用路側機から交通情報が配信されるようになっているが、このような情報配信用路側機から交通情報以外の情報、例えば、ニュースや宣伝等の快適利便系の情報や走行先の交差点内を監視カメラで撮影した画像等の緊急度の高い情報を配信することも可能である。
そこで、情報配信用路側機から配信される情報を、車両に搭載されたDSRC車載器により受信し、このDSRC車載器と車載LANを介して接続された表示機器に表示させる構成が考えられる。
しかし、このようにDSRC車載器と表示機器とが車載LANを介して接続される構成では、車載LANのトラフィック状況によってDSRC車載器と表示機器との間のデータ転送レートが変動するため、例えば、車載LANのデータ転送レートが低い場合や、情報配信用路側機から配信される受信データにデータ量の大きな動画像が含まれている場合、DSRC車載器から表示機器にデータを転送するのに遅延が生じ、規定時間(例えば、1秒)内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることができなくなるといった状況が生じる。
本発明は上記点に鑑みたもので、緊急度の高い受信データを受信した場合に、規定時間内に表示機器に受信データに基づく情報を表示できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の特徴は、路上器から無線送信されるデータを受信し、車載LANを介して接続された表示機器に受信データに基づく情報を表示させる車載無線受信装置であって、表示機器との間のデータ転送レートを周期的に監視して記憶手段に記憶する転送速度記憶手段と、路上器から緊急度の高い受信データを受信したことを判定した場合、受信データのデータ量と記憶手段に記憶されたデータ転送レートに基づいて規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能か否かを判定する判定手段と、判定手段により規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが不可能であると判定された場合、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能となるように受信データを加工するデータ加工手段と、データ加工手段によって加工されたデータを表示機器へ送信する第1の送信手段と、を備えたことである。
このような構成では、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが不可能であると判定された場合、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能となるように受信データを加工し、この加工されたデータが表示機器へ送信されるので、緊急度の高い受信データを受信した場合に、規定時間内に表示機器に受信データに基づく情報を表示することができる。
また、本発明の第2の特徴は、データ加工手段が、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように受信データから文字データを優先的に抽出したデータを生成することである。
このような構成では、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように受信データから文字データを優先的に抽出したデータが表示機器へ送信される。すなわち、比較的データ量の小さな文字データを優先的に抽出して生成されたデータが表示機器へ送信されるので、規定時間内に受信データから抽出された文字データを優先的に表示機器に表示させることが可能である。
また、本発明の第3の特徴は、データ加工手段が、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように表示画面のフレームレートを低下させたデータを生成することである。
このような構成では、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように表示画面のフレームレートを低下させたデータが表示機器へ送信されるので、規定時間内に受信データに含まれる画像データを表示機器に表示させることが可能である。
また、本発明の第4の特徴は、データ加工手段が、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるようにより解像度の低い表示モードに変換したデータを生成することである。
このような構成では、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるようにより解像度の低い表示モードに変換されたデータが表示機器へ送信されるので、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能である。
また、本発明の第5の特徴は、データ加工手段が、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように受信データを圧縮したデータを生成することである。
このような構成では、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように受信データを圧縮したデータが表示機器へ送信されるので、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能である。
また、本発明の第6の特徴は、表示機器と通信するための複数のインタフェースを備え、転送速度記憶手段は、複数のインタフェースに対してデータ転送レートを周期的に監視して記憶手段に記憶し、第1の送信手段は、複数のインタフェースのうち、記憶手段に記憶されたデータ転送レートの最低値が最も高いインタフェースを用いて受信データを転送することである。
このような構成では、複数のインタフェースのうち、記憶手段に記憶されたデータ転送レートの最低値が最も高いインタフェースを用いて受信データが転送されるので、信頼性の高いインタフェースを用いて受信データを転送することができる。
また、本発明の第7の特徴は、第1の送信手段による加工データの転送が終了した後、再度、データ加工手段により加工される前の受信データを表示機器へ送信する第2の送信手段を備えたことである。
このような構成では、加工データの転送が終了した後、再度、加工される前の受信データが表示機器へ送信されるので、加工データの転送が終了した後、正規の情報を表示させることが可能である。
また、本発明の第8の特徴は、ハイレベルまたはローレベルのレベル信号を表示機器へ送出するためのレベルインタフェースを備え、路上器から緊急度の高い受信データを受信したことを判定した場合、レベルインタフェースを介してレベル信号を送信して表示機器に警告表示させることである。
このように、ハイレベルまたはローレベルのレベル信号を表示機器へ送出するためのレベルインタフェースを介して表示機器に警告表示させることもできる。
本発明の一実施形態に係る車載無線装置、表示機器および路上器の全体構成を図1に示す。本実施形態に係る車載無線装置は、DSRC車載器10として構成されている。DSRC車載器10は車両に搭載され、路上に設置されたDSRC路上器30とDSRC(狭域通信)による無線通信を行う。また、DSRC車載器10は、車内LANを介して接続された表示機器20と通信するようになっている。
DSRC路上器30から送信される情報には、ニュースや宣伝等の快適利便系の情報と走行先の交差点内を監視カメラで撮影した画像等の緊急度の高い安全系の情報とがある。
図2に、DSRC車載器10と表示機器20の構成を示す。DSRC車載器10は、DSRC通信部11、カードリーダ部12、メモリ部13、音声出力部14、表示部15、外部機器通信部16およびインタフェース部(図中では、IF部と記す)17a、17b、17cおよび制御部18を備えている。
DSRC通信部11は、DSRC路上器30から無線送信されるデータを復調して制御部18へ送出する処理や、制御部18からのデータを変調してDSRC路上器30へ無線送信する処理を行う。
カードリーダ部12は、データ記憶カード(例えば、ETCカード)を挿入するカード挿入口を備え、このカード挿入口に挿入されたデータ記憶カードからのデータの読み出しおよびデータ記憶カードへのデータの書き込みを行う。
メモリ部13は、RAM、ROMおよびフラッシュメモリによって構成されている。
音声出力部14は、制御部18から入力される音声信号に応じた音声を出力する。
表示部15は、液晶等の小型ディスプレイを有し、制御部18から入力される信号に応じた内容を小型ディスプレイに表示させる。
外部機器通信部16は、インタフェース部17a、17b、17cを介して接続される外部機器と通信するための各種プロトコル制御等を行う。
本実施形態におけるインタフェース部17aには、高速通信が可能なUSB通信のためのUSBコネクタが接続され、インタフェース部17bには、信頼性の高いCAN通信のためのCANコネクタが接続され、インタフェース部17cには、オーディオ系LAN規格であるAVC−LAN通信のためのLANコネクタが接続される構成となっている。なお、USB通信、CAN通信、AVC−LAN通信のいずれも車両に搭載された他の外部機器とバスを共有するため、通信状況に応じてデータ転送レートが変動する。
制御部18は、CPU、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUは、メモリ部13のROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を行う。
制御部18の処理としては、DSRC通信部11を介して料金所のゲートに設置されたDSRC路上器30との間で有料道路の料金収受のためのデータの送受信を行い、音声出力部14および表示部15から課金情報を報知する処理がある。
一方、表示機器20は、メモリ部21、記憶媒体22、音声出力部23、表示部24、外部機器通信部25、インタフェース26a、26bおよび制御部27を備えている。
メモリ部21は、データを一時的に記憶するためのRAMおよびプログラムを記憶するROMによって構成されている。
記憶媒体22は、不揮発性メモリであるフラッシュメモリによって構成されている。
音声出力部23は、制御部27から入力される音声信号に応じた音声を出力する。
表示部24は、液晶等のディスプレイを有し、制御部27から入力される信号に応じた内容をディスプレイに表示させる。このディスプレイは、カメラ画像等を表示できる程度の大きさとなっている。
外部機器通信部25は、インタフェース部26a、27bを介して接続される外部機器と通信するための各種プロトコル制御等を行う。
インタフェース部26aには、USB通信のためのUSBコネクタが接続され、インタフェース部27bには、CAN通信のためのCANコネクタが接続されるようになっている。
本実施形態におけるDSRC車載器10と表示機器20との間は、USBとCANの2系統の車内LANを介して接続されている。
本実施形態におけるDSRC車載器10の制御部18は、各インタフェース部17a、17bを介して接続された表示機器20との間のデータ転送レートを周期的に測定して記憶媒体22に記憶する転送速度記憶処理を実施する。
次に、図3に従って、この転送速度記憶処理について説明する。制御部18は、最初に、インタフェース部17aを介して接続される経路について図3に示す処理を実施する。
まず、DSRC車載器10と表示機器20との間のデータ転送レートを測定する(S100)。具体的には、外部機器通信部16に、表示機器20へ転送速度測定用疑似データを送信させるとともに、この転送速度測定用疑似データに応答して表示機器20から返信されるACKを受信させ、転送速度測定用疑似データを送信してからACKを受信するまでの時間差に基づいてデータ転送レートを測定する。本実施形態では、DSRC車載器10から表示機器20方向のデータ転送レートと、表示機器20からDSRC車載器10方向のデータ転送レートが同一であるものとしてデータ転送レートを算出する。
次に、測定したデータ転送レートをメモリ部13に記憶する(S102)。具体的には、経路毎に測定したデータ転送レートを測定した日時とともにメモリ部13に記憶する。
次に、優先度をメモリ部13に記憶する(S104)。具体的には、メモリ部13に記憶された過去のデータ転送レートに基づいて、データ転送レートの最低値の高い経路から順に優先度を付与し、メモリ部13に記憶する。
図4(a)〜(c)に、データ転送レートの測定例を示す。縦軸はデータ転送レート、横軸は時間である。データ転送レートの最低値は(3)が最も高く、(2)、(1)の順に小さくなっている。このようなケースでは、(3)、(2)、(1)の順に優先度が付与され、メモリ部13に記憶される。
次に、制御部18は、インタフェース部17bを介して接続される経路についてS100〜S104に示した処理を実施する。
このようにして、転送速度記憶処理が定期的に実施され、インタフェース毎に測定されたデータ転送レートと優先度がメモリ部13に記憶される。
次に、図5に従って、DSRC車載器10の制御部18の処理について説明する。車両がDSRC路上器30の通信エリア内に進入し、DSRC路上器30から無線送信されるデータがDSRC通信部11によって受信されると、制御部18は図5に示す処理を実施する。
まず、受信データの内容から緊急度の高い受信データを受信したか否かを判定する(S200)。受信データには、緊急度の高いデータであるか、あるいは緊急度の低いデータであるかを識別するための識別情報が含まれており、この識別情報に基づいて緊急度の高い受信データを受信したか否かを判定する。
緊急度の低い受信データを受信した場合、S200の判定はNOとなり、受信データをそのまま表示機器へ送信する(S202)。具体的には、予め定められたインタフェースを経由して受信データを表示機器20へ送信し、本処理を終了する。
また、緊急度の高い受信データを受信した場合、S200の判定はYESとなり、次に、規定時間(例えば、1秒)内に表示機器20に表示させることが可能か否かを判定する(S204)。具体的には、転送速度記憶処理によってメモリ部13に記憶された優先度の最も高いインタフェースのデータ転送レートと受信データのデータ量に基づいて、優先度の最も高いインタフェースを経由して受信データの転送を完了するまでの時間を算出する。なお、表示機器20が受信データを受信してから表示するまでに要する時間が無視できない場合には、算出した受信データの転送を完了するまでの時間に表示機器20が受信データを受信してから表示するまでに要する時間を加算する。そして、この時間と規定時間を比較して規定時間内に表示機器20に表示させることが可能か否かを判定する。表示機器20が受信データを受信してから表示するまでに要する時間は、予めメモリ部13に記憶しておくことができるようになっている。
ここで、規定時間内に表示機器20に表示させることが不可能であると判定された場合、次に、過去に同じデータを表示機器に送信したことがあるか否かを判定する(S206)。制御部18は、受信データを表示機器20へ送信すると、送信したデータに識別番号を付与して履歴をメモリ部13に記憶するようになっており、このメモリ部13に記憶された履歴を参照して過去に同じデータを表示機器に送信したことがあるか否かを判定する。
なお、制御部18は、受信データを表示機器20へ送信する際に、識別番号を付与してデータ送信し、表示機器20の制御部27は、DSRC車載器10から送信されるデータに基づく情報を表示部24に表示させる際に、DSRC車載器10から受信したデータを識別番号とともに記憶媒体22に記憶するようになっている。
過去に同じデータを表示機器に送信したことがない場合、S206の判定はNOとなり、次に、送信方法を決定する(S208)。具体的には、データを送出するインタフェースを特定するとともに、このインタフェースを介して規定時間内に表示機器20に表示できる最大データ量を算出する。
次に、受信データを加工する(S210)。先のS208にて算出した最大データ量以下となるように受信データを加工する。本実施形態では、最大データ量以下となるように受信データから文字データを優先的に抽出したデータを生成する。
例えば、「この先事故多発」といった文字データと、走行先の交差点のリアルタイムの動画像が受信データに含まれており、文字データのデータ量が最大データ量以下で、かつ、文字データと動画像を合わせたデータ量が最大データ量よりも大きい場合、受信データから文字データのみを抽出したデータを生成する。
次に、第1段階情報送信を実施する(S212)。具体的には、最大データ量以下となるように加工されたデータをS208にて特定したインタフェースを介して表示機器20へ送信する。
次に、このデータ送信が完了したか否かを判定し(S214)、データ送信が完了すると、次に、第2段階情報送信を実施する(S216)。具体的には、DSRC路上器30から受信した受信データをそのまま表示機器20へ送信する。
次に、このデータ送信が完了したか否かを判定し(S218)、データ送信が完了すると、本処理を終了する。
なお、表示機器20の制御部27は、第1段階情報送信により送信されたデータに基づく情報が表示部24に表示させた後、第2段階情報送信により送信されたデータに基づく情報を表示部24に表示させる。これにより、表示機器20の表示部24には、規定時間内に第1段階情報送信により送信されたデータに基づく情報が表示部24に表示された後、第2段階情報送信により送信されたデータに基づく情報が表示部24に表示される。例えば、快適利便系の情報が表示中の場合、図6(a)に示すように文字データが規定時間内にオンスクリーン表示された後、図6(b)に示すように走行先の交差点のリアルタイムの動画像のオンスクリーン表示に切り替わる。なお、図6(b)中には示されてないが走行先の交差点のリアルタイムの動画像に文字データが重ねて表示される。
また、S204にて規定時間内に表示機器20に表示させることが不可能であると判定され、S206にて過去に同じデータを表示機器20に送信したことがあると判定された場合、次に、過去に送信したデータと同一の情報を表示するように指示するコマンドを表示機器20へ送信する(S220)。具体的には、表示機器20に送信したデータの履歴を参照して表示させるデータの識別情報を特定し、この識別情報とともに表示を指示するコマンドを表示機器20へ送信する。
なお、表示機器20の制御部27は、記憶媒体22に記憶されたデータの中から、このコマンドとともに送信された識別番号に対応するデータを読み出して表示部24に表示させる。
このように、過去に同じデータを表示機器20に送信したことがある場合には、過去に送信したデータに対応する識別情報とともに表示を指示するコマンドを送信することにより、過去に送信したデータと同一の情報を表示機器20に表示させることができる。
上記した構成によれば、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが不可能であると判定された場合、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能となるように受信データを加工し、この加工されたデータが表示機器へ送信されるので、緊急度の高い受信データを受信した場合に、規定時間内に表示機器に受信データに基づく情報を表示することができる。
また、規定時間内に表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように受信データから文字データを優先的に抽出したデータが表示機器へ送信される。すなわち、比較的データ量の小さな文字データを優先的に抽出して生成されたデータが表示機器へ送信されるので、規定時間内に受信データから抽出された文字データを優先的に表示機器に表示させることが可能である。
また、複数のインタフェースのうち、メモリ部13に記憶されたデータ転送レートの最低値が最も高いインタフェースを用いて受信データが転送されるので、信頼性の高いインタフェースを用いて受信データを転送することができる。
また、加工データの転送が終了した後、再度、加工される前の受信データが表示機器へ送信されるので、加工データの転送が終了した後、正規の情報を表示させることが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、USB通信とCAN通信によりDSRC車載器10と表示機器20との間の通信を行う例を示したが、これらの通信規格に限定されるものではなく、例えば、LIN、IDB1394や、AVC−LAN等の車両メーカ独自の通信規格等を利用して通信するようにしてもよい。また、ブルートゥース、無線LANによりDSRC車載器10と表示機器20との間の通信を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、S100において、DSRC車載器10から表示機器20方向のデータ転送レートと、表示機器20からDSRC車載器10方向のデータ転送レートが同一であるものとして、データ転送レートを算出する例を示したが、方向別にデータ転送レートを測定してもよい。
また、上記実施形態では、DSRC車載器10と表示機器20とが複数の車内LANを介して接続された場合の例を示したが、1つの車内LANを介して接続された構成としてもよい。
また、上記実施形態では、S210にて、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように受信データから文字データを優先的に抽出したデータを生成する例を示したが、例えば、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように、表示画面のフレームレートを低下させたデータを生成するようにしてもよい。例えば、フレームレートを30fpsから15fpsに低下させたデータを生成するようにしてもよい。この場合、先にS212の第1段階情報送信にて、フレームレートを低下させたデータを送信した後、S216にて第2段階情報送信を実施して受信データをそのまま送信してもよい。
また、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるようにより解像度の低い表示モードとなるように変換してもよい。例えば、解像度の高いWVGAからより解像度の低いEGAに変換してもよい。この場合、先にS212の第1段階情報送信にて、解像度の低い表示モードに変換したデータを送信した後、S216にて第2段階情報送信を実施して受信データをそのまま送信してもよい。
また、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように受信データを圧縮したデータを生成するようにしてもよい。この場合、先にS212の第1段階情報送信にて、圧縮したデータを送信した後、S216にて第2段階情報送信を実施して受信データをそのまま送信してもよい。
また、例えば、交差点内を監視カメラで撮影した画像が含まれる緊急度の高い情報を受信した場合、規定時間内に受信データに基づく情報を表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように、監視カメラの撮影画像の中心部を抽出したデータを生成するようにしてもよい。この場合、先にS212の第1段階情報送信にて、監視カメラの撮影画像の中心部を抽出したデータを送信した後、S216にて第2段階情報送信を実施して受信データをそのまま送信してもよい。
また、上記実施形態では、S212にて第1段階情報送信を実施して受信データから文字データのみを抽出した情報を送信した後、S216にて第2段階情報送信を実施して受信データをそのまま送信する例を示したが、例えば、S212にて第1段階情報送信を実施して受信データから文字データのみを抽出した情報を送信した後、第2段階情報送信を実施して静止画像を送信し、更に、第3段階情報送信を実施して動画像を送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両に搭載された表示機器20に受信データに基づく情報を表示させる例を示したが、例えば、ナビゲーション装置の表示部や車両のメータ内に設けられた表示部に受信データに基づく情報を表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1、第2段階情報送信を実施して車内LANを介して接続された表示機器20へ受信データに基づく情報を表示させる例を示したが、例えば、車両メータ内に表示部を設け、第1段階情報送信に基づく情報を車両メータ内に設けられた表示部に表示させ、第2段階情報送信に基づく情報を表示機器20に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車内LANを介して接続された表示機器20へ受信データに基づく情報を表示させる例を示したが、更に、ハイレベルまたはローレベルのレベル信号を表示機器20へ送出するためのレベルインタフェース(図示せず)を備え、DSRCDSRC路上器30から緊急度の高い受信データを受信したことを判定した場合、レベルインタフェースを介してレベル信号を送信して表示機器20に警告表示させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、メモリ部13が記憶手段に相当し、S100、S102、S104が転送速度記憶手段に相当し、S204が判定手段に相当し、S210がデータ加工手段に相当し、S212、S214が第1の送信手段に相当し、S216、S218が第2の送信手段に相当する。
本発明の一実施形態に係る車載無線装置、表示機器および路上器の全体構成を示す図である。 DSRC車載器と表示機器の構成を示す図である。 DSRC車載器の制御部による転送速度記憶処理のフローチャートである。 データ転送レートの測定例を示す図である。 DSRC車載器の制御部の処理を示すフローチャートである。 (a)は、文字データがオンスクリーン表示された場合の表示例、(b)は、動画像がオンスクリーン表示された場合の表示例を示す図である。
符号の説明
10…DSRC車載器、11…DSRC通信部、12…カードリーダ部、
13…メモリ部、14…音声出力部、15…表示部、16…外部機器通信部、
17a〜17c…インタフェース部、18…制御部、20…表示機器、
21…メモリ部、22…記憶媒体、23…音声出力部、24…表示部、
25…外部機器通信部、26a、26b…インタフェース、27…制御部、
30…路上器。

Claims (8)

  1. 路上器から無線送信されるデータを受信し、車載LANを介して接続された表示機器に前記受信データに基づく情報を表示させる車載無線受信装置であって、
    前記表示機器との間のデータ転送レートを周期的に監視して記憶手段に記憶する転送速度記憶手段と、
    前記路上器から緊急度の高い受信データを受信したことを判定した場合、前記受信データのデータ量と前記記憶手段に記憶された前記データ転送レートに基づいて規定時間内に前記受信データに基づく情報を前記表示機器に表示させることが可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記規定時間内に前記受信データに基づく情報を前記表示機器に表示させることが不可能であると判定された場合、前記規定時間内に前記受信データに基づく情報を前記表示機器に表示させることが可能となるように前記受信データを加工するデータ加工手段と、
    前記データ加工手段によって加工されたデータを前記表示機器へ送信する第1の送信手段と、を備えたことを特徴とする車載無線受信装置。
  2. 前記データ加工手段は、前記規定時間内に前記表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように前記受信データから文字データを優先的に抽出したデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の車載無線受信装置。
  3. 前記データ加工手段は、前記規定時間内に前記表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように表示画面のフレームレートを低下させたデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の車載無線受信装置。
  4. 前記データ加工手段は、前記規定時間内に前記受信データに基づく情報を前記表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるようにより解像度の低い表示モードに変換したデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の車載無線受信装置。
  5. 前記データ加工手段は、前記規定時間内に前記表示機器に表示させることが可能なデータ量以下となるように前記受信データを圧縮したデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の車載無線受信装置。
  6. 前記表示機器と通信するための複数のインタフェースを備え、
    前記転送速度記憶手段は、前記複数のインタフェースに対してデータ転送レートを周期的に監視して記憶手段に記憶し、
    前記第1の送信手段は、前記複数のインタフェースのうち、前記記憶手段に記憶された前記データ転送レートの最低値が最も高いインタフェースを用いて前記受信データを転送することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載無線受信装置。
  7. 前記第1の送信手段による加工データの転送が終了した後、再度、前記データ加工手段により加工される前の前記受信データを前記表示機器へ送信する第2の送信手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車載無線受信装置。
  8. ハイレベルまたはローレベルのレベル信号を前記表示機器へ送出するためのレベルインタフェースを備え、
    前記路上器から緊急度の高い受信データを受信したことを判定した場合、前記レベルインタフェースを介して前記レベル信号を送信して前記表示機器に警告表示させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車載無線受信装置。
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