JP4810960B2 - 表面検査方法および表面検査装置 - Google Patents
表面検査方法および表面検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4810960B2 JP4810960B2 JP2005298410A JP2005298410A JP4810960B2 JP 4810960 B2 JP4810960 B2 JP 4810960B2 JP 2005298410 A JP2005298410 A JP 2005298410A JP 2005298410 A JP2005298410 A JP 2005298410A JP 4810960 B2 JP4810960 B2 JP 4810960B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- transport
- strip
- transport speed
- resolution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
2048画素/(40×106=40MHz)=5.12×10−5〔sec〕
また、1秒あたりの走査回数(スキャンレート)は、次のようになる。
1/(5.12×10-5sec)=19531〔scan/sec〕
そして、ラインの最大搬送速度を例えば、1400m/分とすると、ラインセンサカメラの受光時間(実質的に、走査周期時間とほぼ同じ)において、金属帯が搬送されることによって生じるラインセンサカメラの搬送方向のブレ量は、受光時間に金属帯が搬送される距離と同じであり、以下のように計算できる。
1400〔m/分〕×5.12×10−5〔sec〕=1.193〔mm〕
100〔m/分〕×5.12×10−5〔sec〕=0.085〔mm〕
となり、100m/分の搬送速度における観察領域は0.335mm(=0.085mm+0.25mm)となる。
つまり、撮像装置43の観察領域は、搬送速度が大きいほど長く(広く)、搬送速度が遅いほど観察領域が短く(狭く)なる。また、最大ライン速度の観察領域に対応する距離(ここの例では約1.3mm)を、金属帯が搬送される(移動する)毎に、画像処理装置は画像信号を撮像装置から取り込んで、画像処理、疵判定処理をする。しかし、前述のように、低速時に観察している領域が0.335mmと、1.3mmより極端に短い(狭い)ため、実質的には1.3mmと0.335mmとの差だけ、すなわち、約1mmは低速時には1ライン毎に未検出の領域が発生する状態となる。これは、搬送方向に長い欠陥(例えば、長さ5mm)の場合には検出性能はほとんど問題ないが、微小欠陥(サイズが0.2mmなど)の場合には、本来は検出できる分解能となっているが、上記設定により確率的に見逃しをすることになっているので、欠陥検出の性能を十分に発揮できていない問題があった。
搬送方向の分解能を、前記高速搬送速度および低速搬送速度のそれぞれで前記帯状体が撮像周期時間内に搬送される距離にカメラ視野サイズを加えた距離の2つの値とし、
前記画像処理にあたっては、
前記帯状体の搬送速度を算出し、算出した搬送速度と、前記高速搬送速度および低速搬送速度との間に設定した閾値とに基づいて、前記2つの値とした搬送方向の分解能のいずれかの値を搬送方向の分解能と決め、該搬送方向の分解能で画像信号を入力し、該画像信号にもとづいて前記帯状体の表面検査を行い未検出領域が発生しないようにすることを特徴とする表面検査方法である。
さらに本発明の請求項3に係る発明は、所定の高速搬送速度と低速搬送速度とで交互に繰返して搬送される帯状体の表面に対して光を照射し、前記帯状体の表面からの反射光を受光・撮像して画像信号に変換し、その画像信号を画像処理することにより前記帯状体の全長にわたって周期性を有する表面欠陥を検出する表面検査装置であって、
前記帯状体の表面に光を照射する光源と、
前記帯状体の表面で反射した反射光を受光・撮像して画像信号に変換するラインセンサーカメラと、
搬送方向の分解能を、前記高速搬送速度および低速搬送速度のそれぞれで前記帯状体が撮像周期時間内に搬送される距離にラインセンサーカメラ視野サイズを加えた距離の2つの値とし、
搬送用ロールに設置したエンコーダからの信号入力により、前記帯状体の搬送速度を算出し、算出した搬送速度と、前記高速搬送速度および低速搬送速度との間に設定した閾値とに基づいて、前記2つの値とした搬送方向の分解能のいずれかの値を搬送方向の分解能と決め、該搬送方向の分解能で画像信号を入力し、該画像信号にもとづいて前記帯状体の表面検査を行う信号処理部と、を具備し、
未検出領域が発生しないようにすることを特徴とする表面検査装置である。
搬送速度が高速時には分解能を粗くして、低速時における搬送方向の分解能を上げて微小欠陥などの欠陥検出能力を向上することができる。高速時の製造ライン速度(帯状体の搬送速度)が例えば1400m/分、低速時の製造ライン速度が100m/分、ラインセンサカメラが2048画素、ビデオレート(画素駆動クロック)が40MHzの条件においては、低速時に設定手段を低速モードに切換えることで、低速時における流れ方向分解能は1.193mm+カメラ視野サイズ分、から0.085mm+カメラ視野サイズ分、へと大幅に向上する。
500〔mm〕/2048〔pixel〕=0.244〔mm/pixel〕
と一定となる。なお、図6、図7では、長手方向(搬送方向)の視野サイズは、ラインセンサカメラの受光画素の縦横比が1:1として計算している。また、簡単のため、カメラ光軸の入射角0°としている。
2 入側払出リール
3 金属帯
4 入側ルーパ
5 焼鈍炉
6 出側ルーパ
7 出側シャー
8 出側巻取リール
9 エンコーダ
10 帯表面検査装置
15 光源
16 カメラ
17 信号処理装置
18 監視装置
19 表示手段
40 表面検査装置
41 光源
43 撮像装置
Claims (3)
- 所定の高速搬送速度と低速搬送速度とで交互に繰返して搬送される帯状体の表面に対して光を照射し、前記帯状体の表面からの反射光を受光・撮像して画像信号に変換し、その画像信号を画像処理することにより前記帯状体の全長にわたって周期性を有する表面欠陥を検出する表面検査方法であって、
搬送方向の分解能を、前記高速搬送速度および低速搬送速度のそれぞれで前記帯状体が撮像周期時間内に搬送される距離にカメラ視野サイズを加えた距離の2つの値とし、
前記画像処理にあたっては、
前記帯状体の搬送速度を算出し、算出した搬送速度と、前記高速搬送速度および低速搬送速度との間に設定した閾値とに基づいて、前記2つの値とした搬送方向の分解能のいずれかの値を搬送方向の分解能と決め、該搬送方向の分解能で画像信号を入力し、該画像信号にもとづいて前記帯状体の表面検査を行い未検出領域が発生しないようにすることを特徴とする表面検査方法。 - 前記閾値とする所定の搬送速度を、搬送速度が増加する場合と減少する場合とで、異なる値に設定することを特徴とする請求項1に記載の表面検査方法。
- 所定の高速搬送速度と低速搬送速度とで交互に繰返して搬送される帯状体の表面に対して光を照射し、前記帯状体の表面からの反射光を受光・撮像して画像信号に変換し、その画像信号を画像処理することにより前記帯状体の全長にわたって周期性を有する表面欠陥を検出する表面検査装置であって、
前記帯状体の表面に光を照射する光源と、
前記帯状体の表面で反射した反射光を受光・撮像して画像信号に変換するラインセンサーカメラと、
搬送方向の分解能を、前記高速搬送速度および低速搬送速度のそれぞれで前記帯状体が撮像周期時間内に搬送される距離にラインセンサーカメラ視野サイズを加えた距離の2つの値とし、
搬送用ロールに設置したエンコーダからの信号入力により、前記帯状体の搬送速度を算出し、算出した搬送速度と、前記高速搬送速度および低速搬送速度との間に設定した閾値とに基づいて、前記2つの値とした搬送方向の分解能のいずれかの値を搬送方向の分解能と決め、該搬送方向の分解能で画像信号を入力し、該画像信号にもとづいて前記帯状体の表面検査を行う信号処理部と、を具備し、
未検出領域が発生しないようにすることを特徴とする表面検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005298410A JP4810960B2 (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 表面検査方法および表面検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005298410A JP4810960B2 (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 表面検査方法および表面検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007107984A JP2007107984A (ja) | 2007-04-26 |
JP4810960B2 true JP4810960B2 (ja) | 2011-11-09 |
Family
ID=38033960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005298410A Expired - Fee Related JP4810960B2 (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 表面検査方法および表面検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4810960B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104515776A (zh) * | 2013-09-26 | 2015-04-15 | 宝钢新日铁汽车板有限公司 | 一种确定带钢表面缺陷位置的装置和方法 |
JP6970866B2 (ja) * | 2020-03-06 | 2021-11-24 | フロンティアシステム株式会社 | 表面検査装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2610805B2 (ja) * | 1984-12-03 | 1997-05-14 | ミノルタ株式会社 | 画像読取装置 |
JPH0238956A (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-08 | Kawasaki Steel Corp | 表面疵検査装置 |
JP3021266B2 (ja) * | 1994-01-31 | 2000-03-15 | 新日本製鐵株式会社 | 光学式鋼板表面検査装置 |
JPH10326337A (ja) * | 1997-05-26 | 1998-12-08 | Nippon Avionics Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2002148202A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-22 | Nippon Steel Corp | 疵検査装置の撮像方法及び疵検査装置 |
JP2006275972A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Jfe Steel Kk | 帯状体表面の検査方法 |
-
2005
- 2005-10-13 JP JP2005298410A patent/JP4810960B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007107984A (ja) | 2007-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1582068B1 (en) | An apparatus and method for detecting surface defects on a workpiece such as a rolled/drawn metal bar | |
JP5471818B2 (ja) | 帯状材料の周期性欠陥検査方法および装置 | |
JP6554355B2 (ja) | ベルトコンベアの監視システム | |
JP6892836B2 (ja) | シート厚さ測定装置 | |
JP2001201320A (ja) | 試験片の伸び測定方法及び装置 | |
US20130148116A1 (en) | Inspection system, inspection method, and program | |
JP5828817B2 (ja) | 条鋼材の形状検査方法 | |
KR101439546B1 (ko) | 슬라브 측면 흠 검출 장치 | |
JP4810960B2 (ja) | 表面検査方法および表面検査装置 | |
JP2020033137A (ja) | エレベータロープ検査装置及びエレベータロープ検査方法 | |
JP3184183B2 (ja) | 扁平ワークの検査装置 | |
JP6907862B2 (ja) | 管の内面検査装置 | |
JP4994950B2 (ja) | 圧延材の表面疵検査方法及び表面疵検査装置 | |
JP6219075B2 (ja) | 疵検出方法 | |
JP4917364B2 (ja) | 検査装置および検査方法 | |
JP2006275972A (ja) | 帯状体表面の検査方法 | |
JP7411441B2 (ja) | 複合シートの製造方法 | |
JP2004219358A (ja) | 鋼片の表面疵検出装置 | |
JP2018096689A (ja) | 不織布の検査装置 | |
WO2015159352A1 (ja) | ウェブ検査装置、ウェブ検査方法、ウェブ検査プログラム | |
JP4252381B2 (ja) | 外観検査装置 | |
JP2007139630A (ja) | 表面検査装置および方法 | |
JP2005157960A (ja) | 丸鋼材の本数カウント方法及び本数カウント装置 | |
JP2005241356A (ja) | 周期性疵検出方法および装置 | |
JP2001108423A (ja) | 表面欠陥検出方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110315 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110726 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4810960 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |