以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態の浴室照明装置は、発光の明るさを調節可能な調光機能付きの第一主照明器具2と、調光機能の無い第二主照明器具3と、1種類以上の副照明器具を備え、これら照明器具のうち第一主照明器具2及び第二主照明器具3のいずれか一方のみが主照明器具として選択され、選択された主照明器具が副照明器具と共に浴室1に設置される。
主照明器具として選択される調光機能付きの第一主照明器具2及び調光機能の無い第二主照明器具3は共に直接照明である。第一主照明器具2は白熱灯からなり、第二主照明器具3は蛍光灯からなり、これら第一主照明器具2及び第二主照明器具3は共に図6等に示すように浴室1の全体を照らすことができるように浴室1の壁1aの上部や天井に設置される。
副照明器具は浴室1内に居る入浴者10にリラックス効果を与えるものある。副照明器具としては浴室1の壁1aに設置されて間接照明を行う壁面照明器具4aと、浴槽5に設置されて浴槽5内の湯水に光を照射する水中照明器具4bの2種類がある。浴室1には壁面照明器具4a及び水中照明器具4bの2種類の照明器具のうち1種類のみ又は両方の照明器具が副照明器具として設置され、即ち浴室1に設置する主照明器具と副照明器具の組み合わせとしては、第一主照明器具2と壁面照明器具4a、第二主照明器具3と壁面照明器具4a、第一主照明器具2と水中照明器具4b、第二主照明器具3と水中照明器具4b、第一主照明器具2と壁面照明器具4a及び水中照明器具4b、第二主照明器具3と壁面照明器具4a及び水中照明器具4bの6通りがある。
壁面照明器具4aは図6等に示すように浴室1の上部に設置される主照明器具よりも下方で且つ浴槽5よりも上方の位置に横方向に離して2個設置する。各壁面照明器具4aは図10及び図11に示すように背面を浴室1の壁1aに沿って取付けられるボックス6内にLEDからなる発光体8を配設したものである。ボックス6は前面が開口した箱状のボックス本体30を備え、該ボックス本体30の前面及び両側面を遮光性を有し且つ耐薬品性を有するABS等の合成樹脂からなる平面視コ字状のカバー31で覆って全体を箱状に形成したものである。ボックス本体30は乳白色で透光性を有すると共に透過する光を拡散する性質を有し尚且つ耐薬品性を有するPP(ポリプロピレン)等の合成樹脂からなる。発光体8はボックス6の前面部6a(即ちカバー31の前壁部)に向けて発光し、この光がボックス6の前面部6aや側面部6b(即ちカバー31の側壁部)に当たって反射し、ボックス6の天壁部6c及び底壁部6d(即ちボックス本体31の天壁部及び底壁部)を透過し、これによりボックス6の上方及び下方に光が漏れ出して間接照明を実現する。このような間接照明する壁面照明器具4aはボックス6の上下から出る光により浴室1に居る人にリラックス効果を与えることができる。
水中照明器具4bは、赤色発光ダイオードからなる赤色発光体、緑色発光ダイオードからなる緑色発光体、青色発光ダイオードからなる青色発光体を備えた光源部を有し、光源部では前記3種類の発光体から発せられる赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3原色の夫々の光量を調整して混合比を替えることで、赤色系の光色(ピンク色)、緑色と赤色の中間色系の光色(黄色)、緑色系の光色(緑色)、緑色と青色の中間色系の光色(水色)、青色系の光色(青色)、青色と赤色の中間色系の光色(紫色)、及び白色、さらに前記黄色と緑色の中間色である黄緑色、緑と水色の中間色である青緑色、水色と青色の中間色である緑青色等の所望の光色で発光できるようになっている。
上記水中照明器具4bは浴槽5の下部に設けられるものであり、浴槽5内に溜められる湯水の水面よりも下方に位置することとなる。具体的には浴槽5における四方の側壁のうち、浴槽5内に入浴した入浴者10の足先側に位置する側壁を足先壁5aとし、足先壁5aと対向する側壁であって入浴者10が背を凭れさせる側の側壁を背凭れ壁5bとし、且つ足先壁5a側を前方、背凭れ壁5b側を後方と定義すると、水中照明器具は浴槽5において前後方向に沿う側壁の下部に設けられ、対向する側壁に向けて任意の色相の光を発光する。
ここで上記水中照明器具4bの発光により浴槽5内の湯水の大部分を照らすことができれば演出効果を高めることができるため、水中照明器具4bは図8や図9のように発光が浴槽5内に居る入浴者10の身体によって遮られない位置に設置されることが好ましい。
図8の浴槽5は、標準的な体形を有する入浴者10が無理なく自然な姿勢で入浴した場合、臀部を浴槽5の底面の後端部に載置し且つ脚を伸ばした状態で座った脚伸ばし姿勢と、臀部を浴槽5の底面において脚伸ばし姿勢における臀部を載置する部分よりもやや前方に位置する部分に載置し且つ膝を曲げた状態で座った脚曲げ姿勢のどちらか一方の姿勢となるように大きさ及び形状を設定している。そして脚伸ばし姿勢で入浴した入浴者10の脚の上方で且つ脚曲げ姿勢で入浴した入浴者10の脚の下方に水中照明器具4bを設置してあり、これにより水中照明器具4bから発した光は、脚伸ばし姿勢で入浴した場合には入浴者10の膝の上方を通過し、また脚曲げ姿勢で入浴した場合には入浴者10の膝の下方を通過するようになっている。
また図9の浴槽5は底面の前端部を一段高くして段部11を形成してあり、標準的な体形を有する入浴者10が段部11の後部に足裏を当てた状態で入浴した場合には膝を曲げた姿勢で入浴するように大きさ及び形状を設定している。そしてこの姿勢で入浴する入浴者10の曲げた脚よりも下方に水中照明器具4bを設置してあり、これにより水中照明器具4bから発した光は入浴者10の膝の下方を通過するようになっている。
また上記水中照明器具4bが設置される浴槽5には図8や図9に示すように浴槽5内の湯水に気泡を発生させる気泡発生装置を設けることが好ましく、この場合は浴槽5内の湯水に発生する気泡に水中照明器具4bから発した光が当たって浴槽5内の湯水全体に光を拡散させることができる。気泡発生装置は浴槽5の側壁に設けた吸入口及び吐出口12、吸入口と吐出口12を接続する循環路、浴槽内の湯水を吸入口から吸い込むと共に吐出口12から吐出する循環路に設けたポンプ、ポンプによって循環される浴水に気泡を混入する気泡混入部を備え、ノズルで構成した吐出口12から気泡混じりの浴水を吐出して入浴者10の体に当てることでマッサージ効果を与える。なお図8や図9では吐出口12を前後方向に沿った側壁の前後に設けてあり、各吐出口12から吐出される気泡混じりの湯水を入浴者10の大腿部又は脹脛に当てて、この水流により手で摩るようなマッサージを行えるようになっている。
上記水中照明器具4bにより浴槽5内の湯水自体を直接照明することで、浴槽5内の湯水を色つきで発光させて幻想的な雰囲気とでき、このような色付きの幻想的な湯水の中に身体を浸けてリラックスした入浴ができるようになっている。
また浴室照明装置は図1に示すように浴室1に設置される照明器具の点灯状態を変更するための操作器と、制御ユニット14を備え、操作器は制御ユニット14を介して浴室1に設置される主照明器具及び副照明器具に電気的に接続される。
操作器は浴室1の壁1aにおいて浴槽5に面する部分に設けられる操作器本体18を備え、浴槽5に入った入浴者10から操作可能な位置に設置される。操作器は複数のスイッチ17a〜gを設けた操作器本体18と、操作器本体18に取付けた銘板19a〜fとで構成される。
操作器の銘板19a〜fは図12に示すように前記主照明器具と副照明器具の組み合わせの数と同数種類(即ち6種類)あり、これら銘板19a〜fから選択した一つの銘板19を同じ操作器本体18に取付けて操作器を構成する。各銘板19a〜fは主照明器具と副照明器具の組み合わせ毎に操作釦20が異なり、操作器本体18に設けた複数のスイッチ17a〜gのいずれかに対応する操作釦20を備えている。
[第一主照明・壁面照明用銘板] 浴室1に第一主照明器具2及び壁面照明器具4aを設置する場合には、銘板19a〜fのうち図12(a)に示す銘板19aを選択して操作器本体18に取付ける。銘板19aは第一主照明器具2を操作するための第一主照明用操作釦20a、20bと、壁面照明器具4aを操作するための壁面照明用操作釦20cを備え、各操作釦20a、20b、20cは操作器本体18のスイッチ17c、17d、17aの夫々に対向する位置に設けている。
[第二主照明・壁面照明用銘板] 浴室1に第二主照明器具3及び壁面照明器具4aを設置する場合には図12(b)に示す銘板19bを選択して操作器本体18に取付ける。銘板19bは、第二主照明器具3を操作するための第二主照明用操作釦20dと、壁面照明器具4aを操作するための壁面照明用操作釦20cを備え、各操作釦20d、20cは操作器本体18のスイッチ17b、17cの夫々に対向する位置に設けている。
[第一主照明・水中照明用銘板] 浴室1に第一主照明器具2及び水中照明器具4bを設置する場合には図12(c)に示す銘板19cを選択して操作器本体18に取付ける。銘板19cは、第一主照明器具2を操作するための第一主照明用操作釦20a、20bと、水中照明器具4bを操作するための水中照明用操作釦20e〜gを備え、各操作釦20a、20b、20e、20f、20gは操作器本体18のスイッチ17c、17d、17e、17f、17gの夫々に対向する位置に設けている。
[第二主照明・水中照明用銘板] 浴室1に第二主照明器具3及び水中照明器具4bを設置する場合には図12(d)に示す銘板19dを選択して操作器本体18に取付ける。銘板19dは、第二主照明器具3を操作するための第二主照明用操作釦20dと、水中照明器具4bを操作するための水中照明用操作釦20e〜gを備え、各操作釦20d、20e、20f、20gは操作器本体18のスイッチ17b、17e、17f、17gの夫々に対向する位置に設けている。
[第一主照明・壁面照明・水中照明用銘板] 浴室1に第一主照明器具2及び壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを設置する場合には図12(e)に示す銘板19eを選択して操作器本体18に取付ける。銘板19eは、第一主照明器具2を操作するための第一主照明用操作釦20a、20bと、壁面照明器具4aを操作するための壁面照明用操作釦20cと、水中照明器具4bを操作するための水中照明用操作釦20e〜gを備え、各操作釦20a、20b、20c、20e、20f、20gは操作器本体18のスイッチ17c、17d、17a、17e、17f、17gの夫々に対向する位置に設けている。
[第二主照明・壁面照明・水中照明用銘板] 浴室1に第二主照明器具3及び壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを設置する場合には図12(f)に示す銘板19fを選択して操作器本体18に取付ける。銘板19fは、第二主照明器具3を操作するための第二主照明用操作釦20dと、壁面照明器具4aを操作するための壁面照明用操作釦20cと、水中照明器具4bを操作するための水中照明用操作釦20e〜gを備え、各操作釦20d、20c、20e、20f、20gは操作器本体18のスイッチ17b、17a、17e、17f、17gの夫々に対向する位置に設けている。
ここで上記各銘板19a〜fにおける第一主照明用操作釦20a、20bは第一主照明器具2の調光を行うための釦であり、第二主照明用操作釦20dは第二主照明器具3のON・OFFを切り替えるための釦であり、壁面照明用操作釦20cは壁面照明器具4aのON・OFFを切り替えるための釦であり、水中照明用操作釦20eは水中照明器具4bのON・OFFを切り替えるための釦であり、水中照明器具操作用釦20fは水中照明器具4bを点灯した状態で後述のカラフル循環モードと寒色系循環モードを切り替えるための釦であり、水中照明器具操作用釦20gは後述のカラーセレクトモードに移行し、水中照明器具4bの発光の色を変化させるための釦である。
また上記各銘板19a〜fは、第一主照明用操作釦20a、20b、第二主照明用操作釦20d、水中照明用操作釦20eが同じ位置に設けてあり、制御ユニット14の同一のスイッチ17に対応するものである。また銘板19a、19e、19fに設けた壁面照明用操作釦20cは同じ位置に設けてあり、制御ユニット14の同一のスイッチ17aに対応するものであるが、銘板19bに設けた壁面照明用操作釦20cは、銘板19a、19e、19fに設けた壁面照明用操作釦20cとは異なる位置で且つ銘板19a、19c、19eの第一主照明用操作釦20aと同じ位置に設けている。換言すると、制御ユニット14のスイッチ17cは、銘板19bにあっては壁面照明用操作釦20cに対応し、銘板19a、19c、19eにあっては第一主照明用操作釦20aに対応して、壁面照明用操作釦20c用のスイッチと第一主照明用操作釦20a用のスイッチとを兼ねている。
上記銘板19a〜fの中から選択された任意の一つの銘板19を共通の操作器本体18に取付けることで、浴室1に設置される主照明器具及び副照明器具に対応する操作器が形成され、このように形成された操作器にあっては取付けた銘板19がいずれの銘板19であっても、該銘板19が備えた操作釦20を押圧操作することで対応する位置にあるスイッチ17が切り替えられるようになっている。なおこの場合、操作器本体18に設けたスイッチ17a〜gのうち、取付けた銘板19の各操作釦20に対応する位置にないスイッチ17が銘板19により覆われ操作不能となる。
またこのように形成された操作器は操作器本体18に設けた中継コネクタ22(図13参照)を浴室1の天井裏等に設けた制御ユニット14に接続することで有線で制御ユニット14に電気的に接続される。制御ユニット14が有する図示しない制御部は各銘板19a〜fに対応する制御モードを複数備えており、これら制御モードのうち操作器本体18に取付けた銘板に対応する制御モードを運転制御モードとして設定する。そして操作器に取付けた銘板19の操作釦20を操作して対応する位置にあるスイッチ17を切り替えた場合、制御ユニット14の制御部は設定した運転制御モードに従って対象の照明器具の制御を行うようになっている。
ここで操作器本体18はモード設定用信号を制御ユニット14に送る送信手段を備えており、これにより制御ユニット14は操作器本体18から送られたモード設定用信号に基づいて前記銘板19a〜fに対応する制御モードのうち操作器本体18に取付けた銘板19に対応する制御モードを運転制御モードとして自動的に設定するようになっている。
具体的には、図13に示す回路図のように操作器本体18には識別信号選択部23を設けている。識別信号選択部23は前記中継コネクタ22を介して制御ユニット14の制御部に接続されるGND側端子29及び出力側端子30を3組備え、任意のGND側端子29及び出力側端子30間をジャンパー線24を接続することで、制御ユニット14に出力する2進数3桁の出力コードからなる識別信号を設定できるようになっている。ここで設定される識別信号は操作器本体18に取付けた銘板が銘板19a〜fのうちいずれの銘板であるかを識別するためのものであり、この識別信号の設定は例えば出荷前に行われる。そして制御ユニット14は操作器の中継コネクタ22が制御ユニットに接続されると、前記複数ある制御モードのうち接続された操作器から送られた識別信号に対応する制御モードを運転制御モードとして設定するようになっている。即ち本実施形態では識別信号選択部23によって設定される識別信号がモード設定用信号となり、該識別信号を中継コネクタ22を介して有線で制御ユニット14の制御部に送る回路が送信手段となっている。
なお識別信号選択部23としては上記ジャンパー線24により識別信号を選択するものに限られず、例えば図15及び図16に示すような識別用コネクタ26を用いても良い。識別用コネクタ26は操作器本体18の基板(図示せず)に設けた基板側コネクタ33に接続される26aと、該コネクタ部26a及び中継コネクタ22を介して制御ユニット14の制御部に電気的に接続されるGND側の電線27及び出力側の電線28a〜cを備え、GND側の電線27と任意の出力側の電線28a〜cを半田32で接続することで制御ユニット14に出力する2進数3桁の出力コードからなる識別信号を設定できるようになっている。なお図16の34はGND側の電線27及びこれに半田32を介して接続される出力側の電線28a〜cの接続部分を被覆する熱収縮チューブである。また識別信号選択部23としてはこの他にディップスイッチを採用しても良く、このようにジャンパー線24や、識別用コネクタ26、ディップスイッチを用いることで操作器本体18の回路構成を簡単にできる。
また図1に示すように制御ユニット14は浴室1に隣接する脱衣室の壁における浴室1の出入り口近傍等に設置されるメインスイッチ25を介して電源7に接続されるものである。なおメインスイッチ25は浴室1の出入り口近傍であれば浴室1の壁に設けても良いものとする。
ここで上記制御ユニット14の制御モードとしては、銘板19aに対応する第一主照明・壁面照明用制御モード(図2)と、銘板19bに対応する第二主照明・壁面照明用制御モード(図3)と、銘板19cに対応する第一主照明・水中照明用制御モード(図4)と、銘板19dに対応する第二主照明・水中照明用制御モード(図5)と、銘板19eに対応する第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モード(図6)と、銘板19fに対応する第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モード(図7)とがあり、各制御モードは個別動作モードを備えて異なっている。以下、各制御モードについて詳述する。なお以下の説明では第一主照明器具2の全灯状態を照度100%とし消灯状態を照度0%として第一主照明器具の明るさを記載する。
[第一主照明・壁面照明用制御モード] 第一主照明・壁面照明用制御モードは図2に示すように個別動作モードとして破線a1で示す初期モードと破線a2で示す壁面照明モードを備えている。第一主照明・壁面照明用制御モードにおいてメインスイッチ25をONにした場合、主照明器具を構成する第一主照明器具2を全灯状態で点灯し、且つ副照明器具を構成する壁面照明器具4aを消灯し、初期モードに移行する。初期モードでは常に第一主照明器具2を点灯状態とし且つ壁面照明器具4aを消灯状態とする。また初期モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が20〜100%の範囲で調光可能な状態となる。初期モードで壁面照明用操作釦20cを操作した場合には、第一主照明器具2を消灯し、且つ壁面照明器具4aを点灯し、壁面照明モードに移行する。壁面照明モードでは常に壁面照明器具4aを点灯状態とする。また壁面照明モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が0〜100%の範囲で調光可能な状態となる。また壁面照明モードにおいて壁面照明用操作釦20cを再度操作した場合には、第一主照明器具2を全灯状態で点灯し、且つ壁面照明器具4aを消灯し、前記初期モードに移行する。また各個別動作モードにおいてメインスイッチ25をOFFにした場合は第一主照明器具2及び壁面照明器具4aを消灯する。
[第二主照明・壁面照明用制御モード] 第二主照明・壁面照明用制御モードは図3に示すように個別動作モードとして破線b1で示す壁面照明モードを備えている。第二主照明・壁面照明用制御モードにおいてメインスイッチ25をONにした場合、主照明器具を構成する第二主照明器具3を点灯し、且つ副照明器具を構成する壁面照明器具4aを消灯した初期状態とする。この初期状態で壁面照明用操作釦20cを操作した場合には、第二主照明器具3を消灯し、且つ壁面照明器具4aを点灯し、壁面照明モードに移行する。壁面照明モードでは常に壁面照明器具4aを点灯状態とする。また壁面照明モードでは第二主照明用操作釦20dの操作により第二主照明器具3のON・OFFが切替可能な状態となる。また壁面照明モードにおいて壁面照明用操作釦20cを再度操作した場合には、前記初期状態に移行する。また前記初期状態及び壁面照明モードにおいてメインスイッチ25をOFFにした場合は第二主照明器具3及び壁面照明器具4aを消灯する。
[第一主照明・水中照明用制御モード] 第一主照明・水中照明用制御モードは図4に示すように個別動作モードとして破線c1で示す初期モードと破線c2で示す水中照明モードを備えている。第一主照明・水中照明用制御モードにおいてメインスイッチ25をONにした場合、主照明器具を構成する第一主照明器具2を全灯状態で点灯し、且つ副照明器具を構成する水中照明器具4bを消灯し、初期モードに移行する。初期モードでは常に第一主照明器具2を点灯状態とし且つ水中照明器具4bを消灯状態とする。また初期モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が20〜100%の範囲で調光可能な状態となる。初期モードで水中照明用操作釦20eを操作した場合には、第一主照明器具2を全灯状態よりも暗い所定の明るさ(20%)にし、水中照明器具4bを点灯し、水中照明モードに移行する。水中照明モードでは常に水中照明器具4bを点灯状態とする。また水中照明モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が0〜100%の範囲で調光可能な状態となる。また水中照明モードにおいて水中照明用操作釦20eを再度操作した場合には、第一主照明器具2を全灯状態で点灯し、且つ水中照明器具4bを消灯し、前記初期モードに移行する。また各個別動作モードにおいてメインスイッチ25をOFFにした場合は第一主照明器具2及び水中照明器具4bを消灯する。
[第二主照明・水中照明用制御モード] 第二主照明・水中照明用制御モードは図5に示すように個別動作モードとして破線d1で示す水中照明モードを備えている。第二主照明・水中照明用制御モードにおいてメインスイッチ25をONにした場合、主照明器具を構成する第二主照明器具3を点灯し、且つ副照明器具を構成する水中照明器具4bを消灯した初期状態とする。この初期状態で水中照明用操作釦20eを操作した場合には、第二主照明器具3を点灯状態としたまま水中照明器具4bを点灯し、水中照明モードに移行する。水中照明モードでは常に水中照明器具4bを点灯状態とする。また水中照明モードでは第二主照明用操作釦20dの操作により第二主照明器具3のON・OFFが切替可能な状態となる。また水中照明モードにおいて水中照明用操作釦20eを再度操作した場合には前記初期状態に移行する。また初期状態及び水中照明モードにおいてメインスイッチ25をOFFにした場合は第二主照明器具3及び水中照明器具4bを消灯する。
[第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モード] 第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モードは図6に示すように個別動作モードとして破線e1で示す初期モードと破線e2で示す壁面照明モードと破線e3で示す水中照明モードと破線e4で示す壁面・水中照明モードとを備えている。第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モードにおいてメインスイッチ25をONにした場合、主照明器具を構成する第一主照明器具2を全灯状態で点灯し、且つ副照明器具を構成する壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを消灯し、初期モードに移行する。初期モードでは常に第一主照明器具2を点灯状態とし且つ壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを消灯状態とする。また初期モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が20〜100%の範囲で調光可能な状態となる。
初期モードで壁面照明用操作釦20cを操作した場合には、第一主照明器具2を消灯し、且つ壁面照明器具4aを点灯し、水中照明器具4bを消灯した状態のままで壁面照明モードに移行する。壁面照明モードでは常に壁面照明器具4aを点灯状態とし、水中照明器具4bを消灯状態とする。また壁面照明モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が0〜100%の範囲で調光可能な状態となる。また壁面照明モードにおいて壁面照明用操作釦20cを再度操作した場合には、第一主照明器具2を全灯状態で点灯し、且つ壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを消灯し、前記初期モードに移行する。
初期モードで水中照明用操作釦20eを操作した場合には、第一主照明器具2を全灯状態よりも暗い所定の明るさ(20%)にし、且つ水中照明器具4bを点灯し、水中照明モードに移行する。水中照明モードでは常に壁面照明器具4aを消灯状態とし、水中照明器具4bを点灯状態とする。また水中照明モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が0〜100%の範囲で調光可能な状態となる。また水中照明モードにおいて水中照明用操作釦20eを再度操作した場合には、第一主照明器具2を全灯状態で点灯し、且つ水中照明器具4bを消灯し、前記初期モードに移行する。
壁面照明モードで水中照明用操作釦20eを操作した場合、及び水中照明モードで壁面照明用操作釦20cを操作した場合には、第一主照明器具2を消灯し、且つ壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを点灯し、壁面・水中照明モードに移行する。壁面・水中照明モードでは常に壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを点灯状態とする。また壁面・水中照明モードでは第一主照明用操作釦20a、20bの操作により第一主照明器具2が0〜100%の範囲で調光可能な状態となる。また壁面・水中照明モードで水中照明用操作釦20eを再度操作した場合には、壁面照明器具4aの点灯状態を維持したままで、第一主照明器具2及び水中照明器具4bを消灯し、壁面照明モードに移行する。また壁面・水中照明モードで壁面照明用操作釦20cを再度操作した場合には、水中照明器具4bの点灯状態を維持したままで、第一主照明器具2及び壁面照明器具4aを消灯し、水中照明モードに移行する。また各個別動作モードにおいてメインスイッチ25をOFFにした場合は第一主照明器具2及び壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを消灯する。
[第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モード] 第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モードは図7に示すように個別動作モードとして破線f1で示す壁面照明モードと破線f2で示す水中照明モードと破線f3で示す壁面・水中照明モードを備えている。第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モードにおいてメインスイッチ25をONにした場合、主照明器具を構成する第二主照明器具3を点灯し、且つ副照明器具を構成する壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを消灯した初期状態とする。
この初期状態で壁面照明用操作釦20cを操作した場合には、第二主照明器具3及び水中照明器具4bを消灯し、且つ壁面照明器具4aを点灯し、壁面照明モードに移行する。壁面照明モードでは常に壁面照明器具4aを点灯状態とし、水中照明器具4bを消灯状態とする。また壁面照明モードでは第二主照明用操作釦20dの操作により第二主照明器具3のON・OFFが切替可能な状態となる。また壁面照明モードにおいて壁面照明用操作釦20cを再度操作した場合には、前記初期状態に移行する。
また前記初期状態で水中照明用操作釦20eを操作した場合には、第二主照明器具3を点灯状態とし且つ壁面照明器具4aを消灯状態としたまま水中照明器具4bを点灯し、水中照明モードに移行する。水中照明モードでは常に壁面照明器具4aを消灯状態とし、水中照明器具4bを点灯状態とする。また水中照明モードでは第二主照明用操作釦20dの操作により第二主照明器具3のON・OFFが切替可能な状態となる。また水中照明モードにおいて水中照明用操作釦20eを再度操作した場合には、前記初期状態に移行する。
また壁面照明モードで水中照明用操作釦20eを操作した場合、及び水中照明モードで壁面照明用操作釦20cを操作した場合には、第二主照明器具3を消灯し、且つ壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを点灯し、壁面・水中照明モードに移行する。壁面・水中照明モードでは常に壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを点灯状態とする。また壁面・水中照明モードでは第二主照明用操作釦20dの操作により第二主照明器具3のON・OFFが切替可能な状態となる。また壁面・水中照明モードで水中照明用操作釦20eを操作した場合には、壁面照明器具4aの点灯状態を維持したままで、第二主照明器具3及び水中照明器具4bを消灯し、壁面照明モードに移行する。また壁面・水中照明モードで壁面照明用操作釦20cを操作した場合には、水中照明器具4bの点灯状態を維持したままで、第二主照明器具3及び壁面照明器具4aを消灯し、水中照明モードに移行する。また前記初期状態及び各個別動作モードにおいてメインスイッチ25をOFFにした場合は第二主照明器具3及び壁面照明器具4a及び水中照明器具4bを消灯する。
また本実施形態では上記第一主照明・水中照明用制御モード、第二主照明・水中照明用制御モード、第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モード、第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モードにおける水中照明モード及び壁面・水中照明モードは、カラフル循環モード、寒色系循環モード、カラーセレクトモードを備えており、他の個別動作モードから水中照明モード、壁面・水中照明モードに移行した時にはまずカラフル循環モードに移行する。
カラフル循環モードは水中照明器具4bを緑色系の光色、青色系の光色、赤色系の光色の順に循環させて発光するモードであり、該カラフル循環モードでは青色系の光色から青色と赤色の中間色系の光色に変化し、次に青色と赤色の中間色系の光色から赤色系の光色としてピンク色の光色に変化し、次にピンク色の光色から白色の光色を経て赤色と緑色との中間色系の光色に変化するように設定されている。具体的には黄色、緑色、水色、青色、紫色、ピンク色、白色の順で水中照明器具4bの光色を所定時間毎に順次変更する。このカラフル循環モードでは水中照明器具4bによって浴槽5内の湯水を略全色の光を循環して発することができて効果的な演出ができる。なおこのカラフル循環モードでは、ピンク色の光色から白色の光色を経て赤色と緑色との中間色系の光色に変化するようにしており、入浴者を不快にする血の色に似た赤色を用いないようにしている。
また水中照明モード及び壁面・水中照明モードにおいて、水中照明器具操作用釦20fを操作した場合には寒色系循環モードに移行する。寒色系循環モードは、水中照明器具4bを寒色系の色である、水色の光色、緑青色の光色、青色の光色、青緑色の光色をこの順に循環させて発光するモードである。この寒色系循環モードでは水色、緑青色、青色、青緑色の落ち着いた寒色系の色を循環させるので一層リラックス効果を高めることができる。
また水中照明モード及び壁面・水中照明モードにおいて、水中照明器具操作用釦20gを操作した場合にはカラーセレクトモードに移行する。カラーセレクトモードは、水中照明器具4bを黄色、黄緑色、緑色、青緑色、水色、緑青色、青色、紫色、ピンク色、白のうち選択された任意の光色に固定して発光するモードであり、水中照明器具操作用釦20gを押し操作する毎に黄色、黄緑色、緑色、青緑色、水色、緑青色、青色、紫色、ピンク色、白の順に水中照明器具4bから発する光の色を変更するものである。またこのカラーセレクトモードにおいては図14に示すように水中照明器具4bから発する光の明るさを所定時間毎(例えば10秒毎)に強弱させる。また寒色系循環モード及びカラーセレクトモードにおいて水中照明器具操作用釦20fを操作した場合にはカラフル循環モードに移行する。
既述した第一主照明・壁面照明用制御モード、第一主照明・水中照明用制御モード、第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モードでは、メインスイッチ25がONの状態にある場合には、浴室1に設置した全ての副照明器具を消灯している状態では第一主照明器具2を所定の明るさから全灯までの範囲(20〜100%)内で調光可能とし、1以上の副照明器具を点灯した状態では第一主照明器具2を消灯から全灯までの範囲(0〜100%)内で調光可能としているので、副照明器具を1種類以上点灯した状態でのみ第一主照明器具2が消灯でき、メインスイッチ25がONの状態にある場合に第一主照明器具2及び浴室1に設置した全ての副照明器具が消灯して浴室1が真っ暗になることを防止できる。
また第二主照明・壁面照明用制御モード、第二主照明・水中照明用制御モード、第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モードでは、メインスイッチ25がONの状態にある場合には、浴室1に設置した全ての副照明器具を消灯している状態では第二主照明器具3を点灯し、1以上の副照明器具を点灯した状態では第二主照明器具3のON・OFFを切替可能としているので、副照明器具を1種類以上点灯した状態でのみ第二主照明器具3が消灯でき、メインスイッチ25がONの状態にある場合に第二主照明器具3及び浴室1に設置した全ての副照明器具が消灯して浴室1が真っ暗になることを防止できる。
また第一主照明・壁面照明用制御モードや第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モードでは、浴室1に入る際にメインスイッチ25をONにして第一主照明器具2を全灯状態として安全に入室でき、またこの後、壁面照明用操作釦20cを操作して壁面照明モードに移行した時には第一主照明器具2を自動的に消灯でき、壁面照明器具4aによるリラックス効果を高めることができる。
また第二主照明・壁面照明用制御モードや第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モードでは、浴室1に入る際にメインスイッチ25をONにして第二主照明器具3を点灯状態として安全に入室でき、またこの後、壁面照明用操作釦20cを操作して壁面照明モードに移行した時には第二主照明器具3を自動的に消灯でき、壁面照明器具4aによるリラックス効果を高めることができる。
また第一主照明・水中照明用制御モードや第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モードでは、浴室1に入る際にメインスイッチ25をONにして第一主照明器具2を全灯状態として安全に入室でき、またこの後、水中照明用操作釦20eを操作して水中照明モードに移行した時には第一主照明器具2を全灯状態よりも暗い所定の明るさの点灯状態とすることができ、水中照明器具4bによる演出効果を高めることができる。またこの水中照明モードに移行した時には第一主照明器具2を消灯しないので、浴室1内が暗くなると不安を感じやすい傾向にある女性が第一主照明器具2の消灯により不安を感じてしまうことを防止でき、またこの時洗い場と浴槽5とを移動する入浴者の安全を保つことができる。さらにこの水中照明モードでは第一主照明器具2が調光可能となるので、浴室1内が暗くなっても不安を感じ難い傾向にある男性が第一主照明器具2の明るさを弱くすることなどもできる。
また第二主照明・水中照明用制御モードや第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モードでは、浴室1に入る際にメインスイッチ25をONにして第二主照明器具3を点灯状態として安全に入室でき、またこの後、水中照明用操作釦20eを操作して水中照明モードに移行した時には第二主照明器具3を点灯状態としたままで水中照明器具4bを行うことができ、この水中照明モードに移行した時には第二主照明器具3を消灯しないので、浴室1内が暗くなると不安を感じやすい傾向にある女性が第二主照明器具3の消灯により不安を感じてしまうことなどを防止できる。さらにこの水中照明モードでは第二主照明器具3のON・OFFが切替可能な状態となるので、浴室1内が暗くなっても不安を感じ難い傾向にある男性が第二主照明器具3を消灯することなどもできる。
さらに第一主照明・壁面照明・水中照明用制御モードや第二主照明・壁面照明・水中照明用制御モードでは、壁面・水中照明モードに移行した時には第一主照明器具2又は第二主照明器具3を自動的に消灯できるので、壁面照明器具4a及び水中照明器具4bによる演出効果を高めることができ、またこの壁面・水中照明モードでは壁面照明器具4aと水中照明器具4bを同時に点灯するので、入浴者の顔と同じ高さ程度に設置した壁面照明器具4aから柔らかい光を発することができ、浴槽5内に居る入浴者は不安を感じずリラックスすることができる。
以上説明した浴室照明装置を浴室1に設置する場合は、第一主照明器具2及び第二主照明器具3から選択された一種類の主照明器具、壁面照明器具4a及び水中照明器具4bから選択された1又は2種類の副照明器具、制御ユニット14、任意の銘板を操作器本体18に取付けて構成した操作器、メインスイッチ25、の夫々を浴室に設置し、同時に制御ユニット14と主照明器具及び副照明器具を電気的に接続し、操作器の中継コネクタ22を制御ユニット14に接続し、且つ制御ユニット14を前記メインスイッチ25を介して電源7に接続する。
このように浴室照明装置を設置した場合、共通の制御ユニット14を用いることができてコストを削減できるのは勿論、加えて浴室1に設置される主照明器具及び副照明器具に対応する銘板19を操作器本体18に取付けて操作器を形成するので、操作器本体18を兼用でき、これらにより一層コストを削減できる。また操作器を制御ユニット14に接続することで、送信手段によって操作器本体18からモード設定用信号を制御ユニット14の制御部に送り、該モード設定用信号により前記複数の制御モードのうち操作器本体18に取付けた銘板19に対応する制御モードを当該制御ユニット14の運転制御モードとして設定することができ、これにより操作器の操作釦20を操作して対応する位置にあるスイッチ17を切り替えた場合には、該スイッチ17の切り替え情報に基づき、前記制御ユニット14で前記設定された運転制御モードに従って対象の照明器具の制御を行うことができる。またこの場合、操作器を制御ユニット14に接続するだけで制御ユニット14の運転制御モードを浴室1に設置した主照明器具と副照明器具の組に対応する制御モードに自動的に設定でき、浴室照明装置を浴室1に設置する作業者は運転制御モードを設定する必要がなくて便利である。また上記のように複数の制御モードのうち操作器本体18に取付けた銘板19に対応する制御モードを当該制御ユニット14の運転制御モードとして設定することができるので、副照明器具に対応するスイッチ17を操作した時に自動制御の対象となる主照明器具の制御を上記調光機能の有無の違う主照明器具毎に異ならせることができるなど、制御ユニット14の自動制御の対象となる照明器具をより適切な点灯状態に変更できる。
なお浴室1に設置する主照明器具と副照明器具の組み合わせは、上記第一主照明器具2と壁面照明器具4a、第二主照明器具3と壁面照明器具4a、第一主照明器具2と水中照明器具4b、第二主照明器具3と水中照明器具4b、第一主照明器具2と壁面照明器具4a及び水中照明器具4b、第二主照明器具3と壁面照明器具4a及び水中照明器具4bの6通りに加えて、浴室1に副照明器具を設置せず第一主照明器具2及び第二主照明器具3はいずれか一方からなる主照明器具のみを浴室に設置する組み合わせを加えても良い。即ちこの場合は、操作器の銘板として図17に示すような主照明器具のみを設置する場合の銘板19gを備え、且つ制御ユニット14はこの銘板19gに対応する制御モードを備え、操作器本体18に取り付けた銘板19が主照明器具のみを設置する場合の銘板19gである場合には、操作器を制御ユニット14に接続した際に、該銘板19gに対応する制御モードを運転制御モードとして自動的に設定すれば良い。