JP4810402B2 - 原子炉出力制御装置、原子炉システム、および、原子炉出力制御方法 - Google Patents

原子炉出力制御装置、原子炉システム、および、原子炉出力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、原子炉を制御する原子炉出力制御装置およびそれを用いた原子炉システム、並びに、原子炉出力制御方法に関する。
原子炉を起動する際には、炉心内に挿入された制御棒を順次引き抜いて原子炉に反応度を加え、原子炉が核反応を持続するような状態すなわち臨界状態を達成する。さらに制御棒を引き抜くことにより、原子炉の出力を上昇させる。制御棒は運転員が手動で操作してもよいが、運転員の起動運転操作の負担軽減と自動制御系による均質的な運転操作による起動時間の短縮のために、制御棒の自動操作も行なわれている。
起動運転において制御棒を用いて原子炉を臨界に制御する操作は、たとえば特許文献1に開示されている。この操作では、原子炉の中の異なった位置に配置されている中性子束検出器からの信号に基づいて炉心の反応度を求める。この反応度の変化率は、原子炉の中性子束の対数的な変化率の逆数であるペリオドが一定値になるように決定され、この反応度を達成するよう制御棒を操作して原子炉を制御している。
特許文献1に記載された原子炉出力制御装置は、原子炉の中性子検出器読み値の平均値から炉心の反応度を推定して制御棒の操作量を計算して臨界近接を判断し、制御棒の操作ステップを決める。
特開平10−221476号公報 特開昭63−89982号公報
炉心内の中性子束分布は均一でなくばらつきがある。このため、特に、未臨界度の大きい状態では、制御棒操作に伴い中性子束は局所的に変化し、その変化率から求められるペリオドは中性子束検出器毎に異なる。各中性子束検出器のそれぞれが検出する中性子束は、原子炉が臨界に近づくに従って同時に変化するようになりばらつきは小さくなる。未臨界度の大きいときでもペリオドの制限値に近く大きな中性子束変化率で中性子の増加や臨界操作をしようとした場合には、このばらつきを考慮にいれておくことで判定の精度を上げることができる。
しかし、平均した中性子束から求めた反応度に基づいて臨界近接の判断をすると、炉心内の中性子束分布が均一でない場合、反応度に誤差が生じ、適切な判定パラメータを選択しないと判定がずれる可能性がある。
そこで、本発明は、中性子束に空間的なばらつきがある場合でも原子炉を安全に短時間で起動できるようにすることを目的とする。
上記目的を解決するため、本発明は、炉心内の複数の位置に配設された中性子検出器および制御棒を駆動する制御棒駆動機構を備えた原子炉を制御する原子炉出力制御装置において、前記中性子検出器のそれぞれが検出した中性子束に基づいて局所反応度を推定し、その局所反応度の最大値が所定の値を超えた場合に、前記原子炉は臨界近接モードであると判定し、それ以外の場合には未臨界モードであると判定する反応度推定判定部と、前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて反応度を推定し、その反応度と目標反応度との差から単位時間あたりに引き抜くべき制御棒の引抜量である制御棒引抜量偏差を算出する制御棒引抜量計算部と、前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて炉周期を求めるペリオド計算部と、前記臨界近接モードの場合には制御棒の1単位の引抜操作の後の所定時間経過後の炉周期が所定値以上であれば制御棒を1単位引き抜く指令を生成し所定値以下であれば前記指令を生成せず、前記未臨界モードの場合には前記制御棒を前記制御棒引抜量偏差に基づいて求められた引抜量だけ引き抜く指令を生成し、生成した制御棒操作の指令を前記制御棒駆動機構に伝達する引抜判定器と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、原子炉システムにおいて、炉心と、前記炉心内の複数の位置に配設されて中性子束を計測する中性子検出器と、前記炉心内に挿入可能な制御棒と、前記制御棒を駆動する制御棒駆動機構と、前記中性子検出器のそれぞれが検出した中性子束に基づいて局所反応度を推定し、その局所反応度の最大値が所定の値を超えた場合に、前記原子炉は臨界近接モードであると判定し、それ以外の場合には未臨界モードであると判定する反応度推定判定部と、前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて反応度を推定し、その反応度と目標反応度との差から単位時間あたりに引き抜くべき制御棒の引抜量である制御棒引抜量偏差を算出する制御棒引抜量計算部と、前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて炉周期を求めるペリオド計算部と、前記臨界近接モードの場合には制御棒の1単位の引抜操作の後の所定時間経過後の炉周期が所定値以上であれば制御棒を1単位引き抜く指令を生成し所定値以下であれば前記指令を生成せず、前記未臨界モードの場合には前記制御棒を前記制御棒引抜量偏差に基づいて求められた引抜量だけ引き抜く指令を生成し、生成した制御棒操作の指令を前記制御棒駆動機構に伝達する引抜判定器と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、炉心内の複数の位置に配設された中性子検出器および制御棒を駆動する制御棒駆動機構を備えた原子炉を制御する原子炉出力制御方法において、前記中性子検出器のそれぞれが検出した中性子束に基づいて局所反応度を推定し、その局所反応度の最大値が所定の値を超えた場合に、前記原子炉は臨界近接モードであり、それ以外の場合には未臨界モードであると判定する反応度推定判定工程と、前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて反応度を推定し、その反応度と目標反応度との差から単位時間あたりに引き抜くべき制御棒の引抜量である制御棒引抜量偏差を算出する制御棒引抜量計算工程と、前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて炉周期を求めるペリオド計算工程と、前記臨界近接モードの場合には制御棒の1単位の引抜操作の後の所定時間経過後の炉周期が所定値以上であれば制御棒を1単位引き抜く指令を生成し所定値以下であれば前記指令を生成せず、前記未臨界モードの場合には前記制御棒を前記制御棒引抜量偏差に基づいて求められた引抜量だけ引き抜く指令を生成し、生成した制御棒操作の指令を前記制御棒駆動機構に伝達する引抜判定工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、中性子束に空間的なばらつきがある場合でも原子炉を安全に短時間で起動できる。
本発明に係る原子炉出力制御装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、同一または類似の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、沸騰水型原子炉を例に説明するが、加圧水型原子炉など他の形式の原子炉出力制御装置にも適用可能である。
[第1の実施の形態]
図4は、本発明に係る第1の実施の形態における原子炉出力制御装置の信号の流れを原子炉圧力容器の模式的な縦断面図とともに示すブロック図である。図5は、本実施の形態の原子炉の炉心を模式的に表した横断面図である。
原子炉圧力容器1の内部には、複数の燃料集合体(図示せず)が配列されて、全体としてほぼ円筒形状の原子炉の炉心2が形成されている。また、燃料集合体の4体に一本の割合で、それら4体の燃料集合体間の間隙に挿入可能な制御棒3が配設されている。なお、炉心2の外周部には制御棒3に隣接しない燃料集合体が装荷される場合もある。これらの制御棒3の挿入および引き抜きによって原子炉の熱出力が制御される。
また、炉心2の内部には、複数の中性子束検出器4が配置されている。原子炉の起動時に使われる中性子束検出器4は、SRNM(Startup Range Neutron Monitor)とも呼ばれる。中性子束検出器4は、中性子束の高い炉心の軸方向の中央部付近に配置されている。また、炉心2の半径方向には炉心2内にほぼ均等となるよう配置されている。
制御棒3は、引き抜きが均等になるよう数本から数十本単位でグループ化されている。通常は、各グループの制御棒3は、決められた順序で同時に複数本又は1本づつ引き抜かれる。
中性子束検出器4で検出された中性子束の読み値は、原子炉出力制御装置6に入力される。制御棒3の位置は、制御棒位置検出器7により検出され、制御棒操作監視装置8を経て原子炉出力制御装置6に入力される。
原子炉出力制御装置6は、これらの信号を基に制御棒3の操作指令を生成し、制御棒駆動機構の制御棒駆動制御装置9に出力する。すなわち、原子炉出力制御装置6は制御棒3の引抜/挿入/停止のタイミングを指令する。
制御棒駆動制御装置9は、原子炉出力制御装置6から操作指令が入力されると、制御棒選択装置10に予め入力された制御棒引抜シーケンスでの制御棒引抜順序に従って、制御棒駆動装置11に指令を出す。制御棒駆動装置11は、モーター12により制御棒3を駆動して、原子炉を臨界に至らせる。また、中性子源5も炉心2内に均等に配置されており、未臨界状態でも中性子の検出ができるようになっている。
なお、本実施の形態では、制御棒3は、モーター12により駆動されるが、水圧による駆動や、モーター12および水圧の両方を用いて駆動してもよい。
図1は、本実施の形態の原子炉出力制御装置のブロック図である。
原子炉出力制御装置6は、制御ブロック部13、制御ロジック部14および制御棒ステップ数加算器42を有している。制御ブロック部13は、制御棒引抜量計算部30、ペリオド計算器40および反応度推定判定部20を有している。制御ロジック部14は、引抜判定器41を有している。
制御棒ステップ数加算器42は、制御棒操作監視装置8から各制御棒3の位置が入力され、制御棒全ステップ数Nallを次式により計算する。
Figure 0004810402
ここで、Nstep,kはk番目の制御棒3のステップ位置であり、NCRは全制御棒本数を表す。
制御ブロック部13には、各中性子検出器4の読み値の信号および制御棒全ステップ数Nallが入力され、ペリオドτ、制御棒引抜量偏差ΔNおよび臨界近接判定結果を制御ロジック部14に出力する。制御ロジック部14は、これらの入力に基づいて引抜指令を生成し、制御棒駆動制御装置9に出力する。
図2は、本実施の形態におけるペリオド計算器および制御棒引抜量計算部のブロック図である。
制御棒引抜量計算部30は、平均化回路31、平均反応度推定器32、積分器33、比例器34、第1ないし第3の減算器35,36,37、並びに、目標反応度設定器38を有している。
平均化回路31は、各中性子検出器4の読み値njから、各中性子束検出器4の読み値の算術平均navを次式により算出する。
Figure 0004810402
ここで、mは中性子検出器4の個数である。
平均反応度推定器32は、主に遅発中性子は1群から6群まで求めれば正確な値となるため、中性子検出器4の読み値の平均値navから、次式により炉心2の平均反応度ρを推定する。
Figure 0004810402
ここで、
Figure 0004810402
であり、iは中性子の群を示すインデックス、Cはi群の遅発中性子先行核濃度、λはi群の遅発中性子先行核崩壊定数、βはi群の遅発中性子先行核生成割合、lは中性子寿命、βは全遅発中性子先行核生成割合、Sは中性子源である。
また、制御棒引抜量計算部30では、推定された炉心2の平均反応度ρと、原子炉を臨界にするときの目標となる目標反応度ρを用いた積分および微分演算により制御棒目標位置を求める。目標反応度ρは、目標反応度設定器38によって与えられる。この制御演算の結果得られる制御棒ステップ数目標値Nは、次式で表される。
Figure 0004810402
ここで、Kは積分ゲイン、Kは比例ゲイン、1/Sは積分を表す。
この制御演算は、積分器33、比例器34、第1および第2の減算器35,36、並びに、目標反応度設定器38によって実現される。第1の減算器35によって、目標反応度ρから平均反応度推定器32で計算された推定反応度ρが減じられて(ρ−ρ)が積分器33に入力される。積分器33では積分ゲインKを用いて積分演算をしてK(ρ−ρ)/Sを算出する。また、第2の減算器36によって、この算出結果K(ρ−ρ)/Sから推定反応度ρが減じられて[−ρ+K(ρ−ρ)/S]が比例器34に入力される。比例器34は、比例ゲインKを用いて比例演算をして式(5)で表される制御棒ステップ数目標値Nを算出する。
これは、反応度が負で大きいとき、中性子束の対数変化率であるペリオドの逆数1/τはKに制御されることを表す(特許文献2参照)。すなわち、制御されている状態では次式のようになる。
Figure 0004810402
一方、ρは目標反応度であるので、臨界付近では臨界達成時の反応度ρで決まるペリオド値に制御され臨界状態が達成できる。
また、制御棒引抜量計算部30は、制御棒ステップ数目標値Nと制御棒全ステップ数Nallとの差を第3の減算器37でとることにより、制御棒引抜量偏差ΔNを算出し、出力する。すなわち、ΔN=N−Nallである。この制御棒引抜量偏差ΔNは、単位時間当たり引き抜くべき制御棒操作量である。
制御棒操作量の信号は制御ロジック部14に入力され、制御ロジック部14から実際の制御棒3の操作指令を制御棒駆動装置9に出力する。これにより、制御棒3が駆動されて原子炉は反応度が0である状態(臨界)に制御される。
ペリオド計算器40は、平均化回路31によって求められた各中性子検出器4の読み値の平均値navからペリオドτを計算する。
図3は、本実施の形態における反応度推定判定部のブロック図である。
反応度推定判定部20は、局所反応度推定器21、最大値選択回路22および臨界近接判定器23を有している。局所反応度推定器21は、各中性子検出器4に対応して設けられている。
局所反応度推定器21は、j番目の中性子検出器4の読み値nに対しての局所推定反応度ρを次式により求める。
Figure 0004810402
ここで、
Figure 0004810402
であり、iは中性子の群を示すインデックス、jは各中性子検出器4を示すインデックス、Ci,jはj番目の検出器読み値nに対するi群の遅発中性子先行核濃度である。
最大値選択回路22は、局所推定反応度ρの最大値ρmaxを求める。すなわち、
ρmax=max(ρ,ρ,ρ,…,ρ) …(9)
である。
臨界近接判定器23は、局所的な推定反応度の最大値が所定の臨界近接判定値ρNCよりも大きい場合(ρmax>ρNC)には、原子炉が臨界に近接している(臨界近接モード)と判断する。また、それ以外の場合(ρmax≦ρNC)には、原子炉は臨界に近接していない(未臨界モード)と判断する。
図6は、本実施の形態における制御棒の連続引抜位置の設定例である。なお、この図では、制御棒が全挿入の状態での制御棒の位置を0、全引抜の状態での制御棒の位置を200としている。
連続引抜とは制御棒3を1ストローク連続的に引き抜くものであり、ステップ引抜とは制御棒3の最小の動作単位である1ステップを逐次引抜ものである。連続引抜の場合は、引抜指令と停止指令との組み合わせにより制御棒の任意量の操作をすることになる。
一般的に、制御棒の価値は、制御棒の先端が炉心の上端付近にあるときには小さく、制御棒の先端が炉心の中央部で大きくなり、炉心の下端付近では小さくなる。つまり、制御棒が単位長さ引き抜かれたときの炉心の反応度は、制御棒の先端が炉心の中央部にある場合には、下端付近あるいは上端付近に位置している場合に比べて、大きく上昇する。また、制御棒の先端が中性子源に近い場合には、制御棒価値が大きくなる場合がある。
そこで、現在操作するk番目の制御棒のステップ位置Nstep,kが、Nstep1≦Nstep,k≦Nstep2を満足する場合に、制御棒はステップ引抜領域にあるとする。また、ステップ引抜領域以外は連続引抜領域とする。
図7は、本実施の形態における臨界達成前の引抜判定器のロジック図である。図8は、本実施の形態における臨界達成時の引抜判定器のロジック図である。
引抜判定器41は、原子炉が未臨界モード(ρmax>ρNC)にある場合には、制御棒引抜量偏差ΔNに基づいて、以下のように制御棒操作を要求する。
(1)ΔN>ΔNのときは、制御棒連続引抜開始要求
(2)ΔN≧ΔN>ΔNのときは、制御棒ステップ引抜要求
(3)ΔN≧ΔNのときは、制御棒連続引抜強制停止要求
ここで、ΔNは連続引き抜きの判定値であり、ΔNはステップ引抜の判定値である。
さらに、引抜判定器41は、制御棒連続引抜開始要求があり、かつ、制御棒が連続引抜位置にある場合には、連続引抜指令を生成する。また、制御棒連続引抜開始要求または制御棒ステップ引抜開始要求があり、かつ、制御棒がステップ引抜位置にある場合には、ステップ引抜指令を生成する。
すなわち、制御棒の位置が制御棒価値の高いステップ引抜位置にある場合には、制御棒引抜量偏差ΔNによる判定が制御棒連続引抜要求の場合であっても、制御棒はステップ単位で引き抜かれる。つまり、制御棒価値が大きい位置においては、制御棒引抜速度は小さくなるため、炉周期(ペリオド)は制限されることになる。
また、原子炉が臨界近接モード(ρmax≦ρNC)にある場合には、制御棒操作はペリオドで判定される。すなわち、制御棒の1単位の引抜操作の後に、さらに指定時間経過した後のペリオドの逆数が1/200(1/秒)未満、すなわち炉周期が200秒以上であれば、臨界達成とはみなさず、再度制御棒を1単位引き抜く。なお、この指定時間は、たとえば120秒とすればよい。
臨界近接モードにおける制御棒操作の1単位は、制御棒の引抜位置がステップ引抜位置の場合にはステップ引抜の1単位であり、制御棒の引抜位置が連続引抜位置の場合には連続引抜の1単位とする。連続引抜の1単位はステップ引抜の1単位よりも大きく、制御棒価値が小さい位置を連続引抜位置としておくことにより、安全を保ったまま制御棒の引抜時間を短縮することができる。
また、制御棒の1単位の引抜操作の後に、さらに指定時間経過した後のペリオドの逆数が1/200(1/秒)を超えた場合には、臨界が達成されていると判断され、制御棒操作はホールドされる。
図9は本実施の形態の原子炉出力制御装置を用いた場合の推定反応度の最大値の時間変化の例を示したグラフである。図10は、本実施の形態の原子炉出力制御装置を用いた場合のペリオドの逆数の時間変化の例を示したグラフである。図9および図10の横軸は時刻を示す。図9の縦軸は反応度を示す。図10の縦軸はペリオドの逆数を示す。また、図9中の実線は平均反応度、点線は局所推定反応度の最大値を示す。図10の点線、一点鎖線および実線は、それぞれ1番目、2番目および3番目の中性子検出器4の読み値から求めたペリオドの逆数を示す。
最大反応度により臨界近接判定がなされて、臨界に近接すると制御棒操作がステップ引き抜きに変わり、安定した制御がなされていることが分かる。
このように、本実施の形態の原子炉出力制御装置を用いると、制御棒の操作速度や中性子検出器の読み値に空間的なばらつきがある場合や、装荷される燃料の違いなどに起因する原子炉の応答特性の違いがある場合でも、原子炉を安全に短時間で起動することができる。また、原子炉の出力を自動的に制御できるので、運転員の負担を軽減することができる。
なお、上述の平均化回路31は、各中性子検出器4が計測した中性子束nの単純平均を算出するものであるが、次式のように、中性子束nを規格化して、規格化した中性子束を重みとする重み付け平均を求めるものでもよい。
Figure 0004810402
ただし、
Figure 0004810402
である。このような重み付平均を用いると、反応度をより安全側に評価できる。
また、本実施の形態の引抜判定器41は、単位時間当たりに引き抜くべき制御棒操作量である制御棒引抜量偏差ΔNが連続引抜の判定値ΔNよりも大きい場合には積分演算を続けるものである。この制御棒引抜量偏差ΔNが所定の上限値ΔNよりも大きいときに、積分動作を一時的に中断させるようにしてもよい。
一般に、操作量に上限がある場合に積分制御を適用すると、積分量の飽和現象が発生する。そこで、制御棒の引抜指令が、制御棒差速度の上限である連続引抜のレベルを超えている場合には、積分器33の積分演算に制限をかけるため積分値ホールドの指令を積分器33に与える。すなわち、制御棒引抜量偏差ΔNが上限値ΔNとなったときは、積分演算を一時的に中断する。これにより、制御棒引抜量偏差ΔNが上限値ΔNを越えた後は単位時間あたりの制御棒操作量は増加しないので、制御棒の操作速度を大きく超えることはない。その後、制御棒の引抜およびこれに伴う反応度の変化によって制御棒引抜量偏差ΔNは上限値ΔN以下となり、積分器33へのホールド指令が解除され、反応度の制御は継続される。
このように、制御棒引抜量偏差ΔNが上限値ΔNを超えた場合に、積分器33に積分値ホールドの指令を与えることにより、より安定した制御を行うこともできる。
また、積分値の制限の方法としては、積分器33の初期値を更新する方法もある。ΔN=N−Nallを、式(6)に代入することにより、次式が得られる。
(ρt−ρ)/S=(1/KI)[{(ΔN+Nall)/Kp}+ρ] …(12)
この式で積分器33の初期値を更新することにより、積分器33の積分値は制限される。ここで、制御棒引抜量偏差ΔNに対してバイアスNbiasを加えて、ΔN=N−Nall+Nbiasとしてもよい。
また、制御棒引抜量偏差ΔNが上限値ΔNを超えた場合に、積分演算における積分量を制御棒引抜量偏差ΔNに基づいて変化するようにしてもよい。これにより、より精度の高い制御が可能となる。
さらに、原子炉が臨界近接モードになったときに臨界近接のガイダンスを出力するガイダンス出力手段を、たとえば反応度推定判定部20に設けてもよい。これにより、より精度の高い臨界近接のガイダンスを原子炉の運転員に伝達することができるため、運転員の精神的負担を軽減することができる。
[第2の実施の形態]
図11は、本発明に係る第2の実施の形態の原子炉出力制御装置における制御棒位置に対する制御棒価値、反応度、ペリオド、積分ゲインおよび比例ゲインのグラフである。図11の横軸は、制御棒位置を示している。制御棒位置は、制御棒全ステップ数Nallで表している。
一般的に制御棒は、数本から数十本単位でグループされている。図11は、第1番目のグループ(Gr.1)から第3番目のグループ(Gr.3)まで引き抜く場合について示したものである。なお、制御棒のグループ数は3つに限定されるものではない。
本実施の形態では、積分ゲインKおよび比例ゲインKを可変としている。
制御棒の操作要求指令が連続引抜レベルから大きく離れないようにするためには、目標とするペリオドの値を達成可能な値にすればよい。そこで、制御棒価値が大きい領域では積分ゲインKを大きくしている。
また、制御棒価値が小さい領域では、できるだけ連続的に制御棒を引き抜くことにより、安全性を保ったまま起動時間を短縮することができる。そこで、制御棒価値が低い領域では比例ゲインKを大きくしている。
このように積分ゲインKおよび比例ゲインKを可変とすることにより、より精度の高い制御ができる。なお、積分ゲインKおよび比例ゲインKのいずれか一方のみを可変としてもよい。
[第3の実施の形態]
図12は、本発明に係る第3の実施の形態における制御棒引抜量計算部のブロック図である。図13は、本実施の形態における反応度制御器のブロック図である。
本実施の形態の制御棒引抜量計算部30は、各中性子検出器4に対応して設けられた局所反応度推定器21にそれぞれ対応する反応度制御器51を有している。
反応度制御器51は、各中性子検出器4の読み値nに対応して局所反応度推定器21が算出した局所反応度ρに基づいて、次式により制御棒ステップ数個別目標値Nt,iを求める。
Figure 0004810402
減算器39は、制御棒ステップ数個別目標値Nt,iから制御棒全ステップ数Nallを減じて制御棒引抜量個別偏差ΔNを算出し、最小値選択回路52に伝達する。最小値選択回路52は、制御棒引抜量個別偏差ΔNの最小値を制御棒引抜量偏差ΔNとする。すなわち、ΔN=min(ΔN、ΔN、ΔN、…、ΔN)である。
ここで得られた制御棒引抜量偏差ΔNを用いて、第1の実施の形態と同様の制御を行う。
このような原子炉出力制御装置を用いると、制御棒操作量としてより安全側の値を用いることとなるため、制御されるペリオドの逆数は小さめとなる傾向になるが、反応度をより安全側で制御することができる。
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。また、各実施形態の特徴を組み合わせて実施することもできる。
本発明に係る第1の実施の形態の原子炉出力制御装置のブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態におけるペリオド計算器および制御棒引抜量計算部のブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態における反応度推定判定部のブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態における原子炉出力制御装置の信号の流れを原子炉圧力容器の模式的な縦断面図とともに示すブロック図である。 本発明に係る第1の本実施の形態の原子炉の炉心を模式的に表した横断面図である。 本発明に係る第1の実施の形態における制御棒の連続引抜位置の設定例である。 本発明に係る第1の実施の形態における臨界達成前の引抜判定器のロジック図である。 本発明に係る第1の実施の形態における臨界達成時の引抜判定器のロジック図である。 本発明に係る第1の実施の形態の原子炉出力制御装置を用いた場合の推定反応度の最大値の時間変化の例を示したグラフである。 本発明に係る第1の実施の形態の原子炉出力制御装置を用いた場合のペリオドの逆数の時間変化の例を示したグラフである。 本発明に係る第2の実施の形態の原子炉出力制御装置における制御棒位置に対する制御棒価値、反応度、ペリオド、積分ゲインおよび比例ゲインのグラフである。 本発明に係る第3の実施の形態における制御棒引抜量計算部のブロック図である。 本発明に係る第3の実施の形態における反応度制御器のブロック図である。
符号の説明
1…原子炉圧力容器、2…炉心、3…制御棒、4…中性子検出器、5…中性子源、6…原子炉出力制御装置、7…制御棒位置検出器、8…制御棒操作監視装置、9…制御棒駆動制御装置、10…制御棒選択装置、11…制御棒駆動装置、12…モーター、13…制御ブロック部、14…制御ロジック部、20…反応度推定判定部、30…制御棒引抜量計算部、31…平均化回路、32…平均反応度推定器、33…積分器、34…比例器、35…減算器、36…減算器、37…減算器、38…目標反応度設定器、39…減算器、40…ペリオド計算器、41…引抜判定器、42…制御棒ステップ数加算器、51…反応度制御器

Claims (13)

  1. 炉心内の複数の位置に配設された中性子検出器および制御棒を駆動する制御棒駆動機構を備えた原子炉を制御する原子炉出力制御装置において、
    前記中性子検出器のそれぞれが検出した中性子束に基づいて局所反応度を推定し、その局所反応度の最大値が所定の値を超えた場合に、前記原子炉は臨界近接モードであると判定し、それ以外の場合には未臨界モードであると判定する反応度推定判定部と、
    前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて反応度を推定し、その反応度と目標反応度との差から単位時間あたりに引き抜くべき制御棒の引抜量である制御棒引抜量偏差を算出する制御棒引抜量計算部と、
    前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて炉周期を求めるペリオド計算部と、
    前記臨界近接モードの場合には制御棒の1単位の引抜操作の後の所定時間経過後の炉周期が所定値以上であれば制御棒を1単位引き抜く指令を生成し所定値以下であれば前記指令を生成せず、前記未臨界モードの場合には前記制御棒を前記制御棒引抜量偏差に基づいて求められた引抜量だけ引き抜く指令を生成し、生成した制御棒操作の指令を前記制御棒駆動機構に伝達する引抜判定器と、
    を有することを特徴とする原子炉出力制御装置。
  2. 前記引抜判定器は、前記制御棒駆動機構による制御棒の操作の後に所定の指定時間が経過した後の前記炉周期が所定の値未満の場合には原子炉は臨界状態であると判定して制御棒操作をホールドする指令を生成するものであることを特徴とする請求項1に記載の原子炉出力制御装置。
  3. 前記制御棒引抜量計算部は、前記炉心内の複数の位置において測定された中性子束を規格化し、その規格化した中性子束の値を重みとする重み付け平均の中性子束に基づいて前記反応度を推定するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原子炉出力制御装置。
  4. 前記制御棒引抜量計算部は、前記反応度前記目標反応度から減じたものを積分演算した値から前記反応度を減じて比例演算して制御棒ステップ数目標値を求め、その制御棒ステップ数目標値から制御棒全ステップ数を減じて前記制御棒引抜量偏差をもとめるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の原子炉出力制御装置。
  5. 前記制御棒ステップ数目標値は、前記局所反応度を目標反応度から減じたものを積分演算した値から前記局所反応度を減じて比例演算して求めた値の最小値であることを特徴とする請求項に記載の原子炉出力制御装置。
  6. 前記積分演算における積分ゲインは、前記制御棒全ステップ数の関数であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の原子炉出力制御装置。
  7. 前記比例演算における比例ゲインは、前記制御棒全ステップ数の関数であることを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の原子炉出力制御装置。
  8. 前記制御棒引抜量計算部は、前記制御棒引抜量偏差が所定の上限値を超える場合には、前記積分演算における積分量を前記制御棒引抜量偏差に基づいて変化させるものであることを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の原子炉出力制御装置。
  9. 前記制御棒引抜量計算部は、前記制御棒引抜量偏差が所定の上限値を超える場合には、前記積分演算を一時的に中断させるものであることを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の原子炉出力制御装置。
  10. 前記引抜判定器は、前記制御棒操作量が第1の判定値より大きい場合には連続引抜要求を生成し、前記制御棒操作量が前記第1の判定値より小さい第2の判定値より大きく前記第1の判定値より小さい場合には、ステップ引抜要求を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の原子炉出力制御装置。
  11. 前記臨界近接モードの状態であることを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の原子炉出力制御装置。
  12. 炉心と、
    前記炉心内の複数の位置に配設されて中性子束を計測する中性子検出器と、
    前記炉心内に挿入可能な制御棒と、
    前記制御棒を駆動する制御棒駆動機構と、
    前記中性子検出器のそれぞれが検出した中性子束に基づいて局所反応度を推定し、その局所反応度の最大値が所定の値を超えた場合に、前記原子炉は臨界近接モードであると判定し、それ以外の場合には未臨界モードであると判定する反応度推定判定部と、
    前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて反応度を推定し、その反応度と目標反応度との差から単位時間あたりに引き抜くべき制御棒の引抜量である制御棒引抜量偏差を算出する制御棒引抜量計算部と、
    前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて炉周期を求めるペリオド計算部と、
    前記臨界近接モードの場合には制御棒の1単位の引抜操作の後の所定時間経過後の炉周期が所定値以上であれば制御棒を1単位引き抜く指令を生成し所定値以下であれば前記指令を生成せず、前記未臨界モードの場合には前記制御棒を前記制御棒引抜量偏差に基づいて求められた引抜量だけ引き抜く指令を生成し、生成した制御棒操作の指令を前記制御棒駆動機構に伝達する引抜判定器と、
    を有することを特徴とする原子炉システム。
  13. 炉心内の複数の位置に配設された中性子検出器および制御棒を駆動する制御棒駆動機構を備えた原子炉を制御する原子炉出力制御方法において、
    前記中性子検出器のそれぞれが検出した中性子束に基づいて局所反応度を推定し、その局所反応度の最大値が所定の値を超えた場合に、前記原子炉は臨界近接モードであり、それ以外の場合には未臨界モードであると判定する反応度推定判定工程と、
    前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて反応度を推定し、その反応度と目標反応度との差から単位時間あたりに引き抜くべき制御棒の引抜量である制御棒引抜量偏差を算出する制御棒引抜量計算工程と、
    前記中性子検出器が検出した中性子束に基づいて炉周期を求めるペリオド計算工程と、
    前記臨界近接モードの場合には制御棒の1単位の引抜操作の後の所定時間経過後の炉周期が所定値以上であれば制御棒を1単位引き抜く指令を生成し所定値以下であれば前記指令を生成せず、前記未臨界モードの場合には前記制御棒を前記制御棒引抜量偏差に基づいて求められた引抜量だけ引き抜く指令を生成し、生成した制御棒操作の指令を前記制御棒駆動機構に伝達する引抜判定工程と、
    を有することを特徴とする原子炉出力制御方法。
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